以前から論議かまびすしい、日本とアジア諸国の関係。

私は今から16年前(’95年)に自転車で台湾を一周したことがあり、その時に地元の方々(特に年配の)から受けた恩義が忘れられず、戦前の日本が悪業の限りを尽くしたとはとても思えない人です。最近、韓流文化が流入して来たり、それに対する反対運動もあったり、TPPの問題など色々とややこしくなりつつあるよう。

どちらの陣営に与するというのでもなく、自分の中で、あの時台湾で受けた印象を確かめたいと思っていたところ、このような本を見つけて読んでみた。

主人公たる鳥居信平氏や、その息子である南極探検家として著名な鳥居鉄也氏のこと、恥ずかしながらこちらの本を読むまで知らなかったのだけれど、彼らの業績の偉大さもさることながら、こういう環境にやさしいダムを戦前の日本人が考え付いたというところに、アジアと日本との関係改善より大きな問題である、地球と人間の関係改善に日本人が役立てることがもっともっとあるのではないかと思った。

’11/9/29-’11/10/3


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