3月26日に行われたkintone Café メタバースVol.7に参加しました。
告知ページはこちらです。


さて、私がkintone Café メタバース Vol.7で感じた感想はnoteでも速報として書いています。
「3月27日 メタバースにいることがAIエージェント時代が来ることの証し」というタイトルです。

このタイトルこそが、私がメタバースのイベントに参加する意味を表しています。


私が何度かさまざまな場所に書いている通り、メタバース空間の臨場感は、本当にリアルの場と変わりません。しばしば、そこがオンライン上の空間なのを忘れてしまいそうになります。

その一方で、メタバースはコンテンツがまだ少なく、それゆえに「オワコン」(終わったコンテンツ)として揶揄されています。
が、コンテンツの貧しさを度外視して考えると、その技術的な到達点には目を瞠らされます。


メタバースの中で語られるAIの可能性は、リアルの場で聞くよりも説得力を感じさせます。
なぜなら、今、私たちがメタバースの中で臨場感を感じながら会話し、登壇発表を聞いている事自体が、技術の発展の証しであり、それはAIなどの技術が実現する可能性を雄弁に語っているからです。

メタバース空間にいる、すなわち今の技術的到達点の真っ只中にいる事です。技術の進歩の当事者になること、と言い換えても良いかもしれません。

私はメタバースには、まだまだ可能性があると感じており、それはデバイスの機能が拡充し、眼鏡なしでも、手軽に安価にメタバースに入れるようになる事で、より爆発的に普及する可能性を秘めていると思っています。

本稿では、それを踏まえて、VRChatについて、荒巻さんと岩男さんが語ってくれた内容について触れたいと思います。


VRChatとは、いわゆる、仮想のアバターを身にまとい、VR空間内でコミュニケーションするツールだと理解しています。
私も以前、一度だけVRChatに紛れ込んだことがありますが、よくわからないまま、すぐに抜けてしまいました。

私はネット通信の時代からコミュニティーに関わってきました。まだインターネットもなく、パソコン通信と呼ばれていた頃です。夜中になると当時使っていたX68000からモデム経由でつないだものです。

その後、インターネットが始まってすぐの頃に私もインターネットに接続し、コミュニティーにも加入しました。

当時、ひどい鬱に陥り苦しんでいた私を社会にもう一度引き戻してくれたのは、オフ会と言われるコミュニティーでした。メーリングリストのメンバーがリアルで会うイベントでした。

その後、今の妻と知り合ったのも、BBSと言われる電子掲示板上でした。

つまり、コミュニティとは私にとって、インターネットや電子世界と同じ意味を持っているのです。
むしろ、今でこそkintone Caféやその他のイベントではリアルで会うことを楽しみにしている私ですが、当時はコミュニティとはオンライン上でやるものでした。

であれば、今回をきっかけにして、VRChatの世界にも当然入ってみるべきでしょう。


今回、荒巻さんと岩男さんが詳細に語ってくださったことで、私もVRChatについて少しは理解ができたように思います。
今度、VRChatのオリエンテーションを兼ねたツアーを開催して下さるとの事なので、私も時間を割いて参加したいと思います。

まだきちんと利用していないので、私もVRChat内でどのようなコミュニケーションができるのかは、正直よくわかっていません。

ですが、コミュニティとはそもそもお互いが会話によって同じ趣味、同じ境遇、同じ立場の悩みを語り合い、聞き合い、相互理解を深める場であるはずです。
VRChatだからと言って、コミュニティーの本質が大きく変わるとはとても思えません。

アバターの存在も、かつてのハンドルネームやアイコンの文化と同じと捉えればいいでしょう。ままた、メタバースの臨場感に満ちた空間も、オフ会で会うことや、リアルで会う事と顕著な違いはないはずです。

ただ、リアルの場ではどうしても気後れしてしまうと言う方にとって、メタバースのコミュニティーは、ありのままの自分をさらけ出せる場所なのかもしれません。
かつて、鬱に苦しんだ私が、テキストのコミュニケーションを通して社会に出るきっかけを掴んだように。

私はメタバースに期待している事は仕事空間の拡張です。
顧客と無数のディスプレイをメタバース内で共有しながら、より深く案件の仕様を議論できること。2次元の概念では分かりづらかった仕様の理解を3次元、4次元と拡張し、仕様の理解を深める事。

まだ今の時点では、デバイスがそこまで到達しておらず、使い勝手の悪さやコンテンツの貧しさだけが取り沙汰されるメタバース空間ですが、VRChatの世界に入ることで、私にとって新たな気づきがあるかもしれません。それを楽しみにしたいと思います。

今回参加してくださった皆さん、話してくださった西見さん、荒巻さん、岩男さん、そして主催の藤村さん、ありがとうございます。


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