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2025年4月のまとめ(法人)


令和七年四月。

早くも年明けから四か月がたちました。

まだ弊社にとっては11年目。第11期の初月です。

この春はとても忙しく、3月から今月の初旬は疲労がピークに達していました。が、それも今月に成果を出すためです。
実際、その成果は複数出せました。

AIの進展は驚異的ですし、弊社にとっても今後大きな影響を受けそうです。
その事実はもう決定的です。

ありとあらゆる産業に影響を与え、既存のやり方を墨守する会社はもう存続すら難しくなっていくでしょう。

今更、そのことを言わずとも世の中でその事実は認知されたように思います。

考えるべきはその後です。AIが人類のかなりの業務を担った前提で、人はどうすべきか。
人と人との関係は何らかの形で続くでしょう。また、人は組織や企業に集い、そこで何かしらの活動するに違いありません。
つまり、AIにできない新たな業種業態が生まれていくでしょう。
その中でできることはまだあると見ています。

一つだけ言えるのは、黙々と人前に出ずにコーディングする職種はかなり絞られていくことです。相当技術力の高い一部のエンジニアだけがそうした作業に従事できるでしょう。
その現状を踏まえ、どのようなサービスを提供できるかを考えるべきです。

今の人類社会は過渡期にあります。転換期の真っ只中です。

政治経済、産業文化、自然環境。ありとあらゆるものがこの一世紀の間に大きく変わっていくに違いありません。二十世紀も激動でしたが、この先の変化の度合いは、それ以上でしょう。

人類が人類である意味。人と人との関係性。そうしたものがより重要になっていくはずです。

おかげさまで弊社への案件の引き合いは途切れず、ゆとりのない毎日を過ごしています。
ただ、そこで疲弊せぬよう、弊社もやり方を変えようと思っています。

小賢しい予想などに時間を使わず、今できることを愚直にやりつつ、地道に成長する一年にしようと思っています。
弊社にニーズがある今の状況のうちに体制を整え、AI系の諸サービスが整うのを待ちたいと思います。特に、弊社に必要なシステム開発の設計系サービスはこの一年で整っていくと見ています。
周辺の環境変化に右往左往せず、まずは目の前のことに全力で取り組もうと思っています。

達成度7割。達成感7割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括
四月度の売上は目標を上回りました。

また、今月は年度の初月です。

今月は、昨秋ごろから取り組んできたいくつかの案件で、成果が出せました。

先月に遅れていた一部開発案件も、徐々に歯車が回り始めています。まだ使用頻度が少ないとは言え、事務所を設けた成果が出てきたのかもしれません。きちんと、週一度の定例会議とその後の分科会で事務所で話し合う時間を設けたことで、余計な遠回りをする頻度が減りつつあります。

一方で代表が担当する共遊開発に関してはどれも順調です。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。

・お客様の部署歓送迎会にお招きされ、数十人の方とお酒や食事を楽しみました(4/11)。
・富士吉田市のノーコード宣言シティ宣言式の懇親会に弊社代表が参加しました(4/16)。
・富士吉田市のノーコード宣言シティ宣言式に弊社代表と役員が参加しました(4/17)。
・弊社が協力会社に名を連ねるアースデイ 山梨 2025が開催され、弊社代表と役員が参加しました(4/19)。
・弊社が二自治体の電子入札参加資格に認定され、通知書が届きました(4/25)。
・チャレンジハイスクールの最終報告会で発表され、第二回 甲府ちいクラでも発表してくださった2人の高校生によるcanvasでの1日限定カフェが開店し、弊社代表と役員が訪問しました(4/27)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。


§ 開発案件
今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。

今月は濃厚のシンポジウムへの参加も含め、濃厚度推進協会の一員としての活動も進めていますkintoneのカスタマイズもJavaScript頼りから脱却し、ノーコードカスタマイズツールを活用する方向に変わらなければ。
以前からこの考えに沿って進めようとしていましたが、共遊開発が順調になっているため、この方向をさらに推し進めたいと考えています。

共遊開発とは、弊社は手を動かさず、お客様に開発を行ってもらう開発手法です。

一昨年の秋に、以下のとおり弊社の今後の業務の進め方を決めました。
・代表がお客様に入って共に実装に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性を持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中でき、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

ここに挙げたとおり、手法としては最近注目を浴びている伴走支援とそう変わりません。

今、弊社は新規案件の引き合いを受けるたびに積極的に共遊開発をお勧めしています。
今月も複数の提案が受注に至り、来月以降に複数の共遊開発が始まろうとしています。
どの案件も手ごたえを感じています。

共遊開発はこれからの世の中のニーズに合っていると感じています。

ただ、一方で共遊開発ができるのは弊社では現時点で代表だけです。
そのため、弊社メンバーにもkintoneのノーコードカスタマイズプラグインの使い方を伝え、習得してもらうようにしています。
既に帳票サービスやウェブフォーム等は弊社メンバーも使えます。それらもノーコードカスタマイズプラグインの一つです。それらに加え、JavaScript開発の部分も別のノーコードツールを用いてカスタマイズするよう導いています。

今月も前半までは代表が疲弊の極にあり、今後の会社継続のリスクが高まりました。

そんな中でも、あるお客様にはオンラインでセキュリティ講師も務めました。また、今月から自治体様との取引も始まりました。

まずは受託開発案件でも効率を上げられるようにするため、1月中旬に開設した新事務所を存分に使い、週一回ですが、メンバーにスキルトランスファーを行っています。
少しずつその成果が出てきたような気がしますが、まだまだです。

経営者として、AIの活用、メンバーの雇用、事務所の有効活用、新規サービスの立ち上げ、開発体制の充実など、やるべきことが多く課題は山積みです。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 業務パートナー
今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。

今の弊社は開発案件が多くなり、資源が逼迫しています。
そのために複数の技術者やメンバーにも声をかけました。

お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

パートナー費用も含めて、次のやり方で開発を行い、より価値を生み出せるように弊社からも指導が欠かせないと思っています。


§ 財務基盤の堅牢化
財務をきっちりすること。前からの課題です。

昨年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、それによって少しずつ持ち直しの兆しが増しました。

また、昨年度は何度かに分けて単価をアップしました。それによって、収支は少しずつ改善してきたように思います。
まだ、油断せずに耐え忍びます。

そして、メンバーに出す給与も早く上げられるよう、努力します。

弊社への期待の高さを感じ、また耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制
三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由は、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
2024年の正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念

「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念

「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・その家族を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。
ただ、今月も末になり、弊社の取引先も大規模かつコンプライアンスを求めてくる頻度が増えてきたことから、同じタイミングで定めた以下の行動指針も来月に変更しようと考えています。

行動指針
〇公私を両立し、360度可能性を見出す目をもつこと
〇社会人として人に迷惑を与えない言動を心掛けること
〇お互いを理解し尊重する心を持つこと
〇すべての物事に対して好奇心を持つことを忘れないこと
〇常に進歩、前進を忘れず、人生を楽しむこと
〇身内にも常に敬称で呼び合うこと

また、今の弊社の活動内容は、地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込んでいます。
ただ、それらはメンバーに過度な負担とならないよう、そうした案件は代表や役員の個人的な活動として分けています。

新たな引き合いを頂けている今、開発リソースの確保が喫緊の課題です。
生産性を今よりもさらに上げるか、雇用に踏み切るか。または、パートナー企業を増やすか。

まずはメンバーが公私ともに充実するよう、生産性の向上と本人の成長のためには、同じやり方の継続は良くないとしっかり指導したいと思います。

そのためにも、まだ完全に運用に乗ったとは言えない事務所を早く軌道に載せなければ。
事務所を設けると決めた時点で代表自身が定めた目標、すなわち代表が週2回は事務所を訪問する目標も何とか達成できそうです。
また、週一回の集まっての定例会議は定着してきました。今月からは定例会議の運営を変更し、単なる儀式的な会議から脱しようと努めています。

また、社内での仕事を抜きにした交流も大事です。今月の初日には一メンバーのご家族と代表・役員・メンバーが会食を催し、楽しい時間を過ごしました。(4/1)。

来月以降もまだいろいろと変えるつもりです。同じやり方の継続は避けたいと考えています。
今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築
今月も外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約六回です。リアル共遊開発は一社様に対して1回、2.5時間。オンライン共遊開発はゼロ回。
オンライン商談はざっと数えたところ約49回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約20枚です。

今月は、オフラインの交流は以下のイベントの中で深められました。


・お客様歓送迎会(4/11)
複数部署の合同歓送迎会にお呼ばれし、代表と弊社メンバーで参加しました。
二次会まで代表は参加しましたが、疲労が溜まっていたためか、寝てしまいました。




・富士吉田市ノーコード宣言シティ宣言式懇親会(4/16)
前日の夜に代表が一人で参加しました。
が、まだ3月から4月にかけての疲労が抜けておらず、この後酔いつぶれてしまいました。反省しています。





・富士吉田市ノーコード宣言シティ宣言式(4/17)
前夜の懇親会でつぶれてしまった私。朝も寝坊してしまい、何とも慌ただしい朝になりました。
ただ、全国で19番目のノーコード宣言シティとして富士吉田市の飛躍を見届けることができました。宣言式の後の講習会ではノーコード推進協会の中山代表理事の講演を一緒に拝聴し、色々と得るところがありました。



・アースデイ 山梨 2025(4/19)
弊社が協力会社に名を連ねている関係で、弊社代表と役員で参加しました。
SDG’sの観点で何ができるか。弊社の今後の行く末の一つを考えるきっかけになりました。


・チャレンジハイスクール 一日限定Café(4/27)
こちらは、弊社が協賛したチャレンジハイスクールの中で一日限定で開店すると言っていた高校生チームによるCaféです。甲府ちいクラでもプレゼンターとして頑張ってくれました。

代表は、今後は既存のコミュニティーに出る頻度を少し減らします。その代わり、新たな勉強会やコミュニティーに顔を出す頻度を増やします。
知見を広め、経営者として経営を行うための情報交換に集中すべきと考えています。
これからもkintoneエコシステムの一員として、弊社も力を尽くし、盛り上げていきたいと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。


§ 対外活動
今月はこちらのイベントに参加しました。お客様歓送迎会(4/11)。富士吉田市ノーコード宣言シティ懇親会(4/16)。富士吉田市ノーコード宣言シティ宣言式(4/17)。アースデイ 山梨 2025(4/19)。kintone Café TOKYO(4/19)。一日限定Café(4/27)。

こちらは弊社メンバーも参加したイベントも含めています。また、会社として参加したものに限定し、代表個人の活動はここでは割愛しています。

上にも書いたとおり、この夏前あたりから、弊社の役員や総務人事経理担当が、代表が言わなくても積極的にこうしたイベントに参加するようになってくれています。とても心強いです。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうように務めなければ。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動
以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

ここにアップする記事も先月からは、弊社の活動に関する記事のみに分かちます。個人の活動については同様の記事を今後の書きますし、そちらにリンク一覧として載せます。

今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは1本(
第2回 甲府地域クラウド交流会を主催しました
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

3月28日 3月28日 生成AIは経験を提供できない
3月31日 3月31日 なんとか10年生き延びました
4月1日 4月1日 11期の始まりにあたり
4月2日 4月2日 体制変更を検討中です。
4月3日 4月3日 経営計画も若干見直します。
4月4日 4月4日 辞める前に経験しないのは勿体無い
4月7日 4月7日 スイッチを切り替えるスキルは培っておくべき
4月8日 4月8日 甲斐武田氏の三代から学ぶことは多い
4月9日 4月9日 ノーコードツールは移行作業に需要あり
4月10日 4月10日 今の私の実装手順
4月11日 4月11日 会社を維持するためにも単価は下げません
4月14日 4月14日 AIに対抗するために努力する役者魂
4月15日 4月15日 AIに現代アートが表現する過剰
4月16日 4月16日 取引のレベルを上げるには単価と体制のレベルを上げる
4月17日 4月17日 ノーコードツールによるご支援が必要です
4月18日 4月18日 カントリー・ジェントルマンを目指します。
4月21日 4月21日 弊社としての立ち位置を定めなければ
4月22日 4月22日 成長が前提の社会に物申す。アースデイに参加して。
4月23日 4月23日 行動原理と規則はそろそろ見直します
4月24日 4月24日 学ばねばおいて行かれる厳しい時代
4月25日 4月25日 セキュリティ研修講師である以上、一瞬の油断も禁物


§ 年表

§ Xポストまとめ
2025年4月Xポストまとめ


2025年3月のまとめ(法人)


令和七年三月。

早くも年明けから三か月がたちました。

AIは今までの人類の歴史でも屈指の転換点になるでしょう。今、私たちはその瞬間に立ち会っています。言語や農耕の発明や産業革命に匹敵する、またはそれ以上のインパクトに。
インターネットの発展は、人類史に残る技術革新でしたが、まだ既存のOA化の延長に過ぎませんでした。
ですが、生成AIはそれを凌駕する影響を人類に与えようとしています。

ざわめきとは違う不穏さを私たちに与えています。
世の中がこの先どのような方向に進むのか、ますます不透明になっています。

天災、国際関係、パンデミック、少子高齢化などが私たちの環境を取り巻く中、それらの不安要素を快刀乱麻を断つごとくに解決してくれるのがAIに期待された役割のはずです。そして、AIはこれまで個別の疑問や課題を解決するだけの存在でした。
ところが、いざ、さまざまな業務の改善や省力化が生成AIによって行われることが確実になると、雇用への影響が不透明になり、徐々に焦燥感が増しています。
しかも、ブルーカラーとホワイトカラーの場合、十年前の予測とは違い、ホワイトカラーが駆逐されようとしています。そうなった時、エンジニアの雇用関係や案件の分布図などは大きく変わるでしょう。弊社にもその影響が少なからずくると予測しています。

また、これからはAIエージェントがより広く普及するでしょう。弊社もそうしたエージェントの実装に手を染めることを考えなければ、少なくとも万全に使いこなせるようにならなければ5年後10年後の持続に黄色信号が点ります。
世の中に存在するマクロな問題を解決するより、人々は目の前のミクロな課題を解決するのに必死です。
弊社も同じ。
今年に入り、事務所開きをした弊社ですが、まだ事務所の設営がバタバタしています。まだ、事務所を開設した効果は出せていない状況です。

おかげさまで弊社への案件の引き合いは途切れず、ゆとりのない毎日を過ごしています。
弊社にニーズがある今の状況のうちに、周辺の環境には目を向けず、まずは目の前のことに全力で取り組もうと思っています。
研修の依頼や、開発のご要望、共遊開発のご希望を多数いただいており、弊社に課せられた期待を感じています。

達成度5割。達成感7割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

https://posfie.com/@akvabit_llc/p/KueegNi


●弊社の業績

§ 総括
三月度の売上は目標を上回りました。

また、今月は年度末であり決算月です。さらに弊社が法人化して10年目の記念月です(2015年4月1日に法人設立しました)。

三年前に中期計画を策定しました。その中で目標としていた2027年3月期の売上目標額を、既に今年度の売り上げ額で達成してしまいました。

ただ、喜んでばかりもいられません。
一部開発案件で遅れが出ていています。また、他の開発案件でも、綱渡りのようにこなさねばならない状況に陥りつつあります。

一方で代表が担当する共遊開発に関してはどれも順調です。
請負開発と共遊開発の差があまりにも顕著に結果として出ているため、弊社のあり方として共遊開発をベースに組み直したいと考えています。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。

・お客様のもとで数十人の関係者を前に説明会に登壇しました(3/4)
・Smart at Conference 2025に弊社代表が参加しました(3/6)
・お客様の歓迎会に弊社代表が参加しました(3/7)
・弊社代表・役員・経理人事担当が八街ちいクラに参加しました(3/14)
・弊社代表・役員がチャレンジハイスクールの最終報告会に参加しました(3/16)
・弊社代表が日本農業新聞×サイボウズ社主催のkintone活用セミナーに登壇しました(3/21)
・弊社が甲府地域クラウド交流会を主催し、弊社メンバーが四人で参加しました(3/22)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 開発案件
今月は八割の開発案件がkintoneがらみでした。

今月はノーコードシンポジウムへの参加も含め、ノーコード推進協会の一員としての活動も進めています。kintoneのカスタマイズもJavaScript頼りから脱却し、ノーコードカスタマイズツールを活用する方向に変わらなければなりません。
以前からこの考えに沿って進めようとしていましたが、共遊開発が順調になっているため、この方向をさらに推し進めたいと考えています。

共遊開発とは、弊社は手を動かさず、お客様に開発を行ってもらう開発手法です。

一昨年の秋に、以下のとおりに弊社の今後の業務の進め方を決めました。
・代表がお客様に入って共に実装に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

ここに挙げたとおり、手法としては最近注目を浴びている伴走支援とそう変わりません。
今、弊社は新規案件の引き合いを受けるたびに積極的に共遊開発をお勧めしています。
今月も複数の案件が動いています。成果を挙げて完了したお客様もいます。新たな引き合いも複数いただいています。どの案件も手ごたえを感じています。

共遊開発はこれからの世の中のニーズに合っていると感じています。

ただ、一方で共遊開発ができるのは弊社では現時点で代表だけです。
共遊開発はその場で終わらせられるため、タスクの持ち帰りや積み上がりがありません。ところが、kintone以外に複数のノーコードツールに対する知識を持っておく必要があるため、難易度は高くなります。

弊社メンバーも、いただいた要件をいったん持ち帰り、JavaScriptで実装する場合は問題なくこなせるだけのスキルがあります。ですが、まだその場で完結しきるだけのスキルはありません。
そのため、持ち帰ったタスクが積み上がっていきます。

また、持ち帰りが発生する受託開発の場合、移行作業についても考慮が必要です。そうした移行作業は代表が担っているケースがあります。
さらに、受託開発の場合、商談に赴いた場で代表が御用聞きになってメンバーに伝達する必要が生じるため、それもコストと負担と遅れの原因になります。

こうした代表の担うタスクを減らさなければなりません。
というのも、昨秋から代表の負担が増えており、今の状況が続くとまずいことになりそうだからです。代表の身に何かあってからでは遅いです。
実際、今月の最終週は代表の疲労が極度に募り、布団で一日も寝られず、連日リビングで寝落ちしました。
こうした状況は弊社の存続に関わります。
少なくとも代表が担っていた総務人事経理系の作業と、請負開発系の作業は完全に引き剥がす必要があります。

先月、とある場所で示唆をいただいたのが「会社として理想のカスタマープロファイルを作るべし」とのアドバイスです。それに従い、メンバーにも望ましい受託開発案件とは何かをヒアリングしています。
また、望ましいカスタマープロファイルができたら、多様な案件に対する引き合いがあったとしても、ある業種やある顧客だけに集中することも可能です。
ですが、そのやり方はリスクと表裏一体です。メンバーや代表自身のスキルアップが図れなくなる可能性があり、世の中に遅れをとるリスクすらあります。
そもそも、案件を絞ることは顧客依存につながるため、代表としては避けたいと考えています。会社の持続性の上でも重大な判断ミスにつながる懸念すらあります。

まずは受託開発案件でも効率を上げられるようにするため、1月中旬に開設した新事務所を存分に使い、効果を発揮してもらうための運営が必要です。まだ思うような効果があげられていません。

経営者として、AIの活用、メンバーの雇用、事務所の有効活用、新規サービスの立ち上げ、開発体制の充実など、やるべきことが多く課題は山積みです。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 業務パートナー
今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。

今の弊社は開発案件が多くなり、資源が逼迫しています。
そのために複数の技術者やメンバーにも声をかけました。

お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

パートナー費用も含めて、次のやり方で開発を行い、より価値を生み出せるように弊社からも指導が欠かせないと思っています。


§ 財務基盤の堅牢化
財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

昨年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、それによって少しずつ持ち直しの兆しが増しました。

また、昨年度は何度かに分けて単価をアップしました。それによって、収支は少しずつ改善してきたように思います。
後少し、油断せずに耐え忍びます。

そして、メンバーに出す給与も早く上げられるよう、努力します。

弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制
三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
2024年の正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念

「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念

「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。

弊社の活動内容に、地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込んでいます。
それが元でメンバーに過度な負担をかけないよう、そうした案件は代表の個人的な活動として分けています。

新たな引き合いを頂けている今、開発リソースの確保が喫緊の課題です。
生産性を今よりもさらに上げるか、雇用に踏み切るか。または、パートナー企業を増やすか。
今、メンバーを増やそうにも中途半端なスキルの技術者では、顧客の要望を満たせないかもしれず、技術力とコミュニケーション能力の両輪が備わっていないとここ数年で厳しくなるとみています。

一昨年の4月より弊社に正式に加わってもらった代表の長女に人事・総務・経理の作業を任せました。
今年の正月にバックオフィスの取り組みの薄さに叱りましたが、事務所ができたことで動きに変化が生まれ、少しずつ意欲が芽生え始めたように思います。
もちろん、本人としてどういう仕事・職種が望ましいのか。自分を輝かせられるのか。
そこは判断を委ねつつ、本人の人生にとって最も良いやり方を追求しようと思います。
弊社メンバー全員に対しても同じ。

そのためにも、まだ完全に運用に乗ったとは言えない事務所を早く軌道に載せなければ。
事務所を設けると決めた時点で代表自身が定めた、代表が週2回は訪問する目標は何とか達成できそうです。
運営のための様々な施設や備品は整いました。
ですが、代表が事務所にいなくても、それぞれのメンバーがそれぞれでコミュニケーションをとり、自律的に案件をこなせるようになること。それが事務所を開いた目的です。オンラインツールでもできるコミュニケーションが、リアルの場でなければ代替できない要素とは何かを探りつつ、よりよいチームにしたいと思っています。烏合の衆ではなく、相互に影響を与え合うチームに。

来季以降もさらにいろいろと変えようと考えています。
今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築
今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約九回です。リアル共遊開発は一社様に対して3回、12時間。オンライン共遊開発は一社様に対して1回、1時間。
オンライン商談はざっと数えたところ約41回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約25枚です。

今月は、オフラインの交流は以下のイベントの中で深められました。

・お客様説明会(3/4)
代表が一人で参加しました。数時間、某案件の利用者に向けた説明会です。
案件名やエンドユーザー様はまだ表に出せませんが、やり切りました。



・Smart at Conference(3/6)
代表が一人で参加しました。が、3社4名の方をお連れして参加しました。
kintoneに代表されるノーコードツールとAIの親和性はあるはずですが、その具体例を学びました。あわせてkintoneが決してAIに遅れをとっていないこともお客様に示せたと思います。
皆さんのセッションやパネルディスカッションからは得るものが多くありました。



・八街ちいクラ(3/14)
3/22に迫った弊社主催の甲府ちいクラの準備の一環として参加し、役員はオーガナイザーとして、経理人事総務担当も甲府ちいクラの準備として参加しました。代表は一参加者として参加しました。
甲府ちいクラへの最後の一踏ん張りをかけるために、たくさんの得るものがありました。



・チャレンジハイスクール、最終報告会(3/16)
弊社がイベントに協賛しており、弊社代表と役員が参加してきました。
高校生たちがどのような事業を企画していくのか楽しみです。コメンテイターとして役員が多数のコメントを行い、場の重要な一員として活躍しました。





・日本農業新聞×サイボウズ社主催のkintone活用セミナー(3/21)
弊社代表が参加しました。数年前からご支援しているJA横浜さんのGMとともに数多くの事例の中から三つをピックアップし、全国のJAさんの前で披露しました。
懇親会でもご参加くださった多数の方とのご縁を頂きました。来季に向けても大きな案件に繋がりそうです。
日本農業新聞社による記事




・第二回 甲府地域クラウド交流会(3/22)
こちらは、弊社にとって昨年に続いての開催です。
今回はとにかく集客に苦しみましたが、かろうじて人数と評価の基準を達成しました。反省点は多々ありますが、まずは次回に向けて良い希望をいただけたのは大きいです。
以下のnoteブログに速報レベルで記事をアップしています。
3月21日 弊社が地域コミュニティを運営する理由
3月24日 新聞メディアに載る価値
3月25日 地域に受け入れられるためには何度も足を運ぶ

弊社メンバーがコミュニティーに自発的に出る状況はより一層拍車がかかっており、頼もしい限りです。
代表は、今後は既存のコミュニティーに出る頻度を少し減らします。その代わり、新たな勉強会やコミュニティーに顔を出す頻度を増やします。知見を広め、経営者として経営を行うための情報交換に集中すべきと考えています。
これからもkintoneエコシステムの一員として、弊社も力を尽くし、盛り上げていきたいと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。


§ 対外活動
今月はこちらのイベントに参加しました。Smart at Conference 2025(3/6)。八街地域クラウド交流会(3/14)。チャレンジハイスクール(3/16)。日本農業新聞×サイボウズ社主催のkintone活用セミナー(3/21)。甲府地域クラウド交流会(3/22)。

こちらは弊社メンバーも参加したイベントも含めています。また、会社として参加したものに限定し、代表個人の活動はここでは割愛しています。

上にも書いた通り、この夏前あたりから、弊社の役員や総務人事経理担当が、代表が言わなくても積極的にこうしたイベントに参加するようになってくれています。とても心強いです。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動
以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

ここにアップする記事も先月からは、弊社の活動に関する記事のみに分かちます。個人の活動については同様の記事を今後の書きますし、そちらにリンク一覧として載せます。

今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは2本(
ノーコード シンポジウム 2025に参加しました
第14回 釧路地域クラウド交流会に応援し隊として参加しました
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

2月27日 2月27日 リーダーシップの発揮より話し合いを重んじたい
2月28日 2月28日 省けるところは省く
3月3日 3月3日 求人します。
3月4日 3月4日 Lintツールは活用しましょう。
3月5日 3月5日 倒産しないためにもコミュニケーションできる技術者を求めます
3月6日 3月6日 「多分」というのはやめましょう。
3月7日 3月7日 kintoneとAI
3月10日 3月10日 非営利団体に何が貢献できるか
3月11日 3月11日 必要な備えは備えておきたい
3月12日 3月12日 黙祷または瞑想の時間を設ける
3月13日 3月13日 素人でもウェブシステムが作れてしまう時代に、技術者が培うべき素養
3月14日 3月14日 共遊開発のススメ
3月17日 3月17日 考えるよりも先に実行すること
3月18日 3月18日 特定のツールやサービスに偏ることなかれ
3月19日 3月19日 春は異動の季節。漂泊の人生に戻る時期。
3月21日 3月21日 弊社が地域コミュニティを運営する理由
3月24日 3月24日 新聞メディアに載る価値
3月25日 3月25日 地域に受け入れられるためには何度も足を運ぶ
3月26日 3月26日 資格を取る意味
3月27日 3月27日 マイナンバーカードのような変化は受け入れる


§ 年表

§ Xポストまとめ


2025年2月のまとめ(法人)


令和七年二月。

早くも年明けから二か月がたちました。

世の中がざわめいています。もちろん、今までの人類の歴史も常にざわめき続けてきたのですが、AIは今までのざわめきとは違う不穏さを私たちに与えています。
世の中がこの先どのような方向に進むのか、ますます不透明になっています。

天災、国際関係、パンデミック、少子高齢化などが私たちの環境を取り巻く中、それらの不安要素を快刀乱麻を断つごとくに解決してくれるのがAIに期待された役割のはずです。が、AIはまだ個別の疑問や課題を解決するだけの存在にとどまっています。

ただ、これからはAIエージェントがより広く普及するでしょう。弊社もそうしたエージェントの実装に手を染める日が来るかもしれません。
世の中に存在するマクロな問題を解決するより、人々は目の前のミクロな課題を解決するのに必死です。
弊社も同じ。
先月に事務所開きをした弊社ですが、まだ事務所の設営がバタバタしています。おそらく、来月中旬まで落ち着きそうにありません。

おかげさまで弊社への案件の引き合いは途切れず、ゆとりのない毎日を過ごしています。
弊社にニーズがある今の状況のうちに、周辺の環境には目を向けず、まずは目の前のことに全力で取り組もうと思っています。
研修の依頼や、開発のご要望、共遊開発のご希望を多数いただいており、弊社に課せられた期待を感じています。

達成度5割。達成感6割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括
二月度の売上は目標を上回りました。

今月も複数案件の実装が佳境を迎え、無事に検収を終えたものもありました。

ただ、一部案件で遅れが出ていています。また、他の案件でも、綱渡りのようにこなしつつある状況に陥りつつあります。
理由としては、代表自身が案件の引き合いのたびに対応しているため、案件に対して代表自身の関与が足りていないことにあるようです。
仕様の伝達やスキルの伝達において課題がありそうに思います。

一方で代表が担当する共遊開発に関してはどれも順調です。
請負開発と共遊開発の差があまりにも顕著に結果として出ているため、弊社のあり方として共遊開発をベースに組み直したいと考えています。

今月、とある場所で示唆をいただいたのが「会社として理想のユーザプロファイルを作るべし」とのアドバイスです。それに従い、メンバーにも望ましい案件とは何かをヒアリングしています。

というのも、昨秋から代表の負担がかなり上がっており、このまま今の体制で行くとまずいことになりそうだからです。
少なくとも代表が担っていた総務人事経理系の作業と、請負開発系の作業は完全に引き剥がさないと、代表の身に何かあってからでは遅いはず。弊社の存続に関わります。

そうならないために採れるもう一つの選択肢は、そもそも様々な案件に対する引き合いがあったとしても、ある業種やある顧客だけに集中する考えです。
そのやり方の利点は、代表がさまざまな場所に顔を出してトップセールスをする必要もなくなるため、仕様の伝達も順調に行き、スキルアップも図れるはず。

ですが、そのやり方はそもそも一つの案件に集中する以上、あまり意味をなしません。そもそも代表自身のスキルアップも図れません。遠からず世の中に遅れをとることでしょう。

そもそも、このやり方は代表として最もやりたくない考えであり、会社の持続性の上でもリスクしかありません。

単価を上げたにもかかわらず、新たな引き合いを頂けており、それらのリソースをどう確保するか。生産性を今よりもさらに上げるか、雇用に踏み切るか。

もう雇用に踏み切るしかないと思っていて、雇用に向けて準備を始めています。

まずは1月中旬に開設した新事務所の効果を存分に発揮しなければならないところです。が、こちらも準備の遅れがあり、思うように進んでいません。また、机が五つしかないため、六人以上で同時に仕事ができない問題もあります。

経営者として、AIの活用、メンバーの雇用、事務所の有効活用、新規サービスの立ち上げ、開発体制の充実など、やるべきことが多く課題は山積みです。


急激に案件が増えたが故に、体制が未熟なまま拡大してしまった会社によくある話だとは思います。

かつてと同じ轍を踏まぬよう焦らず着実に。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。

・新事務所のWi-Fiがようやく設置されました(2/3)。
・ノーコード シンポジウム 2025に弊社代表が参加しました(2/7)。
・甲府市の4Uで開催されたチャレンジハイスクールに弊社役員が参加しました(2/9)。
・釧路ちいクラに弊社代表が応援し隊として参加しました(2/11)。
・弊社とSEEDPLUS株式会社の共催セミナー「最短距離で改善!DXツールの選びかた・始めかたセミナー」を川口市のフレンディアで開催しました(2/13)。
https://www.seedplus-jp.com/seminar-2025-02-13
・弊社メンバーが若手交流会のスタッフとしてイベントに参加しました(2/25)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー
そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

パートナーと統一したやり方で開発を行い、より高い価値を思い出せるように弊社からも指導が欠かせないと思っています。


§ 開発案件
今月は濃厚のシンポジウムへの参加も含め、濃厚度推進協会の一員としての活動も進めていますkintoneのカスタマイズもJavaScript頼りから脱却し、ノーコードカスタマイズツールを活用する方向に変わらなければ。以前からもこの考えでしたが、さらにこの方向を確定的にするためにも、弊社メンバーにもその旨を伝えています。

弊社は手を動かさず、お客様に開発を行ってもらう開発手法を共遊開発と名付けました。今、新規案件についても積極的に共遊開発の提案を進めています。
今月も複数の案件が動いています。成果を挙げて完了したお客様もいます。新たな引き合いも複数いただいています。手ごたえを感じています。

昨年、以下のとおりに弊社の今後の業務の進め方を決めました。
・代表がお客様に入って共に実装に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

私が担当する共遊案件に関しては私だけで完結できる事例が増えています。それをもう少し押し進めたいと思います。

弊社としてどういう方向性に進むのか。案件の依頼が次々来る状況で、なるべく共遊開発に軸足を移し、そこから溢れた請負案件だけ行う。この姿勢を今月はっきりと打ち出しています。
何よりも代表の私自身が、共遊開発のほうに手ごたえを感じています。タスクを持ち帰らずに、お客様に満足いただける共遊開発の利点を存分に謳歌しつつあります。

ただし、それにはkintoneをはじめとしたノーコードツールへの理解が欠かせません。
まだ囲い込んでカスタマイズすることで開発してしまおうと言う考えが多いのも事実なので、間違いのないよう、メンバーを指導していき必要があると思っています。

月末には、別の場所でアドバイスをいただき、顧客の基準となるプロファイルについてメンバーから意見を募りました。もちろん私も望ましい案件とはと言う要望を書きました。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 財務基盤の堅牢化
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

昨年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、それによって少しずつ持ち直しの兆しが増しました。

また、昨年度は何度かに分けて単価をアップしました。それによって、収支は少しずつ改善してきたように思います。
後少し、油断せずに耐え忍びます。

そして、メンバーに出す給与も早く上げられるよう、努力します。

弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
2024年の正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念
「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。たた、顧客のためにと思って設定した単価が安すぎただけで。

弊社の活動内容に、地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込みますが、それが元でメンバーに過度な負担をかけないように配慮しなければ。

一昨年の4月より弊社に正式に加わってもらった代表の長女に人事・総務・経理の作業を任せました。
今年の正月にバックオフィスの取り組みの薄さに叱りましたが、事務所ができたことで動きに変化が生まれ、少しずつ意欲が芽生え始めたように思います。
もちろん、本人としてどういう仕事・職種が望ましいのか。自分を輝かせられるのか。
そこは判断を委ねつつ、本人の人生にとって最も良いやり方を追求しようと思います。
弊社メンバー全員に対しても同じ。

まだ事務所は完全に運用に乗ったとは言えません。
今月、Wi-Fiや机などは設備されましたし、私もおかげさまで今月だけで7、8回は訪問しました。
事務所を設けると決めた時点で定めた週2回は訪問する目標は何とか達成できそうです。また事務のメンバーは週1、2度の頻度で通ってくれていて、少しずつ会社としての効果は出ていると感じています。

この春までにいろいろと変えようと考えています。
今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築
お客様とのリアル商談は約5回です。リアル共遊開発は二社様に対して3回、12時間。オンライン商談はざっと数えたところ約44回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約25枚です。

今月は、オフラインの交流は以下のイベントの中で深められました。



・ノーコード シンポジウム 2025(2/7)
昨年末に、弊社はノーコード推進協会に正会員として加入しました。加入した後、さまざまな活動を推進していますが、その一環として今回のシンポジウムにも出席しました。
この中では、皆さんと知見を深めるとともに、ノーコードツールであるClickにも着目しました。弊社としてもkintoneに加えてもう一つのツールとして取り組みたいと考えています。

・チャレンジハイスクール、中間報告会(2/9)
弊社がイベントに協賛しており、弊社役員が中間報告会に参加してきました。
高校生たちがどのような事業を企画していくのか楽しみです。最終報告会には代表も行く予定です。



・釧路ちいクラ(2/11)
代表が、CLS道東の参加の延長で参加し、応援し隊の一人として様々なお手伝いに協力しました。
ちいクラの応援し隊の特典として一分間のPRタイムがいただけます。そこでは来月に予定されている甲府ちいクラの宣伝をしました。釧路から果たして何人が来てくれるか。楽しみです。



・弊社とSEEDPLUS株式会社の共催セミナー「最短距離で改善!DXツールの選びかた・始めかたセミナー」(2/13)

こちらは、弊社にとって初となるコミュニティーではないセミナー開催です。シードプラス社の前嶋さんとともに相談しました。
ビジネスセミナーとは言いながら、銀行も宣伝するとは、結果的に電車の売り上げにつながると言うポリシーは崩さず、弊社の宣伝よりももっぱらkintoneのPRに力を注ぎました。

・kintone 若手交流会(2/25)
こちらは弊社総務人事経理担当がスタッフとして携わり、かつ参加しました。


代表は、コミュニティーに出る頻度を減らし、より新たな勉強会やコミュニティーに顔を出すことで、試験を広め、経営者としてふさわしいやり方を模索しようと考えています。
これからもkintoneエコシステムの一員として、弊社も力を尽くし、盛り上げていきたいと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。


§  対外活動
今月はこちらのイベントに参加しました。ノーコード シンポジウム 2025(2/7)。チャレンジハイスクール(2/9)。釧路ちいクラ(2/11)。弊社とSEEDPLUS株式会社の共催セミナー「最短距離で改善!DXツールの選びかた・始めかたセミナー」(2/13)。kintone 若手交流会(2/25)。

こちらは弊社メンバーも参加したイベントも含めています。また、会社として参加したものに限定し、代表個人の活動は割愛しています。

上にも書いた通り、この夏前あたりから、弊社の役員や総務人事経理担当が、代表が言わなくても積極的にこうしたイベントに参加するようになってくれています。とても心強いです。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動
以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本(
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

1月30日 1月30日 技術コミュニティーではモチベーションを得るためが吉です
1月31日 1月31日 今ならまだ年始の抱負を見直せます。
2月3日 2月3日 リアル店舗vsネット通販
2月4日 2月4日 ノーコードツールが求められる理由
2月5日 2月5日 AIについては正しく向き合いたい
2月6日 2月6日 目の前の要望を片付けようとするのがアジャイルではない
2月7日 2月7日 リモートワークはドキュメントを作り運用しないと難しい
2月10日 2月10日 とにかく発信することです。
2月12日 2月12日 参加すれば認知され、仲間になれる。
2月13日 2月13日 遠隔地ではその地の事が聞きたい
2月14日 2月14日 イベント準備で立ち回る方法
2月17日 2月17日 情報の山を眺めて取捨選択する。
2月18日 2月18日 要件定義と要求定義は肝
2月19日 2月19日 契約で身を守り、かつ柔軟に
2月20日 2月20日 メンションで呼び捨てるか否か
2月21日 2月21日 共遊開発に軸足を移します。
2月25日 2月25日 働き方の行方
2月26日 2月26日 資格を取得する意味

§ 年表

§ Xポストまとめ
・一月ポスト
https://posfie.com/@akvabit_llc/p/QuLiY19


2024年8月のまとめ(法人)


令和六年八月。

早くも年度が始まって五か月が終わろうとしています。
おかげさまで昨年被ったダメージをふっ切るように売り上げは順調です。案件の引き合いが順調といった方が正しいかもしれません。
失注は覚悟の上で大幅に単価を上げたにもかかわらず、ご発注をいただけるのはありがたいです。
今月は新たな案件の開始よりも、以前からやってきた案件の成果が出始めた月でした。

AIの活用、メンバーの雇用、事務所の開設、新規サービスの立ち上げ、開発体制の充実など、やるべきことが多く課題は山積みです。ただ、ここで焦るとかつてと同じ轍を踏んでしまうので、着実に行こうと思っています。

今月は、システム開発だけでなく、地域コミュニティの取り組みでも徐々に成果が出始めました。

達成度6割。達成感5割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括 八月度の売上は目標を上回りました。

案件の引き合いは相変わらず途切れません。しかも、規模は大きくなっています。

kintoneの値上げがサイボウズ社から発表されたにもかかわらず引き合いは途切れていません。弊社の値上げもまだまだ足りないのかもと思わせるほどです。弊社のkintone界隈での存在感も定着してきたのでしょう。本当にありがたいことです。
うちのメンバーも頑張って学んでいますし、成長もしています。
早く、各メンバーの力を足し算から掛け算にしていかなければなりません。
ただ、今月は暑さと大雨で、さまざまなイベントが中止になったりと、思うように行きませんでした。それが仕事の能率を上げたのかもしれませんが。

メンバーも定着し、仕事を頑張ってくれています。
ただ、弊社としての一体感は薄れているように思います。逆に無理にそういう価値観をしたりしないほうがいいのかもしれませんが、それだと新しいメンバーが入れません。そのジレンマがあります。
上に書いた通り、kintoneの認知度とそのエコシステムの中での弊社の認知度が上がっているのは確かでしょうし、今弊社に加入してもらえれば伸びてもらえるのは確かなのに、組織の力が発揮できない悩みです。
もちろん、各自が自分にせられた仕事を何とかこなそうと前向きになっているのはありがたいのですが。
試験を受けたり、積極的に集まりに出向いたり。地域クラウド交流会を成功させたり。

ただ、その辺も含めて、今のメンバーとの距離感の取り方や自分の経営者としてのスタンスは見えてきたように思います。少しずつ会社を経営するに当たっての力点のメリハリが掴めるようになってきたといいますか。

経営者の立場から見たメンバーは、改善をお願いしたい部分や伸ばしてほしい部分があるのは確かです。
会社としての組織の求心力を高めたいのは確か。ただ、そこはぐっとこらえたいと思います。なるべく安定させ、かつ負担を感じさせないように。
ただし、その分、私がお客様の育成、寄り添いなどに追われていて、余裕がありません。今月は本当に疲れました。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。

・弊社代表がSORACOM Flux サービス説明セミナーに参加しました(8/9)。
・弊社代表と役員が高校生のチャレンジハイスクールに参加しました(8/18)。
・弊社役員と総務人事経理担当が山梨活性化プロジェクトに参加しました(8/21)。
・弊社代表が「本読まなくても良いかも!?「その仕事、AIエージェントがやっておきました」著者が書籍の内容を徹底解説」に参加しました(8/22)。
・弊社代表がWAGRI Open Dayに参加しました(8/23)。
・弊社代表がCASOミーティング@真鶴の運営として参加しました(8/24)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

ただ、今や弊社も開発案件の割合を下げると決めています。
私がお客様のサポートに入った後、こぼれ落ちた開発をうちのメンバーが担う運営に変えつつあります。

パートナーに対してお願いすることも減るでしょう。今は一度、タスクを整理する時期だと思っています。


§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。

kintoneはますます盤石の地位を築いていくでしょう。
先々月末にサイボウズ社より値上げのお知らせがありました。が、値上げに関して弊社には影響はありません。
元々、安すぎた弊社の単価を昨年のうちに挙げておいたのが功を奏しました。
単価アップの効果が少しずつ経営に好影響をもたらしている今、なおさらそう思っています。

ノーコードツールとしての盤石の地位を築いたkintoneは、カスタマイズ開発の余地がまだ残されています。
が、プラグインやサービスを駆使してお客様が求める業務を実現したほうが顧客満足度が高くなることを学びつつあります。
手を動かさずに、お客様に開発を行ってもらう開発手法をここ数年「伴走開発」と呼ぶようになっていますが、先月、「伴走開発」という言葉は誤解を受ける可能性があるからやめた方がよいと助言されました。

上のnoteにも記載した通りです。
そこで、昨年秋にサービス開始した「Go! Do! WithU」を「共遊開発」と名付けて展開したいと考えています。「伴走開発」のように語呂がよく、言いやすい言葉なので、広めていきたいと思います。

昨年、以下のとおりに弊社の今後の業務の進め方を決めました。
・代表がお客様に入って共に実装に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

少しずつ私が担当する案件に関しては回るようになってきています。
それをもう少し押し進め、弊社が受ける開発案件の割合を減らし、かつ定期的な開発案件は常に持っている状態に何とか落ち着けようと思っています。
一昨季まで安すぎた単価設定も大幅に上げました。
上げた単価をベースに受注も取れるようになりました。それが自信にもつながっています。

昨年に出したGO! DO! with-Uを共遊開発と名付けを変え、さらにアビットリンク、さらにk-Report帳票統合サービスも併せて、弊社の価値をより世間に訴えていく必要があると思っています。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

今年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、また持ち直し始める兆しはあります。

経営者としての未熟を痛感させられる毎日ですが、財務改善のためにまず取り掛からなければと考えた単価アップがうまくいきそうなので、もう少し耐え忍びます。
弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
この正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念
「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。たた、顧客のためにと思い単価が安すぎただけで。

弊社の活動内容に、地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込みますが、それが元でメンバーに過度な負担をかけないように配慮しなければ。

昨年の4月より弊社に正式に加わってもらった代表の長女に人事・総務・経理の作業を任せました。
さらに、今月から名前のみの役員だった代表の妻にもチーム作りの担当として加わりはじめてもらっています。
先々月末、弊社が主催したちいクラ(地域クラウド交流会)も妻と娘で準備をやり切り、当日も成功させてくれました。
山梨でもそれ以来、いろいろな話が動いています。私も妻も山梨で実績を作っていきたいと思います。

今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約16回です。リアル共遊開発は三社様に対して3回、10時間。オンライン商談はざっと数えたところ約24回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約70枚です。


今月は、オフラインの交流は甲府でのチャレンジハイスクールへの参加と、WAGRI Open Dayへの参加、さらには数カ月前から準備を進めていたCASOミーティング@真鶴の三つのみでした。

もちろん。他の日も熱暑の街を歩いて共遊開発にいそしんでおりました。

先月は相当さまざまな交友を深めましたが、今月はそれを成果として出すことに専念していました。

弊社が経営で苦戦していても、次々と案件を頂けているのはこうした出会いがあるからです。

引き続きよろしくお願いいたします。


§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。「SORACOM Flux サービス説明セミナー」(8/9)。「チャレンジハイスクール」(8/18)。「山梨活性化プロジェクト」(8/19)。「「本読まなくても良いかも!?「その仕事、AIエージェントがやっておきました」著者が書籍の内容を徹底解説」」(8/22)。「WAGRI Open Day」(8/23)。「CASOミーティング@真鶴」(8/24)。





こうした対外活動こそは経営者としてやるべきことであると同時に、弊社メンバーにこの方向性を理解してもらう必要があります。
今年の年始の抱負として、登壇回数を36回と定めました。8月の時点で20回の登壇が果たせています。
先々月あたりから、弊社の総務人事経理担当が代表がいなくても積極的にこうしたイベントに参加するようになってくれています。とても心強いです。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは1本(
関心領域
)。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは2本(
CLS三島らへん#1に参加してきました
CLS道東 海霧編 2024に参加してきました
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

7月30日 7月30日 ワーケーションの能率をいかにしてあげるか。
7月31日 7月31日 IT環境への適応性とは
8月1日 8月1日 リアルの商談はなるべく続けていきます。
8月2日 8月2日 継続は力なりということ。
8月5日 8月5日 宣材写真を撮りました。
8月6日 8月6日 社会的な出来事に個人の立場から意味を与え、歴史に遺す
8月7日 8月7日 誤爆しないために認知バイアスに気をつける。
8月8日 8月8日 判断は最後はAIではなく人間に委ねられるべき
8月9日 8月9日 モノより概念のわが国において、モチベーションは難しい
8月13日 8月13日 備えあれば憂いなしの心で地震に臨む
8月14日 8月14日 オリンピックにいつeスポーツが採用されるか
8月15日 8月15日 過去を思い返す時間も必要
8月16日 8月16日 天災に備えて自由な出勤体系を
8月19日 8月19日 登壇や発表の機会を作っておく
8月20日 8月20日 即興アウトプットには良質なインプット。
8月21日 8月21日 LangChainはじめました
8月22日 8月22日 CASOというイベントを開催します。
8月23日 8月23日 AIエージェントにも取り組みます
8月26日 8月26日 地域コミュニティに参加する理由
8月27日 8月27日 共遊開発のやり方を伝えなければ
8月28日 8月28日 明朗会計なら派閥はあってもよいのでは?

§ 年表

 ・八月お仕事

神保町で商談、御茶ノ水で商談・作業、二俣川で作業・打ち合わせ×8、EKITERIA PRONTOでオンライン、中野坂上で商談、Segafredo Zanetti Espresso晴海トリトンスクエア店で作業、ドコモショップ 二俣川店で手続き、仲町台で商談、立場で商談、吉野家 立場店で、戸塚で商談、コメダ珈琲店湘南台店でオンライン、オープンカフェ まるごとやまなし館で懇談、Tully’s Coffee新百合ヶ丘店でオンライン、マクドナルド浅草店でオンライン、浅草で商談、ヨドバシカメラ マルチメディア町田で買い物、とんかつ稲 仲町台駅前店で商談、緑園都市で商談、ケンタッキーフライドチキン緑園都市駅店でオンライン、東府中で商談・作業×2、新宿で商談、東京都立産業貿易センター浜松町館でWAGRI Open Day、Tokyo Innovation Baseで作業、真鶴駅でCASOミーティング@真鶴第一部、真鶴町観光協会でCASOミーティング@真鶴第二部、スミマルシェでCASOミーティング@真鶴第三部、草柳商店でCASOミーティング@真鶴第三部、関内で商談、ヨドバシカメラ マルチメディア町田で買い物、戸塚で商談、瀬谷で商談、旭区で商談、大和市文化創造拠点シリウスで作業

§ ポストツイートまとめ
・八月ツイート
https://togetter.com/li/2426591