本稿ではCybozu Days 2022を終えて[ブースで交流]に続き、今回の出展内容について書きます。

上の記事で書いたとおり、Cybozu Days 2022の出展準備に本腰を入れ始めたのは、開催の二ヶ月前でした。時間がありません。
そのため、今年は展示物のほとんどをSEEDPLUS社の前嶋さんとシンボ技研の山崎さんに委ねました。さらに、ブースの飾り付けの一環としてkintoneを用いたデジタルサイネージの仕組みも藤村さんに構築・提供していただきました。

今回、自社ブースの展示物に対して弊社が関わったことは、あまり多くありません。せいぜい、kintoneへの接続部分のアドバイスとkintone側のデータ加工(座標データをもとにGoogle MapのURLを構築し、kintone上に表示するなど)ぐらいです。
というのも、私を含めた弊社のメンバーは、押し寄せる案件の実装作業で手一杯だったからです。(弊社代表は多くの案件対応に加え、kintone hackの予選にまで出ることに。さらに9月の末にはコロナ陽性判定を受けてしまいました)
Cybozu Days 2022の準備もたけなわの時期の弊社からは、Cybozu Daysにかけるための時間も工数も失われていました。

それにも関わらず、今回は前嶋さんに無理をお願いし、展示物を増やしました。しかも、なるべく会場で目立つものという難題付きで。

最終的に弊社ブースの出展物は以下の六つに落ち着きました。
・熱中症対策
・GPSマルチユニット × LINE
・二酸化炭素濃度チェック
・雨量計エクストラ
・動画管理(ソラカメ)
・kintoneでデジタルサイネージ

昨年の展示物が三つだったのに比べ、今年は倍の六つです。
とはいえ、展示物が決定するまでには、何度も紆余曲折がありました。

ここに挙げたリストのうち、最初の四つは前嶋さんにお願いした出展物です。これらの展示物は前嶋さんが実際に構築したことのある実装がほとんどでした。とはいえ、既存の実装をそのまま展示するわけにはいきません。
例えば、幕張メッセの会場の通信状況を考慮しなくてはなりません。他にも出力される最終的な結果表示をkintoneに表示させる必要もありました。それらは、追加の開発作業が求められました。
今回は他にも実装上の難易度から断念した展示もありました。
その辺りの技術的な工夫については、前嶋さんの以下の記事をご覧ください。
kintone+ソラコム=新しい体験
~サイボウズデイズ2022のメカメカしいブースで農家さんのコスプレをした話。

山崎さんの実装についても、苦労がありました。
動画管理(ソラカメ)はすでに7/6-7に開催されたSORACOM DISCOVERYにおいて、展示物の候補に含めていました。
7/28に東京の大崎で開催されたIoT Solution Dayに山崎さんと二人で訪れ、そこで販売されて間もないソラカメを購入し、kintoneとの接続に挑戦したのです。
ところが、構築してみると実際に動作されるまでは円滑に進みますが、kintoneの画面にどう表示させるかにおいては多くの工夫が必要となりました。
その技術的な部分は、この後、別のブログで発表する予定です。

藤村さんにお願いしたデジタルサイネージのコンテンツをkintoneを使って表示する展示は、藤村さんがkintone Café 神奈川で実際に展示しており、技術的には困難はなかったと思います。
ですが、そもそも表示すべきコンテンツの選定がぎりぎりまで決まりませんでした。その結果、サイネージに表示する写真などの準備はギリギリまでかかりました。
藤村さんには、コンテンツ(ランディングページ)の実装もお願いしました。弊社ブースで配ったにんじん(ポン菓子)に貼ったQRコードを読むと表示されるページです。
藤村さんの記事はこちらをご覧ください。貴重な体験(CybozuDays2022)

これらの作業のほとんどを一気に10月に行ったのが今回のCybozu Days 2022の弊社の内幕でした。
Slackのチャンネルに前嶋さん、藤村さん、かのってぃさんをお呼びしたのは9/27。さまざまなやりとりが活発に始まったのはそれからです。実質的にCybozu Daysの準備は6週間で終わらせたようなものです。
あらためて、皆さんには感謝します。ありがとうございました。

昨年に続いて、弊社ブースの展示パネルは代表の娘にお願いしました。
ところが、9月の頭に決まっていたテーマや方向性を詰めるための展示物の確定が遅れてしまいました。
デジタルサイネージやランディングページはギリギリまで調整が利きます。が、パネルは事前に発注しなければなりません。その納期に間に合わせるように、色合いや配置などで最後まで頭を絞ってもらいました。そして、10月末に何とか間に合わせてくれました。
娘とアイデアを出してくれた妻にも感謝です。



11月に入ってからもランディングページやデジタルサイネージの調整、出展物の最終的な展示に向けての調整は続きました。
それらが整ったのは11月の10日と11日の本の数日前でした。皆さんにがんばってもらったので、何とか間に合うことができました。

そのあたりのかのってぃさんの一連の記事は
かのってぃ的CybozuDays2022 その1《ブース編》
かのってぃ的CybozuDays2022 その3《DAY1編》
かのってぃ的CybozuDays2022 その4《DAY2編》
をご覧くださいませ。

本当に皆さんには感謝です。

本稿の中で何度か触れてきたランディングページはこちらです。

ランディングページの中に今回出展をお手伝いして下さった皆さんの個人の紹介リンクや会社の紹介リンクが記されています。個人名や会社名の部分をクリックしていただければ、ページに遷移するはずです。

今回、他にも弊社ブースに来て手づだって下さった藤村さんの奥様や、去年はカーナビ+kintoneで実装してくれた大竹さんも今年はブースのスタッフとして対応してくれました。あわせて、この2日間のご対応、誠にありがとうございました。

会場の弊社ブースにはさまざまなお客様に来ていただきました。商談もCybozu Days の会場で発生しました。これは過去二回の出展にはなかった成果です。


今回ご協力いただいた皆さんは、来年も出展をお手伝いしてくださるとのことです。感謝!
ぜひ来年も弊社ブースにご期待くださいませ!


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