6/10にkintone Café 高知 vol.18が開催され、参加してきました。
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今回のkintone Café 高知は、主催者のじゅんちゃんこと片岡さんからの登壇要請がなかったら参加していなかったかもしれません。
理由は、20日前に高知に来たばかりだったからです。CLS高知で。

私としても弊社としても抱えている案件が輻輳しています。
そのような状況で、いくら土日だからとはいえ、何度も高知に来ることにためらいがありました。
高知に行く以上はなんらかの成果を出さなければ。

しかし、結果として、とても来てよかったと思える時間になりました。
まずは主催者のカミノバ社の皆さん、参加者の皆さん、さらに翌日に桂浜などをご一緒したお二方。ありがとうございました。

私が高知に入ったのは前日の夜23時前。16時過ぎまで東京の八丁堀のお客様のもとで商談に臨んでいました。その終了時間が未定で、飛行機の時間も取れずにいたため、空路で高知に入る可能性が消えました。
商談が終わり、営業の方と東京駅まで歩き、のぞみが発車する三分前にぎりぎり乗り込むことができました。こののぞみを逃していたら、岡山での特急南風との乗り継ぎの関係で、高知着は日をまたぐところでした。
のぞみと南風の車内ではもちろん寝落ち。

高知についてすぐ、宿に直行しました。その際、kintone Café参加で先に高知に到着していたかのってぃさんから連絡があり、松っちゃんに向かいました。そこにいたのはじゅんちゃんと細谷さん。四人で数杯のビールとラーメンとそして餃子を堪能しました。
その席でたまたま横に座っていらしたお二人連れの方がkintoneユーザーだったのも幸先がよいスタートでした。
これで、かろうじて初日にも高知への足跡が残せました。

翌朝。
8時から弊社の仙台のメンバーとオンラインで打ち合わせです。苦しんでいる案件の落とし所を探るため、二時間みっちりと打ち合わせに使いました。

さて、kintone Café 高知の開始時刻は14時半から。
そこで少しだけでも観光できるのでは、と街に出ました。

20日前に高知に来た時、CLS高知の翌日に打ち合わせが入っていたため、高知の観光ができませんでした。
そこで今回はkintone Café 高知の翌日の日曜日に高知を観光するつもりでした。
ところが、月曜は弊社内の打ち合わせの後、町田のお客様を訪問する予定が入ってしまいました。

まだ高知ではいきたい観光地や滝が無数にあります。ところが、帰りの飛行機にふさわしい時間の便がありません。夕方の飛行機で帰るしかなさそうなのです。
そこで、kintone Café 高知が始まる前の数時間を生かし、街を観光しようと思いました。

その前に宿替えを。
今回は高知に二泊しました。二泊とも違う宿です。
仕事との調整に手間取っているうちに、連泊ができなくなってしまいました。一泊目はアベスト高知。二泊目はホテルタウンセンターに泊まりました。

朝、打ち合わせを終えた後、急いでチェックアウトし、次の宿であるホテルタウンセンターさんに移動しました。
すると、タウンセンターさんではレンタサイクルの貸出サービスをしているではありませんか。

そこでレンタサイクルの旅に出ました。
高知県立美術館でテオ・ヤンセン展をみてから、後免方面まで自転車で走り、スープカレーのおいしい店で昼をいただきました。
その旅については本ブログの主旨から外れますので割愛します。

さて、私が高知市内に戻ってきたのは14時15分ごろ。開場の時間にギリギリだったので、ホテルに立ち寄って夜まで自転車を借りたいとお願いしたいところ、快く貸していただきました。
そこで、kintone Café 高知の会場である帯屋町チャコットさんに向かい、入り口に自転車を停めさせてもらいました。

さて、kintone Caféのスタートです。会場は心なしか細長い構造になっていて、後ろの人はスライドが若干、見にくかったかもしれませんね。


まずはカミノバ社の森田レオ社長から、開会のあいさつなどを。続いてカミノバ社の片岡じゅんちゃんから理念などを述べてもらいます。

それに続いて行われた自己紹介は、少人数(といっても21人ですが)ならではのイベント。全員が1分ほど、自己紹介を行いました。こういうのって大切ですよね。


さて、本編です。
まず、サイボウズ社からゆっきーさんです。
kintone概要/事例紹介ということで、サイボウズさんの新入社員が日報などを書いているkintoneを共有してくださいました。

サイボウズさんが自社の製品を新入社員研修に使っている事例は、見るたびに生きた実例として有効だと思います。
なぜなら、新入社員さんの入社時に必須の作業としてkintoneを使うことで、サイボウズ社のやり方も理解できると同時に自社の製品にも触れられるからです。

弊社でもお客様にこの方法をお勧めしたいと考えています。


続いて、株式会社カミノバ 松本さん。
松本さんからは、ここ最近のkintoneアップデートの中で厳選したベスト3を挙げていただきました。

kintoneのアップデートは、ここ二年ほど、毎月のように行われています。
それらのアップデートの中には、細かな使い勝手の改善が行われています。どれも私のような古くからのkintoneユーザーを歓喜させるものです。

松本さんのアップデート紹介のように、弊社内でもこうしたアップデート紹介や私のベスト3のようなものを発表し合えるとよいなと思いました。


続いて、株式会社メディアミックス研究所 杉本さん。

杉本さんの発表は、ウェブ作成者がkintoneを使いこなす事例として、とても興味深いものでした。
主に開発の進行管理の観点からkintoneを使う事例はなるほどと思わされました。

ウェブサイト制作の現場は、情報機器が欠かせない点でkintoneを使うビジネスの現場と近いように思えます。が、往々にして無縁の場合が多いのではないでしょうか。
ただ、無縁だからといってウェブサイト制作会社にとってkintoneが不要か。そんなことはありません。
むしろ、本格的な進行管理ツールを導入するまでもない制作会社の場合、kintoneはお勧めできるツールなのだと気づかさせてくれました。


続いて、アールスリーインスティテュート どりぃさん。
どりぃさんとは、高知でご一緒する10日ほど前に、アールスリーさんのashibinaaでお会いしたばかりです。
ところが、どりぃさんと同じ場所で登壇するのはずいぶんと久しぶりのような気がします。

会社や有志やサービサーによるそれぞれのコミュニティのあり方。
それは私にとってとても興味深い内容でした。

なぜなら弊社でもコミュニティが作れないか模索しているからです。
私はまだコミュニティに関しては他の人や会社が作ったプラットホームの上で活動しています。
そろそろ自分で何かを作り出さなければ、と思っていたところでした。とても参考になりました。


続いて、kintoneエバンジェリスト 細谷さん
細谷さんとイベントで会うのはとても久々のような気がします。
先日のkintone Café OSAKAでご一緒し、前日にも松っちゃんでお会いしたばかりですが。

そんな細谷さんとお会いする機会はなかなか巡ってきませんでした。
ところが、細谷さんの作ったWordPressとkintoneをつなぐプラグイン(Form data to kintone)とのご縁は何度もありました。
私が登壇したセッションの中でもう一方が細谷さんのプラグインを取り上げてくださったり。
そもそも私自身がこの先月にお客様に対して細谷さんのプラグインをお勧めしたばかり。

細谷さんのお話ししてくださったのは、Form data to kintoneのさまざまな活用方法。
私の知らない別プラグインと組み合わせる事例など、とても興味深い内容でした。

懇親会の際にも軽く立ち話で、今のWordPressプラグインの現状を教わりました。
弊社もお客様がサブスクリプション・サービスにおよび腰の場合など、FormBridgeが使えない場合は引き続きWordPressを提案するはずです。
WordPressを採用する際は、細谷さんのForm data to kintoneを採用しようと思いました。


続いて、kintoneエバンジェリスト 森田さん

森田さんは4月のkintone Café 神奈川にも登壇していただきました。
森田さんはPMOの業務をkintone界隈で実践しておられる方です。私がかつてどっぷりつかっていたPMOの業界こそ、kintoneが活用できる場です。
私にとってもなじみが深い上、私が今、開発者からPMへのキャリアチェンジを行っている最中です。

小田原で語ってくれた森田さんの話も素晴らしいものでしたが、今回も森田さんのPMとしての経験がさく裂です。
kintoneだけに頼った要件定義やPM業には死角がある。
私もそれらは常に肝に銘じているつもりです。が、折に触れてこうやって伺わないと忘れてしまうのです。

森田さんとは翌日にもkintone Café番外編として、実のある話をしました。

続いては私。
私からはサイボウズNEXTへの期待を語りました。
特にNo Emailワークスタイルはどうなったという問題提起とともに。

サイボウズNEXTを通して、そろそろメールから脱却しなければ。
メール文化からは決してDXは成し遂げられないように思うのです。
メール以前に、情報伝達を改善しようという気のない古い会社がまだまだ多いことは悩みなのです。


続いて、kintoneエバンジェリスト 沖さん
最後を飾ってくださったのは、沖さん。
沖さんの登壇は、LTとはセッションとはこうあるべき、という固定観念を崩してくれるから好きです。

私も知らぬ間にkintoneエバンジェリストとはこういうことを話すべき、というステレオタイプの罠にはまっているのではないか。
沖さんの登壇からは、私の話す内容について自省させられ、やられたと思わされました。

関係ない話を展開しているようでいて、kintoneネタはきちんと放り込み、主催者の焦りを鎮めてくれる。たまりません。
笑いのセンスも含めて、スピーカーとして常に気になる存在です。

最後を締めてくださったのは、片岡幸人さん。
kintone Café が始まる直前、幸人さんから受け継いだkintone エバンジェリストのタグ。私はこれを持っていませんでした。
幸人さんから何か大切な思いを受け取ったように思います。大切にしたいと思います。

さて、その夜の懇親会は、高知の夜の魅力をたっぷりと味わえるものでした。
昨年のkintone Café 高知でも20日前のCLS高知でも存分に知っていたつもりの高知の夜の深み。

さくら亭
模型ミュージアム SNAP
チョンマゲ
三つのお店で楽しく飲みました。



まだまだ私の知らない深みは濃密で、さらに奥がありそうです。
今回も大いに楽しませてもらいました。

皆さんには感謝です。

翌朝は、高知県歴史博物館から。
かのってぃさんからの連絡でここにいるよ、と連絡をいただきました。
そこは高知城を目の前に見るロケーション。梅雨が降りしきる中、森田さんとかのってぃさんがkintoneを熱く語り合っている場に遭遇しました。
実に熱い。昨日の森田さんのセッションで提起された問題を語るにはまだまだ時間が足らないのです。

高知城の歴史を興味深く学んだ私たちは、ひろめ市場で鰹のタタキや田舎寿司を楽しみました。この三人であればkintoneという共通の話題もあり、旅をしながらkintoneを語れるのではないか。
そこでkintoneお遍路第一回として、レンタカーを借りて高知観光を楽しむことに決まりました。
レンタカー屋さんを四軒めぐり、最後に巡り合った軽自動車が残り一台という引きの強さ。
ぎりぎりで得た旅の移動手段は、kintoneが縦横に横溢する要件定義と改善の世界。
旅をともにすることで、kintoneに関するアイデアが出るわ出るわ。

旅ってよいですね。

私が桂浜を訪れるのは30数年ぶり。kintoneやこれからの話に盛り上がりながらの再訪は、とても記憶に残るものでした。
今回も高知を一日使っての観光はできませんでした。が、それを補うに十分なほどの充実が得られました。


空港でにレンタカーを返した私たち。この日のわかりやすい目標設定に置いた、龍馬パスポートをGETするミッションもしっかりと達成。
次の高知旅を必ず期しつつ、無事に高知を離れられました。

旅はよいもの。
ストレスを癒やせます。が、それだけではありません。仕事のアイデアが次々と湧き出すのです。
それこそが旅であり、kintone Caféをリアルで参加する意味があるのです。

まずは主催者ののじゅんちゃん、レオさん、そしてカミノバ社の皆さん、参加者の皆さん、さらに翌日に桂浜などをご一緒した森田さん、かのってぃさん、ありがとうございました。


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