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2021年12月のまとめ(法人)


令和三年十二月。
コロナウィルスの影よりも、頻発する地震や富士山噴火の兆候に怯えながらの師走です。
事業継続計画を考えながら、日々の業務を回しています。

働き方は改革し続けなければなりません。
コロナやいずれ来るはずの地震は、その流れを後押しすることでしょう。
リモートワークを前提とした動きが当たり前となりつつあります。その流れは弊社にも多様な引き合いとして及んでいます。

ですが、弊社はそれとは逆の動きをせざるを得ないようです。まだ、弊社にはリモートワークは早すぎたと思っています。メンバーにも、代表にも。それを認めるのは辛いですが、11月末でメンバーが一人離任してそれを痛感しました。今年の総括として、リモートワークは時期尚早だったと。

おかげさまで案件は次々といただけているのですが、それをこなすだけのスピードを満たすには、リモートワークでは実現できないと判断しました。
今月からは三人体制でもう一度やり直そうとしています。来年からは必ず週二回、サテライトオフィスでメンバーと対面で会って作業することにし、その他の制度も変えることに決めました。

達成度六割。達成感五割。満足感四割。それが今月の代表自身の自己採点です。

まずはもう一度足元を固め直し、来年の飛躍を目指します。まだ弊社には化けられる可能性があるし、化けさせなければ。
弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括 十二月度の売上は、まだ確定していませんが、目標額は超えました。しかも今期で最高額です。

今月は、もう一度やりなおすつもりで仕事に精を出しました。九月に代表が罹ったコロナで萎えた気力を奮い立たせて。弊社の技術顧問にも案件の実装に入ってもらいながら。
それによって懸案だった案件の検収のうち、一つがいただけたのはよかった。もう一つ、一年近く前に予期せぬ仕様変更があって対応が求められていたお客様の案件も、かなり修正を掛けた結果、先月末をもって本番稼働に移行することができました。他にも二つほど検収を。

Cybozu Days 2021で得たご縁やその他のチャネルから、新たな案件の引き合いはいくつもいただけています。また、今月も新たな案件も始まりました。
やはり、Cybozu Days 2021に出展したことで弊社の認知度はさらに上がったように思います。

ただ、知名度を上げたことで案件は安定していただけるようになったのですが、案件をこなす速度を上げていかなければ経営が滞ってしまいます。

ジェネシスのアルバムタイトルのように「そして三人が残った」わけですから、この三人でやっていこうと決意を新たにしました。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・ここ数カ月、コロナによって検収が伸びていた案件の現地テストを二日続けて行った結果、テストが無事に完了し、検収を頂けました。
・kintone Café 神奈川 Vol.10を開催しました。
・今まで怠っていた事例集の記事を年末に三日続けてアップしました。

実績を出しながら、日常も充実させる。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくはずです。

§ 業務パートナー 弊社のメンバーが一人離れたことで、案件によっては業務パートナーを交える必要が生じました。むしろ、案件によっては助けを求めねばならないと思っています。

かつてのように投げっぱなしだと利益になりません。だからSESには手を出すつもりはありません。そこをうまくバランスをとり、弊社にとってもプラスになるような案件をこなしていこうと思います。
例えば弊社で請けると範囲が広がり、新規に覚えなければならない案件は、パートナーに振るつもりでいます。

今月から、いくつか自分にかけていた心理のブロックは外しました。例えばオフショア開発など。

外したブロックの中には、業務パートナーとの関係性のあり方も含めています。今後は柔軟に付き合っていこうと思います。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
ありがたいことに複数の案件のお話をいただきました。これもCybozu Daysへの出展など、露出の効果だと思っています。

今月も複数のkintone案件のご依頼をいただいているので、初心に戻ってうちのメンバーにもう一度kintoneを教えながら、じっくりと育てていく方向に舵を切りました。
私も焦っていたのかもしれません。能力以上の仕事を振ってしまっていたのかもしれません。反省点は色々とあります。しばらく、難しい案件は私と技術顧問とで取り組むことにします。早速、今月から私自身が開発に手を染めることにしました。もともと、今年に入ってからも、以前からの案件については私が開発を行っていました。が、原則として新たな案件は全てメンバーに任せるようにしていました。自主性を育てるために。しかしその方法は残念ながら誤っていたようです。

今月からは新規案件の実装に私が携わることで。、開発速度を上げました。技術顧問と協力して。その結果、今月は四つの案件について検収に持ち込めました。もう一つ、数ヶ月にわたって遅れていた案件も、二人で力を合わせることで一気に前に進めることができました。
しばらくは、経営者としての理想を追うだけの振る舞いをやめ、一作業者として原点に戻ります。

とはいえ、弊社の発展を諦めたわけではありません。そもそも経営者がワーカーになっては社の発展は望めません。
なので、来季に向けて手を打ってもいます。福岡の久米さんにお声がけいただいたkintone開発フレームワークのGAMENIにも参加しています。また、弊社内でもPHPのAPIの連携クラスは多数のSaaSに適用中です。
また、今月は反省を生かして複数の心理ブロックを外しました。そうして得た成果は、弊社の利益構造と売り上げ構造を変えていくはずです。来年の春に必ず成果をあげて見せます。

kintoneはTVCMの効果もあり、認知度が飛躍的に上がっています。仕事の中でkintoneを知らないという方に出会うこともほぼなくなりました。
実際、弊社にはさまざまにお声がけをいただけるようになりました。
来月以降にも、続々とお話をいただいています。それらをきちんとこなすためにも、準備と実装のための環境は作っていかねば。

今月は月末に三日続けて事例集をアップしました。今までの開発事例も記事にしていく予定です。



§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
いつになればこの状態が落ち着くのか。財務基盤の弱さをいかにして克服するか。課題は山積みです。

とはいえ、この三ヶ月は家計のせいにできません。明らかに弊社のパフォーマンスが落ちていたからです。

少しずつ財務状況に希望は見えてきていますが、まだ気を緩めるわけにはいきません。
財務の件は、引き続き最優先で取り組んでいきます。

§ 社内体制 今月の初めに、昨年の秋に作成した社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

昨年の12月に募集を出した時にも上記の各理念の前のバージョンを出したのですが、その時と軸はぶれていません。

今月から、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けることになりました。
アドバイザーの方からもビジョンや価値観を持つことは大切、とのお墨付きを頂きました。単なる金稼ぎのためのビジネスに堕す事がないよう、これからも理想を忘れない経営に励みたいと思います。
ただし、あくまでも継続的に経営が成り立つ前提です。業務基盤を疎かにしてはいけません。
このアドバイスの方からは、人事評価と技術スキルの評価を混同することの愚を教えられました。まさにこの二つの評価が混在してしまっていたのが今年の失敗でした。

今月は他にも、私を励ますような記事や書籍に多数触れることができました。
サイボウズ社の林田氏の記事「即戦力にならねば」と悩んでいる中途で入社された方にお伝えしたいこと
JOYZO社の四宮氏の記事「メンバーの成長を考えるなら「前提の共有」から始めよう
の二つの記事は深くささりました。私が育成に焦りすぎていたこと。前提の共有をしようとしていたが、まったく共有できていなかったこと。この二つの記事は私の失敗の原因を教えてくれました。
また、読読レビューでも取り上げた「リモートチームでうまくいく」。この中には新入社員に対してリモートワークはNGと書かれていました。私、この部分を無視してしまったようです。深く反省しました。
他にもアップが控えている記事を書くために「日本でいちばん大切にしたい会社7」を読み返したのですが、理念だけでなく、理念を実現する会社はおしなべて業務の基盤がきっちりと固まっていることを悟りました。

悩める私は先賢の知恵にヒントを得ようと、いくつかの場所を訪れました。そこで先賢の知恵に触れました。
大田区立勝海舟記念館では、島津斉彬公が語った言葉を勝海舟が語った言葉が印象に残りました。
「斉彬公はえらい人だったヨ。(中略)
ある時におれは公と藩邸の園を散歩して居たら、公は二ツの事を教へて下さツたヨ。それは、人を用ゐるには、急ぐものでないといふ事と、一ツの事業は、十年経たねば取りとめの付かぬものだといふ事と、この二ツだツたツケ。」
急いでいたし、十年ではなく一年でやろうとしていました。そんな私の焦りを斉彬公は諭してくださいました。
その少し前、西郷南洲留魂碑を読んでいた私の肩に鳥の糞が落ちてきたことも、私に反省を促している何かの啓示でしょう。
その翌週に訪れた松陰神社でも、吉田松陰が目指した教育方針として、このように書かれていました
「先生が手を加えて正していく教育ではなく、自分で気づかせ、個性を生かす心の通い合う教育。それが松下村塾。」
まさに恥じ入る思いでした。
自主性を養うため、あまり口を挟まないようにした。これがリモートワークでは機能しないことを深刻に感じました。

こうした反省を真摯に行い、来年はまず業務基盤を作ることを目指します。具体的には自社サービスの展開です。心理ブロックを外します。

§ 人脈の構築 先月頭のCybozu Days 2021から、リアルのイベントが少しずつ増えてきました。
今月は対面での打ち合わせを何度か行う機会を頂きました。
リアルで打ち合わせることの手ごたえを感じた月でした。今月、頂戴した名刺は9枚です。

先月のCybozu Days 2021ではありがたいご縁を多数いただくことができました。そのご縁で久々にお会いした方とは10年ぶりでした(12/2)。
その翌日に催された交流会で新たな御縁のありがたみを得ました(12/3)。
kintone Café 神奈川 Vol.10でも新たな御縁がありました(12/21)。他にもマッチングサイトからのご縁や(12/22)、弊社を見つけてくださってのご縁(12/11、12/14、12/22)など、首都圏を西に東に移動しながら、新たな御縁のありがたみに感謝した月でした。

あと、某メディアからインタビューのお申し込みがあり、ウェブでインタビューにも答えました(12/17)。他にも義弟の経営している歯科医院に伺い、貴重なお話を聞かせていただきました(12/16)。

これからもこうしたリアルのご縁を大切にしたいと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月は以下のイベントに参加しました。UiPath Reboot Work Festival Japan 2021(12/1)。奉行クラウドフォーラム 2021(12/7)。kintone Café 神奈川 Vol.10(12/21)。
また、師走恒例のAdvent Calendarには以下の記事で参加しました。kintone Advent Calendar 2021(12/17)。

今月の登壇はkintone Café 神奈川 Vol.10で少しお話した程度です。冒頭の「kintone Caféとは」の部分と、kintone インポートチャレンジの出題者として。
今年の春に3カ月に一度kintone Café 神奈川を開催するとぶち上げたのですが、それが無事に貫徹できたのは嬉しかったです。

また、こうした世相ではありますが、今月はお酒や会食の席にもお招きいただきました。
Italian kitchen VANSAN(12/2)。炭火ホルモン焼き酒場 恵の家(12/21)。
最初のはCybozu Days 2021で弊社ブースに来てくださった方との飲み会です。久々にお会いしての会合はとても楽しかったです。後者はkintone Café 神奈川 Vol.10の懇親会です。高知からわざわざ来てくださったじゅんちゃんをまじえてのお酒はとても美味しかった。

リアルの場でこうして会える機会が増えたことは誠に喜ばしい。

弊社の開発や記事執筆のお仕事はこうした対外活動から生まれています。代表自身による新たな交流を発信することは絶対に怠ってはならないと肝に銘じています。

きっと、必ずや、コロナは小康状態に落ち着くと信じ、また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。

§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんの運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップする作業ですが、今月は1本アップしました。
(「アクアビット航海記 vol.38〜航海記 その23」)
家のことで士業さんに相談するも、袋小路に追い詰められた頃の模索を振り返っています。

今月、書いた本のレビューは7本(
やし酒飲み
リモートチームでうまくいく
あなたを天才にするスマートノート
さよならホテル・カリフォルニア
図解明解 廃棄物処理の正しいルールと実務がわかる本
息吹
男役

今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた物申すは0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは5本(
私、Mac方面については素人なのですが、、、
kintone Café 神奈川 Vol.10を開催しました
事例:株式会社テル・コーポレーション様
事例:某弁護士法人様
事例:株式会社ライライ様
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

§ 年表

・十二月お仕事

新橋で打ち合わせ×3、調布で会食、京浜島で現場テスト、ハローワーク町田で手続き、船堀で作業、船堀で現場テスト、新小岩バーミヤンで商談、コインスペースふじみ野で作業、ふじみ野の歯科診療所で調査、福祉パルたまでkintone Café 神奈川 Vol.10を開催、向ケ丘遊園でkintone Café 神奈川 Vol.10の懇親会、秋葉原の東京都中小企業振興公社で打ち合わせ、江戸川区で商談、月島で商談、丸の内ブリックスクエアで作業、アクアビットサテライトオフィス×13

§ ツイートまとめ
・十二月ツイート

https://togetter.com/li/1823321


2021年の抱負


明けましておめでとうございます。

大晦日にアップした投稿にも書きましたが、昨年度は皆さま、いろいろと有難うございました。
今年も引き続き、よろしくお願いいたします。

一年の計は元旦にあり、といいます。今までも家族には抱負を披露していました。ですが、法人を経営する立場になった以上、公器として抱負を公開することの大切さも感じています。おととしの元日からブログにアップしていますが、当初の目標よりも予想外の方向で成長ができています。
自分を追い込むためにも、自分という器の容積を広げるためにも、目標は高く持ちたいと考えております。
たとえ目標通りに進まないとしても。

今年もまだコロナの影響は残り続けるでしょうし、社会や仕事の在り方もまだまだ変わり続けてゆくはずです。
そんな中、弊社は幸運なことにリモートワークが要請される世の流れに乗ることができました。
今年は昨年の流れをさらに加速し、社会の役に立てるような会社でありたいと思います。なおかつ、公私がともに充実できるようなバランスをとりつつ。そのためにも、昨年にあらわになった課題を解決する努力を惜しまず進みたいと思っております。

1.法人設立から6年目にあたって
(あ)総括・・
5年目の決算は、前年度を上回ることができそうです。

(い)体制のシナジー効果を追求する・・
昨年の8月より顧問技術者に専任で参画してもらいました。また、年末には求人と採用を行い、今年から新たに二名の仲間に加わってもらいます。さらにパートナー企業さんにも私のサポート役をつけてもらいます。
案件増によって代表のリソースが枯渇してしまった反省を次につなぎたいと思っています。
体制の強化によって、弊社の案件増に伴う品質の低下を防げると考えています。私が作業者になるのではなく、営業や要件定義、そして上流設計を担うことで案件に対応したいと考えています。
ただ、そのためにはしばらく対面で教える必要があります。そのため、私は固定の場所で仕事することは好まないのですが、サテライトオフィスに通う回数を増やさねばならないと思っています。

(う)SES業務はなるべく請けない・・
SES業務に頼るのは経営の上でよろしくないと考えています。SES業務がはらむ問題はおととしの年末にアップしたまとめにも書きました。
自社の要員をSES業務の要員に派遣するならまだしも、弊社の場合は自社の要員がおりません。つまりSESで得た業務のノウハウが弊社に蓄積できません。
正直にいうと、SES業務に頼った方が経営の観点では得策なのはわかります。ですが、弊社はSES業務に頼るのはやめようと思います。技術者の作業が技術者や派遣先のノウハウにならず、自社の技術者の作業は自社の全体のノウハウになるような体制をとりたいと思っています。

(え) 業務請負の案件に注力する・・
SES業務に頼らないとすると、業務請負か自社サービスの展開を業務の軸にすることが考えられます。
ただ、自社サービスの提供に取り組むには時期尚早だと思っています。それにはさらに体制を増やさなければ。
業務請負であれば、従来のノウハウで業務が回せるはずです。体制も強化したので。
その際、外注費はなるべく下げる。外注費比率を下げつつ、同時に弊社で雇用した方の人件費に充てられるだけの資金も用意する。それには売上の単価を上げるしかありません。今まで弊社代表が個人事業主として独立してから犯し続けていた過ち。それは、単価を低く設定しすぎたことです。
もともと代表がユーザー側からIT業界に入ったため、ユーザー側の立場での単価設定を心掛けていました。ですが、それは継続したサービスの提供にとっては逆効果でした。ここ数年、その考え方を矯正しようと、少しずつ単価ベースでは上がってきているように思います。

(お)kintoneを軸にする・・
2019年の11月よりCybozu社のオフィシャルパートナーとして活動し、kintoneエバンジェリストとしての任期も7年目を迎えています。
年を重ねるごとにkintoneの認知度が増しており、弊社にとっての追い風となっています。昨年の時点でkintone案件は弊社の案件の9割になっています。簡単にシステムが作れるkintoneの良さやそれを運営するCybozu社の理念が世間に受け入れられた結果だと思っています。
ただ、お客様のご要望を満たすためにはkintone単体だけでなく、周囲のSaaSとの連動や業務要件の分析なども含めた提案が必要です。そうした業務を体制の増強効果を生かして進めていきたいです。また、昨年は開発の進捗後の仕様変更に振り回されたので、お客様との情報連携、社内での情報連携の方法を追求していきます。
去年はkintoneのパートナー、エバンジェリストとしても実績が積めたと思っています。今年も引き続き、発信や登壇、セミナーや出展などを追求していきたいです。

(か)外注パートナー・・
外注パートナーは昨年と引き続き、限定した企業様と続けていくつもりです。三期前にむやみにパートナーを増やして自由意思に任せた失敗は繰り返しません。お客様と弊社、弊社内、そして弊社とパートナー。その間でどこまで工数を掛けず、なおかつ確実に仕様情報を伝達するか。
ただ、業務パートナーとの協業だけでは弊社としての体力がつかないこともわかってきました。そのためにも弊社の体制を強化しつつ、代表ではなく、弊社全体として外部パートナーとの協業体制をとりたいと考えています。そのためのドキュメントツールやコミュニケーションツールは引き続き試していくつもりです。そして仕様変更の際にどうやって工数を掛けずにお客様のご要望を実現するか。また、そもそも仕様変更を起こさないような要件定義の方法。それらの工夫に時間を掛けるつもりです。

(き)社会貢献・・
昨年は、町田市の地域活動にも関わらせていただきました。
自治会やNPOなどの案件は積極的に提案したいと考えています。
多くは登壇による認知度拡大を図っていくつもりです。「自治会 IT」で検索すると代表がトップに登場するアドバンテージは生かさねばならないと考えています。
コロナによってあらゆる社会の仕組みが見直されようとしている今だからこそ。

(く)事業計画・・
正月にやるべきこと。それは経営の軸がぶれないような事業計画の策定です。
コロナがひきおこしたような大きな社会の変革があっても、経営が揺るがないような経営理念。それを見据えた体制。
リモートワークの流れは今後も揺るがないでしょう。ですが、それに安心していると思わぬところで足をすくわれかねません。
弊社にとってのリスクとは、未知の病気や少子化やよりもむしろ自然災害だと思っています。それも地震や火事や台風ではなく、富士山の噴火を一番のリスクと考えています。火山灰が都心を襲った場合に情報機器がダメになる可能は、弊社として考慮しておきたいです。そのための体制も含めて考えたいと思います。

(け)主催するイベント・・
昨年は弊社としての露出が増やせました。kintone Café神奈川の主催、Cybozu Days 2020 Tokyoの出展、Cybozu Days 2020 Osakaの登壇などにおいて。他にもfreee Open Guildの運営やfreee BizTech Hackの登壇なども実現できました。
今年もオンライン・イベントが主流になると思いますが、主催ならびに登壇を増やしたいと思います。
特に、kintone Caféについては、もう少し回数を増やせないかと思っています。

2.話す技術、書く技術、システムの技術
(あ)話す技術、書く技術・・
昨年に引き続き、この3つは精進していきたいです。去年、しゃべる方もリアルで登壇を果たしたことで、多少の自信にはなりました。
あとは、書くスキルです。そろそろいい加減、本の一冊でも上梓しなければならない年齢にも差し掛かっています。昨年末に現役のライターで活躍している方とサシで飲む機会がありました。本気で本の出版を目指さなければ。
もちろん、それを目指しながら、弊社サイト内の各種ブログは書いていきます。今年は読む読むブログのアップの速度を少しだけ上げて100本を越えられるぐらいにしたいです。

(い)システムの技術・・
システムの技術ですが、今年は体制増強もあるため、あまり新技術の習得は考えていません。欲張らずに体制の整備に充てる方を優先します。ただし、kintoneとつなげるAPIの連携は多々必要になるでしょうから、そのノウハウの蓄積は引き続き求められると考えています。むしろ、プログラミングよりもCI/CDやソース管理のやり方を追求したいと思っています。
あと、今年の後半にkintoneエキスパート試験が新設されると聞いています。その合格はエバンジェリストとして必達事項だと思っています。それと、時間があれば昨年に申し込みすらしなかったAWS系の試験を取得したいですね。

3.ブログ
(あ)全体・・
昨年に続いてFacebook(法人/個人)、Twitter(法人/個人)の使い分けを行います。
今年も引き続きSNSは発信のみを中心にし、SNS巡回作業にはあまり時間を使わずに行こうと思っています。
また、SNSの発信内容は、あまり反響を狙っていなかったのですが、今年は営業につなげることを意識した内容にしようと思っています。
その他の書評・劇評・映画評・時評や旅行紀・技術ブログは引き続き2020年並みを維持します。それとともに、上にも書いた通り、本の上梓について真剣に考えたいと思います。

(い)音声入力・・
すでに発信のスピードはこれ以上上げられません。一日に与えられている時間は24時間しかありません。その中でインプットの時間を捻出する方法。それらを求めて引き続き情報収集をするつもりです。
ブログのいくつかはすでに音声だけで下書きのほとんどが出来上がるようになりました。それでもさらにスピードアップはできるはずです。

5.個人の抱負
(あ)全体・・
体力はこれからどんどん落ちてゆくことでしょう。老後、引退してからやりたいことをしたくても、行きたいところに向かいたくても、体力が落ちて叶わない可能性は高いでしょう。
そのためにも今のうちから個人でやりたいことは時間を作って行わねば。それとともに、老後に少しでも自分の望むことができるよう、体力は維持しなければ。
コロナによって旅や外出は自粛すべしとの通念があります。ですが、今年も可能な限り山や滝めぐりはしたいと思っています。

(い)山と滝・・
日本の滝百選に選ばれた滝は8カ所を目指します。具体的には、ニッカ宮城峡蒸留所に行きたいので、秋保大滝と三階の滝を。岡山蒸留所に行きたいので、神庭の滝を。維新152年の山口を旅したいので寂地峡五竜の滝を。阿波の土柱を見学に行きたいので大釜の滝を。尾瀬を再訪したいので三条の滝を。それと娘たちから家族で長野のカムループスさんに泊まりたいとのリクエストをもらっており、近くの惣滝を。あと、可能であれば九州の滝に伺いたいですね。
それと、2019年に上った至仏山が忘れられないので、尾瀬を挟んで対極にある燧ケ岳には上りたいと思っています。

(う)旅・・
仕事も絡めての旅をどうやって行うかについて、昨年は貴重な知見がたまりました。
今年は四国への仕事を絡めた旅がしたいですね。それと東北へ。2020年は福島へ三回仕事で訪れましたが、それ以外の東北にも訪れたいと思っています。
あと、家族では結婚20周年のおととしにハワイに行かれずじまいでした。今年はコロナが落ち着いていれば、ハワイに一度は行こうと思っています。

(え)文化活動・・
昨年はコロナもあって映画館に一度しか、それも大晦日にしか行けませんでした。
今年はミニシアター系の作品も含めて、もう少し映画の観劇機会を増やしたいと思っています。家ではどうしても仕事モードになってしまうので、帰り道に新百合ヶ丘のミニシアター館に寄るなどして。
また、読書量もここ二、三年で減ってきているのが気になっています。これも増やさないと。

私は結構、自分の目標は何度も読み返していますが、これを黙読だけでなく、音読することで一層実現に近づけたいと思います。

引き続き本年度もよろしくお願いいたします。