2023年1月のまとめ(法人)


令和五年一月。

新年を迎えたというのに、弊社の忙しさは相変わらずです。衰える兆しを見せるどころか、忙しさは増すばかりです。

今月も弊社には案件をさまざまにいただいてます。
私も経営や案件に忙殺され、社会的な視野が狭くなっています。
社会や国際関係を論ずるよりも、やるべきことをやらねばならないのです。

弊社にはありがたいことに風が吹き続けています。が、その風に甘んじていてはなりません。また、風の強さに翻弄されるようなことがあってもなりません。
この風をうまく乗りこなさなければ。

風にあおられてどこかで木っ端微塵になるか、それともまだ見ぬを大海原に出られるか。
それは代表の舵捌きにかかっています。

今の弊社には、まだまだ課題が山積みです。
一昨年・昨年の反省を真摯に踏まえ、山積みの課題を一つずつ解決していかなければ。
継続的な案件は増え、経営が安定する方向は見えてきました。今の方策を続けていきたいと思います。

達成度6割。達成感7割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括 一月度の売上は目標額を大幅に超えました。

今年度の売り上げは前年度を突破し、過去最高を更新しています。今月から新たな継続プロジェクトがまた一つ始まりました。
その一方、来期に向けての準備もぬかりなく進めています。
来年以降に始まる案件や組織化においてのタフな交渉もいくつもこなしました。

弊社メンバーも努力し、成長する姿を見せてくれています。メンバー間の関係性の質も少しずつあがっている実感はあります。
が、まだ弊社の生産性は私の望む域に達していません。それを改善しなければなりません。売上は上がり、かつ、利益が上がるような体制を作らねば。
しかもそれを残業に頼らず、今の勤務時間内で抑えていく必要があります。そのためには、スキルアップだけではなく、細かい部分の作業から改善していかなければ。
仕組みづくりも含め、まだまだ改善すべき課題がまだ残っています。
私も率先して範を示さねば。

メンバーの開発スキルも確実に上がっています。が、それ以上に案件の量が急激に増えています。
今期は売り上げの面では過去最高に達しましたが、その状況に甘えず、弊社メンバーを必ずや独り立ちできるまでのレベルに引き上げたいと思います。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・kintone Café メタバース vol.2に参加し、メタバース世界での可能性を感じました(1/13)。
・SORACOM UG Online #15 ~新春スペシャル・新しい力を手に入れよう!に参加し、昨年末に寄稿したSORACOM ADVENT Calendarについてコメントをしました(1/17)。
・チーム応援カフェ「地域活動」に参加し、お客様の伴走パートナーとして登場しました(1/18)。
・kintone Café 名古屋にお客様とともに参加し、皆さんの前で抱負を述べました(1/20)。
・関西大学東京経済人倶楽部の新春賀詞交歓会に出席しました(1/24)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、Cybozu Days 2022のブースを出したことで得たご縁であり、Cybozu Circus 2022 Osakaやその他のイベントに参加したことで得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まったのが今月でした。
お互いが依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげる。

昨夏、経理や財務諸表の見直しを行いました。そして五年間の売上や利益、人員にかかる長期計画を考えました。
その中で経費としての外注費をどう考えるかも検討しました。売上に対して、どこまでの外注比率に抑えるべきか。かつて外注費を払いすぎて失敗した同じ轍は踏まぬよう。
外注先に依存することはしません。が、弊社内だけでは案件がこなしきれない場合にはお願いしなければなりません。
このバランスはとても難しいのですが、これからもバランスをとりながら経営します。


§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
今月も今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。それに並行して、今もなお、週一、二件の頻度で新たな案件のお話をいただけています。本当に感謝します。
今月もまた新たな案件のキックオフを行いました。作業を開始した案件もあれば、来月から開始する案件もあります。
正直、今の弊社には案件が多すぎるため、オーバーフローを起こしています。

今、動いている実装案件が30件強。他にも二ダースほど準備が進んでいる案件があります。それらをどのようにこなしていくか。それが今の課題です。
今、弊社が取り扱っているシステムはkintoneをベースにGmail、Google Calendar、Zoom、HubSpot、ChatWork、Slack、freee、freeeサイン、マネーフォワード、スマレジ、LINE、Benchmark、box、Stripe、サブスクペイ、AWS、各種CMS、その他です。
案件によってはパートナー社や技術者さんと一緒に構築し、私や弊社の技術顧問の方も実装に取り組みながら日々の開発に取り組んでいます。

今年の春に社内の体制を再構築します。
その時、代表は実装から手を引く予定です。もちろん、実装から手を引くといっても、今後は一切のコーディングや設計をやらないという意味ではありません。
むしろ、調査や新規調査に手を染めます。特に、今までkintoneとつないだことのない新たなSaaS/PaaSとkintoneをつなぐ調査や、新たな接続方式が必要になったりした場合です。新たな世の中の趨勢や概念や実装の流れについてはきちんと追っかける予定です。
代表がkintoneに触れる機会があるとすれば、商談の場においてkintoneの魅力を伝える際や、セミナーで登壇した壇上においてだと思います。

経営者がどの案件にも手を突っ込み、ワーカーとして奔走しているようでは社の発展は望めません。
また、kintoneに安住していてもだめです。

長期計画やビジョンを決め、真剣に経営に取り組みを始めた今だからこそ、実装から手を引くべきなのです。代表が経営に時間を割かず、既存の仕組みに頼っていると大所からの視野が狭くなり、経営判断を誤ると思っています。
代表がやるべきことはワークではなく、調査や新規事業の可能性、トップセールスや交流、体制構築などです。

来月も、引き続き弊社メンバーの教育とスキルアップに注力していきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

また、東京都中小企業振興公社の人財アドバイザーの方に昨年末よりアドバイスを受けています。
この方から五年後の弊社の目指すべき姿を作るように言われ、SWOT分析をはじめ、売上や経費の計画をきちんと作成しました。税理士の先生にも手伝っていただきながら。

経費もほぼ毎月計算しています。経理作業はさすがに担当を別に置きます。
その作業も来年に向けて行います。


§ 社内体制 一昨年の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで年始にあたり、三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

メンバーの募集を出した時と考え方の軸はぶれていません。

昨年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
そのアドバイザーの方から作成するようにと指示された、5年後の弊社を見据えたビジョンや課題の解決策は、上記の各理念をより細かく詰めたものです。文章や財務上の数値、目標の形で具体的に表しています。
それらはメンバーにも見せ、説明もしています。また、メンバーからは課題も提出してもらいました。

その課題に基づき、人事方針、評価制度や給与テーブルなどをこの正月に集中的に組み立てました。

上にも書いた代表が実装作業から手を引くことは、その一環です。メンバーに育ってもらうためにも、代表は違う動きをしていかなければ。

来年の春からは、メンバー各自にさまざまな業務の役割を持ってもらいます。
毎週の内部定例も変化を加え続けています。
各メンバーには役割を理解してもらいながら、案件については教え合い、助け合いながら実装を進められるような体制を目指します。そして、Cybozu Daysのようなイベントでは役割を超えて協力するようなチームを目指します。

既に案件の増加数が弊社の体制の許容量を超過しています。このままだと破綻してしまいます。
今年の4月からは新たなメンバーを3人迎え入れ、さらに外注先も増やす予定です。

拠点開設、打ち合わせ、リモートワークの効率化など、やるべきことは多い今ですが、なんとか乗り切りたいと思います。


§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約11回です。オンライン商談はざっと数えたところ約53回ほどです。
今月、頂戴した名刺は26枚です。

今月は名古屋出張に合わせてkintone Café 名古屋に参加しました。お客さまもお連れしてkintone のエコシステムの世界をご紹介しました。kintone Café名古屋の新年会企画がとても面白く、私も独創的なkintoneを操りながら今年の抱負を皆に宣言しました。
また関西大学東京経済人倶楽部に出席し、東京で活躍する校友と交流を重ねてまいりました。同じ年度に卒業した校友が何人か東京で社長をしていることを知れたことも嬉しい出会いでした。


他にもオンラインイベントではありますが、kintone Café メタバースやSORACOM UG、チーム応援カフェに登壇しました。

この三カ月でさまざまなご縁ができました。リアルでの出会いは何よりの御縁です。
そこで生まれたご縁がすぐに案件に繋がることも嬉しいです。

今月もさまざまなご縁とそこからの新たなつながりができました。
昨年に続き、そうした御縁から、弊社も私も成長させてもらっています。
皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。kintone Café メタバース vol.2(1/13)。SORACOM UG Online #15 ~新春スペシャル・新しい力を手に入れよう!(1/17)。チーム応援カフェ「地域活動」(1/18)。kintone Café 名古屋 vol.9(1/20)。関西大学東京経済人俱楽部 新春賀詞交歓会(1/24)。

今月もこうした対外活動を通し、人脈を増やすこととあわせ、弊社の認知度を広げられたように思います。
それによってさらに忙しくなったことも事実ですが、こうした活動を通して営業に繋がっていくため、今後も続けていこうと思います。


ただ、案件をこなす時間と交流の時間をどうやって確保していくか。これから考えていかなければなりません。

来月以降もいろいろな予定が控えています。

コロナが小康状態になり、リアルのイベントも増えつつあります。また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 「アクアビット 航海記」の続きは今月もアップできませんでした。これで三カ月連続です。

今月、書いた本のレビューは1本(
軍神広瀬武夫の生涯

今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は1本(
2023年の抱負

) 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本() 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、先月から毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

1月3日 1月3日 年纏めと今年の抱負を記します
1月4日 1月4日 今年の情報動向を学んでおく事
1月5日 1月5日 年初めは既存に依存しない誓い
1月6日 1月6日 職住近接をどう実現するかの旅
1月10日 1月10日 拠点には仲間・交流・絆が必要
1月11日 1月11日 また一つAIが情報処理業界を。
1月12日 1月12日 返事は即レスで楽になる。
1月13日 1月13日 Twitter Blueに加入する?
1月16日 1月16日 メタバースはリアルを超えるか
1月17日 1月17日 今を悔いなく生きるための一日
1月18日 1月18日 著名で生きる?無名で生きる?
1月19日 1月19日 お店のメニューは決まっている
1月20日 1月20日 街中で出会えるカイゼンの種
1月23日 1月23日 風土を変えると仕事が整う事
1月25日 1月25日 人前で話す機会を増やしたい
1月26日 1月26日 大規模運用設計の難しさを
1月27日 1月27日 儲からぬが動画発信は必要

§ 年表

・一月お仕事

Tully’s Coffee江ノ島店、Tully’s Coffee大船店、二俣川で作業・打ち合わせ×4、ドトールコーヒーショップ 永福町店、Weekend Green&Cafe、旧三福コワーキング、大井海貨上屋第2号、土佐しらす食堂二万匹で飲み会、うおみ 安城高棚店で会食、JPタワー オフィスフロアでkintone Café 名古屋、、名鉄イン 刈谷で宿泊と作業、東山公園で打ち合わせ、Starbucksで面談、ビーフン東で会食、東京イーストサイド ホテル櫂会(カイエ)で賀詞交歓会、Lad’s De Wineで顔合わせ、HAKADORU虎ノ門店で作業、ハマッ子 直売所 みなみ店で視察、アクアビット サテライトオフィス×6

§ ツイートまとめ
・一月ツイート

https://togetter.com/li/2065161


2022年のまとめ(法人)


今年も一年のまとめを書きます。
各月を法人と個人に分けてまとめを書いていますが、同様に年のまとめも書きたいと思います。

公私の「公」

●弊社の業績
§ 総括 目次

今年度は売上だけで考えれば、過去最高です。
昨年は雇用に踏み切って一年目。反省だらけでした。今年はその反省を生かした一年でした。ただし、売り上げは昨年よりあがったとはいえ、利益の面ではそこまで増えないかもしれません。まだまだ生産性では課題を感じた年末の振り返りとなりました。

今期はあと三カ月残っています。年始から毎週の打ち合わせや内部体制も含め、生産性の向上に施策を打ちたいと思います。

そんな中ですが、弊社にとってトピックとなる出来事は以下の通りです。
・noteで毎朝代表が記事のアップを始めました(1月)。
・はたママプロジェクト様のサイトにて昨年末に代表が受けたインタビューを記事にアップいただきました(1月)。
・代表がkintoneエバンジェリストの年次更新を行いました(1月)。
・弊社がサイボウズ社オフィシャルパートナーの年次更新を申し込みました(1月)。
・代表が分報を始めました(2月)。
・サイボウズ社よりバレンタインデーのチョコをいただきました(2月)。
・弊社ではブロックしていたSES的な半常駐の案件をお請けすることにしました(2月)
・弊社契約としては約11年ぶりに新たなkintone環境を契約しました(2月)。
・弊社がIT導入補助金支援事業者に採択されました(3月)。
・弊社代表がkintone Café 神奈川 Vol.11を開催しました(3月)。
・弊社ではブロックしていたSES的な半常駐の案件のキックオフがありました(3月)。
・弊社に新メンバーが加わりました(3月)。
・弊社が応募した「チェアサイドレジ」が第二回スマレジアプリコンテストで佳作を受賞しました(4月)。
・弊社代表がkintoneシステムデザイン エキスパートに合格しました(4月)。
・弊社にとってkintone並走案件の取り組みを行い、お喜びの声をお客様よりいただきました(4月)。
・弊社にとって久しぶりとなるSES案件を請け、週一程度、代表かメンバーが常駐で作業を行い始めました(4月)。
・弊社が応募した「チェアサイドレジ」が第二回スマレジアプリコンテストで佳作を受賞し、授賞式に出席しました(5月)。
・経理処理や仕訳入力処理をfreeeとScanSnapを組み合わせた方式に変更しました(5月)。
・kintone Café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKUに代表が登壇しました(6月)。
・上記イベントの模様がSORACOM社のブログに取り上げられ、代表が登場しました(6月)。
・kintone Café 神奈川 Vol.12を開催し、代表が登壇しました(6月)。
・5月末のスマレジアプリコンテストの結果がYahoo ニュースに記事となり、その中で弊社も取り上げられました(6月)。
・5月末のスマレジアプリコンテストの授賞式の模様をスマレジ社が記事にしてくださいました(6月)。
・弊社のメール環境をGoogle Workspace Business Standardに変更しました(一アカウントのみ)(6月)。
・弊社契約のZapierのバージョンをプロフェッショナルプランにアップグレードしました(6月)。
・メタバースを使った仮想空間でのオンラインミーティングを体験してみました(6月)。
・弊社にてOculus Quest 2を購入しました(7月)。
・kintone Café メタバース支部の立ち上げに関わりました(7月)。
・公益財団法人埼玉県産業振興公社様が実施されている埼玉DXパートナーに弊社が登録されました(7月)。
・kintoneのプラグインを販売されているM-SOLUTIONS様と販売店契約を締結しました(7月)。
・今年初めから代表がついていた某お客様のセキュリティ講師の予定講義が終わりました(7月)。
・弊社メンバーがkintone アソシエイト試験に合格(8/8)し、合格までのロードマップ記事をアップしてくれました(8/30)。
・サイボウズパートナーネットワーク上の弊社ページが更改されました(8/15)。
・代表宛にkintoneエバンジェリストパーカーを届けていただきました(8/18)。
・代表がサイボウズOfficeのコミュニティ「オフコミ」に参加しました(8/18)。
・代表がサイボウズユーザーフェスティバルのkintoneコミュニティ紹介動画に登場しました(8/18)。
・代表がkintoneカイゼンマネジメントエキスパート試験を受験しました(合否発表は9月)(8/20)。
・弊社がSORACOM社の登録SPSパートナーに登録されました(8/4)。
・Road社と業務パートナーを締結しました(8/10)。
・Yoom株式会社と紹介パートナー・販売パートナー・OEMパートナーの契約を締結しました(8/28)(8/30)。
・東京テレワーク・モデルオフィスに応募し、多摩地区の三拠点のテレワークオフィスが使えるようになりました(8月)。
・11月10-11に幕張メッセで行われるCybozu Days 2022の出展を公表しました(8月)。
・kintone Café 神奈川 Vol.13 & SORACOM UG TOKYOの合同イベントを鎌倉の安国論寺にて代表が主催し、弊社メンバーやパートナー企業の方、お客様などにお越しいただきました(9月)。
・代表が郡山地域クラウド交流会 in メタバースに参加し、メタバースの可能性への知見を溜めました(9月)。
・チーム応援カフェ「部活動」に弊社代表が登壇し、伴走で関わっている法政大学アメリカンフットボール部の矢澤様よりお褒めいただきました(9月)。
・代表がkintone カイゼンマネジメントエキスパート試験に落ち、kintone資格コンプリートの機会を逃しました(9月)。
・代表がSORACOM IOT SALES FOR SPSに受かりました(9月)。
・高知のカミノバさんとチーム カミノビットとして予選に臨んだkintone hackですが、残念ながら本選には進めませんでした(9月)。
・Community Leaders Summit 道東に参加し、多くの方と貴重な知見をいただきました(9月)。
・kintone Café メタバース Vol.1に登壇しました(10月)。
・TOKYOテレワーク・モデルオフィス府中を初めて利用しました(10月)。
・Cybozu Days 2022でブースを出展しました(11月)。
・Cybozu Days後のコミュニティ打ち上げで代表が締めのあいさつを担当しました(11月)。
・スナックジョイゾー @オフライン vol.9 〜デイズナイト〜で代表がLT登壇しました(11月)。
・埼玉DXパートナーサイトに弊社の動画がアップされました(11月)。
・法政大学アメリカンフットボール部さんと一緒に登壇した人チーム応援カフェの動画が公開されました(11月)。
・Cybozu Circus 2022 Osakaに代表が参加し、各社さんのブースを回り、お客様をお連れしました(12月)。
・Adventar kintone Advent Calendar 2022、Qiita kintone Advent Calendar 2022、Qiita SORACOM Advent Calendar 2022の三つのアドベントカレンダーに投稿しました(12月)。
・チーム応援カフェの登壇記事をサイボウズさんにアップしていただきました(12月)。
・はたママプロジェクトさんの求人広告に出向しました。
・来年1月のチーム応援カフェに出ることが決まりました(12月)。

こうした活動を通じ、少しずつ弊社の認知度が上がってきたのはよいニュースだといえます。
代表が複数の集まりに参加し、かなりの数のイベントに参加しました。そうした活動によってお話をいただく案件の質が変わってきたように思います。

§ 業務パートナー 目次

五期前に業務パートナーをむやみに増やし、ある程度の自由と自発に委ねたことで失敗した経験があります。昨年はその失敗を繰り返さぬように肝に銘じながら、雇用に踏み切りました。
ただ、予想を超える量の案件をいただくようになっており、パートナー企業や技術者の力を得なければこなせなくなってきました。

今年は3年連続でCybozu Daysに出展し、案件としての話にもつながりました。
また三回目にして手応えをえた出展となりました。

いわゆる業務提携に関するパートナーは今年は多くの会社様と契約を結びました。ただ、弊社がそのサービスを使うたぐいのパートナー契約が多く、弊社の下でより専任として働いてくれるパートナーをさらに増やす必要がありそうです。

§ 開発案件 目次

今年はkintone案件が9割を占めるまでになりました。
浅く広く、さまざまな業務に手を出すことで、自らの首を絞めたかつての失敗。それを繰り返さぬようにしていますが、kintoneも範囲が広いので、さまざまな展開を実装しなければなりません。
ただ、名指しで頂くケースも含め、営業チャネルについてはさまざまな展開が得られるようになってきました。これも今までの弊社のkintone専業へ向けた発信がようやく効き始めてきた成果だといえます。

今年も引き続きサイボウズ社オフィシャルパートナーとして認定いただいたことと、弊社代表がkintoneエバンジェリストとして引き続き活動していることもあり、kintone界隈でもある程度の認知度は頂けるようになってきたと思っています。三年連続してCybozu Daysに出展した効果もあったはずです。

ただ、kintone単体ではなく、他のSaaSやPaaSと組み合わせての開発が求められます。そのため、kintoneだけやるのではなく、他のシステムとの連携案件は積極的に請けています。
今年手掛けた、または引き続き保守作業が発生した連携は、以下の通りです。
・スマレジとkintone
・boxとkintone
・Google Cloud Platformとkintone
・freeeとkintone
・Color Me Shopとkintone
・Stripeとkintone
・WordPressとkintone
・wooCommerceとkintone
・MemberPressとkintone
・Benchmarkとkintone
・ChatWorkとkintone
・請求管理ロボとkintone
・Dropboxとkintone
・HubSpotとkintone
・Twillioとkintone
・AWSとkintone
・VBAとkintone
・SLACKとkintone
・ChatWorkとkintone
・LINE WORKSとkintone

言語環境や開発環境については日進月歩の業界なので、勉強し続けなければなりません。停滞は許されませんので。
他にもセキュリティコンサルタントとしての活動や、伴走開発など、今までの開発から広がる展開をお見せする事ができました。

弊社メンバーがkintoneのアプリ連携については実装を進めてくれるようになっており、サブテーブルや多層Promiseもこなしてくれるようになっていることはありがたいです。

§ 財務基盤の堅牢化 目次

一昨年から家計と法人の財布の混在を完全に分け、資産表や収支表はきっちり顧問税理士の先生に管理していただくようにし、今年からは月次の支出は常にレシート取込するようにし始めています。

財務の正常化が弊社の今後を大きく左右すると認識しています。経営計画や事業計画書も5年後まで策定しました。来年からは給与テーブルや人事計画も設定します。

ただ、まだ案件の受託開発になっているため、まだ財務は自転車操業に陥っています。定期的に課金をいただくような仕組みを作らねば。今年はそれがうまく立ち上がりませんでした。今年の反省と来年の大きなテーマです。

§ 社内体制 目次

弊社の弱点として代表が経営者と作業者を兼ねている問題を解消するため、昨年の初めから雇用に踏み切りました。その結果、二人の仲間が加わり、そのうちの一人は去りました。
今年の3月からSESですが専任として弊社メンバーに新たに一人に加わってもらいました。

チーム・ビルディングを図るため、さまざまな工夫を加えました。価値観の共有を図るために。

昨年から加わってくれたメンバーが何度となく落ちた末にkintoneアソシエイト試験に受かってくれました。また、半常駐の現場に入って独り立ちしてくれようとしています。

昨年の12月に策定した以下の企業理念と経営理念は定着しています。

企業理念

「情報技術を生かして、

正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念

「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

チームとしてまだまだコミュニケーションは足りていませんし、生産性もまだまだです。が、まずはこれだけの売上を立てられるようになってきたことは成長だと思います。

来年以降もまだまだやるべきことはたくさんあります。この年末年始にさまざまな検討を重ね、来年早々に新たな施策を打っていきます。

§ 2022年度売上見込み 目次

上記の通り、売上を確保しつつ、粗利も確保できるようになりつつあります。今の時点ですでに昨年の売上を2割ほど上回っています。おそらく今期は昨年の倍に届くと思われます。ただ、残り三カ月の努力が重要なのは言うまでもありません。

あと、今年はBCP計画も踏まえ、宇都宮に一週間過ごし、仕事をする経験もしました(3月)。

§ 人脈の構築 目次

今年は昨年にも増して登壇も含めた露出および交流を増やしました。コロナウィルスが世の中にまん延する中でしたが。
Facebookではなく、Twitterに軸足を移し、焦点を定めた交流を心がけることで有効な営業チャネルがたくさん作れました。それが今年の充実した活動につながったと思っています。
来年度も今年のノウハウを活かしつつ、引き続き新たなご縁をいただければと思っています。ただ、代表個人の時間には限りがあり、SNSを見る時間は最低限にしています。この点は申し訳ないと思っています。

特に今年は遠方の方、新たなご縁を結べた方、10年ぶりにお会いできた方など、とてもご縁の有難みを感じました。コロナから少しずつ世の中の交流が戻りつつあったのもありがたいです。

大阪や首都圏だけでなく、栃木、高知、釧路、道東、東北、新潟など各地の方とご縁をつなぐことができました。
今年は314枚のお名刺をいただきました。引き続き来年もよろしくお願いいたします。

§ 対外活動 目次

2022年度は登壇の機会を多くいただきました。合計10回。コロナの影響でほぼオンライン登壇に終始しました。

まず3月に「kintone Café 神奈川 Vol.11(3/25)」に登壇しました。
5月はこちらで登壇しました。「第二回スマレジアプリコンテスト授賞式(5/26)」
6月は二件。「kintone Café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKU(6/11)」「kintone Café 神奈川 Vol.12(6/21)」です。前者は高知まで向かって登壇しました。
9月は4回。「kintone Café 神奈川 Vol.13 & SORACOM UG 東京(9/3)」「kintoneエバンジェリスト活動共有会 + 新メンバー交流会2022(9/14)」「kintone Hack 2022予選会(9/20)」「チーム応援カフェ「部活動」(9/21)」です。
10月は「kintone Café メタバース Vol.1(10/13)」の一回。何とメタバース内で登壇を果たしました。
11月は「Cybozu Days 2022(11/10)(11/11)」Night(11/1)」「コミュニティー界隈打ち上げ(11/11)」「スナックジョイゾー@オフライン vol.9 デイズナイト(11/18)」の三回です。
この中にはあれで登壇?と思われる方がいるかもしれません。

まずは機会を与えてくださった皆様には感謝しかありません。

今年参加したイベントは以下の通りです。
「Re:Change User Conference(1/18)」「スマレジ プラットフォームAPIを使ったアプリ開発方法を伝授!(1/18)」「freee受発注✖️NINJA SIGN連携リリースセミナー(2/3)」「kintone Café 神奈川 Vol.11(3/25)」「kintone Café 岡山 Vol.5(4/29)」「LINE BIZ DAY 2022(5/18)」「第二回スマレジアプリコンテスト授賞式(5/26)」「Cybozu パートナーミーティング 2022 Spring(5/30)」「THE HYBRID WORK JOURNEY(6/3)」「kintone Café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKU(6/11)」「kintone Café 神奈川 Vol.12(6/21)」「法政大学ORANGE vs 関西大学カイザース交流戦(6/26)」「SORACOM Discovery 2022 Online(7/6)(7/7)」「SORACOM UG Online(7/7)」「kintone Café メタバース支部準備会(7/14」「kintone hive Tokyo Vol.15(7/20)」「SORACOM UG Online #13(7/25)」「IoT Solution Day(7/28)」「DevRel/Japan CONFERENCE 2022(8/6)」「サイボウズ ユーザーフェスティバル 2022(8/17)」「kintone Café 神奈川 Vol.13 & SORACOM UG 東京(9/3)」「SPSビジネスマッチング会(9/9)」「kintoneエバンジェリスト活動共有会 + 新メンバー交流会2022(9/14)」「スナックジョイゾー Vol.7(9/16)。」「郡山地域クラウド交流会 in メタバース(9/17)」「kintone Hack 2022予選会(9/20)」「チーム応援カフェ「部活動」(9/21)」「CLS道東前夜祭(9/22)」「CLS道東(9/23)」「大人の遠足(9/24)」「kintone Café メタバース Vol.1(10/13)」「SORACOM UG EXPLOLER 2022(10/22)」「Cybozu Days 2022(11/10)(11/11)」「コミュニティー界隈打ち上げ(11/11)」「スナックジョイゾー@オフライン vol.9 デイズナイト(11/18)」「kintone Café JAPAN 2022(11/19)」「法政大学アメリカンフットボール部ORANGE vs 早稲田大学 BIG BEARS(11/23)」「Cybozu Circus 2022 Osaka(12/6)(12/7)」「ナックジョイゾー @オフライン vol.10 忘年会ナイト(12/14)」「Cybozu Days 2022打ち上げ(12/23」

上記のうち、登壇したイベントや、強い印象を受けたイベントについては記事としてアップしています。また弊社としてのトピックについても記事としてアップしています。

宇都宮でのおためしサテライトオフィス体験
kintone Café 神奈川 Vol.11を開催しました
【IT導入補助金】IT導入支援事業者に採択されました。
スマレジアプリコンテストで佳作をいただきました
kintone café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKUで登壇しました
kintone Café 神奈川 Vol.12を開催しました
kintoneアソシエイト試験合格ロードマップ
kintone Café 神奈川 Vol.13を開催しました
ワーケーションの意味をCLS道東で教わりました
kintone Café メタバース Vol.1に参加しました。
Cybozu Days 2022の今年のテーマはDX(デジタルトランスフォーメーション)でした。
Cybozu Days 2022を終えて[ブースで交流]
Cybozu Days 2022を終えて[出展までの準備]
スナックジョイゾーにて妻が覚醒~
Cybozu Days 2022を終えて[まとめ]
kintoneの機能をコミュニティに例えてみた
弊社のアドベントカレンダー歴
Cybozu Days 2022のブース出展でkintoneにメディアプレーヤーを設置しました。
Cybozu Days 2022のブース出展でソラカメとkintoneの連携にチャレンジしました。
事例:法政大学アメリカンフットボール部様

こうした場に参加することは、自分の知見を高めるだけでなく、そこで得たご縁が次の仕事につながるため重要です。あらためて今年はそのことを感じました。来年はkintone Caféをリアルで神奈川や東京で開きたいですね。

§ 執筆活動 目次 三年前にCarry Meさんが運用する本音採用でブログ「アクアビット 航海記」の連載をさせていただきましたが、これを昨年から弊社サイトで連載することにしました。今年は計11回分をアップしています。また、航海記だけだとマンネリになるので、五回に一度はコラムを挟んでいます。末尾にリンクを貼り付けています。
本のレビューは86本、映画のレビューは7本、観劇のレビューは0本アップできました。また、12月には毎年恒例のkintone Advent Calendarに参加しています。また事例の記事を4本、弊社の抱負は1本。物申すブログは9本。旅日記ブログは3本。その他の仕事に関したブログは10本。まとめ・抱負ブログは26本をアップしました。2021年も書くことへの情熱が尽きずに、可能な限り書けた一年となりました。ただし、書いた内容はまとまった形にできていません。

§ 年表 目次
各月の詳しい内容は各月のページで紹介しています。

あらためて「公」を振り返ってみました。今年もコロナに翻弄された一年でしたが、そんな中でも業績を前年度と同じレベルにとどめられたことはよかったです。
あとは来年以降、仕切り直した体制の中でどのように成果を出していくか。今年の反省点を活かして。
あらためて、今年弊社と関りをもってくださった皆様、まことにありがとうございます。
後1日、今年を無事に締めくくり、来年へと繋げようと思います。

アクアビット航海記
アクアビット航海記 vol.39〜航海記 その24
アクアビット航海記 vol.40〜航海記 その25
アクアビット航海記-私の技術とのかかわり方
アクアビット航海記 vol.42〜航海記 その26
アクアビット航海記 vol.43〜航海記 その27
アクアビット航海記 vol.44〜航海記 その28
アクアビット航海記 vol.45〜航海記 その29
アクアビット航海記 vol.46〜航海記 その30
アクアビット航海記-エンジニアによる発信
アクアビット航海記 vol.48〜航海記 その31

活動ブログ
宇都宮でのおためしサテライトオフィス体験
kintone Café 神奈川 Vol.11を開催しました
【IT導入補助金】IT導入支援事業者に採択されました。
スマレジアプリコンテストで佳作をいただきました
kintone café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKUで登壇しました
kintone Café 神奈川 Vol.12を開催しました
kintoneアソシエイト試験合格ロードマップ
kintone Café 神奈川 Vol.13を開催しました
ワーケーションの意味をCLS道東で教わりました
kintone Café メタバース Vol.1に参加しました。
Cybozu Days 2022の今年のテーマはDX(デジタルトランスフォーメーション)でした。
Cybozu Days 2022を終えて[ブースで交流]
Cybozu Days 2022を終えて[出展までの準備]
スナックジョイゾーにて妻が覚醒~
Cybozu Days 2022を終えて[まとめ]
kintoneの機能をコミュニティに例えてみた
弊社のアドベントカレンダー歴
事例:法政大学アメリカンフットボール部様

技術ブログ
Cybozu Days 2022のブース出展でkintoneにメディアプレーヤーを設置しました。
Cybozu Days 2022のブース出展でソラカメとkintoneの連携にチャレンジしました。

読読
ウルフ・ホール 上
ウルフ・ホール 下
神去なあなあ日常
憂鬱な10か月
日本でいちばん大切にしたい会社 7
ベルカ、吠えないのか?
不思議な数列フィボナッチの秘密
タイガーズ・ワイフ
日本でいちばん大切にしたい会社
日本でいちばん大切にしたい会社 2
明日をどこまで計算できるか? 「予測する科学」の歴史と可能性
波形の声
夜更けのエントロピー
幻のオリンピック 戦争とアスリートの知られざる闘い
R帝国
人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?
黄金峡
沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史 〈上〉
沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史 〈下〉
サクリファイス
樹霊
日本でいちばん大切にしたい会社3
無頼のススメ
「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版
真田三代 上
真田三代 下
怒る富士 上
怒る富士 下
サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ
賊将
日本史の内幕
翳りゆく夏
立花三将伝
昭和天皇の終戦史
住友銀行秘史
選別主義を超えて―「個の時代」への組織革命
全一冊 小説 立花宗茂
図解・首都高速の科学
本格小説 上
本格小説 下
逸翁自叙伝 阪急創業者・小林一三の回想
故郷七十年

映画
トップガン マーヴェリック
AVATAR ウェイ・オブ・ウォーター

舞台
VOICARION ⅩⅥ 大阪声歌舞伎 拾弐人目の服部半蔵

物申す
鉄道の廃止に物申す
この国の未来に私や弊社ができること

旅マップ


2022年11月のまとめ(法人)


令和四年十一月。

世界の動きとは切り離されているかのように、弊社の忙しさは増す一方です。私たちの生活は円安によって脅かされつつあり、日本の低落傾向は悲観的な観測を呼んでいるというのに。

弊社に案件の引き合いが次々とやってくる今、私に時局を論じる時間はありません。今やるべきことをやらねば。
私たちに案件が来る。それはつまり、ここ数十年の日本の低落傾向からの復活の兆しであると希望を持ちながら。
弊社にはありがたいことに風が吹いています。が、その風の強さに翻弄され始めています。うまく操らなければ、スピードを制御できずに陸に激突してしまいます。
弊社には、まだまだ課題が山積みです。

昨年の反省を真摯に踏まえ、弊社がこれからも生き延びるにはどうすれば。
外から見ると弊社には案件が次々と来ており、順調に見えるのでしょう。ですが、油断してはなりません。案件が積み重なっており、見積もりの作成すら遅れ気味になっています。

達成度5割。達成感6割。満足感8割。それが今月の代表自身の自己採点です。

今月は今までにない手応えを感じるとともに、体制構築にあたっての光が見えてきました。着実に前に進みたいと思います。
弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括 十一月度の売上は目標額をぎりぎり超えました。最低限の目標ですが。

今月は検収が可能な案件がなかったからです。とはいえ、来月にまとめて複数案件の検収を控えており、そこは大丈夫です。すでに今年度の売り上げは前年度を突破していますし。

弊社メンバーもがんばってくれています。今の体制の中、少しずつメンバーの関係性は定着しつつあります。
ただし、社内の仕組みづくりには課題がまだ残っています。私も率先して範を示さねば。

メンバーの開発スキルは確実に上がっています。が、それ以上に案件の量が急激に増えています。
今期の売り上げの予想額も算出しました。計画の中にはパートナー技術者にも関わってもらう方向で計画を進めています。
弊社メンバーも必ず案件をやり遂げられるようなスキルを身に付けてもらいながら。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・Cybozu Days 2022でブースを出展しました。
・Cybozu Days後のコミュニティ打ち上げで代表が締めのあいさつを担当しました。
・スナックジョイゾー @オフライン vol.9 〜デイズナイト〜で代表がLT登壇しました。
・埼玉DXパートナーサイトに弊社の動画がアップされました。
・法政大学アメリカンフットボール部さんと一緒に登壇した人チーム応援カフェの動画が公開されました。


実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。

そして、何件もの新たな関係が生まれた今月でした。
そうした企業様との関係に依存せず、同時にお互いにとって良い関係を維持する。

この夏から、経理や財務諸表の見直しを行い、五年間の長期計画を考え、経費としての外注費をどう考えるかも検討しました。
外注に依存することはしません。が、弊社内だけでは案件がこなしきれない。そのバランスをとりながら、経営していきます。

今月もCybozu Days 2022の自社ブースの展示において、約四社の方との共同出展ができました。
来年も手伝って下さるとのことで、誠にありがたいことです。

なお、まだ詳細は明かせませんが、そこから次のステップに繋がる準備を始めています。今月から。

リモート体制でも指示がきちんと伝えられるよう、ツールの整備には引き続き取り組んでいきます。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
ありがたいことに今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。それに並行して、週一、二件の頻度で新たな案件のお話をいただけています。本当に感謝します。今月も複数の大きな案件の引き合いや、案件の開始が決まりました。正直案件が来すぎてかなりいっぱいいっぱいになってきています。
来月からも複数の大きな案件が始まります。

今、動いている実装案件が30件弱。他にも二ダースほど準備が進んでいる案件があります。それらをどのようにこなしていくか。それが今の課題です。
今、弊社が取り扱っているシステムはkintoneをベースにGmail、Google Calendar、Zoom、HubSpot、ChatWork、Slack、freee、freeeサイン、マネーフォワード、スマレジ、LINE、Benchmark、box、Stripe、サブスクペイ、AWS、各種CMS、その他です。
案件によってはパートナー社や技術者さんと一緒に構築し、私や弊社の技術顧問の方も実装に取り組みながら日々の開発に取り組んでいます。

来年の春に社内の体制を構築し直す予定です。
その時、代表は実装から手を引く予定です。もちろん、コーディングや設計を一切やらないという意味ではありません。今までとは違う種類のkintoneとの連携サービスや、新たな接続方式が求められる場合は率先して調査や作業を行わねばならないでしょう。新たな概念や実装についてはきちんと追わなければ経営の判断を誤るので。
ですが、弊社で実績のあるkintoneとそれ以外のSaaSとの連携や、kintoneアプリ間の連携やアプリ構築はメンバーに任せ、代表は手をひきます。
代表がkintoneを触るとすれば、商談の場においてkintoneの魅力を伝える際や、セミナーで登壇した壇上においてでしょうか。

経営者がどの案件にも手を突っ込み、ワーカーとして奔走しているようでは社の発展は望めません。
長期計画やビジョンを決め、真剣に経営に取り組みを始めた今だからこそ、経営にもリソースを割かねばなりません。代表が経営に時間を割けなくなると大所が見えなくなります。
弊社を発展させるためにも、なるべく代表が手を動かさずに案件を回す体制を作ります。
そして、トップセールスのための交流に時間を割かなければ。

来月も、引き続き弊社メンバーの教育も兼ねた案件に注力していきながら、体制構築に邁進します。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

また、東京都中小企業振興公社の人財アドバイザーの方に昨年末よりアドバイスを受けています。この方から五年後の弊社の目指すべき姿を作るように言われ、SWOT分析をはじめ、売上や経費の計画をきちんと作成しました。税理士の先生にも手伝っていただきながら。

経費もほぼ毎月計算しています。
長い間、弊社代表が苦手意識を持ち、遠ざけていたこれらの作業。これらの作業から目を背けては経営に取り組めない。そのように覚悟を決めました。

§ 社内体制 昨年の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで年始にあたり、三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

メンバーの募集を出した時と考え方の軸はぶれていません。

昨年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
そのアドバイザーの方から作成するようにと指示された、5年後の弊社を見据えたビジョンや課題の解決策は、上記の各理念をより細かく詰めたものです。文章や財務上の数値、目標の形で具体的に表しています。
それらはメンバーにも見せ、説明もしています。また、メンバーからは課題も提出してもらいました。

5年後に向けた体制構築に向け、まずは代表が実装作業から手を引くことに決めました。営業とブランディングと総務その他の経営に注力します。
来年の春からは、メンバー各自にさまざまな業務の役割を持ってもらいます。各人に役割を持ってもらいながら、案件については教え合い、助け合いながら実装を進められるような体制を目指します。そして、Cybozu Daysのようなイベントでは役割を超えて協力するようなチームを目指します。

既に案件の増加数が弊社の体制の許容量を超過しており、このままだと破綻してしまいます。今年いっぱいは採用には手を出さないつもりでしたが、新たな採用に踏み切ります。

それと同時に教育について、ソース管理について、より効率的で堅牢な仕組みづくりを進めていきます。

リモートで出来るような案件の量でなくなりつつあり、新人メンバーに教える事は多いため、来年の春には拠点の開設も検討しています。

§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約8回です。オンライン商談はざっと数えたところ約37回ほどです。
今月、頂戴した名刺は104枚です。


今月はCybozu Days 2022の出展という弊社にとって大きなイベントがありました。30日の夜は某所でコミュニティー界隈の人々とCybozu Days 2022の打ち上げを行いました。もちろん弊社でも1日目の夜に飲み会を行い、皆さんをねぎらいました。
他にもスナックジョイゾー@オフライン vol.9 〜デイズナイト〜にも参加し、楽しい交流のひとときを過ごしました。
今年のCybozu Days 2022では昨年一回だけお願いされたサインを三回もお願いされました。私もサイボウズ商店で購入したジョイゾー四宮さんの著書をもってジョイゾーブースに行き、四宮さんにサインしていただきました。

日本中から来た人々とリアルで交流深める。まさにそれがCybozu Daysの素晴らしさです。11月は毎年kintone界隈で多様なイベントが催され、ご縁がつながります。まさに今年もそうでした。
これらを通じてまた面白いお仕事や次の展開につながっていきそうです。

皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生につなげる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。Cybozu Days 2022(11/10)(11/11)。 コミュニティー界隈打ち上げ(11/11)。スナックジョイゾー@オフライン vol.9 デイズナイト(11/18)。kintone Café JAPAN 2022(11/19)。法政大学アメリカンフットボール部ORANGE vs 早稲田大学 BIG BEARS(11/23)。

今月は、Cybozu Daysを通してより広く弊社の名前が認知されたように思います。私も二箇所ほどで人前で話をする機会がありました。Cybozu Daysの展示ブースの前でもずっと喋っていました。
一方、今月はさらに忙しくなりました。それによって同時に並行する案件の数が私の処理能力を超えて溢れました。そのため月の後半は、イベントにもあまり出ずに、作業や打ち合わせや商談の日々でした。

来月以降、いろいろと予定が控えています。
今月はあっという間に突破した喜ばしい月でした。来月は今月にも増して忙しいかもしれません。ですが、何とか時間を捻出して対外活動にも精を出したいと思っています。


弊社のお仕事はこうした対外活動から生まれています。
代表自身による新たな交流を発信することは絶対に怠ってはならないと肝に銘じています。

コロナが小康状態になり、リアルのイベントも増えつつあります。また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは0本()
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは5本(
Cybozu Days 2022の今年のテーマはDX(デジタルトランスフォーメーション)でした。
Cybozu Days 2022を終えて[ブースで交流]
Cybozu Days 2022を終えて[出展までの準備]
スナックジョイゾーにて妻が覚醒~
Cybozu Days 2022を終えて[まとめ]
) 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、4月から毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

10月28日 10月28日 Twitterはどこに向かうのか
10月31日 10月31日 プラスになる場合のみ集まる
11月2日 11月2日 マイナス×マイナスはプラス
11月4日 11月4日 長時間労働は自ら率先が前提
11月5日 11月5日 Cybozu Days 2022はすぐ
11月7日 11月7日 学ぶ事は有事の際に力となる
11月8日 11月8日 Cybozu Days 2022まで走
11月9日 11月9日 お仕事の服装を考えてみる
11月10日 11月10日 Cybozu Daysの開始所感
11月11日 11月11日 Cybozu Daysの出展効果
11月14日 11月14日 Cybozu Daysの振り返り1
11月15日 11月15日 ビジネスのご縁の連絡手段
11月16日 11月16日 kintoneに対し客観視する
11月17日 11月17日 会話に集中出来ているか?
11月18日 11月18日 Cybozu Daysの振り返り2
11月21日 11月21日 やり続けると見える景色の事
11月22日 11月22日 アドベントカレンダーの勧め
11月24日 11月24日 チーム力がなぜ必要なのか
11月25日 11月25日 お客様への聞取り出来てる?

§ 年表

・十一月お仕事

二俣川で作業・商談×4、キンコーズ 横浜駅西口店、大和市文化創造拠点シリウスで作業、タックルステーキで打ち合わせ、小野路公園グラウンドで視察・作業、水道橋で商談×2、幕張メッセでCybozu Days 2022×2、山傳丸で打ち上げ、HUBで打ち上げ二次会、アパホテル&リゾート東京ベイ幕張で宿泊×2、クラフトマーケット 海浜幕張店で打ち上げ、和風ダイニング季作で打ち上げ二次会、銀座で打ち合わせ、TOKYOテレワーク・モデルオフィス府中で作業、スナックジョイゾー参加、桜新町で商談、桜新町駅Tully’s Coffeeで作業、神田でオフィス移転立ち合い、神田で商談×2、アクアビット サテライトオフィス×1

§ ツイートまとめ
・十一月ツイート

https://togetter.com/li/1980010


アクアビット航海記 vol.46〜航海記 その30


あらためまして、合同会社アクアビットの長井です。
弊社の起業までの航海記を書いていきます。ここから先はかつての連載が打ち切られた後に執筆しています。
家の処分をめぐる熾烈な攻防に巻き込まれてゆく自分。鍛えられました。

誕生と死と転職の2003年


さて、久々に家の話題に戻りたいと思います。
本連載の第三十七回第三十八回第三十九回で書いた、私たち家族が住んでいた広すぎる家と重すぎる圧。その家をどうやって処分したか。
その経緯を今回と次回とその次までかけて書こうと思います。

2003年の7月に職を変えた事は本連載の前回前々回で書きました。
それによってわが家から相模原市の職場までは、自転車でも通えるほどの近さになりました。

職住近接が実現できたことは、私に家を処分するための時間を与えてくれました。そろそろ四年にわたって重荷となっていた家の処分に向け、動き出す時です。

ただし、2003年はまだ家の問題に取り組むには時期が熟していませんでした。私にとっての2003年は、転職の他にもさまざまな出来事がありました。
2002年の年末(12/29)より、山下さんに裏の家に防犯もかねて住み始めてもらったことは本連載の三十九回でも触れました。

明けて2003年。次女が生まれたのはこの年の10月4日、天使の日でした。その一方、次女が生まれる二カ月ほど前には、父方の祖父が亡くなりました。兵庫の明石で営まれた通夜と告別式にも出席しました。また、次女が生まれた日は、母方の祖母の告別式に重なりました。もちろん、私が福井まで参列することは叶いませんでした。

転職と誕生と逝去。慌ただしい2003年でした
当時、私は30歳になったばかりでした。それまでの人生で人の死に直面した経験は持っていました。
大学二回生、20歳の頃に友人がアルバイトの帰りに過労で亡くなりました。その友人とは一緒に自動車教習所に入学しに行った仲です。お骨拾いにも参加させてもらい、つまんだ箸の先の軽さに友人の死を痛感しました。また、同じ年の秋には、友人の女の子が脳腫瘍でなくなりました。彼女が亡くなる前日、明石の兵庫県立がんセンターの緊急治療室でみた、管につながれたその子の姿は私に失神するほどの衝撃を与えました。

その時に味わった死の実感から10年。その節目に経験した娘の誕生と祖父母の死。それは、私に人生の両極端を教えてくれました。そして私にあらためて人生のはかなさと有限を突きつけました。

ただ、この時の私はそのような感慨をただ持て余すだけでした。
ゆとりはありません。もちろん、発想も勇気も実力も機会もありません。次女が生まれ、転職することだけで手一杯でした。そもそも家が片付いていない以上、身動きは取れません。

熾烈な交渉の始まり


そんな年に家の処分について動きがありました。
前年末に妻が次女を妊娠したこともあって、地主の家に地代の払い込みに訪れたのは五月の連休明けのある日でした。
支払が遅れたことをもって、地主はわが家から経済的なゆとりが失われつつあることを察したのでしょう。そして、頃やよしと思ったのでしょう。地主から今後の借地権の行方について考えたいとの提案が切り出されたのはこの時でした。

それまでは毎年末に私が一人で支払いに行っていました。そして、その度に世間話をのんびりして、帰っていました。
私も交渉を本格的に進めるタイミングを見計らっていました。そろそろ舵を切らねばと思っていました。そのため、地主から話を切り出してくれたのは好都合でした。それまでの四年間、話を切り出させるまで我慢したかいがありました。
2003年の年末。地代275万円を収めに行きました。その時は五月に地主から家の話を切り出されていたこともあり、私も地主も借地権を含めた家の処分について、遠慮なく意見交換を進めました。

強大な地主の壁

もちろん、お互いが相手の出方を見ながらの駆け引きです。
妻が祖母からもらった遺産が地代の支払いに費やされていることや、その遺産も含め、家からお金が尽きかけていることは、私もおくびにも出しません。
ひょっとすれば、こちらの事情など地主が興信所などを使って調べていたのかもしれません。私がシラを切ろうとも。

私がたった一人で対峙する地主。その方は、町田近辺の不動産業界で知らぬ人はモグリといわれるほどの方。やり手の凄腕地主として、町田駅近辺にいくつも土地を所有していました。
一見、穏やかな印象を与える顔貌。しかしその裏には老獪さが潜んでいます。私の父親と同じぐらいの年齢です。そしてその目からときおり放たれる眼光の鋭さ。まさに海千山千。百戦錬磨とはこういう人を指すのでしょう。
世間話をしていたかと思えば、いつの間にか家の話題に踏み込んできます。油断させておいて、いきなり直球を投げ込んでくる交渉術は変幻、そして自在。
人生の修羅場を切り抜けてきたであろう人物と一対一。その眼光に負けぬよう、目をそらさず話を聞き、応じ、話をし続ける。それは一瞬も気の抜けないギリギリの果たし合いのようなものでした

当時の私が交渉術など知るはずもありません。
話の主導権を握るスキル。話のつなぎ方。話の切り出し方。話の緩急。経験の全てが不足していました。それまでの人生で交渉など未経験なのだから当たり前です。
ブラック企業にいる頃、毎晩何十件もの見知らぬお宅に突撃訪問を繰り返していました。それは、今から思えば交渉とは呼べません。交渉とはそもそも双方が対等であるべきもの。訪問した私は、訪問されたお宅にとっては警戒の対象でしかありません。対等とは程遠い立場でした。
パソナソフトバンクにいる頃は、双方が対等の立場で参加する商談に何度か参加させてもらいました。それとて、数回を除けば私は商談の場の主役ではなく単なる添え物。ただついて行った人に過ぎません。

この地主こそが、私のそれまでの三十年の人生に立ちふさがった初めての、そして強大な壁でした。
ブラック企業にいた頃、私を丸刈りにし、皆の前でクビ宣告をした営業所長も私にとっては壁でした。
ですが、今になって思えばこの時に私の前に立ちふさがっていた壁は営業所長ではなく私自身でした。しかも、三カ月でクビになり、壁を乗り越える前に私が砕け散りました。
しかし、地主との交渉に当たっては砕け散る選択肢はありません。背を向けることも許されません
私が砕け散る時。それは家族が分解するときです。離婚は当然。関東にはいられなくなった私は、関西の実家に逃げ戻るしか道がなかったはずです。
そして、借地権が妻と義父に設定されている限り、私が逃げようとその借地権は引き続き妻と義父と娘を苦しめ続けるはずです。当時の私は何が何でもこの壁を乗り越える必要がありました。

ここで私が地主から逃げていたら、私の人生に計り知れないダメージを与えていたことでしょう。逃げや玉砕までは行かなかったとしても、壁を乗り越えられなかった自分を負け犬と感じ、今の私はなかったことでしょう。
ブラック起業の朝会で衆人の中でクビを宣告されました。皆の前で丸刈りにもされました。その屈辱や雪辱を果たせぬまま、今まで馬齢を重ねていたと思います。
多分、今の家にも住んでいないでしょう。多分、起業もできていないはず。家族も持たぬまま、孤独でい続けたかもしれません。なにより、私自身が自分を失っていたはずです。

当時の私にとって強大すぎる壁であったこの地主。
今となって思うのですが、この地主は私の成長に欠かせぬ人物でした。そのように感謝の念すら抱いています。
この後の本連載でも書きますが、地主とのタフな交渉をへて、私は相当に鍛えられました。

住んでいる家を処分するには、新たな家を確保する必要があります。
どこに住むのか。予算は。職場は。どれもが揺るがせにできない大きな問題でした。

2004年の松の内が明けて早々、地主から候補となる家が記されたFAXを受け取ります。
いよいよ、一年五カ月にわたる家探しの日々の始まりです。

次回は家探しの日々、そして地主や町田市との熾烈な交渉を書きたいと思います。ゆるく永くお願いします。


2020年10月のまとめ(法人)


昨年度から、毎月ごとに個人と法人を分けてまとめを書きます。

令和二年十月。
世界は米大統領選挙を控え、コロナウィルスの猛威にも不安定な状態が続いています。
わが国はウィズコロナの風潮が当たり前になりつつあり、コロナに免疫があるためか、経済を復興するための動きが盛んになりつつあります。

コロナによって変化を強いられた働き方が元に戻ることはないでしょう。
リモートワークを前提とした動きが当たり前となり、弊社にも多様な引き合いをいただいております。

そんな中、弊社にもいくつかトピックとなる出来事がありました。
また、来月にはCybozu  Days 2020が控え、出展する弊社にとっても準備が大詰めを迎えています。

その一方で、複数の案件が輻輳し、作業にかかりっきりになった月でした。
弊社代表の人的リソースにも限界が訪れたため、喫緊の対策を迫られています。

達成度6割。達成感5割。満足感4割。それが今月の代表自身の自己採点です。

パートナーさんへの発注も進めつつ、自社の案件を増やす。外注率は抑えつつ、代表の作業は生産性を高く維持し、売上につなげる。そんなビジョンで業務をこなしてゆきたいと思います。
弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 十月度の売上は、まだ確定していませんが、少しだけ目標額を超えました。

今月は、過去の怠慢がたたり、膨大な作業としてのし掛かられたため、作業に追われるだけの毎日になってしまいました。
それはツールで効率化をしても追えないほどの量でした。その結果、月も大詰めを迎えようという日になって午後から寝込むはめになりました。

これはすべて代表である私自身が招いた失敗。
それによってお客様の業務を止めるといったご迷惑をおかけしたわけではないのですが、こういうことがまたあると弊社にとって命とりになりかねません。

そうした事態に至った理由を分析すると、それらの案件に共通するのは、ヒアリングの甘さと、実務を担当する方とのコネクションの不足でした。

今月も案件の引き合いを多数頂いております。だからこそ、同じ轍を踏むわけにはいきません。来月も早々から複数の案件が始まります。
上記の失敗を痛切に反省し、今、ヒアリングシートを作っています。

一方で、これからも弊社の認知度をあげるための外部への発信が欠かせません。そうした活動を通して、あらたなご縁からお仕事がつながっていることは間違いないからです。
今月は作業や商談と並行して、イベント出展に関する作業も複数行なっていました。
来月はいよいよCybozu Days 2020です。シルバースポンサーとして弊社は初めて出展します。
この出展が実を結べば、弊社にとってはとてつもない資産になることでしょう。

今月は代表が個人として独立したころからお付き合いのある会社様から、ホームぺージの保守の話を再びご依頼頂きました。12年という長きにわたってのお付き合いが復活したことは嬉しいことです。
また、今月は弊社代表が手掛けた町田市のイベントサイトが立ち上がり、同時に代表の社会貢献活動の一環が市の広報誌にとり上げられました。

そうした活動で知名度を上げているとはいえ、本業が受注の増加とともに品質が落ちるようでは話になりません。今月に多発した変更案件の発生も含め、言い訳している場合ではありません。変更案件が土壇場になって頻出することを抑止できるような体制を作らないと。

実績を出しながら、日常も充実させる。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくはずですが、今月は残念ながら代表自身にとって痛い教訓を残しました。

§ 業務パートナー 四月から業務パートナーさんとの協業を再開しています。
また、八月から専任の技術者さんと協業を始めました。
さらに、先月はある程度の規模の案件に備え、某SIerさんと機密保持契約を新たに締結しました。

今月も、パートナーさん向けに今まで貯めてきたツールの開放を行いました。もはや、私が抱えているだけでは間に合わないからです。
技術者を使い、なおかつ、その分の人件費も含めた提案ができるようにしなければ、代表の体がもちません。

Slackでの内部発信は毎営業日に着実に行っています。
どうやって考えや哲学や思いを共有し、円滑に実のある協業を成し遂げてゆくか。その終わりは見えませんが、やるしかないと思っています。まずは前に歩まねば。

外注費の抑制は大切ですが、抑制にのみこだわると業務の規模は増えません。
バランスがぐらついている今だからこそ、見直していこうと考えています。

§ 開発案件 今月は八割五分の開発案件がkintoneがらみでした。
ユーザー様には、引き続きインターフェースのわかりやすさをkintoneの魅力として訴求したいと思います。

今月もまた新規に複数のkintone案件のご依頼をいただいています。ありがたいことです。
ただ、先に書いたとおり、ヒアリングの甘さによって、業務許容量を超える変更案件が発生してしまいました。
ヒアリングをしていた、またはヒアリングを監督していたはずなのに、お客様から次々と仕様変更がくる。
変更量の多さと、場合によっては今までの打ち合わせを完全に否定するような仕様変更があったりして、とても対応できませんでした。
それに迅速に対応できるのが弊社が推すkintoneですが、それにも限界が来ます。
お客様の契約の相対者ではなく、業務を回す実務者と早めにコネクションを作り、早めに業務要件を出してもらうようにしなければ。
それは当然、弊社及び代表の私が受け止めるべき教訓です。

その結論として、今さらながらですが、今までのような代表の勘と経験と記憶に頼るのではなく、お客様自身にも確認してもらえるようなヒアリングシートを作らなければなりません。そうしないとまた過ちを犯してしまうことでしょう。
今月末に間に合わないのですが、来月早々から始まる案件に使えるよう、ヒアリングシートは急いで作成中です。

今月もさまざまな案件の連動を開発してきましたが、それらも引き続き、内部で共有し、二度同じ作業はしないように内部で公開します。
開発ツールも同様です。

来月以降にも、続々とお話をいただいています。それらをきちんとこなすためにも、準備と実装のための環境は作っていかねば。

今月は長期案件の視察で関西からのお客様とともにお客様の事業所をめぐりました。こうした案件でもヒアリングシートを作っていかないと。

§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
いつになればこの状態が落ち着くのか。財務基盤の弱さをいかにして克服するか。課題は山積みです。

財務の件は、引き続き最優先で取り組んでいきます。

§ 社内体制 先月より、常時専任の技術者さんに手伝ってもらい始めました。具体的な仕事の進め方も詰めたうえで。
雇用ではないため、弊社の負担が抑えられるのが利点です。
また、それにあたって
社是
企業理念
経営理念
9つ(ナイン)の「ない」
アクアビットに合わない方
を先々月に作成しました。

七月に、代表の中学時代からの親友の会社(姫路)を訪問した経験。それと福岡と大分で案件の締にしくじり、変更案件を招いた経験は、代表にすべて一人で会社を運営することの限界を知らしめました。
人を使わないとこれ以上の規模拡大は難しいということ。
今月はついに午前だけで仕事を断念する日が発生してしまいました。今の体制に無理が生じていることをの証です。

規模拡大が目的の全てだとは思いません。が、弊社の定めた企業理念

企業理念
公明正大な情報技術をあらゆる生き物のために
正直に、飾らずに、パートナー、お客様、地域、自分、家族のために

の実現には体制の強化は欠かせません。
代表が倒れれば、理念も何もありませんから。

§ 人脈の構築 コロナウィルスは、さまざまなオフラインイベントを中止に追いやりました。
それに代わるオンラインイベントから、どうやって新たな人脈や仕事を結び付けていくか。
リアルでの出会いの復活ももちろんですが、オンラインイベントからどうやってご縁を繋ぐかが今後の業務の鍵を握ります。

そうした状況にもかかわらず、今年に入ってからウェブ経由での問い合わせを種々いただけるようになってきています。弊社サイトを通して。
これは、今までに書き溜めてきたさまざまなブログ群がようやく効果を表してきたと評価したいです。

今月、頂戴した名刺は10枚です。
今、開発パートナーさん向けに書いているSlackの書き込みは、代表がSNSにアップする内容とも、弊社ブログに書く内容とも違う意味合いを持たせています。
なので、いずれはこれをnoteやmediumなどのビジネスブログメディアにアップするかもしれません。

今後もオンラインのイベントが続いてゆくはずです。
オンラインでも人脈を構築し、ビジネスの新たな流れを創り出すため、引き続きオンラインは参加していくつもりです。コロナ禍が落ち着くことは当分なさそうなので。
もちろん、対外活動は怠らずに。
引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月は以下のイベントに参加しました。RPA HACK フリーランスセミナー(10/21)。

今月は登壇は一つだけでした。
そもそも今月は上に書いた通り、作業に追われたため、仕事がらみですらも一度も飲みに行っていません。交流という意味ではとても低調な月でした。

ただし、前月からの仕込みが実を結び、今月配布された町田市の広報誌に私が登場しています。また、月末にはkintoneエバンジェリストの意見交換会にも顔を出しています。

こちらのブログ(RPA界の技術者の皆様にお話しをしました)にも書いた通り、今月唯一登壇したイベントでは、あえてエバンジェリストを意識して話してみました。
参加者の皆様の反応が嬉しかったです。
エバンジェリストとして何を伝えるか。それについては、昨年の初めあたりからいろいろと考えていました。今、少しずつ見えてきた気がします。

弊社の開発や記事執筆のお仕事はこうした対外活動から生まれています。代表自身による新たな交流を発信することは絶対に怠ってはならないと肝に銘じています。

きっと、必ずや、コロナは小康状態に落ち着くと信じ、また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。

§ 執筆活動 一昨年の春まで連載していたCarry Meさんの運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップする作業ですが、今月は1本アップしました。
(「アクアビット航海記 vol.25〜航海記 その12」)
上京した私が仕事をはじめ、そこで技術者としての最初の足掛かりをつかむ様子を振り返っています。

今月、書いた本のレビューは6本(
島津は屈せず
八日目の蝉」「動物農場
<インターネット>の次に来るもの
昭和史のかたち
原爆 広島を復興させた人びと
背番号なし戦闘帽の野球 戦時下の日本野球史 1936-1946

今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた物申すは0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは1本(
RPA界の技術者の皆様にお話しをしました
)。

§ 年表

・十月お仕事

浅草で打ち合わせと作業×6、船堀でお客様の現場視察、昭和島でお客様の現場視察、横浜で打ち合わせと作業、横浜で打ち合わせ、京橋で打ち合わせ、アクアビット サテライトオフィス×13

・十月ツイート

https://togetter.com/li/1615976