今年から、毎月ごとに個人と法人を分けてまとめを書きます。

総括すると、2019年6月はつまずきました。久しぶりに本番移行でバグをだしてしまった。この事実に尽きます。これによって仕事を能動的にこなす側から、仕事に追われる立場に堕ちてしまいました。これはまったくもって代表である私の落ち度です。

ただ、おかげ様でお仕事のご依頼は尽きることがありません。ありがたいことです。またここにきて、弊社へのご依頼の性質が変わってきました。代表である私への上流工程への参画やコードレビュワーのご依頼です。それはつまり、私がやるべき作業が現場のプログラミングではなく、若手を支える管理者に移行しつつあることを示しています。ただ私がそうした作業を担っている以上、弊社が相変わらず私個人の能力や人脈で負っていることにほかなりません。

はやく組織をきっちりしなければ。実際、私が存分にコーディングを行う時間は無くなりつつあります。以前から検討していた雇用について、本腰を入れなければなりません。

今月の売上は、バグ対応に時間を取られたため、先月と同様にわずかに目標に届きませんでした。時間がない中で、これだけの売上が挙げられたことは、既存の積み上げが功を奏したといえるのでしょう。達成度3割。達成感3割。満足感4割というのが自己採点です。

今月はサテライトオフィスの開設がなりました。パートナーさんへの発注も進めつつ、自社の案件を増やす。外注率は抑えつつ、代表の効率で売り上げを立てる。ただ、代表のリソースは限界に達しました。その事実が如実に表れた月でした。喫緊の課題として考えねばなりません。弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

公私の「公」

●弊社の業績

§ 総括 6月度の売上は、目標額には数万円ほど届きませんでした。ですが、これだけ時間に追われ続けていても収入が確保できていることは、先々月から経営が回り始めてきた証だと思います。代表の稼働時間の抑制はできていませんが、良い具合にスキルアップは図れました。

§ 業務パートナー 今年度に入ってから、パートナー企業との協業をもう一度見直しています。どうやればうまく外注先と共存しつつ、外注額比率を抑えるのか。となるとそもそもの案件の見積額を上げるしかありません。稼働の大変な部分をうまく集中してお願いすることで外注先にも不公平にならないよう、調整するすべ。今年はそれを自分に言い聞かせています。協業の申し出もいただいていますし、技術者不足という昨今の業界事情は弊社にとって上げ潮です。引き続き、その方向性でやっていきたいです。今月はその一環としてサテライトオフィスを設置しました。パートナー企業さんのお借りした事務所に弊社が間借りする形です。

ただ、開発者を育てたり、自社で雇用を行わねば、財務的によろしくないことに変わりありません。そことの兼ね合いを考えつつ検討を進めたいと思います。

§ 開発案件 今月もkintoneを軸としたシステム構築にまい進しました。AWSやGoogle Apps Scriptとの連動を行いながら、kintoneをユーザーインターフェースとして利用する。そうした認知が浸透し、それを担うことのできる弊社にも引き合いが来ています。そして、まだまだ既存のkintoneサードパーティーツールでは行えない開発はたくさんあります。それが弊社への引き合いとなって現れているのでしょう。さらに、今や上流設計から入って欲しいというご依頼や、既存のコードをレビューしてほしいという引き合いも増えています。

kintoneとSalesForce、kintoneとGoogle Calendarなどの連携は、まだまだできる技術者が少なく、それは引き続き弊社の武器になるでしょう。一方で、kintoneとboxの連携において、予期せぬ動作がバグを引き起こしてしまいました。ブラウザー自身の内部のパケットやリクエストの動きにについてより深い知見が求められることを痛感させられました。必ずやこの経験は次回に活かしたいと思います。引き続きkintone案件は続々と引き合いを賜っているので。

今月はAWS Summitが開催され、時間の限られた中、二時間だけ現場の空気に触れてきました。また、AWSの上流工程への参画も引き合いをいただいています。AWSは今後、弊社の柱として技術習得に引き続き励んでいくつもりです。

§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。昨年度までの売上額を活用し、かなり財務の改善は進みました。ようやく財務面では回り始めたとはいえ、それは単に売り上げ増によるものです。まだまだ財務基盤は弱いです。引き続き改善に向けて動きます。

§ 社内体制 こちらはまだ道半ばです。年始に定めた3月に人を雇う目標がとん挫しています。6/26にも若い方とお会いしましたが、これからもまだまだ人とお会いして、相性や能力を確かめたいと思います。私のリソースに限界が来ていますが、とはいえここで安易に妥協すると後が大変なので。6/20に弊社のサテライトオフィスを開設し、場所だけは確保できました。続いて人の確保に着手したいと思います。懇意にしている社労士さんや税理士さんからも後押しをいただいていますし。そのためにも遅れている経営への考察(業務計画、SWOT分析、経営計画、就業規則、財務計画など)を深める作業を進めなければ。オンラインで経営計画書を作られるサービスを知ったので、これを試したいと思います。

§ 人脈の構築 今月もさまざまな場所で新たなご縁ができました。下の対外活動にも記載していますが、それらの場所では貴いつながりができました。引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はほとんど商談や作業に終始しました。なので新規の交流はほとんど結んでいません。もちろん、既存の関係をきちんと作って行くことが大切であり、なによりも稼働中の案件が優先であることは変わりありません。もちろん、新たにお会いした方も動いている案件を通じて二十名ほどいらっしゃいます。そうした方々との関係を作って行きたいと思います。皆様、ありがとうございました。

§ 執筆活動 昨年の春まで連載していたCarry Meさんの運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」ですが、今月は1本アップしました。(「アクアビット航海記 vol.8〜起業のデメリットを考える その2」)。2年の空白期間を挟み、内容を読み返してみても代表の人生観・仕事観にブレがないことを確認する意味では、意義がある連載再開になっています。

今月書いた本のレビューは1本(「本当はすごい!東京の歴史」。
今月書いた映画のレビューは1本(「アラジン」。
今月書いた観劇のレビューは1本(「二人静 第四回 金春流能楽師中村昌弘の会」。

§ 年表 

 ・6月お仕事

  横浜でデモ、名古屋でデモ、名古屋でお客様と飲み、築地で商談、京橋で作業×3、狛江で商談×2、みなとみらいで商談×2、狛江のパートナー企業と商談×4、下北沢で作業、品川でランチミーティング、品川で商談、AWS Loft Tokyoで作業、京橋で商談と作業×2、三越前で商談、AWS Summit Tokyo 2019、桜木町で商談、恵比寿で作業、恵比寿で商談、恵比寿でWednesday Lounge、紀尾井町で作業、鶴川で作業、新橋で商談、築地で商談、鶴川で作業

 ・6月ツイート

https://togetter.com/li/1371430


One thought on “2019年6月のまとめ(法人)

  1. Pingback: 2019年のまとめ(法人) | Case Of Akvabit

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