令和三年四月。
暖かくなってきたはずなのに、コロナウィルスの変異種が増加し、その勢いはとどまるところを知りません。
緊急事態宣言は再び発せられたとはいえ、人々は自粛に疲れ、街にも通勤電車にも人があふれています。マスコミの危機感と町の光景が矛盾しています。

大変な状況の中、尽力してくださっている医療関係者の皆様。そして、自粛の風潮の中、経済的な苦境に陥った特定の業界の方。そうした方々が早く以前の生活に戻れることを願いたいです。

コロナによる混乱はまだまだ続くでしょう。ワクチンを全世界の人々が接種した後も。

先々月に代表が読んだ『シン・ニホン』には、わが国の生産性を改善するための提言が多く載っていました。
かつて日本の高度成長を支えたメソッドや制度は、世界の趨勢から遅れてしまっています。一刻も早く手を打たねばなりません。

リモートワークを前提とした動きが当たり前となるよう、弊社は引き続き推進していきます。

今年に入ってから、二人の新たな仲間を迎え入れた弊社。
二人とも頑張ってくれています。弊社もその頑張りにこたえられるようにしなければ、と思っています。
自社の案件を増やす。代表の作業は生産性を高く維持し、ワーカーからディレクターや営業担当へと進化する。
そんなビジョンで業務をこなしてゆきたいと思います。

達成度5割。達成感5割。満足感5割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたあらゆる方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括 四月度の売上は、まだ確定していません。少しだけ目標額を超える見通しです。
今月は複数の納品や運用開始直前を控え、忙しくしていました。
売上を一社に依存せず、複数のお客様に分散させていることは、多面対応を余儀なくさせるため、こうした時期には忙しくなります。

今年に入ってから仲間になってくれたお二人は作業を頑張ってくれていますし、タスク単位では成果を上げてくれました。
とはいえ、それ以上に新規案件がいただけています。この状況の中、代表のリソースは枯渇しました。ですが、自らコーディングやプログラミングなどの作業に当たらざるを得ないタスクもまだまだ残っています。
昨年の九、十月に作業に追われ、体調を崩しましたが、それが再発しかねない状態です。

その轍を再び踏むことのないよう、新たに加わった二人の仲間に教える時間を多くとりました。
そして、リモートだけのやり方には限界も生じているため、今月は実際に会って対面で教えるように切り替えました。
すみやかにスキルを身に着けてもらい、任せられるようにしていかねば、代表が倒れてしまいます。
四人で案件をこなすことによって、代表の業務を軽減させるようにしたいと思います。引き続き努力します。

今月も新たな案件が始動しました。また、新たな複数の案件の引き合いもいただけています。このコロナ禍の中でありがたいことです。
昨年のCybozu Days 2020の出展、freee アプリアワードのIBM賞の受賞。そしてリモートワークが欠かせなくなった世の中の流れ。すべてが案件に結び付いています。

実績を出しながら、日常も充実させる。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくはずです。


§ 業務パートナー 昨年の八月から専任の技術者さんと協業を始めました。
さらに昨年末には求人に踏み切り、今年から二名の仲間をお迎えしました。

それによって外注ではなく、自社で業務にあたっていく方向に舵を切りました。
外注、つまり業務パートナーにお任せすると確かに楽です。ですが、外注ばかりしていると自社にノウハウは溜まりません。つまり発展も見込めません。
だからこそ、即戦力でないことも承知の上で、一から自社の仲間を育て、体制を築くことに意を砕きました。

自社で開発にあたるためには、コミュニケーションのやり方を改善し、自社の体制を強化しなければなりません。
パートナー企業様との協業も大切ですが、自社だけで雇用できる体制づくりに踏み切るべきと判断し、業務パートナーさんとの協業からは一歩退きました。

Slackでの内部発信は毎営業日に着実に行っています。それは社内だけではなく、業務パートナーさんにも配信しています。
どうやって考えや哲学や思いを共有し、円滑に実のある協業を成し遂げてゆくか。その終わりは見えませんが、やるしかないと思っています。まずは前に歩まねば。

体制を強めることで、業務パートナーさんとの協業には今後より一層の効果が望めるはずと信じて。

§ 開発案件 今月は八割五分の開発案件がkintoneがらみでした。
TVCMも頻繁に流され、街を歩いていてもふとkintoneの文字を目にすることが増えました。代表が初めてkintoneに触れたころには考えられなかった状態です。
今月もまた新規に複数のkintone案件のご依頼をいただいています。ありがたいことです。

ただし、kintoneをいれたらシステムが自動的に完成することはありません。お客様のビジネスと現状の課題、今後の展望を踏まえた細かいカスタマイズ作業があって初めてシステムは使えるものに仕上がります。
その際、お客様の意図をどうやって弊社のメンバーに伝えるか。これが重要です。単にコーディングの依頼をするだけでは単なるワーカーです。お客様の意図をきちんとくみ取り、開発の目的がどこにあるのかを理解してもらわずに進めても、メンバーは成長できません。
どのような意図で全体の構成を提案するのか。このあたりのスキルもこれからは社内で培っていかねばなりません。

また、お客様との仕様の詰めもきっちりとしなければ。
土壇場になって仕様の変更が発生しないような体制。要件から設計、実装、テストまでの円滑な流れを作る仕組み。新たなメンバーとともに生産性と品質を上げていきたいと思います。
また、開発に関する手順書も作っています。各種プロジェクト管理ツールや情報共有ツールも先月から刷新しました。
ですが、弊社の現状はまだまだです。DevOpsを回す以前の段階です。

ヒアリングシートのひな形を作り、運用も初めています。開発の仕様書やツールの共有は内部で進め、二度同じ作業はしないようにする決意を基に運用していきます。BacklogとSlack、GitHubを中心にツールの整備は終えました。
先々月から週一でリモートの打ち合わせを週一回の頻度で行っていますし、今月からはりもート中心だったメンバーに対して対面でのフォローも始めました。

おかげ様で新たな案件の引き合いは途切れずにいただけています。来月以降に続くお話も。それらをきちんとこなすためにも、準備と実装のための環境は作っていかねば。
今月は福岡と大阪にも出張に行き、そこでも仕様の打ち合わせなどの作業を行わせていただきました。他にも京橋や新宿でも打ち合わせをしましたし、珍しいところでは比叡山坂本の近くで名古屋のお客様とオンラインで打ち合わせをこなしていました。

二人の仲間が参加してくれたことで、こうした案件を自由自在にこなせるような体制を構築する。今月もその作業を進めました。少しずつ代表の抱えていた作業を切り離していきたいと思います。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
いつになればこの状態が落ち着くのか。財務基盤の弱さをいかにして克服するか。課題は山積みです。

少しずつ財務状況に希望は見えてきていますが、まだ気を緩めてはなりません。
財務の件は、引き続き最優先で取り組んでいきます。

§ 社内体制 昨年の八月より、常時専任の技術者さんに顧問として手伝ってもらい始めました。

また、昨年の九月には、
社是
企業理念
経営理念
9つ(ナイン)の「ない」
アクアビットに合わない方
を作成しました。

さらに、今年からは新たに二人の仲間に参加してもらっています。

前々月には雇用契約書、労働基準監督署やハローワークにも雇用保険を成立させました。
前月は就業規則の読み合わせを社労士の先生と行いました。順次まとまっていきそうです。
これらの作業は、長らく一人親方だった代表にとっては慣れない作業で手間取りましたが、体制の効果を出すためには避けて通れない作業だと思っています。

まだ、弊社の状況は代表がハブになってそれぞれのメンバーに対して指示しています。これを、それぞれのメンバーが有機的に結びつく組織に変えたい。なぜなら、この方法では代表の負担が増えてしまいます。
ところが、メンバー間の有機的な結びつきはまだうまく機能していません。これも大きな課題だと思っています。

規模拡大が目的の全てだとは思いません。が、弊社の定めた企業理念

企業理念
公明正大な情報技術をあらゆる生き物のために
正直に、飾らずに、パートナー、お客様、地域、自分、家族のために

の実現のためにも、体制の効果を発揮したいと思っています。

§ 人脈の構築 コロナウィルスは、さまざまなオフラインイベントを中止に追いやりました。
ところが、弊社には毎月、新たな引き合いをいただけています。本当にありがたいことです。
おそらく、オンラインイベントだけに集客を頼らず、複数のチャネルを持っていたからでしょう。
今までに書き継いできたさまざまなブログ群からの引き合い、SNSの書き込み、既存のお客様からのご紹介。など。

リアルのイベントが復活するにはまだまだ時間が必要です。
引き続き複数のチャネルによる新規案件の確保には注力していくつもりです。
今月、頂戴した名刺は4枚です。

コロナも踏まえ、ブログ発信、SNSの書き込みは今後も必要と思います。
今後もオンラインのイベントが続いてゆくはずです。
オンラインでも人脈を構築し、ビジネスの新たな流れを創り出すため、引き続きオンラインイベントには参加していくつもりです。コロナ禍が落ち着くことは当分なさそうなので。
もちろん、対外活動は怠らずに。
引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 
今月は以下のイベントに参加しました。Cybozuパートナーミーティング 2021 Spring(4/18)。FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(4/17)。第3回 日本の経理をもっと自由にカンファレンス(4/22)。

なお、緊急事態宣言を受け、今月はお酒や会食の席は数回ありました。福岡の中州で二軒。和泉多摩川では弊社スタッフの慰労とパートバー企業の社長様を交えての飲み会を一度。
お酒は飲みませんでしたが、新宿でも弊社スタッフを連れて語りました。

弊社の開発や記事執筆のお仕事は対外活動から生まれることが多く、このような会食のない状態が続くのはあまりよろしくないです。とはいえ、今の状況を考えると仕方ないとも考えています。
そんな中でも既存のSNSを通したつながりからの案件など、いろいろとお話をいただけていることは感謝です。
今後とも、代表自身による新たな交流を発信していこうと思っています。

きっと、必ずや、コロナは小康状態に落ち着くと信じ、また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。

§ 執筆活動 一昨年の春まで連載していたCarry Meさんが運用している本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップする作業ですが、今月は1本アップしました。
(「アクアビット航海記 vol.31〜航海記 その17」)
集計担当としての業務を書きました。代表が初めて自分の業務を改善しようとした瞬間です。

今月、書いた本のレビューは3本(
マイケル・K
ザ・ウイスキーキャット
果しなき流れの果に
)。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた物申すは1本(
3度目の緊急事態宣言に際し
) 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本()。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

§ 年表

・四月お仕事

浅草で商談、高槻で作業、高槻で打ち合わせ、梅田で打ち合わせ、ONthe UMEDAで作業、本町で商談、福岡で作業×2、新宿で作業、新宿で会食、町田で商談、町田で作業×3、京橋で商談、京橋エドグランで作業、町田税務署で作業、町田ファーストキッチン・ウェンディーズで作業、アクアビットサテライトオフィス×10

・四月ツイート

https://togetter.com/li/1706780


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