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CLS道東 海霧編 2024に参加してきました



7月27日に釧路市で行われた「CLS道東 海霧編 2024」に参加しました。
告知サイト

「CLS道東」には今回で5回目の参加となり、本編は皆勤で参加しています。懇親会は欠席した回もありますが、本編では毎回学びを得ています。


なぜ毎回参加するのかとよく問われますが、理由は二つあります。
一つは道東を好きだからです。
もう一つは「CLS道東」に深く関わっているジョイゾーさんの理念や体制に共感しているからです。

一つ目の理由については、この場でも何回か書いてきました。
私が旅の楽しみを知ったのは、大学時代に友人と2人で北海道を車で一周してからです。
すべての行程を車中泊しながら北海道を回り、道東では春採湖のそばと知床のウトロ港の近くで車中泊した記憶があります。
果てしなく続く水平線と樹々が並ぶ道東の景色は、私を完全に旅の魅力に誘い込みました。

「CLS道東」の第一回にお誘いいただいた際、仕事が忙しく釧路に行く余裕がないと思っていましたが、参加してみると案外簡単に来られることに驚きました。
そして、久々に訪れた釧路や道東の景色に心の底から感動しました。それ以来、「CLS道東」には可能な限り参加しようと決めています。
今は、時間もある程度融通が利きます。
かつて友人と一周した時のように費用を節約するため、敦賀から小樽まで船を利用したり、寝台特急で青森を経由する必要もありません。時間のゆとりはない分、羽田や成田から飛行機で手軽に来られます。

二つ目の理由は、「CLS道東」に深くかかわっておられるジョイゾーさんの存在です。
kintoneを担いでシステム構築をしている弊社ですが、kintone界隈の会社でもジョイゾーさんほど会社ぐるみで地域コミュニティーに関して積極的な会社を知りません。あとはMOVEDさんくらいでしょうか?
地域コミュニティに積極的になれない会社が多いことは理解できます。そもそも、旅や地域コミュニティに興味がないか、kintone案件をこなすので精一杯なのでしょう。
弊社もkintone案件をこなすのに精一杯の状態です。ようやく昨秋から役員である妻が山梨で地域コミュニティの活動を始め、少しずつ成果が出始めています。ただ、案件が増えている状況なので、私も若干無理をして参加しています。

そのため、私も前々回の「CLS道東」からは、道東に来る際に北海道の案件の打ち合わせや商談を組み込んでいます。
北海道のお客様の打ち合わせや訪問や商談を「CLS道東」のタイミングと組み合わせることで、時間の節約を図るようにしました。
昨夏の「CLS道東 海霧編 2023」では、本編後の懇親会を欠席して19時の釧路発のおおぞらで札幌に向かい、翌日は倶知安に向かいました。今冬の「CLS道東 極寒編 2024」でも本編翌日の遠足編の後、約一週間強、十勝に滞在して仕事にあたっていました。

今回の「CLS道東 海霧編 2024」でも、土曜日の本編の翌々日から札幌→倶知安→札幌と回って商談をこなしてきました。

なぜ、案件を組み込んでまで「CLS道東」に参加するのか。
一つは、道東が旅に目覚めたきっかけの地だからです。道東の広さは、私自身の精神を限りなく癒してくれます。
もう一つは、弊社業務をIT開発だけに限り、東京にのみ軸足を置くことのリスクを回避するためです。
今はIT景気が盛んです。このまま増える一方のkintone案件をこなしていれば経営は維持できるのかもしれません。
ですが、将来はAIの動向によっては、システム開発案件が減ることも想定すべきでしょう。少なくとも、DXのキーワードがわが国の会社を一巡する頃にはkintone需要も落ち着くでしょう。その時、数多のIT会社がひしめく東京で埋もれてしまうリスクが顕在化しないか。そのリスクを回避するためにも今のうちに他の活動分野にも足を拡げておきたいと考えています。
それには、地方に目を向け、地方で地に足をつけた方が経営の可能性が広がり、代表の精神の安定も図れるのではないか。

今回の「CLS道東 海霧編 2024」のテーマは、「ド・ローカル宣言!」「大河のコミュニティも1人から」が掲げられていました。
CLSに参加することで、その土地に来なければ味わえない体験がついてきます。それがCLSの魅力の一つです。
ド・ローカルの宣言は、私にとって道東の魅力がより体験できるのではと感じました。




とは言え、今回もワーケーションからの参加は叶わず、前夜祭からの参加になりました。しかも18時前に釧路空港に着く便だったので、バスの都合で前夜祭の開催時刻に少し遅れて到着しました。
会場の「炉ばた 煉瓦」では、早速、釧路の海産物が味わえました。これだけでも、道東に来た実感が湧いてきます。食と酒はどれだけ流通が整備され、鮮度を落とさずに運べるようになっても、載せられる費用を考えると地元が有利です。
満腹になった後も二次会のスグレイスでも楽しみました。


翌日、仕事をこなす必要があった私は、釧路プリンスホテルの部屋で作業していました。「CLS道東」の会場であるMOOの946 BANYAの方に向かったのは12時少し前。
今回、「CLS道東」の日はKUSHIRO KIRI FESTIVAL 2024が催されていました。会場はMOOに隣接した幸町緑地です。その横の釧路港旅客船ターミナルには、海上自衛隊の補給艦ましゅうが停泊していました。
前夜の懇親会でも、ましゅうの存在は皆さんから聞いていました。私も一目だけでも見ようと願いました。内部も見学できるとのことですが、私が訪れた時間はちょうど昼休みで中に入れない時間。そう思っていたら、実はその時間も中に入れるようになっていました。
この機会を逃すわけはありません。私もCLS道東の開場時間が迫る中、20分強、中を見学しました。ましゅうのような補給艦は全国に五艦しかないそうです。中は物資を詰めるための巨大な空間があります。いざ災害が起きたときに頼りになりそうです。
いつの日か、関東が大地震の被害に見舞われた際、北の大地の恵みを大量に首都圏に運んでくれるましゅうの未来が見えました。

横のKUSHIRO KIRI FESTIVAL 2024では、どこかの時間にZIGGYがステージに上がると言う話を前の夜に聞いていました。
ただ、私たちが「CLS道東」を熱心に聞いている間に、いつの間にかその出番は終わってしまった様子。
ZIGGYを忘れてしまうほど、今回の「CLS道東」も実に聞き応えのある内容でした。

まずは地域コミュニティーの部分です。今回の「CLS道東」は、私にとって今まで他のイベントでお会いしていなかった方や、お会いしたいと思っていた方、さらにじっくり話してたいと思っていた方と話せる良い機会になりました。


例えば、最初のトークセッション1「新しい仕組みづくり〜地域×ビジネス×コミュニティ〜」でお話しされていた倉貫さん。『「納品」をなくせばうまくいく』や『リモートチームでうまくいく』などの書籍でも著名です。私も書籍を持っています。
わたしは事前に倉貫さんの来られることを把握していなかったので、書籍を持ってきてサインしてもらえばよかったと思いました。

そのセッションでは、倉貫さんの他、林さん、山上さん、ファシリテイターに佐藤さんが登壇し、個人がこの複雑な世の中でどう価値を発揮していくかと言うテーマが語られました。
パルコのITを推進してきた林さんは、巻き込むのではなく、巻き込まれるスキルによってさまざまなご縁や体験を作ってきたそうです。
また、跡継ぎとして、木工所経営を引き継いだ山上さんは、世代間の価値観の違いに直面しながらも、上の世代の厳しさや、それを今の時代にどうモデルチェンジして伝えるかという経営者としての取り組みを紹介してくださいました。
倉貫さんは、自立を果たすためには、まず実力を蓄えることが前提という趣旨のもと、リモートワークで主に運営しているとはいえ、自立がまだできていない若手にはリアルでの研修や出社をさせる姿勢も見せてくれました。また上記の書籍をより直接届けるため、出版会社を設立する取り組みも紹介してくださいました。

皆さんのお話は、私個人に対してよりも、私の経営者としてのあり方にとても参考になりました。
経営者として、メンバーをどう巻き込んでいくか。メンバーそれぞれも経験そのものは望んでいるはず。だけど、自分に興味ないものには巻き込まれたくない。人は自分の好む分野には巻き込まれたくても、そうでないものは遠ざける。それによって新たな分野への可能性は閉ざされてしまう。センスを持っているかもしれないとしても。
そして厳しさです。うちの会社には残念ながら厳しさが足りないと思ってます。ある程度、自立して仕事がこなせるようになってきたメンバーがほとんどであり、コーディングや実装の仕事は回りはじめてはいるものの、今の状態で新たなメンバーを入れると、昨年のように失敗するでしょう。
仕事の厳しさを教えつつ、圧迫や圧力を感じさせずにどうすれば成長してもらうか。その一方で、自立できないのに仕事は任せられません。仕事のやり方を覚えてもらうまでは研修は必須であり、そのタイミングを間違えたままリモートワークを許してしまうと、昨年私が失敗したようにメンバーは離れていきます。

私としても得るところが多いセッションでした。経営者として自分がどういう風にメンバーを育て、巻き込み、厳しさも伝えながら育てていくか。そのエッセンスが詰まったセッションでした。皆さんありがとうございました。


続いてのトークセッション2「こどもたちの未来にド・コミットする人たち」は、これからの地域課題の本質でもある次世代をどう育てるかと言うテーマです。
大都市圏ならともかく、釧路を始めとした地方都市は、少子化の影響をもろにこうむります。少子化の現実をどう向き合うかは、喫緊どころか緊急の課題です。

子供たちが大人になると都市部に出て行ってしまう。その悩みは地方都市に共通でしょう。そもそも、子供たちが育つ時点から地域がどう子どもたちに接しているのか。それが重要であることをこのセッションでは教わりました。

特に、印象に残ったのが、大人の目線で子供たちに体験を与えるのではなく、子供たちはもっと簡単で平易な体験を求めていると言う指摘です。大人として、子供の視点からのニーズを勘違いしているのではないか。難しい理論や考えは大人だからこそ思いつく視点。でもそれは子どもには関係ない。その提議は、とても学びになりました。
これも自分事に置き換えると、経営者としての目線をメンバーとしての目線で履き違えていないかという自分への問いかけに繋がります。私も履き違えていましたし、まだはき違える危険があります。
メンバーにこの点をどう伝えるかは、目下の悩みでもあります。
子供と大人の関係性は、私の今の経営や地域活動にとっては接点のない観点です。ただ、私自身がこの関係性から得られる気づきを経営に活かしたいと思いました。皆さんありがとうございました。



これらのトークセッションの合間には、いつものように道東の産物の販売がありました。
佐藤さんがまたも厳選の道東の地酒をお持ちくださったので、私はもちろん全種類をいただきました。雪川醸造の山平さんもカウンターに立ち、美味しいワインを振舞ってくださいました。とてもおいしかったです。これらのお酒や料理は私にとって毎回の楽しみです。


次のセッションは、10名の方によるLTセッションです。今回も北海道や全国から多くの方が登壇し、お話しくださいました。
そういえば前回か前々回のCLS道東では、私もLT枠に申し込もうとし、僅差で先に埋められてしまった経験があります。ところが今回は、そもそもLT枠に申し込む余裕が私になく、最初から検討すらしていません。これはいけませんね。


続いてのセッションは、トークセッション&ワークショップ「えぞトーーーク!ド・ローカルスーパー釧路編」です。

釧路に地盤を置き、営業されているスーパー四店の経営者によるセッションです。
このセッションはとても楽しみでした。私は大学時代、商学部でも流通系の専攻科目を多くとっていました。小売流通がその頃の最大の関心事でした。
今でも旅先で、その地域のスーパーに行き、珍しい食材を漁るのが私の恒例行事です。

今回は菱光ショッパーズの北村さんが来られなかったのですが、他の3人の方からは、他のお店とどう差別化を図るかなどなど、興味深い観点でのお話がたくさん聞けました。
どうすれば大量発注、大量仕入れができる大手スーパーに対抗できるのか。同じやり方で戦っても負ける事は明白です。違うところで買い物客にそのスーパーの良い点を訴求し、商機を見出す。
IT業界の場合、値段は大手の方が高く、中堅零細の方が安いのが定説です。小売業に関してはそれが逆転しています。

でも、私が学んだ時期とは違い、今はITが社会の隅々に浸透しています。小売業界に定説を当てはめても経営はうまくいかないでしょう。
例えば、従業員の福利厚生のために日曜日は休むさとうさんの取り組みは面白いです。敢えてかき入れ時であるはずの日曜日に店を開けないことで、多くの小売店との差別化に成功しています。その取り組みは当然、従業員満足度も上げるはずです。
さとうさんはお店が閉まっているため、この翌日の遠足編でお店にお伺いできなかったのです。でも私たちにとってそれも納得できる良い取り組みだと思いました。
また。コストコの商品を販売することで、釧路にいながらコストコの商品を購入できるあいちょう釧路さんの取り組みも、とても有意義ではないかと思います。コストコは北海道には札幌や石狩にしかないようです。海外の商品を扱うことで、お店の品揃えの差別化と割安感を出すことに成功しているのではないでしょうか。
スーパーヒロセさんの場合、鮮魚に強みを持ち、釧路ならではの品揃えに強みを発揮していることが素晴らしいですね。実は私は、このセッションを聞いた時はぴんと来ていませんでした。ですが、翌日の遠足編で実際スーパーヒロセさんにお伺いし、その圧倒的な鮮魚の品揃えに衝撃を受けました。まさに皆さんがおっしゃる通り、鮮魚に関しては、スーパーヒロセさんの取り組みが群を抜いています。
こうしたスーパー毎の取り組みは、まさに経営の面白さでもあるでしょう。また、真剣勝負の場でもあると言う思いを新たにしました。

弊社としても、ただ単にkintoneを顧客に導入するだけでなく、そことは違う会社としての特徴を打ち出していかないと、遠からず埋もれてしまいます。それは、上にも書いた通りです。
各社の工夫の一端が聞け、とても勉強になりました。

翌日の遠足編では、各スーパーさんを巡る企画があると伺っていました。私も本編が始まる時点では、遠足の申し込みをしておらず、本編を聞きながら申し込みました。
それも。セッションの内容を実際に学べる遠足のメリットを感じたからです。

さて、スーパーを経営する皆さんによるセッションの後は、それら各スーパーチェーンの課題を参加者の皆さんで解決するワークショップです。釧路のスーパーのそれぞれの課題を聞き、改善案を皆でワークグループの中で提案する主旨です。
私は席が近かったこともあり、コストコを導入すると言う取り組みに興味をひかれたあいちょう釧路さんのワークグループに入りました。
直近で目指すべき課題としては、ECサイトの構築を挙げておられたので、私でも何かお手伝いができることがあるかと思ったのも理由の一つです。

とは言うものの、ECサイトの仕組み自体は、さほど投資額を投入せずに作れます。
むしろ、その前に商品のストーリーをどう顧客に訴求するかについてや、物が手に取って見られないため、ECサイトの場合は商品にストーリーがないと、埋もれてしまいます。商品そのものの背景の設定です。それらの整備が先決ではないかという意見が結論になりました。

こうした取り組みが、実は釧路だけにとどまりません。日本の各地に地場で頑張るスーパーはあります。そうした小規模スーパーであっても日本全国を網羅しようとする大規模チェーンに対抗できる策は必ずあるはず。

私個人としても、全国チェーンが来てもよいと思いますが、そのチェーンしかない地方はつまらなさを感じます。どこにでもあるスーパーしかなく、地元のスーパーがない地方と言うのは魅力が少し下がります。
実際、北海道でも帯広や函館からはそうした地場のチェーンがなくなったと言う話も聞きました。それはその地域にとっても損失だと思います。そうならないよう、どうすれば釧路の四チェーンにとって知恵を絞れるか。

弊社も今、山梨を元気にするための取り組みを始めています。地場のスーパーの企画はぜひ持っていてやりたいなぁと思いました。皆さん、ありがとうございました。





この後、私たちは懇親会へ。「釧路 霧のビール園」でジンギスカンを食べながら様々な話をしました。
さらに、私たちは「つぶ焼 かど屋」から「BAR佐久間」「そば処 星の」と移動を重ね、話しながら、釧路の夜の楽しみを堪能しました。つぶ焼きの後は、JourneyManさん(あえて苗字は書かない)とJTC変人会の中西さんと行動を共にしていました。ともに今までじっくり話していなかった方々。とても有意義な時間でした。








翌日の遠足編では、本編でも登場したスーパー三店を巡り、それぞれの店舗の違いや取り組みを実際に見聞きしました。
私もそこで様々な買い物をしました。
実際、お店を訪れてみて衝撃を受けました。これは本編を聞いていただけでは決して得られなかった経験です。
今回の遠足は、CLS本編のセッションの実践という意味でもとても有意義なものでした。もちろん、仕事だらけの毎日をリフレッシュするための遠足もありがたいのですが、私は今は学べる方がありがたいです。
これぞ学び。社会科見学という言葉では到底言い表せないほどの気づきを得ました。
あいちょう釧路の社長様からはその場でお寿司の振る舞いもあり、これもまたCLSに参加したメリットですね。





さらに白糠町へ行き、茶路めん羊牧場で、実際の牧羊の現場を見学しました。
茶路めん羊牧場サイト

武藤社長からの羊にまつわるさまざまなウンチクがとても面白かったです。羊って、思った以上に漢字を通してわが国にも影響を与えているのですね。そういう気づきも、遠足の楽しみ。武藤社長、ありがとうございました。


さらに、白糠町で漁獲されたブリを、本州に高単価で近づけるために価値を上げる取り組みをされている株式会社イミューさんのもとで、貴重な学びをいただきました。
イミュー社サイト

漁業にはまったく関与していない弊社。とはいえ、周囲を海に囲まれたわが国において、漁業が産業としてこれから欠かせないことは明確です。漁業にこういうアプローチで関与できる余地があることを教えていただいたのは収穫でした。
貴重なラボの中身を見せていただいたことも見事ですし、地方に東京の会社がどのようにして価値を提供し、利益を出していくのか、というよいヒントを頂きました。黒田社長、ありがとうございました。



合間には「やまかん」さんでおいしい白糠の料理をいただきました。
その合間にはたまたまタイミングがあった厳島神社の例大祭の神輿渡御を見に行き、さらに海に入っていく神輿の勇壮な姿も見ることができました。なんというタイミングのよさでしょうか。
担ぎ手は道東各地から集まってきたのかもしれませんが、これだけの観衆の中、祭りが続いていることも素晴らしいと思いました。祭りこそは、過疎地域にとっても最後の砦かもしれません。祭りが絶えたら、その地域は死ぬ。
そのバロメーターが祭りであることを教わりました。こういう突発的な出会いも学びに変えられるのが遠足の良さですね。


釧路空港経由で釧路駅に行き、私はそこでバスを降りました。
そして19時釧路駅発のおおぞらへ。偶然にも札幌へ移動する渡辺さんとご一緒しました。私は寝不足で寝たり起きたりでしたが、札幌駅に着くころに少しお話しできました。札幌駅でお別れし、私は宿へ。
この後も札幌→倶知安→札幌と旅と商談は続きますが、本稿では割愛します。

いつも遠足編では堪能させてもらってますが、今回も素晴らしい学びがありました。
CLS道東のスタッフの皆さん、HOKKAIDO DESIGN CODEの皆さん、946 BANYAの皆さん、ジョイゾーの皆さん、そしてご参加者の皆さん、全てのご縁のあった方に感謝です。いつも本当にありがとうございます!


CLS三島らへん#1に参加してきました



7月13日に三島市で行われた「CLS三島らへん」に参加しました。
告知サイト

CLS三島らへんの構想が発表されたのは、CLS道東の場においてです。私はそのCLS道東に参加していました。その発表があったとき、CLS山梨の構想を温めていた私は『ああ、先を越された!』と思いました。
CLS山梨というのは、私がCLS高知やCLS道東に参加する中で、おぼろげながら考えていた構想です。弊社主催で開催する甲府地域クラウド交流会(ちいクラ)が成功すれば、その勢いでCLS山梨も開催できるのではないかと考えました。
ところが、妻が別件で忙しく、オーガナイザーとして主導するちいクラの準備に影響が出ることは確実でした。そのため、ちいクラの開催時期を妻が落ち着いた後に延期せざるを得ませんでした。
結局、甲府地域クラウド交流会は6月29日(今回のCLS三島らへんの2週間前)に無事に成功しましたが、私の中ではCLS山梨の構想は断念せざるを得ませんでした。

なにしろ、CLS三島らへんは、「らへん」という秀逸なキーワードで三島だけでなく周囲の街も巻き込むことに成功しています。
スライドによると「三島らへん」の範囲は東は小田原から、西は焼津あたり。北は御殿場、南は下田辺りまでを含むそうです。
山梨はその範囲にぎりぎり入っていないとはいえ、CLS三島らへんをさしおいてCLS山梨を立ち上げるのはさすがにためらわれる状況でした。

もう一つ、CLS三島らへんの開催が、私が運営側の一員として企画に関わっていた「CASOミーティング in 真鶴」のコンセプトに大きな影響を与える可能性があると考えました。
昨年の夏、kintone Café 神奈川を開催した真鶴のイベントの勢いを活かし、その時のメンバーで真鶴で次なるイベントを立ち上げようと準備していました。そのイベントは「CASOミーティング in 真鶴」と名付けて、8月24日の開催に向けて準備を進めています。
CASOミーティング in 真鶴
「三島らへん」に含まれる真鶴で「CASOミーティング in 真鶴」を立ち上げるにあたり、どういう立ち位置を確立するか。CLS三島らへんとはどう差別化をするか。CLS三島らへんの内容によっては、コンセプトを練り直す必要があると考えました。

そうした事情があったので、今回のCLS三島らへんはぜひ参加したいと思っていました。また、参加する必要があると感じていました。

もう一つの理由は、個人的な感傷です。かつて妻の祖父母が持っていた山の家が函南にあり、よく三島にはよく来ていました。
その山の家は15年ほど前に売却しました。そのため、三島らへんによく来ていた私も、売却後は訪れる頻度がめっきり減ってしまいました。
さらに、私はひょっとしたら三島らへんの住民になっていたかもしれません。山の家を売るさらに以前、私は家を探す必要に駆られていました。ある日、裾野に住んでいた妻の親友の下に遊びに行った際、偶然出会ったその地の不動産屋さんにかなり熱心に裾野への移住を勧められました。この時、私も心が揺れ動きました。
この時、何かの拍子で私も三島らへんの住民だったかもしれません。そして今頃はコミュニティにがっつり入っていたかもしれません。

函南や三島に頻繁に来ていた当時の私は、コミュニティーというものにそれほど興味を持っておらず、そもそもkintoneにも出会っていません。
三島のうなぎがおいしかったことや、柿田川湧水の水が綺麗だったことは印象に残っていますが、今の三島の街やコミュニティーがどんな状況なのかは知りません。
上に書いたようなご縁もあったため、今の三島は実際に見聞したかったのです。それも今回CLS三島らへんに来ようと思った理由です。

CLSは、数日前から始まるワーケーションが名物であり、恒例行事です。しかし、今回は都合がつかず、前夜祭にも参加できませんでした。さらに、二次会も仕事の都合で辞退せざるを得ませんでした。
泊まりを前提にしないと、前夜祭の参加は難しいかも。


ただ、CLS道東やCLS高知と違い、CLS三島らへんは、自宅から電車1本で気軽に来られるのがありがたいです。


三島には少し早めに着いたので、まだ訪れたことのなかった菰池公園から水辺のルートを歩いて白滝公園へ。
三島は水が綺麗なことが他の街にない利点です。東京にも国分寺と言う水の美しい場所がありますが、三島はそれよりも数段水に恵まれていると感じました。富士の恵みは偉大です。


さて、会場に向かいます。
会場の三島市商工会議所はかなりオープンな感じ。夏祭りのような雰囲気でふらっと入りやすい雰囲気なのがよかったです。
早めに受付を済ませ、暑いので横のスペースで涼んでいました。そこを通りがかる方の何人かは、CLSやその他のイベントで出会った知人です。その度に挨拶をしました。CLS人脈というやつでしょうか。


今回、私はCLS三島らへんには、あわえ社の三宅さんと二人で参加しました。
三宅さんは、上に書いた真鶴のイベントを一緒に運営する方です。元と言えば、あわえさんとのご縁もCLS高知から始まっています。そのため、CLS三島らへんとCLS高知のご縁がここで繋がった感じですね。
三宅さんと合流した後は、入り口に設けられていた試飲ブースで三島のジンが振る舞われていたので、私も早速一杯いただきました。これは美味しいですね!


ジンの試飲の列に並んでいる間にCLS三島らへんが開会しました。私たちは、スタッフの皆さんがお揃いのTシャツや提灯で盛り上げる後ろから、するりと中に入場しました。会場は既に満席です。


まずは、「What is “CLS”?」というタイトルのセッションから。CLSのことをあまり知らない三島の方々に自己紹介も含めてのセッションです。

私もCLS道東こそ皆勤で参加していますが、発祥の地であるCLS高知には一度しか行ったことがありません。そのため、CLSについては語れるほどの知見は持っていません。
ただ、私にも分かるのが、コミュニティ・マーケティングの実践と交流の場としてCLSの内容が練り上げられて来たことです。
イベントを企画する際に、CLSで得た知見がどれだけ参考になったことか、私にとっても計り知れません。
三島の人たちにもCLSの趣旨が伝われば良いと願います。
登壇した川村さん、藤田さん、琴絵さん、ありがとうございました。


続いてのセッションは、「行動の連鎖を作る、コミュニティデザイン術」と言うタイトルで、CLSを創始した小島さんから。
点と点がつながり、それが線になり面になり、地域を巻き込んでいく。そういうコミュニティ・マーケティングの世界のトップランナーである小島さんからは、分かりやすい事例を含めて教えていただきました。
自分が普段考えていることを、伝わりやすく言語化していただく。私が普段、kintoneの導入支援の中で行っていることです。
ただ、私はコミュニティ・マーケティングについては言語化できていないことに気づきました。これは言語化が必要だと感じました。

もう一つ考えさせられたのは、本を出すことの強さです。その界隈で第一人者となるためには、書籍という形で世の批判の洗礼を浴びなければならない。
洗礼を浴び、批判を覚悟で登壇する方は本当に強いと感じました。

小島さん、ありがとうございました。


続いてのセッションは「CLSビフォーアフター #きっかけはCLS ぶっちゃけCLSに参加してみてどうだった?」です。
私の場合、参加してみてどうだった?は、以下の通りです。
・CLSに参加したことで、自分にとって旅好きの原点である道東がますます好きになった。
・旅をしながら仕事をするための知見を多く得られた。
・コミュニティ運営や立ち上げの事例は、先日弊社で主催した地域クラウド交流会の企画に活かせた。
・各地のkintone Café 参加とCLSへの参加は、地方に関心のある私と弊社としての認知に繋がった。

パネリストの皆さんもCLS道東やCLS高知をきっかけに人脈を作り、今回の登壇につなげておられます。
仕事しながら旅がしたい。人とつながりたい。そのような価値観で一致する皆さんが、その価値観を受け入れられ、さらにコミュニティで活躍できる場が提供される。それによって新たな自分の可能性に気づき、活動範囲を広げる。素晴らしいことです。

旅をしながら仕事をするワークスタイルは、私にとっては必要に駆られてのことでした。
毎日、同じ職場に出勤し、同じ職種の方たちとのつながりに終始する日々。旅がしたくても、土日に地方に向かえば渋滞に苦しむ。その苦しみからどうしても逃れたかったのです。
旅をしながら仕事をするノウハウを会得し、旅を通じて地方にきちんと還元するマインドを持つ。そうすれば、仕事と旅は両立できます。その実践者がたくさんCLSには集まっています。
私もCLSに参加する中で、自分にとって望ましい人生が目の前にある、と刺激を受けました。

この場には、同じ価値観の人が揃います。そのような同じ価値観の方が集まる場にひょいと入ることに抵抗がある。同調圧力を感じる。そういう人がいるのはわかります。
かつての私も同じでしたから。
20代30代までの私は、こういうコミュニティーへの参加が苦手でした。もともと躁鬱の揺れがあったので、躁状態の時はイケイケでコミュニティに入れるのですが、そうでない時は無理でした。
娘たちが生まれ、学童保育のパパ達との交流によって、徐々に情操が落ち着いた私。
当時は仕事が猛烈に忙しく、精神的には低空飛行の時期でしたが、コミュニティに救われました。
ただ、娘たちの成長につれそのコミュニティーも解体してしまいました。

私も鬱状態の時はコミュニティーが苦手と感じていたので、こうしたコミュニティーから距離を置きたがる人たちの気持ちも理解できます。
ですが、上に書いた通り、私の望む人生を送るためには、躁鬱だろうが関係なくコミュニティに足掛かりを作るしかありません。
私のような望みを抱く人は他にもいることでしょう。コミュニティのような場に出たがらない人たちの気持ちもよくわかりますが、一歩踏み出すことで人生は変わります。
私の今後はこういうコミュニティーに少しでも興味を持ち、人生を変える人を増やすためにあると思っています。
パネリストの藤田さん、中西さん、グラント愛さん、モデレーターの大橋さん、ありがとうございました。


続いては、三島市観光協会の西原会長からのご挨拶。
CLSのような新しいコミュニティーの取り組みと、既存の自治体、自治会、観光協会の取り組みは果たして対立するものでしょうか。
私は違うと思います。
新旧の仕組みを取り混ぜるのが本筋だと思ってます。
今回、こうして観光協会の方に登壇してもらったのは素晴らしいと思います。他の地域のコミュニティでも、地元の観光協会は積極的に巻き込み、参加を歓迎すべきだと思います。
西原会長ありがとうございました。


続いてのパネルディスカッション「越境がもたらす個人化とコミュニティへの効能
~依存と固定化からの脱却の為のヒント~」
は、今回のCLS三島らへんのメインコンテンツと言えるかもしれません。少なくとも私にはそうでした。

越境と言うキーワードは、私も今まで何度も目にしてきています。
今まで作り上げてきた自分の枠。その境目の外に超えることが越境です。自分の枠の外に活動範囲を広げることで、自分の知見とスキル、人脈は広がります。

私も越境によって人生が変わったと思います。
私自身の経験からも、越境をするかどうかによってその人の人生が変わるといってよいと思います。
一方、越境せよと言われてもそのやり方がよくわからず、勤め人の立場のまま悶々としている方も多いはずです。


越境の実践方法が各パネラーの皆様によって披露されました。
法政大学の石山教授は、社会人大学院の授業の最中に、リモートでつないでお話ししていただきました。
お話しされている以外の時間もリモートで接続していたようです。つまり、社会人大学院の授業にCLSのセッションを見聞するのふさわしいということです。

上でも書きましたが、本を書く人は本当に強いです。
研究成果を世に問い、世の批判に晒されながら、自らの論をブラッシュアップし続ける。研究者も本を出して世に問うてようやく一人前なのでしょう。私にとっても刺激になりました。

石山教授のお話しするスライドの内容もとても勉強になりました。
私自身が無意識にやってきたことが、このように言葉として表されると、より一層知識として定着します。
逆を言うと、コミュニティーに対する拒否感を示す方の言い分もより腹に落ちました。
コミュニティへの参加は決して無理強いするものではありません。それぞれの方が、自分の最も生きやすいやり方を選べば良いのです。ただ、残念なことにこうした方法で世に出られることを知らない方、またはコミュニティに対して偏見を持つ方もいます。もったいないことです。

先のセッションでも中西さんという実践者による越境を日本の伝統的な大企業(JTC)から試みる努力が紹介されました。ただ、既存の企業には企業の外に越境する動きについていまだに懐疑的、消極的であるようです。
コロナはリモートワークに市民権を与えました。そして、JTCであってもリモートワークを許容する流れが通じました。かつては異端児として肩身の狭かった働き方が珍しくなくなってきました。
このセッションの中でも、各地を自在に飛び回ったり、官民を超えて転籍し、三島へ移住して都内の企業で働く事例が紹介されました。多分、私も外から見ればそういう一人にみなされているのでしょう。


私が個人的に刺激を受けたのは、三島に蒸留所を作って活動するWhiskey&Co.株式会社を率いる大森さんのお話です。弊社は社名にアクアビットというお酒の名前を冠しています。私自身、蒸留所で働くことは若い頃からの夢でした。そして今、クラフトディスティラリーが各地にできていて、私も旅をした際には訪れ、自分の夢がさらに蒸留所設立にまで実現できるかもしれないとの希望を持っています。
大森さんによると、越境によってその地のインサイダーとして入れたとしても、あくまでアウトサイダーとしての視点を忘れない立ち居振る舞いとのこと。感銘を受けました。
もともとの越境のきっかけは人によってさまざまでしょうし、越境の実践方法もまちまちです。刺激となりました。
私も、個人としては越境してきたことで今があります。次は、私が構築した会社が、組織全体で越境するにはどうすればいいかを考えたいと思います。この先の生成AIの進歩の方向によっては開発会社というあり方では生きていけない可能性も考えておかないと。

前述のように、もしかしたら三島らへんに住んでいたかもしれない私。
町田に住む今、いろんなコミュニティに参加するようになりましたが、それはこの数年です。三島らへんに住んでいたら、もっと早く越境できていたかもしれない、という感慨を持ちながら、このパネルディスカッションを聞いていました。
今からでも、社会人大学院という越境も選択肢の一つとして認識できたのは収穫でした。
パネリストとインプットトークの石山教授、パネリストの大森さん、宇野さん、古地さん、小嶋さん、モデレーターの高嶋さん、ありがとうございました。


続いてのライトニングトークは、6名の方によるもの。三島らへんと名付けた狙いがビシバシと刺さりました。
CLS三島と名付ければ、三島の持つ街の課題に焦点が当たり、解像度も上がったでしょう。ただ、三島らへんと名付けたことにより、三島への解像度が落ちた一方で、周辺の街で様々な取り組みをされている方からの刺激や流入が三島をよりバージョンアップさせるかもしれない。そんな可能性に満ちていました。あらためて「らへん」とは秀逸なネーミングだと思いました。

三島、沼津、熱海、焼津、小田原、富士宮。どの土地も私は訪れたことがあります。ですが、LTの皆さんより紹介された取り組みは全く知りませんでした。あえて言えば熱海の復活を多少は知っていた程度でしょうか。

CLS三島らへんと、らへんを付けた意味がここに生きてきます。
もし、CLS三島という名前だったとすればどうでしょう。開催によって、確かに三島の魅力は向上するでしょう。ただし、三島だけ突出して魅力が増える結果になってしまいます。それも不自然です。
三島も含めた駿東地域、西湘や伊豆が盛り上がり、三島もそれに底上げされて盛り上がるのが理想です。だからこそ三島らへんなのでしょう。
よく考えてみると、CLS高知の高知とは、高知市ではなく高知県を指しているでしょうし、CLS道東は道東全体が対象で釧路市のみを対象にはしていません。そもそも、CLS三島では相応しくないのです。ただ、CLS駿東かCLS静岡というネーミングの場合、浜松は?小田原は?となってしまいます。だからこそ、三島らへんという言葉が効いてくるのです。素晴らしいですね。
ライトニングトークで話していただいた市来さん、土肥さん、小松さん、神田さん、宇田川さん、寺田さん、ありがとうございました。

ここに来て、私にとっても真鶴でイベントをやる意味が見えてきました。CLSよりも広い範囲ではなく、市区町村の範囲にあえて境を設けてみる。境を設けることで、越境の意味もより明確になる。

ここで、休憩の後、本来は大議論会に参加するはずでした。
が、その前の休憩で、私と三宅さんとで、真鶴のイベントに対する意見交換に熱が入ってしまいました。議論の間に、会場内では班決めがされ、議論が始まっていました。
なので、私も三宅さんと引き続き真鶴のイベントについて議論していました。
CLS三島らへんのスタッフの皆さんの熱気や一体感は本当に見習うべきものです。ここまでの組織を作り上げるのに、何回リアルで議論を続けてきたのでしょうか。真鶴のイベントでも負けないようにしなければ、と励みになります。


さて、集合写真を撮ってCLS本編は終了。
今回も学びになりました。



また、懇親会は同じ会場に料理がケータリングされまして。これがまた豪華!お酒も料理も!おいしくいただきました!
また、懇親会では本編では会話できなかった方々ともお話しすることができました。

残念ながら、私は二次会はパスして帰りました。というのも、数日前に登壇のご依頼をいただきまして、その登壇のタイミングがCLS三島らへんの三日後だったのです。登壇資料が全くできておらず、帰ってからかなりの割合を仕上げました。

その代わり、翌日の日曜日はアウトプットの必要を、それも本という形で世に問うことの重要性を感じたので、文京区の森鴎外記念館を訪れ、いろいろとインプットの続きをしてきました。

また、来年のCLS三島らへんには可能な限り参加したいと思います。
皆様、ありがとうございました。


2024年7月のまとめ(法人)


令和六年七月。

早くも年度が始まって四ヶ月が終わろうとしています。
おかげさまで昨年被ったダメージをふっ切るように売り上げは順調です。案件の引き合いが順調といった方が正しいかもしれません。
失注は覚悟の上で大幅に単価を上げたにもかかわらず、ご発注いただけるのはありがたいです。

ただメンバーを雇おうと思っているところですが、まだそれは時期尚早かと思います。ここで雇ってしまうと、昨年と同じ轍を踏んでしまうので。

システム開発だけでなく、ちがう方面の取り組みにも精を出しています。

達成度6割。達成感6割。満足感7割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括 七月度の売上は目標を下回りました。

とはいえ、何とか赤字にはならないギリギリのところには達するようになっています。

案件の引き合いは相変わらず途切れません。しかも、規模は上がっています。

kintoneの値上げがサイボウズ社から発表されたにもかかわらず、ありがたいです。弊社のkintone界隈での存在感も定着してきたのでしょう。これも本当にありがたいことです。
うちのメンバーも頑張って学んでいますし、成長もしています。
はやく、各メンバーの力を足し算から掛け算にしていかなければなりません。

ただ、メンバーも弊社で定着し、この過酷な世を乗り切ろうという気になってくれています。上に書いた通り、kintoneの認知度とそのエコシステムの中でのj弊社の認知度が上がっているためだと思います。各自が自分にせられた仕事を何とかこなそうと前向きになっているのはありがたいです。
試験を受けたり、積極的に集まりに出向いたり。地域クラウド交流会を成功させたり。

少しずつ会社を経営するに当たっての力点のメリハリも自分なりにわかってきた気がします。
経営者の立場から見たメンバーは、改善をお願いしたい部分や伸ばしてほしい部分があるのは確かです。ただ、そこはぐっとこらえたいと思います。なるべく安定させ、かつ負担を感じさせないように。

ただし、その分私がお客様の育成、寄り添いなどに追われているのが今です。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。

・弊社代表が「はくばくスペシャルマッチ」で観戦しました(7/6)。
・弊社代表をはじめ五名が「kintone hive 2024 Tokyo」に参加しました(7/9)。
・弊社代表が「遠隔操作とDX 〜デジタル変革をリードするスタートアップ企業とのマッチングイベント〜」に参加しました(7/11)。
・弊社代表が「CLS三島らへん」に参加しました(7/13)。
・弊社役員が「札幌地域クラウド交流会」に参加しました(7/13)。
・弊社代表がSORACOM UGの皆さんとの懇親会に参加しました(7/16)。
・弊社代表が「立憲民主党若者組織りっけんユース研修会(探求コース)」の講師として登壇しました(7/17)。
・弊社代表が「スナックジョイゾー」に参加しました(7/19)。
・弊社代表が「あるっこ展」に参加しました(7/20)。
・弊社代表がイノベーションスナックみらぼに参加しました(7/24)。
・弊社総務人事担当がトヨクモUCNightに参加しました(7/26)。
・弊社代表がCLS道東前夜祭に参加しました(7/26)。
・弊社代表がCLS道東に参加しました(7/27)。
・弊社代表がCLS道東 大人の遠足編に参加しました(7/28)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

ただ、今や弊社も開発案件の割合を下げると決めています。
私がお客様のサポートに入った後、こぼれ落ちた開発をうちのメンバーが担う運営に変えつつあります。

パートナーに対してお願いすることも減るでしょう。今は一度、タスクを整理する時期だと思っています。


§ 開発案件 今月は九割八分の開発案件がkintoneがらみでした。

kintoneはますます盤石の地位を築いていくでしょう。
先月末にサイボウズ社より値上げのお知らせがありました。が、値上げに関して弊社には影響はありません。
元々、安すぎた弊社の単価を昨年のうちに挙げておいたのが功を奏しました。
単価アップの効果が少しずつ経営に好影響をもたらしている今、なおさらそう思っています。

ノーコードツールとしての盤石の地位を築いたkintoneは、カスタマイズ開発の余地がまだ残されています。
が、プラグインやサービスを駆使してお客様が求める業務を実現したほうが顧客満足度が高くなることを知りました。
弊社は手を動かさずにお客様に開発を行ってもらう開発手法をここ数年「伴走開発」と呼ぶようになっていますが、先月、「伴走開発」という言葉は誤解を受ける可能性があるからやめた方がよいと助言されました。
7月26日 「共遊開発」という言葉を提案します。

上のnoteにも記載した通りです。
昨年秋にサービス開始した「Go! Do! WithU」を「共遊開発」と名付けて展開したいと考えています。「伴走開発」のように語呂がよく、言いやすい言葉なので、広めていきたいと思います。

先月末、28日にジョイゾーさんのシステム39の十周年記念パーティーにご招待いただきました。
私と同じ頃にkintoneに着目し、見事に企業を育てあげた四宮ご夫妻は、弊社にとっても学ぶべき手本であり、目標でもあります。
そうそうたるメンバーが集まったパーティーの希望は盛大であり、我々もこのレベルにきっとたどり着けるはずと言う希望が持てました。
その翌日には、甲府で弊社主催の地域クラウド交流会があり、kintoneエコシステムの世界に加わってくれた妻が頑張って成功しました。
その中では妻がサイボウズ社から正式に地域クラウド交流会のオーガナイザーとして認定されました。
弊社もようやく少しずつ企業の体を成し始めています。

昨年、以下のとおりに弊社の今後の業務の進め方を決めました。
・代表がお客様に入って共に実装に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

少しずつ私が担当する案件に関しては回るようになってきています。
それをもう少し押し進め、弊社が受ける開発案件の割合を減らし、かつ定期的な開発案件は常に持っている状態に何とか落ち着けようと思っています。
一昨季まで安すぎた単価設定も大幅に上げました。
上げた単価をベースに受注も取れるようになりました。それが自信にもつながっています。

昨年に出したGO! DO! with-Uを共遊開発と名付けを変え、さらにアビットリンク、さらにk-Report帳票統合サービスも併せて、弊社の価値をより世間に訴えていく必要があると思っています。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

今年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、また持ち直し始める兆しはあります。

経営者としての未熟を痛感させられる毎日ですが、財務改善のためにまず取り掛からなければと考えた単価アップがうまくいきそうなので、もう少し耐え忍びます。
弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
この正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念
「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。たた、顧客のためにと思い単価が安すぎただけで。

弊社の活動内容に、地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込みますが、それが元でメンバーに過度な負担をかけないように配慮しなければ。

昨年の4月より弊社に正式に加わってもらった代表の長女に人事・総務・経理の作業を任せました。
さらに、今月から名前のみの役員だった代表の妻にもチーム作りの担当として加わりはじめてもらっています。
先月末、弊社が主催したちいクラ(地域クラウド交流会)も妻と娘で準備をやり切り、当日も成功させてくれました。弊社が雇用を始めた際に来てくれたメンバーもちいクラの中で役割を担ってくれました。

今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約12回です。リアル共遊開発は三社様に対して4回、19時間。オンライン商談はざっと数えたところ約38回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約70枚です。

今月も様々な場所で商談を行い、交流を深めました。
案件に関わる部分なので、ここには詳しく書きません。が、いろいろと楽しみなご縁ができました。

先月末のシステム39 十周年記念パーティー。甲府地域クラウド交流会。
特に後者の成功は、山梨県内における弊社と役員の長井あづさの名を高めました。



今月は、引き続き山梨県内でのイベントで人脈の交流を深めました。
「はくばくスペシャルマッチ」でははくばくさんにお招きいただき、ヴァンフォーレ甲府の試合をホームスタジアムで観戦しました(7/6)。
「遠隔操作とDX 〜デジタル変革をリードするスタートアップ企業とのマッチングイベント〜」に参加し、山梨県庁、山梨中央銀行の皆さんや山梨の経済界の要人と交流しました(7/11)。
山梨に近い三島で開催された「CLS三島らへん」に参加しました(7/13)。





また、kintoneに繋がるシステム界隈の方々との交流も。
弊社代表をはじめ五名で「kintone hive 2024 Tokyo」に参加し、交流を深めました(7/9)。
また、SORACOM UGの皆さんとの懇親会に参加し、kintoneとIoTのご縁を深めました(7/16)。
「スナックジョイゾー」に参加し、kintoneエコシステムの拡大に尽力しました(7/19)。
そして、私が北海道に行って出られなかったので、弊社総務人事担当がトヨクモUCNightに参加し、トヨクモさんのエコシステムで知見と認知度を上げてくれました(7/26)。
サイボウズさんが立ち上げた地域クラウド交流会も、弊社役員が「札幌地域クラウド交流会」に参加することで、ちいクラ界隈の認知度を上げてくれました(7/13)。






さらに、北海道の案件の発掘もかねて、北海道にも向かいました。
・弊社代表がCLS道東前夜祭に参加しました(7/26)。
・弊社代表がCLS道東に参加しました(7/27)。
・弊社代表がCLS道東 大人の遠足編に参加しました(7/28)。
これら3つはジョイゾーさんとのご縁の強化にもつながっています。こうして地方のイベントに参加することで、弊社が全国単位で案件を手掛けるよという意志表示にもなっています。
実際、CLSの後は札幌と倶知安で3件の商談をこなしています。



最後に、新たなコミュニティへの参加です。
・弊社代表が「立憲民主党若者組織りっけんユース研修会(探求コース)」の講師として登壇しました(7/17)。
・弊社代表が「あるっこ展」に参加しました(7/20)。
・弊社代表がイノベーションスナックみらぼに参加しました(7/24)。
これら三つは全く新しいご縁であり、こうしたつながりが案件にもつながっていくはずです。

弊社が経営で苦戦していても、次々と案件を頂けているのはこうした出会いがあるからです。

引き続きよろしくお願いいたします。


§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。「はくばくスペシャルマッチ」(7/6)。「kintone hive 2024 Tokyo」(7/9)。「遠隔操作とDX 〜デジタル変革をリードするスタートアップ企業とのマッチングイベント〜」(7/11)。「CLS三島らへん」(7/13)。「「札幌地域クラウド交流会」」(7/13)。「SORACOM UG融資の皆さんとの飲み会」(7/16)。「「立憲民主党若者組織りっけんユース研修会(探求コース)」」(7/17)。「スナックジョイゾー」(7/19)。「あるっこ展」(7/20)。「イノベーションスナックみらぼ」(7/24)。「トヨクモUCNight」(7/26)。「CLS道東前夜祭」(7/26)。「CLS道東」(7/27)。「CLS道東 大人の遠足編」(7/28)




こうした対外活動こそは経営者としてやるべきことであると同時に、弊社メンバーにこの方向性を理解してもらう必要があります。
今年の年始の抱負として、登壇回数を36回と定めました。6月の時点で19回の登壇が果たせています。
先々月あたりから、弊社の総務人事経理担当が代表がいなくても積極的にこうしたイベントに参加するようになってくれています。とても心強いです。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは4本(
システム39 十周年記念パーティーに参加しました。
第1回甲府地域クラウド交流会を主催しました(準備編)。
第1回甲府地域クラウド交流会を主催しました(当日編)。
kintone hive 2024 Tokyoに参加してきました
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

6月27日 6月27日 信念を持って自分の言葉で語らないと人は来ない
6月28日 6月28日 山梨でこれから何ができるか
7月1日 7月1日 システム39 十周年おめでとうございます。
7月2日 7月2日 ちいクラによって得た自信
7月3日 7月3日 ちいクラは夜の街を元気にする
7月4日 7月4日 老害とひとくくりにするのは難しい。
7月8日 7月8日 都知事選の結果を受けて山梨へ
7月9日 7月9日 kintone hive で学んでほしいこと。
7月10日 7月10日 kintone hiveに弊社メンバーを呼んだ理由
7月11日 7月11日 kintone hiveにお客様を呼んだ理由
7月12日 7月12日 敢えて目立つ格好でイベントに参加し、印象づける。
7月16日 7月16日 CLS三島らへんへの参加で得た気づき
7月17日 7月17日 書くアウトプットのため、文豪の記念館に
7月18日 7月18日 栄冠も栄誉も名も求めない終活
7月19日 7月19日 自治会・町内会の価値
7月22日 7月22日 街歩きの魅力を仲間と
7月23日 7月23日 エフェクチュエーションは私に合っている
7月24日 7月24日 有事対応に規定規約は必要。
7月25日 7月25日 受け身ではなく、街に出よう
7月26日 7月26日 「共遊開発」という言葉を提案します。
7月29日 7月29日 コミュニティで自分を変えた人々から得る刺激

§ 年表

 ・七月お仕事

中野坂上で商談×2、ジョナサン中野坂上店で作業、二俣川で作業・打ち合わせ×6、EKITERIA PRONTOでオンライン会議×2、大和市文化創造拠点シリウスで作業×2、府中で共遊開発×2、横浜で打ち合わせ、横浜で拠点視察、ドトールコーヒーショップ仲町台駅前店で作業、Zepp DiverCityでkintone hive Tokyo、長寿韓酒房 ダイバーシティ東京プラザで懇親会、山梨県立図書館 かいぶらりで作業、takeda street baseでセミナー、三島商工会議所でCLS三島らへん、Tully’s Coffeeで作業、36524で飲み会、HUBで飲み会、品川で商談、マクドナルド西葛西駅前店で作業、スナック・ジョイゾー、シブテナスペース代官山猿楽で展示会参加、Vegewestで打ち合わせ、ドコモショップ 池袋サンシャイン通り店で作業、浅草文化観光センターで作業、浅草で共遊開発、新宿で商談、イノベーションスナックみらぼ、府中市立 中央図書館で作業、炉ばた 煉瓦で前夜祭、スグレイスで前夜祭二次会、946banyaでCLS道東、釧路 霧のビール園で懇親会、かど屋で懇親会二次会、BAR 佐久間で懇親会三次会、そば処星ので懇親会四次会、ショッパーズ菱光で視察、あいちょう 芦野店で視察、激安スーパーヒロセ 睦店で視察、茶路めん羊牧場で社会勉強、海鮮料理の食事処 やまかんで懇親会、白糠漁港で学び、札幌で商談、上島珈琲店でオンライン、サイボウズ札幌オフィスで作業、トリフィート ホテル&ポッド ニセコで作業、ニセコ蒸留所で社会勉強、高橋牧場 ニセコミルク工房で交流、SANSUI NISEKOで打ち合わせ、大衆居酒屋 マルキュー商店で懇親会、小樽でオンライン、宮丘公園でプロフ撮影、宮の沢で商談

§ ポストツイートまとめ
・七月ツイート
https://togetter.com/li/2410641


2024年2月のまとめ(法人)


令和六年二月。

まだ苦しい状況が続いていますが、光が見えてきました。

経営は難しい。そして厳しい。
雇われていた身では想像もつかないのが経営。

自分も成長したい。誤ったことはしたくない。ただ、今まで何とかやれてきた。とはいえ、それを上からメンバーに押し付けることは良くない。
そのことを理解しているつもりでも、メンバーに対して高圧的に受け取られかねないことを言ってしまったり、あいまいな指示を出したり。

色んなことを頭ではわかっているつもりでも、会社のために言うことは言わなければ。
経営者であり、私も元は従業員の立場だったからこそわかるメンバーの気持ち。その葛藤があります。

毎日、経営の難しさを感じています。
その一方で、そこから学び、成長する自分を実感しています。挫折や苦しみからしか人は学べないことを痛感もしています。
3年ほどそういう葛藤を続けてきて、少しずつ見えてきたものもあります。

悪い話ばかりでもありません。

むしろ、昨秋からの試練と苦しみは、来年以降の弊社や私にとってよかったと思います。

好材料もいくつもあります。
先々月に受注した単価を大幅に上げた提案は先々月から案件として始まっています。
他の単価を上げた案件もいくつか受注内示をいただいています。
苦しい中でも引き合いが途切れていません。ありがたいです。

経営状況に楽観はできないですが、弊社のこれからを悲観はしません。来期からは単価を変えた効果が出てくるはず。あと三ヶ月ほどを耐えて見せます。

達成度5割。達成感5割。満足感5割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 二月度の売上は目標を下回りました。

資金繰りが厳しい状態が続いていたため、弊社の良くない点、改善できる点をいろいろと昨夏から変えています。
その効果が出てきたことに加え、単価を上げたにもかかわらず、受注が続いていることが大きいです。

ただし、単価設定が低いままだった案件が残っていることで、まだ黒字化はできません。
が、何とか持ちこたえられているのも皆様のおかげです。感謝しています。

引き合いが続けていただけているのもありがたいです。
単価を大幅に上げても引き合いがきて、それが受注につながっていることもありがたいです。

実際、kintoneの伴走案件をこなしていると、お客様からのご要望に対してすらすら解法が答えられる私がいて、それによって私の価値が求められていることがよくわかります。
ただし、それをやってる限りいつまでたっても私一人の会社になってしまいます。そうではなく、私以外のメンバーに主役になってもらえる会社にしないと。
代表のネームバリューではなく、会社に対してバリューを感じてもらわないと、結局は代表のリソース次第になってしまいます。
そのためにもメンバーには、成長し、視野を広げてもらわないとだめてす。
そこがまだうまくいかず、人件費だけが出て行ってしまったのが今年でした。

この状況を打開するため、伴走開発に舵を切り、効果が出始めています。ゆくゆくはこれを私だけではなく、弊社のメンバーが全員にできるようにならなければ。
業務の根本的な部分から今までのやり方をすべて切り替えつつ。

もちろん、メンバーの力が上がっていることはもちろんです。成長を焦らずにまたなければと言う自制の気持ちもあります。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・弊社代表が甲府市のタケダストリートベースで登壇したレポートがやまなしDXエンジンで記事として公開していただきました。 https://yamanashi-dx.jp/event_repo/repo_2401/
・弊社代表がCLS道東 2024 極寒編に参加しました(2/3)。
・弊社代表がCLS道東 2024 極寒編の大人の遠足編に参加しました(2/4)。
・弊社役員と人事経理担当が甲府市の4Uで移住者Meetup!~移住者x先輩移住者xロコ・交流会~に参加しました(2/9)。
・弊社代表がkintone Café 帯広 Vol.4に参加・登壇しました(2/10)。
・弊社代表がトヨクモ社より受けたインタビューの記事がアップされました(2/16)。https://toyokumo-blog.kintoneapp.com/business-improvement-nagai/
・弊社代表・役員・人事経理担当がスナックジョイゾーに参加し、役員が企画した内容で皆さんと楽しみました(2/16)。
・弊社役員と人事経理担当が甲府市の4Uで山梨活性化プロジェクトに参加しました(2/21)。
・弊社人事経理担当がkintone界隈の23新卒会に参加しました(2/27)。
・弊社代表が山梨ワーケーションツアーに参加しました(2/28-3/1)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

昨年の4月から多くのメンバーに加わってもらった弊社ですが、まだまだチームビルディングができていません。さまざまな課題が出ました。
一旦先月でもう一度やり直そうとメンバーを固定し、やり直すことにしました。

外注費や人件費の負担が厳しい中、なんとか乗り切りたいと思います。


§ 開発案件 今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。
今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。

先々月から今までの開発のやり方について、変える決断を下しました。

・代表が伴走担当としてお客様に入る。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

今まで安すぎた単価設定もさらに上げました。
上げた単価をベースに受注も取れるようになり、自信にもなっています。
引き合いも途切れていません。

伴走開発による案件の獲得や実装も手ごたえを感じています。私自身の切磋琢磨もさらに必要ですし、同じ位、これをメンバーにも求めていきたいと思います。

昨年に出したGO! DO! with-Uとアビットリンク、さらにk-Report帳票統合サービスも併せて、弊社の価値をより世間に訴えていく必要があると思っています。

代表のトーク力も連日の伴走案件や商談の中で磨きつつ、私自身がまず手本を見せます。幾つになっても成長すると言う気概を示したいと思います。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

先月、大きな荒療治を行い、リセットしました。

まだまだ、経営者としての未熟を痛感させられることも多いです。財務改善には単価アップからまず取り掛からねばならないと痛感しています。
弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
この正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念
「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。たた、顧客のためにと思い単価が安すぎただけで。

地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込みつつ、メンバーに過度な負担をかけないように作り替えています。

昨年の4月より弊社に正式に加わってもらった代表の長女に人事・総務・経理の作業を任せ、法人設立時から名のみの役員だった代表の妻にも再来月からチーム作りの担当として本格的に加わってもらう予定です。

今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約13回です。オンライン商談はざっと数えたところ約39回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約40枚です。


今月はCLS道東の参加と、その翌日の大人の遠足編において、コミュニティ界隈の人々との交流が深まったように思います。
厳寒のアレキナイ川をカヌーで下る厳粛かつ忘れられない体験。盛大に煙を吐くSLを皆で見送る雪の白さとSLの黒のコントラストの鮮やかさ。そして、厚岸でウイスキーを垂らしながら牡蠣を食う楽しみ。


また、十勝の人々とのCLS道東を介したつながりも印象に残ります。今回もさまざまなご縁が繋がり、旧交も温まった十勝の旅でした。
十勝滞在のクライマックスはkintone Café 帯広 Vol.4への参加とその懇親会でした。


月内にもいろいろな出会いがありました。スナックジョイゾーでは年パス企画を活用させてもらい、妻にフラインストラクターとしてのスキルを発揮してもらい、皆でフラを舞ってもらいらいました。

さらに、月末になって山梨ワーケーションへの参加によって、甲府に拠点を結ぼうとする弊社の企てに大きな弾みがつきました。

私が十勝に行っている間も、戻ってきた後も、役員と総務経理担当は甲府でイベントに二度参加し、地域クラウド交流会の開催に向けて交流をふかめてきました。

皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

弊社が経営で苦戦していても次々と案件を頂けているのはこうした出会いがあるからです。

引き続きよろしくお願いいたします。


§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。CLS道東 2024 極寒編(2/3)。CLS道東 2024 極寒編の大人の遠足編(2/4)。移住者Meetup!~移住者x先輩移住者xロコ・交流会~(2/9)。kintone Café 帯広 Vol.4(2/10)。スナックジョイゾー vol.24(2/16)。山梨活性化プロジェクト(2/21)。20-23新卒会(2/27)。山梨ワーケーションツアー(2/28)(2/29)。

来月もまたイベント登壇を控えています。記事のリリースなども複数あります。
こうした対外活動こそは経営者としてやるべきことであると同時に、弊社メンバーにこの方向性を理解してもらう必要があります。
今年の年始の抱負として、昨年は18回だった登壇回数を倍にすると決めています。実際、さまざまなルートからお話をいただけるようになっています。
先月は4回登壇し、今月はオンラインを含めると3回登壇しました。
スナックジョイゾーでは乾杯の発声までやらせてもらいました。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向と違ってしまいます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。

外の皆様と交流を深めたいと思っています。
今月に行った活動からそのことを強く感じました。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは3本(
CLS道東 2024 極寒編に参加してきました
CLS道東 2024 極寒編 大人の遠足編に参加してきました
kintone Café 帯広 Vol.4に参加・登壇しました。
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは1本(
RICOH kintone plusのRICOH 帳票作成プラグインの攻略ポイント
)。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

1月30日 1月30日 ITと芸術の共存こそが城崎の魅力
1月31日 1月31日 神々の戯れ、ゲーム作りをkintoneで
2月1日 2月1日 Gmailのポリシー変更に思うこと
2月2日 2月2日 月初から心機一転。ただしこちらのペースを押し付けない。
2月5日 2月5日 まず動くこと。やってみること。発信すること。
2月6日 2月6日 地方で観光コンテンツを考えてみる
2月7日 2月7日 ワーケーションの効能を十勝で感じ中
2月8日 2月8日 地方にいて東京への偏向を感じた
2月9日 2月9日 地方の活性化は行政の力が欠かせない
2月13日 2月13日 ワーケーションするためにやるべきこと。
2月14日 2月14日 ワーケーションはコミュニケーションあってこそ
2月15日 2月15日 ゲームには技術の粋が詰まっている
2月16日 2月16日 大人になると裸の付き合いが必要
2月19日 2月19日 誰かの人生を好転させるコミュニティを作りたい
2月20日 2月20日 差別化しないと生き残れない時代に
2月21日 2月21日 GDPは高いが、生産性は低いことに反省。
2月22日 2月22日 kintoneのカスタマイズの手段、どれを選ぶか。
2月26日 2月26日 タモリさんのように好きなものを追求して生きたい
2月27日 2月27日 街を歩くと情報発信への改善案に気づく

§ 年表

 ・二月お仕事

Tully’s Coffeeでオンライン打ち合わせ、羽田空港搭乗口56で作業、946banyaでCLS道東、BUKU BUKU あわ家で懇親会、牡蠣場で懇親会、ホテルルートイン 釧路駅前で作業、十勝野フロマージュ、かつら旅館×4、道の駅 なかさつない、道の駅 コスモール大樹、晩成温泉、道の駅 ピア21しほろ、天然温泉HOTEL 鳳乃舞 音更、とかち帯広空港 (OBO)、道の駅 なかさつない、開拓村、LAND、相互電業でkintone Café 帯広 Vol.4、居酒屋とっくりで懇親会、トキオで二次会、COCKTAIL BAR PALで三次会、帯広競馬場で作業、品川で打ち合わせ×3、高倉町珈琲大井町駅前店、二俣川で作業・商談×5、kicspaceでオンライン会議、プティフ・ア・ラ・カンパーニュで商談、スナック・ジョイゾー、関内で商談、CAFé KALDINO アコルデ代々木上原店でオンライン、品川で打ち合わせ×3、北綾瀬で打ち合わせ、EKITERIA PRONTOでオンライン×3、山梨ワーケーション、Phil、城のホテル、アクアビット サテライトオフィス×2

§ ツイートまとめ
・二月ツイート
https://togetter.com/li/2323275


CLS道東 2024 極寒編 大人の遠足編に参加してきました


奇跡的に5時頃に目覚めました。
なぜなら、前夜、CLS道東の懇親会からどうやって宿に帰ったのか全く覚えていないからです。普通、そこまで飲んでいると目覚められません。
目覚ましをかけたおかげで、8時頃に起きられました。

泊まっていた大喜湯にお願いしてタクシーを呼んでもらい、私はその間に朝風呂に入りました。
正直、二日酔いで頭もぼーっとしています。しかし、朝風呂とコーヒーで少しだけ頭はしゃっきりとし、迎えのタクシーに乗りました。

MOO前のローソンでタクシーを降り、ローソンでおにぎりを食べて歯を磨き、バスの集合時刻の10分前に間に合いました。
よかった。寝過ごしていれば、今日の大人の遠足編に参加できない失態をさらすところでした。

とはいえ、私は大人の遠足編でどこにいくのか、あまり具体的に把握していませんでした。
私が知っていたのは塘路湖と厚岸を訪れることだけでした。でも、道東が好きな私には、それだけで十分魅力的。

皆さんも前夜はかなり盛り上がっていたようです。私など序の口で、もっと遅くまで飲んでいた方も多かったようです。
実際、バスの皆さんの多くがまだ眠気に襲われているようでした。

それでも、ガイド役を務める琴絵さんは立派。20名弱の眠気に襲われた皆さんを率い、釧路周辺を案内してくださっています。
『ホテルローヤル』のモデルとなったホテルとか、私も初めて見ました。新たな情報も取り入れつつ、私は眠るどころではなく、ひたすら大好きな道東の眺めに見入っていました。

やがてバスは釧路町を経て標茶町へ。塘路駅では迎えに来てくださったカヌーのガイドさんのワゴンに乗り換え、塘路湖畔へ。


湖畔には二梃が横に連結された形のカナディアン・カヌーが浮かんでいました。このようなカヌーがあることも初めて知りました。そもそも川下りのカヌーに乗るのが初めて。
湖岸の氷にバランスを崩しそうになりながら、六人でカヌーに乗り込んで出発。


まずは、塘路湖の中心部に向けてカヌーは進みました。
はるか先まで広がる湖面には、ワカサギ釣りのテントが散在しています。
氷に覆われた湖面は、ただ白く、ただ静寂で、私たちの感動する言葉だけが聞こえます。


湖面には白鳥が優雅に浮かんでおり、周りの風景に完璧に溶け込んでいます。
風景に見とれる私たちの前で、私たちの動きを察知したのでしょうか、白鳥は飛び去っていきました。
その姿はエレガントの一言。騒々しい都会からきた私たちに自然の品格とは何かを示してくれました。
私のiPadではうまく写真が撮れなかったので、同行した佐竹さんの写真をお借りします。写真だけでも美しさが思い浮かびます。


カヌーはそこから逆を向き、塘路湖から流れ出ているアレキナイ川へ。その穏やかな流れにそって、釧路川との合流点まで下っていきました。

あたりは凛とした寒気に覆われています。ところが身も心も凍えるどころか、その神聖さに洗われて温かい気持ちになりました。
音もなく流れる川。辺りには何の物音もしません。私たちの会話とオールを漕ぐ音。カヌーが水をかき分ける音。それだけが辺りを支配しています。


川の水の方が外気より温かいため、水蒸気が川から立ち上り、それが倒れた木々の枝にびっしりと霧氷となって幻想的な光景に彩りを与えています。
辺りを占めるのは白で覆われた世界。そうでありながら、目に見える全てがいきいきと色彩で彩られているように錯覚します。

樹々に止まる鳥があたりを自由に飛び回っています。川岸にはタラの芽を食べる親子鹿の姿も見られました。
人手が振れていない自然はこれほどまでに尊いのか。自然に対する畏敬の念が自然と沸いてきます。

こういうコンテンツは、都会で味わえません。
動画でもブログでも再現は不可能です。
今書いているこの文章でも私の味わった感動の百分の一も表せていません。
だからこそ、人は旅に出るのでしょう。体感するため、経験するため。

地方を活性化させるためには、こういうコンテンツを武器にすることです。
ただ、人をたくさん呼んでしまうと、自然の良さが失われてしまいます。

快適さと安定・安心を求めるのが人の本性であるとするならば、相反する刺激を求めるのもまた人。
都市と地方、集中と過疎。
それらの相反するキーワードをまとめつつ、地方をどうやって創生するか。

東京から塘路まで来るのは大変でも、釧路から塘路はそれほど離れていません。
釧路経済圏の経済を活性化し、そこに人を集め、道東にしかないコンテンツが好きな方に集まってもらえるだけのメリットを感じてもらう。

現実的に大都市から標茶町に移住する方を募っても、一部の方しか来ないはず。でも、釧路に来てさえくれば、移住者も道東も共存できるのではないか。

川に揺られながら朧げに考えていたことをまとめてみました。


神々しいとしか言いようのない川を下る体験は、自然に生かされている自分、という気づきももたらしてくれました。
自分の本性を押し殺し、これからも都会に住み続けることが果たして自分にとってふさわしいのだろうか、とか。
そもそも、このような寒さの道東に住み続けることが現実的なのか。冬の道東へのあこがれは、甘ったれた都会人の妄想に過ぎないのか。


川はゆったりと流れ、釧路川との合流点に。
今までの緩やかな流れとは打って変わり、釧路川の本流の流れは早く、そして力強い。
川面にはシャーベット状になった氷が連なり、しゃりしゃりと音を立てながら川岸を削っています。

穏やかなアレキナイ川の流れから、自然の荒さが少し垣間見える釧路川の流れへ。
自然の現実を少しかいま見たところで、私たちは再びアレキナイ川の流れを遡っていきました。


いくら川の流れが緩やかでも、川を遡るには協力が必要です。みんなでオールを漕ぎました。
そのため、行きのように自然を見ながらのんびり感動に浸る時間は減りましたが、これもまた自然の現実。

そうやってオールを漕ぎながらも、カワセミやオオワシやヤマセミやカラス、スズメやゴジュウカラ、マガモなどさまぞまな野鳥が私たちの目を楽しませてくれます。鹿の姿も見かけました。そうやって漕いでいるうち、塘路湖を出てすぐにある釧網本線の鉄橋をくぐり、インバウンドの観光客も含め多数のカヌーと挨拶しながら、元の湖岸に戻りました。

とにかく感動の時間でした。本当にありがとうございます。
コーヒーも振る舞ってもらい、塘路駅まで送ってもらいました。


さて、塘路駅で少し待てば、SL冬の湿原号がやってきます。約一時間ほどSLの到着を待ちました。
塘路駅への訪問は、私にとって約4半世紀ぶり。
かつて一人旅で北海道を回った際、釧路駅前で寝袋で野宿し、翌朝のノロッコ号に乗った時の終着駅が塘路駅でした。それ以来です。
駅巡りが趣味の一つの私にとっては、ぜひとも再訪したい駅でした。今回、このような貴重な時間があったことに感謝です。


しばらく待っていると人が集まり始めました。カヌーに乗っていても釧網本線の鉄橋に三脚を構える人々の姿がありましたが、SLを目当てにする撮り鉄はたくさんいるようですね。
やがて、彼方から汽笛が聞こえ、煙が見えてきました。やがて、SLの勇壮な姿がやってきました。


塘路駅は雪景色の中にあります。辺りは白。そこに入線してきた黒いSLの存在感は抜群です。雪景色の中、黒いSLが白い煙と黒い煙を盛んに吐き出し、辺りは黒と白の二色に染まりました。まさにコントラストの妙です。


動くSLを見るのは本当に久しぶりです。
かつては日本各地を、北海道各地を走り回っていたSLも、今や観光客向けの貴重なコンテンツとして余生を生きています。各地の公園に安置されているSLを見る機会は多いですが、動いているSLはまだまだ観光資源になりうるはず。
環境にとってどの程度SLが許容されるのかは分かりませんが、季節運行ではなく、通年運行にしてもよい気がします。

標茶まで去っていくSLの後ろ姿をみていると、可能性しか感じませんでした。
今や、都会でSLが走れる余地はまったくないはず。
SLこそ、広大な釧路湿原だからこそ許され、人を集められる存在になるのではないでしょうか。

丁度SLが去っていくタイミングに合わせて、近くのTHE GEEKでサウナで整っていた皆さんも戻ってこられました。
それぞれがそれぞれの好きなコンテンツを選び、楽しめる。素晴らしいですね!アテンドしてくださったジョイゾーの皆さんのプランが素敵です。

さて、バスは続いて厚岸へ。
これまた、私にとって楽しみな場所です。


かつて友人と二人で北海道を一周した際、厚岸に立ち寄った記憶はあります。ですが、その時はただ通り過ぎるだけでした。
その数年後にウイスキーとその周辺の文化を愛するようになり、Whisky Tourismを趣味の一つにしました。それから約二十年後、厚岸にウイスキー蒸留所ができたことも知ってました。
私が釧路に来始めた一昨年の夏から、厚岸にはいずれ行きたいと思っていました。

昨年夏のCLS道東の会場でも厚岸のモルトと牡蠣の取り合わせを楽しみました。昨年の10月には釧路のWhisky Bar 高森で多様な厚岸のシングルモルトやブレンデッドウイスキーを楽しみました。
私の中の厚岸へのあこがれが高まるばかりです。

そこにきて、今回の大人の遠足編です。厚岸にいって牡蠣が食べられる。ついに。

今回はカキキンさんの運営するオイスターバー 牡蠣場を貸し切りです。しかも普段は昼にやっていないのにお願いして開けてもらう贅沢。


牡蠣を使ったありとあらゆる品々が舌と胃袋を満たしてくれます。
カウンターには贅沢にもウイスキーを振りかけるための瓶が。好きなだけ牡蠣にふりかけられます。牡蠣だけではなく料理にも。中に入っているのはLightly-Peatedのサロルンカムイ。なんという贅沢な時間!


暖炉がふんだんに焚かれ、暑いとすら思える室内。そこから窓の外に広がる景色は氷が浮かぶ厚岸湖。快晴の空と対照的な白がまぶしく窓の外で光っています。
景色と振舞われる料理のすべてがここでしか味わえないもの。おそらく、どれだけ冷蔵技術が進んだとしても、目の前の景色までは持ってこられません。
素材が新鮮なことも当然ですし、景色を含めた場の空気までは都会では再現できません。二十名弱の旅仲間と共有できる時間は尊い。
まさに厚岸でなければ体験できない時間と空間と味覚です。





CLS道東のレビューの記事でも書きましたが、雪川醸造の山平さんが中嶋さんと商談を進める姿もとても印象に残りました。
必ず再訪したいと思いました。訪れた私たちにとって、また再訪するためのプレゼントも琴絵さんからいただけたことですし。
カキキンの中嶋さんやスタッフの皆さん、ありがとうございました。琴絵さんにも感謝!




帰りのバスの中で、道東の景色を眺めながら、前日のCLS道東のブログを少しずつ書き始めました。


と、私の通路を挟んだ反対側の小島さんの席に琴絵さんがやってきました。
なんと、琴絵さんがやっているVoicyの収録を小島さんを迎えて行うというのです。
Voicyの収録が目の前で行われる!これをチャンスといわずしてどうするのか。

私もブログを書くために開いたパソコンを閉じ、二人の対談に聞き入っていました。
Voicyはあとからある程度の編集ができるとは知っていましたが、それは各チャプターの並びだけ。
#56 パラレルマーケター 小島英揮さんを迎えて、CLS道東を語ります
ここで語られる内容は、私が目の前で聞いた内容と同じです。

つまり、完全に即興でこれだけの対談が成り立ったわけです。
まさに、私にとって生きた見本を目の前で見せてもらえました。

登壇とはライブです。前もって資料を作っていれば、ある程度は話せます。
ですが、資料もなしにその場で即興で話す、しかも対談とあれば、前もって深く考えていなければとてもできるものではありません。
しかも、どもったり、えーとかあーとかの間投詞もなく、それでいながら即興で話し合える二人に感心しながら聞いていました。
CLSの事やコミュニティやマーケティングについて普段から考えておられる証拠ですね。学びになりました。


空港でかなりの方が釧路を離れられました。そこから釧路市観光国際交流センターまでの道中も、琴絵さんと小島さんの対談は続きます。
CLSやコミュニティだけではなく、部下への接し方、組織についてなど、Voicyに収まっていないためになる話が聞けました。

自由と安定。その中で小島さんがおっしゃったキーワードです。
私もその両立を目指しています。個人としても、弊社のメンバーが実現できるようにも。

その意味でもとても興味深い一日でした。小島さんと琴絵さんには感謝です。
バスを降りた後、高知からはせ参じてくださった片岡幸人さんと釧路駅前まで歩きながら語りました。
CLS高知を運営されて、こうしてCLS道東まできてくださる事には頭がさがります。
それとともに、私も移動しつつ、自分の仕事もこなせるだけの力を持ちたいと願いました。

今回の大人の遠足編は、私の個人的な喜びを満たしてくれる機会でした。そして、さらに学びの場でもありました。
地域コンテンツの充実が都会にとって何を意味するのかについて。そして山平さんが見せてくれたようなその場で機を逃さずに商談する行動力について。最後にVoicyを使ったその場で語れるだけの自己研鑽の重要性です。
それらを満たすことによって、私が地域に対して何らかの提案ができるようになることを願っています。

まだ私にはできることがある。努力すれば、伸びしろだってある。
またこうやって道東を旅し、仕事もし、人と交流がしたい。
今回、道東を訪れ、皆さんと一緒に旅ができたことは、間違いなく私にとって更なる良い効果を与えてくれるはずです。

皆さんへの感謝の心と決意を抱きながら、帯広への特急おおぞらに乗りました。帯広では仕事をするために。
今回の皆さんには感謝です。CLS道東、懇親会、大人の遠足編で会った皆さんに。


CLS道東 2024 極寒編に参加してきました



2024年2月3日に開催された「CLS道東 2024 極寒編」に参加してきました。
告知ページはこちらです。

CLSはコミュニティ・リーダーズ・サミットの略です。
つまり、全国の様々な地域・職種のコミュニティを率いる方々が集ってコミュニティのあり方や取り組みを紹介し、共有する場です。皆さんがそこで学び、コミュニティ活動に実践することが趣旨です。

私はCLS道東の初開催から全てに参加しています。

なぜ毎回参加するかというと、コミュニティ運営についての学びが得られるからです。

私は、kintone Caféというコミュニティ運営に複数の支部で関わっています。最近では、新たな支部の立ち上げや休眠していた支部の再活性化にも携わっています。

また、弊社も山梨県に関わりを深めています。
山梨県への関わり方をどうすればよいかについては、まったくの未経験からのスタートでした。

弊社の場合、役員である妻がGoodWay社とのご縁を深めました。そのご縁から、学生団体トップファンや山梨県活性化プロジェクトなどに人脈を拡げつつあります。
私もまた、kintone関連のイベントを通じて山梨での知己を増やしています。

山梨県ではこのように既存のコミュニティに参加してから、新たなコミュニティの立ち上げに関わりました。さらに、自社でも新たなコミュニティの創生も模索しています。

私と妻は共に、人口減少に悩む山梨県の役に立ちたいと志しています。そして、これからの働き方や暮らし方を考える上で山梨が適しているのではないかと考えています。
そこで、山梨に弊社の拠点を構えることを考えています。山梨に拠点を構え、リモートワークにより首都圏や他地域の案件は引き続き対応します。それと同時に、山梨での案件を増やすことで仕事を通じて地域に貢献したいという思いが増しています。
そうした活動を通して山梨のために還元できるやり方として、単なるクラウドを用いたシステム構築だけでなく、雇用創出やコミュニティ作りを組み合わせることが有効だと確信しています。

ゼロから人脈を広げるには、具体的にどのような行動を取るべきか。山梨で上記のような活動をするには何を考え、どう動くべきか。
CLSからは多くの事を学びました。
今までは、コミュニティのイベントに参加するだけだった私が、コミュニティの立ち上げや創出にも関われるようになったのも、CLS道東やCLS高知で得た知見があったからです。
今回のCLS道東でもそれぞれの地で活動されるコミュニティの運営事例を伺うことができました。


さて、CLS道東が始まりました。
風邪をひいているにもかかわらず司会役を全うしたみうみうさんによる開会のあいさつの後は、早速本編へ。その前に四宮琴絵さんからは946BANYAの入場者数が一万人を超えたというとてもうれしいニュースと記念すべき一万人目のお二人に花束贈呈が。おめでとうございます!


今回は参加者の名札が三種類用意されていました。どれも、秋田さんによる手書きでとてもすばらしかったのです。私はSLを選びました。


「トークセッション1【道東の魅力を掘り起こすー地域と人を巻き込む方法】」
モデレーターの塩崎さんの進行のもと、スピーカーの堀田さんと達川さんが士幌町と標茶町で取り組まれてる事業を話されていました。


堀田さんは株式会社atLOCALの代表として道の駅ピア21しほろの運営を行われています。
道の駅を民間に委託するにあたり、士幌町内で立候補する事業者がいなかったそうです。このままでは町外の事業者によって道の駅から士幌らしさが失われてします。それに危機感を感じ、会社を立ち上げられたとか。

堀田さんが中札内村のご出身で中札内村のJAにおられたという経歴も興味をひきました。
なぜならCLS道東の数日後に中札内村で三泊する予定があったからです。
また、士幌町の隣の音更町にお客様の現場視察の予定もありました。ということは、その際にピア21しほろに立ち寄れそうです。
また、弊社はJAさんにDX支援をしています。その中では直売所のDX推進もやるべきミッションの一つです。堀田さんの取り組みから学べる事は多いのではないかとひらめきました。

日本一町民に必要とされる道の駅という運営方針にも興味があります。道の駅の運営を町の人にも来てもらうためには、運営側としては表に出ない方がよい。
実際、道の駅ピア21しほろのウェブサイト(https://pia21shihoro.jp/)にはatLOCAL社はほぼ出てきません。商品にもロゴはだしていないそうです。

数日後、実際に「道の駅 ピア21しほろ」に伺いました。そこで、堀田さんと懇談し、あらためてその運営方針やお考えについてうかがいました。
実際、「道の駅 ピア21しほろ」には地元の方と思しき方々の姿が多く見られました。また、スタッフと活発に意見を交わすミーティング中の堀田さんの姿もみることができました。
ミーティングで話される内容や指示内容が具体的であることも印象に残りました。この熱意こそが道の駅 ピア21しほろが町民に受け入れられた理由であることに納得しました。

余談ですが、「道の駅 ピア21しほろ」を訪れた翌日に、堀田さんのご実家である中札内村の「焼肉 開拓村」にも訪問できました。中札内村ではよく知られたお店だそうで、そのご縁には驚きました。ボリューム満点で肉もめちゃ美味しかったです。まさにCLSが生み出すご縁です。


また、達川さんは標茶町でTHE GEEKというサウナ&クラフトホステルを営んでおられます。ウェブサイトはこちらです。
達川さんは兵庫の宝塚のご出身で横浜の戸塚で仕事をする中、訪れた塘路に一目ぼれしたそうです。そこから知己もいない中、単身で挑戦を始めたそうです。
誰も知り合いがいない中、イベントを企画し、一人で黙々と準備をしていたら、みかねた地元の方が助けてくれたり、免許停止を食らった状態で移動に難儀していたら地元の方が助けてくれたり。

山梨で挑戦しようという今の弊社にとって共感できるストーリーがありました。

私も達川さんの経歴には親近感を持ちました。宝塚の隣の西宮で育ち、戸塚からそう離れていない町田に住んでいるからです。
ところが今の私は24年強の間、町田から離れられずにいます。達川さんはそこからもう一段高いレベルへ挑戦し、見事に成果を出しつつあります。その心意気は、学ばねばならないでしょう。

よく都会から田舎への移住にあたってよく聞くネガティブ情報として、地元の方に受け入れられないとか排除されるとかの声はよく聞きます。
お二人を見ていると、やり切ることで地域に受け入れられた人の達成感がありました。懸念よりも実際に地域に飛び込んでいくことで地元の方々の共感を得る。とても大切なことだと思います。
とても励みになったお二人のセッションでした。


ここで休憩。私はせっかくなのでお隣の大道東まつりで中札内いなか鶏に反応して、カレーを頂きました。めちゃ美味しかった。



さらにここで日本酒コーナーに吸い寄せられ、佐藤さんの元に伺うと、まさかのサウザーさんことジョイゾーの中嶋さんが!ジョイゾーさんへのご入社おめでとうございます!


「トークセッション2【京丹後で繋がるローカルとソーシャル】」
モデレーターの高山さんの進行のもと、スピーカーの長瀬さんと岸さんと渡邉さんが京丹後市で取り組んでいる事業について話されていました。

京丹後市といえば豊岡のお隣です。つい七日前、私が滞在していた城崎の近くです。
また、京丹後市は10年ほど前、両親とうちの家族で旅行にいき、夕日ケ浦などを訪れた思い出の場所でもあります。

Tangonianの皆さんからは興味深いキーワードがたくさん伺えました。
「コミュニティツーリズム」
「地域を「観光地」から「関係地」へ」
「繋がるローカルとソーシャル」
どれもが新鮮なキーワードです。

そうしたキーワードから通して教わったのは、コミュニティツーリズムが事業として成り立つことです。
観光客も地元の人も生身の人です。データではありません。
地元で働く人々は観光目的で生計を立てていません。そうした人に対し、浅薄な観光客を紹介すると信頼を損ねてしまいます。つまり信頼貯金がなくなってしまうのです。そうならないために本当に信頼できる人を絞って紹介する。つまり、お互いにとって無理のない形で共感を作る。

Tangonianの皆さんの取り組みからは、インバウンド需要をうまくとらえ、それを基にした地域おこしや地域創生が事業として成り立つ可能性を学びました。

私が役に立てるのはクラウドを活用した情報システムの構築です。
旅が好きで地域のために役立ちたいと思っている私ですが、どうすれば地域創生についてお客様に対価としていただけるサービスを提供する方法がよくわかっていません。


コミュニティツーリズムの考え方は、私にとって新たな気づきを与えてくれたように思います。
Tangonianの皆さんありがとうございました。

続いてはサポーターセッション。


「サポーターセッション1 生活協同組合コープさっぽろ」
長谷川さんといえば、武闘派CIOとして著名な方です。このセッションでは長谷川さんが広報担当として売り出したい方(お名前を失念してしまいました・・・・)と掛け合う様子がとても面白く、私も妻と同じようなスタイルで登壇できへんかなぁとつい考えてしまいました。
こういうのも新たなコミュニティの形です。
登壇慣れしていなくても、コミュニティ活動に不慣れでも、こういう場数を踏むことで人は成長していく。その過程が見られたような気がします。


「サポーターセッション2 KEEN株式会社」
KEENさんの事業の中でKEEN Managerは面白いと思いました。
発信者とは育てることも必要でしょう。ですが、発信が好きかどうかは育てる前からわかるはず。つまり、将来のコミュニティにとって欠かせない発信者を発掘することは、コミュニティの継続にとってやるべきことです。それをやってくれるのがKEEN Manager。そういうニーズはお客様の中にありそうなので、頭に入れておき、今後に提案できる機会があればよいと思いました。


「サポーターセッション3 雪川醸造合同会社」
ワイン、飲んでますか?というタイトルでしたが、今回のCLS道東の懇親会ではワイン飲めずに終わりました。
上に書いた通り、日本酒と山椒のマリアージュを教えてくださった佐藤さん、サウザーさんの二人がタッグを組んだ日本酒ブースに吸い寄せられてしまったためです。

ワインの複雑なウンチクやしきたりから脱して、もっとも楽しくワインを飲むように訴える山平さんの話は印象に残りました。
「果実味、酸、余韻」というキーワードは覚えました。今後はこのキーワードを軸にワインを語ろうと思います。
私はワインを極めることはあきらめていました。ですが、ワインもこの三つのキーワードで語ればより面白い世界になるはずです。

山平さんとは翌日の大人の遠足でもご一緒させていただきました。
カキキンさんのオイスターバー牡蠣場にて、牡蠣の殻がワインづくりに使えると、商談を申し込んでいた山平さんの姿がとても印象に残りました。
機を見て素早くご縁を結ぶ。商いとはこうあるべきです。遠足の最中であってもアンテナを立てて次への動きができる。よい見本を見せてもらいました。


続いては、9名の方によるLTタイム。
実は十日ほど前にLT枠に欠員が出たので、LTやりましょうか?と申し出ました。ところが、私がもたついているうちに別の方がLT枠に申し込みました。私のLT登壇の機会は失われました。

今回の皆さんのLTを聞いていて、早いうちに、CLS登壇の実績解除は果たさねばと思いました。
CLSは学びの場として有効です。ただ、参加するにつれ、学べることはどうしても減っていくはずです。それでも、登壇さえすれば、きっと次の展開が開けるはず。
CLS道東に何度も来ていると、顔見知りの方が増えてきます。ただ、顔を知っていることと、実際の活動内容を知る事には大きな隔たりがあります。
皆さんのLTを聞いていて、この方が何の活動をしているかについての情報がアップデートされる感覚を味わいました。
それは私も同じ。よく顔を見るkintoneのエバポロシャツ来ている奴はなに?と思われていることでしょう。それを、皆さんの前で登壇することで情報をアップデートしてもらう。次回は登壇を目指します。


さて、LTタイムの後は、
「ワークショップ 【各地のCLS運営を招いてのワークショップ】」
として、CLS高知の小林さん、CLS道東の四宮さん、そして今度CLS三島らへんを立ち上げる川村さんによるもの。

この組み合わせはとても興味深いものでした。
なぜなら、冒頭に書いた通り、弊社にとって山梨でのコミュニティづくりは避けては通れないからです。その際に参考となるのが、コミュニティのあり方の一つの到達形であるCLSだと思います。


前回、CLS道東に参加した後、CLS三島が立ち上がるとの話を聞きました。それを聞く前は、CLS山梨もありかな、と思っていました。が、CLS三島らへん(らへんというキーワードは微妙)と重なる可能性もあるため、山梨でのCLS開催は控えておいたほうがよさそうです。
ただ、それでもCLSのプラットフォームから学べることは多くあると思っています。山梨のほかに山北や真鶴でも地域創生のご相談を頂いている今となってはなおさらです。

CLS高知やCLS道東は地域が持つ強いコンテンツ(風土や景色や食)がを生かせます。CLS三島らへんもまた、箱根や富士、伊豆といった国内有数の観光地を近隣に擁しています。
かつて函南や三島にはよく訪れていました。妻が持っていた山の家があったからです。だから、三島の持つコンテンツの豊かさは理解しているつもりです。
CLS三島がどのように育っていくのかについても、とても興味があります。


CLSとは私にとっては学びの場でした。ということは、まだ参加したことのない方にとっても十分な学びの場となるはず。
CLS三島らへんは首都圏からも行きやすいですし、日程も発表されたので参加したいと考えています。


丁度のその時間に美しい釧路の夕陽が落ちました。コンテンツの強さを象徴する場面です。


さらにCLSの創始者である小島さんの誕生日が今日であり、まさかの誕生日プレゼントが!!
厚岸のボトルもうらやましいし、秋田さんが描かれた小島さんの似顔絵がとても素敵でした!おめでとうございました!


そしてその後は武市さんの集合写真家としての強力なリーダーシップのもと、全員で集合写真を撮りました。

今回は若干前回よりも人数が減ったように思います。
毎回お見えになっていた釧路市長やえぞ財団の皆さん、惣田さんもお見掛けしませんでした。
(鈴木議員も来ていないと書きましたが、お見えになっていたそうです。琴絵さんからFacebookでご指摘いただきました。ありがとうございます。また、失礼しました)

ただ、こういうのは当然ながら任意参加であり、皆勤だからえらいということはありません。
今後、私もやむを得ない事情によって来られなくなることもあるはずです。


夜の懇親会ではゆっくり話せなかった方々と多くのお話ができました。とても楽しい時間でした。また、その後の二次会、三次会もかなり楽しみました。どうやって宿である大喜湯 春採店に帰ったのか、全く覚えていないぐらいに。
ただ、酔った中でも皆さんと交流を深める中で私なりにCLS道東に来る理由、学ぶべき内容や学んだ内容も整理できたように思います。

実際に私がコミュニティを作り始める前と後では、CLSから受ける情報の質も大きく変わったように思います。
作り始めた今だからこそ、実践されている方々から受け取る情報が明らかに変わったように思います。
そして、山梨やその他の知己で弊社が展開するコミュニティづくりに、今回のCLS道東で学んだことは活かせるはずです。

次の海霧編にもまた来て、学びたいと考えています。
また、その時には私からも何かの取り組みで得た情報を共有したいと思っています。

まずはご参加の皆さん、スタッフや登壇者の皆さん、HOKKAIDO DESIGN CODEやジョイゾー社の皆さん、その他、ご縁のあった皆様、本当にありがとうございました。

XのPOSTまとめサイトはこちらです。


2023年7月のまとめ(個人)


公私の「私」

●家族とのふれあい

§  総括
7月。
今月も仕事が忙しく、旅をしても全て出張にかこつけています。
唯一のオフは、釧路でCLS道東に参加した夜、札幌まで戻り、翌朝の電車で9時に倶知安についてからレンタカーでニセコ、蘭越、黒松内町、島牧村を巡った旅です。
北海道の自然の魅力を存分に味わってきました。

今月も忙しかったですが、他にも出張を利用して方々へ出かけられました。
今月は山梨を三回、糸魚川、真鶴、田無を仕事で訪問しました。
山梨の一回は家族で甲府近辺のうまいもの巡りをしましたし、糸魚川ではMOVED社の皆さんや糸魚川の皆さんとウッドデッキ作りに汗を流し、良いリフレッシュになりました。

仕事をしながら、旅をする。そのノウハウをいかに実現するかが私のテーマです。
私個人だけであれば、動き方についてはコツをつかめるようになりました。ですが、経営者と旅人を両立させるコツががまだ会得できていません。まだ努力が必要です。
私にとって、行きたい場所とやりたい事は無限にあるのですから。

どうすれば仕事とやりたいことを両立させられるのか。
そうならないためのさらなる工夫が必要です。

まだ私の日常は仕事に偏っています。
その証しこそ、執筆活動や読書などの文化活動の低下です。顕著に現れています。

私に与えられた時間は有限で、ますます残り少なくなっています。
残された時間を少しでも有意義にしたいと思います。死を迎えるまでに。

生きていること、生かされていることのありがたみ。
それを常に忘れぬようにしながら、充実した日々を送りたい。
皆さんと私の思いは同じです。

娘たちもそれぞれの道を迷いながら歩んでいます。
私も娘たちをフォローしながら、これからの人生を有意義なものに過ごしてほしいと思っています。
残りの限られた人生の中で家族との時間を大切にしながら、自分に与えられた可能性と時間を精一杯使い切りたいと思います。

今月は家族とは一回お出かけしました。妻とは一回、妻と長女とは四回、妻と次女とはゼロ回、長女と次女とはゼロ回。長女とは一回、次女とはゼロ回。


§  月表

 ・七月お出かけ
まるひら、釧路埼灯台、厳島神社、米町公園、釧路フィッシャーマンズワーフ MOO、釧路駅、札幌駅、南北線 さっぽろ駅 (N06)、南北線 大通駅 (N07)、西11丁目駅 (T08)、GUESTHOUSE ON MY WAY、西18丁目駅 (T07)、地下鉄 琴似駅 (T03)、JR 琴似駅 (S03)、倶知安駅、トヨタレンタリース新札幌 ニセコ倶知安店、道の駅 ニセコビュープラザ、昆布駅、蘭越町交流促進センター 幽泉閣、道の駅 らんこし・ふるさとの丘、目名駅、セイコーマート 島牧店、道の駅 よってけ!島牧、賀老の滝、熱郛駅、道の駅 くろまつない、紅葉の滝、トリフィート ホテル&ポッド ニセコ、札幌らーめん大心 ニセコ店、レルヒ記念公園、グラウビュンデン、MOUNTAIN KIOSK coffee 倶知安店、2代目SAMURAI、トリフィート ホテル&ポッド ニセコ、hakko ginger、モリデアイ、マーキーカリー、SPROUT、倶知安駅、新千歳空港 (CTS)、成田国際空港 (NRT)、二俣川一丁目公園、鶴川駅前図書館、Zepp DiverCitySizzler、川崎駅、チャーハン王、麺屋 一楽、支那麺 はしご、北陸新幹線 糸魚川駅、星場荘、秋葉神社、セブンイレブン 糸魚川上刈店、美山キャンプ場、Kitchen Poco、Starbucks、TSUTAYA BOOKSTORE、大和市文化創造拠点シリウス、初狩PA (下り)甲州夢小路caf? terroir澤田屋 本店セブンイレブン 甲府伊勢1丁目店、甲府市立図書館、金手駅、来迎寺、誓願寺、オープンカフェ まるごとやまなし館炭・肉と旬野菜 kazanChami Sandwich甲府城石垣展示室コットンクラブモスバーガー 鶴川店4U、酒処 宵、真鶴港、真鶴町観光協会、月光堂、株式会社ジョイゾー、サイボウズ本社、炭とけむり、東京屋、籠屋たすく、サイゼリヤ、大和市文化創造拠点シリウス、大和市立図書館、奥藤本店、銀座 江戸屋

・七月ツイート
https://togetter.com/li/2197467
§  家族とのお出かけ 家族で出かけたのは、上の年表で黄地に太字にしているイベントです。家族で出かけたのは、今月は一回です。

連休の真ん中の一日を使って山梨の甲府に行ってきました。




§  妻とのお出かけ 妻と出かけたのは、上の年表で桃地に太字にしているイベントです。今月は妻と二人で一度でかけました。

家族で甲府に出かけた際、帰りにコットンクラブに二人であいさつにいきました(7/16)。今度の地域クラウド交流会はここで開こうと考えているのです。

§  妻と長女とのお出かけ 妻と長女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と長女との三人で出かける機会は四回ありました。

近所のモスバーガーに昼を食べに出かけ、私は二人が買い物に行った間も、引き続きそこで仕事をしていました(7/17)。
また、先に二人に行ってもらっていた甲府に私が後で合流し、山梨県活性化プロジェクトの交流会に参加しました(7/19)。
別の日にはスナックジョイゾーに三人で参加しました(7/21)。
また別の日には三人でサイゼリヤで食事をしました(7/22)。


§  妻と次女とのお出かけ  妻と次女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と次女との三人で出かける機会は一回もありませんでした。

次女は昨年末で就職したお店を辞め、今はアルバイトで飲食の仕事を続けています。
次女のことを本当に好いてくれている彼氏にも巡り合え、今は未来のことで頭がいっぱいのようです。

先月のあまに今月は4月1日からずっと行っていた彼氏のいる韓国から10日に戻ってきました。
モラトリアムと考え、22歳までは大目にみるつもりです。
ただ、そこで彼氏に甘えてしまうのではなく、自分の力で何かを成し遂げてほしいと考えています。
家庭も大切にしつつ、何かに挑戦してほしいな、挑戦をやめないでほしいな、と思う父親です。

§  娘たちとのお出かけ  娘たちと出かけたのは、上の年表で青地に太字にしているイベントです。

長女は4/1付けで雇用しました。
すでに2月から引継ぎもかねて打ち合わせにも同席してもらっていましたし、内部の定例会議にも出てもらっていました。

弊社メンバーが東京に集ったkintone hive Tokyoの際も、娘には来てもらいました(7/6)。

昨年末をもって私の中では子育ては終わったと思っています。娘たちにはそれぞれを一人の大人として対し、手助けができるところは私から手を差し伸べていこうと思います。

●私自身の七月(交友関係)

§  関西の交流関係 今月は実家に帰っていませんし、出張でも関西に行きませんでした。

ですが、今月も関西との思わぬご縁をいただきました。同じkintoneプレイヤーとして著名なトヨクモ社の中井さんは、私の高校の後輩にあたります。その中井さんも出られていたトヨクモkintoneユーザーフェス2023の後夜祭会場において、本編でも登壇されていた尼崎市役所の方と知己を得ることができました。

尼崎市役所は私の父が職員として全うした職場です。私にとっても外郭団体の就職を断った引け目のある場所。そのような尼崎市役所の方とまさかkintoneのイベントでお会いできるとは。
しかも、この方のお父様が西宮の学文殿町に住み、私と同じ中学、私や中井さんと同じ高校を卒業していたというから驚きです。そういうご縁にばったり出会えるから、コミュニティの参加はやめられません。
また、中高校大学のころの友人とは会いたいと考えています。

§  今月の交流 今月は、飲みの交流は充実していたように思います。


CLS道東は、月末の前夜祭(6/30)もとても楽しく過ごせましたが、本編の当日(7/1)も様々な方が私に声をかけてくださりました。コミュニティーに顔を出し続けることで何かが変わる意義を強く感じさせてくれた経験でした。
残念ながら、本編当日の夜の懇親会は、札幌に移動する必要があり出られなかったのですが、コミュニティや交流の本質が何か、少しだけつかめた釧路での滞在でした。
また、札幌から倶知安に移動したのは仕事でした。このご縁をいただいたのは、十年ほど前から横浜の方を通じてご縁のあった方です。この方からお仕事の引き合いをいただいたことが、今回の北海道行きの後押しになりました。
この方とのランチや夜の交流(7/3)もまた得るものの大きい体験でした。何しろ十年ほど前からご縁があったにもかかわらず、会うのは今回が初めて。実はすごい方だったということも交流することの喜びです。様々なお話やニセコのことなどで盛り上がりました。


北海道から戻った翌々日は、kintone hive Tokyoが催されました(7/6)。東京に弊社メンバーが集い、初めて会ったメンバー同士で相互に交流をしてくれました。もちろん私もなかなかお会いできない全国のkintoneプレイヤーとの交流を楽しみました。
その翌日も某所でのシークレットイベントで交流を楽しみました(7/7)し、そのまた翌日には、糸魚川を訪れ(7/8)、糸と魚と川 Vol.12(7/9)では、MOVEDの皆さんや糸魚川市の皆様と、とても充実した時間が過ごせました。ウッドデッキを作り、おいしい海と山の幸をほおばり、労働の後のビールに万感の満足を感じる。作る行為を共にすることのすばらしさと、それによって得られるご縁。素晴らしいものでした。

糸魚川から戻ったその夜も、トヨクモkintoneユーザーフェスでの皆さんとのご縁が嬉しかったです(7/10)。

また別の日には甲府で行われた交流会に参加し(7/19)、甲府に住む志のある皆さんとの交流を楽しみました。
真鶴に伺って打ち合わせをした際(7/20)も、真鶴の皆さんとの交流を楽しみました。
他にもkintone Café 東京への参加と夜の懇親会はめちゃめちゃ楽しかった(7/22)し、その前日のスナックジョイゾー(7/20)ではスペシャルゲストも来られ、とても贅沢な一夜が過ごせました。今月は交流についてはとても恵まれた月だったと思います。

今月も皆様ありがとうございました。

●私自身の七月(文化活動)

§  今月のブログ 読んだ本のレビューを記す読ん読ブログの執筆は、一冊も書けませんでした。
レビュー執筆は、私の中では大切なライフワークとして位置付けています。ですが、今は書くための時間がありません。読んでからレビューをアップするまでの時間も二年を超えてしまいました。
今、私のプライベートの時間がほぼなくなってしまっています。仕事をからめた交流があるので精神的には困っていませんが、一人の時間がないことは見直さなければと考えています。
レビューをアップする冊数と本を読んだ冊数は、私にとってワークライフバランスのバロメーターです。ワークに偏っている今の状況を早く取り戻さねば、とかなりの危機感を持っています。

以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは7本(
トヨクモkintoneユーザーフェス2023に登壇しました
コミュニティリーダーズサミット in 道東 2023 海霧編に参加しました
kintone hive Tokyoに会社で参加しました
糸と魚と川 Vol.12に参加しました。
2023 kintone hive TOKYO
kintone Café Tokyo Vol.13に参加しました
kintone Café Metaverse Vol.4に参加しました」)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

6月29日 6月29日 弊社をより良くするために
6月30日 6月30日 読み書き力は技術者に必須
7月3日 7月3日 継続は認知度に高く寄与する
7月4日 7月4日 のどかさから気づく業務改善
7月5日 7月5日 外への発信が観光客を呼ぶ
7月6日 7月6日 kintone hive観覧にあたり
7月7日 7月7日 kintone hive Tokyoの学び
7月10日 7月10日 MOVEDさんに学んだこと
7月11日 7月11日 地方は都会に劣らず魅力的
7月12日 7月12日 Threadsへの移行は待ち
7月13日 7月13日 体調管理にはお気をつけて
7月14日 7月14日 経営の奥深さと楽しさって
7月18日 7月18日 暑いからリモートワークを
7月19日 7月19日 ゲームにハマると後が怖い
7月20日 7月20日 願い叶えるには考え続ける
7月21日 7月21日 納期とノルマの違いを知る
7月24日 7月24日 コミュニティの新陳代謝を
7月25日 7月25日 Xにはもう少し付合います
7月26日 7月26日 iPaaS界にGoogleが進出
7月27日 7月27日 メタバースの今後の可能性

§  今月の読書 今月は8.5冊の本を読みました。内訳は、ミステリ2.5冊、純文学一冊、ビジネス本一冊、自伝二冊、スポーツ史一冊。社会学一冊。

今月も本を読む時間が取れていません。が、無理やり本は読むようにしています。ところが読んでもそれをアウトプットできていないのは上に書いた通りです。
形式的にアウトプットするのなら、ChatGPTに頼るのもありですが、それは自分にとって衰退への道だと思っています。

私が一昨年の年始に掲げた目標の一つは本を出版することですが、まったくそれが進んでいません。
仕事にかまけてしまっています。このことにもとても強い危機感を抱いています。このまま何も生み出さずに老いてしまうのでは、と。


§  今月の映画 今月の映画鑑賞は0本です。

なお、今年の大河ドラマ「どうする家康」も先々月に入ってからほとんど見られていません。録画も溜まってしまっています。とにかく見る暇がないのです。


§  今月の舞台 舞台については、今月は見ていません。

妻が宝塚の公演が始まったことで、連日の猛暑の中、チケット出しで立番をし、疲弊しきっています。
歌劇団に、せめて屋内でのチケ出しをお願いしてみたそうですが、断られたそうです。
妻は数年前にもチケット出しで熱射病で倒れました。おそらく、次に倒れた時は生命の危機にも関わると思います。
あまりのことに、私もFacebookでいちど名指しで警告を出しました。改まらないようであれば、Twitterでもさんざん攻撃してやろうと思います。無償で働いている代表やスタッフなどのボランティアに対して、あまりにもやり方がひどい。



§  今月の音楽 コロナが始まってから’70’sから活躍したアーチストの全曲を聞く活動を続けています。今月はBostonの全アルバムを順に聴きおえ、好きな20曲にもまとめました。

また、先月に20曲にまとめたBruce Springsteenの自伝を図書館で借り、読破しました。本の中には私の知らないエピソードも多数載っており、生い立ちやさまざまな葛藤の中、彼のあの音楽が作られていった経緯が理解できます。改めて彼の音楽を聴きたくなりました。特に歌詞をじっくりと読みながら。


§  今月の美術 今月は、美術に触れる余裕がありませんでした。

真鶴を訪問した際、真鶴半島をご案内いただきましたが、その際に中川一政美術館の横を通りがかったぐらいです。

§  今月のスポーツ 今月は、スポーツをする余裕がありませんでした。

ただ、大リーグの大谷選手の打棒の凄まじさは尊敬に値します。
ダブルヘッダー第一試合で関東の完封を成し遂げ、その後すぐの試合で2打席連続のホームランなど普通はありえない。


§  今月の滝 今月は二か所の滝を訪れられました。「賀老の滝(7/2)」「紅葉の滝(7/2)」


賀老の滝は私にとって四十五か所目となった日本の滝百選に選ばれた滝です。
残念ながら、よく写真に取り上げられるアングルからは歩道が崩れて通行止めになっており、見られませんでした。その替わり第二展望台の少し上からのアングルで滝の全景を写真に収められました。歩道にはクマの糞と思しきものもところどころ見つかり、終始舌打ちと拍手をしながらでしたが、自然の中の歩行はやはりよいです。駐車場の近くではキタキツネも見かけましたし。
また、もう一度来たい滝です。


紅葉の滝は、かなりアクセスポイントまでの道で藪漕ぎを余儀なくされ、急いでいたこともあって、なんどか下に落ちそうになりました。
でも、苦労して訪れただけあって、なかなか良い滝でした。まさに秘境という感じの。
蘭越町もぜひこの滝の魅力を伝えるためにも、遊歩道整備はしてほしいと思いました。
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なお、私が訪れて数日後に、同じ蘭越町でくみ上げた地下水から高濃度のヒ素が検出されました。この紅葉の滝よりは下流で、別の水系だったため影響はないと思いますが、
この滝のためにも早く騒動が落ち着くことを願っています。


§  今月の駅鉄 今月は四駅を訪れました。「昆布駅(7/2)」「目名駅(7/2)」「熱郛駅(7/2)」「金手駅(7/16)」

昆布駅は、倶知安駅で降りた後、レンタカーを借りて賀老の滝へ向かう途中で寄りました。
北海道には昆布駅のほか、ユニークな名前の駅が残っています。アイヌ語起源のものも多く、本州にはない駅名が旅情を掻き立ててくれます。
ちょうどやってきた列車が花の咲く路線際からの光景を映えさせてくれました。
駅前には蘭越町交流促進センター 幽泉閣という大きな建物があり、温泉として営業しています。


目名駅も昆布駅の次に立ち寄りました。
駅前のロータリーには郵便局の建物がありますが、それ以外はひっそりとしています。
今、北海道新幹線が札幌まで開通したら、この付近の路線は廃止されるという報道もあります。
おそらくそうなれば目名駅も廃止されてしまうのかもしれません。近くの目名川のほとりからの景色もよく、また来たい光景です。


熱郛駅は、そもそも読めませんでした。「ねっぷ」と読みます。
難読駅として挙げてもよい駅です。
この駅もまた廃止されることが報道されています。駅前は完全に空虚であり、すでに輸送機関としては使命を終えたと判断しても仕方のない状態です。
熱郛駅から黒松内駅の間の風景も北海道を想起させてくれますし、そこから島牧村への道の景色も素晴らしかったです。


金手駅は甲府に家族で行った際、少しの合間を縫って訪れました。中央本線の線路に普通列車や優等列車が行き交う中、時折やってくる身延線の列車のために片ホームだけで運営されています。
近所には寺院が立ち並び、かつての甲州街道の要所でもあることから、この名前が付けられているそうです。
今後は甲府へ訪れる機会が増えそうなので、また立ち寄るかもしれません。


§  今月の酒楽 今月も先月に続いてお酒体験については申し分なかったと思います。わずかな機会を生かしてお酒を楽しめました。


交流については上に書いた通りです。釧路フィッシャーマンズワーフ MOOでは半年前の極寒編において私に日本酒と山椒のマリアージュを教えてくださった佐藤さんから二杯ほど福司をいただきました(7/1)。本当はもっとたくさん飲みたかったし、半年前は一番飲んだといわれるぐらい日本酒を飲んだのですが、作業が入っていたので残念でした。厚岸の牡蠣ともばっちり合いました。この前夜(6/30)も前夜祭の浜番屋さんでいただいた花咲ガニの甲羅になみなみと注いだ日本酒が絶品でした。


また、倶知安を訪れた二日目の夜(7/3)は私を倶知安にお招きいただいた方と、2代目SAMURAIにてお酒を酌み交わしました。ニセコには紅茶専門店で有名なルピシアさんがブルワリーを構えておられます。
そのO sole mioというItalian Pilsnerがおいしかったです。また、二世古という地元のお酒もいただきました。こちらのお店は540日間雪室貯蔵されたという五四〇ポテトフライが絶品でした。こんなにおいしくなるの?というぐらいおいしいポテトでした。ニセコでしか食べられないそうで、札幌にもわずかしかないそうです。

その際に教わったのですが、倶知安にはジンジャーを使った発酵酒を製造する会社があり、なんとそこではアクアビットとジンも作り始めたのだとか。
しかも私が賀老の滝に向かっている日にはフェスタを開いていたそうです。後にツイッターでも絡ませていただきました。


また、糸魚川を訪問した夜は星場荘にてMOVEDのお二人と夜中まで語っていました(7/8)が、その際にいただいたのが奴奈姫。これもとてもおいしかったし、もう一ついただいた蒸留酒もとても心を癒してくれました。


また、美山キャンプ場ではウッドデッキ作りに精を出しましたが、この時に飲んでいた私の顔が生涯でも出色の顔でした(7/9)。美味かった。

スナックジョイゾーは毎回皆さんがおいしいお酒を持ち寄ってくださるので、私としても楽しみですが、この日もおいしいお酒をたくさん飲ませてもらいました(7/21)。
今回は島根の銘菓を差し入れましたが、次はまたお酒を持っていこうかな。

炭とけむりや東京屋は、kintone Café 東京の懇親会です(7/22)。このお酒も会話が弾んだ会心のお酒でした。

その翌日は籠屋たすくで軽く一杯だけ一人のみを(7/23)。熱暑の中のビールはやはり格別です。出来立てのタップというだけでも。


§  今月の旅行 今月は上にも書いた通り、仕事をからめた出張の旅がほとんどでした。釧路と倶知安、後志地方。糸魚川、真鶴と甲府と高知。
ようやく仕事とプライベートをうまく混ぜ込みながらの旅ができるようになってきました。


釧路では、午前から前夜に清水さんに教わった夜は閉店しているラーメン「まるひら」さんで塩ラーメンを。まさに絶品の塩ラーメンは必ずまた食べたいと思わせる味でした。
釧路埼灯台や厳島神社、米町公園など昔ながらの石川啄木の時代からの釧路旧市街ともいうべきこのあたりの街並みに惹かれました。



CLS道東で作業しながら、学びも多かった後は19時発の特急おおぞらに乗るため、夜の懇親会は断念しました(7/1)。


札幌に着いてからの宿はおおぞらの車内で必死で探し、西14丁目にあるGUESTHOUSE ON MY WAYさんへ。翌朝は6時半に宿を出て、地下鉄琴似からJR琴似へと歩き、そこから小樽へ、さらに倶知安へと。車窓から見える利尻島の島影や日本海の広大さに惹かれ、余市から倶知安までの車窓に広がる緑萌える山々に目を奪われ続けました。




倶知安では事前に予約しておいたレンタカーで一路賀老の滝へ向かいました。道中、昆布駅や目名駅やいくつかの道の駅に寄りながら、羊蹄山の雄大な山容とニセコから蘭越町、黒松内町、島牧村へと。その道中、黒松内町のある場所で見た景色の美しさや、キタキツネの可愛さと危うさに惹かれ、島牧村のセイコーマートや海の眺めや道の駅に寄った後、賀老の滝へ。危うく迷いそうになりながら、熊の糞と思われるものをよけつつ、拍手とし舌打ちをしながら滝を探し、見つけた賀老の滝。

帰りにも熱郛駅やいくつかの道の駅、そして紅葉の滝によりつつ、ぎりぎりでレンタカーを返却し、歩いて倶知安の街をあるきながら、宿であるトリフィート ホテル&ポッド ニセコへ。味噌ラーメンもうまかった。

夜も役員と打ち合わせし、翌朝も弊社内で打ち合わせ。それが終わったら、今回私を倶知安へとお招きいただいた方が迎えに来て下さったので、車に乗せていただき、比羅夫のペンションエリアにあるグラウビュンデンでおいしいキッシュを頂きました、
さらに、車で倶知安市街へと戻り、お客様のもとで商談を。その後はMOUNTAIN KIOSK coffee 倶知安店で作業した後、夜は2代目SAMURAIで。おいしい酒と料理。倶知安でしか味わえないおいしさがありました。

翌日は当初は泊まらずに帰っている予定でしたが、Hafhを使ってもう一泊しました。そして、朝から倶知安の街をうろうろしながら、複数の場所で作業し、倶知安駅から列車に乗りました。ニセコスープカレーやパンがおいしかったですが、豪雪うどんが食べられなかったのが残念。
釧路の浜番屋で花咲ガニを家に送らなかったことを妻になじられたので、新千歳空港で花咲ガニを買って帰りました。

東京に戻って数日、お客様先常駐やkintone hive Tokyoを弊社メンバー八人で臨んだり、別のシークレットイベントや打ち合わせをこなした後は、対面開発を朝からやった後で最終の金沢行きはくたかにのって糸魚川へ。
糸魚川駅にはMOVEDの小林さんとコジロウさんがお迎えに来て下さり、そこから星場荘までの間を糸魚川の町並みを案内していただきました。
その日も3時まで酒を飲みながら様々な会話や議論などコミュニケーションをしました。
翌朝は美山キャンプ場においてウッドデッキ作りに参加。なれない作業ですが、とても楽しく、皆さんとの交流を深め、糸魚川の魅力をより知ることができました。
結局その日ももう一泊糸魚川にとまり。始発の北陸新幹線に乗って帰りました。道中にみた糸魚川の海に天使のはしごが落ちる様など、見どころのある旅でした。


また、別の日は真鶴へ。今度のkintone Café 神奈川の打ち合わせでしたが、神奈川県唯一の過疎地といわれる真鶴の街の魅力をいろいろと教わりました。

あと、今月は甲府に三回訪れました。どれも甲府駅近辺です。少しずつ、甲府の魅力を知ることができています。二回目は夜に交流会に参加するためだけに甲府に向かい、最後の一回はお招きいただいた河野デジタル大臣の講演会でした。

とにかく充実した旅ができた月だったと思います。

今月、足跡を残した地は以下の通り。
北海道
 釧路市、札幌市、小樽市、倶知安町、ニセコ町、蘭越町、黒松内町、島牧村、千歳市
千葉県
 成田市
東京都
 荒川区、町田市、江東区、港区、中央区、千代田区、多摩市、西東京市、昭島市、八王子市、新宿区、狛江市
神奈川県
 川崎市、横浜市、大和市、相模原市、藤沢市、真鶴町、小田原市
新潟県
 糸魚川市
山梨県
 大月市、甲府市


§  今月のその他活動 人生も半分を過ぎ、一層焦りが募っています。少しでも日々に変化をつけようとする気持ちに衰えはありません。
今、心身が動くうちに仕事もプライベートも全力で。その考えには揺るぎがありません。

・公園は五カ所。
「米町公園(7/1)」「レルヒ記念公園(7/2)」「二俣川一丁目公園(7/5)」「美山キャンプ場(7/9)」「薬師池公園(7/27)(7/29)」

・美術館はゼロカ所。
・駅は四駅。「昆布駅(7/2)」「目名駅(7/2)」「熱郛駅(7/2)」「金手駅(7/16)」

・滝は二カ所。「賀老の滝(7/2)」「紅葉の滝(7/2)」
・温泉はゼロカ所。
・山はゼロ山。
・酒蔵は一か所。「hakko ginger(7/4)」
・神社は二カ所。「厳島神社(7/1)」「秋葉神社(7/9)」

・寺は二寺。「来迎寺(7/16)」「誓願寺(7/16)」
・教会はゼロカ所。
・史跡は一カ所。「甲府城石垣展示室(7/16)」

・博物館はゼロカ所。
・遺跡はゼロカ所。
・城はゼロ城。
・灯台は一カ所。「釧路埼灯台(7/1)」

・動物園はゼロか所。
・水族館はゼロか所。
・土木遺産はゼロか所。
・マンホールカードは一枚。「山梨県甲府市(7/16)」
・果物狩りはゼロか所。
・ダムはゼロカ所。
・風景印はゼロ枚。
・御城印はゼロ枚。
・御宿印はゼロ枚。

私がまだ訪れていない場所の多さは無限です。やりたいこと、行きたい場所の多さにめまいがします。
今月も仕事にからめてですが、バラエティ豊かな移動ができました。この地球にはまだまだ無限に行くべき場所があります。
少しでもこうした場所を訪れてから死にたい。私の人生の残り時間のなかでどこまでの旅ができるか。


加齢によって日々、気力は減退していきます。人の明日はわかりません。人気俳優や女優も自死を選びます。私も不意の体調不良に襲われ、コロナに感染します。一昨年の秋にはハイキングのつもりが一晩の遭難と化し、人里のすぐそばで死ぬ可能性も体験しました。
いつかやろう、引退してからやろうという姿勢を根本的に見直さねばなりません。もう、未来の社会や環境がどうなっているかわからないからです。そこに老いつつある自らの衰えがかぶさってきます。
生きている今。今を生きているのですから、今、やるべきことをしなければ。後悔だけはしないように。
その姿勢のまま、仕事をこなしながらも、今のうちに時間の合間を見つけ、行けるところに行っておこうと思います。


死ねば全ては無に消えます。
私の経験をいくらブログにアップしても、膨大なデジタルの海の中に溶けて消えます。
それが分かっていても、自分に与えられた生を全力で全うしたいと思います。仕事もプライベートも全力で過ごそうと日々励んでいます。そのためにもこうして書き残しておこうと思います。


今は仕事に集中し、好きなことは引退後に。そんな悠長な考えが通用しないことをコロナウィルスは教えてくれました。人生はあっという間に終わってしまう。老いたときに平穏で好きなことができる世の中があるかどうかは誰にも保証されません。一方で、仕事の難しさや面白さも強く感じています。プライベートだけど充実させるのでもなく、仕事だけに人生を捧げるでもなく、その両立を目指す。だからこそ、今のうちから毎日を公私とも全力で生きる、という決意で日々を過ごしています。
コロナだからと閉じこもらず、一人でも旅を敢行したいと思います。
もちろん、一昨年の秋に遭難した経験は忘れてはなりません。命をなくしては元も子もないのは当たり前。ですが、何もせず命を枯らすよりはましです。
家族との縁も毎月、姿を変えています。仕事もいつかは引退を求められるでしょう。そうなった時にやることがない、とよく話に聞く老残にだけはなりたくないと思っています。


そう思い、訪れた場所で心の赴くままに俳句を詠んでいます。今月は俳句を27句。いずれもツイートまとめに載せています。

一方で、具体的に将来のこともそろそろ考えねばなりません。
法人のまとめに書いた通り、コロナに席巻された世の中ですが、弊社の売り上げはなんとか確保できています。
ただ、私個人としては投資もしておらず、賭け事もしていません。不労所得のタネも持っていません。
私が倒れた時、うちのメンバーが稼げるところまでは頑張らねば。

あらためて「私」を振り返ってみました。来月も自らの生に後悔のないような日々となることを信じて。


2023年7月のまとめ(法人)


令和五年七月。

弊社は今月も前に進んでいます。
とはいうものの、至るところに未熟さがあり、私が望むスピードや品質にはまだ達していません。前には進んでいますが、遅々としています。
これは経営者である代表の責任です。毎日、経営の難しさをこれでもかと痛感しながら、もがきながらも前に進んでいます。

どうすれば私と少しでも近しいような業務スキルやスピード出してもらえるのか。こればかりはChatGPTも教えてくれません。
営業は順調で新規引き合いも絶えないのに、なかなか業務がクローズしきれないため、それが複数の案件に波及し、滞っています。
そうした状況を強権的にやらせようとするのは下策です。それをやると巷の話題をかっさらっているビッグモーター社のような社風に堕ちてしまいます。
そうならないよう、メンバーのみんなを尊重し、それぞれのワークライフバランスに配慮しながらの経営が求められます。
私自身が、そういうものを強く重んずる人生観を持っています。そういうを大切に会社でありたいと思っています。ビッグモーター社のあり方を反面教師としなければなりません。
そう言うやり方をとっているため、弊社の基盤が固まるにはまだ時間がかかると覚悟しています。

そんな弊社には、今月も弊社は案件の引き合いをいくつもいただけました。ありがたいことです。
きちんとそれらの案件をこなしつつ、どうスピードをあげられるのか。
私の経営能力が問われ続けています。

継続的な案件が増えたのは良いのですが、経営が安定するには経営者の私に経験が不足しています。
経営を早く安定させつつ、特定のお客様に依存せず、しかも。多様な案件を少しでも速くこなしていけるよう、教育や研修の方法を模索したいと思います。

達成度5割。達成感5割。満足感7割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 七月度の売上は目標を下回りました。

昨年までの体制では、十分に黒字の額ですが、今の体制ではまだ赤字です。
とはいえ、なんとか頑張って経営ができているのも皆様のおかげです。感謝しています。

弊社も継続的な売上が見込める案件は増え、引き合いは次々といただけている状態なのですが、まだそれらをスピーディにこなすには練度が足りていません。
とはいえ、私も営業や多くの打ち合わせに連日追われており、なかなかフォローができていない状態です。

単価を上げて案件の数を減らし、さまざまな業種、職種、案件と作業を同時にこなすのではなく、なるべく少ない業種と案件と作業に絞ってほしい。
それがメンバーの意見であることはわかっています。人間の本能としてもそれが正しいこともわかっています。
が、単価をあげ、案件を絞ったとしても、業務をこなすスピードや、仕様の手戻りや障害を減らさないことには、結局のところ売り上げにつながりません。
案件を減らすことは、経営上のリスクを減らすことにつながりますから。

代表の思いをどうすれば、実装の速度や品質の向上やキャリアと未来へのモチベーションにつなげてもらうか。
人工知能やkintoneの様々なプラグインサービスを活用しつつ、自社としての存在価値を高めるにはどうすれば良いか。
悩み、考えた一カ月でした。

おかげさまで、営業的には安定して引き合いをいただけるようになりました。営業を安定させるためにも、様々な場所に伺い、認知度を高め、商談や交流を重ねました。
が、まだまだ技術、経営、組織、マーケティングなどやらなければならないことは山積みです。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・弊社代表がCLS道東に参加しました(7/1)。
・弊社メンバー8人がお台場に集結し、kintone hive Tokyo 2023を観覧し、懇親を深めました(7/6)。
・弊社代表がシークレットイベントに参加しました(7/7)。
・弊社代表が糸と魚と川 Vol.12に参加し、その前夜にはMOVEDさんとの交流を深めました(7/9)。
・この日をもって弊社役員からメンバーへの1 on 1ミーティングが全員終わりました(7/10)。
・弊社代表がトヨクモkintoneユーザーフェス 2023の後夜祭に参加しました(7/10)。
・弊社代表と役員の長井あづさと人事総務の担当者が山梨県活性化プロジェクトの55回目の月例会に出席し、地域クラウド交流会について語ってきました(7/19)。
・弊社代表と役員と総務人事担当がスナックジョイゾーに参加しました(7/21) 。
・弊社代表がkintone Café Tokyo Vol.13に参加しました(7/22)。
・弊社代表がkintone Café Metaverse Vol.4に参加しました(7/26)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

4月から多くのメンバーに加わってもらった弊社ですが、まだまだチームビルディングができていません。さまざまな課題が出た月でした。
とはいえ、今月はkintone hive Tokyoの場に弊社メンバー八人が集結し、交流を深めました。
雇用と外注のバランスを取るのはとても難しいのですが、まず、弊社の仕組みを整えることが先決です。

弊社だけではできない案件も増えている今、外注費の抑制にこだわるだけでは案件がこなせなくなっていることも事実です。
この点は引き続き、困難な経営のかじ取りを行っていきます。


§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
今月も今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。

今月もまた新たな案件のキックオフがいくつもありました。体制を組み、作業を開始しています。

今、弊社が取り扱っているシステムはkintoneを中心とした無数のSaaS/PaaSです。それらをつなぎ、お客様に価値を提供しています。
今、動いている実装案件が50件弱。
経営リスクを抑えるため、かなりの数の案件を同時に進行させています。それらを遅れず品質を落とさずにどのようにこなしていくか。今の課題です。

ただ、なかなか私の思うようなスピードと品質が満たせていません。
障害対応、仕様変更対応などが入るたびに、それに追われているのが今の状態です。
メンバーに言わせると、弊社の体制を考えると案件が多すぎ、負担を感じている。その声はすでに聴いていますし、実際多すぎるのでしょう。すべての案件に責任を持つ私自身もオーバーフローしているので。
なんとかギリギリで作業を行っているのが実情です。
うちのメンバーはよく頑張ってくれています。そしてこれを糧に成長してい欲しいと思います。まだうちのメンバーには伸びしろがあります。私がやっていた作業と同じレベルに達するまではまだ難しいでしょうが、少しずつ伸びて行ってくれれば、いずれは案件のスピードも上がるはず。皆がより速く確実に業務を担ってくれるはずと信じています。

難易度が高い案件、簡単な案件。それと常駐案件。
自社でサービスを作ることが早道なのか、メンバーのスキルの熟達を待つのが正しいのか。
経営の安定とリスク回避は、多案件を同時に進める今のやり方とは矛盾しているのではないか。

悩みは多いです。
まず、そのためには生産性の向上と開発のためのドキュメント・仕組み・体制の拡充が必要だと考えています。
さらには、開発ガイドラインの策定、教育体制の拡充、報告や仕様伝達の改善。
また、単価アップの交渉も同時に進めなければ。

まずは足元を固めます。

来月も、引き続き弊社メンバーの教育とスキルアップに注力していきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

少しずつ状況は改善に向かいつつあります。
その流れを加速するため、先々月より代表の長女に弊社に正式に加わってもらい、人事・総務・経理の作業を任せています。
少なくとも、これらの作業に代表のリソースを割かれることがなくなったのは助かっています。

と思っていたら、月末になって衝撃の出来事が。


§ 社内体制 一昨年(2021年)の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。それを以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、考え方の軸はぶれていません。

今月は、今年の四月から新体制を組み始めて、初めて8人で集まりました。
そして、皆でkintone hiveを観覧しながら、どうすればkintoneを使った業務改善がお客様に届けられるのかについて学びました。

各メンバーにはそれぞれの案件や役割を理解してもらい、案件で困った際は教え合い、助け合いながら実装を進められるような体制が少しは整えられたと考えています。

ただ、皆が案件をやり切るのに精いっぱいの状況は変わりません。

先月末から今月10日にかけ、会社設立時から役員として名を連ねている代表の妻が各メンバーとの1 on 1ミーティングを行ってもらいました。

そこでメンバーからの意見もヒアリングしました。
開発の効率化、リモートワークの効率化など、何かがまだうまく回っていないと感じています。まだまだやるべきことがあります。
メンバーからも弊社をよくしようとするさまざまな意見をもらいました。
それらをとりまとめ、より良くしていきたいと思います。

引き続き、よろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約9回です。オンライン商談はざっと数えたところ約28回ほどです。
今月、頂戴した名刺は71枚です。

今月はCLS道東の参加から始まりました(7/1)。会場でも作業しながらになってしまった私に皆さんから掛けていただいた暖かい言葉の数々。これこそがコミュニティに参加する意義なのだ、と感動しました。
その思いはブログにも書きました。https://www.akvabit.jp/%e3%82%b3%e3%83%9f%e3%83%a5%e3%83%8b%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%80%e3%83%bc%e3%82%ba%e3%82%b5%e3%83%9f%e3%83%83%e3%83%88-in-%e9%81%93%e6%9d%b1-2023-%e6%b5%b7%e9%9c%a7%e7%b7%a8%e3%81%ab/
さらに、お台場で開催されたkintone hive Tokyoには弊社メンバー八人で参加し、弊社メンバーもさまざまなkintoneプレーヤーたちとの交流を深めました(7/6)。
その翌日もシークレットイベントに参加し、またまた交流を深めました(7/7)。
さらに新潟県糸魚川市に飛び、糸と魚と川に参加し、MOVEDの皆さんや糸魚川市の皆さんとの交流を深めました(7/8-10)。
糸魚川から戻ったその足で、6月末にオンラインで開催されたトヨクモkintoneユーザーフェスの後夜祭にも参加しました(7/10)。
山梨の有志との交流会に初参加し、山梨にも志をもったユニークな人々が大勢いることに山梨でのこれからを確信しました(7/19)。
スナックジョイゾーではプロレスナイトという異業種格闘に参加し、スペシャルゲストとの素晴らしい一夜を過ごすことができました(7/12)。
その翌日のkintone Café Tokyoには急遽参加し、とても楽しい時間と学びを得ました(7/22)。

仕事に没頭する毎日ですが、こうしたイベントがどれだけ癒やしになっているか。
皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。CLS道東(7/1)。kintone hive Tokyo 2023(7/6)。シークレットイベント(7/7)。糸と魚と川 Vol.12(7/9)。トヨクモkintoneユーザーフェス 2023(7/10)。山梨県活性化プロジェクト55回目月例会(7/19)。スナックジョイゾー(7/21)。kintone Café Tokyo Vol.13(7/22)。kintone Café Metaverse Vol.4(7/26)。

今月もこうした対外活動を通し、人脈を増やすこととあわせ、弊社の認知度を広げられたように思います。
それによってさらに忙しくなったことも事実ですが、こうした活動を通した広がりが次に繋がるのも事実です。今後も続けていこうと思います。

来月以降もいろいろな予定が控えています。



今月も何度か弊社が山梨で開催を予定している地域クラウド交流会のため、何度か山梨県甲府市に伺いました。
このイベントを通して、弊社も次のステップに進めるのではないかと期待しています。
そして、また皆様と交流を深めたいと思っています。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。

§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは7本(
トヨクモkintoneユーザーフェス2023に登壇しました
コミュニティリーダーズサミット in 道東 2023 海霧編に参加しました
kintone hive Tokyoに会社で参加しました
糸と魚と川 Vol.12に参加しました。
2023 kintone hive TOKYO
kintone Café Tokyo Vol.13に参加しました
kintone Café Metaverse Vol.4に参加しました」)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

6月29日 6月29日 弊社をより良くするために
6月30日 6月30日 読み書き力は技術者に必須
7月3日 7月3日 継続は認知度に高く寄与する
7月4日 7月4日 のどかさから気づく業務改善
7月5日 7月5日 外への発信が観光客を呼ぶ
7月6日 7月6日 kintone hive観覧にあたり
7月7日 7月7日 kintone hive Tokyoの学び
7月10日 7月10日 MOVEDさんに学んだこと
7月11日 7月11日 地方は都会に劣らず魅力的
7月12日 7月12日 Threadsへの移行は待ち
7月13日 7月13日 体調管理にはお気をつけて
7月14日 7月14日 経営の奥深さと楽しさって
7月18日 7月18日 暑いからリモートワークを
7月19日 7月19日 ゲームにハマると後が怖い
7月20日 7月20日 願い叶えるには考え続ける
7月21日 7月21日 納期とノルマの違いを知る
7月24日 7月24日 コミュニティの新陳代謝を
7月25日 7月25日 Xにはもう少し付合います
7月26日 7月26日 iPaaS界にGoogleが進出
7月27日 7月27日 メタバースの今後の可能性

§ 年表

・七月お仕事

釧路フィッシャーマンズワーフ MOO、946BANYA、ニセコでランチ、倶知安で商談、MOUNTAIN KIOSK coffee 倶知安店で作業、2代目SAMURAIで懇親会、モリデアイで作業、SPROUTで作業、二俣川一丁目公園で作業、二俣川で作業と打ち合わせ×9、Zepp DiverCityでkintone hive Tokyo、Sizzlerで弊社懇親会、川崎駅コンコースで打ち合わせ、銀座で商談×2、サイボウズ本社×3、星場荘、美山キャンプ場、田無で商談、EKITERIA PRONTOで作業と打ち合わせ×4、Starbucksで作業と打ち合わせ、大和市文化創造拠点シリウスで作業、モスバーガー 鶴川店で作業、4Uで交流会、酒処 宵、真鶴町観光協会で打ち合わせ、月光堂で作業、新宿で商談、株式会社ジョイゾーでスナックジョイゾー、炭とけむりで懇親会、東京屋で懇親会二次会、アクアビット サテライトオフィス、大和市立図書館で作業、甲府クロスビーで作業、ジットプラザ絆内で講演会拝聴

§ ツイートまとめ
・七月ツイート
https://togetter.com/li/2197441


コミュニティリーダーズサミット in 道東 2023 海霧編に参加しました


7/1にCLS道東が開催され、参加してきました。
https://clsdoto2023-jiri.peatix.com/

昨夏にCLS道東が始まってからというもの、極寒編を経て、今回で三回目の参加です。つまり皆勤です。

道東の景色や雰囲気や風物、そして人々をこよなく愛する私にとって、釧路に行けるだけでテンションは激しく上がります。
ところが今回も業務が輻輳しており、行けるかどうかは最後まで微妙でした。
一月ほど前、倶知安の知人の方に繋げていただき、商談と絡めて訪道できるきっかけができました。とはいえ、倶知安の方からすると釧路は別の国といわれるほどの遠距離。

結局、今回はCLS道東の前夜祭と本編にのみ参加し、夜の懇親会には出られませんでした。
でも、それでも行って良かったと思いました。
今回ご縁のあったみなさま、とてもありがとうございました。


今回は、10月にもう一度釧路にくる必要があり、その下見も兼ねていました。
また、弊社でも今、山梨の甲府でイベント開催の準備を進めています。それがうまく行った後は、CLS山梨を開催できないか、という思惑も胸に秘めていました。


そんな気持ちで降り立った釧路たんちょう空港からのバスでは、早速@beajourneymanさんと隣の席で。
ところが、私は会話を存分に楽しむ余裕もあまりなく、お客様対応のコーディングをしながらでした。
ホテルに着いてからも、そのお客様と少しオンラインで打ち合わせしながら、さらに若干の作業をこなす必要に駆られていました。

結局、私が前夜祭の会場である浜番屋さんへ向かったのは一時間後でした。


前夜祭では、花咲蟹の旨みとホッケの西京焼きに痺れながら、会話も楽しみました。
疲れているとはいえ、この間のCLS高知のように出だしで遅れることは避けたいと思っていました。
今回は釧路に滞在できる日程がつまっており、楽しめる時間はわずかですから。

ご一緒したテーブルにはジョイゾーの川岸さん、そしてアウェンダラプの清水さんともう一名がいらっしゃいました。川岸さんはスナックジョイゾーでもお馴染みですし、清水さんもお会いするのは三回目ですが、事前に参加お誘いのご連絡をいただくなど、私のことを気にかけてくださっていてありがたいです。
そしてもう一人、私の前に座っていた美女。最初は誰なのか気づきませんでした。
が、私のことは、しっかりと前回のCLS道東の極寒編の会場で一番日本酒を飲んでいた人として覚えていただいていました。
そう、この方は私に日本酒と山椒のマリアージュを教えてくださった佐藤さんでした。イメージががらりと変わっていて気づきませんでした。師匠に対して本当に申し訳ない。


浜番屋さんは、はじめて訪問しました。ここでは花咲蟹が旬であることを教えていただきました。その甲羅に注いだ酒の旨さといったら!!美味すぎる!

それにしても、私のことをこうやって覚えていてくださる方がいることはうれしいですね!


そして二次会は、冬の極寒編でも訪れたスグレイスさんに移動しました。
道中では、4歳の男の子を肩抱っこしながら、幣舞橋を渡るなど。

前回、スグレイスさんを訪れた際は、泊まっていた大喜湯さんから、門限のお知らせ連絡がお店にいる私宛にかかってくる失態をやらかしてしまいました。
でも、そのおかげか、ママさんも私のことをおぼえていてくださっていました。ありがたいです!

スグレイスさんでも会計クラウドについての熱い話や、川岸さんの将来の目標などいろいろな話を。
いやあ、楽しく過ごせました!皆さんに感謝です!

そして、翌朝。
この日はとても行きたい場所がありました。
それはまるひらさん。前の夜に清水さんに教わったこのお店。朝と日中しかやっていないけど美味しいラーメンが食べられると聞き、是非とも行きたくなったのです。

朝も実はオンライン打ち合わせの予定が入っていたのですが、その開始時間を10時半にしてもらい、釧路プリンスホテルからいそいそと歩く私。
そして、目当てのまるひらさんに到着しました。朝なのに店内はラーメンをすする人たちで席が埋まっています。私も着席して噂のラーメンを楽しみに待っていました。
すると、私の肩を叩く人が。なんと、前々回のCLS道東で知り合った札幌の斉藤さんです。
斉藤さんも私のことを覚えていてくださっていることがありがたい。


そしてやってきたラーメン。
今回、塩を頼みました。めちゃめちゃ美味かった。掛け値なしで生涯で食った塩ラーメンの中でベスト3に間違いなく入ります。
朝から盛況である理由も、清水さんがお勧めする理由も納得!

そして、私にはさらに行きたい場所がありました。
それは釧路埼灯台です。全国の灯台巡りをライフワークの一つにしている私ですが、まだ来られていませんでした。
CLSの前々回、前回も来る時間がなく、学生時代に北海道を車中泊で一周した友人との旅の中で春採湖畔で車中泊した際も、別の旅で一人で釧路駅前に寝袋敷いて寝た旅でも。


ようやく訪れられた釧路埼灯台の外観は、まるでおしゃれなオフィスビルのよう。広大な太平洋に向けて個性を顕示していました。





それにしても、啄木に関する史跡が集まるこのあたりの風景がまたいい。
道中の街並みは確かに若干寂れた感じが漂っています。ところが、米町界隈までくると、とても住みやすそうな佇まいに変化します。私は米町界隈の風景がとても気に入りました。
厳島神社の参道の七夕飾りも映えています。米町公園にそびえる展望台や、そこから一望できる釧路の街並みも釧路の街の栄枯盛衰を映し出していて、とても興味深い。
この辺りの旧釧路市街の活性化が課題になっていることは、前々回のCLS道東でもお話を伺いました。確かに賑わいの中心からは置いていかれているのかもしれませんが、私は釧路の中心街よりも、この辺りに釧路の可能性を感じました。
啄木は確かにこの辺りに足跡を残した偉大な文学者です。が、啄木の歌は釧路のイメージを貶める両刃の剣でもあります。
啄木を売りにすると、逆にさびれた感が増してしまう危険性もあるように思います。


逆に、釧路のこれからを強調するのに、この界隈の風光明媚な街並みを町おこしに使えないでしょうか。
また、釧路は夕陽を観光資源に打ち出してます。幣舞橋からの夕陽も確かに素晴らしいですし、極寒編でご案内いただいた際も、川面を覆う蓮の葉氷を照らす夕陽の色にとても感動させられました。
その感動を米町公園の展望台や釧路埼灯台からの眺めからみるとどうでしょうか。さらに心が動かされるはずだと思えるのです。

さて、お客様を待たせてしまいます。慌てて帰らなければ。
プリンスホテルでオンライン会議をこなし、汗だくになった体を清めます。

宿のチェックアウト時間を超えてまで打ち合わせを続け、コーディングを続け、CLS道東の会場であるMOOに移動しました。
MOOでは、大道東祭の賑わいを横目に、お客様の対応作業の続きです。
実は、この数日前にお客様がboxのルートフォルダーを消してしまう問題が起こり、新たなルートフォルダーを作る必要が生じていたのです。それに並行して別の課題も遅れていました。

そんな状態で黙々と作業する私でしたが、私を見つけて、何人もの方が声をかけてくださいました。今までのCLS道東で知り合った皆さんです。
本当にありがたいことです。


CLS本編が始まった後、可能な限り集中してみなさんのセッションを聴くようにしていました。
その一方で、boxの問題が頭の片隅に居座っています。わずかな隙を見つけながら、コーディングとテストを繰り返していました。
kintoneからAWS経由でboxのAPIを操作して、案件ごとに複数階層のboxを制御する。
新たに作ったフォルダでアクセス権を間違わずに同様の処理を実装する。難航しました。

ところが、CLS道東も中盤を過ぎた頃、ついにうまく動かせました。

それまでのCLS道東もコーディングしながら、頑張ってセッションを聴き、ツイートもしていました。
頭は冴え渡り、コミュニティ脳とエンジニア脳が私の脳内でぶつかり合って沸騰していました。

皆さんの道東を盛り上げたいとの思い。そして、その思いを旅が好きな本州の人がどう盛り上げていくかについての議論。
そうした言葉に私の脳内は熱く反応します。
そうした盛り上げ役を私が担うには、今よりもっと弊社の組織を強化し、私が旅先でコーディングする事態は避けなければなりません。
そのためには、私が行う実装や設計を教えるところまで会社をつよくしなければ。
今、まさに取り組んでいる弊社の改革を進めないことには、私も道東の皆さんに貢献できません。


CLS道東やCLS高知の常連さんの中には、そういう旅の達人がたくさんいます。
仕事を上手くプライベートに絡め、プライベートの楽しみを仕事につなげる達人たちです。
そういう人たちがいることでCLSは盛り上がり、私のような人が全国から参集します。
そう、先日のCLS高知で私の中に響いたキーワード「公私混同」ができる人たちです。
「公私混同」をより効率的に熱を持ってやりきること。


私もコーディングにめどを付けたことで、ようやく重い腰を上げてカウンターに向かいました。そして日本酒の師匠から日本酒をいただき、それに厚岸の牡蠣を合わせていただきました。美味い!
そんな私に、多くの人たちが声をかけてくださいました。
みなさん、CLS道東や高知を通して知り合った人たちです。

昨日から今日にかけ、あまりにもたくさんの人たちに声をかけられた私。

今までのCLS道東では私は登壇もしていません。また、気の利いたことも言っていません。
でも、なぜ皆さんがこれだけ私のことを覚えていてくれるのか。なぜ、声をかけてくださるのか。

これは、私に何か良いところを感じてもらえているのではないか。
実は旅の達人とはいかなくても、私のことを旅が好きな人として認めてもらえているのではないか。少なくとも、道東が好きな人として認知してもらえているのではないか。

繰り返しますが、私は今までのどのCLSでも登壇していません。セッションもLTも。
kintone界隈では多少は顔を知られている私ですが、他のコミュニティでは無名のはず。

確かに私は、イベントの当日はせっせとツイートに精を出します。そして、終わったら必ずまとめブログを書き、それを公開しています。
ですが、私の肌感覚では登壇に比べるとこうした文字による発信のインパクトは薄いはず。
それなのに、ここまで声をかけられる。
そのことが、私の中で仮説として気づきが生まれました。

それは、まず参加することの大切さです。
参加することで生まれる私という人間のブランディング。
気の利いた会話ができるわけでもない。得意な何かで人の注目を集めるわけでもない。ただ、何かしらいつもCLSの会場で見かける人。それが私です。
ですが、それだけでみなさんは私を旅が好きで、かつ、道東が気に入っている人と好意を抱いてくれているのではないでしょうか。

あるいはこの仮説は私の壮大な勘違いかもしれません。

でも、もしこの仮説が少しでも正解に近づいているとしたら、世の中にたくさんいるはずの、旅がしたいが、気の利いたことが言えないなどの理由でコミュニティに参加しない、できない人たちへのヒントになるのではないでしょうか。

これは、私の中で今回のCLS道東の最大の気づきでした。
コミュニケーションの達人でなくても、歓迎してもらえる場がある。
この気づきは、遠からず老境を迎える私に勇気を与えてくれました。
私だけではありません。私が属する第二次ベビーブームの申し子たちは、何年かの後に引退を迎えます。そして、老後の孤独に直面します。
コミュニティとは、その孤独を防ぐ処方箋になるのかもしれません。
引退してからではなく、今のうちから。

話せなくても構いません。まず参加し続けること。そして、リアルの場に顔を出し続けること。
この取り組みが大切なのではないかと思います。
ぜひ、何でもよいのでコミュニティには参加してみてください。


さて、冒頭に書いた理由で、懇親会の参加は諦めた私。19時発のおおぞらに乗らないと遥かなる倶知安までたどり着けません。


そのため、皆さんへの挨拶もそこそこに、MOOを出て釧路駅まで歩きました。
そして、夕食も釧路駅のパン屋さんで買い込んだパンをおおぞらの車内に持ち込みました。何とか発車に間に合いました。

その時点では、私は夜の宿すらも決めていませんでした。
理想は小樽の宿ですが、すでに宿は満室。そこで、おおぞらの車内で札幌市内のゲストハウスを予約しました。そして、翌朝の9時に倶知安にたどり着きました。

日月火曜の三日間を過ごした倶知安でもさまざまな出会いがありました。ですが、それは本稿では割愛します。

まずは、CLS道東で出会った皆さん、スタッフの皆さんありがとうございました!
また次のCLS道東も参加できるようにします。その前に、釧路には10月に再訪します。妻と一緒に。


CLS高知 2023 (初鰹編)に参加しました


2023/5/20に催されたCLS高知に初めて参加しました。CLSとはコミュニティ・リーダーズ・サミットの事です。
告知ページ

姉妹編のCLS道東には初回と二回目に参加しています。
ですが、本家であるCLS高知に参加する機会はなかなか巡ってきません。参加したくてもチケット獲得競争が激しくて、いつも断念しています。

CLSといえば、本編が始まる前の数日間に行われる各地でのワーケーションが魅力的です。
今回はサブタイトルが~ 2023初鰹編 ~と銘打たれているのです。もう、参加する前からよだれが止まりません。カツオ!
ですが、今の私には前もって高知に滞在する時間の余裕はありません。今回も事前のワーケーション参加は見送り、開催前日に成田からのJetstarで高知への一歩を記しました。

空港につき、バスで市内に向かう間は、空の上に届いていた連絡の返信をこなしていました。せっかく南国土佐に着いたというのに、旅情を味わう時間もありません。
バスがはりまや橋バスターミナルについた後、近くのうどん屋さんであわただしく食べた「四万十のりうどん」でようやく土佐らしさを感じました。


これじゃあかん、と私の思考回路を仕事モードからそらすため、昨年六月に高知に来た際に見逃したはりまや橋を訪れました。
おそらく私がはりまや橋をまじまじと見学したのは30数年ぶりだったはずです。これで私の初日の観光は終了です。

ホテルドーミーインに着いたのは15時ごろでしたが、そこから前夜祭が始まるまでの間、部屋にこもってうちのメンバーのフォローや連絡に忙殺されました。
少しだけ言い訳すると、四月にメンバーを四人、五月にも一人追加したことによって、経営者として未熟な私にはさまざまな雑務が一気に降ってきています。それもあって疲れが溜まっています。

そんな状態で臨んだ前夜祭の一次会では私の調子はさっぱりでした。
前夜祭にもかかわらず、70人以上の人が一つの広間に集まり、大盛況の会。そのため、声が反響して全く話が聞こえません。隣の人との会話ですらも一割ぐらいしか聞こえないので、会話になりませんでした。心が折れかけました。


私は一次会の自分をまずいと思いました。そこで、二次会のひろめ市場に着いてからは自分の心に喝を入れ、積極的な会話を心がけました。
すると、一次会よりも話が聞こえてきます。会話が成り立ちます。
一次会で侵されたにわかコミュ障を克服したことによって、私はようやく会話できる喜びに浸ることができました。そしてCLS道東で知り合ったもののあまり話せていなかった方や、新たな交流を結んだ方との語らいに花を咲かせることができました。


ここではとにかくカツオ!カツオ!カツオ!
やいろ亭さんと吉照さんの料理はおいしかった。

ただ、体調は上向いてきません。三次会のコロンボでは、私の記憶も怪しくなってしまいました。
会話が楽しかったことは覚えているし、話題も弾んだはずなのですが、何を話したのか覚えていません……
酔っ払ったまま店を出てどう歩いたのか、ホテルに帰ったのがいつか。すべては闇です。

さて、翌日、13時から始まるCLS高知の本編の前に、せっかくなのでお散歩を楽しみました。
今回の旅程は二泊三日です。しかも、本編の翌日に高知のお客様との打ち合わせが入っていました。しかも、その翌日の月曜日には京都の京丹波町で対面商談の予定があります。ということは、高知を日曜の夕方に出なければなりません。今回は、高知の観光は無理だろうと諦めていました。
それでも、高知の文化や風土や産物を少しでも脳内に刻み込んでおきたい。その一心で歩き回りました。


新緑に包まれた高知城の天守を見上げつつ、城の周りを歩きました。さらに趣味の駅訪問の一環で近くの入明駅まで足を延ばしてみました。
すると、駅の入り口に龍馬の像がありました!志の龍馬像です。その両手を広げた姿は、今日のイベントで得られる成果の多さを予感させてくれました。
入明駅からまた城へ戻り、今度は反対側の城の西側から大通りまで歩きました。「源水はりまや」さんに立ち寄って量がたっぷりの腰が入ったおいしいうどんを楽しみました。
ドーミーインでは、夕べからの酒と汗をシャワーで洗い流し、CLS高知の本編に備えてkintoneエバポロシャツに着替えました。

さて、会場に向かった私。会場の場所を完全に間違ってしまいました。
私が向かった場所は、夜の懇親会会場。誰もいません。当たり前です。
道端で固まっていたカレーパンマンにたすけを求め、停留所からとさでんに乗りました。そして会場の知寄町テラスまで。けがの功名とはまさにこのことです。初めてのとさでん乗車を果たせました。

さて、ここから本編です。
私が会場に入った時、最初のセッションの途中でした。

パネルディスカッション1
「地域に風をもたらす旗の立て方」


会場では皆さんがローズピンクのTシャツを着ており、なかなかの壮観です。
スタッフの皆さんが着ているのならわかります。が、それにしては着ている人の数が多すぎるような気がします。
私はその後もずっとオレンジ色のkintone エバポロシャツを着ていました。最後のワークセッションの前にようやく無料でもらえることに気づいて、着ました。

登壇者の皆さんは、札幌や福島、そして徳島で活動しておられます。
まさに地域に風をもたらしている方々。札幌から来られた富山さんは、私が初めて訪れたCLS道東のセッションでも印象に残りました。私もその後、わざわざ斜里のお店を訪れてみようと思わせるほどの印象に残る活動をしておられました。

「求心力と遠心力」
「公私混同」

私は、この公私混同がとても刺さりました。
一見すると、今の風潮とあえて逆を張っているような語感です。ところが、私も経営者としての自分を顧みると、公私混同しているのです。そのことに気づかされました。
定時に上がった後は仕事を完全に忘れることは不可能です。一方で、私の立場は仕事時間中であっても、自分の意志で休息することも可能です。
ところがそれは経営者の立場が自由だから。その一方、従業員に対しては公私混同という言葉は、会社の労務管理やメンタルケア、生産性を考えると、大っぴらに言いづらい雰囲気があります。

でも、考えてみると、仕事のアイデアはリラックスしたプライベートな時間から湧いてきます。また、仕事が面白くてしょうがない時期は、プライベートの時間でも仕事のアイデアが浮かんでくるものです。
公私混同とは決してネガティブワードではないのです。

私はまだ会場の雰囲気になじめていません。でも。徐々に皆さんの話を聞くうちに、会場の雰囲気になじんでいきました。

ここで議題に上がっていた
「旗の立て方と巻き込み方」
もまさに根幹の部分です。

私はこの点について、後日noteの中で取り上げました。
どうすれば旗を立て続けられるのか。

まず、CLS高知からCLS道東の位置が重要です。日本の中心都市からは離れています。それにもかかわらず、参加者の皆さんはここで体験できる熱気を求めて日本各地から集まり、各地へと散らばります。
その行為そのものが、すでに自らの旗を掲げているに等しいのです。時間もお金もかけて、多忙な人々が集まる。その営みや思いこそがすなわち『旗』なのでしょう。
大漁旗を思わせるコミュニティの巨大な旗があります。それを参加者の各自がそれぞれのコミュニティ用の旗に持ち替え、その地で精いっぱい振り続ける。そのことが大切なのです。

この登壇者の皆さんも、地域それぞれの取り組みを語っておられます。
地域の持つ魅力に加え、パッションやアイディアや実行力が加わることで、地域からの発信は巨大な力を生む。登壇者の皆様は、その可能性を示してくださいました。
私も今、別のイベントを立ち上げる準備にかかわっています。CLS高知では運営者側の熱量が大切であることを教わりました。そもそも、何かをしようとするのであれば、旗は振り続けなければ。

次のセッションでは、私もより会場の雰囲気になじめました。そして、話に一層集中できるようになりました。
少しずつ内容についてのツイートを発信できるようになりました。そして、発信することで自分の精神がどんどん活性化し、コミュニティーの場に溶け込めるようになりました。

とはいえ、まだ休憩時間に周りに積極的に話しかけられる心境まで持ちあげられませんでした。
いつものイベント参加に比べて、私の積極性が疲れからか持ち上がりません。あかんなぁと自分でも歯がゆく感じていました。

プロンプト・Kさんのコミュニティ活動の充実にも刺激されました。私も負けていられないと思いました。

パネルディスカッション2「コミュニティの力でJTCは変わるのか? 【武闘派サラリーマン編】」

では、さらに私もツイートの数を増やしました。

そもそもJTCとは、Japan Traditional Companyのこと。つまり、日本の伝統的な会社です。
今、さまざまな方面でやり玉に挙げられている会社です。
ですが、会社が長く続いているから悪いのではありません。古いやり方を自ら変えずにいる会社に問題があるのです。

わが国には世界最古の企業をはじめ、世界でも長寿企業の多い国としてしられています。
そうした企業はその時代に合わせた変化を自らなしえてきたからこそ生き延びてきたのです。
であれば、JTCと呼ばれても変化すれば、生き延びられるはずです。

このセッションでは、「ちゃんとしないと怒られる会社」にいる皆さんからの生々しい実体験が語られました。どのようにして外のコミュニティ活動をこなしつつ、会社でも実績を上げ、さらにアピールにつなげるか。そうした貴重なお話がありました。

この話は、全国のサラリーマン諸氏にこそ聞いてほしいと思いました。したたかで、打たれ強くないと成果は上げられないと。

特に私にとってはDCAのくだりが受けました。『PDCA』ではなく『DCA』。
DCAとは、Do→Check→Ayamaruをつなげた言葉です。

他にも出張申請のやり方などが盛り込まれ、とても面白かった。

私も今や、好きなように自分が行けばよかっただけだったのが、うちのメンバーにもどこまで自由にさせるかのバランスを取らねばならない立場です。
決してJTCのような悪い意味の融通の利かない会社にはしたくないし、さりとて会社にとって長短期的になんの益もない活動であれば承認をためらいます。

個人的には最後の方でファシリテイタ―の友岡さんのおっしゃった「本を読む、旅に出る、人に会う」について首がもげるほどうなづける内容でした。
これ、個人で好きなように旅をするのはよいとして、これらの営みに仕事が絡んだとたん、拒否反応を示す技術者を多く見てきました。
こここそが公私混同の肝で、成長の要だというのに。

このころには私の心も随分と温まってきました。

続いてのKDDIアジャイル開発センター様やNextmode様のサポーターセッションも興味深い内容でした。
そういえば、前夜祭でもKDDIさんの方とお話しをしました。そして、その柔軟な社風に共感を覚えました。
また、この春に弊社のリモートワーク規定を作成する際に、Nextmodeさんが公開されているブログを参考にさせていただきました。
二社ともにワーケーションを強力に推進しておられます。
「公私混同が企業競争力となる会社」とは、素晴らしすぎるじゃないですか。

ここからしばらくは、LTタイムが続きます。
私も皆さんの発表を聞きながら、ツイートを行い、同時に明日の打ち合わせの準備作業も進めました。

道東や高知や福島など、LTで登壇された皆さんの取り組みはとても興味深いものでした。実はこれらの人々は、それぞれのコミュニティに帰ればコミュニティ・リーダーとしてばりばり活動している方々なのです。
こうした会社の広範な活動や、それぞれの背景を聞き、共感することは私にとってのよい刺激です。
私もゆくゆくはここでLTをしたいと決めました。
そして、私もこうした皆さんを自社のイベントにお呼びすることができるように頑張ります。

続いてのサポーターズセッションはジョイゾーさん。
スピーカーの木野宮さんには、なぜかさまざまな場所でお会いします。そもそも、初めにお会いしたのが大崎のイベント。ジョイゾーではなく別の会社さんのブースにおられたのが木野宮さんだったというご縁。
釧路でも東陽町でもお会いして、何やら不思議なご縁を感じていました。実は新入社員で、まだ入社して間もないことも東陽町で知りました。
ジョイゾー初のマーケターとして働く中、こうやって皆さんの前で登壇するまでの挫折や悔しさ。それも赤裸々に語ったLTからは覚悟や決意が感じられました。
自らを客観視することは難しい。ですが、それを克服して視野を広げることはもっと難しい。うちのメンバーにも聞いてほしいと思いました。

最後のセッションであるグループディスカッション powerd by スナックかすがい
「高知の人財流出を食い止めろ!酒とカツオに負けないアイデア創発激論会」
も見ごたえのある内容でした。


何よりもファシリテイターを務めた原さんの振り方とツッコミ方が素晴らしくて。
今回、大きなセッション三つのどれも、ファシリテイターの方が素晴らしく、私にとっての刺激になりました。
その前のセッションでファシリテイタ―を務めた武闘派CIOの友岡さんも見事でしたが、原さんも素晴らしい。
前夜の三次会では、原さんのお隣で話をしていました。それなのに、これほどまでにファシリテーションに長けた方だとは知りませんでした。もっとこの点について深い話をしておけば、と思いました。

私も最近、イベントで登壇や司会進行は担うことが多くなっています。が、ファシリテイターの経験はまだまだ足りていません。
多分、今の私がファシリテイターを担っても原さんや友岡さんのようにうまくやれないでしょう。きっとグダグダなセッションにしてしまうはずです。
単なる進行ではなく、それぞれのパネリストから次につながる話を引き出し、絶妙に突っ込んで笑いにつなげるテクニック。

お二人のファシリテーションは私の足りないところが何かを気づかせてくれました。

原さんの秀逸なツッコミ力は、本編の後、皆さんと『とさでん』に乗ってドーミーインまでの道中でも話した中でも再確認しました。面白い。


原さんからは、続いて各班で分かれて高知をよくするためのワークを仕切ってくださいました。私もその場で三人のチームに合流し、高知のためになにができるかを考えました。
最後になって、座学だけでなく、自分で参加できる機会をいただいたのもよかったです。


そして最後は集合写真家の武市さんが見事に仕切って大きな写真に収めてくださいました。いつもありがとうございます。

その夜の後夜祭は、昨日のお店のように騒がしい周囲の雰囲気とは違っていました。広々とした店の中は、三カ所に会場が分かれていて、とても話しやすかったです。
私は普段、酒席ではあまり移動しない人なのです。が、昨晩にあまり全力で楽しめなかった分も挽回しようと、あちこちを動き回りました。





そのまま、二次会はチョンマゲに移動しました。三次会はBuffoneを訪れ、絶品のジェノベーゼや白ワインをいただきました。四次会はBoston Cafeに流れて各種カクテルを楽しみました。
どのお店でも、前日の不調を克服して余りある会話を楽しんだ夜でした。


翌日は竜馬の生まれ育った町のあたりを訪れ、午後からはお仕事。そして、18時半発の特急南風に乗って大阪の実家に向かいました。
金曜日に来て、二泊しただけのあわただしい高知滞在でした。が、初めて参加したCLS高知では多くの気づきと学びを促すキーワードを聞くことができました。
短いなりに、私としては得るところの多い三日間でした。

皆様、本当にありがとうございました。

なお、CLS本編のスライドは、私のiPadでは不鮮明です。
当日の盛り上がりとともに、togetterのまとめサイトでご覧ください。


2023年2月のまとめ(個人)


公私の「私」

●家族とのふれあい

§  総括
2月。
今月も仕事が忙しく、なかなか思うようにプライベートな時間が確保できていません。
その一方で、今月は釧路・米沢・仙台に仕事で訪問しました。その際、合間を縫って旅の気分を味わうことができました。

仕事をしながら、旅をするノウハウが少しずつ私の中に溜まりつつあります。
ですが、それで満足はしません。私にとって、行きたい場所とやりたい事は無限にあるのですから。

どのようにすれば、仕事とやりたいことを両立させ、豊かな人生を送れるのか。公私でより一層の努力が必要です。今の感じでは仕事に偏った人生になってしまう。
今月も先月に続いて本のレビューは一冊のみしか書けていません。アクアビット航海記は四ヶ月続けて書けていません。

何かをやると別の事ができなくなる。当たり前ですが、人に与えられた時間の少なさに身もだえします。残された時間を少しでも有意義にしなければ、あっという間に死ぬ時を迎えてしまうでしょう。
ただでさえ、国際関係のリスクや未知のパンデミックに襲われるかわからないのに、さらにいつやってくるか分からぬ天災のリスクが私たちの生活を脅かします。

生きていること、生かされていることのありがたみ。それを常に忘れぬようにしながら、充実した日々を送りたい。
皆さんと私の思いは同じです。

娘たちもそれぞれの道を迷いながら歩んでいます。
私も娘たちの事をフォローしながら、これからの人生を有意義なものに過ごしてほしいと思っています。
残りの限られた人生の中で家族との時間を大切にしながら、自分に与えられた可能性と時間を精一杯使い切りたいと思います。

今月は家族とは一回お出かけしました。妻とは一回、妻と長女とは三回、妻と次女とはゼロ回、長女と次女とはゼロ回。長女とは三回、次女とはゼロ回。


§  月表

・二月お出かけ

安全寺、鶴川郵便局、春日神社、新横浜駅バスターミナル、第1ターミナル 北ウイング、搭乗口34、たんちょう釧路空港 (KUH)、オリックスレンタカー 釧路空港店、釧路フィッシャーマンズワーフ MOO、大喜湯 春採店、大喜湯 昭和店、炉ばた 八、BUKU BUKU あわ家、from thirty、大喜湯 春採店、釧路フィッシャーマンズワーフ MOO、946banya、泉屋 本店、946banya、スグレイス、大喜湯 春採店、春採湖、めん処剛味屋、武佐駅、コーチャンフォー 釧路店、鮨処 なごやか亭 春採店、大喜湯 春採店、ハルトルチャランケチャシ跡、春採湖、久寿里橋、インデアン あさひ町店、くしろフィス、釧路駅前バスターミナル、たんちょう釧路空港バス停、たんちょう釧路空港 (KUH)、搭乗口A、東京国際空港 (羽田空港) (HND)、羽田空港第1・第2ターミナル駅 (KK17)、元祖油堂、CAF? de CRI?、大宮駅、米沢駅、上杉城史苑、べに花庵、東横イン米沢駅前、炭火焼 てんま、米沢駅、福島駅、東北新幹線 仙台駅、Starbucks、サイボウズ東北支社、中国料理 燕来香、秋保神社、秋保大滝、不動庵、ホテルきよ水 別館「せせらぎ」、やまびこの湯、三枡三蔵、仙台駅、らあめん花月嵐、壱角家、Starbucks、チャントーヤ ココナッツカリー、新宿武蔵野館、VIETNAMESE CYCLOミスタードーナツ、リカーズハセガワ、株式会社ジョイゾー、ラーメン 岡村屋、和泉多摩川河川敷、豊山派稲荷山光明院、生田明王公園、サンドラッグ 町田野津田店代々木PA、新宿御苑、沖田総司逝去の地、まいまい亭多摩境天然温泉 森乃彩スシローふれあい貸し会議室 登戸トーシン、ヒッコリーファーム、鎌倉パスタ、国鉄鶴見事故遭難者供養之塔、浅野駅、海芝浦駅、海芝公園、新芝浦駅、浅野駅、ビッグボーイ、Tokyo Whisky Library丸亀製麺ガスト、カフェ マウカメドウズ、ゼロワンカフェ

・二月ツイート
https://togetter.com/li/2090714

§  家族とのお出かけ 家族で出かけたのは、上の年表で黄地に太字にしているイベントです。家族で出かけたのは、今月は一回です。

次女が体調を悪くしたという知らせを聞き、妻と長女が次女の家に向かうというので、私は運転手役でついていきました。

しばらく次女の家でのんびりと。
忙しい日々の中の休息でした(2/19)。


§  妻とのお出かけ 妻と出かけたのは、上の年表で桃地に太字にしているイベントです。今月は妻と二人で一度でかけました。

表参道にあるTokyo Whisky Libraryで友人の小島さんご夫妻と私たち夫妻で飲みました(2/24)。このメンバーで飲むのは4、5年ぶりでしょうか。
妻は今月の半ばまで宝塚の代表で縛られていましたが、ようやくそれも終わり、多少は羽を伸ばせるようになりました。

下でも書きますが、この日はウイスキーをかなり飲みました。楽しかった。

§  妻と長女とのお出かけ 妻と長女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と長女との三人で出かける機会は三回ありました。

スナックジョイゾーに三人で参加しました(2/17)。この日はもう一人、弊社に四月から参画するメンバーも誘いました。妻と長女が私のコミュニティの場に来るのは初めて。弊社のこれからを担ってもらうにはコミュニティや社内の風を通りよくしなければなりません。

また、別の日には次女に家に向かう途中、代々木PAで休憩し、遅いご飯を。さらに次女の家に寄った後は、「多摩境天然温泉 森乃彩」へ(2/19)。帰りはスシローでお寿司をほおばりました。

別の日には家の近くにある丸亀製麺でうどんを(2/25)。


§  妻と次女とのお出かけ  妻と次女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と次女との三人で出かける機会は一回もありませんでした。

次女は昨年末で就職したお店を辞め、今はアルバイトで飲食の仕事を続けています。
弊社へ参画することも検討したのですが、私の判断でやめました。まだ若い。さらにいろいろな経験を積んでほしいのですが、私の基準からするとスマホと家に閉じこもりすぎです。が、それは本人の気付きを待ちます。


§  娘たちとのお出かけ  娘たちと出かけたのは、上の年表で青地に太字にしているイベントです。

長女は今年の春に弊社で正式に雇用する予定です。そのため、今のうちから仕事のことをいろいろと手伝ってもらっています。

その一環で築地にある社労士の先生の下へ二人で(2/16)。その帰りには銀座のヴァーチャルオフィスをご紹介いただいたので歩いて向かいました。
さらにその後は二人で日比谷ミッドタウンにある「VIETNAMESE CYCLO」でベトナム料理に舌鼓をうち、帰宅してからは最寄り駅そばにあるミスタードーナツで。

また、別の日には弊社の週次定例打合せをリアルでも復活させたことで、長女にも参加してもらいました(2/20)(2/27)。
コミュニケーションが苦手かと思いきや、スナック・ジョイゾーでもリアルの打ち合わせの場でも発言するなど、このところ急速に大人びてきていることに安心しています。

次女もお金を稼ぐために築地のボン・マルシェさんでアルバイトでキッチンやホールに立っているようです。
が、まだ昨年に無理をして体を壊した後遺症は残っているようで、親から見ても社会の厳しさを知り、学生時代の溌溂さを失ったように見えるのが気がかりです。
ユーモアや快活なコミュニケーションは失われていないので、いずれ本人の進む道を見つけてくれると信じていますが。

また、次女は私の判断でもう少し社会で仕事をしてもらうことが必要と思いました。本人もその意をも汲んでくれたのか、アルバイト先で一生懸命働いているようです。
彼氏が海外にいるので、その彼氏とのこれからを夢見ているようですが、どういう人生を選ぼうと、後悔はしないでほしいと願っているのですが。

昨年末をもって私の中では子育ては終わったと思っています。娘たちにはそれぞれを一人の大人として対し、手助けができるところは私から手を差し伸べていこうと思います。

●私自身の二月(交友関係)

§  関西の交流関係 今月は、関西に行く時間はありませんでした。それと、正月にも帰れなかったので、来月帰省をする予定で予定を調整しています。

今月は、ひとつ関西に関するトピックがありました。

私がスナックジョイゾーに妻と長女を連れて参加した事は上にも書きました(2/17)。
その場で、kintone界隈でもメジャープレイヤーとして知られる方が、実は同じ鳴尾高校出身だったことに驚きました。

今まで上京して23年以上たっている私。東京でも西宮出身だったり、甲子園に住んでいたと言う方には何回か会ったことがあります。が、同じ高校の出身者には初めて会えました。

しかもそれが同じkintoneプレイヤーだった事が、とても意外で嬉しかった。


§  今月の交流 今月は何といっても、釧路で参加したCLS道東です。全国からコミュニティーを主催する方、関わっている方が集まるコミュニティ・リーダーズ・サミット。
皆でコミュニティーを学び、楽しいお酒と会話を楽しみました。

私もコミュニティー主催者の端くれとして参加し、様々な学びを得ました。

釧路にいながらにして兵庫や東京や神奈川や高知の方と知り合える。まさに「コミュニティーは地域を超える」の良い例です。

本当は日程に余裕があれば、事前に道東でワーケーションを楽しみたかったのです。が、仕事の都合で私が釧路空港に降り立ったのは、CLS道東の前日の朝。

ところが、機内でジョイゾー社のMr.kintoneこと四宮さんをお見かけし。釧路空港で到着したら、ジョイゾー社の皆さんが。
そこで、釧路市内までの道中、そして、夜の前夜祭までの行程の大半を私はジョイゾー社の皆さんと一緒に行動させてもらいました。
宿やお風呂、夕日の鑑賞など。
一緒にお風呂につかることで、交流も進みます。月末の忙しなさが癒されました。

ジョイゾー社の皆さんからは、釧路を訪れた2週間ほど後にスナックジョイゾーにお招きいただきまし。私の妻や長女も連れて行きました。コミュニティーの力を感じてもらうためです。
どのような仕事のやり方が自分に向いているのか。どの手段で自分の長所を生かせば、世の中に還元できるのか。今も日々、試行錯誤しています。
コミュニティーへの尽力は、私の中でも大きな可能性となっています。そうした手応えが持てたのが今月の最大の喜びです。

釧路から戻って一日を挟み、向かった山形の米沢でもよい交流の機会を頂きました。お客様や弊社側のメンバーの皆さんと米沢牛を囲んだ会食はとても美味しく、実のある会話ができました。

翌日の早朝の新幹線で向かった仙台でも、サイボウズ東北支社にお邪魔した後、秋保神社や秋保大滝、そしてやまびこの湯にお連れいただきました。
夜は仙台の名物であるせり鍋や牛タンを。日本酒と料理、そして仙台の名所もめぐっておいしい一日となりました。
仙台でもお風呂にお連れ頂き、これからの話に花を咲かせました。これもまた交流の素晴らしさです。

そして、上にも書きましたが、Tokyo Whisky Libraryでの妻と友人ご夫婦との銘酒を呑んでの一夜。素晴らしい交流でした。
ご縁のあった皆さん、ありがとうございました。

●私自身の二月(文化活動)

§  今月のブログ 読んだ本のレビューを記す読ん読ブログの執筆は、主に2020年に読んだ1冊分となりました。
レビュー執筆は、私の中では大切なライフワークとして位置付けています。ですが、このところ、書く時間があまり取れていません。今月はかろうじて一冊だけレビューを書くことができたものの、私にとってこれは到底満足のいく冊数ではありません。読んでから原稿をアップするまでの時間も二年を超えてしまいました。
仕事でバタバタしている今、本当に物を書く時間がとれていません。このところプライベートの時間がほぼ仕事の時間になっています。
レビューをアップする冊数と本を読んだ冊数は、私にとってワークライフバランスのバロメーターです。ワークに傾いてしまっている今の状況を早く取り戻さねば、とかなりの危機感を持っています。

「アクアビット 航海記」の続きは今月もかけませんでした。もう四ヶ月間書く暇が取れていません。

今月、書いた本のレビューは1本(
森の宿

今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは1本(
ヒトラーのための虐殺会議

)。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは1本(
CLS道東 2023 (極寒編)に参加しました

) 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

1月30日 1月30日 経営者がやるべき仕事とは
1月31日 1月31日 車輪の再発明だけは避ける
2月1日 2月1日 組織とマニュアルと個人と
2月2日 2月2日 やるべき事やるべきでない事
2月3日 2月3日 検索エンジンとAIが拮抗する
2月6日 2月6日 世代間分断をどう解決するか
2月7日 2月7日 CLS道東の現地の熱を味わう
2月8日 2月8日 暮らしの中から改善点を探す
2月9日 2月9日 地方がより進み始めている
2月10日 2月10日 肌感覚を信じ、仕事に邁進
2月13日 2月13日 経営者としての陥穽と責任
2月14日 2月14日 情報共有は信頼と信用から
2月15日 2月15日 苦難に遭った方にできる事
2月16日 2月16日 情報の取捨選択リテラシー
2月17日 2月17日 ヘルス・ケアもしなければ。
2月20日 2月20日 技術は交流して育っていく
2月21日 2月21日 若者も年配者も共に学ぼう
2月22日 2月22日 失敗を恐れず工夫を続ける
2月24日 2月24日 AIと無縁でいる事は可能?

§  今月の読書 今月は5.5冊の本を読みました。内訳は、ビジネス書一冊、技術啓蒙書一冊。純文学一冊。ミステリ一冊。エッセイ集一冊。宗教0.5冊。

今月も本を読む時間が取れず、無理やり本を読む機会を増やしたような月でした。本を読む間があれば連絡や調べ物をしている状態でした。

私が一昨年の年始に掲げた目標の一つは本を出版することですが、まったくそれが進んでいません。
仕事にかまけてしまっています。このことにもとても強い危機感を抱いています。このまま何も生み出さずに老いてしまうのでは、と。


§  今月の映画 今月の映画鑑賞は1本です。

「ヒトラーのための虐殺会議」を見てきました。ホロコーストに拍車がかかった会議として悪名高いヴァンゼー会議。
議事録が残されているこの会議を映画として復活させています。
恐るべきホラーでした。感想は以下のリンク先に書いています。
ヒトラーのための虐殺会議

今年の大河ドラマ「どうする家康」も今のところ遅れずに見ることができています。


§  今月の舞台 舞台については、今月は見ていません。

今、いくつか見たい舞台があります。
が、なかなか行く余裕がなさそうです。



§  今月の音楽 コロナが始まってから’70’sから活躍したアーチストの全曲を聞く活動を続けています。今月はBruce Springsteenの全アルバムを順に聴いています。
デビュー二作目のアルバムは今回初めて聞きました。「Born in the USA」や「The River」といった有名なアルバムよりもよいとの印象を持ちました。


§  今月の美術 今月は美術に触れる機会はありませんでした。


§  今月のスポーツ 今月はスポーツについて特筆すべきことはありませんでした。

プロスポーツでは春の訪れを感じるキャンプやオープン戦やリーグ開幕の話題に盛り上がっています。
私もそろそろ身体を動かしたいとの欲が頭をもたげてきました。


§  今月の滝 秋保大滝は私にとって四十四カ所目となった日本の滝百選に選ばれた滝です。
寒い日に連れて行っていただきました。まさかの氷瀑初体験の期待すらできそうな日でしたが、豊かな水量を持つこちらの滝を凍らせるまでには至らず。

手がかじかむどころか、凍りつきそうな寒気の中。雪の積もる山道を越え、滝壺のすぐ近くまで行きました。凛と冷えた空気の中で見る滝は神聖ですらありました。

滝の上には不動尊が鎮座していて、ここで頂いた甘酒の味や、お店にいらっしゃった若いお姉さんの美しさも思い出します。そのあたりの新雪に飛び込んでいったM氏の雄姿も。


§  今月の駅鉄 今月は四駅を訪れました。「武佐駅(2/5)」「海芝浦駅(2/23)」「新芝浦駅(2/23)」「浅野駅(2/23)」

まずは、釧路に滞在している間、大喜湯春採店から歩いて街を歩き、訪れた武佐駅。
あたり一面、雪に埋もれた大地。そこに延びる一筋の鉄路は私のさらなる旅情を誘いました。
駅のホームから通過する快速を動画で撮ったら警笛を鳴らされました。一両編成がかっ飛ばしていく姿はいじらしい。しばらくして反対側から来た各停が駅にとまり、根室へと去っていく姿は応援したくなります。武佐駅はローカル線の風情を私に堪能させてくれました。仕事の合間に訪れた私に、釧路に来た旅の手ごたえを与えてくれました。

海芝浦駅は二度目の訪問です。前回来たのは10年以上前のはずです。
今回は春の訪れを感じさせる暖かい一日に訪問しました。仕事を抱えた私がワーケーションを充実させるため、浅野駅まで車でやって来て、二駅乗って訪れたのが海芝浦駅です。
前回訪れたときは、ホームの横に設えられた海芝公園でゆっくりせず、折り返す電車に乗って帰ったような記憶があります。
今回は、一本電車を見送り、2時間近くを海芝公園のベンチで運河や鶴見つばさ橋をみながら仕事をしていました。

この駅は関東の駅百選に選ばれています。その銘板も塩に錆びていて、それが最果ての駅の味として一役買っていました。
今回も駅の外には出られず。

さて、新芝浦駅です。海芝浦駅からの帰りに一駅だけ乗って降り立ちました。
この駅も二度目の訪問です。数年前に太田ふ頭のお客様の下に立ち寄った帰り、夕方に寄った記憶があります。
今回は、晴れ渡った空と駅に沿って流れる運河の水を愛でながらの駅鉄。隣の東芝の係員の方の目は気にならず、祝日ゆえの呑気さで駅をくまなく巡りました。

改札口付近の閑散とした様子と、木造の朽ちつつある壁の様子は、大阪の木津川駅のそれを思い出させました。
この駅も駅舎が味わい深く、東芝のゲートの立派さの落差が印象に残る駅です。

浅野駅も以前に立ち寄った事があります。多分、今回で三回目の訪問。
分岐駅ですが、閑散としているようで、案外人がいます。10人ほど。電車を待つ人もいれば、時間を潰している人も。ちょうどよいひなたぼっこの場所とでもいうかのように幼子をつれた父親がのんびりと座っている光景も。

海芝浦駅支線の3駅は、首都圏にあるとは思えないほど、独特の雰囲気を放っています。どの駅も風情があって好きです。
また、ふらりと立ち寄りに来ると思います。


§  今月の酒楽 今月はお酒体験については申し分なかったと思います。貴重な経験ができました。

釧路で参加したCLS道東では、前夜祭も当日もたくさんのお酒をいただきました。
前夜祭の「炉ばた 八」でも美味しい北海道の地酒をたくさんいただきました(2/3)。二次会の「from thirty」も釧路の夜を楽しませてくれました。

その日の夜は大喜湯 春採店でも美味しくお酒をいただきました。セイコーマートで買って帰ったビールを北海道で飲む醍醐味。よいですね。ちなみにアイスも食べました。冬の北海道では室内でアイスを食す。まずは初心者レベルはクリアできました。

当日のCLS道東の中でも鶴居村のクラフトビールBrasserie Knotさんがタップを用意してくださいました。ぶどうを使った山幸が美味しく、ビールを3杯ほど飲みました。

さらにCLS道東では日本酒も豊富でした。懇親会ではsakejoの佐藤さんが私に山椒と生酒を合わせると美味しい事を教えてくださりました。
そこにご用意いただいたのは釧路の酒蔵、福司酒造の3種類のお酒。
これが衝撃のマリアージュ。驚いて何杯も飲んでしまいました。その場にいたジョイゾー社の方から聞いたところ、私だけで8杯の日本酒を飲んだとか。

また、四宮琴絵さんが持ってきてくださったハスカップのジンをソフトクリームの上に掛けたのも美味しかった!

二次会のスグレイスも釧路の夜の一面を教えてくれ、とても良い時間になりました。

さて、お酒については、釧路から帰った後に四人で訪れた山形の米沢でいただいたお酒も外すわけにはいきません(2/8)。
「炭火焼てんま」でいただいた米沢肉とお酒の取り合わせも美味しく、大満足でした。その晩、出羽桜のワンカップも買って帰りました。東京に帰ってから飲んだこの味もとても美味しかった。
その翌日には、仙台にてさまざまな場所に連れて行ってもらいました(2/9)。そして、夜は「三枡三蔵」で仙台や東北の銘酒をいただき、セリ鍋のおいしさとともに上機嫌に。

東北はやはり日本酒が美味しい。
ただ、次に仙台に来たらニッカウヰスキーの宮城経蒸留所には必ず訪れたいと思います。

あと、釧路でお世話になったジョイゾー社の皆さんが主催するスナックジョイゾーでは、今までの参加で皆さん差し入れを持ってこられていたので、私もアクアビットを購入し、日本酒と合わせて持ち込みました。
ここでは他の皆さんからの差し入れも豊富で、色々なお酒を頂きました。

今月の最後はTokyo Whisky Libraryです。友人の小島さんご夫妻と妻と四人で、相当のウイスキーをいただきました(2/24)。
私が飲んだのはArdBeg のウーガダール、KAVALANのTRIPLE SHERRY CASK、タリスカーの18年、SMOKEHEAD。どれも美味しい。小島さんもOCTOMOREとかBALVENIEとか、たくさん飲んでおられました。ここ一年でもウイスキーの量では筆頭に挙がるぐらい呑みました。

今月はそんなわけでお酒の経験は存分に楽しめました。
仙台で持たせて頂いた一白水成も今月の思い出です!


§  今月の旅行 今月は、思い切って訪れた釧路の旅が筆頭に挙げられます。旅行とはいえ、仕事の一環として伺いました。もっとも、釧路そのものでは案件があったわけではありません。CLS道東に参加するぐらい。そこで知己を増やすことが目的です。何か案件があったわけではありません。

にもかかわらず、この時期の私はお客様のシステムリリースを控えていました。本来ならば旅している場合ではありません。
が、すでにCLS道東への参加を表明してしまっていた私は、迷った挙句、北海道への旅を決断しました。
そのため、釧路にいる間も少しの時間があれば仕事を行っていました。CLS道東が終わった翌日も翌々日も釧路にいて籠って作業していました。
それによってワーケーションの極意を理解したような気がします。

厳しい寒さの釧路の冬を体験でき、しかも厳粛な雪景色の中の仕事は格別です。釧路川の川面が凍っていく様子を見ながらの仕事は東京ではまず経験できません。
おかげで、仕事が主だった釧路滞在がストレスにならなかったことがよかった。これがワーケーションなのだ、という悟りを得た気になれました。

大喜湯 春採店に二泊する間、仕事の合間に二度ほど街を一人で歩きました。春採湖や武佐駅など。
そこでは、寒さの厳しい冬ならではの生活の工夫と、極寒の地で長年暮らしてきた人々の知恵の結晶も味わうことができました。私にとって初めての冬の北海道は、思い出に満ちた旅となりました。
もちろんCLS道東そのものも学びになりました。コミュニケーションや世代間のギャップの問題など。
それら、私が感じた感想については、CLS道東 2023 (極寒編)に参加しましたをご覧いただければ。

釧路から帰る日も、大喜湯 春採店からトランクを引きずってハルトルチャランケチャシや春採湖を眺め、インデアンのカレーやコワーキングスペースなど、釧路の日常も味わうことができました。

釧路から東京に戻った私は、一日を挟んですぐに山形の米沢に向かいました。仕事です。
が、夜はお客様とおいしい米沢牛やお酒をいただきました。
晴れ渡っていた釧路と違い、夜から朝にかけては吹雪に襲われた米沢。雪国の厳しさを垣間見た思いです。

ところが翌日、山形新幹線で福島まで出るとからりと晴れるのです。
さらに、そこから仙台に向かったら、仙台はからりと晴れているにもかかわらず、釧路よりも寒さを感じました。

同じ北国でも釧路と山形と仙台の気候の差を肌で感じることができたのは、私の生涯でも記憶に残るでしょう。

仙台は私とMさんFさんとで伺いました。そこで現地の案内を買って出てくださったのがMさん。
私の嗜好を知っていらっしゃるためか、秋保神社や秋保大滝に連れて行っていただきました。雪景色の中の滝は見事。
そしてお風呂での語らいまた、旅の良さです。夜の「三枡三蔵」でも語らいも忘れられません。素晴らしい旅でした。


§  今月のその他活動 人生も半分を過ぎ、一層焦りが募っています。少しでも日々に変化をつけようとする気持ちに衰えはありません。
今、心身が動くうちに仕事もプライベートも全力で。その考えには揺るぎがありません。

・公園は二カ所。「生田明王公園(2/18)」「海芝公園(2/23)」

・美術館はゼロカ所。
・駅は四駅。「武佐駅(2/5)」「海芝浦駅(2/23)」「新芝浦駅(2/23)」「浅野駅(2/23)」

・滝は一カ所。「秋保大滝(2/9)」

・温泉は四カ所。「大喜湯 昭和店(2/3)」「大喜湯 春採店(2/4)(2/5)」「やまびこの湯(2/9)」「多摩境天然温泉 森乃彩(2/19)」

・山はゼロ山。
・酒蔵はゼロカ所。
・神社は二カ所。「春日神社(2/2)」「秋保神社(2/9)」

・寺は二カ所。「安全寺(2/2)」「豊山派稲荷山光明院(2/18)」

・教会はゼロカ所。
・史跡は三カ所。「ハルトルチャランケチャシ跡(2/6)」「沖田総司逝去の地(2/19)」「国鉄鶴見事故遭難者供養塔(2/23)」

・博物館はゼロカ所。
・遺跡はゼロカ所。
・城は一城。「ハルトルチャランケチャシ跡(2/6)」

・灯台はゼロカ所。
・動物園はゼロか所。
・水族館はゼロか所。
・土木遺産はゼロか所。
・マンホールカードはゼロ枚。
・ダムはゼロカ所。
・風景印はゼロ枚。
・御城印はゼロ枚。
・御宿印はゼロ枚。

私がまだ訪れていない場所の多さは無限です。やりたいこと、行きたい場所の多さにめまいがします。
今月は釧路、米沢、仙台と、ふだんなかなか行かない場所を訪れました。この地球にはまだまだ無限にこうした場所があります。
少しでもこうした場所を訪れたい。私の人生の残り時間のなかで。

加齢によって日々、気力は減退していきます。人の明日はわかりません。人気俳優や女優も自死を選びます。私も不意の体調不良に襲われ、コロナに感染します。一昨年の秋にはハイキングのつもりが一晩の遭難と化し、人里のすぐそばで死ぬ可能性も体験しました。
いつかやろう、引退してからやろうという姿勢を根本的に見直さねばなりません。もう、未来の社会や環境がどうなっているかわからないからです。そこに老いつつある自らの衰えがかぶさってきます。
生きている今。今を生きているのですから、今、やるべきことをしなければ。後悔だけはしないように。
その姿勢のまま、仕事をこなしながらも、今のうちに時間の合間を見つけ、行けるところに行っておこうと思います。

死ねば全ては無に消えます。
私の経験をいくらブログにアップしても、膨大なデジタルの海の中に溶けて消えます。
それが分かっていても、自分に与えられた生を全力で全うしたいと思います。仕事もプライベートも全力で過ごそうと日々励んでいます。

今は仕事に集中し、好きなことは引退後に。そんな悠長な考えが通用しないことをコロナウィルスは教えてくれました。人生はあっという間に終わってしまう。老いたときに平穏で好きなことができる世の中があるかどうかは誰にも保証されません。一方で、仕事の難しさや面白さも強く感じています。プライベートだけど充実させるのでもなく、仕事だけに人生を捧げるでもなく、その両立を目指す。だからこそ、今のうちから毎日を公私とも全力で生きる、という決意で日々を過ごしています。
コロナだからと閉じこもらず、一人でも旅を敢行したいと思います。
もちろん、一昨年の秋に遭難した経験は忘れてはなりません。命をなくしては元も子もないのは当たり前。ですが、何もせず命を枯らすよりはましです。
家族との縁も毎月、姿を変えています。仕事もいつかは引退を求められるでしょう。そうなった時にやることがない、とよく話に聞く老残にだけはなりたくないと思っています。

そう思い、訪れた場所で心の赴くままに俳句を詠んでいます。今月は俳句を18句。いずれもツイートまとめに載せています。

一方で、具体的に将来のこともそろそろ考えねばなりません。
法人のまとめに書いた通り、コロナに席巻された世の中ですが、弊社の売り上げはなんとか確保できています。
ただ、私個人としては投資もしておらず、賭け事もしていません。不労所得のタネも持っていません。
私が倒れた時、うちのメンバーが稼げるところまでは頑張らねば。

あらためて「私」を振り返ってみました。来月もコロナと共存しつつ、自らの生に後悔のないような日々となることを信じて。


2023年2月のまとめ(法人)


令和五年二月。

世の中のきしむ音が聞こえるようです。AIがますます世の中を変えていっています。これからはAIによって焼け野原にされる業種や業態が増えるのではないか。そんな不安とやっかみの不協和音が聞こえるようです。
どうすればこれからの世を生き残っていけるのか。

それは弊社も同じ。
今月も弊社は案件をいくつもいただけました。ありがたいことです。
が、それがいつまで続くのか。

不安です。代表の私は、今のままではいけないと危機感を感じています。
が、まずは精一杯やってみようと思います。
お仕事のご依頼が途切れない今のうちに。

今の弊社には、まだまだ課題が山積みです。そうした課題を解消せずに拡大に走るのはよくありません。
それらの解消も進めつつ、一昨年・昨年の反省を真摯に踏まえ、山積みの課題を一つずつ解決します。
継続的な案件は増え、経営が安定する方向は見えてきました。安定もさせつつ、案件を少しでも多く解消するような方法をとらなければ。

達成度5割。達成感5割。満足感7割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括 二月度の売上は目標を少し下回りました。

先月の売上が大幅に目標を越えたため、それは想定していました。
むしろ、今月も新たな案件のお引き合いをいくつかいただいていることに感謝です。

そして、今月は来期に向けての準備に力を尽くしました。
来期以降、メンバーが増えます。という事は、弊社の仕組みや手続きにも変化が生じます。常に変化する組織に適した運営を追究していかないと。

弊社メンバーも努力し、成長する姿を見せてくれています。メンバー間の関係性の質も少しずつあがっている実感はあります。
が、今月から打ち合わせに三名が新たに参加しました。
それによってまた関係性に変化が生じました。。
その一方で、弊社の生産性はまだ私の望む域に達していません。それを改善しなければ。

売上も上がり、かつ、利益を確保できるような体制を作らねば。
残業に頼らず、勤務時間内に実現する必要があります。そのためには、スキルアップだけではなく、細かい部分の作業から改善していかなければ。
仕組みづくりも含め、まだまだ改善すべき課題がまだ残っています。
私も率先して範を示さねば。

メンバーの開発スキルも確実に上がっています。が、それ以上に案件の量が急激に増えています。
今期は売り上げの面では過去最高に達しました。先月の売上は新たな地平に達することもできました。が、その状況に甘えてはなりません。
弊社メンバーを必ずや独り立ちできるまでのレベルに引き上げたいと思います。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・代表がCLS道東に参加しました(2/4)。
・サイボウズ社東北支社に初訪問しました(2/9)。
・弊社の常勤メンバーがkintoneアソシエイト試験に合格し、アソシエイト合格者四名体制になりました(2/14)。
・代表がkintone カイゼンマネジメントエキスパートを受験しました(2/15)。
・スナックジョイゾーに代表の妻と四月から弊社に参加する代表の長女とで参加しました(2/17)。
・月曜日の定例会議を登戸の某所でリアル(6名)とオンライン(3名)の並行で行いました(2/20)。
・弊社のTwitterアカウントの運営担当を移管し、代表の手から離しました(2/20)。
・前週に続いて月曜日の定例会議を相模大野の某所でリアル(5名)とオンライン(4名)の並行で行いました(2/27)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、Cybozu Days 2022のブースを出したことで得たご縁であり、Cybozu Circus 2022 Osakaやその他のイベントに参加したことで得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まったのが今月でした。
お互いが依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげる。

昨夏、経理や財務諸表の見直しを行いました。そして五年間の売上や利益、人員にかかる長期計画を考えました。
その中で経費としての外注費をどう考えるかも検討しました。売上に対して、どこまでの外注比率に抑えるべきか。かつて外注費を払いすぎて失敗した同じ轍は踏まぬよう。
外注先に依存することはしません。が、弊社内だけでは案件がこなしきれない場合にはお願いしなければなりません。
このバランスはとても難しいのですが、これからもバランスをとりながら経営します。


§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
今月も今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。それに並行して、今もなお、週一、二件の頻度で新たな案件のお話をいただけています。本当に感謝します。
今月もまた新たな案件のキックオフを行いました。作業を開始した案件もあれば、来月から開始する案件もあります。

今、弊社が取り扱っているシステムはkintoneをベースにGmail、Google Calendar、Zoom、HubSpot、ChatWork、Slack、freee、freeeサイン、マネーフォワード、スマレジ、LINE、Benchmark、box、Stripe、サブスクペイ、AWS、各種CMS、その他です。
今、動いている実装案件が35件強。それらをどのようにこなしていくか。それが今の課題です。

ただ正直、今の弊社には案件が多すぎるため、オーバーフローを起こしています。
そこで人数を増やし、開発リソースを増やします。
というのも、4月から代表がコーディングから離れる予定で準備を進めているからです。
代表がコーディングせずに、他のメンバーで回す。咋秋から徐々に。今年に入ってからもさらに加速を。代表抜きで実装を進め、営業や管理や経営に代表は回る。

そのように今年の春に社内の体制を再構築します。
再構築した後、一旦来期の一年間は、ブロックチェーンや機械学習といった今が旬の技術に手を出すことは控えます。弊社が扱っている技術の研鑽に努めようと思います。

今月の頭にお客様のシステム移行がありましたが、数日間、データ移行やバグなどが出てしまいました。それについてお詫びしたところ、信じているから、というお言葉をいただきました。感動しました。
早くメンバーだけで構築できるレベルに持ち上げて行かなければ。強く決意しました。

経営者がどの案件にも手を突っ込み、ワーカーとして奔走しているようでは社の発展は望めません。
弊社もそう。
次々と生まれる技術から目を背けることは将来の禍根を残します。が、今の弊社はあれこれと技術に手を出すにはスキルを含めて不足している点が多すぎます。
まずは足元を固めなければ。

来月も、引き続き弊社メンバーの教育とスキルアップに注力していきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

また、東京都中小企業振興公社の人財アドバイザーの方に昨年末よりアドバイスを受けています。
この方から五年後の弊社の目指すべき姿を作るように言われ、SWOT分析をはじめ、売上や経費の計画をきちんと作成しました。税理士の先生にも手伝っていただきながら。

経費もほぼ毎月計算しています。経理作業はすでに一部を長女に任せています。
それらも4月以降はすべて引き継ぎます。


§ 社内体制 一昨年の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで年始にあたり、三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

メンバーの募集を出した時と考え方の軸はぶれていません。

一昨年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
そのアドバイザーの方から作成するようにと指示された、5年後の弊社を見据えたビジョンや課題の解決策は、上記の各理念をより細かく詰めたものです。文章や財務上の数値、目標の形で具体的に表しています。

その課題に基づき、人事方針、評価制度や給与テーブルなどをこの正月に集中的に組み立てました。
1月末には社労士の先生にもご意見をいただき、さらなる形にブラッシュアップしていきます。

代表は実装作業に縛られるのではなく、こうした作業に注力しなければ。代表にしかできない作業に。

今年の春からは、メンバー各自にさまざまな業務の役割を持ってもらいます。
毎週の内部定例会議は、約十カ月ぶりに今月からリアルで開催しました。4名の新メンバーを加え、オフライン6名、オンライン3名で。その翌週にもオフライン5名、オンライン4名で。
春の開設を検討していた事務所開設はコ、ストと費用対効果を鑑みた結果、断念しました。その代わり、リアルミーティングは行わなければ弊社の成長はない。そう考えての開催です。

各メンバーにはそれぞれの役割を理解してもらう。そして、案件については教え合い、助け合いながら実装を進められるような体制を目指す。そして、Cybozu Daysのようなイベントでは役割を超えて協力するようなチームを目指します。

打ち合わせ、リモートワークの効率化など、やるべきことは多い今ですが、なんとか乗り切りたいと思います。

§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約10回です。オンライン商談はざっと数えたところ約49回ほどです。
今月、頂戴した名刺は20枚です。

遠い北海道は釧路へ。CLS道東への参加です。正直、時期的にかなり苦しい状態での旅でした。が、行った甲斐はあり、多くの方との知己を得ました。
他にもスナックジョイゾーへの参加(2/17)も貴重なご縁でした。代表が実装から離れるためには、よりこうしたトップセールス的な動きが必要です。

今月もさまざまなご縁とそこからの新たなつながりができました。
昨年に続き、そうした御縁から、弊社も私も成長させてもらっています。
皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。CLS道東(2/4)。スナックジョイゾー vol.12(2/17)。

今月もこうした対外活動を通し、人脈を増やすこととあわせ、弊社の認知度を広げられたように思います。
それによってさらに忙しくなったことも事実ですが、こうした活動を通して営業に繋がっていくため、今後も続けていこうと思います。

ただ、案件をこなす時間と交流の時間をどうやって確保していくか。これから考えていかなければなりません。

来月以降もいろいろな予定が控えています。

コロナが小康状態になり、リアルのイベントも増えつつあります。また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは1本(
森の宿

今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは1本(
ヒトラーのための虐殺会議

)。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは1本(
CLS道東 2023 (極寒編)に参加しました

) 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

1月30日 1月30日 経営者がやるべき仕事とは
1月31日 1月31日 車輪の再発明だけは避ける
2月1日 2月1日 組織とマニュアルと個人と
2月2日 2月2日 やるべき事やるべきでない事
2月3日 2月3日 検索エンジンとAIが拮抗する
2月6日 2月6日 世代間分断をどう解決するか
2月7日 2月7日 CLS道東の現地の熱を味わう
2月8日 2月8日 暮らしの中から改善点を探す
2月9日 2月9日 地方がより進み始めている
2月10日 2月10日 肌感覚を信じ、仕事に邁進
2月13日 2月13日 経営者としての陥穽と責任
2月14日 2月14日 情報共有は信頼と信用から
2月15日 2月15日 苦難に遭った方にできる事
2月16日 2月16日 情報の取捨選択リテラシー
2月17日 2月17日 ヘルス・ケアもしなければ。
2月20日 2月20日 技術は交流して育っていく
2月21日 2月21日 若者も年配者も共に学ぼう
2月22日 2月22日 失敗を恐れず工夫を続ける
2月24日 2月24日 AIと無縁でいる事は可能?

§ 年表

・二月お仕事

946banya×2、大喜湯 春採店×3、大喜湯 昭和店、炉ばた 八、from thirty、泉屋 本店、スグレイス、くしろフィス、神保町で作業、後楽園で作業、米沢で打ち合わせ、炭火焼 てんま、Starbucks仙台駅前店で作業、サイボウズ東北支社で打ち合わせ、二俣川で打ち合わせ・作業×3、Starbucks KITTE東京店で作業、神田で作業、新富町で打ち合わせ、スナックジョイゾー、ふれあい貸し会議室 登戸トーシン、鶴川駅前図書館で打ち合わせ、駅ちか会議室 リンクスペース相模大野、ガスト相模大野店、カフェ マウカメドウズで打ち合わせ、アクアビット サテライトオフィス×6

§ ツイートまとめ
・二月ツイート

https://togetter.com/li/2090690


CLS道東 2023 (極寒編)に参加しました


2/4に釧路で催されたコミュニティリーダーズサミット in 道東 2023 (極寒編)に参加してきました。

公式告知サイト
Twitterまとめ

昨年九月に催された第一回CLS道東にも参加し、ワーケーションを実践されておられる皆さんからの貴重な知見を学びました。
ワーケーションの意味をcls道東で教わりました

そこで学んだのは、アウトプットの質量にこだわらない姿勢です。
アウトプットにおいてワーケーションはリアルに劣る。それを率直に認め、ワーケーションで得られるインプットにこだわる。また、ワーケーションは地元でもできるとの気づき。
前後の懇親会や知床の旅や出会いなど、とても得難い経験でした。

前回の参加では大いなる知見を得た私。今回、私はアウトプットが必要な案件を多く抱えていました。そのため、釧路までの渡航自体が危ぶまれていました。正直参加は無理かなと。

ですが、行くと宣言していた以上は初志貫徹したい。そう思い、知床の流氷から海に飛び込むつもりで参加しました。
すると、参加したことで自分が次のステージに進めたのです。本稿ではそれを書きます。


今回のCLS道東のセッションで得た知見は、幾つもありました。

コミュニティの世代間格差の問題は、私も自分の課題として受け止めています。
私がサイボウズさんのエコシステムの世界に加わらせてもらったことで、人生も仕事も次の地平が拓けたことは、今までにあちこちで書き、話した通りです。
が、それはあくまでも私の経験からの話。私がそうだからといって、それは万人に共通のメソッドではありません。
私の経験を安易に若い技術者に勧める事について慎重にならなければ。世代間格差とは若い人の問題ではなく、むしろ年長者側に理由がある。
コミュニティ界隈の先達者たちが多く参加されたこのセッションは、私を諫めてくれました。そして、これからのコミュニティ運営についての大いなるヒントを与えてくれました。
得た気づきについては、下のnote
にも記しています。

もう一つ、得た知見は、会場の熱気です。
参加された方々はなぜ現地に行くのか。しかも忙しい仕事の合間を縫って。現地に行くことによって得られるものとは何か。
これも下のnoteに書いています。

上に書いた通り、今回の私はCLS道東に参加できるかすら危ぶまれる状態でした。ですが、現地に足を運んだことで次のステップに進めました。
躊躇した時はとどまらずに前に踏み出す。すると、必ず何かが得られる。
これは、今までの人生で得た私の人生観です。私の人生観は今回のCLS道東でより強化されました。

投資も同じ。投資や支出について人は慎重になるあまり、往々にして及び腰です。かつての私もずっと投資や支出には臆病でした。ただイベントに出るためだけに多額のお金を使うなどもってのほか。それが私でした。
支出が固定されており、それに対するリターンがあらかじめ見えている状態では、改善する理由を見いだすことはなかなか難しいもの。
が、お金や時間を使うとその元を取るために人は必死さを発揮します。取り組み方にも熱がこもります。工夫を凝らし、変化も生じます。

お金は使ったらその隙間を埋めようとかならず戻ってくる、という言葉は、私が法人を設立した頃に参加していた交流会でもよく聞きました。
が、当時の私はその言葉の中にわずかな胡散臭さも感じていました。
が、今はその言葉が一面の真理を示していると言えます。
問題は、この学びをどうすれば説教臭を抑えつつ次代に伝えていくか。これは引き続き試行錯誤します。

あと一つ、得た成果は肌感覚の大切さです。
今回のCLS道東は冬の北海道で行われました。
私が冬の北海道に向かうのは、プライベートを含めても初めてのことです。
(極寒編)と銘打たれた今回のCLS道東。私のような虚弱な体には耐えられないのでは、と行く前から戦々恐々としていました。

が、結論からするとそれは杞憂でした。むしろ快適でした。

確かに道東の冬は過酷です。軽視してはならないのは当然です。
今回も釧路の夕焼けをご案内いただいた際、その極寒を体感しました。短時間で釧路川の川面が蓮の葉を思わせる形に凍っていく光景は、関西や首都圏、私のルーツである福井ですらも味わえないでしょう。
雪が積もる屋外を歩いていると、その過酷な自然は随所に罠を仕掛けています。鋭く光るつららは剣呑。路面のあちこちには油断すると転倒するトリックが。

そうした過酷な寒気を長きにわたってしのぎ、暮らすための工夫を重ねてきた先人の知恵。
街を歩くと凍結防止剤や砂やロードヒーターのおかげか、あたり一面の積雪にもかかわらず交通は麻痺していませんでした。
おかげで大喜湯春採店から武佐駅へも歩いて移動できました。大喜湯春採店から釧路駅まではトランクを引きずって歩けました。
歩きながら、冬の道東の現実と生活の工夫の数々を体感できたのは今回の収穫です。
屋内では半袖でアイスを食べる、という話は冬の北海道を語る際の常套句です。この言葉、頭では理解していても、関西で育った私には都市伝説にしか思えませんでした。が、よもや今回の旅で自分がアイスを食べることになろうとは。

冬の道東は、過酷ではありますが、決して人が住めない場所ではないのです。
CLS道東に参加された皆さんがアップされたワーケーションレポートからも冬のアクティビティの豊富さとして、それは感じられました。
その事実を私が理屈ではなく、自分の五感で体感できた。これもまた、今回の旅の気づきでした。この気づきは、どれだけ動画サイトや人様のブログを見聞きしてもわからない感覚です。実際に参加したからこそ得た体験といえます。

釧路から帰京して一日空け、私は山形の米沢や仙台を訪問しました。そこでも雪国の厳しい自然と対峙しました。釧路だけでなく他の地域の冬と比較できたことは、私の中に道東の冬をより多面的な経験として蓄積しました。

最後に、ワーケーションの可能性です。

今回は、前回参加した昨年の9月に比べて、私の忙しさが一層増していました。
その様な状態だったので、今回はアクティビティにはほぼ参加していません。
前日は早朝の便で釧路に到着してから、夕方まで946BANYAで仕事や打ち合わせをしていました。CLS道東の開催当日の午前は作業をずっと946BANYAで。
翌日も春採湖や武佐駅まで歩いて散歩した以外は、大喜湯春採店さんにこもって作業や打ち合わせに集中していました。その翌日も大喜湯春採店さんやくしろフィスさんでの作業や打ち合わせに没頭していました。

今までも私は多くのワーケーションツアーに参加してきました。そして、その中で必ず一日は観光の日を設けていました。
ところが今回は観光の日は設けていません。
普通だと、私のような小市民はこう考えます。「せっかく旅に来たのに、仕事ばっかりやった」と悲嘆に暮れます。
ところが、今回は不思議なことに仕事をしていても、充実感が残ったのです。

それはなぜでしょうか。CLS道東の前日にジョイゾー社の皆さんとお風呂に浸かり、夕焼けツアーに同行させてもらったからでしょうか。また、前夜と当日にたくさんお酒を飲み、参加者の皆さんと豊かな会話が楽しめたからでしょうか。
確かにそれもあるでしょう。
が、私は充実感の理由を、異世界の光景にあると考えます。
946BANYAでは仕事をしながら、目の前を流れる釧路川の川面が凍る様子に歓声を上げました。大喜湯春採店さんでは一面の雪景色を眺めながらの仕事ができました。
これが山や海ではこうはいきません。私が住む町田からは、少し足を伸ばせば山や海を見ながらの仕事ができます。が、今回の様な極寒ならではの景色だけは得ようと思っても得られません。
これこそ、普段の仕事とは違う環境です。違う環境に身を置きながらの仕事。

これこそが、ワーケーションなのだ、とようやく眼が開かれた思いです。
今回のCLS道東の参加で得た最大の成果こそ、この開眼なのかもしれません。


最後になりましたが、CLS道東に参加された皆さま、ありがとうございました。登壇者の皆さま、貴重な知見をありがとうございました。前夜祭と懇親会でお話した皆さん、ありがとうございました。武市さん、いつもお写真ありがとうございます。今回も使わせていただきます。
釧路夕焼け倶楽部の芳賀さん、夕焼けのことや釧路のことなど教えてくださってありがとうございました。大喜湯の皆さん、延泊また延泊の私にいろいろとご配慮くださってありがとうございます。
Hokkaido Design Code社の皆さん、一新したすてきな946BANYAを使わせていただきありがとうございました。
最後にJOYZO社の皆さん、聖地巡礼への同行ばかりか、お風呂や夕焼けなどご一緒させていただきありがとうございました。他にも今回の旅で御縁のあった全ての方々に心から感謝します。

また、次回も参加させていただければと思います。もちろん、高知にも。


2022年のまとめ(法人)


今年も一年のまとめを書きます。
各月を法人と個人に分けてまとめを書いていますが、同様に年のまとめも書きたいと思います。

公私の「公」

●弊社の業績
§ 総括 目次

今年度は売上だけで考えれば、過去最高です。
昨年は雇用に踏み切って一年目。反省だらけでした。今年はその反省を生かした一年でした。ただし、売り上げは昨年よりあがったとはいえ、利益の面ではそこまで増えないかもしれません。まだまだ生産性では課題を感じた年末の振り返りとなりました。

今期はあと三カ月残っています。年始から毎週の打ち合わせや内部体制も含め、生産性の向上に施策を打ちたいと思います。

そんな中ですが、弊社にとってトピックとなる出来事は以下の通りです。
・noteで毎朝代表が記事のアップを始めました(1月)。
・はたママプロジェクト様のサイトにて昨年末に代表が受けたインタビューを記事にアップいただきました(1月)。
・代表がkintoneエバンジェリストの年次更新を行いました(1月)。
・弊社がサイボウズ社オフィシャルパートナーの年次更新を申し込みました(1月)。
・代表が分報を始めました(2月)。
・サイボウズ社よりバレンタインデーのチョコをいただきました(2月)。
・弊社ではブロックしていたSES的な半常駐の案件をお請けすることにしました(2月)
・弊社契約としては約11年ぶりに新たなkintone環境を契約しました(2月)。
・弊社がIT導入補助金支援事業者に採択されました(3月)。
・弊社代表がkintone Café 神奈川 Vol.11を開催しました(3月)。
・弊社ではブロックしていたSES的な半常駐の案件のキックオフがありました(3月)。
・弊社に新メンバーが加わりました(3月)。
・弊社が応募した「チェアサイドレジ」が第二回スマレジアプリコンテストで佳作を受賞しました(4月)。
・弊社代表がkintoneシステムデザイン エキスパートに合格しました(4月)。
・弊社にとってkintone並走案件の取り組みを行い、お喜びの声をお客様よりいただきました(4月)。
・弊社にとって久しぶりとなるSES案件を請け、週一程度、代表かメンバーが常駐で作業を行い始めました(4月)。
・弊社が応募した「チェアサイドレジ」が第二回スマレジアプリコンテストで佳作を受賞し、授賞式に出席しました(5月)。
・経理処理や仕訳入力処理をfreeeとScanSnapを組み合わせた方式に変更しました(5月)。
・kintone Café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKUに代表が登壇しました(6月)。
・上記イベントの模様がSORACOM社のブログに取り上げられ、代表が登場しました(6月)。
・kintone Café 神奈川 Vol.12を開催し、代表が登壇しました(6月)。
・5月末のスマレジアプリコンテストの結果がYahoo ニュースに記事となり、その中で弊社も取り上げられました(6月)。
・5月末のスマレジアプリコンテストの授賞式の模様をスマレジ社が記事にしてくださいました(6月)。
・弊社のメール環境をGoogle Workspace Business Standardに変更しました(一アカウントのみ)(6月)。
・弊社契約のZapierのバージョンをプロフェッショナルプランにアップグレードしました(6月)。
・メタバースを使った仮想空間でのオンラインミーティングを体験してみました(6月)。
・弊社にてOculus Quest 2を購入しました(7月)。
・kintone Café メタバース支部の立ち上げに関わりました(7月)。
・公益財団法人埼玉県産業振興公社様が実施されている埼玉DXパートナーに弊社が登録されました(7月)。
・kintoneのプラグインを販売されているM-SOLUTIONS様と販売店契約を締結しました(7月)。
・今年初めから代表がついていた某お客様のセキュリティ講師の予定講義が終わりました(7月)。
・弊社メンバーがkintone アソシエイト試験に合格(8/8)し、合格までのロードマップ記事をアップしてくれました(8/30)。
・サイボウズパートナーネットワーク上の弊社ページが更改されました(8/15)。
・代表宛にkintoneエバンジェリストパーカーを届けていただきました(8/18)。
・代表がサイボウズOfficeのコミュニティ「オフコミ」に参加しました(8/18)。
・代表がサイボウズユーザーフェスティバルのkintoneコミュニティ紹介動画に登場しました(8/18)。
・代表がkintoneカイゼンマネジメントエキスパート試験を受験しました(合否発表は9月)(8/20)。
・弊社がSORACOM社の登録SPSパートナーに登録されました(8/4)。
・Road社と業務パートナーを締結しました(8/10)。
・Yoom株式会社と紹介パートナー・販売パートナー・OEMパートナーの契約を締結しました(8/28)(8/30)。
・東京テレワーク・モデルオフィスに応募し、多摩地区の三拠点のテレワークオフィスが使えるようになりました(8月)。
・11月10-11に幕張メッセで行われるCybozu Days 2022の出展を公表しました(8月)。
・kintone Café 神奈川 Vol.13 & SORACOM UG TOKYOの合同イベントを鎌倉の安国論寺にて代表が主催し、弊社メンバーやパートナー企業の方、お客様などにお越しいただきました(9月)。
・代表が郡山地域クラウド交流会 in メタバースに参加し、メタバースの可能性への知見を溜めました(9月)。
・チーム応援カフェ「部活動」に弊社代表が登壇し、伴走で関わっている法政大学アメリカンフットボール部の矢澤様よりお褒めいただきました(9月)。
・代表がkintone カイゼンマネジメントエキスパート試験に落ち、kintone資格コンプリートの機会を逃しました(9月)。
・代表がSORACOM IOT SALES FOR SPSに受かりました(9月)。
・高知のカミノバさんとチーム カミノビットとして予選に臨んだkintone hackですが、残念ながら本選には進めませんでした(9月)。
・Community Leaders Summit 道東に参加し、多くの方と貴重な知見をいただきました(9月)。
・kintone Café メタバース Vol.1に登壇しました(10月)。
・TOKYOテレワーク・モデルオフィス府中を初めて利用しました(10月)。
・Cybozu Days 2022でブースを出展しました(11月)。
・Cybozu Days後のコミュニティ打ち上げで代表が締めのあいさつを担当しました(11月)。
・スナックジョイゾー @オフライン vol.9 〜デイズナイト〜で代表がLT登壇しました(11月)。
・埼玉DXパートナーサイトに弊社の動画がアップされました(11月)。
・法政大学アメリカンフットボール部さんと一緒に登壇した人チーム応援カフェの動画が公開されました(11月)。
・Cybozu Circus 2022 Osakaに代表が参加し、各社さんのブースを回り、お客様をお連れしました(12月)。
・Adventar kintone Advent Calendar 2022、Qiita kintone Advent Calendar 2022、Qiita SORACOM Advent Calendar 2022の三つのアドベントカレンダーに投稿しました(12月)。
・チーム応援カフェの登壇記事をサイボウズさんにアップしていただきました(12月)。
・はたママプロジェクトさんの求人広告に出向しました。
・来年1月のチーム応援カフェに出ることが決まりました(12月)。

こうした活動を通じ、少しずつ弊社の認知度が上がってきたのはよいニュースだといえます。
代表が複数の集まりに参加し、かなりの数のイベントに参加しました。そうした活動によってお話をいただく案件の質が変わってきたように思います。

§ 業務パートナー 目次

五期前に業務パートナーをむやみに増やし、ある程度の自由と自発に委ねたことで失敗した経験があります。昨年はその失敗を繰り返さぬように肝に銘じながら、雇用に踏み切りました。
ただ、予想を超える量の案件をいただくようになっており、パートナー企業や技術者の力を得なければこなせなくなってきました。

今年は3年連続でCybozu Daysに出展し、案件としての話にもつながりました。
また三回目にして手応えをえた出展となりました。

いわゆる業務提携に関するパートナーは今年は多くの会社様と契約を結びました。ただ、弊社がそのサービスを使うたぐいのパートナー契約が多く、弊社の下でより専任として働いてくれるパートナーをさらに増やす必要がありそうです。

§ 開発案件 目次

今年はkintone案件が9割を占めるまでになりました。
浅く広く、さまざまな業務に手を出すことで、自らの首を絞めたかつての失敗。それを繰り返さぬようにしていますが、kintoneも範囲が広いので、さまざまな展開を実装しなければなりません。
ただ、名指しで頂くケースも含め、営業チャネルについてはさまざまな展開が得られるようになってきました。これも今までの弊社のkintone専業へ向けた発信がようやく効き始めてきた成果だといえます。

今年も引き続きサイボウズ社オフィシャルパートナーとして認定いただいたことと、弊社代表がkintoneエバンジェリストとして引き続き活動していることもあり、kintone界隈でもある程度の認知度は頂けるようになってきたと思っています。三年連続してCybozu Daysに出展した効果もあったはずです。

ただ、kintone単体ではなく、他のSaaSやPaaSと組み合わせての開発が求められます。そのため、kintoneだけやるのではなく、他のシステムとの連携案件は積極的に請けています。
今年手掛けた、または引き続き保守作業が発生した連携は、以下の通りです。
・スマレジとkintone
・boxとkintone
・Google Cloud Platformとkintone
・freeeとkintone
・Color Me Shopとkintone
・Stripeとkintone
・WordPressとkintone
・wooCommerceとkintone
・MemberPressとkintone
・Benchmarkとkintone
・ChatWorkとkintone
・請求管理ロボとkintone
・Dropboxとkintone
・HubSpotとkintone
・Twillioとkintone
・AWSとkintone
・VBAとkintone
・SLACKとkintone
・ChatWorkとkintone
・LINE WORKSとkintone

言語環境や開発環境については日進月歩の業界なので、勉強し続けなければなりません。停滞は許されませんので。
他にもセキュリティコンサルタントとしての活動や、伴走開発など、今までの開発から広がる展開をお見せする事ができました。

弊社メンバーがkintoneのアプリ連携については実装を進めてくれるようになっており、サブテーブルや多層Promiseもこなしてくれるようになっていることはありがたいです。

§ 財務基盤の堅牢化 目次

一昨年から家計と法人の財布の混在を完全に分け、資産表や収支表はきっちり顧問税理士の先生に管理していただくようにし、今年からは月次の支出は常にレシート取込するようにし始めています。

財務の正常化が弊社の今後を大きく左右すると認識しています。経営計画や事業計画書も5年後まで策定しました。来年からは給与テーブルや人事計画も設定します。

ただ、まだ案件の受託開発になっているため、まだ財務は自転車操業に陥っています。定期的に課金をいただくような仕組みを作らねば。今年はそれがうまく立ち上がりませんでした。今年の反省と来年の大きなテーマです。

§ 社内体制 目次

弊社の弱点として代表が経営者と作業者を兼ねている問題を解消するため、昨年の初めから雇用に踏み切りました。その結果、二人の仲間が加わり、そのうちの一人は去りました。
今年の3月からSESですが専任として弊社メンバーに新たに一人に加わってもらいました。

チーム・ビルディングを図るため、さまざまな工夫を加えました。価値観の共有を図るために。

昨年から加わってくれたメンバーが何度となく落ちた末にkintoneアソシエイト試験に受かってくれました。また、半常駐の現場に入って独り立ちしてくれようとしています。

昨年の12月に策定した以下の企業理念と経営理念は定着しています。

企業理念

「情報技術を生かして、

正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念

「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

チームとしてまだまだコミュニケーションは足りていませんし、生産性もまだまだです。が、まずはこれだけの売上を立てられるようになってきたことは成長だと思います。

来年以降もまだまだやるべきことはたくさんあります。この年末年始にさまざまな検討を重ね、来年早々に新たな施策を打っていきます。

§ 2022年度売上見込み 目次

上記の通り、売上を確保しつつ、粗利も確保できるようになりつつあります。今の時点ですでに昨年の売上を2割ほど上回っています。おそらく今期は昨年の倍に届くと思われます。ただ、残り三カ月の努力が重要なのは言うまでもありません。

あと、今年はBCP計画も踏まえ、宇都宮に一週間過ごし、仕事をする経験もしました(3月)。

§ 人脈の構築 目次

今年は昨年にも増して登壇も含めた露出および交流を増やしました。コロナウィルスが世の中にまん延する中でしたが。
Facebookではなく、Twitterに軸足を移し、焦点を定めた交流を心がけることで有効な営業チャネルがたくさん作れました。それが今年の充実した活動につながったと思っています。
来年度も今年のノウハウを活かしつつ、引き続き新たなご縁をいただければと思っています。ただ、代表個人の時間には限りがあり、SNSを見る時間は最低限にしています。この点は申し訳ないと思っています。

特に今年は遠方の方、新たなご縁を結べた方、10年ぶりにお会いできた方など、とてもご縁の有難みを感じました。コロナから少しずつ世の中の交流が戻りつつあったのもありがたいです。

大阪や首都圏だけでなく、栃木、高知、釧路、道東、東北、新潟など各地の方とご縁をつなぐことができました。
今年は314枚のお名刺をいただきました。引き続き来年もよろしくお願いいたします。

§ 対外活動 目次

2022年度は登壇の機会を多くいただきました。合計10回。コロナの影響でほぼオンライン登壇に終始しました。

まず3月に「kintone Café 神奈川 Vol.11(3/25)」に登壇しました。
5月はこちらで登壇しました。「第二回スマレジアプリコンテスト授賞式(5/26)」
6月は二件。「kintone Café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKU(6/11)」「kintone Café 神奈川 Vol.12(6/21)」です。前者は高知まで向かって登壇しました。
9月は4回。「kintone Café 神奈川 Vol.13 & SORACOM UG 東京(9/3)」「kintoneエバンジェリスト活動共有会 + 新メンバー交流会2022(9/14)」「kintone Hack 2022予選会(9/20)」「チーム応援カフェ「部活動」(9/21)」です。
10月は「kintone Café メタバース Vol.1(10/13)」の一回。何とメタバース内で登壇を果たしました。
11月は「Cybozu Days 2022(11/10)(11/11)」Night(11/1)」「コミュニティー界隈打ち上げ(11/11)」「スナックジョイゾー@オフライン vol.9 デイズナイト(11/18)」の三回です。
この中にはあれで登壇?と思われる方がいるかもしれません。

まずは機会を与えてくださった皆様には感謝しかありません。

今年参加したイベントは以下の通りです。
「Re:Change User Conference(1/18)」「スマレジ プラットフォームAPIを使ったアプリ開発方法を伝授!(1/18)」「freee受発注✖️NINJA SIGN連携リリースセミナー(2/3)」「kintone Café 神奈川 Vol.11(3/25)」「kintone Café 岡山 Vol.5(4/29)」「LINE BIZ DAY 2022(5/18)」「第二回スマレジアプリコンテスト授賞式(5/26)」「Cybozu パートナーミーティング 2022 Spring(5/30)」「THE HYBRID WORK JOURNEY(6/3)」「kintone Café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKU(6/11)」「kintone Café 神奈川 Vol.12(6/21)」「法政大学ORANGE vs 関西大学カイザース交流戦(6/26)」「SORACOM Discovery 2022 Online(7/6)(7/7)」「SORACOM UG Online(7/7)」「kintone Café メタバース支部準備会(7/14」「kintone hive Tokyo Vol.15(7/20)」「SORACOM UG Online #13(7/25)」「IoT Solution Day(7/28)」「DevRel/Japan CONFERENCE 2022(8/6)」「サイボウズ ユーザーフェスティバル 2022(8/17)」「kintone Café 神奈川 Vol.13 & SORACOM UG 東京(9/3)」「SPSビジネスマッチング会(9/9)」「kintoneエバンジェリスト活動共有会 + 新メンバー交流会2022(9/14)」「スナックジョイゾー Vol.7(9/16)。」「郡山地域クラウド交流会 in メタバース(9/17)」「kintone Hack 2022予選会(9/20)」「チーム応援カフェ「部活動」(9/21)」「CLS道東前夜祭(9/22)」「CLS道東(9/23)」「大人の遠足(9/24)」「kintone Café メタバース Vol.1(10/13)」「SORACOM UG EXPLOLER 2022(10/22)」「Cybozu Days 2022(11/10)(11/11)」「コミュニティー界隈打ち上げ(11/11)」「スナックジョイゾー@オフライン vol.9 デイズナイト(11/18)」「kintone Café JAPAN 2022(11/19)」「法政大学アメリカンフットボール部ORANGE vs 早稲田大学 BIG BEARS(11/23)」「Cybozu Circus 2022 Osaka(12/6)(12/7)」「ナックジョイゾー @オフライン vol.10 忘年会ナイト(12/14)」「Cybozu Days 2022打ち上げ(12/23」

上記のうち、登壇したイベントや、強い印象を受けたイベントについては記事としてアップしています。また弊社としてのトピックについても記事としてアップしています。

宇都宮でのおためしサテライトオフィス体験
kintone Café 神奈川 Vol.11を開催しました
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Cybozu Days 2022のブース出展でkintoneにメディアプレーヤーを設置しました。
Cybozu Days 2022のブース出展でソラカメとkintoneの連携にチャレンジしました。
事例:法政大学アメリカンフットボール部様

こうした場に参加することは、自分の知見を高めるだけでなく、そこで得たご縁が次の仕事につながるため重要です。あらためて今年はそのことを感じました。来年はkintone Caféをリアルで神奈川や東京で開きたいですね。

§ 執筆活動 目次 三年前にCarry Meさんが運用する本音採用でブログ「アクアビット 航海記」の連載をさせていただきましたが、これを昨年から弊社サイトで連載することにしました。今年は計11回分をアップしています。また、航海記だけだとマンネリになるので、五回に一度はコラムを挟んでいます。末尾にリンクを貼り付けています。
本のレビューは86本、映画のレビューは7本、観劇のレビューは0本アップできました。また、12月には毎年恒例のkintone Advent Calendarに参加しています。また事例の記事を4本、弊社の抱負は1本。物申すブログは9本。旅日記ブログは3本。その他の仕事に関したブログは10本。まとめ・抱負ブログは26本をアップしました。2021年も書くことへの情熱が尽きずに、可能な限り書けた一年となりました。ただし、書いた内容はまとまった形にできていません。

§ 年表 目次
各月の詳しい内容は各月のページで紹介しています。

あらためて「公」を振り返ってみました。今年もコロナに翻弄された一年でしたが、そんな中でも業績を前年度と同じレベルにとどめられたことはよかったです。
あとは来年以降、仕切り直した体制の中でどのように成果を出していくか。今年の反省点を活かして。
あらためて、今年弊社と関りをもってくださった皆様、まことにありがとうございます。
後1日、今年を無事に締めくくり、来年へと繋げようと思います。

アクアビット航海記
アクアビット航海記 vol.39〜航海記 その24
アクアビット航海記 vol.40〜航海記 その25
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アクアビット航海記 vol.42〜航海記 その26
アクアビット航海記 vol.43〜航海記 その27
アクアビット航海記 vol.44〜航海記 その28
アクアビット航海記 vol.45〜航海記 その29
アクアビット航海記 vol.46〜航海記 その30
アクアビット航海記-エンジニアによる発信
アクアビット航海記 vol.48〜航海記 その31

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ワーケーションの意味をCLS道東で教わりました


北海道から戻って約二週間がたちました。
東京に一日いただけですぐ大阪へ。十日ほどシステム切り替えやその他の作業でこもっていました。

北海道での交流の日々。そして大阪での仕事の日々。どちらも私にさまざまな気づきを与えてくれました。それらの気づきのうち、最も大きく感じたのはワーケーションの意味でしょうか。

9月26日 何かを変えたい熱意は通じる
9月27日 伸び代は伸び代のある場で
9月28日 ワーケーションは人が必要

ワーケーションは、リアルとオンラインの使い分けを人々に問いかけます。
コロナの流行が始まってから二年半。今更、オンラインとリアルの使い分けを考えることに意味はあるのでしょうか。
確かにオンラインでの働き方は市民権を得ました。ですが、残念ながら人は今もリアルの働き方を最善とし、場合によってはそれを人に強いています。また、オンラインの会議に渋々参加しているものの、本心ではリアルが一番と思っている人も多いはずです。

私が感じたのは、どちらにも優劣はないと言う単純なことです。臨機応変に場面に応じてリアルとオンラインを切り変えればよいだけの話。
むしろ、どちらかに決めてしまうことがおかしいのです。コロナが人々に突きつけたのはこの問いです。TPOに合わせて考えることを放棄してはならないのです。

日々の定型業務のすべてをリアルで行わせたい。
イーロン・マスク氏に限らず、そのような上司や経営者はまだ多いことでしょう。
が、日々の定型業務をこなすため、リアルで出社させる必要は本当に必要なのでしょうか。私はオンラインとリアルのどちらかに決める必然はないと考えます。
今まではアウトプットの質や量の低下を理由に、リアルが圧倒的に有利でした。ですが、時間の自由度がないことや通勤の疲れなど、リアルにこだわる事はインプットの低下をもたらしていました。

一方、すべてをオンラインで済まそうとすることも弊害の元です。
今のオンラインツールは、まだリアルほどには信頼感の醸成ができません。メタバースにしても、人間の五感の代わりにはなりえていません。
また、オンラインでは多くの人と新たに出会えますが、リアルで会う時のような深い関係は築けません。築く以前に、発展的なつながりの構築が難しいことは皆さんが知ってのとおりです。
オンラインは、リアルな距離感を構築できず、人間関係にも見えない壁が残ります。一方、メタバースでアフリカの大地を旅しても、リアルでその場の空気に触れる感動とは比較になりません。今もなお、オンラインツールから得られるインプットは少ないのが現状です。
違う場所へ移動し、そこで新たな人と交流することは心を活性化しインプットを多く増やします。インプットの質に関しては、オンラインはリアルに叶わないことは認めるべきです。

インプットが枯渇すればアウトプットも決まりきった内容になってしまいます。枯渇したまま、オンライン上で業務を続けても、アウトプットの質の低下は否めません。オンラインツールにはまだまだ改善の余地があると割り切った方がよいのです。

人と会い、人と語り、人とつながることはリアルの方が強い。特に新しい人との出会いにおいては。
これを認め、リアルでの場には積極的に参加すべきです。たとえCLS道東のように遠方であろうと。
ただしリアルといっても、毎日、仕事する場には原則として同じメンバーが集います。そこからは新たな発想や新たな行動はなかなか生まれにくいことも認めなければなりません。つまり定型業務こそオンラインで行うべきなのです。
逆に、新たな場所を訪れ、新たな人とご縁を結ぶ機会はリアルの場に積極的に参加することを推奨すべきだと思います。

CLS道東では、そうした観点からのお話が多かったように思います。参加されている皆さんの多くは、仕事しながら旅をするワークスタイルを確立した方ばかりです。とても参考になりました。

私は今までに何度かワーケーションを経験してきました。その中で、どうしても拭えずにいた葛藤がありました。
それはワーケーションにおけるアウトプットの問題です。ワーケーションにおいては、アウトプットの量と質がどうしても低下してしまいます。

ある程度、普段の業務に余裕がある人ならワーケーションは問題ないのでしょう。が、私の場合それが許されません。私のように常にさまざまなタスクを抱えている現状では、アウトプットの減少は由々しき問題です。
ワーケーションには移動が必須です。移動中には通信や電源が確保できず、宿泊先でも会話や飲み会が集中を絶ちます。どう繕っても、ワーケーションの実質は「ケーション」が多めになっていることは認めなければ。

特にシステム構築は、オンラインでできるはずの業務でありながら、集中を求められる作業です。
いつもの作業場で仕事をするよりも、生産性に顕著な低下が生じてしまいます。

今回、CLS道東のセッションの中で話されていたことの多くは私の目を啓かせてくれました。
中でも、ワーケーションのアウトプットは落ちると明確に話されていた八子さんの言葉と、ワーケーションは地元でも出来るとの古地さんの言葉は、ワーケーションについての私のモヤモヤを払拭してくれました。
私の中で今後、ワーケーションはインプットの場として明確にします。もちろんアウトプットも忘れません。連絡や、簡単な設定作業などは積極的に行います。

私は普段から、コーディングや設定の作業が一段落すると散歩に出かけていました。そして、散歩しながら必要な連絡をこなしていました。それは、古地さんがおっしゃっていた「地元でもワーケーション」の実践だったことに気付きました。
私はそのことを普段から無意識でやっていましたが、これからは意識して近所のカフェを使おうと思います。これならば移動時間のロスも減り、ワーケションのアウトプットロスも減らせます。

日々のワーケーションでインプットとアウトプットの両方を満たしつつ、数カ月に一度は遠方へワーケーションに赴こうと思います。
遠方を訪れた際は、ワーケーションでアウトプットの質量が落ちることを自覚します。そして、失われたアウトプットを上回るインプットを得れば良いと割り切ります。それは、仕事上の気づきのインプットであり、日々の仕事に疲れた心を休めるインプットでもあります。
6月の高知と9月の道東で感じたメリットを自覚しながら。

じつは私は、ワーケーションによるインプットの効果は、一介のプログラマーやシステムエンジニアの役割にとどまっている間は、あまり感じられないと見ています。
そもそも、今はオンラインで仕事ができる環境が整いつつあります。かつてのように出勤を強いられ、開発ルームに詰め込まれ、ひたすらタスクをこなすだけの仕事は既に減りつつあります。これからもさらに減っていくでしょう。さらにいうと、今後のシステム業界は単なるコーダーや設計だけしていては生き残っていけない事は明白です。そうした仕事は人工知能がどんどん担っていくことでしょう。
ですが、人とのつながりや、ビジネスのプロセスから新たな価値を見いだす仕事は、まだまだ人が担うべき領域です。今後のエンジニアにはそうしたタスクが求められるはずです。それには想像力が要ります。アウトプットに終始した同じ場所での業務からは、新たな発想を生みだす事は難しい。ワーケーションとは、インプットをどんよくに取りこみ、アウトプットを充実させるだと考えるようにします。
結局、ワーケーションによるインプットのありがたみとは、人との交流が必要になった技術者になるか、メンバーを統括し、導き、プロジェクトを推進する立場、さらに経営する立場になって初めて得られるのではないか。それが私の率直な意見です。

今回、釧路や知床でのリアルのご縁をいただくとともに、知床や大阪ではオンラインやメタバース上で全国各地の人と会話を行いました。
皆さんに感謝するとともに、その触れ合いや交流が、私に上のような思いを強く抱かせました。
ワーケーションには可能性があると。そして、都会の心中からは、もはやイノベーションが生まれにくいと。
地方創生とは無理に都市から人を引きはがすことにあるのではなく、都市ではもはや得られないインプットを得る目的の延長にあるのではないかと。


2022年9月のまとめ(個人)


公私の「私」

●家族とのふれあい

§  総括

8月はコロナが猛威を奮い、今月はまた今までのように世の中が沈んでしまうのか。閉ざされてしまうのか。戦々恐々としていました。
ですが、コロナが少し落ち着いてくれたのはありがたいです。
まだまだ世の中には悲観論が蔓延し、いろいろな国論が紛糾しています。安倍元首相の国葬やコロナワクチンやマスク着用について。

そんな中、おかげさまで仕事は順調です。今月は仕事上で出張が入り、さまざまな面白い体験ができました。
特に28年ぶりに訪れた道東は、私の心を癒してくれました。
他にも今月は芸術の秋にふさわしいイベントがありました。まさに長月(長井の月)だったように思います。

とはいえ、私は全く満足していません。まだまだ行きたい場所ややりたい事はあります。どうすればそれを両立できるのか。公私で努力が必要です。

人生は有限であり、残された時間はわずかです。無数の生がそれぞれの運命のもと、懸命に毎日を生きようとしています。私も仕事に一日の大半の時間をとられています。
私の人生もいつどこで突然の幕引きを迎えるかもしれません。今、生きていることのありがたみを公私ともに忘れぬようにしながら充実した日々を送ろうと思います。

娘たちもそれぞれの道を迷いながら歩んでいます。
私も娘たちの事をフォローしながら、これからの人生を有意義なものに過ごしてほしいと思っています。
残りの限られた人生の中で家族との時間を大切にしながら、自分に与えられた可能性と時間を精一杯使い切りたいと思います。

今月は家族とは三回お出かけしました。妻とはゼロ回、妻と長女とはゼロ回、妻と次女とはゼロ回、長女とはゼロ回、次女とはゼロ回。

§  月表

・九月お出かけ

町田市役所、安国論寺、くいもの屋わん 鎌倉小町通り店、焼き鳥ホームラン、麺や 植原、笹倉鉄平 版画ミュージアム、ぎゃらりー桜株、大和市文化創造拠点シリウス、一風堂、町田駅前pcr検査センター、沖縄宝島、笑卵、ライオンカレー 高槻店、お好み焼きは ここやねん 高槻駅前店、栄徳稲荷大神、つけ麺 四代目 みさわ、ジョリーパスタ 尼崎浜田店、大丸ミュージアム・梅田、大丸 梅田店、Columbia8、Starbucks、目黒 THE LIVE STATION、こんぴら茶屋、薬師池公園 蓮園、七国山、町田ダリア園、野津田薬師堂、鶴川駅前図書館、CoCo壱番屋、和泉多摩川河川敷、01CAFE SURF DINER、肉のハナマサ 鶴川店、CoCo壱番屋、魚とワイン Hanatare、福ちゃん、スシローカラオケまねきねこ南町田グランベリーパークThe City BakeryPicard、BUKU BUKU あわ家、居酒屋 藤、鳥松、つぶ焼 かど屋、天然温泉 幣舞の湯、ぬさまい広場、啄木ゆめ公園、釧路市上下水道部庁舎、港文館、釧路フィッシャーマンズワーフ MOO、岸壁炉ばた、隠れ家ダイニング カンティーナ、釧路湿原野生生物保護センター、釧路町役場 遠矢支所・遠矢コミュニティセンター、釧ちゃん食堂、釧之助 本店、釧路フィッシャーマンズワーフ MOO、釧路駅、知床斜里駅、しれとこくらぶ、知床斜里駅、網走駅、ビューポイントパーキング 流氷街道・鱒浦、原生花園駅、濤沸湖木道、止別駅、天に続く道、オシンコシンの滝、オシンコシン舘、知床世界遺産センター、カムイワッカ湯の滝、知床峠、道の駅 流氷街道網走、ヴィクトリアステーション 網走駅前店、しれとこくらぶ、原田自動車工業、シレトコラボ、ウトロ港、サツドラ 斜里店、原田自動車工業、女満別空港 (MMB)、奥芝商店 女満飛行、村一番、東京国際空港 (羽田空港) (HND)、らあめん力丸、西宮神社、夙川カトリック教会、夙川、武庫大橋

・九月ツイート
https://togetter.com/li/1951938

§  家族とのお出かけ 家族で出かけたのは、上の年表で黄地に太字にしているイベントです。家族で出かけたのは、今月は三回です。

次女が週末に帰ってくる度、家族で出かけています。
9/12に近所の「01CAFE SURF DINER」でハワイアンな気分で美味しい料理たちを。次女がかなり落ち込んでいたので、元気づける意味でも。

続いて、家族でぐりーんうぉーく多摩に買い物に行き、スシローで一緒にご飯を。さらにその帰りにカラオケを楽しみました。家族でカラオケに行くのも久しぶりです(9/18)。

その翌日は家族で南町田グランベリーパークへ。家族で買い物の間、私は仕事をしていました。The City Bakeryで軽食を食べ、Picardで買い物をする間だけは一緒に動き。

今月は妻がタカラヅカの代表の奉仕活動があり、私も大阪二回と北海道一回の出張があったため、他の時間は家族と過ごせていません。
ですが、実は今家族で揃ってある一つのことを考えています。まだこれからの話なのですが、楽しみになってきました。


§  妻とのお出かけ 妻と出かけたのは、上の年表で桃地に太字にしているイベントです。今月は妻と二人でゼロ回出かけました。

今月は妻もタカラヅカの公演があり、私も三回の出張があったため、どこにも行けていません。
上に書いた通り、いろいろとワクワクするような計画は練っているのですが。


§  妻と長女とのお出かけ 妻と長女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と長女との三人で出かける機会はゼロ回ありました。

今月は妻もタカラヅカの公演があり、私も三回の出張があったため、どこにも行けていません。
上に書いた通り、いろいろとワクワクするような計画は練っています。長女には弊社のCybozu Days 2022でのブースのパネルを昨年に続いてお願いしました。


§  妻と次女とのお出かけ  妻と次女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と次女の三人で出かける機会はありませんでした。

今月は妻もタカラヅカの公演があり、私も三回の出張があったため、どこにも行けていません。
上に書いた通り、いろいろとワクワクするような計画は練っています。次女にも絡んでもらう予定です。

このホイル焼きは家族で過ごしているある日に次女が作ってくれたものです。


§  娘たちとのお出かけ  娘たちと出かけたのは、上の年表で青地に太字にしているイベントです。

今月は妻もタカラヅカの公演があり、私も三回の出張があったため、どこにも行けていません。
上に書いた通り、いろいろとワクワクするような計画は練っています。次女にも長女にも絡んでもらう予定です。

次女はとにかく、理不尽で過酷な毎日を過ごしています。怒られ、怒鳴られ。土下座させられ。
ですが、今のうちに怒られなれておくと、後の人生がグッと楽になります。
なんとか耐え忍び、人生を生き抜く強さと耐性を備えてほしい。親からはそれだけです。

この経験を先ほどから何回か書いてきた計画に活かしてほしいと思います。次女も私に一生懸命アピールをしてきます。

コロナウイルス。ウクライナ。元首相の銃撃。宗教の問題。成人年齢の引き下げ。娘たちは変化の時代に生まれついてしまいました。
気の毒とは思いますが、そこで何をするかで人生は変わってきます。そもそも安定など、幻想でしかありません。
不満だらけの日々だと思いますが、そこから歯を食いしばって生きていってほしいと思います。

●私自身の九月(交友関係)

§  関西の交流関係 七月末に関西に帰って高校時代の同級生たちと同窓会をしていたはずでした。が、コロナでなくなりました。今月末も実は同じく飲み会の話がありました。が、予定が合わず延期になりました。

今月は二回関西に仕事で帰ったのですが、誰にも会えていません。

一方で、東京にいる高校時代の同級生たちとは来月に合おうという話が出ていて、こちらは実現しそう。楽しみにしたいと思います。

むしろ今月のハイライトの一つは、高校時代からずっとつながりのある友人が「目黒 THE LIVE STATION」でDream Theaterの超名盤「Images And Words」のアルバム全曲を完全コピーしたことです(9/10)。
私も誘われたのですが、素晴らしい演奏でした。あんな難解な曲をよくぞ弾きこなした他のメンバーもすさまじいと思いました。
高校で同じ机を並べ、遊んだ友人。大学も意思をもって手に職のつけられるところに進学し、今では独立しています。そんな友人がさらに素晴らしい演奏を繰り広げたことに、私は心の底から感動しました。

§  今月の交流 今月は、結構飲み会がありました。七回。十三軒。多くは仕事上のイベントにからんでのものでした。

「くいもの屋わん 鎌倉小町通り店」はkintone Café 神奈川 Vol.13 & SORACOM UG 東京の合同イベント(9/3)の懇親会一次会でした。
おそらく私がCLS道東への参加を誘われたのはこの時だったと思います。イベントも成功し、飲み会も楽しかった。
「焼き鳥ホームラン」はその日の懇親会二次会です(9/3)。藤沢駅に隣接した雑居ビルにあるなかなかユニークなお店です。ここでも楽しい時間を過ごせたように思います。
参加者でICQやめっちゃディープなインターネット黎明期のネットワーク技術者ならではの苦労話に花を咲かせていました。

「お好み焼きは ここやねん 高槻駅前店」はお客様の事前テストの立ち合いを終え、二人で入ったお店です(9/7)。
私もこのところ、高槻の面白いお店を教えてもらっています。高槻は粉もん系が面白い。

「アークヒルズカフェ」と「Bubby’s New York」はビジネスマッチング会で利用し、飲みました(9/9)。

「目黒 THE LIVE STATION」はワンドリンクで一杯だけ飲みました(9/10)。こちらはとにかくライブが最高でした。

「魚とワイン Hanatare」は個人的にお世話になっている人を含め、四人でビジネスの話をしました。お店や会話が美味しいひと時でした(9/15)。

「スナックジョイゾー」は、kintone関連でお世話になっているジョイゾーさんが自社のフリースペースで催しているイベントです(9/16)。
高知で一緒に代表の四宮さんと登壇し、鎌倉にお誘いして一緒に登壇してもらったことへの御礼を込めて伺ったのですが、雰囲気や規模感などがとても心地よかったです。このうちの何人かとは釧路でもお会いしました。

実はスナックジョイゾーに参加したこの日、東陽町から最寄り駅に帰りついたのは終電だったのですが、少し小腹がすいたのでお店に入りました。そこにいたのは学童で一緒に何度も遊んだり笑ったりしたパパでした。
このお店はかつて学童のパパママたちと夜通し飲み明かしていた時期に最後に訪れるお店としておなじみでした。ここで30代の仕事が苦しく、学童のパパママたちのさまざまな日々に救われていた頃を思い出しました。まだ地元に呑める友人たちが多く住んでいることに感謝です。

「BUKU BUKU あわ家」「居酒屋 藤」「つぶ焼 かど屋」は釧路に飛んで参加したCLS道東の前夜祭です(9/22)。ジョイゾーさんのメンバー数人やkintone Café 高知と神奈川で一緒に参加したSORACOMの皆さんも参加しておられたのですが、とにかく楽しく、私は最後のお店にタブレットを忘れてしまったほどでした。
「岸壁炉ばた」「隠れ家ダイニング カンティーナ」は、CLS道東(9/23)の懇親会で使った場所でした。こちらも釧路の豪快な料理と会話がとても面白かったです。

CLS道東の翌日は有志で釧路近郊を大人の遠足として巡りました(9/24)。プロのバスガイドとして活動されている方や昨日と一昨日に楽しんだ方々と。釧路湿原野生生物保護センターやAIとアート展、釧ちゃんでの焼肉など。楽しかったです。
その日は釧路から知床斜里駅まで釧網本線に乗って移動したのですが、途中の標茶まで一緒に乗った方と、この三日間の思い出を語りながらの旅ができました。旅はいいですよね。


知床の一日目(9/25)は一人で思う存分あちこちを観光しました。そして最終日。この日(9/26)も一人で当初は観光するつもりでした。が、主催者の方につないでいただいたご縁からお誘いいただいたので、前日に続いてウトロ漁港へ再訪しました。
ここで再会したのがCLS道東で隣の席に座っていた方。大人の遠足でもお隣でした。この方がお連れされていたお子さんたちが遠足の時とは違い、私にとってもなついてくれました。
今までの私ならば折角道東に来た貴重な時間だからとお誘いを断っていたかもしれません。それだけにウトロ港での出会いと会話は、鮮烈な印象を与えました。この親子には帰りにも知床斜里から女満別空港まで送ってもらいました。道中はあっという間の旅でした。屈託なくゲラゲラと笑うお子さんたちと過ごしていると、自分の悩みを忘れます。多分、私はこの車内の楽しさを決して忘れないことでしょう。

今月の私と交流して下さった皆さんに感謝です。


●私自身の九月(文化活動)

§  今月のブログ 読んだ本のレビューを記す読ん読ブログの執筆は、主に2020年に読んだ2冊分となりました。
レビュー執筆は、私の中では大切なライフワークとして位置付けています。ですが、このところ、書く時間があまり取れていません。読んでから原稿をアップするまでの時間も一年十一カ月以上になろうとしています。今は本当に物を書く時間がとれていません。
はやく遅れを取り戻したいと危機感を持っています。質を落とさずにこの期間を縮めたい。それが去年に引き続いての課題です。書く行為への熱意は衰えていませんので、引き続き続けたいです。このところプライベートの時間が仕事によって犠牲になっています。レビューをアップする冊数と本を読んだ冊数は私の中のワークライフバランスのバロメーターです。

「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップする作業ですが、今月は1本アップしました。
(「アクアビット航海記-エンジニアによる発信」)
私がキャリアを構築する上で、発信が大きく身を助けてくれました。発信についてあれこれをつづっています。

今月、書いた本のレビューは2本(
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今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは1本(
kintone Café 神奈川 Vol.13を開催しました
) 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、今年の頭から毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

8月30日 8月30日 技術説明動画の改善点とは
8月31日 8月31日 kintoneとIoTの可能性を探る
9月1日  9月1日 心理的安全性は容易く成せない
9月2日  9月2日 災害は今、私達の未来を脅かして
9月5日  9月5日 アウトプットは自分のためにやる
9月6日  9月6日 クリエイティブな仕事のリスクが
9月7日  9月7日 エンジニアにとって必要なスキル
9月8日  9月8日 kintone導入に際しての道標
9月9日  9月9日 長寿の余生を生き残るために
9月12日 9月12日 何かに全力燃焼する季節です
9月13日 9月13日 名刺を交換して終わりではなく
9月14日 9月14日 日本語以外を扱えない危機
9月15日 9月15日 過疎化をITの可能性の場に
9月16日 9月16日 人前で話す前にはリハーサル!
9月20日 9月20日 リアルの場とサポーターの必要
9月21日 9月21日 いくつであろうと挑戦は気付き
9月26日 9月26日 何かを変えたい熱意は通じる
9月27日 9月27日 伸び代は伸び代のある場で
9月28日 9月28日 ワーケーションは人が必要

§  今月の読書 今月は7.5冊の本を読みました。内訳は、歴史本二冊、農業本二冊、純文学一冊、SF二冊。伝記0.5冊。

今月は旅の移動があったはずなのですが、そこでも仕事の連絡や資料造りに追われ、読める本が減っています。

私が昨年の年始に掲げた目標の一つは本を出版することですが、一昨年の11月に一緒に飲んだ方がそうした伝や知識を持っている方であり、必ず本を出版したいとの思いは増すばかりです。


§  今月の映画 今月の映画鑑賞は0本です。

今年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を全て見ようと決意しています。今のところ第三十六回まで全て見ることができています。何とか録画を駆使しながら。面白いですし、俳優さんの演技が素晴らしいです。
なお、観に行きたい映画はいくつかあるのですが、なかなか行く暇が取れません。


§  今月の舞台 舞台については、今月は0本です。

§  今月の音楽 今月は芸術の秋にふさわしく、音楽に関するイベントが複数ありました。


まず、大丸梅田店で催されていた尾崎豊展に行ってきました(9/9)。9月には二回大阪へ出張で行きました。その一回目は仕事に終始していたため、せめて最後にと訪れてきたのです。開催している事すら知らず、私の母に教えてもらいました。
直筆の歌詞カードや私物の数々、手紙など本人の息吹が伝わるものの数々。それらは、偶像化してしまった本人を再び私の手元に感じさせてくれました。
一人の人間として思いを歌に託していたら、予想を超えて巨大な成功をつかんでしまったことで戸惑う彼は、私たちと同じです。ただ少し曲を作る才能が人より秀でていただけの青年の苦悩と栄光を感じられた良い展示会でした。

その翌日、友人から誘われて向かったのは「目黒 THE LIVE STATION」(9/10)。ここで友人たちのバンド「EUGLENA」があのDream Theaterの超名盤「Images And Words」の全曲を完全コピーし、再現するというので楽しみにしていました。
私にこの名盤を教えてくれたのがその本人。
それはかつて私が別の友人とスキー場のはしごをしていた時のことです。私たちも若かったので冬季の諏訪湖畔で車中泊をし、翌日は横浜経由で帰ろうとしました。二人とも関西在住なのに何を考えていたのでしょう。
宿に泊まる金などある筈がないのに、横浜の日吉でご両親と住んでいた彼の家に押しかけ、泊めてもらうという今では考えられない暴挙をしでかしました。このアルバムはその翌朝、友人がお勧めとしてその場でカセットテープにダビングしてくれたものです。宮沢りえの「ドリーム・ラッシュ」が完全に消しきれず、アンニュイな彼女のボーカルの上に激しくプログレッシブなメタルサウンドが流れるこの音源はまだどこかに残っているはずです。そのテープこそまさにプログレッシブの極致。
私はこの時からDream Theaterが好きになり、来日公演も二回聴きに行きました。しかも一人で。私にとってここまではまったアーチストは他にありません。

アルバムの歌詞もある程度は諳んじられます。この素晴らしい名盤を五名のバンドが再現する。私もワクワクしていました。その一方でいくらなんでも完全はむりでしょう、と軽んじる気持ちもありました。
ところが、彼らはやり遂げてしまったのです。感動しました。あの変拍子。超絶ソロ。素晴らしい。もう私は感動してしまいました。人間、練習すればなんでもできてしまうのですね。

コロナが始まってから’70’sを中心に活躍したアーチストの全曲を聞く活動を続けています。今月は先月から聴き続けてきたDiana Rossを聞き終え、私が好きな20曲を選曲しました。この中では私が知らなかった名曲もありました。

あと、今月は久しぶりに家族でカラオケに行きました。


§  今月の美術 今月は、いくつか芸術の秋にふさわしい出来事がありました。

まず、鎌倉の安国論寺さんにてkintone Café 神奈川 Vol.13 & SORACOM UG 東京の合同イベントを主宰しました(9/3)。境内の観音堂という建物で行ったのですが、ここに安置されていたのが南無幸福観世音菩薩。菩薩様の見守る中で登壇し、話をするのは新鮮でした。

その翌日、私は大和の笹倉鉄平版画ミュージアムへ行ってきました(9/4)。

この方の絵が私は以前から好きで、近くにミュージアムがあるのなら一度は行っておきたいと思っていました。
小規模なミュージアムではありますが、20点ほどの作品が飾られ、それのどれもが笹倉鉄平氏の魅力を伝えてくれていました。
美術館を出た後、小さな庭とテーブルが設えられていたので私はそこを借りて仕事をしていました。すると併設のCaféの方からお声がけを頂き、コーヒーを御馳走になりました。その際、お店には館長さんがおられました。しばらく会話をするうちにお仕事の話に繋がりました。

さらに、館長さんからは近くの「ギャラリー桜株」をお勧めされました。
そこで訪ねてみると、ここは画家の九十九伸一氏の作品が掲げられていました。五感を感じられるような九十九氏のタッチは笹倉氏のそれとは違います。
が、絵から感じられるプリミティブな勢いが何か私に訴えかけてきました。
そもそも画廊に一人で訪れたことのある経験があまりない私でしたが、それが却って貴重な時間につながりました。


§  今月のスポーツ 今月はスポーツに関しては特筆すべき点はありません。

大リーグの大谷選手やヤクルトの村上選手の活躍は今さら言うまでもなく、私もワクワクしています。


§  今月の滝 今月は三つの滝を見ることが出来ました。「オシンコシンの滝(9/25)」「三段の滝(9/25)」「カムイワッカ湯の滝(9/25」

かつて28年前に友人と北海道を一周しました。その旅の中で、カムイワッカ湯の滝を訪れました。訪れただけでなく、その場でトランクス一丁になって一の滝の滝壺で温泉気分を味わいました。今回、知床に来るのはその時以来。
当時は今のように滝に嗜好を持っていませんでした。それでも上川町の流星の滝やカムイワッカ湯の滝を訪れたのですから、少しは滝に興味を持っていたのでしょう。

今回は知床のメインの目的はオシンコシンの滝でした。国道334号、知床国道からすぐの場所にあるこの滝は、日本の滝百選に選ばれています。
左右に分かれた滝身は右側が多くの水を落とし、左側は少し控えめ。それでも水が落ちるさまが粉雪が降りかかるようなような印象を与えたこの滝は私を魅了しました。
私は自分が訪れたことのある四十三カ所の日本の滝百選の滝にオシンコシンの滝を含めていました。かつては知床遊覧船の船の上から見たと勘違いしていましたが、おそらく私は見ておらず、今回初めて見たかもしれません。これで名実ともに訪れたと誇れる気がします。

三段の滝は、オシンコシンの滝から少し行った先にあります。
この滝はかつて見た記憶が全くありません。今回初めて訪れたのでしょう。この滝も国道334号の脇からすぐの場所にあります。こうした滝が道路のすぐそばでみられるのは知床の魅力の一つだと思います。
半島全体で90ほどの川があるとか。それぞれの川が合流しないのは急峻な地形にあると学びました。

カムイワッカ湯の滝は上に書いた通りです。今回、裸足になって一の滝からさらに上に向かいました。前回は一の滝の滝つぼで満足してしまい、それより上に行くことはありませんでした。
今回はその上の二の滝まで写真に収めてきました。本来は四の滝まであるそうですが、二の滝の手前から上は落石で閉鎖されていました。ガイドの方がいずれ復活予定があるとおっしゃっていたのでまた来たいと思います。
それにしても今回は水が温かったものの、お湯というには少し冷めていました。かつての記憶ではもう少しあったかかったはず。9月下旬だからでしょうか。
かつては無鉄砲だったので、人前で気にせず服を脱ぎましたが、今回はそこまではしませんでした。腹も出てきているし。

§  今月の駅鉄  趣味の駅訪問は五駅です。「釧路駅(9/24)」「知床斜里駅(9/25)」「網走駅(9/25)」「原生花園駅(9/25)」「止別駅(9/25)」

釧路駅はかつて26年前、駅前に寝袋を敷いて寝た思い出の場所です。ただ、私の中で寝袋を敷いた場所や駅前の様子の記憶があいまいになっていました。駅本屋の建物のすぐ脇だった事は覚えていましたが、今回久々に訪れて当時の私が寝袋を敷いた大体の場所を思い出せました。
釧路駅は道内屈指の大ターミナルであるはずです。が、釧路の経済の落ち込みと共に鉄道需要の落ち込みの激しさも感じずにはいられませんでした。
特に駅の北側のさびれ方が激しく、今回出席したCLS道東の余韻もあって釧路駅を応援したくなりました。
今回、私は釧路駅から知床斜里まで釧網本線を乗車しました。28年前にはノロッコ号に乗って塘路駅までを往復しただけでしたが、塘路駅から先は自分にとっても新たな旅路。
しかも標茶駅までは一緒に同行者もいました。釧路でのイベントの前夜祭から翌日の大人の遠足までの三日間を過ごした方と。この方は標茶に実家があるらしく、学生時代は釧路と標茶の間を毎日乗っていたそうです。沿線の事をさまざまに教わりました。
私たちが乗ったルパン三世のラッピング列車は途中、シカ追いの警笛を4回も鳴らしていました。そのうちの一回は林の中へ駆け去っていく鹿の後姿も見られました。この後、摩周駅の手前でついに列車が鹿に衝突しました。激しい衝撃と共に。10分以上現場に停車しましたが、北海道の自然の豊かさを実感した瞬間です。


翌朝、網走までレンタカーを借りに行かなければならず、早朝の列車に乗るため知床斜里駅に向かいました。
そこにはYOKOHAMAとかIZUKYUSHIMODAとかかれた車両がノロッコ号の機関車に引かれてやってきました。ツイートしたところ、何人かの鉄の方には刺さったようです。私が見たのは貴重な列車だったようです。
前夜到着したときは駅の事はあまりよく分かりませんでしたが、曙の中でみた知床斜里駅の駅舎はとても立派で、駅舎には観光案内所も入っていました。来月から新たなお店も駅舎内にオープンするようです。
駅前にはオジロワシの巨大なオブジェも立ち、知床の入り口として好感の持てる佇まいでした。

列車は止別駅や原生花園駅に停車しながら、私が下りる網走駅へ。網走の街に来たのは28年ぶり。その時はただ通過しただけで、駅に対しての記憶はありません。
ちょうど札幌からの特急オホーツクが入線してきたので、駅の中を巡りました。
入口には網走刑務所を模した看板やレンガ造りの塀も立っており、網走市の玄関口に相応しい魅力をかもしだしています。

さて、網走の駅から3キロを歩いてレンタカー屋さんで車を借りた後、私は知床へ向かいました。
その途中、原生花園駅に寄りました。ここも28年前に友人との一周旅行の際に訪れた場所です。
原生花園の広大な広がりとオホーツク海のただ真一文字に結ばれた水平線の尊さ。そして知床連山がはるかに見える景観の素晴らしさ。反対側には涛沸湖が日の光をきらめかせ、原野には馬が悠然と草を食んでいました。
かつて訪れた時の印象は忘れてしまいましたが、今回、鮮烈な印象でまた刻み付けることができたように思います。北海道の駅百選を選ばせてもらえるなら、ぜひとも含めたい駅です。この駅からの景色は素晴らしすぎます。

止別駅は、知床斜里から乗ってきた列車の中で印象に残ったので寄りました。
車窓を通して、ちょうど高校の部活に向かうと思われるジャージ姿の高校生の女の子が乗ってくるのを見かけました。その時、駅舎を通らずに脇の道を抜けてホームに入ってきたのです。ホームも荒れた土のような感じで、それがホームの存在を私から消しました。
つまり海外の鉄道のように地面から直接列車に乗り込むように見えたのです。しかもその女の子がとても整った顔をしていて、それがこの駅の印象を強めました。
そこで車で戻る途中で立ち寄ってみたのです。ホームはきちんと設けられていて、さすがに地面から直接列車に乗り込む構造ではなかったけど、駅舎は実は「えきばしゃ」というラーメン店を兼ねており、私が訪れたときはまだ開店準備中でしたが、実に美味しそうなメニューも備わっていました。
また、釧網本選の駅はどの駅も駅舎が木造で味わいがありました。この止別駅もそう。いつまでも残って欲しい駅と路線です。

ちなみに件の女の子は網走の一つ手前の桂台駅で降りていきました。網走南が丘高校のジャージを着た高校生がたくさんおりていきました。同じ学校の子たちなのでしょう。桂台に到着する時点で、列車の中はほぼ満員でした。こういう様子を見るたびに、廃線を拙速に決めてしまってよいのか、と思ってしまいます。なんとか自治体も含めた存続に努力してほしいものです。


§  今月の酒楽 今月は上にも書いた通り、何度か酒席に御呼ばれしました。

が、今月は凝ったお酒についてはあまり飲んでいません。楽しくビールやハイボールやサワー系に終始していました。会話と料理に十分満足していたからです。

ただ、レンタカーを返しに帰る途中で道の駅あばしりで購入したジャガイモ焼酎「清里」は、今月の一本として取り上げられるはずです。
弊社のアクアビットはジャガイモを原料とした蒸留酒の名前からとっています。
今回の釧路と知床の旅を通して感じた、弊社アクアビットのこれから。その変化の象徴としてジャガイモ焼酎の形で示してくれた「清里」を購入しました。


§  今月の旅行 
今月は、大阪出張が二回と、北海道出張がありました。

二回の大阪出張のうち一回目は、仕事に終始し、帰りに寄った尾崎豊展しか旅らしいことしていません。
二回目の大阪出張は、9月の末に来たばかりなので、まだ旅が出来るかも分かっていません。


北海道出張は、仕事も含めてとても充実しました。その詳細は駅や滝、交流の欄ですでに触れているので、ここでは繰り返しません。

ここ数年、私もワーケーションに取り組んでいます。どうすれば自分の人生をより豊かにできるか。仕事と絡められないか。

北海道出張のメインはCLS道東です。参加された方々の多くは釧路を中心とした道東の活性化を考えておられましたが、そのキーワードとなるのは旅行です。道東の経済を活性化させるには、まず道外の人との交流からどうすれば人々に道東に来てもらえるか。今月はその大いなるヒントを頂けたように思います。
9月28日 ワーケーションは人が必要



§  今月のその他活動 人生も半分を過ぎ、一層焦りが募っています。少しでも日々に変化をつけようとする気持ちに衰えはありません。
今、心身が動くうちに仕事もプライベートも全力で。その考えには揺るぎがありません。

・公園は三カ所。「薬師池公園(9/11)」「町田ダリア園(9/11)」「啄木ゆめ公園(9/23)」
・美術館は二カ所。「笹倉鉄平版画ミュージアム(9/4)」「ぎゃらりー桜株(9/4)」

・駅は五駅。「釧路駅(9/24)」「知床斜里駅(9/25)」「網走駅(9/25)」「原生花園駅(9/25)」「止別駅(9/25)」
・滝は三カ所。「オシンコシンの滝(9/25)」「三段の滝(9/25)」「カムイワッカ湯の滝(9/25」

・温泉は一カ所。「天然温泉 幣舞の湯(9/23)」
・山は一山。「七国山(9/11)」
・酒蔵はゼロカ所。
・神社は二カ所。「栄徳稲荷大神(9/7)」「西宮神社(9/29)」

・寺は二カ所。「安国論寺(9/3)」「野津田薬師堂(9/11)」

・教会は一カ所。「夙川カトリック教会(9/29)」

・史跡はゼロカ所。
・博物館は四カ所。「大丸ミュージアム・梅田(9/9)」「港文館(9/23)」「釧路湿原野生生物保護センター(9/24)」「知床世界遺産センター(9/25)」
・遺跡はゼロカ所。
・城はゼロ城。
・灯台はゼロカ所。
・動物園はゼロか所。
・水族館はゼロか所。
・土木遺産はゼロか所。
・マンホールカードは二枚。「北海道釧路市(9/23)」「北海道斜里町(9/25)」
・ダムはゼロカ所。
・風景印はゼロ枚。
・御城印はゼロ枚。
・御宿印はゼロ枚。


私がまだ訪れていない場所の多さは無限です。やりたいこと、行きたい場所の多さにめまいがします。
今月もある程度訪れることはできたとはいえ、高知ですらまだ百カ所以上は行きたい場所があります。
加齢によって日々、気力は減退していきます。月末の熱暑はお出かけの気力を奪います。そのまま、あきらめを自らの自然な感情と勘違いしたまま、かつての欲求を忘れ老いてゆく。これだけは防ぎたいと思っています。


人の明日はわかりません。人気俳優や女優も自死を選び、私も不意の体調不良に襲われ、コロナに感染します。ハイキングが一晩の遭難と化し、人里のすぐそばで死ぬ可能性も体験しました。
いつかやろう、引退してからやろうという姿勢を根本的に見直さねばなりません。もう、未来の社会や環境がどうなっているかわからないからです。そこに老いつつある自らの衰えがかぶさってきます。
生きている今。今を生きているのですから、今、やるべきことをしなければ。後悔だけはしないように。
その姿勢のまま、仕事をこなしながらも、今のうちに時間の合間を見つけ、行けるところに行っておこうと思います。

死ねば全ては無に消えます。
私の経験をいくらブログにアップしても、膨大なデジタルの海の中に溶けて消えます。
それが分かっていても、自分に与えられた生を全力で全うしたいと思います。仕事もプライベートも全力で過ごそうと日々励んでいます。その経過もこうやって記事にまとめます。

今は仕事に集中し、好きなことは引退後に。そんな悠長な考えが通用しないことをコロナウィルスは教えてくれました。人生はあっという間に終わってしまう。老いたときに平穏で好きなことができる世の中があるかどうかは誰にも保証されません。一方で、仕事の難しさや面白さも強く感じています。プライベートだけど充実させるのでもなく、仕事だけに人生を捧げるでもなく、その両立を目指す。
だからこそ、今のうちから毎日を公私とも全力で生きる、という決意で日々を過ごしています。
コロナだからと閉じこもっている場合ではないのです。
コロナに人生を台無しにされるぐらいなら、一人でも旅を敢行したいと思います。会話は控え、マスクに口と鼻を隠した黙旅を。
咋秋に遭難したように、命をなくしては元も子もないのは当たり前。ですが、何もしないままなら命は枯れてしまいます。

家族との縁も毎月、姿を変えています。仕事もいつかは引退を求められるでしょう。そうなった時にやることがない、とよく話に聞く老残にだけはなりたくないと思っています。
人はいつか死ぬ。コロナウィルスの蔓延はそのことを教えてくれました。何をしても最後には死にます。一昨年の九月に読んだ「「死」とは何か」という本には死生観を持つことの大切さが書かれていました。昨年の九月にはそれに加えて沢庵和尚の生涯から権力にこびず、わが道を行く生き方を学びました。

一方で、具体的に将来のこともそろそろ考えねばなりません。
法人のまとめに書いた通り、コロナに席巻された世の中ですが、弊社の売り上げはなんとか確保できています。
ただ、私個人としては投資もしておらず、賭け事もしていません。不労所得のタネも持っていません。
私が倒れた時、うちのメンバーが稼げるところまでは頑張らねば。

それぞれの場所で俳句も読みました。今月は俳句を17句、川柳を1句。いずれもツイートまとめに載せています。

あらためて「私」を振り返ってみました。来月もコロナと共存しつつ、自らの生に後悔のないような日々となることを信じて。


2022年9月のまとめ(法人)


令和四年九月。

先月末はコロナの感染者数が増加の一方でした。今月に予定されていたイベントもまたオンラインになってしまうのか、と恐れていました。
ですが結果よければ全て良し。いくつものイベントがリアルで行われ、私もその主催者や参加者としてとても貴重なご縁をいただくことができました。

世界はまだ、安住を許しません。ですが、私たちは私たちのやるべきことをやるだけです。今の日本の低落傾向を押し止め、日本のもつポテンシャルを生かすにはどうすれば良いか。
今月に出たさまざまなイベントは、私にそのことを指し示してくれました。風が吹いています。

ただし、その状況に慢心してはなりません。弊社には、まだまだ課題が山積みです。

昨年の反省を真摯に踏まえ、弊社がこれからも生き延びていけるよう、努力を続けます。
一見すると成果は出ており、順調に見えます。が、油断してはなりません。案件が積み重なっており、それが逆にリスクにもなっています。

達成度3割。達成感7割。満足感7割。それが今月の代表自身の自己採点です。

幸先がよかったとはいえ、その状況に甘んじず、足元を固めて進みたいと思います。
弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 九月度の売上は目標額を下回っています。

今月は検収に至れる案件がなかったからです。二つほど10月頭から動く案件があります。が、その金額は事前に頂いています。
その一方で、今月もいくつかの引き合いを頂きました。本当にありがたいことです。

弊社メンバーもがんばってくれています。四人体制で乗り切れるかは、これからの頑張りです。

四月から取り組み始めたある半常駐の案件も、メンバーが頑張ってくれています。雇用して一年半、ようやく独り立ちしてくれそうなところまできました。
それによって、私が半常駐先に行く日数を大きく減らすことができました。そして、私が組織全体のDX推進に向けて提案ができるような体制ができつつあります。
そのメンバーは別の複数の案件も頑張ってくれています。
おかげでkintoneの中で完結できる案件については、うちのメンバーだけで回るようになりつつあります。日によっては代表が打ち合わせに出なくても、うちのメンバーだけでお客様と打ち合わせて進めてくれることもあります。とても助かっています。

ただ、今の案件の数はうちのメンバーだけではこなせない量になりつつあります。メンバーの開発スキルは確実に上がっています。が、それ以上に案件の量が増えています。
今期の売り上げの予想額も算出しました。、場合によってはパートナー技術者にも関わってもらう方向です。もちろん弊社メンバーにも必ず案件をやり遂げられるようなスキルを身に付けてもらわねばなりません。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・kintone Café 神奈川 Vol.13 & SORACOM UG TOKYOの合同イベントを鎌倉の安国論寺にて代表が主催し、弊社メンバーやパートナー企業の方、お客様などにお越しいただきました。
・代表が郡山地域クラウド交流会 in メタバースに参加し、メタバースの可能性への知見を溜めました。
・チーム応援カフェ「部活動」に弊社代表が登壇し、伴走で関わっている法政大学アメリカンフットボール部の矢澤様よりお褒めいただきました。
・代表がkintone カイゼンマネジメントエキスパート試験に落ち、kintone資格コンプリートの機会を逃しました。
・代表がSORACOM IOT SALES FOR SPSに受かりました。
・高知のカミノバさんとチーム カミノビットとして予選に臨んだkintone hackですが、残念ながら本選には進めませんでした。
・Community Leaders Summit 道東に参加し、多くの方と貴重な知見をいただきました。

実績を出しつつ、日常も充実させるための工夫。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくと信じています。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、新たなSaaS様との間で機密保持契約を締結しました。

まだ、以前から懇意にしているパートナー企業の技術者さんには、弊社の定例ミーティングに先月末から参加してもらっています。
複数の案件に関わってもらっているからです。
来年3月の期末まで、さらにその先も弊社案件に関わってもらう予定です。

先々月から、経理や財務諸表の見直しを行い、五年間の長期計画を考えました。その中で経費として外注費をどう考えるかも検討しました。
かつて、外注費をSES業界の割合で設定していた失敗がありました。それを含めてパートナーさんとの外注費も見直し、業務の丸投げはしないように考えました。

リモート体制でも指示がきちんと伝えられるよう、ツールの整備には引き続き取り組んでいきます。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
ありがたいことに2,3,4月に頂いたたくさんの案件の実装作業が続いていまさ。それに並行して、週一、二件の頻度で新たな案件のお話をいただけています。感謝ですね。

今、動いている案件が30件ほど。他にも二ダースほど準備が進んでいる案件があります。それらをどのようにこなしていくか。それが今の課題です。
今、弊社が取り扱っているシステムはkintoneをベースにGmail、Google Calendar、Zoom、HubSpot、ChatWork、Slack、freee、freeeサイン、マネーフォワード、スマレジ、LINE、Benchmark、box、Stripe、サブスクペイ、AWS、各種CMS、その他です。
案件によってはパートナー社や技術者さんと一緒に構築し、私や弊社の技術顧問の方も実装に取り組みながら日々の開発に取り組んでいます。

経営者がワーカーとして奔走しているようでは社の発展は望めません。長期計画やビジョンを決め、経営に真摯に取り組み始めた今だからこそ、強くそのことを感じます。
代表が経営に時間を割けなくなると大所が見えなくなります。それは経営上のリスクとなってしまいます。
弊社を発展させるためにも、なるべく代表が手を動かすことなく案件を回すようにしなければ。
うちの内部には、代表は来春をもって実装作業から手を離すと伝えています。営業やブランディング、経営にシフトすると。
ただし、新たな概念や実装についてはきちんと追わなければ経営の判断を誤ります。そうした案件のみ携わる方向性で考えています。

今月は代表がお客様の多くの社員様の前で研修講師を務めました。リアルが30人、オンラインが60人ほどの。

また、大阪のお客様で二年ほど取り組んできた案件の最終テストと切り替えで二回大阪に行きました。

来月も、引き続き弊社メンバーの教育も兼ねた案件に注力していきながら、体制構築に邁進します。

§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

また、東京都中小企業振興公社の人財アドバイザーの方に昨年末よりアドバイスを受けています。この方から五年後の弊社の目指すべき姿を作るように言われ、SWOT分析をはじめ、売上や経費の計画をきちんと作成しました。税理士の先生にも手伝っていただきながら。
弊社代表が苦手意識を持ち、長年遠ざけていたこれらの作業。これらの作業から目を背けては経営に取り組めない。そのように覚悟を決めました。

§ 社内体制 昨年の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで年始にあたり、三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

メンバーの募集を出した時と考え方の軸はぶれていません。

昨年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
そのアドバイザーの方から作成するようにと指示された、5年後の弊社を見据えたビジョンや課題の解決策は、上記の各理念をより細かく詰めたものです。文章や財務上の数値、目標の形で具体的に表しています。
それらはメンバーにも見せ、説明もしています。また、メンバーからは課題も提出してもらいました。

5年後に向けた体制構築に向け、まずは代表が実装作業から手を引くことに決めました。
営業とブランディングと総務その他の経営に注力します。
教育について、ソース管理について、より効率的で堅牢な仕組みづくりが欠かせません。

§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約5回です。オンライン商談はざっと数えたところ約41回ほどです。
今月、頂戴した名刺は82枚です。

今月はkintone Café 神奈川 Vol.13 × SORACOM UG 東京とSPSビジネスマッチング会とスナックジョイゾーとCLS道東という大きなリアルイベントへの参加が続きました。
これらを通じてまた面白いお仕事や次の展開に繋がっていきそうです。

皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生につなげる。
まさに弊社が望むところです。
今月はそのご縁の強さと広がりをまざまざと感じました。
引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。kintone Café 神奈川 Vol.13 & SORACOM UG 東京(9/3)。SPSビジネスマッチング会(9/9)。kintoneエバンジェリスト活動共有会 + 新メンバー交流会2022(9/14)。スナックジョイゾー Vol.7(9/16)。郡山地域クラウド交流会 in メタバース(9/17)。kintone Hack 2022予選会(9/20)。チーム応援カフェ「部活動」(9/21)。CLS道東前夜祭(9/22)。CLS道東(9/23)。大人の遠足(9/24)。

今月は、大型イベントが続きました。
kintone Café 神奈川 Vol.13 & SORACOM UG 東京は鎌倉の安国論寺でお寺Caféとして開催しました。普段のkintone Caféの雰囲気とは違って新鮮な空気で行えました。代表が司会進行とセッションを一つ担当しました。
SORACOMさんからも多数の方が出席してくださました。SORACOMエバンジェリストのMaxさんの語った内容は、私にとって大変参考になりました。座右のLTにしたいほどの。
kintone Café 神奈川 Vol.13を開催しました

またスナックジョイゾーでは、kintoneのエコシステムを共に作るジョイゾーさんの会社に初訪問しました。
Mr.kintoneの異名を持つ四宮さんは、今の弊社が目指す目標です。規模感や社風、インテリアなどとても参考になりました。アイスブレイクの作り方なとも含めてとても刺激になりました。
9月20日 リアルの場とサポーターの必要

また、その時にいらっしゃらなかった四宮琴絵氏さんが準備に勤しんでおられたのがCLS道東。
私の高知→鎌倉→大崎→東陽町のご縁をへて釧路まで飛び、参加させていただきました。これがまた素晴らしいご縁を多々いただきました。公私ともに素晴らしい時間を過ごすことができました。皆様には感謝です。
ブログが今月中に間に合わなかったので、来月早々にアップします。
9月26日 何かを変えたい熱意は通じる
9月27日 伸び代は伸び代のある場で
9月28日 ワーケーションは人が必要

他の活動はオンラインが主です。その中でもチーム応援カフェは、弊社が伴走開発で関わらせて頂いている法政大学アメリカンフットボール部の矢澤様と一緒に登壇しました。弊社は伴走者なのであくまでもメインは矢澤様であり、それほど多くは語っていません。ですが、そのなかで矢澤様より長井に頼んでよかったと言ってくださったことは自信になりました。

弊社の開発のお仕事はこうした対外活動から生まれています。
代表自身による新たな交流を発信することは絶対に怠ってはならないと肝に銘じています。

コロナが小康状態になり、リアルのイベントも増えつつあります。また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップし直す作業ですが、今月は1本アップしました。
(「アクアビット航海記-エンジニアによる発信」)
私がキャリアを構築する上で、発信が大きく身を助けてくれました。発信についてあれこれをつづっています。

今月、書いた本のレビューは2本(
本格小説 上
本格小説 下

今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは1本(
kintone Café 神奈川 Vol.13を開催しました
) 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、先月から毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

8月30日 8月30日 技術説明動画の改善点とは
8月31日 8月31日 kintoneとIoTの可能性を探る
9月1日  9月1日 心理的安全性は容易く成せない
9月2日  9月2日 災害は今、私達の未来を脅かして
9月5日  9月5日 アウトプットは自分のためにやる
9月6日  9月6日 クリエイティブな仕事のリスクが
9月7日  9月7日 エンジニアにとって必要なスキル
9月8日  9月8日 kintone導入に際しての道標
9月9日  9月9日 長寿の余生を生き残るために
9月12日 9月12日 何かに全力燃焼する季節です
9月13日 9月13日 名刺を交換して終わりではなく
9月14日 9月14日 日本語以外を扱えない危機
9月15日 9月15日 過疎化をITの可能性の場に
9月16日 9月16日 人前で話す前にはリハーサル!
9月20日 9月20日 リアルの場とサポーターの必要
9月21日 9月21日 いくつであろうと挑戦は気付き
9月26日 9月26日 何かを変えたい熱意は通じる
9月27日 9月27日 伸び代は伸び代のある場で
9月28日 9月28日 ワーケーションは人が必要

§ 年表

・九月お仕事

町田市役所、町田森野郵便局、くいもの屋わん 鎌倉小町通り店、焼き鳥ホームラン、笹倉鉄平 版画ミュージアム、ぎゃらりー桜株、大和市文化創造拠点シリウス、高槻で商談・テスト×3、お好み焼きは ここやねん 高槻駅前店、本町で商談、ONthe UMEDAで作業・オンライン会議、サイボウズ 大阪オフィスで商談、Starbucks、Bubby’s New York、アークヒルズカフェ、二俣川で作業、二俣川で研修講師、二俣川で商談、魚とワイン Hanatare、スナック・ジョイゾー参加、タリーズコーヒーで作業、BUKU BUKU あわ家、居酒屋 藤、つぶ焼 かど屋、釧路フィッシャーマンズワーフ MOO、岸壁炉ばた、隠れ家ダイニング カンティーナ、釧路町役場 遠矢支所・遠矢コミュニティセンター、シレトコラボでオンライン会議、ウトロ港、アクアビット サテライトオフィス×4

§ ツイートまとめ
・九月ツイート

https://togetter.com/li/1951928