明けましておめでとうございます。

昨年末にアップした投稿にも書きましたが、昨年度は皆さま、いろいろと有難うございました。
今年も引き続き、よろしくお願いいたします。

今年も抱負を書いてみようと思います。
本稿の内容は年末に熟慮していたものです。あらためて元旦に一年の計を練るまでもなく、年末の反省を生かし、改善する一年にしたいと思います。

昨年は想定を大幅にこえる量の案件が来てしまい、特に11,12月の二カ月間は個人の時間がとれず、疲弊しました。
年末に一年間の自分の私的な行動を振り返りました。自分のワークライフバランスは10月の半ばごろまではとれていたと思います。
ですが、ラストの二カ月半はそれまでとは一転、仕事に追われてしまいました。それは自分の行動履歴を振り返ると如実でした。

10月はコロナにかかってしまったので仕方がありません。また、おととしにかかったコロナ感染の時に比べると症状が段違いに軽かったので、今年はコロナを理由にはしません。
それよりも反省だったのは、案件の数があるリミットを越えるとバランスが乱れることです。

それを正すにはおそらく生産性にあると思います。
そこで昨年の最後の一冊を伊賀 泰代さんの「生産性」で締めました。

今の弊社に足りないのは生産性の追求です。
足りていないのはプログラミングスキル(言語や関数、プロパティーなどのコーディングの知識)ではありません。追求すべきは作業そのもの、コミュニケーションそのものの効率です。

弊社のメンバーも少しずつ成長していますし、kintoneのアプリ間の連携であれば私が手助けしなくても実装できるようになっています。多層のPromiseがからんでいようとも、サブテーブルが関わっていようとも。

にもかかわらず生産性をあげるにはどうすればよいか。

1.拠点開設

価値観の浸透は、昨年一年間、毎朝内部向けに朝の雑感を発信し続けました。
チームとしての代表の考えは行き渡ったと信じています。

ただ、スキルや作業効率が伝わっているかというと心もとない点があります。
たとえば、昨年の抱負に書いた定期的にサテライトオフィスで会うこと。これはますます難しくなっています。その代わり、メンバーによっては半常駐のお客様のもとで会ったり、たまに飲み会を開いたり、毎週のZoomでの定例や、お客様訪問の時に同行してもらうなど、折に触れて会う機会は作るようにしています。

ですが、生産性をより上げるためには、細かい作業の能率をフォローする必要があります。コーディングの作業の中で、ひょっとして非効率な作業は発生していないか。たとえば文字列を選択するののマウスでドラッグするなどの作業はどうか。

そうした細かい作業の生産性をあげるにはリモートワークでは難しいと判断しました。

そこで今年は、抜本的にリモートワークのあり方を見直します。
つまり事務所の開設です。

代表にとってはリモートワークこそがあるべき姿です。そもそも毎日、同じ場所に通うことに苦痛を感じます。理想は、各地を旅しながら仕事を進めるノマドワークです。
ですが、今の多くの案件をこなしていくにはリモートワークの継続だと難しい。土曜や日曜に代表がフォロー作業をする状況もあらためなければなりません。
そこで、代表の心が病まぬ程度に拠点に通うようにします。

拠点の中で細かい作業の進め方のフォローをし合えるようにします。それは私が指示するのではなく、メンバーが相互でフォローし合えるようにしないと。

ゆくゆくは資料作成もメンバーが担っていけるようなレベルを目指します。

具体的なスキルの基準としてはkintone の資格です。スペシャリストがあと二人は必要です。

2.代表が実装から外れる

私の年齢もそろそろ50歳が迫ってきました。
今までのやり方の延長ではそろそろ限界が見えています。

そこでやり方を変えます。
代表が実装に手を染めず、トップセールスや体制の構築に専念します。

もうこのことは4カ月ほど前から内部では伝え続けています。

生産性をあげるためにも、組織の力やツール整備が必要。継続が可能な組織に今のうちにしていかなければ、私が倒れた瞬間、弊社は瓦解します。

まだ営業の第一線には代表が出るしかないし、広告塔になるための努力はしてきたつもりなので、それを活かした営業活動を続けます。

メンバーにも作業の効率を上げ、設計までできるスキルを視野にレベルを上げてもらうためにも。

3.評価制度・賃金テーブル・人事計画

昨年の春に弊社の経営計画を作りました。ビジョン・ミッション・バリューなどを設定し、人材育成や課題など。

そこには5年先の財務計画や人員構成計画も含めていました。

その計画を拡大し、今年からは評価制度・賃金テーブル・人事計画を策定します。

賃金テーブルを作るのが先ではなく、まず公平な評価制度を作り、評価がぶれないようにします。それもトライアルを重ねますし、自己評価も組み込もうと考えています。

今年からは組織の構築や採用についても外部の力を借りようと思います。

4.コミュニティ・出展

今年もCybozu Daysには出展するつもりです。
また、地方でのセミナーや勉強会出席も続けます。

ただ、昨年はkintone Café 神奈川を4回実施する目標が最後の一回だけできませんでした。
その点も昨年の反省です。

今のコミュニティの体制も考え直さないと。

それらも含めると、まだ今年は無理でしょうが、ゆくゆくは弊社主宰のコミュニティを立ち上げることも考えています。

今までもそのチャンスはありましたが、私にあまりその気がなく、実現していません。
が、そろそろコミュニティ開設の方向に目を向けてもよいのでは、と考えています。

5.ビジョン・ミッション・バリュー

企業理念

「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

・うそはつかず、でも失敗は認める会社でありたいと思っています。

目標

「2027年3月までに
・正社員8名 外注パートナー10名に
・社員一人当たりの粗利を 150万円に
・サイボウズパートナーの賞を受賞
・他SaaS/PaaSでももう一つ今のkintone並みの知名度を得る」

価値

①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

6.ワークライフバランス

公私の充実を両立させたいとする私の価値観はいささかも揺らぎません。
むしろ、昨年末の二カ月が個人としての活動ができなかったことでますます強固になっています。
一方、また、単にお客様の案件をこなし、お金をもらったら終わりというビジネスライクな関係にも惹かれません。
弊社の業務のモチベーションをお客様からの感謝の言葉から得たいと考えています。

ただ、その価値観の実現は、経営基盤を確立してこそ。
上記1~5の今年の抱負を実現するために今年一年も努力したいと考えます。

私自身のプライベートの目標は本稿には記載しません。
まずは仕事上でLivingAnywhereやHafHやAddressを使い、月一度は旅をしながら仕事をするスタイルが確立できれば、私の目標は満たせるはずなので。


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