Articles tagged with: 山梨県活性化フォーラム

2024年10月のまとめ(法人)


令和六年十月。

早くも下半期が始まっています。
おかげさまで案件の引き合いは好調であり、共遊開発も順調に増えています。徐々に業態を移行し、負担が増える開発案件の割合を減らす方向にあります。
失注は覚悟の上で大幅に単価を上げたにもかかわらず、ご発注いただけるのはありがたいです。

月末には衆院選がありました。
今後のわが国について、このままではまずいと国民の多くが真面目に行く末を考え始めているように思います。
今までのやり方のままでは本当にダメになると人々が気づき始めたことは大きいです。
経済、国際関係、生成AIの浸透など、私たちの周りの動きは速く、ダイナミックです。
その複雑な世の中において、情報技術を適切に使いこなさなければ、生産性や成果物の質に大きな開きが生ずることも明らかになっています。
それを痛感したとして、どうすれば情報技術を扱うのか。
それを教えるために技術者が必要とされています。

弊社も昨年の苦しみからようやく脱しつつありますが、まだ油断はできません。この世界の中でどう生き抜くべきか。
AIの活用、メンバーの雇用、事務所の開設、新規サービスの立ち上げ、開発体制の充実など、やるべきことが多く課題は山積みです。

それにもかかわらず、kintoneが社会に受け入れられ、必要とされている今、引き合いが増加しています。
チャンスであるからこそ、次の一歩は踏み出すべきでしょう。来春からの新体制に向け、手を打ち始めています。
かつてと同じ轍を踏まぬよう焦らず着実に。

達成度5割。達成感6割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括 十月度の売上は目標をぎりぎり上回りました。

案件の引き合いは相変わらず途切れません。しかも、規模は大きくなっています。
弊社は今まで業種・業態によって案件を選んだ事はありません。ですが、そろそろ絞ろうと思っています。

開発案件はうちのメンバーが業務を理解できるよう業種をなるべく絞った形に。代表が携わる共遊開発は業種を絞らず広く柔軟に。
この使い分けで運営しようと思います。

なぜそうするかというと、弊社メンバーに対して、ありとあらゆる業界のビジネスフローを理解してもらい、その上でkintone開発に携わってもらうのは負荷になると判断したからです。
ただし、そうすることで業種を絞り、弊社のビジネス機会を失うリスクが生じます。そのため、共遊開発については、業種・業態を問わずに取り組むつもりです。

kintoneの値上げがサイボウズ社から発表されました。弊社も今月から開発単価については上げました。

うちのメンバーも頑張って学んでいますし、成長もしています。
早く、各メンバーの力を足し算から掛け算にするため、来春に向けて次の一手を踏み始めています。

メンバーはいったん定着しました。それぞれに割り当てられた仕事を頑張ってくれています。

ただ、まだ個人個人のスキルに頼っています。チームとしての掛け算の力が出しきれていません。弊社は個人事業主の集まりではなく、チームによる力を発揮しなければならない時期に来ています。
そのためには、事務所開設も含め、体制を変革すべき時期に来ています。

今のメンバーとの距離感の取り方や自分の経営者としてのスタンスは見えてきました。また、少しずつ会社を経営するに当たって置くべき力点や、メリハリが掴めるようになってきたような気がしています。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。

・弊社代表がお客様とDX総合EXPOに参加し、各社様のブースを見て回りました(10/2)。
・弊社役員・総務人事経理担当が第4回つばさを広げる会に参加しました(10/2)。https://www.yamanashi-doyukai.gr.jp/oshirase/26559/
・弊社代表が農業WEEKとメディカルジャパンに参加しました(10/10)。
・弊社で新たな銀行口座を開設しました(10/11)。
・弊社代表と役員が農業WEEKとメディカルジャパンに参加しました(10/11)。
・弊社役員・総務人事経理担当が山梨県活性化フォーラムに参加しました(10/16)。
・弊社代表・総務人事経理担当がスナックジョイゾーに参加しました(10/18)。
・弊社総務人事経理担当がkintone Café Tokyo Vol.18に運営スタッフとして参加しました(10/18)。
・弊社が新たな法人用クレジットカードを取得いたしました(10/22)。
・弊社が新たな法人用クレジットカードを取得いたしました(10/23)。
・弊社代表がBridge for Innovation 2024 GUMMAで登壇しました(10/24)。
・弊社代表がfukunomoオンライン飲み会にお手伝いで参加しました(10/26)。
・弊社代表がエフライフ社小笠原さんのpodcastに参加し、podcastでデビューを果たしました(10/26)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。


§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

パートナー費用も含めて、次のやり方で開発を行い、より価値を思い出せるように弊社からも指導が欠かせないと思っています。


§ 開発案件 今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。

kintoneはますますノーコードツールとして、業務改善ツールとして盤石の地位を築いていくでしょう。
今月の発注分から、kintoneは値上げ額が適用されました。しかし、値上げに関して弊社には影響はありません。
元々、安すぎた弊社の単価を昨年のうちに挙げておいたからです。

弊社は、共遊開発の割合を増やしています。それは、ノーコードツールとしての盤石の地位を築いたkintoneならではの手法です。
カスタマイズ開発は引き続きこなせるだけの技術力は持っておくべき。ただ、それ以上にプラグインやサービスを駆使してお客様が求める業務を実現できる速度は上です。しかも、その方がお客様の満足度が高くなり、弊社も手離れがよくなります。その手法を学びつつあります。
弊社は手を動かさず、お客様に開発を行ってもらう開発手法を共遊開発と名付けました。今、新規案件についても積極的に共遊開発の提案を進めています。
今月も複数の案件が動いています。成果を挙げて完了したお客様もいます。新たな引き合いも複数いただいています。手ごたえを感じています。

昨年、以下のとおりに弊社の今後の業務の進め方を決めました。
・代表がお客様に入って共に実装に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

少しずつ私が担当する共遊案件に関しては私だけで完結するようになっています。それをもう少し押し進めたいと思います。
弊社が受ける開発案件の割合を減らし、かつ定期的な開発案件は常に持っている状態にすれば、弊社メンバーにも負担を強いることなく、増える一方の案件をさばけるはず。
一昨季まで安すぎた単価設定も大幅に上げたことで、経営的にも少しずつ光が見えてきました。
共遊開発の単価は今はこれ以上の値上げは考えませんが、開発単価はもう少し上げることも考えます。

その一方で、先月初めに弊社史上最高額の受注が決まりました。それは共遊開発ではなく、従来の開発手法に則った開発です。それに向けて弊社の体制をまとめていかなければと考えています。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

今年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、それによって少しずつ持ち直しの兆しはあります。

経営者としての未熟を痛感させられる毎日ですが、財務改善のためにまず取り掛からなければと考えた単価アップがうまく行きつつあります。
もう少しで状況が完全に好転しそうです。後少し、油断せずに耐え忍びます。今月は銀行口座の開設を手続きしたところ、二つの口座が開設できました。クレジットカードも三つ増やすことができました。
早く給与も上げられるよう、努力します。

弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
この正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念
「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。たた、顧客のためにと思い単価が安すぎただけで。

弊社の活動内容に、地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込みますが、それが元でメンバーに過度な負担をかけないように配慮しなければ。

昨年の4月より弊社に正式に加わってもらった代表の長女に人事・総務・経理の作業を任せました。
さらに、今年から、今まで名前のみの役員だった代表の妻にもチーム作りの担当として加わりはじめてもらっています。また、妻は6月末に弊社が主催したちいクラ(地域クラウド交流会)も準備をやり切り、当日も成功させてくれました。
山梨でもそれ以来、いろいろな話が動いています。すでに役員の妻は9月に借家を甲府に確保し、別会社設立に向けて登記提出間近の段階です。

来春でいろいろと変えようと考えています。その時には上に挙げた理念や方針にも手を入れようと思っています。
今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約5回です。リアル共遊開発は二社様に対して2回、9時間。オンライン共遊開発は二社様に対して2回、3時間。オンライン商談はざっと数えたところ約34回ほどです。
今月、頂戴した名刺は45枚です。

今月は、オフラインの交流は以下のイベントの中で深められました。

・スナックジョイゾー



・Bridge for Innovation 2024 GUMMA




・fukunomoオンライン飲み会




今月は交流という意味で素晴らしい成果があったと思います。

今までの弊社のコミュニティ参加は代表のみ一人でしたが、役員や総務経理人事担当がそれぞれ独自にコミュニティに参加するようになってます。
役員は主に山梨県の大きなコミュニティも含めた参加が常態化しており、今度またキュレーターという立場でのイベント運営に関わるようです。

総務経理人事担当も今月からkintone Café Tokyoの運営スタッフとして加わることとなり、それとは別にkintone若手交流会の運営スタッフにも名を連ねることが決まったようです。

代表が業務に追われてコミュニティに関わる余裕をなくしているので、助かります。

これからもkintoneエコシステムの一員として、弊社も力を尽くし、盛り上げていきたいと思っています。弊社に余裕がある時は助け、苦しい時は助けをもらえるようなWin-Winの関係を目指して。弊社もはやくもう少し上のレベルに進まなければ。

引き続きよろしくお願いいたします。


§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。「DX総合EXPO」(10/2)。「第4回つばさを広げる会」(10/2)。「農業WEEK」(10/10)(10/11)。「メディカルジャパン」(10/10)(10/11)。「山梨県活性化フォーラム」(10/16)。「スナックジョイゾーVol.32〜清掃員ナイト」(10/18)。「Bridge for Innovation 2024 GUMMA」(10/24)。「fukunomoオンライン飲み会」(10/26)。












こうした対外活動こそは経営者としてやるべきことであると同時に、弊社メンバーにこの方向性を理解してもらう必要があります。
今年の年始の抱負として、登壇回数を36回と定めました。10月の時点で22回の登壇が果たせています。

上にも書いた通り、この夏前あたりから、弊社の役員や総務人事経理担当が、代表が言わなくても積極的にこうしたイベントに参加するようになってくれています。とても心強いです。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは3本(
暗夜行路 前編
暗夜行路 後編
起業と倒産の失敗学
)。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本() 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

9月27日 9月27日 フリーランス・事業者間取引適正化等法
9月30日 9月30日 公私混同という言葉をポジティブに
10月1日 10月1日 DXの言葉を考える
10月2日 10月2日 kintoneはプラットホーム。SaaSとは棲み分ける。
10月3日 10月3日 国産ノーコードツールに期待
10月4日 10月4日 独立するなら契約書は必ず読み書きできるように。
10月7日 10月7日 野球の監督に学べること
10月8日 10月8日 弊社の値決め史と反省
10月9日 10月9日 kintoneとRPA
10月10日 10月10日 展示会を見る前に目的を設定する
10月11日 10月11日 業務やソフトウエアの隙間を埋めるノーコードツール
10月15日 10月15日 技術者が言語スキルを上げるためにできること
10月16日 10月16日 こだわりは大成を阻みますよ
10月17日 10月17日 論理学とプログラミング
10月18日 10月18日 ノーコードツールと SQL文
10月21日 10月21日 XからBlueskyに移るべきか
10月22日 10月22日 事務所は楽しめる場にしたい 
10月23日 10月23日 衆議院議員選挙には参加しましょう
10月24日 10月24日 少しずつビジネス寄りの方々にも危機感が
10月25日 10月25日 お客様のご要望通りを満たすのは良くないこともある
10月28日 10月28日 podcast配信に参加してみて
10月29日 10月29日 円谷幸吉メモリアルホールを訪れて

§ 年表

 ・十月お仕事

東京ビッグサイト (東京国際展示場)、二俣川で作業・打ち合わせ×7、EKITERIA PRONTOでオンライン、ららぽーと海老名、Tully’s Coffee ららぽーと海老名店でオンライン会議、Starbucks ペリエ海浜幕張店で商談、幕張メッセで農業WEEKとメディカルジャパン参加、Starbucks ペリエ海浜幕張店で商談、幕張メッセで農業WEEKとメディカルジャパン参加、ガスト プレナ幕張店でオンライン会議、鶴川駅前図書館で作業、アクアビット サテライトオフィスで作業、EXCELSIOR CAFFé 新宿損保ジャパンビル店でオンライン会議、新宿で商談、府中で共遊開発、スナックジョイゾー、町田新産業創造センター、AWS Startup Loft Tokyoで作業、マクドナルド 品川港南口店でオンライン、品川で懇親会、Gメッセ群馬でBridge For Innovation 2024 GUMMA、ホテルサンコー高崎で作業、GROTTA PICCOLAで歓送迎会、目利きの銀次 二俣川北口駅前店で歓送迎会二次会、カラオケの鉄人で歓送迎会三次会、エフライフ社でfukunomoオンライン飲み会、Starbucks 郡山駅店で作業

§ Xポストまとめ
・十月ツイート
https://togetter.com/li/2442113


2024年9月のまとめ(法人)


令和六年九月。

早くも年度が始まって半年が終わろうとしています。
おかげさまで案件の引き合いは好調であり、共遊開発も順調に増えています。徐々に業態を移行し、負担が増える開発案件の割合も減ってきています。
失注は覚悟の上で大幅に単価を上げたにもかかわらず、ご発注いただけるのはありがたいです。

月末には自民党の総裁選があり、今後の日本経済についての方向性が不透明になりました。国際社会でも宗教や文化の違いによる紛争が戦争に発展しています。
その一方でLLMや生成AIの世界では連日新たなニュースがリリースされています。

そのような忙しない世界の中で弊社はどう生き抜いていくべきか。
AIの活用、メンバーの雇用、事務所の開設、新規サービスの立ち上げ、開発体制の充実など、やるべきことが多く課題は山積みです。

今はむしろ、そうした世の中の流れに乗らねばならないあまたの企業や団体からの引き合いが増加しています。チャンスであるからこそ、次の一歩は踏み出すべきですが、それは来年の春に行う予定です。
ここで焦るとかつてと同じ轍を踏んでしまうので、着実に行こうと思っています。

達成度6割。達成感7割。満足感7割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括 九月度の売上は目標をぎりぎり上回りました。

案件の引き合いは相変わらず途切れません。しかも、規模は大きくなっています。
弊社は今まで業種・業態によって案件を選んだ事はありません。ですが、そろそろ絞っていく方向で考えています。
むしろ、弊社が絞るのではなく、持ち込まれる案件の傾向が定まりつつあります。
その流れに逆らわず、業界特有の強みを理解することで、業界に存在する微妙な商慣習の差異を弊社の得意分野として取り込めるような気がしています。

kintoneの値上げがサイボウズ社から発表されました。それにもかかわらず引き合いは途切れていません。弊社が値上げできる余地もまだあると思わせるほどです。
弊社のkintone界隈での存在感も定着し、私の認知度も増してきたのでしょう。ありがたいことだと思っています。

うちのメンバーも頑張って学んでいますし、成長もしています。
はやく、各メンバーの力を足し算から掛け算にするため、来春に向けて次の一手を踏み始めています。

メンバーはいったん定着しました。それぞれに割り当てられた仕事を頑張ってくれています。
ただ、弊社としての一体感についてはまだまだ課題が残ります。無理に一体感を強いるのは逆効果でしょうし、自然とそういう雰囲気が醸成されるのが理想です。ただ、今の状態では新しいメンバーが参画してもすぐに抜けてしまう可能性が高いとみています。そのジレンマをもう少し考えてみようと、月末の週末に来春までの方針を検討しました。

今、kintoneの認知度が上昇し、その中で弊社の認知度も上がっています。この機会に弊社を大きくすべきなのでしょう。今、弊社に参画してもらえればそのメンバーが伸びる可能性もありますが、今の体制や制度はそれが見込めません。

今のメンバーとの距離感の取り方や自分の経営者としてのスタンスは見えてきましたし、少しずつ会社を経営するに当たっての力点のメリハリが掴めるようになってきたような気がしています。

経営者の立場から見たメンバーは、改善をお願いしたい部分や伸ばしてほしい部分があるのは確かです。それと同時に会社としての組織の求心力を高めたいのも確か。
ただ、そこはぐっとこらえようと思います。なるべくメンバーの作業を安定させ、かつ負担を感じさせないようなやり方はどうするか。
ただし、その分、私がお客様の共遊開発や商流のやり取りに追われていて、本当に余裕がありません。今月も本当に疲れました。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。

・Cybozu Days 2024のウェブサイトが公開され、今年も弊社が出展することが発表されました(9/2)。
・弊社代表・役員・総務人事経理担当が輝け!第五回地域クラウド交流会全国グランプリ 2024 in 郡山の前夜祭に参加しました(9/6)。
・弊社代表・役員・総務人事経理担当が輝け!第五回地域クラウド交流会全国グランプリ 204 in 郡山に参加しました(9/7)。
・弊社代表・役員・総務人事経理担当が輝け!第五回地域クラウド交流会全国グランプリ 204 in 郡山の遠足編に参加しました(9/8)。
・弊社代表がkintone hackに観戦参加しました(9/9)。
・弊社代表・役員・総務人事経理担当が第五回山梨県活性化フォーラムに参加し、役員は司会進行の役割を全うしました(9/11)。
・弊社代表がソラコムSPSパートナー会にLT登壇しました(9/12)。
・弊社代表がソラコムSPSパートナー会懇親会に参加しました(9/12)。
・弊社代表がにいがた総おどりに参加しました(9/15)(9/16)。
・弊社役員・総務人事経理担当が4Uに参加しました(9/18)。
・弊社代表・役員がスナックジョイゾーに参加しました(9/20)。
・弊社代表がkintone Café 糸魚川 Vol.1に参加しました(9/23)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。


§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

ただ、今月はパートナーに対してお願いが必要となりました。面談もしました。

弊社のやり方は、いわゆる従来の仕事のやり方だと少しなじみが薄いかもしれません。
そのカルチャーギャップがあるとすれば、弊社としてどうするかを考えなければ。共遊開発の割合を増やすことで、弊社メインの運用に変えられるか。


§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。

kintoneはますます盤石の地位を築いていくでしょう。
先々々月末にサイボウズ社より値上げのお知らせがありました。が、値上げに関して弊社には影響はありません。
元々、安すぎた弊社の単価を昨年のうちに挙げておいたのが功を奏しました。
単価アップの効果が少しずつ経営に好影響をもたらしている今、なおさらそう思っています。

弊社も今、共遊開発の割合を増やしています。それは、ノーコードツールとしての盤石の地位を築いたkintoneならではの手法です。
カスタマイズ開発はできるだけの技術を持ちつつも、プラグインやサービスを駆使してお客様が求める業務を実現したほうが顧客満足度が高くなり、弊社も手離れがよくなる。それを学びつつあります。
弊社は手を動かさず、お客様に開発を行ってもらう開発手法を共遊開発と名付け、積極的に提案を進めています。今月も複数の案件が動いています。成果を挙げて完了したお客様もいます。新たな引き合いも複数いただいています。手ごたえを感じています。

昨年、以下のとおりに弊社の今後の業務の進め方を決めました。
・代表がお客様に入って共に実装に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

少しずつ私が担当する共遊開発案件に関しては私だけで完結するようになっています。
それをもう少し押し進めたいと思います。弊社が受ける開発案件の割合を減らし、かつ定期的な開発案件は常に持っている状態にすれば、弊社メンバーにも負担を強いることなく、増える一方の案件をさばけるはず。
一昨季まで安すぎた単価設定も大幅に上げたことで、経営的にも少しずつ光が見えてきました。
共遊開発の単価はこれ以上の値上げはせず、開発単価はもう少し上げることも考えます。

その一方で、今月初めに弊社史上最高額の受注が決まりました。それは共遊開発ではなく、従来の開発手法に則った開発です。それに向けて弊社の体制を一丸としているところです。
そのため、引き合いのあったkintoneを使わない案件を断らざるをえなくなりました。長年取引のあるお客様からの要望で金額もある程度いただけるとのことだったので、心苦しかったのですがやむなく。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

今年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、また持ち直し始める兆しはあります。

経営者としての未熟を痛感させられる毎日ですが、財務改善のためにまず取り掛からなければと考えた単価アップがうまくいっており、もう少しで状況が完全に好転しそうです。後少し、油断せずに耐え忍びます。
弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
この正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念
「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。たた、顧客のためにと思い単価が安すぎただけで。

弊社の活動内容に、地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込みますが、それが元でメンバーに過度な負担をかけないように配慮しなければ。

昨年の4月より弊社に正式に加わってもらった代表の長女に人事・総務・経理の作業を任せました。
さらに、今月から名前のみの役員だった代表の妻にもチーム作りの担当として加わりはじめてもらっています。
先々々月末、弊社が主催したちいクラ(地域クラウド交流会)も妻と娘で準備をやり切り、当日も成功させてくれました。
山梨でもそれ以来、いろいろな話が動いています。ここではまだ書きませんが、もう少しすれば山梨で次の大きな動きも発表できると思います。

来春でいろいろと変えようと考えています。
今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約11回です。リアル共遊開発は一社様に対して2回、12時間。オンライン商談はざっと数えたところ約23回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約70枚です。


今月は、オフラインの交流は以下のイベントの中で深められました。


・郡山での地域クラウド交流会 全国グランプリの前夜祭/本編/遠足編への参加



・山梨県活性化フォーラム



・SORACOM SPSパートナー会


・にいがた総おどりの運営元の皆さん



・スナックジョイゾー


・kintone Café 糸魚川 Vol.1



今月は交流という意味で素晴らしい成果があったと思います。
kintoneを主に取り扱ってのシステム開発を行う弊社にとって、サイボウズ社、ジョイゾー社、MOVED社は欠かせません。さらにIoTを扱う際に避けては通れないSORACOM社。こうした会社さんの皆さんと交流が深められたことは、今月の大きな成果だと思っています。

これからもkintoneエコシステムの一員として、弊社も力を尽くし、盛り上げていきたいと思っています。弊社に余裕がある時は助け、苦しい時は助けをもらえるようなWin-Winの関係を目指して。弊社もはやくもう少し上のレベルに進まなければ。

引き続きよろしくお願いいたします。


§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。「輝け!第五回地域クラウド交流会全国グランプリ 2024 in 郡山 前夜祭」(9/6)。「輝け!第五回地域クラウド交流会全国グランプリ 2024 in 郡山」(9/7)。「輝け!第五回地域クラウド交流会全国グランプリ 2024 in 郡山 大人の遠足編」(9/8)。「kintone hack」(9/9)。「第五回山梨県活性化フォーラム」(9/11)。「ソラコムSPSパートナー会」(9/12)。「ソラコムSPSパートナー会 懇親会」(9/12)。「にいがた総おどり」(9/15)(9/16)。「4U」(9/18)。「チーム応援サポーター説明会」(9/19)。「スナックジョイゾーVol.31〜コレクターズナイト」(9/20)。「kintone Café 糸魚川 Vol.1」(9/23)。




こうした対外活動こそは経営者としてやるべきことであると同時に、弊社メンバーにこの方向性を理解してもらう必要があります。
今年の年始の抱負として、登壇回数を36回と定めました。9月の時点で21回の登壇が果たせています。
先々々月あたりから、弊社の総務人事経理担当が代表がいなくても積極的にこうしたイベントに参加するようになってくれています。とても心強いです。今月は弊社役員のあづささんが山梨県活性化フォーラムの司会進行の役を担うことになったのもトピックです。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは2本(
CASOミーティング@真鶴の運営・参加をしました
輝け!!第5回地域クラウド交流会全国グランプリ in 郡山に参加してきました
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは1本(
SORACOM Fluxとkintoneをつないでみた
)。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

8月29日 8月29日 感染症による分断をSFから考える
8月30日 8月30日 AIが技術者の仕事を奪うのはもう少し先
9月2日 9月2日 月の替わり目には新たな言語を学ぶ
9月3日 9月3日 今年もCybozu Days 2024に出展します。
9月4日 9月4日 パラリンピックの競技は興味深い
9月5日 9月5日 SFから得られる事業へのヒント
9月6日 9月6日 アンチパターンで学ぶ「仕事の進め方」
9月9日 9月9日 ここぞという時にはテンションを上げましょう
9月10日 9月10日 一度だけでなく何回もイベントはやる、参加する。
9月11日 9月11日 私のおぼろげな仕事の目的
9月12日 9月12日 山梨に着実に二拠点目が
9月13日 9月13日 たくさんの場面で話す練習をお勧めします。
9月17日 9月17日 システム開発の前には現場を見ておきたい
9月18日 9月18日 雑談力と街歩き
9月19日 9月19日 リモートワークにはある程度のスキルが必要
9月20日 9月20日 大谷選手から学ぶべき事
9月24日 9月24日 日本海側でkintone Caféをやる意味
9月25日 9月25日 どう組織を作るか、雇用するか。
9月26日 9月26日 自責思考。だから経営者

§ 年表

 ・九月お仕事

二俣川で作業・打ち合わせ×5、府中で共遊開発×2、co-ba koriyamaで地域クラウド交流会全国グランプリ前夜祭、郡山市立中央公民館で地域クラウド交流会全国グランプリ、郡山ビューホテルでで地域クラウド交流会全国グランプリ懇親会、Tully’s Coffee 小田急マルシェ新百合ヶ丘店でオンライン複数、EXCELSIOR CAFFé 新宿損保ジャパンビル店でオンライン、新宿で商談、ガスト 新宿西口エルタワー店でオンライン、4Uで山梨県活性化フォーラム、ソラコム本社でSORACOM SPSパートナー会収録、36524でSORACOM SPSパートナー懇親会、Bubby’s New YorkでSORACOM SPSパートナー懇親会二次会、アクアビットサテライトオフィスで作業、長岡小嶋屋で懇談、万代シテイバスセンターで見届け・挨拶、ぽんしゅ館 新潟驛店で懇談、マクドナルド 川崎ソリッドスクエア店で作業、川崎で商談、ジョイゾー社でスナックジョイゾー、Starbucks 多摩境店で作業、マクドナルド 多摩ニュータウン通り店で作業、魚が一番うまい店 煌凛丸で懇談、星場荘で作業、クラブハウス美山でkintone Café 糸魚川 Vol.1、星場荘で懇談、居酒屋 源兵衛で懇談、Starbucks 鶴川店でオンライン、三ノ輪で商談、サンマルクカフェ 中野坂上店で作業、中野坂上で商談、モスバーガー 関内店で打ち合わせ、関内で商談、ジョナサン 志茂駅前店で作業、ガスト 成瀬駅北口店で作業

§ Xポストまとめ
・九月ツイート
https://togetter.com/li/2442113