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第2回 甲府地域クラウド交流会を主催しました



2025年3月22日に山梨県立図書館イベントスペースで開かれた甲府地域クラウド交流会(甲府ちいクラ)を主催しました。
今回もオーガナイザーである役員(あづささん)が全体を仕切り、弊社の総務人事経理担当および代表の私が参加しました。本稿は代表の視点からの参加レポートです。

昨年、2024/6/29に第一回 甲府ちいクラを開催しました。98名の参加者を迎え、成功裏に終わったため、その勢いに乗っての第二回でした。
しかし、集客に著しく苦戦しました。

3/22は土曜日です。そして卒業式などのイベントが重なる日。それは予約した時から分かっていたことでした。
にもかかわらず、会場の広さを倍にしました。つまり、第一回は山梨県立図書館のイベントスペースの東で行ったのを、第二回はイベントスペースの東西で予約しました。
その日しか山梨県立図書館のイベントスペースが空いていなかったとはいえ、それはこちらの選択。日付もこちらの選択。言い訳の余地はありません。

言い訳は不要です。
ただ、苦戦した原因は書いておかねばなりません。教訓として以下に挙げておきます。

・卒業シーズンの土曜日の予約が無茶だった。
・一回目は多くの方のサポートがあったため、第二回で実力が露呈した。
・山梨県の県民性としてリピーターがつきにくい。
・第一回の参加者を元にした参加者数想定の不足。
・運営組織である弊社が年度末で本業が疲弊し、フォローができなかった。
・集客の努力不足。

おそらく、こんなところだろうと思います。


結果、84名と言う人数に終わってしまいました。前回より14人も少ない人数。また、途中で帰った方なども含めて、集合写真は明らかに80名を割っています。それにもかかわらず、前回よりも倍の広さのスペースだったため、閑散感は否めません。


反省を書くのはこれくらいにしておきます。
前を向いて、10月4日に予定している第三回に向けて準備を進めるべきでしょう。

むしろ、今後に向けて好材料が揃いつつあることは書いておかねばなりません。

例えば、第一回では取材が甲府経済新聞さんだけだったのが、今回は山梨日日新聞の記者さんも取材に来てくださいました。また、第二回の開催報告を甲府市に話したところ、第二回を行ったことで見直され始めたそうです。
さらに、第一回に来なかった方で、甲府のコミュニティーに深くコミットされている方が第二回に参加して、甲府ちいクラに興味を持ってくれました。

山梨県はイベントの集客が難しいとされています。その甲府において、第二回で80人を超えた人数をほぼ山梨の方だけで集めたのは凄いことだそうです。何人かにそう言われたことで、自信になりました。
ほぼ弊社で大部分をやり切ったことで、ノウハウが溜まったこと。
また、第二回でプレゼンターを担ってくださったお二人が、次回以降、運営メンバーとして入ってくれるそうです。

そうした好材料が今回、揃いました。反省点だけでなく、第二回で良かったこともたくさんあったのです。

もし第二回の人数が前回を凌駕していたら、私たちは教訓から学ばぬまま、第三回で失敗していたかもしれません。
つまり、今回は苦戦して良かったとさえ思っています。
その意味でも今後に向けてより良い手ごたえが掴めた開催だったと思っています。

ここからは、当日の様子について書きます。
第二回において、私は、事前準備にはほぼ関わっていません。第一回の際は私からもかなりの数のDMを送りましたが、今回はそれもしていません。

ただ、私は当日になり、あまりの集客の悪さに、図書館の外に立って集客を試みました。
そのため、私は今回の講師を務めてくださった藤野さんの講演をほぼ聞けていません。


とはいえ、皆さんが藤野さんのお話をきちんと聞いておられる様子はガラス越しに確認しました。


藤野さんは、山梨県の経済・金融系の様々なコミュニティーを主催し、今の山梨県を語る上でも要となる方です。藤野さんをお迎えしたことで、第二回のちいクラが締まったように思います。
今後のちいクラにとってもより良い影響があることでしょう。


また藤野さんの話の中では若い力の台頭を取り上げてくださっていました。

第一回の準備段階から今回に至るまで、私や弊社は山梨県の若い人たちのコミュニティーのいくつかに関与しています。そして、山梨の若い力を存分に感じています。
そこで感じたのは、山梨県の若い人たちの動きは、他の県に決して劣らないことです。劣らないどころか、より活発なのではと思います。

中堅どころの層に甲府ちいクラを訴求するよりも、山梨の若い層にもっとアピールし、参加を呼びかければ、第三回以降の甲府ちいクラに対して悲観する要素はないとさえ思っています。

何よりも、山梨は、東京に近い地の利があります。
交通の便が良くなった事によって、簡単に東京に出られるようになりました。その結果、都会への人口流出が起きているのが、ここ数十年の我が国です。その結果、今の首都圏は人口が飽和し、住みにくくなっています。
山梨は東京や神奈川に隣接し、近い地の利があります。普段は山梨で暮らし、刺激が欲しくなった時だけ、都会の風を浴びる選択も可能です。甲府から新宿まで一時間半で出られるのですから。

そうした点を踏まえ、私は依然として山梨にポテンシャルがあると感じています。若い方の台頭が著しいことも含めて。
藤野さんの話は、そうした背景もあっての話ではないかと推察しています。藤野さん、ありがとうございました。

さて、オーガナイザーのあづささんの司会進行や場の切り回しは私は関与していません。心配せずともやり切ってくれるでしょう。
今回はあづささんの関与する山梨の他のイベントが多数重なりました。それを全部一人で引き受け、やり切ろうとする悪い癖が出てしまいました。そのため、疲弊と息切れが生じていました。
つまり、あづささんの手足となってサポートできるメンバーが絶対に必要です。
そのためにも今回で何名かの方が今後のスタッフとして手を挙げてくださった事は、次回に向けて大きな改善点となりそうです。

続いては、ちいクラ本編です。

あづささんから、ちいクラについての説明があった後、大人の本気のラジオ体操が始まりました。今回は第一回で応援し隊として携わってくださった、伴野嶺さんにお手本を示してもらいました。


日本百名山だけにとどまらず、海外の山、各大陸の最高峰も視野に入れている嶺さんは、山梨だけでなく、おそらく日本国内でも有名になっていくことでしょう。そういう方ががっちりと協力してもらえる体制ができたのは、第一回と第二回の成果だと思います。
全く山梨に知己がいなかった二年前から、ここまで人のつながりを作ってこれたのはあづささんの努力の賜物。素晴らしいと思います。

大人の本気のラジオ体操の際は、私も部屋の中に入って一緒に運動しました。
今回は会場が広いため、体操をしていて自在に手を動かすことができました。






そして、続いてはプレゼンター五組六名によるプレゼンテーションタイム。
福原千晶さん
藤原ちはるさん
高村大夢さん
渡辺慶奈さん
深田莉央さん
高松陽子さん
の皆さんでした。今回はプレゼンのレベルが全体的に底上げされたような気もしています。それでいて、個性豊かな内容でした。
また、年齢層もぐっと下がりました。高校生二人に、二十代が三人。
この若さも山梨の可能性を表しています。おそらく、次回以降の甲府ちいクラも、若い層が続々と登場することでしょう。これからの甲府ちいクラが楽しみな理由の一つがここにあります。


続いては懇親会と投票タイムです。
今回、投票所で投票のアシストを行ってくださるのは、
斉藤 修さん
田名網 俊宏さん
小森 直斗さん
中嶋 雄士さん
田中 康弘さん
河西 和奈さん

私からは、皆さんに事前にkintoneの入力方法などをお伝えしました。

今回は、受付としても頼りになるメンバーが揃いました。第一回で投票所を受け持ってくださった武内あかねさん。弊社メンバーの花愛さん。そしてオーガナイザーのあづささんの同期として千葉から駆けつけてくださった新田さん。皆さんが受付を固めてくださいました。



正直、今回は会場が広かったため、懇親会もまばらな印象を受けました。それも反省点です。ですが、皆さんがそれぞれの方々と挨拶し、交流が順調に育まれる様子を見ているのは良いものです。
私も、お越しくださった方々に新たなご縁をつなぐべく繋ぎ役に徹しました。例えば、ジョイゾーの四宮さんご夫妻には、山梨中央銀行の方や富士吉田市から来られた小俣さんを繋いだり。小俣さんや、あかねさんにも、山梨中央銀行やその他の方々を繋いだり。

一方で、反省点としては、懇親会の途中から、投票の途中経過を映さず、別画面にすべきところ、中継機がうまく動かず、人体でプロジェクターからの投影を塞ぎ、切り替えを待つことを余儀なくされました。
ただ、弊社メンバーも投影に当たってやり遂げてくれたことで、貴重な経験値が溜まった気がしています。
第一回では失敗した、優勝者の発表時のドラムロールは今回は無事に成功しました。


続いては、応援し隊の皆さんの紹介です。今回も新たなメンバーが加わってくださいました。茅ヶ崎からお越しくださった縁造さんは、会場設営の時点から手伝ってくださっていたので、私が応援し隊にスカウトし、茅ヶ崎での活動もアピールしてくださいとお願いしました。夜も遅くまでいてくださいましたし。
また、今回も四宮琴絵さんや新田瞳さんにオーガナイザーとして参加していただきました。まだ独り立ちできていない弊社主催ですが、今回も皆さんがいてくださったことがどれほど励みになったか。琴絵さんに至っては、ご家族までも連れてきていただきまして感謝です。

そうした皆さんの動きや交流の一部始終は、飯窪さんが撮影してくださいました。後日、素敵な動画にしてくださいました。
Facebook上のページの動画


そして、優勝は高松さん。
フードロスを憂い、その改善を訴えたことが皆さんの支持を集めたのでしょうか。まずはおめでとうございます。
他の方も皆さんお見事でした。

私から高松さんに賞状を授与させていただきました。私はその時、たまたま会場にいたお子さんと遊んでいて、その子を抱っこしたままの授与になりました。ご容赦を。
また、講評ということで、私からも一言述べさせていただきました。

また、後日、プレゼンターの一組である高校生二人がカフェの実店舗で実践した際には、私とあづささんで訪問したことも申し添えておきます。


そして、撤収後の夜の懇親会です。





今回は、
やまなし里山商店さん
サイアムカフェさん
フォーハーツさんの三箇所で分かれて実施しました。

私も参加者全てを巡り、そして最後まで残ってくださった方々とは、「ぎり舎」「すぐ呂」さんにて計五次会まで。

やり切りました。
上にも書いた通り、今回が苦しんだ末にやり切ったことで、第三回は行けそうな気がします。
四次会の後半と五次会では、その場にいた皆さんもこれから甲府ちいクラを続けるためにどうするかを考えてくださいました。
その結果、まずは続けるべし、と再認識ができました。

つまり、10/4に同じ山梨県立図書館のイベントスペースにて、第三回は行わせていただきます。
また、皆さんのお越しをお待ちしております。

今回お越しくださった全ての方、ありがとうございました!


第14回 釧路地域クラウド交流会に応援し隊として参加しました



2月11日に946BANYAで行われた釧路地域クラウド交流会(釧路ちいクラ)に参加しました。

今回は代表の私が参加しました。本稿は代表の視点からの参加レポートです。

私は今まで、各地のちいクラには何度も参加してきました。甲府ちいクラには主催者として、運営側の立場で携わりました。釧路ちいクラでは、応援し隊という形で関わりました。

そもそも、地域クラウド交流会は何か。応援し隊とは何か。そこから説明したほうがよいでしょうか。
誤解を避けるため、公式サイトの記載をそのまま引用します。

地域クラウド交流会とは

地域クラウド交流会は、地域住民が起業家の応援を通して、地域活性化を目指す交流会形式のイベントです。起業家だけでなく、地域の人たちが参加することで、地域全体のビジネスの活性化につながることを目的としています。

プレゼンターだけでなく、地域の人たちが「投票所」や「応援し隊」といった役割を持ち運営に参加することができます。

つまり、応援し隊とは、いわゆる有志のボランティアを指します。当日、早めに集まって、チラシ封入や会場設営に従事します。さらにちいクラの開催中は円滑な進行のためのタイムキーパーや投票所での入力作業など、様々な役割を担います。

朝、雪道を歩いて、東釧路駅でSL撮影と泉屋さんでスパカツを楽しんだ私。
会場である946banyaには早めに着きました。先に机の運搬などを手伝っていたら、やがてスタッフの方々が集まりました。
しばらくしてスタッフ打ち合わせが始まりました。そこで私に割り振られた役割は懇親会の呼び出し係でした。


ちいクラには1時間弱の懇親会があります。懇親会の場には、事前に皆さんから集めた名刺や皆さんが記載した交流会カードがホワイトボードに貼られ、設置されます。
懇親会に参加した皆さんは、貼られた名刺や交流会カードの中につながりたい方がいれば、呼び出し係にその旨を伝えます。
呼び出し係は、マイクでその方を呼び出し、その場でご縁をお繋ぎします。
つまり、呼び出し係は、応援し隊としてちいクラを盛り上げる重要な仕事の一つです。積極的に参加者に声をかけたり、場を盛り上げたり、一人で手持ち無沙汰にしている人がいたら積極的に誰かと繋ぎ、皆さんに何らかのご縁を持ち帰ってもらうのが呼び出し係の役目です。

私に割り振られたのは呼び出し係だったので、それ以外のことをする必要はないはずです。ですが、私はたまたま入り口に立っていたことで、受付を済ませた参加者の方々にコートのハンガーへの誘導や、交流会カードの書き机への誘導をしていました。
こういう時、手持ち無沙汰感が苦手でつい動いてしまいます。

そうしている間に、勉強会の椅子は埋まっていきます。机を移動したり、椅子を運んだり。さすがと言うべきか、本当にたくさんの参加者が集まってきます。
1ヵ月半後には弊社が主催する甲府ちいクラも控えています。そして、参加表明の数が芳しくありません。集客に苦労するのではと考えていた私にとって、釧路ちいクラの集客力は本当に感服します。


今回の勉強会の講師は佐久間さん。佐久間さんは、釧路で観光船「シークレイン」を運行する有限会社アイコムを経営しておられます。
挫折と失敗続きの経験を乗り越え、シークレインの事業でようやく軌道に乗りかかっているとか。谷谷谷の人生行路はまさに笑いあり学びあり。でも、苦労してきたからこその山登りの妙味を感じられた講演でした。
世界三大夕陽に数えられる釧路の夕日を見るコンテンツ。それに頼らないプラスアルファを考えていらっしゃる姿勢は経営者としてとても学びになりました。

そんな佐久間さんの講演を聞いていた私のところに、ススッと近づいてきたのはオーガナイザーの小渡さん。
「タイムキーパーもやってもらえませんか?」
講演中だったため、よく話が聞き取れなかったのですが、私としては断る理由はありません。はい、Yes、喜んで!の精神で引き受けました。

ただ、私が応援し隊の作業自体をあまりよく把握していないのが正直なところです。

もちろん、昨年6月に弊社主催で甲府ちいクラで行った際は、その事前に千葉ちいクラの動きを逐一確認し、甲府ちいクラでも全体の動きを見ていました.そのため、大体何をすることかはわかっていましたが、ただ単に眺めているのと、実際にやるのでは違います。

そもそもタイムキーパーとは言え、何を持ってタイムキーパーするのかが明確でなく、その場で即、持っていたiPadを充電し始めました。

そして、ちいクラのメインイベントである一人3分間のプレゼンテーションタイムが始まるのに合わせ、ステージの前あたりに陣取りました。と、実は大人の本気のラジオ体操があるのを忘れていて、私も慌てて脇に退きました。
そして、本気のラジオ体操で体を温めた後は、タイムキーパーとしての活動開始です。

iPadのストップウォッチ機能を使い、プレゼンターの皆さんにiPadを提示しつつ、2分になったら「チん」3分たったら「チンチンチンチン」とコングを鳴らす。まぁこれは言ってみれば簡単な作業です。
ただ、今までの人生で私はタイムキーパーの作業をほとんどした記憶がありません。実はこの日に実績解除を果たしたのではと思いつつ。

それにしても、一番前のかぶりつき席で、皆さんのセッションを聞けるのは応援し隊の役得と言うべきでしょう。
プレゼンターの熱気がより感じられますから。

ちいクラのプレゼンターになれるのは、創業5年以内と言う制限があります。つまり、起業にあたっての熱と興奮が冷めない時期。
これ、なかなか貴重な機会なんです。
弊社の場合、kintoneを用いまたシステム構築が主な業務です.そして、スタートアップ企業様からのご依頼もあります。
ただ、ご依頼のほとんどは、ある程度年数のたった企業様によるものです。つまり、私自身にとってちいクラとは、こうした起業し立ての熱と興奮を聞ける良い機会なのです。

今回の6名の方は多彩な業種にわたり、バラエティーに富んでいました。
そして、優勝して釧路からの代表に選ばれたのは稲沢さんです。
仕掛け箱を用いたプレゼンテーションはお見事でした。釧路代表として、また全国大会でお会いする日を楽しみにしたいと思います。

続いて投票所の説明がありました。懇親会に参加した皆さんは共感したプレゼンターに対し投票します。その投票にはkintoneが用いられます。kintoneへの入力は、投票所の方、つまり応援し隊の方々が入力します。
それに先立ち、投票所の方々も応援し隊として、一分間のPRタイムが与えられます。そのタイムキーパーも私の仕事でした。
私はその時、バックヤードで咳止めの薬を飲み、うまく鳴らなくなったベルを直していました。
慌てて呼び出されて投票所の前に飛び出した私。

皆さんの一分間のPRも鳴らないベルに苦戦しながらなんとかやり切りました。

続いては懇親会です。私は上に書いた通り呼び出し係の役目を担っていました。
呼び出し係の役割とは上に書いた通りです。前に出たどこかのちいクラではDJみたいに喋りまくる方がいて印象に残っています。が、私にはそこまでの才覚はありません。なるべく多くの方に話しかけ、縁をつなぐように努めました。七、八組くらいは媒酌したでしょうか?

私が見たところ、ここで縁ができるかどうかで、参加者によるアンケート評価に影響を与える気がします.
こういう場で誰かに自分の話を聞いてもらい、縁ができれば人は満足します。が、もしずっと一人ぼっちで会場をさまよっているだけだと、必然的に不満の原因になります。アンケート結果にもそれが反映します。
皆さん、こういう場にはあまり慣れていらっしゃらないのでしょう。人に話をかけるのが苦手な方を各地のちいクラでお見かけします。私も苦手なので、同類としてよく理解できます。
甲府ちいクラでも、一人ぼっちになる方をなるべくなくすため、ご縁繋ぎに徹してもらうことを前もって呼び出し係に伝えておきます。


さて、一時間弱の懇親会も終わり、優勝者の発表までの間、応援し隊の方による一分間のスピーチがありました。
私もここで1分間の時間をいただきました。私が話したのは、一ヵ月半後に迫った甲府ちいクラの宣伝です。仕事については一切触れません。
前もって釧路から甲府までの乗り換えルートを調べてみました。すると「おおぞら」「北斗」「はやぶさ」そして「あずさ」。南千歳、新函館北斗、東京で乗り換えるだけ。空にちなんだ、縁起の良い特急を乗り継げば、なんと三回の乗り換えで甲府に来られます。この後、「あづさに乗ってあづさに会いにきてください」のオチを言う前に三回の乗り換えの部分がなぜか会場で笑いをとりました。


発表があり、優勝者は前述した通り稲沢さんです。仕掛け箱を使ったプレゼンは素晴らしい印象を皆さんに与えたようです。


その後、会場で集合写真の撮影を行い、そしてお開きとなりました。皆さんはそれぞれの仲間と夜の釧路へ繰り出していきました。


私は事前にお誘いをいただいていて、スタッフや応援し隊の皆さんとの懇親会に参加しました。会場は釧路ちいクラに続いて946BANYAで。

皆さんとはたくさんのお話をしました。さらに、好意的な反応をいただきました。
この釧路ちいクラの数日前に同じ会場でCLS道東にも参加しました。これまで六回行われてきたCLS道東に私は皆勤で参加しました。懇親会でしゃべったり、遠足に参加したりと、皆さんから認知されている実感は持っていたものの、仲間として受け入れられた印象はまだ得られていませんでした。

ところが、今回は皆さんからの反応が違ったように思えたのです。
その理由を考えてみました。それは釧路ちいクラで短い時間であったものの、初めて人前で話したからではないかと推測しました。
これまでのCLS道東では、一度も人前で登壇したことがありませんでした。それまでは、ただの観客の一人でしかなかったのです。ところが、応援し隊の特典で一分間PRタイムをいただき、人前で話したことで、私という人間が皆様の中で認知されたのではないかと思います。


登壇の効果は漠然と理解していたものの、私の中では顕著な効果としてはっきりとは認識していませんでした。皆さんからの認知度の上昇が顕著だったので、自分の中で学びとして記憶し、今後に活かしたいと思います。登壇という営みの重要性について。


それは、二次会に訪れたカラオケでも感じられました。夜の末広町を八人ほどで歩き、訪れた「萌芽」さんでカラオケを楽しみました。いやあ、羽目を外しました。楽しかったです。ちなみにご一緒した方々は、一人だけ以前のCLS道東で顔を見知っていましたが、あとの方々は全員この日が初めて出会った方々でした。LINEを交換するまでに仲良くなりました。
これはまさに登壇した意義だと感じました。

最後に、参加してくださった皆さん、登壇してくださった皆さん、プレゼンターの皆さん、運営スタッフの946BANYAの皆さんありがとうございました。
そして私が946BANYAに忘れてしまったライトダウンジャケットを届けていただいたジョイゾーの皆さん、心から感謝しています。


2020年も気がつけば半ばに(法人)



いつの間にか2020年も半ばを迎えようとしています。
年々、時間の過ぎ去る感覚が速まっているとは感じていましたが、今年の上半期はとくにそれを顕著に感じました。

いうまでもなく、コロナウィルスが理由です。

昨年から弊社は、地方創生の流れに乗りたい、そして今後の柱の一つにしたいと、年始に郡山と猪苗代へワーケーションツアーに参加しました。
ところがいまや、それが一年も前のことのように思います。

コロナは、世の中をガラリと変えてしまいました。そして、ワークスタイルを一変させようとしています。

とはいうものの、弊社はもとからフルリモートワークを実践していたため、弊社の業務そのものについてはあまり大きな影響は受けていません。

むしろ、リモートワークへの流れによって、クラウドを使った業務システムの必要性が増し、それが弊社への引き合いの急激な増加となって現れています。

そのため、地方創生の話よりも、いただいた案件を消化するのにいっぱいになってしまいました。
代表のリソースが枯渇しそうになっているため、弊社でもパートナー技術者や協業パートナーとの協業を活発にしています。

その結果、弊社にとっては新たな業務、新たな業種、新たな知見との触れ合いがありました。
働き方の変化は、元から弊社にとっての望む変化であり、もとから推進すべき変化でした。
だからこそ、今後は弊社が学んだ知見を世の中に還元していかねばなりません。

おそらく、今後も社会にとってリモートワークへの要請は強まることでしょう。
この変化についていけず、新たな取り組みに乗り出さないままの企業や組織は衰えてゆくことは確実です。
だからこそ、技術の組み合わせ方、実装の仕方、使ってもらうための方法、肥大した組織のあり方について、弊社が世の中に還元できることは多いはずです。

その取り組みの中、地方創生への貢献もできると信じています。
リモートワークも結局は東京への一極集中への反発。であるならば、それは地方創生にも通じる道のはずなので。
それが弊社の使命だと思っています。

この半年で、コロナウィルスは弊社の社会的な使命をさらに強く呼び覚ましてくれました。
来期はこの使命に従い、前に進むのみです。


平成30年10月のまとめ


この5月から毎月のまとめを弊社ホームページ上でアップしています。

この10月を一言で言うなら、小休止といったところでしょうか。作業の体制を切り替えるにあたっての過渡期といいかえてもよいです。常駐先での作業が主だったころと変わらぬ額の売り上げは確保しましたが、大きなSES案件が一つ、9月で終わったこともあって10月は少し売上が落ちています。

ただ、唯一のSES案件が終わろうとも、粗利率の向上を目指す施策に変わりありません。私自身が携わり、開発に手を染める案件を増やす―粗利率を上げる―方向に変わりありません。 また、10月に手掛けた案件の多くはkintone案件を中心とした、集中した作業によって実を結べる類の案件でした。そのため、SES案件を除いた売上額では、従来の売上額からの落ち込みはありません。まずは一安心しています。

一方で、11月はいろいろな案件が始まります。今まで種々の集いに顔を出したことが実を結んだ案件もあります。また、既存のお客様のフォローに動いたことから別のお話をいただいた案件も数個あります。kintone案件の外にもいろいろと受注をいただいています。イノベーションプラス様とはパートナー契約を締結させていただきました。11月はさらに忙しくなりそうです。下半期の開始としては上々のスタートかもしれません。

あとはたくさんいただいた案件を粗利率を下げずにどうやってこなしていくかです。11月に始まる案件の一つにSES案件があります。これを完全に技術者さんに任せてしまうと、弊社の粗利率が減ってしまいます。5~9月に粗利率を悪化させた同じ轍を踏むことは避けなければ。なのでこの案件については週一、二ペースで私も携わろうと思っています。また、以前の反省点として色々な案件に手を出したことで、工数が想定を超えてしまった反省がありました。ですが、今回はその時に手を染めたことにより、ノウハウを得ている話が来ました。これでかつての苦労も投資として振り返れるかもしれません。

大きなお客様が増え、弊社にとって安定度が増してきました。ただ、今月は一つだけ弊社の歴史にとって記憶しておくべき出来事もあります。それは10年に渡ってホームぺージ製作や保守を担当していたお客様との契約が今月で終わってしまうことです。個人事業主になった私がSESを除いて請け負った二件目のお客様でした。それから10年。弊社の歴史とともに歩んで頂いたので、少し感傷的にもなります。ですが、弊社としては、ホームページ製作の割合を減らしていくつもりでした。無料で簡単に作れるホームぺージ製作ツールも多数ある中、今やホームページの製作で粗利をあげる難しさをつくづく感じていましたので。円満に新たな業者様に引き継いでいるので、これからもご縁は続くと信じています。

10月は、弊社の発信の仕方を、Twitterを中心にして少し変えてみました。DevRelJp Meetup in Tokyoというイベントにも参加し、有益な情報もいただきました。それをいかしつつ、引き続き試行錯誤してみたいと思います。あとニコニコ動画で伝統工芸の世界を発信するハロー職1にも参加し、新たな情報発信のあり方を学んだ月でもあります。また、会津では地元の魅力を伝える取り組みに触れることができました。臺灣では日本と変わらずに仕事や作業を行える方法を会得してきました。あと、今月はAWS Loft Tokyoのオープニングイベントにも参加し、AWS Loft TokyoやDeNAのShibuya Studioといった作業場も使わせていただけるようになりました。それらも含めて、10月はインプットという意味でも有益な月となったように思います。

慢心することなかれ、安住することなかれ、変化を恐れることなかれ、今に満足することなかれ。


平成30年9月のまとめ


この5月から毎月のまとめを弊社ホームページ上でアップしています。

粗利率の向上がここ二、三カ月のテーマでしたが、今月は改善ができたように思います。

それは、私自身が携わり、開発に手を染める案件を増やしたからです。また、それが売り上げとして結実したからです。
しかも、その多くはkintone案件を中心とした、作業を集中することで実を結ぶことができる案件でした。実はもう一つkintone案件がありましたが、それは9月中に売り上げを立てられるまでに至りませんでした。でも、ほぼめどがついたので来月に結果を出せそうです。

他にも今月は上半期のまとめとして、下半期につなげられるような動きに心を配りました。
それも結実しそうな予感がします。売上を確保しつつ、粗利率を挙げられるような方向で。

たとえばAWS社に訪問し、クラウド上に作成するデータベースの開発・保守についてお話を伺えたことも大きい話です。

あと、大きなお客様が増えてきたことで、弊社にとって安定度が増してきました。
もう一つ、書くことを中心にした発信の仕方を、Twitterを中心にして少し変えてみました。
その成果が今後どう出るか。引き続き試行錯誤してみたいと思います。

慢心することなかれ、安住することなかれ、変化を恐れることなかれ、今に満足することなかれ。


平成30年8月のまとめ


先々々月から毎月のまとめを弊社ホームページ上でアップしています。

粗利率の向上がテーマのここ二、三カ月のテーマです。粗利率をどうやって向上させるか。

先月、税理士の先生の下で財務計画を検討したときにいただいたアドバイスは二つ。売上を増やすか外注率を下げるかのどちらかです。実は売上については今年の上半期の状況が続けば、最終的には前年度をかなり上回れそうな見込みです。今月も水準は超えています。ところがそこには外注率の高い案件が含まれています。粗利率を向上させるには、外注率を下げるしかありません。ということは、外注率の低い案件を増やすしかありません。そして、外注率を下げれば、現時点の弊社の体制では自動的に私に負担がかかることを意味します。

今までの私の反省。それは、あれこれの技術に面白がって手を出してしまったことです。そのため、スキル取得のコストが生産性の足かせになっていました。生産性を上げれば、外注費を掛けずに私一人でこなせる案件も増やせます。では、私一人でいくつも案件をこなすためには何をすればよいか。私にとっての得意分野をやっていくしかありません。新規スキル習得を後回しにしても、既存のスキルで回せる案件を増やしていく。私にとって既存のスキルで回せる案件とは、デザインスキルがさほど要らず、基盤構築が不要なクラウド上での開発案件です。特にkintone。

7月のまとめでいくつかkintone案件で受注が採れたと書きました。実は今月も新たなkintone案件の受注をいただきました。しかも名の通った会社様からのkintone案件が増えています。おかげで営業をせずに次の案件を請けられるようになりつつあります。これはとても嬉しいことです。今まで、弊社が口コミ以外で新規に受注できた案件の多くは、マッチングサイトからのものでした。ところがマッチングサイト経由だとクラウド案件はあまりなかったのです。それどころか、新たたスキルを求められる案件が多く、それが新規スキルの習得コストに跳ね返っていたのです。それがkintoneだけを極めていけば、次々と案件が来るような兆しができたのは大きい。ようやく弊社にとって望ましい状況が見えてきたのが今月だといえます。

8月はkintoneの多重Promise処理が求められる案件もこなし、だいぶスキルがあがりました。でも、まだまだです。そのためにも勉強は欠かせません。そのため、kintone dev camp 2018にも参加しました。その時のご縁でTwilioビジネスセミナーにもお呼ばれし、kintone Café 東京にも参加しました。kintone連携のサービスの営業パートナーにもなり、今もお客様のもとでkintoneソリューションを組み合わせた案件の仕様策定に関わっています。ようやくkintoneエバンジェリストとしてお役が立てそうな気がしています。これを機にTwitterの弊社アカウント(@akvabit_llc)でもkintoneネタをつぶやいていきますので、フォローをお願いします。

ただ、まだまだ弊社の売上の中でkintone案件の割合は3割ぐらい。これをもっともっと上げていかねば。弊社も願わくはkintone専業をうたってみたいもの。そのためにもやるべきことはまだまだ多い。

九月は新たなkintone案件に注力しつつ、売上よりも粗利率を考慮しながら経営したいと思います。少しでもkintone率をあげられるように。もちろん、プライベートの生活も大切にしながら、体も大切にしつつ。読書ブログもたくさん書いて。

慢心することなかれ、安住することなかれ、変化を恐れることなかれ、今に満足することなかれ。