2024年2月のまとめ(法人)


令和六年二月。

まだ苦しい状況が続いていますが、光が見えてきました。

経営は難しい。そして厳しい。
雇われていた身では想像もつかないのが経営。

自分も成長したい。誤ったことはしたくない。ただ、今まで何とかやれてきた。とはいえ、それを上からメンバーに押し付けることは良くない。
そのことを理解しているつもりでも、メンバーに対して高圧的に受け取られかねないことを言ってしまったり、あいまいな指示を出したり。

色んなことを頭ではわかっているつもりでも、会社のために言うことは言わなければ。
経営者であり、私も元は従業員の立場だったからこそわかるメンバーの気持ち。その葛藤があります。

毎日、経営の難しさを感じています。
その一方で、そこから学び、成長する自分を実感しています。挫折や苦しみからしか人は学べないことを痛感もしています。
3年ほどそういう葛藤を続けてきて、少しずつ見えてきたものもあります。

悪い話ばかりでもありません。

むしろ、昨秋からの試練と苦しみは、来年以降の弊社や私にとってよかったと思います。

好材料もいくつもあります。
先々月に受注した単価を大幅に上げた提案は先々月から案件として始まっています。
他の単価を上げた案件もいくつか受注内示をいただいています。
苦しい中でも引き合いが途切れていません。ありがたいです。

経営状況に楽観はできないですが、弊社のこれからを悲観はしません。来期からは単価を変えた効果が出てくるはず。あと三ヶ月ほどを耐えて見せます。

達成度5割。達成感5割。満足感5割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 二月度の売上は目標を下回りました。

資金繰りが厳しい状態が続いていたため、弊社の良くない点、改善できる点をいろいろと昨夏から変えています。
その効果が出てきたことに加え、単価を上げたにもかかわらず、受注が続いていることが大きいです。

ただし、単価設定が低いままだった案件が残っていることで、まだ黒字化はできません。
が、何とか持ちこたえられているのも皆様のおかげです。感謝しています。

引き合いが続けていただけているのもありがたいです。
単価を大幅に上げても引き合いがきて、それが受注につながっていることもありがたいです。

実際、kintoneの伴走案件をこなしていると、お客様からのご要望に対してすらすら解法が答えられる私がいて、それによって私の価値が求められていることがよくわかります。
ただし、それをやってる限りいつまでたっても私一人の会社になってしまいます。そうではなく、私以外のメンバーに主役になってもらえる会社にしないと。
代表のネームバリューではなく、会社に対してバリューを感じてもらわないと、結局は代表のリソース次第になってしまいます。
そのためにもメンバーには、成長し、視野を広げてもらわないとだめてす。
そこがまだうまくいかず、人件費だけが出て行ってしまったのが今年でした。

この状況を打開するため、伴走開発に舵を切り、効果が出始めています。ゆくゆくはこれを私だけではなく、弊社のメンバーが全員にできるようにならなければ。
業務の根本的な部分から今までのやり方をすべて切り替えつつ。

もちろん、メンバーの力が上がっていることはもちろんです。成長を焦らずにまたなければと言う自制の気持ちもあります。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・弊社代表が甲府市のタケダストリートベースで登壇したレポートがやまなしDXエンジンで記事として公開していただきました。 https://yamanashi-dx.jp/event_repo/repo_2401/
・弊社代表がCLS道東 2024 極寒編に参加しました(2/3)。
・弊社代表がCLS道東 2024 極寒編の大人の遠足編に参加しました(2/4)。
・弊社役員と人事経理担当が甲府市の4Uで移住者Meetup!~移住者x先輩移住者xロコ・交流会~に参加しました(2/9)。
・弊社代表がkintone Café 帯広 Vol.4に参加・登壇しました(2/10)。
・弊社代表がトヨクモ社より受けたインタビューの記事がアップされました(2/16)。https://toyokumo-blog.kintoneapp.com/business-improvement-nagai/
・弊社代表・役員・人事経理担当がスナックジョイゾーに参加し、役員が企画した内容で皆さんと楽しみました(2/16)。
・弊社役員と人事経理担当が甲府市の4Uで山梨活性化プロジェクトに参加しました(2/21)。
・弊社人事経理担当がkintone界隈の23新卒会に参加しました(2/27)。
・弊社代表が山梨ワーケーションツアーに参加しました(2/28-3/1)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

昨年の4月から多くのメンバーに加わってもらった弊社ですが、まだまだチームビルディングができていません。さまざまな課題が出ました。
一旦先月でもう一度やり直そうとメンバーを固定し、やり直すことにしました。

外注費や人件費の負担が厳しい中、なんとか乗り切りたいと思います。


§ 開発案件 今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。
今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。

先々月から今までの開発のやり方について、変える決断を下しました。

・代表が伴走担当としてお客様に入る。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

今まで安すぎた単価設定もさらに上げました。
上げた単価をベースに受注も取れるようになり、自信にもなっています。
引き合いも途切れていません。

伴走開発による案件の獲得や実装も手ごたえを感じています。私自身の切磋琢磨もさらに必要ですし、同じ位、これをメンバーにも求めていきたいと思います。

昨年に出したGO! DO! with-Uとアビットリンク、さらにk-Report帳票統合サービスも併せて、弊社の価値をより世間に訴えていく必要があると思っています。

代表のトーク力も連日の伴走案件や商談の中で磨きつつ、私自身がまず手本を見せます。幾つになっても成長すると言う気概を示したいと思います。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

先月、大きな荒療治を行い、リセットしました。

まだまだ、経営者としての未熟を痛感させられることも多いです。財務改善には単価アップからまず取り掛からねばならないと痛感しています。
弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
この正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念
「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。たた、顧客のためにと思い単価が安すぎただけで。

地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込みつつ、メンバーに過度な負担をかけないように作り替えています。

昨年の4月より弊社に正式に加わってもらった代表の長女に人事・総務・経理の作業を任せ、法人設立時から名のみの役員だった代表の妻にも再来月からチーム作りの担当として本格的に加わってもらう予定です。

今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約13回です。オンライン商談はざっと数えたところ約39回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約40枚です。


今月はCLS道東の参加と、その翌日の大人の遠足編において、コミュニティ界隈の人々との交流が深まったように思います。
厳寒のアレキナイ川をカヌーで下る厳粛かつ忘れられない体験。盛大に煙を吐くSLを皆で見送る雪の白さとSLの黒のコントラストの鮮やかさ。そして、厚岸でウイスキーを垂らしながら牡蠣を食う楽しみ。


また、十勝の人々とのCLS道東を介したつながりも印象に残ります。今回もさまざまなご縁が繋がり、旧交も温まった十勝の旅でした。
十勝滞在のクライマックスはkintone Café 帯広 Vol.4への参加とその懇親会でした。


月内にもいろいろな出会いがありました。スナックジョイゾーでは年パス企画を活用させてもらい、妻にフラインストラクターとしてのスキルを発揮してもらい、皆でフラを舞ってもらいらいました。

さらに、月末になって山梨ワーケーションへの参加によって、甲府に拠点を結ぼうとする弊社の企てに大きな弾みがつきました。

私が十勝に行っている間も、戻ってきた後も、役員と総務経理担当は甲府でイベントに二度参加し、地域クラウド交流会の開催に向けて交流をふかめてきました。

皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

弊社が経営で苦戦していても次々と案件を頂けているのはこうした出会いがあるからです。

引き続きよろしくお願いいたします。


§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。CLS道東 2024 極寒編(2/3)。CLS道東 2024 極寒編の大人の遠足編(2/4)。移住者Meetup!~移住者x先輩移住者xロコ・交流会~(2/9)。kintone Café 帯広 Vol.4(2/10)。スナックジョイゾー vol.24(2/16)。山梨活性化プロジェクト(2/21)。20-23新卒会(2/27)。山梨ワーケーションツアー(2/28)(2/29)。

来月もまたイベント登壇を控えています。記事のリリースなども複数あります。
こうした対外活動こそは経営者としてやるべきことであると同時に、弊社メンバーにこの方向性を理解してもらう必要があります。
今年の年始の抱負として、昨年は18回だった登壇回数を倍にすると決めています。実際、さまざまなルートからお話をいただけるようになっています。
先月は4回登壇し、今月はオンラインを含めると3回登壇しました。
スナックジョイゾーでは乾杯の発声までやらせてもらいました。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向と違ってしまいます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。

外の皆様と交流を深めたいと思っています。
今月に行った活動からそのことを強く感じました。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは3本(
CLS道東 2024 極寒編に参加してきました
CLS道東 2024 極寒編 大人の遠足編に参加してきました
kintone Café 帯広 Vol.4に参加・登壇しました。
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは1本(
RICOH kintone plusのRICOH 帳票作成プラグインの攻略ポイント
)。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

1月30日 1月30日 ITと芸術の共存こそが城崎の魅力
1月31日 1月31日 神々の戯れ、ゲーム作りをkintoneで
2月1日 2月1日 Gmailのポリシー変更に思うこと
2月2日 2月2日 月初から心機一転。ただしこちらのペースを押し付けない。
2月5日 2月5日 まず動くこと。やってみること。発信すること。
2月6日 2月6日 地方で観光コンテンツを考えてみる
2月7日 2月7日 ワーケーションの効能を十勝で感じ中
2月8日 2月8日 地方にいて東京への偏向を感じた
2月9日 2月9日 地方の活性化は行政の力が欠かせない
2月13日 2月13日 ワーケーションするためにやるべきこと。
2月14日 2月14日 ワーケーションはコミュニケーションあってこそ
2月15日 2月15日 ゲームには技術の粋が詰まっている
2月16日 2月16日 大人になると裸の付き合いが必要
2月19日 2月19日 誰かの人生を好転させるコミュニティを作りたい
2月20日 2月20日 差別化しないと生き残れない時代に
2月21日 2月21日 GDPは高いが、生産性は低いことに反省。
2月22日 2月22日 kintoneのカスタマイズの手段、どれを選ぶか。
2月26日 2月26日 タモリさんのように好きなものを追求して生きたい
2月27日 2月27日 街を歩くと情報発信への改善案に気づく

§ 年表

 ・二月お仕事

Tully’s Coffeeでオンライン打ち合わせ、羽田空港搭乗口56で作業、946banyaでCLS道東、BUKU BUKU あわ家で懇親会、牡蠣場で懇親会、ホテルルートイン 釧路駅前で作業、十勝野フロマージュ、かつら旅館×4、道の駅 なかさつない、道の駅 コスモール大樹、晩成温泉、道の駅 ピア21しほろ、天然温泉HOTEL 鳳乃舞 音更、とかち帯広空港 (OBO)、道の駅 なかさつない、開拓村、LAND、相互電業でkintone Café 帯広 Vol.4、居酒屋とっくりで懇親会、トキオで二次会、COCKTAIL BAR PALで三次会、帯広競馬場で作業、品川で打ち合わせ×3、高倉町珈琲大井町駅前店、二俣川で作業・商談×5、kicspaceでオンライン会議、プティフ・ア・ラ・カンパーニュで商談、スナック・ジョイゾー、関内で商談、CAFé KALDINO アコルデ代々木上原店でオンライン、品川で打ち合わせ×3、北綾瀬で打ち合わせ、EKITERIA PRONTOでオンライン×3、山梨ワーケーション、Phil、城のホテル、アクアビット サテライトオフィス×2

§ ツイートまとめ
・二月ツイート
https://togetter.com/li/2323275


2024年1月のまとめ(法人)


令和六年一月。

今月も苦しい状況が続いています。資金繰りですが。

経営の難しさ、厳しさを日々感じています。その一方で、その痛みを乗り越えようとする自分の成長もかみしめています。挫折や苦しみからしか人は学べない。そんな手あかのついた言葉にすがっています。
今の苦しみから得た教訓は、単価設定や人件費についての根本的な過ちです。安すぎたとの反省の胸に刻み、前に進もうとしている自分を感じています。

ただ、悪い話ばかりでもありません。

むしろ、ここで試練と苦しみを味わったことは、来年以降の弊社や私にとってよかったと思います。
一人親方ではわからない経営の難しさ。人を雇い雇用する事がどれほど大変なのか、心の底から理解しました。

好材料もいくつもあります。
先々月に受注した単価を大幅に上げた提案は先月から案件として始まっています。
他の単価を上げた案件もいくつか受注内示をいただいています。
苦しい中でも引き合いが途切れていません。ありがたいです。

経営状況に楽観はできないですが、弊社のこれからを悲観はしません。来期からは単価を変えた効果が出てくるはず。あと三ヶ月ほどを耐えて見せます。

達成度5割。達成感4割。満足感4割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 一月度の売上は目標を下回りました。

単価設定が低いままの案件が主である以上、まだ黒字化はできません。
が、何とか持ちこたえられているのも皆様のおかげです。感謝しています。

引き合いが続けていただけているのもありがたいです。
単価を大幅に上げても引き合いがきて、それが受注につながっていることもありがたいです。

それはまだ代表個人のネームバリュ―があるからです。
ただ、それに安住していては駄目で、代表のネームバリューに依存している間は大きな成長が難しい。
代表のネームバリューではなく、会社自身か会社が出すサービスにネームバリューを感じてもらわないと、代表のリソース次第になってしまいます。
そのためにもメンバーには、成長し、視野を広げてもらわないとだめてす。そこがまだうまくいかず、人件費だけが出て行ってしまったのが今年でした。

案件が増えても案件をこなすスピードが向上しない。代表のリソース次第になってしまう。
この状況を打開するため、考え方を切り替えてより効率的なプラグインやサービス使用を推進する方針に切り替えました。
業務の根本的な部分から今までのやり方をすべて切り替えつつあります。
その一方でメンバーの実装力は確実に上がっていて、私抜きでどんどん刺さめられようになりつつあります。来季は飛躍できそうな気がしています。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・弊社代表がスナックジョイゾー voll.23に参加しました(1/19)。
・弊社代表がkintone Café METAVERSE vol.6に参加しました(1/22)。
・弊社代表がdevkin MeetUp vol.2に参加しました(1/23)。
・代表が山梨DX推進支援コミュニティのDX悩み人の集いで講師・ハンズオン登壇を行いました(1/24)。
・弊社がやまなしDXエンジンに加入しました(1/24)。
・代表が真鶴で地元の複数事業者向けのkintone説明会に登壇しました(1/25)。
・弊社総務人事経理担当が「kintone × 20~23新卒 交流会」に参加しました(1/25)。
・代表がkintone Café HYOGO Vol.2の前夜祭と当日でそれぞれLT登壇をしました(1/27)(1/28)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

4月から多くのメンバーに加わってもらった弊社ですが、まだまだチームビルディングができていません。さまざまな課題が出た月でした。
残念ながら、いくつかの会社との関係をいったん解消するしかなくなりました。
パートナー企業の技術者さんにも複数の案件に携わってもらっていますが、こちらは数カ月前からすでに案件を絞って関わってもらってます。
もう一度業務の再設計を行い、パートナー関係の整理も行います。

外注費や人件費の負担も厳しいですが、なんとか乗り切りたいと思います。


§ 開発案件 今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。
今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。

先々月から今までの開発のやり方について、変える決断を下しました。

・代表が伴走担当としてお客様に入る。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

今まで安すぎた単価設定もさらに上げました。
上げた単価をベースに受注も取れるようになり、自信にもなっています。
引き合いも途切れていません。

既に先々月からはいくつかの案件で伴走型に切り替えています。代表が手を動かさないやり方で実装を進めるやり方も身を結びつつあります。
手ごたえを感じているので、それを引き続き推し進めていきたいと思います。

先々月はCybozu Days 2023の前日に二つのサービスをリリースしました。
GO! DO! with-Uとアビットリンクです。
また、先月もk-Report帳票統合サービスをリリースしました。
こうしたサービスをいくつか出していき、弊社の価値をより世間に訴えていく必要があると思っています。

うちのメンバーはよく頑張ってくれています。そしてこれを糧に成長してい欲しいと思います。
皆の頑張りに報いるためにも、これまでのやり方をあらため、持続可能な経営に変えていきます。

そのためにもまた、代表のトーク力も磨く必要があります。
すでにこの半年、代表は複数の場所で研修講師やグループワークの運営にもチャレンジしています。
また、日本各地のkintoneプレーヤーたちにもリアル/オンラインを問わず会いに行き、知見を交換し合っています。
今月もセッションを二回、LTを二回登壇しています。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

今月はついに今まだの溜まった膿を出し切る荒療治に踏み切りました。
それが功を奏せば、状況は改善に向かいつつあります。

その流れを加速するため、昨年の4月より代表の長女に弊社に正式に加わってもらい、人事・総務・経理の作業を任せています。
少なくとも、これらの作業に代表のリソースを割かれることがなくなったのは助かっています。

ただ、経営者としての未熟を痛感させられることも多く、財務への能力は引き続き磨いていく必要があると考えています。
弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
この正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念
「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。たた、顧客のためにと思い単価が安すぎただけで。

地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込みつつ、メンバーに過度な負担をかけないように作り替えています。

今後ともなにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約8回です。オンライン商談はざっと数えたところ約32回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約30枚です。

今月もさまざまなご縁をいただきました。

スナックジョイゾー voll.23でも新たなお客様を二人お連れし、皆さんと交流を図ってもらいました。devkin MeetUp vol.2度もオンライン上ですが交流が図れました。その前日のkintone Café METAVERSEではアバターでも。


また、今月は山梨でのご縁がさらに強まりました。代表が山梨DX推進支援コミュニティのDX悩み人の集いで講師・ハンズオン登壇を行位、その後の懇親会にも参加した事で、より認知度も高められたと思っています。ちょうどその5日前には私が登壇した同じ場所でサイボウズ社と山梨中央銀行がDX推進にかかる業務提携をしたばかりだったのでそれも追い風になりました。

その一方で昨夏にいただいた真鶴でのご縁、そこから冬にいただいた山北でのご縁も育てる必要があります。真鶴で地元の複数事業者向けのkintone説明会に登壇しました。また、別の日には山北町でご縁のあった方と商談しました。いずれも将来に繋がっています。


年始にも昨夏から取り組んでいるお客様との伴走開発がひと段落着いたことで、酒席にお誘いいただきました。とてもおいしかったです。



今月は兵庫県の城崎に赴いてのkintone Café HYOGOを外すことはできません。現地で一泊しての濃密な2日間は、刺激を受けると共に交流やkintoneエコシステムの絆を強める良い機会となりました。

私だけではなく、役員の妻も山梨でご縁をいただき、6月末に予定している地域クラウド交流会に向けて着々と準備を進め、人脈を広げています。今月も重要なトピックとなるべき出来事がありました。
また、人事経理を担当している代表の長女もサイボウズ社で行われた「kintone × 20~23新卒 交流会」に参加し、知己を増やしたようです。
他にも面白い話が持ち上がっています。

皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

弊社が経営で苦戦していても次々と案件を頂けているのはこうした出会いがあるからです。

引き続きよろしくお願いいたします。


§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。スナックジョイゾー voll.23(1/19)。kintone Café METAVERSE vol.6(1/22)。devkin MeetUp vol.2(1/23)。DX悩み人の集い(1/24)地元の複数事業者向けのkintone説明会(1/25)。「kintone × 20~23新卒 交流会」(1/25)。kintone Café HYOGO Vol.2の前夜祭と当日(1/27)(1/28)。



来月もまたイベント登壇を控えています。記事のリリースなども複数あります。
こうした対外活動こそは経営者としてやるべきことであると同時に、弊社メンバーにこの方向性を理解してもらう必要があります。
今年の年始の抱負として、昨年は18回だった登壇回数を倍にすると決めています。実際、さまざまなルートからお話をいただけるようになっています。
もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向と違ってしまいます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。

外の皆様と交流を深めたいと思っています。
今月に行った活動からそのことを強く感じました。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは4本(
2024年の抱負
DX悩み人の集いで講師・ハンズオン登壇を行いました
「真鶴でチャレンジの総量を真鶴で」イベントでkintoneを説明しました
kintone Café HYOGO Vol.2に参加・登壇しました
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは1本(
RICOH kintone plusのRICOH 帳票作成プラグインの攻略ポイント
)。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

1月4日 1月4日 強くなって奉仕できるように
1月5日 1月5日 抱負は目に触れる場所に貼っておく
1月9日 1月9日 登壇回数を今年は増やします
1月10日 1月10日 初めての方とはなるべく直に会う
1月11日 1月11日 テキストによる発信内容や方法を改善します
1月12日 1月12日 動画や音声で発信する課題を考えた
1月15日 1月15日 自分の考え方などあらゆる面を見直す
1月16日 1月16日 社会インフラの変化に対応する
1月17日 1月17日 29年を振り返って思うこと
1月18日 1月18日 やるべき仕事が増えても個の人生は大切に
1月19日 1月19日 コミュニティとは派閥のことなのか?
1月22日 1月22日 マルシェで感じたDXの本質
1月23日 1月23日 メタバースの心を軽くする効果が見直されるかも
1月24日 1月24日 技術者としての研鑽が必要
1月25日 1月25日 開発・商談の際は確証バイアスに気を付けよう
1月26日 1月26日 kintoneと街づくりの試み
1月29日 1月29日 エゴに堕ちずエコに徹する

§ 年表

 ・一月お仕事

  BUSO AGORAで作業、二俣川で作業・うち合わせ×8、EKITERIA PRONTOでオンライン打ち合わせ×2、鶴川駅前図書館で作業×2、白金台で打ち合わせ、馳走 麹屋で会食、横浜関内で商談、ドトールコーヒーショップで作業、スナックジョイゾー、品川で商談×2、渋谷で商談、takeda street baseで登壇、うまい魚と酒の肴 まどかで会食、伊藤商店、真鶴町観光協会で登壇、スミマルシェで懇親会、青木商店 glideで懇親会、塩と檸檬で懇親会、お芋とカヌレ城崎足湯カフェで足湯、短編喫茶 Unで懇談、エルベで懇談、とみやで会食、きのいえで前夜祭、城崎国際アートセンターで登壇、おけしょう鮮魚の海中宛 駅前店で懇親会、鶴川郵便局で手続き、ドトールコーヒーショップでオンライン

§ ツイートまとめ
・一月ツイート
https://togetter.com/li/2301781


RICOH kintone plusのRICOH 帳票作成プラグインの攻略ポイント


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とある案件でRICOH kintone plusを使ったkintoneの構築を行っています。
RICOH kintone plusといえば、RICOH社によるkinotneです。サイボウズ社が提供するkintoneとの違いは、RICOH社の複合機との連携機能が標準で搭載されていることに加え、いくつかのプラグインが無償でついてきます。(サービスサイト
RICOH kintone plusに付属するプラグイン一覧
本稿では、これらのプラグインのうち、RICOH 帳票作成プラグインに焦点を当てて説明します。

kintoneを取り巻くパートナー企業やサービス、プラグインの集合を意味する概念であるエコシステムには多くの帳票発行サービスがあります。弊社はこれまで、お客様のニーズに合わせて様々な帳票発行プラグインを導入し、帳票の出力を可能にしてきました。
ところが、RICOH 帳票作成プラグインは今まで培ったやり方が通用しないところがありました。
RICOH 帳票作成プラグインを使いこなすにあたり、苦戦したポイントとその攻略法を共有しておいた方がよいと思います。この先も苦労されるであろうユーザーさんのためにも。


2.認証の設定

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本稿はRICOH kintone plusの申し込みは既に終わっている想定です。
該当するサブドメインにアクセスし、kintoneシステム管理→プラグインに移動すると、RICOH kintone plusで提供されるプラグインがインストールされています。

この中のRICOH 帳票作成プラグインが本項で取り扱う対象のプラグインです。

RICOH kintone plusで各種のプラグインを使うには、EMPOWERING DIGITAL WORKPLACESにアカウントを作成する必要があります。EMPOWERING DIGITAL WORKPLACESとはRICOH社のクラウドサービスの総称といえばよいでしょうか。(サービスサイト)

これが少し厄介です。導入後、まず初めての一回だけ、上の画像を参考にアカウントを設定する必要があります。
出典元はこちらのサイトです。

さらに、RICOH kintone plusに必ずアプリとして入ってくるRICOH EDW認証アプリにRICOH EDW認証プラグインを設定します。

上の画像を参考にしてください。
出典元はこちらのサイトです。

ここで登録したユーザーは、kintoneのアカウントごとに認証が必要です。
帳票を出力する対象のアプリから出力する際、Aというアカウントで出力したあと、Bというアカウントで出力する際にRICOH EDW認証アプリを開いてユーザー認証を行う必要があります。その後Aというアカウントで出力する際にRICOH EDW認証アプリからユーザー認証をやり直す必要があります。
複数アカウントから同じアプリの帳票を出す際にはこのユーザー認証の手間が入りますので、ご注意ください。

3.ひな型の作成にあたっての問題

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RICOH 帳票作成プラグインはkintoneからExcelファイルが出力できるプラグインです。
事前にRICOH kintone plusに帳票ひな型管理アプリを作成し(マニュアル)、Excelファイルをテンプレートとして帳票ひな型管理アプリに登録する必要があります。
kintoneからExcel帳票を出せるプラグインとしては、RepotoneU ExcelやRepotoneU Proがよく知られています(製品サイト)。RepotoneUで帳票の設定方法はkintoneアプリのプラグイン設定画面より、画面上に再現されたセルにkintoneの項目をマッピングしていくやり方です。

一方、RICOH 帳票作成プラグインは事前にテンプレートとなるExcelのセルに疑似関数のような文字列(${フィールドコード})を埋め込んでおきます。
するとRICOH 帳票作成プラグインが出力のタイミングで動的にセルに値を埋め込んでくれる仕様です。
単純なセルのマッピングであれば、このやり方で困ることはそうありません。

が、テーブルを出力しようとした場合、途端に苦しくなります。

kintoneからExcelで出力できるいくつかのプラグインのうち、gusuku Customine(製品サイト)のExcel出力の設定方法も似たようなやり方を採用しています。Excelのセルに疑似関数のような文字列($(フィールドコード))を埋め込んでおくことで任意のフィールドの値を帳票に出力できます。

ただし、gusuku CustomineのExcel出力の場合、テーブルを出力する際にさまざまな関数が用意されています。あまり困りません。$FOREACH~$ENDを使ってもよいですし、SLICE関数を使えば途中の行も切り出すこともできます。$(テーブルのフィールドコード)(行番号)(テーブル内のフィールドコード)で行単位で出力もできます。(CustomineでExcel出力 / PDF出力を試してみよう)(リファレンスマニュアル)

ところが、RICOH 帳票作成プラグインでテーブルを出力する際は、工夫を加えないと途方にくれます。

RICOH 帳票作成プラグインはこの図のようにテーブルの先頭行のセルに${テーブルのフィールドコード.テーブル内のフィールドコード}を入力します。
その際、マニュアルを読む限りでは、一部の行だけを出すことができないようです。つまり、kintoneのテーブル側で行数に上限を設けておかないと、帳票側は最大で5000行が出力されてしまいます。

さらに、別の重要な問題が存在します。
それはRICOH 帳票作成プラグインがテーブルを出力する際、自動的に行を挿入する仕様になっていることです。しかもセル範囲の行だけを自動挿入するのではなく、行全体を自動する仕様になっています。

例を挙げると、kintone側のアプリのテーブルがこのようになっていたとします。



すると、仮に帳票側でV列とW列にテーブルの内容を出力しようとした場合、このようにテンプレートファイルを設定する必要があります。

ところが、これを帳票として該当するアプリから出力すると、このような結果になってしまいます。A列からT列に同じ情報が2行入っていますね。つまり、行ごとコピーしているため、関係のないA列からT列にも同じ情報がコピーされてしまうのです。

しかも、これが左右に別々のテーブルが並ぶとさらにまずい状態になってしまいます。例えば、この状態の複数のテーブルに3行と2行をそれぞれ入力し、テンプレートの左右にそれぞれのテーブルを並べるとします。


すると結果はこうなってしまいます。V列とW列は2倍になってしまいますし、Y列とZ列は2倍になってしまいます。A列からT列は6行コピーされます。つまり、3行×2行で6行がコピーされてしまうのです。
これをどうするか。私がこの問題に気づいたとき、お客様の帳票では左右に別々のテーブルの値を出す必要がありました。相互に掛け合って行数が増えてしまう状態ではとても本番運用に乗せられません。

あと一つの問題は、SUM関数をどうするかです。行数が動的に増えるということは、SUM関数で設定したセル範囲も変わってしまう可能性があります。この問題をどうすれば解消できるか。
また、もう一つ重要な問題があります。それはセルに設定した関数が動作しないことです。
関数をセルに設定した状態のテンプレートを登録し、その登録されたテンプレートを基に該当のアプリで帳票発行を行うと計算がされない。そのような問題が起きたのです。
通常であればExcelのセルに設定した関数を計算する場合、F9キーを押すかShift+F9キーを押せば再計算されるはず。ところが再計算がされません。
再計算させるにはF2キーでセルを編集し、Enterキーを押す必要がありました。でも、お客様に関数が設定されたすべてのセルを一つ一つ選択してもらい、F2キーを押してもらうことなどできるわけがありません。
再計算がされない問題を解消しないと運用に回せません。ここはかなり頭を悩ませました。再計算の問題だけではありません。テーブル行数や関数の範囲が変動する問題、左右に配置したテーブルが相互に掛けあってしまう問題など、実運用までは課題が山積みでした。

4.問題の解決にVBA

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結論から言うと、VBA(Visual Basic for Applications)を活用し、上記の問題を全て解決しました。

Excelはマクロなしのブック(拡張子がxlsx)とマクロありのブック(拡張子がxlsm)があります。
RICOH kintone plusに作成した帳票ひな型管理アプリにはどちらの拡張子のExcelブックも登録することができます(RepotoneU Excel/Proでも可能です)。

帳票ひな型管理アプリにマクロありのブックを登録します。ユーザーはkintoneの該当アプリからExcel帳票を発行し、発行されると添付ファイルフィールドに添付されます。ユーザーはそこからダウンロードし、Excelブックを開きます。その瞬間にマクロが動作するようなVBAマクロを事前に設定しておくのです。
つまり、帳票ひな型管理アプリに登録する時点でマクロ付きのブックとして登録することです。
そのマクロの中で上記の諸問題が解消するようにしておけばよいのです。

ただし、ここでもう二点、Excelマクロを動作させるために注意しておくべきことがあります。
・ユーザーには必ずダウンロードし、インストール版でかつ最新版(2016以降であれば安心)のExcelで開いていただく。Office 365やMicrosoft 365などのブラウザでは動かさないようにお伝えする。
・kintoneからダウンロードしたExcelブックは信頼できるサイトからのファイルではないため、kintoneを使っているブラウザ上で信頼できるサイトに登録していただく必要があります。
やり方は、インターネットからのマクロは、Office で既定でブロックされますの記事に詳細が載っています。下記画像もご確認ください。あと、すみません、Macでは同様の問題が起こるのかどうかは分かりません。

さて、準備が整いました。
それぞれの問題の解消方法をざっくり記します。

まずは再計算です。ExcelのVBAにはApplication.Calculateという再計算を行うメソッドがあります。ところがVBAの中でApplication.Calculateを実行しても再計算はされません。ということは他の方法を試す必要があります。
解決策として以下のようにFormula2R1C1で再度該当セルに関数を埋め込み、Application.Calculateで再計算させました(上の関数は10列左のセルの〇年〇月〇日をyyyy/mm/ddの形式に変えた上で曜日に切り替えています)。

.Sheets("test").Cells(3, 11).Formula2R1C1 = _
"=SWITCH(WEEKDAY(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(RC[-10],""年"",""/""),""月"",""/""),""日"","""")),1,""日"",2,""月"",3,""火"",4,""水"",5,""木"",6,""金"",7,""土"")"
.Sheets("test").Cells(54, 22).Formula2R1C1 = _
"=IF(ISNUMBER(R[1]C[-13]),R[1]C[-13],0)"
Application.Calculate

続いてテーブル行数の問題です。
これはテーブルごとに別シートを用意することで解決しました。別シートごとであれば何千行になろうとも問題は生じません。RICOH 帳票作成プラグインで扱えるテンプレートは複数シートの対応が可能です。複数シートに任意の関数を設定すれば値が設定されます。
テーブルごとに別シートで設定することにより。左右に配置したテーブルが相互に掛けあって不要なコピーが行われる問題も解消できました。
また、セル内に設置する関数のセル範囲が不明な点については関数にする必要がなく、VBAで設定すれば大丈夫です。(挿入されることを見越してセル範囲を多めに設定しておくことで参照範囲の問題は早い時点で解消できていましたが、再計算がされないことには変わりなかったので)
例えばセルの下端行は以下のようにVBAで設定できます。

.Cells(.Cells.Rows.Count, 1).End(xlUp).Row

なお、該当のテンプレートブックに設定するVBAマクロは、

Private Sub Workbook_Open()

を利用しました。ただし、このサブルーチンはテンプレートブックを修正するたびに処理が走り、値が転記されてしまいます。その状態で帳票ひな型管理アプリにセットすると意図しない形になってしまいます。ここはお気を付けてください。

Private Sub Worksheet_Activate()
End Sub

のようにシート単位で処理が走るようにしても良いかもしれません。

5.他の運用上のご注意

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他にも、RICOH 帳票作成プラグインを活用する上ではいくつかの注意点があります。
上に書いた通り、帳票ひな型管理アプリに設定を追加する際、帳票を出力するアプリも指定します。
その結果、一つのアプリで複数種類の帳票を出す場合には帳票ひな型管理アプリに複数レコードを登録します。
ただし、その結果でもアプリにボタンは一つだけしか表示されません。そのボタンを押下することで複数の帳票を選べるダイアログが出る仕組みです。

ところが、出力された結果が格納される添付ファイルフィールドは一つしか選べない仕様です。
つまり、複数種類の帳票を一つのアプリから出すには帳票発行の運用上の工夫が必要です。そうしないと現場で混乱を招く恐れがあります。

本稿で書いたことは、RICOH 帳票作成プラグインの今後のバージョンアップで改善されていくはずです。RICOH kintone plusもまだまだ改善されていくことでしょう。
本稿で触れた制約をさしおいても、RICOH kintone plusを使うと複合機との連動以外にも複数のプラグインが追加費用無しで最初から使えることは魅力です。から。
ただし、現時点では本項に書いたような運用上の制約次項が発生することだけはご注意ください。特に、RICOH 帳票作成プラグインについてはVBAマクロによるカスタマイズが必須になるはずです。その点を注意してもらえればと思います。

本稿がRICOH 帳票作成プラグインを使う方々にとってご参考になれば幸いです。


2024年の抱負


明けましておめでとうございます。

昨年末にアップした投稿にも書きましたが、昨年度は皆さま、本当にいろいろと有難うございました。
今年も引き続き、よろしくお願いいたします。

今年も抱負を書きます。
本稿の内容は年末にある程度まで考え、元旦に熟慮しました。

一年の計は元旦にあり、とはよく言ったもので、忙しくなってくるとこの言葉の意味がよくわかります。もう正月ぐらいしか計画をゆっくり考える時間がありませんから。
この抱負を仕上げた後は、詳細の内容についてより考えを深めます。そして、昨年末にアップした投稿にも書いた反省を生かし、改善する一年にします。

昨年は案件の増加に備えて3月に1人、4月に3人のメンバーを増やしました。また、既存の外注メンバーの二人には正社員になってもらいました。
ところが、増える一方の案件をこなす速度が釣り合わずにメンバーは疲弊し、増やしたメンバーのうち3人が去ってしまいました。研修計画や教育体制やその他の基盤が未整備なまま採用を急いだ焦りが招いた失敗です。

そうした経験を通して痛感したのは、弊社の企業としての基盤が未整備であることです。各自が個々に動いてしまいがちの弊社で、チームとしてのまとまりがとうとう持てませんでした。

その理由がフルリモートワークの弊害であることは確かです。また、フルリモートワークを遂行するにあたり、統一した事務手続きや研修資料、そして開発にあたっての各種のガイドラインがないことも致命的でした。

あと、もう一つ、うまく行かない理由として挙げられるのは、私の目指す会社の方向とメンバーのそれがずれていたことです。方向だけでなく、そこにいくための手段についても。

まず抱負として挙げるべき当面の目標。
それは、この正月にガイドライン(アクアビット蒸留書)のドラフト版を作り上げることです。
それと同時に、経営理念や企業理念を考え直し、業務計画を作り直すことです。

まずやるべき事を以下に書きます。

1.ガイドライン作成

昨年5月の連休に集中して作ったガイドラインを仕上げます。少なくともドラフト版として内部に出せるレベルには仕上げるつもりです。

昨年作った版は、案件の引き合いから商談、そして契約に至るまでは現状の運用の七割程度は盛り込めたはずです。ところが、開発ガイドラインに着手したところで連休が終わってしまい、そのあとは業務の多忙にかまけて全く進められずにいました。

そのあと、経営が苦しくなると、ますますガイドラインの整備に時間を使う余裕はなくなりました。
また、経営のやり方を変えなければと思うとともに通常の開発のやり方の限界を悟り、伴走開発やサービス提供に舵を切りました。それによって開発のやり方自体に変更が生じ、ガイドラインの必要性がはますます増しています。

今の弊社に足りないのは生産性です。
各自の作業を細かく見ていると、既存のロジックを再度作り直すか、既に作成したコードを構築しなおしているケースが散見されます。
各個人単位ではそうしたことはないはずです。が、別のメンバーが既に作っているコードを再発明したり、すでにある調査結果を再度読み直したり、といったことが起こっているようです。
そうした無駄や重複の部分を弊社内できちんと整理し、業務手順として作り上げる必要があります。それがガイドラインの目的です。

いうまでもなく、マニュアルは読むためにあるのではありません。各自が作り上げていくためのマニュアルです。その点については、昨年の師走に参加した「CHALLenGERS」の中で紹介されていた『無印良品は、仕組みが9割』の中に書かれていました。
作業そのものをまねるためにやり方が逐一書かれたマニュアルは必要ありません。
それよりも、誰がなんのために、いつやらなければならないのか。何故それをするのか。そうした作業の目的を明確にし、個人に視点が固定されないためのガイドラインが必要なのです。

そのガイドラインを(アクアビット蒸留書)と名付けます。

アクアビット蒸留書に盛り込むべき内容は、弊社のありとあらゆる作業です。引き合いから商談、契約に至る作業。経理の上で重要な記帳に関する作業。また、人事・労務に関する手続きや総務に属する作業。
そして、アクアビット蒸留書は永遠に未完成です。常にドラフト版でありながら、全員でこれを研修計画や教育体制が整っていない間に磨き続け、少しでも正規版に近づけるよう努力します。そして全員が遵守します。

そのため、アクアビット蒸留書は月一度、定期的に更新していきます。個人のノウハウややり方がアクアビット蒸留書に書かれているよりも優れているのなら、それを無理にやめさせるのではなく、むしろアクアビット蒸留書に取り込んで全員で共有します。
アクアビット蒸留書がその純度を増すごとに、余分な作業で時間を使うことが減り、案件の実装が円滑にいき、納品までの速度が増えるはずです。

2.弊社の業務の五分割

弊社の業務を大きく五つに分割し、担当者と目的を整理します。

昨年の反省として、代表の私の拡大・新規志向と、メンバーの会社や仕事に対するモチベーションの違いを埋められなかったことが挙げられます。
メンバーの立場からすると、既存の案件がまだ終わっていないのに、次々に新しい案件が飛び込んでくることで既存案件が積み残され、心理的にストレスになっていました。
また、あちこちを飛び回って新たな案件や考えや技術を持ち込んでくる代表についていけない事もストレスになっていたはずです。
新たな案件もいいけど、それよりも既存案件を単価を上げてしっかり維持する。そして案件の数は少なめにし、メンバーのフォローをしっかりすべき。そんなメンバーの不満を感じました。

それももっともで、一番ひどい時にはあるメンバーが十個強の案件を抱えていました。これは改善しなければ。

ただし、まず前提として考えておかなければならないのは、固定の案件ややり方を墨守していては会社の成長が見込めないことです。このAI時代にそんなやり方で会社が続くはずがありません。ましてや弊社のような零細企業が。
また、代表の性格的にも同じ案件ややり方を続けることはできません。そんな苦痛さえ感じるやり方では経営意欲にすら影響を与えます。

その相反する矛盾を解消するため、弊社の業務を五つに分けます。

一つ目は、既存の大型継続kintone案件です。
大口でかつ継続のお客様は単価を上げてもらいます。その上で、既存のカスタマイズ手法を踏襲したまま、引き続き開発にあたります。案件によっては伴走に近い形でやっているものもありますし、半常駐でがっつりやっている案件もあります。
これらのお客様は、弊社の経営の安定に欠かせません。が、それ以上にお客様から信頼をいただいていることが一番重要です。今年はこれらの案件を優先し、引き続きお客様のために力を尽くします。別紙に書いた案件が該当します。

二つ目は、既存のkintone開発案件です。
これらの案件は、伴走開発のやり方も取れないまま、既存のJavaScriptカスタマイズによるやり方で追加スポット保守や追加開発を続けています。別紙に書いた案件が該当します。
これらの案件は徐々にJavaScriptカスタマイズからプラグインやサービスを利用する形に変えていきますが、当面はJavaSctiptカスタマイズが必要になるでしょう。
また、この後に述べる三つ目の伴走開発の中で開発が必要になった作業も、随時この既存のkintone開発案件に加えていきます。

まず弊社メンバーにはこの一つ目と二つ目に集中してもらいます。
多くても一人当たり四つの案件に絞り、集中して当たってもらいます。

三つ目は、新規の伴走開発案件です。
これらは代表の私が主に携わります。
伴走案件の場合、アプリ構築やカスタマイズはお客様が行います。
カスタマイズを行う際はJavaScriptはなるべく使わず、既存のプラグインやサービスを積極的に活用します。
新たな案件が増えても、うちのメンバーには作業を振りません。一旦、代表の私の方で要件定義や伴走開発を行います。別紙に書いた案件が該当します。

四ッ目は地域活動やコミュニティーです。
代表の私は今年もまだkintoneエバンジェリストを続ける予定です。また、今年は弊社役員の妻が地域クラウド交流会のオーガナイザーとして本格的に活動を始めます。

代表はkintoneエバンジェリストとして、引き続きkintone Caféや各種のセミナーに積極的に登壇します。昨年の登壇回数は18回でした。そこで今年は登壇の回数を増やし、25回を目標にします。
そうした活動からは、地域活性化など、いくつかの案件の種も芽生えつつあります。今年も引き続きそうした活動に関わっていきます。
別紙に書いた案件が該当します。

また、オーガナイザーの妻も6/29に予定されている山梨での地域クラウド交流会を必ず成功させ、山梨県で弊社の基盤を構築します。

三つ目と四つ目に代表の私が当たることにより、私の持つ拡大・新規志向を満たすとともに、新規案件の創出も実現させます。

五つ目は新規サービスの開発です。
昨年、3つの新規サービスをリリースしました。
今年はそのサービスをより拡充していきます。そしてサービサーとしての認知度を上げていきます。

弊社の強みは、外部のSaaS/PaaSとの連携実績が多数あることです。そこに弊社の価値を打ち出し、アピールしていきます。

今年11月にはCybozu Daysが開催されることが発表されています。
そこに焦点を当て、当日は新規サービスをベースにブースを出展する事を目指します。
別紙に書いた案件が該当します。

3.評価制度・賃金テーブル・人事計画

弊社の業務を再構築した結果を基準にし、もう一度弊社の経営計画を作り直します。そこには評価制度・賃金テーブル・人事計画のそれぞれを改定し、盛り込みます。

すでに作成したビジョン・ミッション・バリューや人材育成や課題に加え、5年先の財務計画や人員構成計画や、評価制度・賃金テーブル・人事計画も全て作り直します。

弊社は、そもそもKPI(重要業績評価指標)設定が全くできていませんでした。評価制度以前の問題です。そのため、何を目標とし、個々のメンバーは何をすれば達成感や成長を感じられるのかがあいまいになっていました。
メンバーのモチベーションが極めて持ちにくい状態になっていた状態を改善します。

今年からは人事評価について、アクアビット蒸留書に書かれた内容をベースに考えていきます。
アクアビット蒸留書の中では、KPIの設定とその基準について詳しく決めていきます。

もちろん、決めていくにあたっては引き続き外部の力が必要です。ただし、自社で決めていくしかない事も分かっています。

4.コミュニティ・出展

コミュニティへの関与やCybozu Daysをはじめとした展示会への出展は弊社にとって大きなアピールの機会です。

今年のCybozu Daysの開催日は11月7-8に決まっています。今年も弊社は出展する予定です。
出展にあたっては、弊社の役員や経理人事担当が企画から当日まで積極的に関わります。また、代表の私も企画や出展までの準備を任せきりにせず、社運を賭けて準備にあたるつもりです。そのため、ここ数年のやり方を変え、自社のみで出展する事を念頭に準備にあたります。

出展にあたっては、上に書いた五つに分けた弊社業務のうち、新サービスをメインに打ち出します。また、代表の私のネームバリューは最大限に利用する予定です。

代表の私のネームバリューを有効に活かすためにも、代表のコミュニティへの関与の頻度を上げていきます。登壇回数は25回を目標にしますし、それも5分程度のLTではなく、より長尺(20-60分)の登壇についての回数で25回を目指します。
そのためにも、自ら積極的に登壇の機会を増やします。今までのように頼まれたり、依頼を受けたりした後に動き出す受け身の登壇ではなく、積極的に登壇機会を作ります。
また、地方でのセミナーや勉強会出席も引き続けます。

昨年の師走に弊社は山梨で独自イベント二つの創出に関わりました。そのうちの一つは弊社主催です。今年もすでに栃木でのkintone Café開設に関わっています。それだけにとどまらず、コミュニティの創出にさらに関わっていきます。

また、役員の妻が地域クラウド交流会(ちいクラ)のオーガナイザーとして山梨での開催を準備しています。
各地で開催されるちいクラにもなるべく代表の私も参加するようにします。それによってkintoneエコシステムの一員として貢献し、認知度も上げます。

また、各地の地域創生や活性化にも関わる予定です。
今までは単なる参加者でしたが、今年からは違う関わり方を模索します。

まずは一月の城崎と糸魚川から。
そして、一月の戸田市での新年会での展示から始めていきます。

5.ビジョン・ミッション・バリュー

代表の私の拡大・新規志向と、メンバーの会社や仕事に対するモチベーションの違いを埋めるため、もう一度弊社の目指す方向性を定めます。

企業理念

「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを
最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

・うそはつかず、でも失敗は認める会社であるべきです。

目標

「2027年3月までに
・正社員8名 外注パートナー10名に
・社員一人当たりの粗利を 150万円に
・サイボウズパートナーの賞を受賞
・他SaaS/PaaSでももう一つ今のkintone並みの知名度を得る」

価値

①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

上記に書いた内容のうち、目標と価値はあまりいじりません。ただ、企業理念と経営理念はもう少し練り直します。
また、それらを基にしたより具体的な経営計画をこの正月に作り込む予定です。

6.ワークライフバランス

代表の私の拡大・新規志向と、メンバーの会社や仕事に対するモチベーションの違いを埋めるためにもう一つ必要なのはワークライフバランスへの考え方を整理することです。

公私の充実を両立させたいとする私の価値観はいささかも揺らぎません。
ただ、昨年は残念ながら私の日常は全て仕事にとられてしまいました。それは誰の責任でもなく、私の招いた因果です。

弊社のメンバーには無理な残業や休日の仕事はさせずに済んだはずです。ただ、それでもストレスを感じさせてしまったとすれば、それが今の働き方の標準なのでしょう。
昭和どころか、平成に若手だった私の働き方すら、今の若い人から見ると異次元であることを認めます。

ただ、私自身が仕事の苦しさや経営の辛さに負け、会社の統制を強化したり、ブラックな働き方をメンバーに強いたりすることは厳に慎まねばと自戒しています。
案件をどれだけ受けてもこなせるだけの仕組み作り。これが今までの弊社に欠けていました。仕組み作りをきちんと整備し、代表の私も含めてワークとライフのバランスがとれるようにします。
先ず隗より始めよ。その言葉通り、私から率先してワークライフバランスを整えます。

私のワークライフバランスが整うときは、弊社の経営も軌道に乗った証しです。

7.事業継続のためのその他の施策

経営を継続させるため、BCP計画(事業継続計画)も定めます。
ちょうど本稿を書いている最中、元旦に能登で震度七の地震が発生しました。
弊社も富士山噴火や首都圏直下型地震が起こった時に備えておかなければなりません。

事業を継続するための山梨に拠点を設ける計画も今年中にはめどがつくはずです。

もう一つ必要な施策は、発信を継続的に行うのが代表のみであることです。それは弊社の弱点だと認識しています。
個人商店ではなく、会社としてのアクアビットのためには、代表以外にも定期的に発信を行う必要があります。
弊社メンバーも思い立った時はイベントの時には発信をしてくれます。ですが、それをもっと自発的かつ随時やってもらうように働きかけます。

8.個人的な抱負

ここからは6.で触れたとおり、個人的な抱負を書きます。
私は遠方に出張することによって、旅への欲求を満たしてしまうきらいがあります。そして、ワークライフバランス目標への飢餓感が薄れてしまう可能性があります。そのため、プライベートの目標をこの場できちんと書こうと思います。
2023年は個人的な目標をどこにも書かなかったことが失敗の原因の一つでした。

以下に書くのは代表の私の個人的な抱負です。
・家族で宮崎と鹿児島に旅行します。これをもって全47都道府県を制覇します。
・今年は結婚25周年ですので、家族でハワイに行きます。
・次女の彼氏のご両親に挨拶するため、韓国にも行く予定です。
・私自身の個人としてのアピールポイントをkintoneエバンジェリスト以外にも打ち出します。
 ・ウイスキー検定二級合格です。三級に受かってから数年間、ほったらかしになっているので酒知識を貯めます。
 ・もう一つ、新たな趣味も作ります。そのためには苦手意識のある習い事に通って師匠に付くことも厭いません。
・共同著者でもよいので、今年は本の出版のための具体的な一歩を踏み出します。
・訪れる場所や読んだ本や観た映画の数は、昨年と同程度をめざします。

ただ、そのワークライフバランスの実現は、アクアビットの経営が継続できるための基盤を確立してこそです。
私のワークライフバランスが整うときは、弊社の経営も軌道に乗った証しです。
そのバロメーターとして個人的な抱負の達成を目指します。

上記、1ー8までが2024年の抱負です。
ガイドライン(アクアビット蒸留書)を整理し、そのためにも弊社の業務を五つに分割します。ビジョン・ミッション・バリューも定め、コミュニティや出展の目標も掲げました。これらを実現させるために今年一年、懸命に努力します。

これらが実現した暁には、弊社の経営は好転するはずです。

ただし、それまでにも決めるべき事、やるべきことはたくさんあります。

ですが、今はAIがあります。
弊社でも使っていますし、サービス運営者やAIの開発者とも密につながっています。
AI元年に遅れをとらないよう、抜かりなく準備を進めていきます。


2023年のまとめ(法人)


今年も一年のまとめを書きます。
各月を法人と個人に分けてまとめを書いていますが、同様に年のまとめも書きたいと思います。

公私の「公」

●弊社の業績
§ 総括 目次

今年度は経営の難しさを痛感した一年になりました。これも全ては私の経営能力の未熟。反省しています。
昨年の過去最高の売り上げから、次のステップとして3月に1人、4月に4人、5月に1人の方を雇いましたが、そのうち、二人の方は既に弊社を離れています。さらに来年にも一人が離れる予定です。結局3人が増えた計算です。

今期はあと三カ月残っています。秋から単価アップを実施し、3つのサービスもリリースしました。
経営に苦しんでいるにもかかわらず、案件は来ており、売上も昨年とさほど変わらないレベルには達しそうです。
kintoneをメインで扱う方針には間違いがないと思っています。Cybozu Days 2023の出展や、数多くのkintone関連のイベント登壇・参加など、弊社の今後は経営の苦しさに反比例して希望が持てています。あとは経営をきちんとするだけ。だと思っています。

そんな中ですが、弊社にとってトピックとなる出来事は以下の通りです。
(1月)
・kintone Café メタバース vol.2に参加し、メタバース世界での可能性を感じました(1/13)。
・SORACOM UG Online #15 ~新春スペシャル・新しい力を手に入れよう!に参加し、昨年末に寄稿したSORACOM ADVENT Calendarについてコメントをしました(1/17)。
・チーム応援カフェ「地域活動」に参加し、お客様の伴走パートナーとして登場しました(1/18)。
・kintone Café 名古屋にお客様とともに参加し、皆さんの前で抱負を述べました(1/20)。
・関西大学東京経済人倶楽部の新春賀詞交歓会に出席しました(1/24)。
(2月)
・代表がCLS道東に参加しました(2/4)。
・サイボウズ社東北支社に初訪問しました(2/9)。
・弊社の常勤メンバーがkintoneアソシエイト試験に合格し、アソシエイト合格者四名体制になりました(2/14)。
・代表がkintone カイゼンマネジメントエキスパートを受験しました(2/15)。
・スナックジョイゾーに代表の妻と四月から弊社に参加する代表の長女とで参加しました(2/17)。
・月曜日の定例会議を登戸の某所でリアル(6名)とオンライン(3名)の並行で行いました(2/20)。
・弊社のTwitterアカウントの運営担当を移管し、代表の手から離しました(2/20)。
・前週に続いて月曜日の定例会議を相模大野の某所でリアル(5名)とオンライン(4名)の並行で行いました(2/27)。
(3月)
・代表が千歳に行き、弊社リモートメンバーのフォローを行いました(3/10)。
・代表がkintone Café 帯広 vol.2に参加しました(3/11)。
・大紀町の、万世温泉さんに伺い案件のヒアリングなどを行いました(3/12)(3/13)。
・帯広で十勝ビジネスチャレンジ助成金の説明会に参加しました(3/14)。
・上記はすべて北海道で行いました。メンバーフォローとイベント登壇との人脈つなぎを1つの旅で完結することができました。(3/10-14)
・代表が二月に受けたkintone カイゼンマネジメントエキスパートに落ちました(3/17)。
・月曜日の定例会議を町田の某所でリアル(6名)とオンライン(3名)の並行で行いました(3/6)(3/27)。
・代表が帯広と大阪からリモートで入り、弊社の定例会がオンラインで開かれました(3/13)(3/20)。
・お客様のIT導入補助金の実績報告(2022の二次募集)が無事に確定内容承認済をいただきました(3/28)。
・お客様のIT導入補助金の実績報告(2022の五次募集)が無事に実績報告を完了しました(3/30)。
・代表のノートパソコンが新調されました(3/28)。
・某イベントの登壇依頼をいただきました(3/28)。
・某コミュニティーの運営担当としてお誘いいただきました(3/28)。
・就業規則・賃金規定を改定し、リモートワーク規定・副業規定を新規に作成しました(3/31)。
(4月)
・一日付で、新メンバーが四人参画しました。内訳は正社員一名。有期雇用社員三名。有期雇用メンバーもゆくゆく正社員登用を想定しています(4/1)。
・登記住所を町田市から東京都中央区銀座に移しました(ただし登記手続きは町田市からの転出のみ受領)(4/1)。
・勤怠管理をGoogle CalendarからTimeCardに変更しました(4/1)
・代表がkintone Café 神奈川 Vol.14に参加・登壇しました。その場で弊社新メンバーが二人Lightning Talkを担当しました(4/1)。
・新メンバーも含めた週次定例ミーティングをオンライン(9名)で行いました(4/3)。
・代表が運営メンバーに入っているkintone Café 山梨のキックオフミーティングを行いました(4/7)。
・週次定例ミーティングをオフライン町田市某所(4名)、オンライン(5名)で行いました(4/10)。
・代表がkintone hive Sendaiに参加しました(4/13)。
・週次定例ミーティングをオフライン町田市某所(5名)、オンライン(3名)で行いました(4/17)。
・東京都中小企業振興公社様のヒアリングをサテライトオフィスで受けました(4/19)。
・トヨクモ様にて代表が動画収録に参加しました(4/19)。
・弊社新メンバーがGrapeCity様のイベント「Ship」に参加しました(4/21)。
・代表および新メンバー二名がジョイゾー様のスナックジョイゾーに参加しました。代表はスナックジョイゾーの年間パスポートを初利用です(4/21)。
・代表がkintone Café Metaverse vol.3に参加しました(4/22)。
・週次定例ミーティングをオフライン川崎市多摩区某所(6名)、オンライン(2名)で行いました(4/24)。
・サテライトオフィスにkintoneコミュニティ界隈でよく知られた二河様をお招きして懇談しました(4/24)。
(5月)
・一日付で、新メンバーが一人参画しました。正社員です。
・週次定例ミーティングを町田市某所にてオフライン5名、オンライン3名で行いました(5/1)。
・週次定例ミーティングを町田市某所にてオフライン4名、オンライン4名で行いました(5/8)。
・登記住所の変更手続きは終わり(5/8)、税関係の変更手続きは終わり(5/15)、社会保険系の変更手続きも終わり(5/29)、残るは官公庁への移転手続きだけが残っています。
・週次定例ミーティングを町田市某所にてオフライン4名、オンライン3名で行いました(5/15)。
・代表がCLS高知の前夜祭に参加しました(5/19)。
・代表がCLS高知に参加しました(5/20)。
・代表がCLS高知の後夜祭に参加しました(5/20)。
・週次定例ミーティングを町田市某所にてオフライン3名、オンライン4名で行いました(5/22)。
・代表がkintone hive osakaに参加しました(5/23)。
・弊社がサイボウズ社が運営する地域クラウド交流会の山梨県甲斐市のオーガナイザーとして活動する事が発表されました(5/23)。
・代表がkintone Café 大阪に参加しました(5/24)。
・週次定例ミーティングを町田市某所にてオフライン3名、オンライン4名で行いました(5/29)。
(6月)
・サイボウズ社と「Cybozu for Challengers(サイチャレ)プログラムの参加企業に対する伴走支援」の契約を締結しました(6/1)。
・弊社役員の長井あづさがサイボウズ社において地域クラウド交流会の認定オーガナイザー養成研修の第一回目(6/1)、第二回目(6/9)を受けました。
・弊社代表がkintone Café 山梨 Vol.1の運営スタッフとして参加しました(6/3)。
・地域クラウド交流会のオーガナイザーを山梨で任命されたことを受け、甲府の街をいろいろと歩きました(6/4)。
・新たな外部の技術者パートナーに作業を依頼し、一回目の打ち合わせを行いました(6/6)。
・弊社代表がkintone Café 高知 vol.18に参加・登壇しました(6/10)。
・弊社代表がスナックジョイゾーに参加しました(6/16)。
・弊社役員の長井あづさが山梨県活性化プロジェクトの54回目の月例会に出席し、地域クラウド交流会について語ってきました(6/22)。
・弊社全員が「【kintoneセミナー】 システム開発ってこんなに楽しい!ジョイゾーでしか味わえないkintone対面開発の魅力をご紹介」を拝聴しました(6/26)。 https://www.joyzo.co.jp/seminar/230626/
・弊社代表が事前収録していた「トヨクモ kintone フェス 2023」のイベントが催され、1日目の最後のセッションで弊社代表が登場しました(6/27、6/28)。 https://www.kintoneapp.com/lp/fes2023
・弊社代表がSORACOM UG 非公式 二万匹支部に参加しました(6/27)。
・弊社代表にようやくポケットWi-Fiが届き、出先でWi-Fi切れになることがなくなりました(6/29)。
・弊社代表がCLS道東の前夜祭に参加しました(6/30)。
(7月)
・弊社代表がCLS道東に参加しました(7/1)。
・弊社メンバー8人がお台場に集結し、kintone hive Tokyo 2023を観覧し、懇親を深めました(7/6)。
・弊社代表がシークレットイベントに参加しました(7/7)。
・弊社代表が糸と魚と川 Vol.12に参加し、その前夜にはMOVEDさんとの交流を深めました(7/9)。
・この日をもって弊社役員からメンバーへの1 on 1ミーティングが全員終わりました(7/10)。
・弊社代表がトヨクモkintoneユーザーフェス 2023の後夜祭に参加しました(7/10)。
・弊社代表と役員の長井あづさと人事総務の担当者が山梨県活性化プロジェクトの55回目の月例会に出席し、地域クラウド交流会について語ってきました(7/19)。
・弊社代表と役員と総務人事担当がスナックジョイゾーに参加しました(7/21) 。
・弊社代表がkintone Café Tokyo Vol.13に参加しました(7/22)。
・弊社代表がkintone Café Metaverse Vol.4に参加しました(7/26)。
(8月)
・事例:株式会社フラン様をアップしました(8/10)(記事)。
・弊社代表がスナックジョイゾーに参加しました(8/18)。
・弊社代表がkintone Café 神奈川を真鶴で主催・登壇しました(8/19)。
・弊社代表がM-Solutions様のクローズドイベントに登壇しました(8/24)。
・弊社代表が山梨であらたなkintoneイベントのキックオフに参加しました(8/24)。
・弊社の紹介をオーサムジョブ様のk-Reportの記事内で掲載してただきました。https://www.k-report.work/
・弊社代表がkintone開発者コミュニティの立ち上げに参加し、コアメンバーとしてかかわることになりました(8/28)。
・末日をもって一名のメンバーが弊社を離任することになりました(8/31)。
(9月)
・Cybozu Days 2023のサイトがオープンし、弊社が4年連続で出展することも公開されました。(9/4)
・弊社役員が第4回山梨県活性化フォーラムで登壇しました。人事・経理担当も参加しました。(9/6)
・弊社役員と人事・経理担当が第8回「札幌 地域クラウド交流会(ちいクラ)」に参加しました(9/7)。
・弊社代表が8月に受けたカイゼンマネジメントエキスパート試験に落ちました(9/14)。
・弊社代表がお客様先のIT研修会に登壇しました(9/15)。
・弊社代表がスナックジョイゾーに参加しました(9/15)。
・弊社代表が糸と魚と川 Vol.13に参加しました(9/20)。
(10月)
・弊社代表がkintone Café 埼玉 Vol.6の運営として参加しました(10/8)。
・弊社代表がよっちゃばれっkintone無尽! Vol.1に運営・参加しました(10/13)。
・弊社代表がkintone Café 帯広 Vol.3に登壇・参加しました(10/19)
・弊社代表と役員がスナックジョイゾー&輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路前夜祭に参加しました。(10/20)
・弊社役員が輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路にオーガナイザーとして参加しました。代表も参加者として楽しみました(10/21)。
・弊社代表がSORACOM UG Explorer 2023にオンラインLT登壇しました(10/21)。
・弊社代表と役員が輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路のちいクラツーリズムに参加しました(10/22)。
・弊社がみらデジのデジタル化支援者に登録されました(10/23)。
・弊社代表が雲の上Talking~トヨクモNightに登壇・参加しました(10/26)。
・弊社代表がSORACOM UG Explorer 2023にオンラインLT登壇した内容がASCIIサイトに記事として、Yahoo!サイトに記事としてアップされました(10/30)。
(11月)
・今年のkintone Advent Calendarは弊社代表が作成しました(11/1)。
・弊社がオーガナイザーとして担当する地域クラウド交流会 in 山梨の会場を予約し、来年の6/29の開催が決定しました(11/3)。
・弊社代表が糸魚川物産展に顔を出し、MOVED社の方や糸魚川市の方と交流を深めました(11/5)。
・弊社より新サービス(GO! DO! with-U)を発表しました(11/7)。
・弊社より新サービス(アビットリンク)を発表しました(11/7)。
・弊社代表がCybozu Days 2023の前夜祭で皆さんと交流を深めました(11/7)。
・弊社がCybozu Days 2023にブース出展しました(11/8-9)。
・弊社代表と役員がkintone Café 白馬 Vol.1に参加し、代表は登壇も果たしました(11/11)。
・弊社代表と役員が糸魚川で第39回 全国削ろう会 糸魚川大会に参加しました(11/12)。
・弊社代表と役員と経理担当がスナックジョイゾーに参加しました(11/17)。
・弊社代表がdev kin meetup Vol.1に参加しました(11/28)。
・弊社代表と役員と経理担当がはくばくさんのお招きでAFCチャンピオンズリーグの試合を観戦しました。ヴァンフォーレ甲府 VS メルボルン・シティ(11/29)。
(12月)
・山梨の甲府で「おいでなって! ビルド山梨」を弊社にて運営・企画し、開催しました(12/2)。
・弊社代表がkintone Advent Calendar 2023に記事をアップしました(12/5)。
・弊社代表がMOVED MeetUpに参加しました(12/7)。
・弊社代表Ship Vol.2に参加しました(12/8)。
・弊社代表がkintone Café JAPAN 2023に参加しました(12/9)。
・弊社メンバー二人がそれぞれCybozu Days 2023のレポートをアップしてくれました(12/10)。
・弊社より新サービス(k-Report帳票統合サービス)を発表しました(12/13)。
・弊社代表が「kintone エバンジェリストの忘年会に参加しました(12/14)。
・弊社代表が「よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.2」に参加しました(12/15)。
・弊社代表が「kintone Café 神奈川 Vol.16」に登壇・参加しました(12/16)。
・弊社メンバーがCybozu Days 2023のレポートをアップしてくれました(12/16)。
・弊社代表が「CHALLenGERS」に参加しました(12/18)。
・弊社代表がkintone Advent Calendar 2023に記事をアップしました(12/20)。
・弊社役員と総務人事経理担当が山梨活性化プロジェクトに参加しました(12/20)。
・弊社の事例記事「事例:株式会社アップルボックス様」をアップしました(12/26)(記事)。
・弊社の事例記事「事例:株式会社ファンドレックス様」をアップしました(12/29)(記事)。

こうした活動を通じ、少しずつ弊社の認知度が上がってきたのはよいニュースだといえます。
代表が複数の集まりに参加し、かなりの数のイベントに参加しました。そうした活動によってお話をいただく案件の質が変わってきたように思います。

§ 業務パートナー 目次

六期前に業務パートナーをむやみに増やし、ある程度の自由と自発に委ねたことで失敗した経験があります。昨年はその失敗を繰り返さぬように肝に銘じながら、雇用に踏み切りました。
予想を超える量の案件をいただくようになったのはよいですが、パートナー企業や弊社メンバーの力をもってもこなしきれなくなり、それが疲弊へとつながりました。

いわゆる業務提携に関するパートナー契約は今年も多くの会社様と契約を結びました。

§ 開発案件 目次

今年はkintone案件が9割を占めるまでになりました。
浅く広く、さまざまな業務に手を出すことで、自らの首を絞めたかつての失敗。
それを繰り返さぬようにしていますが、kintoneも範囲が広いので、さまざまな展開を実装しなければなりません。

今年も引き続きサイボウズ社オフィシャルパートナーとして認定いただいたことと、弊社代表がkintoneエバンジェリストとして引き続き活動していることもあり、kintone界隈でもある程度の認知度は頂けるようになってきたと思っています。三年連続してCybozu Daysに出展した効果もあったはずです。

今年は四年連続でCybozu Daysに出展したこともあり、営業チャネルについてはさまざまなところからお引き合いを頂けるようになってきています。これも今までの弊社のkintone専業へ向けた発信がようやく効き始めてきた成果だといえます。

ただ、案件が増えすぎたことによって、メンバーを増やしてもパートナーを増やしても案件がこなしきれず、各案件が同時並行で積み重なっていく弊害が生じました。
それによって検収が送れ、入金も途絶え、経営上も苦しくなってしまいました。

もう、今までのような開発のやり方では持たない。案件が増えるたびメンバーを増やしての繰り返しでは利益の出る体質になりようがない。
個人でやっていた頃のようなやり方から脱却しないとだめだ、と感じ、以下のように変えていくことに決めました。

・代表が伴走担当としてお客様に入る。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

すでに上記のようなやり方に秋からかえ、11月には受注もできるようになりました。12月からは案件として始まっています。
今年はついに今までのようや個人事業主の延長のようなやり方では難しいということを痛感しました。そして変化の必要を突き付けられました。

もちろん、上記のやり方でやっていくには、言語環境や開発環境について勉強し続けなければなりません。停滞は許されません。

弊社メンバーがkintoneのアプリ連携については実装を進めてくれるようになっており、サブテーブルや多層Promiseもこなしてくれるようになっていることはありがたいです。

§ 財務基盤の堅牢化 目次

一昨年から家計と法人の財布の混在を完全に分け、資産表や収支表はきっちり顧問税理士の先生に管理していただくようにし、今年からは月次の支出は常にレシート取込するようにし始めています。
また、4月からは代表の長女に経理・人事・総務として入ってもらい、今まで代表の手が回らなかった部分をフォローしてもらうようにしました。それによって財務部分の管理はだいぶ改善したものの、人件費と外注費が経営を圧迫し、財務状況についてはまだよくない状態が続いています。

そもそも単価が安すぎました。また、案件の受託開発になっていることも財務状況によくありません。
定期的に課金をいただくような仕組みを作らねばなりません。

今年の秋に三つのサービスを立ち上げました。今年の反省と来年の大きなテーマです。

§ 社内体制 目次

弊社の弱点として代表が経営者と作業者を兼ねている問題を解消するため、一昨年の初めから雇用に踏み切りました。その結果、二人の仲間が加わり、そのうちの一人は秋に去りました。
昨年の3月からはSESですが専任として弊社メンバーに新たに一人に加わってもらいました。

そして、今年は4月に6人のメンバーを一気に増やしました。とはいえ、そのうちの一人は上記のSESのメンバーに弊社に転籍してもらい、もう一名は代表の長女。さらにもう一名は数年前から技術顧問として契約で入ってもらっていた方でした。

その上で、チーム・ビルディングを図るため、さまざまな工夫を試しました。
代表の住所が登記の住所になっていたのを銀座に登記を移し、同時に弊社のロゴも変更しました(4月)

ところが、残念ながら、それは無謀な挑戦だったようです。
結局、研修体制が整わぬままに、さらにフルリモートワーク体制のまま、毎週月曜日だけ町田か登戸近辺であつまる体制を組みましたが、
なかなかチームビルディングはなかなか進まず、8月末で研修体制の不備から一人が退職し、11月のCybozu Daysの後には弊社からの提示額が希望額に届いていないという理由で一人が退職しました。
来年の1月にも一人が抜けることが決まっています。それでも、一年を通して3人が増えたというのは、成果にしてもよいと思います。

その一方、
一昨年の12月に策定した以下の企業理念と経営理念は変えぬままにいました。

企業理念

「情報技術を生かして、

正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念

「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

今年のチームビルディングの失敗に加え、開発のやり方にも変化を加えます。

また、代表の私が考える弊社の未来は、ただの開発会社ではありません。

それも踏まえ、正月に企業理念と経営理念を考えたいと思います。

来年以降もまだまだやるべきことはたくさんあります。この年末年始にさまざまな検討を重ね、来年早々に新たな施策を打っていきます。

§ 2023年度売上見込み 目次

経営に苦戦した一年でしたが、売上自体はそこまで悪化していません。過去最高を記録した前年度とそう変わらない金額で落ち着きそうです。
もちろん、利益はかなり悪化しています。

持続できる棚に変え、メンバーにはいったんただの開発会社として、今と仕事を変えず、さらに案件の種類も絞った形で仕事をしてもらうようにします。
その一方、代表の私は新しい方向性を追求し、開発者としてコーディングはせず、将来の弊社を考えていくつもりです。

§ 人脈の構築 目次

今年は昨年にも増して登壇も含めた露出および交流を増やしました。
また、今年はたくさんの場所からおよびいただき、何度も登壇しました。

大阪や首都圏だけでなく、釧路、知床、帯広、十勝、倶知安、仙台、米沢、郡山、真鶴、小田原、山北、新潟、糸魚川、甲府、富士吉田、白馬、名古屋、三河、亀山、京都、高知など各地の方とご縁をつなぐことができました。
今年は494枚のお名刺をいただきました。引き続き来年もよろしくお願いいたします。

§ 対外活動 目次

2023年度は登壇の機会を多くいただきました。合計18回。昨年より1.8倍増えました。
・1月
 kintone Café メタバース vol.2(1/13)。
 SORACOM UG Online #15 ~新春スペシャル・新しい力を手に入れよう!(1/17)。
 チーム応援カフェ「地域活動」(1/18)。
・3月
 kintone Café 帯広(3/11)
・4月
 kintone Café 神奈川 Vol.14(4/1)
 kintone Café Metaverse Vol.3(4/22)
・6月
 kintone Café 山梨 vol.1(6/3)(司会進行のみ)
 kintone Café 高知 vol.18(6/10)
 トヨクモ kintone フェス 2023(6/27-28)
・7月
 kintone Café Metaverse Vol.4(7/26)
・8月
 kintone Café 神奈川 Vol.15(8/19)
 M-Solutions様プラグインアップデート会(8/24)
 よっちゃばれkintone無尽Vol.0(8/24)
・10月
 SORACOM UG EXPLOLER 2022(10/22)
・11月
 kintone Café 白馬 Vol.1(11/11)
・12月
 おいでなって!ビルド山梨(12/2)
 kintoneエバンジェリスト忘年会(12/14)
 kintone Café 神奈川 Vol.16(12/16) 

まずは機会を与えてくださった皆様には感謝しかありません。

今年参加したイベントは以下の通りです。
「kintone Café メタバース vol.2(1/13)」「SORACOM UG Online #15 ~新春スペシャル・新しい力を手に入れよう!(1/17)」「チーム応援カフェ「地域活動」(1/18)」「kintone Café 名古屋 vol.9(1/20)」「関西大学東京経済人俱楽部 新春賀詞交歓会(1/24)」「CLS道東(2/4)」「スナックジョイゾー vol.12(2/17)」「kintone Café 帯広(3/11)」「とかちビジネスチャレンジ補助金説明会(3/14)」「kintone Café 神奈川 Vol.14(4/1)」「kintone hive Sendai(4/13)」「Ship(4/21)」「スナックジョイゾー(4/21)」「kintone Café Metaverse Vol.3(4/22)」「CLS高知(5/20)」「kintone hive osaka(5/23)」「kintone Café Osaka(5/24)」「kintone Café 山梨 vol.1(6/3)」「kintone Café 高知 vol.18(6/10)」「スナックジョイゾー(6/16)」「【kintoneセミナー】 システム開発ってこんなに楽しい!ジョイゾーでしか味わえないkintone対面開発の魅力をご紹介(6/26)」「トヨクモ kintone フェス 2023(6/27-28)」「SORACOM UG 非公式 二万匹支部(6/27)」「CLS道東 前夜祭(6/30)」「CLS道東(7/1)」「kintone hive Tokyo 2023(7/6)」「シークレットイベント(7/7)」「糸と魚と川 Vol.12(7/9)」「トヨクモkintoneユーザーフェス 2023(7/10)」「山梨県活性化プロジェクト55回目月例会(7/19)」「スナックジョイゾー(7/21)」「kintone Café Tokyo Vol.13(7/22)」「kintone Café Metaverse Vol.4(7/26)」「スナックジョイゾー(8/18)」「kintone Café 神奈川 Vol.15(8/19)」「M-Solutions様プラグインアップデート会(8/24)」「よっちゃばれkintone無尽Vol.0(8/24)」「kintone開発者コミュニティ(devkin meetup)(8/28)」「第4回山梨県活性化フォーラム(役員・人事担当参加)(9/6)」「第8回「札幌 地域クラウド交流会(ちいクラ)」(役員・人事担当参加)(9/7)」「スナックジョイゾー(9/15)」「糸と魚と川 Vol.13(9/20)」「kintone Café メタバース Vol.1(10/13)」「地域クラウド交流会(ちいクラ)グランプリ全国大会(10/20)」「SORACOM UG EXPLOLER 2022(10/22)」「甲府ん!横丁はしご酒ウィーク(11/3)」「糸魚川物産展 in 下北沢(11/5)」「Cybozu Days 2023(11/8-9)」「kintone Café 白馬 Vol.1(11/11)」「第39回 全国削ろう会 糸魚川大会(11/12)」「スナックジョイゾー(11/17)」「devkin meetup Vol.1(11/28)」「AFCチャンピオンズリーグ(ヴァンフォーレ甲府 VS メルボルン・シティ)(11/29)」「おいでなって!ビルド山梨(12/2)」「Moved MeetUp(12/7)」「Ship Vol.2(12/8)」「kintone Café JAPAN 2023(12/9)」「kintoneエバンジェリスト忘年会(12/14)」「よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.2(12/15)」「kintone Café 神奈川 Vol.16(12/16)」「CHALLenGERS(12/18)」「山梨活性化プロジェクト(12/20)」

上記のうち、登壇したイベントや、強い印象を受けたイベントについては記事としてアップしています。また弊社としてのトピックについても記事としてアップしています。

そうした記事については、各月のページをご覧ください。

  • 2023年の抱負
  • 2023年1月のまとめ(法人)
  • 2023年2月のまとめ(法人)
  • 2023年3月のまとめ(法人)
  • 2023年4月のまとめ(法人)
  • 2023年5月のまとめ(法人)
  • 2023年6月のまとめ(法人)
  • 2023年7月のまとめ(法人)
  • 2023年8月のまとめ(法人)
  • 2023年9月のまとめ(法人)
  • 2023年10月のまとめ(法人)
  • 2023年11月のまとめ(法人)
  • 2023年12月のまとめ(法人)

  • 2023年12月のまとめ(法人)


    令和五年十二月。

    今月も苦しい状況が続いています。資金繰りですが。

    経営の難しさ、厳しさを日々感じています。その一方で、その痛みを乗り越えようとする自分の成長もかみしめています。挫折や苦しみからしか人は学べない。そんな手あかのついた言葉を感じています。
    今の苦しみから得た教訓は、私の中の単価設定や人件費についての根本的な過ちです。
    一人親方であれば、これからもおそらく既存の単価設定でやっていけるでしょう。が、人を雇う立場ではその単価設定ではだめであることを痛感しました。雇用する事がどれほど大変なのかもあわせて心の底から理解した気がします。

    その反省のもと、成長している自分を感じています。
    むしろ、ここで試練と苦しみを味わったことで、来年以降の弊社や私にとってとても良いきっかけになると思っています。

    すでに悪い話ばかりでもなく、好材料もすでにそろいつつあります。
    単価を大幅に上げた提案が先月に受注し、今月から案件として始まりました。
    他の同様の案件も先月に受注内示があり、他の案件も軒並み単価を上げても問題なさそうな感じです。
    何よりも、苦しい中でも引き合いが途切れないことがありがたいです。

    経営状況に楽観はできないですが、弊社のこれからを悲観はしません。来春になれば単価を変えた効果が出てくるはず。あと三ヶ月強、耐えて見せます。

    達成度6割。達成感7割。満足感4割。それが今月の代表自身の自己採点です。

    弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

    ●弊社の業績

    § 総括 十二月度の売上は目標を下回りました。

    単価設定が低いままの案件が主である以上、まだ黒字化はできません。
    が、何とか持ちこたえられているのも皆様のおかげです。感謝しています。

    引き合いが続けていただけているのもありがたいです。
    単価を大幅に上げても引き合いがきて、さらに受注につながっていることもありがたいです。

    それはまだ代表個人のネームバリュ―があるからです。
    ただ、それに安住していては駄目で、代表のネームバリューに依存している間は大きな成長が難しい。
    代表のネームバリューではなく、会社自身か会社が出すサービスにネームバリューを感じてもらわないと、代表のリソース次第になってしまいます。
    そのためにもメンバーには、成長し、視野を広げてもらわないとだめなのです。そこがまだうまくいかず、人件費だけが出て行ってしまったのが今年でした。

    案件が増えても案件をこなすスピードが向上しない。代表のリソース次第になってしまう。
    この状況を打開するため、考え方を切り替えてより効率的なプラグインやサービス使用を推進する方針に切り替えました。
    業務の根本的な部分から今までのやり方をすべて切り替えつつあります。

    今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
    ・山梨の甲府で「おいでなって! ビルド山梨」を弊社にて運営・企画し、開催しました(12/2)。
    ・弊社代表がkintone Advent Calendar 2023に記事をアップしました(12/5)。
    ・弊社代表がMOVED MeetUpに参加しました(12/7)。
    ・弊社代表Ship Vol.2に参加しました(12/8)。
    ・弊社代表がkintone Café JAPAN 2023に参加しました(12/9)。
    ・弊社メンバー二人がそれぞれCybozu Days 2023のレポートをアップしてくれました(12/10)。
    ・弊社より新サービス(k-Report帳票統合サービス)を発表しました(12/13)。
    ・弊社代表が「kintone エバンジェリストの忘年会に参加しました(12/14)。
    ・弊社代表が「よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.2」に参加しました(12/15)。
    ・弊社代表が「kintone Café 神奈川 Vol.16」に登壇・参加しました(12/16)。
    ・弊社メンバーがCybozu Days 2023のレポートをアップしてくれました(12/16)。
    ・弊社代表が「CHALLenGERS」に参加しました(12/18)。
    ・弊社代表がkintone Advent Calendar 2023に記事をアップしました(12/20)。
    ・弊社役員と総務人事経理担当が山梨活性化プロジェクトに参加しました(12/20)。
    ・弊社の事例記事「事例:株式会社アップルボックス様」をアップしました(12/26)。
    ・弊社の事例記事「事例:株式会社ファンドレックス様」をアップしました(12/29)。

    実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

    § 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

    そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
    そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
    お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

    4月から多くのメンバーに加わってもらった弊社ですが、まだまだチームビルディングができていません。さまざまな課題が出た月でした。
    残念ながら、いくつかの会社との関係をいったん解消するしかなくなりました。
    パートナー企業の技術者さんにも複数の案件に携わってもらっていますが、こちらは数カ月前からすでに案件を絞って関わってもらってます。
    もう一度業務の再設計を行い、パートナー関係の整理も行います。

    外注費や人件費の負担も厳しいですが、なんとか乗り切りたいと思います。


    § 開発案件 今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。
    今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。

    苦しい状況を打開するため、今までの開発のやり方について、ついに変える決断を下し、実際のその方向で進めています。

    ・代表が伴走担当としてお客様に入る。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
    ・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
    ・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
    ・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
    ・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
    ・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

    そのため、単価設定もさらに変更を加えました。
    変更した単価をベースに受注も取れるようになり、自信になりました。

    また、代表のトーク力も磨く必要があります。
    すでにこの数カ月、代表は複数の場所で研修講師やグループワークの運営にもチャレンジしています。
    また、日本各地のkintoneプレーヤーたちにもリアル/オンラインを問わず会いに行き、知見を交換し合っています。

    既に先月からいくつかの案件で伴走型に切り替え、一切代表が手を動かさないやり方で実装を進めています。
    手ごたえを感じているので、それを引き続き推し進めていきたいと思います。

    さらに先月はCybozu Days 2023の前日に二つのサービスをリリースしました。
    GO! DO! with-Uとアビットリンクです。前者は伴走開発サービスです。こちらは既にいくつかのお客様で実践している伴走開発サービスに名前を付けた形です。
    また後者はkintoneとfreeeの連携カスタマイズをより訴求しやすくしました。実は来月早々にももう一つサービスをリリースする予定です。

    今月もk-Report帳票統合サービスをリリースしました。
    こうしたサービスもいくつか出していき、弊社の価値をより世間に訴えていく必要があると思っています。

    うちのメンバーはよく頑張ってくれています。そしてこれを糧に成長してい欲しいと思います。
    皆の頑張りに報いるためにも、これまでのやり方をあらため、持続可能な経営に変えていきます。

    弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
    そうした皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


    § 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
    弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
    この点は弊社の長年の課題でした。

    少しずつ状況は改善に向かいつつあります。
    その流れを加速するため、今年の4月より代表の長女に弊社に正式に加わってもらい、人事・総務・経理の作業を任せています。
    少なくとも、これらの作業に代表のリソースを割かれることがなくなったのは助かっています。

    ただ、経営者としての未熟を痛感させられることも多く、財務への能力は引き続き磨いていく必要があると考えています。
    弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


    § 社内体制 一昨年(2021年)の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
    そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。それを以下に掲示します。

    企業理念
    「情報技術を生かして、
    正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

    経営理念
    「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

    9つ(ナイン)の「ない」
    「組織図はない」
    「タイムカードない」
    「ノルマは設けない」
    「多数決で決めない」
    「社長室は作らない」
    「肩書きもいらない」
    「皆が経営者の行い」
    「定年は強制しない」
    「雑談は惜しみない」

    アクアビットに合う方
    「家族を大切にする気持ちのある方」
    「仲間を大切にできる方」
    「笑顔のある方」
    「まず肯定から入る方」
    「夢を持ち続ける方」
    「人の話を聴ける方」
    「人間が好きな方」
    「可能性を信じる方」
    「自分が好きな方」
    「自分で仕事を見つける方」
    「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

    2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、考え方の軸はぶれていません。

    ただし、上記の各種理念の内容を変えようとしています。すでにメンバーには意図は伝えました。9月から策定作業を開始していますが、Cybozu Daysには間に合いませんでした。
    この正月休みにビジョン・ミッション・バリューに当たる部分を経営理念・人事理念の形で見直し、再度今の状況に合わせた理念やビジョンに作り替えようと思います。

    今後ともなにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


    § 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
    お客様とのリアル商談は約12回です。オンライン商談はざっと数えたところ約45回ほどです。
    今月、頂戴した名刺は33枚です。

    今月もさまざまなご縁をいただきました。
    おいでなって!ビルド山梨では甲府や山梨の皆さんとのご縁をつなぎ、来年6月29日に予定してる地域クラウド交流会のキックオフを兼ねて。
    また、Moved MeetUpやShip Vol.2ではサイボウズ社本社に伺って、まだお会いしていなかったkintoneプレーヤーの皆さんと交流すするとともに、MOVED社、メシウス社の社風や考えについても触れることができました。
    よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.2(でも再び甲府や山梨との皆さんのご縁を強めた後は、神奈川の山北町に移動してkintone Café 神奈川 Vol.16で大いに山北町の皆さんとの交流を深めました。
    年末のCHALLenGERSではkintoneによる業務改善を軸に交流を深めました。また、役員も山梨活性化プロジェクトに積極的に参加し、甲府や山梨の皆さんとのご縁や信頼感を強化しました。

    他にも忘年会を横浜の野毛で行い、来年以降に有望な話を行いました。
    他にも面白い話が持ち上がっています。

    皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

    弊社が案件の実装に苦戦していても、次々と案件を頂けるのも、こうした出会いがあるからです。

    引き続きよろしくお願いいたします。








    §  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。おいでなって!ビルド山梨(12/2)。Moved MeetUp(12/7)。Ship Vol.2(12/8)。kintone Café JAPAN 2023(12/9)。kintoneエバンジェリスト忘年会(12/14)、よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.2(12/15)。kintone Café 神奈川 Vol.16(12/16)。CHALLenGERS(12/18)。山梨活性化プロジェクト(12/20)。

    来月もまだイベント登壇を控えています。記事のリリースなども複数あります。
    こうした対外活動こそは経営者としてやるべきことであると同時に、弊社メンバーにこの方向性を理解してもらう必要があります。
    もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向と違ってしまいます。
    そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。

    外の皆様と交流を深めたいと思っています。
    今月に行った活動からそのことを強く感じました。

    まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。





    § 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

    今月、書いた本のレビューは0本()。
    今月、書いた観劇のレビューは1本(
    VOICARION ⅩⅦ 〜スプーンの盾〜
    )。
    今月、書いた映画のレビューは2本(
    翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて
    ウォンカとチョコレート工場のはじまり
    )。
    今月、書いた抱負は0本() 。
    今月、書いた旅日記は0本() 。
    今月、書いた「物申す」は0本() 。
    今月、書いた弊社の活動ブログは12本(
    cybozu days 2023に行ってきました。
    Cybozu Days 2023 に行ってみた
    弊社の新サービス(k-Report帳票統合サービス)を開始します
    Cybozu Days 2023
    おいでなって! ビルド山梨に運営・参加してきました
    MOVED MeetUpに参加してきました
    Ship Vol.2に参加してきました
    事例:株式会社アップルボックス様
    よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.2に参加してきました
    kintone Café 神奈川 Vol.16に参加・登壇してきました
    CHALLenGERSに参加してきました
    事例:株式会社ファンドレックス様
    )。
    今月、書いた弊社の技術ブログは2本(
    ChatGPTにkintone アドベントカレンダーのネタを聞いてみた
    kintoneで詰まった時の問題解決
    )。

    なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

    11月29日 11月29日 devkin meetupに出て,
    11月30日 11月30日 客観的な視点を持ちたい,
    12月1日 12月1日 師走が始まっての目標です
    12月4日 12月4日 本屋に行ってビジネス書を
    12月5日 12月5日 後継者選びも考えなければ
    12月6日 12月6日 アドベントカレンダー書く
    12月7日 12月7日 ブロックチェーンとPaaSは
    12月8日 12月8日 Moved MeetUpに参加!
    12月11日 12月11日 エコシステムを活用する
    12月12日 12月12日 何により憶えられたいか
    12月13日 12月13日 新サービスを出しました
    12月14日 12月14日 エフェクチュエーション
    12月15日 12月15日 AIが芸術に与える影響は
    12月18日 12月18日 思考フレームワーク駆使
    12月19日 12月19日 常に新しく挑戦をしたい
    12月20日 12月20日 育つ組織には標準化あり
    12月21日 12月21日 年末は自分を大事に労る
    12月22日 12月22日 やっぱりラッシュは嫌や
    12月25日 12月25日 クリスマスに休むも良き。
    12月26日 12月26日 NFTバブルの終焉に思う
    12月27日 12月27日 来年、AIに劣らぬ価値を提供するため、技術者として学ぶべきこと

    § 年表

     ・十二月お仕事

      二俣川で打ち合わせ・作業×8、EKITERIA PRONTOでオンライン・作業×4、コットンクラブでビルド山梨、常夏East Blueバルで懇親会、大和市文化創造拠点シリウスで作業、白金台で打ち合わせ、サイボウズ 本社でMOVED MeetUp、サイボウズ 本社でShip、隠れ家 焼肉BULLSで忘年会、珈琲館 イオンスタイル新百合ヶ丘で作業、ドトールコーヒーショップで作業、フレッシュネスバーガーで作業・打ち合わせ・オンライン、餃子の王将で懇親会、鶴川駅前図書館で作業、サンマルクカフェで作業、品川で打ち合わせ×2、ガストでオンライン打ち合わせ、WOODSHEDでよっちゃばれっ kintone 無尽、魚河岸組合 魚の仕事人で懇親会、山北町立生涯学習センターでkintone Café 神奈川、YAMAKITAバルで懇親会、エン・ジャパン株式会社 本社/東京オフィスでCHALLenGERS、土風炉で懇親会、味八で三次会、Tully’s Coffeeでオンライン、神田で商談、鍛冶屋 文蔵で懇親会、鶴川駅前図書館で作業、新倉PAで作業、アクアビット サテライトオフィス×1

    § ツイートまとめ
    ・十二月ツイート
    https://togetter.com/li/2285423


    事例:株式会社ファンドレックス様


    SalesForceで運用していたリードから商談、受注処理、メール配信をkintoneに移行

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    株式会社ファンドレックス様は、ソーシャルセクター(NPO・ソーシャルビジネス、財団、大学、行政、企業など社会にプラスの変化を生み出したいと願う人や組織)の支援を専門としておられます。
    ・調査・分析
    ・インパクトマネジメント
    ・戦略策定
    ・研修・人材育成
    ・ICTによる経営の高度化
    ・実行支援
    を業務の軸として、ソーシャルセクターが持続的に活動していくための各種コンサルティング活動を行っておられます。

    ソーシャルセクターは、利益だけを目的としていないために課題が多種多様です。ファンドレックス様の的確なコンサルティングによって事業が継続するお客様が、また別の組織や個人に利他の精神を伝達していきます。ファンドレックス様の活動は社会のあらゆる層に価値を届ける起点となるのです。

    ファンドレックス様から顧客に対して情報を届けるため、顧客管理はとても大切です。
    お問い合わせフォームからのリード(見込み顧客)獲得から、各種セミナー集客、商機をつかむための各種配信。ファンドレックス様の営業活動の肝となるのが顧客管理です。

    使っておられたSalesForceからkintoneへ顧客管理を移管したい。弊社にご相談をいただいたのは、この点でした。

    SalesForceからのデータ移行

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    SalesForceの内容を拝見したところ、カスタマイズはそこまで行われていませんでした。
    ただし、カスタマイズオブジェクトやカスタマイズ項目はたくさん追加されていました。

    SalesForceからkintoneへのデータ移行については、弊社は何度も経験を積んでいました。
    リード(見込み顧客)や商談、顧客情報や担当者情報の構造も理解していました。
    そのため、データ移行については初期移行と差分移行を何回か行うことで苦戦せずに完了しました。

    苦戦はしなかったのですが、注意を払った点があります。それは項目名です。
    SalesForceは項目を区別するためnameプロパティがあります。kintoneでいうところのフィールドコードです。ただし、nameの文字列に使えるのはアンダースコアと英数字のみ。日本語は認められていません。日本語が使えるのは別のlabelプロパティです。kintoneでいうところのフィールド名です。

    kintoneはフィールド名とフィールドコードの両方に日本語が使えるため、弊社の開発ポリシーではその二つは原則として合わせます。そうすることで後々のプログラミングの生産性は上げられます。
    ですが、移行にあたっては差分取り込みを考慮すると、kintoneとSalesForceの情報を合わせておかねばなりません。そのため、しばらくはkintone上のフィールドラベルと名称をSalesForceの値に合わせておきます。

    kintoneのフィールド名とフィールドコードをどの時点で日本語に切り替えるか。
    今回はそのタイミングの調整に気を使いました。

    外部からのウェブフォームからの取り込みはSalesForceのWeb-to-リードを使っておられました。
    フォームについてもkintoneに移行した後も使えるようにする必要があります。
    今回は、後々の保守性を考慮してトヨクモ社のFormBridgeを提案しました。

    FormBridgeを利用することで、フィールド名とフィールドコードを日本語に切り替えるタイミングで影響が少ないようにしました。

    ただ、この後述べるメール配信プログラムとの連携においてはタイミング毎にプログラムの修正が発生しました。

    メール配信について各種サービスの検討を行う

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    ファンドレックス様はメール配信をSalesForceの機能を使って頻繁に行っておられました。

    つまり今回の移行の肝は、メール配信をどうやって円滑に移行させるかありそうです。
    SalesForceからkintoneに移管した後も変わらずに、ファンドレックス様の多くの顧客やリードに対してメール配信を行う。それが必ず超えるべきミッションでした。

    そこでkintoneのさまざまなメール配信サービスを検討しました。
    その結果、Benchmarkを採用しました。kintoneとBenchmarkは双方が持つRest APIを使って連携させることに決まりました。

    kintoneエコシステムの中には有名なメール配信サービスがあります。
    その中でBenchmarkを採用したのは、ステップメールが送れることや、メール配信・開封状況が管理できることなどが理由です。

    メール配信運用について、抱いておられる不安を払拭していただくことに注力

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    Benchmarkとkintoneの連携開発は弊社でもすでに実績がありました。
    ただ、kintoneに移行した後にもメールの配信が円滑に行えなければなりません。

    そのため、メール配信については、運用担当者もまじえて何回か話し合いの機会を持ちながら進めました。
    ファンドレックス様はかなり長い期間SalesForceのユーザーでいらっしゃいました。
    そのため、弊社ではkintoneやBenchmarkの信頼性がSalesForceに劣らないことを説明し、信頼を抱いてもらうことに注力しました。

    また、Benchmarkはメール配信サービスです。重複メールアドレスの扱いなど、メール配信サービス特有の仕様についてもご理解を深めていただきました。
    もちろん、弊社でもさらにBenchmark自体の仕様を理解するとともにAPIの理解も深めました。

    また、どの項目をメールに埋め込むのかについても様々な工夫を凝らしました。
    Benchmarkは埋め込み設定ができる仕様ですが上限が定められています。配信するメールごとに埋め込む項目を考えると上限にぎりぎりになってしまうため、そのやりくりをどうするかはシステム側の課題でした。
    そうした連携について、APIを駆使してkintoneからBenchmarkへの連携実装のめどを付けました。

    その結果、メール配信の運用開始のテスト期間をへて、無事に移管が完了しました。

    弊社がこの部分はまったく関与せず、ファンドレック様によりメールの配信は運用していただいています。

    ファンドレックス様ありがとうございました。

    ファンドレックス様より

    導入までの日々と現在をファンドレックス社の長谷川様はこう語ってくださいました。

    私はkintoneへの移管の担当ではありましたが、設計や作業のためのまとまった時間がなかなか取れず、アクアビットさんにはいつも五月雨な相談の仕方でした。それでも
    しっかり寄り添ってご対応いただけたことが、大変ありがたかったです。

    相談の最初では、kintoneを中心としたシステムでできることと実装としてオススメでないことを分けてお話してくださったので、導入のガイドになりました。
    今まで私が経験していたシステム開発では、ウォーターフォール型で最初に要件整理業務設計そして開発と進むものでしたが、kintoneの特性として実装しながら修正していく方法に頭に切り替えるのが大変でした。その中で、色々と相談しながら進めることができたことが、とても良かったです。

    kintoneは使いながら育てるシステムなので、今でも業務でやりたいことを考えたり社内の意見を取り入れながら修正しておりますが、行き詰ったらまたアクアビットさんに相談しようと思っております。どうぞ引続き、よろしくお願いいたします。

    ファンドレックス様のご紹介

    社名 株式会社ファンドレックス
    所在地 〒108-0075 東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー762号室
    連絡先 03-6894-2147
    役員 シニアパートナー 井上 義雄
    パートナー 平尾 千絵
    パートナー 相澤 順也
    創業 2008年7月1日
    URL https://fundrex.co.jp/

    事例:株式会社アップルボックス様


    Excelで作り込まれた受発注システムの刷新にあたってkintoneを選定

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    株式会社アップルボックス様は、設立以来30数年間、映像機器レンタルを始めとした映像関係の業務に携わっておられます。
    メディア業界の進歩とともに映像機器の需要は増大しています。業界の進展と技術の進歩に対応しつつ、さまざまなプロダクションや映像関連企業からのご要望に応えておられます。

    CMやPV等の映像制作は、さまざまな関係者の調整が必要になるため現場は多忙を極めます。
    見積もりから受注に至った後も、お客様のご要望にあわせてスケジュールの突発的な変更もあります。臨機応変かつ迅速な映像機材の提供が求められます。

    アップルボックス様ではそのような業界ならではの事情に合わせ、ご担当者様がExcelで全ての管理を行えるようなツールを作っていました。
    そのExcelはブック間、シート間、セル間をまたいだ複雑な処理を制御し、受発注や機材、技術者、在庫管理など、会社の日常業務の大半で欠かせないものでした。実際、かなり作り込まれており、独自のノウハウが組み込まれていました。

    ただ、管理すべきデータ量が膨大なため、どうしてもマクロの実行速度が遅くなり、Excelでは動作の安定性に不安があることからツールを開発した入来院様は頭を悩ませておりました。

    そのような折、入来院様へ社長の金子様から「キントーンではどうか」とのご提案をいただいたとのこと、サイボウズ社からの紹介で弊社が担当させていただくことになりました。

    マスタ整備、機材スケジュール管理および帳票開発が大変

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    kintoneの開設から、運用開始までは約9カ月。
    時間がかかったのは、マスタ整備が大変だったからです。アップルボックス様にはマスタ整備の作業でご苦労をおかけしました。

    管理されている機材の種類が多いため、機材データの整備にも工夫が必要でした。
    kintoneの<文字列一行>項目に重複不可の設定を行うと、文字数が64文字に制限されてしまいます。そのため、機材コードと機材名称を連結してユニークな値を作ろうとすると、機材によっては64文字を超えるケースもあります。
    そうならないように機材名称を変更し、データとして扱えるようにしなければなりません。マスタ整備についてだけで何度も打ち合わせを行いました。

    また、機材スケジュールを確認し、それを柔軟に修正するためのユーザーインターフェースの調整も苦労した部分です。
    一つの撮影現場で使われる機材の数は何十種類にもわたります。さらに複数の案件が並行します。一つの案件でさえ、複数の現場が切り替わります。そうした状況でも機材を確実に現場に届けるため、アップルボックス社のご担当者様は、細心かつ迅速な機材スケジュールの調整を行っています。
    kintoneの標準の一覧画面だけでは細かい制御ができません。時系列管理もできません。

    そのため、ガントチャートを導入しました。Cybozu Developer Network上のサンプルプラグインであるガントチャートプラグインをベースに弊社がお客様向けにカスタマイズしました。

    もっとも苦心した実装は帳票でした。
    一つの見積書や請求書に載る明細行の多さや、事後見積書といった映像業界ならではの商慣習。
    また、一つの案件の中でも複数の場所、日時が分かれます。それに応じて明細をページごとに分けて発行する必要もありました。

    これを可能にする帳票ソフトウエアはそれほどありません。帳票にかなりのカスタマイズが求められたため、帳票Online for kintoneを提案しました。弊社は風神レポートという帳票Onlineの帳票を設計するためのソフトウエアも所持しています。それを用いて細かく帳票をカスタマイズしました。
    鏡と明細ページを連結し、さらに明細行の表現もさまざまなパターンが実現できるように制御しました。




    帳票については弊社メンバーが頑張って実装してくれました。

    Excelから脱却した後は、手配についてさらなる改善を加えつつこれからへ

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    kintoneによる運用を始めたことで、アップルボックス様の受発注や機材手配はExcel運用から脱却しました。
    その後も、受発注や商流だけでなく、機材手配のための改善へのご要望に対応しつつ、今に至っています。



    今回の成功の理由は、Excelツールを作ったご本人である入来院様が仕様をすべて把握しておられたことにつきます。
    ただし、Excelとkintoneではユーザーインターフェースや操作性に大きな違いがあります。入来院様にはkintoneの操作性やインターフェースの違いを何度も説明し、相互の認識を深めていきました。
    入来院様がkintoneならではの操作性やデータ構造を理解していくにつれ、構築に当たって仕様の調整が楽になり、実装速度も上がっていったように思います。

    入来院様はExcelで複雑なツールを構築するほどデータの扱いに長けていらっしゃました。ということは、データの動きのイメージを一次元、二次元、三次元、四次元のレイヤーで理解していただけるはず。そのイメージをお互いが理解すれば、複雑なExcelツールであってもkintoneに理解できる。

    アップルボックス様側の構築が軌道に乗り始めたのも、相互でもっているイメージが把握できたことが大きかったように思います。
    そして、kintoneのテーブル活用やアプリ連携など、kintoneの特性や癖を存分に生かしつつ実装ができたのではないかと思います。

    代表は初期構造の設計まで手掛け、その後はメンバーが打ち合わせや実装も含め、かなりの部分を担ってくれました。そして、がんばってやり切ってくれました。
    その意味でも弊社にとって重要でかつ思い出深い実装でした。

    アップルボックス社の皆様、ありがとうございました。

    導入してから

    着手から導入までの日々をアップルボックス社の入来院様はこう語ってくださいました。

    アクアビットの代表様及び若い開発担当者の方々には大変ご苦労をおかけすることとなりましたが、おかげさまで稼働まで漕ぎつくことができ感謝しております。
    よりよいシステムにしたく、今後ともお力をお借りすることになろうかと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。

    アップルボックス様のご紹介

    商号 株式会社アップルボックス
    本社 〒224-0053 神奈川県横浜市都筑区池辺町4879
    代表者 金子 直揮
    設立 1989年12月22日
    資本金 1000万円
    事業内容 映像撮影用照明機材関連業務等
    ウェブサイト https://www.applebox.co.jp/

    kintoneで詰まった時の問題解決



    kintone Advent Calendar 2023
    の21日目の記事です。

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    皆さん、kintone使ってますか!?

    このページをご覧になっていると言う事は使っているはずですよね。

    ユーザーとして利用する方、業務改善の道具として使う方、開発者として沼っている方、メシの種にしている方。それぞれだと思います。

    システム開発に共通ですが、kintoneを使っていると、なんでや?と言うはまりポイントがあります。そのはまり方と、そこからの抜け出し方について、先日二つほど良い事例に出会いしました。
    なお、本稿の内容は技術者として豊富な経験を積んでいらっしゃる方にはたわいもないものかもしれません。
    が、システム開発に携わるのがkintoneが初めて、という方もいらっしゃるはず。そういう方向けに本稿を書いてみました。

    2.cli-kintoneではまる問題

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    一つ目の事例はcli-kintoneです。
    皆さん、cli-kintoneは使ってますか?
    コマンドラインからkintoneのデータを任意の場所に出力できます。添付ファイルも。
    また、任意の場所のcsvファイルをkintoneにインポートもできます。もちろん更新も。
    バッチ処理もできるのでとても重宝します。
    cli-kintoneサイト

    普通の環境であれば、cli-kintoneはすぐに使えるはずです。

    が、とあるお客様の環境では、これが全くつながらなかったんです。
    このようなエラーに弾かれていました。


    [2023-12-01T09:00:00.000Z] ERROR: error: Client network socket disconnected before secure TLS connection was established


    [2023-12-01T09:00:00.000Z] ERROR: AxiosError: maxContentLength size of Infinity exceeded


    [2023-12-01T09:00:00.000Z] ERROR: error: 403: Forbidden


    [2023-12-01T09:00:00.000Z] ERROR: error: unable to verify the first certificate

    そのお客様の環境は、ビルから外に出る通信はまず設置されたファイアウォールによって制限されます。さらにインターネットを経由する通信は離れた場所にある情報センターを必ず通ります。そこではProxyサーバーが設置されています。
    kintoneにはBasic認証、id/pw認証に加え、ipアドレス認証またはセキュアアクセスも使っています。要するに厳重な防備が敷かれているのです。

    これらのパラメーターの値を変更することで、上記のエラーは変わります。

    こういう場合、通常ならば情報センターに問い合わせをします。エラーになった時間帯のパケットの調査を依頼し、何の設定値がおかしいのか、何がパケットの通信を阻害しているのか。
    端末からkintoneサーバーまでとその逆の通信経路を追っかけます。

    ところが、膨大なパケットを日々扱っている情報センターに対し、ログを取って欲しいと安易に調査依頼をすることはできません。
    かといってこちら側のエラーメッセージも原因を追求するにはあまりにも不十分なものです。コマンドプロンプトからpingコマンドやtracertコマンドやnslookupコマンドを打っても根本的な解決にはなりません。
    そのため、解消にかなりの時間をかけました。五里霧中を歩むがごとき。

    3.問題解決のケース1

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    この時に私が採った問題解決手法は総当たりです。
    問題解決の手法では山登り法と呼ばれるものに近いかもしれません。

    cli-kintoneにはたくさんのオプションが設定できます。ユーザー認証情報、basic認証情報、proxy設定情報、証明書情報。
    それらを全パターンの組み合わせで調べ、どの組み合わせパターンだとうまくいがないかを一つ一つ潰しました。
    もちろん、そもそもの設定値が間違っているとつながらないので、それらは可能な限り知見を持つ方に事前に聞きました。

    その甲斐あって、無事にcli-kintoneで接続に成功しました。

    ただ、ここで言っておくべきは無闇矢鱈に試したわけではないことです。
    上に書いた通り、cli-kintoneの公式サイトには接続にあたってのオプションが全て載っています。(–helpオプションに出てくるコマンドのうち先頭の二つはサイトには載っていませんが)

    つまり、最初から試すべきパターンの上限枠は用意されているのです。後はこれらに基づいて組み合わせを試すだけ。

    こうした総当たりを試すしかないパターンは、システム開発ではたまに起きます。
    もし、五里霧中でどうしようもなくなった時も、ありうる組み合わせを全て試せば、必ず答えがあります。

    総当たりを試す場合の判断基準は以下のとおりです。
    ・有識者から正しい設定情報を入手できること。
    ・パターンの上限を見定め、実行可能であること。
    ・自らのリソースで実行可能であること。
    ・システムに負荷がかからないこと。
    ・失敗によるデータ破損紛失の恐れがないこと。

    それらが満たせれば、あとは根気よくパターンを試すのみです。

    kintoneはプラットフォームです。幸いなことによほどのことがない限り壊れません。安心して試してください。
    そして、kintoneもcli-kintoneもきちんとテストされた上でリリースされています。
    設定値さえ正しければ、必ず何かのオプションで状況が打開できるはずです。
    ぜひ頑張ってください。

    ここでの問題解決の方法は、
    ・有識者から正しい設定情報を入手する。 ・・・正しい情報
    ・パターンの上限を見定める。 ・・・解決手段の見積
    ・システム負荷、データ破損を防ぐ。 ・・・影響範囲の確定

    4.kMailerではまる問題

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    続いて二つ目の事例は上の件と同じ日に問題解決しました。kMailerについてです。

    トヨクモさんのkMailerはkintoneからメールを送ることのできるサービスです。
    メールテンプレートアプリを設置し、メール履歴アプリを設置し、アドレス帳アプリを設置します。

    メールテンプレートアプリや送信履歴アプリ、ログアプリはトヨクモさんがテンプレートを用意してくださっています。
    テンプレートアプリについて

    あとはそれらをkmailer専用の管理画面から設定し、生成されたJavaScriptをkintoneのアドレス帳アプリに組み込むだけ。

    メールテンプレートアプリは、各レコードにメールのテンプレートを保存できます。
    メール送信画面で、設定したメールテンプレートを呼び出し、必要に応じて手を加えれば、アドレス帳のレコードに応じた送信先にメールが送信されます。アドレス帳アプリの任意の項目の値をにタイトルや文面に差し込むこともできます。
    とても便利なサービスです。

    製品サイト

    お客様が送りたいメールはビジュアルを整えた形。クリスマスメールが送りたいの!
    当然、メール内には季節感あふれる画像も添付します。つまり、HTMLメールです。

    メールテンプレートを設定する際も、HTMLメールを前提にビジュアルを整えたい。それは当然ですよね!

    ところが、トヨクモさんにご用意いただいたメールテンプレートアプリの中にある本文を格納するフィールドは<文字列複数行>フィールドです。
    <文字列複数行>フィールドだと、見栄えが整えられません。そこで私はフィールドコードを変更した上で本文を<リッチテキスト>フィールドに格納するように変更しました。

    これにより、お客様がメールテンプレートアプリで見栄えを整えられるようにしました。あとはメール送信画面からテンプレートを呼び出し、必要に応じて微調整を行ってもらえます。
    お客様のご要望を満たせてばっちり!

    ・・・とは、いきませんでした。

    まず、一つ目の問題。

    お客様のご要望は、ビジュアルのメール本文に画像を含める事でした。
    ところが、kintone上の画面上では画像が添付できるのに、保存すると画像が消えてしまいます。<リッチテキスト>フィールドを普段使っていない私の無知がばれてしまいました。
    ということは、お客様は毎回メール送信画面上で画像を添付し直さなければなりません。これは大変。

    しかもテストメールを送ってみたところ、添付されている画像の代わりにエンコードされた文字列が延々と連なっています。
    いやぁぁぁぁぁぁぁ!!もはやホラーです。

    ホラー以前にそもそもメールとしての根本からあり得ない状態です。それでいながら、宛先によってはきちんと画像付きのメールが送信できているのが謎。

    二つ目の問題は、項目の差し込み機能がうまく動かないことが発覚したことです。
    メール送信画面ではアドレス帳アプリの任意の項目を画面から差し込めます。
    項目を差し込むことによって同じ文面のメールを送っても、差し込み項目の値に応じてメールの文面は変わります。名前とか。
    差し込み機能は多くのお客様にメールを送信するお客様にとっては欠かせない機能。ところが、この差し込み機能がうまく動かなかったのです。

    メール送信画面上で差し込み設定するときちんとレコードの値が差し込まれるのに、メールテンプレートアプリから持ってきた本文の差し込み設定が効かず、メールのプレビューにはカッコつきのまま表示されてしまうのです。
    {{姓}} {{名}} 様
    のような感じで。

    これだと、メールテンプレートアプリが活用できません。そして、お客様は毎回メール送信画面から差し込み設定と画像添付設定をし直さなければならない。これは問題です。

    5.問題解決のケース2

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    この疑問をXにポストしてみたところ、トヨクモのとある方が拾ってくださいました(感謝!!)。そしてしばらくやりとりさせてもらいました。すると、理由が解決しました。
    要するに、私がメールテンプレートアプリ上で本文を格納するフィールドを<文字列複数行>から<リッチテキスト>に変えたことが一連の不具合の理由のようです。

    私の失敗としては、以下の文章を読み逃していたことです。
    「メールテンプレートアプリは、アプリテンプレートの構成のまま利用することを想定しており、変更を加えた場合の挙動は保証しておりません」
    ちゃんと書かれてる! 私がここを見逃していたことが全ての敗因でした。

    なお、一連の不具合については、メールテンプレートアプリの本文を格納するフィールドを<文字列複数行>にもどしたことで解消しました。

    ただし、まだ問題が残りました。
    それは、メールテンプレートアプリにビジュアルのメールを設定できなければ、お客様の効率が著しく落ちる点です。

    お客様はHTMLタグが分かりません。そのため、お客様によるメールテンプレートの設定は不可能です。
    また、kMailerの「ホーム > メールテンプレート一覧」からはHTMLプレビューも可能です。が、お客様にはできる限りkintone内で完結していただきたいと思うのは人のサガ。
    送信予約を見るときはkMailerを使わざるを得ないとしても、kintone側でメールテンプレート作成から送信先のレコード抽出、メール送信までを一気通貫でやり切りたい!

    そこで、今回は、私の方でメールテンプレートアプリのレコードを保存したタイミングで、
    <リッチテキスト>フィールドの内容を<文字列複数行>フィールドにHTMLタグ付で転記するJavaScriptを作りました。

    それによって、お客様がビジュアルのメールをご自身で構築できるようになりました。

    また、画像についてはレイアウトがだいたい決まっていました。そのため、オンラインストレージ上に該当する画像を格納してもらい、メールテンプレートアプリの本文の <img src=””> タグにそのurlを設定することで解決しました。
    このファイル名は常に同じにしてもらうか、または、下図のようにメールテンプレートアプリのリンク項目を入力してもらうようお客様に依頼しました。ストレージから得られた共有urlはそのままでは使えないため、変更してもらうための注記を加えた上で。

    まずは無事にクリスマスメールが送れそうです。よかったよかった。

    さて、反省しなければ。
    私の反省は、
    ・kMailerのサイトを熟読していなかった。
    ・予断に基づいた構築に走っていた。
    ・kintoneの柔軟性を過信していた。
    でしょうか。

    ここでの問題解決の方法は、
    ・基礎となる情報ソースを読み返す。  ・・・基礎情報の重視
    ・自らの予断を見直す。  ・・・認知バイアスの修正
    ・有識者からの助言を得る。 ・・・多面的な視野

    この3点です。

    6.kintoneで一度開発してみてください

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    他にも、kintoneでトラブるケースはたくさんあります。
    ・ユーザーの要望をまとめないままに実装に走ってしまい、ヒアリング不足で変更・追加要望が土壇場で相次ぐ。
    ・kintoneの性能を甘く見積もっていて、特定の端末でしか限界値テストをせず、本番でトラブる。
    ・ユーザーの要望に対して過度なカスタマイズをしてしまい、あとで自分の首が絞まる。

    どれもが、かつてやってしまったことのある失敗です。
    全て、ひいひい泣きむせびながらリカバリーしました。汗顔のいたりです。

    ですが、これからkintone開発に入っていただく方は、安心してください。
    kintoneはプラットフォーム上で動きます。自分でハードウエアや基盤を用意する必要がないのがkintoneの良さ。簡単には壊れません。いろいろと試して、経験値をためていける環境がすでに用意されているのです。
    ただし、ドキュメントはきちんと読んでくださいね。

    さらには、システム構築の思考フレームワークというべき「kintone SIGNPOST」もあります。
    kintone SIGNPOSTページ
    この考えはkintoneだけでなく、既存のシステム開発でも活かせます。システムが無縁でも業務改善に役立ちます。

    また、なんといってもkintoneには多くの開発者やユーザーがいます。そうした方々が豊富な知見を日々あちこちでアップしてくださっています。つぶやきで動画でブログでセミナーでユーザー会で。
    たまに、この記事のようにしくじり先生よろしく失敗談を書いてくれる人もいます。

    ぜひ、kintoneを使って業務改善の当事者として、システム開発の当事者として楽しさを味わってください!


    Cybozu Days 2023



    今年もまた、Cybozu Daysに参加してきました。去年と比べてあまり大きな変化は感じられませんでしたが、一つ大きなトレンドとしてAIを活用した技術が多く取り上げられていたことが印象的でした。

    特に注目すべきはAIの進化とそのビジネスへの活用でした。セッションや展示ブースでは、様々な業種でのAIの導入事例や新しい技術の展示が行われ、その進歩に驚かされるばかりでした。企業の生産性向上や業務効率化に寄与する具体的な事例が多く紹介され、今後ますますAIがビジネスの中心的な要素となることが予測されます。

    また、私自身も来年はCybozu Daysに出展者として参加する予定です。今回のイベントを通じて、AIを活用したコミュニケーションシステムを開発し、それを来年度のイベントで披露したいと考えています。

    このプロジェクトを通じて、新しいアプローチやツールを提供することで、参加者たちとより深いコミュニケーションが生まれれば良いと思っています。

    まだまだ未知の領域ともいえるAI技術の進展が注目されていますが、どのようにそれをビジネスに活かし、新しい価値を提供していくかが今後の課題となりそうです。


    弊社の新サービス(k-Report帳票統合サービス)を開始します


    アクアビットから帳票出力の新サービスを開始のお知らせです。

    その名も「k-Report帳票統合サービス」

    kintoneから出力可能な帳票発行プラグインの「k-Report」。
    k-ReportのAPIを活用し、複数アプリから出力する帳票を一つのアプリから統合して出力することを可能にします。

    弊社もkintoneをより便利にする各種サービスについて、これからも取り組んでいきます。

    何卒よろしくお願い申し上げます。


    Cybozu Days 2023 に行ってみた


    ■Cybozu Days 2023 全体について
    一昨年は出展担当での初参加、昨年は不参加、今年は一般参加者目線での参加となった。

    初参加時には会場のテーマパークのような雰囲気に驚いたが、さすがに2回目となると
    慣れてきた。
    ただ、各展示エリアから結構大きなボリュームでの展示説明は相変わらず、
    もう少し他のエリアの迷惑にならない音量にできないものか。

    トレンドとしては、伴走を強く推しているブースが多かった。
    あと、全世界的に話題の、「ChatGPT」を取り上げたところ。
    ChatGPTでkintoneのアプリ生成ができます、的な見せ方で。
    ただ自分としては、まだ商用ベースには載ってきていないと見えた。
    使用料をペイできるのかや、まず本当にkintoneに生かせるのかが正直疑問。
    2年後くらいになれば、本当に有意義なものになる?可能性はあるはずだが。

    ■アクアビット出展内容について
    2出展とも、引き続きIoTに関連した展示。
    料理の鉄人を模したパネルもユニークで、目は引いたと思う。
    半面、何を展示しているのかがはっきりしないと感じた。
    次回は、奇をてらうような展示ではなく、正攻法でいくべきではないか。
    これまでとの違いで、逆に話題性あるかも。
    とにかく、パネルで一目で展示内容がわかるのが、必須であると感じた。

    ■あとがき
    展示担当者と違って、今回は立ちっぱなしでなく、休憩しながら見れたので良かった。
    それでも、歩き回るのも疲れた。
    来年度は、担当になることが予想されるので、デイズ後にも生かせるものを考えたい。
    (斉藤さん)


    cybozu days 2023に行ってきました。


    cybozu days、名前だけ知っていたのですが、今年初めて行かせていただきました。

    以前IT関連のフォーラムに参加したことがあるのですが、内観から全く違ってどちらかというと、ピューロランドに
    似ているなと思いました。威圧感が全く無くぱっと見てわくわくするような内観でした。

    kintoneグッズやお弁当までいただけてサービス満点で、このcybozu daysにとても力を入れているのだなと思いました。
    もちろん展示内容はcybozu製品に関連するサービスやシステムで、各企業パネルや実操作できるPCを置いて分かりやすく
    表示されていました。

    私はkintone関連のプラグインやサービスのブースを中心に回っていました。色々なカスタマイズや出来ることが色々あり、
    ネットで調べるよりも実際に見て説明を聞く方が目に入りやすく理解が早かったです。kintoneを使用している方にとっては
    ブースを回ることでkintoneで出来ることが広がると思います。

    大手のところでは、芸人さんが来られてサービスの説明をされていました。
    私は子供の迎えに行かないといけないため、4時間滞在して帰宅しましたが、まだまだ見るところが多く、kintoneに興味がある方は
    一日中楽しめるものだと思いました。(前川さん)


    2023年11月のまとめ(法人)


    令和五年十一月。

    おかげさまで弊社の認知度は今月もさらに上がりました。まずはCybozu Daysの4年連続4回目のブース出展が終わりました。

    経営の難しさ、厳しさを日々感じています。その一方で、その痛みを乗り越えた自分が成長している実感もかみしめています。
    また一つ上のステージに上がれたと思うのは言いすぎかもしれません。が、成長している自分を感じています。

    今月は単価を大幅に上げた提案が大型案件の受注につながりました。
    今年の出展をばねに、来期はさらに経営の持続的な安定につなげる必要があると手を打っています。
    経営状況に楽観はできないですが、弊社のこれからを悲観はしません。むしろ、反省からの伸びしろしかないと上を向いています。

    達成度6割。達成感7割。満足感7割。それが今月の代表自身の自己採点です。

    弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

    ●弊社の業績

    § 総括 十一月度の売上は目標を下回りました。

    昨年までの体制では、十分に黒字の額です。ですが、今の体制ではまだ赤字です。
    とはいえ、なんとか頑張って経営が維持できているのも皆様のおかげです。感謝しています。

    弊社には変わらず継続的な売上が見込める案件が増え、引き合いは次々といただけている状態です。
    特に今月はうれしいお知らせが二日連続で届きました。
    Cybozu Daysの前から大幅に単価を上げて提案した案件の受注の内示がありました。

    また、Cybozu Daysでも4年連続の出展を無事に果たし、多くのお客様に弊社ブースにお越しいただきました。

    案件が増えても案件をこなすスピードが向上しない。この状況も考え方を切り替え、より効率的なプラグインやサービス使用に切り替えています。
    根本的な部分から今までのやり方をすべて切り替えつつあります。

    今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
    ・今年のkintone Advent Calendarは弊社代表が作成しました(11/1)。
    ・弊社がオーガナイザーとして担当する地域クラウド交流会 in 山梨の会場を予約し、来年の6/29の開催が決定しました(11/3)。
    ・弊社代表が糸魚川物産展に顔を出し、MOVED社の方や糸魚川市の方と交流を深めました(11/5)。
    ・弊社より新サービス(GO! DO! with-U)を発表しました(11/7)。
    ・弊社より新サービス(アビットリンク)を発表しました(11/7)。
    ・弊社代表がCybozu Days 2023の前夜祭で皆さんと交流を深めました(11/7)。
    ・弊社がCybozu Days 2023にブース出展しました(11/8-9)。
    ・弊社代表と役員がkintone Café 白馬 Vol.1に参加し、代表は登壇も果たしました(11/11)。
    ・弊社代表と役員が糸魚川で第39回 全国削ろう会 糸魚川大会に参加しました(11/12)。
    ・弊社代表と役員と経理担当がスナックジョイゾーに参加しました(11/17)。
    ・弊社代表がdev kin meetup Vol.1に参加しました(11/28)。
    ・弊社代表と役員と経理担当がはくばくさんのお招きでAFCチャンピオンズリーグの試合を観戦しました。ヴァンフォーレ甲府 VS メルボルン・シティ(11/29)。

    実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

    § 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。

    そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
    そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
    お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

    4月から多くのメンバーに加わってもらった弊社ですが、まだまだチームビルディングができていません。さまざまな課題が出た月でした。
    まず、メンバーが疲弊する状況をあらためます。
    パートナー企業の技術者さんにも複数の案件に携わってもらっていますが、こちらは数カ月前からすでに案件を絞って関わってもらってます。

    外注費や人件費の負担も厳しいですが、なんとか乗り切りたいと思います。


    § 開発案件 今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。
    今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。

    ただ、先月は今までの開発のやり方について、ついに変える決断を下しました。

    ・代表が伴走担当としてお客様に入る。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
    ・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
    ・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
    ・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
    ・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
    ・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

    そのため、単価設定もさらに変更を加えました。
    変更した単価をベースに受注も取れるようになり、自信になりました。

    また、代表のトーク力も磨く必要があります。
    すでにこの数カ月、代表は複数の場所で研修講師やグループワークの運営にもチャレンジしています。
    また、日本各地のkintoneプレーヤーたちにもリアル/オンラインを問わず会いに行き、知見を交換し合っています。

    既に先月からいくつかの案件で伴走型に切り替え、一切代表が手を動かさないやり方で実装を進めています。
    手ごたえを感じているので、それを引き続き推し進めていきたいと思います。

    さらに今月はCybozu Days 2023の前日に二つのサービスをリリースしました。
    GO! DO! with-Uとアビットリンクです。前者は伴走開発サービスです。こちらは既にいくつかのお客様で実践している伴走開発サービスに名前を付けた形です。
    また後者はkintoneとfreeeの連携カスタマイズをより訴求しやすくしました。実は来月早々にももう一つサービスをリリースする予定です。
    こうしたサービスもより出していき、弊社の価値をより世間に訴えていく必要があると思っています。

    うちのメンバーはよく頑張ってくれています。そしてこれを糧に成長してい欲しいと思います。
    皆の頑張りに報いるためにも、これまでのやり方をあらため、持続可能な経営に変えていきます。

    弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
    そうした皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


    § 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
    弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
    この点は弊社の長年の課題でした。

    少しずつ状況は改善に向かいつつあります。
    その流れを加速するため、先々月より代表の長女に弊社に正式に加わってもらい、人事・総務・経理の作業を任せています。
    少なくとも、これらの作業に代表のリソースを割かれることがなくなったのは助かっています。

    ただ、経営者としての未熟を痛感させられることも多く、財務への能力は引き続き磨いていく必要があると考えています。
    弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


    § 社内体制 一昨年(2021年)の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
    そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。それを以下に掲示します。

    企業理念
    「情報技術を生かして、
    正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

    経営理念
    「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

    9つ(ナイン)の「ない」
    「組織図はない」
    「タイムカードない」
    「ノルマは設けない」
    「多数決で決めない」
    「社長室は作らない」
    「肩書きもいらない」
    「皆が経営者の行い」
    「定年は強制しない」
    「雑談は惜しみない」

    アクアビットに合う方
    「家族を大切にする気持ちのある方」
    「仲間を大切にできる方」
    「笑顔のある方」
    「まず肯定から入る方」
    「夢を持ち続ける方」
    「人の話を聴ける方」
    「人間が好きな方」
    「可能性を信じる方」
    「自分が好きな方」
    「自分で仕事を見つける方」
    「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

    2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、考え方の軸はぶれていません。

    ただし、上記の各種理念の内容を変えようとしています。すでにメンバーには意図は伝えました。9月から策定作業を開始していますが、Cybozu Daysには間に合いませんでした。
    ただ、必ず理念は変えます。理由は弊社体制の増強や社会の変化などを踏まえていることと、開発体制の変更も踏まえてです。
    そもそも理念は変わり続けなければなりません。常に同じ理念はありえません。

    その反省も踏まえての理念の変更です。

    あと、トピックとしては4月から参画していただいていた方が一人、
    Cybozu Daysを機に弊社を離れることになりました。

    組織作り、企業理念、ビジョン・ミッション・バリューも適正な待遇を行ってこそ。
    よりよい待遇で働いてもらえるよう、さらなる努力が必要と痛感しています。

    今後ともなにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


    § 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
    お客様とのリアル商談は約6回です。オンライン商談はざっと数えたところ約32回ほどです。
    今月、頂戴した名刺は93枚です。

    今月もさまざまなご縁をいただきました。
    糸魚川物産展、Cybozu Days 2023の前夜祭、Cybozu Days 2023と懇親会とCy-musubi。さらにkintone Café 白馬 Vol.1や糸魚川での全国削ろう会、スナックジョイゾーに、dev kin meetup Vol.1に。月末には山梨のヴァンフォーレ甲府の晴れ姿でも皆さんとお会いしました。











    皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

    弊社が案件の実装に苦戦していても、次々と案件を頂けるのも、こうした出会いがあるからです。

    引き続きよろしくお願いいたします。


    §  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。甲府ん!横丁はしご酒ウィーク(11/3)。糸魚川物産展 in 下北沢(11/5)。Cybozu Days 2023(11/8-9)。kintone Café 白馬 Vol.1(11/11)。第39回 全国削ろう会 糸魚川大会(11/12)。スナックジョイゾー(11/17)。devkin meetup Vol.1(11/28)。AFCチャンピオンズリーグ(ヴァンフォーレ甲府 VS メルボルン・シティ)(11/29)。







    来月もまだイベント登壇を控えています。記事のリリースなども複数あります。インタビューを受ける予定もあります。

    そして、また皆様と交流を深めたいと思っています。

    まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


    § 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

    今月、書いた本のレビューは0本()。
    今月、書いた観劇のレビューは0本()。
    今月、書いた映画のレビューは1本()。
    今月、書いた抱負は0本() 。
    今月、書いた旅日記は0本() 。
    今月、書いた「物申す」は0本() 。
    今月、書いた弊社の活動ブログは6本(
    弊社の新サービス(GO! DO! with-U)を開始します
    弊社の新サービス(アビットリンク)を開始します
    Cybozu Days 2023に出展しました(準備編)
    Cybozu Days 2023に出展しました(当日編)
    Cybozu Days 2023に出展しました(思い出編)
    kintone Café 白馬 Vol.1に参加してきました
    )。
    今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

    なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

    10月30日 10月30日 文章と動画の使い分け方
    10月31日 10月31日 Cybozu Days向けの資料
    11月1日 11月1日 商いと道徳を両立させる!
    11月2日 11月2日 自社のサービスを出します
    11月6日 11月6日 名将とは経験を積んで成る
    11月7日 11月7日 Cybozu Days出展にあたり
    11月8日 11月8日 Cybozu Days 2023の1日目
    11月9日 11月9日 Cybozu Days 2023の2日目
    11月10日 11月10日 Cybozu Days 2023!
    11月13日 11月13日 白馬で学んだ教育とDX
    11月14日 11月14日 Cybozu Daysから飛躍
    11月15日 11月15日 服を着て変わった私の事
    11月16日 11月16日 kintoneエコシステムで
    11月17日 11月17日 日本で一番大切な会社に
    11月20日 11月20日 チーム力と個人の生き方
    11月21日 11月21日 AIのスピード感たるや!!
    11月22日 11月22日 いい夫婦の日を目指す今
    11月24日 11月24日 ノーコードはやはり速い
    11月27日 11月27日 チームビルディング手本
    11月28日 11月28日 志持つオーナーの生き方

    § 年表

     ・十一月お仕事

     二俣川で作業・打ち合わせ×6、大和市文化創造拠点シリウスで作業、山梨県立図書館 かいぶらり、Jタワー低層棟、マクドナルド、小田急線路跡地で糸魚川物産展、アクアビット サテライトオフィス、蛇口からレモンサワー 焼肉ホルモンたけ田、HUB、アパホテル&リゾート東京ベイ幕張、八王子年金事務所、蕎麦酒房 膳 ZEN、白馬ノルウェービレッジ(旧ヤフー白馬ベース)、きっちょんちょん、Snow Peak LAND STATION HAKUBA、フォッサマグナミュージアム、スナックジョイゾー、EKITERIA PRONTO、大和市文化創造拠点シリウス、鶴川駅前図書館

    § ツイートまとめ
    ・十一月ツイート
    https://togetter.com/li/2267636


    Cybozu Days 2023に出展しました(思い出編)


    11月8日と9日に幕張メッセでCybozu Days 2023が催されました。
    弊社はCybozu Days 2023で4年連続4回目のブースを出展しました。

    Cybozu Daysといえば、全国からkintoneエコシステムに関わる方が集まるイベントです。

    kintoneエコシステムに関わる方とは、kintoneをユーザーとして利用する方、システム開発の飯の種として取り扱う方、業務改善の道具として活用する方、研修の対象として教える方する方を指します。
    もちろん、kintoneを開発、運営するサイボウズの皆さんもそうです。

    そうしたkintoneエコシステムに関わる方が一堂に集まる場。それがCybozu Daysです。

    年一度、Cybozu Daysでしか会わないと言う方も何人もいます。今年も複数の方と三年連続でお会いできました。

    今年も様々な出会いがありました。

    また、今年は弊社は新たな取り組みの一つとして、地域クラウド交流会のオーガナイザーとしての活動も始めています。そうした方ともお会いしたり、既知の仲間とお会いしたり。

    本稿ではそれらの写真をアップします。
    もっと多くの方と会っているのですが、写真撮る暇がなかなかなく。一部の方しか写真が残されていません。

    来年もお会いできることを期待しています。
    まずは皆様、本当にありがとうございました。

    本稿の最後には備忘も兼ね、noteのCybozu Daysに関係するポストのリンクも載せています。

    写真

    前夜祭



    当日




    二日目






    note

    9月7日 Cybozu Days 2023出展。
    10月13日 Cybozu Daysも間近に>
    10月17日 CybozuDaysまで後少し
    10月31日 Cybozu Days向けの資料
    11月2日 自社のサービスを出します
    11月7日 Cybozu Days出展にあたり
    11月8日 Cybozu Days 2023の1日目
    11月9日 Cybozu Days 2023の2日目
    11月10日 Cybozu Days 2023!
    11月14日 Cybozu Daysから飛躍


    Cybozu Days 2023に出展しました(当日編)


    11月8日と9日に幕張メッセでCybozu Days 2023が催されました。
    弊社はCybozu Days 2023で4年連続4回目のブースを出展しました。


    ブログの「準備編」に書いた通り、Cybozu Days 2023の当日までには多くの紆余曲折がありました。
    しかし、結果として弊社のブースはCybozu Days 2023の両日にわたって多数のお客様を集めることに成功しました。

    集客

    集客成功の理由の一つとしては、前述の準備編で触れたように、奇抜なブースの見た目が注目を集めたことが挙げられます。
    さらに、Cybozu Days 2023の他社のブースではIoTとkintoneの連携事例が少なかったことも、集客に貢献したと思われます。

    今年は弊社とギボンズさんの双方で入手した名刺の数が昨年に比べて少なかったように思います。さらに、初日にはQRコードリーダーの使用をスタッフに周知できず、リードデータの収集もできませんでした。
    それでも、今年はブースに来た方々との会話が昨年よりも充実していたと感じています。
    昨年の弊社ブースは農業とIoTをテーマに打ち出していました。農家の恰好でブースに立っていたのですが、農業テーマに目が行ってしまい、農業系に興味のない方からはスルーされていたのかもしれません。IoTとkintoneの連携を多数用意していたにもかかわらず。


    今年は弊社ブースの外観が謎めいていたため、これが訪問者の興味を引き、ブースにあるIoTとkintoneに関する話題につながった可能性があります。
    あとは、kintoneがさらに知名度を増す中、IoTとの連携事例を求めている方が増えていたこともあるでしょう。最初からIoTとkintoneを繋ぎたい方が弊社ブースに訪れてくださったような印象があります。したがって、商談時間の長くなり、それが名刺の数の減少に影響したと考えられます。


    名刺の数が減った分、話した時間も多かったように思います。初日から喉がかれてしまいました。
    実際、私が対応して話している間にブースを去っていかれた方が数多くいたと聞いています。お話しできなかった方、すみませんでした。

    セッション

    今年は上に書いた通り、ブース対応に時間を使った分、各ステージのセッションに伺う時間がさらに減ってしまいました。


    私が今年きちんと座って参加できたセッションは二日目のKeynoteのみです。あとは初日の夜のパートナー限定の「リアル Cy-Musubi in Cybozu Days」ぐらいです。
    申し込んでいたセッションはもう少しあったのですが、kintone AWARDもブース対応でほとんど聞けませんでした。kintoneエバンジェリストの集合の時間が前もってアナウンスされていて、にコミュニティブースを訪れて皆さんと歓談したことが、今回のコミュニティの参加です。
    kintone show+case unlimitedも必ず見るつもりでいましたが、途中から立ち見で参加しました。
    優勝したチームKFCのハックを見ることができたのも途中からです。その後、さらにハックを披露する皆さんの雄姿を見続けようと思っていたら、旧知の方に話しかけられ、話し込んでいました。結局全編をきちんと聞けたハックは一番最後のエライアス・ベザニスさんのみでした。

    多くのセッションに参加できなかったものの、少なくともKeynoteは必ず視聴するつもりでした。
    特に、春先に発表されたCybozu NEXTの行方が気になっていました。

    ・ONE PLATFORM
    ・ECO SYSTEM
    ・COMPANYWIDE
    ・TECHNOLOGY
    ・AI
    ・GLOBAL

    6つのキーワードを軸に発表されたKeynoteは、事前に記事で知っていたためか、そこまでの驚きはありませんでした。
    が、kintoneエコシステムの末席を占める会社を経営する身としては、考えるべき点が多くありました。

    特にCOMPANYWIDEについては、弊社のお客様の規模も大きくなってきたため、考えておかねばなりません。
    AIについてもゲスト登壇されたM-Solutionsの植草さんのデモも興味深く、聞かせてもらいました。
    AIはこれからのkintoneをさらに変えていくはずです。

    また、GaroonやOffice、Mailwiseもkintone連携がと連携を深めていくはずです。今回もMailwiseのサービスが拡張されました。これからもそれらのサービスがより統合されていくように思いました。まだまだ大きな動きがありそうです。
    いろんな意味で経営者として考えさせられました。

    今年はセッションを聞く時間が昨年よりもさらに減ってしまったのは来年に向けた改善点の一つです。
    来年はCybozu Daysでもより多くのセッションを聞けるように準備しなければ、と心に刻みました。

    他社ブース

    上に書いた通り、セッションすらろくに聞けない状態だったので、各社様のブース巡りについては今年も微々たるものでした。

    始まる前からブース対応でなかなか伺えないことは分かっていました。そのため、ブースを巡るには午前中が勝負でした。そこで朝にいくつかのブースを巡ったのですが、まだ誰もいないブースが多く、一部のブースしか巡れませんでした。
    あとは、弊社メンバーをご紹介するのに午後にいくつかのブースを訪問した程度。ただ、すでにブース対応が始まっていたので、紹介したらすぐ私は自社ブースへ戻っていました。

    昨年までなら少しはあった、客足が完全に途絶えるスポット時間が今年はさらに減ってしまい、一人でふらりとブースを放浪する時間も機会もさらに削られてしまいました。

    それでも、限られた時間の中で他社のブースを視察できたことは、来年に向けた貴重な経験となります。

    四年続けてブースを出した経験から思うのは、ブースを出すにはその企業の組織力、企画力、商品力、発信力などが問われることです。つまり総合力です。
    各社さんのブースからうかがえる総合力の素晴らしさとそこに至るまでの労力に思いを馳せ、誇らしい気分になりました。kintoneエコシステムの成長の成果ですね。


    各社さんによるそれぞれに工夫と意匠を凝らしたブースを見るにつけ、私も自分と弊社の企業努力の至らなさを感じました。
    同時に、成長の伸びしろが大きい弊社の潜在的な可能性をブース巡りで感じ取ることができました。
    ご対応いただいた皆様、ありがとうございました。

    総括

    私は今、経営者としてより一層の奮起が求められる状況です。

    今までのように個人事業主の延長のように経営し、Cybozu Daysでもまず目立つことを念頭に置いてきた立場から、次のステップに進む時期に来ています。

    今までの私の立場は「コミュニティ」と「ビジネス」の両方に足を突っ込み、自由にkintoneエコシステムの中を泳ぐものでした。
    が、kintone界隈でもいつの間にか私はベテラン扱いされはじめています。Cybozu Daysが始まったころはすでにkintoneエバンジェリストだったとはいえ、エバンジェリストとしてはレアキャラ扱いでした。その頃に比べると、今は認知度や知名度も段違いに上がっています。

    そろそろ私もビジネス側の人として本腰を入れる時期に来ているのでしょう。
    折よく、Cybozu Daysの期間を挟んで、より大きな規模(上場銘柄)のお客様と直契約を結べるようになりました。

    そこで私の中では、準備の段階から今までのようなやり方は今回を最後にしようと決めていました。

    Cybozu Daysはこれからもさらに大きくなっていくでしょう。
    Cybozu Daysも私が参加し始めたころから集客も客層も変わりつつあります。そして私自身の立場もまだ変わるはずです。
    弊社や私の関わり方も、より進歩させていく必要があるのです。

    来年のCybozu Daysにも弊社は参加を予定しています。が、やり方をがらりと変えようと思っています。少なくとも私自身のかかわり方も含めて、いくつも変えていくはずです。

    今までの独自の色を出したブース運営はとても貴重な経験を私と弊社にもたらしてくれました。おそらくその経験は来年以降のブース出展に生かせるはずです。
    それとともに、次のステップに進んだ立場でCybozu Daysに関わりたいと思います。

    私はCybozu Days 2023に臨むにあたり、こうした考えを念頭に置いてました。
    その目線からみた幕張メッセの会場は、さまざまな発見と気づきに満ちていました。
    そしてあっという間の2日間を過ごしました。

    まだまだCybozu Daysにも弊社にも可能性が遺されています。
    来年が早くも楽しみでなりません。
    今年弊社ブースに来てくださった方、スタッフとしてメンバーとして携わってくださったみなさん、サイボウズさんやすべてのセッション登壇者、全てのブーススタッフの皆さん、本当にありがとうございました。



    Cybozu Days 2023に出展しました(準備編)


    11月8日と9日に幕張メッセでCybozu Days 2023が催されました。
    弊社は今年、Cybozu Days 2023に4年連続4回目のブースを出展しました。

    パンダスポンサー

    今回の出展にあたって、弊社はまた新たな試みに挑みました。具体的には、パンダスポンサーとしての出展を行いました。

    ここ数年、Cybozu Daysにスポンサーとしてブースを出展する際には「シマウマ」「パンダ」「マンドリル」という三つのプランから選択する必要があります。
    これまでの三年間、弊社は出展料が最も安価なマンドリルスポンサーとして出展してきました。


    今年は一つレベルを上げパンダスポンサーでエントリーしました。
    さらに、スポンサーとしては弊社だけでなく株式会社ギボンズさんと共催しました。
    株式会社ギボンズを経営する藤村さんとは、kintone Café 神奈川を一緒に運営しています。

    藤村さんからは二月頃に共催の話をいただきました。
    Slackチャネルも二月に開設し、四月頃から出展内容やテーマの打ち合わせを始めました。六月にはブースのテーマも大体決まり、七月の出展申し込みも無事に果たしました。これを受けて、7月からは本格的な出展準備に取り組みました。

    今年は、Cybozu Days 2023のテーマが「マジカルDXツアー ーDXへの魔法を学ぶ2日間」だったので、
    建設および農業をIoTにからめ、ブースのテーマを「マジカル建設・農業ツアー」に決めました。
    前々回のCybozu Daysから、多くのブースの中でも異色を放っているとご評価いただいた弊社ブースに、今年もさらなる存在感をもたらすことと期待して。

    また、今回のブースは出展物よりも「人」を表に出そうというコンセプトも決めていました。
    kintoneエコシステムの特徴は「人」による個性やつながりにあります。私自身も、kintoneエコシステムにおいて「人」として頻繁に表に出る機会があります。
    それを活かした展示にしよう、とのコンセンサスも定めていました。


    ブースの場所も当日の成否を左右します。今年もブースの場所は意中の場所を確保できました。
    毎年、弊社ブースはサイボウズさんのGaroon、Office、Mailwise、NPO展示などの近くです。小間位置選定会の時点から、この辺りを確保することを目標にしています。
    それは代表がNPOに力を入れているということもありますが、やはりそれらのブースには人が集まります。自然と弊社ブースにも人が集まります。

    出展準備と反省

    上に書いた通り、突貫で出展に漕ぎ着けた昨年と違い、今年は早めに準備を進めていました。五月からは皆さんに集まってもらい、十月末までに11回の打ち合わせを行いました。
    それにもかかわらず、当日までの道のりは紆余曲折に満ちていました。
    理由としては、スタッフの皆さんの御身内の慶弔があったこと。弊社にも案件の引き合いが多数来て、その対応に追われてブース準備に時間が割けなかったこと。
    ほかにもここには書きませんが、Cybozu Daysの翌々日に総括をしたところ、数多くの反省点が挙がりました。


    出展物については、ギボンズさん側が建設系を、アクアビット側が農業系を、という二本立てでした。
    建設系についてはギボンズさんが積極的に進めていたため、ほぼ当日まで問題なく進みました。
    問題は農業系です。上に書いたような事情もあって、なかなか思うような進捗が出せませんでした。

    とはいえ、私は農業系についてはギリギリでもなんとかできる目算をつけていました。
    ・事前にIoT系の展示が少ないという情報を得ていたこと
    ・昨年も手伝ってもらったSEEDPLUS社の前嶋さんが今年も出展物に関わってくださっていたこと
    IoT展示に関しては、これを出展するだけで人々の注目を集めることは確信していました。
    kintoneがますます世の中に広がる中、IoTとkintoneを組み合わせた事例は必ず求められるはずです。
    「kintoneに入るデータを最初に打ちこむのはだれか?」
    それにもかかわらず、kintoneとIoTの珍しい組み合わせにより、前年の展示物でも新規客を惹きつけることが可能だと確信していました。

    実際の展示では、昨年や一昨年からは一新したIoTの各種デバイスとkintoneの連携を披露することができました。そのうちの一つは前々日の夜中まで連携を私と前嶋さんとで実装していました。
    それにより、新たなお客様を引き寄せることができました。前嶋さん、ありがとうございました。


    飾りつけに関して、弊社メンバーの水沢さんが素晴らしい動画コンテンツを制作し、かのってぃさんが料理の鉄人をテーマにした魅力的なコスチュームをデザインしました。それらは間違いなく会場の目を惹きました。
    加えて、ブースのパネルは来場者に意外性を提供し、大きな注目を集めました。一切の出展内容を書かず、料理の鉄人をあしらったカラフルな衣装に身を包んだ四名の上半身の写真だけのパネル。そのパネルだけ弊社ブースに引き寄せられた方も実際にいらっしゃいました。
    ギボンズさんからは昨年に続いてデジタルサイネージのコンテンツをご用意してくださいました。さらに、デジタルサイネージは通路沿いに設置され、会場で目立っていました。
    本当にスタッフの皆さん、ありがとうございました。

    準備段階では多くの反省点がありましたが、最終的にはブースの初期目標を達成できたと考えています。
    まずはスタッフとしてかかわってくださったみなさん、本当にありがとうございました。


    弊社の新サービス(アビットリンク)を開始します


    アクアビットもついに新サービスを開始します。

    その名も「アビットリンク」

    お客様からご要望の多い、kintoneから会計freeeへのデータ連携を安価に機能を絞って提供します。
    弊社もkintoneとPaaS/SaaSの連携については、これからも取り組んでいきます。

    何卒よろしくお願い申し上げます。


    2023年10月のまとめ(法人)


    令和五年十月。

    経営の難しさを日々感じながら、過渡期の痛みと受け止めて、今月も過ごしています。
    おかげさまで弊社の認知度は今月もさらに上がり続けました。各地でのkintone Caféの登壇。トヨクモさんイベントの登壇。ソラコムさんイベントの登壇。ジョイゾーさんのイベントや地域クラウド交流会の参加とサイボウズさんの交流など。

    ただ、それが経営の持続的な安定につながっていないのも事実。要するに案件が多すぎるし、案件を絞るにも単価設定が安いことが問題です。
    そこで、数ヶ月前から業務のやり方そのものを変えようと改善を重ねています。今まで代表がやってきたやり方ではこのまま持続できない。そのために変革する覚悟と決意を固めました。

    ただ、業務スキルやスピードを向上したり、人数を増やしたりといったやり方では、抜本的な解決は難しい。そのためには業務のやり方そのものを変えなければなりません。

    今の弊社は案件の引き合いには全く困っていません。今月も新たな案件の引き合いをいくつもいただいています。
    お客様からの口コミに加え、同業者からのご紹介も多々頂けるようになっています。
    その状態に恵まれているうちに、システム開発会社としての抜本的な業務改善を行い、多くの案件をこなせるようにしようと思います。

    苦労はしていますが、弊社のこれからを悲観するにはまだ早い。むしろ、伸びしろしかないとみています。

    達成度4割。達成感4割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

    弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

    ●弊社の業績

    § 総括 十月度の売上は目標を下回りました。

    昨年までの体制では、十分に黒字の額です。ですが、今の体制ではまだ赤字です。
    とはいえ、なんとか頑張って経営が維持できているのも皆様のおかげです。感謝しています。

    弊社には変わらず継続的な売上が見込める案件が増え、引き合いは次々といただけている状態です。
    また、新たなご縁や認知度が高まるようなイベントがたくさんありました。上に書いた通りです。

    ただ案件が増えても案件が溜まる一方で検収に至れない。これはスキル不足の解消や人数を増やしたとしてもどうなるもんじゃないと悟りました。
    根本的にやり方をすべて切り替えないと。

    案件をこなしながら、メンバーに過度な負担をかけず、なおかつ適切な案件数を維持するため、先月から改革を進めています。
    今月も大きく改革への決断をしました。

    今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
    ・弊社代表がkintone Café 埼玉 Vol.6の運営として参加しました(10/8)。
    ・弊社代表がよっちゃばれっkintone無尽! Vol.1に運営・参加しました(10/13)。
    ・弊社代表がkintone Café 帯広 Vol.3に登壇・参加しました(10/19)
    ・弊社代表と役員がスナックジョイゾー&輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路前夜祭に参加しました。(10/20)
    ・弊社役員が輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路にオーガナイザーとして参加しました。代表も参加者として楽しみました(10/21)。
    ・弊社代表がSORACOM UG Explorer 2023にオンラインLT登壇しました(10/21)。
    ・弊社代表と役員が輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路のちいクラツーリズムに参加しました(10/22)。
    ・弊社がみらデジのデジタル化支援者に登録されました(10/23)。
    ・弊社代表が雲の上Talking~トヨクモNightに登壇・参加しました(10/26)。
    ・弊社代表がSORACOM UG Explorer 2023にオンラインLT登壇した内容がASCIIサイトに記事として、Yahoo!サイトに記事としてアップされました(10/30)。

    実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

    § 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。

    そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
    そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
    お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

    4月から多くのメンバーに加わってもらった弊社ですが、まだまだチームビルディングができていません。さまざまな課題が出た月でした。
    まず、メンバーが疲弊する状況をあらためます。
    パートナー企業の技術者さんにも複数の案件に携わってもらっていますが、こちらは数カ月前からすでに案件を絞って関わってもらってます。

    外注費や人件費の負担も厳しいですが、なんとか乗り切りたいと思います。


    § 開発案件 今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。
    今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。

    ただ、先月は今までの開発のやり方について、ついに変える決断を下しました。

    ・代表が伴走担当としてお客様に入る。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
    ・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
    ・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
    ・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
    ・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
    ・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

    そのため、単価設定もさらに変更を加えました。

    また、代表のトーク力も磨く必要があります。
    すでにこの数カ月、代表は複数の場所で研修講師やグループワークの運営にもチャレンジしています。
    また、日本各地のkintoneプレーヤーたちにもリアル/オンラインを問わず会いに行き、知見を交換し合っています。

    既に先月からいくつかの案件で伴走型に切り替え、一切代表が手を動かさないやり方で実装を進めています。
    手ごたえを感じているので、それを引き続き推し進めていきたいと思います。

    うちのメンバーはよく頑張ってくれています。そしてこれを糧に成長してい欲しいと思います。
    皆の頑張りに報いるためにも、これまでのやり方をあらため、持続可能な経営に変えていきます。

    弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
    そうした皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


    § 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
    弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
    この点は弊社の長年の課題でした。

    少しずつ状況は改善に向かいつつあります。
    その流れを加速するため、先々月より代表の長女に弊社に正式に加わってもらい、人事・総務・経理の作業を任せています。
    少なくとも、これらの作業に代表のリソースを割かれることがなくなったのは助かっています。

    ただ、経営者としての未熟を痛感させられることも多く、財務への能力は引き続き磨いていく必要があると考えています。
    弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


    § 社内体制 一昨年(2021年)の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
    そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。それを以下に掲示します。

    企業理念
    「情報技術を生かして、
    正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

    経営理念
    「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

    9つ(ナイン)の「ない」
    「組織図はない」
    「タイムカードない」
    「ノルマは設けない」
    「多数決で決めない」
    「社長室は作らない」
    「肩書きもいらない」
    「皆が経営者の行い」
    「定年は強制しない」
    「雑談は惜しみない」

    アクアビットに合う方
    「家族を大切にする気持ちのある方」
    「仲間を大切にできる方」
    「笑顔のある方」
    「まず肯定から入る方」
    「夢を持ち続ける方」
    「人の話を聴ける方」
    「人間が好きな方」
    「可能性を信じる方」
    「自分が好きな方」
    「自分で仕事を見つける方」
    「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

    2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、考え方の軸はぶれていません。

    ただし、上記の各種理念の内容を変えようとしています。すでにメンバーには意図は伝えました。9月から策定作業を開始していますが、11月のCybozu Daysにはお披露目が間に合いそうにありません。
    ただ、必ず理念は変えます。理由は弊社体制の増強や社会の変化などを踏まえていることと、開発体制の変更も踏まえてです。
    そもそも理念は変わり続けなければなりません。常に同じ理念はありえません。

    その反省も踏まえての理念の変更です。
    今後ともなにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


    § 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
    お客様とのリアル商談は約12回です。オンライン商談はざっと数えたところ約32回ほどです。
    今月、頂戴した名刺は80枚です。


    今月もさまざまなご縁をいただきました。
    kintone Café 埼玉とkintone Café 帯広。よっちゃばれっkintone無尽、さらにはスナックジョイゾーと輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路前夜祭、輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路に懇親会に翌日のツーリズム。
    東京に戻ってからもトヨクモNightなど。







    皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

    弊社が案件の実装に苦戦していても、次々と案件を頂けるのも、こうした出会いがあるからです。

    引き続きよろしくお願いいたします。


    §  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。kintone Café 埼玉 Vol.6(10/8)。よっちゃばれっkintone無尽! Vol.1(10/13)。kintone Café 帯広 Vol.3(10/19)。スナックジョイゾー&輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路前夜祭(10/20)。輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路(10/21)。SORACOM UG Explorer 2023(10/21)。輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路のちいクラツーリズム(10/22)。雲の上Talking~トヨクモNight(10/26)






    来月もCybozu Daysが控えていますし、kintone Caféも控えています。12月もkintone Caféやイベントが複数控えています。

    そして、また皆様と交流を深めたいと思っています。

    まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


    § 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

    今月、書いた本のレビューは0本()。
    今月、書いた観劇のレビューは0本()。
    今月、書いた映画のレビューは1本()。
    今月、書いた抱負は0本() 。
    今月、書いた旅日記は0本() 。
    今月、書いた「物申す」は0本() 。
    今月、書いた弊社の活動ブログは7本(
    kintone Café 埼玉 Vol.6に運営・参加しました
    よっちゃばれっkintone無尽! Vol.1に運営・参加しました
    kintone Café 帯広 Vol.3に登壇・参加しました
    スナックジョイゾー&輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路前夜祭に参加してきました
    輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路に参加してきました
    SORACOM UG Explorer 2023にLT登壇しました
    雲の上Talking~トヨクモNightに登壇・参加しました
    )。
    今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

    なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

    9月28日 9月28日 所有の実感とリアルの仕事
    9月29日 9月29日 神宮外苑の再開発への私見
    10月2日 10月2日 下期に向け、率直に変化を。
    10月3日 10月3日 ぉ客様への姿勢を考える。
    10月4日 10月4日 生成AIをより活用すること
    10月5日 10月5日 生成AIと若手の対等に対し
    10月6日 10月6日 accessからkintone移行
    10月10日 10月10日 iPadでも経営は可能。
    10月12日 10月12日 大規模システムの難しさ
    10月13日 10月13日 Cybozu Daysも間近に
    10月16日 10月16日 地方でイベントを立上げ
    10月17日 10月17日 CybozuDaysまで後少し
    10月18日 10月18日 北海道で得るべき成果は
    10月19日 10月19日 伴走開発は聴く事が大切
    10月20日 10月20日 個人と経営者の動の違い
    10月23日 10月23日 地方に目を向ける理由は
    10月24日 10月24日 釧路で感じた集まる力と
    10月25日 10月25日 ChatGPTの深さを知る
    10月26日 10月26日 リアルで会うことの意味
    10月27日 10月27日 会社の象徴としての場所

    § 年表

     ・十月お仕事

     大和市文化創造拠点シリウス、大和市立図書館、二俣川で作業・打ち合わせ×8、田無で商談、TOKYOテレワークモデルオフィス 府中で打ち合わせ、EKITERIA PRONTO×2,コメダ和喫茶 おかげ庵でオンライン、原田篤史技術士事務所でkintone Café 埼玉、CEN CAFE、立場で立ち合い作業、中野坂上で打ち合わせ、Tully’s Coffee中野坂上店、anyplace.work 富士、魁 本店、神田で商談、品川で商談、晩成温泉で作業商談、中札内村で打ち合わせ・説明、相互電業様でkintone Café 帯広、まさゆめ 駅前店、なごみ白木屋 帯広広小路店、釧路フィッシャーマンズワーフ MOO、946banya、炉ばた 浜番屋、釧路市観光国際交流センター、946banya、digital station、くしろフィス、946banya、じぶんどき 品川駅前、ドトールコーヒー、御茶ノ水で商談、サイボウズ社で商談、トヨクモ様でトヨクモNight、大和市文化創造拠点シリウス

    § ツイートまとめ
    ・十月ツイート
    https://togetter.com/li/2249908


    輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路に参加してきました


    前夜祭の楽しさから一夜明け、本日はいよいよちいクラの全国大会です。
    オーガナイザーは9時に集合という指示を受け、私も妻と共に9時前に会場に入りました。

    私は立場上、9時に入る義務はありません。
    とはいえ、弊社も甲府で開催する予定のちいクラ山梨を企画運営します。
    もちろん、ちいクラ山梨の運営は妻の役割です。しかし、私も当日はサポートをする必要があると予想しています。
    それもあって、雰囲気や準備などを見ておかねばと思いました。


    釧路市観光国際交流センターは、いつも釧路を訪れる際に必ず立ち寄るMOOフィッシャーマンズワーフのすぐそばにあります。
    広い会場では設営がほぼ終わり、次々とマルシェの店舗を出す方々がお店の飾り付けや設営準備に勤しんでいました。妻もオーガナイザーの一員として朝礼に出席し、朝礼の後もそれぞれの役割を果たして行きます。

    私自身も、この日の夕方、ちいクラ全国大会が終わった直後に、別のイベントでオンラインでLT登壇する予定がありました。そのため、どの場所であれば接続ができるか、どの場所であれば音声がクリアになるのかを把握する必要がありました。そこで会場の中だけでなく、建物の外も歩きまわりながら、ロケーションハンティングに勤しんでいました。

    場所のめどがつき、作業していたところに妻からの連絡があったので、会場に戻りました。

    すると、妻はマルシェでお店番の役割を与えられていました。そして、何やら楽しそうにお店の店番をしていました。マリモデザインファクトリーさんのショップです。

    こちらでは、オーガニックな素材や鮭が美味しく食べられるお皿などユニークな商品が展示されています。同じオーガナイザー仲間として妻とも仲良くしてくださっていると言うことで、私もいろいろなご縁を結ばさせていただきました。

    他のショップもいくつか覗かせていただきました。

    中でもCLS道東で私に日本酒と山椒のコラボレーションを教えてくださった佐藤さんのブースでは変わり種日本酒もいただきました。
    さすがにこの日は夕方に登壇の予定があったので一杯だけにしましたが。


    他にも会場にkintoneがいたことも書いておかないと。サイボウズ災害支援プログラムです。
    サイボウズ災害支援プログラムサイト

    ここ数年の日本は、明らかに災害が増えています。そうした災害の際にkintoneなどのツールを活用し、ボランティアの受け入れや指示、災害場所の迅速な把握などに使ってもらう取り組みです。

    私もkintone Café 神奈川でスタッフがサイボウズ災害支援プログラムについて話しているのを聞いていました。そのため、内容についてはおおよそは知っていましたが、きちんと聞くのは今回が初めて。代表の柴田さんとも初めてきちんとご挨拶ができましたし、驚いたのはあっとクリエーションの黒木さんまでが釧路に駆けつけてくださっていたことです。だいぶ前に黒木さんとは、神戸でお会いしたことがありますが、まさか、こういう出会いに恵まれるのも、このちいクラの良さでしょうね。
    そうしているうちにいよいよ本編のプログラムが始まりました。


    まずは地元の釧路鳥取傘踊り保存会による傘踊りの演舞披露から始まりました。
    私は釧路に鳥取という地名があることを知っていましたし、それが鳥取からの開拓者にちなんでいることも推測していましたが、この傘踊りについては知りませんでした。
    開拓の志に燃えた当時の人々の思いを、今もこうやって受け継いていることは素晴らしい。


    続いて、サイボウズの青野社長による講演です。
    私は初めて大塚商会のセミナーで青野社長の講演を聞いてから、今までに何度も青野社長の講演は聞いてきました。ただ、地域をテーマにした講演は聞いた記憶がありません。

    東京などの大都市と地方の格差は埋まるどころかますます開いています。
    衰えていく一方の地方を活性化するにはどうするか。その地の産業の力を育てるしかない。
    ただ、わが国の場合、地方どころか都市にすらIT人材が枯渇しており、諸外国に比べてもIT技術者の割合が少ない状況にあります。

    kintoneのようなローコードツールを使えば、地方にもITの力を導入できるはず。

    ちいクラの開始にあたっての思いも含め、あらためてサイボウズさんの理念は一貫していると思いました。

    そして、最前列で青野社長の講演を聞いていた妻にもその理念は伝わったはず。
    なぜ私が地方に肩入れするのか、という理由も含めて。


    続いてはちいクラの本編がスタートです。
    ちいクラといえばアイスブレイクに必ず設けられている大人の本気のラジオ体操。
    会場に集った皆さんにラジオ体操の手本を示すため、壇上に五人のオーガナイザーが現れます。
    ん?その中に見知った顔が。なんとうちの妻が混じっているではありませんか!

    まだ一度もちいクラを開催していないにもかかわらず、いきなりオーガナイザーデビューを果たしてしまった妻。
    まずはおめでとうです。

    そしていつもの音楽に乗って体を動かす皆さん。ところが私はラジオ体操が久しぶりすぎて、周りの人と右左を逆に踊っていました。
    あれ?さては壇上の妻を見つめすぎたかな?

    さて、いよいよ本編が始まります。
    ここからは全国各地の地域クラウド交流会で選ばれた方々が、それぞれの思いを発表する場です。
    プレゼンターご本人と一緒に登壇するのは各地のオーガナイザーの皆さん。

    さすがというべきか、皆さんの思いがそれぞれ熱い。
    特筆すべきは、ほとんどのプレゼンターの方が個人の思いだけで登壇までされていることです。
    何かの企業の後ろ盾や組織ぐるみでの登壇ではなく、個人の思いだけで発表までしてしまうこの熱量。

    同じ時刻、はるか高知ではCLS高知が催されています。
    そちらではさまざまなコミュニティのあり方や運営が議論されているはず。既存のコミュニティも含めて、多くは他の企業に所属されている方が運営しています。
    その一方、ちいクラでは個人の方がそれぞれの思いを聴衆に問い、支援を求めています。

    いうまでもなく、どちらにも優劣は付けられません。
    ただ、ちいクラは個人の思いがダイレクトに表出されるので、私たちの感情に響くかもしれません。

    実際、皆さんのプレゼンによって私も感情を揺り動かされました。
    cocoスペースの今野さんの壇上で感情をあふれさせる姿。前夜祭でもお隣で話させてもらった釧路の秋田さんの苦しみを乗り越えた姿。秋田さんは見事に優勝しました。おめでとうございます。
    甲賀で馬と人の居場所に取り組む稲増さんの内容には興味を持ちましたし、仙台で高校生向けのオンライン学習サービスを立ち上げた佐々木さんの取り組みはこれからのわが国に直結するはずです。
    豊岡の守本さんの取り組みは同じ地元としてとても共感し、社会的処方という言葉も教わりました。豊岡の久保さんは懇親会でお話し、同じ阪神間にご縁があることと、私の次女のキャリア形成に参考になりそうな取り組みをされているのでとても共感しました。
    郡山の相樂さんの助産師としての取り組みは、まさにこれから少子化と戦っていかなければならない希望そのものです。


    さて、続いては、これまた地元釧路の昭和小学校の金管バンドによる演奏です。
    これがまた、とても上手かった!
    私の次女も中学校の頃、吹奏楽部でユーフォニアムを担当していたので、私も何度も演奏会を聴きに行きました。
    なので、最初は小学生の演奏ということが信じられませんでした。お見事!


    続いては、オーガナイザーの四宮琴絵さんによるファシリテーションのもと、サイボウズの青野社長、蝦名釧路市長、漫画家の最上うみみさんによるトークセッション。
    なかなか意表を突く人選ですが、これが面白かったし、参考になりました。
    青野社長は著書や講演、サイボウズさんの社風として私もなじんでいます。そして、蝦名市長は毎回CLS道東に必ず顔を出してくださるばかりか、懇親会にも登場し、私も何度かお話しさせていただいた方。その政治家らしからぬフランクでオープンな人当たりに好感を持っていました。そこに最上さんのアーチストとしての感性が入ることで、セッションの内容が予測できなくなりました。
    まさにセッションの中に登場した通り、掛け算が生み出す予想できない変化が期待できそうです。アドベンチャーと地域の力と漫画が何かを生み出せるのではないか。そんな期待を持たせてくれるセッションでした。

    私はまだ、ファシリテーターを行った経験はあまりありません。未経験者からの意見からではありますが、見事なコラボレーションを生み出した琴絵さんのファシリテーションには感心しました。春先のCLS高知でもかすがい製菓の原さんのファシリテーションに感心した時と同じ感覚です。
    いつかは私や妻もこういう場でもファシリテーターとしてトークセッションを切り回せるようにならないと、と思わされました。


    さて、これをもってちいクラ全国大会も終了です。
    そして皆さんで集合写真の撮影。
    この時の私の心は少し焦っていました。なぜならこの後、SORACOM UG ExplorerのLT登壇が控えていたからです。朝の時点で登壇する場所のめどはつけておいたので、接続や音声障害の懸念はなかったのですが、そもそも時間に間に合わなかったらどうしよう。

    結論からいうと、登壇は無事に終わりました。登壇については別ブログで取り上げたいと思います。

    さて、会場を移動し、946BANYAでの懇親会です。
    この懇親会もとても楽しい時間を過ごすことができました。
    いちいち皆さんとの会話は繰り返しません。

    例えば、
    サイボウズのソーシャルデザインラボの皆さんと会話ができました。
    但馬信金の皆さんとも会話ができました。
    蝦名釧路市長とは結構長い時間お話をさせていただきました。前後半の二部制に分かれ、後半は妻も交えて。
    5月のkintone hive sendaiのアフターhiveの場で一緒に業務改善のワークショップに取り組んだ宮城第一信金の皆さんからは先方から気づいてお声がけいただきました。
    久保さんとは同じ阪神間にご縁があったことで盛り上がりました。
    札幌と和歌山を結ぶ活動をされているさとうさんともご縁がつながりました。ほかにも皆さんとの貴重な時間がとてもうれしかったです。

    最後の挨拶でジョイゾーの小渡さんが男泣きを見せる姿に私ももらい泣きしてしまいました。地域のご縁から採用につながり、しかも今や八面六臂の活躍をなされている小渡さんと、小渡さんに活躍の場を与えられたジョイゾーさんにうらやましさを感じると同時に、弊社も同じような方に入ってもらうようにならなければ、という決意が沸きました。

    妻もまた、皆さんとの交流のパイプを太くしていたようです。
    そこで、その後の二次会は妻と私は別々の行動をしました。
    私は、デジラポを見学させてもらえるというので、そちらの皆さんと行動を共にし、妻はオーガナイザー仲間と釧路の夜に繰り出しました。


    デジラポは釧路市役所の目の前のビルに位置しています。
    ここがすごい内容でした。コワーキングスペースとしての機能はもちろんですが、子供が情報技術に興味を持ってもらえるような設備が充実しています。
    ロボット、IoT、メタバース、3Dプリンター、カッティングマシーン、ドローン。なんとこれらのツールがたくさん使えるとのこと。
    まさに技術者にとっては垂涎の場所。釧路に高専があることは上にも書きましたが、釧路はジョイゾーさんの拠点でもあるし、今後はデジタルの街として名をはせるかもしれません。
    デジラポサイト

    さて、ここで三々五々、散会した私たち。
    私もせっかくなので、ここ1年半で釧路を三回訪れていながら、まだいけていなかった場所を巡りました。
    モシリヤチャシ跡と、Whisky Bar 高森さんです。
    うーん、厚岸おいしかった!!! 見事に釧路の夜が締まりました。

    本日も皆さん、ありがとうございました!

    翌日もちいクラツーリズムで釧路湿原、鶴居村、摩周湖、硫黄山を巡りましたが、それはいずれ別ブログで取り上げたいと思います。


    スナックジョイゾー&輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路前夜祭に参加してきました


    本稿のタイトルは長いですが、それは二つのイベントが同時に開催されたからです。
    以下は、妻と一緒にこの二つのイベントに参加してきたレポートです。

    前夜は三次会まで帯広で飲み明かしていました。投宿していた北海道ホテルに着いたのは2時ごろだった気がします。

    ところがこの日は平日。朝九時からオンラインで東京のお客様と打ち合わせがありました。
    お客様と話す際、私の喉はかなりかれていたことでしょう。


    打ち合わせが終わると、帯広で旅情を味わう間もなく、すぐに釧路へと向かいました。帯広で仕事をすることも考えましたが、天気はあいにくの雨でした。帯広の地を堪能する暇もなく、駅で食べた豚丼だけで釧路に向かいました。
    そんな風に早めに釧路に移動する必要があったのは、夜のイベント前に妻と釧路で合流するためです。


    そこで、11時39分発のおおぞらで釧路に向かいました。この便については、昨夜三次会まで一緒だった濱内さんに教えてもらいました。ありがとうございます。
    別車両に乗ってらっしゃった濱内さんも同じく向かう先は釧路!いざ!ちいクラへ!


    釧路に着いた私は、まっすぐ釧路フィッシャーマンズワーフ MOOにある「946BANYA」に向かいました。
    946BANYAでは明日、第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路(ちいクラ全国大会)の懇親会が催されます。
    そして、あとで訪れる夜のイベント会場(炉ばた浜番屋)とは川を挟んだ対岸にありました。妻と待ち合わせるには最適の場所です。
    また、私もここでなら作業ができるとあたりをつけていました。

    私の予想通り、946BANYAでは仕事が快適に進みました。オフラインの作業も、東京のお客様とのオンライン会議も、全てが円滑でした。
    釧路でも仕事ができる今の情報環境には本当に感謝しています。この事は言葉に尽くせません。

    さて、時間が来たので、私と妻は菅原さん原田さんと連れだって会場となる炉ばた浜番屋に移動しました。


    今回はこちらの会場で本稿のタイトル通りの二つのイベントが開催されました。
    とくにスナックジョイゾーは、釧路で初の出張開催。いつも催されている東陽町でも同時に開催され、窓と言われる縦長のデジタルサイネージを使って双方の会場で二元中継し、それぞれスナックジョイゾーを開催してしまう斬新な試み。さらに、それをちいクラの前夜祭と絡めてしまうあたりが、ジョイゾーさんの発想力を現しています。

    中継だけならツールを使えば簡単にできてしまうでしょう。ですが、釧路と東陽町に同じ機材を導入し、それをお店に持ち込んでしまうまでの準備は大変だったはずです。
    ジョイゾーさんに拍手ですね。



    私は皆様のお膳立てに感謝しながら、美味しい料理を楽しみ、会話に花を咲かせていました。

    思い起こせば七月のCLS道東でも、こちらの浜番屋で花咲蟹を食べたのでした。
    別の方のSNS投稿でこのお店から蟹を自宅発送できることを知った妻から、なぜ家に送ってくれないのかとお叱りのメッセージがあったので、帰りの新千歳空港で蟹を買って送ったのも思い出です。
    そんな過去の失敗も、今回浜番屋に妻を連れてきたことで帳消しになったのではないでしょうか。

    今回、妻が釧路に来たのは、ちいクラ全国大会があるからです。そして、私にとってもこうした地方でのイベントに妻と同行するはじめての機会でした。
    この夏、妻はちいクラのオーガナイザーとしての研修を受け、晴れてオーガナイザーとして認定されました。
    そのため、妻は初めから釧路に来ることに積極的でした。はたから見れば、妻のイベントに私が従順についていったように見えるかもしれません。

    ですが、ちいクラに妻を巻き込んだのは私の目論見でした。
    発端から話すと、今年の春先にジョイゾーの四宮琴絵さんから連絡がありました。オーガナイザーになる人を募集しているので誰かいないか、と。
    私はそれを聞いた途端、これは妻にやらせよう、やらせるべきだ、とひらめきました。

    妻は結婚してから20数年の間、いろいろなコミュニティや集いに参加していました。そしていいように使われ、数年で疲弊してそのコミュニティを離れることを繰り返していました。
    私よりも弁舌が立って頭も回るのに、お人好しでいいように使われてしまう。そして疲れ切って消耗する。それが毎回のパターンでした。まさに琴絵さんからお誘いいただいた時も某コミュニティの中で疲弊の極にありました。
    私はそれをとてももどかしく見ていました。適所におけばいきいきと活躍できる妻なのに、なんともったいない、と。

    今回のちいクラオーガナイザーの話を琴絵さんから受け、妻にやらせようと思った背景にはそういういきさつがありました。
    ちいクラならば、サイボウズさんの事業なので、私もある程度は知っています。理念にも共感しています。アホはええけどウソはあかん、という社風を擁するサイボウズさんになら裏切られることはないでしょう。
    また、私自身もちいクラには今まで墨田や郡山で三回ほど出たことがあり、なじみもあります。
    また、会社としてオーガナイザーに登録する必要があるため、弊社にとっても必ずプラスの効果があらわれるはず。

    そうした背景もあって私も初めから妻のオーガナイザー就任は後押ししてました。そして、ぜひ妻にはちいクラ全国大会に行くべきだと伝えていました。
    今回のちいクラ全国大会の日程はCLS高知と重なっていましたが、私は最初から釧路を選んでいました。七月にCLS道東で訪釧した際も、10月21日にはCLS高知ではなくちいクラ全国大会に来るからよろしく、と皆さんに言っていたくらいです。

    なぜ私がそこまで妻を連れてくることに積極的だったかについては、もう一つ理由があります。
    それはCLS高知やCLS道東、または他の地域で行われるkintone Caféや糸と魚と川のようなイベントに、なぜ私が参加するのかということを妻に知って欲しかったからです。

    ある地域に全国から人が集まり、そこで各地の文化やご縁を結び合う。
    それによって地域は元気になると、東京や他の大都市に人が集中する問題にも解決の道が見える。私や弊社が首都圏で埋もれるつもりがなく、地域を応援しよう、外に向けて積極的に打って出ようとの意思を皆さんに伝えられる。
    それによって地域から仕事が舞い込むこともあり、地域から登壇依頼が来ることもある。
    私はそう思って地域のイベントに積極的に参加しています。

    妻にとっては、私のこのような活動は、旅好きの道楽の一環に見えていたかもしれません。
    が、実際にこうやって一緒にイベントに参加してもらうことで、各地域から来る人たちのご縁やつながりが道楽を超え、仕事にまでつながるんだよ。地域で得たご縁が首都圏での仕事にまでつながることもあるんだよ。
    それを伝えたかったのです。それには百聞は一見に如かず。一緒に釧路に来てもらい、体験してもらえればいい。

    今回のイベントは、kintone CaféやCLSとはまた違うメンバーが集っていました。私にとっても新鮮な顔ぶれでした。
    中でも、サイボウズ社の青野社長を始め、旧社長室であるソーシャルデザインラボの皆さんが釧路に集結しておられました。
    私は普段、サイボウズの多様な部署の方とやりとりをしています。が、ソーシャルデザインラボの皆さんとはまだお会いしたことのない方が多く、今回のイベントでは貴重なご縁をいただきました。


    釧路に来て早々、素晴らしいご縁に恵まれました。
    妻にとっても今後の活動に向けて弾みとなる出会いだったのではないでしょうか。
    もはや明日の本番は楽しみでしかない。そんなふうに思えた一日でした。

    まずはこの日、お会いした皆さん、ありがとうございました。そして妻へのきっかけを作ってくださった琴絵さん、今回の準備を行ってくださったジョイゾーの皆さん、本当にありがとうございました。サイボウズの皆さんもありがとうございました。


    2023年9月のまとめ(法人)


    令和五年九月。

    弊社は今月も前に進んでいます。前途には藪が茂り、坂道が続いていて向こう側はよく見えません。どのような素晴らしい未来が待っているのか。それとも期待と違った結末が待ち構えているのか。それはわかりません。
    ただ、代表の経営に関する経験値だけは溜まっているのは実感しています。
    経営者としての未熟と経営の難しさを感じながら、得難い経験と学びだけは得続けています。もがいて苦しみながらですが。

    今月は、その苦しみの中で、小手先のやり方だけでなく、弊社の業務のやり方をがらりと変えねばならないという決意を固めました。
    ただ、前向きにとらえるならば、もがいている分、成長できています。代表も今までのやり方を大いに反省しながら。
    代表が個人でやっていた頃のやり方ではもうメンバーも代表も疲弊するばかりです。

    業務スキルやスピードを向上する。そのための研修や教育を実施する。
    以前はそう考えていました。
    ですが、一人が同時に複数のお客様の案件をこなすことは、人間の処理能力を大きく疲弊させます。
    代表自身も40ー50案件を同時にこなしていましたが、もう無理だと感じるようになりました。

    今の弊社は案件の引き合いには全く困っていません。今月も新たな案件の引き合いをいくつもいただいています。
    お客様からの口コミに加え、同業者からのご紹介も多々頂けるようになっています。

    苦労はしていますが、弊社のこれからを悲観するにはまだ早い。むしろ、伸びしろしかないとみています。

    達成度5割。達成感4割。満足感5割。それが今月の代表自身の自己採点です。

    弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

    ●弊社の業績

    § 総括 九月度の売上は目標を下回りました。

    昨年までの体制では、十分に黒字の額です。ですが、今の体制ではまだ赤字です。
    とはいえ、なんとか頑張って経営ができているのも皆様のおかげです。感謝しています。

    弊社には継続的な売上が見込める案件が増え、引き合いは次々といただけている状態です。
    が、まだそれらを次々とこなしていくには練度が足りていません。

    案件をこなしながら、メンバーに過度な負担をかけず、なおかつ適切な案件数を維持するため、先月から改革を進めています。
    今月も大きく改革への決断をしました。

    今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
    ・Cybozu Days 2023のサイトがオープンし、弊社が4年連続で出展することも公開されました。(9/4)
    ・弊社役員が第4回山梨県活性化フォーラムで登壇しました。人事・経理担当も参加しました。(9/6)
    ・弊社役員と人事・経理担当が第8回「札幌 地域クラウド交流会(ちいクラ)」に参加しました(9/7)。
    ・弊社代表が8月に受けたカイゼンマネジメントエキスパート試験に落ちました(9/14)。
    ・弊社代表がお客様先のIT研修会に登壇しました(9/15)。
    ・弊社代表がスナックジョイゾーに参加しました(9/15)。
    ・弊社代表が糸と魚と川 Vol.13に参加しました(9/20)。

    実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

    § 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。

    そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
    そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
    お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

    4月から多くのメンバーに加わってもらった弊社ですが、まだまだチームビルディングができていません。さまざまな課題が出た月でした。
    まず、メンバーが疲弊する状況をあらためます。
    パートナー企業の技術者さんにも複数の案件に携わってもらっていますが、こちらは数カ月前からすでに案件を絞って関わってもらってます。

    外注費や人件費の負担も厳しいですが、なんとか乗り切りたいと思います。


    § 開発案件 今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。
    今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。

    ただ、今月は今までの開発のやり方について、ついに変える決断を下した月です。

    今までのやり方は、代表が何十年も培ってきたスキルに頼ったやり方に沿ったものでした。
    つまり、弊社のメンバーにも代表の持つスキルに少しでも近づいてもらうことを主眼にしていました。
    練度を上げるため、多くの案件を同時にこなしてもらい、なるべく幅広い経験を積んでもらうことで、スキルの上達を期待していました。
    ところが、次々に始まる案件を並行してこなしてもらうことは、練度を上げるより前にメンバーの情報処理能力そのものを超えた過酷な要求だったようです。

    ここに至り、やり方を変える決断を下しました。
    単価を上げて案件の数を減らし、さまざまな業種、職種、案件と作業を同時にこなすのではなく、なるべく少ない案件と作業に絞る。
    原則はこの手法です。

    ただし、そのためには単価を上げることは必須です。おそらく今までの弊社の単価設定が安すぎたのでしょう。
    ですが、単に案件を絞ってしまうやり方では、弊社の営業力は下がってしまいます。

    そこで、決めたのは以下の方法です。
    ・代表が伴走担当としてお客様に入る。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
    ・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
    ・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
    ・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
    ・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
    ・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

    このためには単価設定も変えなければなりません。
    すでにここ数カ月、毎月のように単価をあげてきました。今月でいったん単価の上昇はストップし、お客様には最終的に定まった単価でご案内を差し上げています。

    また、代表のトーク力も磨く必要があります。
    すでにこの数カ月、代表は複数の場所で研修講師やグループワークの運営にもチャレンジしています。
    また、日本各地のkintoneプレーヤーたちにもリアル/オンラインを問わず会いに行き、知見を交換し合っています。

    うちのメンバーはよく頑張ってくれています。そしてこれを糧に成長してい欲しいと思います。
    皆の頑張りに報いるためにも、これまでのやり方をあらため、持続可能な経営に変えていきます。

    弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
    そうした皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


    § 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
    弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
    この点は弊社の長年の課題でした。

    少しずつ状況は改善に向かいつつあります。
    その流れを加速するため、先々月より代表の長女に弊社に正式に加わってもらい、人事・総務・経理の作業を任せています。
    少なくとも、これらの作業に代表のリソースを割かれることがなくなったのは助かっています。

    先々月末には衝撃の出来事がありました。今月も私が一人でやっていた時期の失念が発覚しました。
    そうした出来事は代表から経営者としての自信を著しく奪いました。
    それでも、弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


    § 社内体制 一昨年(2021年)の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
    そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。それを以下に掲示します。

    企業理念
    「情報技術を生かして、
    正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

    経営理念
    「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

    9つ(ナイン)の「ない」
    「組織図はない」
    「タイムカードない」
    「ノルマは設けない」
    「多数決で決めない」
    「社長室は作らない」
    「肩書きもいらない」
    「皆が経営者の行い」
    「定年は強制しない」
    「雑談は惜しみない」

    アクアビットに合う方
    「家族を大切にする気持ちのある方」
    「仲間を大切にできる方」
    「笑顔のある方」
    「まず肯定から入る方」
    「夢を持ち続ける方」
    「人の話を聴ける方」
    「人間が好きな方」
    「可能性を信じる方」
    「自分が好きな方」
    「自分で仕事を見つける方」
    「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

    2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、考え方の軸はぶれていません。

    ただし、上記の各種理念の内容を変えようとしています。すでにメンバーには意図は伝えました。9月から策定作業を開始し、11月のCybozu Daysにはお披露目できるようにします。
    理由は弊社体制の増強や社会の変化などを踏まえていることと、開発体制の変更も踏まえてです。
    そもそも理念は変わり続けなければなりません。常に同じ理念はありえません。

    その反省も踏まえての理念の変更です。
    今後ともなにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


    § 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
    お客様とのリアル商談は約14回です。オンライン商談はざっと数えたところ約48回ほどです。
    今月、頂戴した名刺は31枚です。

    今月もスナックジョイゾーにはkintone Café 神奈川で知り合った方をお連れしました。

    また、甲府にも役員の妻を連れて訪問し、新たなご縁をいただきました。
    役員の妻は山梨活性化フォーラムでライトニングトークの機会をもらって務めを果たし、また、その翌日は札幌に飛んで地域クラウド交流会にも参加して知見とご縁をためてきてくれました。

    今月は私が作業などで追われていたため、なかなか外出ができていません。
    仕事に没頭する毎日ですが、こうしたイベントがどれだけ癒やしになっているか。
    皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

    引き続きよろしくお願いいたします。


    §  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。第4回山梨県活性化フォーラム(役員・人事担当参加)(9/6)。第8回「札幌 地域クラウド交流会(ちいクラ)」(役員・人事担当参加)(9/7)。スナックジョイゾー(9/15)。糸と魚と川 Vol.13(9/20)。

    今月は作業などに忙しく、あまり多くのイベント参加はできませんでした。

    が、その一方で今後の種まきはきちんとしました。3、4種類のイベント立ち上げの準備などをした月でした。
    まだ詳細は明かせませんが、今から11、12月が楽しみです。もちろん、来月にも複数のイベントに登壇する予定です。

    来月以降もいろいろな予定が控えています。
    12月に開催を計画していた山梨県甲府市での地域クラウド交流会ですが、わけあって延期の決断を下しました。とはいえ、その日に別のイベントを甲府で計画し始めました。
    そして、また皆様と交流を深めたいと思っています。

    まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


    § 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

    今月、書いた本のレビューは1本(
    「わがまま」がチームを強くする。
    )。
    今月、書いた観劇のレビューは0本()。
    今月、書いた映画のレビューは1本()。
    今月、書いた抱負は0本() 。
    今月、書いた旅日記は0本() 。
    今月、書いた「物申す」は0本() 。
    今月、書いた弊社の活動ブログは0本()。
    今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

    なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

    8月30日 8月30日 値決めこそが経営を痛感し
    8月31日 8月31日 DX人材の育成が主になる
    9月1日  9月1日 防災の日に弊社事業計画を
    9月4日  9月4日 若いうちに出来ることをする。
    9月5日  9月5日 一人ではなく皆で構築する。
    9月6日  9月6日 ローコードツールはやり甲斐
    9月7日  9月7日 Cybozu Days 2023出展。
    9月8日  9月8日 会見や商談の場で演じきる力
    9月11日 9月11日 数を揃えるだけではあかん
    9月12日 9月12日 仕事以外に個を輝かせる技
    9月13日 9月13日 個とチームのバランスとは。
    9月14日 9月14日 試験に落ち、個の力不足を
    9月15日 9月15日 役割を定め集中できる環境
    9月19日 9月19日 組織化は即ちコストの増加
    9月20日 9月20日 秋は働き方の変わる季節。
    9月21日 9月21日 攻撃と守備の分担が経営に
    9月22日 9月22日 伴走開発への理解を深める
    9月25日 9月25日 店舗に学ぶ疲弊しない運用
    9月26日 9月26日 祭りの発散はイベントに要
    9月27日 9月27日 インボイス制への私的意見

    § 年表

    ・九月お仕事

    二俣川で作業・商談×8、EKITERIA PRONTOで作業、Starbucksで作業、大和市立図書館で作業、Tully’s Coffeeで作業、Tully’s Coffeeで作業、新宿で商談、中野坂上で商談、キッチンオリジン 鶴川店で作業、Oasisコワーキングスペース町田で作業、アクアビット サテライトオフィスで作業×2、マクドナルドで作業、Starbucksで作業、横浜中区で商談、株式会社ジョイゾーでスナックジョイゾー、海女食堂で懇談打ち合わせ、真鶴町観光協会で商談、Tully’s Coffeeで作業、桜新町で商談、大和市文化創造拠点シリウスで作業、WOODSHEDで作業、京橋で手続き、西川口で商談

    § ツイートまとめ
    ・九月ツイート
    https://togetter.com/li/2233032


    2023年8月のまとめ(法人)


    令和五年八月。

    弊社は今月も前に進んでいます。
    とはいうものの、苦戦の毎日です。私が望むスピードや品質にはまだ達していないにもかかわらず、案件の引き合いは次々に来ている状態。
    経営者としての未熟と経営の難しさを感じながら毎日を過ごしています。もがきながら。

    ただ、前向きにとらえるならば、もがいている分、成長できています。代表も今までのやり方を大いに反省しながら。

    業務スキルやスピードの向上。そのための研修や教育。
    今の弊社は案件の引き合いには全く困っていません。それについては自信が持てるような情報をいただきました。

    苦労はしていますが、弊社のこれからを悲観するには早いとみています。
    むしろ、可能性しかないと感じています。

    達成度6割。達成感6割。満足感7割。それが今月の代表自身の自己採点です。

    弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

    ●弊社の業績

    § 総括 八月度の売上は目標を下回りました。

    昨年までの体制では、十分に黒字の額ですが、今の体制ではまだ赤字です。
    とはいえ、なんとか頑張って経営ができているのも皆様のおかげです。感謝しています。

    弊社も継続的な売上が見込める案件は増え、引き合いは次々といただけている状態なのですが、まだそれらをスピーディにこなすには練度が足りていません。
    とはいえ、私も営業や多くの打ち合わせに連日追われており、メンバーのフォローができていない状態です。
    メンバー間では相互フォローする風土は醸成できているのですが、そこに私からのフォローができていないのが、弊社の課題です。つまりkintoneやJavaScript構築に関する知見がメンバーに浸透しきっていないと反省しています。

    単価を上げて案件の数を減らし、さまざまな業種、職種、案件と作業を同時にこなすのではなく、なるべく少ない業種と案件と作業に絞ってほしい。
    それがメンバーの意見であることはわかっています。人間の本能としてもそれが正しいこともわかっています。
    が、単価をあげ、案件を絞ったとしても、業務をこなすスピードや、仕様の手戻りや障害を減らさないことには、結局のところ売り上げにつながりません。

    さらに、案件を減らすことは経営上のリスクを増やすことにつながります。

    そうした懸念を解消するため、弊社は少しずつ単価を上げています。また、単価を上げても問題ない案件やお客様が増えています。

    今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
    ・事例:株式会社フラン様をアップしました(8/10)(記事)。
    ・弊社代表がスナックジョイゾーに参加しました(8/18)。
    ・弊社代表がkintone Café 神奈川を真鶴で主催・登壇しました(8/19)。
    ・弊社代表がM-Solutions様のクローズドイベントに登壇しました(8/24)。
    ・弊社代表が山梨であらたなkintoneイベントのキックオフに参加しました(8/24)。
    ・弊社の紹介をオーサムジョブ様のk-Reportの記事内で掲載してただきました。https://www.k-report.work/
    ・弊社代表がkintone開発者コミュニティの立ち上げに参加し、コアメンバーとしてかかわることになりました(8/28)。
    ・末日をもって一名のメンバーが弊社を離任することになりました(8/31)。

    実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

    § 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。

    そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
    そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
    お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

    4月から多くのメンバーに加わってもらった弊社ですが、まだまだチームビルディングができていません。さまざまな課題が出た月でした。
    とはいえ、先月はkintone hive Tokyoの場に弊社メンバー八人が集結し、交流を深めました。
    雇用と外注のバランスを取るのはとても難しいのですが、まず、弊社の仕組みを整えることが先決です。
    外注費や人件費の負担も厳しいですが、なんとか乗り切りたいと思います。


    § 開発案件 今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。
    今月も今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。

    今月もまた新たな案件のキックオフがいくつもありました。体制を組み、作業を開始しています。

    今、弊社が取り扱っているシステムはkintoneを中心とした無数のSaaS/PaaSです。それらをつなぎ、お客様に価値を提供しています。
    今、動いている実装案件が50件弱。
    経営リスクを抑えるため、かなりの数の案件を同時に進行させています。それらを遅れず品質を落とさずにどのようにこなしていくか。今の課題です。

    ただ、なかなか私の思うようなスピードと品質が満たせていません。
    障害対応、仕様変更対応などが入るたびに、それに追われているのが今の状態です。
    メンバーに言わせると、弊社の体制に比較して案件が多すぎるため、負担を感じているようです。
    実際、多すぎるのでしょう。そもそも、すべての案件を統括するべき私自身がオーバーフローしているので、無理もありません。
    なんとかギリギリで作業を行っているのが実情です。

    うちのメンバーはよく頑張ってくれています。そしてこれを糧に成長してい欲しいと思います。
    まだうちのメンバーには伸びしろがあり、私も可能性を感じています。私がやっていた作業と同じレベルに達するまではまだ難しいでしょうが、少しずつ伸びて行きながら、案件のスピードを上げ、品質も上げてもらえれば、より高次の作業がこなせるようになるはずです。

    難易度が高い案件、簡単な案件。それと常駐案件。
    自社でサービスを作ることが早道なのか、メンバーのスキルの熟達を待つのが正しいのか。
    経営の安定とリスク回避は、多案件を同時に進める今のやり方とは矛盾しているのではないか。

    悩みは多いです。
    今月はその悩みを解消するために、複数の研修講師やグループワークにもチャレンジしました。
    また、在野で活躍するkintoneプレーヤーたちに会いに行き、オンラインでもお会いしました。

    皆さんがどういう風にkintoneエコシステムの中で安定した経営を行っているか、または開発をこなしているか。
    これからの弊社を導くためにも、学びが多かった今月の成果は取り入れていかなければ。

    弊社に期待してくださっている方が多くいることも知ることができました。
    そうした皆さんのご期待に応えるためにも、来月も、引き続き弊社メンバーの教育とスキルアップに注力していきます。


    § 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
    弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
    この点は弊社の長年の課題でした。

    少しずつ状況は改善に向かいつつあります。
    その流れを加速するため、先々月より代表の長女に弊社に正式に加わってもらい、人事・総務・経理の作業を任せています。
    少なくとも、これらの作業に代表のリソースを割かれることがなくなったのは助かっています。

    先月末に起こった衝撃の出来事。それについて詳しくは語りませんが、絶望し経営を投げ出しかけました。それでも、弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


    § 社内体制 一昨年(2021年)の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
    そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。それを以下に掲示します。

    企業理念
    「情報技術を生かして、
    正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

    経営理念
    「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

    9つ(ナイン)の「ない」
    「組織図はない」
    「タイムカードない」
    「ノルマは設けない」
    「多数決で決めない」
    「社長室は作らない」
    「肩書きもいらない」
    「皆が経営者の行い」
    「定年は強制しない」
    「雑談は惜しみない」

    アクアビットに合う方
    「家族を大切にする気持ちのある方」
    「仲間を大切にできる方」
    「笑顔のある方」
    「まず肯定から入る方」
    「夢を持ち続ける方」
    「人の話を聴ける方」
    「人間が好きな方」
    「可能性を信じる方」
    「自分が好きな方」
    「自分で仕事を見つける方」
    「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

    2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、考え方の軸はぶれていません。

    ただし、上記の各種理念の内容を変えます。すでにメンバーには意図は伝えました。9月から策定作業を開始し、11月までにはお披露目できるようにします。
    理由は弊社体制の増強や社会の変化などを踏まえてです。そもそも理念は変わり続けなければなりません。常に同じはありえません。

    先月、今年の四月から新体制を組み始めてから初めて8人で集まりました。

    ところが、今月末で一人が離任することになりました。これは経営の責任者である代表の力不足によるものです。
    辞めていくメンバーの期待に応えられなかったことを大いに反省しつつ、それにも関わらず残って弊社の可能性を信じ続けているメンバーのため、引き続き努力したいと思います。

    その反省も踏まえての理念の変更です。
    今後ともなにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


    § 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
    お客様とのリアル商談は約14回です。オンライン商談はざっと数えたところ約32回ほどです。
    今月、頂戴した名刺は31枚です。

    今月もスナックジョイゾーにははCLS道東で知り合った方をお連れし、kintone Café 神奈川でも素敵なご縁に恵まれました。山梨でも新たな出会いに胸をときめかせました。
    オンラインイベントでもkintoneの開発者コミュニティの立ち上げの場に立ち会うことができ、私の認知度を上げられたのではないかと思います。
    kintone Café 神奈川に来てくださった現職の議員の方からは、議員に向いているといわれ、自分の気づかない新たな一面を教えてもらったように思います。

    今回は月末になって大阪の天王寺では同じkintoneエバンジェリストとして活動する中尾さんとサシのみを敢行しました。

    また、その翌日にはkintone研修・教育において知名度をメキメキと上げておられる高砂市の稲澤さんと交流を深めました。

    仕事に没頭する毎日ですが、こうしたイベントがどれだけ癒やしになっているか。
    皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

    先月は甲子園に縁がある三人がトヨクモさんのイベントにおいてサイボウズ社で一堂に会する奇跡がありました。
    今月は真鶴のkintone Café 神奈川の会場において、甲子園に縁がある三人が一堂に会する奇跡がありました。
    こういうご縁がkintone界隈にいるとやってくるのがうれしいです。

    引き続きよろしくお願いいたします。

    §  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。スナックジョイゾー(8/18)。kintone Café 神奈川 Vol.15(8/19)。M-Solutions様プラグインアップデート会(8/24)。よっちゃばれkintone無尽Vol.0(8/24)。kintone開発者コミュニティ(devkin meetup)(8/28)。。

    今月は自分にとっての初めての活動がいくつかありました。kintone Café 神奈川ではグループワークを取り入れました。M-Solutions様のイベントでは錚々たる出席者を前にオンラインでお話をさせていただきました。また、kintone開発者コミュニティでも技術者としての新たなステップに挑戦しました。

    今月はお客様の前で研修講師を務め、約90名弱の方々の前でkintoneを3時間ほどワークや事例紹介などを含めて語りました。
    こうした対外活動を通し、人脈を増やすこととあわせ、弊社の認知度を広げられたように思います。
    それによってさらに忙しくなったことも事実ですが、こうした活動を通した広がりが次に繋がるのも事実です。今後も続けていこうと思います。

    来月以降もいろいろな予定が控えています。
    今月も何度か弊社が山梨で開催を予定している地域クラウド交流会のため、何度か山梨県甲府市に伺いました。
    このイベントを通して、弊社も次のステップに進めるのではないかと期待しています。
    そして、また皆様と交流を深めたいと思っています。



    まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


    § 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

    今月、書いた本のレビューは4本(
    経済成長は不可能なのか
    神隠し
    人魚の眠る家
    焼跡の二十面相
    )。
    今月、書いた観劇のレビューは0本()。
    今月、書いた映画のレビューは1本(
    ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE
    )。
    今月、書いた抱負は0本() 。
    今月、書いた旅日記は0本() 。
    今月、書いた「物申す」は0本() 。
    今月、書いた弊社の活動ブログは2本(
    事例:株式会社フラン様
    kintone Café 神奈川 Vol.15を主催・登壇しました
    )。
    今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

    なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

    7月28日 7月28日 反面教師として襟を正そう
    7月31日 7月31日 全政治家にIT知識を持って
    8月1日 8月1日 今後の弊社には希望しかない
    8月2日 8月2日 五年後に向けた各種の理念
    8月3日 8月3日 引き合いを頂ける間は大丈夫
    8月4日 8月4日 組織作りは道のプロも交えて
    8月7日 8月7日 歴史だと長いが、人生は刹那
    8月8日 8月8日 花火からも学べる事の多さよ
    8月9日 8月9日 薬物頼りでは収支は赤字だよ
    8月10日 8月10日 Excelとkintoneの共存法
    8月14日 8月14日 暑さ対策は慣習の変更から
    8月15日 8月15日 78年前に倣って復興する!
    8月16日 8月16日 ご縁は急がず慌てずに育つ
    8月17日 8月17日 イベント登壇and研修講師
    8月18日 8月18日 kintone界隈で必要な技能
    8月21日 8月21日 コミュニティで道を拓いて
    8月22日 8月22日 続ければ何かにはなれます
    8月23日 8月23日 同調圧力には負けない心で
    8月24日 8月24日 基礎力は頭で考える訓練を
    8月25日 8月25日 私コミュニティでこう転機
    8月28日 8月28日 回る仕組み構築が必要です
    8月29日 8月29日 技術者コミュニティに参加

    § 年表

    ・八月お仕事

    Cafe Impressionにて作業、鶴巻温泉にて立ち合い作業、二俣川で作業・打ち合わせ×8、大和市立図書館で作業、Tully’s Coffeeでオンライン打ち合わせ、大和市文化創造拠点シリウスで作業、Tully’s Coffeeでオンライン打ち合わせ、下北沢駅コンコースでオンライン打ち合わせ、Tully’s Coffeeでオンライン打ち合わせ、浜松町で商談、御茶ノ水で商談、ドトールコーヒーショップでオンライン打ち合わせ、Starbucksでオンライン打ち合わせ、大月市郷土資料館で作業、スナックジョイゾー、真鶴町観光協会でkintone Café 神奈川、スミマルシェで懇親会、草柳商店で懇親会、アクアビット サテライトオフィスで作業、Tully’s Coffeeでオンライン打ち合わせ、CAFé de CRIE Plusでオンライン打ち合わせ、浜松町で作業、白金台で商談、大和市文化創造拠点シリウスで作業、かいてらすでイベント、WOODSHEDで懇親会、マクドナルドで作業、秋吉 天王寺店で懇親会、すし・かつめし 一平で懇親会、パソコンのお医者さんで商談、石焼地どり おじぎ屋 加古川本店で懇親会、浅草で商談、九段下で商談

    § ツイートまとめ
    ・八月ツイート
    https://togetter.com/li/2215134


    事例:株式会社フラン様


    基幹システムと店舗POSレジシステムの刷新にあたって、周辺システムにkintoneを選定

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    株式会社フラン様は、40年以上前の創業時から女性向けランジェリーを扱っておられます。
    当初は輸入ランジェリーの販売が主でした。その後、各地のショッピングモールにチェーン展開を始めると同時に商品ラインナップを大幅に見直し、今では豊富なデザイン・機能・サイズのランジェリーを展開しています。
    本稿を執筆時点では全国にリアル店舗が19店舗。オンラインショッピングモールに11店舗を出店し、順調に成長しておられます。

    フラン様を弊社にご紹介くださったのは株式会社スマレジ様及び大幸パートナーズ株式会社様です。
    フラン様と弊社のご縁のきっかけとなったのは、フラン様が各店舗のPOSレジシステムの刷新を行うと決めた時点からです。
    フラン様はまず、スマレジ社にお声掛けしました。
    スマレジ社の運営するスマレジはPOSレジ機能に特化しています。POSレジ機能を補完するため、スマレジにはアプリストアが用意されています。多くのアプリ群がスマレジの機能を支えています。そのアプリ群の一つにスマレジから請求書を出す「セイキューン」があります。大幸パートナーズ様は、この「セイキューン」を開発・運営されておられます。
    ところが、フラン様が望む請求書発行の運用は「セイキューン」で満たせたものの、他の店舗運用を満たすためのアプリがアプリストアにはなく、その解決策をフラン様より相談された大幸パートナーズの五十嵐社長が提案したのがkintoneでした。
    そして、kintone側を担うシステム開発会社として弊社を推していただきました。

    多種多様の品揃えを管理するための設計

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    スマレジの標準機能では実現できない運用。フラン様の課題は最初から明確でした。

    まず、商品管理です。
    フラン様が展開するランジェリー商品のラインナップは、上に書いたとおり多種多様にわたります。そのラインアップを支える上で細かい商品管理が欠かせません。ところが、スマレジの備える商品管理機能はフラン様の要望を完全に満たしていませんでした。
    例えば、フラン様のランジェリー品目はサイズごと色ごと品番ごとに設けています。それらの商品管理単位(SKU単位)の数はアクティブな点数だけを数えても五万点を超えています。その入力方法はどのように行うのか。データの関連性はどう設定するか。
    さらに、SKUの一つ一つにJanCodeを発番する必要があります。スマレジのPOSレジ機能にはその機能がありませんでした。

    次に商品物流管理です。
    スマレジのリテールビジネスプランには入庫、入荷、出荷、出庫などの機能が備わっています。また、高度な在庫管理機能も備わっています。
    ですが、それらの処理をスマレジに指示する際、一店舗ずつ処理を行う必要がありました。
    つまり、多店舗×多品種で運用するフラン様の業務上、入力の手間が生じることが予想されていました。

    続いて、売上分析機能です。
    スマレジが擁する売り上げ分析機能では、経営のかじ取りを行うための分析ができず、分析をkintoneで代替させたいとのご要望もお持ちでした。

    あと一つは、オンラインショップの売上データを変換し、そのデータをスマレジの売上データとして登録する機能です。
    これもkintoneを経由させ、データを加工させればよいのではという構想をおもちでした。

    最後に、ピッキングリストを発行する機能です。これが一番のフラン様のご要望でした。
    ピッキングリストとは、倉庫の担当者が商品を棚から選ぶ際のリストの事です。
    つまり出荷/出庫予定に対し、迅速に棚から商品を出すリストの出力が喫緊の課題でした。
    スマレジはタブレットから簡単に出庫予定を出せます。が、紙のリストを出す機能はありません。SKU点数が多いフラン様の運用上、より運用に即したピッキングリストを出す必要に迫られていました。
    望ましいピッキングリストとは、現在の在庫数に加え、入荷・入庫予定を算出してくれるものです。
    店舗ごと、SKUごとに設定した在庫定数を下回るか、または指定した任意の期間の売上数に応じた数量を反映したピッキングリストを出すことは、フラン様の各店舗の在庫管理の肝でした。

    スマレジはPOSシステムとして優れた機能を持っています。
    ですが、それでも上記のようにフラン様のような多品種を扱う業種では補いきれない点がありました。
    これらの機能をkintoneで補完し、スマレジのPOSレジ機能の良さを生かす。これが今回の案件のミッションでした。

    SKUの多さを克服することが大変

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    開発の期間は約半年。
    約半年の間、kintoneのアプリ間の連携や、JanCodeの発番機能の実装など、kintone側で出来ることは順次仕上げていきました。
    特に商品管理を実現するため、多くのアプリを組み合わせました。品番やSKU、カラーやサイズなど。そうしたアパレル系のお客様ならではの商品管理を実現することがまず最初の難関でした。
    フラン様のご担当者と何度もオンラインで打ち合わせを重ね、kintone自体の癖や特徴もお伝えしながら、より良い商品管理につなげていきました。

    また、フラン様が求めるSKU単位で商品管理を行うご要望では、多数のレコードが必要でした。
    それは、kintoneのレコード数の増加と、レコード数が多いことによる処理時間の増加に直結します。
    処理時間を工夫し、タイムアウトエラーを起こさずに処理を実現する。それが開発上でもっとも苦労した点でした。
    どうすれば処理時間を短くし、業務に影響を与えぬように短時間で処理を終わらせられるか。

    例えば、新たな商品を登録した場合の処理です。
    kintoneには商品データの背後に多くのマスタアプリが連なっています。商品データを登録した際、多くのアプリにデータを連動することが求められました。
    さらに、kintoneで作ったデータをスマレジに登録する際も大量データによる問題が発生しました。
    そのため、当初はフラン様がCSVを取り込む運用を行う想定でしたがうまく行きませんでした。
    そこで、当初は開発範囲外だったkintoneからスマレジへの商品登録の必要が生じました。

    また、店舗ごとSKUごとに在庫の定数レコードを作成する処理も必要です。
    頻繁に新商品が発生するフラン様の場合、細かいデータの連携が必要となります。
    当初はデータを連携するためにkintoneの画面上にボタンを設置していました。ところがボタンを押した後に処理を待つ時間が生じ、さらには大量のデータを処理する間にタイムアウトエラーが生じてしまいました。
    これは一件ずつ、追加と更新の判断をしながら、大量のレコードをkintoneで処理する必要があったためです。これをどのように制御するか。処理がタイムアウトしてエラーになる事象をどのようにして回避するか、ここでも開発に腐心しました。
    こうした処理はkintone内でJavaScriptに担わせる実装をやめ、サーバー内においたphpプログラムに任せるように処理を変更しました。
    その際も、夜間バッチや都度処理の併用を幾パターンも試しました。

    大量データに関する課題は、ピッキングリストの発行処理でも生じました。商品データ、在庫定数データ、売り上げデータ、そして入荷/入庫予定データ。ピッキングデータを出すまでにはいくつものアプリで大量のデータを扱う必要がありました。
    これらの処理も全てphpに移管しました。しかもkintone画面上でもタイムアウトを生じさせないよう、Ajax処理を時折挟んで制御を行い、タイムアウトが生じないような工夫を行いました。

    あと、ご要望としてあったのが、スマレジの各種データをバッチでkintoneに取り込む処理の実装てす。これも何度も調整を重ねました。
    バッチ処理を実行するのは一時間おきなのか、それとも一日一回なのか。
    スマレジのAPIの条件設定も含めて、その実装にもかなりの創意工夫を凝らしました。

    スマレジのデータを追加/更新する際、スマレジ側で処理時間のタイムアウトにならないような工夫も必要でした。
    そのエラーを回避する検討にもかなりの時間を掛けました。
    ブラウザで制御を行うため、一定期間ごとにAjaxで処理を更新する機構はまさにその一つです。
    データ数が何万件にもなる場合、kintoneとスマレジの両方で考慮しなければならない点が多く、それらを満たすための処理にはかなりの時間を掛けました。

    お客様にもkintoneに関わっていただきながら運用へ

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    並行してフラン様にもkintoneの理解を深めていただきました。
    フラン様のご担当者様は、kintoneのコマンドラインツールであるcli-kintoneの使い方を学び、自力で kintoneからの出力処理を実装するまでになりました。
    弊社はこうした実装については助言をし、お客様自身で可能なように支援しました。
    その助言をもとにkintoneを使いこなしていただけたのは、今回の開発において手応えを感じたことの一つです。

    kintoneアプリの修正も双方で連携をとりながら、破綻させずに少しずつ運用開始に向けてkintoneとスマレジの双方で実装を進めていきました。
    各店舗のスタッフ様への操作研修も順次実施していただき、無事に11月に運用が開始できました。

    特筆すべきは、初めのご挨拶から運用開始まで、一度もフラン様とはオフラインの対面でお会いしていないことです。
    全てをリモート(zoomとチャットワーク、たまに電話)の連絡だけでやり切りました。

    これは弊社にとっても大きな自信となりました。フラン様の皆様には感謝です。

    フラン様より

    フラン社の奥村社長はこう語ってくださいました。

    「ここまでクライアントの要望を何度もくみ取り対応頂ける開発会社は初めてです!」

    弊社のPOSレジの切り替えに伴い、業界でも注目されているスマレジの利用を検討しておりました。機能を調べたところ弊社の運用において不足している機能が多々あり導入を半ば諦めていたころ、ご縁を頂いたのがアクアビット様になります。弊社ではKintoneの利用経験がなく実際の運用にあたり問題が発生しないか心配しておりましたが、アクアビット様の度重なるヒアリングをベースにした開発や問題発生時の素早い対応などにより、当初の心配が嘘のように無くなっていきました。これからも弊社のパートナーとしてサポート頂きたいと思ってます!

    フラン社の小林様はこう語ってくださいました。

    「kintoneについての知識がゼロの段階から、
    毎回のミーティングを通して弊社側の要望や意図を汲み取り、
    個別アプリの作成、アプリ間の連携、そしてスマレジとの連携に至るまで、次々と形にして頂けたこと、
    またその後大きなトラブルもなく今日まで運用できているのは、
    アクアビット様のお力無くしては出来なかったことだと改めて感じています。
    運用開始後もエラー発生時の迅速な対応や、改善するために多くのサポート頂き、絶大な安心感を持って日々の運用が出来ていることにも本当に感謝しています。
    引き続きどうぞよろしくお願いします。」

    フラン様のご紹介

    商号 株式会社フラン
    本社 〒488-0044 愛知県尾張旭市南本地ヶ原町3-110
    TEL 0561-54-6813
    代表者 代表取締役 奥村 聡
    設立 1981年1月23日
    資本金 1000万円
    ウェブサイト https://fran-de-lingerie.com/

    2023年7月のまとめ(法人)


    令和五年七月。

    弊社は今月も前に進んでいます。
    とはいうものの、至るところに未熟さがあり、私が望むスピードや品質にはまだ達していません。前には進んでいますが、遅々としています。
    これは経営者である代表の責任です。毎日、経営の難しさをこれでもかと痛感しながら、もがきながらも前に進んでいます。

    どうすれば私と少しでも近しいような業務スキルやスピード出してもらえるのか。こればかりはChatGPTも教えてくれません。
    営業は順調で新規引き合いも絶えないのに、なかなか業務がクローズしきれないため、それが複数の案件に波及し、滞っています。
    そうした状況を強権的にやらせようとするのは下策です。それをやると巷の話題をかっさらっているビッグモーター社のような社風に堕ちてしまいます。
    そうならないよう、メンバーのみんなを尊重し、それぞれのワークライフバランスに配慮しながらの経営が求められます。
    私自身が、そういうものを強く重んずる人生観を持っています。そういうを大切に会社でありたいと思っています。ビッグモーター社のあり方を反面教師としなければなりません。
    そう言うやり方をとっているため、弊社の基盤が固まるにはまだ時間がかかると覚悟しています。

    そんな弊社には、今月も弊社は案件の引き合いをいくつもいただけました。ありがたいことです。
    きちんとそれらの案件をこなしつつ、どうスピードをあげられるのか。
    私の経営能力が問われ続けています。

    継続的な案件が増えたのは良いのですが、経営が安定するには経営者の私に経験が不足しています。
    経営を早く安定させつつ、特定のお客様に依存せず、しかも。多様な案件を少しでも速くこなしていけるよう、教育や研修の方法を模索したいと思います。

    達成度5割。達成感5割。満足感7割。それが今月の代表自身の自己採点です。

    弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

    ●弊社の業績

    § 総括 七月度の売上は目標を下回りました。

    昨年までの体制では、十分に黒字の額ですが、今の体制ではまだ赤字です。
    とはいえ、なんとか頑張って経営ができているのも皆様のおかげです。感謝しています。

    弊社も継続的な売上が見込める案件は増え、引き合いは次々といただけている状態なのですが、まだそれらをスピーディにこなすには練度が足りていません。
    とはいえ、私も営業や多くの打ち合わせに連日追われており、なかなかフォローができていない状態です。

    単価を上げて案件の数を減らし、さまざまな業種、職種、案件と作業を同時にこなすのではなく、なるべく少ない業種と案件と作業に絞ってほしい。
    それがメンバーの意見であることはわかっています。人間の本能としてもそれが正しいこともわかっています。
    が、単価をあげ、案件を絞ったとしても、業務をこなすスピードや、仕様の手戻りや障害を減らさないことには、結局のところ売り上げにつながりません。
    案件を減らすことは、経営上のリスクを減らすことにつながりますから。

    代表の思いをどうすれば、実装の速度や品質の向上やキャリアと未来へのモチベーションにつなげてもらうか。
    人工知能やkintoneの様々なプラグインサービスを活用しつつ、自社としての存在価値を高めるにはどうすれば良いか。
    悩み、考えた一カ月でした。

    おかげさまで、営業的には安定して引き合いをいただけるようになりました。営業を安定させるためにも、様々な場所に伺い、認知度を高め、商談や交流を重ねました。
    が、まだまだ技術、経営、組織、マーケティングなどやらなければならないことは山積みです。

    今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
    ・弊社代表がCLS道東に参加しました(7/1)。
    ・弊社メンバー8人がお台場に集結し、kintone hive Tokyo 2023を観覧し、懇親を深めました(7/6)。
    ・弊社代表がシークレットイベントに参加しました(7/7)。
    ・弊社代表が糸と魚と川 Vol.12に参加し、その前夜にはMOVEDさんとの交流を深めました(7/9)。
    ・この日をもって弊社役員からメンバーへの1 on 1ミーティングが全員終わりました(7/10)。
    ・弊社代表がトヨクモkintoneユーザーフェス 2023の後夜祭に参加しました(7/10)。
    ・弊社代表と役員の長井あづさと人事総務の担当者が山梨県活性化プロジェクトの55回目の月例会に出席し、地域クラウド交流会について語ってきました(7/19)。
    ・弊社代表と役員と総務人事担当がスナックジョイゾーに参加しました(7/21) 。
    ・弊社代表がkintone Café Tokyo Vol.13に参加しました(7/22)。
    ・弊社代表がkintone Café Metaverse Vol.4に参加しました(7/26)。

    実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

    § 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。

    そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
    そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
    お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

    4月から多くのメンバーに加わってもらった弊社ですが、まだまだチームビルディングができていません。さまざまな課題が出た月でした。
    とはいえ、今月はkintone hive Tokyoの場に弊社メンバー八人が集結し、交流を深めました。
    雇用と外注のバランスを取るのはとても難しいのですが、まず、弊社の仕組みを整えることが先決です。

    弊社だけではできない案件も増えている今、外注費の抑制にこだわるだけでは案件がこなせなくなっていることも事実です。
    この点は引き続き、困難な経営のかじ取りを行っていきます。


    § 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
    今月も今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。

    今月もまた新たな案件のキックオフがいくつもありました。体制を組み、作業を開始しています。

    今、弊社が取り扱っているシステムはkintoneを中心とした無数のSaaS/PaaSです。それらをつなぎ、お客様に価値を提供しています。
    今、動いている実装案件が50件弱。
    経営リスクを抑えるため、かなりの数の案件を同時に進行させています。それらを遅れず品質を落とさずにどのようにこなしていくか。今の課題です。

    ただ、なかなか私の思うようなスピードと品質が満たせていません。
    障害対応、仕様変更対応などが入るたびに、それに追われているのが今の状態です。
    メンバーに言わせると、弊社の体制を考えると案件が多すぎ、負担を感じている。その声はすでに聴いていますし、実際多すぎるのでしょう。すべての案件に責任を持つ私自身もオーバーフローしているので。
    なんとかギリギリで作業を行っているのが実情です。
    うちのメンバーはよく頑張ってくれています。そしてこれを糧に成長してい欲しいと思います。まだうちのメンバーには伸びしろがあります。私がやっていた作業と同じレベルに達するまではまだ難しいでしょうが、少しずつ伸びて行ってくれれば、いずれは案件のスピードも上がるはず。皆がより速く確実に業務を担ってくれるはずと信じています。

    難易度が高い案件、簡単な案件。それと常駐案件。
    自社でサービスを作ることが早道なのか、メンバーのスキルの熟達を待つのが正しいのか。
    経営の安定とリスク回避は、多案件を同時に進める今のやり方とは矛盾しているのではないか。

    悩みは多いです。
    まず、そのためには生産性の向上と開発のためのドキュメント・仕組み・体制の拡充が必要だと考えています。
    さらには、開発ガイドラインの策定、教育体制の拡充、報告や仕様伝達の改善。
    また、単価アップの交渉も同時に進めなければ。

    まずは足元を固めます。

    来月も、引き続き弊社メンバーの教育とスキルアップに注力していきます。


    § 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
    弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
    この点は弊社の長年の課題でした。

    少しずつ状況は改善に向かいつつあります。
    その流れを加速するため、先々月より代表の長女に弊社に正式に加わってもらい、人事・総務・経理の作業を任せています。
    少なくとも、これらの作業に代表のリソースを割かれることがなくなったのは助かっています。

    と思っていたら、月末になって衝撃の出来事が。


    § 社内体制 一昨年(2021年)の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
    そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。それを以下に掲示します。

    企業理念
    「情報技術を生かして、
    正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

    経営理念
    「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

    9つ(ナイン)の「ない」
    「組織図はない」
    「タイムカードない」
    「ノルマは設けない」
    「多数決で決めない」
    「社長室は作らない」
    「肩書きもいらない」
    「皆が経営者の行い」
    「定年は強制しない」
    「雑談は惜しみない」

    アクアビットに合う方
    「家族を大切にする気持ちのある方」
    「仲間を大切にできる方」
    「笑顔のある方」
    「まず肯定から入る方」
    「夢を持ち続ける方」
    「人の話を聴ける方」
    「人間が好きな方」
    「可能性を信じる方」
    「自分が好きな方」
    「自分で仕事を見つける方」
    「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

    2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、考え方の軸はぶれていません。

    今月は、今年の四月から新体制を組み始めて、初めて8人で集まりました。
    そして、皆でkintone hiveを観覧しながら、どうすればkintoneを使った業務改善がお客様に届けられるのかについて学びました。

    各メンバーにはそれぞれの案件や役割を理解してもらい、案件で困った際は教え合い、助け合いながら実装を進められるような体制が少しは整えられたと考えています。

    ただ、皆が案件をやり切るのに精いっぱいの状況は変わりません。

    先月末から今月10日にかけ、会社設立時から役員として名を連ねている代表の妻が各メンバーとの1 on 1ミーティングを行ってもらいました。

    そこでメンバーからの意見もヒアリングしました。
    開発の効率化、リモートワークの効率化など、何かがまだうまく回っていないと感じています。まだまだやるべきことがあります。
    メンバーからも弊社をよくしようとするさまざまな意見をもらいました。
    それらをとりまとめ、より良くしていきたいと思います。

    引き続き、よろしくお願いいたします。


    § 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
    お客様とのリアル商談は約9回です。オンライン商談はざっと数えたところ約28回ほどです。
    今月、頂戴した名刺は71枚です。

    今月はCLS道東の参加から始まりました(7/1)。会場でも作業しながらになってしまった私に皆さんから掛けていただいた暖かい言葉の数々。これこそがコミュニティに参加する意義なのだ、と感動しました。
    その思いはブログにも書きました。https://www.akvabit.jp/%e3%82%b3%e3%83%9f%e3%83%a5%e3%83%8b%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%80%e3%83%bc%e3%82%ba%e3%82%b5%e3%83%9f%e3%83%83%e3%83%88-in-%e9%81%93%e6%9d%b1-2023-%e6%b5%b7%e9%9c%a7%e7%b7%a8%e3%81%ab/
    さらに、お台場で開催されたkintone hive Tokyoには弊社メンバー八人で参加し、弊社メンバーもさまざまなkintoneプレーヤーたちとの交流を深めました(7/6)。
    その翌日もシークレットイベントに参加し、またまた交流を深めました(7/7)。
    さらに新潟県糸魚川市に飛び、糸と魚と川に参加し、MOVEDの皆さんや糸魚川市の皆さんとの交流を深めました(7/8-10)。
    糸魚川から戻ったその足で、6月末にオンラインで開催されたトヨクモkintoneユーザーフェスの後夜祭にも参加しました(7/10)。
    山梨の有志との交流会に初参加し、山梨にも志をもったユニークな人々が大勢いることに山梨でのこれからを確信しました(7/19)。
    スナックジョイゾーではプロレスナイトという異業種格闘に参加し、スペシャルゲストとの素晴らしい一夜を過ごすことができました(7/12)。
    その翌日のkintone Café Tokyoには急遽参加し、とても楽しい時間と学びを得ました(7/22)。

    仕事に没頭する毎日ですが、こうしたイベントがどれだけ癒やしになっているか。
    皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

    引き続きよろしくお願いいたします。

    §  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。CLS道東(7/1)。kintone hive Tokyo 2023(7/6)。シークレットイベント(7/7)。糸と魚と川 Vol.12(7/9)。トヨクモkintoneユーザーフェス 2023(7/10)。山梨県活性化プロジェクト55回目月例会(7/19)。スナックジョイゾー(7/21)。kintone Café Tokyo Vol.13(7/22)。kintone Café Metaverse Vol.4(7/26)。

    今月もこうした対外活動を通し、人脈を増やすこととあわせ、弊社の認知度を広げられたように思います。
    それによってさらに忙しくなったことも事実ですが、こうした活動を通した広がりが次に繋がるのも事実です。今後も続けていこうと思います。

    来月以降もいろいろな予定が控えています。



    今月も何度か弊社が山梨で開催を予定している地域クラウド交流会のため、何度か山梨県甲府市に伺いました。
    このイベントを通して、弊社も次のステップに進めるのではないかと期待しています。
    そして、また皆様と交流を深めたいと思っています。

    まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。

    § 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

    今月、書いた本のレビューは0本()。
    今月、書いた観劇のレビューは0本()。
    今月、書いた映画のレビューは0本()。
    今月、書いた抱負は0本() 。
    今月、書いた旅日記は0本() 。
    今月、書いた「物申す」は0本() 。
    今月、書いた弊社の活動ブログは7本(
    トヨクモkintoneユーザーフェス2023に登壇しました
    コミュニティリーダーズサミット in 道東 2023 海霧編に参加しました
    kintone hive Tokyoに会社で参加しました
    糸と魚と川 Vol.12に参加しました。
    2023 kintone hive TOKYO
    kintone Café Tokyo Vol.13に参加しました
    kintone Café Metaverse Vol.4に参加しました」)。
    今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

    なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

    6月29日 6月29日 弊社をより良くするために
    6月30日 6月30日 読み書き力は技術者に必須
    7月3日 7月3日 継続は認知度に高く寄与する
    7月4日 7月4日 のどかさから気づく業務改善
    7月5日 7月5日 外への発信が観光客を呼ぶ
    7月6日 7月6日 kintone hive観覧にあたり
    7月7日 7月7日 kintone hive Tokyoの学び
    7月10日 7月10日 MOVEDさんに学んだこと
    7月11日 7月11日 地方は都会に劣らず魅力的
    7月12日 7月12日 Threadsへの移行は待ち
    7月13日 7月13日 体調管理にはお気をつけて
    7月14日 7月14日 経営の奥深さと楽しさって
    7月18日 7月18日 暑いからリモートワークを
    7月19日 7月19日 ゲームにハマると後が怖い
    7月20日 7月20日 願い叶えるには考え続ける
    7月21日 7月21日 納期とノルマの違いを知る
    7月24日 7月24日 コミュニティの新陳代謝を
    7月25日 7月25日 Xにはもう少し付合います
    7月26日 7月26日 iPaaS界にGoogleが進出
    7月27日 7月27日 メタバースの今後の可能性

    § 年表

    ・七月お仕事

    釧路フィッシャーマンズワーフ MOO、946BANYA、ニセコでランチ、倶知安で商談、MOUNTAIN KIOSK coffee 倶知安店で作業、2代目SAMURAIで懇親会、モリデアイで作業、SPROUTで作業、二俣川一丁目公園で作業、二俣川で作業と打ち合わせ×9、Zepp DiverCityでkintone hive Tokyo、Sizzlerで弊社懇親会、川崎駅コンコースで打ち合わせ、銀座で商談×2、サイボウズ本社×3、星場荘、美山キャンプ場、田無で商談、EKITERIA PRONTOで作業と打ち合わせ×4、Starbucksで作業と打ち合わせ、大和市文化創造拠点シリウスで作業、モスバーガー 鶴川店で作業、4Uで交流会、酒処 宵、真鶴町観光協会で打ち合わせ、月光堂で作業、新宿で商談、株式会社ジョイゾーでスナックジョイゾー、炭とけむりで懇親会、東京屋で懇親会二次会、アクアビット サテライトオフィス、大和市立図書館で作業、甲府クロスビーで作業、ジットプラザ絆内で講演会拝聴

    § ツイートまとめ
    ・七月ツイート
    https://togetter.com/li/2197441


    2023 kintone hive TOKYO


    2023 kintone hive TOKYO

    kintonehiveでは
    お久しぶりの方々や、はじめましての方々にお会いすることができました。

    事例共有の場ですが、リアルに人と触れ合える場です。
    去年は登壇者、今年は応援者と仙台でのイベントスタッフとして参加。
    生が一番感情や熱量が伝わるのでやはりいいですね。

    なるべくTwitterで発信しつつ、登壇者へ写真を送りつけるために写真撮りまくってました。
    プロのカメラマンが取ってくれたものは登壇者へ共有はされるのですが、会場の様子などユーザーがとっている様子はまた別で感じるものがあることを知っているので。

    登壇者の同期ができるってすごく良い刺激にもなるし、同じ体験をした仲間ができるってこれからの人生をより良いものにしてくれます。和気あいあい感がTOKYOでも感じられたのは良かった。
    人数も圧巻でしたね。1000人て。仙台の3倍。首都圏の強みですね。
    登壇者からは前列3列目までがギリギリ見えるのでなんかうじゃうじゃいるなーくらいの感じだったかもしれませんが。

    登壇者のかのってぃさんに僕の登壇経験の話や身振り手振りは思った3倍大きく。歩くタイミング、資料切り替えタイミングなどお伝えしていたのを活かしてくれていたのも嬉しかったですね。

    導入成功のポイントをそれぞれお話していただいてましたが、最も大事なのはなんのために。が最重要だと思っています。その後に色々付属してくるものだと。熱意もその一つですし、業務フローもその一つ。

    社内での成功はそう。

    社外からの支援は上記も大事ですが、言われたことをやるのではなく、+の提案や見直し。(付加価値)
    コンサルのような形とクライアントがしっかりと向き合うこと。しっかりとは開発業者に任せるではなく、共にということです。
    使うのはクライアント。良くするのもクライアント。
    どのようなスタンスの企業かによってkintoneでもなんでも成功できるかどうかは変わってくると思います。

    成長するには質の良い仕事しかない。質の良いクライアントしかない。と感じています。
    質の悪い一方的なものは苦しい経験であり、再現性はありません。
    再現性を高めることができれば型が出来てくるということであり、スピードも上がるということに繋がります。

    どれだけクライアントとの目線をあわせられるか、業務を理解できるか。そして俯瞰して全体を見渡せるか。
    改めて再認識したkintonehiveでございました。

    ご挨拶の時間があまりありませんでしたが、登壇者3名と新たに直接の繋がりをつくることができました。
    そのうち一名は長井さんへお繋ぎ済みです。

    著:水沢光幸

    Twitterでのkintonehive情報発信は下記










    kintone hive Tokyoに会社で参加しました


    7/5に行われたkintone hive Tokyoに参加しました。今回は弊社からは8名のメンバーで参加しました。

    今年の4月に5名の新メンバーを加え、弊社は新生アクアビットとして次のステップを踏みました。そのうち2名はリモートワークで普段の業務にあたっています。
    また、弊社は毎週定例会議を行っており、リモートメンバーもそこにはオンラインで参加しています。
    つまり、まだ実際には会ったことがありません。そのため、今回のkintone hive Tokyoを顔合わせの機会にしたいと思いました。

    通常は私一人であれば、早めにkintone hiveの会場に入り、全国から来られたkintoneプレイヤーの皆さんと交流をします。
    ところが今回は、弊社内でのコミュニケーションの熟成を優先しました。会場のZepp DiverCity Tokyoでも私たちは二階席から観覧し、皆さんとの交流よりも自社内の交流に時間を割きました。

    うちのメンバーのほとんどは、Cybozu Daysに参加したことがありません。また、kintone hiveに関しても私ともう1名を除いては初めての経験です。

    今回は何よりも、独特の雰囲気で進行するkintone hiveの雰囲気に誰かが違和感を覚えないか、フォローが必要でした。
    一昨年のCybozu Daysで私が犯した失敗を繰り返さないようにしなければなりません。

    お台場のDiver Cityのフードコートで好きに話してもらい、Zepp DiverCity Tokyoの二階席でもまずメンバー間のコミュニケーションを図ることに注力しました。そして、互いの相性や会話のスキル、キャラクターを見極めることに専念しました。

    今回、弊社のメンバーに事前に以下の内容を伝えておきました。

    @channel

    前にもお伝えしたと思いますが、
    hiveはユーザーが自社にkintoneを導入した事でこう変わった、という発表の場です。

    何をユーザーは求めているのか、という観点で見てもらえればと思います。

    最先端の技術を入れたからすごいのではなく、
    業務を改善し、業務プロセスとシステムを組み合わせて最適化したことに注目してほしいです。
    お客様のユーザーからの目線です。

    技術者はつい自分の技術の成果やスキルアップに目を向けがちです。ただし、それは個人的な時間の中で行うべきです。
    仕事として業務を受ける際は、予算を考慮しながらあらゆる手段を組み合わせ、設計・実装・試験を最も早く確実な手段で行わねばなりません。しかも、保守も可能な限り、お客様に担っていただけるような形が望ましいです。

    メンバーが私から伝えた内容とどう受け止め、hiveを観覧した内容から何を感じるか。
    私はそれが楽しみでもあり、その反応に応じて、仕事の進め方も考えたいと思っていました。

    さて、kintone hive Tokyoが始まりました。


    まずは、社会福祉法人八越会 ちどり保育園 吉岡 敦志さんです。

    まず、kintoneを知育玩具に例えたスライドのタイトルに惹かれます。

    お子さんをお持ちの方ならご存じとは思いますが、保育園や幼稚園の先生と保護者のやりとりは、必要ではあるものの効率化が求められる業務の典型です。
    先生方も大変であり、保護者にも忙しい出勤の合間に余裕がありません。誰もが満足していない状況です。

    吉岡さんのセッションには、他にも共感を得やすい要素が満載でした。
    既存のパッケージ化されたシステムだと、どうしても業務を変える必要に迫られます。kintoneを使えば実際の業務にシステムを合わせながら、同時に業務の効率化を達成できます。
    吉岡さんはお互いが求める着地点をkintoneに見出しています。

    吉岡さんから保育士さんにオペレーションを移管することで、20倍の効率化を実現し、さらにChobiit for kintoneを使うことで220倍の処理効率を達成しておられる。
    冒頭から素晴らしいプレゼンテーションでした。

    弊社メンバーには、現在お子さんを保育園に通わせている方がいて、とても共感していたようです。
    吉岡さん、ありがとうございました。


    続いては、株式会社エクソルの田中幹也さん

    まず、利きちくわが多少できるというつかみに惹かれます。

    kintoneと各種プラグインを使いこなし、売り上げ換算にして1億円以上の作業時間削減を達成した成果にもインパクトを受けました。その成果も大したものですが、情報システム部が成し遂げた成果の大きさが、社長室直属の部署配置換えにつながった点もアピール度が高いです。
    情報システム部とは今や、単なるシステム屋ではありません。上手く使えば全社の業務を一気に変え、勝てる組織に変貌させるからです。
    その導入効果と社内の浸透を認め、社長室の直属にしたエクソル社の社長様の慧眼にも賞賛です。


    あと「期待通り」を少し超える方針も、共感を呼びます。
    もともと営業(かまぼこ)から情シスへ転身した田中さんですが、営業で培ったノウハウをうまく社内へのkintone浸透と導入に活かしておられます。とても良い事例でした。

    田中さんとは後日のトヨクモさんのイベントでもお会いしましたが、その時の私はかなり疲弊していたため、まともな会話になりませんでした。申し訳なかったですが、またお会いしたいです。特にかまぼこ営業についての話はゆっくりとお伺いしたいです。
    田中さん、ありがとうございました。


    続いては、弁護士法人宇都宮東法律事務所の伊藤一星さんです。

    宇都宮には私は昨年の春に一週間ほど滞在していました。そのため、個人的には強い興味がありました。
    弊社は今、2社の弁護士法人さんの案件を並行でやっています。さらに、hiveの後に別の1社の弁護士法人様から引き合いをいただきました。

    おかげで、弊社には弁護士法人にとどまらず、法曹業界全体にわたった事務処理の知見が貯まっています。
    その視点からも、伊藤さんの話される内容にはうなずける点が多々ありました。
    法曹業界の場合、弁護士法人がいくら業務改善を行おうとも、周辺の関係機関のIT化の進展が芳しくない課題があります。
    そして、その兼ね合いがとても大変だと言うのも理解しています。

    そのため、まず利益相反チェックから始めるアプローチは、最初の一歩として分かりやすかったです。
    伊藤さん、ありがとうございました。


    さて、ここで最初の休憩が入りました。
    メンバーの反応を見たところ、なかなか良さそうです。kintone hiveやkintoneエコシステムについて過剰に拒否反応を示すこともなさそう。むしろ、勉強になっていると前向きな反応を示しているようにも見えます。
    私にとっては、8人で来て良かったと思う瞬間でした。
    そんな休憩時間、ロビーに出て、何人かの方と交流を深めました。うちのメンバーも時間があれば紹介しました。


    休憩の後は、株式会社モリビの植田剛士さん

    とにかく植田さんは語りがとても上手で、観客の心をつかむ術に長けておられました。
    また、伝えたい内容を伝えるための印象的なスライドの見せ方も上手で、それによって皆さんはの心に後々まで登壇内容が残っていました。それが結果につながったように思います。
    人の心の掴み方と、人への伝え方の美味さには、同じスピーカーとして感心させられ通しでした。。

    住職であることと、話が上手いことや声が通ることに相関関係があるのかはわかりません。ですが、その話し方は選ばれた理由の一つでしょう。
    ただ、植田さんの発表内容は、単に話が上手いだけでなく、業務改善の内容にも注目するべきです。さらに、業務改善の効果がわかりやすい形で示されていたことも特筆しておきたいです。
    業務改善の効果を紙の削減として示すのに、コルコバードのキリスト像の高さやスペースシャトルの長さに例えるスライドも秀逸でした。また、社内の動きの推移をイラストで見せるあたりなども、プレゼンの見本だというべきでした。
    植田さん、ありがとうございました。


    続いては、埼玉県鶴ヶ島市役所の中嶋英行さん

    中嶋さんの発表も見事でした。
    介護保険課の業務を改善する際に避けて通れないのが、年配の方が多くを占める審査会の改善です。
    ところが、一度はkintone導入が流れてしまいます。ところがその逆境を乗り超え、中嶋さんは諦めずに不屈の精神で再度提案に持ち込みます。コミュニティの力も借りながら。
    そして、運用にまで繋げます。その粘りとガッツは、kintone界隈でも屈指ではないかと瞠目しました。

    市役所などの場合、一般企業よりも導入へのハードルが高く、根回しも大変であることはわかります。使う側への配慮やマニュアルの作成など、作りながら直すkintoneの良さを生かした方法がうまくはまらないもどかしさも感じました。

    中嶋さんが苦労されたように、年配の方が大多数を占めているために、改革の進まない業務の多いこと。まだ全国に無数にあるはずです。
    それを粘り強く進めれば、理解が得られ、改善も可能であることを中嶋さんは示してくださいました。
    自治体の制約を打破して見事なアプリを作り上げた中嶋さんに拍手。

    そして、それを全国向けに横展開しようとする志も素晴らしいと思います。
    ぜひ、この志をkintoneをまだ知らない人々に広めるため、お力添えいただければと思います。

    個人的には、鶴ヶ島という時点でkintone Café 埼玉とのご縁で親近感を持ちました。
    中嶋さん、ありがとうございました。


    続いて株式会社プロダクション・エース 鹿野内 春奈さん

    かのってぃさんです。
    昨秋のCybozu Daysでは弊社ブースのブランディング・飾り付けに多大なるご協力をいただきました。
    今回、hiveに登壇することについても、春先にはすでにかのってぃさんから聞いていました。

    私は今日のかのってぃさんの登壇内容についてはまったく関与していません。つまり、今日の発表が私にとってかのってぃさんの発表を聞く最初の機会です。

    かのってぃさんの登壇内容は、会社の中での業務改善を推進する者ならば共感できる悩みに満ちていました。閉じた場である会社にいると得にくい業務改善についての情報。
    そこでかのってぃさんはコミュニティに助けを求めました。kintoneエコシステムの一翼をなすコミュニティの力に。
    この展開は、私やkintone界隈でコミュニティに関わっている人たちには大いに賛同できます。転職したり、私のように起業したり。kintoneとコミュニティによって人生が変わった人たちの事例は枚挙にいとまがありません。

    が、会場の多くを占める方々にとっては、自社での改善事例が知りたいわけです。その解決のヒントがコミュニティにあるのは間違いない。ところがその救いをコミュニティに求める流れが、未体験の方にはピンとこないのでしょう。
    私たちは、会社の外にまで効果を及ぼすコミュニティの力を外に知らせてあげたいと願っています。ところが、わが国の場合、コミュニティの力が軽んじられているため、なかなかその認知が進んでいません。
    そもそも、弊社のメンバーからして、コミュニティの力をあまりよくわかっていないと思われるのですから。


    社外との交流をkintoneを介して行う。
    かのってぃさんの登壇は、孤独なkintone試用者が、社内と社外で仲間を増やしていくための貴重な知見にあふれていました。
    コミュニティとは自分や自社の営業のためではありません。ましてや自己顕示のためでもありません。自分と周囲の意識改革のためにこそ、コミュニティは本領を発揮するのです。
    かのってぃさんの登壇は動画にも残されています。コミュニティがなぜ重要なのか、と問われた時、かのってぃさんのこの姿を見せれば伝わるはず。
    かのってぃさん、ありがとうございました。


    続いては、株式会社ZOZO 三品 秀樹さん
    最後を締める三品さんの登壇は、まさにラストにふさわしいノリの良さといでたちが、神としての勢いに満ちていました。

    自らを神と位置付ける圧倒的な自信は、演出のためでしょう。とはいえ、圧倒的な実績に裏打ちされているがゆえの神であることも伝わってきました。
    三品さんの登壇で印象に残ったのは、徹底的な業務理解の必要性です。


    これは、当たり前と言えば当たり前すぎることなのです。が、私たちは頭の中の理屈だけで大切だとわかっていて、なかなか実践には至れません。
    凄いと思ったのが、プロパーである三品さんが自社の業務を徹底理解することは当然として、それを外部のベンダーにも徹底してもらっている点です。

    ベンダーの担当者はおそらくZOZO様専任なのでしょう。ほかの顧客の業務はほとんどしていないのではないでしょうか。
    そうでなければ一社の業務を徹底的に理解することは難しいはずです。
    少なくとも、今の私には一社の業務を徹底理解する時間はありません。

    ですが、業務改善を行うには、業務を徹底的に理解する必要がある。そのプロセスをへて、ようやく圧倒的な実績が打ち立てられるのも事実です。
    三品さん、ありがとうございました。

    さて、kintone hive Tokyoが終わった後は、アフターhive交流会や参加者ごとの懇親会が定番です。
    ところが、今回は冒頭に書いた通り、弊社内の交流を深めることに専念する千載一遇の機会です。


    というわけで、アクアシティお台場のシズラーにて、夜までメンバー間の交流をしていました。
    そして後日、全員からhiveの感想文を出してもらいました。
    その感想文を読み、まずはあのkintone hiveの雰囲気に引いた人がいなかったことに安堵しました。そして、皆さんそれぞれにhiveから得るものを得たことにこれからの弊社の未来が見えました。

    とはいえ、頭で考える以上にシステム開発と業務改善を組み合わせることは難しいことは知っておいてもらわないと。
    単に受け取った仕様をコーディングして納品するシステムの在り方は終わりを迎えようとしているのですから。

    そのためにも、メンバーには何度も何度もユーザーの業務課題を考え、それをシステムに落とし込む実践を繰り返してもらい、そのつながりを頭に叩き込んでもらにしなければ。
    人工知能に問い合わせる間に自分の頭で答えが出せる程度には。

    まずはkintone hive Tokyoの登壇者の皆さん、会場でお会いした皆さん、運営のサイボウズ社の皆さん、その他ご縁の会った皆さん、ありがとうございました。


    2023年6月のまとめ(法人)


    令和五年六月。

    弊社は前に進んでいます。
    その道は決して平坦ではありませんが。
    経営の難しさを存分に感じながら、足掻きつつ前に進んでいます。

    経営ばかりは、ChatGPTの導き出した答えを丸ごとコピーできません。
    判断には人の経験が求められます。

    今月も弊社は案件の引き合いをいくつもいただけました。ありがたいことです。
    きちんとそれらの案件をこなしつつ、新体制をどう導いていくか。
    私の経営能力が問われ続けています。

    先々月から体制を増強し、常駐案件でも新体制が始まりました。
    出てきた課題を解決するには身近な存在、つまり家族に頼るべき。
    という事で、妻にも経営に関わってもらっています。

    継続的な案件が増えたのは良いのですが、経営が安定するには経営者の私に経験が不足しています。
    経営を早く安定させつつ、特定のお客様に依存せず、しかも。多様な案件を少しでも速くこなしていけるよう、教育や研修の方法を模索したいと思います。

    達成度5割。達成感4割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

    弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

    ●弊社の業績

    § 総括 六月度の売上は目標を下回りました。

    新体制では、多くの案件をこなさねばなりません。
    弊社も継続的な売上が見込める案件は増えてきましたが、まだそれをスピーディにこなすには練度が足りません。
    とはいえ、なんとか頑張って経営ができているのも皆様のおかげです。感謝しています。

    先々月より新メンバーも加入し、総務や人事や経理作業が大幅に増えました。

    その中でブレずにいようと考えていること。それは、常に変化する組織であることです。
    その一方で、さまざまなお客様、業種、職種に対応するのは大変です。業務をマニュアルにする事はあまり好きではなく、常に変わる組織でありたいのですが、メンバーの立場からすると、それは負担になっているようです。

    代表の思いをどうすれば実装の速度や品質、そしてキャリアへの向上心に繋げてもらうか。

    人工知能やkintoneの様々なプラグインサービスを活用しつつ、自社としての存在価値を作り上げるにはどうすれば良いか。
    まだまだ技術、経営、組織、マーケティングなどやらなければならないことは山積みです。

    今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
    ・サイボウズ社と「Cybozu for Challengers(サイチャレ)プログラムの参加企業に対する伴走支援」の契約を締結しました(6/1)。
    ・弊社役員の長井あづさがサイボウズ社において地域クラウド交流会の認定オーガナイザー養成研修の第一回目(6/1)、第二回目(6/9)を受けました。
    ・弊社代表がkintone Café 山梨 Vol.1の運営スタッフとして参加しました(6/3)。
    ・地域クラウド交流会のオーガナイザーを山梨で任命されたことを受け、甲府の街をいろいろと歩きました(6/4)。
    ・新たな外部の技術者パートナーに作業を依頼し、一回目の打ち合わせを行いました(6/6)。
    ・弊社代表がkintone Café 高知 vol.18に参加・登壇しました(6/10)。
    ・弊社代表がスナックジョイゾーに参加しました(6/16)。
    ・弊社役員の長井あづさが山梨県活性化プロジェクトの54回目の月例会に出席し、地域クラウド交流会について語ってきました(6/22)。
    ・弊社全員が「【kintoneセミナー】 システム開発ってこんなに楽しい!ジョイゾーでしか味わえないkintone対面開発の魅力をご紹介」を拝聴しました(6/26)。 https://www.joyzo.co.jp/seminar/230626/
    ・弊社代表が事前収録していた「トヨクモ kintone フェス 2023」のイベントが催され、1日目の最後のセッションで弊社代表が登場しました(6/27、6/28)。 https://www.kintoneapp.com/lp/fes2023
    ・弊社代表がSORACOM UG 非公式 二万匹支部に参加しました(6/27)。
    ・弊社代表にようやくポケットWi-Fiが届き、出先でWi-Fi切れになることがなくなりました(6/29)。
    ・弊社代表がCLS道東の前夜祭に参加しました(6/30)。

    実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

    § 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。

    そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、Cybozu DaysやCybozu Circusなどのイベント参加によって得たご縁でもあります。
    そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
    お互いが依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげる。

    4月から多くのメンバーに加わってもらった弊社ですが、まだまだチームビルディングができていません。さまざまな課題が出た月でした。
    雇用と外注のバランスを取るのはとても難しいと考えています。試行錯誤の毎日です。これからもバランスをとった経営を行いたいと思います。

    弊社だけではできない案件も増えている今、外注費の抑制にこだわるだけでは案件がこなせなくなっていることも事実です。
    この点は引き続き、困難な経営のかじ取りを行っていきます。

    昨年末から契約を結んだ会社様のコンサルティングも得て、先月に締結を終えた新たな外注先の技術者の方には稼働を始めてもらっています。


    § 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
    今月も今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。

    今月もまた新たな案件のキックオフがいくつもありました。体制を組み、作業を開始しています。

    今、弊社が取り扱っているシステムはkintoneを中心とした無数のSaaS/PaaSです。それらをつなぎ、お客様に価値を提供しています。
    今、動いている実装案件が50件弱。
    経営リスクを抑えるため、かなりの数の案件を同時に進行させています。それらを遅れず品質を落とさずにどのようにこなしていくか。今の課題です。

    正直、弊社の体制を考えると案件が多すぎることは確かです。
    弊社の中でもその状況に負担を感じる声があるのも事実です。
    なんとかギリギリで作業を行っているのが実情です。

    難易度が高い案件、簡単な案件。それと常駐案件。
    自社でサービスを作ることが早道なのか、メンバーのスキルの熟達を待つのが正しいのか。
    経営の安定とリスク回避は、多案件を同時に進める今のやり方とは矛盾しているのではないか。

    悩みは多いです。
    まず、そのためには生産性の向上と開発のためのドキュメント・仕組み・体制の拡充が必要だと考えています。
    さらには、開発ガイドラインの策定、教育体制の拡充、報告や仕様伝達の改善。
    また、単価アップの交渉も同時に進めなければ。

    まずは足元を固めます。

    来月も、引き続き弊社メンバーの教育とスキルアップに注力していきます。


    § 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
    弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
    この点は弊社の長年の課題でした。

    少しずつ状況は改善に向かいつつあります。
    その流れを加速するため、先々月より代表の長女に弊社に正式に加わってもらい、人事・総務・経理の作業を任せています。
    少なくとも、これらの作業に代表のリソースを割かれることがなくなったのは助かっています。

    経費もほぼ毎月計算できる体制とこうした作業を代表から引きはがすことで、少しずつ弊社も基盤が整いつつあります。


    § 社内体制 一昨年(2021年)の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
    そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。それを以下に掲示します。

    企業理念
    「情報技術を生かして、
    正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

    経営理念
    「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

    9つ(ナイン)の「ない」
    「組織図はない」
    「タイムカードない」
    「ノルマは設けない」
    「多数決で決めない」
    「社長室は作らない」
    「肩書きもいらない」
    「皆が経営者の行い」
    「定年は強制しない」
    「雑談は惜しみない」

    アクアビットに合う方
    「家族を大切にする気持ちのある方」
    「仲間を大切にできる方」
    「笑顔のある方」
    「まず肯定から入る方」
    「夢を持ち続ける方」
    「人の話を聴ける方」
    「人間が好きな方」
    「可能性を信じる方」
    「自分が好きな方」
    「自分で仕事を見つける方」
    「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

    2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、考え方の軸はぶれていません。

    2021年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
    そのアドバイザーの方から作成するようにと指示された、5年後の弊社を見据えたビジョンや課題の解決策は、上記の各理念をより細かく詰めたものです。文章や財務上の数値、目標の形で具体的に表しています。

    その課題に基づき、人事方針、評価制度や給与テーブル、各種規約など、この正月から四月にかけて集中的に組み立てました。

    各メンバーにはそれぞれの案件や役割を理解してもらい、案件で困った際は教え合い、助け合いながら実装を進められるような体制。

    ただ、その浸透がなかなか思うように言っていません。
    理由は皆が案件をやり切るのに精いっぱいだから、です。

    それはわかるのですが、案件をただこなすだけの会社になってはいけません。

    そこで、会社設立時から役員として名を連ねている代表の妻に経営に本格的に入ってもらうことにしました。
    3月ごろからジョイゾーさんのスナックジョイゾーに来てもらい、代表が目指す会社の一つのケースを見てもらいました。
    さらに、そのご縁でサイボウズさんが運営する地域クラウド交流会(ちいクラ)のオーガナイザーとして妻が研修を受け、今度山梨で活動することにもつながりました。
    業務としてはブランディングに関わる部分であり、弊社の本業とは少し筋が違っています。
    が、妻の活動はやがて案件となって帰ってくるはずです。弊社の認知度向上にもつながるはずです。

    また、オーガナイザーとしての業務も担ってもらいながら、弊社の会社の組織づくりに協力してもらいます。
    代表の私とは違う視点から。
    私も今月の頭にメンバーとの1on1ミーティングを行いました。
    が、妻の視点からも今月から来月にかけて1on1ミーティングを行ってもらうようにします。

    新メンバーも入った今だからこそ、組織づくりへの取り組みを欠かさずにやってこうと思います。
    開発の効率化、リモートワークの効率化など、まだまだやるべきことがあります。

    引き続き、よろしくお願いいたします。


    § 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
    お客様とのリアル商談は約11回です。オンライン商談はざっと数えたところ約61回ほどです。
    今月、頂戴した名刺は約43枚です。

    今月はkintone Caféで高知と山梨に向かいました(6/3)(6/10)。
    また、スナックジョイゾー(6/16)や山梨の人々との交流(6/4)、さらにはSORACOM UG 非公式二万匹支部(6/27)にも参加し、多くの方との交流を楽しみました。
    月末の30日にはCLS道東の前夜祭にも参加し、交流をさらに深めました。

    仕事に没頭する毎日ですが、こうしたきっかけがどれだけ癒やしになっているか。
    皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

    引き続きよろしくお願いいたします。

    §  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。kintone Café 山梨 vol.1(6/3)。kintone Café 高知 vol.18(6/10)。スナックジョイゾー(6/16)。【kintoneセミナー】 システム開発ってこんなに楽しい!ジョイゾーでしか味わえないkintone対面開発の魅力をご紹介(6/26)。トヨクモ kintone フェス 2023(6/27-28)。SORACOM UG 非公式 二万匹支部(6/27)。CLS道東 前夜祭(6/30)。

    今月もこうした対外活動を通し、人脈を増やすこととあわせ、弊社の認知度を広げられたように思います。
    それによってさらに忙しくなったことも事実ですが、こうした活動を通した広がりが次に繋がるのも事実です。今後も続けていこうと思います。

    来月以降もいろいろな予定が控えています。

    今月は弊社がサイボウズさんの運営する地域クラウド交流会の山梨県甲府市のオーガナイザーとして活動を開始しました。
    このイベントを通して、弊社も次のステップに進めるのではないかと期待しています。
    そして、また皆様と交流を深めたいと思っています。
    まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。

    § 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

    今月、書いた本のレビューは0本()。
    今月、書いた観劇のレビューは0本()。
    今月、書いた映画のレビューは0本()。
    今月、書いた抱負は0本() 。
    今月、書いた旅日記は0本() 。
    今月、書いた「物申す」は0本() 。
    今月、書いた弊社の活動ブログは2本(
    kintone Café 山梨 Vol.1に運営参加しました
    kintone Café 高知に参加・登壇しました
    ) 。
    今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

    なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

    5月30日 5月30日 商談では場作りを心がける
    5月31日 5月31日 昨季は黒字決算。しかし、、、
    6月1日 6月1日 決算を締めて新たな気分で!
    6月2日 6月2日 禍福は糾える縄の如しの日々
    6月5日 6月5日 違う考えに触れる為参加する
    6月6日 6月6日 人生五十年。でも未熟な私。
    6月7日 6月7日 給与の意味を教わりました。
    6月8日 6月8日 記憶力は絶対ではない。メモ。
    6月9日 6月9日 開発/デモ環境整備も急務
    6月12日 6月12日 オンライン配信しない理由
    6月13日 6月13日 旅で語らうと発想は広がる
    6月14日 6月14日 仮想であれ、集う場は必要
    6月15日 6月15日 打ち合わせの切替えに悩む
    6月16日 6月16日 値上げには評価指標が要る
    6月19日 6月19日 雑談力は必要だと思います
    6月20日 6月20日 山梨をちいクラで盛んに!
    6月21日 6月21日 見た目とデザインセンス。
    6月22日 6月22日 山梨の人口減を防ぐには?
    6月23日 6月23日 続けるには早めに始める事
    6月26日 6月26日 一つの事に集中できる幸せ
    6月27日 6月27日 目標にさせていただきます
    5月26日 5月26日 公私混同がキーワードです
    5月29日 5月29日 スクラム開発と定義するよ

    § 年表

    ・六月お仕事

    二俣川で作業・商談×9、山梨県立図書館 かいぶらり、モニカ&アドリアーノ、ココデンタルクリニック、BUSO AGORA、ファミリーマート 田無町三丁目店、田無で商談、ok西東京で作業、東村山駅で作業、八丁堀で商談、松っちゃん、Cafe Nova、ひろめ市場、さくら亭、模型ミュージアムSNAP、チョンマゲ、高知城歴史博物館、ひろめ市場、PIER’S CAFE、BUSO AGORA、へぎそば清兵衛、ドトールコーヒーショップ、横浜山下町で商談、EXCELSIOR CAFF?、スナックジョイゾー、アクアビット サテライトオフィス、T.G.I. Friday’s、水道橋で商談・作業、銀座で作業・商談、立場で商談、竹の塚でデモ、富士通スタジアム川崎、マクドナルド、ヤマダ電機 テックランドNew八王子別所店、田原町で商談、DEAN & DELUCA Cafe、土佐しらす食堂二万匹、awabar、中野坂上で商談、中野坂上OASISで作業・打ち合わせ

    § ツイートまとめ
    ・六月ツイート

    https://togetter.com/li/2177026


    2023年5月のまとめ(法人)


    令和五年五月。

    ChatGPTはすっかりあたり前になりました。
    竹林の筍のように毎日何かのサービスが登場し、解説記事がアップされています。
    弊社も有料で契約し、色々と試しています。
    その力はビジネスを間違いなく変革します。

    弊社でも既にブログの文法チェックに活用しています。今春には規定の作成でも力を発揮してもらいました。
    今後、人工知能を使った業務が仕事のあり方を一変させることはすでに定まりました。すでに職によっては深刻な影響が出ているといいます。

    弊社の属するIT業界はまさにこの波の最前線にいます。
    IT業界は人工知能が育った場所であり、業務の変革が真っ先に必要とされます。
    うかうかしているとこの波に飲み込まれてしまうでしょう。逆にこの流れに乗ればチャンスに変えられます。

    今月も弊社は案件の引き合いをいくつもいただけました。ありがたいことです。
    きちんとそれらの案件をこなしつつ、新体制をどう導いていくか。

    先月から体制を増強し、常駐案件でも新体制が始まりました。
    そのため、代表は三月から五月にかけて疲弊していました。
    人事労務系の手続きの他に、登記の変更や新メンバーのフォローなど諸作業に追われていたためです。

    継続的な案件が増え、経営が安定する方向は固まってきました。安定させつつ、特定のお客様に依存しない。多様な案件を少しでも速くこなしていけるよう、教育や研修の方法を模索したいと思います。

    達成度6割。達成感5割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

    弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

    ●弊社の業績

    § 総括 五月度の売上は目標を下回りました。

    新体制では、多くの案件をこなさねばなりません。
    弊社も安定的な売上を確保できるようにはなりました。
    これも皆様のおかげです。感謝しています。

    先月より新メンバーも加入し、総務や人事や経理作業が大幅に増えました。

    とはいえ、やはりまだまだ足場は固まっていません。開発の速度や品質をもっと上げないと。

    その中でブレずにいようと考えていること。それは、常に変化する組織であることです。
    マニュアルにすると確かに楽です。が、今、マニュアルに頼って業務を固定すると、後々、硬直した組織になりかねません。
    今月から定例会議は毎回オフラインで集まってもらい、打ち合わせを何度も積み重ねながらチームとしての一体感と柔軟さを両立させようと試行を重ねています。

    その一方、代表が忙しかったため、評価制度については実際の評価運用に至れていません。

    人工知能やkintoneの様々なプラグインサービスを活用しつつ、自社としての存在価値も作っていかなければなりません。
    kintone開発だけを武器として世の中を渡っていくことはあまりにもリスキー。そのため、各種SaaS/PaaS連携は引き続き追及していく必要がありますし、ウェブシステムとの連携も努力が必要です。

    今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
    ・一日付で、新メンバーが一人参画しました。正社員です。
    ・週次定例ミーティングを町田市某所にてオフライン5名、オンライン3名で行いました(5/1)。
    ・週次定例ミーティングを町田市某所にてオフライン4名、オンライン4名で行いました(5/8)。
    ・登記住所の変更手続きは終わり(5/8)、税関係の変更手続きは終わり(5/15)、社会保険系の変更手続きも終わり(5/29)、残るは官公庁への移転手続きだけが残っています。
    ・週次定例ミーティングを町田市某所にてオフライン4名、オンライン3名で行いました(5/15)。
    ・代表がCLS高知の前夜祭に参加しました(5/19)。
    ・代表がCLS高知に参加しました(5/20)。
    ・代表がCLS高知の後夜祭に参加しました(5/20)。
    ・週次定例ミーティングを町田市某所にてオフライン3名、オンライン4名で行いました(5/22)。
    ・代表がkintone hive osakaに参加しました(5/23)。
    ・弊社がサイボウズ社が運営する地域クラウド交流会の山梨県甲斐市のオーガナイザーとして活動する事が発表されました(5/23)。
    ・代表がkintone Café 大阪に参加しました(5/24)。
    ・週次定例ミーティングを町田市某所にてオフライン3名、オンライン4名で行いました(5/29)。
    ・その他、まだ発表できないいくつかの参加やトピックがありました。また、時期をみて発表します。

    実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

    § 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。

    そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、Cybozu DaysやCybozu Circusなどのイベント参加によって得たご縁でもあります。
    そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
    お互いが依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと思います。

    先月と今月で五名のメンバーに加わってもらいました。
    ところが、わが国の社会保険費用は高額です。単に雇用をしているだけでは、給与以外も含めた人件費がかさんで経営が傾いてしまいます。
    雇用と外注のバランスを取るのはとても難しく、試行錯誤の毎日です。これからもバランスをとりながら経営を行います。

    弊社だけを考えるのではなく、同時にパートナー企業様の経営の安定にも気を配る必要があります。その意味では今月から既存の案件に常駐で加わってもらったことで弊社とパートナー企業にとってはよい選択ができたと思っています。

    昨年末から契約を結んだ会社様のコンサルティングも得て、今月は新たな外注先を一人増やしました。


    § 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
    今月も今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。
    今月もまた新たな案件のキックオフがいくつもありました。作業を開始し、取り組んでいます。

    今、弊社が取り扱っているシステムはkintoneを筆頭に無数のSaaS/PaaSです。それらをつなぎ、お客様に価値を提供しています。
    今、動いている実装案件が40件強です。
    経営リスクを抑えるため、かなりの数の案件を同時に実装しています。それらをどのようにこなしていくか。それが今の課題です。

    既存システムからのkintoneへのデータ移管案件も始まるため、元のデータ、例えばAccessやExcelの分析を行っていただくための外注先の技術者にも入ってもらうことにしました。

    正直、弊社の体制を考えると案件が多すぎることは確かです。なんとかギリギリでバランスを保ちながら作業を行っているのが実情です。
    うちの新メンバーからも悲鳴が聞こえてきました。
    難易度が高い案件、簡単な案件。それと常駐案件。経営の安定とリスク回避の合わせ技で、何とかやりくりを続けています。

    そのためには生産性の向上と開発のためのドキュメント・仕組み・体制の拡充が必要です。
    が、まだまだ弊社の開発環境やソース管理、教育や研修には課題があります。それらを点検した結果、弊社内の開発ガイドラインの不備が見えてきました。
    そのため、ガイドラインの整備も連休中に着手しました。まだ、コーディング部分がかなり未完成で、引き続き整備を進めます。

    まずは足元を固めなければ。

    来月も、引き続き弊社メンバーの教育とスキルアップに注力していきます。


    § 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
    弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
    この点は弊社の長年の課題でした。

    少しずつ状況は改善に向かいつつあります。
    その流れを加速するため、今月より弊社に代表の長女に正式に加わってもらい、人事・総務・経理の作業を任せています。
    少なくとも、これらの作業に代表のリソースを割かれることがなくなったのは助かっています。

    代表が経理作業に携わらずに済む体制にすることで、少しずつ弊社も基盤が整いつつあります。


    § 社内体制 一昨年(2021年)の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
    そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。それを以下に掲示します。

    企業理念
    「情報技術を生かして、
    正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

    経営理念
    「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

    9つ(ナイン)の「ない」
    「組織図はない」
    「タイムカードない」
    「ノルマは設けない」
    「多数決で決めない」
    「社長室は作らない」
    「肩書きもいらない」
    「皆が経営者の行い」
    「定年は強制しない」
    「雑談は惜しみない」

    アクアビットに合う方
    「家族を大切にする気持ちのある方」
    「仲間を大切にできる方」
    「笑顔のある方」
    「まず肯定から入る方」
    「夢を持ち続ける方」
    「人の話を聴ける方」
    「人間が好きな方」
    「可能性を信じる方」
    「自分が好きな方」
    「自分で仕事を見つける方」
    「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

    2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、考え方の軸はぶれていません。

    2021年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
    そのアドバイザーの方から作成するようにと指示された、5年後の弊社を見据えたビジョンや課題の解決策は、上記の各理念をより細かく詰めたものです。文章や財務上の数値、目標の形で具体的に表しています。

    このビジョンを再度更新する取り組みも進めています。

    その課題に基づき、人事方針、評価制度や給与テーブル、各種規約など、今年の正月から四月にかけて集中的に組み立てました。

    各メンバーにはそれぞれの案件や役割を理解してもらい、案件で困った際は教え合い、助け合いながら実装を進められるような体制。

    新メンバーも入った今だからこそ、こうした組織づくりへの取り組みを欠かさずにやってこうと思います。
    開発の効率化、リモートワークの効率化など、まだまだやるべきことがあります。
    チーム構築に舵を切った弊社が、協力しながら案件をこなし、この世の中を乗り切るために、協力すべき点は多いはず。


    § 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
    お客様とのリアル商談は約9回です。オンライン商談はざっと数えたところ約57回ほどです。
    今月、頂戴した名刺は40枚です。

    今月は連休にほとんど仕事をしていたかわりに、高知→京都→なんば→大阪の出張を敢行しました(5/19-24)。

    まずは CLS高知。疲れた状態で高知に入ったので、初日の前夜祭の一次会は精神的に乗れずにいました。しかし、二次会以降は楽しめました。さらに。翌日の本編では多数の学びを得られました。
    後夜祭も存分に会話を楽しみました。今回は翌日に高知で商談をしていたため、観光もあまりしていません。でも、行ってよかったと思いました。

    今月は、高知から帰った後に参加したはkintone hive osakaでは、いくつもの学びを得ました。
    故郷のkintone hiveに参加できる喜びもそうですし、登壇される方の言葉の端々に混じる関西弁も私の心を和ませてくれました。

    その翌日には、kintone café osakaにも参加しました。こちらも初めての参加です。
    自分の故郷で開催されるkintone Café。私は東京に引っ越し、東京で活動しています。忙しさのあまり、kintoneに限らず、故郷のイベントに出ることはほとんどなく、一昨年のCybozu Daysが初の故郷のITイベント初参加です。

    こうした場で、皆さんと盛んに名刺を交換したので、kintone Caféでは名刺を切らしてしまいました。名刺をお渡しできなかった方には失礼しました。

    皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

    引き続きよろしくお願いいたします。

    §  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。CLS高知(5/20)。kintone hive osaka(5/23)。kintone Café Osaka(5/24)。

    今月もこうした対外活動を通し、人脈を増やすこととあわせ、弊社の認知度を広げられたように思います。
    それによってさらに忙しくなったことも事実ですが、こうした活動を通した広がりが次に繋がるのも事実です。今後も続けていこうと思います。

    来月以降もいろいろな予定が控えています。


    今月は弊社がサイボウズさんの運営する地域クラウド交流会の山梨県甲府市のオーガナイザーに就任することも決定・公表しました。
    このイベントを通して、弊社も次のステップに進めるのではないかと期待しています。
    そして、また皆様と交流を深めたいと思っています。
    まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


    § 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

    今月、書いた本のレビューは1本(
    大阪 - 大都市は国家を超えるか」)。
    今月、書いた観劇のレビューは0本()。
    今月、書いた映画のレビューは1本(
    ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
    )。
    今月、書いた抱負は0本() 。
    今月、書いた旅日記は0本() 。
    今月、書いた「物申す」は0本() 。
    今月、書いた弊社の活動ブログは3本(
    CLS高知 2023 (初鰹編)に参加しました
    kintone hive osakaに参加しました
    kintone Café OSAKA Vol.23に参加しました
    ) 。
    今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

    なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

    4月27日 4月27日 統制すると面白くなくなる
    4月28日 4月28日 フルリモートへの道は半ば
    5月1日 5月1日 切り替えはきっかけに活かす
    5月2日 5月2日 人工知能は人による意思こそ
    5月3日 5月3日  アメフトから経営を学びたい
    5月4日 5月4日 イベントの立ち上げ人になる
    5月5日 5月5日 マルチタスクは弊害だそうで
    5月8日 5月8日 コロナへの価値観は人ごとに
    5月9日 5月9日 占い師はヒアリングが上手い
    5月10日 5月10日 1on1からの学びを大切に
    5月11日 5月11日 排他/同時制御は意識する事
    5月12日 5月12日 その場で回答せねば勝てぬ
    5月15日 5月15日 先入観という罠から逃れる
    5月16日 5月16日 売上に慢心してはならぬぞ
    5月17日 5月17日 ベーシックインカムが来る
    5月18日 5月18日 フリーWi-Fiに気をつける
    5月19日 5月19日 開発の決め事はとても大事
    5月22日 5月22日 旗を自ら振り続けられる人
    5月23日 5月23日 地方で案件を請ける理由は
    5月24日 5月24日 kintone hiveに参加して
    5月25日 5月25日 コミュニティの場を供する
    5月26日 5月26日 公私混同がキーワードです
    5月29日 5月29日 スクラム開発と定義するよ

    § 年表

    ・五月お仕事

    STRI、山梨県立図書館 かいぶらり、果実園リーベル、七宝麻辣湯 町田東口店、二俣川で作業・打ち合わせ×6、ファミリーマート 田無町三丁目店、田無で商談、CAFé de CRIé Plus、浜松町で商談、個室四季料理くらり、ひろめ市場、コロンボ、ちより街テラス(CLS高知)、追手筋宴舞堂、チョンマゲ、バール・バッフォーネ、ボストンカフェ、Cafe Nova、道の駅 京丹波 味夢の里、Tully’s Coffee、Zepp なんば、Tully’s Coffee、ashibinaa、EKITERIA PRONTO、大和市文化創造拠点シリウス、談合坂SA (上り)、山下本気うどん、町田合同庁舎、ハローワーク町田、桜新町で商談、アクアビット サテライトオフィス×3

    § ツイートまとめ
    ・五月ツイート

    https://togetter.com/li/2157549