昨年度から、毎月ごとに個人と法人を分けてまとめを書きます。

令和二年八月。本来ならば東京オリンピックが私たちを一喜一憂させていたはずの時期です。
安倍首相が退陣を表明し、米国の大統領選も近づくなど、コロナウィルスに大きく揺さぶられた世界は、まだまだ落ち着く様子を見せません。
わが国においても一度は落ち着いたように見えたのですが、大都市を中心に患者数が高止まりしています。
とはいえ、緊急事態宣言というカードを一たび切ってしまった今、もう一度同じカードを出すことはないでしょう。出せば経済の死につながるでしょうから。
ましてや安倍首相の退陣によって政局が不安定になった今では。

感染者の抑制と経済の継続を両立するには、旅行や飲食を規制するよりも、満員電車の解消がキーとなるはず。今までの働き方を大幅に見直せばならないことは今や明白です。

少しずつ働き方を変える方向に世の中は向かっています。だからこそ、弊社がお役に立てることはありそうです。
月初には「日本でいちばん大切にしたい会社」「日本でいちばん大切にしたい会社2」を読み、月末にも「日本でいちばん大切にしたい会社3」を読み、ますますそうした思いを強めました。
弊社としても何か動かねば、という思いで様々に社会活動を行わせていただきました。下で触れています。

達成度3割。達成感5割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

パートナーさんへの発注も進めつつ、自社の案件を増やす。外注率は抑えつつ、代表の作業は生産性を高く維持し、売上につなげる。そんなビジョンで業務をこなしてゆきたいと思います。
弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 八月度の売上は、まだ確定していませんが、ほんの数万円、目標額を割る見込みです。

今月の反省点は九州へ出張したにも関わらず、納品まで決めきれなかったことです。なので、その部分の売上が立たず、想定の売上見込みを下回ってしまいました。
その経緯については大いに反省しなければなりません。実際、すぐに反省内容を検討し、列挙しました。今後の戒めとするために。
そこから得られたのは、開発よりも連絡体制や進捗管理、要件定義を円滑に伝達する重要性です。
以前より、体制を何とかしなければ弊社が持たないという危機感は持ち続けています。そうした危機感の中、七月、八月と刺激を受け、その構築に取り組もうとした矢先に以前のひずみが如実に表れてしまいました。
弊社は以前から取り組んできたフルリモートワークを行っているとはいえ、開発体制や管理体制にまだ工夫の余地が多くあると思わされました。

今月も、四、五、六月にいただいたいくつもの案件の開発や打ち合わせを各種のウェブミーティングツールを駆使して行いました。
また、六、七月に続いて今月も出張で大阪に行き、お客様と打ち合わせてまいりました。その前には福岡、大分にも出張で伺ったのは上に書いた通りです。

複数の案件を並行して進められるようになりつつありますが、これからも弊社の認知度をあげるためには外部での発信が欠かせません。そうした活動を通して、あらたなご縁からお仕事がつながるからです。
今月は作業や商談と並行して、イベント出展に関する作業も複数行なっていました。この出展が実を結べば、弊社にとってはとてつもない資産になることでしょう。
とはいえ、受注の増加とともに品質が落ちるようでは話になりません。あらためてそこを維持するためにも体制をきちんと整備する必要を感じました。

実績を出しながら、日常も充実させる。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくはずです。

§ 業務パートナー 四月から業務パートナーさんとの協業を再開しています。
また、今月から専任の技術者さんと協業を始めました。

五月末に読んだ「リモートチームでうまくいく」を参考に、内部向けへのSlackで発信する試みを始めています。果たして効果が生まれるのかはこれからの試行錯誤です。
私にしては珍しく仕事よりの内容なので、むしろ代表自身の意識改革にもつながっているように思います。

どうやって考えや哲学や思いを共有し、円滑に実のある協業を成し遂げてゆくか。その終わりは遠いです。ですが、まずは前に歩まねば。そうした思いで取り組んでいます。

外注費の抑制は大切ですが、抑制にのみこだわると業務の規模は増えません。
うまくバランスを取ろうと考えています。
引き続き抜かりなく進めていく予定です。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
ユーザー様には、引き続きインターフェースのわかりやすさをkintoneの魅力として訴求したいと思います。

今月もまた新規に複数のkintone案件のご依頼をいただいています。ありがたいことです。
また、今月はkintoneのphpの仕組み作りをしていました。主要な認証の仕組みであるOAuth認証を行いながら、SaaS同士を連携させる仕組み作りです。
定期的なバッチ実行環境を作ることで、kintoneの可能性はさらに広がると確信しています。

またその一環で今月は、スマレジとkintoneと連携の実装にかなりの時間を使いました。
同様にGoogle Calendarとkintone、Twilioとkintone、カラーミーショップとkintone、freeeとkintone、AI Interfaceとkintone、請求管理ロボとkintone。
そうした連携を多数手がける中、開発の効率化についてもさらなる工夫を痛感しています。

kintoneの開発ツールも弊社内で独自に作っていますが、その速度や量も増やしていきたいと思います。

来月以降にも、続々とお話をいただいています。
お客様の運用の調査や開発のため、先月に続いて今月も福岡、大分、大阪に出張しました。福岡や大分のお客様ともウェブミーティングを何度も行いました。
そうした準備や実装に余念のない月でした。

§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
いつになればこの状態が落ち着くのか。財務基盤の弱さをいかにして克服するか。課題は山積みです。

財務の件は、引き続き最優先で取り組んでいきます。

§ 社内体制 今月より、常時専任の技術者さんに手伝ってもらい始めました。具体的な仕事の進め方も詰めたうえで。
雇用ではないため、弊社の負担が抑えられるのが利点です。
また、それにあたって
社是
企業理念
経営理念
9つ(ナイン)の「ない」
アクアビットに合わない方
を作成しました。

先月、代表の中学時代からの親友の会社(姫路)を訪問した経験。それと福岡と大分で案件の締にしくじった経験は、代表にすべて一人で会社を運営することの限界を知らしめました。
パートナーとの協業を行わないとこれ以上の規模拡大は難しいということに。
規模拡大が目的の全てだとは思いません。が、弊社の定めた

企業理念
公明正大な情報技術をあらゆる生き物のために
正直に、飾らずに、パートナー、お客様、地域、自分、家族のために

の実現には体制の強化は欠かせません。

雇用も、懇意にしている社労士さんや税理士さんからも後押しをいただいています。
ただ、そのためにも遅れている経営への考察(業務計画、SWOT分析、経営計画、就業規則、財務計画など)を深める作業を進めなければなりません。

正月に作った経営計画は、完全に古びてしまいました。
弊社も技術者の専任の方に加わっていただくことになりましたので、来月は改めて経営計画を作成する予定です。10月からの下期に備えて。

§ 人脈の構築 コロナウィルスに世の中が翻弄され、緊急事態宣言や各自治体による外出自粛の影響もあり、ありとあらゆるイベントが中止となっています。三月以降、いくつのイベントが開催中止になったかもう覚えていません。
ただ、オンラインイベントからは、まだ新たな人脈にも仕事にも結び付けられずにいます。リアルでの出会いの復活ももちろんですが、オンラインイベントからどうやってご縁を繋ぐかが今後の鍵を握ります。
今月、頂戴した名刺は5枚です。

今、開発パートナーさん向けに書いているSlackの書き込みは、代表がSNSにアップする内容とも、弊社ブログに書く内容とも違う意味合いを持たせています。
なので、これをnoteやmediumなどのビジネスブログメディアにアップするかもしれません。

また、福岡と大分と大阪への出張は、新たなご縁の可能性を開いてくれました。
大分にいる間に新潟からのご縁がつながり、大阪にいる間に町田から素晴らしい話が舞い込んだのも、ご縁の大切さを象徴しています。
また、福岡のお客様とは歴史ネタで意気投合し、まさにビジネスだけでないインフォーマルなつながりの大切さを感じました。

今月にアップしたブログ「営業チャネルの構築について」は、ご縁の大切さを代表なりの経験から書いたものです。下記にリンクを掲示していますのでご一読いただければ。

今後もオンラインのイベントが続いてゆくはずです。
オンラインでも人脈を構築し、ビジネスの新たな流れを創り出すため、引き続きオンラインは参加していくつもりです。コロナ禍が落ち着くことは当分なさそうなので。
末日にはkintoneエバンジェリストのオンライン飲み会にも参加し、交流を深めました。
もちろん、対外活動は怠らずに。
引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月は以下のイベントに参加しました。freee & kintone Biztech Hack(8/6)。freee Open Guild Online #03 APIで実現したいあんなこと、こんなこと!(8/19)。会計freee Firebase SDKハンズオン(8/28)。

全てがオンラインセミナーです。リアルのイベントが開催できる状況までは、まだ時間が必要でしょう。
弊社も代表も、そして日本の各社もオンラインイベントには工夫を重ねています。
弊社もその流れに乗り遅れまいと、4月からkintone Café、freee & kintone BizTech Hack、freee Open Guildの運営側に参加しています。8/6に行われたfreee & kintone BizTech Hackはメンターとして、8/19に行われたfreee Open Guild Online #03は出張先の福岡のホテルから運営スタッフとして参加し、即興でfreeeのWebhookについてLightning Talkをさせてもらいました。

また、今月は、秋のイベントの出展について複数の検討と申し込みを行いました。これが実を結ぶと、弊社にとっては巨大な資産となることでしょう。

弊社の開発や記事執筆のお仕事はこうした対外活動から生まれています。代表自身による新たな交流を発信することは絶対に怠ってはならないと肝に銘じています。

また、先月末にサイボウズさんからインタビューを受け、そこで自らの中でのエバンジェリストにかける思いや自分の中での今後を見つめなおす機会が持てたのはよかったです。
それを受け、今月は社会の中で弊社の貢献できることについて考えました。
それはブログ「75年目に社会活動に思いをいたす」にも記しています。下記にリンクを載せていますのでもしよろしければ。

戦後75年を迎えた夏。コロナウィルスが収まらず、安倍首相が退陣を表明するなど、世間はまだまだざわめいています。
その一方でkintoneはアメリカでの高評価を受け(https://www.getapp.com/it-management-software/database/category-leaders/)、日経コンピュータ「顧客満足度調査2020-2021」でサイボウズ社が顧客満足度で二冠を獲得しました。
弊社でもブログ「営業チャネルの構築について」のアップや、町田市地域活動サポートセンターへのクラウドファンディングの寄付を行わせていただきました。
業務をこなしつつ、さらに前を向く。私と弊社の役割を考えながら。

きっと、必ずや、コロナは小康状態に落ち着くと信じ、また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。

§ 執筆活動 一昨年の春まで連載していたCarry Meさんの運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップする作業ですが、今月は1本アップしました。
(「アクアビット航海記-営業チャネルの構築について」)
どうやって営業のチャネルを築いてきたのか、を書いてみました。何かご参考になれば幸いです。

今月、書いた本のレビューは7本(
今こそ知っておきたい「災害の日本史」 白鳳地震から東日本大震災まで
新田義貞 上
新田義貞 下
本の未来はどうなるか 新しい記憶技術の時代へ
土の中の子供
心のふるさと
風刺漫画で読み解く 日本統治下の台湾」)
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は5本() 。
今月、書いた物申すは0本(「75年目に社会活動に思いをいたす」) 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本()。

§ 年表

・八月お仕事

収納ラボ銀座店、Tully’s Coffee、犬吠テラステラス、浅草で商談、福岡で商談と作業×3、箱崎で打ち合わせ×2、福岡リーセントホテルからfreee Open Guild参加、コワーキングスペース秘密基地(小倉)、大分で作業と商談、I’ll Be Takatsukiで作業と打ち合わせ、アクアビット サテライトオフィス×10

・八月ツイート

https://togetter.com/li/1584524


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