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おいでなって! ビルド山梨に運営・参加してきました



2023/12/2に甲府において『おいでなって! ビルド山梨』というイベントを開催しました。
運営メンバーは、私(代表)、妻(役員)、そして長女(総務・経理担当)でした。
告知ページ

1.総括


このイベントは弊社が催しました。企画から会場確保、さらに告知や当日の進行まで。
すべてが弊社の責任の下にありました。

『ビルド山梨』の開催目的は、最低限の目標を達成できたと考えています。
むしろ、10日前までほとんど動いていなかったことを考えると、上出来だったと思います。

ところが、うちの家族の中でこのイベントの総括が全くできていません。私もnoteでもブログでもこの総括は妻に任せようと思い、何も書かずにいました。
ところが、妻はFacebookに投稿した内容で満足し、総括は終わったと考えている節があります。あれでは総括になっていません。それはよくないので、本稿としてアップします。

『ビルド山梨』の開催目的とは、2024年6月29日に予定している地域クラウド交流会(ちいクラ)のキックオフです。

そもそも、この12月2日こそが、本来のちいクラの開催予定日でした。ところが妻の判断で延期し、新たに山梨県立図書館で予約し直しました。
ちいクラの参加予定人数から考えると、この日の会場であるコットンクラブさんがではキャパシティが足りないこと。そもそも妻のスケジュールから、12月開催が厳しいこと。

せっかく予約を取って押さえていたコットンクラブさんの場を活かすため、初めはkintone Café 山梨の開催も検討しました。
kintone Café 山梨は時期尚早という判断が運営メンバーの皆さんとの打ち合わせでなされました。であるなら、弊社主催でイベントを開催し、そこにちいクラに関わってほしいと思う方々に集ってもらい、交流を深めよう。それが今回の目的でした

前の日に突貫で資料を作り、当日、それを見事に説明しきったこと。
次のちいクラに向け必要となる方に来ていただき、その方々にきちんと説明ができたこと。今後の主要なメンバーの交流が図れ、信頼感も向上できたこと。
本当に上々な出来だったと思います。

が、ここでダメ出しをしておく必要があります。まず、上のような上出来の結果になったのは、妻の個の能力があったこと。参加者の皆さんの登壇協力とプレゼン能力があったことです。
これがなかったらかなりグダグダだったはず。ちいクラ山梨の開催にも悪影響を及ぼしかねないところでした。

2.悪かった点

最大の欠点は10日前まで事前の準備が全くできていなかったことです。

『ビルド山梨』は弊社で催したイベントなので、最終的な責任は代表である私にあります。
が、イベントの仕切りは全部妻に任せようと思ってました。なにしろ、ちいクラのオーガナイザーは妻ですから。

ところが11月になっても妻は動く気配がありません。たまりかねた私は、11月19日に家族で山梨の八ヶ岳に行く車中でその話を振りました。ところが芳しい反応がありません。娘たちとの話に興じている妻。おそらく、開催のイメージがつかめず、どうしたら良いかわからないので、イベント開催から逃避しているようにすら見えました。

これはまずい、このままでは間違いなく12月2日のイベントは失敗すると思いました。
そのため、その日から翌日にかけ、私から皆さんに登壇依頼を送りました。そして、相談内容をまとめ、当日のタイムスケジュールの素案も私の方で考えました。
信じられないことに開催の12日前まで誰になんの話をしてもらうのか、イベントの内容も含めて何も決まってなかったんです。


妻の個人的な能力はさすがです。前日から夜中までかけてちいクラの説明資料を突貫で作りました。そして、当日も見事にそれを話し、演じ切りました。参加された皆さんからも妻の話す能力の高さに印象を持ってもらえたと思います。

が、ちいクラは個人能力を出す場ではありません。全員で作り上げていくイベントのはずです。今回のやり方だと、当日に手伝ってくれるスタッフが準備不足で臨み、右往左往することになるのは必至。まず間違いなくやばいことになるでしょう。ここは猛省を促したい。

3.当日の様子

さて、当日の様子です。
私が登壇をお願いした方々の出番も含め、妻には開催の前日にスケジュールを再調整してもらいました。

会場のコットンクラブは80人は入れるキャバだったので、集まった15人は少し寂しい気もしましたが、それでもキーとなる皆さんが集って下さったと思います。
本当に皆さんには感謝です。


まずは妻から開催開始のご挨拶。


そして続いて藤野さんに一言ご挨拶をその場でお願いしました。
妻がちいクラ山梨を開催するにあたり、藤野さんと出会ったことから山梨での人脈つくりがスタートしました。藤野さんにはいろんな方を紹介してくださり、感謝しています。今後もちいクラ山梨には関わっていただきたいと願っています。

続いて会場にいらっしゃる方々に自己紹介をお願いしました。座っている場所の順番に。
山梨の大企業で活躍されている方、kintone Café 山梨の主催者、山梨の自治体にお勤めの方、サイボウズ社の社員、山梨に移住し起業されている方、山梨中央銀行に勤めつつ、地元の若手支援や山梨経済活性化をしている方、山梨に移住と会社移転を検討している方。山梨のこれからを担っていただく志のある方々です。


そして、妻によるちいクラの説明。
上にも書きましたが、話すことについては妻はさすがです。資料も前日に突貫で作ったにしては起承転結も備わっていました。


皆さんにもちいクラが何か、については伝わったのではないかと思います。
できる限り地域(山梨)の経済を回し、しかもそれを新たに起業したい、または起業して間もない方や企業が発展するための仕組み。
決して一企業(アクアビット)の利益のためではないもの。
妻からはなぜ町田に住むのに山梨で開催しようと思ったかについても話してもらいました。


続いて代表の私からは、kintone Café 山梨の開催から、よっちゃばれっ kintone 無尽の紹介に至るまで、この半年の山梨とkintoneコミュニティのかかわりを話しました。
ちいクラは主催は地域のオーガナイザー、つまり妻や弊社が主催するのイベントです。が、サイボウズ社がちいクラの仕組みを立ち上げ、協賛としても参加してくださっています。

そのkintoneのエコシステムについては会場に来られた方にも説明しておく必要があります。またどの程度山梨で活動を拡げているかについても。
ここで私からkintone Café 山梨の主催者であるあかねさんにバトンたっち。よっちゃばれっ kintone 無尽を立ちあげておられるあかねさんからそのあたりについて補足してもらいました。
続いて同じく主催者の小林さんにも。
お二人のお話から、山梨にkintoneエコシステムを拡げたい思いは伝わったのではないかと思います。あかねさん、小林さんありがとうございました。


続いては富士吉田市の小俣さんから「Cybozu Daysに登壇して」というタイトルで話していただきました。

私から登壇を依頼した狙いは、サイボウズさんの活動を知ってもらうことです。それにはそこに登壇した方に話してもらうのが一番。
皆さんにサイボウズ社が何をしている会社なのか、さらに情報を持ってもらえたのではないかと思います。

そして小俣さん自身が学んだ
アウトプットの大切さ
コミュニティの大切さ
は、ちいクラ山梨にも通ずる点があります。

小俣さんからは富士吉田市で行われる布の芸術祭のチケットを皆さんにご提供いただきました。私は残念ながらいかれませんでしたが、小俣さんありがとうございました。


続いては、富士吉田市に移住された西見さんから「山梨に移住してみて」というタイトルで語っていただきました。
夏の真鶴でのkintone Café 神奈川で初めてお会いしてから、Cybozu Days 2023の弊社ブースの懇親会にも来ていただいたり、他のkintone技術者コミュニティでもご一緒するなど、ご縁が深まっています。

私から登壇を依頼した狙いは、山梨の地域を活性化することがちいクラ山梨のミッションなら、外から流入する経済効果も考えておかねばなりません。それには実際に山梨に移住した方にその体験を話していただくのが一番です。実は弊社も我が家も山梨移住に向けて準備を進めています。
我が家の場合、甲府を念頭に置いていたのですが、西見さんには完全にロックオンされてしまいました。西見さんからはネタも交えて富士吉田への移住を何度も話中でいじっていただきました。甲府市役所の方もいる前というのに(笑)。
でも、西見さんの思いもわかるほど、富士吉田が住みよい場所だということは伝わってきました。本当に検討しています。実はこのイベントの二週間ほど後に実際に富士吉田に泊まりました。西見さんありがとうございました。


続いては、山口さんから。「外から見た山梨」というタイトルで語っていただきました。
山口さんと初めてお会いしたのも夏の真鶴のkintone Café 神奈川です。そこではワールドカフェのファシリテーターを務めていただきました。
その後、山口さんが山梨中央銀行にお招きされ、山梨でも何度も講師として招かれていることを知り、ぜひ外からの視点を話していただこうと思ったのでした。藤野さんともそこですでに知己であることも知っていたので、ここで話してもらうにふさわしいと。

ところが、私が想像する以上に山口さんは山梨にご縁がある方でした。藤野さんだけでなく、来ていただいていた甲府市役所のお二方ともすでに知己であったとは。
それもそのはず。山口さんは甲府市役所やCROSS BEでも講師を務められたとか。ほかにもさまざまな甲府の企業での研修ファシリテーターの経験をお持ちでした。私の期待以上に山口さんを今回お招きしたことがはまったことがとてもうれしかったです。

山梨の印象を「せまっ!」と一言でまとめ、その真意を「関係人口が多くてせまい → 「それ、やってみよう!」がたくさん生まれる」と覆して見せたあたりはさすが!

4.まとめと今後の交流


というわけで、無事にイベントも終わりました。ここで集合写真を一枚。

続いての、懇親会ですが、実は全く予定を決めていませんでした。
が、コットンクラブさんについてから急遽お店の方とお話をし、参加希望者を募ってある程度人数が集まるようでしたら、お店で簡単な懇親会の開催をお願いできないか聞いてみました。
すると、ご快諾していただいたので、皆さんに募ってみたところ、上の集合写真に登場した方は全員問題ないとのこと。

そこで13人で楽しくお話しさせていただきました。

コットンクラブさんには本当に急なお願いに対応していただき感謝です。素晴らしい音響と設備など、キックオフには十分すぎるほどの会場でした。
またライブでもお伺いさせていただきたいと考えています。

結果として、『おいでなって! ビルド山梨』は甲府市役所からこられたお二方が途中でご用事があるとのことで集合写真には写っていませんが、遅れてこられた方も含めて15名で楽しくやれました。

本日来られた皆さんは、ちいクラに何らかの形で関わっていただければと願っています。

そして、妻も4月の上旬が過ぎれば、縛られていたものから自由になるはずです。おそらく、ちいクラの準備にもまい進できることでしょう。
そうすれば、今回のように直前まで準備を全くやらない、といった状態からは改善されるはず。

そうすれば、きっとちいクラ山梨は成功するはずです。今日、妻が話している姿とそれを聞き入る皆さんの姿からそれを確信しました。

この先、kintone Café 山梨やよっちゃばれっ kintone 無尽などのイベントが予定されています。そして2024年6月29日は山梨県立図書館の1階交流スペースで地域クラウド交流会 in 山梨を開催予定です。
さっそくこのコットンクラブでのご縁をきっかけに次の展開につながったといううれしいお知らせもいただいております。この勢いで今後ともよろしくお願いいたします。


紀伊半島はたらく・くらすプロジェクト前日迄 ~2019/11/24


たしか、10月の初旬だったと思います。紀伊半島で二泊三日のワーケーションをしてみないか、というお誘いのメールをLancersさんからいただいたのは。
普段、私はこうしたメールに目を通す事はありません。ですが、この時はたまたまメールに目を通しました。それもご縁ですね。
もちろん、その瞬間に参加を決意しました。

調べてみると大掛かりなイベントのようです。
カヤックLivingさん・Business Insider Japanさん・Lancersさんを軸に、ワーケーションの舞台となる三重県・和歌山県・奈良県の各県庁も関わっています。

https://work-pj.net/archives/4360

三重県は尾鷲、和歌山県は田辺、そして奈良県は下北山村。この三カ所が会場です。
参加にあたっては、そのどれか一カ所を選び、その地で二泊以上すること。そして、仕事をしながら地方の良さに触れること。それだけがミッションのようです。エビデンスとして記事やSNSのアップを求められましたが、私にとってモノを書くことは苦ではありません。私にとって参加する上での障害はなさそうでした。

事前に説明会なども開催されましたが、私は仕事で参加できず。
そのため、説明会の動画を見、メールなどでやりとりしながら準備を進め、期待に胸を膨らませていました。

三カ所のどこに参加するか。
三カ所のいずれも魅力的です。どこに参加しようか少し迷いました。
ですが、私は下北山村を希望しました。
理由は単純で、尾鷲や田辺は訪問したことがあったのに比べ、下北山村には今まで行ったことがなかったからです。
あと、不動七重の滝や熊野古道や修験道の地、という点でも惹かれました。

下北山村の場合、地元の方との交流イベントが11/22、23に予定されていました。
ところがその日はあいにく、妻と結婚20周年の旅の予定を入れていました。
初日ブログ
二日目ブログ

そのため、11/25日からの参加を希望しました。

紀伊半島は、八年ほど前に妻と二人で伊勢から熊野、吉野を旅し、熊野の三社や吉野を訪れて以来です。二見浦と吉野駅前で車中泊を重ねた思い出の旅です。
それ以来、紀伊半島には訪れられていなかったのでとても楽しみでした。

前日、新幹線で帰った私は、実家近くの甲子園口の駅に降り立ちました。

実家の最寄り駅のホームから見る六甲山を覆う夕焼け。まさに、旅の前途を祝ってくれているようです。
両親とともに食事を楽しみました。