以前、著者が推理作家としてみなされることに抵抗の意を表していたのを何かで読んだことがあるけれど、それもうなづけるような人間の存在の苦悩や社会的な関係性のねじれなどを実に細かくえぐりつつ書き込んでくれています。

決して一面性では捉え切れない犯罪と、その被害者・加害者の葛藤が読み気をなくさせません。

’11/9/9-’11/9/13


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