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よっちゃばれっ kintone 無尽 vol.3に参加しました


ドットワーク富士吉田で開催された「よっちゃばれっ kintone 無尽 vol.3」に参加しました。

前回は甲府市内での開催でしたが、今回は再び富士吉田で開催されました。
今のところ「よっちゃばれっ kintone 無尽」は甲府と富士吉田を交互に開催しています。
そして、山梨県内に在住・勤務している方のみが参加対象です。
「よっちゃばれっ kintone 無尽」は、kintoneコミュニティとして老舗の「kintone Café」とはポリシーも別にして運営しています。

ただし、運営メンバーは両方とも同じなので、現時点では同じページで両イベントの告知ページを兼ねています。
告知ページはhttps://kintonecafe-yamanashi.qloba.comです。

今回は、ドットワーク富士吉田の会議室スペースをお借りしました。前回はオープンスペースで開催しましたが、今回は趣向を変えてみました。

会議室スペースを使ったことに具体的な目的はありません。あえていえば、コミュニティとしての一体感の醸成でしょうか。
さらに言えば、その中ではお互い踏み込んだkintoneの利用・開発・広報・告知の事例を積極的に意見交換しあっているため、オープンなスペースよりも閉じたほうが開示しやすいという事情も考慮しています。

「よっちゃばれっ kintone 無尽」はまだ立ち上がったばかりのコミュニティでおり、「kintone Café」とどの点で差別化するかは、運営メンバーの間でも試行錯誤の段階です。
実際のコンテンツもまだ流動的であり、まずは今の時点では山梨県内のkintoneプレーヤーの間の交流が深められれば良いと考えています。

今回の内容は、kintone SIGNPOSTのSTEP2「プロジェクト企画」の読み合わせと意見交換のみに終始しましたが、深く意義のある意見交換ができたように思います。
kintone SIGNPOSTのサイトはhttps://kintone.cybozu.co.jp/kintone-signpost/です。

kintoneとは使い方が固定されたシステムではありません。お客様の業種、職種、部署によって違う使い方をされるのが当たり前です。
kintone SIGNPOSTはその認識を合わせるためのガイドであり、まさにサインポストです。つまり、kintone SIGNPOSTを使っても正解はなく、参加したそれぞれの方が自社の状況に合わせて読み替えることが必要です。
kintone SIGNPOSTを用いて意見交換をするためにはうってつけのツールであり、この読み合わせだけでもkintoneの交流は十分に図れるはずです。
また、交流の中ではユーザーごとの事例を開示する必要があります。山梨という共通の属性で括ることにより、安心感を提供するのが「よっちゃばれっ kintone 無尽」のコンセプトの一つです。

実際、kintoneを介した山梨県のプレーヤー間の交流は「よっちゃばれっ kintone 無尽」を通してより深まりつつあります。
今後はさらに山梨県のkintoneプレーヤーを巻き込んで続いていくことでしょう。

kintoneエコシステムは、生態系の考えをビジネスの繋がりに置き換えた言葉です。つまり、kintoneを軸にしたビジネスやユーザー相互のつながりによってビジネスを活性化させようという思想のもと、この言葉は名付けられています。

ここで大切なのは、ビジネスというキーワードが入っていることです。
kintoneエコシステムとはビジネスを抜きにして成り立ちません。
その一方、コミュニティとは強制や義務からは無縁のものであるべきです。

コミュニティにおいて、強制や義務感を覚えるタイミングとはどこでしょうか。
それは、ある特定のサービスや商品を押し売られたように感じる際に生まれます。

kintoneはサービスです。そのため、kintoneをメインに推していないコミュニティにおいてkintoneを過度に勧めてしまうと、強制や義務感を感じさせてしまいます。
ただし、「よっちゃばれっ kintone 無尽」も「kintone Café」もkintoneユーザーを対象にしています。kintoneを使っていることが前提なので、もし全くkintoneを使ったことがない方が来られたとしても、私たち主催者や参加者がkintoneを勧めることはなく、不快な思いをさせません。

問題は、kintoneの周辺のプラグインやサービスを扱う場合です。
kintone周辺のプラグインやサービスは各社さんから多く出ています。そのため、ユーザーにも多くの選択肢が与えられています。
そのどれを使ってもらうかは、サービスベンダー側にとって重要な問題です。そのため、善意であってもコミュニティの中で特定のサービスを勧める行為が押し売りと受け取られないか、常に気を遣う必要があります。

この問題は、kintoneコミュニティーにおいて気を遣う点だと思っています。私自身もkintoneを用いたビジネスをしている以上、コミュニティー運営においては気を付けています。
逆に、コミュニティ運営においてリスクがあるからこそ、私は弊社からあまりサービスを出さなかったのかもしれません。無意識のうちに。

その点を考えると、私は「kintone Café」はサービスに関しては中立の立場を保った運営、つまり理念を掲げた今の形でこれからも運営するのがよいと考えます。
サービス提供者は基本的には自社サービスをあまり取り上げず、参加する場合も一定の距離を置いていただく。
その一方で、「kintone Café」で何かのサービスを取り上げる際はユーザー側の選択に委ね、自由にやってもらえばよいと思います。

むしろ、kintoneの有力なプラグインやサービスは、kintoneを使う際に避けては通れません。かえって避けるのは不自然です。
「kintone Café」であっても運営するユーザーがそのサービスをテーマに取り上げるのもよいのではないでしょうか。

「kintone Café」はkintoneの中で最も有名なコミュニティです。であるなら、それをベンチマークにしてしまえばどうでしょうか。
つまり、「kintone Café」を他のコミュニティの物差しとして、中立かつオープンなコミュニティとしての品格を保ってもらうのです。

それに対して各サービスやプラグインの提供者は、自社の製品を薦めることも許容したコミュニティ自由に催せばよいのです。これで両立ができるはずです。
もちろん、各地のユーザーがそれぞれ「kintone Café」とは違うコミュニティを立ち上げることも自由。ここは多様性を重んじるkintoneの良さを生かしてほしいですね。
それも、「kintone Café」がある意味で規範となっているからこそ可能だと思います。

正直にいって、今の時点でもそうしたコミュニティの使い分けは各kintoneプレーヤーがすでに行っています。
あとはそれを明文化し、うたってしまうだけです。わざわざ明文化する意義が分からない、という方もいることでしょう。ですが、明文化してもそれほど影響はないはずです。であれば、明文化しておけば、今後も参入するであろうkintoneプレーヤーやプラグイン開発業者にとっての指針となるのではないでしょうか?

少なくとも、私にとっては「kintone Café」「よっちゃばれっ kintone 無尽」はそういう使い分けとして両立できています。そして、これはあながち間違っていないと思います。
おそらく私も弊社も「kintone Café」とは違う視点やポリシーのコミュニティを立ち上げることも今後はあるかもしれません。

その姿勢のもと、今後とも「kintone Café」「よっちゃばれっ kintone 無尽」はそれぞれパラレルに開催していくと思います。
なお、最後になりましたが、上に書いた内容は私自身が思ったことであり、運営メンバーの総意ではありません。


ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。


kintone Café 帯広 Vol.4に参加・登壇しました。


2024年2月10日に開催された「kintone Café 帯広 Vol.4」に参加・登壇しました。
告知サイトはこちらです。

参加に当たって

一週間前、私は釧路でのCLS道東(コミュニティ・リーダーズ・サミット in 道東 2024 極寒編)に参加し、翌日の大人の遠足編にも参加してから、帯広へ移動しました。
CLS道東の参加ブログはこちらです。
大人の遠足編の参加ブログはこちらです。
そこから一週間、私の毎日は十勝平野の中にありました。

一週間もの間、十勝に滞在していたのは、kintone Café 帯広に参加する予定があったからです。
そのため、CLS道東が終わった後、どうやってkintone Café 帯広までの一週間を過ごすかを考える必要がありました。
以下では、十勝での活動にも触れつつ、なぜ私がkintone Caféにリアルで参加しようとするかの理由も語りたいと思います。

幸いなことに、同じ時期に丸正田中様への納品タイミングが重なっていました。丸正田中さんは弊社の十勝のお客様です。
CLS道東からkintone Café 帯広までの間に納品も済ませてしまう。
これもタイミングが全てうまく合ったからです。全てが天の配剤と言うべきタイミングでした。
十勝ではほぼ全日程をSEEDPLUS社を経営されている前嶋さんと過ごしました。

前日と当日、十勝でのご縁が強まりました

特に前日には、十勝での様々なご縁がありました。以下に軽く触れます。

開拓村
前日の2/9の午前には道の駅 ピア21しほろを切り回している堀田さんと懇談しました。CLS道東でお会いした堀田さんからは、道の駅の運営についての貴重なお話が伺えました。わが国でも筆頭に挙げられるじゃがいも産地の士幌で存分に腕を奮われておられる堀田さんの取り組みからは、十勝の底知れぬ可能性を体感しました。十勝でのご縁がまたひとつ増えました。
その後、帯広空港で丸正田中の社長様を迎えに行き、夜には社長様からのご要望をその場で全て実装しました。これで、CLS道東とkintone Café 帯広までの十勝滞在の最大の目的を達しました。
そして2/10。kintone Café 帯広 Vol.4の当日。丸正田中の社長様と前嶋さんとで中札内村の焼肉 開拓村で美味しいお肉をいただきました。このお店は前日にお会いした堀田さんのご実家であり、こうやって十勝でのご縁が次々とつながっていくことに手応えだけを感じました。

LAND内
社長様に帯広まで送っていただいた後、私と前嶋さんは帯広駅前にあるLANDで小田さんと懇談しました。とかち財団の小田さんもCLS道東でご縁をいただいた方です。

さて、なぜここまで十勝での様々なご縁を紹介したか。
それは、今回のkintone Café 帯広に参加した目的にもつながります。
kintone Café 帯広の参加にあたっては、十勝での弊社の認知度や皆さんとのご縁を広げることが主な目的でした。

というのも、今回のkintone Café 帯広で、私は当初、登壇する予定がなかったのです。
普段ならkintoneエバンジェリストとして何らかの登壇を行いますが、今回は、登壇者の晩成温泉の高田さんの登壇を応援できればそれで目的は達せられました。

急な登壇のご依頼

ところが、登壇予定の方が来られなくなったらしく、私に登壇依頼の白羽の矢が立ちました。それが前日の夕方のこと。

丸正田中の社長様に作業の成果とご要望のヒアリングをする前の30分ほどで登壇内容を考え、資料を作り始めました。その日の夜中と翌朝(登壇当日)に資料の作成を続け、さらにLANDにおいて資料の残りを作り上げました。

kintone Café 帯広 Vol.4

相互電業近くの雪道
時間が近づいてきたので、kintone Café 帯広の会場の相互電業さんへ向かいました。
相互電業さんに伺うのはこの一年で四回目です。
前年の3月にkintone Café 帯広 Vol.2でお伺いした際にも雪が残っていました。が、今回はその時よりも雪が積もっています。路面は凍っていて気を付けて歩かないと剣呑です。
それまで滞在していた中札内村や大紀町の雪も大変でしたが、街の中に大量の雪が残る様は、まさに雪国の現実を思わされました。

茶々丸
会議室に入ると、なんと茶々丸が辺りを徘徊しているではありませんか。
茶々丸こそは、愛するペットと暮らしながら仕事がしたいと言う今野さんの願いの象徴であり、働き方改革のツールとしてのkintoneの開発者・利用者の間でも広く知られたワンちゃんです。
全国のあちこちで開かれているkintone Caféの中でも茶々丸と帯広は著名な組み合わせです。

kintone Café 帯広 Vol.4
茶々丸を抱っこした今野さん
その茶々丸を抱きかかえた、今野さんからの開始挨拶でkintone Café 帯広 Vol.4は始まりました。

高田さん
そしてトップバッターとして話していただくのは、晩成温泉の高田さん。
私も前々日に晩成温泉に泊まらせてもらい、そのアイラモルトを思わせる豊かな泉質に疲れが癒されました。私の好きな温泉です。

高田さん
今回、私が丸正田中さんにおいてkintoneの実装を行う上で、高田さんの尽力は大きかったです。
高田さんの登壇のテーマは「楽をしたい」という潔いもの。高田さんの掲げるテーマは、まさにkintoneの存在意義そのものです。
私も詳しく業務の内容をヒアリングした晩成温泉の運用。
手動でExcelに手打ちで入力し、紙ベースでの回される運用。業務が人に属し、業務が変わらない限り楽にならない運用。そこからどうやって楽になるか。そこに焦点を合わせ、一貫した高田さんのお話はとても魅力的でした。

高田さん
私もしばしばkintone Caféで話します。ところが、弊社のお客様をお招きし、kintone Caféで話してもらう機会はそう多くありません。その意味で、今回のkintone Café 帯広 Vol.4で高田さんに話してもらったことはよい思い出になりました。

高田さん、ありがとうございました。

白石さん
次いで、株式会社ズコーシャの白石さんからです。
白石さんは、ご自身でkintoneやgusuku Customineを駆使して業務改善にまい進しておられます。

白石さん
現場の事をもっともよくわかっている方がkintoneを使いこなした方が、現場の業務改善には有効。

白石さんの取り組みは、まさにその証しです。
ボタンもさまざまに組み込み、kintoneとその可能性を試しておられる様は、印象を受けました。
カスタマイズをやりすぎているのではないか、というご自身への客観的な視点を語りながらも、自社のDX推進として現場の運用と矛盾が生じないようにさまざまな実装を試しておられる姿は、まさにkintoneとユーザーの幸せなマリアージュ。

白石さん、ありがとうございました。

和田さん
続いては、モノデジタル社の和田さんから。

和田さん
和田さんはなんと和歌山から駆けつけて下さったとのことです。kintone Caféの会場には娘さんを連れてこられていました。
茶々丸を追っかけまわしていた娘さんの姿がかわいらしかったです。

和田さん
さて、かわいらしい娘さんと対照的に、和田さんの登壇内容はDXとセキュリティという硬質でかつ、kintone Caféとしても知っておくべき内容でした。
和田さんはモノデジタル社の代表取締役と同時に、一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会の和歌山支部でも活動されておられます。
スライドは後者の立場からの啓蒙的な内容で、さまざまなセキュリティの脅威がありますよ、ランサムウェアは恐ろしいですよ、という内容でした。もちろん、kintoneは政府のISMAP(政府情報システムのためのセキュリティ評価制度)にも登録されていますが、その点でもきちんとお話をしてくださいました。

最近ではお客様へのkintoneの導入前にセキュリティが整っているかについても説明を求められることが増えています。そうした規模のお客様にkintoneを進めるにあたって、セキュリティ知識のアップデートは怠るべきでないことを痛感しました。

和田さん、ありがとうございました。

ここで休憩を挟み、SEEDPLUS社の前嶋さんは一足先に東京へとお帰りです。
月曜日の昼すぎから土曜日の夜まで、約六日間、ありがとうございました。

長井
さて、次は私の番。
前日の夕方に依頼を受けて作ったスライドをご披露しました。

長井
今回のkintone Café 帯広のテーマが【kintoneや連携サービスの好きな所を共有し合ってみよう!】だったので、連携サービスをテーマにしました。その時たまたま目に入ったのが、kintoneエバンジェリストの石際さんがカレンダーPlus+Stylesという拡張機能を出したXのPostでした。
そうや!カレンダーPlusで行こう!栄さんもkintone Café 帯広に来られると参加者名簿に載っていたし!

ということで、カレンダーPlusは拡張できる余地があるからよいよ、というスタンスで発表しました。
私のスライドはこちらです。

小野寺さん
トリは、ホーム創建の小野寺さんから。
「働きやすい環境をつくる」というテーマでした。まさに会社を良くするため、という目的のためのツールとしてkintoneを使っておられるよい発表です。

たまたま私が座っていた同じテーブルの島に同じホーム創建の濱村さんがおられ、会社としてkintoneを使って真摯に改善していこうという思いを強く感じました。
濱村さんからは私が発表したカレンダーPlusのカスタマイズについても質問をいただきました。
部下にとって働きやすい環境を作りたいという小野寺さんの思いも発表に加えて濱村さんとお話ししたことでよく伝わりました。

小野寺さん
工務店さんの業務の場合、顧客管理、案件管理、進捗管理、施工管理などが多岐にわたり、管理も大変になる。
私もそうした実装を何回もしてきたからよくわかります。
kintoneに着手して間もないけれど、ウェブ上の情報だけでは理解しきれないkintoneを使った業務改善。だからこそ、こうした場に実際に参加し、情報を収集し、一生懸命カイゼンしていこうという思い。これこそ、kintone Caféを開く意義です。運営側の冥利につきます。

小野寺さん、ありがとうございました。

わがままカード
さて、時間が余ったので、今野さんから秘密道具が登場しました。わがままカードです。
それぞれの持ちカードを基に、山から一枚引いたカードで自分の価値観に合致するものだけを手元に残し、あとは捨て札として開示していきます。

私も持っているのに、そういえば久しく使っていませんでした。これ、今度弊社でもまた使ってみようと思いました。

わがままカード
ちなみに私の価値観はこんな感じです。だいぶ経営者目線よりの選択になりましたが、個人としての思いと経営者の責任のバランスに悩む私にもよいきっかけでした。
ちなみに、私のいた島は上述の濱村さん、そしてラジカルブリッジの栄さん、さらにインセンブルの濱内さん。なんと経営者が3名も。

kintone Café 帯広 Vol.4の懇親会

さて、会場を出て私たちは懇親会へ。この日の懇親会は「居酒屋 とっくり」
居酒屋 とっくり
とてもおいしかったです。十勝といえば食の王国。
kintone Café 帯広の楽しみも懇親会のお酒と食。そして、会話。

居酒屋 とっくり
kintone Caféの場で聞けなかった皆さんからのお悩み相談。こうした酒席では、皆さんの緊張もほぐれ、生のお悩みを聞くことができます。それを私たちも飾らず気取らずにその場で応える。これこそがまさに懇親会の場の良さですね。
今回も皆さんからのさまざまなご相談を受けました。

二次会は「TOKIO」。こちらは前回も立ち寄り、楽しませてもらいました。
TOKIO
kintone Café 帯広の夜と言えばこちらが定番になりそうです。昭和歌謡をこよなく愛する栄さんがご一緒の限り。

続いての三次会は「COCKTAIL BAR PAL」さん。
PAL
ここでは、帯広の地元グルメについてディープな情報をかなりいただきました。
ラーメン屋さん情報や上士幌町が運営しているJALとの航空サブスクリプションプランなど、また来たくなる情報をたくさんもらいました。

kintone Caféにリアル参加する理由

こうした会話からその地の暮らしぶりを知ることができ、それがまた次の訪問にもつながる。商談の際の雑談のネタも増える。
業務改善とは、単に仕事のプロセスを改善するだけでなく、人や会社の社風や周りの環境も含めて理解することが欠かせないと思っています。こうやって地方にやってきてその地の皆さんと会話を楽しむ中で、それが未来へとつながる。

私がリアル訪問にこだわるゆえんでもあります。
kintone Caféは一時はコロナの影響でオンライン開催が増えました。が、私はこうした触れ合いや交流こそが大切だと思っています。
リアルで会って胸襟を開かなければ聞けないkintoneの悩みは、その場で応える。そして各地でkintoneのファンを拡げ、それをさらに次のご縁につなげていく。
このスパイラルを続けられるよう、私もリアルで御呼ばれするたびにお伺いしたいと思います。さらに、そのための切磋琢磨を続けたいと思います。

最後の締めは「らーめん酒場 三楽」さん。そして、私はチェックイン済みのNUPKAさんへ。宿に帰ったのはすでに夜中の二時ごろでしたが、とても楽しい夜を過ごすことができました。
翌日はほとんどの時間を帯広競馬場で過ごし、ばんえい競馬を楽しんで帰京しました。2/2(金)~2/11(日)まで、長い出張でしたが、本当に充実できました。

参加者の皆さん、登壇者の皆さん、そして毎回会場をご提供してくださる相互電業の皆さん、今野さん、ありがとうございました。
kintone Café 帯広 Vol.4のまとめサイトはこちらです。


kintone Café 埼玉 Vol.6に運営・参加しました


10/8にkintone Café 埼玉 Vol.6が開催されました。弊社の代表が運営も兼ねて参加してきました。
告知サイト

前回のvol.5の開催から4年9ヶ月弱の期間が空いてしまったkintone Café 埼玉。どうやれば再始動できるか。再始動にあたってはどういう内容にするか。この数年、頭の片隅にはいつもこの悩みがありました。

その状況が一気に打開できたのは、3ヶ月近く前のことです。
kintone Café 東京 Vol.13が行われ(7/22)、その日の懇親会の場でたまたま集った埼玉に近い人たちにその場で一気に募り、再始動に持っていきました。

今回の会場は、原田さんが個人用として使っておられる鶴ヶ島のオフィス。
鶴ヶ島開催の話は、今春(4/1)に小田原で開催したkintone Café 神奈川 Vol.14の懇親会で原田さんとお話しした際に生まれました。オフィスがあるから使っていいよと言う原田さんのご好意をどうやって活かせるか。その構想をずっとあたためていました。

その後、7/6に催されたkintone hive 2023 tokyoにおいて颯爽とデビューされたのが中嶋さん。なんと鶴ヶ島市の職員でいらっしゃる。
ここで中嶋さんと原田さんを繋げる構想が一本の線としてピーンとつながりました。

そして、上に書いたkintone Café 東京の懇親会。その場で中嶋さんと話す機会があったのですが、偶然その周りには埼玉に近い方々が集っていたこともあって、なかじさん、大野さん、野田さんといった面々に集ってもらうことになりました。その場で中嶋さんにはサウザーという称号が与えられました。

初回のオンライン打ち合わせの場では原田さんと皆さんをつなぎました。そしてその交流が温まるよりも先に、皆さんからユニークかつ型破りなアイデアがいくつも提案されました。
実際に餃子を焼きながら開催するkintone Café。おそらくどこのkintone Caféのみならず、IT系のイベントでも前例はない気がします。

そこで私も覚悟を決めました。もし当日に何かあっても、その場で軌道修正すれば良いと。
今回、私はあくまで再始動のきっかけを作る役割に徹しようと決めていました。当日までの準備や当日の仕切りに至るまで、主導権を握らず、あくまでも運営の皆さんの手助けにとどまろうとしていました。

kintone界隈でも、最近は伴走開発の手法が注目を集めています。
それにならうなら、伴走イベント運営とでも言いましょうか。
イベント運営の伴走者として私がどこまでやれるのか。それを試す意味もありました。

各種の準備の場だけ準備し、皆さんにはFacebook Messenger上で活発にやりとりをしていただきました。着々と準備を進んでいく様が頼もしい。

特に、野田さんがイメージを沸かせやすくするためのラフ案を次々と書いてくださったので、我々も準備に向けてのイメージが共有できました。

さて、当日。

実際の進行に関する詳しい打ち合わせはほとんどせぬまま当日に臨みました。そのため、司会進行やオープニングで話す方も始まる30分前の時点で決まっていませんでした。
そこで開始30分前に私が急遽kintone Caféとはの理念のスライドを準備し、登壇することになりました。司会進行は私と原田さんが状況に合わせて分担しながら。

今回は、そうした不慮の事態に対応するのが私の役割だろうと備えていたので、それも含めて臨機応変に対応できました。各地のkintone Caféやその他のイベントに参加していた経験が生きました。

そもそも、事前に会場の準備などは原田さんがとても頑張ってくれました。特に今回は同時配信のオンラインもピンマイクやその他の機器のご用意で動いてくださいました。
そして肝心の餃子は、サウザーさん、なかじさん、大野さんが頑張って大量に焼いてくれました。野田さんも背後でいろいろとフォローのために動いてくださいました。

まずは全員が自己紹介。そして早速餃子の調理開始。

餃子を焼く間の時間は、間が空きそうになりました。が、結局は無為な時間を過ごすこともありませんでした。というのも、もともとLTを買って出てくださっていたはっしーさんが、予定を超えて3本のLTをこなしてくださったお陰です。
何よりもよかったのは、皆さんの間にkintoneという大きな共通の話題があったことです。kintoneの話題があることによって、間が空くまでもなく、皆さんがそれぞれkintoneの話題を持ち出してくださっただけで場の雰囲気が失われずにすみました。


ぎょうざの満州鶴ヶ島駅前店で買ってきた大量の餃子も見事に平らげてくださいました。20名の出席の皆さんにも満足していただけたのではないかと思います。
さらに、kintoneの話題でもサウザーさんが自治体の運営上の苦労や、だからこそkintoneが有用であることの話題をたくさん提供してくれました。
私、投票用紙をイチゴパックに収納するとよい、という自治体ハックはこの時初めて知りました。


kintoneを使えばあらゆる組織の非効率な業務は変えていける。それを感じたサウザーさんのセッションでした。

その前に、3本連続でLTを語ってくださったはっしーさんのkintoneの使い方にも言及しなければ。趣味のデザート食べ歩記をkintoneに格納するってよいですね。外部公開もできそう。
あと、興味があったのはUiPathとkintoneの連携プラグインについての紹介です。私もRPAについては、業務の使い道として有効な提案ができていないので、とても参考になりました。

今回は私、なかじさんに加えて、奈良から中尾さんも駆けつけてくださったので、kintoneの情報のフォローなどもバッチリで、しかも同時配信していたオンラインでも石井さんまで入ってフォローしてくださっていたので、情報量としてはたくさん提供できたのではないかと思います。

さて、サウザーさんのお話が盛り上がったところで、本編の時間は既に超過していました。
そこで一度中締めし、懇親会の中であらためて懇親を深めることに。


続いての懇親会ではあらたな新星がkintone界隈へのデビューを果たしました。村上さんです。
既存のシステムとkintoneの違いや、そうした違いをどのように社内に展開するか、という貴重なセッションでした。kintoneをさわりはじめてからまだ間もないとのことですが、これまでの社会での豊富な経験をもとにkintoneの特徴や使い方をよくとらえられていて、とても参考になりました。

その後も3、4グループに分かれ、kintoneの話題は尽きません。
ポストサイト

今回のkintone Café 埼玉 Vol.6の学びは、締めるポイントさえ間違えなければ、イベントとしては自走できるという自信でした。
そもそも参加される皆さんはkintoneについて学びたいこと、知りたいこと、語りたいことをたくさんお持ちです。そのため、事前にカリキュラムを定め、それにきちんと沿った形でなくてもイベントとしては成り立ちます。

今後は私たちのようにkintoneで仕事をする人も、kintone案件が増えていくにつれ、忙しくなることが予想されます。
その際、こうした形であってもkintone Caféが成り立つ実証ができたのはよかったと思います。

まずは今回参加された皆さん、そしてスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。


kintone Café 神奈川 Vol.15を主催・登壇しました



8月19日にkintone Café 神奈川を真鶴で開催しました。
告知サイト

今回は株式会社あわえさんにもご協力いただき、現地での会場の確保や真鶴の皆さんへの声かけ等をお願いしました。

なぜ真鶴で開催することになったのか、その背景を説明します。
まず、今年の1月にさかのぼる必要があります。

私が自社でサテライトオフィスを開きたいと考え、その候補地の一つとして真鶴を訪れたのが発端です。その際に真鶴の街並みに惹かれ、また来たいなあと思っていました。

その後、5月にCLS高知があり、私も高知まで足を伸ばして参加しました。その中のセッションでとても心に刺さるキーワードが提示されました。
「公私混同」
この言葉を語った方こそ、登壇されておられた株式会社あわえの吉田代表です。
私はその言葉にとても印象を受け、あわえさんのページを訪れたところ、なんとあわえさんのサテライトオフィスの1つに真鶴があるではありませんか。
株式会社あわえ様


kintone Café 神奈川は、4月の頭に小田原で開催しました。小田原で会場として使わせてもらったコワーキングスペースも、一月に真鶴に訪れた後、小田原で使わせてもらった場所でした。
CLS高知で得た着想から、kintone Café 神奈川の次は真鶴で開催したいけどどうだろうか、kintone Café 神奈川を運営する皆さんに諮ったところ、いいねえ。という声をいただいたので、私からあわえさんにコンタクトを取り、今回のkintone Café 神奈川が実現しました。

まず最初のあわえさんとのオンラインミーティングでは、kintone Café 神奈川を一緒に進めてくださっている藤村さんとkintone Caféの理念やイベントの内容を説明し、協力し合える可能性をすり合わせました。
さらには私と藤村さんとで真鶴にお伺いし、あわえさんのスタッフとして現地で活動されている松木さんと会場の使い方や当日のテーマやスケジュールを打ち合わせました。

早い段階でテーマが地域創生と言う方向性は決めていました。あわえさんが手がけておられる地方創生の事業と、神奈川県唯一の過疎地である真鶴町の課題をkintoneで解決する。そのようなイベントスキームが早い段階から頭にあり、ブレることもありませんでした。

言うまでもなく、kintone Caféは企業セミナーではありません。理念でもそれは厳しく禁じています。
なので、私たちからもあわえさんとの最初のオンラインミーティングでそれは入念にお伝えし、ご理解いただきました。そして、あくまでもkintoneを使って真鶴町の課題の解決策を探る方針で臨みました。


8月19日。
真鶴町最大の祭りである貴船祭りも一段落し、真夏の海日和が続く真鶴町。
この日もとても暑く、駅から会場である真鶴町観光役場に向かうだけで一苦労でした。

でも、海を目の前にした会場はまさに開放的。
私はデビット伊東さんのいらっしゃる伊藤商店でラーメンを啜り、13時前に現地に着きました。すると、皆さんも開始時間である15時を待つのも惜しいかのように、14時過ぎにはかなりの人が集まってきました


今回は、ジョイゾーの根崎さんに司会進行を担ってもらうことにしました。

kintone Caféの理念や会場の諸注意など、ここでX(Twitter)でハッシュタグでつぶやいてもらうよう皆様にお願いせず、ホワイトボードに書いただけにしたのは失敗でした。おかげで今回のkintone Caféはつぶやきが控えめでした。

でも、その後の自己紹介は23、4人の全参加者に円滑に行ってもらい、根崎さんの進行も順調。目玉焼きをどのように食べるか、また、何をかけるかと言う質問を交えたことで、自己紹介の内容にバラエティが生まれたのは良かったです。
実際、皆さんの自己紹介を聞いていると、人によってそれぞれの目玉焼きがあるんだなぁと思いました。


さて、自己紹介の前にはあわえ社の三宅さんから真鶴について軽く触れていただきました。
その中では、皆さんに真鶴の置かれた状況や、今回の目的をインプットしてもらいました。

続いては、私からkintoneの紹介を行いました。
まず私から聞いたのは、皆さんの中にkintoneを初めて触る方がどれくらいいるか、ということです。すると10名ほどの方がkintoneを触ったことがないそうです。
実際、事前に聞いていた話でも、何人かはkintoneを初めて触ると聞いていました。そのため、私のスライドの内容もかなり初心者向けかつコンパクトにしました(ちなみに今回初めてcanvaをkintone Caféのスライドに使いました)。

今回の紹介では、kintoneの基本機能では、地域課題を解決するには足りないと判断し、外部との連携の可能性を理解してもらうことが地域創生の肝だと考えていたので、外からのさまざまな情報をkintoneに流入させる方法やkintoneから外の媒体に情報を出力させるやり方について話をしました。

まぁ皆さんうなずいてくださったり一生懸命聞いてくださっていたので、少しは役に立ったのかなと思います。
スライド(kintone Café 神奈川 Vol.15 (canva.com))

さて、私の登壇の次は、いよいよ今回のメインの一つである山口さんによるグループワークです。


実は、皆さんが参加者が入室される際、真鶴の良いところを付箋に書いてもらい、窓に貼って貰いました。

そして山口さんの登壇では、まず、アイスブレイクとして、改めて参加者の皆さんに個人のやりたいことや希望願望を付箋に書いてもらい、窓に貼り出してもらいました。

この猛暑の中、ダウンジャケットが欲しいとか、旅行したいとかマンホールカードを取得したいとかYSL展に行きたいとか、真面目な学術的なことや、技術的な目標を書いてくださる方もいたり、とてもバラエティー豊かな内容でした。
こうやってアイスブレイクを設けるだけで、研修とはよく回るっていうのは私も経験上知っています。まさにその生きた実例が見られました。

実は、こうした事は、全て山口さんの周到な準備の一つでした。
山口さんのグループワークの手法はワールドカフェを踏襲しておられましたが、その上に山口さん自身による準備や山口さん自身のファシリテーション能力によって、とても良い形で議論が進みました。

4人ずつ5テーブルに分かれた各グループではとても熱心に議論が進みました。私たち運営側でも議論が円滑に進められるように、真鶴の方や真鶴以外から参加した方をテーブルごとに分散させた形で分けました。
それもあって、本当に皆さんが真鶴のことをよく考え議論してくださったと思います。

私が山口さんにお会いするのは今回が初めてでしたが、その進め方にとても感銘を受けました。

実は私も先日研修講師を100人ほどの方の前で行いました。そのご縁で別の研修講師の方の手腕も拝見し、最近私の中では、研修講師と言うキーワードがとてもホットです。

今回の山口さんの手法も今後どこかで参考にさせてもらいたいと思いました。
ワールドカフェの手法自体は、
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ワールドカフェ
のリンクに書いてますので、ご参考にしていただければと思います。

このときの私の担当は、各テーブルから挙げられた解決策をホワイトボードに書き移す係。
それぞれが別々の課題と解決策を提示してくださっており、良い感じに散らばった結果となりました。真鶴の皆さんにも良いきっかけができたのではないでしょうか。

さて、ここで一度休憩をとり、水分補給や名刺交換等に時間を使ってもらいました。

続いては「真鶴の課題を語る」と題して、あわえ社の松木さんと、観光案内所の近くでhonohonoというお店を経営されておられる入江さんからそれぞれ10分ずつ真鶴の現状や課題を語ってもらいました。

今回のテーマは真鶴と言う神奈川県でも、唯一の過疎地域として認定されている町の課題をkintoneでどう解決するか、という事でした。
6700人を擁する街の人口も、年々減少しており、5000人を切る可能性も視野に入らなければならないそうです。
5000人といえば村から町になるための必要条件です。さすがに町になった後、再び村に格下げされることはあまりないそうですが、危機感も持たれている方が多いとの印象を受けました。
一方で、東京から見れば真鶴は熱海の手前であり、まだまだ可能性があるはず。今回も多くの真鶴の方が来ていただき、活発な議論が繰り広げられましたが、お二方の話も、まさにそうした議論をより裏付ける内容でした。

お二方の話の後は、藤村さんからkintoneを使った課題解決の提案と言うことで2つほど提案をしていただきました。

kintoneをよく存じ上げている藤村さんならではの提案は、これからの真鶴にとって参考になる情報のはずです。
その後、私も藤村さんとともにパネリストとして、皆さんの前に移動し、皆様からの質問やkintoneを使ってどのようにこの場で出た課題を実現していくかということをお答えしました。皆さんからも時間の許す限り、積極的に質問を行っていただき、私からもその場でお答えさせていただいたつもりです。

今回の反省点としては、ここをもう少しじっくりと掘り下げたかったところですが、ちょっと時間が足りなかったかなと言う感じです。

でも、私が皆さんからの質問に答える内容を真鶴町役場の中村さんが一生懸命ノートにメモしておられるのが印象的でした。きっとこの後、真鶴町でも地域課題の解決にあたっては、kintoneを使った仕組みを検討していただければ、私たちも本望です。期待したいと思います。

最後には恒例の全員写真。

さて、お楽しみの懇親会です。今回は観光案内所の目の前にあるお店の別部屋をお借りし、約七割ほどの方が残って歓談と懇親を楽しみました。

真鶴といえば魚です。真鶴の漁港で揚がったお魚のフライや刺身が美味しくて美味しくて。そこに真鶴みかんが添えられていたのが素晴らしい。

その他もきちんとお腹にたまるものもたくさんご用意していただき、我々も存分に食べて満足しました。

さて、一次会で何人かの方が帰られましたが、続いての二次会はなんと草柳商店と言うお酒屋さん。こちらはお店でお酒を買ってその辺で飲むことができます。このスタイルがとても新鮮で、かつ真鶴町に迎え入れられたと言う感触が得られました。それがとても嬉しかったです。
ここでも、皆さんの間では話が盛り上がりました。10人ほどの皆さんと楽しく会話ができました。もちろん、次のkintone Caféへのや仕事へのつながりもこの一次会と二次会で生まれました。
もちろん、そして真鶴の今後の事についても。

私としては、マンホールカードのことで盛り上がったり、私を指して現職の議員の方から議員に向いていると言われたことも印象に残りました。

そろそろ帰宅です。まだ夜の10時前だというのに暑い。汗が滝のように流れる中を駅まで歩きました。そして、おそらくはちゃんとそれぞれが家に帰れたはず。
真鶴も神奈川県の一部なのです。少し遠いけど。

それにしても今回は本当に楽しかったです。朝にお知らせを見てわざわざ遠くからきてくださった方もいれば、通り掛かって参加してくださった真鶴の方もいました。神奈川県の全域から様々な人が参加し、とても盛り上がりました。

毎回やる度にやって良かったと感動するkintone Caféですが、今回も100%以上の満足感が残りました。反省点もありましたが、kintone Caféの新しいあり方が作れたような手応えがありました。

まずは今回参加してくださった方、登壇してくださった方、ありがとうございました。また、企画段階から関わっていただき、場所を用意してくださったり、相談もしてくださった株式会社あわえのお二方や、素晴らしいグループワークを進めていただいた山口さん、お店の皆さんやその他真鶴の皆さん、本当にありがとうございました。

もう一度、いや、何度でも真鶴には来たいと思います。


kintoneの機能をコミュニティに例えてみた


kintoneがリリースされて11年。
kintoneは今もまだ支持を拡大し続け、伸び盛っています。

成長の理由の一つにユーザーコミュニティの存在があります。ユーザーにとどまらず、技術者も巻き込んだコミュニティの成長。kintoneの成長に比例して発達したコミュニティがkintone本体にも影響を与えたことは間違いないでしょう。

コミュニティこそがサイボウズ社の掲げる「チームワークあふれる社会を創る」理念の体現し証しだとも言えます。
私がkintoneと関わるようになった理由の一つは、サイボウズ社の掲げる理念に共感したためです。こうした自由さや多様性を認める会社が提供するシステムだからだから可能性があるはず。そう思ってまだ始まったばかりのkintoneに関わろうと思いました。

kintoneの成長の軌跡と今のkintone。見回してみると、あちこちにチームワークやコミュニティファーストの思想が見いだせます。

そこで本稿では、kintoneを構成する各パーツや機能をコミュニティに例えてみたいと思います。
初期の頃から、kintoneにはさまざまな機能が搭載されてきました。今でもまだ細かいバージョンアップが加えられています。
kintoneを囲むエコシステムを簡単に図示してみるとこんな感じでしょうか。雑すぎますが。

「インターネット」

cybozu.com

サブドメイン

ポータル

スペース

アプリ

フィールド

ここでいう「インターネット」は人類が住むこの地球または社会全体を指すとしましょう。

すると、cybozu.com は何に例えられるでしょうか。大陸?民族?
私は最初、.com という言葉が含まれるので、リアルに対するネットを指すとしても良いかな、と思いました。
ですが、思い返しました。kintoneのエコシステムやコミュニティはリアルの文化も包めた概念のはずです。

そう考えると、cybozu.comとは、多様性やダイバーシティやSDG’sを含め、「チームワークあふれる社会を創る」価値観に賛同する人々を包含するすべての方々やコミュニティの総体とするのがよさそうです。

その下におかれるのがサブドメイン。これは、kintoneの中では、kintoneを契約する組織を示す単位になります。
これをコミュニティに例えるなら、「チームワークあふれる社会を創る」価値観に賛同するコミュニティの種類というのはいかがでしょう。
コミュニティの種類とは、kintone Caféやキンコミやkintone hive、Cybozu Developer NetWorkや、kintone SIGNPOST ランチ会、その他無数の勉強会やYouTubeチャンネルのこと。それぞれが一つのサブドメインを成すとしましょう。

となると、サブドメインの入り口であるポータルはなんでしょう。
ポータルは、そのまま各々のコミュニティの入り口となるポータルサイトであるとして良いでしょう。kintone Caféを例に挙げるなら、https://www.kintonecafe.com のがそうです。

では、通知は?
これは皆さんから発せられるありとあらゆる発信にあたります。ブログやSNSなど。

するとアプリは?
これはそのサブドメイン、つまりコミュニティを構成する要素を示すと仮定できるのではないでしょうか。

例えばkintone Caféを表すサブドメイン。その中のアプリとはどういう粒度の単位でしょうか。
まず思いつくのは、各支部ごとにアプリが分かれるはずです。アプリに表せそうな情報単位は他にもあります。例えば開催履歴、理念、支援依頼、告知サイトに書いた情報、kintone caféで発表した資料。チャットのコメント、議事録や質疑、参加者や登壇者、会場情報。これらはそれぞれのアプリで管理できますね。

ではサプドメインのアカウント(ピープル)は何に擬せられるでしょう。
私はそれを運営側の人々になぞらえたいと思います。参加者だけでなく運営にコミットした人は、アプリで管理されるだけの境遇に甘んじず、アカウントとして改善を担うための権限を持ちます。
運営者のそれぞれの属性に応じて組織やグループ(ロール)としてまとめられますし。

となると、スペースは?
これも運営のためのヴァーチャル会議室とみなせば違和感はありません。

では続いてアプリの中を見てみましょう。
先程、コミュニティに関するあらゆる情報の集まりがそれぞれのアプリを構成していると提案しました。
例えばコミュニティの応援者や参加者など、関わりのある方々をまとめるアプリを俎上に乗せてみます。
この時、各レコードはそれぞれのコミュニティに関わりのある方々を表し、フィールドは性別や年齢、趣味や興味関心の属性を指すとすればいかがでしょうか。

kintoneはアプリ間を連携するため、以下の機能を備えています。
・ルックアップ
・関連レコード
・アクション
・REST API

ルックアップは、アプリから他のアプリの情報を呼ぶための機能です。
主キーである項目を定めれば、その項目に値を指定すると、その値に紐づいた他アプリの情報を取り込むことができます。
これをコミュニティの機能に見たてるなら、コミュニティの参加者の知見を取り込む営みとすればどうでしょう。皆さんの知見を取り込んでコミュニティの成長に活かす。コミュニティには欠かせない行いですよね。
取り込む項目は自由です。コミュニティが必要とする知見の範囲を属性として、関わる方から有意な情報を取り込むのです。
参加者のわずかな情報をもとに話を膨らませ、例えばスタッフとしてお誘いするとか。

関連レコードはレコードを見た時、ある項目で紐付けた他アプリの情報を表示する機能です。
ルックアップのように値を選ぶ必要がなく、今見ているレコード(関わる方の情報)の特定の項目の値に紐づいた情報が見られます。たとえば、ある方の他コミュニティの関わりとか。登壇履歴とか。参加履歴とか。職種や業種などの属性とか。
それが見えると、コミュニティ運営にとって有益です。
今までにこの方は何度も参加してくれている、とか。今度、登壇依頼してみようかな、とか。
思わぬ属性に気づくことが、コミュニティの発展につながります。

アクションは、元となるアプリの情報をコピーしつつ、他のアプリに新しいレコードとして加えるためのkintoneの機能です。
これは参加者の属性をもとに次のテーマへと発展させたり、次のイベントのネタへとつなぐ能動的な営みです。
懇親会で話が盛り上がり、次の展開がひらめくことはよくありますよね。あれもアクション機能として考えると合点がいきます。
ありとあらゆるコミュニティの発展はアクションから始まります。まさに名は体を表す、です。

REST APIは、背後でさまざまな連携を行うためのシステムの機能です。
これをコミュニティに比喩するのは難しいですが、あえていうならば、自動的な自走のことでしょうか。バッチ処理やなんらかのイベントによって作動するREST APIは、kintoneの効率を上げてくれます。
それがコミュニティで実現できた時。その時はコミュニティが自走し始めた時です。コミュニティとは、創立者の手を離れて自走できたらしめたもの。
そうありたいものです。

他にもkintoneにはプロセス管理があります。
ワークフローは、参加者やスタッフの間での相互連絡のプラットフォームと考えると良さそうです。

あとは、一覧やグラフの機能です。これらはレコードが貯まれば貯まるほどやりがいとして返ってきます。回数を重ねるごとにコミュニティーの中身はみなぎります。それを実感として表せるのが、一覧でありグラフです。

こう考えるとkintoneとは実は、、コミュニティー自体を助けるためのツールになっていることに気づきます。また、そうあるべきなのかもしれません。

私もただ単に書き散らすだけではなく、そういうアプリ群をいちど作ってみようかと思います。

kintoneコミュニティのますますの発展を願って、良いお年をお迎えください!


2021年のまとめ(法人)


今年も一年のまとめを書きます。
各月を法人と個人に分けてまとめを書いていますが、同様に年のまとめも書きたいと思います。

公私の「公」

●弊社の業績
§ 総括 目次

今年度は売上だけで考えれば、昨年と同じ程度か、それを少しだけ超えた過去の中で最高の実績を上げられそうです。
ただ、今期はそれ以上に反省点が多い年となりました。

今年は、年始から雇用に踏み切って二名のメンバーに参画してもらいました。
ところが、9/1に代表がコロナに感染した前後から状況が怪しくなってきました。代表の体力と気力が元に戻るまでに1カ月半がかかり、10月の売上が激減。さらに、11月の頭には全員が揃ってCybozu Days 2021に出展して会場でも存在感が出せたのはよかったのですが、その場で一人のメンバーと価値観の違いが発覚しました。技術力と価値観の乖離はもはや打つ手なしの段階にあり、11月末での離任に至ってしまいました。

今期はあと三カ月残っています。12月から三名体制で仕切り直しています。残り四カ月で真剣な反省を求められた一年でした。

そんな中ですが、弊社にとってトピックとなる出来事は以下の通りです。
・二名の雇用に踏み切ったこと。
・身内への呼び捨てをやめる宣言をしたこと。
・就業規則を策定したこと。
・定期的に外部スペースでの作業を始めたこと。
・内部勉強会を始めたこと。
・freee BizTech Frontier 2021への登壇。
・日本の経理をもっと自由にプロジェクトに参画したこと。
・郡山地域クラウド交流会への参加。
・freee社からのご要望で士業向けGoogle Apps Scriptを使った連携の動画を10本作製したこと。
・kintoneコミュニティ案内板がオープンし、最初の記事の一つが弊社の記事だったこと。
・kintone Eva Nightへの登壇。
・サイボウズユーザーフェスティバルに代表が登壇。
・弊社メンバーをサイボウズ社本社に連れていけたこと。
・チーム応援カフェ Vol.2に代表が登壇したこと。
・弊社がIT導入支援事業者に採択されたこと。
・Cybozu Days 2021 Tokyoで二日間のブース出展を果たしたこと。
・kintone Café JAPAN 2021で代表がkintone インポートチャレンジに挑んだこと。
・kintone Café 神奈川を四回開催する目標を立て、1年間やり遂げたこと。
・一名のメンバーが弊社を去ったこと。

こうした活動を通じ、少しずつ弊社の認知度が上がってきたのはよいニュースだといえます。
代表が複数の集まりに参加し、かなりの数のイベントに参加しました。そうした活動によってお話をいただく案件の質が変わってきたように思います。

§ 業務パートナー 目次

四期前に業務パートナーをむやみに増やし、ある程度の自由と自発に委ねたことで失敗した経験があります。今年はその失敗を繰り返さぬように肝に銘じながら、雇用に踏み切りました。

一昨年6月にサテライトオフィスに入居してから、最低限の拠点構築はできています。サテライトオフィスのパートナー企業様と同じオフィスを構えることによって、協業のシナジー効果を期待しています。

その効果として真っ先に挙げられるのは、Cybouz Days 2021への出展でしょう。出展する内容の開発をパートナー企業に委ねました。
二年半にして一つの答えが出せたことは、今年の成果だと思っています。

また、弊社の新しいメンバーは、代表よりもパートナー企業の皆さんとなじめています。ということは、弊社メンバーとパートナー企業の協業でもまだまだ期待できる余地があることです。来年も何かやれないか今から楽しみです。もちろん、残ってくれたメンバーの育成にはじっくりと力をいれつつ。

§ 開発案件 目次

今年はkintone案件が8割を占めるまでになりました。
浅く広く、さまざまな業務に手を出すことで、自らの首を絞めたかつての失敗は繰り返さぬよう、請ける案件については選ばせてもらいました。
これも弊社のkintone専業へ向けた発信がようやく効き始めてきた成果だといえます。

一昨年の11月からサイボウズ社オフィシャルパートナーとして認定いただいたことと、弊社代表がkintoneエバンジェリストとして引き続き活動していることもあり、kintone界隈ではある程度の認知度は頂けるようになってきたと思っています。二年連続してCybozu Daysに出展した効果もあったはずです。

ただ、kintone単体ではなく、他のSaaSやPaaSと組み合わせての開発が求められます。そのため、kintoneだけやるのではなく、他のシステムとの連携案件は積極的に請けています。
今年手掛けた、または引き続き保守作業が発生した連携は、以下の通りです。
・スマレジとkintone
・boxとkintone
・Google Cloud Platformとkintone
・freeeとkintone
・Color Me Shopとkintone
・Stripeとkintone
・WordPressとkintone
・wooCommerceとkintone
・MemberPressとkintone
・Benchmarkとkintone
・ChatWorkとkintone
・請求管理ロボとkintone
・Dropboxとkintone
・HubSpotとkintone
・Twillioとkintone
・AWSとkintone
・VBAとkintone

言語環境や開発環境については日進月歩の業界なので、勉強し続けなければなりません。停滞は許されませんので。
他にも今年はfreeeさんのAPIをGASから扱うための士業向けの動画作成も手がけましたし、PythonやSeleniumの案件なども手掛けております。

また、GAMENIというkintone開発フレームワークの開発に参画し、弊社内でもphpによるSaaSのAPI連携のクラス作成も進めています。
ただ、私自身が新たな言語習得に充てる時間が取れていないことが年末に挙げた三つの反省点の一つでした。

§ 財務基盤の堅牢化 目次

三年前から取り組んでいるこの課題こそ弊社の一番の悩みです。ですが、昨年度から家計と法人の財布の混在を完全に分け、資産表や収支表はきっちり顧問税理士の先生に管理していただくようにしたことで、改善しました。
ですが、今年は代表のコロナ感染による売り上げの悪化や、案件の検収の遅れがあったため、肝心の本業の財務が悪化しました。もちろん、雇用に踏み切っていなければこうはならなかったので、直接の原因は雇用ですが。

財務の正常化が弊社の今後を大きく左右すると認識しています。経営計画や事業計画書の策定も、もう一度アップデートしたものを作らねばなりますまい。

年末に挙げた三つの反省点の一つは、案件を請けてこなすやり方が自転車操業に陥っていたことです。定期的に課金をいただくような仕組みを作らねば。来年早々の大きなテーマです。

§ 社内体制 目次

弊社の弱点として代表が経営者と作業者を兼ねている問題を解消するため、今年の初めからついに雇用に踏み切りました。その結果、二人の仲間が加わりました。
雇用にあたっては昨年8月から顧問技術者に専任で参画していただきました。
それにあたって、backlog、Slack、Dropbox for Businessなどのツールをそろえました。開発環境の統合化や、情報発信・共有手段の工夫が必須だと思ったからです。

その上で、二人のメンバーが早くひとり立ちできるよう、さまざまな工夫を加えました。
たとえば、朝に代表がSlackで雑感を文章にしてアップして、価値観の共有を図りました。
また、週一度の社内勉強会を開催しました。
早稲田、阿佐ヶ谷、立川、笹塚といった各所で集まって対面で開発も行いました。
飲み会も2、3回ですが行いました。

私の中で作り上げた体制の総決算が、パートナー企業も一緒に参加したCybozu Days 2021への出展でした。弊社の独自の色を出した出展は、名だたるブースの中でも一定の存在感を出せたと思っています。

ところが、あろうことかCybozu Days 2021をきっかけに、メンバーの一人との価値観の違いが浮き彫りになってしまいました。しかも技術の習熟でもお互いの着地点に乖離が生じました。一番分かりやすいのは弊社が主に扱っているkintoneのアソシエイト試験です。これは結局、弊社の誰も受かりませんでした。12月に残ってくれたメンバーが残り一問という惜しい点数で続けて二度不合格だったのは、私を落胆させました。

12月に入り、メンバーが3人になったことで、あらためて企業理念と経営理念を練り直しました。
企業理念

「情報技術を生かして、

正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念

「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

そして、年末には反省会を開きました。そこで挙げた三つの反省点の最後が、そもそも体制の運営が間違っていたということです。
今の弊社にはリモートワークは早かった。このことに尽きます。少なくとも技術を習得しなければならないメンバーがリモートワークで働くことはNGでした。さらにリモートワークによって価値観や前提の共有も疎かになっていました。また、週次の打ち合わせを木曜か金曜にしたことも失敗で、それによって月・火曜日の生産性が完全に落ちていました。
自主性に任せて管理や統制をしなかったことが完全に裏目に出てしまったのです。これは強烈に反省しました。

また、もう少しじっくりと育てるべきでした。もっと簡単な案件だけに絞って1,2年は携わってもらうなどのやり方があったと思っています。要するに焦りすぎたと思っています。

これらの反省点については来年からすでに手は打ちました。残ってくれた一人のメンバーを含めた三人でもう一度やり直します。

§ 2021年度売上見込み 目次

上記の通り、売上を確保しつつ、粗利も確保できるようになりつつあります。今のペースを続けられれば、決算でも前期、前々期の実績より上回れることでしょう。ただ、残り三カ月の努力が重要なのは言うまでもありません。

§ 人脈の構築 目次

今年は昨年にも増して登壇も含めた露出および交流を増やしました。コロナウィルスが世の中にまん延する中でしたが。
Facebookではなく、Twitterに軸足を移し、焦点を定めた交流を心がけることで有効な営業チャネルがたくさん作れました。それが今年の充実した活動につながったと思っています。
来年度も今年のノウハウを活かしつつ、引き続き新たなご縁をいただければと思っています。ただ、代表個人の時間には限りがあり、SNSを見る時間は最低限にしています。この点は申し訳ないと思っています。

特に今年は遠方の方、新たなご縁を結べた方、10年ぶりにお会いできた方など、とてもご縁の有難みを感じました。コロナであまり交流が出来ない中だったのでなおさらです。
今年は106枚のお名刺をいただきました。引き続き来年もよろしくお願いいたします。

§ 対外活動 目次

2021年度は登壇の機会を多くいただきました。合計10回。コロナの影響でほぼオンライン登壇に終始しました。

まず2月に「BizTech Frontier 2021(2/5)」に登壇し、前年末に発表されたfreeeアプリアワードのIBM賞の受賞コメントを発しました。
3月は「kintone Café 神奈川 Vol.7(完全オンライン)(3/26)」の司会進行をこなしました。
7月は四つのイベントで登壇しました。「kintone Eva Night(7/8)」「kintone Café 浜松 Vol.31(7/9)」「サイボウズユーザーフェスティバル(7/20)」「チーム応援カフェ Vol.2(7/21)」この中でサイボウズユーザーフェスティバルはサイボウズ社本社で生放送だったので、弊社のメンバーとパートナー企業の方もご招待しました。
9月のkintone Café 神奈川 Vol.9(9/28)にもリアルで登壇してオンライン配信を行いました。
11月は「Cybozu Days 2021 Tokyo(11/1-2)」です。登壇はしていませんが、単独出展を二日間やり通しました。また「kintone Eva Night(11/1)」「kintone Café JAPAN 2021(11/13)」にも登壇しました。後者ではkintoneインポートチャレンジの挑戦者として初見で罠が仕掛けられたExcelファイルをkintoneアプリにインポートしました。若干時間をオーバーしましたが。

機会を与えてくださった皆様には感謝しかありません。

今年参加したイベントは以下の通りです。
「kintone Café 福岡 Vol.21(1/20)」「kintone エバンジェリスト分科会(1/28)」「freee Biztech Frontier 2021(2/5)」「AWS Innovate – AI/ML Edition オンラインカンファレンス(2/24)」「freee Open Guild Online #05 – プロジェクト管理freeeとAPI -(2/25)」「kintone Café 神奈川 Vol.7(3/26)」「Cybozuパートナーミーティング 2021 Spring(4/18)」「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(4/17)」「第3回 日本の経理をもっと自由にカンファレンス(4/22)」「リーグオブ情シス(5/28)」「IBM Technology Day(6/17)」「kintone Café 神奈川 Vol.8(6/22)」「チーム応援カフェ Vol.1(6/23)」「第3回 郡山 地域クラウド交流会~郡山市男女共同参画フェスティバル2021~(6/26)」「クローバPAGEカフェ(7/6)」「kintone hive 2021 tokyo(7/8)」「kintone Eva Night(7/8)」「kintone Café 浜松 Vol.31(7/9)」「サイボウズユーザーフェスティバル(7/20)」「チーム応援カフェ Vol.2(7/21)」「虐待防止のDXとは─情報共有の先にあるもの(8/26)」「チーム応援カフェ Vol.4(9/15)」「AWS Dev Day Online JAPAN(9/28)」「サイボウズSI交流会(9/28)」「kintone Café 神奈川 Vol.9(9/28)」「AWS Dev Day Online JAPAN(9/29)」「Cybozu Tech Meetup #15(9/29)」「AWS Dev Day Online JAPAN(9/30)」「kintoneEvaNight(10/31)」「今夜もkintone #73(10/31)」「Cybozu Days 2021 Tokyo(11/1-2)」「kintone Eva Night(11/1)」「kintone Café JAPAN 2021(11/13)」「kintone SIGNPOST勉強会 vol.0(11/18)」「kintone Eva Camp(11/19)」「kintone SIGNPOST勉強会 vol.1(11/25)」「スマレジ Developers Day(11/26)」「UiPath Reboot Work Festival Japan 2021(12/1)」「奉行クラウドフォーラム 2021(12/7)」「kintone Café 神奈川 Vol.10(12/21)」

上記のうち、登壇したイベントや、強い印象を受けたイベントについては以下のリンク先の記事としてアップしています。また弊社としてのトピックについても記事としてアップしています。今回は弊社のメンバーにも記事をアップしてもらいました。

freee Biztech Frontier 2021に参加して
kintone Café 神奈川 Vol.7を開催しました
kintone Café 神奈川 Vol.8を開催しました
kintone Café 浜松 Vol.31に参加してきました
サイボウズユーザフェスティバルに登壇してきました
チーム応援カフェ Vol.2に登壇しました
kintone Café 神奈川 Vol.9を開催しました
Cybozu Daysに行ってみた
Cybozu Days 2021を終えて(セッション聴講編)
Cybozu Days 2021を終えて(ブース出展編)
Cybozu Daysに初参加、初出展してみた
Cybozu Days 2021の弊社関連ブログまとめ
kintone Café JAPAN 2021でミッションに挑みました
kintone Café 神奈川 Vol.10を開催しました

こうした場に参加することは、自分の知見を高めるだけでなく、そこで得たご縁が次の仕事につながるため重要です。あらためて今年はそのことを感じました。来年はkintone Caféをリアルで神奈川や東京で開きたいですね。

§ 執筆活動 目次 三年前にCarry Meさんが運用する本音採用でブログ「アクアビット 航海記」の連載をさせていただきましたが、これを昨年から弊社サイトで連載することにしました。今年は計11回分をアップしています。また、航海記だけだとマンネリになるので、五回に一度はコラムを挟んでいます。末尾にリンクを貼り付けています。
本のレビューは86本、映画のレビューは7本、観劇のレビューは0本アップできました。また、12月には毎年恒例のkintone Advent Calendarに参加しています。また事例の記事を4本、弊社の抱負は1本。物申すブログは9本。旅日記ブログは3本。その他の仕事に関したブログは10本。まとめ・抱負ブログは26本をアップしました。2021年も書くことへの情熱が尽きずに、可能な限り書けた一年となりました。ただし、書いた内容はまとまった形にできていません。

§ 年表 目次
各月の詳しい内容は各月のページで紹介しています。

あらためて「公」を振り返ってみました。今年もコロナに翻弄された一年でしたが、そんな中でも業績を前年度と同じレベルにとどめられたことはよかったです。
あとは来年以降、仕切り直した体制の中でどのように成果を出していくか。今年の反省点を活かして。
あらためて、今年弊社と関りをもってくださった皆様、まことにありがとうございます。
後1日、今年を無事に締めくくり、来年へと繋げようと思います。

アクアビット航海記
アクアビット航海記 vol.28〜航海記 その15
アクアビット航海記-好奇心の大切さ
アクアビット航海記 vol.30〜航海記 その16
アクアビット航海記 vol.31〜航海記 その17
アクアビット航海記 vol.32〜航海記 その18
アクアビット航海記 vol.33〜航海記 その19
アクアビット航海記 vol.34〜航海記 その20
アクアビット航海記-打たれてもへこたれない
アクアビット航海記 vol.36〜航海記 その21
アクアビット航海記 vol.37〜航海記 その22
アクアビット航海記 vol.38〜航海記 その23

活動ブログ
事例:北新海運様
freee Biztech Frontier 2021に参加して
kintone Café 神奈川 Vol.7を開催しました
kintone Café 神奈川 Vol.8を開催しました
kintone Café 浜松 Vol.31に参加してきました
サイボウズユーザフェスティバルに登壇してきました
チーム応援カフェ Vol.2に登壇しました
【IT導入補助金】IT導入支援事業者に採択されました。
kintone Café 神奈川 Vol.9を開催しました
Cybozu Daysに行ってみた
Cybozu Days 2021を終えて(セッション聴講編)
Cybozu Days 2021を終えて(ブース出展編)
Cybozu Daysに初参加、初出展してみた
Cybozu Days 2021の弊社関連ブログまとめ
kintone Café JAPAN 2021でミッションに挑みました
私、Mac方面については素人なのですが、、、
kintone Café 神奈川 Vol.10を開催しました
事例:株式会社テル・コーポレーション様
事例:某弁護士法人様

技術ブログ
kintoneが今年、拡がるために

読読
信濃が語る古代氏族と天皇ー善光寺と諏訪大社の謎
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打たれても出る杭になれ 自らの弱点・失敗をバネにして
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君の働き方に未来はあるか? 労働法の限界と、これからの雇用社会
村上海賊の娘 上
村上海賊の娘 下
MONSOON
ぼくらは地方で幸せを見つける ソトコト流ローカル再生論
マウンドドレイゴ卿/パーティの前に
パル判事-インド・ナショナルリズムと東京裁判
丹下健三 一本の鉛筆から
地域を豊かにする働き方 被災地復興から見えてきたこと
マイケル・K
ザ・ウイスキーキャット
果しなき流れの果に
遠い山なみの光
わたしの名は赤 上
わたしの名は赤 下
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なぜ僕は「炎上」を恐れないのか~年500万円稼ぐプロブロガーの仕事術~
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蛍の森
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決定版 日本書記入門 2000年以上続いてきた国家の秘密に迫る
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「ご当地もの」と日本人
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その後の鎌倉 抗心の記憶
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球界に咲いた月見草 野村克也物語
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図解明解 廃棄物処理の正しいルールと実務がわかる本
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kintone Café 神奈川 Vol.8を開催しました


六月二十二日にkintone Café神奈川を開催しました。

qloba上の公式サイト。
https://kintonecafe-kanagawa.qloba.com/activities/10622

前回のVol.7の中で、これからはkintone Café 神奈川は3カ月おきに開催する、と申し上げました。
なんとかその約束を守れました。まず、ご参加者の皆様やスタッフの皆様に感謝いたします。

今回は、上のサイトにも書いた通り、リアルとオンラインのハイブリッド開催を目指しました。
コロナが世を騒がし始めてからというもの、リアルで人と会う機会は極めて限られてきました。そのため、そろそろリアルでも開催したい。そう思っていました。
もちろん、コロナのワクチンが行き渡った後も、人々がリモートを手放すことはないはずです。ということは、リアルとリモートの両方を兼ねたイベントが主流になるに違いない。
今回ハイブリッドでやりたいというスタッフの山田さんの提案に私も乗らせていただきました。

今回のテーマは「kintoneとSalesforceを比較して、データの持ち方を考える」とさせていただきました。
kintoneの良さは、同じ分野で競う他のシステムと比べてみることでより一層際立つことでしょう。
むしろ、お互いの得意分野や長所を生かしつつ、適材適所で利用していけばよいのですから。

その意味でも、Salesforceを活用してのSIer活動をされていらっしゃる植本さんの発表は興味深いものがありました。
特に、Salesforceはその名前からしてもSalesに強いことは明らかです。SFA(Sales Force Automation)とは、まさにSalesforceの代名詞。
それらの強みを発表いただいたことで、なるほど、という反応がありました。
やはり、成り立ちや強みを生かして使えるところは使っていけばよいのです。
植本さん、ありがとうございました。


続いて、弊社代表長井より、「kintoneを活用するためのデータの持ち方」の発表でした。
kintoneもSalesforceもを導入するためには、データの持ち方の知識が欠かせません。
そこでkintoneのアプリがどのようなデータ構造から成り立っているかを話させていただきました。

https://slides.com/yoshikazunagai/kintone-cafe-kanagawa-vol-8-2

技術者であればデータベースを扱う機会は多いはずです。中でもSQLを使っての構築は多くの現場でいまだに現役だと思います。
ですが、kintoneを扱っていると、kintoneを意識することなくデータが扱えてしまいます。ですが、最適なデータの構造でアプリを構築するには、SQLの構造を理解していることが望ましいです。

その観点から発表させていただきました。ありがたいことに、皆様からの反応を頂けたのは良かったです。ちょっとマスクとマイクがこすれて異音を生じていたのは私の不覚です。もうしわけございませんでした。

さて、今日は緊急事態宣言が明けたとはいえ、神奈川県ではまん延防止法が適用されていました。そのため、会場に入るなり、20時までしか会場が使えないことが発覚しました。時間内に終わらせるため、私のセッションはかなり速足で語りました。
さらに続けてLTは二名の方に語ってもらいました。
一人目は弊社の武塙さんです。今年の春先にSalesforceからkintoneへの移管案件を手掛けた弊社。武塙さんはその時の経験からフィールド名の移管ルールについて実務経験者としての苦労を語ってくださいました。こうやって発表し、登壇する経験は今後もやっていってほしいですね。確実に自信につながりますから。
二人目はkintoneエバンジェリストでもあるkintone Café 浜松を主催されている吉田さんからです。シェルスクリプトも交えながらのSalesforceからkintoneの移管事例を語ってくださいました。特に添付ファイルの扱いについては、皆さん苦労されているようです。(弊社も一昨年に手掛けたSalesforceからkintoneの移管案件ではboxを組み合わせてURLでkintoneに移管しました)
お二人のご参加によって、今回のテーマがより定まったと思います。

20時で一旦会場を締めた後は、リアルの場からオンライン上の懇親会につなげるための場所探しを。ですが、武蔵小杉近辺の店はほとんどしまっており、残念ながらつなげられそうな場所は見つかりませんでした。そこで、主催の長井のみ現場に残り、某ビルの中からつながせて参加しました。
懇親会でもkintoneの深イィ話で盛り上がり、kintone Café の醍醐味である懇親会を存分に楽しみました。

いやぁ、ご参加の皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました。会場を手配し、司会進行を務めてくださった山田さん、会場にお越しいただいた松尾さん、原田さん。オンラインの場で参加してくださった加藤さん、渋屋さん(植本さんのご紹介やテーマのご提案ありがとうございます)、鈴木さん(スタッフへようこそ)。また3カ月後にお会いできればと思います!


freee Open Guild Online #1で司会進行を担当しました


去る5/13に、freee Open Guild Online #1が開催されました。
弊社代表が司会と進行を務めましたが、おかげさまで最大で46ー48名の参加者の方で賑わいました。

参加者、登壇者、スタッフの皆さま、ありがとうございました。

弊社代表は、今までリアルなイベントでは、何度も司会や進行を担当したこともあります。そうしたイベントでは、代表自身もセッションを必ず受け持っていました。
ところが、今回のfreee Open Guildでは私の登壇は一切ありませんでした。私が発言したのは、司会や進行といったファシリテーターとしての役目のみです。これは初めての経験でした。

いつもと違う立場で、どうやってイベントを盛り上げるか。これは代表にとって大きな挑戦でした。
盛り上げつつ、イベントを進め、登壇者の趣旨を損なわずにどうやって質問者からのアクションを引き出すか。
ただでさえオンラインイベントは、盛り上がりが見えにくいことが課題です。ここが運営側にとっては難しい部分であることは、運営をやったことのある方はお分かりでしょう。
結果として、私なりになんとかやり遂げられ、経験値を多く蓄えられました。
https://freee-platform.connpass.com/event/174480/

メインセッションは、Anyflow株式会社 代表取締役CEOの坂本蓮さんに登壇をお願いしました。
自社サービスでiPaaSを展開し、iPaaSの普及に尽力されているAnyFlowさんですが、CloudSignとfreeeとSalesForceの連携など、実装が容易なiPaaSとはいえ、知識がなくては難しい多層の連携の実例が見られたのは勉強になりました。

参加者の方からは奥の深い、腰の据わった質問が頻繁に飛び出し、双方ともに実のある内容になったと思います。私も司会者権限でAnyFlowのkintone対応のこれからはどうなりそうか、という質問をさせてもらいました。

坂本さんのセッション自体は予定よりも約十分、早く終わったのですが、その後の質疑が充実したため、逆に時間が五分ほど延びてしまったくらいです。

Lightning Talkをお願いしたPolaris Infotech社の情報親方こと東野さんは、kintone導入ガイドブックを作成した方です。
その立場から作ったSaaS同士を連携するにあたっての導入プランやマニュアルの扱い方は、さすがという知見に満ちていました。

今回の参加者は比較的、技術者の割合が多かったようです。その中で、マニュアルや導入促進の立場からの東野さんのLTは新鮮な視点が得られた、という感想が多かったように思いました。

その後の懇親会でも、iPaaSとRPAの共存や親和性についてとても興味深い議論がなされました。代表として日ごろからiPaaSとRPAの取り入れかたをどうお客様に提案しようか考えあぐねており、とても有益な気づきを得られたと思います。

Twitterのつぶやきは、こちらにまとめています。
https://togetter.com/li/1509919

他のイベントに比べてTwitterのつぶやきが少なめ、と思われた方。zoom内のチャットでも頻繁にQ&Aやチャットが書き込まれていたのですよ。チャットだけで118件。
https://www.dropbox.com/s/5xuocaonnw5ned5/chat.txt

今後、これをいかにして外向けの盛り上がりとして展開できるか。zoomでオンラインイベントを開催する方にとって共通の課題ではないかと思います。

まずは皆さん、ありがとうございました!

次回は2020/6/17 19:00~です。


kintone Café 東京 Vol.9を開催しました


11/15にkintone Café 東京 Vol.9を開催しました。

公式の開催報告はしかるべき場所に書かせていただきました。
こちら

関連するツイートのまとめサイトも作成させていただきました。
こちら

なので、ここでは代表である私が登壇の際に語った
kintone Caféとは?スライド
kintoneを簡単にご紹介スライド
Cybozu Days 2019のkintone周りをフィードバックスライド
をさらに補足するように、開催であらためて感じた思いを書かせていただきます。

3月末のkintone Café 広島に登壇した時、今までkintone Caféで話したことのなかった自治会を取り上げました。
今までは技術に即した内容を話すことが多かったのですが、技術に触れないkintone Caféの登壇が私に新鮮でした。

8月末に開催したkintone Café 東京 Vol.8 @多摩では、プロジェクト・アスノートの松田さんと共催しました。
それを機に私の話す内容を思い切って初期化し、kintoneを一から語ってみました。当然技術ネタは封印。

技術ネタだと、kintone Caféに来てくださった方がついて来れない可能性があります。当然、反応も薄くなります。
そもそもkintoneエバンジェリストとは、技術うんぬんではなく、kintoneの良さを広めることにあるのではないか。
私の中でkintone Café神奈川を何度か行う中で迷いが生じていましたが、直近の二回のkintone Caféで修正することができました。

今回のkintone Café 東京 Vol.9は開催要項にユーザー向けをうたっていました。
その一方で、今回の参加者の中には私の知る限り、かなりのスキルを持つ技術者も6,7名はいました。

そうした方々に対し、kintoneの初歩を語ることに意味はあるのか。
私はあると判断しました。
むしろ、技術者であるほど、kintoneが新鮮に映るはず。そうした意味でもユーザー向けの内容でよかったと思います。

今回、会場を提供してくださったのはクロス・ヘッド株式会社様。System Integrateの豊富な経験をお持ちです。
クロス・ヘッド様の会場をお借りしながら、技術に触れず、ユーザー向けの内容にすることに若干のためらいもありました。
ですが、kintone Caféを通しての皆様の反応は上々で、七割以上の方が懇親会に参加してくださいました。その事からも、ユーザー寄りで行く、との方向性は続けようと思いました。

私の登壇では、そもそもなぜkintoneをユーザーに勧めるのか、という観点で一生懸命語ってみたつもりです。
さらに、Cybozu Days 2019 in 東京で発表された内容を報告しました。

今回、一緒に登壇したkintone大好きキンスキ YouTuberの松井さんは、私のPCトラブルによる順番交代にも動じず、見事な登壇を務めてくださいました。そればかりかサイボウズさんならではの事例を提供してくださいました。

私に続いて登壇してくださった情報親方の東野さんは、Cybozu Days 2019で発表され、来場された方々に感心されたkintone導入ガイドブックの制作について、マニュアル制作のノウハウも惜しげなく披露してくださいました。

トリを務めてくださったTeruさんは、登壇を公開できないリスクを押してkintoneが最大に活きる業務改善の生の事例を語ってくださいました。kintoneの紹介から導入、そして業務改善効果に至るまで、今回のCaféを締めるにふさわしい内容でした。

あらためて、こうした地道な活動が、今後につながると確信できた1日でした。
12/7にはkintone Café JAPAN(サイト)が予定されています。そこでもきっと実のある内容が得られる事でしょう。
今回来てくださった35+αの皆様、登壇してくださった3名の仲間。会場を提供してくださったクロス・ヘッド株式会社様。皆さま本当にありがとうございました。


kintone Café 東京 Vol.8 @多摩を開催しました


8/30にkintone Café 東京 Vol.8 @多摩を開催しました。

公式の開催報告はしかるべき場所に書かせていただきました。(こちら

ツイートのまとめサイトも作成させていただきました。(こちら

なので、ここでは代表である私が登壇の際に語った「スライド」をさらに補足するように、開催であらためて感じた思いを書かせていただきます。

本稿を書こうとして、前回アクアビット長井として主催したkintone Caféを調べたところ、2017年3月のkintone Café 神奈川 Vol.5までさかのぼることがわかりました。つまり、前回の開催から2年半、kintone Caféを主催していませんでした。空きすぎです。間を空けすぎたことに忸怩たる思いです。

2年半の間、もちろん手をこまねいていたわけではありません。ツイートもたくさんつぶやきましたし、kintone Advent Calendarにも毎年書いています。DevRelにも参加し、弊社ブログ記事にもkintoneのことは書いています。他のkintone Caféでは登壇もしましたし、お客様の主催するセミナーでも登壇もしました。代表がエバンジェリストとして全く何もしていないとは思いません。kintone Café神奈川もなんどか話を持ち掛けては立ち消えを繰り返し、それなりの開催に向けての準備は進めました。

でも、結局は開催できなかったことに変わりありません。kintone Caféに限らず、セミナーは自らが行うべき。そう思っています。特にkintone開発が弊社の業務の主流になっている今では、一日のほとんどをkintoneの事を考えていたわけですから。これは怠慢と言われても仕方ありません。

何が原因だったか。結局、代表自身がkintone Caféのテーマについて、どう開催するか迷いが生じていたの正直なところです。技術寄りの内容で開催するのか、ユーザー寄りの内容にするのか。技術寄りにしたところで、どこまで伝わるのか。スキルは座学やハンズオンでどこまで伝えられるのか。そもそもkintoneエバンジェリストとは、技術うんぬんではなく、kintoneの良さを広めることにあるのではないか。私の中でコンセプトが右往左往していました。

今回、弊社のサテライトオフィスで開催したのは、オフィスの大家さんから開催要望があったからでした。そして要望の中で「そもそも論」を聞きたい、ということでした。つまりkintoneとはそもそも何か、という地点から話を起こす必要がありました。都合のよいことにkintone Café東京を今運営しているメンバーの松田さんはkintoneを軸とした業務改善を推進されておられます。そうした風もあり、私の登壇資料も技術のことは触れず、ユーザー向けの内容にしてみました。

今回のkintone Café 東京 Vol.8 @多摩は開催要項にユーザー向けをうたっていたこともあり、6,7名はkintoneについて触ったことがなく、そうした意味でもユーザー向けの内容でよかったと思います。私の登壇でもそもそもなぜkintoneをユーザーに勧めるのか、という観点で熱く語りました。他の方のスライドも、そうした点でテーマが絞られていたようです。

今回、久しぶりに主催してみて、ユーザー寄りで行く、との方向性は続けようと思いました。ただ、ハンズオンはやれればやりたい。一緒に登壇したエバンジェリストの新妻さんからも、「データ」「プロセス」「コミュニケーション」の三つの柱で語るのは、初期のkintoneのコンセプト。今や概念で語るのではなく、直接ハンズオンで魅力を伝えることの必要性を説かれました。仰る通りで、次回はハンズオンにも取り掛からねば、と思います。

今回、一緒に登壇した情報親方の東野さんも、これからkintoneが導入されていく中で必ず使われるであろう資料を軽く紹介してくださいました。やはりユーザー導入の推進こそが鍵なのでしょう。

お客様より恵比寿と武蔵小杉でもkintone Caféを開催して欲しいというご要望をいただいています。具体的に会場も確保できています。今年はあと二回、開催できればと思います。その時私が、どこまで技術を語りたいという誘惑に耐え、ユーザー目線の内容に踏みとどまれるか。肝に銘じたいと思います。まずはkintone Caféを主催できる自信を取り戻せたことが、今回、私の中で最も得難い収穫だったと思います。

今回来てくださった14名の皆様、登壇してくださった3名の仲間。皆様、本当にありがとうございました。