著者の本、読まねば読まねばと思っていたのに、ようやく初読破。

これまた当たり!

とある高校の恒例行事として一昼夜歩きづめに歩くという行事があって、その極限状態の中で過去の恩讐をどのように乗り越えていくか、というテーマが表向きにあるのだけれど、私には青春の時期にしかできないこういった体験のすばらしさに対する賛歌だととれた。

私も大学のころに夜通し淀川を歩いたことがあって、小説内での登場人物たちの感情の波や体調の変化にいとも簡単に感情移入してしまった。もっとも小説内では80キロの歩き、私が歩いたのは枚方の樟葉から天保山の海遊館までだったので40数キロでしかないけれども。

この時にしかしゃべれないようなことってあるなぁ・・・と今さらながらに思い、あの時奴がああいうくだらないことしゃべったたなぁ・・・とか。

大学の卒業アルバムにも掲載してもらったから、久しぶりに眺めてみるかなぁ・・・

うちの妻や娘たちにも読ませてやりたいと思った。

’11/10/3-’11/10/5


One thought on “夜のピクニック

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