令和五年三月。

ChatGPTに代表される、人工知能が一気に広まったのが今月です。
弊社も早速有料で契約し、色々と試しています。
その能力は末恐ろしいと言うしかありません。
おそらく今後、ありとあらゆる業界が人工知能を使った業務に置き換わっていくことでしょう。
そのような中、どうすればこれからの世を生き残っていけるのか。

弊社はたまたまIT業界に属しています。社会の要請を受け、上げ潮に乗れているように思われるかもしれません。
が、安心してはいけません。むしろ逆です。IT業界こそ、AIによって真っ先に変えられてしまうのかも知れないのですから。

今月も弊社は案件をいくつもいただけています。ありがたいことです。
が、それがいつまで続くのか。油断は禁物です。

経営者として、今が正念場だと危機感を感じています。
今まで想像もしていなかった売上高を達成した今だからこそ。

今月は来月からの体制拡大の準備や諸作業に追われました。
一昨年・昨年の反省を真摯に踏まえ、少しでも会社としての形を整えられるよう、努力したいと思います。
継続的な案件が増え、経営が安定する方向は固まってきました。安定をさせつつ、特定のお客様に依存せず、多種の案件を少しでも速くこなしていけるような方法を模索したいと思います。

達成度7割。達成感8割。満足感7割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 三月度の売上は目標を上回りました。

今月は弊社にとって年度末の月でもあります。
今期、弊社は今までの売上高を大幅に超えることができました。これも皆様のおかげです。感謝しています。

今月は来期に向けての準備に力を尽くしました。
来期以降、メンバーが増えます。
弊社の仕組みや手続きも大幅に変わります。常に変化する組織に適した運営を追究していかないと。
今月から四月からにも定例会議に入ってもらい、打ち合わせを何度も積み重ねました。チームとしての一体感を醸成する為にも。

弊社メンバーも努力し、成長する姿を見せてくれています。メンバー間の関係性の質も少しずつあがっている実感はあります。
それぞれ自分なりのやり方で成長してくれていることに安堵を覚えます。

勤怠管理、案件管理、進捗管理、就業規則や賃金規則、リモートワーク規則や副業規則も策定しました。

ですが、今月は人工知能の可能性におののいた月でした。今のやり方で、今後の対応は問題ないのか。まだまだ考えるべき事はたくさんあります。

メンバーの開発スキルも確実に上がっています。が、それ以上に案件の量が急激に増えています。
人工知能やkintoneの様々なプラグインサービスを活用しつつ、自社としての存在価値も作っていかなければなりません。

今期は売り上げの面では過去最高に達しました。先々月の売上は新たな地平に達することもできました。が、その状況に甘えてはなりません。
弊社メンバーを必ずや独り立ちできるまでのレベルに引き上げたいと思います。
以前から進めている、代表から実装作業を引き剥がす作業。これもかなり進みました。まだ若干、作業が必要な案件が残っており、そこは早くメンバーに振って代表が実装に当たることがないようにします。代表の体力やリソースも考慮した上で。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・代表が千歳に行き、弊社リモートメンバーのフォローを行いました(3/10)。
・代表がkintone Café 帯広 vol.2に参加しました(3/11)。
・大紀町の、万世温泉さんに伺い案件のヒアリングなどを行いました(3/12)(3/13)。
・帯広で十勝ビジネスチャレンジ助成金の説明会に参加しました(3/14)。
・上記はすべて北海道で行いました。メンバーフォローとイベント登壇との人脈つなぎを1つの旅で完結することができました。(3/10-14)
・代表が二月に受けたkintone カイゼンマネジメントエキスパートに落ちました(3/17)。
・月曜日の定例会議を町田の某所でリアル(6名)とオンライン(3名)の並行で行いました(3/6)(3/27)。
・代表が帯広と大阪からリモートで入り、弊社の定例会がオンラインで開かれました(3/13)(3/20)。
・お客様のIT導入補助金の実績報告(2022の二次募集)が無事に確定内容承認済をいただきました(3/28)。
・お客様のIT導入補助金の実績報告(2022の五次募集)が無事に実績報告を完了しました(3/30)。
・代表のノートパソコンが新調されました(3/28)。
・某イベントの登壇依頼をいただきました(3/28)。
・某コミュニティーの運営担当としてお誘いいただきました(3/28)。
・就業規則・賃金規定を改定し、リモートワーク規定・副業規定を新規に作成しました(3/31)。


実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。


そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、Cybozu Days 2022のブースを出したことで得たご縁であり、Cybozu Circus 2022 Osakaやその他のイベントに参加したことで得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いが依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげる。

昨夏、経理や財務諸表の見直しを行いました。そして五年間の売上や利益、人員にかかる長期計画を考えました。
その中で経費としての外注費をどう考えるかも検討しました。売上に対して、どこまでの外注比率に抑えるべきか。かつて外注費を払いすぎて失敗した同じ轍は踏まぬよう。
外注先に依存することはしません。が、弊社内だけでは案件がこなしきれない場合にはお願いしなければなりません。
このバランスはとても難しく、試行錯誤の毎日です。これからもバランスをとりながら経営を行います。


§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
今月も今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。
今月もまた新たな案件のキックオフを行いました。作業を開始した案件もあれば、来月から開始する案件もあります。

今、弊社が取り扱っているシステムはkintoneを筆頭に無数のSaaS/PaaSです。それらをつなぎ、お客様に価値を提供しています。
今、動いている実装案件が40件強。
経営リスクを抑えるため、かなりの数の案件を分散させています。それらをどのようにこなしていくか。それが今の課題です。

正直、弊社の体制を考えると案件が多すぎることは認めなければなりません。なんとかギリギリでバランスを保ちながら作業を行っているのが実情です。
今月からは4月から入るメンバーに対しても研修の名目で幾つかのタスクをおねがいしました。そうすることで開発リソースを増やしています。
その甲斐があり、代表の手からコーディングなどの作業をだいぶ切り離すことができました。メンバーにやり方を教えながら、開発を回せるように。

開発体制もだいぶ整ってきましたが、引き続き開発速度を上げられるよう、社内の体制は引き続き構築を続けます。
再構築した後、一旦来期の一年間は、新たな技術に手を出すことは控え、人工知能のサービスを活用しつつ、弊社が扱っている範囲の実装の精度や速度を高めようと思います。
まずは足元を固めなければ。

来月も、引き続き弊社メンバーの教育とスキルアップに注力していきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

また、東京都中小企業振興公社の人財アドバイザーの方に昨年末よりアドバイスを受けています。
この方から五年後の弊社の目指すべき姿を作るように言われ、SWOT分析をはじめ、売上や経費の計画をきちんと作成しました。税理士の先生にも手伝っていただきながら。

経費もほぼ毎月計算しています。経理作業はすでに代表の長女に引継ぎを行いました。


§ 社内体制 一昨年の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで年始にあたり、三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、考え方の軸はぶれていません。

2021年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
そのアドバイザーの方から作成するようにと指示された、5年後の弊社を見据えたビジョンや課題の解決策は、上記の各理念をより細かく詰めたものです。文章や財務上の数値、目標の形で具体的に表しています。

その課題に基づき、人事方針、評価制度や給与テーブルなどをこの正月に集中的に組み立てました。
1月末から3月にかけ、四回ほど社労士の先生の下を代表と代表の長女と二人で訪問し、今月になって就業規則・賃金規定を改定し、リモートワーク規定・副業規定が定まりました。

今年の春からは、メンバー各自にさまざまな業務の役割を持ってもらいます。


毎週の内部定例会議は、毎週行っています。3/6と3/27はリアルとオンラインの並行で行いました。オフライン6名、オンライン3名で。
その合間には代表が帯広と大阪からリモートで接続し、開催しています。

各メンバーにはそれぞれの役割を理解してもらう。そして、案件については教え合い、助け合いながら実装を進められるような体制を目指す。そして、Cybozu Daysのようなイベントでは役割を超えて協力するようなチームを目指します。

開発の効率化、リモートワークの効率化など、やるべきことは山のようにあります。が、なんとか乗り切りたいと思います。

§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約14回です。オンライン商談はざっと数えたところ約69回ほどです。
今月、頂戴した名刺は16です。


先月はCLS道東で釧路に訪れました。今月は帯広へ。kintone Café 帯広に参加しました。
kintone Caféでは懇親会も含め、十勝の広大な大地で多くの方と触れ合えた経験は、とてもよい価値を弊社に与えてくれました。
最終日には、一泊延ばして帯広に滞在しました。そこではとかちビジネスチャレンジ補助金の説明会に参加し、LANDさんにてとかち財団の方と語らい。
その日はkintone Café 帯広を開催した相互電業様にも再訪し、社長様ともお話しする機会を頂きました。


帯広の地で活動される農家の方や、十勝の可能性を感じた方々からの言葉は、弊社にも一つの可能性を授けてくれたように思います。
合間には大樹町の晩成温泉さんでの打合せや歓待もいただきました。弊社にとってどのような可能性があるのか。また十勝には伺いたいと考えています。

今月もさまざまなご縁とそこからの新たなつながりができました。
昨年に続き、そうした御縁から、弊社も私も成長させてもらっています。
皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。kintone Café 帯広(3/11)。とかちビジネスチャレンジ補助金説明会(3/14)。


今月もこうした対外活動を通し、人脈を増やすこととあわせ、弊社の認知度を広げられたように思います。
それによってさらに忙しくなったことも事実ですが、こうした活動を通して営業に繋がっていくため、今後も続けていこうと思います。

来月以降もいろいろな予定が控えています。
某イベントへの運営側への参画依頼も頂きましたし、別のイベントの登壇依頼も頂きました。
4月1日にはkintone Café 神奈川の開催も控え、さまざまな準備に余念がない月でした。

私も今月からマスクを外しています。コロナの脅威は去り、リアルのイベントも増えつつあります。
また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは1本(
今飲むべき最高のクラフトビール100


今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは2本(
kintone Café 帯広に登壇しました
【IT導入補助金】IT導入支援事業者に採択されました!
) 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

2月27日 2月27日 高賃金高収入には努力しか
2月28日 2月28日 売上はなるべく分散させる
3月1日 3月1日 月の初めから危機感を感じて
3月2日 3月2日 ジェネラリスト/エキスパート
3月3日 3月3日 身内を呼び捨てる習慣って?
3月6日 3月6日 マルチリンガルは求められる
3月7日 3月7日 対面とリモートワークの判断
3月8日 3月8日 AIと本気で付き合わなければ
3月9日 3月9日 アフターコロナのための総括
3月10日 3月10日 鉄道需要を復活させる為に
3月13日 3月13日 ワーケーションの効用とは
3月14日 3月14日 地方案件を弊社は積極的に
3月15日 3月15日 移住だってできる時代が今
3月16日 3月16日 人の営み vs 人工知能の技
3月17日 3月17日 顧客目線の精進が足りない
3月20日 3月20日 技術者がAIと共存する未来
3月22日 3月22日 多様性こそ成長をもたらす
3月23日 3月23日 注目を浴びる経験を何度も
3月24日 3月24日 違う文化や価値観に謙虚を
3月27日 3月27日 AIに頼らずその先を考える
3月28日 3月28日 継続することが認知と力に
3月29日 3月29日 少子化対策は生産性向上

§ 年表

・三月お仕事

二俣川で作業と打ち合わせ×3、マクドナルド相模大野駅店で作業と打ち合わせ、EXCELSIOR CAFFé Barista相模大野駅店で作業と打ち合わせ、築地で打ち合わせ×2、青山で打ち合わせ×2、MILES Honda Cafeで作業、EKITERIA PRONTOで作業と打ち合わせ×2、成田空港第3ターミナル フードコートで作業、ガスト 千歳店で打ち合わせ、十勝帯広 炉端の一心で懇親会、HOTEL & CAFE NUPKAで作業と打ち合わせ、相互電業様でkintone Café 帯広、まさゆめ 駅前店で懇親会、晩成温泉で作業・ヒアリング・打ち合わせ、LANDで打ち合わせ・とかちビジネスチャレンジ補助金説明会、Tully’s Coffee、日高屋でメンバーねぎらい、ファーストキッチン・ウェンディーズで作業、東京法務局 町田出張所、労働基準監督署、ハローワーク町田、法政大学アメリカンフットボール部様で打ち合わせ、御茶ノ水で作業、AWS Loft Tokyoで作業、アクアビット サテライトオフィス

§ ツイートまとめ
・三月ツイート

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