著者の作品、芥川賞受賞という背景があるためかどうかはわからないけれど、推理小説の分野にもここ数年進出しているけれど、ただの推理小説にとどまらない、メタミステリ的な感じがあり、よく読んでいる。

こちらの作品もミステリの定石を突き崩すような仕掛けだらけで、そういう読み方をすると?になってしまうけれど、あえてそういう定石をとっぱらって読むと縦横無尽。

語彙も豊富で文体だけでもうならされるところあり。

’11/10/16-’11/10/22


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