先日の大雨による熱海の土石流による被害によって亡くなられた方々。
そして、元プロ野球選手の大島選手が大腸がんでお亡くなりになったこと。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

私自身の行動にリンクするところがあったので、一文をしたためてみました。

土石流が起こった7/3の3週間前、私は熱海駅の三つ隣の根府川駅を訪れていました。
関東大震災で駅舎や列車が海に流され、多数の死者を出した災害。私はこの災害のことを書籍などで知っていましたが、駅をきちんと訪れたことがありませんでした。どのような地形でどのような土石流が流れたのか、一生懸命イメージを膨らませてきました。
その後、駅舎のすぐ脇に建てられた慰霊碑、近くの道に沿って立っていた慰霊碑、白糸川鉄橋の下にある慰霊碑などを訪れ、手を合わせてきました。
いつ、同様の事故が起こっても備えられるように。

その日から3週間後、土石流による災害が起こってしまいました。動画で見た土石流の威力の前には、人の備えなど無力です。
災害は決してひと事ではありません。私はそのことを心に刻むとともに、亡くなられた方の身になって心を痛めました。
私もいつ、同じような被害にあってもおかしくないのです。

そして、大島選手の死去です。昭和のプロ野球に親しんだ私には、大島選手の姿はおなじみでした。
70歳は早すぎますね。

大島選手の命を奪ったのが大腸がんだったとのことですが、ちょうどその日、私は市から案内された大腸がん検診の申し込みをしたところでした。
その後に大島選手の逝去のニュースを聞いたので、何かの暗合のように思いました。私も健康ケアに心を配らないと、という思いを新たにしたのが大島選手の死でした。

大島選手のブログ https://ameblo.jp/ohshima-yasunori/ はこのような言葉で締めくくられていました。

命には
必ず終わりがある

自分にもいつか
その時は訪れる

その時が
俺の寿命

それが
俺に与えられた運命

病気に負けたんじゃない

俺の寿命を
生ききったということだ

その時が来るまで

俺はいつも通りに
普通に生きて

自分の人生を、命を
しっかり生ききるよ

全くその通りですね。とても心にしみます。

私も必ず死にます。自らの残りの余命を常に感じながら生きています。
その一方で、自分の命を生ききれているか、日々の生活が惰性に落ちていないか、を常に感じています。

今の私は大島選手のように生ききれているとは、思っていません。やりたいことが多すぎるのに、時間は足りない。
寿命は甘んじて受け入れるとしても、絶対に死ぬ前に後悔はするまい、と思います。
70歳といえば、定年が65歳だとして、5年間。65歳で引退できたとして、5年で自分のしたいことが本当にできるのでしょうか。
それを考えると、今のうちから一瞬も無駄にしてはならないと思うのです。

土石流によって亡くなられた方も、ある日突然このような形で命を奪われるとは思っていなかったことでしょう。

大島選手のように、自らの死に対して気持ちを整える時間があればまだ救いがあるのかもしれません。

私もやり残したことがないようにしなければ。

弊社のメンバーにも私の技術などを伝えていきたいと思います。
うちの娘たちにも、私の少々枠をはみ出した生き方などを伝えていければ。


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