令和三年三月。
コロナウィルスのワクチン接種が世界各国で始まった時期に合わせたかのように、変異ウィルスが世界で蔓延し始めました。それによってワクチンの効果やこの先の見通しがきかなくなってしまいました。
人々の自粛疲れもピークに達したこともあり、感染者数も再び増加に転じています。緊急事態宣言が解除されたばかりというのに。

大変な状況の中、尽力してくださっている医療関係者の皆様。そして、自粛の風潮の中、経済的な苦境に陥った特定の業界の方。そうした方々が早く以前の生活に戻れることを願いたいです。

いつになればあらゆる物事が落ち着くのか、誰にも分らなくなっています。こうした苦しい時期があと数年は続くような気がします。
苦しいのはわが国の状況にも言えます。
先月に代表が読んだ『シン・ニホン』にも載っていた通り、わが国の生産性の悪化や社会リソースの不均衡は、悪夢といってもよい状況です。かつて日本の高度成長を支えたメソッドや制度は、世界の流れに全くついていけていないことは明らかで、一刻も早く手を打たねばなりません。

リモートワークを前提とした動きが当たり前となるよう、弊社は引き続き推進していきます。

今年に入ってから、二人の新たな仲間を迎え入れた弊社。二人とも頑張ってくれていますし、弊社もその頑張りにこたえられるようにしなければ、と思っています。
自社の案件を増やす。代表の作業は生産性を高く維持し、ワーカーからディレクターや営業担当へと進化する。
そんなビジョンで業務をこなしてゆきたいと思います。

達成度4割。達成感4割。満足感5割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたあらゆる方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括 三月度の売上は、まだ確定していませんが、少しだけ目標額を割りました。
今月は納品に至る案件がなかったからです。そのような状況でありながら、売上が積み上げられていることは励みにしたいです。一社に依存せず、複数のお客様に分散するように気を付けているためです。

今年に入ってから仲間になってくれたお二人も作業も頑張ってくれていますし、タスク単位では成果を上げてくれ始めています。
とはいえ、それ以上に新規案件が来ている状況で、代表のリソースが枯渇し、自らコーディングやプログラミングなどの作業に当たる時間が取れなくなりつつあります。
昨年の九、十月に作業に追われ、体調を崩しましたが、それが再発しかねない状態です。

その轍を再び踏むことのないよう、新たに加わった二人の仲間に教えつつ、すみやかに軌道に乗せていかねば。
ツールや教材を作成しながら、教えている状態です。
四人で案件をこなすことによって、代表の業務を軽減させるようにしたいと思います。引き続き努力します。

そして、今月も新たな案件が始動しました。また、新たな案件の引き合いもいただけています。このコロナの中でありがたいことです。
昨年のCybozu Days 2020の出展、freee アプリアワードのIBM賞を受賞したことで弊社の認知度が上がったためでしょう。

ただ、知名度を上げたとはいっても、受注の増加とともに品質が落ちるようでは話になりません。
土壇場になって仕様の変更が発生しないような体制を作ることも含め、新たな仲間とともに生産性と品質を上げていきたいと思います。ヒアリングシートの運用も始めています。
また、開発に関する手順書も作っています。各種プロジェクト管理ツールや情報共有ツールも先月から刷新しました。
それなのに、今月はある案件で認識の相違が発覚しました。その案件も納品に向けて進め、並行する案件数を減らさねばなりません。

実績を出しながら、日常も充実させる。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくはずです。


§ 業務パートナー 昨年の八月から専任の技術者さんと協業を始めました。
さらに、昨年の十一月には某SIerさんとともに某案件の見積に取り組みました。
さらに求人にも踏み切り、今年からは二名の仲間をお迎えしました。

体制を増やしたこともあって、今月も業務パートナーよりも自社の仲間を育て、体制を築くことに意を砕きました。つまり、体制の強化です。

弊社のコミュニケーションや体質を改善するには自社の体制を強化しなければなりません。
パートナー企業様との協業も大切ですが、自社で雇用できる体制づくりに踏み切るべきと判断し、業務パートナーさんとの協業からは一歩退きました。

Slackでの内部発信は毎営業日に着実に行っています。それは社内だけではなく、業務パートナーさんにも配信しています。
どうやって考えや哲学や思いを共有し、円滑に実のある協業を成し遂げてゆくか。その終わりは見えませんが、やるしかないと思っています。まずは前に歩まねば。

体制を強めることで、業務パートナーさんとの協業には今後より一層の効果が望めるはずと信じて。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
ユーザー様には、引き続きインターフェースのわかりやすさをkintoneの魅力として訴求したいと思います。

今月もまた新規に複数のkintone案件のご依頼をいただいています。ありがたいことです。
ただ、昨年の九、十月はヒアリングの甘さによって、業務許容量を超える変更案件が発生してしまいました。それも含めて、開発体制の刷新を進めています。
また、今月になって、とある案件で作業範囲の認識相違が発覚しました。これには大いに反省しました。Backlogやその他のツールを駆使しているのですが、まだまだ連絡の密度と粒度が足りず、うまく回らないケースが発生しています。こうした認識の違いは撲滅しないと。

ヒアリングシートのひな形を作り、運用も初めています。開発の仕様書やツールの共有は内部で進め、二度同じ作業はしないようにする決意を基に運用していきます。今月から四人で打ち合わせを週一回の頻度で行っています。その中で出た課題として、乱立していた各種ツールの整理を行い、プロジェクト管理ツールのBacklogとSlack、GitHubを主体にした仕組みづくりに切り替えました。
早い時期にこの運用を起動に乗せ、なおかつ代表のタスクを減らさないと。

おかげ様で新たな案件の引き合いは途切れずにいただけています。来月以降に続くお話も。それらをきちんとこなすためにも、準備と実装のための環境は作っていかねば。

二人の仲間が参加してくれたことで、こうした案件を自由自在にこなせるような体制を構築する。今月もその作業を進めました。少しずつ代表の抱えていた作業を切り離していきたいと思います。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
いつになればこの状態が落ち着くのか。財務基盤の弱さをいかにして克服するか。課題は山積みです。

少しずつ財務状況に希望は見えてきていますが、まだ気を緩めてはなりません。
財務の件は、引き続き最優先で取り組んでいきます。

§ 社内体制 昨年の八月より、常時専任の技術者さんに顧問として手伝ってもらい始めました。

また、昨年の九月には、
社是
企業理念
経営理念
9つ(ナイン)の「ない」
アクアビットに合わない方
を作成しました。

さらに、今年からは新たに二人の仲間に参加してもらっています。

前月には雇用契約書、労働基準監督署やハローワークにも雇用保険を成立させました。
今月は就業規則の読み合わせを社労士の先生と行いました。順次まとまっていきそうです。
これらの作業は、長らく一人親方だった代表にとっては慣れない作業で手間取りましたが、体制の効果を出すためには避けて通れない作業だと思っています。

また、長年の間、感じていた違和感を解消するため、
弊社では身内への呼び捨てをやめます
を宣言しました。

また、今年に入ってから全員での顔合わせをしたことがなかったのですが、ようやく懇親会を開くことができました(3/19)。オンラインで打ち合わせるだけではなく、こうしたリアルな顔合わせが必要なことはいうまでもありません。それを実践できたのは良かったと思います。

規模拡大が目的の全てだとは思いません。が、弊社の定めた企業理念

企業理念
公明正大な情報技術をあらゆる生き物のために
正直に、飾らずに、パートナー、お客様、地域、自分、家族のために

の実現のためにも、体制の効果を発揮したいと思っています。

§ 人脈の構築 コロナウィルスは、さまざまなオフラインイベントを中止に追いやりました。
ところが、弊社には毎月、新たな引き合いをいただけています。本当にありがたいことです。
おそらく、オンラインイベントだけに集客を頼らず、複数のチャネルを持っていたからでしょう。
今までに書き継いできたさまざまなブログ群からの引き合い、SNSの書き込み、既存のお客様からのご紹介。など。

リアルのイベントが復活するにはまだまだ時間が必要です。
引き続き複数のチャネルによる新規案件の確保には注力していくつもりです。
今月、頂戴した名刺は2枚で、リアルで新たな人とご縁をいただくことはほぼありませんでした。

が、ブログ発信、SNSの書き込みは今後も必要と思います。
今後もオンラインのイベントが続いてゆくはずです。
オンラインでも人脈を構築し、ビジネスの新たな流れを創り出すため、引き続きオンラインイベントには参加していくつもりです。コロナ禍が落ち着くことは当分なさそうなので。
もちろん、対外活動は怠らずに。
引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 
今月は以下のイベントに参加しました。kintone Café 神奈川 Vol.7(3/26)。

今月は仕事が忙しく、対外活動といえば、kintone Café 神奈川 Vol.7の司会と進行をこなしたぐらいです。
kintone Café 神奈川 Vol.7を開催しました
にも内容は書いていますが、とても実のあるイベントになったのではないかと思います。
今回はスタッフの方にも登壇していただき、私は司会進行のみの役割に徹しました。次回以降のより頻度を増やした開催につながるのではないかと思います。

また、リアルなタイミングでは視聴できませんでしたが、サイボウズ社のオンライン株主総会を拝聴しました(3/28)。
社内公募による取締役の選任など、新たな試みを常に行い続ける姿勢には共感と感銘を受けました。

なお、緊急事態宣言を受け、今月はお酒や会食の席は一回のみでした。自社内の飲み会ですね。

弊社の開発や記事執筆のお仕事は対外活動から生まれることが多く、このような会食のない状態が続くのはあまりよろしくないと考えています。そんな中でも既存のSNSを通したつながりからの案件など、いろいろとお話をいただけていることは感謝です。
今後とも、代表自身による新たな交流を発信していこうと思っています。

きっと、必ずや、コロナは小康状態に落ち着くと信じ、また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。

§ 執筆活動 一昨年の春まで連載していたCarry Meさんが運用している本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップする作業ですが、今月は1本アップしました。
(「アクアビット航海記 vol.30〜航海記 その16」)
集計担当としての業務を書きました。代表が初めて自分の業務を改善しようとした瞬間です。

今月、書いた本のレビューは4本(
マウンドドレイゴ卿/パーティの前に
パル判事-インド・ナショナルリズムと東京裁判
丹下健三 一本の鉛筆から
地域を豊かにする働き方 被災地復興から見えてきたこと
)。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた物申すは2本(
弊社では身内への呼び捨てをやめます
あの日から10年
) 。
今月、書いた弊社の活動ブログは1本(
kintone Café 神奈川 Vol.7を開催しました
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

§ 年表

・三月お仕事

鶴川駅前図書館で作業、セブンイレブン 川崎片平7丁目店で作業、カラオケの鉄人登戸店で商談、鐵の家で社内の親睦会、ココデンタルクリニックで商談、町田税務署へ訪問、アクアビットサテライトオフィス×9

・三月ツイート

https://togetter.com/li/1690257


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