第1回甲府地域クラウド交流会を主催しました(当日編)。


2024/6/29に甲府駅北口の山梨県立図書館にて、第1回 甲府地域クラウド交流会(ちいクラ)を主催しました。

さて、準備編に続いて、ちいクラの当日編の記事です。

前日、私はジョイゾーさん主催のシステム39 十周年記念パーティーにお招きされ、白金の八芳園にいました。(記事:システム39 十周年記念パーティーに参加しました。)。

私たち夫婦の部屋は前日から甲府のドーミーインで予約していました。
そのため、パーティから甲府に直行するつもりでした。朝から横浜、そして浜松町のお客様を大雨の中トランクをガラガラと引きずって巡礼し、最後に八芳園に向かいました。
八芳園さんではたくさんのお酒をいただき、良い気分で新宿駅に向かおうとした時です、まだ町田の家にいるから一緒に行かないか、と妻から連絡がありました。

お酒をかなり飲んでいるから運転できないけど、と言ったところ、それでもいいと言うのです。そこで、今日の相棒であるずぶ濡れトランクを小田急に乗せ、家まで一度戻りました。最初から家においておけばよかったのにというツッコミは不要です。
そして、妻の運転で出発しました。すでに午前0時近かったと思います。

かなりお酒を飲んでいたので、私はナビゲーターとして全く役に立ちませんでした。そもそも、妻は甲府へのドライブについては私よりも慣れています。
つまり、私はちいクラを控えた妻の不安を和らげるための話し相手として助手席に座りました。

今となっては妻の気持ちもわかります。
果たしてこの猛烈な雨は止むのか。本当に80人が来てくれるのか。予期せぬトラブルがあって、ちいクラ自身が中止にならないか。そしてもっとも肝心な皆さんからの評価は及第点をもらえるのだろうか?
そうした不安を和らげるために助手席に座った私の受け答えはかなり怪しかったと思います。何せ、へべれけ状態だったので。

それでも無事に夜中の2時頃に甲府に着きました。


そして翌朝、甲府の空は完全に晴れ上がっていました。
地面も空気も前夜の雨の湿気をふんだんに含み、武田神社のお堀の水は濁っていましたが、梅雨時期とは思えないほどの軽やかな晴天でした。

妻はサイボウズの永岡さんから『天気を晴れさせるのもオーガナイザーの仕事だからね』と釘を刺されていたようです。つまり、ちいクラの成功不成功を天候のせいにするなということです。
その通り。そこも含めて責任を取るのがオーガナイザーの心得です。オーガナイザーに限らずイベント主催者の全般に言えることですが。

ただし、当日晴れたからよいものの、前日のような土砂降りだと大変なことになっていたかもしれません。


私たちはまず、朝の武田神社に参拝に行きました。
もうここまで来たら、後は人事を尽くして天命を待つというお馴染みのフレーズで乗り切るしかありません。
参拝の結果、「中止!」という信玄公の天の声は聞こえてきませんでした。

空は晴れ、会場は予約済み。
ついでに書くと、2回目の会場もすでに予約済みでした。準備編の記事には書きませんでしたが、6月21日に開催された「よっちゃばれっ kintone 無尽」に参加する前、私は山梨県立図書館に立ち寄って2回目の甲府ちいクラの会場を予約していたのです。(この日はスケジュールを空けておいてください。2025/3/22)
準備編に書いた通り、来場者が80人を下回り、参加者からの評価が80%を切ると、2回目の開催は許可されないのです。つまり、今日はそもそも成功して、2回目を開催する以外の選択肢はあり得ません。
あとは人が集まり、評価をいただける内容にするだけです。

12時過ぎから会場の部屋で設営の準備を行う予定でしたが、山梨県立図書館内に併設されているカフェに先に入って準備を始めました。

私たちがカフェに入った時、既にジョイゾー社の小渡さんがいました。
小渡さんは前日のシステム39 十周年記念パーティーの仕事を終え、休む間もなく甲府にまで駆けつけてくださっています。本当に頭が下がります。
それだけではなく、今回のちいクラ開催にあたっては頼れるオーガナイザーの先輩として本当にいろいろとお世話になっています。もちろんスナックジョイゾーでも。
私は前々日の夜に、当日に投影するスライドの大部分は作り上げ、小渡さんに渡していました。

サイボウズの永岡さん(同じく昨晩のパーティー仲間)もやってきたところで、お二人(永岡さんと小渡さん)に対してスライドの内容を説明し、チェックしてもらいました。結果はオッケー。

そうしているうちに勉強会の講師として登壇してくださるサイボウズの中村龍太さんや、今回協賛として活躍してくださるGoodway社の藤野さんも到着。さらには妻の同期のオーガナイザーとしてお手伝いしてくださる新田さんが千葉から到着。さらに私の長女も町田から到着。
役者が揃ってきました。


会場設営はすでに始まっていました。もう応援し隊の方やスタッフの方もいつの間にかカフェを通り過ぎて会場に行っています。


かつてホテルの配膳の仕事をやっていたことがある私ですが、正直に言うと、こういう会場設営のような仕切力が必要とされる仕事は不得手です。
それでも、私もその中で可能な限り指示を出したり、質問に答えたりしました。もちろん、永岡さんや妻や先輩/同期オーガナイザーがいるから私が指示する場面はそうはありません。会場は順調に設営されていきました。


ここで身内ながら特記しておきたいのは娘です。ちいクラでは参加者や応援し隊の皆さんが配布したいチラシやパンフレットを参加者の皆さんに配ります。その紙媒体をビニール袋に封入する作業が当日の準備の段階で必要です。この仕切りを娘がやりました。
少し前まで、若者ならではの悩みに苦しんでいた娘の活躍に、親としては胸が熱くなった瞬間でした。


また、今回応援に来てくれた弊社メンバーも、ジョイゾー社の小渡さんから、ちいクラの配信投影担当としての心構えを教わっています。登壇される方の横で投影や配信の行う重要な役割です。
次回以降はこうした作業も弊社だけでやり切ることが必要です。普段はkintone開発が本業のメンバーですが、動いてくれてありがたい。


椅子が並び、チラシが封入され、受付も設営されました。

私は、投票所の設営を行うとともに、投票所担当の皆さんに投票で使うkintoneの使い方を説明しました。今回はあかねさんに投票所の仕切りを担っていただきます。


ここで特筆しておかなければならないのはジョイゾー社の矢地さんです。
なにしろ、今回のちいクラのために演奏をお願いしていたのですが、自分が弾き慣れている電子ピアノが良いと、わざわざレンタカーを借りてまで馳せ参じてくださったのですから。しかも矢地さんも昨日のジョイゾーさんのイベントでスタッフとして活躍されているにもかかわらずです。
本当にそのご好意には感謝です。会場が設営されている間に、ピアノの位置も設営し、小渡さんと2人で音響周りの設定を一生懸命されていました。
お二人には本当に頭が下がります。界隈のピアノマンと呼ばせてください。ありがとうございました。


会場設営も順調に進むうちに、徐々に参加者の方も来場してきてくださいました。
そして、勉強会が始まりました。サイボウズの中村龍太さんによる「エフェクチュエーションという考え方を学ぼう」というタイトルです。
私は龍太さんが共著者として名を連ねておられるエフェクシュエーションの本を持ち、すでに読了済みです。龍太さんがエフェクチュエーションを題材に登壇されている様子も拝見したことがあります。



ただ、この言葉を知らない会場の方にとっては少し難しく思われたかもしれません。
エフェクチュエーションとは、要するに事前に計画を立てて、予測に沿って事業を行うのではなく、臨機応変に着想やご縁を活かしながら事業を行うことが起業の成功には適しているよ、という考えです。
実はこの考えは、私にとってとても受け入れやすい考えです。私が好きな旅でも、事前に綿密に予定をたてて行動するより、その場のひらめきと直感に従って動く方を好みます。
あらためてエフェクチュエーションは好きな考え方だなあと思いました。龍太さん、ありがとうございました。

龍太さんが話している間にも着々と人数が増えていき、既に参加者の数は70人を超えました。80人を越えるのは間近です。

今回、第1回甲府ちいクラにあたっては、たくさんの方が多くの地域から来てくださいました。私が把握している範囲では、北海道、福島、千葉、東京、神奈川、埼玉、長野、静岡。もちろん山梨も。ある神奈川在住の方は、前日の名古屋のイベントに参加した後、塩尻経由で甲府に駆けつけてくださいました。湘南からスーパーカブに二人乗りで来られた猛者もいます。たまたま、アメリカから数日間、山梨に来られていた方にも参加してもらいました。その方は甲府ちいクラの翌々日にはアメリカに帰られたとか。

本当に皆様には感謝です。

さて、中村龍太さんによる45分間の講演の後は、15分の休憩を挟んでいよいよちいクラ本編が始まります。


まずは、ちいクラ本編にあたってオーガナイザーの妻からの挨拶。
今までに全国のちいクラは(25都道府県・70市町村)で185回開催されたそうです。累計参加者数24,983名様!
ということで、今回の甲府ちいクラをもって、参加者が25,000名を突破しました。パチパチパチ。


妻からの開会の挨拶とちいクラの説明に続いては、今回の山梨でのちいクラ開催にあたり、多大な貢献をしてくださった共催の株式会社Goodwayの藤野さんからの応援メッセージです。
金融機関に長年勤めておられ、新興企業が融資を受ける必要性とその審査の厳しさを知る藤野さんだからこそ、お話しくださる内容に重みがあります。

その後は、アイスブレイクとして、ちいクラ恒例の大人の本気のラジオ体操が始まります。



ここで登場したのは、山梨県のゆるキャラとして人気の「とりもっちゃん」です。さらに皆さんの前に立って、ラジオ体操はこう舞え!という見本を見せてくださるのは、先日まで星組のタカラジェンヌで活躍されていた大輝真琴さんです。そして、ラジオ体操の音源は、なんと矢地さんによる電子ピアノの生演奏。私、今まで生きてきて、ラジオ体操をあの音源以外で踊るのは初めてです。もちろんタカラヅカ仕込み(?)のラジオ体操を見るのも。
何と言う素晴らしい布陣でしょう。手前味噌ながら、この取り合わせは他のイベントでもなかなか見られない組み合わせですよ、と自画自賛してしまいます。


そして、いよいよ、5名の登壇者によるプレゼンタイムが始まりました。
準備編にも書いた通り、6月9日になってようやく最後の1人のプレゼンターが決まりました。今回も出場する順番は登壇が決まった順になります。


MIZUNONEプロジェクトを主宰する「水素のお兄さん とびchan.」こと飛田仰喜さん、

一般社団法人「ヒトナリ」代表の上田潤さん、

家守家山梨代表家守の酒井大介さん、

任意団体トップファンの山口泰暉さん、

NPO法人「まちづくり法人山梨タンク」代表理事の河西和奈さん

皆さん、山梨で志をもって活動していらっしゃる方です。
それぞれの思いをこの3分間にぶつけ、来場者からの共感の声をいかにして集めるか。
ちいクラの3分間は短いという声も受けました。が、逆に言うと、この3分間で来場者に印象を残せるような事業計画やプレゼンであることが重要なのです。

こういう場を活かし、どんどんと登壇の回数を重ねていくと、より魅力的なプレゼンが届けられるようになるはずです。
ちいクラはそうした意味でも、どんどん地域の方がステップアップするための登竜門としての役割も担っているはずです。そうなることを願っています。
ちなみに偉そうにいっていますが、私はちいクラをはじめ、事業計画のプレゼンテーションは未経験です。成り行きで今までやってきましたので。

そして、プレゼンターの方々の熱意に、参加者による投票で応えるのがちいクラのしきたりです。その投票にはkintoneを使います。皆さんからの清き一票を確実に結果に反映するためには、kintoneの操作に熟達している方が必要です。


妻から依頼した方はこちらの六名です。


皆さん、本当にありがとうございました。

続いては交流&投票タイムです。
投票所で投票したり、来られている方同士で交流や名刺交換を行ったりの時間です。
私はあつかましくも、この時間のBGMも矢地さんにお願いしてしまいました。すると快く引き受けてくださった矢地さんは、即興でジブリなどの曲で会場内を快適にしてくださいました。
本当に感謝しきれないほど感謝しています。

私はこの時、独りぼっちで所在なさげに立っている方を見つけては、積極的に挨拶しに行きました。が、それでも何人か、独りぼっちだったと思われる方がアンケートにもっと交流したかったと書いているのをみて反省しました。これは弊社内でも作ったGood & Badという振り返りにも書きました。

そして、プレゼンターからの登壇時点で、会場の人数は100名にほぼ近づいていました。もう集計外の人を含めれば100名超えができたかもしれません!

皆さんもまちまちに交流を深めてくれているようで何よりです。









続いては応援し隊の皆さんによる一人1分の自己紹介です。








こうやって、甲府の方々がたくさん応援し隊に手を挙げてくださった様子をみると、本当にありがたいなと思います。山梨の今後は大丈夫ではないかと。

応援し隊の皆さんは、応援のためだけに来てくださった方々で、当日の参加も可能です。そのため、こちらには名前は挙げません。でも、皆さん、本当にありがたいです。
さらに妻が何度も通って仲良くさせてもらっているcafé terroirの飯島さんやそしてトップファンの高村さんも応援し隊に名を連ねていただきました。併せて大感謝です。

続いて挨拶してくださったオーガナイザーの皆さんにも本当に感謝です。
三部さんは、私がkintone エバンジェリストとして初めて首都圏の外で登壇した時から郡山でお世話になっています。私のkintone エバンジェリストの節目に現れる方です。今回もまさに。また9月には郡山で全国グランプリを開催されるとか。お伺いします。
そして琴絵さんは準備編でも書いた通り、妻をオーガナイザーに導いてくださった立役者です。超多忙な日々の中、甲府にまで駆けつけてくださったことに感謝です。今後もジョイゾーさんとともにいろいろとお世話になります。よろしくお願します。
瀬川さんは札幌から来てくださった妻のオーガナイザー同期。私も釧路と千葉でお会いしましたが、これからのオーガナイザーを背負って立つ好青年。本稿をアップする直前に札幌ちいクラでオーガナイザーの大役を担って見事に成功させました。素晴らしい。
新田さんは、先日の千葉ちいクラで頑張っている姿を拝見しました。妻のオーガナイザーとしての同期でもあり、すでにもう二回もちいクラを実現されているすごい方です。妻にとってよい仲間になってくださるようです。今後ともよろしくお願いいたします。また千葉も行きます。
小渡さんは、釧路、東陽町、高知、鎌倉と今までお世話になりすぎた方。もう頭が上がりません。今回のちいクラにおいても、矢地さんが持参したピアノのセッティングから、プレゼン資料投影の制御、そして弊社メンバーへのご教授など、八面六臂の活躍でした。もう本当に大感謝です。

そして、いよいよ結果発表です。若干、発表のタイミングがずれてしまいましたが、飛田さんに決定しました。


飛田さんには水素のお兄さんというキャラづくりに磨きをかけ、9月に郡山で行われる全国グランプリにも飛田さんに出場してもらいます。おめでとうございます。ほかのプレゼンターの皆さんもありがとうございました。


そして、そのまま大輝真琴さんから副賞として1年分のkintoneの利用ライセンスをプレゼント。
いやぁ、ほんまにおめでとうございます。

あれ?事前の準備では、これって俺が渡す役ではなかったっけ?そしてそのまま講評をやるって話では?
頭の中に?が並び、あれ?俺、喋らなくてもよいのかな?と私の中でスピーカーモードが解けていきました。

そして、そのまま飛田さんの挨拶とプレゼンターの皆さんからの一言ずつ挨拶があり、ちいクラは大団円に向かいつつあります。
いやぁ、よかった。
これで集合写真を撮って、撤収したら夜の街に繰り出すんや!と私の脳内は早くも愉快な時間へと跳躍。
と思っていましたが、まだちいクラにはやることがありました。


アンケートです。来場者からのアンケートで8割を超えないと、ちいクラオーガナイザーとしては一人前ではないのでした。
そして出されたアンケートの結果は、見事に98%超え。


すると、そこで、サイボウズの永岡さんからサプライズが。なんと、妻がサイボウズ社から地域クラウド交流会の認定オーガナイザーとして認定されることが。この結果を受けて決まり、その証明書授与が行われたのです。


思わぬタイミングで重圧から解き放たれ、涙する妻。感動ですね。
準備編に書いた通り、私にとっては、今までの妻がもやもやから解かれ、ようやく妻が認められた瞬間だったのですから。


妻の挨拶をカメラに収めようと撮影していた私。すると急に不穏な空気が。
永岡さんのマイクがこうささやくのです。「そしてあづささんを二人三脚で・・・」
ン?俺?みんな俺見てるの?


ということで私も壇上に。


完全にスピーカーモードが解けていた私。油断していました。
あまつさえ、私に話せとおっしゃるのです。いやいや、もう頭は飲み会モードが発動してるから。

請われれば、ということで即興で話しましたが、プレゼンターへの講評なのか、山梨県へのエールなのかよくわからない内容を話したような気がします。

でも、こうやって最後にオーガナイザーの妻を立ててくださり、ついでに相方の私までも立ててくださるのが永岡さんの素晴らしさ。
本当に今回、最後まで導いてくださってありがとうございました!

さて、そんなわけでちいクラも終わりました。
最後に全員で集合写真の撮影です。


後で集計した結果、おしくも98人でした。確実に超えられると思っていた100名には届きませんでした。
あの方が来ていたら。うちの娘がシフトを入れてしまわなければ・・と届かなかった100名を悔いても申し方ありません。これは次回への反省です。

ですが、私がスピーチで話したとおり、うちの会社主催のイベントでここまでの人数を集めたのは初めてなのです。しかもkintoneを題材としたイベントではないにも関わらず。
私にも弊社にも一つのマイルストーンになったイベントになりました。何よりも妻がいろんなブロックや呪縛から解き放たれた記念すべき一日になったように思います。
本当に皆さま、お集まりいただきましてありがとうございました。

続いて撤収作業です。
開催地にお金を落としてもらうこともちいクラの内容の一つです。なので、各自でグループを引率していただき、皆さんには夜の甲府に繰り出してもらいました。
私達は撤収作業の後、車に荷物を詰め込み、それを宿に持ち帰らねばなりません。さらにうちのメンバーにも宿をとっていて、彼も送りつつチェックインしてもらい、どこかで合流する必要がありました。





そのため、皆さんにはだいぶ合流が遅れました。それでも、café terroir、FOUR HEARTS CAFE、炙と顔を出すことができました。炙の皆さんが九十九に移動するというので、café terroirに向かった妻とは別にメンバーを連れてそこでがっつりと飲んで語って。さらには河西さんからお誘いが来たので、そこにいたメンバーを誘って味魅へと移動し、そこでも夜中まで。

楽しい夜の時間を過ごしました。

これで準備編、当日編と二つに分けた第1回甲府地域クラウド交流会のレポートは終わりです。

まずは皆さん、本当にありがとうございました。


第1回甲府地域クラウド交流会を主催しました(準備編)。


2024/6/29に甲府駅北口の山梨県立図書館にて、第1回甲府地域クラウド交流会(ちいクラ)を主催しました。

満を持してという表現がふさわしいほどの時間をかけましたが、ようやく実現できました。
まずは皆様に感謝です。なお、レポートを書き始めたら長くなってしまいましたので、準備編と当日編に分けます。準備編だけでも長い内容になったので、先に謝っておきます。

地域クラウド交流会オーガナイザー研修

思えば1年2カ月前、ジョイゾー社の四宮琴絵さんから頂いた以下のメッセージがちいクラへの道の第一歩でした。

私はこの時点でちいクラに3回参加していました。
 ・2018/10/19に「第5回墨田区地域クラウド交流会」にリアルで。
 ・2021/6/26に「第3回郡山地域クラウド交流会@オンライン」にZoomで。
 ・2022/9/17に「第4回 郡山 地域クラウド交流会@メタバース」にOculus Questで。

これらは全て一参加者としての関わりでした。そのため、ちいクラの準備から当日の運営全般を仕切るオーガナイザーの制度についてはほとんど知りませんでした。
<ドS研修>というそれはそれは辛い試練があることも。

「オーガナイザー何するものぞ?」とよく知らなかった私ですが、琴絵さんからのお誘いを受け、私はすぐにオーガナイザーの候補が思い浮かびました。琴絵さんが誰を念頭に置いてお誘いいただいたのかも。
それは弊社の役員である妻でした。
琴絵さんからのメッセージにあった44万という金額も、私のひらめきと着想の実現には何の妨げにもなりませんでした。

そのひらめきと着想とは、「妻をkintoneエコシステムの世界に巻き込むチャンス」でした。

先日のブログ(リンク)にも書きましたが、ジョイゾーさんにおける琴絵さんの役割を妻が担ってくれれば、弊社は壁を越えられるはずです。

私には、今まで様々なコミュニティに関わりながら、とうとう報われなかった妻の能力を活かしたいとの思いがありました。もう、黒子として鬱々とする姿は見たくありません。

ちいクラであれば、私よりはるかに高いコミュニケーション能力を活かせるはず。やり遂げて、しかもより成長してくれるはずとの期待がありました。
それに加えてサイボウズさんが協賛するちいクラであれば、妻の活動がすなわち弊社の成長と認知度に直結するとの目論見もありました。

このひらめきを実現させるため、まず妻に働きかけ、説得しました。論破するのは厳禁です。無理強いもしてはなりません。逆ギレして意固地になってしますから。そうせず、ちいクラに興味を持ってもらえるように良き夫を演じつつ。
首尾よく、琴絵さんからサイボウズの永岡さんへ。さらに私を交えて永岡さんとの三者ミーティング(2023/5/23)へ。そこまで行けば、私の役目は一旦終わりです。あとは妻の自走を永岡さんが伴走して下さいます。

妻も上に書いたようなモヤモヤを何年も抱えていたはずです。
参加費や商品代だけとられて、いいように使われるコミュニティ。妻がその当時務めていたタカラヅカ歌劇団のジェンヌさんのファンクラブ代表(付き人)では、無償労働で相当の負担を強いられたばかりか、その活動自体を外に公言できませんでした。

そうした背景があったからか、妻は私の期待以上にちいクラの理念に共感し、やりがいを感じるようになりました。いやあ、めっちゃよかった!

2023/6/8-9の研修を経て、妻にはオーガナイザーとしての同期もできました(お二人とも北海道と千葉から甲府ちいクラの当日に駆けつけてくださいました。感謝!)。
さらに妻は宇治(2023/7/15)や札幌(2023/9/7)でのちいクラにも参加し、着々とちいクラ執行人としてのスキルを貯めていきます。
私は研修や他のちいクラには参加できませんでしたが、妻からの報告を聞いていると、妻は新たに舞い込んできたちいクラオーガナイザーとしての活動に本気で取り組んでいる様子が見え、とてもうれしかったです。
それらは全て、サイボウズ社の永岡さんのメンターコーチとしての導きによるものです。とても私には務まらないと思いました。素晴らしいです。

山梨でちいクラを開いた理由

妻はちいクラオーガナイザーとしてどこで開催したいかを問われ、研修を受ける前から山梨の甲府でやると決めていました。
それと同時に妻の中では、山梨に弊社の拠点を拡張したい。また、住居も山梨に構えたいという希望が芽生えました。目指せ!セカンドライフ!

なぜ山梨でやるのか。縁があったのか。当日も準備段階でも終わった後でも、何人もの方にそのことを聞かれました。
理由は、私と妻が結婚当初から休日に山梨に出かける頻度が多かったからです。私はウイスキーが好き。また滝や山が好き。妻はウイスキーだけでなく、山梨のワインやぶどう、中でも石の街と言う点が個人嗜好にハマっていました。
次のセカンドライフを山梨で選ぶとしても、おそらく東京や神奈川にはお客様も歯科診療所も仕事も残されています。山梨であれば中央線を使っての交通の便が良いです。すぐに東京に帰れる事は必須でした。
先日、リニアの開通時期は延期が決定してしまいましたが、中央道も小仏トンネルの拡幅が控えています。休日の悩みであった帰りの大渋滞もまもなく解消されることでしょう。山梨であれば首都圏にいながらの二拠点生活は可能だと考えました。
それに加えて富士山が噴火した際にも、偏西風の影響で甲府は火山灰の影響を多摩や神奈川に比べて受けにくいということも想定しています。これが私たちが山梨を選んだ理由です。

私による山梨つながり創出への取り組み

それを受け、私も山梨で人脈を作らなければと思いました。
以下の画像は、私が琴絵さんからオーガナイザーの話をいただく少し前、家族で山梨のいちご農園で胃拡張の訓練をしていた中、akaneさんから頂いたメンションから始まったX上のやりとりです。


このやりとりの中にも出ていますが、妻からのkintone Café 山梨やらないの?という問いかけが二ヶ月後の2023/6/3のkintone Café 山梨に結実しました(補足するとすでにakaneさんと小林さんがkintone Café開催の企画を始めていたところに、私が乗っかった感じです)。
kintone Café 山梨 Vol.1に運営参加しました

さらに、kintone Café 山梨からは、山梨県内のkintoneユーザーだけが参加できる「よっちゃばれっ kintone 無尽」というコミュニティが派生しました。(甲府ちいクラ開催までの間にkintone Café 山梨は二回。よっちゃばれっ kintone 無尽は五回実施しました)。
それらの活動は全てakaneさんと小林さんが中心となって活動してくださっています(akaneさんには甲府ちいクラ当日の投票所の仕切りをお願いしました。また、小林さんは、甲府ちいクラ当日にカメラマンとして活動してくださいました。「よっちゃばれっ kintone 無尽」の皆さんには投票所の3箇所をお願いしたり、富士吉田市からのプレゼンターのご紹介もいただきました。みなさん愛してる!)。



他にも私は「よっちゃばれっ kintone 無尽」のご縁から山梨DXエンジンと言う山梨県内の企業向けのDXコミュニティーでkintoneを題材にした登壇も行っています(2024/1/24)。斉藤さん、ありがとうございます。

他にもやまなしワーケーションツアーにも2024/2/28-3/1にかけて参加し、山梨県庁や山梨県内の有力プレーヤーの皆さんと綱がることもできました。

日時と場所決定までのバタバタ

それらが全て相乗効果を生んで、一気に甲府ちいクラまで至った、わけではありません。


実は当初の甲府ちいクラの開催予定日は、2024/6/29ではなく、その半年前の2023/12/2でした。会場は甲府の繁華街にある歴史を感じさせるジャズライブハウス「コットンクラブ」さん。


ジャズライブハウスでちいクラ開催とは、手前味噌ながらユニークな着想でした。
手元の記録によると、初めてこちらを訪れたのは妻とでした。日付は2023/6/23。つまりkintone Café 山梨 Vol.1の当日です。コットンクラブのすぐそばにある澤田屋さんは、くろ玉で知られる菓子の銘店です。澤田屋さんにも今回の準備で足繁く通い、季節ごとの限定玉を食べに来る食いしん坊家族として顔馴染みとなりましたが、この時も澤田屋さんを訪れた後、ランチを食べないか、とふらりと立ち寄りました(スイーツの後にランチを食するあたりが食いしん坊です)。
次にコットンクラブを訪れたのは2023/7/16。多分この日にちいクラの予約をしたはずです。12月2日には、たくさん人を呼ぶからねぇと。

今から思えば、妻も少し勇み足だったのでしょう。結論から言うと、2023/12/2のイベントはちいクラではなく「おいでなって! ビルド山梨」という名前のちいクラプレイベントとして行いました。この時に集まってくださった人数は15名。
そして、この時来てくださった方のほとんどが、甲府ちいクラの当日にも駆けつけてくださいました。

ではなぜ12月2日に甲府ちいクラができなかったのでしょうか。それには複数の理由があります。

一つ目は、妻が当時務めていた宝塚のファンクラブ代表の状況です。
妻は一度引き受けたからには、妻が担当するジェンヌさんの退団まではやり遂げると決めていました。そのジェンヌさんの退団時期が決まらぬままに何年も過ぎていたのですが、ようやく退団日が決まりました。2024年4月上旬。
宝塚の世界を知らない人にはわからない話ですが、ジェンヌさんが退団するにあたってはたくさんの準備が要ります。挨拶用封筒や当日のグッズ、フェアウェルパーティー、etc.。それらの準備は、全て代表の妻の仕事です。無償の。
その影響はあまりにも甚大なので、12月2日のちいクラの準備は不可能という結論が出ました。退団公演の一つ前の公演が夏にあり、その準備で忙殺されます。それも含めて、12月2日にちいクラを実施するのは無理だろうと。

2つ目は、コットンクラブの広さです。各地のちいクラに出るにつれ、妻の中ではコットンクラブでは80人の入場が厳しいかもしれないと思うようになりました。
大人の本気のラジオ体操と言うアイスブレイクのコンテンツがあります。80人がラジオ体操するにはコットンクラブの会場ではちょっと厳しい。他にも投票所の設置や演壇、甲府のゆるキャラの着替え場所は?などなど。


妻が当初の希望通りである山梨県立図書館の申し込みを済ませ、6月29日に開催日時をを決めたたのは、2023/11/3に訪れた際でした。

その時点で12月2日のコットンクラブの予約が完全に宙に浮いてしまいました。が、予約は取り消さず、何かで活かそうと考えました。それが「おいでなって! ビルド山梨」です。
ところが、妻がまったく準備をしている様子が見えません。さすがに十日前に何も準備できていない状況にたまりかね、私が声をかけて登壇者を募り、皆さんにいろいろ喋ってもらう体裁をとりました。
そのため、「おいでなって! ビルド山梨」も何とかイベントとしては最低限成り立ちましたが、ちいクラ本編に向けて、私の中には不安が残りました。このペースでちいクラの準備は大丈夫か?このままいけばまずいかも、という不安が。それとも、タカラヅカが終わればすべてはうまくいくのだろうか、と。結果として私の不安は的中します。
「おいでなって! ビルド山梨」についての詳細は以下の記事に書いています。「おいでなって! ビルド山梨」に運営・参加してきました

妻による山梨つながり創出への取り組み

さて、いかにして全くご縁のない場所で、妻が新たなつながりを作り上げたのかについて書きます。読んでくださっているみなさんも気になることでしょう。
今回、私から見て妻が最もよくやり切ったと思えるのはここです。
今までのちいクラの歴史でも、縁もゆかりもない地域で開催したオーガナイザーはいなかったと聞いています。

山梨県は周囲を山に囲まれた盆地であり、大規模イベントの開催が難しい土地である事は、今回の準備の中でいろんな方から聞きました。30人集められたらイベントとして成功だとも。

上にも書いた通り、私にはkintoneと言う共通言語と武器がありました。
ところが妻にはそれすらありません。
全く知り合いのいない中から、いかにして甲府ちいクラに98人の参加者を呼べるまでに人脈を広げていったのか。

私の方ではkintoneコミュニティを軸に山梨での人脈を増やしていきましたが、それだけでは到底、甲府ちいクラの開催には足りません。


妻が山梨県活性化プロジェクトの54回目の月例会に参加したのは2023/6/21のことです。
今回、共催として甲府ちいクラの当日にも応援メッセージをくださった株式会社Goodwayの藤野さんよりお招きいただいてです。
翌月の55回目の月例会には私も遅れてですが参加しました。
ここでは、大学生や大学を卒業して数年以内の若い人たちが山梨をよりよくしようと取り組んでおられました。この熱気こそがちいクラには必要です。
そして、妻がいくら外からちいクラの主催を言ったとしても、地元に住む人がの賛同を得られないと、イベント自体が成り立たないはずです。妻が熱意を込めて、皆さんにちいクラのプレゼンをし、それがちいクラの成功につながったのではないかと思っています。
もちろん、それまでに妻がちいクラの理念に共感し、研修の成果を頭に叩き込んでおいたことも良かったのでしょう


妻が藤野さんとどのようにして縁をつなぎ、当初はちいクラの理念に若干懐疑的だった藤野さんの心をいかにして動かしたのか。
まず、ちいクラオーガナイザーとして先輩の福井瞳さんから、もと日銀にお勤めされていた山口省蔵さんを紹介いただきました。そして、山口さんから金融関連のつながりで藤野さんを紹介していただきました。
各地のちいクラの参加者や主催者も金融機関の割合が高いです。ところが、妻や私には金融機関への伝手がありませんでした。ここで福井さんからとっかかりをいただいたことが助かりました。ありがとうございました。

ちいくらは、5名のプレゼンターなしでは成り立ちません。藤野さんにお招きいただいた山梨県活性化プロジェクトからは、三名のプレゼンターが妻からの声掛けによって登壇を快諾していただきました。
また、甲府ちいクラ本編では全部で六名の投票所の方に活躍していただきましたが、三名はこの山梨県活性化プロジェクトからのご参加です。感謝です。
4Uというスペースの良さは、妻にとっての山梨県内の拠点となったことです。山梨県活性化プロジェクトが開かれる4Uを拠点に、妻が足掛かりを作っていきました。それがすばらしかった。


そして山梨県活性化プロジェクトの例会は毎月一度、夜の18時半からです。そして終わるのは22時過ぎ。22時をだいぶ過ぎてから、甲府を車で出発し、夜中に町田に到着する。
タカラヅカの代表や歯科医としての勤務の合間を縫って、妻は足しげく山梨に通いました。
山梨の皆さんが妻のやるちいクラに協力しようと思ってくださったのは、そうした妻の一生懸命さに心を打たれたからと、何人もの方から聞きました。
オンライン越しだけのやりとりだけでは決して人の心は動きません。
私が素晴らしいと思ったのは、このリアルでの妻の努力です。これこそが甲府ちいクラの成功の最大の理由だと思います。

福井さん、山口さん、藤野さんにはご縁を繋いでいただき感謝です。

また、妻は甲府で足掛かりを作ろうとまずお馴染みのお店を作りました。
甲州夢小路にあるCafé terroirさん、澤田屋さんです。武田神社も併せて、この3か所はほぼ毎回甲府を訪れるたびに足を延ばしていました。(20号沿いのかつ玄さんが最近の妻のヘビロテです。)

人のサガとして、何度も足を運んでくれる方には心を許します。
そして、何かと便宜を図ってくださいます。
妻もその大切さを知っているからこそ、まずコミュニティとなじみのお店を作ったのです。これは新たな場所でイベントを行う上で大切なことだと思います。

参加表明者を増やさないと!

2023/10/21の時点では、ちいクラの開催時期は延期せざるを得ないと考えていました。
それでも、私と妻で「第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路」に参加しました(2023/10/21)。
参加レポート

私にとっては、ちいクラ本編とは別の全国グランプリは初参加です。
妻もオーガナイザーとしてはちいクラ開催未経験ながら、一緒に大人の本気のラジオ体操のお手本役として壇上に立ちました。




ただ、私にとっては、全国グランプリは普段のちいクラとはやり方が違うと思っていました。
そこで、私も参加者として通常のちいクラに参加するつもりでした。それが第四回千葉地域クラウド交流会です(2024/5/19)。

そこで私は受付やその他の準備も手伝いましたが、主に全体の動きをよく見るようにしていました。
その結果、甲府ちいクラの本番でも準備不足を補うだけの臨機応変な対応ができるかな、という希望を持つことができました。

ところが、肝心の準備は補っても足りないほど、全く進んでいませんでした。
私は5/31〜6/6まで名古屋から西日本に出張に行っていました。そして、戻ってきた時点でやばそうなら、本格的に手伝おうと思っていました。「ビルド山梨」の時と同じ轍を踏むわけにはいきませんから。
6/6に東京に戻ってきた時点で、Facebook上での参加表明者は50数名。しかも、プレゼンターは4名しか決まっていません。
山梨県活性化プロジェクトのご縁で地元のゆるキャラ「とりもっちゃん」の参戦は早い時期からご参加の確約をいただいていたものの、甲府市からの後援は2024/2/9に申請した後、甲府市役所内で妻が通い詰めて仲良くなっていた方が春の人事異動で別部署に異動したことなどもあって、2024/5/21になるまで決まりませんでした。当然、市長のご登壇も断念しました。
山梨県庁には私が掛け合い、後援の申請を直接県庁にまで提出しに行きましたが、ちいクラが公益性に欠けるとの判断でいただけませんでした。

上に書いた通り、ちいクラオーガナイザーには身の毛もよだつ<ドS研修>というものがあるそうです。
妻はタカラヅカの代表の仕事に比べたら<ドS研修>も楽、と楽観視していました。ところが、準備の遅れに加え、デジタル難民ぎりぎりの妻のkintone操作のもたつきが永岡さんをいらだたせたのでしょうか。お叱りを受けてしまいました。「今なら開催も辞められますよ?」という沸点ギリギリの言葉を添えて。
ちいクラは、開催時に最低80名の参加者を集め、しかもその参加者からのアンケート結果で満足度が80%を下回れば、再研修を受ける必要があります。オーガナイザー界隈では「おしおき部屋」と呼ばれる恐怖の再研修が。もちろん、その研修を受けなければ次回以降のちいクラ開催はできません。弊社にとって44万円は決して安くない金額。再研修?なにそれ?です。

妻にも言い分はあって、4/6のタカラヅカの退団公演の後も残務処理が相当あり、しかも疲弊しきっている心身を癒やし、潔斎して禊を済ませるには1カ月半ほどかかりました。
ようやくまともにちいクラの準備に取り掛かれたのは5月末ごろだったのです。でも、そんなものはなんの免罪符にもなりません。やるか、やられるか?

果たして残り3週間で50数名の参加表明者から、確実に80名来てもらうだけの人数に増やせるのか?
また、残り1人のプレゼンターは決められるのか?

タイミングが悪かったのが、2024/6/29は前日から当日に掛けて名古屋でイベントが相次いでいたことです。
CHALLenGERS、CMC_Central、kintone Café 名古屋。
私は5月末に名古屋で参加した「kintone NIGHT NAGOYA」でちいクラを宣伝しましたが、ものの見事に空振りしました。それもバッターボックスで尻もちをつくほどの大空振りです。なぜなら私が宣伝した後で上の諸イベントの告知がなされたから。
そこで、そのイベントに参加するであろう界隈の方々はあきらめ、他のFacebook上の知り合いに声をかけまくりました。当日来れなくなることも見込んでも参加表明をお願いします!と。参加依頼の乱射です。普段あまりFacebookにログインせず、他の方の投稿に反応することもない私の依頼に、どれだけの方がご快諾いただけるか。


その結果、以下のように参加表明者が増えました。
 2024/6/6・・・50前半
 2024/6/7・・・62
 2024/6/9・・・78
 2024/6/18・・・99
その後も徐々に参加表明者は増え、ちいクラ当日の時点では参加表明者は119名に増えました。興味ありは71名に。皆さん本当にありがとうございました。

当日まで参加表明者が倍近くに増えたのには理由があります。一つは、妻がオーガナイザーとしてイベントサイトから定期的に発信を始めたためです。プレゼンターや勉強会の登壇者の紹介なども含め、当日のイベントの予定を徐々に紹介していったから増えたのです。また、当日に大人の本気のラジオ体操のお手本として妻が代表としてついていた大輝真琴さんが来てくださることもアップしました。
これらの発信は、オーガナイザーの運営マニュアルにも書かれているそうですが、大切なことです。

頑張ったラストスパート

ただ、この発信もかなりの綱渡りを強いられました。
というのも、肝心のプレゼンターが5人そろわないと、5人のプレゼンターから一日一人ずつ発信してもらえないからです。それができるのは5人そろってから。
5人そろわないとそもそもイベントが成り立ちません。2024/6/9の昼の時点では、まだ4人のプレゼンターしか決まっていませんでした。

ここで2024/6/9-10にかけ、妻とサイボウズの永岡さんと私で甲府に滞在し、集中的にあいさつ回りをしました。
そして、ここで巻き返すことに成功しました。

特に初日。私たち夫婦は早朝に町田を出発し、武田神社で成功祈願の参拝を。その後、永岡さんと甲府駅で落ちあい行動開始。



この日だけで何件の場所に立ち寄ったか。
Starbucks/山梨県立図書館/Cross Be/生涯学習推進センター/ファミリーマート/澤田屋 本店/印傳屋/山梨県ボランティアセンター/丸十山梨製パン 本店/Chami Sandwich/九十九/Cafe&Dining Cu-Suke/ワインズ 新富屋/甲府市観光案内所/café terroir/葡萄屋kofu 甲州夢小路店/WOODSHED
これらのお店のすべてでチラシを置かせてもらうようにお願いし、一軒一軒でちいクラの説明をしていきます。
妻も必死ですが、永岡さんも全て付き添ってくださっていました。まさにメンターコーチとしてこうあるべき鑑です。
そして私はそんな二人をパパラッチしていました。まさに足を棒にして歩くとはこの日のお二人のことでしょう。

そして、最後に訪れたWOODSHEDにおいて、この日のクライマックスが待っていました。

実はこの日の朝、甲府までの中央道の車内で、私から提案しました。甲府経済新聞にアポ取ったほうがいいよって。
甲府経済新聞が入っているWOODSHEDは、よっちゃばれっ kintone 無尽で2回ほど訪れたことがあります。そして雰囲気がよかったので、妻も連れてきていました(2023/9/24)。その後、まさか甲府経済新聞が立ち上がり、しかもWOODSHEDを拠点にされるとは想像もしていませんでした。
甲府経済新聞さんとは夕方に訪問するアポが取れました。私の中ではひょっとしたら甲府経済新聞さんにはちいクラの取材や5人目のプレゼンターのご紹介もお願いできるかもしれないと思って妻に提案しました。
そんな思いで最後に訪れたWOODSHED。この時、紹介ではなく、甲府経済新聞さんご自身にプレゼンターとして登壇してもらえないかとの妻と永岡さんからの熱いお願いが通じ、5人目をご快諾いただきました。
この瞬間、ようやく甲府ちいクラが開催できることが確定しました。

それだけではありません。ここでは、もう一つ妻にとって運命的な出会いがありました。

妻は毎回、甲府に来るたびに武田神社に参拝に行っていました。そして何度目かの参拝の中で、富士山をかたどり、20個限定のCrossfor NewYorkとコラボした目標達成お守り(10,000円)を購入していました。そして、WOODSHEDに訪れた時、襟元にそれをつけていました。たまたま。

すると、後からやってきた親子連れとお話をする中で、そのお子さんが妻が襟元につけていたそのお守りを見つけました。
なんと、そのお守りはそのお子さんが武田神社に奉納したものだったのです。キリマンジャロに登頂した記念に。
そのお子さんはあちこちの山を登るすごい人でした。伴野嶺さん。日本の山だけではなく、キリマンジャロまで登ってしまうような。そして、そのお守りこそ、キリマンジャロに登った記念で奉納したものだったそうなのです。
なんと言うご縁。嶺さんには甲府ちいクラの「応援し隊」に参加してもらいました。本番で、嶺さんからの1分間の発表でキリマンジャロを登頂したと話をした時の皆さんからの反響と言ったら!

それにしても、土壇場になってなんという引きの強さか。この時の訪問によって、甲府経済新聞さんからはちいクラ紹介の取材も行っていただき、その記事がアップされたことで参加予定者の人数がさらに増えました。

Yahoo!ニュースの記事
甲府経済新聞の記事

翌日の6/10にも夫婦でいろんなお店を回り、甲府市役所や山梨県庁にもあいさつ回りをしました。



最大の危機を乗り越えられたので、残りは準備だけです。初めてのちいクラ開催なので、当日使用するさまざまの切り物・貼り物・ラミネート加工が必要です。SNSの発信や当日投票で使用するkintoneの準備や招待。それ以外にもスタッフが動くためのタイムラインの作成や、オーガナイザーが進行するためのトークスクリプトの作成、それらのすべてを永岡さんにチェックしてもらう時間。ほんとうにたくさんの準備が必要でした。そんな合間には妻がスタッフが着用するTシャツのデザインから発注を山梨県活性化プロジェクトの皆さんと決めて行うなど。

さらには、当日投影するスライドの資料は前々日から作り始め、当日に間に合わせました。
また、当日の投票で使用するkintoneは、アプリの構成としてはシンプルなので、当日教えれば間に合うと判断し、ゲストスペースへの招待だけ、10日ほど前から行いました。

この状態で、前日を迎えました。あとはもう、当日に乗り切るのみ。

さて、これが地域クラウド交流会の準備のあらましです。

これからちいクラのオーガナイザーになろうと言う方にも、そして、これから新たな地域でコミュニティーを立ち上げたいと言う方にも、この記事が役に立てば幸いです。


システム39 十周年記念パーティーに参加しました。



6/28に白金の八芳園で開催された、ジョイゾーさん主催のシステム39 十周年記念パーティーにお招きいただきました。

以下に書いた内容は、既存の<note>に書いた内容と一部重複しています。
が、とても印象的なパーティー体験だったので、重複を恐れずに記したいと思います。


私は八芳園さんに来るのは初めてでした。
とても広い会場。おいしい料理と酒、そしてジャズの生バンドによる演奏。
ステージでは、ジョイゾーさんとジョイゾーさんのSIサービスを初期の頃から利用してくださっているユーザーさんによる座談会などが催されています。
自社で企画をされたと思いますが、本当に大変だったと思います。もちろん、お金もかかったでしょう。
それよりも、こうしたパーティーの趣旨を理解してくださり、それを言おうとする方々が、これだけ多く集まったということが、ジョイゾーさんが十年間やってきた積み重ねであり、実績を表しています。


今回のパーティーでは、私自身もkintoneが世に出る前から関わった10年以上の日々を振り返る機会になりました。
会場では四宮さんと斉藤栄さんと私の三人で話す機会もあり、感慨深い瞬間でした。


弊社とkintoneの関わりは、私が個人事業主だった当時、kintoneのβテスターの募集に申し込んだのが発端です。2011/4/19。それ以来13年、kintoneにはずっと関わり続けています。

そして今、弊社はkintone開発をほぼ専業に近い形で請けています。
現在、弊社の案件の中でkintoneが全く絡まない案件は残り一つだけになりました。

ただ、当時の私は個人事業主でした。しかも某大規模プロジェクトのPMOとして現場に常駐していました。PMOはプロジェクト全体の進捗管理などを担う部署です。そのため、とても忙しく、帰宅するのは毎晩終電間近でした。
そのような状態だったので、せっかくβテスターとして参加したkintoneにはなかなか手を付けられずにいました。2012年の春にkintoneを用いた案件を一つ納品しましたが、その後の3、4年は、年に一つぐらいしかkintone案件に携われていませんでした。
もちろん、サイボウズ社が開催するCybozu Conferenceにも出るための調整を苦心して行う必要があり、それすら出られたり出られなかったり。
要するに、kintoneにはかろうじて縁が繋がっていたのが当時の私でした。

私がモタモタしてるうちに、kintoneでシステム開発をする有力なプレイヤーが少しずつ活動を始め、徐々にkintoneエコシステムが芽生え始めていました。
ジョイゾーさんも、そのうちの有力な一社です。特に、対面開発を謳うシステム39には私も衝撃を受けました。

私はkintoneエコシステムが徐々に育っていく状況を、常駐作業の忙しさの中、指を咥えて見ているしかありませんでした。

そんな状態にも関わらず、サイボウズさんからkintoneエヴァンジェリストにならないか、というお誘いをいただきました。2014年のことです。

ところが、kintoneエヴァンジェリストとして名乗るようになった後も、私の活動は乏しく、エヴァンジェリストとしては名ばかりの存在でした。「レアキャラ」と言われたこともあります。サイボウズさんから苦言を呈されたこともあります。

ですが、数年経つうちに、自分のキャリアプランを真剣に考えなくてはまずいと危機感を抱き、常駐業務の合間に少しずつkintone案件を増やし、逆に、当時手掛けていたホームページ作成業務はどんどん縮小していきました。
2015年には法人化を果たし、私が完全に常駐作業から抜けたのが2017年。
ところが、私はようやくkintone開発で自社の経営を回していくと覚悟を決めたときには、ジョイゾーさんをはじめとした有力プレイヤーは、どんどんと新たなサービスを打ち出し、私は相当遅れていました。
もう、その差は私がライバルとか対抗心を燃やしたところでどうしようもないほどありました。


むしろ、遅れを取った私がkintoneを扱って独立に踏み切れたのは、ジョイゾーさんのような先達がkintone界隈を盛り上げてくれたからだと思っています。
特にシステム39と言う新規軸を打ち出したことによって、従来のシステム開発と差別化を図ってくださった功績は大きいと思っています。

kintoneエコシステムとは、ユーザーや開発者、プレイヤーなどのビジネスを成立させるつながりを生態系に準えた言葉です。
もちろん、私も弊社もその生態系の恩恵を受け、共生しながらビジネスを継続させています。
ただし、kintoneの生態系は最初から今のような広がりを見せていたわけではありません。生態系を拡張するための個人や会社の不断の努力がありました。例えばジョイゾーさんのような諸社の貢献が。
私は当初、貢献できませんでした。そこで、当時できなかった分の穴埋めをしようと、遅ればせながらkintoneエヴァンジェリストとしての活動に精を出し、生態系を拡げる活動を行っているのがこの数年です。

βテスター当時の私がkintoneにどのような期待を抱いていたのか、もう記憶は曖昧です。
kintoneで生計が立てられるかもしれない、と自分のキャリアをkintoneに賭けようとしたことは覚えています。
ただ、その到達点としては、あまり意識していなかったように思います。
独立したい。常駐に頼らず、朝夕のラッシュアワーから逃れたい。せいぜいそんなところでしょう。
パーティを開きたいとか、お客様をそのパーティにたくさん呼びたいといった具体的な思いは持っていなかったように思います。


今回ジョイゾーさんにお招きいただいたパーティーは、当時の私の思い描いていた未来予想図をはるかに超えていました。
曖昧だった私のビジョンが、ジョイゾーさんによって具現されたのが今回のパーティーでした。

ここで問うてみます。
モタモタしていた当時の私にジョイゾーの四宮さんのような才覚があれば、私もひょっとしたら、同じようなパーティーが開けたのだろうか、と。
おそらく無理だったと思います。
私には新たなビジネスを作り出すスキルが欠けています。所詮はフォロワーに過ぎないと思っています。ジョイゾーさんのような会社が切り開いて来た功績は大きいと思います。

また、私には組織の構築能力も欠けています。
自分にその能力が欠けていると自覚し、策を打つ際にもジョイゾーさんからヒントをいただきました。


そのヒントは四宮さんご夫妻の存在にありました。

今から2年前。メンバーを雇い始めた私ですが、どう会社を大きくすれば良いのか、頭を悩ませていました。
そんな時、私はkintone Café 高知に登壇して欲しいと呼ばれました。そして、そこで同じく登壇されていたのが四宮さんです。その夜の懇親会で、CLS道東にお誘いいただきました。
そこで参加したCLS道東では、四宮さんの奥さんである琴絵さんが場を仕切っておられました。

その姿に大きな印象を受けた私は、妻を使いこなしていなかったことに気付きました。
私よりもコミュニケーション能力に優れた妻を活かせば、弊社を大きくできるかもしれない。

その後、私が主催するkintone Café 神奈川に四宮さんに登壇してもらい、その懇親会では、ジョイゾーさんが主催するコミュニティ「スナックジョイゾー」にお誘いいただきました。私はスナックジョイゾーに参加し、ここに妻を連れて行き、琴絵さんと会わせようと思いました。
妻も歯科医としての将来性や、その他のコミュニティでも能力を生かし切れていないモヤモヤを抱えていたので、琴絵さんから刺激を受けてくれるのではないか。そんな着想が浮かびました。
結果は、見事に私の思惑が当たりました。
奇しくも、琴絵さんからお声がけいただいたことで、私が妻を推挙した「地域クラウド交流会」のオーガナイザーとして、妻が努力し、私の妻が本格的にkintoneエコシステムの世界に飛躍することができました。

その前日にジョイゾーさんのこのパーティーがあり、私がお招きされたことも一つのご縁なのでしょう。


私の妻がkintoneエコシステムの世界に身を投じてくれたことは、弊社にとって大きな飛躍の機会になりそうです。
そこには上に書いたとおり、ジョイゾーさんとのご縁が大きく影響しました。
ただ、ジョイゾーさんの場合、会社の成長にあたっては四宮ご夫妻のほかにも深井さんという外部の優秀なブレーンがいて、三人の力で大きくしたと聞いています。
弊社にはまだ外部のアドバイザーはいません。ただ、私一人だけで何でもやろうとしていた状況から、妻がちいクラのオーガナイザー認定され、kintoneエコシステムの世界に参加してくれるようになっただけでも大きな進歩だと思っています。
まずは弊社も今回のジョイゾーさんが行ったようなパーティーが開催できるようになるまで、努力したいと思っています。


ただし、弊社がこの写真のように、会場の様子をその場で動画にまとめ、即座に会場で流せるぐらいの組織力と発信力を持つ必要があります。
こういう対応の一つ一つが、これまでジョイゾーさんが培っていた力であり、弊社にはまだ足りない部分です。
言うまでもなく、パーティーを開いても、それがすなわち成果の証しにはなりません。が、一つのマイルストーンにはなるはずです。
そして、こうした動画編集の一つをとっても、経験値となるはずです。

そうしたことも含め、今回パーティーにご招待いただいたことが、どれだけ私の励みになったか。

ジョイゾーさんの皆さんには本当に感謝です。


2024年6月のまとめ(個人)


公私の「私」

●家族とのふれあい

§  総括

6月。

今月は、月初に出かけた名古屋から山口の移動と、kintone Café 山口では皆さんとのご縁を結びました。さらには、山口市や岩国市の訪問。さらには岩国城や錦帯橋、そして寂地峡五龍の滝の旅。

実家に寄った後、ひさびさと幼馴染とのカラオケを楽しみ、両親の結婚記念日や私自身の誕生日を一緒に祝うことができました。

kintone hive Osakaでは大阪の皆さんと交流を深め、ひさびさに天王寺界隈を歩いてカレー屋巡りを。

さらに真鶴でのイベント準備の歩きや、月末には、ちいクラの本番とその翌日の甲府や伊那への旅を楽しみました。

体が動くうちに、どこまで旅ができるか、新しい体験ができるか。新しい光景が見られるか。
気力を貯めて、新しい自分の道を切り開いていきたいと思います

今月だけで十都道府県を訪問しました。
kintone Night Nagoyaからkintone Café 山口、さらに甲子園の実家を拠点に、kintone hive Osakaへと参加し、
その旅の途中では広島と島根にも立ち寄りました。
他にも真鶴、甲府、長野の伊那など。

旅は仕事とセットです。仕事をしながら、旅をする。そのノウハウをいかに実現するかが私の人生のテーマです。
が、まだ私の理想にはほど遠い毎日です。
今月も仕事に追われる状況には変わりがありません。ただ、伴走開発の案件西することによって、作業の割合が少しずつ減っています。
それらは、旅ではなく出張ですが、その中でどのようにするかをより開拓していきたいと思います

年齢による疲れを感じています。もう、昔みたいに存分に縦横に動けなくなりつつあります。
昨年でついに50の齢を迎えた私の人生が、少しずつ下り坂を迎えていることをひしひしと感じています。
私に与えられた時間は有限です。ますます残り少なくなっています。
残された時間を少しでも有意義にしなければ。
もう誰と比較するとかではなく、自分自身の残り時間との戦いです。人がどうではなく、自分自身が納得できるように生きるにはどうすればいいか?

生きていること、生かされていることのありがたみ。
それを常に忘れぬようにしながら、充実した日々を送りたい。
皆さんと私の思いは同じです。

娘たちもそれぞれの道を迷いながら歩んでいます。
私も娘たちをフォローしながら、これからの人生を有意義なものに過ごしてほしいと思っています。
残りの限られた人生の中で家族との時間を大切にしながら、自分に与えられた可能性と時間を精一杯使い切りたいと思います。

今月は家族とは一回お出かけしました。妻とは五回、妻と長女とは六回、妻と次女とはゼロ回、長女とは一回、次女とは一回。


§  月表

 ・六月お出かけ
ホテルルートイン名古屋栄、東山線 栄駅 (H10)、東山線 名古屋駅、ナナちゃん人形、東海道新幹線 名古屋駅、山陽新幹線 広島駅、山陽新幹線 新山口駅、北口観光案内所、三代目網元 魚鮮水産、俳人種田山頭火之像、「長州五傑」顕彰碑、産業交流スペース Megriba、コンフォートホテル新山口、磯べえ、とり心、三代目網元 魚鮮水産、山陽新幹線 新山口駅、新岩国駅、デイリーヤマザキ 岩国インター店、吉川家墓所、吉香神社、吉香公園、岩国城ロープウェイ、岩国城、天守閣、剣豪 佐々木小次郎の像、剣豪 佐々木小次郎の像、錦帯橋、むさし、浅原郵便局、道の駅 スパ羅漢、寂地峡 案内所、寂地峡五竜の滝、竜尾の滝、登龍の滝、白竜の滝、龍門の滝、竜頭の滝、寂地峡五竜の滝、寂地峡、犬戻しの滝、名の知れぬ滝、宇佐の大滝、むいかいち温泉 ゆ・ら・ら、道の駅 むいかいち温泉、南桑駅、道の駅 ピュアラインにしき、錦町駅、錦川鉄道清流新岩国駅、新岩国駅、東海道・山陽新幹線 新大阪駅、どうとんぼり神座、カラオケ 珈琲&スタジオ るーむ、鳴尾北小学校、鳴尾・武庫川女子大前駅 (HS13)、Zepp Namba、大国町駅、虹の仏、四天王寺前夕陽ヶ丘駅、天王寺駅、ポンガラカレー、bar s and k、鳴尾八幡神社、西宮神社、百太夫神社、宮水発祥の地、白鹿宮水井、大関宮水井、西宮若草郵便局、くら寿司 甲子園店、JA横浜 本店、らあめん花月嵐、コーチャンフォー 若葉台店ドトールコーヒーショップティフィン・デ・ココ 鶴川平和台店、釈迦堂PA (下り)、武田神社 (躑躅ヶ崎館趾)、StarbucksCross Be生涯学習推進センター澤田屋 本店印傳屋山梨県ボランティアセンター丸十山梨製パン 本店Chami Sandwich九十九Cafe&Dining Cu-Sukeワインズ 新富屋caf? terroir葡萄屋kofu 甲州夢小路店シャトレーゼテラス 甲府丸の内店天然温泉 勝運の湯 ドーミーイン甲府丸の内じゃじゃまる 甲府中央店セブンイレブン 甲府中央店天然温泉 勝運の湯 ドーミーイン甲府丸の内Cross Be三ツ星マート 甲府駅前店山梨県庁山梨近代人物館、信玄ワイン、アパマンショップ甲府大里店、荒川 河川敷、かつ玄 石和店談合坂SA (上り)、中華そば 獅、八洲様、ルミエール府中、カフェ&レストラン ロータスガーデン、府中市立 中央図書館、塩ラーメン 仁屋、大國魂神社 大鳥居、JA横浜 本店、マルダイラーメン、鶴川駅前図書館、サイゼリヤ、八洲様、Hot Spoon、ドトールコーヒーショップ、損害保険ジャパン株式会社、初台駅 (KO02)、オオゼキ 府中店、ロイヤルホスト、Starbucks、サイアム セラドン、町田新産業創造センター、ハローワーク町田、ローソンストア100 町田森野二丁目店ボンヌール洋菓子店JAアグリハウスまちだ鈴木歯科医院SUN’S CAFEコーチャンフォー 若葉台店ドトールコーヒーショップヨドバシカメラ マルチメディア町田ABC-MART プレミアステージヨドバシカメラ マルチメディア町田びっくりドンキー、真鶴駅、ぺぺコーヒー、しとどの窟、honohono、真鶴町観光協会、草柳商店、真鶴駅、鶏そば 風神軒、マクドナルド、カリカチュア・ジャパン様、浅草文化観光センター 展望テラス、浅草文化観光センター、キッチンオリジン 鶴川店、相州蕎麦、JA横浜 本店、かながわ福祉協議会様、中国食堂 山下分店、JA横浜 本店、JA横浜 本店、八王子駅、一風堂、山梨県立図書館 かいぶらり、カフェ リベル、4-5番線ホーム、善光寺駅、セブンイレブン 甲府砂田町店、WOODSHED、ぽんぽこ、城のホテル、鶴川駅前図書館、北海道どさんこプラザ、三省堂書店、多摩境天然温泉 森乃彩、桜保険事務所様、BOOKOFF 田無駅北口店、BEER CAFE GAMBRINUS、武蔵国分寺公園、東京都立 多摩図書館、JA横浜 本店、八洲様、府中市立 中央図書館、だるま一家 府中店、JA横浜 本店、MENクライ、アジア技術交流協同組合様、芝一郵便局、八芳園、釈迦堂PA (下り)、天然温泉 勝運の湯 ドーミーイン甲府丸の内武田神社 (躑躅ヶ崎館趾)山梨県立図書館 かいぶらりcafé terroirフォーハーツカフェ、九十九、味魅、café terroir諏訪湖SA (下り)本坊酒造 マルス駒ヶ岳蒸溜所ルビーの里 駒ヶ岳ガーデン小黒川PA (上り)双葉SA(上り) フードコートかつ玄 石和店

・六月ツイート
https://togetter.com/li/2393073

§  家族とのお出かけ 家族で出かけたのは、上の年表で黄地に太字にしているイベントです。家族で出かける機会は、今月は一回ありました。

月末最終の日曜日に、次女と次女の彼氏が甲府にまで足を伸ばしてくれたので、合流してまずは前日もちいクラの懇親会で会場の一つとしてお世話になったcafé terroirへ。五人でお昼を一緒に食べました(6/30)。

本当は前日のちいクラにも二人で参加してもらう予定だったのですが、次女の仕事の都合で断念。もし来ていたらちいクラの参加者が100名に達していたのですが、仕方ありません。
この日、次女の彼氏が行きたがっていた白州蒸留所を案内する予定でしたが、当日の予約が難しいことがcafé terroirの飯嶋さんに教わりました。
そのため、急遽目的地を変えました。
向かったのは長野県の宮田村にあるマルス駒ヶ岳蒸留所です。私にとっても前から行きたいと思っていた蒸留所だったので、とてもうれしかったです。

次女の彼氏もとても喜んでくれていたし、家族でたくさんお酒を飲み、蒸留棟の見学を楽しみました。

帰りにもPAやSAにより、家族での会話を楽しみました。

こうした時間の貴重さを最近実感しています。


§  妻とのお出かけ 妻と出かけたのは、上の年表で桃地に太字にしているイベントです。今月は妻と二人で五回でかけました。

6月28日に行われたちいクラ(地域クラウド交流会)の準備で、2人で甲府に2回行きました。1回目はサイボウズの永岡さんも一緒に甲府の街を歩きました。上に可能な限り書いているたくさんのお店を訪問してチラシを置かせてもらうなど、精力的にちいクラの宣伝に励む二人の姿は素晴らしいと思いました(6/9)。
この時点で決まっていなかった最後の登壇者も、まさかのご縁が「WOODSHED」でつながり、登壇を快諾していただきました。

その翌日も2人で甲府の町並みを挨拶に訪問し、最後は「かつ玄 石和店」でお食事を楽しみました。
県庁を訪れた際も、見事な庁内の様子を楽しみましたし、甲府に拠点を移す計画の中、はじめて内見をさせてもらったのもこの時です。

ちいクラに向かう甲府への移動は妻が行いました。私は直前まで都内で開かれていた別のイベントでお酒を飲んでいたためです。ちいクラを翌日に控え、期待と不安を二人で分けあいながら、甲府に向かいました(6/28)。
ちいクラの当日の朝も武田神社に参拝し、成功を願いました。
そして、成功しました。これはサイボウズ社より認定地域クラウド交流会オーガナイザーに認定された後、壇上で二人で立った際に撮ってもらったものです。

夜も二人で懇親会を巡り、参加された皆さんにお礼をお伝えしました。「café terroror」「フォーハーツカフェ」など(6/29)

他は妻が埼玉への仕事の帰りに府中のロイヤルホストで落ち合ったときでしょうか(6/13)。
その翌日は娘も合流して、義父のもとへ(6/14)。老いた姿にショックは私も衝撃を受けましたが、ここ数年、訪問できていなかった不義理を詫びるとともに、娘や孫に合わせる機会をもっと増やしてあげたいと思いました。

さらにその翌日は町田の買い物をお付き合い(6/15)。

§  妻と長女とのお出かけ  妻と長女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と長女との三人で出かける機会は六回ありました。

今回は様々な場所を一緒に訪れましたが、やはりちいクラがもっとも大きなイベントでした。本番で私も妻も娘も会場の運営にいろいろ動き回り、見事にイベントを成功させたのは大きいです(6/29)。

家族が団結して何かを目指すのは、家族平和のあり方としてもっとも望ましいと思いました。

他の日は、一緒に「コーチャンフォー 若葉台店」へ(6/8)。ここで買い物をした後、夜は「ティフィン・デ・ココ 鶴川平和台店」でカレーをたくさんいただきました。

また別の日は家の近くの「サイゼリヤ」へ(6/12)。

さらに別の日は妻の義父を訪問しました(6/14)。「JAアグリハウスまちだ」ではかつてから手元に残っていた全農の商品券をようやく使えました。

その翌日は一緒に「ヨドバシカメラ マルチメディア町田」へ買い物に行った後、「びっくりドンキー」で夕食を(6/15)。

さらにちいクラの準備がたけなわのある日は「多摩境天然温泉 森乃彩」で英気を養いました(6/24)。


§  妻と次女とのお出かけ  妻と次女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と次女との三人で出かける機会は一回もありませんでした。

次女は少しずつ成長しはじめています。先月から正社員となって働いています。
とても楽しく、人生と若さを謳歌しているようなので、親として安心しています。
家族とのイベントにも次女と参加してくれ、次女の彼氏も含めた家族との会話ができているのはありがたいです。


§  娘たちとのお出かけ  娘たちと出かけたのは、上の年表で青地に太字にしているイベントです。


長女は昨年の4/1付けで雇用しました。
先々月からはとあるお客様の事務担当として週一度訪問し、社会の風にあたってもらっています。
最近は一人でいろんなイベントに顔を出してくれていますし、仕事で人の役に立てている手応えも感じているのでしょうか。積極的になってくれていて頼もしいです。
ちいクラの際はチラシ封入作業を仕切ってくれました(6/29)。
また、駒ヶ根の帰り、次女を送り届けた後は二人でドライブの車中で仕事のことなどを語り合いました。

次女とは駒ヶ根蒸留所の帰りに「ルビーの里 駒ヶ岳ガーデン」に立ち寄りました。ピンク色の蕎麦の花がとても美しく、韓国から来た彼も喜んでいました。

長女も次女も折を見て家族との時間を大切にしてくれています。
「かつ玄 石和店」では、長女と次女と次女の彼氏と一緒に夕食を楽しみました。

昨年末をもって私の中では子育ては終わったと思っています。娘たちにはそれぞれを一人の大人として対し、手助けができるところは私から手を差し伸べていこうと思います。
私にできることは親の頑張る姿をみせることぐらいかな。

●私自身の五月(交友関係)

§  関西の交流関係 今月は名古屋で迎え、そこから山口へ移動しました。初日から関西にいました。
kintone Café 山口に登壇し、交流しました。
その翌日は岩国城や錦帯橋や寂地峡を訪問し、夜は甲子園に戻って友人とカラオケスナックで熱唱。

幼稚園の頃からの付き合いであるこの友人とは、高校も同じクラスになり、その後も数年おきに会っています。
こうした幼馴染がいてくれることがどれだけありがたいか。今回も声をかけてくれたので、夜も遅かったのですが、二人で歌いながら旧交を温めました。

実家では四泊五日泊めてもらいました。その間も仕事をしたり、kintone hive Osakaに参加のため難波を訪れたり。
両親の結婚記念日と私の誕生日は一緒なのですが、一緒に祝えてよかったです。


§  今月の交流 今月は、仕事に絡んだイベントが多かったので、飲みも含めた交流は比較的多めでした。

私の場合、公私混同の毎日です。私的な付き合いなのか、仕事をからめた付き合いなか、もうあまり区別できません。また、区別もしないようにしています。
皆さんとの交流は本当に楽しかったです。









今月も皆様ありがとうございました。

●私自身の六月(文化活動)

§  今月のブログ 読んだ本のレビューを記す読ん読ブログの執筆は、またしても書く時間が取れませんでした。
レビュー執筆は、私の中では大切なライフワークとして位置付けています。ですが、今は書くための時間がありません。読んでからレビューをアップするまでの時間も二年数カ月に達しようとしています。
今、私のプライベートの時間がほぼなくなってしまっています。仕事をからめた交流があるので精神的には困っていませんが、一人の時間がないことは見直さなければと考えています。
レビューをアップする冊数と本を読んだ冊数は、私にとってワークライフバランスのバロメーターです。ワークに偏っている今の状況を早く取り戻さねば、とかなりの危機感を持っています。

以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。これも長い間アップできていないので、なんとかして時間を作らないと。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは4本(
kintone Night Nagoya vol.13に参加しました
kintone Café 山口 Vol.8に参加・登壇しました
kintone hive 2024 Osakaに参加してきました
よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.4に参加しました。
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

5月30日 5月30日 多様性の流れをシステム設計に取り入れる備えを
5月31日 5月31日 値決めは経営である。クラウドの価格も。
6月3日 6月3日 コミュニティでしか得られない情報
6月4日 6月4日 リモートワークは社風や意向の取りまとめがしにくい
6月5日 6月5日 システムの目的は人を幸せにすることにあります
6月6日 6月6日 出生率がまた一つ減った今、歳を重ねた私が考えたこと。
6月7日 6月7日 「システムの目的は人を幸せにすることにあります」の深掘り
6月10日 6月10日 オンライン媒体でなく、紙媒体の大切さ
6月11日 6月11日 人前での登壇から得られる経験
6月12日 6月12日 新たな事業はリアルに会ってじっくりと。
6月13日 6月13日 各種規定、運用整備の必要性
6月14日 6月14日 都民の方は都知事選には投票を
6月17日 6月17日 人は老いる。私も老いる。
6月18日 6月18日 インフラをどう維持するのか。
6月19日 6月19日 kintone資格を持つと自信に加えて実装能力が上がる
6月20日 6月20日 コミュニティで宣伝効果を求めることについて
6月21日 6月21日 選挙運動の過渡期にITでできそうなこと
6月24日 6月24日 地域クラウド交流会(ちいクラ)まであと数日
6月25日 6月25日 マッサージをAIは代替できるか
6月26日 6月26日 ちいクラをきっかけに弊社役員も飛躍

§  今月の読書 今月は8.5冊の本を読みました。内訳は、技術書二冊、新書(リーダーシップ)一冊、純文学二冊、ミステリ2.5冊、新書(政治哲学)一冊。

今月も本が読めました。
先月に訪問した福島第一原発事故に関する本など。

ここしばらく、本がほとんど読めていませんでした。先月は満足のいく冊数が読めたように思いますが、今月はまた落ち着いています。
ところが、読んでもそれをアウトプットできていないのは上に書いた通りです。
アウトプットもしつつ、本を読んでインプットにも努める。こうありたいものです。

私が一昨年の年始に掲げた目標の一つは本を出版することですが、まったくそれが進んでいません。
仕事にかまけてしまっています。このことにもとても強い危機感を抱いています。このまま何も生み出さずに老いてしまうのでは、と。


§  今月の映画 今月の映画鑑賞はゼロ本です。

「関心領域」は見にいきたいと思っています。行こうと思っていたうちに、あっという間に六月が終わってしまいました。


§  今月の舞台 舞台については、今月は一本も観ていません。

妻が宝塚の代表を辞めてから二ヶ月が経ちましたが、その時についていた大輝真琴さんを甲府ちいクラにお呼びし、大人の本気のラジオ体操のお手本を務めてもらいました。



§  今月の音楽 コロナが始まってから’70’sから活躍したアーチストの全曲を聞く活動を続けています。サンタナの全アルバムを順に聴いています。

他にもいろいろな音楽を聴いた月でした。


関西では幼稚園の頃からの幼馴染とカラオケを楽しみました。
歌うってよいなぁ。

§  今月の美術 美術については、月初に岩国城で見た銘刀や鎧の数々と、城の入り口に飾ってあった見事な書が印象に残っています。


武将に関する展示に心を躍らせてしまうのは、誰もが同じ。


§  今月のスポーツ 今月は、スポーツはしていません。
トピックスとしては、町田ゼルビアが絶好調で、J1デビュー初年度にもかかわらず、まだ上位に居続けていることでしょうか。
勝利への執念はチームを変えるということですね。私もあやからなければ。

私自身、最近体力がとみに落ちていることを感じています。
寝不足その他の原因でしょうか。仕事が忙しい中、どうやって体力を維持するか。
そろそろ体力作りに取り掛からないと、老年になってとんでもないことになりそうな気がしてきました。危機感を覚えています。


§  今月の滝 今月は十か所の滝を訪れました。「龍尾の滝(6/2)」「登龍の滝(6/2)」「白龍の滝(6/2)」「名もなき滝(6/2)」「名もなき滝(6/2)」「龍門の滝(6/2)」「龍頭の滝(6/2)」「犬戻しの滝(6/2)」「名もなき滝(6/2)」「宇佐の大滝(6/2)」
どれも全て岩国市にあります。
最初の七つの滝は、寂地峡五竜の滝の家、何もなき滝以外の5つにはそれぞれ名前がついています。すべてが龍の体になぞらえ、まるで生き物の歴史のように変書きが流れているのが印象的でした。

犬戻しの滝はその近くの別の沢にある滝で、これまた見応えがありました。

岩国のこの辺りは滝を観光資源にしようと陶板パネルが多く並べられ、滝好きには良い場所でした。
近くにあった名もなき滝も良い感じでした。

帰りには宇佐の大滝も。
道に沿った川が大きな滝として落下しているため、上からのみしか見られませんが、下から見るとかなり良さそうに思いました。

久々にぎっしりと滝巡りを堪能した一日になりました。


§  今月の駅鉄 今月は四駅を訪れました。「錦町駅(6/2)」「南桑駅(6/2)」「清流新岩国駅(6/2)」「善光寺駅(6/21)」。


錦町駅は、岩国駅から伸びる錦川鉄道錦川清流線の終着駅です。
かつて岩国駅から山口線の日原駅までが計画されていた岩日線。
それが民営化され、しかも線路は錦町駅で開発は停滞し、今では参観にする駅としてのんびりと毎日を過ごしています。

車両がとてもカラフルで、かつ字幕も自然を生かした良い雰囲気を醸し出していました。私も発車する電車を動画で撮ったり、構内に留置されている電車を撮影したりしました。駅には売店があり併設され、しかも鉄道資料館もあり、鉄道好きにはオススメの駅でしょう。

錦町駅から先にその後の計画未成線を利用して、観光列車として走っているようです。
今回はトコトコ電車には乗りませんでしたが、山口の人曰くオススメだそうです。


その後に訪れた南桑駅は、錦川清流線と錦川の両岸に走る道路と線路があり、橋を渡って、対岸にある反対側にある駅に行く必要があります。駅と線路しかありません。たまにこういう形式の駅は見かけますが、旅情があっていいですね。
ちょうど駅にいる時、列車がやってきたので、列車と自分を重ね合わせて撮影しました。

清流新岩国駅は、新幹線の新岩国駅に乗り換えが可能です。
ただ、高架下を数百メートル歩く必要があり、駅の落差が大きいように思いました。
かつては駅の名前も全く違うものでした。その駅名が残った旧国鉄の客車の一部を使った待合室が印象的でした。

善光寺駅は、ここ一年の甲府との往復の際に、駅の真下をくぐるガード下は何度も通りました。
今回、よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.4の会場に向かう際、山梨県立図書館で用事を済ませてから来たので、ついでに善光寺駅まで二駅乗車していみました。
朝は横浜でざあざあと降っていた雨も、私が電車を降りた時にはかなり小降りになっていて、富士山も姿を見せる晴れ間になっていました。富士に向かって走る富士行きの列車は撮影者としてうってつけの被写体でした。

§  今月の酒楽 今月は飲む機会がまあまあありました。とはいえ、九日間、十三軒のお店で飲みました。

まずは、kintone Café 山口の懇親会で三次会まで(6/1)。「磯べえ」「とり心」「三代目網元 魚鮮水産」です。お酒がというより皆さんとの会話に夢中でした。
そして翌日、岩国から帰った後、地元の幼馴染とハイボールやレモンサワーを(6/2)楽しみました。歌を歌いながら気の置けない友人と飲むお酒は美味しかった。

さらに、kintone hive Osakaの後は、皆さんとカレー巡りの集まりを(6/4)。四天王寺の近くにある虹の仏では残念ながらカレーが食べられませんでしたが、天王寺mioの上にある「ボンガラカレー」ではビールを。美味かった。
そしてその夜はせっかく大阪にいるので、かつて自分があまり訪れられなかった場所に行ってみようと西九条へ。「bar s and k」さんではウイスキーなどを楽しみました(6/4)。

別の日には妻と甲府のちいクラの準備で甲府に泊まった際、夜二人で食事を。「じゃじゃまる 甲府中央店」で食べ物とお酒を楽しみました(6/9)。

さらに別の日には真鶴へイベントの打ち合わせとコース下見で。夜、角打ちの集いの場として地元の方が多数集まる「草柳商店」へ(6/16)。

またよっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.4の懇親会では「ぽんぽこ」でビールなどをおいしく(6/21)。

また別の日には西東京の商談の帰りに国分寺駅の近くにある「BEER CAFE GAMBRINUS」でIPAとサイダーをいただきました(6/25)。

システム39十周年記念パーティーでは会場のワインやビールなどを多数(6/28)。

そして甲府地域クラウド交流会の懇親会ではかなりの方が甲府の街で夜を楽しみましたが、私も「九十九」「味魅」で皆さんとの会話を楽しみました(6/29)。
かなりお酒を楽しみましたが、それ以上に、皆さんとの会話が楽しくて楽しくて。


§  今月の旅行 今月は、上でたくさん書きました。仲間と。滝。城。清流。駅。様々な場所を訪れました。
感動的な人とのご縁のありがたみもたくさん味わいました。
はじめてほぼ100人のイベントの主催を成功させました。

もう、その中で今月は十都道府県を巡りました。
以下に書いた通りの場所へと。旅をした意味では満足の月でした。

来月もまた旅ができるようにがんばります。

今月、足跡を残した地は以下の通り。
愛知県
 名古屋市中区、名古屋市中村区
山口県
 山口市、岩国市、
広島県
 廿日市市
島根県
 吉賀町
大阪府
 大阪市東淀川区、大阪市浪速区、大阪市天王寺区、大阪市此花区
兵庫県
 西宮市
東京都
 町田市、稲城市、多摩市、府中市、新宿区、渋谷区、台東区、八王子市、中央区、西東京市、国分寺市
神奈川県
 横浜市旭区、真鶴町、藤沢市、横浜市中区、
山梨県
 笛吹市、甲府市、上野原市、甲斐市
長野県
 岡谷市、宮田村、伊那市


§  今月のその他活動 
・公園は二か所。「吉香公園(6/2)」「武蔵国分寺公園(6/25)」

・美術館はゼロカ所。

・駅は四駅。「錦町駅(6/2)」「南桑駅(6/2)」「清流新岩国駅(6/2)」「善光寺駅(6/21)」

・滝は十カ所。「龍尾の滝(6/2)」「登龍の滝(6/2)」「白龍の滝(6/2)」「名もなき滝(6/2)」「名もなき滝(6/2)」「龍門の滝(6/2)」「龍頭の滝(6/2)」「犬戻しの滝(6/2)」「名もなき滝(6/2)」「宇佐の大滝(6/2)」

・温泉は三カ所。「城のホテル(6/22)」「多摩境天然温泉 森乃彩(6/24)」「天然温泉 勝運の湯 ドーミーイン甲府丸の内(6/9)(6/29)」

・山は一山。「城山(6/2)」

・酒蔵は二か所。「信玄ワイン(6/10)」「マルス駒ヶ根蒸留所(6/30)」

・神社は七か所。「吉香神社(6/2)」「鳴尾八幡神社(6/5)」「西宮神社(6/6)」「百太夫神社(6/6)」「武田神社 (躑躅ヶ崎館趾)(6/9)(6/29)」「大國魂神社 大鳥居(6/16)」「武田神社 (躑躅ヶ崎館趾)」

・寺はゼロ寺。

・教会はゼロカ所。

・史跡は九カ所。「俳人種田山頭火之像(6/1)」「「長州五傑」顕彰碑(6/1)」「吉川家墓所(6/2)」「剣豪 佐々木小次郎の像(6/2)」「錦帯橋(6/2)」「宮水発祥の地(6/6)」「白鹿宮水井(6/6)」「大関宮水井(6/6)」「しとどの窟(6/16)」

・博物館は一か所。「岩国城博物館(6/2)」

・遺跡はゼロカ所。

・城は一城。「岩国城(6/2)」

・灯台はゼロカ所。

・動物園はゼロか所。

・水族館はゼロか所。

・土木遺産はゼロか所。

・マンホールカードは二枚。「山口県山口市(6/1)」「島根県吉賀町(6/2)」

・ダムはゼロカ所。
・風景印はゼロ枚。
・御城印はゼロ枚。
・御宿印はゼロ枚。

なお、昨年の夏ごろから信長の野望 出陣でアカウントを作り、様々な場所を巡っています。市区町村ごとに完全に訪れると制覇ができます。
遠征という機能を使って制覇したのではなく、実際に訪れた場所で制覇した市町村について、ここに記しておきます。
・長野県北安曇郡白馬村 2023/11/12
・長野県北安曇郡小谷村 2023/11/12
・山梨県南都留郡山中湖村 2023/12/16
・神奈川県足柄下郡真鶴町 2024/1/25
・福島県双葉郡富岡町 2024/5/5
・福島県双葉郡広野町 2024/5/5
・東京都狛江市 2024/5/6
・神奈川県愛甲郡清川村 2024/5/12
・東京都稲城市 2024/5/25

私がまだ訪れていない場所の多さは無限です。やりたいこと、行きたい場所の多さにめまいがします。
今月も仕事にからめてですが、バラエティ豊かな移動ができました。この地球にはまだまだ無限に行くべき場所があります。
少しでもこうした場所を訪れてから死にたい。私の人生の残り時間のなかでどこまでの旅ができるか。

加齢によって日々、気力は減退していきます。人の明日はわかりません。人気俳優や女優も自死を選びます。私も不意の体調不良に襲われ、コロナに感染します。一昨年の秋にはハイキングのつもりが一晩の遭難と化し、人里のすぐそばで死ぬ可能性も体験しました。
いつかやろう、引退してからやろうという姿勢を根本的に見直さねばなりません。もう、未来の社会や環境がどうなっているかわからないからです。そこに老いつつある自らの衰えがかぶさってきます。
生きている今。今を生きているのですから、今、やるべきことをしなければ。後悔だけはしないように。
その姿勢のまま、仕事をこなしながらも、今のうちに時間の合間を見つけ、行けるところに行っておこうと思います。

死ねば全ては無に消えます。
私の経験をいくらブログにアップしても、膨大なデジタルの海の中に溶けて消えます。
それが分かっていても、自分に与えられた生を全力で全うしたいと思います。仕事もプライベートも全力で過ごそうと日々励んでいます。そのためにもこうして書き残しておこうと思います。

今は仕事に集中し、好きなことは引退後に。そんな悠長な考えが通用しないことをコロナウィルスは教えてくれました。人生はあっという間に終わってしまう。老いたときに平穏で好きなことができる世の中があるかどうかは誰にも保証されません。一方で、仕事の難しさや面白さも強く感じています。プライベートだけど充実させるのでもなく、仕事だけに人生を捧げるでもなく、その両立を目指す。だからこそ、今のうちから毎日を公私とも全力で生きる、という決意で日々を過ごしています。
コロナだからと閉じこもらず、一人でも旅を敢行したいと思います。
もちろん、一昨年の秋に遭難した経験は忘れてはなりません。命をなくしては元も子もないのは当たり前。ですが、何もせず命を枯らすよりはましです。
家族との縁も毎月、姿を変えています。仕事もいつかは引退を求められるでしょう。そうなった時にやることがない、とよく話に聞く老残にだけはなりたくないと思っています。

そう思い、訪れた場所で心の赴くままに俳句を詠んでいます。今月は俳句を26句。いずれもツイートまとめに載せています。

一方で、具体的に将来のこともそろそろ考えねばなりません。
法人のまとめに書いた通り、コロナに席巻された世の中ですが、弊社の売り上げはなんとか確保できています。
ただ、私個人としては投資もしておらず、賭け事もしていません。不労所得のタネも持っていません。
私が倒れた時、うちのメンバーが稼げるところまでは頑張らねば。

あらためて「私」を振り返ってみました。来月も自らの生に後悔のないような日々となることを信じて。
頼りない経営者であり父であり夫であるにもかかわらず、家族が常に一緒に行動してくれることに感謝します。


2024年6月のまとめ(法人)


令和六年六月。

早くも年度が始まって三ヶ月が終わろうとしています。
おかげさまで昨年被ったダメージをふっ切るように売り上げは順調です。案件の引き合いが順調といった方が正しいかもしれません。
失注は覚悟の上で大幅に単価を上げたにもかかわらず、ご発注いただけるのはありがたいです。

ただメンバーを雇おうと思っているところですが、まだそれは時期尚早かと思います。ここで雇ってしまうと、昨年と同じ轍を踏んでしまうので。

システム開発だけでなく、ちがう方面の取り組みにも精を出しています。

達成度6割。達成感6割。満足感7割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括 六月度の売上は目標を下回りました。

上にも書いた通り、何とか赤字にはならないギリギリのところには達するようになっています。

上にも書いた通り、何とか赤字にはならないギリギリのところには達するようになっています。

案件の引き合いは相変わらず引きも切らず、しかも規模も上がっています。引き合いは途切れず、その規模も大きくなってきています。

kintoneの好調に加え、弊社のkintone界隈での存在感も定着してきたということでしょうか。本当にありがたいことです。
うちのメンバーも頑張って学んでいますし、成長もしています。
ただ、まだ各メンバーの力が足し算にしかなっておらず、掛け算の力を発揮できていないのが弊社の今です。

ただ、メンバーも弊社で何とか頑張ろうと言う方向にはなってきています。各自が自分にせられた仕事を何とかこなそうと前向きになっているのはありがたいですし、試験を受けたり、積極的に集まりに出向いたり。

少しずつ会社を経営するに当たっての力点のメリハリも自分なりにわかってきた気がします。経営者の立場から見るとメンバーに対しては、注文したい部分はありますが、そこをぐっとこらえ、安定的でかつ負担を感じさせないような作業をしてもらうようにしています。

ただし、その分私がお客様の育成、寄り添いなどに追われているのが今です。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。

・弊社代表が「kintone Café 山口 Vol.8」に参加・登壇しました(6/1)。
・弊社代表が「kintone hive 2024 Osaka」に参加しました(6/4)。
・弊社代表と役員がサイボウズの永岡さんと甲府市内を行脚し、地域クラウド交流会(ちいクラ)のご挨拶やパンフレットの配布、ちいクラのプレゼンターの勧誘を行いました(6/9)。
・弊社代表と役員が前日に続いて甲府市内を行脚し、挨拶周りやパンフレットの配布を行うとともに、拠点開設に向けた物件の内覧も行いました(6/10)。
・弊社代表が真鶴で予定している「CASOミーティング@真鶴」の下見を行いました(6/16)。
・弊社代表がkintoneエバンジェリスト活動共有会に参加しました(6/19)。
・弊社役員および総務メンバーが山梨県活性化プロジェクトに参加しました(6/19)。
・弊社代表が「よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.4」に参加しました(6/21)。
・弊社総務メンバーが「スナックジョイゾー」に参加しました(6/21)。
・弊社代表が立ち上げメンバーとして関わる「CASOミーティング@真鶴」の告知サイトをオープンしました(6/24)。
・弊社代表と役員が「第一回 甲府地域クラウド交流会」の開催に先立ち、甲府経済新聞の取材記事に登場しました(6/25)。
・弊社代表が「システム39 十周年記念パーティー」に参加しました(6/28)。
・弊社が主催する「第一回 甲府地域クラウド交流会」を開催しました(6/29)。
・弊社役員がサイボウズ社より正式に地域クラウド交流会オーガナイザーとして認定されました(6/29)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

ただ、今や弊社も開発案件の割合を下げると決めています。
私がお客様のサポートに入った後、こぼれ落ちた開発をうちのメンバーが担う運営に変えつつあります。

そうなると、パートナーに対してお願いすることも、ぐっと減ってくるでしょう。今は一度タスクを整理しなければと考えています。


§ 開発案件 今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。

kintoneはますます盤石の地位を築いていくでしょう。
先月末にサイボウズ社より値上げのお知らせがありました。が、値上げに関して弊社には影響はありません。
元々、安すぎた弊社の単価を昨年のうちに挙げておいたのが功を奏しました。
単価アップの効果が少しずつ経営に好影響をもたらしている今、なおさらそう思っています。

ノーコードツールとしての盤石の地位を築いたkintoneは、カスタマイズ開発の余地がまだ残されています。
が、プラグインやサービスを駆使してお客様が求める業務を実現したほうが顧客満足度が高くなることを知りました。
弊社は手を動かさずにお客様に開発を行ってもらう開発手法をここ数年「伴走開発」と呼ぶようになっていますが、今月の頭に参加したkintone Café 山口 Vol.8の懇親会の席上で、伴走開発という言葉は誤解を受ける可能性があるからやめた方がよいと助言されました。

要は既存のSIerが従来のシステム開発のやり方を伴走開発と呼んでいて、同じやり方だと誤解されないか、と言うことです。
それ以来、協働開発や共創や協調開発や同行開発や寄り添い開発や協力開発やサポートドリブンやDX推進サポートなど、様々な言葉を探し求めています。
一旦、昨年秋にサービス開始した「Go! Do! WithU」にならって昂動開発と名付けておきます。か、伴走開発のようにしっくりとした言葉になっていませんので、この言葉はまだ自分の中で引き続き探し求めます。

今月は、28日にジョイゾーさんのシステム39の十周年記念パーティーにご招待いただきました。
私と同じ頃にkintoneに着目し、見事に企業を育てあげた四宮ご夫妻は、弊社にとっても学ぶべき手本であり、目標でもあります。
そうそうたるメンバーが集まったパーティーの希望は盛大であり、我々もこのレベルにきっとたどり着けるはずと言う希望が持てました。
その翌日には、甲府で弊社主催の地域クラウド交流会があり、kintoneエコシステムの世界に加わってくれた妻が頑張って成功しました。
その中では妻がサイボウズ社から正式に地域クラウド交流会のオーガナイザーとして認定されました。
弊社もようやく少しずつ企業の体を成し始めています。

昨年、以下のとおりに弊社の今後の業務の進め方を決めました。
・代表がお客様に入って共に実装に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

少しずつ私が担当する案件に関しては回るようになってきています。
それをもう少し押し進め、弊社が受ける開発案件の割合を減らし、かつ定期的な開発案件は常に持っている状態に何とか落ち着けようと思っています。
一昨季まで安すぎた単価設定も大幅に上げました。
上げた単価をベースに受注も取れるようになりました。それが自信にもつながっています。

昨年に出したGO! DO! with-Uとアビットリンク、さらにk-Report帳票統合サービスも併せて、弊社の価値をより世間に訴えていく必要があると思っています。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

今年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、また持ち直し始める兆しはあります。

経営者としての未熟を痛感させられる毎日ですが、財務改善のためにまず取り掛からなければと考えた単価アップがうまくいきそうなので、もう少し耐え忍びます。
弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
この正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念
「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。たた、顧客のためにと思い単価が安すぎただけで。

弊社の活動内容に、地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込みますが、それが元でメンバーに過度な負担をかけないように配慮しなければ。

昨年の4月より弊社に正式に加わってもらった代表の長女に人事・総務・経理の作業を任せました。
さらに、今年のはじめから代表の妻にもチーム作りの担当として加わりはじめてもらっています。
今までは名前のみの役員だった妻に関わってもらったことで、弊社として飛躍できる希望が見えてきました。
今月末、弊社が主催したちいクラ(地域クラウド交流会)も妻と娘で準備をやり切り、当日も成功させてくれました。
その結果、サイボウズ社より正式に地域クラウド交流会オーガナイザーとして認定され、サイボウズ社のソーシャルデザインラボ所長であり執行役員の中村さんから盾をもらいました。

今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約11回です。リアル昂動開発は三社様に対して5回、18時間。オンライン商談はざっと数えたところ約30回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約40枚です。

今月も様々な場所で商談を行い、交流を深めました。
案件に関わる部分なので、ここにはすべて書きませんが、いろいろと楽しみなご縁ができました。

先月末のkintone Night Nagoyaでは親の皆さんと。kintone Café 山口では山口の皆さんと。kintone hive Osakaでは、大阪の皆さんと。
28日にはシステム39 十周年記念パーティーにお招きいただき、kintoneエコシステムを構成する皆さんと感慨に満ちた一夜を過ごしました。
そしてその翌日は、甲府地域クラウド交流会で、山梨県の人たちのとのご縁を作り続けたイベントを無事に行いました。






弊社が経営で苦戦していても次々と案件を頂けているのはこうした出会いがあるからです。

引き続きよろしくお願いいたします。


§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。「kintone Café 山口 Vol.8」(6/1)。「kintone hive 2024 Osaka」(6/4)。「kintoneエバンジェリスト活動共有会」(6/19)。「山梨県活性化プロジェクト」(6/19)。「よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.4」(6/21)。「スナックジョイゾー」(6/21)。「システム39 十周年記念パーティー」(6/28)。「第一回 甲府地域クラウド交流会」(6/29)



こうした対外活動こそは経営者としてやるべきことであると同時に、弊社メンバーにこの方向性を理解してもらう必要があります。
今年の年始の抱負として、登壇回数を36回と定めました。6月の時点で18回の登壇が果たせています。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。

外の皆様と交流を深めたいと思っています。
今月に行った活動からそのことを強く感じました。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは4本(
kintone Night Nagoya vol.13に参加しました
kintone Café 山口 Vol.8に参加・登壇しました
kintone hive 2024 Osakaに参加してきました
よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.4に参加しました。
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

5月30日 5月30日 多様性の流れをシステム設計に取り入れる備えを
5月31日 5月31日 値決めは経営である。クラウドの価格も。
6月3日 6月3日 コミュニティでしか得られない情報
6月4日 6月4日 リモートワークは社風や意向の取りまとめがしにくい
6月5日 6月5日 システムの目的は人を幸せにすることにあります
6月6日 6月6日 出生率がまた一つ減った今、歳を重ねた私が考えたこと。
6月7日 6月7日 「システムの目的は人を幸せにすることにあります」の深掘り
6月10日 6月10日 オンライン媒体でなく、紙媒体の大切さ
6月11日 6月11日 人前での登壇から得られる経験
6月12日 6月12日 新たな事業はリアルに会ってじっくりと。
6月13日 6月13日 各種規定、運用整備の必要性
6月14日 6月14日 都民の方は都知事選には投票を
6月17日 6月17日 人は老いる。私も老いる。
6月18日 6月18日 インフラをどう維持するのか。
6月19日 6月19日 kintone資格を持つと自信に加えて実装能力が上がる
6月20日 6月20日 コミュニティで宣伝効果を求めることについて
6月21日 6月21日 選挙運動の過渡期にITでできそうなこと
6月24日 6月24日 地域クラウド交流会(ちいクラ)まであと数日
6月25日 6月25日 マッサージをAIは代替できるか
6月26日 6月26日 ちいクラをきっかけに弊社役員も飛躍

§ 年表

 ・六月お仕事

産業交流スペース Megriba、磯べえ、とり心、三代目網元 魚鮮水産、Zepp Namba、二俣川で作業・打ち合わせ×7、Starbucks、Cross Be、生涯学習推進センター、澤田屋 本店、印傳屋、山梨県ボランティアセンター、丸十山梨製パン 本店、Chami Sandwich、九十九、Cafe&Dining Cu-Suke、ワインズ 新富屋、café terroir、葡萄屋kofu 甲州夢小路店、Cross Be、山梨県庁、山梨近代人物館、府中で打ち合わせ×3、カフェ&レストラン ロータスガーデン、新宿で打ち合わせ、ロイヤルホスト、Starbucks、サイアム セラドン、町田新産業創造センター、ハローワーク町田、ぺぺコーヒー、真鶴町観光協会、草柳商店、マクドナルド、浅草で打ち合わせ、浅草文化観光センター 展望テラス、キッチンオリジン 鶴川店、石川町で打ち合わせ、山梨県立図書館 かいぶらり、カフェ リベル、WOODSHED、鶴川駅前図書館、西東京で打ち合わせ、府中市立 中央図書館、浜松町で商談、八芳園、山梨県立図書館 かいぶらり、café terroir、フォーハーツカフェ、九十九、味魅

§ ポストツイートまとめ
・六月ツイート
https://togetter.com/li/2393066


よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.4に参加しました。


6/21に甲府市のWOODSHEDにて「よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.4」が開催され、参加してきました。

この場所で開催するのはVol.2以来です。
実は、今回のVol.4はもっと早く、4/26に開催する予定でした。

ところが、その日はkintone Café 山梨 Vol.2の前日でした。
前日ということもあって、少々意気込みが削がれたのでしょう。人数も思うように集まらず、延期の決断を下しました。

満を持して仕切り直した今回、9名の山梨のkintoneプレイヤーが集まりました。
今回の「よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.4」は、大きく2つの内容からなっていました。
kintone SIGNPOSTの読み合わせと、kintone導入にあたっての課題がSIGNPOSTのどの章かを考えるセッションです。

1つは、kintone SIGNPOSTの読み合わせです。STEP 4の4項目を皆で読み合わせ、意見を交換しました。

私にとって貴重なのは、kintone SIGNPOSTを読み合わせる会が、この「よっちゃばれっ kintone 無尽」だけということです。
kintone SIGNPOSTはkintoneを用いた業務改善のフレームワークです。ただし、kintoneだけでなく、むしろ、kintone以外の業務改善にも役立ちます。
kintone SIGNPOSTサイト

ということは、kintone SIGNPOSTとは座右の書として毎日読んでもよいくらいです。般若心経を読むように。
ですが、なかなか日常の忙しさにかまけて読めていません。今回も皆さんとSTEP 4を読み合わせましたが、私自身の記憶から薄れていました。こんなことでは、残されているカイゼンマネジメントエキスパート試験に受かりません。反省しました。

ただし、kintone SIGNPOSTを読みさえすれば、業務改善ができるわけはありません。それぞれの会社が抱える案件によってkintone SIGNPOSTの活用の仕方は違います。あくまでkintone SIGNPOSTはフレームワークであり、kintone SIGNPOSTをべ―スに、アレンジしていくべきです。
今回も9名の皆さんで導入の方法や考えの違いがあり、kintone SIGNPOSTの解釈もさまざまでした。とても興味深かったです。

私自身、4-33「現場代表」は案件の提案の際にも実践しておらず、忸怩たる思いを感じました。
kintone SIGNPOSTサイト4-33「現場代表」
4-33「現場代表」で言っているのは、導入の説明会にあたり、開発社側やお客様側のプロジェクトマネージャーや推進役が説明するのではなく、現場のオペレーションの代表者にその説明をしてもらうアプローチです。

実践しないと書きましたが、導入の説明会では、私が説明するか、もしくはお客様側のプロジェクトリーダーに行ってもらうことが多かったです。
案件に日々追われているとどうしても癖が発生してしまいます。お客様の現場のオペレーションの責任者に説明してもらう可能性を抜かしてしまうというか。違うやり方が抜け落ちてしまうのです。
もちろん、既存のやり方でもうまくはまる場合もあるでしょう。ですが、はまらない場合もあります。その際、違うやり方として現場のオペレーションの責任者にお願いするやり方を思いつかないと、導入に苦労する可能性があります。

もう一つは、kintone Café 山梨 Vol.2でどりぃさんがセッションで予定していたものの、時間切れでできなかったお題を行いました。
そのお題とは「ある部署はkintone導入が進んだ。それを全社に広めるために何を取り組むべきか。それが示されたkintone SIGNPOSTの項目はどれか」です。
kintone Café 山梨でできなかった分、9名で考えました。

この2つをやってみて、私がカイゼンマネジメントエキスパートに3回も落ちた理由が分かった気がします。要は、きちんとkintone SIGNPOSTを読み込めていないということです。
今年の頭のカイゼンマネジメントエキスパート試験は北海道出張で受けませんでした。次回はきちんと勉強しようと思いました。


最後に皆さんで集合写真を。


そして近くの居酒屋「ぽんぽこ」で懇親会をしつつ、よっちゃばれっの続きを。
楽しくて去りがたく、私は甲府に急遽泊まることにしたほどです。

次もまたよっちゃばれっ kintone 無尽は行われることでしょう。
ちいクラ(地域クラウド交流会)も無事に成功するならば、山梨でのkintone 界隈のプレーヤーも増えるかもしれません。
kintone Caféではない新たなコミュニティの育成にむけ、やれることはしたいと考えます。

まずはご参加の皆さん、ありがとうございました。


kintone hive 2024 Osakaに参加してきました


6月4日に大阪のZepp 難波で行われたkintone hive 2024 Osakaに参加・登壇してきました。

https://kintone.cybozu.co.jp/jp/event/hive/

昨年に続いての参加です。ところが、昨年は開演の直前まで商談していて、終わってからもすぐにトラブル対応が舞い込み、てんてこ舞いでした。

今年は直前の商談もなしにし、午前中に甲子園の実家で済ませていました。
夜もトラブルさえなければ、どこかの飲み会に参加できそう。楽しみです。

さて、楽しみと書いている私ですが、実はkintone hiveについては経験がそこまでありません。
一昨年までは地方で行われるhiveには一度も参加していませんでした。11月に幕張で行われるkintone AWARDを参加するだけで満足していました。
昨年のブログにも書いたと思いますが、開発会社としては、kintone AWARDだけ観覧すればそれで良いという気持ちがどこかにあったのでしょう。

ところが昨年、仙台/大阪/東京と参加してみたことで、各地域でのhiveのレベルの高さに舌を巻きました。そして、今までの自らの不明を恥じました。そこで、なるべく地方のhiveにも参加しようと決めました。

ところが今年は、仕事のスタイルが変わりました。それによって、私の時間の使い方にも変化が生じ、参加したくてもできていません。当初は、kintone hive 2024 Osakaへの参加も難しいと考えていました。
ところがスケジュールを確認すると、名古屋(kintone Night Nagoya)、山口(kintone Café 山口)と移動した後、数日を実家に泊まらせてもらい、その間の打ち合わせを全てオンラインに調整すれば、kintone hive 2024 Osakaへの参加ができるかもしれない。そこでスケジュールを調整しました。

11月に行われるCybozu Daysはkintone界隈のプレーヤーが全国から集う一大イベントです。
が、kintone hiveもその地域並びに近隣地域からプレーヤーが集います。普段は首都圏にいる私にとっても、関西のプレーヤーと旧交をあたためる良い機会です。今回も会場の入り口付近でいろんな方にお会いして旧交を温めました。
皆さん、これから会場で目撃する内容にワクワクしています。

ここで念の為、kintone hiveについて説明しておきます。
kintone hiveとは、kintoneを使って社内の業務改善に取り組む各企業様が、自社の取り組みを登壇し、発表するイベントです。今年は全国の六カ所で催されています。書類審査の上、登壇される各企業様の取り組みは、ユーザーとしても導入に参考になりますし、kintoneを用いたビジネスを展開する各企業にとっても参考になります。

ただ、それだけの説明では、なぜそこまで皆を惹きつけるのか、わからないかもしれません。

kintone hiveで登壇されるのは、業務改善を切実に必要とする企業や個人が、kintoneを使ってチームを構成し、そして会社の業務を変えていくストーリーです。
各社さんは登壇する今も現在進行形で業務改善を進めておられます。そして、会場で参加する方々は自社または他社に対して業務改善を行っている真っ最中。つまり、同じ時間軸でkintoneを用いた業務改善の同士です。
同士が試みた業務改善のありように私たちは共感し、応援します。そして、成功に至るまでのプロセスを自分たちの会社の参考にし、生かそうとします。

kintone hiveとは、ある種のエンターテインメントです。
エンターテイメントとは人々を楽しませる娯楽のことです。
人々は、共感や応援など、喜怒哀楽の感情も含めて心が動かされることも娯楽としてとらえます。
登壇者がうまくいかない経験を語る時、観客の多くも自らの苦労に思いを馳せ、心を痛めます。そして、成功体験が語られる時、登壇者の語る喜びを観客は追体験します。
kintone hiveとは、登壇者と観客が場で一体となって感情を共有する場です。
会場がライブハウスであるのも、場の一体感を醸成するためには必須の装置です。だからこそ、kintone hiveはある種のエンターテインメントであるといえます。


さて、サイボウズの山田さんによるkintone hive 2024 Osaka大阪の開会宣言に続いては、登壇者の皆さんによる熱いセッションの開始です。


おのえメモリアル株式会社/森垣さん

まずはおのえメモリアル株式会社/森垣さんから。

いきなり私の知っている方の登壇です。
森垣さんとは今年の1月に城崎で行われたkintone Café HYOGO Vol.2にてお会いしました。しかもお隣の席同士でした。
その際に聞いた森垣さんのセッションは、私の中で鮮やかですが、今回その内容をさらにバージョンアップさせておられました。
人の目を見て話すことが、大切な人を亡くされた葬祭業の打ち合わせでは必須。そのため、パソコンに目を落とす頻度は減らさなければならない。つまり、kintoneの操作をなるべく簡単にする。
その思想は変わらず。今回は冒頭に合掌があり、新しい掴みの要素も加えておられました。そして、随所には森さんの人柄を感じさせる素晴らしい登壇でした。

無趣味な人に出来た趣味がkintoneと言う自己紹介も良かったです。
そして、登壇の背後に通底する思想、つまり本来は業務に紙もシステムもいらない、人との触れ合いに時間を割きたいというその姿勢が会場にしみわたりました。
システムとは人のためにあるものです。


BABYJOB株式会社/長野さん塩澤さん


BABYJOB株式会社/長野さん塩澤さん
私の娘たちも、もう2人とも20歳を超えました。娘たちが小さい頃、私が妻と同じぐらい育児をこなしていたというつもりはありませんが、育児の大変さは私もよく知っていました。

その大変さを少しでも楽にするためのサービス、そしてそこにkintone使う組み合わせは、まさに多くの人の共感を呼んだのではないでしょうか。

すごいと思ったのは、入社してわずか一週間でkintone hiveへの登壇を会社に相談したそのエネルギーです。
わずか一週間で登壇を決断した事例は私も今まで聞いたことがなく、すばらしいと思いました。

お二人の話を聞いていると、システム開発の従来のやり方は本当に変わってしまっていることに気づかされます。
4ヶ月かかるシステムがわずか1週間で担当者によって実装されてしまう。この脅威を技術者は真摯に受け止めねばなりません。この流れはkintone界隈の人には当たり前でも、まだまだその変化に気づいていないシステム開発業者や技術者がたくさんいるのです。


株式会社オーシン/藤田さん


株式会社オーシン/藤田さん

いわゆる職人芸と言われるものは、暗黙知の集合です。
一子相伝や徒弟制度は、確かに言語化できない暗黙知を伝えるためには有効な制度だったのでしょう。
ですが、今のスピードが優先される世の中にあって、背中で語って伝えるやり方はもう難しいでしょう。残念ながら。
もちろん暗黙知が必要な部分はまだ多いと思います。が、それとて、内情を良く調べてみると、ただ単にテキストや言葉の伝達のプロセスの問題だったりします。暗黙知でなければ伝えられない部分はより深い部分にあり、それ以外はkintoneで代替可能です。
藤田さんの登壇はまさにその辺の伝達の課題をkintoneの特性を持ちいて解決した好事例です。マスタ整備をきちんとするだけで情報の伝達は改善できるのです。
タグ付けプラグインの活用など、私にとっても参考になる点が多々ありました。kintoneの使い方に工夫の種は尽きないなぁと思いました。

藤田さんの登壇を聞いていて、知識の伝達と蓄積こそがシステムの本質なのだとあらためて腹落ちしました。


株式会社ワイドループ/川咲さん


株式会社ワイドループ/川咲さん

冒頭の自己紹介から紆余曲折、七転び八起きの人生模様が展開され、インパクトは抜群。
その後の導入の経緯もスピーディーで、観客は一気に川咲さんワールドへと引き込まれていきました。

ただ、その話術とテンポに幻惑されていては本質を見失います。語っている内容にこそ、川咲さんの業務改善の本質が詰まっています。
それは、業務改善をする側にも本気度がないと成功しない真実です。


自社の業務を徹底的に理解し、そこから業務改善の糸口を見出す熱量。
業務改善を進めるにあたって、計画やプロセスにおざなりな点はないか。
一度は川咲さんから相談を受けたアールスリーさんが断り、そこから再度計画を作り直した上で、アールスリーさんの支援を受けるに至る流れは、私たちシステム開発業者にとっても襟を正すケースです。安易に相談を受けてはならず、まず、本気で改善する気がなければ、システム業者にとってもあとあと苦しむことになりますから。
それには、業務改善をする当事者こそ、もっとも本気で取り組む姿勢を見せなければなりません。

社内への周知方法や仲間づくりなど、テンポの速いスライドとトークの中で内容も濃い目に詰め込んでおられました。また、効果検証をやる暇があれば、kintoneアプリを一つ作る方がよいとの割り切りも印象に残りました。
今回のkintone hive 2024 Osakaで優勝したのは川咲さんです。kintone AWARDでもご活躍を願っています。


株式会社パトライト/三井さん


株式会社パトライト/三井さん

私の中で、印象を受けた一人が三井さんです。
仕事に魅力を感じられず、転職を考えていた三井さんがkintoneに出会い、kintoneで改善を実現することによって自分の力を役立て、人から頼られる喜びに目覚めてゆくストーリー。

実際、こうなることが望ましい姿です。ただ、人によっては理想論として捉えるかもしれません。なぜなら、そういう機会をもらえることはそうそうないからです。
ですが、三井さんが語った「頼られる歓びが仕事への活力になる経験」は、私にも覚えがあります。むしろ、私自身がそうやって次のステップに進んでいきました。なので、我が事のように三井さんのストーリーが私の中に吸収されていきました。
三井さんが目覚めていったいきさつは、私が経営者として、どうすればメンバーに味わってもらえるかを常に考えている課題でもあります。経営者としてメンバーのモチベーションアップは切実な課題です。特に2023年にそれで失敗した私としては。
どうすればやりがいを感じてもらえるのか。仕事に対してやりがいや実感を持てることが都市伝説でも幻想ではなく実感なのだ、三井さんの経験が実際に起こったストーリーなのだと教えられれば、従業員はやる気を持ってもらえます。
絶対的な安定や高給を保証できない零細企業の経営者としてはなおさらです。まずは、経営者としては従業員への何よりの福利厚生こそ、やりがいの提示だと思ってます。


ですが、それが難しいこともよくわかっています。やはり仕事は仕事。現実には苦難も試練も待っています。
楽しいことばかりが仕事ではないから。三井さんはそれらを乗り越えるための工夫も含めて話されておられました。だからこそ、私は共感しました。


阪急阪神不動産株式会社/川本さん。


阪急阪神不動産株式会社/川本さん。

西宮市で20年以上を過ごした私にとって、阪急阪神はいろんな意味で郷愁を与えてくれる存在です。
ここ数年では阪急側の某歌劇団ともいろいろとご縁がありました。
実は昨年秋にも六本木でソラコムの皆さんと飲んだ後も、阪急阪神不動産の方と数名お会いしました。

なんだかんだとご縁がある会社がkintoneを使っている。そして、kintone hiveに登壇する。これだけで私のテンションはあがります。


その構築内容は、参考になるところが多かったです。
何よりも、弊社が今目指さなければならない、JavaScriptを使わない構築をポリシーとして謳っておられましたから。
同様のポリシーはエン・ジャパンさんが謳われておられます。


私も今後のkintone開発とはかくあるべき、と切り替えるのに努力しています。
が、なかなか完全にJavaScriptを100%根絶した提案を当初からできるまでには至っていません。
それはおそらく私の努力と知識が足りないのでしょう。

そうした意味でもまだまだの精進が必要なのだ、ということを胸に刻めたのはよかったです。


特別セッション


さて、そこで六社の登壇が終わり、私は諸連絡のためパソコンに向かっていました。
すると、いつの間にか壇上にはゆっきーときったんさんと中尾和尚のお姿が。

そこで話されている内容は、私があまりログインしていないキンコミ。
キンコミを通じた情報が数年たって別の方の悩みを解消させる事例や、ブックマーク機能がいつの間に出来ていたことなど、私不覚にも自分が使っていなかったことへの不明を恥じました。

さっきのJavaScriptを無くす前提の見積を行うためにも、私もまずキンコミを見なければと思った次第です。
と思いつつ、kintone hive から本ブログをアップするまでの二十日間の中でまだ見られていません。まずいので、まずはこの後必ずログインは果たします。


さて、私がログインを果たす前に、別のミッションは終えてしまいました。
kintone hiveの会場に設置されていたプリクラで、きったんさんと中尾師匠との3ショットを撮ってもらったのです。
私だけ、いかにもプリクラに慣れていないことがまるばれで、全く違う場所を見つめているのはご愛敬。

今回、こんなアトラクションが用意されていたのですね。その時に聴いた情報では、kintone hive Tokyoでも用意されているとか。楽しみです。


懇親会

さて、優勝者が川咲さんであると発表された後、私が座っていた席の近くにトーヤマンさんがおられ、ご一緒に夕飯と懇親会にお誘いいただきました。数日前にもkintone Night Nagoyaでもご一緒していたこともあって。

ところが、私がきったんさんと中尾和尚とプリクラを撮っている間に迷子になってしまい、一緒に会場に出た一群と一緒に歩いていたら、実は登壇者の皆さんの飲み会に合流していたことに気づきました。

これはいかんと、あわててトーヤマンに連絡をとり、大国町駅で合流。さらに動物園駅、天王寺駅と二回降りて、合流した皆さんはなかなかのレアメンバー。
少なくとも私はこのメンバーでの集合は初めてです。


しかも私、この中でイビサさんとは初めてお会いしたので、とても貴重な機会になりました。
前からもちろん一方的に片思いだったわけですが、まさかここまでホスピタリティ溢れるカレーの求道者だったとは・・・。まさに仏でした。
四天王寺まで足を運んで訪れた「虹の仏」は残念ながらカレーが品切れだったそうですが、私には十分な仏の恵みでした。

もちろん、皆さんで訪れたカンデグランデのカレーのとってもおいしかったです。
このメンバーであれば、また目黒辺りでお会いできる機会もあるかも。
kintoneはカレー色。またカレーでも誘ってください。街をカレーとkintoneで染めていきましょう。

私はそこから田村さんと大阪までご一緒しました。
思ったより早く解散になってしまったので(昨年はなんばウォークの公衆電話機の上にパソコン広げてトラブル収束の指示を出していました。しかももっと遅い時間に)、さすがにもう一軒行こうかと。


いつも行く梅田のHarbour Innでもよかったけど、たまには違う街を歩いてみたいと思い、来るときに通って少し気になった西九条駅へ。環状線をもう15分角度を伸ばして、駅前を少し散策。
ふらっと訪れたBar SandKさんでバーテンダーさんとの会話を楽しみ、夜をしめました。

kintone hive Osakaなどの機会にふるさとに帰れるのはありがたい。ふるさとの風を感じ、若い時には訪れられなかったさまざまな街を訪れるのもありがたい。

また来年もkintone hive Osakaには来られるようがんばります。

今回お会いしたすべての皆様に感謝です。


kintone Café 山口 Vol.8に参加・登壇しました


6月1日に山口のメグリバで行われたkintone Café 山口 Vol.8に参加・登壇してきました。
告知ページはこちらです。

会場は新山口駅から徒歩すぐの立地にあるメグリバです。
メグリバのページはこちらです。

私にとって初めてのメグリバ。そして新山口。

そもそも山口県に一歩を踏み入れること自体が、20数年ぶりです。記憶が定かなら、かつて福岡の帰りに厚狭駅前でテントを立てて野宿したのが最後のはず。
名古屋で参加したkintone Night Nagoyaの翌朝、のぞみを乗り継いで新山口に着いたのは11時過ぎでした。

新山口駅の新幹線からJRに乗り換えるまでの連絡通路の柱ごとには、山口の観光地が紹介されています。観光客にとって魅力的な場所がたくさんあるのが山口です。


新山口駅の周辺をぐるりと巡り、まずは挨拶がわりの瓦そばを食してから会場に向かいました。


会場となるメグリバは、KDDI維新ホールと名付けられた大きなホールの一隅に設けられたコワーキングスペースです。
この日、KDDI維新ホールでは「パンと珈琲のフェスティバル2024」が開催されていました。そのため、すごい人だかりでした。
メグリバに行くまでに、多くの人の列を潜り抜けて通らなければなりません。かき分けていると、私の着ていたポロシャツを見た方からは、「あ、kintoneも出てる」と言われました。


私と片岡幸人さんをメインの登壇者とし、吉富さんが運営として準備を進めておられたこのkintone Café 山口 Vol.8ですが、当初はkintone Caféの集客に苦労されていたそうです。
私もその集客に苦戦していらっしゃる様子を拝見していたので、「パンと珈琲のフェスティバル2024」に来ている人たち全員をkintone Caféに呼びたいと思った位です。



結果としては、当日に飛び込み参加してくださった方も含め、高知、大阪、神奈川、東京、岡山、山口の各地から最大で19名の方にご参加いただきました。
メグリバの交流スペースをほぼすべて使い切り、椅子を他のスペースから持ってくる必要がありました。
結果的には成功だったと言えます。


さて、kintone Café 山口は、まず吉富さんからの開会宣言とkintone Caféについての説明から始まりました。


まず、冒頭にサイボウズ広島オフィスの鐘尾さんから、kintoneについてのご説明がありました。
サイボウズさんからの事例紹介は、色々と学べるところが多いです。今回もkintone自体が初めてと言う方も何人かいらっしゃって、私たち登壇する身としても気合が入りました。
kintoneをよく知らない方に必要な基礎知識を鐘尾さんから語ってもらうことで、後に続く私たちもより話しやすくなったように思いました。


鐘尾さんのお話のあとは、会場にたくさん並ぶ各地からのお土産を食べながら会話に花を咲かせました。こうしたお土産を見ているだけで旅をした気分に浸れます。


さて、続いては私の番です。
今回は連携事例をご依頼されていたので、私の方からはサイボウズのパートナーサイトに出ている弊社の事例から8件をピックアップして紹介しました。

私の前にサイボウズの鐘尾さんがkintoneを説明してくださり、私の後には幸人さんも控えています。
話す内容が重複することのないよう、前もって幸人さんや吉富さんとの間で打ち合わせは済ませていました。
その結果、私が話す事例は、kintoneの基本的な説明や地図連携やIoT連携の部分は省き、弊社が実際に出かけたデータの連携事例、帳票やSaaS/PaaS連携に焦点をあてて組み立てました。

組み立てた一連の事例を話すにあたっては、複数の事例を貫く太い芯を通しておく必要があります。私はその芯をデータの入出力に置きました。
kintoneを含めたシステムは、データの入出力の連なりである。そう初めに語り、各事例もデータの入出力を軸に語ります、と宣言しました。

そして、最初の頃の単純な連携例から徐々に複雑な形へと連携のレベルを上げるような構成にしました。
弊社の事例はパートナーサイトに出しているもの以外にもたくさんあり、もっと複雑な事例もあります。むしろ、複雑な方が多いのですが、事例記事として出しているものは、お客様からも許可をいただいています。今回は調整の時間がなかったので、8件にしておきました。

質疑の際は、WordPressとkintoneの連携事例についていろいろなご指摘が入りました。
なるほど、今のkintone開発のトレンドからすると、WordPressを用いる構成は主流から外れているのかもしれません。というのも、kViewerやFormBridge、しぶんページやChobiit for kintoneを使う構成が主流のはずなので。
サブスクリプションの課金を減らすためにWordPressを使う事例は、kintone Caféで取り扱う内容としてふさわしかったかどうか、私ももう少し検討してみたいと思います。


さて、私の後に少しの休憩を挟んだ後は、幸人さんによる事例紹介です。
私の記憶が正しければ、私と幸人さんが同じkintone Caféで共演するのは、高知、小田原、甲府に続いて四箇所目のはず。

それにもかかわらず、いつ聞いても興味深いと思えるのは、やはり豊富な事例をお持ちの幸人さんだからでしょう。
私は各地で行われた合戦の陣地の座標をkintoneで管理し、それをマッピングして地図サイトにプロットする事例が好きです。


今回はそうした事例の他にも、kintoneアプリの作り方をどういうやり方を作っているか、参加者に尋ねているのが印象的でした。

幸人さんにしても自在にカスタマイズできる技術を持ちながら、kintone案件についてはプラグインやサービスを活用を推し進めていただいているようです。どんどん効率的に案件を実装していくやり方をとっておられるのでしょう。

AWSを組み合わせれば、複雑でクリティカルな案件はいくらでもこなせるのでしょう。ですが、あえてそういう構成に踏み込まず、サービスやプラグインに任せるところは任せるやり方。
やはり私のやり方は間違っていないと思えました。


私が内心で大いに受けたのは、弊社で失注になった案件の事例が出ていたことです。
「あー、幸人さんが手がけて下さったのなら安心や」と、娘を嫁に出した父の心境になりました。

続いては、LTタイム。


まずは、加藤さんから。
ChatGPTに作成したいkintoneアプリを投げる事で、ChatGPTがアプリ生成APIへのリクエストも含めたJavaScriptを生成します。そのJavaScriptを既存の別アプリに登録すれば、一覧画面上に生成されたボタンを押すだけでアプリができてしまう。
そのような実例を見せてもらいました。

加藤さんのサンプルでは、フィールドのレイアウトの整備は割愛しておられました。ですが、layout.jsonを使えば、それらも実装できるはずです。ChatGPTに「レイアウトもよしなに」と指示できれば、実用的なアプリがすぐに作成できそうです。

なお、私がこのところずっと求めているのは、サブドメイン内の全てのアプリの設計情報をAPIで取得し、そこからER図やアプリ構成図を一発で作ってくれるプロンプトです。
Mermaid.jsで近いところまではできるのですが、私はdraw.ioのUIが好みなのです。なんとかdraw.ioと連携して自動でER図が構成したいのです。
この分野でのAI活用は引き続き追い求めていきたいです。


続いて登壇してくださったのはどりぃさん。どりぃさんに会うのは、先日のkintone Café 山梨 Vol.2以来ですね。
その際、壇上で踊っていたどりぃさんの姿がとても印象的でした。
今回、どりぃさんが取り上げたのは、なんと複数の著名な応答AIにkintoneとは何とお伺いを立て、そこから帰ってきたkintoneの説明で間違っている点を探すと言うユニークな企画。

私はChatGPTやOpenAIは使っていますが、GeminiやClaudeはまだ使っていません。これらも含めたAIの状況は追い切れていません。
それらAI勢がkintoneをどの程度認識しているのかは興味津々でした。

どりぃさんのデモの結果、どのAIかは伏せますが、「kintoneには初期費用がいる」なんてでたらめな回答を返してきたAIもありました。AIもまだ、人間の手によるチェックは欠かせないなぁと思った次第です。
いい加減なAIからの回答をお客様に流すような真似は厳に慎まなければと思いました。


最後ははっしーさんから。
加藤さんとはっしーさんと私は、kintone Night Nagoyaから直接kintone Café 山口に参加した勢です。

はっしーさんの登壇内容は、UiPathの可能性とkintoneを組み合わせる内容。
これ、とても勉強になりました。
私にとって苦手な分野というか、使いこなせていない分野の一つであるRPA。
どのように業務に組み込めばよいのか、まだ私の中で確とした回答が見い出せていません。
APIが使えないオンプレシステムやウェブサービスの画面の操作をRPAにさせ、それをkintoneに取り込むことができればいろいろ便利になる。それはわかっているのですが、なかなか習得する時間がとれていません。

はっしーさんの登壇内容は、私が取り組めてない点を補ってくださるものであり、今後の使い分けの活用例として参考になりました。

結局のところ、誰がkintoneにデータを入れるのか。IoTもそうですし、RPAもその候補です。特に、既存のシステムやサービスには、kintoneとの連携が不便なシステムもまだあります。そうした場合、RPAは有力な選択肢になることは確かであり、学んでいかなければ。


さて、最後に皆さんで写真撮影を行い、まずはkintone Café 山口 Vol.8の本編はお開きです。

そういえば、このメグリバの壁には、名刺を貼って交流に使うための模造紙が貼られていました。
そこには、私にとってつい数ヶ月前に山梨でお世話になった方の名刺が貼られていて、さすが「山」つながりとその方の名刺の横に自分の名刺を貼っておきました。


しばし時間を空けて、各自がホテルにチェックインなどの雑務を終わらせた後は、大切な懇親会の時間。
まずは、「磯べえ 新山口店」で懇親会の一次会を楽しみました。


今回は、山口県内の多くの場所や隣県の広島、岡山から来て下さっていた方もいて、そうした方々は帰宅の都合で帰られてしまいました。それは仕方がないことですが、泊まられる方やご近所の方は参加してくださいました。全員で八名。

何度も言っていますが、kintone Café は懇親会まで含めて参加しないともったいないです。
なぜなら、本編ではなく、ここでしか聞けない話があるからです。
それは参加者だけでなく、登壇者にとっても同じです。
私はこの懇親会の場でどりぃさんから貴重なアドバイスをもらえました。
それは、ある言葉を使わないほうがよい、ということです。私のさきほどの登壇でも、その言葉を1、2回ほど使ったはずです。
その言葉を使うと、今後のkintone界隈でのビジネスの上で誤解を受けるかもよ、と。

私もその言葉については、無自覚に使っていたところがありました。とてもありがたかったです。
こうした会場ではなかなか話せないようなことも、懇親会の場では話せるのです。
kintone Caféに限らず、イベントに参加される方は、懇親会は参加したほうがいいですよ。


続いて私たちは、二次会の「とり心」へ。ここでも皆さんとより気の置けない会話を楽しみました。
思わぬ趣味の一致など、山口にまた来たくなる時間でした。


二次会が終わった時点でかなり遅い時間でしたが、三次会は高知から来てくださった幸人さんと登壇者同士で「三代目網元 魚鮮水産」でサシのみを楽しみました。
山口の地で、兵庫出身で東京在住の私が、高知出身で岐阜に在住経験のある幸人さんと杯を重ねる。
幸人さんとはこの先もいろんなところでご一緒できそうです。またの再会を約しました。そして、山口の夜は更けていきました。

翌朝、私は岩国に移動し、岩国城や錦帯橋を訪れました。実は岩国城の天守閣でも加藤さんにばったり出会うご縁がありました。その地を訪れ、その地の風物を愛で、そして交流を深める。よい旅でした。
この旅については、また別の機会にブログでご紹介できればと思います。

まずは今回、ご参加いただいた皆さん、登壇してくださった皆さん、そして運営の労を取ってくださった吉富さんに本当に感謝です。ありがとうございました。


kintone Night Nagoya vol.13に参加しました


5月31日に名古屋で行われたkintone Night Nagoya vol.13に参加してきました。
会場はサイボウズ社の名古屋オフィス。今回が初めての訪問です。
告知ページはこちら


私のサイボウズ オフィスラリーも、東京オフィス、大阪オフィス、仙台オフィスに続いてこれで4カ所目です。昔の水道橋のオフィスも含めると5カ所目かもしれません。
どのオフィスも、サイボウズ社ならではのウェルカム精神にあふれています。来る人が身構えずにふらっと訪れたくなる場所です。
今回訪れた名古屋オフィスもまた、コジロウさんのこだわりが随所に感じられて、とても興味深かったです。


kintone Night Nagoyaは、そもそも主催がサイボウズさんという時点で、全国で行われているkintone Caféとは一線を画しています。
私もあちこちで参加・登壇してきたkintone Caféは、ユーザー有志による勉強会です。サイボウズさんも依頼すれば参加してくれますし、ノベルティも提供してくれます。ですが、あくまでもユーザーが主体という点がポイントです。
ユーザーが主体の姿勢に徹するため、企業セミナーにありがちな営業色は排除しています。というのも、企業のセールストークの色合いが濃くなると、ユーザーにとっては押し付けられたと取られてしまい、イベントの、ひいてはkintoneのユーザー満足度に悪影響が生じるからです。
kintone Caféのこの理念は、ユーザーが主体となって情報を取得し、積極的に発信する風潮を醸成し、kintoneエコシステムの確立に貢献しました。

一方、kintone Night Nagoyaでは、サービス提供者による自社サービスのPRも許容されているそうです。
いうまでもなく、どちらの運営方針が正しいとか優れているとかの比較は無意味です。どちらもコミュニティのあり方としては正しいと思います。
ただ、私にとってはkintone Night Nagoyaのあり方は新鮮に映りました。これはこれでkintone Caféのあり方と並行して行われるべき形であると感じました。
冒頭に掲げたバナーも、多様性を表しています。


そして、それを可能にしているのも、コジロウさんの絶妙なバランス感覚によるものなのでしょう。きっちりと手綱を握っているからこそ、この運営がなりたつのかもしれません。

昨夏、糸魚川市で開かれた「糸と魚と川」でコジロウさんの人物に触れてからというもの、コジロウさんのサイボウズの枠を軽々と越える活躍ぶりには常々着目していました。
今回、テクネコの加藤さんから山口のkintone Caféに行くついでに、kintone Night Nagoya参加しようとお誘いを受けた時点で、私には「はい」「Yes」「喜んで」の三択以外ありませんでした。

そもそも、いつも私が西に跳ぶたびに通過する名古屋には後ろ髪を引かれ続けていました。今回は立ち寄るに絶好のタイミングでもありました。
もっとも髪を引っ張ってくる森田さんがkintone Night Nagoyaにいなかったのは誤算でしたが、普段からSNS経由で感じる名古屋界隈の妙な盛り上がりぶりは、昨年の一月に初参加したkintone Café 名古屋の経験を思い出すまでもなく、興味の対象でした。

今回のkintone Night Nagoya vol.13でも、他の地域には見られないガヤ勢の異常な盛り上がりが異彩を放っていました。
うーむ。羨ましいぞ。
こういうお囃子勢が揃うコミュニティって。

今回のメインコンテンツは、kintone hiveの振り返り放映会。2024年度のkintone hiveは、広島、札幌、福岡が終わっています。それらの地区で優勝した方の動画をのぞき、残りの方の登壇を皆で鑑賞しようとの主旨です。


実は今年、私はkintone hiveを全く見る余裕がありません。アーカイブ動画も全く見ていないどころか、XのPostによる情報すら追っかけていなかったので、誰が地区代表なのかも知りませんでした。なので、この動画の放映はかなりありがたかったです。
私、そもそも名古屋に来るまでもかなりの疲労が溜まっていたのですが、それでも学びの機会は最大限生かさないと。


さて、続いてLTタイムです。
ここはトーヤマンさんが立ち上がってくださいました。そしてJCSさんの提供する「コメント欄非表示プラグイン」の機能である、コメント数の表示についてのトーヤマンさんからのアピールポイントを示してくださいました。トーヤマンさんがJCSさんに対してどういう要望を出し、それにJCSさんがどう対応したか。そんな問いが投げかけられました。
そして、あろうことかその場にいたkintoneエバンジェリストは私と石際さんのみ。ということで、いきなりのエバンジェリストの知識が問われる事態に。もちろん私はそのプラグインを使ったこともなく、トーヤマンさんの当該ポストも知りません。見事に面目をうしないました。
でも、そこでトーヤマンさんが教えてくれた答えは、kintoneビジネスに関わるものとしてとても感銘を受けました。こうでなくては。


今回のイベントにあたって、どこかでせっかく名古屋に来たからには私も機会があれば話そうと思っていました。
図らずも、トーヤマンさんから当てられたことで、私の中で話す気分が沸き上がりました。
続いてLTに立ったのは、はっしーさんです。今度の7月に行われるkintone Café 東京の告知をやってくださいました。最後に、翌日にはkintone Café 山口に参加するという若干の前振りもしてくださいました。
そこで、私もということで、翌日のkintone Café 山口の宣伝を皆さんの前でしました。
さらに、返す刀でせっかくなので、山梨で6月末に行うちいクラ(地域クラウド交流会)の宣伝もしました。


ところが後者の宣伝は残念ながら空回りしました。その後のコジロウさんからの告知で、6月28日に様々なイベントがサイボウズの名古屋オフィスで行われ、翌日はCMC_Centralと言う大きなコミュニティー関係の大会も開かれることが判明したからです。

ただ、ちいクラの告知は空回りしたとはいえ、私も名古屋に何かの爪痕を残すことができたのはよかったと思います。


皆さんと集合写真を撮り、そして懇親会です。
近所にある「我楽多文庫 昭和ビル店」で楽しく飲みました。そして、会話しました。名古屋の皆さんの独特のノリを楽しみながら。そして名古屋の食文化の豊かさを舌で味わいながら。

kintone Night Nagoya、よいですね。また参加する機会を見つけて参加させてもらおうと思います。
運営のコジロウさん、スタッフの皆さん、誘ってくださった加藤さん、そして参加者の皆さん、ありがとうございました。

まとめサイトはこちらです。


2024年5月のまとめ(個人)


公私の「私」

●家族とのふれあい

§  総括

5月。

今月は、連休に出かけた福島の旅が圧倒的な印象を私に与えました。
原子力発電所事故から13年が経ち、ようやくその近くにまで行くことができました。

少しずつ少しずつ溜まりに溜まっていた仕事が片付きつつある今、それと反比例するように私の体力は低下していることを実感しています。

体が動くうちに、どこまで旅ができるか、新しい体験ができるか。まだ見ぬ光景が見られるか。
気力を貯めて、新しい自分の道を切り開いていきたいと思います

今月は連休で訪れた福島の相双地区の旅に加え、真鶴、千葉、埼玉の草加や北本、水戸、神奈川の清川村、そして月末には名古屋を訪れました。

旅は仕事とセットです。仕事をしながら、旅をする。そのノウハウをいかに実現するかが私の人生のテーマです。
が、まだ私の理想にはほど遠い毎日です。
今月も仕事に追われる状況には変わりがありません。ただ、伴走開発の案件に努めることによって、私の作業の割合が少しずつ減っています。そして、少しずつ地方に行ける割合が増えているはずです。
それらは、旅ではなく出張ですが、その中でどのように見聞を深めるかをより開拓していきたいと思います

年齢による疲れを感じています。もう、昔みたいに存分に縦横に動けなくなりつつあります。
昨年でついに50の齢を迎えた私の人生が、少しずつ下り坂を迎えていることをひしひしと感じています。
私に与えられた時間は有限です。ますます残り少なくなっています。
残された時間を少しでも有意義にしなければ。
もう誰と比較するとかではなく、自分自身の残り時間との戦いです。人がどうではなく、自分自身が納得できるように生きるにはどうすればいいか?

生きていること、生かされていることのありがたみ。
それを常に忘れぬようにしながら、充実した日々を送りたい。
皆さんと私の思いは同じです。

娘たちもそれぞれの道を迷いながら歩んでいます。
私も娘たちをフォローしながら、これからの人生を有意義なものに過ごしてほしいと思っています。
残りの限られた人生の中で家族との時間を大切にしながら、自分に与えられた可能性と時間を精一杯使い切りたいと思います。

今月は家族とは一回お出かけしました。妻とは一回、妻と長女とは六回、妻と次女とはゼロ回、長女とは一回、次女とは一回。


§  月表

 ・五月お出かけ
谷塚駅 (TS15)、珍來 谷塚駅前店、常陸野ブルーイング品川 Beer & Cafe、あさひ庵、NewDays いわき、広野駅、ハタゴイン福島広野、大滝、大滝神社、双葉駅、福島県復興祈念公園、震災遺構 浪江町立請戸小学校、東日本大震災・原子力災害 伝承館、双葉町産業交流センター、大野駅、富岡駅、ハタゴイン福島広野、夜ノ森駅、夜ノ森公園桜並木、夜の森公園、境川大年神社、Jaea/Clads国際共同研究棟、とみおかアーカイブ・ミュージアム、岡内東児童公園、東京電力廃炉資料館、ヨークベニマル 新富岡店、ローソン 富岡小浜店、富岡駅、汽車の碑、あぶくま信用金庫 広野支店、ハタゴイン福島広野、広野駅、JR 水戸駅、キッチン寅屋、水戸観光案内所、麺屋はしば、舎鈴、登戸稲荷神社、鶴川駅前図書館、くら寿司、タックルステーキ、Starbucks、府中市立 中央図書館、啓文堂書店 府中本店、麺や新源、珈琲館 大岡山店、武蔵小山駅 (MG03)、浅草文化観光センター、雷門、かっぱ橋道具街通り、じゃん腹、浅草ビール工房 feat.Campion Ale、大横川親水公園、東京スカイツリー、東京ソラマチ、熟成魚場 福井県美浜町、清川村役場、道の駅 清川、清川村交流促進センター 清流の館、大棚沢広場駐車場、大棚沢広場、町田市立中央図書館、揚州商人、ジョナサン、宏福楼、Starbucks、ANAインターコンチネンタルホテル東京、草の家、氷川公園、勝海舟・坂本龍馬の師弟像、勝安房邸跡、鶴川駅前図書館、味の民芸 本町田店、大戸屋、有隣堂、The Buffet Diner、ららぽーと海老名、千葉商工会議所無限鴨株式会社ジョイゾーセブンイレブン 江東東陽町駅前店、千里、あーすぷらざトムヤムくん喜びの里小田急 藤沢駅 (OE13)多摩境天然温泉 森乃彩、自家製麺 甚、浅草文化観光センター、松屋 二俣川店、EKITERIA PRONTO、日野市役所 七生支所、府中市立 中央図書館、ルミエール府中、真鶴郵便局、真鶴町役場、らーめん真、岩ビーチ、源頼朝船出の浜、津島神社、如来寺跡、瀧門寺、ぺぺコーヒー、ドコモショップ 町田店3COINS菓舗 中野屋おでん屋 たけし、コーチャンフォー 若葉台店、Sizzlerくまざわ書店ジャンプショップレゴストアハリーポッター マホウドコロ ランドマークプラザ店よこはまコスモワールドギャラクシー、三豊麺~斬~ 浅草店、ナナちゃん像、サイボウズ名古屋支社、

・五月ツイート
https://togetter.com/li/2375531

§  家族とのお出かけ 家族で出かけたのは、上の年表で黄地に太字にしているイベントです。家族で出かける機会は、今月は一回ありました。


月末最終の日曜日に、次女の彼氏も日本に来日していることを利用し、横浜のみなとみらいのシズラーで合流して、家族で食事を楽しみ、その後もみなとみらいで買い物を楽しみました。

次女と彼氏の関係も良好のようで、まずは安心です。
日韓の絆云々といった大げさなことは言うつもりはありませんが、私にとっても日本だけでない視野を持てるよい機会だと受け止めています。

こうした時間の貴重さを最近実感しています。


§  妻とのお出かけ 妻と出かけたのは、上の年表で桃地に太字にしているイベントです。今月は妻と二人で一回でかけました。



ドコモショップで契約を変えたいという妻の希望で、その契約に私が絡んでいるというので町田のドコモショップについていきました。
結果は、私の契約は絡んでおらず、私はドコモショップで仕事をしていました。
その後は二人で買い物巡りに。たまにはこういう時間も大切にしなくては。
おなかがすいたというので、ダイエット中の妻が食べられそうなおでん屋 たけしへ。

美味しいおでんがたくさん食べられました。妻は6/29ノ山梨ちいクラまでに5キロやせるそうです。

§  妻と長女とのお出かけ  妻と次女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と長女との三人で出かける機会は六回ありました。

まずは家の近くのタックルステーキで夕食を(5/8)。私はこのお店は一度行ったことがありましたが、妻子は初めて。
気に入ってくれたようでよかったです。

別の日には近所の味の民芸でうどんを(5/14)。


さて、その翌日から三日続けて妻と長女とでお出かけです。
まずは千葉商工会議所で開かれた「千葉ちいクラ」。地域クラウド交流会です(5/16)。
妻と私で車で行ったのですが、あとで長女も合流しました。夜は私だけ皆さんと飲んで、妻の運転で帰宅。


その翌日は夜のスナックジョイゾーでした(5/17)。


さらにその翌日はkintone Café 神奈川 Vol.17です(5/18)。
後の二つのイベントは私が二人を呼びました。なぜなら仕事上でも役に立つご縁や知識が得られるからです。


その翌日もこの3人で近所の温泉「森の彩」に行きました(5/19)。

§  妻と次女とのお出かけ  妻と次女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と次女との三人で出かける機会は一回もありませんでした。

次女は少しずつ成長しはじめています。今月から正社員となって働いています。連休の前半に来てくれました。
とても楽しく、人生と若さを謳歌しているようなので、親として安心しています。


§  娘たちとのお出かけ  娘たちと出かけたのは、上の年表で青地に太字にしているイベントです。


長女は昨年の4/1付けで雇用しました。
先々月からはとあるお客様の事務担当として週一度訪問し、社会の風にあたってもらっています。
長女からはそのお客様の元での解決できない問題をいくつか相談されています。


今月、ご縁があってAIの研修にお誘いいただいたので、長女とうちのメンバーの3人で参加しました(5/11)。
夜も日本橋で飲み会にともに参加。


次女は彼氏が日本に来日したので、皆でみなとみらいを歩きましたが、
買い物の中で次女と彼氏を連れてくまざわ書店にいきました(5/26)。
東野圭吾氏の本を読んでいるというので、「赤い指」をお勧めしたらそこで購入していました。

長女も次女も折を見て家族との時間を大切にしてくれています。
今月にようやく終わった、七年間に及ぶ妻のタカラヅカのヘルパーとしていろいろと大変だったようです。

昨年末をもって私の中では子育ては終わったと思っています。娘たちにはそれぞれを一人の大人として対し、手助けができるところは私から手を差し伸べていこうと思います。
私にできることは親の頑張る姿をみせることぐらいかな。

●私自身の五月(交友関係)

§  関西の交流関係 今月は関西に行く日がありませんでした。

ですが、来月の頭に山口に行くことが決定しています。
その翌日に数泊実家に泊まる予定です。
先月のはじめに福井の伯父がなくなりました。その時も仕事が立て込んでいていかれず、今月の49日には私の都合で日程を変更してもらったkintone Café 神奈川の開催日に重なってしまったので、まだ行かれずにいます。
遠からずまた福井にも伺おうと思っています。


§  今月の交流 今月は、仕事に絡んだイベントが多かったので、飲みも含めた交流は比較的多めでした。

私の場合、公私混同の毎日です。私的な付き合いなのか、仕事をからめた付き合いなか、もうあまり区別できません。また、区別もしないようにしています。
皆さんとの交流は本当に楽しかったです。





今月も皆様ありがとうございました。

●私自身の四月(文化活動)

§  今月のブログ 読んだ本のレビューを記す読ん読ブログの執筆は、またしても書く時間が取れませんでした。
レビュー執筆は、私の中では大切なライフワークとして位置付けています。ですが、今は書くための時間がありません。読んでからレビューをアップするまでの時間も二年数カ月に達しようとしています。
今、私のプライベートの時間がほぼなくなってしまっています。仕事をからめた交流があるので精神的には困っていませんが、一人の時間がないことは見直さなければと考えています。
レビューをアップする冊数と本を読んだ冊数は、私にとってワークライフバランスのバロメーターです。ワークに偏っている今の状況を早く取り戻さねば、とかなりの危機感を持っています。

以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。これも長い間アップできていないので、なんとかして時間を作らないと。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは3本(
kintone Café 山梨 Vol.2に運営・参加しました
地域クラウド交流会 in 甲府を開催します
kintone Café 神奈川 Vol.17を主催しました
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは1本(
事例:株式会社丸正田中様
)。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

4月30日 4月30日 kintone Caféに限らず、他のイベントにも
5月1日 5月1日 習い事ができる生活の余裕
5月2日 5月2日 連休を見直しても良いと思います。
5月7日 5月7日 電源が失われた時のITを想定する
5月8日 5月8日 ホープツーリズム
5月9日 5月9日 福島に行って感じた電力への迷い
5月10日 5月10日 正しく恐れることの大切さ
5月13日 5月13日 知ったつもりにならず、現地に行って確かめる
5月14日 5月14日 SaaSとPaaSの棲み分けをfreeeさんのイベントで再確認
5月15日 5月15日 福島の今に対する偏見を取り除く旅
5月16日 5月16日 組織とマニュアルの限界
5月17日 5月17日 共感できる地域クラウド交流会に
5月20日 5月20日 リアル交流の場に参加する技術者の増加
5月21日 5月21日 kintoneライトコースとアソシエイト資格
5月22日 5月22日 退職代行はありだと思います。多様性を重んじる時代ですから。
5月23日 5月23日 トラブルの際に自分をどこまで律する事が可能か
5月24日 5月24日 標準化がなぜシステム開発に必要か
5月27日 5月27日 休むことでそれまでを変えるアイデアが生まれる
5月28日 5月28日 日本国外からの有事対応にも心を配らなければ
5月29日 5月29日 伴走開発は言語力が求められる

§  今月の読書 今月は18冊の本を読みました。内訳は、自伝二冊、ミステリ三冊、エンタメ一冊、純文学一冊、新書(心理学系)一冊、教育系二冊、技術書八冊。

今月は久しぶりにたくさんの本が読めました。
連休に訪れた福島第一原発事故の資料館や現地の荒涼とした光景をみて、なぜこういうことが起こってしまったのか、ここから学ぶべきリーダーシップとは、組織運営とは何かを学び取るためです。技術書八冊と上に挙げているのは、全て福島第一原発事故や東日本大震災に関する本です。
なお、自伝の二冊はともに私が好きな作家である開高健さんの自伝です。また、教育系二冊と心理学系一冊とあるのは、フリースクールや居場所づくりに関するものです。

ここしばらく、本がほとんど読めていませんでした。今月は満足のいく冊数が読めたように思います。
ところが、読んでもそれをアウトプットできていないのは上に書いた通りです。
アウトプットもしつつ、本を読んでインプットにも努める。こうありたいものです。

私が一昨年の年始に掲げた目標の一つは本を出版することですが、まったくそれが進んでいません。
仕事にかまけてしまっています。このことにもとても強い危機感を抱いています。このまま何も生み出さずに老いてしまうのでは、と。


§  今月の映画 今月の映画鑑賞はゼロ本です。

「関心領域」は見にいきたいと思っています。


§  今月の舞台 舞台については、今月は一本も観ていません。

先月の初旬をもって、妻が代表として付き人だったジェンヌさんが宝塚を退団しました。妻にとって七年以上代表として携わった代表の日々がようやく終わりました。と思ったら、まださまざまな雑務が残っているようです。そればかりではなく、退団したジェンヌさんのフォローもまだまだ終わりそうにありません。
私はもう、しばらく舞台には興味が持てそうにありません。



§  今月の音楽 コロナが始まってから’70’sから活躍したアーチストの全曲を聞く活動を続けています。サンタナの全アルバムを順に聴いています。

他にもいろいろな音楽を聴きました。

珍しいところでは、恩田睦さんの「蜜蜂と遠雷」を読んだことで、ピアノ協奏曲などのクラシックを聴きたくなり、いくつか聞きました。ほかにも一日だけドライブする機会があったので、カエターノ・ヴェローゾの「Libro」を久々に聴きました。やはりよかった。

§  今月の美術 美術については、今月は特にトピックがありません。


§  今月のスポーツ 今月は、スポーツはしていません。
トピックスとしては、町田ゼルビアが絶好調で、J1デビュー初年度にもかかわらず、まだ上位に居続けていることでしょうか。
勝利への執念はチームを変えるということですね。私もあやからなければ。

私自身、最近体力がとみに落ちていることを感じています。
寝不足その他の原因でしょうか。仕事が忙しい中、どうやって体力を維持するか。
そろそろ体力作りに取り掛からないと、老年になってとんでもないことになりそうな気がしてきました。危機感を覚えています。

今月は山登りにお誘いいただいていたのですが、家族で会う日に重なってしまい、いかれませんでした。


§  今月の滝 今月は一か所の滝を訪れました。「大滝(5/3)」


連休に福島の相双地区を訪れた初日にホテルで自転車を借り、山の方に少し登りました。

久々の滝でした。そして、私が好きなタイプの滝でした。高さはさほどないけれど、滝の左右に控える岩が、劇場の上手と下手の左右の枠のように臨場感を演出してます。

ここからさほどはなれていない場所で原発事故がおき、当時はこの滝も汚染されたことでしょう。それでも、水は滔々と十数年の間、ずっと落ち続けていたはずです。けがれを流し去るために。

§  今月の駅鉄 今月は四駅を訪れました。「広野駅(5/3)」「双葉駅(5/4)」「夜の森駅(5/5)」「富岡駅(5/5)」。


四年前、常磐線が再び全線開通したことによって、これらの駅に再び血が通いました。
今もモニタリングポストが欠かせないこれらの駅ですが人体には影響がないと科学者も保証しているので、ぜひ来てください。
駅のあれこれが好きな私ですが、これらの駅を訪れられてよかったと思います。



「広野駅(5/3)」は泊まったホテルが駅前にあり、拠点とした駅でした。
いわき駅からやってきた普通列車はここで大方折り返していきます。それでいて、特急の「ときわ」も停車する交通の要衝です。
となりのJヴィレッジでは少年サッカー大会が全国からのサッカー少年を集めており、私が降り立った時も駅前に何台ものバスが並び、Jヴィレッジまで送り届けていました。

駅前は更地からもう一度復興する途上にあり、特に海に面した側は私の想像力をくすぐりました。


「双葉駅(5/4)」は、福島第一原発を擁する双葉町の中心駅です。
私が訪問しようと思った原子力災害伝承館や浪江町立請戸小学校の震災遺構の最寄り駅です。


駅前には復旧後立て替えられた旧駅舎がコミュニティスペースとして再活用されていて、ここで私は写真家の方と再会しました。
駅の北側は再開発された住宅が並び、南側も整備されたロータリーが旅人を迎えてくれます。


が、南側のロータリーの向こうは人が10年以上絶え、滅びようとしていた町の傷跡そのものでした。更地がほとんどで残された建物は残っている方が少なく、建物に描かれたアート壁画が町を元気づけようとした意図が分かるだけにかえって痛々しいものでした。
国道6号からさらに海側は完全なる更地。畑にすらできない荒地が延々と地平の向こうに延びています。これが原発で放射能の被害を被った町の実相なのでしょう。


「夜の森駅(5/5)」は、かつて東北の駅百選に選ばれた駅であり、桜並木が駅前に広がる風趣の地です。
が、ここも福島第一原発の爆発が長期間駅としての機能にとどめを刺していました。


とても落ち着いた駅であり、木々の緑がとてもみずみずしく、5月に訪れた喜びを感じられました。
が。駅前のさびれた様子は無残そのもの。人が絶え、車の行き来すらまばらなこの駅前にも、桜祭りが復活したといいますが、日常でにぎわう日はいつの日か。
桜並木の脇の更地の茂みに鳥が巣を作っていて、私の来訪を全身で止めようとしていました。


「富岡駅(5/5)」は、津波によって駅舎ごと流されたばかりか、その後の放射能によって二度目の壊滅的な被害を受けた駅です。
駅はすっかり一新され、新しく生まれ変わっていました。
この駅には前日にも写真家の方と訪問し、海側に広がる更地の寒々しい様子を教えてもらいました。



駅前も少しは復活の兆しを見せていますが、かつての賑わいが戻ることはもうないのかもしれません。
なお、訪れたとみおかアーカイブ・ミュージアムには富岡町の被災した遺構の一部が展示されており、津波のすさまじさを無言で語っています。


§  今月の酒楽 今月は飲む機会がそれほどありませんでした。とはいえ、五日間、六軒のお店で飲みました。

まずは浅草のお客様のもとで伴走開発をした帰り、前から気になっていた「浅草ビール工房 feat.Campion Ale」でビールを2,5パイント飲みました(5/10)。
少しアルコール度数が控えめな品もあって、あまり酔わずにビールを楽しめました。

別の日にAI研修の後、弊社メンバー二名もつれて、八人で飲んだのが「熟成魚場 福井県美浜町」(5/11)
ここは、やはり酒も料理も一級のものが置かれています。福井がルーツの私としてはとてもうれしい飲み会でした。少々値段は張りますが・・・

「無限鴨」は、千葉ちいクラの後、懇親会で訪れました(5/16)。一緒に来ていた妻と長女は別のお店の方にいったので、私はあえて全く誰も知らないこのお店でちいクラに参加した皆さんと交流しました。会場でも交流会はあったのですが、周囲の声がわんわん響いてとても会話できそうになかったのですが、その分こちらで交流ができたのがよかったです。

スナックジョイゾーではこの日もおいしいお酒を楽しめました。私はちょっと疲れが溜まっていたこともあり、多くの量は飲まなかったのですが、その分おいしいお酒を楽しめました。いつも本当に感謝です。


「トムヤムくん」「喜びの里」はkintone Café 神奈川 Vol.17の懇親会で利用しました。
前者は会場である本郷台駅そばのマンションの一階にあり、昭和の団地の入り口を思わせるような店の周囲とあいまって、とても懐かしさを感じさせてくれました。もちろん、楽しく飲めました。
後者は二次会で、藤沢に移動し、駅前ですぐに目についたお店として入りました。

他にも家では家飲みを楽しみましたが、今月は仕事が忙しくて晩酌いらずの毎晩だったので、そこまで種類は多くありません。

§  今月の旅行 今月は連休に訪れた福島への旅がやはり圧倒的に印象に残っています。
福島第一原子力発電所の事故による放射能が、長きにわたって相双地区を人跡未踏の地に変えました。

私は事故の数年後に福島を訪れ、福島の人々の温かみに触れる体験をしてから、福島が好きです。


今回も、福島の人々の温かさに触れる機会がありました。
広野町に着いたその日、少し時間があったので、ホテルで自転車を借りて、まず海へ向かいました。
海の向こうに見える広野火力発電所の取水口の建物を、福島第一原発のそれになぞらえ、あの日、発電所を襲った津波に思いを馳せました。


その後、町に戻って大滝に向かおうとしたその時、突如前輪が動かなくなりました。
ブレーキの故障かワイヤーのずれかと思っていろいろといじってみましたが、らちがあきません。ホテルからそれほど離れていなかった場所だったので、前輪を持ち上げて運んでいました。
そこに3人組の自転車の少年たちが通り過ぎていきました。ところが通り過ぎて行ったとおもったら、近くの角で泊まってうろうろぐるぐるとその辺を回っているのです。やがて、私のところにやってきて、「どうしましたか?」と。
そして、私の自転車を診て、たちどころに前輪のタイヤの中央の軸が外れていることを見抜いて応急処置を施してくれました。聞いてみると地元の子だと言ってました。まだ中学生か小学六年生ぐらいでしょうか。
颯爽とロードレーサーのような自転車を乗りこなすばかりか、きちんと困った旅人を助けるやさしさを持っている少年たち。心が温かくなりました。

そんな温かい心を持つ福島を完膚なきまでに傷つけたのは、福島第一原子力発電所です。
それがなぜ起こったのか、津波とはどれほどのものだったのか。それ等を知るため、私はさまざまな場所を巡りました。











マリンハウス ふたば跡地
震災遺構 浪江町立請戸小学校跡
東日本大震災 原子力災害 伝承館
とみおかアーカイブ・ミュージアム
東京電力 廃炉資料館

そうした地で感じたことは、以下のnoteに記しています。
5月7日 5月7日 電源が失われた時のITを想定する
5月8日 5月8日 ホープツーリズム
5月9日 5月9日 福島に行って感じた電力への迷い
5月10日 5月10日 正しく恐れることの大切さ
5月13日 5月13日 知ったつもりにならず、現地に行って確かめる
5月15日 5月15日 福島の今に対する偏見を取り除く旅
5月16日 5月16日 組織とマニュアルの限界


この旅では、思わぬ出会いがありました。
現地で、硬派なドキュメンタリー素材を撮る写真家の方と知り合ったのです。
最初、その方とはマリンハウス 双葉の廃墟の近くでお会いしました。私が海岸と帰還困難区域の標識だけを撮って帰ろうとしたのを見かね、マリンハウス双葉の建物の中に入れますよと教えてくださったのです。
お陰で、津波に襲われた状況を色濃く十数年も残しているマリン双葉の建物の中に入ることができました。

その場ではいったん別れたのですが、私が様々な場所を見て回った夕方、双葉駅に併設されたコミュニティスぺ―スに戻ると、その方がいらっしゃったのです。そしてその場で1時間ほど、様々なことを話しました。

そこでお別れが普通ですが、その方は首都圏から車で来られていました。
そして、この後も大熊町の街を撮って回るとおっしゃられ、私に同行しない?とお誘いしてくださいました。





そこから、双葉町、大熊町、富岡町を巡って回った経験は、一人旅では絶対に得られないものでした。
そして、放射線が町に及ぼした深い傷跡を目の当たりにしました。
人がいなくなった町はこうやって朽ちていくのだ、という生きた実例を。

その方とは、その後、広野町のホテルまで送っていただいたので、ホテルのビュッフェをごちそうさせてもらい、夜まで会話を楽しみました。

今回の旅はもともと完全に一人旅の予定だったのですが、こうした場で語るのは、出会った人との交流です。これこそが旅なんですよね。
実は翌日も一緒に廻らないかと誘っていただいたのですが、翌日は朝の時間にご一緒できず、私は午後から夜の森の桜並木を歩き、大熊町まで歩いて足を踏み入れました。

帰りには水戸にも立ち寄り、今後、また水戸でkintoneのイベントが開けないかの下調べをしました。これが連休の旅です。


別の日にはわずかな休日の時間を活かして清川村へ(5/12)。
ちょっとしたワーケーション気分を味わいました。清川村もさまざまな移住支援をおこなっているらしく。いずれはkintone Café 神奈川で来るはず。弊社でもたまに使いたいと思いました。

あと、連休の前には、仕事を絡めてですが、朝一で草加市に伺い、そこから品川で商談し、さらに夕方から北本市に移動するという移動の日を過ごしました(5/2)。福島に向かったのはその翌朝です。

あとは、ちいクラで千葉に行った際に車で向かい、久々の運転を楽しみました(5/12)。
夜の飲み会でも交流を深めたのは上に書いた通りです。


あと、これも仕事で伺った真鶴では、商談の後、真鶴の岩地区を巡りました。
真鶴駅で町巡りのイベントが行われていたので参加し、ペペコーヒーへ。そこでもまた新たなご縁をいただいたのはうれしかったです。

あと、今月は浅草に数回伺いました。行くたびにインバウンド観光客がたくさんいて、私自身は敢行するどころではなかったのですが、これも一つの旅です。

来月もまた旅ができるようにがんばります。

今月、足跡を残した地は以下の通り。
東京都
 町田市、港区、稲城市、狛江市、府中市、大田区、台東区、墨田区、江東区、港区、日野市
神奈川県
 横浜市旭区、川崎市多摩区、清川村、横浜市中区、海老名市、横浜市栄区、藤沢市、真鶴町、横浜市西区、横浜市港北区
埼玉県
 草加市、北本市
福島県
 いわき市、広野町、双葉町、浪江町、大熊町、富岡町
茨城県
 水戸市
千葉県
 千葉市中央区、千葉市美浜区
愛知県
 名古屋市中村区、名古屋市中区


§  今月のその他活動 
人生も半分を過ぎ、一層焦りが募っています。少しでも日々に変化をつけようとする気持ちに衰えはありません。
今、心身が動くうちに仕事もプライベートも充実させる。その考えには揺るぎがありません。

・公園は七か所。「福島県復興祈念公園(5/4)」「夜の森公園(5/5)」「岡内東児童公園(5/5)」「大横川親水公園(5/10)」「大棚沢広場(5/12)」「氷川公園(5/14)」「岩ビーチ(5/24)」

・美術館はゼロカ所。

・駅は四駅。「広野駅(5/3)」「双葉駅(5/4)」「夜の森駅(5/5)」「富岡駅(5/5)」

・滝は一カ所。「大滝(5/3)」

・温泉は一カ所。「多摩境天然温泉 森乃彩(5/19)」

・山はゼロ山。

・酒蔵はゼロか所。

・神社は四か所。「大滝神社(5/3)」「境川大年神社(5/5)」「登戸稲荷神社(5/7)」「津島神社(5/24)」

・寺は二寺。「雷門(5/10)」「瀧門寺(5/24)」

・教会はゼロカ所。

・史跡は六カ所。「震災遺構 浪江町立請戸小学校(5/4)」「汽車の碑(5/5)」「勝海舟・坂本龍馬の師弟像(5/14)」「勝安房邸跡(5/14)」「源頼朝船出の浜(5/24)」「如来寺跡(5/24)」

・博物館は五か所。「震災遺構 浪江町立請戸小学校(5/4)」「東日本大震災・原子力災害 伝承館(5/4)」「双葉町産業交流センター(5/4)」「とみおかアーカイブ・ミュージアム(5/5)」「東京電力廃炉資料館(5/5)」

・遺跡はゼロカ所。

・城はゼロ城。

・灯台はゼロカ所。

・動物園はゼロか所。

・水族館はゼロか所。

・土木遺産はゼロか所。

・マンホールカードは四枚。「福島県富岡町(5/5)」「茨城県水戸市(5/5)」「神奈川県清川村(5/12)」「東京都日野市(5/23)」

・ダムはゼロカ所。
・風景印は一枚。「真鶴郵便局(5/24)」
・御城印はゼロ枚。
・御宿印はゼロ枚。

なお、昨年の夏ごろから信長の野望 出陣でアカウントを作り、様々な場所を巡っています。市区町村ごとに完全に訪れると制覇ができます。
遠征という機能を使って制覇したのではなく、実際に訪れた場所で制覇した市町村について、ここに記しておきます。
・長野県北安曇郡白馬村 2023/11/12
・長野県北安曇郡小谷村 2023/11/12
・山梨県南都留郡山中湖村 2023/12/16
・神奈川県足柄下郡真鶴町 2024/1/25
・福島県双葉郡富岡町 2024/5/5
・福島県双葉郡広野町 2024/5/5
・東京都狛江市 2024/5/6
・神奈川県愛甲郡清川村 2024/5/12
・東京都稲城市 2024/5/25

私がまだ訪れていない場所の多さは無限です。やりたいこと、行きたい場所の多さにめまいがします。
今月も仕事にからめてですが、バラエティ豊かな移動ができました。この地球にはまだまだ無限に行くべき場所があります。
少しでもこうした場所を訪れてから死にたい。私の人生の残り時間のなかでどこまでの旅ができるか。

加齢によって日々、気力は減退していきます。人の明日はわかりません。人気俳優や女優も自死を選びます。私も不意の体調不良に襲われ、コロナに感染します。一昨年の秋にはハイキングのつもりが一晩の遭難と化し、人里のすぐそばで死ぬ可能性も体験しました。
いつかやろう、引退してからやろうという姿勢を根本的に見直さねばなりません。もう、未来の社会や環境がどうなっているかわからないからです。そこに老いつつある自らの衰えがかぶさってきます。
生きている今。今を生きているのですから、今、やるべきことをしなければ。後悔だけはしないように。
その姿勢のまま、仕事をこなしながらも、今のうちに時間の合間を見つけ、行けるところに行っておこうと思います。


死ねば全ては無に消えます。
私の経験をいくらブログにアップしても、膨大なデジタルの海の中に溶けて消えます。
それが分かっていても、自分に与えられた生を全力で全うしたいと思います。仕事もプライベートも全力で過ごそうと日々励んでいます。そのためにもこうして書き残しておこうと思います。

今は仕事に集中し、好きなことは引退後に。そんな悠長な考えが通用しないことをコロナウィルスは教えてくれました。人生はあっという間に終わってしまう。老いたときに平穏で好きなことができる世の中があるかどうかは誰にも保証されません。一方で、仕事の難しさや面白さも強く感じています。プライベートだけど充実させるのでもなく、仕事だけに人生を捧げるでもなく、その両立を目指す。だからこそ、今のうちから毎日を公私とも全力で生きる、という決意で日々を過ごしています。
コロナだからと閉じこもらず、一人でも旅を敢行したいと思います。
もちろん、一昨年の秋に遭難した経験は忘れてはなりません。命をなくしては元も子もないのは当たり前。ですが、何もせず命を枯らすよりはましです。
家族との縁も毎月、姿を変えています。仕事もいつかは引退を求められるでしょう。そうなった時にやることがない、とよく話に聞く老残にだけはなりたくないと思っています。

そう思い、訪れた場所で心の赴くままに俳句を詠んでいます。今月は俳句を18句。いずれもツイートまとめに載せています。

一方で、具体的に将来のこともそろそろ考えねばなりません。
法人のまとめに書いた通り、コロナに席巻された世の中ですが、弊社の売り上げはなんとか確保できています。
ただ、私個人としては投資もしておらず、賭け事もしていません。不労所得のタネも持っていません。
私が倒れた時、うちのメンバーが稼げるところまでは頑張らねば。

あらためて「私」を振り返ってみました。来月も自らの生に後悔のないような日々となることを信じて。


2024年5月のまとめ(法人)


令和六年五月。

早くも年度が始まって二ヶ月が終わろうとしています。
昨年度は苦しんだものの、今年に入ってから希望が持てる兆しが少しずつ増えました。

手ごたえは感じているものの、やはり昨年のダメージは大きかったといえます。今月は昨年度の決算締めを行いましたが、結果、赤字で決着しそうです。

昨年度、売り上げとしては過去最高を出しました。が、利益体質にはなっていません。業務を受ければ受けるほど赤字になってしまう苦しみ。
それを変えなければという切迫した思いで、業務のあり方を変えています。
開発会社から次のステップへ。安単価から高単価へ。

今月も引き合いを多数いただきました。そのたびに受託開発ではなく伴走開発の形での提案を励行しています。
それが功を奏しつつありますが、昨年の失敗を帳消しにするには、もう少しかかりそうです。

達成度5割。達成感5割。満足感5割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 五月度の売上は目標を下回りました。

また、今月は前年度決算の提出月です。
上にも書いた通り、昨年度の決算は、人件費過多により赤字が決定しています。
原因は、代表の私の経営能力の不足です。それ以外にありません。本当に反省しています。
新たな案件には事欠いていないので、いまのうちに利益体質に変えていくチャンスです。

うちのメンバーも頑張って学んでいますし、成長もしています。
ただ、各メンバーの力が足し算にしかなっておらず、掛け算の力を発揮できていないのが弊社の今です。

リモートワークの悪い影響が如実に出ています。リモートワークを支えるための社内体制もまだまだです。教育・研修資料も作成していますが、私の思う水準には達していません。
開発を行うための様々な仕組みもこれから整備していく必要があります。

私がお客様のもとに赴いて伴走開発で売り上げと利益を出し、kintone界隈での存在感も維持する。そして、その間に弊社メンバーのスキルアップや社内の仕組み作りを進める。こうした方針で進めています。

ただ、伴走開発はリソースを使います。伴走に携わっている間は、他の仕事はできません。
代表がそれまで持っていたタスクも少しずつ終わらせたり、譲ったりして減らしてきました。が、まだ五本の指では足りない量のタスクが残っています。これが終わるまでもう少しかかりそうです。
はやく私の作業を経営とトップセールスと研修と伴走開発のみにしてしまわなければ。

世の中もノーコードが広まり、受託開発は下火になりつつあります。
もう、開発にしがみつく事は将来にとってリスクになりつつあります。

それでも今も受託開発や伴走開発に弊社への引き合いや受注が途切れないことは、本当にありがたいと思っています。
今のうちに、弊社メンバーのスキルと体制を整備しないと。

伴走開発が盛んになりつつある今も、開発しきれない案件はあります。そこに弊社メンバーを投入し、両輪で進む。
今や、AIもコーディング補佐として使えるレベルに到達していますので、生産性は必ず上がるはずです。

そこも含めて、どうすれば会社と皆のために良いか、昨期の反省を生かしてじっくりと考えます。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。

・弊社代表およびメンバー二名で「AI研修」に参加しました。(5/11)。
・弊社役員および総務メンバーが「山梨活性化フォーラム」に参加しました(5/15)。
・弊社代表・役員および総務メンバーで「千葉ちいクラ」に参加しました(5/16)。
・弊社代表・役員および総務メンバーで「スナックジョイゾー」に参加しました(5/17)。
・弊社代表・役員および総務メンバーで「kintone Café 神奈川 Vol.17」に参加しました(5/18)。
・弊社が再来月に主催予定の「甲府ちいクラ」に甲府市の後援が決まりました(5/21)。
・弊社代表が「NAGOYA kintone Night」に参加しました(5/31)。

ここにはまだ載せられないトピックもあります。告知できる段階になれば記載します。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

ただ、今や弊社も開発案件の割合を下げると決めています。
伴走開発からこぼれ落ちた開発をうちのメンバーが担う運営に変えつつあります。

そうなると、パートナーに対してお願いすることも、ぐっと減ってくるでしょう。今は一度タスクを整理しなければと考えています。


§ 開発案件 今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。

kintoneはますます盤石の地位を築いていくでしょう。
今月末になって、サイボウズ社より値上げのお知らせがありましたが、とうとう来るべき便りがきた、という感想を持ちました。
昨年秋ごろから、いずれ値上げはあるだろうと思っていました。今年に入ってからも他のSaaSやPaaSでも値上げのお知らせが相次いでいたので、その日は近いとさえ思っていました。

弊社も昨年から何度か値上げをしてきました。いくら弊社の単価が安かったからとはいえ、先に単価を上げておいてよかったと思ったのが正直なところです。
伴走開発に舵を切ったことで、単価をアップの効果が少しずつ経営に好影響をもたらしている今はなおさらそう思っています。

ただし、伴走開発はまだメンバーにはハードルが高いと判断しています。そのため、今の時点では代表のみが伴走開発に携わっています。
伴走開発以外でも、弊社は開発案件をたくさん抱えています。そして、そうした開発案件はメンバーに渡しています。ただ、複数の開発案件を並行で任せてしまうと、メンバーの心理的な負担が増すため、釣り合いをとりながら渡しています。
そうすると、渡しきれない案件は代表の私が拾うしかありません。が、これからはもう、そうした案件すら生じないようにしたいと考えています。
つまり、伴走で全ての要件を拾い集め、お客様に手を動かしてもらいながら、お客様にスキルをためてもあるのです。
もちろん、まだ私がもともと持っていたタスクも溜まっています。

昨年、以下のとおりに弊社の今後の業務の進め方を決めました。
・代表が伴走担当としてお客様に入る。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

少しずつ私が担当する伴走案件に関しては回るようになってきています。
それをもう少し押し進め、弊社が受ける開発案件の割合を減らし、かつ定期的な開発案件は常に持っている状態に何とか落ち着けようと思っています。
一昨季まで安すぎた単価設定も大幅に上げました。
上げた単価をベースに受注も取れるようになりました。それが自信にもつながっています。

昨年から携わっていた某伴走案件の発表会も行われ、弊社の担当していたお客様が当初の苦労を乗り越える大きな成果をお挙げてくださったのもよい思い出になりました。
それと、二年前に8回ほどセキュリティ講師を行っていたお客様に対し、久しぶりにセキュリティ講師を担当したのもの今月のトピックスです。

昨年に出したGO! DO! with-Uとアビットリンク、さらにk-Report帳票統合サービスも併せて、弊社の価値をより世間に訴えていく必要があると思っています。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

今年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、また持ち直し始める兆しはあります。

経営者としての未熟を痛感させられる毎日ですが、財務改善のためにまず取り掛からなければと考えた単価アップがうまくいきそうなので、もう少し耐え忍びます。
弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
この正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念
「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。たた、顧客のためにと思い単価が安すぎただけで。

弊社の活動内容に、地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込みますが、それが元でメンバーに過度な負担をかけないように配慮しなければ。

昨年の4月より弊社に正式に加わってもらった代表の長女に人事・総務・経理の作業を任せました。
さらに、今月から名前のみの役員だった代表の妻にもチーム作りの担当として加わりはじめてもらっています。
6月末に予定している弊社が主催するちいクラ(地域クラウド交流会)も妻がやり切るようです。

今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約11回です。リアル伴走開発は三社様に対して6回、22時間。オンライン伴走開発は一社様に対して2回、4.5時間。オンライン商談はざっと数えたところ約41回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約30枚です。

今月も様々な場所で商談を行い、交流を深めました。
案件に関わる部分なので、ここにはすべて書きませんが、いろいろと楽しみなご縁ができました。


例えばお客様の下で行われたAI研修に弊社メンバー二名を連れて参加させてもらいました。夜は八人で日本橋で飲みました(5/11)。

freee TOGO Worldには大石さん以外誰にも会わなかったのですが、それがかえって新鮮でした(5/14)。


千葉ちいくらではあえて初対面の方だけのお店に行って皆さんと交流を深めました(5/16)。


スナックジョイゾーでも初々しい新入社員たちの語りと皆さんとの語りを楽しみました(5/17)。



kintone Café 神奈川 Vol.17では懇親会がいつにもまして楽しめました(5/18)。

末日には名古屋でNAGOYA kintone Nightに参加しました(5/31)。
また、真鶴町で商談した後はペペコーヒーに立ち寄って作業させてもらったのですが、小田原や平塚の方との交流の機会をいただきました(5/24)。

弊社が経営で苦戦していても次々と案件を頂けているのはこうした出会いがあるからです。

引き続きよろしくお願いいたします。


§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。「AI研修(5/11)。「山梨活性化フォーラム」(5/15)。「千葉ちいクラ」(5/16)。「スナックジョイゾー」(5/17)。「kintone Café 神奈川 Vol.17」(5/18)。「NAGOYA kintone Night」(5/31)。



こうした対外活動こそは経営者としてやるべきことであると同時に、弊社メンバーにこの方向性を理解してもらう必要があります。
今年の年始の抱負として、登壇回数を36回と定めました。5月の時点で15回の登壇が果たせています。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。

外の皆様と交流を深めたいと思っています。
今月に行った活動からそのことを強く感じました。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは3本(
kintone Café 山梨 Vol.2に運営・参加しました
地域クラウド交流会 in 甲府を開催します
kintone Café 神奈川 Vol.17を主催しました
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは1本(
事例:株式会社丸正田中様
)。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

4月30日 4月30日 kintone Caféに限らず、他のイベントにも
5月1日 5月1日 習い事ができる生活の余裕
5月2日 5月2日 連休を見直しても良いと思います。
5月7日 5月7日 電源が失われた時のITを想定する
5月8日 5月8日 ホープツーリズム
5月9日 5月9日 福島に行って感じた電力への迷い
5月10日 5月10日 正しく恐れることの大切さ
5月13日 5月13日 知ったつもりにならず、現地に行って確かめる
5月14日 5月14日 SaaSとPaaSの棲み分けをfreeeさんのイベントで再確認
5月15日 5月15日 福島の今に対する偏見を取り除く旅
5月16日 5月16日 組織とマニュアルの限界
5月17日 5月17日 共感できる地域クラウド交流会に
5月20日 5月20日 リアル交流の場に参加する技術者の増加
5月21日 5月21日 kintoneライトコースとアソシエイト資格
5月22日 5月22日 退職代行はありだと思います。多様性を重んじる時代ですから。
5月23日 5月23日 トラブルの際に自分をどこまで律する事が可能か
5月24日 5月24日 標準化がなぜシステム開発に必要か
5月27日 5月27日 休むことでそれまでを変えるアイデアが生まれる
5月28日 5月28日 日本国外からの有事対応にも心を配らなければ
5月29日 5月29日 伴走開発は言語力が求められる

§ 年表

 ・五月お仕事

横浜二俣川で作業・打ち合わせ×7、谷塚で商談、品川で商談、常陸野ブルーイング品川 Beer & Cafeでオンライン、北本で商談、アクアビット サテライトオフィス、和泉多摩川で商談、多摩センターStarbucksでオンライン、東府中で伴走開発×3、珈琲館 大岡山店でオンライン、浅草文化観光センターでオンライン、浅草で伴走開発×3、木場で研修、熟成魚場 福井県美浜町で懇親会、道の駅 清川で作業、清川村交流促進センター 清流の館で作業、横浜市中区で伴走開発、ジョナサンでオンライン、Starbucksでオンライン、ANAインターコンチネンタルホテル東京でfreee TOGO World、鶴川駅前図書館で作業、千葉商工会議所で千葉ちいクラ、無限鴨で懇親会、スナック・ジョイゾー、千里で懇談、あーすぷらざでkintone Café 神奈川、トムヤムくんで懇親会、喜びの里で懇親会、浅草文化観光センターでオンライン、EKITERIA PRONTOでオンライン、真鶴町で商談、ぺぺコーヒーでオンライン・懇談、ドコモショップ 町田店で作業、Colabo SpaceでNAGOYA kintone Night

§ ポストツイートまとめ
・五月ツイート
https://togetter.com/li/2375529


kintone Café 神奈川 Vol.17を主催しました


5月18日にkintone Café 神奈川 Vol.17を横浜市栄区で開催しました。
告知ページはこちら(https://kintonecafe-kanagawa.connpass.com/event/317443/)です。

今回は開催日や場所の選定までにかなりの紆余曲折がありました。
それでも無事に充実した会が開催できたことに、参加者やスタッフの皆様に感謝申し上げます。

今年に入ってから、kintone Café 神奈川については、私が企画や運営から徐々に手を引く必要があると感じていました。

理由は、本業が忙しくなってきたことです。
コミュニティー運営に身を投じたいと言う私の思いとは裏腹に、なかなか時間が取れなくなってきています。

今回も開催までに二転三転しましたが、その理由の一つが、私自身のスケジュールの調整が絡んでいます。もう、私に依存する体制はやめなければという思いを強めていました。

今回、スタッフの皆さんが積極的に動いてくださったことで、私は企画や司会進行、事前のサイト準備などにほぼ関わっていません。

そもそも、コミュニティーのあり方として、私一人が仕切るのはふさわしくありません。
私物化につながってしまいますし、何より、そのやり方だと長続きしません。


神奈川のすべての市区町村で一度以上開催したいという、私の酔狂とも言える趣味にスタッフの皆さんが賛同してくれたこともあり、今回からkintone Café 神奈川のロゴマークも変わりました。開催のたびに開催市区町村の枠を塗りつぶしていくロゴを「成長する画像」という斬新なコンセプトで考えていただいたのは、今回のうれしいトピックです。
もう、私がkintoneを神奈川で盛り上げようとした当初の想いはほぼ達成されつつあるように思います。
本当にスタッフの皆様には感謝です。

とは言え、私はコミュニティー運営から引退するつもりは全くありません。むしろ、kintone Caféだけにこだわらず、様々なコミュニティーにどんどん参加、または立ち上げをしていきたいとすら思っています。

その意味で、今回のアプリ開発チャレンジはとても良い企画だったと思います。
作成できるアプリはライトコースに限定されます。つまり、カスタマイズやプラグインの使用は禁止です。kintoneの標準機能しか使えないという制約条件は、初心に戻るにはうってつけ。
ユーザーが主体であるkintone Caféの趣旨にも沿っていましたし、私自身も一参加者として楽しめました。


今回のライトコース限定のアプリチャレンジ企画は、全て加藤さんが主導してくださいました。
加藤さんはkintone Café 神奈川の創始者であります。さらに、Facebookのkintone活用研究会の主催を長年続け、kintone界隈で長老とも呼ばれる存在です。


私はkintoneはベータテスターの頃から関わっていますが、ライトコースの環境にはおそらく一度も触れたことがないはずです。そして、APIが使えるようになった頃も知っていますが、当時はプラグインがまだない時期だったので、カスタマイズは自分でこしらえるという考えが私の中に根強く残っています。
ところが、標準機能を完全に理解しておらず、しかもJavaScriptを操れる人がkintoneを触ると、標準機能を無視していきなりカスタマイズに頼ってしまいます。
カスタマイズを使えば、kintoneにとって少々アクロバティックな構成であっても動かすことは確かに可能です。
ただし、バージョンアップに弱いし、保守性にも可用性にも弱点があります。
その構成では、ユーザーさんは開発会社に頼らざるを得ません。開発会社にとってもキリが悪く、保守が後々まで残り続けます。

ですから、今回のようにライトコース、つまり標準機能のみでアプリをどこまで作れるかと言う訓練は、kintoneに関わる方であれば、常に行っておいた方が良いのです。
私も今回、まさにそのことを感じました。

いまや、kintone案件は世の中にたくさん出回っています。
もう、カスタマイズを全開で施し、自社で抱え込む行いは不要です。
kintoneカスタマイズをする会社の多くは、抱え込みを意図していたのでしょう。昔の私はまさにそうでした。
ところが、標準機能でできない機能はプラグインやサービスに任せていく方向に切り替えないと、自社の保守人員のリソースがお客様のご要望の数と頻度に応えられなくなります。
私も昨年、この過ちに気づいて方針を変えました。

保守をしないで済むような開発か、最小限のカスタマイズで押さえられるようにするか、最初から開発を行わない伴走開発へと。
そのためには、kintoneの標準機能を完全に理解し、標準機能でできる事はその中で実装することが必要です。

kintoneでできないと思える要件は、本当に標準機能では無理なのか。
できないと判断した機能をゆだねるべきはサービスなのか、プラグインなのか、それともExcelに一旦出して取り込み直すのか。
それでもどうしてもダメな場合、はじめてJavaScriptカスタマイズを加えるべきでしょう。
それぐらいのポリシーを持っておかなければ、kintone案件の量に作業がついていけません。
さらに、kintoneの良さも活かしきれていない、ということで、お客様のためにもなりません。

今回のkintone Café 神奈川には、愛媛から沖さんをはじめ、埼玉や東京、そして地元神奈川からも多くの方が駆けつけてくださいました。
全体の3割強がkintone Café 神奈川の初参加でしたが、kintoneの完全な初心者は一名のみでした。
より多くの方に新たにkintone Café 神奈川に参加してもらうためにも、今回のような企画は今後も有効ではないかと思っています。


最後には恒例の全員写真。


さて、お楽しみの懇親会です。
今回は本郷台駅前のトムヤムくんというタイ料理のお店でした。二名を除き、全員が懇親会に参加してくれたことを嬉しく思います。


私自身、初めて本郷台駅に降り立ちました。会場となったアースプラザとても良い建物で、栄区自体にほとんど来たことがなかった。私としては、今後まだプライベートでも行きたいと思える良い街でした。

また、次の神奈川県の市区町村にkintoneとともにうかがえることを楽しみにしています。
最後に参加してくださった皆様、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

Xポストまとめサイトはこちら(https://togetter.com/li/2365479)です。


事例:株式会社丸正田中様


Excelのみで行っていた温泉旅館のバラバラのデータ管理運用をkintoneとfreeeとスマレジを組み合わせて効率化

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初回訪問時に撮影した晩成温泉から見える太平洋の景色

株式会社丸正田中様は、北海道十勝の南部を中心に様々な業務を行っています。
主な業務の一つとして、晩成温泉の運営管理があります。
大樹町にある晩成温泉は、太平洋に面しており、世界でも屈指のヨウ素濃度を誇っています。
太平洋を眺めながらの温泉体験は、全国の温泉ファンや地元の方に喜ばれています。


晩成温泉の指定管理者としての運営から得た経験を活かし、中札内村のかつら旅館の事業を譲り受けるなど、十勝での観光振興に一役かっています。

十勝は、日本の農業の中心です。
いくつかの観光施設は散在していますが、道外からの観光客需要は北海道全体が対象です。
十勝の場合は、拠点が帯広に集中してしまうため、帯広から少し離れた場所の宿泊施設はそう多くありません。ところが、広大な十勝では、帯広から離れた場所にも宿泊施設は求められています。
また、地元の方に向けた施設を運営する方も必要です。
丸正田中様の取り組みは、十勝南部の観光需要を満たすために重要なのです。

昔から丸正田中の田中社長とご縁のある株式会社シードプラスの前嶋様より、丸正田中さんの旅館運営業務を助成金を使ってシステム化したいとのご相談をいただき、弊社の方で設計と構築を担わせていただきました。
シードプラス社のホームページ

助成金の対象範囲の揺れ

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今回、この話をいただいてからも、どの助成金を利用するかについては紆余曲折がありました。
とかち財団の「とかちビジネスチャレンジ」に応募すると助成が取れそうに思えたので、弊社代表が説明会に参加した上で応募をお勧めしたのですが、残念ながら、最終審査で不採択となってしまいました。
が、前嶋様のご尽力によって、無事に北海道庁が運営する別の助成金に採択されました。

その際、新たな助成金の内容に即して、もう一度実装内容を検討する必要がありました。

当初ヒアリング時のラフ構成図案(クリックで拡大します。ブラウザの戻るで戻ってください)

検討した結果、kintoneを軸にし、スマレジで売店や受付のレジをスマレジに換え、freeeを使って全体の経理処理を任せることになりました。

ところが、実際は丸正田中様から経理業務を依頼されている税理士法人さんで使っているのは別のシステムであることが後日発覚したため、間にfreeeを無理矢理かませて実装するなど、後になるまで仕様の揺れが大きく影響しました。

また、今回の実装対象にはかつら旅館も含まれていましたが、助成金の準備期間とかつら旅館の事業譲渡の準備期間が重なったため、仕様が最終的に固まる前に、助成金の申請や実装のヒアリングを進めざるを得ませんでした。

また、晩成温泉の運営を軸に業務を設計しましたが、経理や指定管理者としての報告事務を担っていたスタッフがかつら旅館の運営準備に移ったため、十分なヒアリングができず、これが後に仕様の漏れにつながりました。
これらは、我々側のヒアリングが及ばなかった点として反省すべき点です。

晩成温泉側の業務フロー

詳細はこちら

かつら旅館側の業務フロー

詳細はこちら



kintoneの使用方法を伴走支援によって説明しつつ、スマレジについての実装を行う

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晩成温泉の既存のデータ管理はExcelのみをお使いでした。
そもそも晩成温泉には、大きく分けて三つの業務があります。列挙すると、入浴・宿泊者の受付と、その横の売店での販売、さらに施設の中にある「お食事処・MAMO」の運営です。

券売機

入浴・宿泊者の売上は券売機によって集計し、お食事処・MAMOの売上は別の券売機によって集計し、売店の売上はPOSレジで管理していました。それらは全てバラバラで、毎晩、締め処理を行う際に一つの日計表としてExcelにまとめていました。さらに日計表を月単位でまとめ、大樹町に指定管理者の業務報告として送付していました。

それらの複雑な業務を一つの処理として集約させるため、kintoneとfreeeとスマレジをデータ連動させる案を策定しました。

その実装を進めるため、弊社から提案した案はいくつかあります。
まずkintoneの使い方に慣れていただくため、伴走開発によってkintoneをご理解いただくことに努めました。

初回訪問時に田中専務と将棋を一局。負けました


弊社が伴走するのは、晩成温泉の中で様々な実務を行っておられた高田様です。
まず、高田様にkintoneの使い方をお伝えしながら、様々な業務改善のヒアリング、対象物などをまとめていきました。
その際、別の方が担当されていた一部の報告業務についてヒアリングが漏れていた事は上に書いた通りです。

ただし、高田様のkintoneへの理解がとても速く、次々とアプリを作ってくださった事は、今回の一連の実装においてとても助かりました。

初回訪問時にコテージで作業中の代表

弊社は東京にあります。前嶋様も埼玉に拠点があります。つまり、晩成温泉に頻繁に行かれません。
そのため、オンラインミーティングで何度か打ち合わせを重ねながら、kintone側の実装を進めました。それらが上手くいったのも、高田様のおかげだと思います。ありがとうございました。

我々としては、kintone以外の準備は以下のように進めました。
スマレジ側の機器(ドロワー、iPad、レシートプリンター等)の手配は前嶋様に行っていただくと同時に、スマレジの運用手順の周知やマスタ整備も前嶋様に進めていただきました。

それと並行して弊社側では、スマレジのデータを夜間にkintoneに連動するためのバッチ処理を実装しました。
ここで苦労したのは、売店売上とお食事処売上と入浴・宿泊者の売り上げを全てスマレジ内で統合して管理すると同時に、売上データを細かく分類するための商品設計です。
たとえば、指定管理者としての業務報告にあたっては、町民様の優待券、一括購入の回数券、さらにクーポンの使用などがあります。それに加えて入湯税に関しても別に徴収する必要がありました。それら全ては大樹町に対して報告する義務があるため、データをきちんと分類して設定する必要がありました。

kintoneから日計表を出すにあたっては、スマレジからkintoneにデータを連携する必要があり、その連携に当たっても、どのような形が最も望ましいのか、何度も検証およひ実装の調整を行いました。連携に当たっても、商品ごとの調整変更や部門の調整等が必要となり、ここが今回最も苦労した点です。

ただ、弊社はスマレジとkintoneの連携事例をいくつか手掛けていた経験があり、連携にあたっての仕様調査はほぼ不要でした。そのため、実際のデータ連携の設計についてのみ注力することができました。

freeeの連携方法を変更するとともに、かつら旅館の運用によって追加の実装が必要に

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ここで問題となったのは、freeeとの連携をどうするかです。上にも書いた通り、当初はfreeeとkintoneをAPIで連携させるつもりでしたが、実装の途中になって、税理士法人の方が別の経理システムを使っていることが発覚しました。
丸正田中様の別事業を含めた財務・経理仕訳は別の経理システムを使っておられたのです。

そのため、freeeへのAPI連携は行いませんでした。
その代わりに採用したのは、kintoneからfreeeに対してデータを渡す際は、kintoneの標準機能を使ったファイルで連携する方法です。
お渡ししたデータをfreeeに取り込む作業は税理士法人の方に行ってもらい、freeeから別の経理システムへの連携も税理士法人の方に行っていただく処理フローで落ち着きました。
もちろん、基幹システムとの連携もfreeeがかかわっています。

今回、難しかったのは、丸正田中様の別事業との兼ね合いです。
その兼ね合いは、何回にも及ぶ仕様の調整を必要としました。

かつら旅館にて説明を行う様子

上にも書いた通り、全体の仕様の調査と並行して、かつら旅館の事業譲渡の話を進めていただいていました。そのため、全体の仕様が曖昧なまま、設計と実装を進めるしかありませんでした。

晩成温泉とかつら旅館で大きく違ったのは以下の三点です。
1.
晩成温泉には売店やお食事処がありますが、かつら旅館にはそれらがありません。

2.
晩成温泉は大樹町からの指定管理者制度による受託運営だったため、町への報告が義務付けられていました。

3.
晩成温泉は、来店客に占める個人客の割合が高く、企業や団体の一括利用による売掛金の割合が低いことでした。一方、かつら旅館は企業や団体の一括利用による売掛金の割合が高いことでした。

三つの点で実装すべきアプリや機能が大きく違っていたため、売掛金を提供するための請求書発行の出し方をはじめ、晩成温泉とかつら旅館ではシステム構築上で大きく違いました。
それでいながら、スマレジとfreeeとkintoneを一つの仕組みとしてどう構築するかに工夫が求められました。

ただ、その際にアジャイル開発の手法をとったのが功を奏しました。今回の一連の開発にあたり、仮にウォータフォール型の開発手法をとっていたら、助成金の受給に失敗したか実装自体が破綻していたはずです。
これらが全て実装でき、運用に移行できたのも、kintoneの良さを存分に活かしたアジャイル開発の手法をとり、各機能ごとに分けて実装を行ったからだと考えています。

おかげで、かつら旅館の実装は、最後の方になって仕様のズレも含めて全て修正できました。

なお、今回kintoneはRICOH kintone Plusを導入しました。
そのため、帳票発行プログラムは、RICOH kintone Plusに標準で付いてくるRICOH 帳票作成プラグインを利用しました。その実装にあたってもかなり工夫が必要になりましたが、その工夫についてはこちらの記事に記載しています。

予約管理業務についても連携のための工夫を行う

初回訪問時に拝見した予約表

もう一つ、スマレジやfreeeのアプリ連携とは別で実装する必要があったのは、晩成温泉の予約管理の効率化です。

元々、晩成温泉では予約管理にRESERVAを使っていました。ですが、いくつか問題がありました。問題の一つは、RESERVAで管理される予約状況を各スタッフに連携することできませんでした。また、予約データに基づいた効率的なシフト管理が必要でした。そのため、kintone側で一括管理することが望まれました。
ところがRESERVAにはkintoneと連携するためのAPIが公開されておらず、Googleカレンダーとのみ連携されていました。

これらの予約管理の改善については、助成金の対象業務に当初から含まれていました。

そこで弊社からは、Googleカレンダーとkintoneをつなぐ合同会社ぱんだ商会様のプラグインを提案しました。さらに、kintone内では、カレンダーPlusの利用をお勧めしました。
これらの組み合わせによって、月額利用料を抑えた助成金の範囲内での実装が可能になりました。

まとめ

今回は、遠距離のお客様のフォローをどう進めるかについてと、現在進行形で仕様が変わる運用をどうとりまとめて仕様に落とし込むかが難点でした。

もともとkintoneはアジャイル開発に向いています。また、弊社が培ってきたノウハウもアジャイル型を志向してきました。
それがうまくはまった事例だと思います。

kintone Café 帯広 Vol.3に登壇する高田様

その成果は、kintone Café 帯広で高田様が登壇していただいた内容にすべて書かれています。
弊社代表及び前嶋様としても報われた瞬間でした(二人とも登壇をその場で拝聴していました)。

SEEDPLUS社ならびに弊社もご紹介いただきました

そして、弊社として伴走型のやり方に手ごたえを感じるとともに、どの点を重点的に開発すればうまく進むのか、一つの成功事例となりました。

引き続き、他の施設にも業務を拡張されると伺っています。
また十勝に伺える日を楽しみにしています。
丸正田中の皆様、ありがとうございました。

丸正田中様より

導入までの日々と現在を丸正田中社の田中社長はこう語ってくださいました。

kintoneを業務システムの中核に置いてから、複数の店舗の経営状況がどこにいても把握できるようになりました。
それだけでなく、決済や必要なコミュニケーションや意思決定がよりタイムリーに行えます。
社員の事務の負担を減らしつつこれらのことを達成できたことは、今後の経営にとって大きな一歩です。

丸正田中社の高田支配人はこう語ってくださいました。

スマレジと連携したkintoneのおかげで、業務完了と同時に日報が自動で作成可能になりました。
エクセルでデータを手入力していた大樹町に毎月提出する書類も、現在では日々の運営データから自動で作成されるようにり、業務時間が大幅に削減されました。
いまでは社内でもアプリの作成や改善が行われ、日々改善が続いています。

SEEDPLUS社の前嶋社長はこう語ってくださいました。

非常に複雑で多岐にわたった社内業務を kintone とスマレジ で 省力化できたことで、お客様に非常に 満足いただけたと感じております。

株式会社丸正田中様のご紹介

社名 株式会社丸正田中
所在地 〒089-2131 北海道広尾郡大樹町松山町8番地19
代表者 代表取締役社長 田中正一
URL https://www.bansei-onsen.jp/about-marusyo

地域クラウド交流会 in 甲府を開催します



第1回 甲府 地域クラウド交流会
つながる。広がる。うまれる。
~起業家の応援を通じて地域活性化~
甲州”初”開催!

顔の見えるビジネスマッチングの機会と、山梨で起業する起業家の方をクラウドシステムを使い応援する交流会型のイベントです。

【日時】2024年6月29日(土) 15:00~18:00 (開場14:45)
【会場】山梨県立図書館1Fイベントスペース(東)
  〒400-0024 山梨県甲府市北口2丁目8番1号
  電話:055-255-1040
  https://www.lib.pref.yamanashi.jp/sp.html
【会費】1,000円 ※事前お申し込み不要
(但し人数把握のためFacebookのイベントページへの参加表明を頂けますと幸いです)
【定員】100名

【内容】
■15:00-クラウド勉強会(勉強会のみの参加は無料)
 講師:サイボウズ株式会社 執行役員 ソーシャルデザインラボ 所長 中村龍太氏
■16:00ー 地域クラウド交流会(参加費:1,000円)
 ・アイスブレイク「大人の本気の」ラジオ体操第1
 ・起業家プレゼン+クラウド交流タイム+応援投票
 ・「応援し隊」のご紹介・PR
 ・応援投票結果発表、賞品授与式など
■18:00ー アフター交流会(自由開催・自由参加※会費別)
※その日出会って意気投合したメンバーと甲府の街へ繰り出しましょう!

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起業家、起業を目指す方、起業家を応援したい方、地域を活性化させたい方など、老若男女、お子様連れもOK!どなたでもお気軽にご参加を頂けます。甲府で初の試みです、あなたもぜひ参加してみませんか。
【問合せ先】合同会社アクアビット
 担当:長井 あづさ
 TEL:090-5816-7077
【主催】合同会社アクアビット
【共催】株式会社Good Way
【後援】(調整中)
【協力】(調整中)
【協賛】サイボウズ株式会社 
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※ご注意
過度な営業・セールスや特定の政治・宗教活動の勧誘を目的とした方のご参加はお断りさせて頂きます。参加者よりクレーム等があった場合はご参加をお断りさせていただく場合がございますのでご了承願います。
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*地域クラウド交流会は、サイボウズ株式会社の登録商標です。
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全国の「地域クラウド交流会」の情報はコチラから!
https://chiiki-cloud.qloba.com/


kintone Café 山梨 Vol.2に運営・参加しました


4月27日に「kintone Café 山梨 Vol.2」を開催しました。
告知ページはこちら(https://kintonecafe-yamanashi.qloba.com/activities/16073)です。

前回のVol.1から10カ月の間が空きました。
私達、kintone Café 山梨の運営スタッフは、その間、別のイベントを行っていました。
そのイベントとは、「よっちゃばれっ kintone 無尽」です。「kintone Café 山梨」と「よっちゃばれっ kintone 無尽」との使い分けについては、以下の通りです。

開催イベントについて

kintone Café 山梨としての開催について

kintone Café 山梨としての開催にあたりましては、県内外から出席をいただき、特に山梨県内のkintoneユーザーやkintone導入を検討されている方々の学びの場として、県内のみならず、県外のプロフェッショナルな方からもご教示いただき、スキルアップに繋げられればと考えております。

よっちゃばれっ kintone 無尽!の開催について

よっちゃばれっ kintone 無尽!の開催につきましては、山梨にはもともと「無尽」という定期的な集まりを行う習慣があり、そんな山梨の無尽という習慣を用いて、定期的に山梨県内でkintoneに携わっている方々と集まり、お互い色々な意見を出したり、勉強しあったり、相談したり、助け合っていけたらということで考えております。

上の内容は、こちらのページ(https://kintonecafe-yamanashi.qloba.com/)にも記しています。

「よっちゃばれっ kintone 無尽」はすでにVol.0~Vol.3まで開催しました。その中で山梨県のkintoneユーザー同士の交流は深めてきました。
そこにきて、今回「kintone Café 山梨」の開催です。山梨県外からゲストを呼び、山梨を体験していただきつつ、山梨県の方にも県外の方からの刺激を受けてもらう良い機会です。

今回、遠くは高知県、大阪府からのゲストをお招きしました。また、お隣の長野県や東京、神奈川からもお越し頂きました。



私は今回は裏方に専念すると決めていました。そのため、当日は受付として皆さんのお越しをお待ちしておりました。
まだできて間もないやまなし地域づくり交流センターの新しい建物に、参加者が階段またはエレベーターでぞくぞくとやってきます。最終的に26名にのぼった参加者の皆さんに小林さんが作成したクリアファイルやステッカーをお渡しすると喜んでくださいます。

この建物がオープンしたのは令和3年8月というから、本当に新しいです。
私も皆さんが来られる前に受付で挨拶させてもらいました。私が山梨に移住でき、拠点を構えることができた暁には使わせてもらおうと思います。


今回の司会・進行はあかねさんが担ってくださいました。前回のVol.1でも司会・進行をしてくださるはずが、荒天アクシデントによって参加が終わる直前になったので、今回は満を持して司会・進行を進めてくださいました。
そのあかねさんからの開場の挨拶の中で、私が甲府移住に向けて取り組んでいることを紹介していただきました。
今回、参加された方の中には私の移住計画を知らない方もいらっしゃったので驚かれました。あとで何人かの方から声をかけられました。


あかねさんによる挨拶や諸注意の後は、いよいよ本編。


まずは大阪からどりぃさんによる「kintoneの業務活用でおさえておきたいXXX (当日のお楽しみ!) (仮)」です。
話しはじめてすぐにXXXがkintone SignPostであることを漏らしてしまうのもご愛敬。わけあい合いとした雰囲気の中、参加者の皆さんを3~5人のグループに分け、各グループでワークをしてもらいました。

これが結構好評でした。音響を担当された小林さんが、機転を利かせてシンキングタイムのBGMに宇多田ヒカルの曲を流すファインプレイを繰り出し、壇上ではどりぃさんとあかねさんが踊りながら各グループの協議を見守っています。音と動きが加わって、なんだかとても和やかなkintone Caféです。
グループワークに参加していることで、皆さんも参加者として一体となっている感じが会場にみなぎります。
後ろで見ている私は、この時点でkintone Café 山梨 Vol.2の成功を確信しました。


グループワークも、まあ、シンキングタイムを含めるとどうしても尺が足りなくなります。どりぃさんはお題を二つ用意していらっしゃったのですが、一つだけしかこなせませんでした。でも、kintone Caféのあたためとしてはばっちり。とても良い雰囲気で始めることができました。

私的には今回は懇親会でどりぃさんとお話しできたのがよかったです。
今までも高知のCaféとかで一緒に登壇したことはありましたが、kintone界隈では知り合って長いのに、今までなかなか話す機会が持てなかったのが、今回、親近感につながりました。私の周りでも、文献史学を専攻していた方はいないはず。驚き。
どりぃさん、ありがとうございました。


さて、続いては富士吉田市の小俣さんによる「事例発表① 富士吉田市でのkintone活用事例紹介」です。
前回の「kintone Café 山梨 Vol.1」では、小俣さんに話してもらっていません。それもそのはずで、kintone Café 山梨のスタッフが小俣さんにコンタクトをとったのは、前回の「kintone Café 山梨 Vol.1」のすぐ後だったのです。そして、すぐに小俣さんがすごいkintoneの使い手であること知りました。それ以来、「よっちゃばれっ kintone 無尽」にお呼びし、それ以来、小俣さんや飯野さんをはじめ、富士吉田市の皆さんには毎回コアメンバーとして参加してもらっています。
今回は、登壇のはじめに富士吉田市の紹介がありますが、その部分を飯野さんに交替して説明してもらう二部構成でした。


富士吉田市の事例は、市役所全体にkintoneを広げ、自治体全体でkintoneを活用しようとしている点で、全国でも注目すべき事例だと思います。
kintoneが自治体に取り入れられやすいツールであることは自明です。ところが、セキュリティ・ガイドラインやコンプライアンスやLG-WAN対応、ベンダー・ロックインなどの問題があってまだ導入が遅れています。
それが、理解ある上司と有能な推進者がいれば、富士吉田市のように全庁導入も視野に入れられるのです。
小俣さん、飯野さん、ありがとうございました。


続いてはモリビ社の植田さんによる「kintone hive 登壇してみた」です。植田さんといえば、昨秋のkintone AWARDのグランプリとして一気に名をあげました。私もそのすぐ後のkintone Café 白馬 Vol.1でアベック登壇し、植田さんの見事な話術とスライドの組立の妙技は知っていたつもりでした。
今回はその登壇の裏側をお話しいただき、とても得難く貴重な内容でした。登壇への決意とその後の準備など、やるべきこととマインドセットの整え方など、とても参考になる内容でした。これからkintone hive、そして全国大会であるkintone AWARDを目指す全ての方に聴いてほしい内容でした。

こんな偉そうなことをいう私は、kintone hiveには未だに登壇していません。
今更、私がhiveに出られるとは思いません。が、私が土俵にすら上がれなかったhiveとはこういう風に準備していくべし、という心得を得られたように思いました。成し遂げた方のみが語る植田さんの内容は、とても参考になりました。弊社のお客様でもhiveに登壇できるのではないかという方は何社かいらっしゃいます。そういう方に植田さんの法話、いや、登壇を聞いてもらいたいと思いました。
今回の「kintone Café 山梨 Vol.2」も前回に続いてアーカイブ配信を行います。ぜひ皆さんには法話を聞いてもらいたいと思います。
植田さん、ありがとうございました。


さて、ここまでで若干時間が押してきたので、一旦ここで休憩としました。本来はこの後、西見さんの登壇を予定していましたが、急遽西見さんが来られなり、事前収録の動画をいただいていたので、それを放映する形での登壇に切り替わりました。
ところが、その動画を甲府に来る「スーパーあずさ」の車内で拝見したところ、少し尺が長く、時間調節の必要がありました。そこで、運営スタッフで相談して、いったん休憩をはさむことにし、西見さんの動画を後に回しました。

休憩中も、それぞれがご挨拶とkintone談義に花を咲かせてくださっており、盛り上がりも上々です。やってよかったと思えます。


さて、休憩後はサイボウズの渋谷さんによる「kintoneの有効活用について」です。
まずは、甲府の街をレンタサイクルで巡られた渋谷さんの動きが、私の行動パターンと似通っているようで思わず共感を覚えてしまいました。

ここで語られる活用先とは、PTAです。私も以前、渋谷さんがサイボウズ社の運営する「チーム応援Café」で話しておられるのを聞いたことがあります。その時もとても興味深く拝聴したことを覚えています。


ところが、あの時と今では、私自身の状況が変わりました。つまり、弊社が開発主体の業務から、伴走主体の業務へと変わったのです。
つまり、PTAでの運営自走を成し遂げておられる渋谷さんの事例が私にとって違う意味をもって響くようになりました。
私も「チーム応援Café」で話した某自治会の運営からは既に手が離れています。今、どうなっているかについて、あまり関知していません。そして、お客様へのkintone導入も、自走してもらうことを前提に初めから伴走開発を提案しています。もう、保守契約といったやり方ではないのです。


自走してもらうためには、自走できるようなツールの選び方が重要です。そして非営利団体へのITツール導入は常に予算との戦いであり、ツールを選ぶ際には予算が大きな判断基準になります。
毎年役員が交替することが前提のPTAでは、自走し続けられるようなツールの適切な提案が必要です。予算面でも機能面でも。
渋谷さんのスライドは、まさに自走でき非営利団体向けのkintone導入の良い手本になりそうです。私も実はこの数日前にとある環境でチーム応援ライセンスを適用していただいたばかり。今後もより増やしていけるように努力します。
渋谷さん、ありがとうございました。


続いてはテクネコの加藤さんによる「kintoneの強力な助っ人 〜 krewシリーズ3兄弟」です。
前回の「kintone Café 山梨 Vol.1」では、賢者からのアドバイスということで、kintoneではまりがちなポイントを説明してもらいました。




今回の登壇では、krewシリーズの三つについて解説をしてもらいました。
私も弊社もkrewシリーズはここ一年ほどで遅まきながら取り扱うようになりました。そのため、有用性はしっているつもりです。伴走開発の中で説明する機会も増えてきました。

ただ、私は登壇の中でkrewシリーズをじっくり取り上げたことがありません。ましてや、一つのイベントの中でkrewシリーズの三つの違いをそれぞれ紹介する登壇もまだです。
そうした私から見て、加藤さんの登壇内容はとても興味深いものでした。とくに私はkrewDashboardはまだそれほど使っていません。私ももう少しkrewシリーズを使い、この三つの違いをきちんと説明できるようにならなければ、と思いました。

加藤さんのスライドの最後は、5月に開催を予定しているkintone Café 神奈川の告知も行っていただきました。
加藤さん、ありがとうございました。


続いて、先ほど順番を前後させた西見さんに動画で出演してもらいました。
AIエージェントを専門に業務をされている西見さんは、先日新たな会社を立ち上げたばかり。
動画の中では、生成AIからAIエージェントの紹介、そしてAIエージェントとつなぐことによるkintoneの拡張について、貴重な話をいただきました。

私は実は西見さんのこのテーマの登壇は二回ほど聞いたことがあります。また、上に書いた通り、甲府へ来る際の車内で西見さんの動画は確認しました。
それを踏まえた私の感想は、今回の動画は今までに比べてさらにコンパクトになり、かつエッセンスが詰め込まれているということです。


今後、kintoneに携わる方にとって、ユーザーであれ開発者であれ、AIエージェントとkintoneを組み合わせるシーンは徐々に増えていくはずです。ですから、西見さんの説明してくださった内容は今はよくわからなくても、覚えておいたほうがよいと思います。
動画だったため、情報が一方通行になってしまったことに加え、内容が少々高度だったため、会場では疑問符がついていた方もいらっしゃったようです。が、皆さん真剣に西見さんの動画を見てくださっていました。
西見さん、ありがとうございました。


続いては笹本さんによる「事例発表② 顧客管理・保守点検におけるkintone活用事例紹介」です。
笹本さんは山梨県でペレットストーブの販売・設置などを手掛けておられます。
笹本さんと小俣さんの発表によって、今回の「kintone Café 山梨 Vol.2」では複数の山梨県の事例を発表してもらうことができました。


山梨はまだまだkintoneの活用事例が多くありません。
そのため、早い時期からkintoneで構築されておられた笹本さんのような事例は貴重です。
地域への思いも熱く持っていらっしゃる笹本さんのような方が、地域でがんばって事業を継続するためにkintoneを有用なツールとして活用してくださっている事例は、kintone Caféとしてもふさわしいです。


その笹本さんのkintone構築の実際をお話しするのは、kintone Café 山梨のスタッフとして今日も活躍してくださった小林さんです。kintoneとプラグイン、周辺サービスを組み合わせた構成は、kintoneの良さを存分に引き出しています。こういう事例が地元から発表されることこそ、kintone Caféとしてあるべき姿でしょう。運営者としても喜ばしいです。
次回のkintone Café 山梨でも、山梨県からさまざまな事例を発表してもらえるようにしたいと思います。
笹本さん、小林さん、ありがとうございました。



さて、トリを務めていただくのは、高知から駆けつけてくださった片岡幸人さんです。
私と幸人さんは、今までにもさまざまな場所でご一緒してきました。高知、釧路、小田原、都内。
今回もお声がけさせてもらいました。歴史が好きな幸人さんにとって、武田家の栄光盛衰の場である甲府は話し甲斐のある場所ではなかろうかと。


今回も幸人さんからはたくさんのネタを仕込んでもらいました。例えば、長篠の合戦のGoogle Mapとkintoneのマッピングや、甲府の横丁のGoogle Mapとkintoneのマッピングなど。
昨秋に家族で訪れた甲府の横丁街は、え?というような廃墟が残っていて、今時、貴重な場所です。
そして、まさかの武田勝頼公が高知に落人として落ちのびた説をぶちかましてくるあたりが幸人さんの真骨頂です。
私、この説を知らなかったのですが、山梨と高知、めっちゃご縁あるやないですか!?


ですが、幸人さんの本領はこうしたマップとkintoneの連携だけにとどまりません。IoTとkintoneの連携や、リモート保守や制御にkintoneを組み合わせるノウハウについても、さまざまな実例をお持ちです。
山梨が農業や精密加工に強い街であることは周知の事実です。実際、今後の可能性は計り知れないほどに秘めています。
IoTとkintoneの組み合わせを語ってくれた幸人さんの登壇をきっかけに、ノウハウが提供され、山梨県にもkintoneが違う方向からも受け入れられていくのではないかと思いました。
幸人さん、ありがとうございました。



さて、登壇のあとは、皆さんで写真撮影をし、懇親会です。



懇親会の会場は居酒屋友四郎。ここでは9割ほどの参加者の方々にそのまま参加していただきました。
とても有益でさまざまな会話の輪があちこちでできていました。私も上に書いた通りどりぃさんや、長野から来られた方々との会話に花を咲かせていました。
皆さんからも、この日のkintone Café 山梨 Vol.2の内容がとてもよかったという感想があり、運営側としてやってよかったと思いました。


二次会も、私とはくばく社の山田さんとで幸人さんを横丁にご案内するべく、うろうろとしていました。昨秋に来た完全な廃墟の場所が見つからずにウロウロとしましたが、甲府の繁華街模様を幸人さんにお店できたのならよかったです。
ご参加の方々、本当にありがとうございました。次回のVol.3もお会いできればうれしいです。

https://togetter.com/li/2356917


2024年4月のまとめ(個人)


公私の「私」

●家族とのふれあい

§  総括

2024年4月。

今月は、あまり旅に出られませんでした。
かろうじて月末近くになってkintone Café 山梨で甲府に訪れましたが、それ以外は東京と神奈川だけで過ごしました。
ただ、仕事ではさまざまな東京と神奈川の都市を訪れました。それを旅と言えれば旅なのでしょうが、残念ながら私の中でそれは旅ではなく仕事です。

今月は真鶴、寒川、甲府の各地を訪れました。

旅は仕事とセットです。仕事をしながら、旅をする。そのノウハウをいかに実現するかが私の人生のテーマです。
が、まだ私の理想にはほど遠い毎日です。
今月も仕事に追われ、新たな伴走開発の案件などでは私が先頭に立つ必要があるため、動きまわっていました。
それらは、旅ではなく出張です。

今月はとにかく疲れました。年齢による疲れを感じています。
もう前みたいに存分に縦横に動けなくなりつつあります。
昨年でついに50の齢を迎えた私の人生が、少しずつ下り坂を迎えていることをひしひしと感じています。

私に与えられた時間は有限です。ますます残り少なくなっています。
残された時間を少しでも有意義にしなければ。
もう誰と比較するとかではなく、自分自身の残り時間との戦いです。人がどうではなく、自分自身が納得できるように生きるにはどうすればいいか?

生きていること、生かされていることのありがたみ。
それを常に忘れぬようにしながら、充実した日々を送りたい。
皆さんと私の思いは同じです。

娘たちもそれぞれの道を迷いながら歩んでいます。
私も娘たちをフォローしながら、これからの人生を有意義なものに過ごしてほしいと思っています。
残りの限られた人生の中で家族との時間を大切にしながら、自分に与えられた可能性と時間を精一杯使い切りたいと思います。

今月は家族とは二回お出かけしました。妻とはゼロ回、妻と長女とは二回、妻と次女とはゼロ回、長女とは一回、次女とはゼロ回。


§  月表

 ・四月お出かけ
匠そば、大観音寺、甘酒横丁、茶ノ木神社、メイゾン鴻乃巣創業の地、谷崎潤一郎生誕の地、銀行発祥の地、TOHOシネマズ日本橋、麺屋武蔵 神山、横濱たんめん一品香、柏屋、府中市立 中央図書館、味奈登庵、薬師池公園 蓮園、民権の森、相鉄ローゼン 薬師台店、鶴川駅前図書館、多摩境天然温泉 森乃彩、ファミリーマート サンズ東府中駅前店、QB HOUSE、カモシタ酒店、西府駅、府中段丘緑地、中河原駅 (KO26)、小田原ちゃんぽんミナカ小田原店、サザン通り、茅ヶ崎市観光案内所、Tully’s Coffee、北の味紀行と地酒 北海道、くいもの屋わん 横浜西口駅前店、井の頭自然文化園、gorilla、和泉多摩川河川敷、アクアビット サテライトオフィス、寒川郵便局、寒川神社、コメダ珈琲店、ローソン・スリーエフ 寒川駅前店、エクステンド様、喫茶室ルノアール、日本橋 長崎館、渋沢栄一像、将門塚、平川門、皇居東御苑、二の丸雑木林、汐見坂間石垣、江戸城 天守台、BOOKOFF 新宿駅西口店、くまざわ書店、府中市立 中央図書館、おいでませ山口館、株式会社ジョイゾー、八洲様、東郷寺、小柳町第2公園、是政橋、「ヤッターワン」のモニュメント、山崎公園、いなぎ発信基地ペアテラス、長沼城・報恩寺跡、ビッグボーイ、厚木市役所 第二庁舎、アミューあつぎ、厚木市役所本厚木駅連絡所、地魚や 与一、ミスタードーナツ、Tully’s Coffee、ぺぺコーヒー、スミマルシェ、草柳商店、麺屋アシタマ、サイゼリヤ、まぼろし、JR 御茶ノ水駅、星川駅 (SO05)、新仲見世商店街、伝法院通り、八ツ目鰻本舗、東京リバーサイド蒸留所、澤田屋 本店、山梨県ボランティアセンター、居酒屋友四郎、麺処 火の車、サイゼリヤ茅ヶ崎市民文化会館ららぽーと湘南平塚JINS ららぽーと湘南平塚店、有隣堂STORY CAFE、ABC-MART梅蘭川戸ファーム森戸神社みそぎ橋森戸海岸まぐろ食堂 七兵衛丸うらり横須賀PA (上り)大井PA (東行き)ピッツェリア 馬車道 稲城若葉台店

・四月ツイート
https://togetter.com/li/2358503

§  家族とのお出かけ 家族で出かけたのは、上の年表で黄地に太字にしているイベントです。家族で出かける機会は、今月は二回ありました。

月末のゴールデンウイーク開始の連休に二日続けて出かけました。

一日目は、ご招待いただいて家族でゴスペルコンサートを鑑賞しました。
「WIZ Gospel Choir Rejoice!! 〜繋がる歓び〜」

こちらは、年末に甲府で開いたイベントに来てくださった方からのご招待でした。
私にとってゴスペルのコンサートは初めての体験でした。その見事な声の力に圧倒されました。私も声を上げてともに歌いました。
最近の私は疲れを実感しています。
そんな中、家族みんなでこのような素晴らしい場に参加できたのは望外の喜びです。
仕事と仕事の毎日になっているので、こうしたイベントごとにお招きいただくことで、元気を出したいと思います。感謝です。

この日の帰りは、家族でららぽーと湘南平塚に寄りました。私は眼鏡と靴を購入しました。そして、買い物や食事を家族と一緒にしました。
こうした時間の貴重さを最近実感しています。


その翌日、家族で戸塚の川戸ファームさんでのいちご狩りを体験しました。毎年のように家族でいちご狩りに行っている我が家ですが、今年もシーズンが終わる間際に体験できました。

さらにその後は森戸海岸に移動し、森戸神社を参拝してから森戸海岸を散策しました。

ついで、三崎港のうらりに行きました。
並べられる多くのマグロたちを眺めつつ、美味しい海の幸を堪能しました。
ここは家族で今までに何度も来ている場所です。イチゴとマグロの組み合わせも何度目かわからないぐらいです。

都内の次女の家まで車で送り、ゴールデンウィーク前半の家族との語らいは終了です。貴重な時間でした。


§  妻とのお出かけ 妻と出かけたのは、上の年表で桃地に太字にしているイベントです。今月は妻と二人で一度もでかけていません。

今月は上旬まで妻がタカラヅカの代表があり、それで完全に燃え尽きてしまいました。
その後も残務処理が続いているため、出かけるどころではありませんでした。

七年間もの長い間、無償奉仕を続けたことは驚嘆に値します。
この経験が妻の今後の人生に生きるとよいのですが。生かさなければうそでしょう。人生の十分の一が無駄に費やされたことになるのですから。

§  妻と長女とのお出かけ  妻と次女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と長女との三人で出かける機会は二回ありました。

一度は妻のタカラヅカの代表の仕事に一区切りがついた直後にねぎらいの温泉に行った際です(4/10)。
よく行く「多摩境天然温泉 森乃彩」でのんびりとしていました。

また別の日は、家族で戸塚・葉山・三崎の帰り、次女を家まで送った帰りに、三人で「ピッツェリア 馬車道 稲城若葉台店」に立ち寄りました(4/29)。


§  妻と次女とのお出かけ  妻と次女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と次女との三人で出かける機会は一回もありませんでした。

次女は少しずつ成長しはじめています。今月から正社員となって働いています。連休の前半に来てくれました。
とても楽しく、人生と若さを謳歌しているようなので、親として安心しています。


§  娘たちとのお出かけ  娘たちと出かけたのは、上の年表で青地に太字にしているイベントです。


長女は昨年の4/1付けで雇用しました。
先々月からはとあるお客様の事務担当として週一度訪問し、社会の風にあたってもらっています。
長女からはそのお客様の元での解決できない問題をいくつか相談され、長女のいるお客様の元を訪問しました。

無事に解決し、長女と共に話しながら帰りました。
こうした機会がなかなかないことはありがたいです。

長女も次女も折を見て家族との時間を大切にしてくれています。
今月にようやく終わった、七年間に及ぶ妻のタカラヅカのヘルパーとしていろいろと大変だったようです。

昨年末をもって私の中では子育ては終わったと思っています。娘たちにはそれぞれを一人の大人として対し、手助けができるところは私から手を差し伸べていこうと思います。
私にできることは親の頑張る姿をみせることぐらいかな。
今月はそうした意味では私がお客様のもとで会話している姿や、会話から作業に移りつつ、さまざまな問題を解決する姿をみせられたとおもいます。

●私自身の四月(交友関係)

§  関西の交流関係 今月は関西に行く日がありませんでした。

ですが、再来月の頭に山口に行くことが決定しています。また、大阪を拠点にしている方とは、月末近くのkintone Café 山梨でお会いし、交流を深めました。
私自身、なかなか余裕が取れない今ですが、必ずやまた関西には向かう予定です。
そういえば今月に入ってから、毎週打ち合わせでお会いしているお客様のご出身が奈良であることを知りました。他にも関西出身の方との仕事上でのご縁がちょくちょくあります。
遠からずまた関西に行くはずです。


§  今月の交流 今月は、仕事に絡んだイベントが多かったので、飲みも含めた交流は比較的多めでした。

私の場合、公私混同の毎日です。私的な付き合いなのか、仕事をからめた付き合いなか、もうあまり区別できません。また、区別もしないようにしています。
皆さんとの交流は本当に楽しかったです。






今月も皆様ありがとうございました。

●私自身の四月(文化活動)

§  今月のブログ 読んだ本のレビューを記す読ん読ブログの執筆は、またしても書く時間が取れませんでした。
レビュー執筆は、私の中では大切なライフワークとして位置付けています。ただし、今は書くための時間がありません。読んでからレビューをアップするまでの時間も二年数カ月に達しようとしています。
今、私のプライベートの時間がほぼなくなってしまっています。仕事をからめた交流があるので精神的には困っていません。でも、一人の時間がないことは見直さなければと考えています。
レビューをアップする冊数と本を読んだ冊数は、私にとってワークライフバランスのバロメーターです。ワークに偏っている今の状況を早く取り戻さねば、とかなりの危機感を持っています。

以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。これも長い間アップできていないので、なんとかして時間を作らないと。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは1本(
オッペンハイマー
)。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本()。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

3月28日 3月28日 身を持ち崩さないように気をつけないと。
3月29日 3月29日 雑談力を噺家に学ぶ
4月1日 4月1日 絶望ではなく、希望に満ちた未来を歩むために
4月2日 4月2日 リニアは断念も、ちいクラは実現します。
4月3日 4月3日 期初に初心に戻るため、人形町へ
4月4日 4月4日 失言しないためには、自分の中の偏見を自覚する
4月5日 4月5日 オッペンハイマーの冷静さに学びたい
4月8日 4月8日 弊社にとってきっかけになる春吉兆その1
4月9日 4月9日 経営者目線という言葉の罠
4月10日 4月10日 技術者に必要な言葉を操る力
4月11日 4月11日 kintoneとAIの連携もデータ構造を理解してこそ
4月12日 4月12日 介護ロボットに慣れておく
4月15日 4月15日 kintoneを知らない方にも提案したできる力を。
4月16日 4月16日 自己暗示の効果
4月17日 4月17日 事故から学ぶ組織の維持
4月18日 4月18日 わたし商店から会社へと。
4月19日 4月19日 インプットの場として図書館は有能
4月22日 4月22日 ブリリアント・ジャークについて
4月23日 4月23日 たまり場と居場所作りの難しさ
4月24日 4月24日 伴走開発のための業務の可視化について
4月25日 4月25日 電車の定時運転は見直される時期なのかも。

§  今月の読書 今月は11冊の本を読みました。内訳は、ラテンアメリカ文学一冊、自伝一冊、新書(交通系)二冊、新書(農業系)二冊、技術書二冊、フランス文学一冊、社会学一冊、ミステリ一冊。

今月も本を読む時間が取れていません。が、無理やり本は読むようにしています。ところが読んでもそれをアウトプットできていないのは上に書いた通りです。
形式的にアウトプットするのなら、ChatGPTに頼るのもありですが、それは自分にとって衰退への道だと思っています。

私が一昨年の年始に掲げた目標の一つは本を出版することですが、まったくそれが進んでいません。
仕事にかまけてしまっています。このことにもとても強い危機感を抱いています。このまま何も生み出さずに老いてしまうのでは、と。


§  今月の映画 今月の映画鑑賞は一本です。「オッペンハイマー」。

オッペンハイマーが成し遂げた実績は、日本人にとっては複雑な感情を呼び覚まされます。
それがもとで映画の公開も遅れました。
が、本作はそんなことは関係ないほど、印象に残りました。以下に掲げるブログにも記しています。
オッペンハイマー

他には、同じクリストファー・ノーラン監督のインターステラとメメントを映画ストリーミングチャンネルで鑑賞できました。素晴らしい。


§  今月の舞台 舞台については、今月は一本も観ていません。

今月の初旬をもって、妻が代表として付き人だったジェンヌさんが宝塚を退団しました。妻にとって七年以上代表として携わった代表の日々がようやく終わりました。
ただし、まだ残務処理が色々と残っているようです。退団したジェンヌさんのフォローもまだ続くようです。
私はもう、しばらく舞台には興味が持てそうにありません。



§  今月の音楽 上に書いた通り、演劇の裏側はもうまっぴら、観客として見るだけに限る、と思う私です。が、やはり舞台上で演ぜられる素晴らしい演目は、素晴らしい体験になる事もわかっています。
上も書いたゴスペルコンサートです。

茅ヶ崎を拠点に活動するゴスペルグループ「WIZ Gospel Choir」の11回目のコンサート「Rejoice!! 〜繋がる歓び〜」は素晴らしかったです(4/28)。

歌の技巧は一人ひとりが極めていけば上手くなります。世の中に多くいる歌手も、ベテランになればなるほど味が出ます。
それがパワーを備えた技巧となり、しかもそれが80人の集団から発せられた時、感じるのは声の力です。


ゴスペルにもいろいろな流派があり、さまざまなスタイルがある言事を教わりましたし、指揮と進行を務めた近藤氏による軽妙な語りもあって、さまざまなゴスペルの事を知れた一日となりました。
今月のクライマックスの1つと言えるイベントでした。

コロナが始まってから’70’sから活躍したアーチストの全曲を聞く活動を続けています。サンタナの全アルバムを順に聴いています。

そういえば、月末に甲府でカラオケを歌う機会があったのも今月のトピックスです。

§  今月の美術 美術については、今月は特にトピックがありません。


§  今月のスポーツ 今月は、スポーツはしていません。今月は、スポーツはしていません。
トピックスとしては、町田ゼルビアが絶好調で、J1デビュー初年度にもかかわらず、まだ上位に居続けていることでしょうか。

それと、通訳を務めていた水原氏のギャンブル騒動に巻き込まれた大谷選手が、それにもかかわらず活躍していることも印象に残ります。

私自身、最近体力がとみに落ちていることを感じています。
寝不足その他の原因でしょうか。仕事が忙しい中、どうやって体力を維持するか。
そろそろ体力作りに取り掛からないと、老年になってとんでもないことになりそうな気がしてきました。危機感を覚えています。


§  今月の滝 今月は滝を訪れる機会はありませんでした。

§  今月の駅鉄 今月は駅を訪れていません。
もちろん、仕事上の出張の中ではさまざまな駅を訪れました。
たとえば、真鶴駅には二回降り立ちました。

他にも本厚木駅や寒川駅、海老名駅、茅ヶ崎駅、厚木駅や多磨霊園駅、西府駅など普段利用しない駅を利用しました。
ただ、これらの駅は全て仕事の中での移動だったので、のんびり駅を味わう間がありません。

これらの駅にはまたゆっくり行きたいです。

なお、寒川駅を降りた際、近くの寒川町観光案内書を訪れると、40年ほど前に廃線となった西寒川支線の終着駅の開業100年記念の硬券切符が売っていたので購入しました。


§  今月の酒楽 今月は飲む機会がそれほどありませんでした。とはいえ、六日間、九軒のお店で飲みました。


まずは横浜のお客様の歓送迎会にお呼びいただき、20数名の皆さんと北海道の海の幸を「北の味紀行と地酒 北海道」でとてもたくさんの料理とお酒を楽しみました(4/12)。

二次会も8名ほどで「くいもの屋わん 横浜西口駅前店」に伺い、楽しいお酒の時間を過ごしました。
普段は仕事上で協力し合う皆さんと、こうして酒席を囲むことでお互いの違う考えや趣味を知る。
それがまた別の日の仕事に生かされる。

今の若い人はこうした飲みニケーションを嫌がります。まあ、私もそれほど若い頃は好きではなかったかもしれません。
年長者になった今、こうした場で自慢や説教などおかしな振る舞いをせず、私たちもバカ話に興じ、時には真面目な仕事の話を楽しめばよいのです。そして趣味の話で似通った趣味の話でその人の新たな一面を見つけられれば、お酒の場としては上場ではないかと思います。


その翌日、久しぶりに井の頭自然文化園で催された「八重桜を愛でる会」にお招きされて参加しました(4/13)。
コロナ前は3,4回ほど参加させてもらったのですが、毎回かなり酩酊していた記憶があります。
今回は、コロナ禍を経て、久しぶりの参加です。


私もお酒やおつまみを差し入れ、皆さんと穏やかな一日を過ごしました。
主催のあるじさんのキャラもあって、ゆるい会であり、私も何も考えずに楽しい午後のひと時を井の頭自然文化園に咲く八重桜と愛らしい動物たちと過ごすことができました。


その週末はスナックジョイゾーに参加しました(4/19)。
この時は年間パスポートの更新があったにもかかわらず、私が前回、名札を持ち帰ってしまったため、この日は必ず行くつもりでした。
しかもこの日はジョイゾーの中島さんによる「日本酒ナイト」です。中島さんといえば、餃子好き、そして日本酒好きで知られる方。これは参加するしかない。
というわけで中島さん渾身のおすすめ日本酒や、同時に釧路の946BANYAからのMADO中継もあって、なんと蟹の差し入れというビッグサプライズが!楽しく飲めましたし、また新たな方とのご縁がつながり、とてもうれしい一日でした。
私も直前に立ち寄って仕入れた山口の東洋美人の初春限定のお酒がとても好評で、私が一滴も飲めないうちに空になってしまいました。でも中島さんからも好評だったのがよかったです。


さらにその数日後は、真鶴町へ伺いました。日中は仕事をしましたが、夜は飲み!(4/22)
まずはスミマルシェで。ここは昼間からいつも誰かが飲んでいる、真鶴での酒を語るには欠かせない場所です。昼間の海が徐々にくれ、夜の黒さになる様子が見られる場所で、私が好きなお店です。
今日も真鶴在住でない私たちを温かく迎えてもらいました。

さらに、近所の草柳商店へ、こちらも何度も来ていますが、20時に訪れた際は、名物のおかみさんが一人でテレビのキムタクの出番を待っていました。
そんな中、私たちが訪れたことで、お店がすぐにたまり場に変わっていきました。地元の方も次々と。私たちも初めてお会いした方々と交流がつながっていきます。

こういう場のありがたみと必要性を知りました。


別の日には仕事で浅草で仕事をした後、浅草を散策し、帰りに浅草橋まで歩いていたところ、ばったりと街角にジンの蒸留所が経営するバーを見つけたら、その横にそのジンの蒸留器と店頭に売られる様々なジンを見つけました(4/26)。
つい、うれしくなってジントニックをいただきましたが、それがまたおいしくて、ついジンのボトルも購入しました。これは楽しみです。
「東京リバーサイド蒸留所」にはまた訪れてみたいと思いました。

さて、月の最後は甲府でのkintone Café 山梨 Vol.2です。kintone Caféと言えば懇親会。今回も高知、大阪、長野、神奈川、東京から多様な方々に来ていただきました。しかも皆さんは懇親会にも高い確率で参加してくださいました。
こうした場で飲むお酒は本当においしい。しかも皆さんがkintoneという共通言語を持っていたらなおさら楽しい。

二次会も山梨の方と高知の方と三人で甲府の歓楽街を楽しみました。

§  今月の旅行 今月はkintone Café 山梨で甲府を訪れた以外は、東京と神奈川の外を出ていません。

また、移動のほとんどが仕事がらみだったので、狭い意味での旅はしていません。

ただ、月末に家族で訪れた三浦半島は旅と言えるかもしれません。
戸塚の川戸ファームさんでは七種類のイチゴを食べ比べました。どれも少しずつ味が違っていて、イチゴの奥深さを知ることができました。この種類が食べられるのは、こちらの農園のとてもよい特徴ですね。紅ほっぺ、おいCベリー、ベリーホップすず、あきひめ、しろみつか、さがほのか、かなこまち。
特に家族はおいCベリーにはまっていました。今度はもっと早い時期に来たいと思いました。

終わった後の農園のおかみさんとの会話もまなびになりました。

その後の行動はノープランでしたが、海が見たいという妻の希望で葉山へ。森戸神社を参拝し、森戸海岸を散策しました。

さらにそこから三崎港のうらりを訪れ、さまざまな海の幸と三崎の豊富な農産物を購入しました。


他にも甲府では少しだけ夜の街を散歩して飲みました。
府中から稲城まで自転車で移動し、稲城で仕事をしました。
真鶴や寒川、小田原でもお酒やおいしい料理、そして仕事に精を出しました。ほかの神奈川の街も同じです。

来月もまた旅ができるようにがんばります。

今月、足跡を残した地は以下の通り。

 東京都
  町田市、台東区、千代田区、中央区、多摩市、府中市、武蔵野市、世田谷区、港区、狛江市、新宿区、江東区、稲城市、品川区、
 神奈川県
  横浜市旭区、横浜市中区、小田原市、真鶴町、茅ヶ崎市、寒川町、海老名市、藤沢市、横浜市泉区、横浜市戸塚区、川崎市麻生区、横浜市保土ヶ谷区、平塚市、逗子市、葉山町、三浦市、横須賀市
 山梨県
  甲府市


§  今月のその他活動 
人生も半分を過ぎ、一層焦りが募っています。少しでも日々に変化をつけようとする気持ちに衰えはありません。
今、心身が動くうちに仕事もプライベートも充実させる。その考えには揺るぎがありません。

・公園は九か所。「薬師池公園 蓮園(4/6)」「民権の森(4/6)」「府中段丘緑地(4/11)」「井の頭自然文化園(4/13)」「和泉多摩川河川敷(4/14)」「皇居東御苑(4/16)」「二の丸雑木林(4/16)」「小柳町第2公園(4/20)」「山崎公園(4/20)」

・美術館はゼロカ所。

・駅はゼロ駅。

・滝はゼロカ所。

・温泉は一カ所。「多摩境天然温泉 森乃彩(4/10)」

・山はゼロ山。

・酒蔵は一か所。「東京リバーサイド蒸留所(4/26)」

・神社は三か所。
「茶ノ木神社(4/2)」「寒川神社(4/15)」「森戸神社(4/29)」

・寺は二寺。「大観音寺(4/2)」「東郷寺(4/20)」

・教会はゼロカ所。

・史跡は十カ所。「メイゾン鴻乃巣創業の地(4/2)」「谷崎潤一郎生誕の地(4/2)」「銀行発祥の地(4/2)」「渋沢栄一像(4/16)」「将門塚(4/16)」「平川門(4/16)」「汐見坂間石垣(4/16)」「「ヤッターワン」のモニュメント(4/20)」「長沼城・報恩寺跡(4/20)」「みそぎ橋(4/29)」

・博物館はゼロか所。

・遺跡はゼロカ所。

・城は二城。「江戸城 天守台(4/2)」「長沼城・報恩寺跡(4/20)」

・灯台はゼロカ所。

・動物園はゼロか所。

・水族館はゼロか所。

・土木遺産はゼロか所。

・マンホールカードは三枚。「神奈川県茅ケ崎市(4/12)」「神奈川県厚木市(4/22)(4/22)」

・ダムはゼロカ所。
・風景印はゼロ枚。
・御城印はゼロ枚。
・御宿印はゼロ枚。

なお、昨年の夏ごろから信長の野望 出陣でアカウントを作り、様々な場所を巡っています。市区町村ごとに完全に訪れると制覇ができます。
遠征という機能を使って制覇したのではなく、実際に訪れた場所で制覇した市町村について、ここに記しておきます。
・長野県北安曇郡白馬村 2023/11/12
・長野県北安曇郡小谷村 2023/11/12
・山梨県南都留郡山中湖村 2023/12/16
・神奈川県足柄下郡真鶴町 2024/1/25


私がまだ訪れていない場所の多さは無限です。やりたいこと、行きたい場所の多さにめまいがします。
今月も仕事にからめてですが、バラエティ豊かな移動ができました。この地球にはまだまだ無限に行くべき場所があります。
少しでもこうした場所を訪れてから死にたい。私の人生の残り時間のなかでどこまでの旅ができるか。


加齢によって日々、気力は減退していきます。人の明日はわかりません。人気俳優や女優も自死を選びます。私も不意の体調不良に襲われ、コロナに感染します。一昨年の秋にはハイキングのつもりが一晩の遭難と化し、人里のすぐそばで死ぬ可能性も体験しました。
いつかやろう、引退してからやろうという姿勢を根本的に見直さねばなりません。もう、未来の社会や環境がどうなっているかわからないからです。そこに老いつつある自らの衰えがかぶさってきます。
生きている今。今を生きているのですから、今、やるべきことをしなければ。後悔だけはしないように。
その姿勢のまま、仕事をこなしながらも、今のうちに時間の合間を見つけ、行けるところに行っておこうと思います。


死ねば全ては無に消えます。
私の経験をいくらブログにアップしても、膨大なデジタルの海の中に溶けて消えます。
それが分かっていても、自分に与えられた生を全力で全うしたいと思います。仕事もプライベートも全力で過ごそうと日々励んでいます。そのためにもこうして書き残しておこうと思います。



今は仕事に集中し、好きなことは引退後に。そんな悠長な考えが通用しないことをコロナウィルスは教えてくれました。人生はあっという間に終わってしまう。老いたときに平穏で好きなことができる世の中があるかどうかは誰にも保証されません。一方で、仕事の難しさや面白さも強く感じています。プライベートだけど充実させるのでもなく、仕事だけに人生を捧げるでもなく、その両立を目指す。だからこそ、今のうちから毎日を公私とも全力で生きる、という決意で日々を過ごしています。
コロナだからと閉じこもらず、一人でも旅を敢行したいと思います。
もちろん、一昨年の秋に遭難した経験は忘れてはなりません。命をなくしては元も子もないのは当たり前。ですが、何もせず命を枯らすよりはましです。
家族との縁も毎月、姿を変えています。仕事もいつかは引退を求められるでしょう。そうなった時にやることがない、とよく話に聞く老残にだけはなりたくないと思っています。


そう思い、訪れた場所で心の赴くままに俳句を詠んでいます。今月は俳句を18句。いずれもツイートまとめに載せています。


一方で、具体的に将来のこともそろそろ考えねばなりません。
法人のまとめに書いた通り、コロナに席巻された世の中ですが、弊社の売り上げはなんとか確保できています。
ただ、私個人としては投資もしておらず、賭け事もしていません。不労所得のタネも持っていません。
私が倒れた時、うちのメンバーが稼げるところまでは頑張らねば。


あらためて「私」を振り返ってみました。来月も自らの生に後悔のないような日々となることを信じて。
頼りない経営者であり父であり夫であるにもかかわらず、家族が常に一緒に行動してくれることに感謝します。



2024年4月のまとめ(法人)


令和六年四月。

さて、新年度です。昨年度は苦しんだものの、今年に入ってから希望が持てる兆しが少しずつ増えました。

その兆しがますます形になってきたのが今月です。
昨年度、苦しんだ割には売り上げとしては過去最高を出しましたが、途中から新たな単価体系に切り替え、新たな単価での受注が増えはじめたからです。

そうした案件のいくつかが始まったのが今月でした。
そのため、今月に入ってから忙しくなってしまいました。例年の三月は、年度末で作業にひと段落ついていたのですが、今月は冒頭から始まった案件の対応でかなり忙しい毎日を過ごしました。

達成度5割。達成感5割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 四月度の売上は目標を下回りました。

というのも。今月から始まった案件が多かったからです。
伴走案件が増えてきたとはいえ、まだ月額でご請求できる契約になっていないものもあります。そのため、売り上げはそこまで好調ではありません。それは、経営上のリスクでもあります。

また、伴走開発が増えたことによる代表へのリソース集中が顕著なりつつあるのも、今後に向けた改善点です。

ただ、引き合いや受注が途切れないことは、本当にありがたいことです。

ありがたい状態であるうちに、弊社メンバーのスキルと体制を整備しないと。
今が弊社が私のみの会社から脱却するチャンスです。
実際、kintoneの伴走案件をこなしていると、お客様からのご要望に対してすらすら解法が答えられる私がいて、そういう私の価値が求められていることを感じます。
ただし、それをやっている限りいつまでたっても私一人の会社から脱却できないことも確かです。
私以外のメンバーが前に出て、存在感を発揮してもらうにはどうすれば良いか、試行錯誤しています。
コミュニティで露出してもらうのが最も効果的なのですが、それには消極的なメンバーが多いので。

そこも含めて、どうすれば会社と皆のために良いか、昨期の反省を生かしてじっくりと考えます。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・弊社代表が「八重桜を愛でる会」に参加しました(4/13)。
・弊社代表が「スナックジョイゾー」に参加しました(4/1)。
・弊社役員と総務経理担当代表が「山梨県活性化プロジェクト」に参加しました(4/25)。
・弊社代表が「kintone Café 山梨 Vol.2」に運営として参加しました(4/27)。

ここにはまだ載せられないトピックもあります。告知できる段階になれば記載します。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。

弊社が手がけるkintoneがらみの案件に占める伴走開発の割合を増やしています。
とはいえ、伴走開発はまだメンバーにはハードルが高いと判断しています。そのため、今の時点では代表のみが伴走開発に携わっています。
伴走開発以外でも、開発案件はたくさん抱えています。そうした案件はメンバーに渡しています。ただ、複数案件を並行で任せるとメンバーの心理的な負担が増すため、あまり案件は渡さぬようにしています。
すると、こぼれ落ちた開発案件は代表が担わざるを得ません。つまり、開発でも代表に負担がかかります。
その場合、代表のリソースがどこまで確保できるかと言う問題が付いて回ります。実際、四月からの私の予定はかなり逼迫しています。

そんな状況ですが、今月も今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。

昨年の師走から、今までの開発のやり方について、抜本的に変える決断を下しました。

・代表が伴走担当としてお客様に入る。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

昨季まで安すぎた単価設定も大幅に上げました。
上げた単価をベースに受注も取れるようになりました。それが自信にもつながっています。

伴走開発による案件の獲得や実装も手ごたえを感じています。
既に今年に入ってから要件定義フェーズの形、今月に入ってから、伴走開発の形でも案件も始まっています。

ただし、伴走開発はかなりの集中力と労力が求められます。上に書いた通り、まだメンバーには任せられませんが。
そもそも、私自身が伴走開発への切磋琢磨もさらに求められます。
その上で、私以外にも伴走開発ができるよう、努力をメンバーにも求めていきたいと思います。

昨年に出したGO! DO! with-Uとアビットリンク、さらにk-Report帳票統合サービスも併せて、弊社の価値をより世間に訴えていく必要があると思っています。

代表のトーク力も連日の伴走案件や商談の中で磨きつつ、私自身がまず手本を見せます。
年齢が上がっても成長し続ける気概と手本を示したいと思います。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

今年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
おそらく来月あたりから、ようやく歪な状態が解消されるはずです。

まだまだ、経営者としての未熟を痛感させられることも多いです。財務改善には単価アップから。
まずはそこがうまくいきそうなので、その後にコストカットや生産性向上に舵を切ります。
弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
この正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念
「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。たた、顧客のためにと思い単価が安すぎただけで。

弊社の活動内容に、地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込みますが、それが元でメンバーに過度な負担をかけないように配慮しなければ。

昨年の4月より弊社に正式に加わってもらった代表の長女に人事・総務・経理の作業を任せました。
さらに、今月から名前のみの役員だった代表の妻にもチーム作りの担当として加わりはじめてもらっています。

今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約25回です。オンライン商談はざっと数えたところ約42回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約37枚です。

今月は様々な場所で商談を行い、交流を深めました。
案件に関わる部分なので、ここにはすべて書きませんが、いろいろと楽しみなご縁ができました。


例えばコロナ禍以来、参加できていなかった「八重桜を愛でる会」に久々に参加しました(4/13)。
もともと、kintoneのβテスター同士のご縁からはじまった「あるじさん」とのご縁もkintoneのβテスターが始まった時期ですから、もう十三年ですか。
こういうご縁は大切にしたいし、お誘いがあったので、参加させていただきました。楽しい会話ができました。お酒もおいしかった。お花も動物も。

そして、スナックジョイゾーに参加しました(4/19)。今回も、楽しいひと時が過ごせました。美味しいお酒と会話にいつも感謝です。
今回は日本酒ナイトということで、お酒も楽しめました。
また、年間パスポートの申し込みもさせてもらいました。

また、別の日にはkintone Café 山梨 Vol.2を開催しました。今回は登壇も司会・進行もせず。運営のみに徹したkintone Café でしたが、参加された皆さんからとても喜んでもらいました。
今回も高知・大阪からの遠方のゲストお二人を筆頭に、長野や埼玉・神奈川・東京と多くの方のご参加と皆さんとの交流が楽しめました。

その翌日には、お仕事やkintone Caféでもお世話になっている方が所属するゴスペルグループのコンサートということで、家族で参加させてもらいました。
皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

弊社が経営で苦戦していても次々と案件を頂けているのはこうした出会いがあるからです。

引き続きよろしくお願いいたします。


§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。「お客様歓送迎会」(4/12)。「八重桜を愛でる会」(4/13)。「スナックジョイゾー」(4/19)。「山梨県活性化フォーラム」(4/25)。「kintone Café 山梨 Vol.2」(4/27)。


こうした対外活動こそは経営者としてやるべきことであると同時に、弊社メンバーにこの方向性を理解してもらう必要があります。
今年の年始の抱負として、登壇回数を36回と定めました。4月の時点で13回の登壇が果たせています。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。

外の皆様と交流を深めたいと思っています。
今月に行った活動からそのことを強く感じました。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは1本(
オッペンハイマー
)。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本()。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

3月28日 3月28日 身を持ち崩さないように気をつけないと。
3月29日 3月29日 雑談力を噺家に学ぶ
4月1日 4月1日 絶望ではなく、希望に満ちた未来を歩むために
4月2日 4月2日 リニアは断念も、ちいクラは実現します。
4月3日 4月3日 期初に初心に戻るため、人形町へ
4月4日 4月4日 失言しないためには、自分の中の偏見を自覚する
4月5日 4月5日 オッペンハイマーの冷静さに学びたい
4月8日 4月8日 弊社にとってきっかけになる春吉兆その1
4月9日 4月9日 経営者目線という言葉の罠
4月10日 4月10日 技術者に必要な言葉を操る力
4月11日 4月11日 kintoneとAIの連携もデータ構造を理解してこそ
4月12日 4月12日 介護ロボットに慣れておく
4月15日 4月15日 kintoneを知らない方にも提案したできる力を。
4月16日 4月16日 自己暗示の効果
4月17日 4月17日 事故から学ぶ組織の維持
4月18日 4月18日 わたし商店から会社へと。
4月19日 4月19日 インプットの場として図書館は有能
4月22日 4月22日 ブリリアント・ジャークについて
4月23日 4月23日 たまり場と居場所作りの難しさ
4月24日 4月24日 伴走開発のための業務の可視化について
4月25日 4月25日 電車の定時運転は見直される時期なのかも。

§ 年表

 ・四月お仕事

末広町で商談、二俣川で商談・作業×5、府中で伴走開発×5,関内で伴走開発、横浜桜木町で商談、町田駅前ドトールコーヒーで作業、小田原ちゃんぽんミナカ小田原店で打ち合わせ、真鶴で商談×2、Tully’s Coffee茅ヶ崎駅前店で作業、北の味紀行と地酒 北海道横浜駅店で歓送迎会、くいもの屋わん 横浜西口駅前店で二次会懇親会、アクアビット サテライトオフィスで作業、寒川で商談、コメダ珈琲店寒川店でオンライン会議、呉服橋で商談、喫茶室ルノアール呉服橋店で商談、竹橋で商談、新宿で商談、マクドナルド東府中でオンライン会議、府中市立 中央図書館で作業、デニーズ湘南台店でオンライン会議、立場で商談、イトーヨーカドー立場店でオンライン会議、スナックジョイゾー、いなぎ発信基地ペアテラスで作業、カフェ・ベローチェ厚木店でオンライン会議、ミスタードーナツ小田原店で作業、Tully’s Coffee小田原店でオンライン会議、ぺぺコーヒーで商談・オンライン会議、CAFé KALDINO アコルデ代々木上原店でオンライン会議、品川で商談、Tully’s Coffee経堂店でオンライン会議、御茶ノ水で商談・作業、Tully’s Coffee星川店でオンライン会議、浅草で商談、山梨県ボランティアセンターでkintone Café 山梨 Vol.2、居酒屋友四郎で懇親会、麺処 火の車で二次会、戸塚で事前調査

§ ツイートまとめ
・四月ツイート
https://togetter.com/li/2358496


2024年3月のまとめ(個人)


公私の「私」

●家族とのふれあい

§  総括

2024年3月です。

今月は都留市で迎えました。
やまなしワーケーションツアーに参加しながら、現地で作業や商談をしていました。最終日に泊まったのが都留市のより道の湯だったのです。

旅は仕事とセットです。
今月は都留、小菅、大月、富士吉田、川口、佐野、宇都宮。栃木の各地を訪れました。

仕事をしながら、旅をする。そのノウハウをいかに実現するかが私の人生のテーマです。
ところが、私の理想の状態にはまだ遠いのが現状です。
今月も仕事に追われ、新たな伴走開発の案件などでは私が先頭に立つ必要があるため、動きまわっていました。
それらは、旅ではなく出張です。

昨年秋から、私個人の力の限界を感じさせる出来事が相次ぎました。
そのため、経営の苦境も個人の力で乗り切るしかないかな、と覚悟を決めています。

昨年でついに50の齢を迎えた私の人生も少しずつ下り坂になっていることは承知です。
同時に次の世代を導かなければならない責任も感じています。

まだ老いこむには早いと考え、もうひと頑張りしようと思っています

私に与えられた時間は有限で、ますます残り少なくなっているから、
残された時間を少しでも有意義にしたい。そう思います。

生きていること、生かされていることのありがたみ。
それを常に忘れぬようにしながら、充実した日々を送りたい。
皆さんと私の思いは同じです。

娘たちもそれぞれの道を迷いながら歩んでいます。
私も娘たちをフォローしながら、これからの人生を有意義なものに過ごしてほしいと思っています。
残りの限られた人生の中で家族との時間を大切にしながら、自分に与えられた可能性と時間を精一杯使い切りたいと思います。

今月は家族とは一回お出かけしました。妻とは一回、妻と長女とは二回、妻と次女とはゼロ回、長女とはゼロ回、次女とは二回。


§  月表

 ・三月お出かけ
都留市駅、Far Yeast Brewing 源流醸造所、廣瀬屋旅館、小菅村中央公民館、富士急行 大月駅(FJ01)、富士山駅 (FJ16)、anyplace.work 富士、富士山展望デッキ、焼き鳥 びんど、西裏、金蔵、ホステル 富士山・結、東京日本橋タワー、サイボウズ 本社、おいでませ山口館、薬師池公園 蓮園、七国山、薬師池公園、なんくるないさー、物流博物館、Far Yeast Tokyo Brewery & Grill、いと井 横浜西口店、ドトールコーヒーショップ 神田中央通り店、ラムゴロー神田南口店、書泉ブックタワー、ミルクスタンド、新宿観光案内所、CEN CAFE、なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。、丸亀製麺、大龍飯店、中国家庭料理 大連、慶應義塾大学 三田キャンパス、? PRONTO 品川シーズンテラス店、ベルサール六本木、土佐しらす食堂二万匹、あだち産業センター、千住 街の駅、うまいものや いいあんばい、プエドバル、ココデンタルクリニックドトールコーヒーショップ相鉄ローゼン 薬師台店、日本橋、てけてけ、郵便発祥の地、サイボウズ 本社、ここ滋賀、金井関山川島緑地、ファミリーマート サンズ東府中駅前店、れんげ食堂 toshu 東府中店、品川シーズンテラス、芝浦中央公園、高輪大木戸址 几号水準点、Starbucks、高輪ゲートウェイ駅、TOUCH TO GO、田園調布駅 旧駅舎、ケンタッキーフライドチキン、らぁ麺まる鈴、佐野SA (下り)、宇都宮天然温泉 ゆらら、たまる食堂、HOTTAN、庄助、寧々家 宇都宮駅前店、パークプラザ宇都宮、味一番、三平食堂、嘉右衛門町伝建地区拠点施設ガイダンスセンター、栃木市観光総合案内所、まちの駅 コエド市場、栃木市郷土参考館、岩下の新生姜ミュージアム、栃木城址公園、豚キチ combo MOMO、モスバーガー、らあめん花月嵐、ローソン 若葉台駅前店、府中の森公園、ルミエール府中、府中市立 中央図書館、くら寿司

・三月ツイート
https://togetter.com/li/2341015

§  家族とのお出かけ 家族で出かけたのは、上の年表で黄地に太字にしているイベントです。今月は家族と一度だけ出かけました。


ただし次女が帰ってきて泊まっていた際に家族で近所のスーパーで買い物をし、家で夕食を食べた程度です。
その間は家族で夕食を一緒に食べるなど、家族団らんの時間を持つことができました。


§  妻とのお出かけ 妻と出かけたのは、上の年表で桃地に太字にしているイベントです。今月は妻と二人で一回でかけました。

とはいえ、それは妻がタカラヅカの日参で有楽町に向かう途中、若葉台の駅まで乗せてもらった時だけです。
今月は妻がタカラヅカの公演、しかも妻が代表を務めるジェンヌさんの退団公演を兼ねていたため、猛烈に忙しい毎日を送っていました。妻とは朝夕に一瞬顔を合わせる程度です。

§  妻と長女とのお出かけ 妻と長女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と長女との三人で出かける機会は二回ありました。

一度は近所に夕食を食べに行ったとき。
もう一度は妻のココデンタルで会った時です。

§  妻と次女とのお出かけ  妻と次女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と次女との三人で出かける機会は一回もありませんでした。

次女は少しずつ成長しています。今月から正社員となって働いています。正月の三日間も仕事に行きながら、家にも毎日来てくれました。楽しくやっているようなので、親として安心しています。


§  娘たちとのお出かけ  娘たちと出かけたのは、上の年表で青地に太字にしているイベントです。

長女は昨年の4/1付けで雇用しました。
先々月からはとあるお客様の事務担当として週一度訪問し、社会の風にあたってもらっています。

長女も次女も折を見て家族との時間を大切にしてくれています。
今月は妻のタカラヅカのヘルパーとしていろいろと大変だったようです。


次女とは、私が新宿で打ち合わせをした際、静かで落ち着ける場所が必要だったので、次女の勤め先のCaféを使わせてもらいました。打ち合わせ中、次女の働く姿もみていました。頑張って働いているようでよかった(3/10)。

家族で食事をした日に、妻と長女が洗車している間、同じガソリンスタンドに併設されたドトールコーヒーで一緒にコーヒーを飲みながら会話をしました(3/18)。

昨年末をもって私の中では子育ては終わったと思っています。娘たちにはそれぞれを一人の大人として対し、手助けができるところは私から手を差し伸べていこうと思います。
私にできることは親の頑張る姿をみせることぐらいかな。

●私自身の三月(交友関係)

§  関西の交流関係 今月は関西に行く日がありませんでした。

とはいえ、西日本のあるイベントからお誘いをいただいており、遠からず伺うことになると思います。
遠からずまた関西に行くはずです。


§  今月の交流 今月も仕事に絡んだイベントが多かったので、飲みも含めた交流が何度もありました。

私の場合、公私混同の毎日です。私的な付き合いなのか、仕事をからめた付き合いなか、もうあまり区別できません。また、区別もしないようにしています。
皆さんとの交流は本当に楽しかったです。










今月も皆様ありがとうございました。

●私自身の三月(文化活動)

§  今月のブログ 読んだ本のレビューを記す読ん読ブログの執筆は、またしても書く時間が取れませんでした。
レビュー執筆は、私の中では大切なライフワークとして位置付けています。ただし、今は書くための時間がありません。読んでからレビューをアップするまでの時間も二年数カ月に達しようとしています。
今、私のプライベートの時間がほぼなくなってしまっています。仕事をからめた交流があるので精神的には困っていません。でも、一人の時間がないことは見直さなければと考えています。
レビューをアップする冊数と本を読んだ冊数は、私にとってワークライフバランスのバロメーターです。ワークに偏っている今の状況を早く取り戻さねば、とかなりの危機感を持っています。

以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月もアップできませんでした。これも長い間アップできていないので、来年から時間を作らないと。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは6本(
やまなしワーケーションに参加しました
よっちゃばれっ kintone 無尽 vol.3に参加しました
こどもの居場所大会 in 東京に参加しました
雲の上Talking〜プリントクリエイターNight〜に参加・登壇しました
kintone Café 栃木 Vol.1に運営・参加・登壇しました
kintone Café METAVERSE Vol.7に参加しました
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事については、今月は以下の内容をアップしました。

2月28日 2月28日 なぜコメントや仕様書が必要か。チーム内にも自分自身のためにも
2月29日 2月29日 山梨の可能性を感じるワーケーション
3月1日 3月1日 地方に行くとニーズが見える
3月4日 3月4日 品質追求の醸造所でもできるところはIT化。
3月5日 3月5日 社会課題に向き合って行きたい
3月6日 3月6日 WAGRIユーザー会で学ぶ標準化
3月7日 3月7日 株価に踊らされず、既存のやり方に頼らない地道な変革を
3月8日 3月8日 物流博物館で自分のシステムエンジニアとしての原点を知る
3月11日 3月11日 地震確率に右往左往せず、つねに備えておく。
3月12日 3月12日 漫画はもっと評価も立場も上げられるべき
3月13日 3月13日 生成AIの著作権問題は注視したい
3月14日 3月14日 管理体制の強化か、スピードの重視か。
3月15日 3月15日 売り上げは上がっても、利益体質はこれから。
3月18日 3月18日 NO-CODEツールの意義
3月19日 3月19日 ダイヤ改正の鉄道減便からの次。
3月20日 3月20日 kintoneエコシステムはビジネスもコミュニティも含めて
3月21日 3月21日 スキル伝達が不要になり、より抽象的な伝達に
3月22日 3月22日 都市開発の現場から感じたこと
3月25日 3月25日 オフィスを持つとコミュニティが開ける
3月26日 3月26日 コミュニティに積極的な理由。
3月27日 3月27日 メタバースにいることがAIエージェント時代が来ることの証し

§  今月の読書 今月は7冊の本を読みました。内訳は、エッセイ一冊、ビジネス書二冊、歴史書一冊、ミステリ二冊、純文学一冊。

今月も本を読む時間が取れていません。そんな中ではありますが、無理やり本は読むようにしています。ところが読んでもそれをアウトプットできていないのは上に書いた通りです。
形式的にアウトプットするのなら、ChatGPTに頼るのもありでしょう。でも、それは自分にとって衰退への道だと思っています。

私が一昨年の年始に掲げた目標の一つは本を出版することです。ところが、まったくそれが進んでいません。
仕事にかまけてしまっています。このことにもとても強い危機感を抱いています。このまま何も生み出さずに老いてしまうのでは、と。


なお、この写真は岩下の新生姜ミュージアムで撮ったものです。笑ってしまいました。


§  今月の映画 今月の映画鑑賞はゼロ本です。

正月に映画を一本は見られればと思っていました。ところが、結局は見る時間がとれていません。
オッペンハイマーはぜひ見るつもりです。

なお、月末の日曜日の午後に時間を作り、これではいけないと二本の映画を観ました。
「BLINDNESS」「七人の侍」です。

前者はつい最近読んだジョゼ・サラマーゴの原作に感銘を受け、後者はまだ見ていなかったので、この機会に、と。

§  今月の舞台 舞台については、今月は一本も観ていません。

妻が最後の公演に代表として動いています。私からは何も言いません。

タカラヅカの生徒が自死を選んだ悲劇はまだ尾を引いています。
多分、タカラヅカも無事ではすまないでしょうね。



§  今月の音楽 コロナが始まってから’70’sから活躍したアーチストの全曲を聞く活動を続けています。STYXの全アルバムを順に聴き、好きな20曲にまとめました。
今はサンタナの全アルバムを聴き直しています。

§  今月の美術 美術とは違うかもしれませんが、今月に訪問した岩下の新生姜ミュージアムには度肝を抜かれました。
商品パッケージを含め、館内をピンクに染めつくすブランディングの嵐。
あれはすごいと思いました。いや、やはりあれは美術です。


§  今月のスポーツ 今月は、スポーツはしていません。
トピックスとしては、町田ゼルビアが絶好調で、J1デビューからまだ首位に居続けていることでしょうか。

それと、大谷選手の騒動も記憶に新しいところです。

月末の日曜は、山登りにお誘いいただいていました。
行きたかったので、前日の土曜日にがんばって仕事していたにもかかわらず、間に合わず行かれませんでした。残念。


§  今月の滝 今月は滝を訪れる機会はありませんでした。

§  今月の駅鉄 今月は二駅を訪れました。「都留市駅(3/1)」「大月駅(3/1)」

都留市駅は一面の雪景色でした。
ピンク色に塗られた駅舎の外観はかなり独特です。
ところが、駅舎に入ると、そこは古き良き駅の風情が漂っています。モダンな外観とは裏腹のキャップに印象を受けました。


私が伺った日は平日だったので、壁の中にもかかわらず、大月方面、富士吉田方面に向かう学生たちがたくさんいました。ら地元の足として立派に役立っています。

駅を見た後、私は皆さんと小菅村を訪問し、大月駅で皆さんと別れました。そこから富士山駅を往復しました。

その際、大月駅もあらためてじっくりと巡りました。

JRからの乗り換え口が大きくとられていて、そちらが主なのでしょう。ロータリー側からの駅入り口はとてもこじんまりとしていました。
駅のホームの形も二等辺三角形で、JRからの直通を考慮した形になっていたのが印象的でした。

大月駅は関東の駅百選に選ばれています。それなのに、富士山麓電気鉄道の大月駅には選定対象には含まれていないそうです。

私はそこから富士山駅までを乗り通し、翌朝も東京に向かうため、富士山駅から大月駅までを乗りとおしました。
その際は都留市駅も通過しました。

まだまだ富士山麓電気鉄道には地元の足として活躍してほしいです。

他には、高輪ゲートウェイ駅に初めて訪れ、そこのテラスのスターバックスで数時間仕事をしていました。
くまなくめぐったわけではないので、駅鉄として取り上げるほどではありません。
ただ、ここの駅改札内にある無人コンビニエンスストアは行ってみる価値はあると思います。おすすめです。駅自体も最新鋭の設備がそろっていて、来てみてよかったです。

別の日にはオンライン打ち合わせの都合で田園調布駅で下車しました。モニュメントとして残されている旧駅舎もじっくりと見ました。


§  今月の酒楽 今月は飲む機会がまあまあありました。十軒、七日です。

まずはやまなしワーケーションの皆さんと別れ、富士吉田でよっちゃばれっ kintone 無尽に参加した夜ですね(3/1)。
お酒というよりも、お酒を飲む場所を楽しんだ夜でした。
富士吉田の飲み屋街として真っ先上がる西裏。前から行きたいと思っていたこの界隈を案内していただきました。



一軒目の「焼き鳥 びんど」は、お店の佇まいや内装まで含めて素晴らしく、料理も名前にたがわず、鳥料理の数々を堪能しました。

次のお店「金蔵」に向かう道中も、初見では絶対に迷う事が確実な路地を巡りました。味のある外観のお店が密集していて、織工業の街として栄えた往時の姿を今に残す様子がとても印象に残りました。

「金蔵」は沖縄料理が主で、富士吉田で沖縄という取り合わせが意表をついて楽しめました。
私はゆず酒が気に入って二杯頼みました。

西裏にはまた来る機会がある気がします。たくさんのお店を巡りたいと思いました。


この日の日中は、やまなしワーケーションの皆さんとともに小菅村のFAR YEAST BREWINGさんの見学をさせていただきました。


そこでいただいた説明がとても印象深く、その後参加者の皆さんと訪れた、廣瀬家旅館さんの酒販店でたくさんFAR YEAST BREWINGのお酒を買い込みました。

月の前半は、毎晩晩酌にFAR YEAST BREWINGの多様なビールを飲んでいました。
 


その思いが高じて品川での商談の夜に五反田まで歩いて「Far Yeast Tokyo Brewery & Grill」に伺いました(3/7)。


小菅村の蒸留所を訪れた際も、入り口に置かれた大量のラベルをすべて持って帰って良いと言うおもてなしに印象を受けました。
この五反田の店でもラベルがロール状になって置かれていて、たくさん持って帰りました。

そもそも、ビール自体がとても美味しくて、最初は一杯だけのつもりだったにもかかわらず、気がつけば三杯も飲んでしまいました。
また、こちらのお店には来るでしょうね。


その翌日は神田で商談がありました。笑旦那と私と一緒に提案行った方と2人で神田駅前の「ラムゴロー神田南口店」でラム料理に舌鼓を打ちました。です。またラム肉にパクチーサワーやスパイスサワーが合って美味しかったです。

別の日に投資関係の皆さんとお伺いしたのは、田町にある「中国家庭料理 大連」です(3/13)。
「餃子投資の会」という名前で美味しい餃子を食べ歩く会で、私は確か3回目の参加のはず。
とにかくビールと餃子の取り合わせのおいしさに尽きます。餃子のほかにも、出される料理の数々がとても美味しくて、食べ切れないぐらい食べました。この集まりに出るのはコロナの前以来だったので久々でした。にもかかわらず、皆さんが私の事を覚えていてくださったのもありがたかったです。


その翌々日は、NO-CODE SYMPOSIUM 2024に出席しました。その懇親会の二次会で「土佐しらす食堂二万匹」にお伺いしました。(3/15)。
私にとっては三回目の訪問です。高知の人たちやSORACOM界隈の人たちと来ました。今回もkintone エバンジェリスト経験者であり、SORACOMとも関係の深いお二人、さらに二人とも四国から来てくださいました。



また別の日には北千住の飲み屋街を巡るツアーへ。この時はkintone × RPA飲み会と銘打たれていました(3/17)。
「うまいものや いいあんばい」では0次会と称して、四人でお酒や簡単な料理をつまんでいました。私が頼んだのは唐辛子入りのパンチの利いたサワー。
そして一次会。「プエドバル」では、スペースを貸し切りにして、飲み放題のお酒をたっぷりと頂きました。飲みすぎました。オンラインの方ともつなぎながらで、その接続は私のPCとZoomのアカウントだったので、つぶれるわけにはいかなかったのですが。


そして、kintone Café 栃木 Vol.1の懇親会です(3/23)。
懇親会で訪れた「庄助」は孤独のグルメにも登場した宇都宮の名店と言える場所。とにかく料理がおいしかったです。私もあまり飲みすぎないように、ビールなどに集中していました。後の方ではいいちこのホッピー割りやらウーロン茶割りも飲んでいました。
そして数名で訪れた二次会の「寧々家 宇都宮駅前店」では、閉店間近ということもあってビールだけにしておきました。


§  今月の旅行 

今月は、2月末から参加していた「やまなし ワーケーションツアー」で3月を迎えました。都留市の「より道の湯」で朝を迎え、都留市駅を駅鉄で訪問しました。
そして、ツアースケジュールにも含まれていて、私も楽しみにしていたのです。
訪問した「FAR YEAST BREWING」の山田社長のご説明が素晴らしく、私にとってワクワクする見学ツアーだったことが月初にしてのクライマックスでした。

小菅村を訪れるのが初めてだったこと以上に、よく考えるとクラフトビールの醸造所の見学ツアーは初めてだったように思います。
大手ビール工場の見学ツアーには何度も参加させてもらったことがあります。ところが、あらかじめ定められていた見学コースに沿っての見学でした。
昨年の10月には鶴居村の「Brasserie Knot」も見学させてもらったのですが、見学ツアーのコースが短く、しかもご案内付きではありませんでした。

それに比べると、今回は山田社長自らがあちこちを丁寧に案内してくださったばかりか、おそらく普通の見学客では入れないであろう場所もくまなくご案内いただいたことが私の感動をさらに増幅させてくれました。

上にも書いた通り、ラベルを持って帰り放題というのもコレクター気質をくすぐってくれます。
どれだけ気に入ったかというと、これも上に書いた通り、数日間はずっとFAR YEAST BREWING社のビールを飲み続けていたことが証明しています。

その後は、皆さんと小菅村公民館でワークショップを行い、大月までのバス旅をご一緒しました。
私は大月駅から富士急行線にのって富士山駅へ。夜の「よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.3」のあとは、西裏デビューして飲み屋街の雰囲気を存分に楽しみました。

翌朝は早朝の電車にのって東京日本橋のサイボウズ本社に行き、イベントに出席したことは書いた通りです。

その数日後、品川の商談の後、品川駅の北側にあって、まだ訪れたことのなかった物流博物館を訪れ、物流の歴史を学んだあとは、歩いて五反田へ。
「Far Yeast Tokyo Brewery & Grill」で都会のクラフトビールの味をしっかりと味わいました(3/7)。
品川から物流博物館のあたりをとおって五反田に向かうルートは初めて歩いたのですが。

さらに別の日には新宿で待ち合わせました(3/10)。次女が務めるCaféまで歩き、その後、二人でしばらく新大久保の人込みを縫い、おじさん二人が入る店がなさそうなので「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか 西武新宿店」でうまいそばを食いました。
私はその後、地下鉄を乗り継いで北綾瀬に向かったのですが、それは旅とは呼べません。

その翌週、北千住で飲み会をした際、早めについて街を少し歩いたのが旅と言えるでしょう(3/17)。飲み屋を探す際も路地を歩いて、愉快な時間を過ごしました。こういう時間は私は大好きです。

また別の日には、品川で商談の後、高輪中央公園を歩いてかつてのお化けトンネルこと、高輪橋架道橋を通って高輪ゲートウェイ駅へ。ここでしばらく仕事をしていました。

さて、月の締めは横浜から栃木への一連の旅です(3/22-24)。
朝、山下町で商談をこなした後は、東横線に乗って田園調布へ。ここの駅前のケンタッキーで数時間オンライン打ち合わせを複数した後は、目黒へ。トヨクモさんにてイベント参加と登壇を行った後、急いで東陽町のスナックジョイゾーに参加しました。
そして、夜はSEEDPLUS社の前嶋さんとともに、西川口へ移動し、らぁ麺まる鈴を食べた後は事務所で寝させていただきました。

さて翌日。前嶋さんに運転してもらい、栃木へ。途中佐野SAに寄り、「宇都宮天然温泉 ゆらら」で温泉を楽しみました。たまたまこの日はあひる風呂。黄色く染まった浴槽は楽しかった。そしてお昼は餃子を。
kintone Café 栃木 Vol.1の懇親会は料理のおいしさをとことんまで堪能した夜でした。

その翌日は、地元の人がおいしいというので訪れたお店が閉まっていたので「三平食堂」で餃子定食を頼んで、宇都宮に別れを告げました。
そして、東武宇都宮線にのって新栃木で下車し、嘉右衛門伝統建物地区を歩きました。ガイダンス施設の方にいろいろと栃木の街の事を伺って、街をくまなく歩きました。かつての蔵を資料館に活用した場所もよかったし、巴波川の河岸跡の景色もよかった。
街を歩き回った後、新生姜ミュージアムへ。ここもまた、素晴らしい場所で、あまりにも圧倒されたので、一度心を落ち着けるために、近くの栃木城跡に行き、再度訪問しました。

ブランディングの極みともいうべき場所ですね。一度は来ておこうと思っていました。とはいうものの、おじさん一人で行くにはちょっと勇気がいるかも。妻に頼まれた土産のうち、一部が買えなかったので、また妻を連れてくる予定です。







今月、足跡を残した地は以下の通り。

山梨県
 都留市、小菅村、大月市、
東京都
 中央区、千代田区、町田市、港区、品川区、新宿区、足立区、狛江市、稲城市、府中市、大田区、目黒区、江東区
神奈川県
 横浜市旭区、横浜市中区、
埼玉県
 川口市、蕨市、
栃木県
 佐野市、宇都宮市、栃木市


§  今月のその他活動 
人生も半分を過ぎ、一層焦りが募っています。少しでも日々に変化をつけようとする気持ちに衰えはありません。
今、心身が動くうちに仕事もプライベートも充実させる。その考えには揺るぎがありません。

・公園は五か所。「薬師池公園(3/3)」「金井関山川島緑地(3/20)」「芝浦中央公園(3/21)」「栃木城址公園(3/24)」「府中の森公園(3/28)」

・美術館はゼロカ所。

・駅は二駅。「都留市駅(3/1)」「大月駅(3/1)」

・滝はゼロカ所。

・温泉は二カ所。「より道の湯(3/1)」「宇都宮天然温泉 ゆらら(3/23)」

・山は一山。「七国山(3/3)」

・酒蔵は二か所。「FAR YEAST BREWING(3/1)」「FAR YEAST Tokyo Brewery & Grill(3/7)」

・神社はゼロか所。

・寺はゼロ寺。

・教会はゼロカ所。

・史跡は三カ所。「七国山 鎌倉街道の碑(3/3)」「高輪大木戸址 几号水準点(3/21)」「嘉右衛門町伝建地区拠点施設ガイダンスセンター(3/24)」

・博物館は三か所。「物流博物館(3/7)」「栃木市郷土参考館(3/24)」「岩下の新生姜ミュージアム(3/24)」

・遺跡はゼロカ所。

・城は一城。「栃木城跡(3/24)」

・灯台はゼロカ所。

・動物園はゼロか所。

・水族館はゼロか所。

・土木遺産はゼロか所。

・マンホールカードは四枚。「東京都新宿区(3/10)」「東京都足立区(3/17)(3/17)」「栃木県栃木市(3/24)」

・ダムはゼロカ所。
・風景印はゼロ枚。
・御城印はゼロ枚。
・御宿印はゼロ枚。

なお、昨年の夏ごろから信長の野望 出陣でアカウントを作り、様々な場所を巡っています。市区町村ごとに完全に訪れると制覇ができます。
遠征という機能を使って制覇したのではなく、実際に訪れた場所で制覇した市町村について、ここに記しておきます。
・長野県北安曇郡白馬村 2023/11/12
・長野県北安曇郡小谷村 2023/11/12
・山梨県南都留郡山中湖村 2023/12/16
・神奈川県足柄下郡真鶴町 2024/1/25


私がまだ訪れていない場所の多さは無限です。やりたいこと、行きたい場所の多さにめまいがします。
今月も仕事にからめてですが、バラエティ豊かな移動ができました。この地球にはまだまだ無限に行くべき場所があります。
少しでもこうした場所を訪れてから死にたい。私の人生の残り時間のなかでどこまでの旅ができるか。


加齢によって日々、気力は減退していきます。人の明日はわかりません。人気俳優や女優も自死を選びます。私も不意の体調不良に襲われ、コロナに感染します。一昨年の秋にはハイキングのつもりが一晩の遭難と化し、人里のすぐそばで死ぬ可能性も体験しました。
いつかやろう、引退してからやろうという姿勢を根本的に見直さねばなりません。もう、未来の社会や環境がどうなっているかわからないからです。そこに老いつつある自らの衰えがかぶさってきます。
生きている今。今を生きているのですから、今、やるべきことをしなければ。後悔だけはしないように。
その姿勢のまま、仕事をこなしながらも、今のうちに時間の合間を見つけ、行けるところに行っておこうと思います。


死ねば全ては無に消えます。
私の経験をいくらブログにアップしても、膨大なデジタルの海の中に溶けて消えます。
それが分かっていても、自分に与えられた生を全力で全うしたいと思います。仕事もプライベートも全力で過ごそうと日々励んでいます。そのためにもこうして書き残しておこうと思います。



今は仕事に集中し、好きなことは引退後に。そんな悠長な考えが通用しないことをコロナウィルスは教えてくれました。人生はあっという間に終わってしまう。老いたときに平穏で好きなことができる世の中があるかどうかは誰にも保証されません。一方で、仕事の難しさや面白さも強く感じています。プライベートだけど充実させるのでもなく、仕事だけに人生を捧げるでもなく、その両立を目指す。だからこそ、今のうちから毎日を公私とも全力で生きる、という決意で日々を過ごしています。
コロナだからと閉じこもらず、一人でも旅を敢行したいと思います。
もちろん、一昨年の秋に遭難した経験は忘れてはなりません。命をなくしては元も子もないのは当たり前。ですが、何もせず命を枯らすよりはましです。
家族との縁も毎月、姿を変えています。仕事もいつかは引退を求められるでしょう。そうなった時にやることがない、とよく話に聞く老残にだけはなりたくないと思っています。


そう思い、訪れた場所で心の赴くままに俳句を詠んでいます。今月は俳句を13句。いずれもツイートまとめに載せています。


一方で、具体的に将来のこともそろそろ考えねばなりません。
法人のまとめに書いた通り、コロナに席巻された世の中ですが、弊社の売り上げはなんとか確保できています。
ただ、私個人としては投資もしておらず、賭け事もしていません。不労所得のタネも持っていません。
私が倒れた時、うちのメンバーが稼げるところまでは頑張らねば。


あらためて「私」を振り返ってみました。来月も自らの生に後悔のないような日々となることを信じて。
頼りない経営者であり父であり夫であるにもかかわらず、家族が常に一緒に行動してくれることに感謝します。


2024年3月のまとめ(法人)


令和六年三月。

年度末を迎えました。今年度も苦しみました。
まだ苦しい状況が続いています。

が、光が見え始めているのも確かです。

今までの個人事業のやり方を続けるのは難しくなっています。単価も体制もやり方も。
今までの経営の反省を真摯に考えるにつけ、やり方を抜本的に変えようとしました。そしてこの下半期は変革に取り組んできました。

むしろ、昨秋からの試練と苦しみは、来年以降の弊社や私にとってよかったと思います。

結果的に、年度としては過去最高額の売り上げを達成しています。
今後の受注も続きました。

達成度6割。達成感5割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社と関わりを持っていただいたすべての方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 三月度の売上は目標をぎりぎり達成しました。

さらに、年間を通じては過去最高の売上を達成することができました。
ですが、利益の面ではぎりぎりもいいところだと思います。これから決算に向けて準備を始めるため、まだ未定ですが。

昨年の秋ごろ、このままでは会社が持続できないと予測しました。実際、ギリギリの綱渡り状態が数ヶ月続きました。

そこで痛感したのは、もう今までのやり方では難しいことです。単なる業務改善ではなく、抜本的に弊社の業務を切り替えなければ、人を雇う形での経営は続けられない。

対象とするお客様の規模を大きくすると同時に、単価も大幅に上げました。さらに、従来の請負型開発から伴走開発に全面的に舵を切りました。

今月から伴走開発が一段落した案件や、新たに始まる案件など、この切り替えは今のところ効果をあげています。

単価を上げたことで、失注も起こり得るかと思いましたが、単価そのものが高い事による失注はまだなく、ここは一安心です。

ただ伴走開発は私個人が引き受けてやらなければなりません。その場合、私のリソースがどこまで確保できるかと言う問題が付いて回ります。実際、四月からの私の予定はかなり逼迫しています。

ただ、引き合いや受注が途切れないことは、本当にありがたいことです。

実際、kintoneの伴走案件をこなしていると、お客様からのご要望に対してすらすら解法が答えられる私がいて、そういう私の価値が求められていることを感じます。
しかし、その作業を続けている限り、私一人の会社からの脱却は難しいのも事実です。
そうではなく、私以外のメンバーにも主役になってもらえる会社にしないと。

そのためにもメンバーには、成長し、視野を広げてもらう必要があります。

今期の反省を生かし、来期はより効率的なやり方を目指します。

今月、弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・弊社代表が「山梨ワーケーションツアー」に参加しました(2/28-3/1)。
・弊社代表が「よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.3」に参加しました(3/1)。
・弊社代表が「こどもの居場所大会 in 東京」に参加し、皆さんの前で挨拶しました(3/2)。
・弊社代表が「WAGRI ユーザー会」に参加し、皆さんの前でスピーチしました(3/5)。
・弊社代表が「餃子投資の会」に参加しました(3/13)。
・弊社代表が「NO-CODE SYMPOSIUM 2024」に参加しました(3/15)。
・弊社代表が「kintone × RPA 飲み会」に参加しました(3/17)。
・弊社代表が「リアル Cy-Musubi 2024」に参加・登壇しました(3/19)。
・弊社代表が「devkin meetup Vol.3」に参加しました(3/19)。
・弊社代表が「トヨクモNIGHT~プリントクリエイターNIGHT」に参加・登壇しました(3/22)。
・弊社代表が「スナックジョイゾー」に参加しました(3/22)。
・弊社代表が「kintone Café 栃木 Vol.1」に運営・参加・登壇しました(3/23)。
・弊社代表が「kintone Café METAVERSE Vol.7」に参加しました(3/26)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

開発案件の受注を減らし、その割合を下げることを決めた以上は、伴走開発からこぼれ落ちた開発をうちのメンバーが担う運営に変えます。
そうなると、パートナーに対してお願いすることもぐっと減ってしまいます。このあたりは今月も対面での打ち合わせをし、今後の方針を伝えています。


§ 開発案件 今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。
今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。

昨年の師走から、今までの開発のやり方について、抜本的に変える決断を下しました。

・代表が伴走担当としてお客様に入る。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

今まで安すぎた単価設定も大幅に上げました。
上げた単価をベースに受注も取れるようになり、それが自信にもつながっています。
引き合いも途切れていません。

伴走開発による案件の獲得や実装も手ごたえを感じています。
既に今年に入ってから要件定義フェーズの形で伴走を行っています。
また、今月から複数の案件で伴走開発が始まりました。

ただし、伴走開発はかなりの集中力と労力が求められます。
私自身の切磋琢磨もさらに求められます。切磋琢磨が欠かせません。
同じ努力をメンバーにも求めていきたいと思います。

昨年に出したGO! DO! with-Uとアビットリンク、さらにk-Report帳票統合サービスも併せて、弊社の価値をより世間に訴えていく必要があると思っています。

代表のトーク力も連日の伴走案件や商談の中で磨きつつ、私自身がまず手本を見せます。
年齢が上がっても成長し続ける気概と手本を示したいと思います。

弊社に期待してくださる方が多いようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。

そういえば、私がホームページ案件を受け始めた当時からお付き合いのあるバレエスタジオさんが看板を下ろすことになり、
ホームページ案件が一つ終わったのが今月です。約18年ほどやらせてもらいました。今までありがとうございます。
これでホームページ保守案件は残り一つだけとなりました。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

先々月、大きな荒療治を行い、リセットしました。
おそらく来月あたりから、ようやく歪な状態が解消されるはずです。

まだまだ、経営者としての未熟を痛感させられることも多いです。財務改善には単価アップから。
まずはそこがうまくいきそうなので、その後にコストカットや生産性向上に舵を切ります。
弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
この正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念
「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。たた、顧客のためにと思い単価が安すぎただけで。

地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込みつつ、メンバーに過度な負担をかけないように作り替えています。

昨年の4月より弊社に正式に加わってもらった代表の長女に人事・総務・経理の作業を任せ、法人設立時から名のみの役員だった代表の妻にも来月からチーム作りの担当として本格的に加わってもらう予定です。
妻が関わってくれたら、続いては弊社のビジョン・ミッション・バリューの浸透や、弊社の事務所開設などにも携わってもらうつもりです。

今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約15回です。オンライン商談はざっと数えたところ約31回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約83枚です。


先月末から今月頭にかけてのやまなしワーケーションへの参加によって、山梨に拠点を結ぼうとする弊社の企てに大きな弾みがつきました。


また、今月は今までの人脈にない新たな集まりにも多数顔を出しました。
こども居場所大会 in 東京では、社会課題の解決に向けて努力する方々とのご縁ができました。
WAGRIユーザー会では、国際標準を決める人々やアグリテックの先進にいる人々とのご縁ができました。
餃子投資の会では、投資分野に強い人々とのご縁を再びあたためることができました。
NO-CODE SYMPOSIUM 2024では、kintone界隈だけでない他のNO-CODEツールの人々とのご縁を拡げることができました。
kintone × RPA飲み会では、RPA界隈の人々との知己を得ることができました。
そして、kintone Café 栃木やその翌日の栃木市での旅でも、栃木の方々との新たなご縁をつなぐことができました。






皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

弊社が経営で苦戦していても次々と案件を頂けているのはこうした出会いがあるからです。

引き続きよろしくお願いいたします。


§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。「山梨ワーケーションツアー」(2/28-3/1)。「よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.3」(3/1)。「こどもの居場所大会 in 東京」(3/2)。「WAGRI ユーザー会」(3/5)。「餃子投資の会」(3/13)。「NO-CODE SYMPOSIUM 2024」(3/15)。「kintone × RPA 飲み会」(3/17)。「リアル Cy-Musubi 2024」(3/19)。「devkin meetup Vol.3」(3/19)。「フミダセTV」(3/21)。「トヨクモNIGHT~プリントクリエイターNIGHT」(3/22)。「スナックジョイゾー お花見ナイト」(3/22)。「kintone Café 栃木 Vol.1」(3/23)。「kintone Café METAVERSE Vol.7」(3/26)


こうした対外活動こそは経営者としてやるべきことであると同時に、弊社メンバーにこの方向性を理解してもらう必要があります。
今年の年始の抱負として、登壇回数を36回と定めました。3月の時点で13回の登壇が果たせています。
今月は、WAGRIユーザー会の場で、自己紹介を希望する場があり、そこで意を決して手を挙げ、全く知らない人だらけの前で、大臣官房にいらっしゃるような方々の前で話しました。かつての自分では考えられない振る舞いに出られたことで、私自身のステージが少し上がれたのかもしれない、と自信になりました。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向と違ってしまいます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。

外の皆様と交流を深めたいと思っています。
今月に行った活動からそのことを強く感じました。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは6本(
やまなしワーケーションに参加しました
よっちゃばれっ kintone 無尽 vol.3に参加しました
こどもの居場所大会 in 東京に参加しました
雲の上Talking〜プリントクリエイターNight〜に参加・登壇しました
kintone Café 栃木 Vol.1に運営・参加・登壇しました
kintone Café METAVERSE Vol.7に参加しました
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

2月28日 2月28日 なぜコメントや仕様書が必要か。チーム内にも自分自身のためにも
2月29日 2月29日 山梨の可能性を感じるワーケーション
3月1日 3月1日 地方に行くとニーズが見える
3月4日 3月4日 品質追求の醸造所でもできるところはIT化。
3月5日 3月5日 社会課題に向き合って行きたい
3月6日 3月6日 WAGRIユーザー会で学ぶ標準化
3月7日 3月7日 株価に踊らされず、既存のやり方に頼らない地道な変革を
3月8日 3月8日 物流博物館で自分のシステムエンジニアとしての原点を知る
3月11日 3月11日 地震確率に右往左往せず、つねに備えておく。
3月12日 3月12日 漫画はもっと評価も立場も上げられるべき
3月13日 3月13日 生成AIの著作権問題は注視したい
3月14日 3月14日 管理体制の強化か、スピードの重視か。
3月15日 3月15日 売り上げは上がっても、利益体質はこれから。
3月18日 3月18日 NO-CODEツールの意義
3月19日 3月19日 ダイヤ改正の鉄道減便からの次。
3月20日 3月20日 kintoneエコシステムはビジネスもコミュニティも含めて
3月21日 3月21日 スキル伝達が不要になり、より抽象的な伝達に
3月22日 3月22日 都市開発の現場から感じたこと
3月25日 3月25日 オフィスを持つとコミュニティが開ける
3月26日 3月26日 コミュニティに積極的な理由。
3月27日 3月27日 メタバースにいることがAIエージェント時代が来ることの証し

§ 年表

 ・三月お仕事

小菅村中央公民館、anyplace.work 富士、焼き鳥 びんど、金蔵、サイボウズ 本社×2、日比谷国際ビルヂングでWAGRIユーザー会、二俣川で商談・作業×6、品川で商談×3、ドトールコーヒーショップ 神田中央通り店、神田で商談、ラムゴロー神田南口店、CEN CAFE、なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。、北綾瀬で商談、中国家庭料理 大連、Café PRONTO 品川シーズンテラス店、ベルサール六本木でNO-CODE SYMPOSIUM 2024、土佐しらす食堂二万匹、アクアビット サテライトオフィス、ココデンタルクリニックで作業、府中で打ち合わせ×2、Starbucks、関内で商談、ケンタッキーフライドチキン、雲の上Talking~プリントクリエイターNight(トヨクモ社)、スナックジョイゾー、HOTTAN、庄助、寧々家 宇都宮駅前店、モスバーガー、府中市立 中央図書館
§ ツイートまとめ
・三月ツイート
https://togetter.com/li/2340963


kintone Café METAVERSE Vol.7に参加しました


3月26日に行われたkintone Café メタバースVol.7に参加しました。
告知ページはこちらです。


さて、私がkintone Café メタバース Vol.7で感じた感想はnoteでも速報として書いています。
「3月27日 メタバースにいることがAIエージェント時代が来ることの証し」というタイトルです。

このタイトルこそが、私がメタバースのイベントに参加する意味を表しています。


私が何度かさまざまな場所に書いている通り、メタバース空間の臨場感は、本当にリアルの場と変わりません。しばしば、そこがオンライン上の空間なのを忘れてしまいそうになります。

その一方で、メタバースはコンテンツがまだ少なく、それゆえに「オワコン」(終わったコンテンツ)として揶揄されています。
が、コンテンツの貧しさを度外視して考えると、その技術的な到達点には目を瞠らされます。


メタバースの中で語られるAIの可能性は、リアルの場で聞くよりも説得力を感じさせます。
なぜなら、今、私たちがメタバースの中で臨場感を感じながら会話し、登壇発表を聞いている事自体が、技術の発展の証しであり、それはAIなどの技術が実現する可能性を雄弁に語っているからです。

メタバース空間にいる、すなわち今の技術的到達点の真っ只中にいる事です。技術の進歩の当事者になること、と言い換えても良いかもしれません。

私はメタバースには、まだまだ可能性があると感じており、それはデバイスの機能が拡充し、眼鏡なしでも、手軽に安価にメタバースに入れるようになる事で、より爆発的に普及する可能性を秘めていると思っています。

本稿では、それを踏まえて、VRChatについて、荒巻さんと岩男さんが語ってくれた内容について触れたいと思います。


VRChatとは、いわゆる、仮想のアバターを身にまとい、VR空間内でコミュニケーションするツールだと理解しています。
私も以前、一度だけVRChatに紛れ込んだことがありますが、よくわからないまま、すぐに抜けてしまいました。

私はネット通信の時代からコミュニティーに関わってきました。まだインターネットもなく、パソコン通信と呼ばれていた頃です。夜中になると当時使っていたX68000からモデム経由でつないだものです。

その後、インターネットが始まってすぐの頃に私もインターネットに接続し、コミュニティーにも加入しました。

当時、ひどい鬱に陥り苦しんでいた私を社会にもう一度引き戻してくれたのは、オフ会と言われるコミュニティーでした。メーリングリストのメンバーがリアルで会うイベントでした。

その後、今の妻と知り合ったのも、BBSと言われる電子掲示板上でした。

つまり、コミュニティとは私にとって、インターネットや電子世界と同じ意味を持っているのです。
むしろ、今でこそkintone Caféやその他のイベントではリアルで会うことを楽しみにしている私ですが、当時はコミュニティとはオンライン上でやるものでした。

であれば、今回をきっかけにして、VRChatの世界にも当然入ってみるべきでしょう。


今回、荒巻さんと岩男さんが詳細に語ってくださったことで、私もVRChatについて少しは理解ができたように思います。
今度、VRChatのオリエンテーションを兼ねたツアーを開催して下さるとの事なので、私も時間を割いて参加したいと思います。

まだきちんと利用していないので、私もVRChat内でどのようなコミュニケーションができるのかは、正直よくわかっていません。

ですが、コミュニティとはそもそもお互いが会話によって同じ趣味、同じ境遇、同じ立場の悩みを語り合い、聞き合い、相互理解を深める場であるはずです。
VRChatだからと言って、コミュニティーの本質が大きく変わるとはとても思えません。

アバターの存在も、かつてのハンドルネームやアイコンの文化と同じと捉えればいいでしょう。ままた、メタバースの臨場感に満ちた空間も、オフ会で会うことや、リアルで会う事と顕著な違いはないはずです。

ただ、リアルの場ではどうしても気後れしてしまうと言う方にとって、メタバースのコミュニティーは、ありのままの自分をさらけ出せる場所なのかもしれません。
かつて、鬱に苦しんだ私が、テキストのコミュニケーションを通して社会に出るきっかけを掴んだように。

私はメタバースに期待している事は仕事空間の拡張です。
顧客と無数のディスプレイをメタバース内で共有しながら、より深く案件の仕様を議論できること。2次元の概念では分かりづらかった仕様の理解を3次元、4次元と拡張し、仕様の理解を深める事。

まだ今の時点では、デバイスがそこまで到達しておらず、使い勝手の悪さやコンテンツの貧しさだけが取り沙汰されるメタバース空間ですが、VRChatの世界に入ることで、私にとって新たな気づきがあるかもしれません。それを楽しみにしたいと思います。

今回参加してくださった皆さん、話してくださった西見さん、荒巻さん、岩男さん、そして主催の藤村さん、ありがとうございます。


kintone Café 栃木 Vol.1に運営・参加・登壇しました


3月23日にkintone Café 栃木 Vol.1を開催しました。
告知ページはこちらです。


今回の開催によって、kintone Caféが未開催だった栃木県に第一歩が記されました。

kintone Café 栃木を開こうとしたきっかけを以下に記します。

昨秋に行われたkintone Café JAPAN 2023の水沢さんの登壇の中で、kintone Caféが開催されたことがない都道府県が9県あることを知りました。私は全国のあちこちで開催されるkintone Caféに可能な限り顔を出しています。
そして、早く全ての都道府県での開催を実現したいと考えていました。そこで、まずは栃木・群馬・茨城で開催しませんかとX(旧Twitter)でPostしました。
それに応えて連絡をくださったのがりぃさんです。
私とりぃさんでkintone Café 栃木を開くための準備を初冬あたりから始めていました。

登壇スライドの中でも触れていますが、私は宇都宮に滞在したことがあります。ちょうど二年前の三月。宇都宮には約十日弱の期間を過ごしました。

その時に感じたのが、宇都宮や栃木ではITコミュニティが盛んでない、ということでした。
コミュニティが盛んでないと、kintone Café 栃木を開いても、地元の方の割合は少ないかもしれません。
つまり、県外からの参加者が、特に、kintoneコミュニティによく参加する方々が会場の多くを占めるだろうと予測しました。

また、新たな支部の立ち上げにあたって、私はサポートに徹する一方で、仕切ったり目立ったりすることは厳に慎むつもりでした。
なぜなら、コミュニティとはその支部で自立・自走できることが大切だからです。
そこで、栃木にお住まいのりぃさんに前面に立ってもらい、りぃさんにテーマや人選もお願いしようと思いました。
初回はまず県外の方が多くてもいいから、開催実績を作ろうという意図です。

私が今回、声をかけたのは1人だけです。愛媛から来てくださった沖さんです。
なぜ声をかけたかというと、今回、登壇してくださったはっしーさんが、都合が悪くなったため、登壇枠が空いたからです。
そこで急遽、別イベントの懇親会でご一緒した沖さんをお呼びしました。
なお、はっしーさんは直前に都合が良くなったため、予定通り登壇してもらいました。

さて、前の日の私はトヨクモさんのイベントで話した後、お客様をお呼びしたスナックジョイゾーにも参加しました。
そして、共にkintone Café 栃木に参加した前嶋さんが経営する、株式会社SEEDPLUSの西川口の事務所に泊めていただきました。


翌朝、西川口を出た私たちは、前嶋さんの運転で東北道を北上した。
出がけに、前嶋さんが弊社のスペルを3Dプリンターで作ってくださいました。とてもうれしかった。

途中、佐野SAに立ち寄り、「宇都宮天然温泉ゆらら」でアヒル風呂に入り、そこに併設された田丸食堂で餃子を食べて、まずは栃木に禊を済ませました。

次に、宇都宮の二荒山神社の近くにあるコワーキングスペース「HOTTAN」に向かいました。
今回のkintone Café 栃木 Vol.1の会場は「HOTTAN」です。
「HOTTAN」のページ(https://socoarea.jp)はこちらです。

二年前に私が宇都宮に滞在していた際、「HOTTAN」を数回利用しました。そして、ここでならkintone Caféが開催できると思っていました。

私たちは風呂、餃子、渋滞で遅れ、「HOTTAN」に到着したのは定めていた時間の十分後でした。その間、「HOTTAN」の代表者である村瀬さんとりぃさんがある程度会場設営を終わらせてくれていました。


さて、そうするうちに参加者が続々と会場に集ってきてくれました。そして、会場の定員を埋めてしまいました。満席です。参加者は計20名に。



というわけで、りぃさんが司会進行役を担って、kintone Café 栃木 Vol.1の開始です。ついに栃木でもkintone Caféの開催が実現しました。

今回は参加者の皆様が各地からお土産を持ち寄り、華やかなkintone Caféとなりました。まさにカフェにふさわしい感じです。
栃木、埼玉、東京。さらには愛媛から。各地のお土産品が並ぶ様子は愉快です。
始まる前は緊張するとおっしゃっていたりぃさんも、着実に司会進行をこなしていってくださってます。すばらしい。
この時点で、kintone Café 栃木の成功は約束されました。
後は皆さんのLTを聞きながら、学べば良いだけです。

今回は初開催と言うこともあり、りぃさんの意向もあって、特定のテーマを決めませんでした。
参加者のそれぞれがkintoneにまつわる何かを語ってもらうスタイルです。
そこで、テーマも「kintone好きな人が栃木に来てくれてkintoneの話しをできる会みたいな。。ゆるーい感じで?」と定めました。

りぃさんに参加者のお誘いをお願いしたところ、10名の登壇者がすんなり決まりました。初回の陣容としては上々です。りぃさんの人柄の賜物ですね。
ただ、全員に話してもらうには時間が足りないので、10人の全てにLTで語ってもらう構成にしました。


最初のLTのトップバッターはkozakanaさんにお願いしました。kozakanaさんといえばAI。栃木の名称や名物をAIに問い、その答えをkintoneアプリのヘッダースペース上にAIが表示する趣向です。
前もってAIにヒントを与えて、それをパラメーターとしてバイアスをかけてみたり、ヘッダースペースにアイコン付で答えを書いてもらったり、随所に工夫がこらされていました。

ヒントを設定しているのに、AIが意図と違う答えを返してしまう本番ならではのアクシデントもまた一興。
AIといえども、答えが決まりきっていれば面白くありません。遊びや揺らぎがあってこそのkintoneではないでしょうか。このライブ感も含めて。


さて、その次は熱を出してこられなくなった方の代打で私が登壇しました。

本来、私の出番はトリを予定していました。コミュニティーを盛んにしましょう、と言うタイトルだったので、「今日はたくさん学びましたね〜この勢いでkintone Café 栃木だけでなく、群馬や茨城、そして埼玉も盛り上げましょう〜」と持っていく予定でした。
が、順番が前になったので、やり方を変え、今から学ぶ内容を踏まえて、コミュニティを盛んにしましょう!と呼びかけました。私のスライドは以下の通りです。

スライド

なお、後日ご縁があって、kintone Café 群馬が立ち上がりそうです。


続いては、ちったろさんによる登壇です。タイトルは「ゼロからkintone」です。
昨年末のエン・ジャパンさん主催のchallENgersと言うイベントでも、ちったろさんの登壇には印象を受けました。
わずか数日間で研修を全て終わらせてしまい、kintoneアプリ作成者として一人前に育成してしまう恐るべきエン・ジャパン様の研修術。私にとって今、最も身につまされるのが研修なので、私もその時紹介された書籍をすぐに購入してしまったほどです。
ちったろさんがおっしゃる事は、師匠であるエン・ジャパンの高橋さんのお考えなども踏まえつつ、基本に忠実、無理なアプリを作らない、ヒアリングをきちんとするなど、もっともなことばかりです。

システムはシンプルに。
私も本当に、それを頭では理解していながらも、出来ていないと反省することしきりでした。


ついては、神戸さんによる「新施設オープンにもkintone」です。
前日のトヨクモさんでのプリントクリエイターNightでも神戸さんは登壇されていました。そしてこの日も。
二人でペア登壇。ご縁ですね〜。

神戸さんが前日にお話しされた内容はプリントクリエイターを使った実装が中心でしたが、今日はkintoneを使った実装に焦点を当てていました。
産業廃棄物処理のkintoneを用いた実装は通常の事務処理の実装と少し違います。ですが、工夫と粘りによってkintoneでも実装できるはずです。
神戸さんの場合、使うべきところはきちんと基幹システムを活用しておられます。
昨日のプリントクリエイターNightで質問したかったのが、マニフェスト印刷はプリントクリエイターを使っているのか、ということでした。
夜の懇親会で、神戸さんからマニフェストは基幹システムから出すと伺い、私の中の疑問点が氷解しました。
私にとって昨日と今日で神戸さんの取り組みの全体像が見えました。


続いてははっしーさんによる 「すごくない事例発表」です。
はっしーさんからは、日報の作り方のノウハウを語っていただきました。
先日のdevkin Meetupの懇親会でも確かはっしーさんはこの話をされていたような気がします。
今までの自分の作業を日報に入力し、後で分析することで、業務量を分析する。
私もFourSquareを使い、訪問した場所の履歴をkintoneで一元管理しています。いわゆるライフログの考え方ですね。

kintoneをそういう風に活用するのは、私の中ではとても共感できます。
理解どころか、完全に同意します。
私もライフログをkintoneで管理する方は記事にアップした方はありますが、私もこの先、どこかで話してみようと思いました。

さて、ここまでで前半が終りました。

オンスケジュールで動いたのは良いことですが、それぞれの発表者が次々と入れ替わってしまっていたので、その間に何かコメントがあってもいいかなと思いました。
そこで私からりぃさんに、後半はスピーカーが変わるごとに前の方の登壇に対してコメントを入れたほうがいいですよとアドバイスしました。
後半は、私からのアドバイスを忠実に実践して守いただいたので、よりkintone Caféとして良い姿になったんではないかと思います。


後半は、ミウミウさんによる「kintoneアプリ、みんなはどう作ってる?」でした。
冒頭にミウミウさんからタイトル変えました、すみませんと言う自己申告がありました。

変えたのは、ローン計算をkintoneの標準機能でできるかと言うテーマでした。とても面白いです。
私もローンは毎月払っていますが、新たに申し込む事はあまりありません。
そのため、ローン計算をkintoneでさせる発想には至りませんでした。

ミウミウさんの発表内容は、見ていて学ぶところが多かったです。
複雑に見えるローン計算もある程度まではkintoneの標準機能でもできます。
ですが、丸め処理などを含めると、ローン会社からの見積もりの結果とkintoneの結果に乖離が生じます。kintoneの標準機能では、どうしてもそれは解決できないのです。
そのあたりを、カスタマイズでどうすべきか。またはプラグインとどう切り分けるのが私たちの腕の見せ所です。
ミウミウさんも、標準機能だけでできないところは、krewDataでできるとおっしゃっていました。
ローンを使っての標準機能の限界をあぶり出す着眼点が面白いと思いました。見習わないと。


続いてなかじさんからは 「〇〇だけじゃないkintone」というタイトルで話してもらいました。
上にも書いた通り、私は前の日にスナックジョイゾーに参加していました。ミウミウさん、なかじさん、前嶋さんに加え、今回来ていただいた小渡さんもご一緒でした。
なかじさんの内容は、スナックジョイゾーのLTのようで、kintone Caféで話す内容としては異彩を放っていました。
ところが、そこでお話しされている内容は、コミュニティーの本質の一端を語っておられ、私にとって頷ける内容でした。
kintone Caféを通じて kintoneを学ぶことも重要ですが、そのきっかけを通して、kintone以外の何かでつながっても良いはずです。
スナックジョイゾーでも、スポーツ漫画、プロレス、フラなど、いろんなテーマが雑多に語られ、そこから次の何かにつながっていきます。新たな次のテーマが生まれ、面白い反応に繋げていくのが、コミュニティであるはず。

kintone Caféの場であえて一石を投じることで、コミュニティの本質を問う。
面白い試みでした。

私も今後、何かコミュニティを作る際は、一つのテーマに固定するのではなく、いろんなテーマを持ち寄れるコミュニティにしたいと思っています。


続いては、前嶋さんによる「kintineとIoT」です。
私と前嶋さんのご縁や関係性を語り、私をネタにしながら、会場を盛り上げてくださいました。
ですが、そこで話される内容は、kintoneのこれからを占う一つの要素です。

どうすれば、IoTとkintoneをうまく活用できるのか。単なる事務処理とのツールとしてkintoneを使うのではなく、その次に何に活用できるのかの観点は、今後のkintoneを考える上でとても重要です。
業務の組み立て方、開発フェーズに対する考え方、システムの構築の仕方など、IoTとkintoneは、手法がかなり違います。
データで完結するため、不確定要素があまり入り込まないkintoneに比べ、現実を相手にするIoTは、そもそも実現できるか分からない点が実装への最大のハードルです。

その違いを踏まえた上で、kintoneからIoTに業務を拡張させようとするのが私なら、IoTを理解した前嶋さんは、kintoneを知って何が生かせるのかを考えておられます。

そこをどのようにつなげるかは、私にとっても重要なテーマだと思っています。
今回、前嶋さんとは、前日から旅を一緒にしました。車中でもお互いの仕事やシステム構築に関する考え方についての話をたくさんしました。
車中での会話や前嶋さんの登壇内容を踏まえて、このあたりの違いは自分の中で言語化してまとめたいと思っています。


続いては沖さんです。「プロセス管理のエラーメッセージの沼を知ってるかい?」というテーマでした。
gusuku Customineのサポートを担っている沖さんは、kintoneユーザーから様々なエラーの相談を受けています。
その経験値はご自身でもおっしゃっていた通り、相当蓄積されているはずです。
そのノウハウから導き出されたプロセス管理に関するエラーの様々な事例を教えてくださいました。

私にとって目から鱗でした。そもそも、私はまだkintoneのことをよく知らないという、自戒の感情すら生まれました。

このあたりのエラー情報の整備は、本来はサイボウズさんが行うべきだと思います。この整備には私たちkintoneエバンジェリストが結集して協力しても良いでしょう。
どのパターンの処理の際、どのようなエラーメッセージが表示されるかについては、より迅速に整備されるべきだと思います。
沖さんの登壇はそのことを私に教えてくれました。とても重要です。大きな知見を得ました。


さて、トリを務めてくださるのはキンスキ松井さん。「kintoneユーザーにはコミュニティが必要な理由」がタイトルです。
kintoneコミュニティーの流れや全体像など、サイボウズが目指すところを語ってくれました。
私もいろいろな場所で書いていますが、コミュニティーはkintoneエコシステムになくてはならないものだと思っています。仮にコミュニティがなく、ビジネスだけの関係性だけでは、ここまでkintoneは大きくならなかったはず。
ユーザーコミュニティーがビジネスと共に成長したからこそ、kintoneは担当者レベルに浸透し、担当者レベルでkintoneを使い続けるための大きな力になったと思っています。

今後、有能でかつなんでもできるシステムが海外からやってくるでしょう。kintoneの足りない標準機能を満たし、なおかつプラグインも不要なシステムが。
それでも私はわが国ではkintoneが生き残ると思っています。
その理由は、ユーザーコミュニティの充実があるからです。海外勢が今のkintoneのユーザーコミュニティを作り上がるには、途方もない労力が必要になるはず。

ビジネスでkintoneに関わろうとする方も大勢いますし、これからも増えていくことでしょう。
ですが、ビジネス側で関わろうとする方も、コミュニティーの重要性に関しては認識して欲しいと思います。

おそらく私も松井さんもコミュニティを重要視する点で同士だと思っています。
なぜ私がkintoneコミュニティーに肩入れするのかの理由も含めて。

これで全員の登壇が終わりました。
写真を撮って撤収し、次の場所へと向かいます。


さて、懇親会です。
今回の懇親会のお店「庄助」は、合同会社ぱんだ商会の鈴木さんに選んでいただきました。
孤独のグルメにも登場した、予約を取ることすら難しいお店です。

今回、りぃさんとkintone Café 栃木をやろうと決めた時、真っ先に鈴木さんにもお声がけをしました。
鈴木さんにも登壇をお願いしたのですが固辞され、でも会場にも懇親会にも来てくださると言うので、お店の選定をお願いした次第です。


お勧めの店と言うだけあって、料理は絶品でした。めちゃくちゃおいしかったです。餃子の他にも宇都宮の美味しい料理はたくさんあることを教わりました。ゆず味噌とか。焼き魚とかブリ大根とか、菜の花のおひたしとか、モツ煮込みとか。


ここでは、kintone Café 栃木の場で話せなかったことも含め、大いに盛り上がりました。


さて、お店を出て、宇都宮駅から帰る方をお送りするため、駅へと向かいました。
その後、宇都宮に泊まる方々と、りぃさんも交えて二次会を行いました。私もkintone Caféの最中に宿を予約して宇都宮に滞在を決めました。


二次会の参加者は沖さん、藤村さん、りぃさん、私。しばらくしてはっしーさんも駆けつけてくれました。
ここでも、また新たなきっかけが生まれ、次のコミュニティーにつながっていきそうです。

まずは大勢の方に参加していただき、本当にありがとうございました。とても感謝しています。
これでkintone Café 栃木は無事に第一歩を踏み出しました。今回の開催でスタッフの候補者にもお声がけができました。私もあと何回か関わって、コミュニティとして自走してもらえるところまでサポートしたいと思います。

また、遠からずVol.2の開催案内をお知らせする事でしょう。その節はぜひご参加いただければと思います。

Xのまとめサイトはこちらです。

noteでアップした速報の雑感はこちらです。


雲の上Talking〜プリントクリエイターNight〜に参加・登壇しました


久々に雲の上Talkingにお誘いいただき、LTに登壇しました。

今回は、プリントクリエイターがテーマということです。

トヨクモ社の中井さんからは、登壇にあたって以下の指示をいただきました。

時間:5分~7分
テーマ:「わたしとプリントクリエイター」
内容:
1.プリントクリエイターを使う前
2.プリントクリエイターと出会ったきっかけ
3.プリントクリエイターを使っている現在(運用状況)

このテーマなら、すぐに登壇資料を作成できそうだと思いました。
そう、私が黎明期のkintoneで案件を帳票出力も含めて実装した時の苦労を思い出せばよいのですから。

実際、スライドは、すらすらと書けました。
スライドは(https://www.canva.com/design/DAF_XS5ZMVI/ux_5Tvf371r8SPm-pk9jnw/view)、左のリンク先です。

当時と違い、今はkintoneから帳票を発行するプラグインはいくつもあります。
正直にいうと、今、弊社がkintoneから帳票を出す際に提案するプラグインは、プリントクリエイター一択ではありません。
適材適所で複数のプラグインを提案しています。

そのため、弊社にとってもプリントクリエイターの設定・運用ノウハウは必要です。
今回は、私としても他社さんのプリントクリエイターの使用例を知る絶好の機会でした。
登壇するよりも学びたい。

神戸さんの発表と上原さん・関さんの発表は私にも様々なことを教えてくれました。

神戸さんは産業廃棄物処理業者として、帳票をベースとした環境構築の重要性など。
産廃業者向けのkintone基幹システムは弊社も経験しているだけに、神戸さんの苦労もよくわかりました。

神戸さんの登壇で聞きたいことがありましたが、以下に書く通り、懇親会に出られなかったので聞けませんでした。
聞きたいこととは、産廃業務につきもののマニフェスト印刷はプリントクリエイターでしなかったのか、ということでした。
偶然にも翌日のkintone Café 栃木 Vol.1でも私とペア登壇を果たしたので、その際に聞きました。基幹システムが出力してくれるとのことでした。


上原さん・関さんの登壇もお見事。
目からうろこのプリントクリエイターの活用事例が連続し、自分のアイデアの乏しさに大いに反省させられました。

弊社のお客様にも弁護士事務所様が複数いらっしゃいますが、すぐにも活用できそうです。
上原さんの登壇を脇で声援する関さんとのコンビも新鮮でした。
kintone hiveやkintone hackではステージ前方でそのような声援を見かけたことがありますが、こういうイベントであえてわき役として応援に徹するスタイルがとても新鮮でした。

各テーマについて内容を振り返り、各島で議論した後、LTタイムが始まりました。


まずは、かのってぃさんのLTから。
QRコード出力機能を使って、簡易受付システムを作った事例です。

私、正直にいうとQRコード出力機能を知りませんでした。
https://note.com/kano_tty/n/n41c4462a32af
機会があればこの実装、使わせてもらいたいと思います。


続いて、吉原さんのLT。

吉原さんの成田デンタル社では、基幹システムの入力を行うのに、RPAを使わず、一度紙に出した後、それを転記入力するオペレーションが行われているそうです。そこで、入力画面を基幹システムの入力画面をそのままに出力し、オペレーターさんはそのまま入力すればよいようにしたということです。

なるほど。これはRPAやAPI出力に慣れてしまった私にはとても新鮮でした。まだまだこうしたRPAも使えず転記せざるを得ないオペレーションの際に喜ばれるはず。


続いては小泊さんのLT。

給食の献立をプリントクリエイターで作ってしまうというものです。
私にとってkintoneと出会ったときはもう娘たちがだいぶ大きくなりつつあり、私が本格的にkintoneで商売をするようになった時に下の娘も中学校も半ばになっていたため、kintoneと学校行事の組み合わせの季節は逃してしまいました。

これは、より世間のお母さま方に訴求すべき活用例ですね。

最後のトリは私でした。内容は冒頭に書いた通りです。


さて、皆さんで写真撮影をしましたが、私は結構焦っていました。
というのも、このあと19時から東陽町に移動し、スナックジョイゾーに出る必要があったからです。しかも、お客様をお呼びしていました。なので遅れるわけにはいきません。

写真撮影後、速攻で地下鉄に乗りました。
ちなみに東陽町の駅で待ち合わせ場所をはぐれてしまい、7時前に着いたのに、会場には遅れて入場。
でも、それもまたよしです。

まとめサイトはhttps://togetter.com/li/2337896です。
まずはご参加の皆さま、ありがとうございました。


こどもの居場所大会 in 東京に参加しました


3月2日に「こどもの居場所大会 in 東京」に参加しました。

開催された場所は日本橋にあるサイボウズ本社の27階です。
私にとっては行き慣れた場所で開催されたこのイベントですが、今回は実際に参加するのが大変でした。

その理由は、当日の朝に富士吉田にいたためです。
前日まで二泊三日のやまなしワーケーションに参加していました。皆さんと別れた後、私だけ富士吉田に向かい「よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.3」に参加し、西裏で二軒を皆さんと楽しんだ翌朝、私は東京に向かいました。
寝坊せずに、富士吉田駅から列車に乗り込めましたが、「かいじ」の車内では眠りこけていました。

開会は10時でしたが、ぎりぎり間に合いました。
私をお招きくださったサイボウズの中村龍太さんとお会いし、三日分の荷物が詰まったトランクをHOUSTON部屋に置かせてもらいました。


今回は私にとって新鮮な集まりでした。
こどもの居場所大会。つまり、主役は子供です。私にとってこどもの居場所と聞いて真っ先に思い出すのは学童保育です。
娘たちは合わせて6年間通っていましたし、私も役員を務めました。妻は保護者会長も務めていました。

しかし、学童保育以外の子供の居場所については、私はあまり理解していませんでした。

そもそも、わが国の教育制度について、私はとおり一般の知識しか持っていません。
私は西宮市立の幼稚園、小中学校、兵庫県立の高校、そして私立大学を経て今に至ります。その間、学童には行きませんでしたし、塾も少し通った程度です。
順当な学校生活を送ってきた反動からか、社会人になってからは常に道を外れっぱなしです。今も相変わらず既定の道から外れた人生を歩んでいます。

では、学生時代は学校生活に順応できていたかというと、結構危なっかしかったと思います。不登校にこそなりませんでしたが、中一の頃は休みがちでしたし、いじめられた経験もあります。

私の学生時代に、このような選択肢を提供してくれる人がいたら。そして、学校以外の選択肢があれば、私もそちらに頼っていたことでしょう。
今回はそうした居場所を運営している団体の方が多数集まり、運営事例について貴重なお話を伺うことができました。

どうしても授業の仕組みに馴染めない人。勉強についていけてない人。友達同士での人間関係がうまく構築できなかった人。そしてそもそも肉体的・精神的に障害を抱えていらっしゃる方。
現代は多様性を重視する時代です。
そうした一般的な教育制度に馴染めない方に対し、社会も選択肢を与えるべきだと思います。
また、画一的な教育が効果を発揮した高度経済成長期は遠くなり、今のわが国にあった多様性が教育にも求められているはずです。

私の祖父は教育学の研究者です。戦後すぐの明石附小プランという教育プランの策定運動の中心人物でした。
祖父が研究者として脂がのり切っている時期であれば、今の多様化の動きにもきっと関心を持ってくれたのではないかと思います。

今回参加されている方々は、教育の多様化を実践し、日々の運営を通して社会に貢献してらっしゃる方でしょう。
ただ、多くの団体が登壇していたため、私は全てにコメントができません。

ですが、いくつか触れさせてもらいます。

「シン・スクール」さんのゲーム・AI・IoTを使う先進的な取り組みには感銘を受けました。
また、「みんなのプロジェクト学校」の参加者たちによる自主的なイベント開催は居場所作りの神髄をみました。
「フリースクール 滝野川高等学院」さんの取り組みの広がりは、学校制度の枠の窮屈さをかえって意識させました。
さらに「なにかし堂」さんの医療をからめての街の居場所作りの取り組みは、参考にしたいと思わせてくれました。
最後に「れもんハウス」さんのカリキュラムとは縁の遠い自由な運営も居場所作りの可能性を見せてくれました。


それらの皆さんの話の後、サイボウズさんの中村さんから理事を務める「一般社団法人 ぴおねろの森」についての説明がありました。

ソーシャルデザインラボとしてのビジョンである「多様な価値観の人が安心して暮らしている社会づくり」の紹介の後は、私もスライドに登場し、紹介いただきました。
それを受け、私も来場の皆さんの前で立ち上がって挨拶しました。



私も「多様な価値観の人が安心して暮らしている社会づくり」というビジョンには強く賛同します。
昔から同調圧力に苦手意識があり、他人と同じ行動を取ることに抵抗を感じていました。
そもそも、私がサイボウズのkintoneを推し始めたのは、この価値観に強く共鳴したからです。
技術者として可能性を感じ、自分が食べていけるという成算があったことも確かです。しかし、それだけでは10年近くもエバンジェリストを続けることはできません。
私も誰もが自分の好きなように生きられる社会を目指したいと思い、それに向けてできることをしたいと思います。

最近は案件を多数いただいており、経営者としてもやることが多すぎて初心を忘れかけていました。
今回の「こどもの居場所大会 in 東京」や中村さんのスライドはその気持ちを思い出させてくれました。

さて、昼食を食べに行った後、再開したセッションのいくつかを聞きそびれました。

聞けたセッションの中では、渋谷区議会議員の神薗まちこさんのお話は、非常に興味深かったです。
渋谷区の学校教育に関する取り組みについては、以前から断片的に耳にしていました。
その取り組みを先頭に立って進められている神薗区議の取り組みは興味深いものでした。
教育ICTは私にとってもスキルが活かせるよい場になりそうです。

また、その後の発達障害・特別支援教育の研究をされている加藤浩平氏の話もとても興味深いものでした。
この分野については全く知識がなかったのですが、コミュニケーションが苦手な子供もTRPGという媒体であれば場に入っていけるということも知らなかったです。知らないことを知り、自分がアップデートされた気分です。

終わった後も、私に話しかけに来てくださる方やご相談に来てくださる方など。
そういえば偶然にも弊社のサテライトオフィスのすぐ近くでも今度フリースクールが開校されるらしく、そういったご縁もつながりました。


弊社が皆さんをどのように支援できるか。
それらを開発するとご予算的にも難しくなるはず。となると初歩をお教えし、伴走しながらやるしかないはずなのです。
私個人として、そして弊社として、これから居場所作りをされている皆さんにどのように価値を提供していけるか考えています。
弊社としても、そのための仕組みを構築する必要があります。

今回の「こどもの居場所大会 in 東京」はそのよいきっかけになりそうです。

皆様、ありがとうございました。


よっちゃばれっ kintone 無尽 vol.3に参加しました


ドットワーク富士吉田で開催された「よっちゃばれっ kintone 無尽 vol.3」に参加しました。

前回は甲府市内での開催でしたが、今回は再び富士吉田で開催されました。
今のところ「よっちゃばれっ kintone 無尽」は甲府と富士吉田を交互に開催しています。
そして、山梨県内に在住・勤務している方のみが参加対象です。
「よっちゃばれっ kintone 無尽」は、kintoneコミュニティとして老舗の「kintone Café」とはポリシーも別にして運営しています。

ただし、運営メンバーは両方とも同じなので、現時点では同じページで両イベントの告知ページを兼ねています。
告知ページはhttps://kintonecafe-yamanashi.qloba.comです。

今回は、ドットワーク富士吉田の会議室スペースをお借りしました。前回はオープンスペースで開催しましたが、今回は趣向を変えてみました。

会議室スペースを使ったことに具体的な目的はありません。あえていえば、コミュニティとしての一体感の醸成でしょうか。
さらに言えば、その中ではお互い踏み込んだkintoneの利用・開発・広報・告知の事例を積極的に意見交換しあっているため、オープンなスペースよりも閉じたほうが開示しやすいという事情も考慮しています。

「よっちゃばれっ kintone 無尽」はまだ立ち上がったばかりのコミュニティでおり、「kintone Café」とどの点で差別化するかは、運営メンバーの間でも試行錯誤の段階です。
実際のコンテンツもまだ流動的であり、まずは今の時点では山梨県内のkintoneプレーヤーの間の交流が深められれば良いと考えています。

今回の内容は、kintone SIGNPOSTのSTEP2「プロジェクト企画」の読み合わせと意見交換のみに終始しましたが、深く意義のある意見交換ができたように思います。
kintone SIGNPOSTのサイトはhttps://kintone.cybozu.co.jp/kintone-signpost/です。

kintoneとは使い方が固定されたシステムではありません。お客様の業種、職種、部署によって違う使い方をされるのが当たり前です。
kintone SIGNPOSTはその認識を合わせるためのガイドであり、まさにサインポストです。つまり、kintone SIGNPOSTを使っても正解はなく、参加したそれぞれの方が自社の状況に合わせて読み替えることが必要です。
kintone SIGNPOSTを用いて意見交換をするためにはうってつけのツールであり、この読み合わせだけでもkintoneの交流は十分に図れるはずです。
また、交流の中ではユーザーごとの事例を開示する必要があります。山梨という共通の属性で括ることにより、安心感を提供するのが「よっちゃばれっ kintone 無尽」のコンセプトの一つです。

実際、kintoneを介した山梨県のプレーヤー間の交流は「よっちゃばれっ kintone 無尽」を通してより深まりつつあります。
今後はさらに山梨県のkintoneプレーヤーを巻き込んで続いていくことでしょう。

kintoneエコシステムは、生態系の考えをビジネスの繋がりに置き換えた言葉です。つまり、kintoneを軸にしたビジネスやユーザー相互のつながりによってビジネスを活性化させようという思想のもと、この言葉は名付けられています。

ここで大切なのは、ビジネスというキーワードが入っていることです。
kintoneエコシステムとはビジネスを抜きにして成り立ちません。
その一方、コミュニティとは強制や義務からは無縁のものであるべきです。

コミュニティにおいて、強制や義務感を覚えるタイミングとはどこでしょうか。
それは、ある特定のサービスや商品を押し売られたように感じる際に生まれます。

kintoneはサービスです。そのため、kintoneをメインに推していないコミュニティにおいてkintoneを過度に勧めてしまうと、強制や義務感を感じさせてしまいます。
ただし、「よっちゃばれっ kintone 無尽」も「kintone Café」もkintoneユーザーを対象にしています。kintoneを使っていることが前提なので、もし全くkintoneを使ったことがない方が来られたとしても、私たち主催者や参加者がkintoneを勧めることはなく、不快な思いをさせません。

問題は、kintoneの周辺のプラグインやサービスを扱う場合です。
kintone周辺のプラグインやサービスは各社さんから多く出ています。そのため、ユーザーにも多くの選択肢が与えられています。
そのどれを使ってもらうかは、サービスベンダー側にとって重要な問題です。そのため、善意であってもコミュニティの中で特定のサービスを勧める行為が押し売りと受け取られないか、常に気を遣う必要があります。

この問題は、kintoneコミュニティーにおいて気を遣う点だと思っています。私自身もkintoneを用いたビジネスをしている以上、コミュニティー運営においては気を付けています。
逆に、コミュニティ運営においてリスクがあるからこそ、私は弊社からあまりサービスを出さなかったのかもしれません。無意識のうちに。

その点を考えると、私は「kintone Café」はサービスに関しては中立の立場を保った運営、つまり理念を掲げた今の形でこれからも運営するのがよいと考えます。
サービス提供者は基本的には自社サービスをあまり取り上げず、参加する場合も一定の距離を置いていただく。
その一方で、「kintone Café」で何かのサービスを取り上げる際はユーザー側の選択に委ね、自由にやってもらえばよいと思います。

むしろ、kintoneの有力なプラグインやサービスは、kintoneを使う際に避けては通れません。かえって避けるのは不自然です。
「kintone Café」であっても運営するユーザーがそのサービスをテーマに取り上げるのもよいのではないでしょうか。

「kintone Café」はkintoneの中で最も有名なコミュニティです。であるなら、それをベンチマークにしてしまえばどうでしょうか。
つまり、「kintone Café」を他のコミュニティの物差しとして、中立かつオープンなコミュニティとしての品格を保ってもらうのです。

それに対して各サービスやプラグインの提供者は、自社の製品を薦めることも許容したコミュニティ自由に催せばよいのです。これで両立ができるはずです。
もちろん、各地のユーザーがそれぞれ「kintone Café」とは違うコミュニティを立ち上げることも自由。ここは多様性を重んじるkintoneの良さを生かしてほしいですね。
それも、「kintone Café」がある意味で規範となっているからこそ可能だと思います。

正直にいって、今の時点でもそうしたコミュニティの使い分けは各kintoneプレーヤーがすでに行っています。
あとはそれを明文化し、うたってしまうだけです。わざわざ明文化する意義が分からない、という方もいることでしょう。ですが、明文化してもそれほど影響はないはずです。であれば、明文化しておけば、今後も参入するであろうkintoneプレーヤーやプラグイン開発業者にとっての指針となるのではないでしょうか?

少なくとも、私にとっては「kintone Café」「よっちゃばれっ kintone 無尽」はそういう使い分けとして両立できています。そして、これはあながち間違っていないと思います。
おそらく私も弊社も「kintone Café」とは違う視点やポリシーのコミュニティを立ち上げることも今後はあるかもしれません。

その姿勢のもと、今後とも「kintone Café」「よっちゃばれっ kintone 無尽」はそれぞれパラレルに開催していくと思います。
なお、最後になりましたが、上に書いた内容は私自身が思ったことであり、運営メンバーの総意ではありません。


ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。


やまなしワーケーションに参加しました


2月28日から3月1日にかけて「やまなしワーケーション」に参加してきました。


この事業主催は山梨県二拠点居住推進センター。事業運営は株式会社パソナ JOB HUBです。

今回、このイベントのご縁をいただいたのは、合同会社エムシースクエアの山口さん。
山口さんは普段から山梨でも活発に活動されておられます。
昨夏のITコミュニティのイベントを真鶴町で開催した際にワークショップのファシリテーターをお願いしたのが山口さんとのご縁の始まりです。その後、山梨にもご縁をお持ちということを知り、年末に弊社が主催した「ビルド山梨」でも山梨について話してもらいました。

私は普段からワーケーションをよく行っています。ですが、今回のように主催を自治体で行い、運営の方の引率を伴ったワーケーションツアーへの参加は久しぶりです。私が前回、こうしたツアーに参加するのはコロナが始まる直前でした。

今回は、場所が山梨ということもあり、話をいただいてすぐに参加を即決しました。
ただし、初日はお客さんに訪問しての定例会議や作業予定があり、日中の行程は参加せず、夜の懇親会から合流しました。

・初日の夜

甲府駅を降り立った私が向かったのは「Phil」です。創作フレンチ・ダイニングバーのお店です。
この界隈のお店は私も数回利用したことがあります。ですが「Phil」はまだ来たことがありませんでした。


私が入った時はまた前菜が来ただけだったので、遅れてきた私も通常通りのメニューをお願いしました。
こちらの飲み放題のメニューがとても豊富で、カルバドスやブランデーなども飲み放題。飲み放題にカルバドスがある店はあまり見かけないので、嬉しくなって何杯も飲んでしまいました。

今回の参加者は全員が初対面でした。事前にオンラインで打ち合わせたパソナ Job Hubの方や山梨県のお二方を除いて。
もっとも、私は全員が初対面のイベントにしばしば参加します。そういう時、私はテーブルを周遊して名刺を交換して回ることはしません。
まず、自分のテーブルを離れないこと。そして、そこで聞き役に徹します。こういう時、とにかく聞く姿勢に徹することです。そうすれば、すんなり場に入っていけます。

おかげで、同じテーブルだった皆さんのパーソナリティーやどういう目的で参加しているか、といった情報を知ることができました。また、今回のワーケーションに山梨県としてどういう効果を期待しているかについてもより深く理解できました。
結果として、中途参加であってもあまり違和感なくツアーに合流できたのではないかと思います。

お店の閉店時間が来たので、皆さんは二次会に繰り出しておられました。が、私は今日の宿である「城のホテル」へ向かいました。
明日は月末です。明日も移動が続くので、いわゆる月末処理が何もできなくなることが予想されました。そのため、私はホテルに帰って作業に集中する必要がありました。

こちらの「城のホテル」は、今までも甲府城のすぐ横で目立つ姿が気になっていました。今回の機会で初めて泊まる機会を得ました
ロビーにはワークスペースが設えられており、無料のドリンクバーや有償のワインサーバーが用意されていて、甲府気分を盛り上げてくれます。しかも歴史関係の本が多く並べられ、漫画もいろいろなものが置かれています。
私も「宝石商のメイド」「美味しんぼ80巻 日本全県味巡り 山梨編」を借りて部屋に持ち込み、作業の合間に読みました。もちろん、山梨への理解を深めるためです。
作業の時間をとった甲斐もあって、翌日の移動にあたって事前にしておくべきことは終わりました。3時半に寝ました。

・2日目「勝沼ぶどうの丘」

さて、翌朝。
前夜の「Phil」でのお話の中で、モスバーガーの話が出ました。それに則り、私の朝食はモスバーガー。
山梨は全国でもっともモスバーガーの店舗数が多い都道府県だそうです。以前、妻からも聞いていました。

モスで腹ごしらえをし、皆さんと合流してバスに乗りました。ここからが私にとってのツアー開始です。
とはいえ、バスの中で交流を深めたわけではありません。私もバスの中でパソコンを拡げて作業しました。私だけでなく、皆さんもそれぞれの仕事をバスの中でされていました。
今回のツアーの参加者の皆さんはほぼ経営者です。バスの中で仕事がこなせる方が多く、交流タイムのようなものがなかったのはかえってありがたかったです。


バスが向かった先は「勝沼ぶどうの丘」。
ここには家族で5、6回は来ています。ですが、前回来てからもう8年半も経っていました。
前回来た時は、将来の自分が山梨でイベントを行ったり、拠点や住居を探し始めるなど毛頭も考えていません。ですが、今の私は立場を変え、山梨へのコミットを深めています。その視点から眺めた甲府盆地は、私に違う印象と決意を与えてくれました。

テラス席で仕事をしていると、何人かがテラスに集まってきました。その機会を生かして昨晩話せなかった方と、じっくりとお互いのビジネスや取り組み、そして山梨への関わり方について話しました。
勝沼ぶどうの丘に着いてから、昼の食事前までの時間をたっぷりとってもらえたのはよかったです。この時間の中で、ほとんどの方とコミュニケーションを取り終えることができました。

上の「ぶどうの丘 展望ワインレストラン」では、美味しいカレーに舌鼓を打ちました。
ここからの甲府盆地の景色は、これからの私や弊社や参加者の山梨での可能性を感じさせてくれます。


久々に訪れた地下のワインカーヴも相変わらずの壮観です。ワインどころ甲州のワインが一堂に集う景観はすばらしい。
ただ、ツアーの道中のどこかで聞いた話ですが、ここのワインカーヴに甲州市の全てのワイナリーが集まっているわけではないそうです。甲州ワインは全国区になりましたが、産地呼称の問題や各地域のワイナリーさんの思惑などが入り乱れ、なかなか難しいようです。

・2日目「MGVsワイナリー」

そんなワイナリー運営ですが、可能性はあります。そう思わせてくれたのは、私たちが次に訪れた「MGVsワイナリー」です。


私は「MGVsワイナリー」には初訪問です。敷地に建てられているのは、できて間もないと思われる清潔そうな建物です。

それもそのはずで、こちらはもともと半導体の工場だったそうです。
2階の会議室で、私たちは「MGVsワイナリー」を運営する塩山製作所の松坂社長より直にお話を伺う機会を得ました。
もともと、物流エンジニアだったという松坂社長。奥様のご実家が塩山製作所だったそうです。
今もまだ塩山製作所は半導体事業を営んでおられますが、国内の半導体産業が海外勢に押され、需要が減ってきたこともあって、ワイナリーへの進出を決意されたそうです。

半導体は市場を読むのが難しく、それに伴い売り上げに応じた在庫調整も難しい。それも半導体が負けた理由の一つだそうです。
今は需給の波に影響を受けづらい携帯基地局の機器に特化した業務を展開されているそうです。

松坂社長からは、ワイナリーへの転換を後押しした理由として山梨の可能性も踏まえて以下の点を挙げてくださいました。
・景観を生かした事業が展開できる。
・物流量の増加は見込めないかわりに、インターチェンジが近いので物流拠点がある。
・もともと、ご実家が葡萄農家であり、ワインを醸造する権利を持っていた。そしてワインが好きだった。

さらに、半導体事業を営みながらワイナリーを営むメリットとして、以下のように挙げて下さいました。
・ワイナリーはマーケティングが大切。それは、商品開発と販売からなる。
・半導体事業は下請けなので一極集中できる利点があり、しかも市場の動きを読むことが求められる。そこで培ったスキルがワイナリーを営む上で役に立った。
・ワイナリーは半導体事業で培った技術優位性を活かせる。
・さらにマーケットへの販売力もワイナリーを営む上で活かせた。

お話を伺っていると、松坂社長のお言葉から届く波長は完全に技術者としてのもの。私は技術者とはいえ、半導体分野には明るくないのですが、同じ技術者として通じるものを感じました。
先日のCLS道東でお会いした方も技術者からワイン醸造家に転身を果たされておられました。技術とワイン作りは相性が良いのかもしれません。

質問タイムでは、私を含めた三人から質問が出ました。真空を用いた鮮度保持技術や、ガラスビーズを会社の主力商品として取り扱われている方がいて、みなさん熱心です。
松坂社長曰く、すでに真空技術は試されたそうです。また、ガラスビーズは半導体を高品質にする上で欠かせないらしく、すでに宇宙に飛び立って活躍しているそうです。

私も何か質問したいなと思いました。
そこで私が質問したのは、山梨で雇用を考えているが、山梨の人がどういうマインド持っているか。技術を扱う会社として、雇用にあたってのアドバイスがあれば、という趣旨の内容でした。
それに対して松坂社長よりいただいたのは、やはり山梨には少し閉鎖的なところがある。そのため、却ってオープンに運営した方が良いと言うアドバイスでした。
他にアドバイスいただいたのは、教育はシステム化した方が良いという点です。
ここの点については、まさに今取り組んでいることです。我が意を得た想いです。山梨で雇用する際には見せられる研修資料を作り上げなければ、と決意を新たにしました。

あと、雇用する際に気を付けた方が良いこととして、「やっちょし」という甲州弁の言葉は、「やれ」の意味ではなく、「やっちゃだめ」ということです。「やれし」は「やれ」を意味するそうです。つまり語感が逆になってしまうことがコミュニケーションの妨げになるから気をつけた方が良いということでした。

松坂社長、ありがとうございました。


階下に降りて、醸造ルームも見学させてもらいました。
半導体製造には、塵が禁物です。そのため、クリーンルームが欠かせません。そのクリーンルームがそのまま醸造施設に生まれ変わっています。つまり、品質管理にはこれ以上ない環境です。ガラス越しに見るタンクには、半導体を扱う会社ならではの技術を流用したセンサーも稼働しています。そのタンクも松坂社長のこだわりでイタリアから取り寄せたというステンレスのもの。作業の効率性を考えたサイズにされているそうです。至る所に松坂社長のこだわりが感じられる醸造施設でした。
赤、白、スパークリングのタンクには、それぞれチェスの駒やスカルをモチーフにしたマークが印字されていて、それがまた醸造ルームに彩りを与えていました。

敷地内にある畑にもご案内いただきました。この畑もまた面白い。例えば、葡萄の樹の上にあるはずの棚がありません。

私は勝沼でぶどう狩りを何度も体験したことがあります。その時は、頭上の棚から垂れ下がるブドウの房を切り取りました。
ところが、こちらのワイナリーではその棚がありません。「棚づくり」に対して「垣根づくり」と呼ぶそうです。その二つでは葡萄の味に変化があるそうです。そうしたあらゆる可能性を考えた葡萄栽培にチャレンジしておられるのが「MGVsワイナリー」です。
しかもSDG’sの一環として、剪定したぶどうの枝をきちんと乾燥させ、野焼きして得られた炭を施肥しておられるとか。
https://www.jacom.or.jp/nousei/news/2021/03/210305-49850.php
こちらのリンク先にもその取り組みが書かれていました。


さて、いよいよ試飲です。今回は3種類(白×2、赤×1)を飲ませてもらいました。私の感想では赤がとても美味しく、圧倒的な香味と樽由来と思われる味わいが気に入りました。
ただ、荷物の問題や、妻があまりお酒を飲めなくなっている今の状況を考え、購入は一旦見送りました。とはいえ、また妻と家族と来た時に買って帰ろうと思います。


環境に配慮し、品質にもこだわりをもっておられる「MVGsワイナリー」。とても感銘を受けました。技術と醸造の融合が大手資本でなくてもできることを知りました。また来ます。ありがとうございました。

・2日目「より道の湯」

さて、バスに乗った私たち。バスが向かうのは都留市。「より道の湯」が目的地です。

「より道の湯」で宿泊や館内の説明を受け、各々の部屋に入ったのが15時過ぎ。そして夕食は19時。
その間の4時間は自由です。
今回のワーケーションプランは全般的に行程に余裕がありました。それがとても助かりました。
今までに参加した企業運営のワーケーションは移動の合間が続き、すぐにイベントが入って作業が集中できないこともありました。私の働き方が洗練されてきて、効率よく動けるようになったのでそのように思ったのかもしれませんが。

部屋で打ち合わせやら作業をこなしました。その後、まだ外は明るく、夕食までの時間もあります。そこで、散歩しに外に出ました。
都留市は何回か通過したことがあります。が、リニア見学センターをだいぶ前に訪問したくらいで街を歩いたことはほぼありません。
今回、せっかくの機会なので都留市の街中をちょっと歩いてみたいと思いました。


少し調べてみると、都留市は実は谷村城址を中心に城下町としての歴史があるらしいのです。
そこで、都留市役所への方へと歩いてみました。
目指す谷村城址は、小学校のグラウンドの端に石碑が建てられていました。城跡の雰囲気は感じられませんでしたが、塀が黒塗りの板塀仕立てになっていました。
それだけでなく、街を歩いてみると、随所にかつての城下町としての面影を感じます。鍵状になった道や水路などに。

少し雨が降ってきたし、作業の続きもあったので、宿に戻りました。そして、作業を行い、せっかくなのでお風呂を浸かりに行きました。
風呂に浸かっていると夕食の時間が迫ってきたので館内着のまま、ふらりと宴会場に現れました。すると、館内着を着ているのが私ともう一人だけでした。

この飲み会、とても楽しく飲めました。宴会場に大きく二つの島が分かれ、お互いが、とても楽しく和気あいあいとしていました。ツアーも2日目の夜を迎え、皆さんがお互いの人となりを知りつつあったからだと思います。
飲み会には都留市の方々も参加されていました。私も先ほど都留市役所を訪れたばかり。街についての関心もあります。
そこで都留市のアピールポイントを伺いました。それによって、さらに都留市への理解が深まりました。都留市の名産の一つが布団だったこともここで初めて知りました。豊富な名水を使って布団を洗う!


こういう宿での飲み会はいいですね。皆さんお酒を召し上がっても乱れず、私もおいしいお酒が飲めました。
盛り上がったあまり、お店の営業時間が終わって何度も催促を受けるまで皆さんと名残惜しげに会話をしていました。

・3日目「FAR YEAST BREWING」



翌日。最終日です。
都留市は一面の雪景色でした。部屋の窓から見た光景が美しい。私は朝食までの時間を使ってすぐそばの都留市駅を訪問しました。昨日の夕方にも通りがかった際、特徴のある門構えのピンク色の駅舎は風情すら感じます。かつての都留市の玄関口の面影を残しています。
もちろん、今も都留市の玄関口です。雪に覆われた駅で写真を撮っていると、たくさんの高校生たちがホームに向かっていきます。ホームに向かうと、やってきた河口湖行きと大月の電車が行き違いをし、たくさんの高校生たちはどちらかの車両に乗って通学していきます。
こういう光景を見ると、鉄道は地方の学生にとって、なくてはならない生活の足であることを感じます。
山梨県で唯一の私鉄として、富士急行さんには頑張って欲しいなと思いました。

部屋に戻って朝食をいただき、ロビーへ集まりました。
そこでパソナさんに酔い止めを勧められました。
小菅村への道中で乗り物酔いする方がいるからだそうです。

最終日の今日、向かうのは小菅村。 「FAR YEAST BREWING」への訪問が目的です。

私は、山梨はほとんどの場所を訪れています。が、早川町と丹波山村と小菅村だけはまだ足を踏み入れたことがありません。今回、ついに小菅村に訪問できることが楽しみでした。しかも訪問先が「FAR YEAST BREWING」であるからなおさらです。
道中は快晴で、しかも前夜の雪がまだ山肌を彩り、とても美しい景色が車窓の向こうに広がっています。乗り物酔いなどする余裕もなく、ひたすら外の景色に見惚れていました。


小菅村につき、早速「FAR YEAST BREWING」へ。
山田社長がみずからお出迎えしてくださいました。


以前はカーナビの部品を作る工場だったこの建物。その建物を利用して山梨小菅・源流醸造所は運営されています。
入ってすぐ、壁に掲げられた膨大な数の賞状にまず圧倒されます。これらの膨大な賞状もほんの一部であり、古いものは掲げていないとのこと。それもそのはずで、昨年一年間だけでも23もの賞を獲得したそうです。
さらに面白いことに、「FAR YEAST BREWING」の瓶に貼られるラベルが置いてあります。自由に持っていってくださいとのことです。私も今までにさまざまなブルワリーを訪れましたが、ラベルが取り放題のブルワリーは初めてだと思います。
そこに置いてあるラベルは本当にさまざまです。カラフルなもの、お洒落なもの、洗練されたもの。
それだけ豊富なラベルの数、つまり、ビールの種類を擁しているからこそ、こうしたことができるのでしょう。
後日、五反田の直営店にも伺いましたが、そこでもラベルの取り放題はより種類を増やして用意されていました。このサービス、とてもよいです。
ラベルの祭典は、さらにドアを開けて醸造施設に入ってすぐの壁でクライマックスを迎えました。今まで発売されたすべての銘柄のラベルなのでしょう。壮観です。

私たちは、山田社長にご案内いただき、工場の中をあちこち見学させていただきました。
この見学ツアーがとても貴重かつ、学びにあふれる内容でした。
ご案内いただいた場所の中には、おそらく普段はご案内いただけないような場所も含まれていたはずです。
例えば大麦の原料置き場。こちらの置き場には、実際に大麦の原材料が入っている袋がそのまま置かれています。
そこで麦芽を実際に食べさせてもらいました。麦芽を食べた経験は、他のブルワリーさんでもあります。が、今回は山田社長がそこらへんの袋を開け、そこから手で受け取ったことに意味があります。まさに原材料そのもの。そこに作為や飾りは一切ありません。
もう、完全に手の内を見せてくださっています。

手の内を見せてくださるのはそれだけではありません。
元は、食品工場ではない建物を改築・改修していることで、少しずつビール工場として理想の姿を作る途中であることも教えてくださいました。
例えば、入れてもらった粉砕室の床には虫を捕獲するトラップがありました。そこに入ってきた虫の数をきちんと計数管理し、衛生管理に生かしておられるそうです。
普通、こうした虫はブルワリーにとってほもっとも都合が悪く、隠すべき対象です。そうしたところも堂々と見せてくださる山田社長の器の広さを感じるとともに、それだけFAR YEAST BREWINGは人間がやれる最大級の衛生管理に向けて努力されていることを意味します。
人間のやることに100%はありません。ですが、限りなく100%に近づく努力ができるのも人間。そんな姿勢を見せてもらいました。
私が普段扱うサイボウズさんのkintoneも、人間のやることに100%は無いと言う前提のもと、セキュリティー対策をとられています。お互いの姿勢に通ずるところを感じました。

「FAR YEAST BREWING」の取り組みはそれだけではありません。ITの力もきちんと使っています。
人の手は絶対に必要ですが、人の手間をより効率化できる仕組みは取り入れるべきでしょう。
例えば、酵母の生育状況を示す状況を計数管理するための機械を見せてもらいました。この機会でやっていることも、顕微鏡で人が見ても、機械を通してみても、見る対象に変わりはありません。しかも人が目で見て数える事と、機械に計上を任せることは、何の品質上の違いもないはずです。だからこそ、数を数える仕事は機械に任せてしまうのです。
それはまさに、作業の本質を見極めておられるからできる判断です。作業の本質を見極めた上で、必要なところに必要なIT化を導入しているということが感じられました。
そうした工夫はタンクの清浄でも見られました。ビールのみならず、食品を扱う上で清浄は必須のはずです。タンクの清浄状況をチェックするための指標となるのが、ATP(アデノシン三リン酸)の検出量です。生物残さに含まれるこの成分が検出されるということは、清浄が不完全であることの証しです。ATPを可能な限り少なくする。実際、山田社長のお話によると、他社に比べてかなり低い数値を維持されているそうです。ATP残存量のチェックにあたっては機械の力を使っておられるそうで、キッコーマンのロゴが入ったセンサー機器をみせていただきました。

他にもブルワリーとしての工夫点を教わりました。それは二次発酵です。通常のビール醸造プロセスでは、発酵タンクで発酵させた後、加熱して発酵を止めてしまいます。ところが「FAR YEAST BREWING」では、発酵後に瓶に詰めた後、瓶の中でも発酵プロセスを継続させます。その効果として、発酵の際に酸素を使うため、瓶内の残存酸素量が0になります。酸素の残存量がなくなるということは、ビールの品質を悪化させる酸化のリスクがなくなることです。残存酸素量が0というのは通常はあり得ないそうですが、それを達成していることは誇るべきでしょう。

今回の見学ツアーの一連の流れは、全て山田社長が説明してくださいました。
その口調はとても丁寧で、私たちのような醸造の素人にも真摯に対応してくださいました。
私は山田社長のご説明から、上に書いたようなさまざまな品質上の配慮や努力、そして本質を見極める目を合わせて謙虚な人柄に惹かれました。
そしてその中にはただの謙虚だけでなく、自社製品についての絶対的な自信も感じました。

ここまでで、私はすでに「FAR YEAST BREWING」のファンになっていたと言っても過言ではありません。
今までにも「FAR YEAST BREWING」の製品は「馨和 KAGUA」や「東京BLONDE」を飲んだことがあります。が、私にとっては数多あるクラフトビールの一社としてしか認識していませんでした。
今回の訪問によって、「FAR YEAST BREWING」は本物のブルワリーであるとの認識を持ちました。さらには、山梨から世界に発信できるブルワリーではないかと。

2階の会議室に場を移し、そこであらためてスライドをベースにして、山田社長より設立までの経緯や設立にあたって大切にすることなど、さまざまなお話を伺いました。

世界から原材料を集めて作るビールも良いが、なるべく地元の原材料を使ったビール作りがしたいと言う姿勢や、その取り組みにも惹かれました。
下の見学ツアーの中でも、ペレット状にして真空パックにしたヤキマチーフ社のホップを見せてもらいました。大麦も海外製のものがほとんどでした。
ですが、それに飽き足らない山田社長は、地元産、つまり山梨の農産物を原材料にしたビールが作れないか、という取り組みをされているそうです。北杜市の小林ホップ農園さんのホップを使ったり、桃やぶどうを使ったビール、さらに米を使ったビールなどとても面白い取り組みをされているようです。
これからの農業は大量生産・収穫と高品質の少量生産の二極に分かれる。その後者に着目したことで、山梨の可能性を世界に問う。まさに素晴らしい。

印象に残ったのは、最初は地域活性のことは考えずに小菅村に移住したという点です。それが、小菅に移住して生産を行ううちに、山梨や小菅村のコミュニティにコミットするようになったそうです。そうなった理由は、地元のコミュニティに参加する中で、小菅村に愛着を持つようになったということもあるでしょうし、主要マーケットを東京や海外に向けて考えていたら、得意先売上の二位と三位に山梨県の企業が入っていて、実は地元こそが大きなマーケットだと気づいた、といういきさつもありそうです。
結局、真っ当にビール作りを突き詰めていたら、今の状態になったということでしょう。
山田社長からは、
『地方の「地」は地味・地道の「地」』という言葉もいただきました。まさに「FAR YEAST BREWING」の姿勢が今の形に繋がっていることを感じました。

一つ、山田社長の言葉で考えさせられたことがあります。それは、リモートワークを廃止するというご決断です。
「FAR YEAST BREWING」は国内と海外に直営店を持ち、モノを作る業種です。そのため、弊社とはそもそも業種も業務プロセスも違います。一概に比較はできません。私としては、どうこういう話ではないことは理解しています。

ですが、山田社長がその理由として挙げた「リモート中心の業務設計になると、生産性が低下する。現場力が弱くなる。」という点はどの業界でも一緒です。そして、私にも思い当たる節があります。それだけに考えさせられました。
「FAR YEAST BREWING」はすでに東京から小菅村に本社を移されたということですから、リモートワークの廃止は東京一極集中を促進させるご決断ではありません。なおさら、リモートワーク廃止のご決断に異議を唱えるつもりは毛頭ありません。
ただ、これがもし東京で会社を経営する方のお言葉であれば、私はさらに深刻に考えていたかもしれません。

リモートワークをどう考えるかについては、山梨だけでなく地方が維持されるかどうかを考える上で欠かせない視点だと思います。
山梨で地産地消の仕事が生み出せればよいのですが、今はそうではありません。山梨から人が出ていく一方の現状が山梨県知事による「人口減少危機突破宣言」につながったはずです。
それを打開する一つのやり方こそ、都会の人手不足を山梨で担いながら、山梨から都会への人口流出を食い止めることです。つまり、山梨に住みながら、都会の仕事をこなすリモートワークではないかと思います。
それは、昨晩、都留市の皆さんと話した内容にも通じます。

まずは、私として「FAR YEAST BREWING」が今後とも小菅村で経営できるよう、応援したいと思います。

山梨小菅・源流醸造所を出た後、近くの廣瀬屋旅館さんの直営する酒販店を訪問し、そこで私たちは思い思いに「FAR YEAST BREWING」のビールを購入しました。
こちらのお店にはかなりの種類の「FAR YEAST BREWING」の製品が常備されています。これだけで心が騒ぎます。私も四本を買いました。


そして四本のお酒を持ち、廣瀬屋旅館の広間へ移動しました。そこで山田社長や広報の若月さんも交えて懇親のランチ会です。地元の川魚を使ったと思われる料理がおいしかった。
ここでは、上記のリモートワークの話など突っ込んでお伺いしたかったです。が、横一列の配置だったので、なかなかお話ができにくかったです。これはまた、次の機会を待ちたいと思います。

山田社長、若月さん、ありがとうございました。

・3日目「まとめのワークショップ」


さて、私たち一行は、そこから歩いてすぐの小菅村公民館へ移動しました。そこで、山梨県庁のお二方を交え、ワーケーション全体を振り返るワークショップを行いました。
印象深いキーワードや、山梨に対してこの先できることは何か。そうしたそれぞれの思いを付せんに記し、発表とともに模造紙に貼っていく内容です。

皆さん、それぞれ3日間で感じたことを発表しておられました。
私は以下のようなことを書き、発表しました。
・一日目の日中に参加していないため、内容が薄いこと。
・都留市には布団があること。
・山梨は実力があるにもかかわらず、下請けに甘んじてアピールの機会を失っていたこと。
・その分、品質へのこだわりは高く、今すぐ世界で勝負できる可能性を秘めていること。
・山梨はキャラクタービジネスの発祥でもあり、今後そうした方向でも可能性があること。
・実は山梨のあちこちの都市には、志と発信力のある有力プレーヤーがいらっしゃること。
・都会に人を流出させず、リモートワークを活用した地元に定住した働き方ができること。
・私が山梨でITコミュニティをすでに七回運営しており、今後はその中に地元の企業にも入ってもらい、紹介の場を設ければ、技術者に地元の産業を知ってもらえること。
・山梨に拠点を移したあかつきには、このようなイベントの開催頻度をより上げたいこと。

山梨の可能性はこの三日間で存分に感じました。
私として忸怩たる思いなのは、初日の日中に参加できなかったことでした。ヴィジョナリーパワーの戸田社長やアトリエいろは(アメリカヤ)の千葉社長にもお会いできていません。
これは今後、訪問してキャッチアップしたいと思います(CROSS-BEは昨秋に作業で使わせていただきました)。

さて、バスはここで大月に向かって戻ります。そして大月駅前で皆さんとはお別れしました。ここで電車に乗り換えて東京に帰る方もいれば、そのままバスに乗って東京に帰る方も。
私だけは皆さんと別方向、すなわち富士吉田に向かいました。

私が富士吉田で参加した「よっちゃばれっ kintone 無尽」や西裏での懇親会、さらに翌朝は日本橋のサイボウズさんで「みんなの居場所大会 in 東京」に参加したことは本稿からは割愛します。

なお、参加の中でもnoteの記事は別に挙げています。
・「2月29日 山梨の可能性を感じるワーケーション https://note.com/akvabit/n/n4b9a4b8e458d
・「3月1日 地方に行くとニーズが見える https://note.com/akvabit/n/ne68e09202afa
・「3月4日 品質追求の醸造所でもできるところはIT化。 https://note.com/akvabit/n/n4066aea608cc

まずは今回のやまなしワーケーションでご縁のあったすべての皆さん、本当にありがとうございました。


2024年2月のまとめ(個人)


公私の「私」

●家族とのふれあい

§  総括

2月。
旅は仕事とセット。
今月はまさに前半は道東で過ごし、月末は山梨で過ごしました。
旅をしながら、現地で作業や商談をしていましたし、ワーケーションツアーで移動していました。

今月は釧路、標茶、厚岸。帯広、大樹、中札内、幕別、士幌。山北、松田。甲府、塩山、甲州、都留の各地を訪れました。

仕事をしながら、旅をする。そのノウハウをいかに実現するかが私の人生のテーマです。
が、まだ私の理想にはほど遠い毎日です。

昨年秋から、私個人の力の限界を感じさせる出来事が相次ぎました。
が、経営の上で個人の力で乗り切るしかないかな、と覚悟を決めています。

昨年でついに50の齢を迎えた私の人生も少しずつ下り坂になっていることは承知です。
同時に次の世代を導かなければならない責任も感じています。

まだ老いこむには早いと考え、もうひと頑張りしようと思っています

私に与えられた時間は有限で、ますます残り少なくなっているから、
残された時間を少しでも有意義にしたい。そう思います。

生きていること、生かされていることのありがたみ。
それを常に忘れぬようにしながら、充実した日々を送りたい。
皆さんと私の思いは同じです。

娘たちもそれぞれの道を迷いながら歩んでいます。
私も娘たちをフォローしながら、これからの人生を有意義なものに過ごしてほしいと思っています。
残りの限られた人生の中で家族との時間を大切にしながら、自分に与えられた可能性と時間を精一杯使い切りたいと思います。

今月は家族とは一回お出かけしました。妻とは一回、妻と長女とは三回、妻と次女とはゼロ回、長女とはゼロ回、次女とはゼロ回。


§  月表

 ・二月お出かけ
東京国際空港 (羽田空港) (HND)、たんちょう釧路空港 (KUH)、かど屋、大喜湯 春採店、釧路フィッシャーマンズワーフ MOO、魚政、946banya、BUKU BUKU あわ家、塘路駅、牡蠣場、たんちょう釧路空港 (KUH)、ホテルルートイン 釧路駅前、釧路駅、帯広駅、北海道ホテル、西5条17丁目 バス停、セイコーマート たさか店、中札内鉄道記念公園、道の駅 なかさつない、六’Cafe、十勝野フロマージュ、かつら旅館、マックスバリュ 中札内店、道の駅 なかさつない、ウェザーコックカフェ、ローソン 中札内店、紅や、セブンイレブン 中札内店、かつら旅館、マックスバリュ 中札内店、道の駅 忠類、道の駅 コスモール大樹、味の龍月、晩成温泉、ホクレン忠類給油所、道の駅 ピア21しほろ、天然温泉HOTEL 鳳乃舞 音更、元祖豚丼のぱんちょう、セブンイレブン 中札内店、かつら旅館、とかち帯広空港 (OBO)、中札内村文化創造センター、道の駅 なかさつない、かつら旅館、開拓村、LAND、夢の北広場(駅北多目的広場)、HOTEL & CAFE NUPKA、相互電業、居酒屋とっくり、ときお、COCKTAIL BAR PAL、らーめん酒屋 三楽、帯広競馬場、馬の資料館、とかちむら 産直市場、ローソン 帯広駅北店、HOTEL & CAFE NUPKA、とかち物産センター、帯広駅バスターミナル、とかち帯広空港 (OBO)、搭乗口2、東京国際空港 (羽田空港) (HND)、びっくりドンキーサンドラッグ 町田木曽店カラオケ館 町田木曽店、サイアム セラドン、花子と太郎、しながわ観光協会、高倉町珈琲、和食麺処サガミ 町田金井店、CoCo壱番屋、kicspace、台湾小館 Taiwan Bistro、プティフ・ア・ラ・カンパーニュ株式会社ジョイゾー、慶元寺、喜多見 氷川神社、万葉歌碑、麺飯坊 無双、子之三嶋神社(三島神社)、杯一食堂、横浜ハンマーヘッド、セブンイレブン、クイーンズスクエア横浜、CAFe? KALDINO アコルデ代々木上原店、大谷田公園、焼きあごラーメン 侍道、秦野駅観光案内所、山北町鉄道資料館、山北町立生涯学習センター、河村城址、丹沢山別院 最勝寺、洒水の滝、川村土功之碑、露木勝兵ヱ商店、ニューヤマザキデイリーストア 山北駅前店、薬師池公園、野津田薬師堂(高野山真言宗 普光山 福王寺)、七国山 鎌倉街道の碑、七国山、薬師池公園 蓮園、PHIL、城のホテル、勝沼ぶどうの丘、MDVs、都留市駅、都留市役所、より道の湯

・二月ツイート
https://togetter.com/li/2323286

§  家族とのお出かけ 家族で出かけたのは、上の年表で黄地に太字にしているイベントです。家族で出かける機会は、今月はゼロ回ありました。


ただし次女が帰ってきて二泊して行ってくれたので、その間は家族で夕食を一緒に食べるなど、家族団らんの時間を持つことができました。

§  妻とのお出かけ 妻と出かけたのは、上の年表で桃地に太字にしているイベントです。今月は妻と二人で一回でかけました。


スナックジョイゾーに行く途中、お客様からお仕事の相談を受けていたので、妻を連れていきました(2/16)。
お客様と「プティフ・ア・ラ・カンパーニュ」に行き、その後はお客様のお店へ。妻の知見を活かせる機会がやってきました。
これからも仕事上で妻に手伝ってもらうことが増えそうです。

§  妻と長女とのお出かけ 妻と長女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と長女との三人で出かける機会は三回ありました。

ある日、買い物をしに行きました。その後、びっくりドンキーで遅いお昼を食べた後、さらに買い物をしてから、三人で「カラオケ館」へ(2/12)。

その翌日も家族で「和食麺処サガミ 町田金井店」へ(2/13)。


さらに別の日は三人でスナックジョイゾーに参加しました(2/16)。この日は妻が企画したハワイアンナイト。皆さんにフラを教えていました。みんな立って踊って舞っていました。すごい!
今まで燻っていた妻の能力を生かしてもらう機会をこれからも積極的に作ろうと思います。

§  妻と次女とのお出かけ  妻と次女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と次女との三人で出かける機会は一回もありませんでした。

次女は少しずつ成長しています。今月から正社員となって働いています。正月の三日間も仕事にいきつつ、家にも毎日来てくれました。楽しくやっているようなので、親として安心しています。


§  娘たちとのお出かけ  娘たちと出かけたのは、上の年表で青地に太字にしているイベントです。

長女は昨年の4/1付けで雇用しました。
先々月からはとあるお客様の事務担当として週一度訪問し、社会の風にあたってもらっています。

長女も次女も折を見て家族との時間を大切にしてくれています。
長女は先月も今月もkintone界隈の若手の飲み会に進んで参加していて、少しずつ自分なりに社会との接点を増やしていってくれています。とても楽しそうに若手だけの飲み会の話をしてくれました。娘以外はサイボウズさん、ジョイゾーさん、トヨクモそんな新卒だけだったそうです。頑張れ!

昨年末をもって私の中では子育ては終わったと思っています。娘たちにはそれぞれを一人の大人として対し、手助けができるところは私から手を差し伸べていこうと思います。
私にできることは親の頑張る姿をみせることぐらいかな。

●私自身の二月(交友関係)

§  関西の交流関係 今月は関西に行く日がなく、私も北海道や山梨に滞在していた日が長かったので、関西にはそれ程多くのご縁がありませんでした。
ですが、いろいろとご縁が繋がっています。

今月もオンラインでのやりとりだけあげれば、城崎、京丹後、福山、広島、高知の方とはやりとりしています。岡山にルーツがある方とも。
遠からずまた関西に行くはずです。


§  今月の交流 今月は、仕事に絡んだイベントが多かったので、飲みも含めた交流は比較的多めでした。

私の場合、公私混同の毎日です。私的な付き合いなのか、仕事をからめた付き合いなか、もうあまり区別できません。また、区別もしないようにしています。
皆さんとの交流は本当に楽しかったです。



CLS道東では学びながら楽しみましたし、その翌日の大人の遠足編は塘路湖からアレキナイ川の神聖すぎる川をカヌーで下る経験をしました。さらには塘路駅に到着するSL冬の湿原号の雄姿を見届け、さらには憧れの厚岸でウイスキーを垂らしながら牡蠣を食べる幸せな時間を過ごしました。

十勝でもご縁のある人々とお会いし、kintone Café 帯広でも十勝の皆さんと交流を深めました。



スナックジョイゾーでも妻がフラを伝道し、さらにCLS道東でお会いした皆さんと再会できたのもうれしいできごとでした。

私も乾杯の発声をする栄誉を。

甲府でもワーケーションや甲府を楽しむ人たちとのひと時を楽しむことができました。

今月も皆様ありがとうございました。

●私自身の二月(文化活動)

§  今月のブログ 読んだ本のレビューを記す読ん読ブログの執筆は、またしても書く時間が取れませんでした。
レビュー執筆は、私の中では大切なライフワークとして位置付けています。ですが、今は書くための時間がありません。読んでからレビューをアップするまでの時間も二年数カ月に達しようとしています。
今、私のプライベートの時間がほぼなくなってしまっています。仕事をからめた交流があるので精神的には困っていませんが、一人の時間がないことは見直さなければと考えています。
レビューをアップする冊数と本を読んだ冊数は、私にとってワークライフバランスのバロメーターです。ワークに偏っている今の状況を早く取り戻さねば、とかなりの危機感を持っています。

以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。これも長い間アップできていないので、来年から時間を作らないと。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは3本(
CLS道東 2024 極寒編に参加してきました
CLS道東 2024 極寒編 大人の遠足編に参加してきました
kintone Café 帯広 Vol.4に参加・登壇しました。
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは1本(
RICOH kintone plusのRICOH 帳票作成プラグインの攻略ポイント
)。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

1月30日 1月30日 ITと芸術の共存こそが城崎の魅力
1月31日 1月31日 神々の戯れ、ゲーム作りをkintoneで
2月1日 2月1日 Gmailのポリシー変更に思うこと
2月2日 2月2日 月初から心機一転。ただしこちらのペースを押し付けない。
2月5日 2月5日 まず動くこと。やってみること。発信すること。
2月6日 2月6日 地方で観光コンテンツを考えてみる
2月7日 2月7日 ワーケーションの効能を十勝で感じ中
2月8日 2月8日 地方にいて東京への偏向を感じた
2月9日 2月9日 地方の活性化は行政の力が欠かせない
2月13日 2月13日 ワーケーションするためにやるべきこと。
2月14日 2月14日 ワーケーションはコミュニケーションあってこそ
2月15日 2月15日 ゲームには技術の粋が詰まっている
2月16日 2月16日 大人になると裸の付き合いが必要
2月19日 2月19日 誰かの人生を好転させるコミュニティを作りたい
2月20日 2月20日 差別化しないと生き残れない時代に
2月21日 2月21日 GDPは高いが、生産性は低いことに反省。
2月22日 2月22日 kintoneのカスタマイズの手段、どれを選ぶか。
2月26日 2月26日 タモリさんのように好きなものを追求して生きたい
2月27日 2月27日 街を歩くと情報発信への改善案に気づく

§  今月の読書 今月は7冊の本を読みました。内訳は、技術書一冊、ビジネス書二冊、歴史書三冊、新書一冊。

今月も本を読む時間が取れていません。が、無理やり本は読むようにしています。ところが読んでもそれをアウトプットできていないのは上に書いた通りです。
形式的にアウトプットするのなら、ChatGPTに頼るのもありですが、それは自分にとって衰退への道だと思っています。

そういえば晩成温泉にいる間、巨人の星の続きを読むことができました。全部読んでしまいたいと思います。

私が一昨年の年始に掲げた目標の一つは本を出版することですが、まったくそれが進んでいません。
仕事にかまけてしまっています。このことにもとても強い危機感を抱いています。このまま何も生み出さずに老いてしまうのでは、と。


§  今月の映画 今月の映画鑑賞はゼロ本です。

見たい映画は多いのですが、結局見る時間がありませんでした。


§  今月の舞台 舞台については、今月は一本も観ていません。

妻が最後の公演に代表として動いています。私からは何も言いません。

タカラヅカの生徒が自死を選んだ悲劇はまだ尾を引いています。
多分、タカラヅカも無事ではすまないでしょうね。



§  今月の音楽 コロナが始まってから’70’sから活躍したアーチストの全曲を聞く活動を続けています。今月はSTYXの全アルバムを順に聴いています。現時点での最新アルバムまでたどり着きました。その一つ前のアルバムが思いのほかよくて収穫でした。この後、20曲を選ぼうと思います。


今月はカラオケに二回行きました。帯広のトキオでは昭和歌謡スナックにふさわしく私も熱唱しました。
さらに東京に帰ってからも妻と長女と三人で行きました。

また、妻がスナックジョイゾーでフラの講師を務めまして、私も一緒に踊りました。ろくに踊れませんでしたが、久々にハワイアンの雰囲気に浸りました。


§  今月の美術 今月、帯広競馬場に併設された馬の博物館に行きました。そこで観た馬をモチーフにした絵画が印象に残りました。
馬は絵になります。また馬だけを牧場なみに行く時間を持ちたいと思います。日高へ。


§  今月のスポーツ 今月は、スポーツはしていませんが、帯広競馬場でばんえい競馬を観戦しました。
あまりの寒さに外でずっと声援することはできませんでしたが、四半世紀以上ぶりにみたばんえい競馬は良かった。
乗馬もまたしたいと思いました。


あと、山北町を訪れた際、河村城跡を頂上まで登り、つかの間の山登りを楽しみました。
なかなかの急登で、かなり息切れし、体力の低下を実感しました。
山にまた登りたい欲求が増しています。


§  今月の滝 今月は久々に滝を訪れました。「洒水の滝(2/24)」。


FourSquareによると訪れたのは約八年半ぶりだそうです。私の記憶では4,5回目の訪問のはず。
前回訪れた際は、落石か何かで滝の近くまでの遊歩道が通行止めになっていて、残念な思いをした記憶があります。
今回、久々にきてみると、見事な観瀑台が設置されており、高く近くで滝を見られるようになっていました。

直瀑に近く、岩が長い年月で穿たれ、木のうろのようにえぐられた洒水の滝。
日本百名水にも選ばれていて、ひしゃくから汲んで飲むまずは美味です。

山北町の町おこしに何か協力したいと願う私としては、洒水の滝を擁する山北町は、名水の里としての可能性があるはずだと思っています。

§  今月の駅鉄 今月は三駅を訪れました。「塘路駅(2/4)」「北綾瀬駅(2/20)」「松田駅(2/24)」

塘路駅は一面の雪景色でした。
CLS道東の翌日、大人の遠足編で塘路湖からアレキナイ川へカヌーで川を下って上った後に訪れました。
別版が塘路駅近くのThe Geekへサウナに入っていたのを待つ間、ちょうどSL冬の湿原号がやってくるというので、カヌー班は先に駅でSLを待っていました。


一面の雪景色の中に黒い車体が汽笛をあげてやってくる姿は、勇壮で見栄えが際立っていました。
動くSLを見るのは相当久しぶりだったので、この美しくも力強い光景には、しばし見ほれるしかありませんでした。その前のアレキナイ川からの眺めも神々しいものでしたが、SLが走る鉄橋の真下をくぐってカヌーを漕いだ際も、もしこの上を丁度SLが通れば絵になると想像しながらカヌーを漕ぎました。
雪景色の中のSLは、この2月のクライマックスと言える光景でした。

なお、塘路駅はかつて訪れたことがあります。四半世紀以上前のことです。
その時は、一人旅の途中でした。釧路駅前に寝袋で寝転がった翌朝、ノロッコ号に乗ってやってきました。
それ以来、長きにわたったブランクをへて再訪した塘路駅は、記憶の中の面影をなんとなく宿していました。その面影を再発見したことに感無量でした。


北綾瀬駅は、お客様への商談の際に乗り降りしました。綾瀬駅から一駅区間を乗車して降り立ち、帰りは北綾瀬発小田急線乗り入れの準急で帰りました。
この区間を乗ったことで、千代田線は全線を完乗しました。
北綾瀬駅は、車庫への引き込み線を利用した線という割には駅前に住宅や商業施設が並び、閑散としている想像を裏切ってくれました。むしろ住みよい街、という印象を受けました。
一区間を往復する車両は3,4両編成ですが、小田急線直通は長大編成に変わります。つまり編成によってホームの使っていない箇所が大きいことや、車庫への引き込み線なので、奥に線路がもう一つ設置され、複線がさらに北へと伸びていることも印象に残る駅でした。」


松田駅は、山北町に行く際の乗り換えで利用しました。昨年末にも山北町から帰る際に乗り換えで利用しました。また、かつて結婚前に妻と御殿場に行き帰りした際にも利用した記憶があります。
小田急の新松田駅には、山登り仲間と何度か利用したことがありますが、松田駅で乗り換えることはこれからも増えそうです。

特に山北駅には何回か来ることになりそうなので、かつての東海道本線の大動脈を担っていたこの辺りの鉄道遺産を何かに使えないか考えてみます。


§  今月の酒楽 今月は飲む機会がまあまあありました。八軒、六日です。

とはいえ、大きく分けて3回。釧路と帯広と東陽町です。他はあまり飲んでいません。




釧路で行われたCLS道東では、カウンターに佐藤さんとジョイゾーの中嶋さんというすごい取り合わせがあり、日本酒のさまざまな取り合わせを楽しませてくれました(2/3)。福司酒造のしぼりたて生酒。小林酒造の特別純米まる田新酒。碓氷勝三郎商店の北の勝絞りたて。さらには京丹後から来た皆さんによる日本酒の差し入れ!木下酒造の玉川の中汲みや、笑顔百薬、CHIMERAといった銘酒の数々をいただきました。どれもおいしかったです。


夜の懇親会では寿司が美味しい「BUKU BUKU あわ家」。もう何をしていたのかあまり覚えていませんが、ひたすらハイボールを飲んでいた記憶があります。どうやって宿である大喜湯 春採店に帰ったのか全く記憶がないほどでした。


その翌日の大人の遠足編では、みなさんと最後、カキキンさんの経営する「牡蠣場」へ。厚岸といえば牡蠣。そしてウイスキー好きには厚岸の各種モルトが有名です。厚岸で牡蠣を食べてウイスキーを飲むことが念願でしたが叶いました(2/4)。
とても美味しかった。牡蠣もウイスキーも。

そのあとの十勝では仕事に集中する時間が長かったのですが、泊めてもらっていたかつら旅館では夜の晩酌にビールを飲んだました。



そして帯広で泊まった最後の夜は、kintone Café 帯広の懇親会(2/10)。
まずは「居酒屋 とっくり」。さらには「トキオ」で歌いながらのカラオケ。さらには三次会に「COCKTAIL BAR PAL」。何を飲んだかあまり覚えていませんが、十勝の地酒やビール、ハイボール、さらにタリスカーを飲んだように記憶しています。
十勝の皆さんとの語らいに時を忘れ、美酒に心を奪われ、料理に心地よくさせられ。


スナックジョイゾーでは、私の持っている年間パスポートを使っての企画があったので、フラのグッズですでにカバンはパンパンでした(2/16)。
そのため、差し入れは持ち込みませんでした。その替わり皆さんからの差し入れをおいしくいただきました。私が以前のスナックジョイゾーで差しいれた桜尾GINのLimitedを空けさせてもらいました。
フラで運動した後のお酒はおいしい。
あと、道東でもご一緒だった中井さんが来られていて、しかも道東でご一緒だった雪川酒造の山平さんの醸したワインを差し入れてくださいました。このワインがめちゃ美味しかった。CLS道東で飲めなかったのが残念でしたが、牡蠣場での山平さんの醸造人としてのこだわりをみていただけに、納得のおいしさでした。




なお、今月は一人飲みも何度かしました。CLS道東の前夜に釧路入りしたのですが、前夜祭の申し込みを忘れていたこともあって、仕事するために早めに宿である大喜湯 春採店で。その前に末広町のつぶ貝で有名なかど屋で夕食をいただいたのち、目の前のセイコーマートで北の誉の一合瓶を買って飲みました。

さらには、帯広空港で買ってきたBrasserie KnotのYAMASACHIもいただきました。


あと、商談で横浜の山下公園近くに伺った帰り、行きたいと思っていた横浜ハンマーヘッドのセブンイレブンに立ち寄りました。ここのお店はクラフトビールの品ぞろえが半端ないことで知られています。私も感銘を受けました。
そして、せっかくなので、南知多のベルガモットIPAを購入して帰り、後日いただきました。おいしかった。

§  今月の旅行 今月は、九泊十日の道東の旅に尽きます。
もちろん仕事に絡めていますが、金曜日の夜に釧路空港に降り立ってから、翌週の日曜日の夜の帯広空港から飛び立つまでの間、ずっと道東にいました。
その旅の様子は以下のブログにまとめましたので、ここでは繰り返しません。素晴らしい十日間でした。
CLS道東 2024 極寒編に参加してきました
CLS道東 2024 極寒編 大人の遠足編に参加してきました
kintone Café 帯広 Vol.4に参加・登壇しました。





なお、上の記事では十勝にいる間の詳細についてはあまり触れていません。十勝にいる間、中札内村や大樹町でも五泊六日の過ごしました。全てお客様の宿泊施設です。雪景色の毎日でした。お湯にも恵まれました。合間には四か所のサウナにも入りました。
十勝の大地の広さはすなわち可能性。仕事の成果もあげつつ、弊社の可能性も拡げられたように思います。

別の日には昨年のkintone Café 神奈川で忘れ物として誤って持ち帰ってしまったヤッケを返しに山北町へ。
山北町の魅力をさらに探るため、前回にはよる暇がなかった河村城址を登り、攻城を果たしました。さらには山をくだってから洒水の滝を久々に訪れました。上に書いた通りです。

さらに月末から翌月初にかけては山梨ワーケーションに参加しました。お客様への訪問があったので、私だけ初日の夜からの参加でしたが、初めての方々と有意義な時間を過ごしています。

今月、足跡を残した地は以下の通り。

東京都
 町田市、大田区、港区、品川区、渋谷区、千代田区、江東区、狛江市、世田谷区、調布市、足立区、
神奈川県
 川崎市多摩区、川崎市川崎区、大和市、横浜市旭区、横浜市中区、横浜市西区、秦野市、松田町、山北町
北海道
 釧路市、標茶町、厚岸町、帯広市、中札内村、幕別町、大樹町、士幌町、音更町
山梨県
 甲府市、甲州市、都留市


§  今月のその他活動 ・公園は四か所。「中札内鉄道記念公園(2/5)」「夢の北広場(駅北多目的広場)(2/10)」「大谷田公園(2/20)」「薬師池公園(2/25)」

・美術館はゼロカ所。

・駅は三駅。「塘路駅(2/4)」「北綾瀬駅(2/20)」「松田駅(2/24)」

・滝は一カ所。「洒水の滝(2/24)」

・温泉は五カ所。「大喜湯 春採店(2/2)(2/3)」「森のスパリゾート北海道ホテル モール温泉(2/4)」「晩成温泉(2/8)(2/9)」「天然温泉ホテル鳳の舞音更(2/9)」「より道の湯(2/29)」

・山は二山。「城山(2/24)」「七国山(2/25)」

・酒蔵は二か所。「勝沼ぶどうの丘(2/29)」「MCVs(2/29)」

・神社は二か所。「喜多見 氷川神社(2/17)」「子之三嶋神社(三島神社)(2/18)」

・寺は三寺。「慶元寺(2/17)」「丹沢山別院 最勝寺(2/24)」「野津田薬師堂(高野山真言宗 普光山 福王寺)(2/25)」

・教会はゼロカ所。

・史跡は四カ所。「花子と太郎(2/13)」「万葉歌碑(2/18)」「川村土功之碑(2/24)」「七国山 鎌倉街道の碑(2/25)」

・博物館は一か所。「馬の資料館(2/11)」

・遺跡はゼロカ所。

・城はニ城。「河村城(2/24)」「谷村城跡(2/29)」

・灯台はゼロカ所。

・動物園はゼロか所。

・水族館はゼロか所。

・土木遺産はゼロか所。

・マンホールカードは三枚。「東京都大田区(2/13)」「神奈川県秦野市(2/24)」「山梨県都留市(2/29)」

・ダムはゼロカ所。
・風景印はゼロ枚。
・御城印はゼロ枚。
・御宿印はゼロ枚。

なお、昨年の夏ごろから信長の野望 出陣でアカウントを作り、様々な場所を巡っています。市区町村ごとに完全に訪れると制覇ができます。
遠征という機能を使って制覇したのではなく、実際に訪れた場所で制覇した市町村について、ここに記しておきます。
・長野県北安曇郡白馬村 2023/11/12
・長野県北安曇郡小谷村 2023/11/12
・山梨県南都留郡山中湖村 2023/12/16
・神奈川県足柄下郡真鶴町 2024/1/25


私がまだ訪れていない場所の多さは無限です。やりたいこと、行きたい場所の多さにめまいがします。
今月も仕事にからめてですが、バラエティ豊かな移動ができました。この地球にはまだまだ無限に行くべき場所があります。
少しでもこうした場所を訪れてから死にたい。私の人生の残り時間のなかでどこまでの旅ができるか。


加齢によって日々、気力は減退していきます。人の明日はわかりません。人気俳優や女優も自死を選びます。私も不意の体調不良に襲われ、コロナに感染します。一昨年の秋にはハイキングのつもりが一晩の遭難と化し、人里のすぐそばで死ぬ可能性も体験しました。
いつかやろう、引退してからやろうという姿勢を根本的に見直さねばなりません。もう、未来の社会や環境がどうなっているかわからないからです。そこに老いつつある自らの衰えがかぶさってきます。
生きている今。今を生きているのですから、今、やるべきことをしなければ。後悔だけはしないように。
その姿勢のまま、仕事をこなしながらも、今のうちに時間の合間を見つけ、行けるところに行っておこうと思います。


死ねば全ては無に消えます。
私の経験をいくらブログにアップしても、膨大なデジタルの海の中に溶けて消えます。
それが分かっていても、自分に与えられた生を全力で全うしたいと思います。仕事もプライベートも全力で過ごそうと日々励んでいます。そのためにもこうして書き残しておこうと思います。


今は仕事に集中し、好きなことは引退後に。そんな悠長な考えが通用しないことをコロナウィルスは教えてくれました。人生はあっという間に終わってしまう。老いたときに平穏で好きなことができる世の中があるかどうかは誰にも保証されません。一方で、仕事の難しさや面白さも強く感じています。プライベートだけど充実させるのでもなく、仕事だけに人生を捧げるでもなく、その両立を目指す。だからこそ、今のうちから毎日を公私とも全力で生きる、という決意で日々を過ごしています。
コロナだからと閉じこもらず、一人でも旅を敢行したいと思います。
もちろん、一昨年の秋に遭難した経験は忘れてはなりません。命をなくしては元も子もないのは当たり前。ですが、何もせず命を枯らすよりはましです。
家族との縁も毎月、姿を変えています。仕事もいつかは引退を求められるでしょう。そうなった時にやることがない、とよく話に聞く老残にだけはなりたくないと思っています。

そう思い、訪れた場所で心の赴くままに俳句を詠んでいます。今月は俳句を38句。いずれもツイートまとめに載せています。


一方で、具体的に将来のこともそろそろ考えねばなりません。
法人のまとめに書いた通り、コロナに席巻された世の中ですが、弊社の売り上げはなんとか確保できています。
ただ、私個人としては投資もしておらず、賭け事もしていません。不労所得のタネも持っていません。
私が倒れた時、うちのメンバーが稼げるところまでは頑張らねば。

あらためて「私」を振り返ってみました。来月も自らの生に後悔のないような日々となることを信じて。
頼りない経営者であり父であり夫であるにもかかわらず、家族が常に一緒に行動してくれることに感謝します。


2024年2月のまとめ(法人)


令和六年二月。

まだ苦しい状況が続いていますが、光が見えてきました。

経営は難しい。そして厳しい。
雇われていた身では想像もつかないのが経営。

自分も成長したい。誤ったことはしたくない。ただ、今まで何とかやれてきた。とはいえ、それを上からメンバーに押し付けることは良くない。
そのことを理解しているつもりでも、メンバーに対して高圧的に受け取られかねないことを言ってしまったり、あいまいな指示を出したり。

色んなことを頭ではわかっているつもりでも、会社のために言うことは言わなければ。
経営者であり、私も元は従業員の立場だったからこそわかるメンバーの気持ち。その葛藤があります。

毎日、経営の難しさを感じています。
その一方で、そこから学び、成長する自分を実感しています。挫折や苦しみからしか人は学べないことを痛感もしています。
3年ほどそういう葛藤を続けてきて、少しずつ見えてきたものもあります。

悪い話ばかりでもありません。

むしろ、昨秋からの試練と苦しみは、来年以降の弊社や私にとってよかったと思います。

好材料もいくつもあります。
先々月に受注した単価を大幅に上げた提案は先々月から案件として始まっています。
他の単価を上げた案件もいくつか受注内示をいただいています。
苦しい中でも引き合いが途切れていません。ありがたいです。

経営状況に楽観はできないですが、弊社のこれからを悲観はしません。来期からは単価を変えた効果が出てくるはず。あと三ヶ月ほどを耐えて見せます。

達成度5割。達成感5割。満足感5割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 二月度の売上は目標を下回りました。

資金繰りが厳しい状態が続いていたため、弊社の良くない点、改善できる点をいろいろと昨夏から変えています。
その効果が出てきたことに加え、単価を上げたにもかかわらず、受注が続いていることが大きいです。

ただし、単価設定が低いままだった案件が残っていることで、まだ黒字化はできません。
が、何とか持ちこたえられているのも皆様のおかげです。感謝しています。

引き合いが続けていただけているのもありがたいです。
単価を大幅に上げても引き合いがきて、それが受注につながっていることもありがたいです。

実際、kintoneの伴走案件をこなしていると、お客様からのご要望に対してすらすら解法が答えられる私がいて、それによって私の価値が求められていることがよくわかります。
ただし、それをやってる限りいつまでたっても私一人の会社になってしまいます。そうではなく、私以外のメンバーに主役になってもらえる会社にしないと。
代表のネームバリューではなく、会社に対してバリューを感じてもらわないと、結局は代表のリソース次第になってしまいます。
そのためにもメンバーには、成長し、視野を広げてもらわないとだめてす。
そこがまだうまくいかず、人件費だけが出て行ってしまったのが今年でした。

この状況を打開するため、伴走開発に舵を切り、効果が出始めています。ゆくゆくはこれを私だけではなく、弊社のメンバーが全員にできるようにならなければ。
業務の根本的な部分から今までのやり方をすべて切り替えつつ。

もちろん、メンバーの力が上がっていることはもちろんです。成長を焦らずにまたなければと言う自制の気持ちもあります。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・弊社代表が甲府市のタケダストリートベースで登壇したレポートがやまなしDXエンジンで記事として公開していただきました。 https://yamanashi-dx.jp/event_repo/repo_2401/
・弊社代表がCLS道東 2024 極寒編に参加しました(2/3)。
・弊社代表がCLS道東 2024 極寒編の大人の遠足編に参加しました(2/4)。
・弊社役員と人事経理担当が甲府市の4Uで移住者Meetup!~移住者x先輩移住者xロコ・交流会~に参加しました(2/9)。
・弊社代表がkintone Café 帯広 Vol.4に参加・登壇しました(2/10)。
・弊社代表がトヨクモ社より受けたインタビューの記事がアップされました(2/16)。https://toyokumo-blog.kintoneapp.com/business-improvement-nagai/
・弊社代表・役員・人事経理担当がスナックジョイゾーに参加し、役員が企画した内容で皆さんと楽しみました(2/16)。
・弊社役員と人事経理担当が甲府市の4Uで山梨活性化プロジェクトに参加しました(2/21)。
・弊社人事経理担当がkintone界隈の23新卒会に参加しました(2/27)。
・弊社代表が山梨ワーケーションツアーに参加しました(2/28-3/1)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

昨年の4月から多くのメンバーに加わってもらった弊社ですが、まだまだチームビルディングができていません。さまざまな課題が出ました。
一旦先月でもう一度やり直そうとメンバーを固定し、やり直すことにしました。

外注費や人件費の負担が厳しい中、なんとか乗り切りたいと思います。


§ 開発案件 今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。
今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。

先々月から今までの開発のやり方について、変える決断を下しました。

・代表が伴走担当としてお客様に入る。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

今まで安すぎた単価設定もさらに上げました。
上げた単価をベースに受注も取れるようになり、自信にもなっています。
引き合いも途切れていません。

伴走開発による案件の獲得や実装も手ごたえを感じています。私自身の切磋琢磨もさらに必要ですし、同じ位、これをメンバーにも求めていきたいと思います。

昨年に出したGO! DO! with-Uとアビットリンク、さらにk-Report帳票統合サービスも併せて、弊社の価値をより世間に訴えていく必要があると思っています。

代表のトーク力も連日の伴走案件や商談の中で磨きつつ、私自身がまず手本を見せます。幾つになっても成長すると言う気概を示したいと思います。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

先月、大きな荒療治を行い、リセットしました。

まだまだ、経営者としての未熟を痛感させられることも多いです。財務改善には単価アップからまず取り掛からねばならないと痛感しています。
弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
この正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念
「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。たた、顧客のためにと思い単価が安すぎただけで。

地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込みつつ、メンバーに過度な負担をかけないように作り替えています。

昨年の4月より弊社に正式に加わってもらった代表の長女に人事・総務・経理の作業を任せ、法人設立時から名のみの役員だった代表の妻にも再来月からチーム作りの担当として本格的に加わってもらう予定です。

今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約13回です。オンライン商談はざっと数えたところ約39回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約40枚です。


今月はCLS道東の参加と、その翌日の大人の遠足編において、コミュニティ界隈の人々との交流が深まったように思います。
厳寒のアレキナイ川をカヌーで下る厳粛かつ忘れられない体験。盛大に煙を吐くSLを皆で見送る雪の白さとSLの黒のコントラストの鮮やかさ。そして、厚岸でウイスキーを垂らしながら牡蠣を食う楽しみ。


また、十勝の人々とのCLS道東を介したつながりも印象に残ります。今回もさまざまなご縁が繋がり、旧交も温まった十勝の旅でした。
十勝滞在のクライマックスはkintone Café 帯広 Vol.4への参加とその懇親会でした。


月内にもいろいろな出会いがありました。スナックジョイゾーでは年パス企画を活用させてもらい、妻にフラインストラクターとしてのスキルを発揮してもらい、皆でフラを舞ってもらいらいました。

さらに、月末になって山梨ワーケーションへの参加によって、甲府に拠点を結ぼうとする弊社の企てに大きな弾みがつきました。

私が十勝に行っている間も、戻ってきた後も、役員と総務経理担当は甲府でイベントに二度参加し、地域クラウド交流会の開催に向けて交流をふかめてきました。

皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

弊社が経営で苦戦していても次々と案件を頂けているのはこうした出会いがあるからです。

引き続きよろしくお願いいたします。


§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。CLS道東 2024 極寒編(2/3)。CLS道東 2024 極寒編の大人の遠足編(2/4)。移住者Meetup!~移住者x先輩移住者xロコ・交流会~(2/9)。kintone Café 帯広 Vol.4(2/10)。スナックジョイゾー vol.24(2/16)。山梨活性化プロジェクト(2/21)。20-23新卒会(2/27)。山梨ワーケーションツアー(2/28)(2/29)。

来月もまたイベント登壇を控えています。記事のリリースなども複数あります。
こうした対外活動こそは経営者としてやるべきことであると同時に、弊社メンバーにこの方向性を理解してもらう必要があります。
今年の年始の抱負として、昨年は18回だった登壇回数を倍にすると決めています。実際、さまざまなルートからお話をいただけるようになっています。
先月は4回登壇し、今月はオンラインを含めると3回登壇しました。
スナックジョイゾーでは乾杯の発声までやらせてもらいました。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向と違ってしまいます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。

外の皆様と交流を深めたいと思っています。
今月に行った活動からそのことを強く感じました。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは3本(
CLS道東 2024 極寒編に参加してきました
CLS道東 2024 極寒編 大人の遠足編に参加してきました
kintone Café 帯広 Vol.4に参加・登壇しました。
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは1本(
RICOH kintone plusのRICOH 帳票作成プラグインの攻略ポイント
)。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

1月30日 1月30日 ITと芸術の共存こそが城崎の魅力
1月31日 1月31日 神々の戯れ、ゲーム作りをkintoneで
2月1日 2月1日 Gmailのポリシー変更に思うこと
2月2日 2月2日 月初から心機一転。ただしこちらのペースを押し付けない。
2月5日 2月5日 まず動くこと。やってみること。発信すること。
2月6日 2月6日 地方で観光コンテンツを考えてみる
2月7日 2月7日 ワーケーションの効能を十勝で感じ中
2月8日 2月8日 地方にいて東京への偏向を感じた
2月9日 2月9日 地方の活性化は行政の力が欠かせない
2月13日 2月13日 ワーケーションするためにやるべきこと。
2月14日 2月14日 ワーケーションはコミュニケーションあってこそ
2月15日 2月15日 ゲームには技術の粋が詰まっている
2月16日 2月16日 大人になると裸の付き合いが必要
2月19日 2月19日 誰かの人生を好転させるコミュニティを作りたい
2月20日 2月20日 差別化しないと生き残れない時代に
2月21日 2月21日 GDPは高いが、生産性は低いことに反省。
2月22日 2月22日 kintoneのカスタマイズの手段、どれを選ぶか。
2月26日 2月26日 タモリさんのように好きなものを追求して生きたい
2月27日 2月27日 街を歩くと情報発信への改善案に気づく

§ 年表

 ・二月お仕事

Tully’s Coffeeでオンライン打ち合わせ、羽田空港搭乗口56で作業、946banyaでCLS道東、BUKU BUKU あわ家で懇親会、牡蠣場で懇親会、ホテルルートイン 釧路駅前で作業、十勝野フロマージュ、かつら旅館×4、道の駅 なかさつない、道の駅 コスモール大樹、晩成温泉、道の駅 ピア21しほろ、天然温泉HOTEL 鳳乃舞 音更、とかち帯広空港 (OBO)、道の駅 なかさつない、開拓村、LAND、相互電業でkintone Café 帯広 Vol.4、居酒屋とっくりで懇親会、トキオで二次会、COCKTAIL BAR PALで三次会、帯広競馬場で作業、品川で打ち合わせ×3、高倉町珈琲大井町駅前店、二俣川で作業・商談×5、kicspaceでオンライン会議、プティフ・ア・ラ・カンパーニュで商談、スナック・ジョイゾー、関内で商談、CAFé KALDINO アコルデ代々木上原店でオンライン、品川で打ち合わせ×3、北綾瀬で打ち合わせ、EKITERIA PRONTOでオンライン×3、山梨ワーケーション、Phil、城のホテル、アクアビット サテライトオフィス×2

§ ツイートまとめ
・二月ツイート
https://togetter.com/li/2323275


kintone Café 帯広 Vol.4に参加・登壇しました。


2024年2月10日に開催された「kintone Café 帯広 Vol.4」に参加・登壇しました。
告知サイトはこちらです。

参加に当たって

一週間前、私は釧路でのCLS道東(コミュニティ・リーダーズ・サミット in 道東 2024 極寒編)に参加し、翌日の大人の遠足編にも参加してから、帯広へ移動しました。
CLS道東の参加ブログはこちらです。
大人の遠足編の参加ブログはこちらです。
そこから一週間、私の毎日は十勝平野の中にありました。

一週間もの間、十勝に滞在していたのは、kintone Café 帯広に参加する予定があったからです。
そのため、CLS道東が終わった後、どうやってkintone Café 帯広までの一週間を過ごすかを考える必要がありました。
以下では、十勝での活動にも触れつつ、なぜ私がkintone Caféにリアルで参加しようとするかの理由も語りたいと思います。

幸いなことに、同じ時期に丸正田中様への納品タイミングが重なっていました。丸正田中さんは弊社の十勝のお客様です。
CLS道東からkintone Café 帯広までの間に納品も済ませてしまう。
これもタイミングが全てうまく合ったからです。全てが天の配剤と言うべきタイミングでした。
十勝ではほぼ全日程をSEEDPLUS社を経営されている前嶋さんと過ごしました。

前日と当日、十勝でのご縁が強まりました

特に前日には、十勝での様々なご縁がありました。以下に軽く触れます。

開拓村
前日の2/9の午前には道の駅 ピア21しほろを切り回している堀田さんと懇談しました。CLS道東でお会いした堀田さんからは、道の駅の運営についての貴重なお話が伺えました。わが国でも筆頭に挙げられるじゃがいも産地の士幌で存分に腕を奮われておられる堀田さんの取り組みからは、十勝の底知れぬ可能性を体感しました。十勝でのご縁がまたひとつ増えました。
その後、帯広空港で丸正田中の社長様を迎えに行き、夜には社長様からのご要望をその場で全て実装しました。これで、CLS道東とkintone Café 帯広までの十勝滞在の最大の目的を達しました。
そして2/10。kintone Café 帯広 Vol.4の当日。丸正田中の社長様と前嶋さんとで中札内村の焼肉 開拓村で美味しいお肉をいただきました。このお店は前日にお会いした堀田さんのご実家であり、こうやって十勝でのご縁が次々とつながっていくことに手応えだけを感じました。

LAND内
社長様に帯広まで送っていただいた後、私と前嶋さんは帯広駅前にあるLANDで小田さんと懇談しました。とかち財団の小田さんもCLS道東でご縁をいただいた方です。

さて、なぜここまで十勝での様々なご縁を紹介したか。
それは、今回のkintone Café 帯広に参加した目的にもつながります。
kintone Café 帯広の参加にあたっては、十勝での弊社の認知度や皆さんとのご縁を広げることが主な目的でした。

というのも、今回のkintone Café 帯広で、私は当初、登壇する予定がなかったのです。
普段ならkintoneエバンジェリストとして何らかの登壇を行いますが、今回は、登壇者の晩成温泉の高田さんの登壇を応援できればそれで目的は達せられました。

急な登壇のご依頼

ところが、登壇予定の方が来られなくなったらしく、私に登壇依頼の白羽の矢が立ちました。それが前日の夕方のこと。

丸正田中の社長様に作業の成果とご要望のヒアリングをする前の30分ほどで登壇内容を考え、資料を作り始めました。その日の夜中と翌朝(登壇当日)に資料の作成を続け、さらにLANDにおいて資料の残りを作り上げました。

kintone Café 帯広 Vol.4

相互電業近くの雪道
時間が近づいてきたので、kintone Café 帯広の会場の相互電業さんへ向かいました。
相互電業さんに伺うのはこの一年で四回目です。
前年の3月にkintone Café 帯広 Vol.2でお伺いした際にも雪が残っていました。が、今回はその時よりも雪が積もっています。路面は凍っていて気を付けて歩かないと剣呑です。
それまで滞在していた中札内村や大紀町の雪も大変でしたが、街の中に大量の雪が残る様は、まさに雪国の現実を思わされました。

茶々丸
会議室に入ると、なんと茶々丸が辺りを徘徊しているではありませんか。
茶々丸こそは、愛するペットと暮らしながら仕事がしたいと言う今野さんの願いの象徴であり、働き方改革のツールとしてのkintoneの開発者・利用者の間でも広く知られたワンちゃんです。
全国のあちこちで開かれているkintone Caféの中でも茶々丸と帯広は著名な組み合わせです。

kintone Café 帯広 Vol.4
茶々丸を抱っこした今野さん
その茶々丸を抱きかかえた、今野さんからの開始挨拶でkintone Café 帯広 Vol.4は始まりました。

高田さん
そしてトップバッターとして話していただくのは、晩成温泉の高田さん。
私も前々日に晩成温泉に泊まらせてもらい、そのアイラモルトを思わせる豊かな泉質に疲れが癒されました。私の好きな温泉です。

高田さん
今回、私が丸正田中さんにおいてkintoneの実装を行う上で、高田さんの尽力は大きかったです。
高田さんの登壇のテーマは「楽をしたい」という潔いもの。高田さんの掲げるテーマは、まさにkintoneの存在意義そのものです。
私も詳しく業務の内容をヒアリングした晩成温泉の運用。
手動でExcelに手打ちで入力し、紙ベースでの回される運用。業務が人に属し、業務が変わらない限り楽にならない運用。そこからどうやって楽になるか。そこに焦点を合わせ、一貫した高田さんのお話はとても魅力的でした。

高田さん
私もしばしばkintone Caféで話します。ところが、弊社のお客様をお招きし、kintone Caféで話してもらう機会はそう多くありません。その意味で、今回のkintone Café 帯広 Vol.4で高田さんに話してもらったことはよい思い出になりました。

高田さん、ありがとうございました。

白石さん
次いで、株式会社ズコーシャの白石さんからです。
白石さんは、ご自身でkintoneやgusuku Customineを駆使して業務改善にまい進しておられます。

白石さん
現場の事をもっともよくわかっている方がkintoneを使いこなした方が、現場の業務改善には有効。

白石さんの取り組みは、まさにその証しです。
ボタンもさまざまに組み込み、kintoneとその可能性を試しておられる様は、印象を受けました。
カスタマイズをやりすぎているのではないか、というご自身への客観的な視点を語りながらも、自社のDX推進として現場の運用と矛盾が生じないようにさまざまな実装を試しておられる姿は、まさにkintoneとユーザーの幸せなマリアージュ。

白石さん、ありがとうございました。

和田さん
続いては、モノデジタル社の和田さんから。

和田さん
和田さんはなんと和歌山から駆けつけて下さったとのことです。kintone Caféの会場には娘さんを連れてこられていました。
茶々丸を追っかけまわしていた娘さんの姿がかわいらしかったです。

和田さん
さて、かわいらしい娘さんと対照的に、和田さんの登壇内容はDXとセキュリティという硬質でかつ、kintone Caféとしても知っておくべき内容でした。
和田さんはモノデジタル社の代表取締役と同時に、一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会の和歌山支部でも活動されておられます。
スライドは後者の立場からの啓蒙的な内容で、さまざまなセキュリティの脅威がありますよ、ランサムウェアは恐ろしいですよ、という内容でした。もちろん、kintoneは政府のISMAP(政府情報システムのためのセキュリティ評価制度)にも登録されていますが、その点でもきちんとお話をしてくださいました。

最近ではお客様へのkintoneの導入前にセキュリティが整っているかについても説明を求められることが増えています。そうした規模のお客様にkintoneを進めるにあたって、セキュリティ知識のアップデートは怠るべきでないことを痛感しました。

和田さん、ありがとうございました。

ここで休憩を挟み、SEEDPLUS社の前嶋さんは一足先に東京へとお帰りです。
月曜日の昼すぎから土曜日の夜まで、約六日間、ありがとうございました。

長井
さて、次は私の番。
前日の夕方に依頼を受けて作ったスライドをご披露しました。

長井
今回のkintone Café 帯広のテーマが【kintoneや連携サービスの好きな所を共有し合ってみよう!】だったので、連携サービスをテーマにしました。その時たまたま目に入ったのが、kintoneエバンジェリストの石際さんがカレンダーPlus+Stylesという拡張機能を出したXのPostでした。
そうや!カレンダーPlusで行こう!栄さんもkintone Café 帯広に来られると参加者名簿に載っていたし!

ということで、カレンダーPlusは拡張できる余地があるからよいよ、というスタンスで発表しました。
私のスライドはこちらです。

小野寺さん
トリは、ホーム創建の小野寺さんから。
「働きやすい環境をつくる」というテーマでした。まさに会社を良くするため、という目的のためのツールとしてkintoneを使っておられるよい発表です。

たまたま私が座っていた同じテーブルの島に同じホーム創建の濱村さんがおられ、会社としてkintoneを使って真摯に改善していこうという思いを強く感じました。
濱村さんからは私が発表したカレンダーPlusのカスタマイズについても質問をいただきました。
部下にとって働きやすい環境を作りたいという小野寺さんの思いも発表に加えて濱村さんとお話ししたことでよく伝わりました。

小野寺さん
工務店さんの業務の場合、顧客管理、案件管理、進捗管理、施工管理などが多岐にわたり、管理も大変になる。
私もそうした実装を何回もしてきたからよくわかります。
kintoneに着手して間もないけれど、ウェブ上の情報だけでは理解しきれないkintoneを使った業務改善。だからこそ、こうした場に実際に参加し、情報を収集し、一生懸命カイゼンしていこうという思い。これこそ、kintone Caféを開く意義です。運営側の冥利につきます。

小野寺さん、ありがとうございました。

わがままカード
さて、時間が余ったので、今野さんから秘密道具が登場しました。わがままカードです。
それぞれの持ちカードを基に、山から一枚引いたカードで自分の価値観に合致するものだけを手元に残し、あとは捨て札として開示していきます。

私も持っているのに、そういえば久しく使っていませんでした。これ、今度弊社でもまた使ってみようと思いました。

わがままカード
ちなみに私の価値観はこんな感じです。だいぶ経営者目線よりの選択になりましたが、個人としての思いと経営者の責任のバランスに悩む私にもよいきっかけでした。
ちなみに、私のいた島は上述の濱村さん、そしてラジカルブリッジの栄さん、さらにインセンブルの濱内さん。なんと経営者が3名も。

kintone Café 帯広 Vol.4の懇親会

さて、会場を出て私たちは懇親会へ。この日の懇親会は「居酒屋 とっくり」
居酒屋 とっくり
とてもおいしかったです。十勝といえば食の王国。
kintone Café 帯広の楽しみも懇親会のお酒と食。そして、会話。

居酒屋 とっくり
kintone Caféの場で聞けなかった皆さんからのお悩み相談。こうした酒席では、皆さんの緊張もほぐれ、生のお悩みを聞くことができます。それを私たちも飾らず気取らずにその場で応える。これこそがまさに懇親会の場の良さですね。
今回も皆さんからのさまざまなご相談を受けました。

二次会は「TOKIO」。こちらは前回も立ち寄り、楽しませてもらいました。
TOKIO
kintone Café 帯広の夜と言えばこちらが定番になりそうです。昭和歌謡をこよなく愛する栄さんがご一緒の限り。

続いての三次会は「COCKTAIL BAR PAL」さん。
PAL
ここでは、帯広の地元グルメについてディープな情報をかなりいただきました。
ラーメン屋さん情報や上士幌町が運営しているJALとの航空サブスクリプションプランなど、また来たくなる情報をたくさんもらいました。

kintone Caféにリアル参加する理由

こうした会話からその地の暮らしぶりを知ることができ、それがまた次の訪問にもつながる。商談の際の雑談のネタも増える。
業務改善とは、単に仕事のプロセスを改善するだけでなく、人や会社の社風や周りの環境も含めて理解することが欠かせないと思っています。こうやって地方にやってきてその地の皆さんと会話を楽しむ中で、それが未来へとつながる。

私がリアル訪問にこだわるゆえんでもあります。
kintone Caféは一時はコロナの影響でオンライン開催が増えました。が、私はこうした触れ合いや交流こそが大切だと思っています。
リアルで会って胸襟を開かなければ聞けないkintoneの悩みは、その場で応える。そして各地でkintoneのファンを拡げ、それをさらに次のご縁につなげていく。
このスパイラルを続けられるよう、私もリアルで御呼ばれするたびにお伺いしたいと思います。さらに、そのための切磋琢磨を続けたいと思います。

最後の締めは「らーめん酒場 三楽」さん。そして、私はチェックイン済みのNUPKAさんへ。宿に帰ったのはすでに夜中の二時ごろでしたが、とても楽しい夜を過ごすことができました。
翌日はほとんどの時間を帯広競馬場で過ごし、ばんえい競馬を楽しんで帰京しました。2/2(金)~2/11(日)まで、長い出張でしたが、本当に充実できました。

参加者の皆さん、登壇者の皆さん、そして毎回会場をご提供してくださる相互電業の皆さん、今野さん、ありがとうございました。
kintone Café 帯広 Vol.4のまとめサイトはこちらです。


CLS道東 2024 極寒編 大人の遠足編に参加してきました


奇跡的に5時頃に目覚めました。
なぜなら、前夜、CLS道東の懇親会からどうやって宿に帰ったのか全く覚えていないからです。普通、そこまで飲んでいると目覚められません。
目覚ましをかけたおかげで、8時頃に起きられました。

泊まっていた大喜湯にお願いしてタクシーを呼んでもらい、私はその間に朝風呂に入りました。
正直、二日酔いで頭もぼーっとしています。しかし、朝風呂とコーヒーで少しだけ頭はしゃっきりとし、迎えのタクシーに乗りました。

MOO前のローソンでタクシーを降り、ローソンでおにぎりを食べて歯を磨き、バスの集合時刻の10分前に間に合いました。
よかった。寝過ごしていれば、今日の大人の遠足編に参加できない失態をさらすところでした。

とはいえ、私は大人の遠足編でどこにいくのか、あまり具体的に把握していませんでした。
私が知っていたのは塘路湖と厚岸を訪れることだけでした。でも、道東が好きな私には、それだけで十分魅力的。

皆さんも前夜はかなり盛り上がっていたようです。私など序の口で、もっと遅くまで飲んでいた方も多かったようです。
実際、バスの皆さんの多くがまだ眠気に襲われているようでした。

それでも、ガイド役を務める琴絵さんは立派。20名弱の眠気に襲われた皆さんを率い、釧路周辺を案内してくださっています。
『ホテルローヤル』のモデルとなったホテルとか、私も初めて見ました。新たな情報も取り入れつつ、私は眠るどころではなく、ひたすら大好きな道東の眺めに見入っていました。

やがてバスは釧路町を経て標茶町へ。塘路駅では迎えに来てくださったカヌーのガイドさんのワゴンに乗り換え、塘路湖畔へ。


湖畔には二梃が横に連結された形のカナディアン・カヌーが浮かんでいました。このようなカヌーがあることも初めて知りました。そもそも川下りのカヌーに乗るのが初めて。
湖岸の氷にバランスを崩しそうになりながら、六人でカヌーに乗り込んで出発。


まずは、塘路湖の中心部に向けてカヌーは進みました。
はるか先まで広がる湖面には、ワカサギ釣りのテントが散在しています。
氷に覆われた湖面は、ただ白く、ただ静寂で、私たちの感動する言葉だけが聞こえます。


湖面には白鳥が優雅に浮かんでおり、周りの風景に完璧に溶け込んでいます。
風景に見とれる私たちの前で、私たちの動きを察知したのでしょうか、白鳥は飛び去っていきました。
その姿はエレガントの一言。騒々しい都会からきた私たちに自然の品格とは何かを示してくれました。
私のiPadではうまく写真が撮れなかったので、同行した佐竹さんの写真をお借りします。写真だけでも美しさが思い浮かびます。


カヌーはそこから逆を向き、塘路湖から流れ出ているアレキナイ川へ。その穏やかな流れにそって、釧路川との合流点まで下っていきました。

あたりは凛とした寒気に覆われています。ところが身も心も凍えるどころか、その神聖さに洗われて温かい気持ちになりました。
音もなく流れる川。辺りには何の物音もしません。私たちの会話とオールを漕ぐ音。カヌーが水をかき分ける音。それだけが辺りを支配しています。


川の水の方が外気より温かいため、水蒸気が川から立ち上り、それが倒れた木々の枝にびっしりと霧氷となって幻想的な光景に彩りを与えています。
辺りを占めるのは白で覆われた世界。そうでありながら、目に見える全てがいきいきと色彩で彩られているように錯覚します。

樹々に止まる鳥があたりを自由に飛び回っています。川岸にはタラの芽を食べる親子鹿の姿も見られました。
人手が振れていない自然はこれほどまでに尊いのか。自然に対する畏敬の念が自然と沸いてきます。

こういうコンテンツは、都会で味わえません。
動画でもブログでも再現は不可能です。
今書いているこの文章でも私の味わった感動の百分の一も表せていません。
だからこそ、人は旅に出るのでしょう。体感するため、経験するため。

地方を活性化させるためには、こういうコンテンツを武器にすることです。
ただ、人をたくさん呼んでしまうと、自然の良さが失われてしまいます。

快適さと安定・安心を求めるのが人の本性であるとするならば、相反する刺激を求めるのもまた人。
都市と地方、集中と過疎。
それらの相反するキーワードをまとめつつ、地方をどうやって創生するか。

東京から塘路まで来るのは大変でも、釧路から塘路はそれほど離れていません。
釧路経済圏の経済を活性化し、そこに人を集め、道東にしかないコンテンツが好きな方に集まってもらえるだけのメリットを感じてもらう。

現実的に大都市から標茶町に移住する方を募っても、一部の方しか来ないはず。でも、釧路に来てさえくれば、移住者も道東も共存できるのではないか。

川に揺られながら朧げに考えていたことをまとめてみました。


神々しいとしか言いようのない川を下る体験は、自然に生かされている自分、という気づきももたらしてくれました。
自分の本性を押し殺し、これからも都会に住み続けることが果たして自分にとってふさわしいのだろうか、とか。
そもそも、このような寒さの道東に住み続けることが現実的なのか。冬の道東へのあこがれは、甘ったれた都会人の妄想に過ぎないのか。


川はゆったりと流れ、釧路川との合流点に。
今までの緩やかな流れとは打って変わり、釧路川の本流の流れは早く、そして力強い。
川面にはシャーベット状になった氷が連なり、しゃりしゃりと音を立てながら川岸を削っています。

穏やかなアレキナイ川の流れから、自然の荒さが少し垣間見える釧路川の流れへ。
自然の現実を少しかいま見たところで、私たちは再びアレキナイ川の流れを遡っていきました。


いくら川の流れが緩やかでも、川を遡るには協力が必要です。みんなでオールを漕ぎました。
そのため、行きのように自然を見ながらのんびり感動に浸る時間は減りましたが、これもまた自然の現実。

そうやってオールを漕ぎながらも、カワセミやオオワシやヤマセミやカラス、スズメやゴジュウカラ、マガモなどさまぞまな野鳥が私たちの目を楽しませてくれます。鹿の姿も見かけました。そうやって漕いでいるうち、塘路湖を出てすぐにある釧網本線の鉄橋をくぐり、インバウンドの観光客も含め多数のカヌーと挨拶しながら、元の湖岸に戻りました。

とにかく感動の時間でした。本当にありがとうございます。
コーヒーも振る舞ってもらい、塘路駅まで送ってもらいました。


さて、塘路駅で少し待てば、SL冬の湿原号がやってきます。約一時間ほどSLの到着を待ちました。
塘路駅への訪問は、私にとって約4半世紀ぶり。
かつて一人旅で北海道を回った際、釧路駅前で寝袋で野宿し、翌朝のノロッコ号に乗った時の終着駅が塘路駅でした。それ以来です。
駅巡りが趣味の一つの私にとっては、ぜひとも再訪したい駅でした。今回、このような貴重な時間があったことに感謝です。


しばらく待っていると人が集まり始めました。カヌーに乗っていても釧網本線の鉄橋に三脚を構える人々の姿がありましたが、SLを目当てにする撮り鉄はたくさんいるようですね。
やがて、彼方から汽笛が聞こえ、煙が見えてきました。やがて、SLの勇壮な姿がやってきました。


塘路駅は雪景色の中にあります。辺りは白。そこに入線してきた黒いSLの存在感は抜群です。雪景色の中、黒いSLが白い煙と黒い煙を盛んに吐き出し、辺りは黒と白の二色に染まりました。まさにコントラストの妙です。


動くSLを見るのは本当に久しぶりです。
かつては日本各地を、北海道各地を走り回っていたSLも、今や観光客向けの貴重なコンテンツとして余生を生きています。各地の公園に安置されているSLを見る機会は多いですが、動いているSLはまだまだ観光資源になりうるはず。
環境にとってどの程度SLが許容されるのかは分かりませんが、季節運行ではなく、通年運行にしてもよい気がします。

標茶まで去っていくSLの後ろ姿をみていると、可能性しか感じませんでした。
今や、都会でSLが走れる余地はまったくないはず。
SLこそ、広大な釧路湿原だからこそ許され、人を集められる存在になるのではないでしょうか。

丁度SLが去っていくタイミングに合わせて、近くのTHE GEEKでサウナで整っていた皆さんも戻ってこられました。
それぞれがそれぞれの好きなコンテンツを選び、楽しめる。素晴らしいですね!アテンドしてくださったジョイゾーの皆さんのプランが素敵です。

さて、バスは続いて厚岸へ。
これまた、私にとって楽しみな場所です。


かつて友人と二人で北海道を一周した際、厚岸に立ち寄った記憶はあります。ですが、その時はただ通り過ぎるだけでした。
その数年後にウイスキーとその周辺の文化を愛するようになり、Whisky Tourismを趣味の一つにしました。それから約二十年後、厚岸にウイスキー蒸留所ができたことも知ってました。
私が釧路に来始めた一昨年の夏から、厚岸にはいずれ行きたいと思っていました。

昨年夏のCLS道東の会場でも厚岸のモルトと牡蠣の取り合わせを楽しみました。昨年の10月には釧路のWhisky Bar 高森で多様な厚岸のシングルモルトやブレンデッドウイスキーを楽しみました。
私の中の厚岸へのあこがれが高まるばかりです。

そこにきて、今回の大人の遠足編です。厚岸にいって牡蠣が食べられる。ついに。

今回はカキキンさんの運営するオイスターバー 牡蠣場を貸し切りです。しかも普段は昼にやっていないのにお願いして開けてもらう贅沢。


牡蠣を使ったありとあらゆる品々が舌と胃袋を満たしてくれます。
カウンターには贅沢にもウイスキーを振りかけるための瓶が。好きなだけ牡蠣にふりかけられます。牡蠣だけではなく料理にも。中に入っているのはLightly-Peatedのサロルンカムイ。なんという贅沢な時間!


暖炉がふんだんに焚かれ、暑いとすら思える室内。そこから窓の外に広がる景色は氷が浮かぶ厚岸湖。快晴の空と対照的な白がまぶしく窓の外で光っています。
景色と振舞われる料理のすべてがここでしか味わえないもの。おそらく、どれだけ冷蔵技術が進んだとしても、目の前の景色までは持ってこられません。
素材が新鮮なことも当然ですし、景色を含めた場の空気までは都会では再現できません。二十名弱の旅仲間と共有できる時間は尊い。
まさに厚岸でなければ体験できない時間と空間と味覚です。





CLS道東のレビューの記事でも書きましたが、雪川醸造の山平さんが中嶋さんと商談を進める姿もとても印象に残りました。
必ず再訪したいと思いました。訪れた私たちにとって、また再訪するためのプレゼントも琴絵さんからいただけたことですし。
カキキンの中嶋さんやスタッフの皆さん、ありがとうございました。琴絵さんにも感謝!




帰りのバスの中で、道東の景色を眺めながら、前日のCLS道東のブログを少しずつ書き始めました。


と、私の通路を挟んだ反対側の小島さんの席に琴絵さんがやってきました。
なんと、琴絵さんがやっているVoicyの収録を小島さんを迎えて行うというのです。
Voicyの収録が目の前で行われる!これをチャンスといわずしてどうするのか。

私もブログを書くために開いたパソコンを閉じ、二人の対談に聞き入っていました。
Voicyはあとからある程度の編集ができるとは知っていましたが、それは各チャプターの並びだけ。
#56 パラレルマーケター 小島英揮さんを迎えて、CLS道東を語ります
ここで語られる内容は、私が目の前で聞いた内容と同じです。

つまり、完全に即興でこれだけの対談が成り立ったわけです。
まさに、私にとって生きた見本を目の前で見せてもらえました。

登壇とはライブです。前もって資料を作っていれば、ある程度は話せます。
ですが、資料もなしにその場で即興で話す、しかも対談とあれば、前もって深く考えていなければとてもできるものではありません。
しかも、どもったり、えーとかあーとかの間投詞もなく、それでいながら即興で話し合える二人に感心しながら聞いていました。
CLSの事やコミュニティやマーケティングについて普段から考えておられる証拠ですね。学びになりました。


空港でかなりの方が釧路を離れられました。そこから釧路市観光国際交流センターまでの道中も、琴絵さんと小島さんの対談は続きます。
CLSやコミュニティだけではなく、部下への接し方、組織についてなど、Voicyに収まっていないためになる話が聞けました。

自由と安定。その中で小島さんがおっしゃったキーワードです。
私もその両立を目指しています。個人としても、弊社のメンバーが実現できるようにも。

その意味でもとても興味深い一日でした。小島さんと琴絵さんには感謝です。
バスを降りた後、高知からはせ参じてくださった片岡幸人さんと釧路駅前まで歩きながら語りました。
CLS高知を運営されて、こうしてCLS道東まできてくださる事には頭がさがります。
それとともに、私も移動しつつ、自分の仕事もこなせるだけの力を持ちたいと願いました。

今回の大人の遠足編は、私の個人的な喜びを満たしてくれる機会でした。そして、さらに学びの場でもありました。
地域コンテンツの充実が都会にとって何を意味するのかについて。そして山平さんが見せてくれたようなその場で機を逃さずに商談する行動力について。最後にVoicyを使ったその場で語れるだけの自己研鑽の重要性です。
それらを満たすことによって、私が地域に対して何らかの提案ができるようになることを願っています。

まだ私にはできることがある。努力すれば、伸びしろだってある。
またこうやって道東を旅し、仕事もし、人と交流がしたい。
今回、道東を訪れ、皆さんと一緒に旅ができたことは、間違いなく私にとって更なる良い効果を与えてくれるはずです。

皆さんへの感謝の心と決意を抱きながら、帯広への特急おおぞらに乗りました。帯広では仕事をするために。
今回の皆さんには感謝です。CLS道東、懇親会、大人の遠足編で会った皆さんに。


CLS道東 2024 極寒編に参加してきました



2024年2月3日に開催された「CLS道東 2024 極寒編」に参加してきました。
告知ページはこちらです。

CLSはコミュニティ・リーダーズ・サミットの略です。
つまり、全国の様々な地域・職種のコミュニティを率いる方々が集ってコミュニティのあり方や取り組みを紹介し、共有する場です。皆さんがそこで学び、コミュニティ活動に実践することが趣旨です。

私はCLS道東の初開催から全てに参加しています。

なぜ毎回参加するかというと、コミュニティ運営についての学びが得られるからです。

私は、kintone Caféというコミュニティ運営に複数の支部で関わっています。最近では、新たな支部の立ち上げや休眠していた支部の再活性化にも携わっています。

また、弊社も山梨県に関わりを深めています。
山梨県への関わり方をどうすればよいかについては、まったくの未経験からのスタートでした。

弊社の場合、役員である妻がGoodWay社とのご縁を深めました。そのご縁から、学生団体トップファンや山梨県活性化プロジェクトなどに人脈を拡げつつあります。
私もまた、kintone関連のイベントを通じて山梨での知己を増やしています。

山梨県ではこのように既存のコミュニティに参加してから、新たなコミュニティの立ち上げに関わりました。さらに、自社でも新たなコミュニティの創生も模索しています。

私と妻は共に、人口減少に悩む山梨県の役に立ちたいと志しています。そして、これからの働き方や暮らし方を考える上で山梨が適しているのではないかと考えています。
そこで、山梨に弊社の拠点を構えることを考えています。山梨に拠点を構え、リモートワークにより首都圏や他地域の案件は引き続き対応します。それと同時に、山梨での案件を増やすことで仕事を通じて地域に貢献したいという思いが増しています。
そうした活動を通して山梨のために還元できるやり方として、単なるクラウドを用いたシステム構築だけでなく、雇用創出やコミュニティ作りを組み合わせることが有効だと確信しています。

ゼロから人脈を広げるには、具体的にどのような行動を取るべきか。山梨で上記のような活動をするには何を考え、どう動くべきか。
CLSからは多くの事を学びました。
今までは、コミュニティのイベントに参加するだけだった私が、コミュニティの立ち上げや創出にも関われるようになったのも、CLS道東やCLS高知で得た知見があったからです。
今回のCLS道東でもそれぞれの地で活動されるコミュニティの運営事例を伺うことができました。


さて、CLS道東が始まりました。
風邪をひいているにもかかわらず司会役を全うしたみうみうさんによる開会のあいさつの後は、早速本編へ。その前に四宮琴絵さんからは946BANYAの入場者数が一万人を超えたというとてもうれしいニュースと記念すべき一万人目のお二人に花束贈呈が。おめでとうございます!


今回は参加者の名札が三種類用意されていました。どれも、秋田さんによる手書きでとてもすばらしかったのです。私はSLを選びました。


「トークセッション1【道東の魅力を掘り起こすー地域と人を巻き込む方法】」
モデレーターの塩崎さんの進行のもと、スピーカーの堀田さんと達川さんが士幌町と標茶町で取り組まれてる事業を話されていました。


堀田さんは株式会社atLOCALの代表として道の駅ピア21しほろの運営を行われています。
道の駅を民間に委託するにあたり、士幌町内で立候補する事業者がいなかったそうです。このままでは町外の事業者によって道の駅から士幌らしさが失われてします。それに危機感を感じ、会社を立ち上げられたとか。

堀田さんが中札内村のご出身で中札内村のJAにおられたという経歴も興味をひきました。
なぜならCLS道東の数日後に中札内村で三泊する予定があったからです。
また、士幌町の隣の音更町にお客様の現場視察の予定もありました。ということは、その際にピア21しほろに立ち寄れそうです。
また、弊社はJAさんにDX支援をしています。その中では直売所のDX推進もやるべきミッションの一つです。堀田さんの取り組みから学べる事は多いのではないかとひらめきました。

日本一町民に必要とされる道の駅という運営方針にも興味があります。道の駅の運営を町の人にも来てもらうためには、運営側としては表に出ない方がよい。
実際、道の駅ピア21しほろのウェブサイト(https://pia21shihoro.jp/)にはatLOCAL社はほぼ出てきません。商品にもロゴはだしていないそうです。

数日後、実際に「道の駅 ピア21しほろ」に伺いました。そこで、堀田さんと懇談し、あらためてその運営方針やお考えについてうかがいました。
実際、「道の駅 ピア21しほろ」には地元の方と思しき方々の姿が多く見られました。また、スタッフと活発に意見を交わすミーティング中の堀田さんの姿もみることができました。
ミーティングで話される内容や指示内容が具体的であることも印象に残りました。この熱意こそが道の駅 ピア21しほろが町民に受け入れられた理由であることに納得しました。

余談ですが、「道の駅 ピア21しほろ」を訪れた翌日に、堀田さんのご実家である中札内村の「焼肉 開拓村」にも訪問できました。中札内村ではよく知られたお店だそうで、そのご縁には驚きました。ボリューム満点で肉もめちゃ美味しかったです。まさにCLSが生み出すご縁です。


また、達川さんは標茶町でTHE GEEKというサウナ&クラフトホステルを営んでおられます。ウェブサイトはこちらです。
達川さんは兵庫の宝塚のご出身で横浜の戸塚で仕事をする中、訪れた塘路に一目ぼれしたそうです。そこから知己もいない中、単身で挑戦を始めたそうです。
誰も知り合いがいない中、イベントを企画し、一人で黙々と準備をしていたら、みかねた地元の方が助けてくれたり、免許停止を食らった状態で移動に難儀していたら地元の方が助けてくれたり。

山梨で挑戦しようという今の弊社にとって共感できるストーリーがありました。

私も達川さんの経歴には親近感を持ちました。宝塚の隣の西宮で育ち、戸塚からそう離れていない町田に住んでいるからです。
ところが今の私は24年強の間、町田から離れられずにいます。達川さんはそこからもう一段高いレベルへ挑戦し、見事に成果を出しつつあります。その心意気は、学ばねばならないでしょう。

よく都会から田舎への移住にあたってよく聞くネガティブ情報として、地元の方に受け入れられないとか排除されるとかの声はよく聞きます。
お二人を見ていると、やり切ることで地域に受け入れられた人の達成感がありました。懸念よりも実際に地域に飛び込んでいくことで地元の方々の共感を得る。とても大切なことだと思います。
とても励みになったお二人のセッションでした。


ここで休憩。私はせっかくなのでお隣の大道東まつりで中札内いなか鶏に反応して、カレーを頂きました。めちゃ美味しかった。



さらにここで日本酒コーナーに吸い寄せられ、佐藤さんの元に伺うと、まさかのサウザーさんことジョイゾーの中嶋さんが!ジョイゾーさんへのご入社おめでとうございます!


「トークセッション2【京丹後で繋がるローカルとソーシャル】」
モデレーターの高山さんの進行のもと、スピーカーの長瀬さんと岸さんと渡邉さんが京丹後市で取り組んでいる事業について話されていました。

京丹後市といえば豊岡のお隣です。つい七日前、私が滞在していた城崎の近くです。
また、京丹後市は10年ほど前、両親とうちの家族で旅行にいき、夕日ケ浦などを訪れた思い出の場所でもあります。

Tangonianの皆さんからは興味深いキーワードがたくさん伺えました。
「コミュニティツーリズム」
「地域を「観光地」から「関係地」へ」
「繋がるローカルとソーシャル」
どれもが新鮮なキーワードです。

そうしたキーワードから通して教わったのは、コミュニティツーリズムが事業として成り立つことです。
観光客も地元の人も生身の人です。データではありません。
地元で働く人々は観光目的で生計を立てていません。そうした人に対し、浅薄な観光客を紹介すると信頼を損ねてしまいます。つまり信頼貯金がなくなってしまうのです。そうならないために本当に信頼できる人を絞って紹介する。つまり、お互いにとって無理のない形で共感を作る。

Tangonianの皆さんの取り組みからは、インバウンド需要をうまくとらえ、それを基にした地域おこしや地域創生が事業として成り立つ可能性を学びました。

私が役に立てるのはクラウドを活用した情報システムの構築です。
旅が好きで地域のために役立ちたいと思っている私ですが、どうすれば地域創生についてお客様に対価としていただけるサービスを提供する方法がよくわかっていません。


コミュニティツーリズムの考え方は、私にとって新たな気づきを与えてくれたように思います。
Tangonianの皆さんありがとうございました。

続いてはサポーターセッション。


「サポーターセッション1 生活協同組合コープさっぽろ」
長谷川さんといえば、武闘派CIOとして著名な方です。このセッションでは長谷川さんが広報担当として売り出したい方(お名前を失念してしまいました・・・・)と掛け合う様子がとても面白く、私も妻と同じようなスタイルで登壇できへんかなぁとつい考えてしまいました。
こういうのも新たなコミュニティの形です。
登壇慣れしていなくても、コミュニティ活動に不慣れでも、こういう場数を踏むことで人は成長していく。その過程が見られたような気がします。


「サポーターセッション2 KEEN株式会社」
KEENさんの事業の中でKEEN Managerは面白いと思いました。
発信者とは育てることも必要でしょう。ですが、発信が好きかどうかは育てる前からわかるはず。つまり、将来のコミュニティにとって欠かせない発信者を発掘することは、コミュニティの継続にとってやるべきことです。それをやってくれるのがKEEN Manager。そういうニーズはお客様の中にありそうなので、頭に入れておき、今後に提案できる機会があればよいと思いました。


「サポーターセッション3 雪川醸造合同会社」
ワイン、飲んでますか?というタイトルでしたが、今回のCLS道東の懇親会ではワイン飲めずに終わりました。
上に書いた通り、日本酒と山椒のマリアージュを教えてくださった佐藤さん、サウザーさんの二人がタッグを組んだ日本酒ブースに吸い寄せられてしまったためです。

ワインの複雑なウンチクやしきたりから脱して、もっとも楽しくワインを飲むように訴える山平さんの話は印象に残りました。
「果実味、酸、余韻」というキーワードは覚えました。今後はこのキーワードを軸にワインを語ろうと思います。
私はワインを極めることはあきらめていました。ですが、ワインもこの三つのキーワードで語ればより面白い世界になるはずです。

山平さんとは翌日の大人の遠足でもご一緒させていただきました。
カキキンさんのオイスターバー牡蠣場にて、牡蠣の殻がワインづくりに使えると、商談を申し込んでいた山平さんの姿がとても印象に残りました。
機を見て素早くご縁を結ぶ。商いとはこうあるべきです。遠足の最中であってもアンテナを立てて次への動きができる。よい見本を見せてもらいました。


続いては、9名の方によるLTタイム。
実は十日ほど前にLT枠に欠員が出たので、LTやりましょうか?と申し出ました。ところが、私がもたついているうちに別の方がLT枠に申し込みました。私のLT登壇の機会は失われました。

今回の皆さんのLTを聞いていて、早いうちに、CLS登壇の実績解除は果たさねばと思いました。
CLSは学びの場として有効です。ただ、参加するにつれ、学べることはどうしても減っていくはずです。それでも、登壇さえすれば、きっと次の展開が開けるはず。
CLS道東に何度も来ていると、顔見知りの方が増えてきます。ただ、顔を知っていることと、実際の活動内容を知る事には大きな隔たりがあります。
皆さんのLTを聞いていて、この方が何の活動をしているかについての情報がアップデートされる感覚を味わいました。
それは私も同じ。よく顔を見るkintoneのエバポロシャツ来ている奴はなに?と思われていることでしょう。それを、皆さんの前で登壇することで情報をアップデートしてもらう。次回は登壇を目指します。


さて、LTタイムの後は、
「ワークショップ 【各地のCLS運営を招いてのワークショップ】」
として、CLS高知の小林さん、CLS道東の四宮さん、そして今度CLS三島らへんを立ち上げる川村さんによるもの。

この組み合わせはとても興味深いものでした。
なぜなら、冒頭に書いた通り、弊社にとって山梨でのコミュニティづくりは避けては通れないからです。その際に参考となるのが、コミュニティのあり方の一つの到達形であるCLSだと思います。


前回、CLS道東に参加した後、CLS三島が立ち上がるとの話を聞きました。それを聞く前は、CLS山梨もありかな、と思っていました。が、CLS三島らへん(らへんというキーワードは微妙)と重なる可能性もあるため、山梨でのCLS開催は控えておいたほうがよさそうです。
ただ、それでもCLSのプラットフォームから学べることは多くあると思っています。山梨のほかに山北や真鶴でも地域創生のご相談を頂いている今となってはなおさらです。

CLS高知やCLS道東は地域が持つ強いコンテンツ(風土や景色や食)がを生かせます。CLS三島らへんもまた、箱根や富士、伊豆といった国内有数の観光地を近隣に擁しています。
かつて函南や三島にはよく訪れていました。妻が持っていた山の家があったからです。だから、三島の持つコンテンツの豊かさは理解しているつもりです。
CLS三島がどのように育っていくのかについても、とても興味があります。


CLSとは私にとっては学びの場でした。ということは、まだ参加したことのない方にとっても十分な学びの場となるはず。
CLS三島らへんは首都圏からも行きやすいですし、日程も発表されたので参加したいと考えています。


丁度のその時間に美しい釧路の夕陽が落ちました。コンテンツの強さを象徴する場面です。


さらにCLSの創始者である小島さんの誕生日が今日であり、まさかの誕生日プレゼントが!!
厚岸のボトルもうらやましいし、秋田さんが描かれた小島さんの似顔絵がとても素敵でした!おめでとうございました!


そしてその後は武市さんの集合写真家としての強力なリーダーシップのもと、全員で集合写真を撮りました。

今回は若干前回よりも人数が減ったように思います。
毎回お見えになっていた釧路市長やえぞ財団の皆さん、惣田さんもお見掛けしませんでした。
(鈴木議員も来ていないと書きましたが、お見えになっていたそうです。琴絵さんからFacebookでご指摘いただきました。ありがとうございます。また、失礼しました)

ただ、こういうのは当然ながら任意参加であり、皆勤だからえらいということはありません。
今後、私もやむを得ない事情によって来られなくなることもあるはずです。


夜の懇親会ではゆっくり話せなかった方々と多くのお話ができました。とても楽しい時間でした。また、その後の二次会、三次会もかなり楽しみました。どうやって宿である大喜湯 春採店に帰ったのか、全く覚えていないぐらいに。
ただ、酔った中でも皆さんと交流を深める中で私なりにCLS道東に来る理由、学ぶべき内容や学んだ内容も整理できたように思います。

実際に私がコミュニティを作り始める前と後では、CLSから受ける情報の質も大きく変わったように思います。
作り始めた今だからこそ、実践されている方々から受け取る情報が明らかに変わったように思います。
そして、山梨やその他の知己で弊社が展開するコミュニティづくりに、今回のCLS道東で学んだことは活かせるはずです。

次の海霧編にもまた来て、学びたいと考えています。
また、その時には私からも何かの取り組みで得た情報を共有したいと思っています。

まずはご参加の皆さん、スタッフや登壇者の皆さん、HOKKAIDO DESIGN CODEやジョイゾー社の皆さん、その他、ご縁のあった皆様、本当にありがとうございました。

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