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Cybozu Days 2022のブース出展でソラカメとkintoneの連携にチャレンジしました。


SORACOM Advent Calendar 2022の21日目の記事です。

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今年のCybozu Days 2022(幕張メッセ 11/10-11)で弊社は3年連続のブース出展をしました。

弊社ブースは、昨年に続いてIoTとkintoneの連携をテーマに打ち出しました。
しかも今年はSORACOMさんのデバイスを中心に据え、さらに業種を絞ってみました。あえて農業に特化した農夫/農婦ルックのわれらがブースは全くの異世界。
毎年、出展するごとに増すばかりの手応えを嬉しく思います。異彩・異色・尖っている・変態。どれもありがたいお言葉です。

今年のSORACOMさんにとって大きなトピックの一つはソラカメの発表でしょう。七月のSORACOM Discoveryでの発表も聞いていました。SORACOMさんのイベントにもいくつか参加し、その掲げる理念や風通しの良さに共感しました。SORACOMエバンジェリストであるMaxさんとも複数の場所でともに登壇しました。
そのご縁をきっかけとし、弊社もSORACOMとkintoneをつなげてみよう、と思ったのも今回の出展の原動力です。

会場ではこんなご縁も仲立ちできました!kintone界とSORACOM界の「会」がスパークして次のイベントへ!嬉しいですね~

今年の弊社ブースは全部で五つの出展物を出していました。他の四つは、SORACOM UGではおなじみの前嶋さん(@anysonica)にご協力をお願いしました。
前嶋さんはSORACOM UGの今年のMVPにも選ばれたすごい方です。前嶋さんにお手伝いいただいた四つの出展内容については前嶋さんのブログをご覧いただくのが良さげです。


2.前書きその2

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本稿ではソラカメの動画をkintoneの画面に出した方に絞って書いてみます。
実装はシンボ技研の山崎さん(@ryoyamazakiwork)にお願いしました!

実は、この出展で苦労したのは、ソラカメの動画を連携させる部分ではなく、動画をkintone内でストリーミング再生を行う実装です。そっちのほうが苦労しました。

kintone内で動画ストリーミングを再生する件については、kintone界隈が舌なめずりしそうなネタなので、このブログの前の日にkintone Advent Calendar 2022にアップしてしまいました(ブログ)。
すみません。
というわけで本稿ではソラカメとの連携についてを書きます。

ソラカメのAPIレファレンスはとても見やすく使いやすいと感じます。
弊社はkintoneがメインなので、kintoneとさまざまなSaaS/PaaSをつなぎます。APIの構造やドキュメントの見やすさはとても重視します。良いですね。


3.認証の実装

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コードも簡潔に実装できます。
まず、認証方法。
SORACOMダッシュボードにアクセスし、認証キーを生成します。
以下に五つの画像を連続で出します。




4.コードの説明(認証)

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ここからはコードの実装(kintoneなのでJavaScriptを例に挙げます)について説明します。kintoneからSORACOMに認証をおねがいする部分はたったこれだけです。

まず、SORACOMダッシュボードで得た
・認証キーID
・認証キーシークレット
の二つをまとめたJSONを作ります。
こんな風に。

authKeyIdが認証キーID。
authKeyが認証キーシークレット

この時、SORACOMから入手した認証キーIDと
認証キーシークレットの値はkintoneのレコードのフィールドに値として保存しておきましょう。JavaScriptに値を直書きしちゃだめですよ(^_^)。

このJSONやその他の情報をkintone.proxyの各パラメーターに渡してあげます。
こんな風に。

上で設定したauthdata(変数名はお好みで)は4番目のパラメータとして渡しましょう。
3番目のパラメーターにはヘッダ情報を作成します。前もってauthhdという名前の変数に格納しています。2番目のパラメーターはメソッドです。’POST’にしてあげましょう。
そして1番目のパラメーターはUrlです。これは SORACOMの認証エンドポイントである https://api.soracom.io/v1/authを指定すればばっちりです。

これで実行すれば、https://api.soracom.io/v1/authに対してkintoneからリクエストが渡せてしまいます。

認証のエンドポイントのリクエストについて、より詳しく知りたい方はレファレンスを見るとマスターへの道の第一歩です。

ここまでの流れをもう一回おさらい。

くれぐれも、認証キーIdと認証キーシークレットはJavaScript内に直書きしないでくださいね。
該当するkintoneアプリのフィールド「認証キーID」「認証キーシークレット」に入力した値を呼び出しています。
sessionStorageに入れるよりもkintoneのアプリに保存すると夜の寝つきがよくなります。

つづいて、kintone.proxyを使ったリクエストに対してSORACOMから返される値は、argsの中に入ってきます。
argsの中に入っている値については、
レファレンスのレスポンスの項に書かれています。これも読むとマスターへの道がなだらかになります。

この中から
・apiKey
・Token
を変数に保存しておきましょう。

5.コードの説明(動画)

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さて、次にするのは該当するソラカメ端末(デバイス)に対して、動画ファイルをくださいと懇願することです。
先ほどと同じくkintone.proxyを使ってソラカメ様にお願いしましょう。

kintone.proxyの各パラメーターに渡してあげます。
こんな風に。

4番目のパラメータはソラカメに対して何か追加するのではなく、単にデータをいただくだけなので、空のオブジェクトとして渡してあげてください。
3番目のパラメーターにはヘッダ情報を作成します。これもhdという名前の変数で作成しています。
この時、X-Soracom-API-Keyには上の処理で変数に格納したapiKeyを使います。
また、X-Soracom-tokenには上の処理で変数に格納したTokenを使います。
2番目のパラメーターはメソッドです。今回は取得するだけなので’GET’にしてあげましょう。
そして1番目のパラメーターはUrlです。これは ソラカメの動画データを扱うエンドポイントである ’https://api.soracom.io/v1/sora_cam/devices/{devicesID}/stream’ です。

これで実行すれば、https://api.soracom.io/v1/sora_cam/devices/{devicesID}/streamに対してkintoneからリクエストが成立します。
なお、もちろん{devicesID}にはデバイス番号を事前に取得しておきましょうね。上の例ではkintoneのアプリのフィールド「デバイスID」に事前に値を入力してあります。

このリクエストに必要な値は レファレンスを見るとより賢くなれます。

ちなみにデバイス番号を調べるには、
ダッシュボードのメニュー→ソラコムクラウドカメラサービス→デバイス管理


の右端に書かれていますよ。

さて、リクエストをすると、返ってきた値はargsの中に書かれています。

このargsはJSONですが、その中には複数のplayListというキーが配列で含まれています。
その0番目の値が最新なので、その中にあるurlキーの値こそが、ソラカメの動画を再生するためのUrlになるわけです。

どうですか?
ソラカメ様にお願いすれば、簡単に値が取れますよね。
ソラカメ様は時間単位でも切り出してくれます。先日実装されたイベントAPIを活用すれば、必要な部分だけの動画も切り出してくれるはずです(ブログ)。

あとは、そのurlをkintoneの任意フィールドの値として更新すればよいのです。

そのUrlの動画をkintoneで再生するには、最初に申し上げた kintone Advent Calendar 2022の記事をご覧いただければ!

すると、Cybozu Days 2022の弊社ブースのように、お子様が興味を持ってもらえます!

皆さんも、IoTとkintoneをつなげて遊んでみてくださいね!


Cybozu Days 2022のブース出展でkintoneにメディアプレーヤーを設置しました。


kintone Advent Calendar 2022の20日目の記事です。

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今年もこの季節がやってまいりました。Advent Calendarです。
11月のkintone月間が終わると、間髪を入れずに師走のAdvent Calendarです。
そのkintone月間に行われたのがCybozu Days 2022でした。弊社は3年連続のブース出展をしました。

弊社メンバーが書いた振り返りブログはこちら。
Cybozu Days 2022の今年のテーマはDX(デジタルトランスフォーメーション)でした。
Cybozu Days 2022を終えて[ブースで交流]
Cybozu Days 2022を終えて[出展までの準備]
Cybozu Days 2022を終えて[まとめ]

今年の弊社ブースは、昨年に続いてIoTとkintoneの連携をテーマに打ち出しました。
しかも今年はSORACOMさんのデバイスを中心に据え、さらに業種を絞ってみました。農業!

今年の弊社ブースは全部で五つの出展物を出していました。他の四つは、SORACOM UGではおなじみの前嶋さん(@anysonica)にご協力をお願いしました。
前嶋さんはSORACOM UGの今年のMVPにも選ばれたすごい方です。前嶋さんにお手伝いいただいた四つの出展内容については前嶋さんのブログをご覧いただくのが良さげです。

本稿ではソラカメの動画をkintoneの画面に出す。つまり、メディアプレーヤーの出し方に絞っています。
その実装はシンボ技研の山崎さん(@ryoyamazakiwork)にお願いしました!


これはCybozu Days 2022の弊社ブースの一コマです。動くソラカメの動画がkintoneに映る様子を興味深げに見ているのは瀧村さん(@kinbozuu)のお子さんたちです。とてもかわいらしかった。


2.完成したコード

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実は、この出展で苦労したのは、ソラカメの動画を連携させる部分ではなく、動画をkintone内でストリーミング再生を行う実装です。そっちのほうが苦労しました。
本稿ではその部分を取り上げてみようと思います。
ただし、苦労したといっても、結果として落ち着いたコードのステップ数はとてもシンプルです。

たったこれだけ。

ただし、以下のライブラリをCDNから呼んでいます。
https://cdn.dashjs.org/latest/dash.all.min.js


3.コードの説明

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上に挙げたコードを要約すると、
スペースフィールドに対してinnerHTMLでhtmlとして描画し、videoタグで動画を表示する領域を確保しています。あとはdashjsに備わっているオブジェクトやメソッドを呼び出します。
たったこれだけです。

    kintone.app.record.getSpaceElement('dash').innerHTML =
     '<video data-dashjs-player="" autoplay="" width="800" height="600" src=" + url + " controls="true"> ';

続いて読み込んであるdashjsのMediaPlayerオブジェクトのcreateメソッドを呼びます。

 const player = dashjs.MediaPlayer().create();

すると、ストリーミングプレーヤーが使えるように内部で設定されます。
あとはinitializeメソッドで描画するvideoタグや対象となるurlを呼び出せば、ストリーミングが呼び出せます。

 player.initialize(video, url, false);

この時、video要素はdocument.querySelectorを使って変数に格納しておきましょう。

 const video = document.querySelector('video');

すると、こんな感じでkintone上でメディアプレーヤーが使えるようになるのです。

4.dashjsの説明

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このdashjsはメディアプレーヤーとしての機能をほぼ備えています。たとえば早送りや巻き戻し、テキストの埋め込みなど。
このdashjsを使えば、簡単にkintoneの各項目の値を使ったさまざまな動画へのアプローチが可能になると思われます。
例えば、IoTデバイスで得た動画を基に、動的にkintoneでアクションをつなげることができます。
また、オンラインミーティングをしながら、画面上でkintoneの画面から動的にアクションを起こすこともできるはずです。

dashjsのライブラリの中身やドキュメントは
https://github.com/Dash-Industry-Forum/dash.js
をご覧いただくことをお勧めします。

また、dashjsはBSDライセンスなので、そのライセンスに従っていればほぼ自由に使えます。
kintone内に組み込むことも自由。

5.kintoneでメディアを再生できればさらなる可能性が!

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動画を起点としたアクション。それはkintoneに限らず、まだ他のシステムやプラットフォームでもそれほど盛んではないようです。(長井意見)
ということは、kintone上で動画を使った業務改善の手法が確立できれば、新たな業務改善の手法として脚光を浴びるかもしれません。
例えば作業マニュアルの動画をkintoneにアップし、その動画内のテキストテロップでコメントを入れる機能をkintone内で行ってしまうなど。
それは、kintoneの業務改善ツールとしての優位性を示す機会になりそうです。

Cybozu Days 2022では弊社にさまざまな可能性を開いてくれました。
IoTとkintoneの可能性。さらには、動画とkintoneのコラボレーションにおいても、
この記事では動画を撮影するためのデバイスにSORACOM社のソラカメを使っています。
ソラカメで撮った動画をkintoneに表示する実装。実はこの実装はすでに案件として進んでおり、来年度に着手することになりそうです。

そのソラカメから動画を取得し、kintoneにUrlとして連携する部分。
その実装については、明日アップする予定のSORACOM Advent Calendar 2022の記事内で書く予定です。
あわせてご覧いただければと思います。


Cybozu Days 2022を終えて[出展までの準備]


本稿ではCybozu Days 2022を終えて[ブースで交流]に続き、今回の出展内容について書きます。

上の記事で書いたとおり、Cybozu Days 2022の出展準備に本腰を入れ始めたのは、開催の二ヶ月前でした。時間がありません。
そのため、今年は展示物のほとんどをSEEDPLUS社の前嶋さんとシンボ技研の山崎さんに委ねました。さらに、ブースの飾り付けの一環としてkintoneを用いたデジタルサイネージの仕組みも藤村さんに構築・提供していただきました。

今回、自社ブースの展示物に対して弊社が関わったことは、あまり多くありません。せいぜい、kintoneへの接続部分のアドバイスとkintone側のデータ加工(座標データをもとにGoogle MapのURLを構築し、kintone上に表示するなど)ぐらいです。
というのも、私を含めた弊社のメンバーは、押し寄せる案件の実装作業で手一杯だったからです。(弊社代表は多くの案件対応に加え、kintone hackの予選にまで出ることに。さらに9月の末にはコロナ陽性判定を受けてしまいました)
Cybozu Days 2022の準備もたけなわの時期の弊社からは、Cybozu Daysにかけるための時間も工数も失われていました。

それにも関わらず、今回は前嶋さんに無理をお願いし、展示物を増やしました。しかも、なるべく会場で目立つものという難題付きで。

最終的に弊社ブースの出展物は以下の六つに落ち着きました。
・熱中症対策
・GPSマルチユニット × LINE
・二酸化炭素濃度チェック
・雨量計エクストラ
・動画管理(ソラカメ)
・kintoneでデジタルサイネージ

昨年の展示物が三つだったのに比べ、今年は倍の六つです。
とはいえ、展示物が決定するまでには、何度も紆余曲折がありました。

ここに挙げたリストのうち、最初の四つは前嶋さんにお願いした出展物です。これらの展示物は前嶋さんが実際に構築したことのある実装がほとんどでした。とはいえ、既存の実装をそのまま展示するわけにはいきません。
例えば、幕張メッセの会場の通信状況を考慮しなくてはなりません。他にも出力される最終的な結果表示をkintoneに表示させる必要もありました。それらは、追加の開発作業が求められました。
今回は他にも実装上の難易度から断念した展示もありました。
その辺りの技術的な工夫については、前嶋さんの以下の記事をご覧ください。
kintone+ソラコム=新しい体験
~サイボウズデイズ2022のメカメカしいブースで農家さんのコスプレをした話。

山崎さんの実装についても、苦労がありました。
動画管理(ソラカメ)はすでに7/6-7に開催されたSORACOM DISCOVERYにおいて、展示物の候補に含めていました。
7/28に東京の大崎で開催されたIoT Solution Dayに山崎さんと二人で訪れ、そこで販売されて間もないソラカメを購入し、kintoneとの接続に挑戦したのです。
ところが、構築してみると実際に動作されるまでは円滑に進みますが、kintoneの画面にどう表示させるかにおいては多くの工夫が必要となりました。
その技術的な部分は、この後、別のブログで発表する予定です。

藤村さんにお願いしたデジタルサイネージのコンテンツをkintoneを使って表示する展示は、藤村さんがkintone Café 神奈川で実際に展示しており、技術的には困難はなかったと思います。
ですが、そもそも表示すべきコンテンツの選定がぎりぎりまで決まりませんでした。その結果、サイネージに表示する写真などの準備はギリギリまでかかりました。
藤村さんには、コンテンツ(ランディングページ)の実装もお願いしました。弊社ブースで配ったにんじん(ポン菓子)に貼ったQRコードを読むと表示されるページです。
藤村さんの記事はこちらをご覧ください。貴重な体験(CybozuDays2022)

これらの作業のほとんどを一気に10月に行ったのが今回のCybozu Days 2022の弊社の内幕でした。
Slackのチャンネルに前嶋さん、藤村さん、かのってぃさんをお呼びしたのは9/27。さまざまなやりとりが活発に始まったのはそれからです。実質的にCybozu Daysの準備は6週間で終わらせたようなものです。
あらためて、皆さんには感謝します。ありがとうございました。

昨年に続いて、弊社ブースの展示パネルは代表の娘にお願いしました。
ところが、9月の頭に決まっていたテーマや方向性を詰めるための展示物の確定が遅れてしまいました。
デジタルサイネージやランディングページはギリギリまで調整が利きます。が、パネルは事前に発注しなければなりません。その納期に間に合わせるように、色合いや配置などで最後まで頭を絞ってもらいました。そして、10月末に何とか間に合わせてくれました。
娘とアイデアを出してくれた妻にも感謝です。



11月に入ってからもランディングページやデジタルサイネージの調整、出展物の最終的な展示に向けての調整は続きました。
それらが整ったのは11月の10日と11日の本の数日前でした。皆さんにがんばってもらったので、何とか間に合うことができました。

そのあたりのかのってぃさんの一連の記事は
かのってぃ的CybozuDays2022 その1《ブース編》
かのってぃ的CybozuDays2022 その3《DAY1編》
かのってぃ的CybozuDays2022 その4《DAY2編》
をご覧くださいませ。

本当に皆さんには感謝です。

本稿の中で何度か触れてきたランディングページはこちらです。

ランディングページの中に今回出展をお手伝いして下さった皆さんの個人の紹介リンクや会社の紹介リンクが記されています。個人名や会社名の部分をクリックしていただければ、ページに遷移するはずです。

今回、他にも弊社ブースに来て手づだって下さった藤村さんの奥様や、去年はカーナビ+kintoneで実装してくれた大竹さんも今年はブースのスタッフとして対応してくれました。あわせて、この2日間のご対応、誠にありがとうございました。

会場の弊社ブースにはさまざまなお客様に来ていただきました。商談もCybozu Days の会場で発生しました。これは過去二回の出展にはなかった成果です。


今回ご協力いただいた皆さんは、来年も出展をお手伝いしてくださるとのことです。感謝!
ぜひ来年も弊社ブースにご期待くださいませ!


Cybozu Days 2022を終えて[ブースで交流]


今年のCybozu Days 2022も無事に終わりました。


弊社もスポンサーブースを出展することができました。三年連続です。
今年も沢山の来訪者様に恵まれ、弊社ブースにも多くの方に来ていただいた事、まずは感謝いたします。ありがとうございました。

本稿では弊社の出展内容や技術に関する内容には触れず、ブースの成り立ちについて書きます。kintone界隈のコミュニティの広がりとそれがもたらす相乗効果を示すことが本稿の狙いです。

弊社のkintone案件率はほぼ九割です。ですが、kintoneを使った公開プラグインやサービスは提供していません。そのため、kintoneを主としたシステム構築を営む会社でありながら、ブースに出すべき特定のコンテンツを持っていません。それは弊社の弱みであり、強みでもあると考えています。
自在に展示内容を変えられる小回りの良さを生かし、去年は出展内容をIoTに特化しました。IoTとkintoneを打ち出す他社様ブースはないに違いないと。その目論見はあたりました。
おかげさまで昨年の弊社ブースは、皆さんから異彩を放っているとか、尖っているとかのご評価をいただけました。

ただ、今年も同じ出展内容の踏襲では意味がありません。来た人にとって、新しい発見を提供しなければ。小回りの利く弊社の良さも活かせませんし、何より私が面白くありません。さらに進化した姿を見せなければ。
また、昨年の弊社ブースの盛況をみて、kintoneと IoTの合わせ技でブースを作る会社様が現れるのではないかと。そうなった時に数多のブースの中に埋没する事だけは避けたい。


そこで今年は、IoTに加えて農業をテーマとして打ち出すことに決めました。

kintoneはプラットフォームです。その適用範囲は広く、業種や業態、職種を問いません。
つまり、Cybozu Daysにブースを出すのなら、業種を限らず、業際的な出展内容にすべきです。要するにkintoneの汎用性を打ち出す。それがセオリーのはずです。
ならば、あえて逆張りで業種を絞れば存在感が出せるのでは。それが今年の狙いでした。

とは言え、その結論に落ち着くまでには紆余曲折がありました。
実は今年の出展はもっと違う形で検討していたのです。ところが打診した相手様の反応がいまいち薄い様子。そこで、9月の初旬ごろから、並行して別の形での出展も検討を始めました。
もう一案が無理だと決定したのが9/15のこと。
その時点でCybozu Daysまで残り二ヶ月を切っていました。今までの出展準備の進捗と比べても遅れは歴然。
そこで新たな体制で振り切るべく、出展体制を急遽変えました。農業をテーマに加えたのもこの時です。

農業にテーマを振ったのは、弊社のお客様に農業に関わる会社様が増えた事によります。
弊社をめぐる環境やつながりを農業にテーマを絞ってみなおしたところ、実は弊社はかなり多種多様なご縁に恵まれていたことにも気づきました。

9/5に株式会社SEED PLUSの前嶋さんにお声がけし、出展内容はめどがつきました。
昨年も出展を手伝ってもらったシンボ技研さんと大竹さんには、今年もだいぶ早い時期から出展を依頼していました。
今回、デジタルサイネージをお願いした藤村さんには7月の中旬ぐらいにはスタッフのお声掛けをしており、藤村さんの当日の予定は流動的ながらサイネージは弊社ブースを変えてくれる予感がしていました。

あとは最後の一味をどう加えるか。昨年にもまして会場で存在感を出すにはどうすれば?
そこで現れたのがかのってぃさんてす。実はかのってぃさんと初めてお会いしたのは9/16です。場所はジョイゾーさんのオフィス。スナックジョイゾーてす。
その帰り、ご一緒に帰る中でお話ししたところ、私の普段の書き込みに共感を感じてくださっているとのこと。さらに、農業についても知見をお持ちとのこと。
これは誘うしかない、という訳でその二日後にスタッフとしてお誘いしてみました。

そのいきさつとその後のかのってぃさんのご活躍については、
こちらのブログをご覧ください。ご提案や飾り付けなど、とても良い感じのブースに仕上げてくださいました。

弊社の飾り付けを担当してくださったかのってぃさんの貢献度も大きかったのですが、今年は藤村さんに手配していただいた縦横それぞれのデジタルサイネージは、弊社ブースを会場内のランドマークに生まれ変わらせてくれました。弊社ブースに来てくださった方の多くは、異彩を放つ弊社ブースに印象を受けたようです。

実は私、かのってぃさんのコミュニティ界隈での強者ぶりをあまりよく知ってませんでした。ここまですごい方とはつゆ知らず。
おかげでCybozu Daysの開催期間中、弊社のブース前のスペースはあたかもコミュニティの縁繋ぎの場と化していました。オンラインでしかお互いを知らなかった方々が、弊社ブースの前でリアルなご縁を繋ぐ。私ももちろんその恩恵にあやかったひとりです。


私も他のSaaSのお客様や弊社のお客様の待ち合わせ場所にうちのブースを使ってもらいました。うちのブースの前で待ち合わせたり、あいさつしたり。その様子は梅田のBIGMANを思わせます。
そうしたご縁繋ぎの役割を担うことで、弊社のブースがやたらと賑わっているように見えるのです。それが人を呼び、さらには案件へとつながってゆく。
まさにこれこそコミュニティの力。ご縁を繋ぐってよいですね。


コミュニティとは、無私と無償の集まりです。
そして、Cybozu Daysに集う方に共通するのは、サイボウズさんの展開するサービス群です。皆さん、困っています。あるいは悩んでいます。または、困っていたことがkintoneやOfficeやGaroonやメールワイズで解決した、救われた人たちです。または、これから救われたい!と願う人たちの集まりです。
コミュニティとは同じ興味持つ方だけでも成り立ちますが、切実な課題を持った方の方がより結びつきが強まります。

それはビジネスの機会を創出してくれます。

もちろん、コミュニティをビジネスの草刈り場としてみてはなりません。
また、勧誘行為はコミュニティの場ではタブーです。
さらにコミュニティの化けの皮をかぶってブースを出すのももってのほかです。

もし私が来年そんな不埒な思惑を持ってCybozu Daysに臨んだら、総スカンをを喰らうことでしょう。むしろ食らわしてやってください。
そこはバランスです。ビジネスとコミュニティの両輪がうまく回っているから、サイボウズさんの展開するエコシステムはこれほどまでの支持を受けていると私は考えています。

私も三回目の出展にて、ようやくコミュニティとビジネスのバランスが掴めたように思います。
来年も、より進化した弊社ブースをお見せしたいと思っております。

末尾になりましたが、来場者の皆様、出展社・登壇者の皆様、サイボウズの皆様、そして弊社ブースのスタッフの皆様、ありがとうございました。


2022年7月のまとめ(法人)


令和四年七月。

一度はこの世から消えていくと思われたコロナウイルス。また新たな株が出現し、日本では世界最多の感染者数になるほどの猛威をふるっています。続いて第八波のケンタウロスと呼ばれる株も来ているようです。
先月、あれほど楽しんだ高知でのkintone Café 高知 & SORACOM UG SHIKOKUのイベントも、来月に開催を予定しているのですがオンライン開催も視野に入れなければならなくなりそうです。実際に、私が知る限り複数のイベントがオンラインに切り替わるようです。

一方でウクライナへのロシア侵攻は泥沼化しており、天才や自然災害のリスクもまだ予断を許しません。
まだまだ未来は不透明です。今は良くてもこれからどうなるか分からない。そんな激動の日々です。
そのような世情の中、仕事のご依頼が途切れずにいただけていることに感謝します。
とはいえ、その現状に安住するのは危険です。
常に外の世界に目を向け、現状に安心しないよう常に気を引きしめなければ。

それにはどうしなければならないのか。
まだまだ課題は山積みです。
尼崎市ではUSBが紛失した騒ぎが持ち上がり、KDDIさんの大規模な接続障害もありました。
この事件は弊社にとっても人ごとではありません。これからも常にセキュリティ対策やBCP対策は考えておかなければ。

昨年の反省を真摯に踏まえ、弊社はこれからも生き延びていけるよう、努力を続けます。
一見すると成果は出ており、順調に見えます。が、油断してはなりません。案件が積み重なっており、それが逆にリスクにもなっています。

達成度4割。達成感5割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

幸先がよかったとはいえ、その状況に甘んじず、足元を固めて進みたいと思います。
弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 七月度の売上も目標額を超えることができました。

また、今月もいくつかの引き合いを頂きました。本当にありがたいことです。

弊社メンバーもがんばってくれています。四人体制で乗り切れるかは、これからの頑張りです。

あるお客様で四月から取り組み始めた半常駐の案件も、メンバーが頑張ってくれているため、今月から私が行く日数を大きく減らせました。そのメンバーは別の複数の案件も頑張ってくれています。
おかげでkintoneの中で完結できる案件については、うちのメンバーだけで回りつつあります。代表が打ち合わせに出なくても、うちのメンバーだけでお客様と打ち合わせて進めてくれています。とても助かっています。

ただ、今の案件はうちのメンバーだけではこなせない量になりつつあります。メンバーの開発スキルは上がっていますが、それ以上に案件の量が増えています。
今期の売り上げの予想額も算出し、場合によってはパートナー技術者にも関わってもらう方向です。もちろん弊社メンバーにも必ず案件をやり遂げられるようなスキルを身に付けてもらわねばなりません。

kintoneだけで回せるような案件はどちらかというと小規模です。弊社としては、大きな案件も引き受けていかなければなりません。
弊社の価値とはkintoneを他のPaaS/SaaSと連携させることにあります。その一つの到達点として、弊社独自のサービスを立ち上げる事を着想しました。
それが実り、先々々月にスマレジアプリコンテストで佳作をいただきました。
ただ、案件をこなすことに精一杯で、まだサービス化に至るレベルには達せられていません。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・弊社にてOculus Quest 2を購入しました。
・kintone Café メタバース支部の立ち上げに関わりました。
・公益財団法人埼玉県産業振興公社様が実施されている埼玉DXパートナーに弊社が登録されました。
・kintoneのプラグインを販売されているM-SOLUTIONS様と販売店契約を締結しました。
・今年初めから代表がついていた某お客様のセキュリティ講師の予定講義が終わりました。
実績を出しつつ、日常も充実させるための工夫。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくと信じています。引き続きよろしくお願いいたします。



§ 業務パートナー 今月は、新たなSaaS様との間でパートナー契約を結ぶ事が決まりました。来月早々に締結が出来そうです。

また、kintone界隈でも著名なM-SOLUTIONS様と販売店契約を締結しました。

先月から、経理や財務諸表の見直しを行い、五年間の長期計画を考えました。その中で経費として外注費をどう考えるかも検討しました。
かつて、外注費をSES業界の割合で設定していた失敗がありました。それを含めてパートナーさんとの外注費も見直し、業務の丸投げはしないように考えました。
上記の件を踏まえた打ち合わせを6/29に行い、今後の体制を固めています。

リモート体制でも指示がきちんと伝えられるよう、ツールの整備には引き続き取り組んでいきます。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
ありがたいことに2,3,4月に頂いたたくさんの案件のお引き合いがあり、今月もその実装作業や準備に注力しました。週一、二件の頻度で新たな案件のお話をいただけており、感謝しています。

今、動いている案件が30件ほど。他にも二ダースほど準備が進んでいる案件があります。それらをどのようにこなしていくか。それが今の課題です。
今、弊社が取り扱っているシステムはkintoneをベースにGmail、Google Calendar、Zoom、HubSpot、ChatWork、Slack、freee、freeeサイン、マネーフォワード、スマレジ、LINE、Benchmark、box、Stripe、サブスクペイ、AWS、各種CMS、その他です。
案件によってはパートナー社や技術者さんと一緒に構築し、私や弊社の技術顧問の方も実装に取り組みながら日々の開発に取り組んでいます。

経営者がワーカーとして奔走しているようでは社の発展は望めません。長期計画やビジョンを決め、経営に真摯に取り組み始めた今だからこそ、強くそのことを感じます。
代表が経営に時間を割けなくなると大所が見えなくなります。それは経営上のリスクとなってしまいます。
弊社を発展させるためにも、なるべく代表が手を動かすことなく案件を回すようにしなければ。

今月は代表が携わっていた某お客様のセキュリティ講師の講義も全八回が一段落つきました。

来月も、引き続き弊社メンバーの教育も兼ねた案件に注力していく予定です。

§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

ようやく、昨年の夏のコロナ感染がきっかけに苦しんだ状況に解決の光が見えてきました。
健全な経営は財務をきっちりしてこそです。今年度から毎月の費用をきちんと把握できるよう、毎月の領収書をスキャナで取り込み、それをfreeeに渡して収支を月次で出せるようにしています。

また、東京都中小企業振興公社の人財アドバイザーの方に昨年末よりアドバイスを受けています。この方から五年後の弊社の目指すべき姿を作るように言われ、SWOT分析をはじめ、売上や経費の計画をきちんと作成しました。税理士の先生にも手伝っていただきながら。
弊社代表が苦手意識を持ち、長年遠ざけていたこれらの作業。これらの作業から目を背けては経営に取り組めない。そのように覚悟を決めました。

§ 社内体制 昨年の師走の初めに、一年前に作成した社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで年始にあたり、三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

メンバーの募集を出した時と考え方の軸はぶれていません。

昨年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
そのアドバイザーの方から作成するようにと指示された、5年後の弊社を見据えたビジョンや課題の解決策は、上記の各理念をより細かく詰めたものです。文章や財務上の数値、目標の形で具体的に表しています。
それらはメンバーにも見せ、説明もしています。
全員に当事者意識を持ってもらおうと、各自に課題も出してもらったのですが、残念ながら目の前の課題や案件を解決するための視点にとどまっています。

弊社メンバーは、まだ技術的なスキルの習得に目一杯の状況です。経営者の視点までは気が回らないのも仕方がないのかもしれません。
ただし、少しずつ進歩はしてくれています。焦りは禁物と肝に銘じ、教えていくつもりです。
まずはスキル面の評価と人事面の評価を別に行う体制を作りながら、弊社の体制を良いものに整えていこうと思います。

3月の半ばよりメンバーに一人、SES形態で参加してもらっています。紹介予定派遣なので、いずれは正社員登用も視野においています。
また、パートナー会社の方にも今月より専任で関与してもらっています。それを踏まえ、今月からは6名体制でやっています。
毎週の月曜日の朝に行っているオンラインの打ち合わせは継続し、顔を合わせての打ち合わせも再開したいと思います。
昨年に犯した失敗の反省を踏まえ、慎重に、かつ大胆に果断に経営していきたいと思います。

来年にもまたメンバーに加わってもらう想定で進めています。

§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約15回です。オンライン商談はざっと数えたところ約34回ほどです。他にも半SESのお客様での打ち合わせもあります。
今月、頂戴した名刺は20枚です。

先月はkintone Café 高知 Vol.16とSORACOM UG SHIKOKUへの参加を通じて、SORACOM界隈の皆さんに知己が作れました。
それによってSORACOIM UGには二回。SORACOMさんが主催するIoT Solution Day 2022にも参加しました。
これらを通じてまた面白いお仕事や次の展開に繋がっていきそうです。

また、kintone Café 神奈川 Vol.13 と SORACOM UG 東京の共催イベントの準備を通して、またまた面白いご縁を多数いただいています。
こうしたご縁がつながり、弊社も弊社に関係する皆さんに福が舞い込む状況を喜ばしく思います。
引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。SORACOM Discovery 2022 Online(7/6)(7/7)。SORACOM UG Online(7/7)。kintone Café メタバース支部準備会(7/14)。kintone hive Tokyo Vol.15(7/20)。SORACOM UG Online #13(7/25)。IoT Solution Day(7/28)。

今月は、SORACOMさんがらみのイベントが多く、界隈の方々の熱量やコミュニティの雰囲気を学べました。
また、メタバース支部の準備会は、届いたばかりのOculus QUEST 2に四苦八苦しながらの参加がとても印象的にでした。
kintone hive Tokyo Vol.15は皆さん素晴らしい登壇で、hiveの地区予選を見るのが初めてだった私にはとても刺激になりました。

来月も複数のイベントで登場する予定でしたが、9月にずれ込みそうです。
今年に入ってから、発信の機会を増やすため、noteの投稿を始めています。これも毎営業日に記事をアップしています。

弊社の開発や記事執筆のお仕事はこうした対外活動から生まれています。代表自身による新たな交流を発信することは絶対に怠ってはならないと肝に銘じています。

コロナが小康状態になり、リアルのイベントも増えつつあります。また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。



§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップし直す作業ですが、今月は1本アップしました。
(「アクアビット航海記 vol.45〜航海記 その29」)
私が今まででもっとも技術者として経験を積んだ時期の充実を書いています。今から思うとまぶしい時期でした。

今月、書いた本のレビューは3本(
翳りゆく夏
立花三将伝
昭和天皇の終戦史

今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は1本(
この国の未来に私や弊社ができること
) 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本() 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、先月から毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

6月29日 メタバース上の会議の可能性
6月30日 纏めを書いて時間を貯める
7月1日 年の後半に入って気を配る事
7月4日 有事対応にこそ会社の真価が。
7月5日 鎌倉幕府に組織の困難を見る
7月6日 政治に関心は持ち続けましょう
7月7日 コミュニティで人生が変わる
7月8日 SORACOMさんの世界の広さ
7月11日 情報技術で変えていかねば
7月12日 SNSにも読解力は必要です。
7月13日 孤独を考えぬ働き方改革は無
7月14日 コミュニケーション手段の長短
7月15日 メタバース体験とその可能性
7月19日 人工知能に意識の芽生え?
7月20日 kintoneとSORACOMの相性
7月21日 資格試験を目標にする意味
7月22日 お客様との伝達路を整えたい
7月25日 場の繋がりを体験するきっかけ
7月26日 技術情報の伝達者に大切な事
7月25日 研修資料から学ぶ事は多い

§ 年表

・七月お仕事

二俣川で作業・打ち合わせ×5、EKITERIA PRONTOで作業・打ち合わせ、銀座で商談、快活CLUB 王子駅前店で作業、八王子労働基準署 町田支署で手続き、町田森野郵便局で手続き、江戸川区で商談・作業、丸の内で商談、鶴川で手続き、八王子年金事務所で手続き、セブンイレブン 八王子八日町5丁目店で手続き、
コワーキングスペース八王子 8Beatで作業、Tully’s Coffee Prime Fiveで作業、日比谷公園で作業、Starbucksで作業、Tully’s Coffeeで作業、東京都中小企業振興公社で打ち合わせ、鎌倉・旅する仕事場で作業、安国論寺で視察、鎌倉ちゃんぷるで親睦、魚がし日本一で親睦、bizstation新橋で打ち合わせ、ビーフキッチンスタンドで懇親、本郷で商談、ドトールコーヒーショップ 本郷三丁目東店で作業、大崎ブライトコアホールでIot Solution Day 2022、アクアビットサテライトオフィスで作業×5

§ ツイートまとめ
・七月ツイート

https://togetter.com/li/1923605


2022年6月のまとめ(法人)


令和四年六月。

街から少しずつマスクをつけた人の数が減りつつあります。コロナウイルスが収束へと向かいつつある証しです。
観光地には異国の方の姿も見られるようになりました。
めでたいことです。今までコロナによって苦しめられてきた諸業界の皆様が潤いますように。

一方でウクライナへのロシア侵攻は泥沼化しており、一向に収束の兆しが見えません。

まだまだ未来は不透明です。今は良くてもこれからどうなるか分からない。そんな激動の日々です。
そのような世情の中、仕事が途切れずにいただけていることに感謝します。
とはいえ、その現状に安住するのは危険です。
常に外の世界に目を向け、井の中の蛙にならぬように気を引き締めなければ。

それにはどうしなければならないのか。
まだまだ課題は山積みです。
そんなところに、尼崎市の個人情報が入ったUSBが紛失した騒ぎが持ち上がりました。
この事件は弊社にとっても人ごとではありません。これからも常にセキュリティ対策は考えておかなければ。

昨年の反省を真摯に踏まえ、今年から心機一転してさまざまな活動に向けて努力を続けています。
成果は出ており、順調に見えますが、油断してはなりません。案件が積み重なっており、それが逆にリスクにもなっています。

達成度6割。達成感6割。満足感8割。それが今月の代表自身の自己採点です。

幸先がよかったとはいえ、その状況に甘んじず、足元を固めて進みたいと思います。
弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 六月度の売上も目標額を超えることができました。

また、今月もいくつかの引き合いを頂きました。2,3月に比べると数は減りましたが、本当にありがたいことです。

弊社メンバーもがんばってくれています。四人体制で乗り切れるかは、これからの頑張りです。

あるお客様で4月から取り組み始めた半常駐の案件も、メンバーが頑張ってくれているため、来月からは私が行く日数を大きく減らすことができそうです。そのメンバーは別の複数の案件を頑張ってくれています。
おかげで、kintoneの中だけで完結できるような案件については、うちのメンバーだけで回りつつあります。代表が打ち合わせで出られないときは、うちのメンバーだけでお客様と打ち合わせるなどして。とてもありがたいことです。

ただ、今の案件はそれ以上の量です。メンバーの開発スキルの上昇速度を上回るように案件の量が増えています。今期の売り上げの予想額も算出しましたが、四人で成し遂げるには今以上にスキルと生産性を上げなければ難しいと感じています。パートナー技術者にも関わってもらいながら、やり遂げられるよう努力します。

kintoneだけで回せるような案件はどちらかというと小規模です。弊社としては、大きな案件も引き受けていかなければなりません。
弊社の価値とはkintoneを他のPaaS/SaaSと連携させることにあります。その一つの到達点として、弊社独自のサービスを立ち上げる事を着想しました。
それが実り、先々月にスマレジアプリコンテストで佳作をいただきました。
受賞発表記事
先月は授賞式にも出席の栄誉をいただきました。アプリコンテストについては、Yahoo!ニュースの記事として取り上げられ、代表が登壇した授賞式の様子は、スマレジさんからの詳細な記事としてもアップされました。
インターネットを初期の頃から利用する代表のような者にとっては、Yahoo! ニュースに自社が載ることはうれしく、感慨が尽きません。

今月は、他にもSORACOMさんのアップする記事にも弊社代表が登場しました。
kintone Café 高知とSORACOM UG SHIKOKUの共催イベントのレポートの中です。ありがたいことです。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・kintone Café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKUに代表が登壇しました。

kintone café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKUで登壇しました


・上記イベントの模様がSORACOM社のブログに取り上げられ、代表が登場しました。
https://blog.soracom.com/ja-jp/2022/06/23/kintone-cafe-and-soracom-ug-shikoku-report/
・kintone Café 神奈川 Vol.12を開催し、代表が登壇しました。

kintone Café 神奈川 Vol.12を開催しました


・5月末のスマレジアプリコンテストの結果がYahoo ニュースに記事となり、その中で弊社も取り上げられました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e45c30e91b02737faa7fe0c34150bb6f433314a
・5月末のスマレジアプリコンテストの授賞式の模様をスマレジ社が記事にしてくださいました。
https://note.com/smaregi_devtaro/n/n5d175a764de4
・弊社のメール環境をGoogle Workspace Business Standardに変更しました(一アカウントのみ)。
・弊社契約のZapierのバージョンをプロフェッショナルプランにアップグレードしました。
・メタバースを使った仮想空間でのオンラインミーティングを体験してみました。

実績を出しつつ、日常も充実させるための工夫。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくと信じています。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月は、kintone Café 神奈川 Vol.12を開催しました。その中で、パートナー技術者さんにセッションの一つを担当してもらいました。また、パートナー企業の方にはリアルの参加者として現地に来ていただきました。

今月は、経理や財務諸表の見直しを行い、五年間の長期計画を考えました。その中で経費として外注費をどう考えるかにも検討しました。
かつて、外注費をSES業界の割合で設定していた失敗がありました。それを含めてパートナーさんとの外注費も見直し、業務の丸投げはしないように考えました。外注する場合も、弊社がなるべく関わるような体制をとるつもりです。
上記の件を踏まえた打ち合わせを6/29に行い、今後の体制を固めました。

リモート体制でも指示がきちんと伝えられるよう、ツールの整備には引き続き取り組んでいきます。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
ありがたいことに2,3,4月に連日のように新たな案件のお引き合いをいただきました。今月もその実装作業や準備に注力しています。今月もまだ、週一、二件の頻度で新たな案件のお話を頂いています。これも、今までの露出の効果でしょう。ありがたいことです。

今、動いている案件が30件ほど。他にも二ダースほど動いている案件があります。それらをどのようにこなしていくか。それが今の課題です。
取り扱うシステムはkintoneをベースにGmail、Google Calendar、Zoom、HubSpot、ChatWork、Slack、freee、freeeサイン、マネーフォワード、スマレジ、LINE、Benchmark、box、Stores、請求管理ロボ、AWS、各種CMS、その他です。
案件によってはパートナー社や技術者さんと一緒に構築し、私や弊社の技術顧問の方も実装に取り組みながら日々の開発に取り組んでいます。

経営者がワーカーとして奔走しているようでは社の発展は望めません。長期計画やビジョンを決め、経営に真摯に取り組み始めた今だからこそ、強くそのことを感じます。
代表が経営に時間を割けなくなると大所が見えなくなります。それは経営上のリスクとなってしまいます。
弊社を発展させるためにも、なるべく代表が手を動かすことなく案件を回すようにしなければ。

来月も、引き続き弊社メンバーの教育も兼ねた案件に注力していく予定です。

§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

ようやく、昨年の夏のコロナ感染がきっかけに苦しんだ状況に解決の光が見えてきました。
健全な経営は財務をきっちりしてこそです。先月から毎月の費用をきちんと把握できるように毎月の領収書をスキャナで取り込み、それをfreeeに渡して定期的に収支を出すようにしています。

また、東京都中小企業振興公社の人財アドバイザーの方に昨年末よりアドバイスを受けています。この方から五年後の弊社の目指すべき姿を作るように言われ、SWOT分析をはじめ、売上や経費の計画をきちんと作成しました。税理士の先生にも手伝っていただきながら。
弊社代表が苦手意識を持ち、長年遠ざけていたこれらの作業。これらの作業から目を背けては経営に取り組めない。そのように覚悟を決めました。

§ 社内体制 昨年の師走の初めに、一年前に作成した社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで年始にあたり、三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

メンバーの募集を出した時と考え方の軸はぶれていません。

昨年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
そのアドバイザーの方から作成するようにと指示された、5年後の弊社を見据えたビジョンや課題の解決策は、上記の各理念をより細かく詰めたものです。文章や財務上の数値、目標の形で具体的に表しています。
それらはメンバーにも見せ、説明もしています。
全員に当事者意識を持ってもらわなければ。

弊社メンバーは、まだ技術的なスキルの習得に目一杯の状況です。経営者の視点までは気が回っていません。
ただし、少しずつ進歩はしてくれています。引き続き焦らずに教えていくつもりです。
まずはスキル面の評価と人事面の評価を別に行う体制を作りながら、弊社の体制を良いものに磨いていこうと思います。

3月の半ばよりメンバーに一人、SES形態で参加してもらっています。紹介予定派遣なので、いずれは正社員登用も視野においています。
また、パートナー会社の方にも専任で関与してもらうことになりました。それを踏まえ、来月からは6名体制になりそうです。
そのためにも、毎週週明けに行っているオンラインの打ち合わせと、顔を合わせての打ち合わせは引き続き行っていくつもりです。
昨年に犯した失敗の反省を踏まえ、慎重に、かつ大胆に果断に経営していきたいと思います。

§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
リアル商談は8回、お客様との打ち合わせを行いました。オンライン商談はざっと数えたところ約24回ほどです。他にも半SESのお客様での打ち合わせもあります。
今月、頂戴した名刺は20枚です。

今月はkintone Café 高知 Vol.16とSORACOM UG SHIKOKUへの参加を通じて、SORACOM界隈の皆さんに知己が作れたのが大きな成果です。
また、kintone Café 神奈川 Vol.12の開催からも面白いご縁をいただきました。
これらを通じてまた面白いお仕事や次の展開に繋がっていきそうです。こうしたご縁がつながり、弊社も弊社に関係する皆さんに福が舞い込む状況が嬉しいです。
引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。THE HYBRID WORK JOURNEY(6/3)。kintone Café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKU(6/11)。kintone Café 神奈川 Vol.12(6/21)。法政大学ORANGE vs 関西大学カイザース交流戦(6/26)。

今月は、上記の四つのイベントで深く学ぶ事ができました。THE HYBRID WORK JOURNEYは働き方に関する気づきの連続でした。
kintone Café 高知 とSORACOM UGの共催イベントは今月のクライマックスともいうべきイベントでした。高知まではるばる向かった甲斐がありました。
kintone Café 神奈川も開催側として、登壇者として学べたのはもちろんの事、そこから次の道につながったことが大きいです。

最後のイベントはお客様からのご招待でした。弊社にとってスポーツ運営のノウハウも含めた貴重な学びを得た案件でお客様からご招待されたことは、弊社の作業が認められたことでもあり、とてもうれしく思います。

今年に入ってから、発信の機会を増やすため、noteの投稿を始めています。これも毎営業日に記事をアップしています。

弊社の開発や記事執筆のお仕事はこうした対外活動から生まれています。代表自身による新たな交流を発信することは絶対に怠ってはならないと肝に銘じています。

コロナが小康状態になり、リアルのイベントも増えつつあります。また皆様と交流を深めたいと思っています。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップし直す作業ですが、今月は1本アップしました。
(「アクアビット航海記 vol.44〜航海記 その28」)
上京以来お世話になった会社や現場に別れを告げ、次の世界に足を踏み入れたのですが、早速洗礼を浴びたことを書いています。

今月、書いた本のレビューは1本(
日本史の内幕

今月、書いた映画のレビューは1本(
トップガン マーヴェリック

今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた物申すは0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは2本(
kintone café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKUで登壇しました
kintone Café 神奈川 Vol.12を開催しました
) 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、先月から毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

5月30日 今の若者は、という論に思う事
5月31日 厳しい現場には相応の理由が
6月1日  地方創生の取組みを応援します
6月2日  助成金の正しい向き合い方は
6月3日  リモートワークを辞める命令
6月6日  流通革命の一端を担いたい
6月7日  誕生日に体力の大切さを知る
6月8日  守りの国内と攻めの国外が肝
6月9日  ロックな生き方と経営者の狭間
6月10日 移動中でもリモートワークが吉
6月13日 高知で得られた気づきを次に
6月14日 ネットとメディア報道の落差。
6月15日 リアル/オンラインの縁に感謝
6月16日 リアルイベントに出る価値
6月17日 技術速度の進化の速さに思う
6月20日 企業の役割と技術の釣合い
6月21日 自己発散したい欲求に駆られ
6月22日 無償のイベント開催をなぜやるか
6月23日 プログラムの命名規則とは
6月24日 セキュリティ意識の徹底を
6月27日 わが国の若者が担うべき仕事
6月28日 アメフトから経営のコツを掴む

§ 年表

・六月お仕事

二俣川にて作業・打ち合わせ×7、銀座にて商談、二俣川のCaféで打ち合わせ、Café NOVAで作業・勉強会、お客様と高知で飲み会×3、kintone Café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKUに登壇・参加、kintone Café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKUの懇親会×4、bnb+ osaka tsuruhashiにてオンライン打ち合わせ×2、猿沢池畔にて作業、高槻にて作業・打ち合わせ、高槻のお客様現場にて作業・テスト、東戸塚マクドナルドにて作業、kintone Café 神奈川 Vol.12開催・登壇、kintone Café 神奈川懇親会、ドトールコーヒー鶴ヶ峰駅前店で作業、町田市立中央図書館で作業、八街のお客様で作業・打ち合わせ、三井住友銀行佐倉支店で作業、サテライトオフィスで作業と打ち合わせ×2

§ ツイートまとめ
・六月ツイート

https://togetter.com/li/1909111


2021年11月のまとめ(法人)


令和三年十一月。
コロナウィルスの新規患者数は激減し、世の中は平常に戻りつつあります。
代表のコロナ感染が九月と十月の弊社を苦しめました。さらに今月も後遺症となって影響を及ぼしています。
ですが、コロナ禍を乗り越えた今月は、それを乗り越えられる手応えをつかむことができました。Cybozu Days 2021の出展という最大のイベントにおいて。

そこで得た手応えは、ブログにも書いた通りです。

今月も多くの引き合いに恵まれました。また、複数のお客様の案件で検収に向けて大きく進めることができました。

今年に入ってから、二人の新たな仲間を迎え入れた弊社。
ですが、今月をもって一人が弊社を離れることになりました。これは私の力不足が招いた結果です。
来月からは三人体制で新たにやり直します。新たな体制を固めていかなければ。

達成度五割。達成感七割。満足感八割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたあらゆる方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括 十一月度の売上は、まだ確定していません。
今月は最低限の目標額は達成しましたが、本来あるべき額としては及んでいません。
あと二つの大きな案件が最終のご検収に至れていません。一つは今月の大阪への出張でほぼめどをつけました。ただ、もう一つの案件があと少しで終わりません。

ただ、今月は既着手の案件の着手金があり、その着手金の計上でなんとかなっています。

弊社は売上を一社に依存せず、複数のお客様に分散させています。それが原因で月によってまちまちの売上になってしまいます。売上が少ない月は当然苦しくなります。
ですが、安定を捨てても一社への依存が強まることは何かあった時のリスクにもなります。今後も引き続き、売上を特定のお客様に頼らず分散させる体制を維持していこうと思います。それが経営上のリスクをより低めてくれるはずです。
ただ、ここ三カ月の売り上げ減はやはり厳しいです。今後の弊社の収入源を根本から考えなおす必要を切実に感じています。
つまり、継続的な売り上げを確保するサービスの開発です。今月はその開発を進めるためのご縁も多数いただきました。そのため、今月の後半はそれに向けて真剣に検討を進めました。

複数の案件を並行しながら成果につなげる。そのためには、一件あたりの稼働時間を少しでも抑え、なおかつ品質も維持しなければなりません。まだまだ、同時並行で多くの案件をこなすにはメンバーの習熟度が足りていません。シングルタスクが精いっぱい。
残念ながら弊社の財政の体力が持たず、体制の上でも仕切り直しを余儀なくされてしまいました。
マルチタスクができるようになれば、複数の案件を同時に進行させながら、ご検収もいただけるようになるはずだったのですが。
新たなサービスの開発と通常の開発の並行を実現するためにも、日々試行錯誤しています。

おかげさまで週あたり数件の新しい引き合いをいただけています。それは、以前から代表が露出に励んでいたおかげもあるでしょうし、少しでも弊社のメンバーの成長が代表の余裕につながっているからかもしれません。
特に今月は新たな引き合いを多数いただけました。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・Cybozu Days 2021に出展し、多数の来場者の方々に弊社ブースに立ち寄ってもらえました。そこから複数の引き合いにもつながりました。
・関西のお客様の某案件で現地でテストを行った結果、無事にテストを終えることができました。
・kintone Café JAPAN 2021で代表がkintoneインポートチャレンジの挑戦者として登壇し、多くの反応をいただきました。
・メンバーが一人、今月をもって別の道を行くことになりました。

実績を出しながら、日常も充実させる。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくはずです。

§ 業務パートナー 今年に入り外注ではなく、自社で業務にあたっていく方向に舵を切った弊社。
自社で開発にあたるため、コミュニケーションのやり方やフローに日々改善を加えています。

代表がコロナに感染したことで低調になってしまったのですが、Cybozu Days 2021の成功をへて、今月は再び協業に向けた取り組みを始めています。パートナーさんにも一部の出展内容を作ってもらいましたし。
今回は出展して下さったパートナ企業さんや技術者さんにもブログを書いてもらいました。
Cybozu Days 2021へ参加しました
Cybozu Days2021に参加してみての感想

その中でも、Slackでの内部発信(社内およびパートナー様向け)は毎営業日に着実に行っていました。
代表の考えや哲学や思いを共有し、円滑に成果をあげていくためにもこれからも欠かさず行っていくつもりです。

体制を強めるとともに、業務パートナーさんとの協業にも効果を出したいと思っています。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
弊社はkintoneに未来を賭けようとしています。もちろん、案件がkintoneだけで完結することはまずありません。ウェブサイトも含めた周辺のシステム、特にSaaS/PaaSとの連動が欠かせません。
そのため、弊社が扱う対象はkintoneに絡むPaaS/SaaS、言語はkintoneとの連携に必要なJavaScriptやphpに絞っています。

その一方で、同じように考えてkintoneビジネスに従事されている会社は多数いらっしゃいます。そうした会社と弊社を区別をつけるためにも、サイボウズデイズの出展のテーマとして、色合いを少し周りのブースと変えた連携ネタを披露しました。
また、弊社の強みは他のSaaSとの連携にあると思っています。なので、今月はスマレジ社のスマレジdevelopers dayにも参加しました。

また、某案件で必要になったため、BenchmarkとwooCommerceとkintoneをつなげるphpのclassを作成したのも今月の成果です。

弊社にはkintoneとは全く関係ない案件も引き合いがあります。その時、kintoneのみしか取り扱わないと断ってしまう姿勢は、今後のリスクにもつながります。そのため、kintoneに関する可能性があれば、まずは一度お話を伺ってみようと心がけています。周辺のシステムとの連携を含め、提案を行うことでお客様のご要望にも応えられますし、弊社のビジネスも広がるはずです。

それでもあまりkintoneに関係ない案件については、パートナー企業に委ねています。ただ、無条件に振るのではなく、今後のことを考えて。

おかげ様で新たな案件の引き合いは途切れずにいただけています。来月以降に続くお話も。それらをきちんとこなすためにも、準備と実装のための環境は作っていかねば。
また、お客様からのご要望をただ受けながら対応するのではなく、

その中で代表の抱えていた作業を少しずつ切り離していくのが目標です。そして、弊社が代表だけの会社でないことを早く世に知らしめたいと思っています。



§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
いつになればこの状態が落ち着くのか。課題は山積みです。

助成金や補助金にも力を借りて乗り切ろうと思います。
財務の件は、引き続き最優先で取り組んでいきます。

§ 社内体制 昨年の八月より、常時専任の技術者さんに顧問として手伝ってもらい始めました。

また、昨年の九月には、
社是
企業理念
経営理念
9つ(ナイン)の「ない」
アクアビットに合わない方
を作成しました。

さらに、今年からは新たに二人の仲間に参加してもらっていました。その集大成がCybozu Days 2021のはずでした。
実際二人のメンバーには終わった後ブログを書いてもらいました。
Cybozu Daysに行ってみた
Cybozu Daysに初参加、初出展してみた

ところが、今月から一人が弊社を離れることになりました。
リモートによるサポートだけでは理解度に差が生じるため、週に一度は必ず顔を合わせての作業を行っていましたが、
9月に代表がコロナに感染したことで、対面作業ができなくなり、さらに価値観や技術到達度の期待値でもずれが生じてしまいました。特に価値観のずれは深刻でした。そのずれが顕わになったのがCybozu Days 2021でした。
これは代表の力不足だったと痛感しています。
各種ツールを活用しながら、開発にあたっての一体感は醸成していきたかったのですが。
リモート開発だと価値観のずれを見つけることができませんでした。リモート開発の難しさを痛感しています。反省することしきりです。

また来月から関係を構築する努力をやり直そうと思います。
SI交流会で、こうした経営理念も含めて社員全員で考える文化を教わりました。メンバー全員で再検討するつもりで。
代表も先月からつけ始めた部下ノートを継続し、皆で成長していけるような関係を作っていこうと思います。

規模拡大が目的の全てだとは思いません。が、弊社の定めた企業理念

企業理念
公明正大な情報技術をあらゆる生き物のために
正直に、飾らずに、パートナー、お客様、地域、自分、家族のために

の実現のためにも、体制の効果を発揮したいと思っています。

§ 人脈の構築 人と対面する機会がめっきりなくなったこの一年半。
ところが、さまざまなチャネルを通じて弊社には定期的に新たな引き合いをいただいています。本当にありがたいことです。
おそらく、あちこちで露出をしてきたからでしょう。イベント登壇、他社のブログ登場、今までに弊社サイトに書いたさまざまなブログ群、SNSの書き込み、既存のお客様からのご紹介。

リアルのイベントが復活するにはまだまだ時間がかかるはずです。
そのため、引き続き複数のチャネルによる新規案件の確保に注力しようと思います。
今月、頂戴した名刺は77枚でした。Cybozu Days 2021の出展とスマレジDevelopers Dayといったリアルイベントへの参加が大きかったです。

ブログ発信、SNSの書き込み、オンラインイベントへの登壇は今後も行っていこうと思います。
オンラインであっても人脈は構築できるはず。ビジネスの新たな流れを創り出すため、引き続きオンラインイベントには参加していくつもりです。コロナ禍が落ち着くことは当分なさそうなので。
もちろん、案件を着実にこなし、誠意と公正さを持ちながら。
引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月は以下のイベントに参加しました。Cybozu Days 2021 Tokyo(11/1-2)。kintone Eva Night(11/1)。kintone Café JAPAN 2021(11/13)。kintone SIGNPOST勉強会 vol.0(11/18)。kintone Eva Camp(11/19)。kintone SIGNPOST勉強会 vol.1(11/25)。スマレジ Developers Day(11/26)。

今月はとにかくCybozu Days 2021につきます。久しぶりの嬉しい出会いもありました。また、サインを求められる面白い経験もできました。
Cybozu Days 2021を終えて(ブース出展編)

また、kintone Café JAPAN 2021では代表がkintone インポートチャレンジの挑戦者として20分強でワナが仕掛けられたインポート作業を終えました。ご声援と多数のコメントを頂いたのは今月の思い出です。

それと月末にはスマレジ Developers Dayにも参加しました。コロナになってから遠ざかっていたリアル交流会は、とても久しぶりでよかったです。

もう一つ、kintone Eva Campではkintone エバンジェリストの皆さんとオンライン交流を深めました(11/19)。オンライン飲み会の食事と飲料が自宅に届くnonpiで楽しみました。私はビールやチューハイを。ここまでそろえてもらえるとオンライン飲み会も楽しくなります。

来月以降も適宜露出し、案件の増加につながる営業活動を行っていきたいと思います。今後とも、代表と弊社メンバーによる情報の発信を行っていく予定です。弊社のYouTubeチャネルも開設したことですし。
来月早々にはYouTubeチャネルに動画を一本アップする予定です。

きっと、必ずや、コロナは小康状態に落ち着くと信じます。そして、また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社とかかわっていただいた皆様、誠にありがとうございました。

§ 執筆活動 三年前の春まで連載していたCarry Meさんが運用している本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップする作業ですが、今月は0本アップしました。アップするのをすっかり忘れておりました。来月は必ずアップしたいと思います。

今月、書いた本のレビューは6本(
アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書
タイタンの妖女
成功している人は、なぜ神社に行くのか?
太陽の簒奪者
未来の年表
球界に咲いた月見草 野村克也物語
)。
今月、書いた映画のレビューは1本(
信虎
)。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは6本(
Cybozu Daysに行ってみた
Cybozu Days 2021を終えて(セッション聴講編)
Cybozu Days 2021を終えて(ブース出展編)
Cybozu Daysに初参加、初出展してみた
Cybozu Days 2021の弊社関連ブログまとめ
kintone Café JAPAN 2021でミッションに挑みました
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

§ 年表

・十一月お仕事

アパホテル&リゾート東京ベイ幕張×2、幕張メッセ 国際展示場2-3ホール×2、とんかつ kappo 有薫 海浜幕張店、とり鉄、ファミリーマート 銀座御門通り店で作業×2、銀座で打ち合わせ、オレガノ高槻駅前で打ち合わせと作業×2、関西大学総合情報学部で作業、川安、渋谷で商談、ファミリーマート 渋谷東二丁目店で作業、半蔵門で商談、サンマルクカフェで打ち合わせ、おでんやden、ハローワーク町田 森野ビル庁舎、ココデンタルクリニックで作業、東京法務局 町田出張所×2、町田税務署、スマレジ東京ショールーム、町田市立中央図書館で調査、アクアビットサテライトオフィス×7

§ ツイートまとめ
・十一月ツイート

https://togetter.com/li/1809704