令和四年十二月。

弊社の忙しさは衰える兆しを見せません。
日本の低落傾向が回復する兆しを見せないように。

弊社には案件の引き合いが次々とやってきています。私も経営や案件に忙殺されています。自分でも社会的な視野が狭くなっていることは自覚していますが、今は社会や国際関係を論ずるよりも、やるべきことをやらねば。

弊社にはありがたいことに風が吹き続けています。が、その風の強さに翻弄され始めているのも事実。
この風にうまく乗り、スピードを制御しつつ前に進んでいかなければ。

どこかに激突するか、まだ見ぬ次のステージに登れるか。
それは代表の操作技術にかかっています。

今の弊社には、まだまだ課題が山積みです。
一昨年・今年の反省を真摯に踏まえ、山積みの課題を解決していかなければ。
一方で、継続的な案件は増えつつあります。来年以降、経営の持続的な継続は見込めそうです。

達成度5割。達成感6割。満足感7割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括 十二月度の売上は目標額を超えました。

今月から新たな継続プロジェクトが始まりました。しかも直請けの。
すでに今年度の売り上げは前年度を突破し、過去最高を更新しています。

弊社メンバーもがんばってくれています。成長し続けてくれています。メンバー間の関係性の質も少しずつあがっています。
が、まだ生産性は私の望む域に達していません。それを改善せねば、売上は上がっても利益が上がっていきません。
それを今の勤務時間内に抑えてつつ、利益に変えていくにはスキルアップだけではなく、細かい部分の作業から改善していく必要があります。つまり生産性の向上。
弊社には仕組みづくりも含め、まだまだ改善すべき課題が残っています。
私も率先して範を示さねば。

メンバーの開発スキルも確実に上がっています。が、それ以上に案件の量が急激に増えています。
そうした案件を弊社メンバーだけでは担うのは難しいため、パートナー技術者や会社にも関わってもらっています。
もちろん、弊社メンバーも必ず案件をやり遂げられるようなスキルを身に付けてもらいながら。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・Cybozu Circus 2022 Osakaに代表が参加し、各社さんのブースを回り、お客様をお連れしました。
・Adventar kintone Advent Calendar 2022、Qiita kintone Advent Calendar 2022、Qiita SORACOM Advent Calendar 2022の三つのアドベントカレンダーに投稿しました。
・チーム応援カフェの登壇記事をサイボウズさんにアップしていただきました。
・はたママプロジェクトさんの求人広告に出向しました。
・来年1月のチーム応援カフェに出ることが決まりました。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。

そのご縁はCybozu Days 2022のブースを出してらした企業であり、Cybozu Circus 2022 Osakaで訪問した企業でもあります。
そうしたご縁から何件もの新たな関係が生まれた月でした。
お互いが依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげる。

この夏、経理や財務諸表の見直しを行いました。そして五年間の長期計画を考え、経費としての外注費をどう考えるかも検討しました。
売上に対して、どこまでの外注比率に抑えるべきか。かつて失敗した時と同じ轍は踏まぬよう。
外注先に依存することはしません。が、弊社内だけでは案件がこなしきれない場合にはお願いしなければなりません。
このバランスはとても難しいのですが、これからもバランスをとりながら経営します。

実は5年後までの人員計画も作っています。果たして計画通りにいくかはわかりません。これからの営業活動や体制構築、生産性の向上にかかっています。

先月に弊社が出展したCybozu Days 2022では、自社ブースで四社の方との共同出展ができました。
来年も手伝って下さるとのことで、誠にありがたいことです。

また、そこで生まれた関係は、次のパートナー関係につながっています。

パートナーさんとの間でも社内と同じような指示がきちんと伝えられるよう、ツールの整備には引き続き取り組んでいきます。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
今月も今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。それに並行して、今もなお、週一、二件の頻度で新たな案件のお話をいただけています。本当に感謝します。
今月も複数の大きな案件のキックオフを行いました。作業を開始した案件もあれば、来月から開始する案件もあります。
正直、今の弊社には多すぎる案件が来ています。オーバーフローは顕著です。

今、動いている実装案件が30件強。他にも二ダースほど準備が進んでいる案件があります。それらをどのようにこなしていくか。それが今の課題です。
今、弊社が取り扱っているシステムはkintoneをベースにGmail、Google Calendar、Zoom、HubSpot、ChatWork、Slack、freee、freeeサイン、マネーフォワード、スマレジ、LINE、Benchmark、box、Stripe、サブスクペイ、AWS、各種CMS、その他です。
案件によってはパートナー社や技術者さんと一緒に構築し、私や弊社の技術顧問の方も実装に取り組みながら日々の開発に取り組んでいます。

来年の春に社内の体制を構築し直す予定です。
その時、代表は実装から手を引く予定です。もちろん、コーディングや設計を一切やらないという意味ではありません。
今までとは違うSaaS/PaaSとkintoneをつないだり、新たな接続方式が必要になったりした場合は率先して調査や作業を行います。新たな概念や実装についてはきちんと状況を追う予定です。
ですが、弊社ですでに経験を有するkintoneの内部アプリの連携やアプリ構築、さらにkintoneとつないだことのあるSaaS/PaaSとの連携についてはメンバーに任せようと思います。
代表がkintoneに触れるとすれば、商談の場においてkintoneの魅力を伝える際や、セミナーで登壇した壇上においてでしょうか。

経営者がどの案件にも手を突っ込み、ワーカーとして奔走しているようでは社の発展は望めません。
長期計画やビジョンを決め、真剣に経営に取り組みを始めた今だからこそ、実装から手を引くべきなのです。代表が経営に時間を割けなくなると大所が見えなくなるからです。
そして、トップセールスや交流、体制構築に交流に時間を割かなければ。
実装だけしていれば楽しいし、楽なのですが、それが経営者のあるべき姿なのでしょう。

来月も、引き続き弊社メンバーの教育とスキルアップに注力していきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

また、東京都中小企業振興公社の人財アドバイザーの方に昨年末よりアドバイスを受けています。
この方から五年後の弊社の目指すべき姿を作るように言われ、SWOT分析をはじめ、売上や経費の計画をきちんと作成しました。税理士の先生にも手伝っていただきながら。

経費もほぼ毎月計算しています。経理作業はさすがに担当を別に置きます。
その作業も来年に向けて行います。

§ 社内体制 昨年の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで年始にあたり、三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

メンバーの募集を出した時と考え方の軸はぶれていません。

昨年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
そのアドバイザーの方から作成するようにと指示された、5年後の弊社を見据えたビジョンや課題の解決策は、上記の各理念をより細かく詰めたものです。文章や財務上の数値、目標の形で具体的に表しています。
それらはメンバーにも見せ、説明もしています。また、メンバーからは課題も提出してもらいました。

その課題に基づき、人事方針をこの正月に集中的に組み立てます。同時に評価制度や給与テーブルも。
そのことをSNSに書いたところ、先達の皆さんからもご助言をいただきました。
それらも取り入れながら、弊社にとって相応しい制度を作り上げようと思います。
それがメンバーや代表をしばるものでなく、大企業病への第一歩にならぬよう。

5年後に向けた体制構築に向け、まずは代表が実装作業から手を引くことに決めました。営業とブランディングと総務その他の経営に注力します。
来年の春からは、メンバー各自にさまざまな業務の役割を持ってもらいます。
各人に役割を持ってもらいながら、案件については教え合い、助け合いながら実装を進められるような体制を目指します。そして、Cybozu Daysのようなイベントでは役割を超えて協力するようなチームを目指します。

既に案件の増加数が弊社の体制の許容量を超過しています。このままだと破綻してしまいます。
今年いっぱいは採用には手を出さないつもりでしたが、新たな採用に踏み切ります。すでに求人広告も出しました。

それと同時に教育について、ソース管理について、より効率的で堅牢な仕組みづくりを進めなければ。

リモートで出来るような案件の量でなくなりつつあり、新人メンバーに教える事は多いため、来年の春には拠点の開設も少しずつ進めています。

§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約8回です。オンライン商談はざっと数えたところ約54回ほどです。
今月、頂戴した名刺は29枚です。

先月のCybozu Days 2022の出展につづき、今月はCybozu Circus 2022 Osakaに代表が参加してきました。
他にもスナックジョイゾー@オフライン vol.10 〜忘年会ナイト〜に参加し、代表と代表の次女とで楽しい交流のひとときを過ごしました。

この二カ月でさまざまなご縁ができました。リアルで交流深めるkintoneのコミュニティ界隈の皆さんとのご縁はすばらしい。
今年はそこで生まれたご縁がすぐに案件に繋がったことでも印象に残ります。


今月もさまざまなご縁とそこからの新たなつながりができました。刺激も受けました。弊社ももう少し大きくしてみようかな、と思える刺激です。
皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。Cybozu Circus 2022 Osaka(12/6)(12/7)。 スナックジョイゾー @オフライン vol.10 忘年会ナイト(12/14)。Cybozu Days 2022打ち上げ(12/23)。



先月のCybozu Days 2022と今月のCybozu Circus 2022 Osakaを通して、より広く弊社の名前が認知されたように思います。
その一方、それによってさらに忙しくなりました。
案件をこなす時間と交流の時間をどうやって確保していくか。これから考えていかなければなりません。

来月以降もいろいろな予定が控えています。
おそらく来年もかなり忙しくなりそうです。ですが、何とか時間を捻出して対外活動にも精を出したいと思っています。

今月はCybozu Daysで頂いたご縁をもとに、山形に出張に行く予定でした。が、大雪によって直前で中止となってしまいました。仙台の方々もお会いできる機会だったのですが。来年は再訪したいと思います。

弊社のお仕事はこうした対外活動から生まれています。
代表自身による新たな交流を発信することは絶対に怠ってはならないと肝に銘じています。

コロナが小康状態になり、リアルのイベントも増えつつあります。また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは1本(
故郷七十年


今月、書いた観劇のレビューは1本(
VOICARION ⅩⅥ 大阪声歌舞伎 拾弐人目の服部半蔵

)。
今月、書いた映画のレビューは1本(
AVATAR ウェイ・オブ・ウォーター

)。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは3本(
kintoneの機能をコミュニティに例えてみた
弊社のアドベントカレンダー歴
事例:法政大学アメリカンフットボール部様
) 。
今月、書いた弊社の技術ブログは2本(
Cybozu Days 2022のブース出展でkintoneにメディアプレーヤーを設置しました。
Cybozu Days 2022のブース出展でソラカメとkintoneの連携にチャレンジしました。
)。

なお、先月から毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

11月29日 11月29日 心を整えるための処方箋。
11月30日 11月30日 個人の時間には限りがある
12月1日 12月1日 月初に一社依存はせぬ宣言
12月2日 12月2日 戦略をぶらさず腰を据えること
12月5日 12月5日 判断ミスの恐ろしさに瞠目する
12月6日 12月6日 成長を続けるから応援される
12月7日 12月7日 コーディングに寄らない提案を
12月8日 12月8日 忙しさを理由にする前に学ぶ
12月9日 12月9日 私的な交流とビジネスの交流
12月12日 12月12日 剣豪の思想を経営に取込む
12月13日 12月13日 今こそ雲に乗って飛べる時!
12月14日 12月14日 操らずに導き引っ張る難しさ
12月15日 12月15日 せめてメールのクラウド化を
12月16日 12月16日 技術者の単価を上げないと
12月19日 12月19日 戦術がチームを生かす実例
12月20日 12月20日 雪が降るのは自然の営み
12月21日 12月21日 ワークライフバランスが目標
12月22日 12月22日 Pマークと拠点開設の釣合い
12月23日 12月23日 評価制度と賃金テーブルを
12月26日 12月26日 案件と組織の進捗管理はよ
12月27日 12月27日 AIによるコーディングの今後
12月28日 12月28日 生産性向上への試行は続く

§ 年表

・十一月お仕事

二俣川で作業・打ち合わせ×5、ONthe UMEDAで作業・打ち合わせ×2、グランフロント大阪 ナレッジキャピタル カンファレンスでCybozu Circus 2022 Osaka参加×2、マクドナルドで打ち合わせ、ぼてちゅう梅田店で飲みと打ち合わせ、新横浜駅待合室で作業、モスカフェで作業、銀座で商談・作業、ジョイゾー社でスナックジョイゾー参加、お客様先たまプラーザ直売所視察、お客様先田奈直売所視察、Tully’s Coffeeで作業、法政大学アメリカンフットボール部様で商談、南国酒家 47chinaで打ち合わせ・食事、桜新町で商談、こまりでCybozu Days 打ち上げ会、鶴川駅前図書館で作業、アクアビットサテライトオフィスで作業×4

§ ツイートまとめ
・十二月ツイート

https://togetter.com/li/2027982


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