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2021年のまとめ(法人)


今年も一年のまとめを書きます。
各月を法人と個人に分けてまとめを書いていますが、同様に年のまとめも書きたいと思います。

公私の「公」

●弊社の業績
§ 総括 目次

今年度は売上だけで考えれば、昨年と同じ程度か、それを少しだけ超えた過去の中で最高の実績を上げられそうです。
ただ、今期はそれ以上に反省点が多い年となりました。

今年は、年始から雇用に踏み切って二名のメンバーに参画してもらいました。
ところが、9/1に代表がコロナに感染した前後から状況が怪しくなってきました。代表の体力と気力が元に戻るまでに1カ月半がかかり、10月の売上が激減。さらに、11月の頭には全員が揃ってCybozu Days 2021に出展して会場でも存在感が出せたのはよかったのですが、その場で一人のメンバーと価値観の違いが発覚しました。技術力と価値観の乖離はもはや打つ手なしの段階にあり、11月末での離任に至ってしまいました。

今期はあと三カ月残っています。12月から三名体制で仕切り直しています。残り四カ月で真剣な反省を求められた一年でした。

そんな中ですが、弊社にとってトピックとなる出来事は以下の通りです。
・二名の雇用に踏み切ったこと。
・身内への呼び捨てをやめる宣言をしたこと。
・就業規則を策定したこと。
・定期的に外部スペースでの作業を始めたこと。
・内部勉強会を始めたこと。
・freee BizTech Frontier 2021への登壇。
・日本の経理をもっと自由にプロジェクトに参画したこと。
・郡山地域クラウド交流会への参加。
・freee社からのご要望で士業向けGoogle Apps Scriptを使った連携の動画を10本作製したこと。
・kintoneコミュニティ案内板がオープンし、最初の記事の一つが弊社の記事だったこと。
・kintone Eva Nightへの登壇。
・サイボウズユーザーフェスティバルに代表が登壇。
・弊社メンバーをサイボウズ社本社に連れていけたこと。
・チーム応援カフェ Vol.2に代表が登壇したこと。
・弊社がIT導入支援事業者に採択されたこと。
・Cybozu Days 2021 Tokyoで二日間のブース出展を果たしたこと。
・kintone Café JAPAN 2021で代表がkintone インポートチャレンジに挑んだこと。
・kintone Café 神奈川を四回開催する目標を立て、1年間やり遂げたこと。
・一名のメンバーが弊社を去ったこと。

こうした活動を通じ、少しずつ弊社の認知度が上がってきたのはよいニュースだといえます。
代表が複数の集まりに参加し、かなりの数のイベントに参加しました。そうした活動によってお話をいただく案件の質が変わってきたように思います。

§ 業務パートナー 目次

四期前に業務パートナーをむやみに増やし、ある程度の自由と自発に委ねたことで失敗した経験があります。今年はその失敗を繰り返さぬように肝に銘じながら、雇用に踏み切りました。

一昨年6月にサテライトオフィスに入居してから、最低限の拠点構築はできています。サテライトオフィスのパートナー企業様と同じオフィスを構えることによって、協業のシナジー効果を期待しています。

その効果として真っ先に挙げられるのは、Cybouz Days 2021への出展でしょう。出展する内容の開発をパートナー企業に委ねました。
二年半にして一つの答えが出せたことは、今年の成果だと思っています。

また、弊社の新しいメンバーは、代表よりもパートナー企業の皆さんとなじめています。ということは、弊社メンバーとパートナー企業の協業でもまだまだ期待できる余地があることです。来年も何かやれないか今から楽しみです。もちろん、残ってくれたメンバーの育成にはじっくりと力をいれつつ。

§ 開発案件 目次

今年はkintone案件が8割を占めるまでになりました。
浅く広く、さまざまな業務に手を出すことで、自らの首を絞めたかつての失敗は繰り返さぬよう、請ける案件については選ばせてもらいました。
これも弊社のkintone専業へ向けた発信がようやく効き始めてきた成果だといえます。

一昨年の11月からサイボウズ社オフィシャルパートナーとして認定いただいたことと、弊社代表がkintoneエバンジェリストとして引き続き活動していることもあり、kintone界隈ではある程度の認知度は頂けるようになってきたと思っています。二年連続してCybozu Daysに出展した効果もあったはずです。

ただ、kintone単体ではなく、他のSaaSやPaaSと組み合わせての開発が求められます。そのため、kintoneだけやるのではなく、他のシステムとの連携案件は積極的に請けています。
今年手掛けた、または引き続き保守作業が発生した連携は、以下の通りです。
・スマレジとkintone
・boxとkintone
・Google Cloud Platformとkintone
・freeeとkintone
・Color Me Shopとkintone
・Stripeとkintone
・WordPressとkintone
・wooCommerceとkintone
・MemberPressとkintone
・Benchmarkとkintone
・ChatWorkとkintone
・請求管理ロボとkintone
・Dropboxとkintone
・HubSpotとkintone
・Twillioとkintone
・AWSとkintone
・VBAとkintone

言語環境や開発環境については日進月歩の業界なので、勉強し続けなければなりません。停滞は許されませんので。
他にも今年はfreeeさんのAPIをGASから扱うための士業向けの動画作成も手がけましたし、PythonやSeleniumの案件なども手掛けております。

また、GAMENIというkintone開発フレームワークの開発に参画し、弊社内でもphpによるSaaSのAPI連携のクラス作成も進めています。
ただ、私自身が新たな言語習得に充てる時間が取れていないことが年末に挙げた三つの反省点の一つでした。

§ 財務基盤の堅牢化 目次

三年前から取り組んでいるこの課題こそ弊社の一番の悩みです。ですが、昨年度から家計と法人の財布の混在を完全に分け、資産表や収支表はきっちり顧問税理士の先生に管理していただくようにしたことで、改善しました。
ですが、今年は代表のコロナ感染による売り上げの悪化や、案件の検収の遅れがあったため、肝心の本業の財務が悪化しました。もちろん、雇用に踏み切っていなければこうはならなかったので、直接の原因は雇用ですが。

財務の正常化が弊社の今後を大きく左右すると認識しています。経営計画や事業計画書の策定も、もう一度アップデートしたものを作らねばなりますまい。

年末に挙げた三つの反省点の一つは、案件を請けてこなすやり方が自転車操業に陥っていたことです。定期的に課金をいただくような仕組みを作らねば。来年早々の大きなテーマです。

§ 社内体制 目次

弊社の弱点として代表が経営者と作業者を兼ねている問題を解消するため、今年の初めからついに雇用に踏み切りました。その結果、二人の仲間が加わりました。
雇用にあたっては昨年8月から顧問技術者に専任で参画していただきました。
それにあたって、backlog、Slack、Dropbox for Businessなどのツールをそろえました。開発環境の統合化や、情報発信・共有手段の工夫が必須だと思ったからです。

その上で、二人のメンバーが早くひとり立ちできるよう、さまざまな工夫を加えました。
たとえば、朝に代表がSlackで雑感を文章にしてアップして、価値観の共有を図りました。
また、週一度の社内勉強会を開催しました。
早稲田、阿佐ヶ谷、立川、笹塚といった各所で集まって対面で開発も行いました。
飲み会も2、3回ですが行いました。

私の中で作り上げた体制の総決算が、パートナー企業も一緒に参加したCybozu Days 2021への出展でした。弊社の独自の色を出した出展は、名だたるブースの中でも一定の存在感を出せたと思っています。

ところが、あろうことかCybozu Days 2021をきっかけに、メンバーの一人との価値観の違いが浮き彫りになってしまいました。しかも技術の習熟でもお互いの着地点に乖離が生じました。一番分かりやすいのは弊社が主に扱っているkintoneのアソシエイト試験です。これは結局、弊社の誰も受かりませんでした。12月に残ってくれたメンバーが残り一問という惜しい点数で続けて二度不合格だったのは、私を落胆させました。

12月に入り、メンバーが3人になったことで、あらためて企業理念と経営理念を練り直しました。
企業理念

「情報技術を生かして、

正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念

「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

そして、年末には反省会を開きました。そこで挙げた三つの反省点の最後が、そもそも体制の運営が間違っていたということです。
今の弊社にはリモートワークは早かった。このことに尽きます。少なくとも技術を習得しなければならないメンバーがリモートワークで働くことはNGでした。さらにリモートワークによって価値観や前提の共有も疎かになっていました。また、週次の打ち合わせを木曜か金曜にしたことも失敗で、それによって月・火曜日の生産性が完全に落ちていました。
自主性に任せて管理や統制をしなかったことが完全に裏目に出てしまったのです。これは強烈に反省しました。

また、もう少しじっくりと育てるべきでした。もっと簡単な案件だけに絞って1,2年は携わってもらうなどのやり方があったと思っています。要するに焦りすぎたと思っています。

これらの反省点については来年からすでに手は打ちました。残ってくれた一人のメンバーを含めた三人でもう一度やり直します。

§ 2021年度売上見込み 目次

上記の通り、売上を確保しつつ、粗利も確保できるようになりつつあります。今のペースを続けられれば、決算でも前期、前々期の実績より上回れることでしょう。ただ、残り三カ月の努力が重要なのは言うまでもありません。

§ 人脈の構築 目次

今年は昨年にも増して登壇も含めた露出および交流を増やしました。コロナウィルスが世の中にまん延する中でしたが。
Facebookではなく、Twitterに軸足を移し、焦点を定めた交流を心がけることで有効な営業チャネルがたくさん作れました。それが今年の充実した活動につながったと思っています。
来年度も今年のノウハウを活かしつつ、引き続き新たなご縁をいただければと思っています。ただ、代表個人の時間には限りがあり、SNSを見る時間は最低限にしています。この点は申し訳ないと思っています。

特に今年は遠方の方、新たなご縁を結べた方、10年ぶりにお会いできた方など、とてもご縁の有難みを感じました。コロナであまり交流が出来ない中だったのでなおさらです。
今年は106枚のお名刺をいただきました。引き続き来年もよろしくお願いいたします。

§ 対外活動 目次

2021年度は登壇の機会を多くいただきました。合計10回。コロナの影響でほぼオンライン登壇に終始しました。

まず2月に「BizTech Frontier 2021(2/5)」に登壇し、前年末に発表されたfreeeアプリアワードのIBM賞の受賞コメントを発しました。
3月は「kintone Café 神奈川 Vol.7(完全オンライン)(3/26)」の司会進行をこなしました。
7月は四つのイベントで登壇しました。「kintone Eva Night(7/8)」「kintone Café 浜松 Vol.31(7/9)」「サイボウズユーザーフェスティバル(7/20)」「チーム応援カフェ Vol.2(7/21)」この中でサイボウズユーザーフェスティバルはサイボウズ社本社で生放送だったので、弊社のメンバーとパートナー企業の方もご招待しました。
9月のkintone Café 神奈川 Vol.9(9/28)にもリアルで登壇してオンライン配信を行いました。
11月は「Cybozu Days 2021 Tokyo(11/1-2)」です。登壇はしていませんが、単独出展を二日間やり通しました。また「kintone Eva Night(11/1)」「kintone Café JAPAN 2021(11/13)」にも登壇しました。後者ではkintoneインポートチャレンジの挑戦者として初見で罠が仕掛けられたExcelファイルをkintoneアプリにインポートしました。若干時間をオーバーしましたが。

機会を与えてくださった皆様には感謝しかありません。

今年参加したイベントは以下の通りです。
「kintone Café 福岡 Vol.21(1/20)」「kintone エバンジェリスト分科会(1/28)」「freee Biztech Frontier 2021(2/5)」「AWS Innovate – AI/ML Edition オンラインカンファレンス(2/24)」「freee Open Guild Online #05 – プロジェクト管理freeeとAPI -(2/25)」「kintone Café 神奈川 Vol.7(3/26)」「Cybozuパートナーミーティング 2021 Spring(4/18)」「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(4/17)」「第3回 日本の経理をもっと自由にカンファレンス(4/22)」「リーグオブ情シス(5/28)」「IBM Technology Day(6/17)」「kintone Café 神奈川 Vol.8(6/22)」「チーム応援カフェ Vol.1(6/23)」「第3回 郡山 地域クラウド交流会~郡山市男女共同参画フェスティバル2021~(6/26)」「クローバPAGEカフェ(7/6)」「kintone hive 2021 tokyo(7/8)」「kintone Eva Night(7/8)」「kintone Café 浜松 Vol.31(7/9)」「サイボウズユーザーフェスティバル(7/20)」「チーム応援カフェ Vol.2(7/21)」「虐待防止のDXとは─情報共有の先にあるもの(8/26)」「チーム応援カフェ Vol.4(9/15)」「AWS Dev Day Online JAPAN(9/28)」「サイボウズSI交流会(9/28)」「kintone Café 神奈川 Vol.9(9/28)」「AWS Dev Day Online JAPAN(9/29)」「Cybozu Tech Meetup #15(9/29)」「AWS Dev Day Online JAPAN(9/30)」「kintoneEvaNight(10/31)」「今夜もkintone #73(10/31)」「Cybozu Days 2021 Tokyo(11/1-2)」「kintone Eva Night(11/1)」「kintone Café JAPAN 2021(11/13)」「kintone SIGNPOST勉強会 vol.0(11/18)」「kintone Eva Camp(11/19)」「kintone SIGNPOST勉強会 vol.1(11/25)」「スマレジ Developers Day(11/26)」「UiPath Reboot Work Festival Japan 2021(12/1)」「奉行クラウドフォーラム 2021(12/7)」「kintone Café 神奈川 Vol.10(12/21)」

上記のうち、登壇したイベントや、強い印象を受けたイベントについては以下のリンク先の記事としてアップしています。また弊社としてのトピックについても記事としてアップしています。今回は弊社のメンバーにも記事をアップしてもらいました。

freee Biztech Frontier 2021に参加して
kintone Café 神奈川 Vol.7を開催しました
kintone Café 神奈川 Vol.8を開催しました
kintone Café 浜松 Vol.31に参加してきました
サイボウズユーザフェスティバルに登壇してきました
チーム応援カフェ Vol.2に登壇しました
kintone Café 神奈川 Vol.9を開催しました
Cybozu Daysに行ってみた
Cybozu Days 2021を終えて(セッション聴講編)
Cybozu Days 2021を終えて(ブース出展編)
Cybozu Daysに初参加、初出展してみた
Cybozu Days 2021の弊社関連ブログまとめ
kintone Café JAPAN 2021でミッションに挑みました
kintone Café 神奈川 Vol.10を開催しました

こうした場に参加することは、自分の知見を高めるだけでなく、そこで得たご縁が次の仕事につながるため重要です。あらためて今年はそのことを感じました。来年はkintone Caféをリアルで神奈川や東京で開きたいですね。

§ 執筆活動 目次 三年前にCarry Meさんが運用する本音採用でブログ「アクアビット 航海記」の連載をさせていただきましたが、これを昨年から弊社サイトで連載することにしました。今年は計11回分をアップしています。また、航海記だけだとマンネリになるので、五回に一度はコラムを挟んでいます。末尾にリンクを貼り付けています。
本のレビューは86本、映画のレビューは7本、観劇のレビューは0本アップできました。また、12月には毎年恒例のkintone Advent Calendarに参加しています。また事例の記事を4本、弊社の抱負は1本。物申すブログは9本。旅日記ブログは3本。その他の仕事に関したブログは10本。まとめ・抱負ブログは26本をアップしました。2021年も書くことへの情熱が尽きずに、可能な限り書けた一年となりました。ただし、書いた内容はまとまった形にできていません。

§ 年表 目次
各月の詳しい内容は各月のページで紹介しています。

あらためて「公」を振り返ってみました。今年もコロナに翻弄された一年でしたが、そんな中でも業績を前年度と同じレベルにとどめられたことはよかったです。
あとは来年以降、仕切り直した体制の中でどのように成果を出していくか。今年の反省点を活かして。
あらためて、今年弊社と関りをもってくださった皆様、まことにありがとうございます。
後1日、今年を無事に締めくくり、来年へと繋げようと思います。

アクアビット航海記
アクアビット航海記 vol.28〜航海記 その15
アクアビット航海記-好奇心の大切さ
アクアビット航海記 vol.30〜航海記 その16
アクアビット航海記 vol.31〜航海記 その17
アクアビット航海記 vol.32〜航海記 その18
アクアビット航海記 vol.33〜航海記 その19
アクアビット航海記 vol.34〜航海記 その20
アクアビット航海記-打たれてもへこたれない
アクアビット航海記 vol.36〜航海記 その21
アクアビット航海記 vol.37〜航海記 その22
アクアビット航海記 vol.38〜航海記 その23

活動ブログ
事例:北新海運様
freee Biztech Frontier 2021に参加して
kintone Café 神奈川 Vol.7を開催しました
kintone Café 神奈川 Vol.8を開催しました
kintone Café 浜松 Vol.31に参加してきました
サイボウズユーザフェスティバルに登壇してきました
チーム応援カフェ Vol.2に登壇しました
【IT導入補助金】IT導入支援事業者に採択されました。
kintone Café 神奈川 Vol.9を開催しました
Cybozu Daysに行ってみた
Cybozu Days 2021を終えて(セッション聴講編)
Cybozu Days 2021を終えて(ブース出展編)
Cybozu Daysに初参加、初出展してみた
Cybozu Days 2021の弊社関連ブログまとめ
kintone Café JAPAN 2021でミッションに挑みました
私、Mac方面については素人なのですが、、、
kintone Café 神奈川 Vol.10を開催しました
事例:株式会社テル・コーポレーション様
事例:某弁護士法人様

技術ブログ
kintoneが今年、拡がるために

読読
信濃が語る古代氏族と天皇ー善光寺と諏訪大社の謎
建物と日本人 移ろいゆく物語
あの日からの建築
打たれても出る杭になれ 自らの弱点・失敗をバネにして
知の越境法 「質問力」を磨く
殉死
打撃の神髄 榎本喜八伝
ふしぎな国道
光待つ場所へ
君の働き方に未来はあるか? 労働法の限界と、これからの雇用社会
村上海賊の娘 上
村上海賊の娘 下
MONSOON
ぼくらは地方で幸せを見つける ソトコト流ローカル再生論
マウンドドレイゴ卿/パーティの前に
パル判事-インド・ナショナルリズムと東京裁判
丹下健三 一本の鉛筆から
地域を豊かにする働き方 被災地復興から見えてきたこと
マイケル・K
ザ・ウイスキーキャット
果しなき流れの果に
遠い山なみの光
わたしの名は赤 上
わたしの名は赤 下
ジーヴズの事件簿 才知縦横の巻
ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻
天津飯の謎
最軽量のマネジメント
パニック・裸の王様
叫びと祈り
夏の約束
介護入門
A
海の上のピアニスト
十二人の死にたい子どもたち
明日の子供たち
ウロボロスの波動
やぶれかぶれ青春記
終わりの感覚
ベトナム観光公社
一生に一度の月
浮世の画家
なぜ僕は「炎上」を恐れないのか~年500万円稼ぐプロブロガーの仕事術~
井上成美
秀吉、家康を手玉に取った男 「東北の独眼竜」伊達政宗
伊達政宗 謎解き散歩
保科正之 民を救った天下の副将軍
文明が衰亡するとき
昼は雲の柱
ハル、ハル、ハル
人災はどこから始まるのか 「群れの文化」と「個の確立」
蛍の森
一番やさしい簿記
鞆ノ津茶会記
決定版 日本書記入門 2000年以上続いてきた国家の秘密に迫る
蒼き狼
初めてでもグングンわかる経理・簿記のツボ
闇に香る嘘
「ご当地もの」と日本人
女信長
アンジェラの灰
殺人鬼フジコの衝動
日本昔話百選
その後の鎌倉 抗心の記憶
日本書記の世界
太陽の子
父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
破れた繭 耳の物語 *
煙草おもしろ意外史
虚構金融
FACTFULLNESS
ほら男爵 現代の冒険
もっと遠くへ 私の履歴書
アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書
タイタンの妖女
成功している人は、なぜ神社に行くのか?
太陽の簒奪者
未来の年表
球界に咲いた月見草 野村克也物語
やし酒飲み
リモートチームでうまくいく
あなたを天才にするスマートノート
さよならホテル・カリフォルニア
図解明解 廃棄物処理の正しいルールと実務がわかる本
息吹
男役

映画
新解釈 三国志
この世界に残されて
アウシュヴィッツ・レポート
神在月のこども
007 NO TIME TO DIE
サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~
信虎

物申す
弊社では身内への呼び捨てをやめます
あの日から10年
3度目の緊急事態宣言に際し
人の身に起こる死について
東京オリンピックが開幕しますが
スポーツの感動は人類に必要
76回目の終戦記念日にあたって
コロナ感染記
私の中身は空虚なり(沢庵和尚の騒々しいお墓)

旅マップ
福島県お試しテレワーク 1日目 2020/1/16
福島県お試しテレワーク 2日目 2020/1/17
福島県お試しテレワーク 3日目 2020/1/18


2021年12月のまとめ(法人)


令和三年十二月。
コロナウィルスの影よりも、頻発する地震や富士山噴火の兆候に怯えながらの師走です。
事業継続計画を考えながら、日々の業務を回しています。

働き方は改革し続けなければなりません。
コロナやいずれ来るはずの地震は、その流れを後押しすることでしょう。
リモートワークを前提とした動きが当たり前となりつつあります。その流れは弊社にも多様な引き合いとして及んでいます。

ですが、弊社はそれとは逆の動きをせざるを得ないようです。まだ、弊社にはリモートワークは早すぎたと思っています。メンバーにも、代表にも。それを認めるのは辛いですが、11月末でメンバーが一人離任してそれを痛感しました。今年の総括として、リモートワークは時期尚早だったと。

おかげさまで案件は次々といただけているのですが、それをこなすだけのスピードを満たすには、リモートワークでは実現できないと判断しました。
今月からは三人体制でもう一度やり直そうとしています。来年からは必ず週二回、サテライトオフィスでメンバーと対面で会って作業することにし、その他の制度も変えることに決めました。

達成度六割。達成感五割。満足感四割。それが今月の代表自身の自己採点です。

まずはもう一度足元を固め直し、来年の飛躍を目指します。まだ弊社には化けられる可能性があるし、化けさせなければ。
弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括 十二月度の売上は、まだ確定していませんが、目標額は超えました。しかも今期で最高額です。

今月は、もう一度やりなおすつもりで仕事に精を出しました。九月に代表が罹ったコロナで萎えた気力を奮い立たせて。弊社の技術顧問にも案件の実装に入ってもらいながら。
それによって懸案だった案件の検収のうち、一つがいただけたのはよかった。もう一つ、一年近く前に予期せぬ仕様変更があって対応が求められていたお客様の案件も、かなり修正を掛けた結果、先月末をもって本番稼働に移行することができました。他にも二つほど検収を。

Cybozu Days 2021で得たご縁やその他のチャネルから、新たな案件の引き合いはいくつもいただけています。また、今月も新たな案件も始まりました。
やはり、Cybozu Days 2021に出展したことで弊社の認知度はさらに上がったように思います。

ただ、知名度を上げたことで案件は安定していただけるようになったのですが、案件をこなす速度を上げていかなければ経営が滞ってしまいます。

ジェネシスのアルバムタイトルのように「そして三人が残った」わけですから、この三人でやっていこうと決意を新たにしました。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・ここ数カ月、コロナによって検収が伸びていた案件の現地テストを二日続けて行った結果、テストが無事に完了し、検収を頂けました。
・kintone Café 神奈川 Vol.10を開催しました。
・今まで怠っていた事例集の記事を年末に三日続けてアップしました。

実績を出しながら、日常も充実させる。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくはずです。

§ 業務パートナー 弊社のメンバーが一人離れたことで、案件によっては業務パートナーを交える必要が生じました。むしろ、案件によっては助けを求めねばならないと思っています。

かつてのように投げっぱなしだと利益になりません。だからSESには手を出すつもりはありません。そこをうまくバランスをとり、弊社にとってもプラスになるような案件をこなしていこうと思います。
例えば弊社で請けると範囲が広がり、新規に覚えなければならない案件は、パートナーに振るつもりでいます。

今月から、いくつか自分にかけていた心理のブロックは外しました。例えばオフショア開発など。

外したブロックの中には、業務パートナーとの関係性のあり方も含めています。今後は柔軟に付き合っていこうと思います。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
ありがたいことに複数の案件のお話をいただきました。これもCybozu Daysへの出展など、露出の効果だと思っています。

今月も複数のkintone案件のご依頼をいただいているので、初心に戻ってうちのメンバーにもう一度kintoneを教えながら、じっくりと育てていく方向に舵を切りました。
私も焦っていたのかもしれません。能力以上の仕事を振ってしまっていたのかもしれません。反省点は色々とあります。しばらく、難しい案件は私と技術顧問とで取り組むことにします。早速、今月から私自身が開発に手を染めることにしました。もともと、今年に入ってからも、以前からの案件については私が開発を行っていました。が、原則として新たな案件は全てメンバーに任せるようにしていました。自主性を育てるために。しかしその方法は残念ながら誤っていたようです。

今月からは新規案件の実装に私が携わることで。、開発速度を上げました。技術顧問と協力して。その結果、今月は四つの案件について検収に持ち込めました。もう一つ、数ヶ月にわたって遅れていた案件も、二人で力を合わせることで一気に前に進めることができました。
しばらくは、経営者としての理想を追うだけの振る舞いをやめ、一作業者として原点に戻ります。

とはいえ、弊社の発展を諦めたわけではありません。そもそも経営者がワーカーになっては社の発展は望めません。
なので、来季に向けて手を打ってもいます。福岡の久米さんにお声がけいただいたkintone開発フレームワークのGAMENIにも参加しています。また、弊社内でもPHPのAPIの連携クラスは多数のSaaSに適用中です。
また、今月は反省を生かして複数の心理ブロックを外しました。そうして得た成果は、弊社の利益構造と売り上げ構造を変えていくはずです。来年の春に必ず成果をあげて見せます。

kintoneはTVCMの効果もあり、認知度が飛躍的に上がっています。仕事の中でkintoneを知らないという方に出会うこともほぼなくなりました。
実際、弊社にはさまざまにお声がけをいただけるようになりました。
来月以降にも、続々とお話をいただいています。それらをきちんとこなすためにも、準備と実装のための環境は作っていかねば。

今月は月末に三日続けて事例集をアップしました。今までの開発事例も記事にしていく予定です。



§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
いつになればこの状態が落ち着くのか。財務基盤の弱さをいかにして克服するか。課題は山積みです。

とはいえ、この三ヶ月は家計のせいにできません。明らかに弊社のパフォーマンスが落ちていたからです。

少しずつ財務状況に希望は見えてきていますが、まだ気を緩めるわけにはいきません。
財務の件は、引き続き最優先で取り組んでいきます。

§ 社内体制 今月の初めに、昨年の秋に作成した社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

昨年の12月に募集を出した時にも上記の各理念の前のバージョンを出したのですが、その時と軸はぶれていません。

今月から、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けることになりました。
アドバイザーの方からもビジョンや価値観を持つことは大切、とのお墨付きを頂きました。単なる金稼ぎのためのビジネスに堕す事がないよう、これからも理想を忘れない経営に励みたいと思います。
ただし、あくまでも継続的に経営が成り立つ前提です。業務基盤を疎かにしてはいけません。
このアドバイスの方からは、人事評価と技術スキルの評価を混同することの愚を教えられました。まさにこの二つの評価が混在してしまっていたのが今年の失敗でした。

今月は他にも、私を励ますような記事や書籍に多数触れることができました。
サイボウズ社の林田氏の記事「即戦力にならねば」と悩んでいる中途で入社された方にお伝えしたいこと
JOYZO社の四宮氏の記事「メンバーの成長を考えるなら「前提の共有」から始めよう
の二つの記事は深くささりました。私が育成に焦りすぎていたこと。前提の共有をしようとしていたが、まったく共有できていなかったこと。この二つの記事は私の失敗の原因を教えてくれました。
また、読読レビューでも取り上げた「リモートチームでうまくいく」。この中には新入社員に対してリモートワークはNGと書かれていました。私、この部分を無視してしまったようです。深く反省しました。
他にもアップが控えている記事を書くために「日本でいちばん大切にしたい会社7」を読み返したのですが、理念だけでなく、理念を実現する会社はおしなべて業務の基盤がきっちりと固まっていることを悟りました。

悩める私は先賢の知恵にヒントを得ようと、いくつかの場所を訪れました。そこで先賢の知恵に触れました。
大田区立勝海舟記念館では、島津斉彬公が語った言葉を勝海舟が語った言葉が印象に残りました。
「斉彬公はえらい人だったヨ。(中略)
ある時におれは公と藩邸の園を散歩して居たら、公は二ツの事を教へて下さツたヨ。それは、人を用ゐるには、急ぐものでないといふ事と、一ツの事業は、十年経たねば取りとめの付かぬものだといふ事と、この二ツだツたツケ。」
急いでいたし、十年ではなく一年でやろうとしていました。そんな私の焦りを斉彬公は諭してくださいました。
その少し前、西郷南洲留魂碑を読んでいた私の肩に鳥の糞が落ちてきたことも、私に反省を促している何かの啓示でしょう。
その翌週に訪れた松陰神社でも、吉田松陰が目指した教育方針として、このように書かれていました
「先生が手を加えて正していく教育ではなく、自分で気づかせ、個性を生かす心の通い合う教育。それが松下村塾。」
まさに恥じ入る思いでした。
自主性を養うため、あまり口を挟まないようにした。これがリモートワークでは機能しないことを深刻に感じました。

こうした反省を真摯に行い、来年はまず業務基盤を作ることを目指します。具体的には自社サービスの展開です。心理ブロックを外します。

§ 人脈の構築 先月頭のCybozu Days 2021から、リアルのイベントが少しずつ増えてきました。
今月は対面での打ち合わせを何度か行う機会を頂きました。
リアルで打ち合わせることの手ごたえを感じた月でした。今月、頂戴した名刺は9枚です。

先月のCybozu Days 2021ではありがたいご縁を多数いただくことができました。そのご縁で久々にお会いした方とは10年ぶりでした(12/2)。
その翌日に催された交流会で新たな御縁のありがたみを得ました(12/3)。
kintone Café 神奈川 Vol.10でも新たな御縁がありました(12/21)。他にもマッチングサイトからのご縁や(12/22)、弊社を見つけてくださってのご縁(12/11、12/14、12/22)など、首都圏を西に東に移動しながら、新たな御縁のありがたみに感謝した月でした。

あと、某メディアからインタビューのお申し込みがあり、ウェブでインタビューにも答えました(12/17)。他にも義弟の経営している歯科医院に伺い、貴重なお話を聞かせていただきました(12/16)。

これからもこうしたリアルのご縁を大切にしたいと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月は以下のイベントに参加しました。UiPath Reboot Work Festival Japan 2021(12/1)。奉行クラウドフォーラム 2021(12/7)。kintone Café 神奈川 Vol.10(12/21)。
また、師走恒例のAdvent Calendarには以下の記事で参加しました。kintone Advent Calendar 2021(12/17)。

今月の登壇はkintone Café 神奈川 Vol.10で少しお話した程度です。冒頭の「kintone Caféとは」の部分と、kintone インポートチャレンジの出題者として。
今年の春に3カ月に一度kintone Café 神奈川を開催するとぶち上げたのですが、それが無事に貫徹できたのは嬉しかったです。

また、こうした世相ではありますが、今月はお酒や会食の席にもお招きいただきました。
Italian kitchen VANSAN(12/2)。炭火ホルモン焼き酒場 恵の家(12/21)。
最初のはCybozu Days 2021で弊社ブースに来てくださった方との飲み会です。久々にお会いしての会合はとても楽しかったです。後者はkintone Café 神奈川 Vol.10の懇親会です。高知からわざわざ来てくださったじゅんちゃんをまじえてのお酒はとても美味しかった。

リアルの場でこうして会える機会が増えたことは誠に喜ばしい。

弊社の開発や記事執筆のお仕事はこうした対外活動から生まれています。代表自身による新たな交流を発信することは絶対に怠ってはならないと肝に銘じています。

きっと、必ずや、コロナは小康状態に落ち着くと信じ、また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。

§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんの運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップする作業ですが、今月は1本アップしました。
(「アクアビット航海記 vol.38〜航海記 その23」)
家のことで士業さんに相談するも、袋小路に追い詰められた頃の模索を振り返っています。

今月、書いた本のレビューは7本(
やし酒飲み
リモートチームでうまくいく
あなたを天才にするスマートノート
さよならホテル・カリフォルニア
図解明解 廃棄物処理の正しいルールと実務がわかる本
息吹
男役

今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた物申すは0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは5本(
私、Mac方面については素人なのですが、、、
kintone Café 神奈川 Vol.10を開催しました
事例:株式会社テル・コーポレーション様
事例:某弁護士法人様
事例:株式会社ライライ様
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

§ 年表

・十二月お仕事

新橋で打ち合わせ×3、調布で会食、京浜島で現場テスト、ハローワーク町田で手続き、船堀で作業、船堀で現場テスト、新小岩バーミヤンで商談、コインスペースふじみ野で作業、ふじみ野の歯科診療所で調査、福祉パルたまでkintone Café 神奈川 Vol.10を開催、向ケ丘遊園でkintone Café 神奈川 Vol.10の懇親会、秋葉原の東京都中小企業振興公社で打ち合わせ、江戸川区で商談、月島で商談、丸の内ブリックスクエアで作業、アクアビットサテライトオフィス×13

§ ツイートまとめ
・十二月ツイート

https://togetter.com/li/1823321


2021年11月のまとめ(法人)


令和三年十一月。
コロナウィルスの新規患者数は激減し、世の中は平常に戻りつつあります。
代表のコロナ感染が九月と十月の弊社を苦しめました。さらに今月も後遺症となって影響を及ぼしています。
ですが、コロナ禍を乗り越えた今月は、それを乗り越えられる手応えをつかむことができました。Cybozu Days 2021の出展という最大のイベントにおいて。

そこで得た手応えは、ブログにも書いた通りです。

今月も多くの引き合いに恵まれました。また、複数のお客様の案件で検収に向けて大きく進めることができました。

今年に入ってから、二人の新たな仲間を迎え入れた弊社。
ですが、今月をもって一人が弊社を離れることになりました。これは私の力不足が招いた結果です。
来月からは三人体制で新たにやり直します。新たな体制を固めていかなければ。

達成度五割。達成感七割。満足感八割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたあらゆる方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括 十一月度の売上は、まだ確定していません。
今月は最低限の目標額は達成しましたが、本来あるべき額としては及んでいません。
あと二つの大きな案件が最終のご検収に至れていません。一つは今月の大阪への出張でほぼめどをつけました。ただ、もう一つの案件があと少しで終わりません。

ただ、今月は既着手の案件の着手金があり、その着手金の計上でなんとかなっています。

弊社は売上を一社に依存せず、複数のお客様に分散させています。それが原因で月によってまちまちの売上になってしまいます。売上が少ない月は当然苦しくなります。
ですが、安定を捨てても一社への依存が強まることは何かあった時のリスクにもなります。今後も引き続き、売上を特定のお客様に頼らず分散させる体制を維持していこうと思います。それが経営上のリスクをより低めてくれるはずです。
ただ、ここ三カ月の売り上げ減はやはり厳しいです。今後の弊社の収入源を根本から考えなおす必要を切実に感じています。
つまり、継続的な売り上げを確保するサービスの開発です。今月はその開発を進めるためのご縁も多数いただきました。そのため、今月の後半はそれに向けて真剣に検討を進めました。

複数の案件を並行しながら成果につなげる。そのためには、一件あたりの稼働時間を少しでも抑え、なおかつ品質も維持しなければなりません。まだまだ、同時並行で多くの案件をこなすにはメンバーの習熟度が足りていません。シングルタスクが精いっぱい。
残念ながら弊社の財政の体力が持たず、体制の上でも仕切り直しを余儀なくされてしまいました。
マルチタスクができるようになれば、複数の案件を同時に進行させながら、ご検収もいただけるようになるはずだったのですが。
新たなサービスの開発と通常の開発の並行を実現するためにも、日々試行錯誤しています。

おかげさまで週あたり数件の新しい引き合いをいただけています。それは、以前から代表が露出に励んでいたおかげもあるでしょうし、少しでも弊社のメンバーの成長が代表の余裕につながっているからかもしれません。
特に今月は新たな引き合いを多数いただけました。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・Cybozu Days 2021に出展し、多数の来場者の方々に弊社ブースに立ち寄ってもらえました。そこから複数の引き合いにもつながりました。
・関西のお客様の某案件で現地でテストを行った結果、無事にテストを終えることができました。
・kintone Café JAPAN 2021で代表がkintoneインポートチャレンジの挑戦者として登壇し、多くの反応をいただきました。
・メンバーが一人、今月をもって別の道を行くことになりました。

実績を出しながら、日常も充実させる。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくはずです。

§ 業務パートナー 今年に入り外注ではなく、自社で業務にあたっていく方向に舵を切った弊社。
自社で開発にあたるため、コミュニケーションのやり方やフローに日々改善を加えています。

代表がコロナに感染したことで低調になってしまったのですが、Cybozu Days 2021の成功をへて、今月は再び協業に向けた取り組みを始めています。パートナーさんにも一部の出展内容を作ってもらいましたし。
今回は出展して下さったパートナ企業さんや技術者さんにもブログを書いてもらいました。
Cybozu Days 2021へ参加しました
Cybozu Days2021に参加してみての感想

その中でも、Slackでの内部発信(社内およびパートナー様向け)は毎営業日に着実に行っていました。
代表の考えや哲学や思いを共有し、円滑に成果をあげていくためにもこれからも欠かさず行っていくつもりです。

体制を強めるとともに、業務パートナーさんとの協業にも効果を出したいと思っています。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
弊社はkintoneに未来を賭けようとしています。もちろん、案件がkintoneだけで完結することはまずありません。ウェブサイトも含めた周辺のシステム、特にSaaS/PaaSとの連動が欠かせません。
そのため、弊社が扱う対象はkintoneに絡むPaaS/SaaS、言語はkintoneとの連携に必要なJavaScriptやphpに絞っています。

その一方で、同じように考えてkintoneビジネスに従事されている会社は多数いらっしゃいます。そうした会社と弊社を区別をつけるためにも、サイボウズデイズの出展のテーマとして、色合いを少し周りのブースと変えた連携ネタを披露しました。
また、弊社の強みは他のSaaSとの連携にあると思っています。なので、今月はスマレジ社のスマレジdevelopers dayにも参加しました。

また、某案件で必要になったため、BenchmarkとwooCommerceとkintoneをつなげるphpのclassを作成したのも今月の成果です。

弊社にはkintoneとは全く関係ない案件も引き合いがあります。その時、kintoneのみしか取り扱わないと断ってしまう姿勢は、今後のリスクにもつながります。そのため、kintoneに関する可能性があれば、まずは一度お話を伺ってみようと心がけています。周辺のシステムとの連携を含め、提案を行うことでお客様のご要望にも応えられますし、弊社のビジネスも広がるはずです。

それでもあまりkintoneに関係ない案件については、パートナー企業に委ねています。ただ、無条件に振るのではなく、今後のことを考えて。

おかげ様で新たな案件の引き合いは途切れずにいただけています。来月以降に続くお話も。それらをきちんとこなすためにも、準備と実装のための環境は作っていかねば。
また、お客様からのご要望をただ受けながら対応するのではなく、

その中で代表の抱えていた作業を少しずつ切り離していくのが目標です。そして、弊社が代表だけの会社でないことを早く世に知らしめたいと思っています。



§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
いつになればこの状態が落ち着くのか。課題は山積みです。

助成金や補助金にも力を借りて乗り切ろうと思います。
財務の件は、引き続き最優先で取り組んでいきます。

§ 社内体制 昨年の八月より、常時専任の技術者さんに顧問として手伝ってもらい始めました。

また、昨年の九月には、
社是
企業理念
経営理念
9つ(ナイン)の「ない」
アクアビットに合わない方
を作成しました。

さらに、今年からは新たに二人の仲間に参加してもらっていました。その集大成がCybozu Days 2021のはずでした。
実際二人のメンバーには終わった後ブログを書いてもらいました。
Cybozu Daysに行ってみた
Cybozu Daysに初参加、初出展してみた

ところが、今月から一人が弊社を離れることになりました。
リモートによるサポートだけでは理解度に差が生じるため、週に一度は必ず顔を合わせての作業を行っていましたが、
9月に代表がコロナに感染したことで、対面作業ができなくなり、さらに価値観や技術到達度の期待値でもずれが生じてしまいました。特に価値観のずれは深刻でした。そのずれが顕わになったのがCybozu Days 2021でした。
これは代表の力不足だったと痛感しています。
各種ツールを活用しながら、開発にあたっての一体感は醸成していきたかったのですが。
リモート開発だと価値観のずれを見つけることができませんでした。リモート開発の難しさを痛感しています。反省することしきりです。

また来月から関係を構築する努力をやり直そうと思います。
SI交流会で、こうした経営理念も含めて社員全員で考える文化を教わりました。メンバー全員で再検討するつもりで。
代表も先月からつけ始めた部下ノートを継続し、皆で成長していけるような関係を作っていこうと思います。

規模拡大が目的の全てだとは思いません。が、弊社の定めた企業理念

企業理念
公明正大な情報技術をあらゆる生き物のために
正直に、飾らずに、パートナー、お客様、地域、自分、家族のために

の実現のためにも、体制の効果を発揮したいと思っています。

§ 人脈の構築 人と対面する機会がめっきりなくなったこの一年半。
ところが、さまざまなチャネルを通じて弊社には定期的に新たな引き合いをいただいています。本当にありがたいことです。
おそらく、あちこちで露出をしてきたからでしょう。イベント登壇、他社のブログ登場、今までに弊社サイトに書いたさまざまなブログ群、SNSの書き込み、既存のお客様からのご紹介。

リアルのイベントが復活するにはまだまだ時間がかかるはずです。
そのため、引き続き複数のチャネルによる新規案件の確保に注力しようと思います。
今月、頂戴した名刺は77枚でした。Cybozu Days 2021の出展とスマレジDevelopers Dayといったリアルイベントへの参加が大きかったです。

ブログ発信、SNSの書き込み、オンラインイベントへの登壇は今後も行っていこうと思います。
オンラインであっても人脈は構築できるはず。ビジネスの新たな流れを創り出すため、引き続きオンラインイベントには参加していくつもりです。コロナ禍が落ち着くことは当分なさそうなので。
もちろん、案件を着実にこなし、誠意と公正さを持ちながら。
引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月は以下のイベントに参加しました。Cybozu Days 2021 Tokyo(11/1-2)。kintone Eva Night(11/1)。kintone Café JAPAN 2021(11/13)。kintone SIGNPOST勉強会 vol.0(11/18)。kintone Eva Camp(11/19)。kintone SIGNPOST勉強会 vol.1(11/25)。スマレジ Developers Day(11/26)。

今月はとにかくCybozu Days 2021につきます。久しぶりの嬉しい出会いもありました。また、サインを求められる面白い経験もできました。
Cybozu Days 2021を終えて(ブース出展編)

また、kintone Café JAPAN 2021では代表がkintone インポートチャレンジの挑戦者として20分強でワナが仕掛けられたインポート作業を終えました。ご声援と多数のコメントを頂いたのは今月の思い出です。

それと月末にはスマレジ Developers Dayにも参加しました。コロナになってから遠ざかっていたリアル交流会は、とても久しぶりでよかったです。

もう一つ、kintone Eva Campではkintone エバンジェリストの皆さんとオンライン交流を深めました(11/19)。オンライン飲み会の食事と飲料が自宅に届くnonpiで楽しみました。私はビールやチューハイを。ここまでそろえてもらえるとオンライン飲み会も楽しくなります。

来月以降も適宜露出し、案件の増加につながる営業活動を行っていきたいと思います。今後とも、代表と弊社メンバーによる情報の発信を行っていく予定です。弊社のYouTubeチャネルも開設したことですし。
来月早々にはYouTubeチャネルに動画を一本アップする予定です。

きっと、必ずや、コロナは小康状態に落ち着くと信じます。そして、また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社とかかわっていただいた皆様、誠にありがとうございました。

§ 執筆活動 三年前の春まで連載していたCarry Meさんが運用している本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップする作業ですが、今月は0本アップしました。アップするのをすっかり忘れておりました。来月は必ずアップしたいと思います。

今月、書いた本のレビューは6本(
アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書
タイタンの妖女
成功している人は、なぜ神社に行くのか?
太陽の簒奪者
未来の年表
球界に咲いた月見草 野村克也物語
)。
今月、書いた映画のレビューは1本(
信虎
)。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは6本(
Cybozu Daysに行ってみた
Cybozu Days 2021を終えて(セッション聴講編)
Cybozu Days 2021を終えて(ブース出展編)
Cybozu Daysに初参加、初出展してみた
Cybozu Days 2021の弊社関連ブログまとめ
kintone Café JAPAN 2021でミッションに挑みました
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

§ 年表

・十一月お仕事

アパホテル&リゾート東京ベイ幕張×2、幕張メッセ 国際展示場2-3ホール×2、とんかつ kappo 有薫 海浜幕張店、とり鉄、ファミリーマート 銀座御門通り店で作業×2、銀座で打ち合わせ、オレガノ高槻駅前で打ち合わせと作業×2、関西大学総合情報学部で作業、川安、渋谷で商談、ファミリーマート 渋谷東二丁目店で作業、半蔵門で商談、サンマルクカフェで打ち合わせ、おでんやden、ハローワーク町田 森野ビル庁舎、ココデンタルクリニックで作業、東京法務局 町田出張所×2、町田税務署、スマレジ東京ショールーム、町田市立中央図書館で調査、アクアビットサテライトオフィス×7

§ ツイートまとめ
・十一月ツイート

https://togetter.com/li/1809704


Cybozu Days 2021の弊社関連ブログまとめ


先日のCybozu Days 2021の結果、弊社の出展は無事に終わりました。

開催前日までは弊社の出展内容そのものよりも、弊社メンバーにkintoneとkintoneの周辺のエコシステムの雰囲気に慣れてもらうことに主眼を置いていました。

なぜkintoneへの支持が増えているのか。サイボウズ社が掲げる「チームワークあふれる社会を創る」理念とkintoneはどうつながるのか。システムはシステム開発会社が作る、という従来の観念をkintoneはどう覆しつつあるのか。
なぜシステムの展示会なのに、その概念を打ち破るようなノリと意匠とデザインで、宗教!?と思わせるような一体感が必要なのか。

今後、システム業界で仕事を続けていく上でこれらの視点を欠いたままだと、技術者としての将来のキャリアはどこかで暗礁に乗り上げてしまう可能性が高いとみています。

その熱や危機感が弊社メンバーにどこまで伝わったかは、これからの結果が教えてくれるでしょう。

それよりも、当日までは営業や売上につながると期待しておらず、来場者に経路の変わった展示として異彩を放つことだけ考えていた弊社ブースの出展内容に対して、来場された多くのお客様から関心を寄せていただきました。

改めて皆様に感謝いたします。
弊社ブースに関連したブログやつぶやきを以下にまとめておきます。(投稿日時順)

10/13-11/13
アクアビットのCybozu Days 2021まとめ
https://togetter.com/li/1802257

11/4
Cybozu Daysに行ってみた

Cybozu Daysに行ってみた

11/5
Cybozu Days 2021を終えて(セッション聴講編)

Cybozu Days 2021を終えて(セッション聴講編)

11/6
Cybozu Days 2021を終えて(ブース出展編)

Cybozu Days 2021を終えて(ブース出展編)

11/7
Cybozu Days 2021へ参加しました
https://note.com/m_otake/n/nbe5e7b002c51

11/8
Cybozu Daysに初参加、初出展してみた

Cybozu Daysに初参加、初出展してみた

11/9
Cybozu Days2021に参加してみての感想
https://note.com/ryoyamazaki/n/n7c394eb85405


Cybozu Days 2021を終えて(ブース出展編)


先日のCybozu Days 2021。弊社は昨年に続いてブースを出展しました。
弊社の出展テーマは「機械とkintoneの連携」にしました。

なぜそのテーマを選んだのか。それは昨年初めて出展した際、同様のテーマで出展されているブースがほぼ見当たらず、これなら弊社でも存在感を出せると思ったからです。
ほとんどの会社は、連携や自社のサービスを出展していました。
それは当たり前のことです。サービスメーカーにとっての展示会とは自社のサービスを皆さんに知ってもらい、売り上げにつなげるためにあるのですから。Cybozu Daysも例外ではありません。

一方、弊社は自社のサービスと呼べるようなものを持っていません。昨年も今年も。
自社でサービスを持たずに展示会に出展することは徒手空拳で試合するようなもの。普通はなかなか踏み出せません。
私も昨年、内心ではそのことに引け目を感じていました。自社のサービスを持っていない弊社が出展しても良いのだろうかと。ですが、思ったよりブースに反響がありました。その結果、引け目は私の中から消えました。
自社のサービスを持たないこと。それは実は、Cybozu Daysに出展する上では弱みではなく、むしろチャンスなのかもしれません。自社のサービスがないことは、それを逆手にとれば、なんだってやれるのですから。

LOVE YOUR CHAOS。今年のCybozu Days 2021のテーマです。
テーマにカオスが打ち出されているのなら、一つぐらい連携やコンサルティングや自社のサービスを主張しない、全く違う色合いのブースがあってもいいじゃないか。そういう気持ちで出展しました。
思った以上に弊社の展示が異色だったためか、皆様からもさまざまなお言葉をいただきました。尖っているとか、目立っているとか、カオスとか。

今年は弊社も雇用に踏み切り、人数も増やしました。そのため、早い段階から自社単独での出展を考えていました。そしてテーマも。

今年の展示は三つの柱からなっています。
・テレメーターとkintone
・現金つり銭機とkintone
・カーナビゲーションとkintone

自社単独で、とはいうものの、弊社メンバーもまだまだ発展途上。案件をこなすだけで精一杯です。そのため、それぞれの出展は協力会社や技術者にもご協力を仰ぎました。

テレメーターとkintoneの組み合わせは、弊社とは数年前からパートナーとして密に協業している有限会社シンボ技研様に協力をお願いしました。
テレメーターとは、ダムや河川の水などを継続し警告するための機械関係の総称です。シンボ技研様は、日本全国のさまざまな場所に設置されているテレメーターを設計しています。
その豊富な経験と知識をkintoneに活用していただく発想は、数年前から温めていました。

今回の展示にあたっては、会場に雨水量を計測するセンサーと水を受ける容器を持ち込みました。

仕掛けはこんな感じ。
・水を受ける容器に雨水量を計測するセンサーを置きます。
・来場されたお客様にペットボトルの水を雨水量センサーに注いでいただきます。
・センサーを経由したデータはRaspberry Piで処理されます。
・Raspberry Piから座標情報とともに雨量データをkintoneに飛ばします。
単純ですが、それだけにお客様にとっては全体の構成が分かりやすかったようです。効果と使い道、その実装の可能性も含めて。
その結果、さまざまな会社様に興味を持っていただきました。それこそ沖縄から北海道まで。

次の現金つり銭機の出展は、最後に決めました。当初はテレメーターとカーナビゲーションとの連携に加え、何らかのセンサーとkintoneの出展を考えていました。ですが、お客様の案件で現金つり銭機とkintoneの連動を実現したことをきっかけに、それを発展させ、より深く追求してみることにしました。
現金つり銭機を扱われているグローリー株式会社様にご協力を仰ぎ、会場に現金つり銭機の実物を持ち込みました。

現金つり銭機とkintoneを直に接続することは難しいため、両者を介するWindowsアプリケーションが必要です。
そのアプリケーションは、グローリー様よりいただいた仕様書に沿って、弊社で作成しました。
アプリケーションは、現金つり銭機に対して金種がいくらあるかを問い合わせます。さらに出金・入金の指示も行うことが可能です。

Windowsアプリケーションのインターフェースは、ブラウザ上で動作するクラウドの世界ではあまり出番がありません。そのため、Cybozu Daysの会場内ではレガシーな香りを醸し出していました。
レガシーですが、実際に入金や出金の指示によってお金がジャラジャラと出入りする様子は異色。それもあってか皆様に興味深く見て頂けたようです。

続いてはカーナビゲーションとkintoneの連携です。
こちらは株式会社マップル様のご協力を仰ぎました。さらに、実装についてはフリーランス技術者の大竹さんに全面的に携わってもらいました。

カーナビゲーションは普通、一つのマップに一台の車のルートを表示します。
今回、私たちは複数台の車とルートを一つのマップに同時に表示させる荒業を実現しました。
その出発地と目的地は、kintoneのレコードに保存しておきます。ウェブ側に仕込んだスクリプトはkintoneからの情報を読み、それをマップル社のAPIに対して指示します。マップル社のAPIは、現在位置に応じて地図を再描画します。到着予測時刻等も含めて。

今回は複数台の車から同一の目的地を指定し、その動きをデモで示しました。
例えば複数の出発地と目的地もバラバラの車の動きを同時に表示できれば可能性は広がります。バス、タクシー、レンタカー、レンタサイクル、救急車、ゴミ収集車、消防車、人。
それらの動きを一つのマップ上で同時に表示できれば、配車担当者様にとって必要な情報が一目で見られます。

カーナビゲーションの展示もお客様からのお問い合わせと引き合いを複数いただきました。
皆様からの熱のこもったご質問は、弊社が目指すべき目標や次の一手をより明確にしてくれました。


今年は、去年はなかったブースツアーのコースに弊社を通っていただきました。弊社ブースについて説明するkintoneエバンジェリストの前田さんのお話を大勢の方が興味深く聴いておられました。

今年は昨年の反省を生かし、展示ブースに貼るパネルもシンプルかつ見やすい形にしました。
代表のラフ案をもとにデザインしてくれたのは代表の娘です。
娘は中学生の頃に個人事業主として登録し、小遣いは自分で稼いでいました。今年の春にイラストレーターの専門学校を卒業した後、個人事業主として活動しています。
今回の弊社のパネルもなかなか好評を博しました。娘にとっても自信につながったのではないかと思います。

今回の展示を通し、さまざまな方とさまざまな会話ができました。そうした会話を通し、来年度の展示内容や共同で出展するパートナーなどのアイディアが泉のように湧いてきました。
これはリアルの開催だからこそ実現できたことだと思っています。リアルの交流から生まれる発想や着想。私たちがコロナによってどれだけその機会を奪われてきたか。今回のCybozu Days 2021はそれを私に教えてくれました。そうした発想や着想は全て弊社の財産になるはずです。

自社のサービスを持たなくてもいい。いや、逆に持たない方が自由な発想の展示ができる。来年も、展示内容や展示パートナーも含めて尖ったブースにしたいと今から意気盛んです。

去年に続いて今年のCybozu Daysも、新型コロナウィルスが完全に収束していない中での開催でした。そんな中、この困難なミッションを無事に成し遂げたCybozu社の皆様には感謝しかありません。

各社さんのブースで対応してくださった方や、催された多くのセミナーに登壇してくださった方もありがとうございます。
そして、来場してくださった全ての方にも大きな感謝を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました。


Cybozu Days 2021を終えて(セッション聴講編)


先日のCybozu Days 2021。弊社は昨年に続いてブースを出展しました。
そのため、今年もあまりセッションを見ることが叶いませんでした。

本稿では私が見ることのできたセッションのうちの一つ、二日目のKeynoteセッションで感じたことを書いてみたいと思います。

LOVE YOUR CHAOS。今年のCybozu Days 2021のスローガンです。とても良いキーワードではないかと思います。Cybozu社はIT企業として知られています。ITシステムとは、一般的には整然と処理が行われ、カオスとは対極にあると思われがちです。ところがそれとは真逆のキーワードであるカオス、混沌を打ち出すあたり、Cybozu社の真骨頂ですよね。

このCHAOSという言葉はとても深い広がりを持っていると思います。多様性とはCybozu社を語る上で外せません。カオスとは雑多な物事が混在しているさま。つまり多様性です。

Cybozu社が多様性を打ち出すまでに至ったいきさつは、青野社長の書籍をはじめ、たくさん紹介されています。

ですが多様性とは、Cybozu社内だけに当てはまる言葉ではありません。世の中の全ては多様性であり、カオスに満ちています。世の中には多くの人がいて、無数の会社があり、各々のビジネスを多彩に営んでいます。

今までの社会は、その多様な世間を束ねるため、社会や組織や会社という仕組みが必要でした。ともすればバラバラになろうとするカオスを一律でくくる必要があったのです。総員前向け前、右に倣えの精神です。
もちろんその仕組みを否定するのは間違っています。その時代に応じたやり方があるからです。そもそも今まではカオスを束ねる技術がなかったのですから仕方がありません。

今、技術の進歩はクラウドシステムを生み出しました。kintoneのような。
さらに、人がそれぞれに持っている価値観を尊重し合おうという機運も満ちつつあります。

Keynoteに最初に登場した「社会福祉法人浦河べてるの家」さんは、ホームページに掲げられた理念からしてカオスです。むしろ世の中がカオスまみれであることを逆手に取り、カオスの中に徹底して生きていこうとされていました。清々しいまでに。
システマティックなIT屋の理想とは対極の存在です。べてるさんを冒頭に登場してもらうあたりがさすがです。


続いて登場したジーンクエスト社の高橋祥子氏は、生命科学者の観点からカオスが何かを教えてくれました。人もしょせんは生物の輪を構成する一つであり、カオスを構成する一片に過ぎないこと。
私が思うに現代文明の歪みとは、カオスに満ちた世界をシステムや制度で縛ろうとした結果ではないか。
ありとあらゆる制度や仕組みなど、宇宙の尺度に置き換えれば塵にも及ばぬささいなことです。それを金科玉条に奉ることの虚しさ。

そのようなカオスな環境に置かれているからこそ、人はそれを課題として捉え、改善に向かう。
秩序のある環境では人はその環境になじんでしまい、その状況から動こうとしない。まさにわが意を得た思いでした。
ヤクザさんの家に売り込みをかけて掌底で殴られ監禁されそうになったり、朝礼で成績の不振を理由にベランダで丸刈りにされたりした私の経験も、カオスな世の中のほんの一例でしかありません。
むしろ、それをきっかけに変われたことが、カオスな環境の中で私自身を活かそうとした私の生物としての本能にほかならない。

語られる言葉の端々に知恵が満ちており、私は夢中でツイートしていました。

最後に登壇された小国士朗さんも、カオスな環境を受け入れ、そこから新たな発想を作り出す方です。
温泉プロジェクトや注文を間違える料理店、C.C.LemonのCを消してガン根絶を願うプロジェクトなど、面白い発想にワクワクさせられました。

近代は、カオスな世の中を整然とさせようと躍起になっていました。その中で世の中からこぼれてしまったカオスを拾い集め、それを世の中にネタとして提供する小国氏の姿勢は、まさに私たちがカオスに向き合う一つの方法だと思いました。

では、カオスな世の中にありながら、システム開発を営む会社はどのように世の中を泳げばよいのでしょう。
私はまず、人のあり方や思考がカオスであることを認めることから始めなければ、と考えています。

その上で、人が担うべきでない部分を受け持つのがシステムであると考えています。システムやビジネスのオペレーションなど、本来は人が担うべきではなく、そのような作業に人の可能性を費やすべきではないと思っています。
それぞれの人が抱えるカオスは、無限の可能性でもあります。些末なルーティンワークなどシステムに任せ、人はそれぞれが抱えるカオスの中から斬新な発想をくみ上げるべきではないでしょうか。それこそがkintoneの使命ではないかと思っています。

ただし、ルーティン作業も組織や起業によってさまざまです。そこにはそれぞれのカオスをはらんでいます。それをシステムに置き換えるには、システム会社に丸投げする従来のやり方ではとても無理でしょう。それこそカオスを縛って無理やり束ねる旧来のやり方になってしまいますから。
そうではなく、それぞれの担当者の抱えるカオスの一握りをシステムに反映させる仕組みが必要です。そのためには担当者がまずシステムに関われる仕組みが必要。それこそがkintoneの存在する意味ではないかとすら思うのです。

その意味でも、今回のLOVE YOUR CHAOSとはまさに適したキーワードだったと思います。


2021年10月のまとめ(法人)


令和三年十月。
東京オリンピック・パラリンピックの熱も醒めました、コロナウィルスも一時の猛威をどこかに忘れ、劇的に感染者数が減りました。
ですが、弊社は十月も熱く過ごしていました。
代表のコロナ感染は九月の弊社を苦しめました。ですが、10月に入る頃には後遺症も治りました。今月の上旬は秋の花粉に咳き込んでいましたが、それも二回目のワクチンを七日に打ち終わったあとは、副作用もおさまり、ようやく平常運転ができるようになりました。
その後は、世の中の動きに合わせて商談にも出られるように。

九月にはさまざまな公私のことを考えました。代表にとって仕事とは何か、経営とは何かについて。深く考えました。
そして、これからは発信に力を入れていこうという目標が定まりました。今月の後半は代表がCybozu Days 2021について毎日つぶやいていました。

今月も多くの引き合いに恵まれました。また、8月ごろから取り組んでいた複数のお客様の案件も、着手承認が複数下りました。それらが全て実を結べば、弊社の年間売り上げ目標の1/3以上になります。
ようやく売上にも余裕が出てきたようですし、今年に入って2人を入れた事前投資が実を結びつつあります。まだ財務的には厳しい状況ではありますが。

今年に入ってから、二人の新たな仲間を迎え入れた弊社。二人とも頑張ってくれています。特に私がコロナで仕事にならない間、開発やその他のタスクをこなしてくれたことはありがたかったです。一人で仕事をしていたらとてもこの苦境に耐えられなかったはずです。
今月は細かいタスクについてはほぼ任せるようにしています。早く自立してもらわないと。そして弊社もその頑張りに応えられるようにしなければ。自社の直案件を増やし、次の高みへ。
そんなビジョンで業務をこなしてゆきたいと思います。

達成度五割。達成感六割。満足感六割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたあらゆる方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 十月度の売上は、まだ確定していません。
ですが、今月も目標に対して大幅に割り込む見込みです。今月も二つの案件についてご検収をいただきました。ですが、日付を遡って計上したので八月の売り上げが回復した代わりに、今月の売り上げが減っています。
あと二つの大きな案件のうち、最終のご検収に至れていません。もう一つも来月に延びそうです。それが痛かった。

ただ、今月は複数案件で見積もりが通り、着手のご依頼をいただきました。その着手金の計上でなんとかなっています。

弊社は売上を一社に依存せず、複数のお客様に分散させています。
それが原因で月によってまちまちの売上になってしまいます。
月によっては資金繰りがぎりぎりになることを覚悟の上で、今後も引き続き、売上を特定のお客様に頼らず分散させる体制を維持していこうと思います。それが経営上のリスクをより低めてくれるはずです。

複数の案件を並行しながら成果につなげる。そのためには、一件あたりの稼働時間を少しでも抑え、なおかつ品質も維持しなければなりません。まだまだ、同時並行で多くの案件をこなすにはメンバーの習熟度が足りていません。シングルタスクが精いっぱい。
マルチタスクができるようになれば、複数の案件を同時に進行させながら、ご検収もいただけるようになるはずです。その実現に向け、日々試行錯誤しています。

おかげさまで週あたり数件の新しい引き合いをいただけています。それは、以前から代表が露出に励んでいたおかげもあるでしょうし、弊社のメンバーの成長が代表の余裕につながっているからかもしれません。
特に今月は新たな引き合いを多数いただけました。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・freee様にご依頼いただいていたチュートリアル動画の7本を納品・ご検収いただきました。弊社内のみで全て納品できたことは、今後の展開につながりそうです。
・Cybozu Days 2021に弊社が出展しますが、その準備も終え、あとは当日を待つのみです。

実績を出しながら、日常も充実させる。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくはずです。

§ 業務パートナー 今年に入り外注ではなく、自社で業務にあたっていく方向に舵を切った弊社。
自社で開発にあたるため、コミュニケーションのやり方やフローに日々改善を加えています。

先月はコロナに感染したことで低調になってしまったのですが、Cybozu Days 2021に向け、今月は再び協業に向けた取り組みを始めています。パートナーさんにも一部の出展内容を作ってもらったこともあり。

その中でも、Slackでの内部発信(社内およびパートナー様向け)は毎営業日に着実に行っていました。
代表の考えや哲学や思いを共有し、円滑に成果をあげていくためにもこれからも欠かさず行っていくつもりです。

体制を強めるとともに、業務パートナーさんとの協業にも効果を出したいと思っています。

§ 開発案件 今月は八割五分の開発案件がkintoneがらみでした。
弊社はkintoneに未来を賭けようとしています。もちろん、案件がkintoneだけで完結することはまずありません。ウェブサイトも含めた周辺のシステム、特にSaaS/PaaSとの連動が欠かせません。
そのため、弊社が扱う対象はkintoneに絡むPaaS/SaaS、言語はkintoneとの連携に必要なJavaScriptやphpに絞っています。

ただ、ここにきてkintoneとは全く関係ない案件も引き合いを頂く機会が増えています。今月も、以前kintoneで納品した案件をAWSで全てを賄いたいという引き合いを頂きました。
また、kintone案件ですが構築ではなくセキュリティ回りのコンサルティングの引き合いも頂きました。

今のところ、あまりkintoneに関係ない案件については、パートナー企業に委ねています。ただ、無条件に振るのではなく、今後のことを考えて吟味しています。というのも、弊社の技術ノウハウがkintoneだけに偏らないように配慮する必要があるからです。
弊社の主軸をkintone開発に置くのは当然として、可動域をkintoneの外に広げておかねばなりません。もちろん、それによってkintone業務の充実として返ってくる効果も見越しています。
それを踏まえると、kintoneとは無関係にみえる案件も無条件でお断りするのではなく、適宜判断していきたいと考えています。

おかげ様で新たな案件の引き合いは途切れずにいただけています。来月以降に続くお話も。それらをきちんとこなすためにも、準備と実装のための環境は作っていかねば。

二人の仲間が参加してくれたことで、こうした案件を自由自在にこなせるような体制は少しずつ築けています。
その中で代表の抱えていた作業を少しずつ切り離していくのが目標です。



§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
いつになればこの状態が落ち着くのか。課題は山積みです。

助成金や補助金にも力を借りて乗り切ろうと思います。
財務の件は、引き続き最優先で取り組んでいきます。

§ 社内体制 昨年の八月より、常時専任の技術者さんに顧問として手伝ってもらい始めました。

また、昨年の九月には、
社是
企業理念
経営理念
9つ(ナイン)の「ない」
アクアビットに合わない方
を作成しました。

さらに、今年からは新たに二人の仲間に参加してもらっています。
リモートによるサポートだけでは理解度に差が生じるため、週に一度は必ず顔を合わせての作業を行っていました。
先月に代表がコロナに感染し、それによって対面作業ができなかったのですが、リモート体制で乗り切れてしまったため、今月も対面作業は行っていません。

一方で、Slackのハドルミーティングを使った個別打ち合わせは進めています。
また、別のツールをご紹介いただいたので、それを使った一対一の打ち合わせを行おうと思っています。
これらを活用しながら、開発にあたっての一体感は醸成していきたいです。特に今月は何度もハドルミーティングでペアプロを行いました。

また来月から関係を構築する努力をやり直そうと思います。
SI交流会で、こうした経営理念も含めて社員全員で考える文化を教わりました。メンバー全員で再検討してもよいかもし

代表も先月からつけ始めた部下ノートを継続し、皆で成長していけるような関係を作っていこうと思います。

規模拡大が目的の全てだとは思いません。が、弊社の定めた企業理念

企業理念
公明正大な情報技術をあらゆる生き物のために
正直に、飾らずに、パートナー、お客様、地域、自分、家族のために

の実現のためにも、体制の効果を発揮したいと思っています。

§ 人脈の構築 人と対面する機会がめっきりなくなったこの一年半。
ところが、さまざまなチャネルを通じて弊社には定期的に新たな引き合いをいただいています。本当にありがたいことです。
おそらく、あちこちで露出をしてきたからでしょう。イベント登壇、他社のブログ登場、今までに弊社サイトに書いたさまざまなブログ群、SNSの書き込み、既存のお客様からのご紹介。

リアルのイベントが復活するにはまだまだ時間がかかるはずです。
そのため、引き続き複数のチャネルによる新規案件の確保に注力しようと思います。
今月、頂戴した名刺は2枚でした。イベントにも参加しないままでした。

ブログ発信、SNSの書き込み、オンラインイベントへの登壇は今後も行っていこうと思います。
オンラインであっても人脈は構築できるはず。ビジネスの新たな流れを創り出すため、引き続きオンラインイベントには参加していくつもりです。コロナ禍が落ち着くことは当分なさそうなので。
もちろん、案件を着実にこなし、誠意と公正さを持ちながら。
引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はイベントに末日に二件参加しました。
kintoneEvaNight(10/31)、今夜もkintone #73(10/31)。他にもいくつかのYouTube Live配信は拝聴しましたが、通しての拝聴はできませんでした。
今月はコロナの影響はなかったのですが、案件を多数いただいたこともあって打ち合わせや作業が多く、イベント参加に割く時間が取れませんでした。

ですが、翌月の頭にはCybozu Days 2021という大きなイベントが控えています。11月は他にもさまざまな登壇や露出も予定しているので、今月は致し方ないと思っています。
来月以降も適宜露出し、案件の増加につながる営業活動を行っていきたいと思います。今後とも、代表と弊社メンバーによる情報の発信を行っていく予定です。弊社のYouTubeチャネルも開設したことですし。

きっと、必ずや、コロナは小康状態に落ち着くと信じます。そして、また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社とかかわっていただいた皆様、誠にありがとうございました。

§ 執筆活動 三年前の春まで連載していたCarry Meさんが運用している本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップする作業ですが、今月は1本アップしました。(「アクアビット航海記 vol.37〜航海記 その22」)
今回は若輩の代表が背負った家の重みについての話です。これも今に至るマイルストーンの一つです。

今月、書いた本のレビューは8本(
太陽の子
父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
破れた繭 耳の物語 *
煙草おもしろ意外史
虚構金融
FACTFULLNESS
ほら男爵 現代の冒険
もっと遠くへ 私の履歴書
)。
今月、書いた映画のレビューは3本(
神在月のこども
007 NO TIME TO DIE
サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~
)。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本()。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

§ 年表

・十月お仕事

鶴川駅前図書館で作業×2、月島で商談、新橋で商談、キンコーズ西新宿店で作業、HAKADORU新宿で作業、キッチンオリジン鶴川店で作業、ココデンタルクリニックで作業、アクアビットサテライトオフィス×5

§ ツイートまとめ
・十月ツイート

https://togetter.com/li/1795743


2021年9月のまとめ(法人)


令和三年九月。
東京パラリンピックも熱戦でしたね。
ですが、代表は九月に入ってからほとんど見られずでした。
なぜなら新型コロナウィルスに感染してしまったから。
8/30に一回目のワクチン接種を行ってから、二日後。見事にコロナウィルスに感染してしまいました。

朦朧とする中、代表が気にしていたのは仕事に復帰できるのか、ということでした。陽性中に行ったオンライン商談が散々な出来で、今後の仕事人としての将来に不安を感じました。
その中で働き方や弊社の在り方についてもさまざまなことを考えました。
幸いなことに重症にならずにすみ、商談やロジック構築能力に後遺症は残りませんでした。

夏から代表が感じていた心境の移り変わりについては、
私の中身は空虚なり(沢庵和尚の騒々しいお墓)
に記載しました。
その中では、あらためて私にとって仕事とは何か、経営とは何か。人生では何を重んじていくのかを考えました。そして、これからは発信に力を入れていこうという目標が定まりました。
遭難という危地に陥ったことで、弊社の今後をどうしていくかの覚悟も定まりました。

また、コロナ感染によって医療関係者のお世話になったことで、大変な状況の中、尽力してくださっている医療関係者の皆様。そして、自粛の風潮の中、経済的な苦境に陥った特定の業界の方々。そしてオリンピックを通して国民に勇気を与えてくださっているスポーツ選手たち。他にもコロナによって辛酸をなめていらっしゃる皆様。皆様が早く以前の生活に戻れることを願う気持ちが強まりました。

また、こうした中でもリモートで仕事が成り立っていく恵まれた弊社の状況に感謝するとともに、今後もリモート化の流れは揺るがないことも確信できました。
弊社は、そうした流れをより促進していくために引き続き活動していきます。

今年に入ってから、二人の新たな仲間を迎え入れた弊社。二人とも頑張ってくれています。特に私がコロナで仕事にならない間も、開発やその他のタスクをこなしてくれたことはありがたかったです。一人で仕事をしていたらとてもこの苦境に耐えられなかったはずです。
弊社もその頑張りに応えられるようにしなければ。自社の直案件を増やし、次の高みへ。
そんなビジョンで業務をこなしてゆきたいと思います。

達成度四割。達成感四割。満足感四割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたあらゆる方々に感謝します。ありがとうございました。



●弊社の業績

§ 総括 九月度の売上は、まだ確定していません。
ですが、今月も目標に対して大幅に割り込む見込みです。理由は先々月に見込んでいた複数の案件のうち、二つの案件が検収に至らなかったからです。ほぼ検収依頼が掛けられる状態に持ち込めているのですが、まだお客様の都合もあって時間がかかりそうです。代表のコロナ感染ももちろん影響を与えています。

弊社は売上を一社に依存せず、複数のお客様に分散させています。
それが原因で月によってまちまちの売上になってしまいます。
ですが、経営上のリスクをより低めるためにも今後も引き続き、売上を分散させる体制を維持していこうと思います。

今月は弊社メンバーにとっても実装方法や仕組みについて試行錯誤があった月でした。
複数の案件を担当しながら成果につなげるには、一件あたりの稼働時間を少しでも抑え、なおかつ品質も維持しなければ。
これが成果につながれば、複数の案件を同時に進行しつつ、順次検収もいただけるようになるはずです。そうなってようやく経営は安定します。
このあたりはまだまだ頑張っていかなければ。

一方で、案件を継続的に受注できるよう、先々月、先月と代表が露出に励んでいます。
以前からの取り組みの成果も含め、途切れずに新たな案件をいただけています。この九月も数件。このコロナ禍の中でありがたいことです。
体制を組んだことによって、代表がそうした営業活動にリソースを割けるだけの余裕ができつつあります。

今月はコロナがあったので、弊社内の対面作業や勉強会などがほとんどできませんでした。来月からまた心機一転やり成さなければ。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・Cybozu Days 2021に弊社が出展しますが、その出展内容もほぼ確定しました。

実績を出しながら、日常も充実させる。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくはずです。

§ 業務パートナー 今年に入り外注ではなく、自社で業務にあたっていく方向に舵を切った弊社。
自社で開発にあたるため、コミュニケーションのやり方やフローに日々改善を加えています。

ただし、今月はコロナ感染もあり、あらゆる活動が止まってしまいました。

その中でも、Slackでの内部発信(社内およびパートナー様向け)は毎営業日に着実に行っていました。
代表の考えや哲学や思いを共有し、円滑に成果をあげていくためにもこれからも欠かさず行っていくつもりです。

体制を強めるとともに、業務パートナーさんとの協業にも効果を出したいと思っています。

§ 開発案件 今月は七割の開発案件がkintoneがらみでした。
弊社はkintoneに未来を賭けようとしています。もちろん、案件がkintoneだけで完結することはまずありません。ウェブサイトも含めた周辺のシステム、特にSaaS/PaaSとの連動を含めた構成が欠かせません。
そのため、kintoneに絡むPaaS/SaaSや、kintoneとの連携に必要なJavaScriptやphpといった言語を扱います。
ただ、ここにきてkintoneとは全く関係ない案件も引き合いを頂く機会が増えています。今月も、弊社にあまり関係ない案件の引き合いを頂きました。
今のところ、あまりkintoneに関係ない案件については、パートナー企業に委ねようと思っています。その点も含め、弊社の内部であらためて意志を確認する機会を持ちました。

もちろん、弊社の技術ノウハウがkintoneだけに偏らないように配慮する必要があります。
弊社の主軸をkintone開発に置くのは当然ですが、可動域をkintoneの外に広げておくことで、kintone業務の充実として返ってくるはずです。
そのためにも、一見するとkintoneとは無関係の案件も、全てお断りするのではなく、適宜判断した上で請けていきたいと考えています。

おかげ様で新たな案件の引き合いは途切れずにいただけています。来月以降に続くお話も。それらをきちんとこなすためにも、準備と実装のための環境は作っていかねば。

二人の仲間が参加してくれたことで、こうした案件を自由自在にこなせるような体制は少しずつ固まってきています。
その中で代表の抱えていた作業を少しずつ切り離していくのが目標です。



§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
いつになればこの状態が落ち着くのか。課題は山積みです。

助成金や補助金にも力を借りて乗り切ろうと思います。
財務の件は、引き続き最優先で取り組んでいきます。

§ 社内体制 昨年の八月より、常時専任の技術者さんに顧問として手伝ってもらい始めました。

また、昨年の九月には、
社是
企業理念
経営理念
9つ(ナイン)の「ない」
アクアビットに合わない方
を作成しました。

さらに、今年からは新たに二人の仲間に参加してもらっています。
リモートによるサポートだけでは理解度に差が生じるため、週に一度は必ず顔を合わせての作業を行っていました。
今月は、代表のコロナ感染があったので、全く行いませんでした。

一方で、Slackのハドルミーティングを使った個別打ち合わせは進めています。
また、別のツールをご紹介いただいたので、それを使った一対一の打ち合わせを行おうと思っています。
これらを活用しながら、開発にあたっての一体感は醸成していきたいです。

また来月から関係を構築する努力をやり直そうと思います。
SI交流会で、こうした経営理念も含めて社員全員で考える文化を教わりました。メンバー全員で再検討してもよいかもしれません。

代表も先月からつけ始めた部下ノートを継続し、皆で成長していけるような関係を作っていこうと思います。

規模拡大が目的の全てだとは思いません。が、弊社の定めた企業理念

企業理念
公明正大な情報技術をあらゆる生き物のために
正直に、飾らずに、パートナー、お客様、地域、自分、家族のために

の実現のためにも、体制の効果を発揮したいと思っています。

§ 人脈の構築 人と対面する機会がめっきりなくなったこの一年半。
ところが、さまざまなチャネルを通じて弊社には定期的に新たな引き合いをいただいています。本当にありがたいことです。
おそらく、あちこちで露出をしてきたからでしょう。イベント登壇、他社のブログ登場、今までに弊社サイトに書いたさまざまなブログ群、SNSの書き込み、既存のお客様からのご紹介。

リアルのイベントが復活するにはまだまだ時間がかかるはずです。
そのため、引き続き複数のチャネルによる新規案件の確保に注力しようと思います。
ですが、今月、頂戴した名刺は2枚でした。オンライン上では新たにおおぜいの方にお会いしたのですが、対面でお会いしていないので商談に至る関係が作れません。それが残念です。

ブログ発信、SNSの書き込み、オンラインイベントへの登壇は今後も行っていこうと思います。
オンラインであっても人脈は構築できるはず。ビジネスの新たな流れを創り出すため、引き続きオンラインイベントには参加していくつもりです。コロナ禍が落ち着くことは当分なさそうなので。
もちろん、案件を着実にこなし、誠意と公正さを持ちながら。
引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月は以下のイベントに参加しました。チーム応援カフェ Vol.4(9/15)。AWS Dev Day Online JAPAN(9/28)。サイボウズSI交流会(9/28)。kintone Café 神奈川 Vol.9(9/28)。AWS Dev Day Online JAPAN(9/29)。Cybozu Tech Meetup #15(9/29)。AWS Dev Day Online JAPAN(9/30)。

今月は最初の3週間がほぼコロナ感染によって活動ができませんでした。

ですが、月末にイベントに参加しました。また、kintone Café 神奈川では登壇や主宰もこなすことができました。

来月以降も適宜露出し、案件の増加につながる営業活動を行っていきたいと思います。今後とも、代表と弊社メンバーによる情報の発信を行っていく予定です。弊社のYouTubeチャネルも開設したことですし。

きっと、必ずや、コロナは小康状態に落ち着くと信じます。そして、また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社とかかわっていただいた皆様、誠にありがとうございました。

§ 執筆活動 三年前の春まで連載していたCarry Meさんが運用している本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップする作業ですが、今月は1本アップしました。(「アクアビット航海記 vol.36〜航海記 その21」)
今回は娘の誕生を機に初めてホームページを作る話です。これも今に至るマイルストーンの一つです。

今月、書いた本のレビューは5本(
アンジェラの灰
殺人鬼フジコの衝動
日本昔話百選
その後の鎌倉 抗心の記憶
日本書記の世界
)。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は2本(
コロナ感染記
私の中身は空虚なり(沢庵和尚の騒々しいお墓)
) 。
今月、書いた弊社の活動ブログは1本(
kintone Café 神奈川 Vol.9を開催しました
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

§ 年表

・九月お仕事

渋谷で商談、ココデンタルクリニック、アクアビットサテライトオフィス×2

§ ツイートまとめ
・九月ツイート

https://togetter.com/li/1781727