
令和七年一月。
新たな年を迎えました。
正月から今年の抱負を定める中、メンバーに対してもう少し厳しく行くと決めた以外は、弊社として年末に考えた方からそう大きく変えていません。
今年の初めは開設予定の新事務所の準備等でバタバタする事は見えていたからです。
おかげさまで弊社の業績は伸びています。
一方、今のわが国の状況は悲観的な論調が多いです。私も今のままだとまずいと思っています。
弊社の外部環境は変わらず不安定であり、特に先生以外の進展が弊社の今後にかなりの影響を及ぼすと予測しています。
今の時点ではまだニーズはあり、弊社もそれに向けて全力で取り組もうと思っています。研修の依頼や、共遊開発等の依頼をいただいており、課せられた期待を感じています。
達成度5割。達成感6割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。
弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。
●弊社の業績
§ 総括
一月度の売上は目標を上回りました。
今月も複数案件の実装が佳境を迎えたり、無事に検収を終えられたりしました。
ただ、新年早々、バックオフィスの体制がこのままだとまずいということで、バックオフィスを担うメンバーに対しては、かなりのきつい注文を投げました。
昨秋から代表の負担がかなり上がっており、そのまま今の体制で行くとまずいことになります。少なくとも代表が担っていた総務人事経理系の作業はすべて任せないと、どこかで潰れてしまいます。
バックオフィスメンバーが自分自身で判断し、処理できるようにならないとまずい。
単価を上げたにもかかわらず、新たな引き合いを頂けており、それらのリソースをどう確保するか。生産性を今よりもさらに上げるか、雇用に踏み切るか。
まずは1月中旬に開設した新事務所の効果を存分に発揮しなければならないところです。が、こちらも準備の遅れがあり、思うように進んでいません。
もちろんいくつかの進展や成果はありましたが、代表が思う速度には達していません。
経営者として、AIの活用、メンバーの雇用、事務所の開設、新規サービスの立ち上げ、開発体制の充実など、やるべきことが多く課題は山積みです。
急激に案件が増えたが故に、体制が未熟なまま拡大してしまった会社によくある話だとは思います。
ただ、今がチャンスであることは確かです。ラッシュや通勤が嫌だから独立し、人生一度きりだし、会社経営ぐらいしとこうか。一人だと経営者のうちに入らないから、雇ってみようか。
そんなふうに行き当たりばったりに進めた経営が、まだ生きながらえているし、法人化して10年も長らえた。だからこそ、次の一歩は踏み出すべきでしょう。そして、来春からの新体制に向け、手を打ち始めています。
かつてと同じ轍を踏まぬよう焦らず着実に。
まずは、開発案件と共遊案件の使い分けです。
この二つを使い分けようと思います。
今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・山梨の任意団体トップファンが運営するチャレンジハイスクールに弊社が協賛し、そのキックオフミーティングに代表と役員が参加しました(1/13)。
・新事務所のカギを受け取りました(1/14)。
・事例記事「事例:合同会社TOMONEEL様」をアップしました「事例:合同会社TOMONEEL様」(1/14)。
・事例記事「事例:株式会社エクステンド様」をアップしました「事例:合同会社TOMONEEL様」(1/16)。
・新事務所を開所し、業務も始めました(1/17)。
・弊社総務人事経理担当がkintone Café Tokyoの運営メンバーとして参加しました(1/18)。
・代表が戸田市新年名刺交換会に出席し、交流を深めました(1/23)。
・シードプラス社と共催するセミナーについての告知をアップしました(1/27)。
実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。
§ 業務パートナー
そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。
パートナーと統一したやり方で開発を行い、より高い価値を思い出せるように弊社からも指導が欠かせないと思っています。
§ 開発案件
今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
弊社は、共遊開発の割合を増やしています。それは、ノーコードツールとしてのkintoneならではの手法です。
カスタマイズ開発は引き続きこなせるだけの技術力は持っておくべき。
ただ、それ以上にkintone案件の数が増えている今、すべきは、お客様の求める品質と速度で実装を進めることです。
しかも、その方が弊社も手離れがよくなります。
弊社は手を動かさず、お客様に開発を行ってもらう開発手法を共遊開発と名付けました。今、新規案件についても積極的に共遊開発の提案を進めています。
今月も複数の案件が動いています。成果を挙げて完了したお客様もいます。新たな引き合いも複数いただいています。手ごたえを感じています。
昨年、以下のとおりに弊社の今後の業務の進め方を決めました。
・代表がお客様に入って共に実装に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。
私が担当する共遊案件に関しては私だけで完結できる事例が増えています。それをもう少し押し進めたいと思います。
弊社が受ける開発案件の割合を減らし、かつ定期的な開発案件は常に持っている状態にすれば、弊社メンバーにも負担を強いることなく、技術力を維持しながら、増える一方の案件をさばけるはず。
一昨年まで安すぎた単価設定も大幅に上げたことで、経営的にも少しずつ光が見えてきました。
共遊開発の単価は今はこれ以上の値上げは考えませんが、開発単価はもう少し上げました。
弊社メンバーからは、案件の種類が多すぎる、もう少し絞って案件に集中したいとの思いも感じられます。
ただ経営者の立場からは、案件を絞ることはリスクです。契約解除による売り上げ停止のリスクもさることながら、特定のお客様のみに頼ることで進歩が止まることの方が切実なリスクです。技術者としての進歩が止まると世の中の進歩についていけず、それ以外の案件を取れる可能性からも遠ざかります。一つの会社のやり方や社風に染まることの危険性。あんけんを絞ることは、メンバーの成長という意味でも悪手だと考えます。
弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。
§ 財務基盤の堅牢化
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。
今年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、それによって少しずつ持ち直しの兆しはあります。
また、今年度に入ってから何度かに分けて単価をアップしました。それによって、収支は少しずつ改善してきたように思います。
今月はまとまった入金があったため、財務的には一旦一息つけました。
後少し、油断せずに耐え忍びます。
そして、メンバーに出す給与も早く上げられるよう、努力します。
弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。
§ 社内体制 三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
2024年の正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」
経営理念
「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」
経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します
2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。たた、顧客のためにと思って設定した単価が安すぎただけで。
弊社の活動内容に、地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込みますが、それが元でメンバーに過度な負担をかけないように配慮しなければ。
一昨年の4月より弊社に正式に加わってもらった代表の長女に人事・総務・経理の作業を任せました。
さらに、昨年から、今まで名前のみの役員だった代表の妻にもチーム作りの担当として加わりはじめてもらっています。また、妻は昨年6月末に弊社が主催したちいクラ(地域クラウド交流会)も準備をやり切り、当日も成功させてくれました。
山梨でもそれ以来、いろいろな話が動いています。すでに役員の妻は9月に借家を甲府に確保し、別会社(ハレ・プロモーション)設立に向けて今月に登記を終わらせるそうです。私も昨年末になってようやく甲府の借家を見てきました。甲府駅から歩いて数分で、広さもある程度確保できていて、とてもよいと感じました。
弊社の事務所は今年早々に町田に設けたため、甲府の事務所は登記しません。が、今年は甲府や山梨でも活動範囲を広げる予定です。その時に甲府のこの拠点はたまに使わせてもらう予定です。ハレ・プロモーションの事務所でもあるため。
この春までにいろいろと変えようと考えています。
今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。
§ 人脈の構築
今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約10回です。リアル共遊開発は一社様に対して2回、10時間。オンライン商談はざっと数えたところ約29回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約25枚です。
昨年末に代表がインフルエンザに罹り、今月も咳が残っていたため、新年会のいくつかを断念しました。
今月は、オフラインの交流は以下のイベントの中で深められました。
・チャレンジハイスクール
弊社代表と役員とで参加しました。
・kintone Café Tokyo
弊社代表ではなく、弊社メンバーが運営メンバーとして参加しています。
・戸田市新年名刺交換会
弊社代表が参加し、貴重なご縁を頂きました。
先々月のCybozu Daysの出展の結果、弊社も新たなステージに進んだように思います。
その結果が「ノーコード推進協会」の正会員登録とサイボウズ社のチーム応援サポーターの登録です。今年も実は色々と話が進んでいます。ここにはまだ出せない話も着々と。
もう少し固まれば、それらについてもお話ができると思います。
昨年、個人と会社のけじめをつけたことで、結果的に弊社に新たな視点が備わりました。
個人として気兼ねなく活動できるようになったことも大きいです。
そして、コミュニティの一部はメンバーが出てくれるようになってきています。
これからもkintoneエコシステムの一員として、弊社も力を尽くし、盛り上げていきたいと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。
§ 対外活動
今月はこちらのイベントに参加しました。チャレンジハイスクール(1/13)。kintone Café Tokyo(1/18)。戸田市新年名刺交換会(1/23)。
こちらは弊社メンバーも参加したイベントも含めています。また、会社として参加したものに限定し、代表個人の活動は割愛しています。
上にも書いた通り、この夏前あたりから、弊社の役員や総務人事経理担当が、代表が言わなくても積極的にこうしたイベントに参加するようになってくれています。とても心強いです。
もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。
§ 執筆活動
以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは3本(
「2025年の抱負」
「事例:合同会社TOMONEEL様」
「事例:株式会社エクステンド様」
) 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。
なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。
12月26日 12月26日 コーディング規約はなぜ必要か
12月27日 12月27日 年末休みに入るにあたり。
1月6日 1月6日 仕事始めにあたって
1月7日 1月7日 年始のメールについて
1月8日 1月8日 まずは今のツールの機能を使いこなす
1月9日 1月9日 AIは少しずつ業務を担いつつある
1月10日 1月10日 AIがあるからと知識習得を怠るなかれ
1月14日 1月14日 防災と事業継続計画は常に考えておきたい。
1月15日 1月15日 有事の際の情報リテラシー
1月16日 1月16日 チャレンジハイスクールに協賛
1月17日 1月17日 地震から30年
1月20日 1月20日 弊社の新事務所に期待すること
1月21日 1月21日 環境保護への意識は持ち続けたい
1月22日 1月22日 情報科目が共通テストに加わる時代
1月23日 1月23日 完璧だと思った途端、人は成長を止める。
1月24日 1月24日 自社でセミナーを開くにあたって
1月27日 1月27日 コーディングが楽しい時期は尊い
1月28日 1月28日 孤独を防ぐために積極的にお誘いしましょう
1月29日 1月29日 プレーイングマネージャーから経営者へ。
§ 年表
§ Xポストまとめ
・一月ポスト
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