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よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.2に参加してきました


2023年12月15日に『よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.2』に参加してきました。


会場は甲府市にあるWOODSHEDで、『よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.0』の懇親会でも利用したことがあります。今回の『よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.2』は、その隣接するイベントスペースで開催しました。

今回は予定では10名強の参加者がいることになっていましたが、何人かがインフルエンザなどの流行病にかかってしまい、集まったメンバーは五名でした。


五名とはいえ、すでにVol.1を開催済みだったので、前回と同じやり方を踏襲しました。
前回は初めてだった事もあり、みなさまもお互いの様子を見ながらの開催でした。が、今回はそれがなくスムーズにいったように思います。

今回は、参加者の中から2人に使用しているkintoneプラグインの活用事例について発表していただきました。少ないメンバーだったゆえに、とても濃密かつ有意義な発表と質疑ができたように思います。

この前の日に、kintoneエバンジェリスト関係の集まりがありました。そこで私も少しだけLTで話をしましたが、この山梨の『よっちゃばれっ kintone 無尽』について質問をいただきました。
そこでもお話ししましたが、なぜkintone Café 山梨以外に山梨限定のイベントを立ち上げたかは、こちらのあかねさんのエントリーにも書かれています。

kintone Caféはオープンを旨としていますが、この『よっちゃばれっ kintone 無尽』は山梨にご縁がある方限定です(厳密には私は参加資格がありません。が、妻が山梨のちいクラオーガナイザーであることと、いずれ山梨移住を検討しているため、混ぜてもらっています)。

完全にクローズドな形式を理想とはしていませんが、kintone Café のようなオープンな場は人数も多く、年に一度か半年に一度だけ会うような一期一会のご縁になってしまいます。
このようなクローズドイベントではkintoneの具体的な活用法やノウハウについてより深く学ぶことができます。このように小規模な形式により、参加者同士の絆が深まったと感じています。


特に懇親会や飲み会では、会話が通常4、5人の小グループに分かれがちです。今回は懇親会も5名で行いました。そのため、より仲間意識も醸成できたように思います。
その結果、kintone Café 山梨に向けての好影響もあったように思います。

いうまでもなく、地方にとって外との交流は大切です。
そうした交流はkintone Caféに担ってもらおうと考えています。加えて、仲間意識を必要とする地方のkintoneプレーヤーが集える場所を、より頻繁に催してもよいと思うのです。
他のkintone Caféの支部によっては、地元の県内だけで大人数で集まれるところもあるでしょう。けれども、まだ山梨はそこまでの人数が集まっていません。少しずつ草の根からイベントを積み重ねていくことを目指しています。
もしそうした課題を感じていらっしゃる地方のkintone Caféの運営者の方は、こうしたクローズドなイベントも試してみるとよいかもしれません。

私も少しずつ山梨でこういうイベントを積み重ねていく予定です。
私にとって、『よっちゃばれっ kintone 無尽 Vol.2』は2023年12月2日の『ビルド山梨』に続いて今月2回目の山梨限定イベントです。
この後も、少しずつ来年の6/29の地域クラウド交流会に向けて、今回のような小規模ながら意味のあるイベントを通じて準備や仲間意識も整えていきたいと思います。
もちろん、これらの活動を通じて、kintoneに基づく交流と学びを維持することが私たちの目標です。

今回集まっていただいた皆様、ありがとうございました。


MOVED MeetUpに参加してきました



2023/12/7に『Moved MeetUp』に参加してきました。

参加した際の全体的な感想は、こちらのnoteに詳細に記載しています。

このnoteは弊社内部向けにイベントの翌日に書いたものを、二日後に公開する際にリライトしています。
その中で触れたとおり、最初の三つのセッションは遅刻して聞けませんでした。

そこで、参加者向けに限定公開された動画を後日見た後、当日の感想も踏まえて書き直したのが本稿となります。

上で取り上げたnoteの中でも触れましたが、会場で配布された冊子に記載されていた内容は、私の心に深く響きました。
冊子の中にはこのような文章がありました。
「一人で抱え込み、なんとか踏ん張ろうともがく日々が続きましたが、会社を畳む気はありませんでした。」
「当時の渋谷は起業家であっても経営者ではなかったのです。」
これらはMOVEDを創業した渋谷さんが創業時に味わった苦しみです。そして、冊子の中にはそこからの打開のストーリーが書かれていました。それらは、同じ経営者である私にとっても深く共感できるものでした。

冒頭の渋谷さんの基調講演「今日も、だれかの #きっかけ になる」を拝見したところ、冊子に書かれていた苦労についてはネガティブになるから、ということであまり触れておられませんでした。

これは適切な判断だと思います。祝うべきイベントの日にネガティブな情報を控えるのは理にかなっています。
ネガティブな情報は、イベントに参加した皆さんが帰り路に冊子を読むことで知ればよいはずです。
創業期の苦労を乗り越えたからこそMoved MeetUpが開催できるまでに至ったことが参加者に伝われば、余韻も増すというものです。

私自身もまさにその余韻を感じました。
私の場合は参加者の大半の方とは違い、先に冊子を読んでから渋谷さんの講演を拝聴しました。
でも、余韻は今も残っています。そして今も経営に難儀する者として、這い上がり、このようなイベントを開く良い手本を見せてくれたことに尊敬の気持ちしかありません。
志が真っ当で、戦略が正しい方向を向いていれば、会社は必ず上を向いて前に歩ける。そんな勇気すら与えてくれました。

そもそも私たちはなんのために会社を興すのか。そして活動するのか。
従業員の食い扶持を稼ぐのは必要ですし、組織に属することで将来のリスクから逃れられます。また組織の中でともに歩むことで不安も軽減されます。
ここまではイベントの中で小林さんが言及されていたマズローの五段階欲求説の中で低次の欲求として分類されています。

企業として食い扶持を稼ぐのは当たり前です。が、弊社も苦戦しているとおり、これすら実現することが難しいのです。
企業の生存率は資料によってまちまちですが、最初の創業期で少なくない企業の志が潰えていくのが現実です。

そのような当初の試練を乗り越えられたMOVEDさんが、次の段階に進むのは必然といえます。
尊厳欲求としての、他社から認められたいための活動。
自己実現欲求としての、自らの能力を創造的に生かしたいための活動。
それぞれ、五段階欲求説の中では高次の欲求として位置づけられています。

面白いのは、MOVEDさんの活動が自社メンバーに対してその欲求を満たせるようにしているだけでなく、「顧客」にもその欲求を実現してもらうための仕組みを備えていることです。

私たちシステム開発業者は、顧客の業務改善のためのシステム開発に従事します。
ところが今までのわが国ではシステムの目的が単にオペレーションを楽にし、業務効率を上げるためだけになっていたように考えます。つまり低次の欲求を満たすためのシステム開発でした。
もちろん、人によってはそこから独力で次のレベルに進む方もいるでしょうが、そのような方が少数派。

仕事とは組織の目的に沿うことが当たり前。個人の欲求などプライベートの時間で好きにやればよい。
そんな風潮において、MOVEDさんが顧客の高次の欲求を満たすことを提供する価値としておいていらっしゃることが新鮮でした。

それについては、次のセッションで詳細が明かされました。
地域支援部さんの「糸魚川をご存知ですか? MOVEDと市がタッグで挑む地域支援」
この活動こそ、その高次の欲求を自社メンバーと顧客に提供するものではないかと思います。

システム開発や人材育成を行う会社がなぜ地域支援まで携わるのか。
その理由こそ、私が常日頃考えている関心の対象です。

私は旅が好きです。旅をすることをそのものを仕事につなげたい。
ところが、私は旅とは関係ない企業に勤めました。そうすると、土日祝しか旅はできません。
その後、システム開発者として独立すると、なおさらそんな旅が不可能になってしまいました。
そもそも作家やライターにならなければそんな仕事はできない。

私にとっての自分の自己実現とは何か。それを考えた時、私はそれを旅においてしまうのです。システム開発ではなく。
地域支援こそ、旅をしながら、それを顧客への価値の提供につなげられるのではないか。
CLS道東やCLS高知でもそうした活動を実践されている方に多数お会いしました。

私にもそれができるはず。
私がMOVEDさんにお誘いされた際、7月の「糸と魚と川」に参加させてもらった理由もそこにありました。

今までにもワーケーションでいくつかの県に滞在してきました。それは旅の欲求を満たせて楽しかったのですが、私が行ったタイミングがずれていたこともあって、地元の方とのイベントでの触れ合いがなかなかできずにいました。
それがようやく昨年あたりから、CLS道東やCLS高知といったイベントで実現できるようになってきました。
その結果が「糸と魚と川」への参加として結実しました。この時にコジロウさんに撮っていただいた写真は今年の私のベストショットだと思います。

都会の者からこうした笑顔を引き出す。そして、地元にとって少しでも活性化へ協力してもらうための何かを引き出す。

MOVEDさんの活動が高次の欲求を満たすことにある証しといえます。

ただし、高次の欲求を満たすためには、私たちも努力が必要です。
そして、努力しようにも、独力ではなかなか難しい。
それをお助けするのがクラウドユニバーシティです。

クラウドユニバーシティの「kintone人材育成のポイントとは? 受講企業の本音トーク!」

では受講企業さん二社が登場し、その内容を受講者の立場から深堀しておられました。

kintoneの使い方を教えることの難しさは、私も実際にやっているからわかります。
弊社に入ってきたメンバーもそろそろ三年になりますが、うちに入る前に専門学校で半年ほど技術を学んだだけで、弊社の面接の際はkintoneの存在すらしりませんでした。
そんな彼も、いまや多重PromiseをJavaScriptで扱えるまでになりました。すでにkintone開発だけならほぼ任せられるようになっています。

ところが、そんな成功例はレアケースです。私が社運をかけてマンツーマンで教えた結果にすぎません。
実際、私が続けて人を雇った際は、雇った分だけかさむ人件費を稼ぐため、他の案件に追われて教育には時間をかけられていません。そして、悪循環に陥っています。

日常業務と並行してDX人材を育てるのは、システム開発会社ですら、容易なものではありません。
ましてや、システム開発を業務の軸に据えてない他の会社さんの場合、日常業務の合間に一からDX人材を育成しなければなりません。その大変さは察することができます。

さて、それ以降のセッションについては、上記のnoteでも触れたので繰り返しません。
どれも弊社や私にとって有用なものです。

今回、動画を見直したことで感じたことや学んだことを本稿に記しました。
それを踏まえ、来年の1月に予定されているMOVEDさんのイベントに参加する予定です。
冬の「糸と魚と川」では、高次の欲求をどのように伝えていくか。私自身の経験から得られた提案をワークの中で行えれば、それが私自身にとってもより具体的な実践結果として学びになると期待しています。そしてそれが弊社の今後の活動の糧になるはずです。

まずはMOVEDの皆様、参加された皆様、ありがとうございました。



コミュニティリーダーズサミット in 道東 2023 海霧編に参加しました


7/1にCLS道東が開催され、参加してきました。
https://clsdoto2023-jiri.peatix.com/

昨夏にCLS道東が始まってからというもの、極寒編を経て、今回で三回目の参加です。つまり皆勤です。

道東の景色や雰囲気や風物、そして人々をこよなく愛する私にとって、釧路に行けるだけでテンションは激しく上がります。
ところが今回も業務が輻輳しており、行けるかどうかは最後まで微妙でした。
一月ほど前、倶知安の知人の方に繋げていただき、商談と絡めて訪道できるきっかけができました。とはいえ、倶知安の方からすると釧路は別の国といわれるほどの遠距離。

結局、今回はCLS道東の前夜祭と本編にのみ参加し、夜の懇親会には出られませんでした。
でも、それでも行って良かったと思いました。
今回ご縁のあったみなさま、とてもありがとうございました。


今回は、10月にもう一度釧路にくる必要があり、その下見も兼ねていました。
また、弊社でも今、山梨の甲府でイベント開催の準備を進めています。それがうまく行った後は、CLS山梨を開催できないか、という思惑も胸に秘めていました。


そんな気持ちで降り立った釧路たんちょう空港からのバスでは、早速@beajourneymanさんと隣の席で。
ところが、私は会話を存分に楽しむ余裕もあまりなく、お客様対応のコーディングをしながらでした。
ホテルに着いてからも、そのお客様と少しオンラインで打ち合わせしながら、さらに若干の作業をこなす必要に駆られていました。

結局、私が前夜祭の会場である浜番屋さんへ向かったのは一時間後でした。


前夜祭では、花咲蟹の旨みとホッケの西京焼きに痺れながら、会話も楽しみました。
疲れているとはいえ、この間のCLS高知のように出だしで遅れることは避けたいと思っていました。
今回は釧路に滞在できる日程がつまっており、楽しめる時間はわずかですから。

ご一緒したテーブルにはジョイゾーの川岸さん、そしてアウェンダラプの清水さんともう一名がいらっしゃいました。川岸さんはスナックジョイゾーでもお馴染みですし、清水さんもお会いするのは三回目ですが、事前に参加お誘いのご連絡をいただくなど、私のことを気にかけてくださっていてありがたいです。
そしてもう一人、私の前に座っていた美女。最初は誰なのか気づきませんでした。
が、私のことは、しっかりと前回のCLS道東の極寒編の会場で一番日本酒を飲んでいた人として覚えていただいていました。
そう、この方は私に日本酒と山椒のマリアージュを教えてくださった佐藤さんでした。イメージががらりと変わっていて気づきませんでした。師匠に対して本当に申し訳ない。


浜番屋さんは、はじめて訪問しました。ここでは花咲蟹が旬であることを教えていただきました。その甲羅に注いだ酒の旨さといったら!!美味すぎる!

それにしても、私のことをこうやって覚えていてくださる方がいることはうれしいですね!


そして二次会は、冬の極寒編でも訪れたスグレイスさんに移動しました。
道中では、4歳の男の子を肩抱っこしながら、幣舞橋を渡るなど。

前回、スグレイスさんを訪れた際は、泊まっていた大喜湯さんから、門限のお知らせ連絡がお店にいる私宛にかかってくる失態をやらかしてしまいました。
でも、そのおかげか、ママさんも私のことをおぼえていてくださっていました。ありがたいです!

スグレイスさんでも会計クラウドについての熱い話や、川岸さんの将来の目標などいろいろな話を。
いやあ、楽しく過ごせました!皆さんに感謝です!

そして、翌朝。
この日はとても行きたい場所がありました。
それはまるひらさん。前の夜に清水さんに教わったこのお店。朝と日中しかやっていないけど美味しいラーメンが食べられると聞き、是非とも行きたくなったのです。

朝も実はオンライン打ち合わせの予定が入っていたのですが、その開始時間を10時半にしてもらい、釧路プリンスホテルからいそいそと歩く私。
そして、目当てのまるひらさんに到着しました。朝なのに店内はラーメンをすする人たちで席が埋まっています。私も着席して噂のラーメンを楽しみに待っていました。
すると、私の肩を叩く人が。なんと、前々回のCLS道東で知り合った札幌の斉藤さんです。
斉藤さんも私のことを覚えていてくださっていることがありがたい。


そしてやってきたラーメン。
今回、塩を頼みました。めちゃめちゃ美味かった。掛け値なしで生涯で食った塩ラーメンの中でベスト3に間違いなく入ります。
朝から盛況である理由も、清水さんがお勧めする理由も納得!

そして、私にはさらに行きたい場所がありました。
それは釧路埼灯台です。全国の灯台巡りをライフワークの一つにしている私ですが、まだ来られていませんでした。
CLSの前々回、前回も来る時間がなく、学生時代に北海道を車中泊で一周した友人との旅の中で春採湖畔で車中泊した際も、別の旅で一人で釧路駅前に寝袋敷いて寝た旅でも。


ようやく訪れられた釧路埼灯台の外観は、まるでおしゃれなオフィスビルのよう。広大な太平洋に向けて個性を顕示していました。





それにしても、啄木に関する史跡が集まるこのあたりの風景がまたいい。
道中の街並みは確かに若干寂れた感じが漂っています。ところが、米町界隈までくると、とても住みやすそうな佇まいに変化します。私は米町界隈の風景がとても気に入りました。
厳島神社の参道の七夕飾りも映えています。米町公園にそびえる展望台や、そこから一望できる釧路の街並みも釧路の街の栄枯盛衰を映し出していて、とても興味深い。
この辺りの旧釧路市街の活性化が課題になっていることは、前々回のCLS道東でもお話を伺いました。確かに賑わいの中心からは置いていかれているのかもしれませんが、私は釧路の中心街よりも、この辺りに釧路の可能性を感じました。
啄木は確かにこの辺りに足跡を残した偉大な文学者です。が、啄木の歌は釧路のイメージを貶める両刃の剣でもあります。
啄木を売りにすると、逆にさびれた感が増してしまう危険性もあるように思います。


逆に、釧路のこれからを強調するのに、この界隈の風光明媚な街並みを町おこしに使えないでしょうか。
また、釧路は夕陽を観光資源に打ち出してます。幣舞橋からの夕陽も確かに素晴らしいですし、極寒編でご案内いただいた際も、川面を覆う蓮の葉氷を照らす夕陽の色にとても感動させられました。
その感動を米町公園の展望台や釧路埼灯台からの眺めからみるとどうでしょうか。さらに心が動かされるはずだと思えるのです。

さて、お客様を待たせてしまいます。慌てて帰らなければ。
プリンスホテルでオンライン会議をこなし、汗だくになった体を清めます。

宿のチェックアウト時間を超えてまで打ち合わせを続け、コーディングを続け、CLS道東の会場であるMOOに移動しました。
MOOでは、大道東祭の賑わいを横目に、お客様の対応作業の続きです。
実は、この数日前にお客様がboxのルートフォルダーを消してしまう問題が起こり、新たなルートフォルダーを作る必要が生じていたのです。それに並行して別の課題も遅れていました。

そんな状態で黙々と作業する私でしたが、私を見つけて、何人もの方が声をかけてくださいました。今までのCLS道東で知り合った皆さんです。
本当にありがたいことです。


CLS本編が始まった後、可能な限り集中してみなさんのセッションを聴くようにしていました。
その一方で、boxの問題が頭の片隅に居座っています。わずかな隙を見つけながら、コーディングとテストを繰り返していました。
kintoneからAWS経由でboxのAPIを操作して、案件ごとに複数階層のboxを制御する。
新たに作ったフォルダでアクセス権を間違わずに同様の処理を実装する。難航しました。

ところが、CLS道東も中盤を過ぎた頃、ついにうまく動かせました。

それまでのCLS道東もコーディングしながら、頑張ってセッションを聴き、ツイートもしていました。
頭は冴え渡り、コミュニティ脳とエンジニア脳が私の脳内でぶつかり合って沸騰していました。

皆さんの道東を盛り上げたいとの思い。そして、その思いを旅が好きな本州の人がどう盛り上げていくかについての議論。
そうした言葉に私の脳内は熱く反応します。
そうした盛り上げ役を私が担うには、今よりもっと弊社の組織を強化し、私が旅先でコーディングする事態は避けなければなりません。
そのためには、私が行う実装や設計を教えるところまで会社をつよくしなければ。
今、まさに取り組んでいる弊社の改革を進めないことには、私も道東の皆さんに貢献できません。


CLS道東やCLS高知の常連さんの中には、そういう旅の達人がたくさんいます。
仕事を上手くプライベートに絡め、プライベートの楽しみを仕事につなげる達人たちです。
そういう人たちがいることでCLSは盛り上がり、私のような人が全国から参集します。
そう、先日のCLS高知で私の中に響いたキーワード「公私混同」ができる人たちです。
「公私混同」をより効率的に熱を持ってやりきること。


私もコーディングにめどを付けたことで、ようやく重い腰を上げてカウンターに向かいました。そして日本酒の師匠から日本酒をいただき、それに厚岸の牡蠣を合わせていただきました。美味い!
そんな私に、多くの人たちが声をかけてくださいました。
みなさん、CLS道東や高知を通して知り合った人たちです。

昨日から今日にかけ、あまりにもたくさんの人たちに声をかけられた私。

今までのCLS道東では私は登壇もしていません。また、気の利いたことも言っていません。
でも、なぜ皆さんがこれだけ私のことを覚えていてくれるのか。なぜ、声をかけてくださるのか。

これは、私に何か良いところを感じてもらえているのではないか。
実は旅の達人とはいかなくても、私のことを旅が好きな人として認めてもらえているのではないか。少なくとも、道東が好きな人として認知してもらえているのではないか。

繰り返しますが、私は今までのどのCLSでも登壇していません。セッションもLTも。
kintone界隈では多少は顔を知られている私ですが、他のコミュニティでは無名のはず。

確かに私は、イベントの当日はせっせとツイートに精を出します。そして、終わったら必ずまとめブログを書き、それを公開しています。
ですが、私の肌感覚では登壇に比べるとこうした文字による発信のインパクトは薄いはず。
それなのに、ここまで声をかけられる。
そのことが、私の中で仮説として気づきが生まれました。

それは、まず参加することの大切さです。
参加することで生まれる私という人間のブランディング。
気の利いた会話ができるわけでもない。得意な何かで人の注目を集めるわけでもない。ただ、何かしらいつもCLSの会場で見かける人。それが私です。
ですが、それだけでみなさんは私を旅が好きで、かつ、道東が気に入っている人と好意を抱いてくれているのではないでしょうか。

あるいはこの仮説は私の壮大な勘違いかもしれません。

でも、もしこの仮説が少しでも正解に近づいているとしたら、世の中にたくさんいるはずの、旅がしたいが、気の利いたことが言えないなどの理由でコミュニティに参加しない、できない人たちへのヒントになるのではないでしょうか。

これは、私の中で今回のCLS道東の最大の気づきでした。
コミュニケーションの達人でなくても、歓迎してもらえる場がある。
この気づきは、遠からず老境を迎える私に勇気を与えてくれました。
私だけではありません。私が属する第二次ベビーブームの申し子たちは、何年かの後に引退を迎えます。そして、老後の孤独に直面します。
コミュニティとは、その孤独を防ぐ処方箋になるのかもしれません。
引退してからではなく、今のうちから。

話せなくても構いません。まず参加し続けること。そして、リアルの場に顔を出し続けること。
この取り組みが大切なのではないかと思います。
ぜひ、何でもよいのでコミュニティには参加してみてください。


さて、冒頭に書いた理由で、懇親会の参加は諦めた私。19時発のおおぞらに乗らないと遥かなる倶知安までたどり着けません。


そのため、皆さんへの挨拶もそこそこに、MOOを出て釧路駅まで歩きました。
そして、夕食も釧路駅のパン屋さんで買い込んだパンをおおぞらの車内に持ち込みました。何とか発車に間に合いました。

その時点では、私は夜の宿すらも決めていませんでした。
理想は小樽の宿ですが、すでに宿は満室。そこで、おおぞらの車内で札幌市内のゲストハウスを予約しました。そして、翌朝の9時に倶知安にたどり着きました。

日月火曜の三日間を過ごした倶知安でもさまざまな出会いがありました。ですが、それは本稿では割愛します。

まずは、CLS道東で出会った皆さん、スタッフの皆さんありがとうございました!
また次のCLS道東も参加できるようにします。その前に、釧路には10月に再訪します。妻と一緒に。


kintone Café OSAKA Vol.23に参加しました


5/24にashibinaaで開かれたkintone Café OSAKA Vol.23に参加してきました。

普段、私がこのブログで取り上げるのは、自分が登壇し、主宰したイベントのみです。

今回のkintone Café OSAKAにおいて、私は主宰も運営も登壇もしていません。

ですが、私にとって今回のkintone Café OSAKAはある感慨を呼び起こすものでした。

その感慨とは、おそらく個人的な感傷にすぎません。しかし、ここに記しておこうと思います。


一つ目は、ようやく故郷で開催されるkintone Caféに参加できたことです。

私は乳児期から20数年間、西宮の甲子園で育ちました。
25歳のころに東京に出てからは、東京で結婚し、家庭を持ち、kintoneに出会い、kintoneで起業しました。
やがてサイボウズさんからkintoneエバンジェリストに、とお声がかかった後も、東京を拠点に活動していました。
しかし、私のkintoneエバンジェリストの活動のはじまりは、とても厳しいものでした。その理由は、当時の常駐先が忙しかったからです。

東京のkintone Caféどころか、常駐先のすぐ近くで開催されたCybozu Conferenceにも参加が難しい状況でした。
東京のイベントにすら参加が覚束ないのに、関西のイベントに参加できるわけがありません。
せっかく何かをつかみかけたのに、みすみす逃してしまうのか。私にとってkintoneエバンジェリストとしての初期は苦しみのほうが多かったです。

そんな時期を乗り越えてのkintone Café OSAKAです。
ようやく地元のkintone Caféに参加できたこともさることながら、あの時期を乗り越えて自分の差配で出張ができるようになった感慨がありました。

二つ目は、ashibinaaという場です。

今回、kintone Café OSAKA Vol.23は、アールスリーインスティテュートさんのご厚意でこちらのスペースにて開催されました。


ashibinaaとは、うちなーぐちでいう遊び場の意味だそうです。


広々としたスペース。真ん中にはバーカウンターに各種の泡盛が。砂場と名付けられたYogiboの間もあります。とはいえ、気が散らないようにゴテゴテした飾り付けは取り除かれていました。
こういうスペースの存在のありがたみを感じました。

最近、ジョイゾーさん、トヨクモさんとkintone界隈の雄といえる企業さんを訪問する機会が増えています。

アールスリーさんもそうですし、みなさんkintoneエコシステムの中で売り上げも伸ばしました。
忘れてはならないのは、オフィスにコミュニティスペースを設け、それをしっかりコミュニティに還元しておられることです。

弊社もkintoneエコシステムの恩恵を受けて売り上げを伸ばしています。とはいえ、まだまだこうした企業さんの足元には及ばないことを感じました。

弊社はリモート主体で、事務所設置については今年の頭にも検討しましたが、結局は断念しました。
が、やがてはこうしたスペースを構え、kintoneやその他のPaaS/SaaSにもコミュニティスペースとして開放したいと思いました。
もちろん、地元のイベントにも活用してもらうことも含めて。

三つ目は、kintoneという共通言語のありがたみです。

今回もkintone Caféの場において初めてお会いした方が何人もいらっしゃいました。

そうした方とすぐに共通の話題が見つけられるのがありがたいことです。


私も間もなく50歳の壁を越えなければなりません。その先には引退の可能性もちらついています。
そうなった後にどのコミュニティに自分を置くのか。または生涯現役を貫くのか。ただ、仕事で現役を貫くには、自分の気力・体力・能力が若い人たちと互角であることが最低条件です。
果たして私がいつまで仕事を第一線でできるか。すでにコーディング能力の衰えを自覚している今の私であれば、なおさらその思いが深いです。


では、趣味を共通にすればよい。そう思うことはもちろんです。私も趣味で加わっている集まりがあります。それはそれでありがたいのですが、自分が今仕事が面白くなっていることもあって、なかなかその活動に本腰を入れる時間がありません。人一倍趣味を大切にする性格だし人生観を持っているにもかかわらず。

仕事と趣味の中間として、kintone Caféはとても得難い存在だと感じました。前日のkintone hive osakaの参加や普段のkintone活用だけで、初めて会った人たちの間で会話が成立し、ディスカッションの輪が成り立つ。
今回、故郷のkintone Caféに出てみて、自分の仕事をあまり考えずに、一ユーザーとしてkintoneを話す場に出られるありがたみを感じました。


今回、登壇してくださったきったんさんやトーヤマンさん、中村さんや司会進行を担ってくださったyamaさん、中尾さん、その他スタッフの皆様、アールスリーインスティテュートの金春さん、どりぃさん。または会場でお会いした皆さん。
ありがとうございました。

持ち帰った内容を関東のkintone Caféで生かしたいと思います。


kintone hive osakaに参加しました


5/23にZeppなんばにて行われたkintone hive Osakaに参加しました。

先日、kintone hive sendaiに参加しましたが、その記憶も新しいうちに、また貴重な経験ができました。

Zeppなんばは私も初めての訪問です。学生時代に何度となく訪れたこのあたりも年月に応じて一新されました。しかし、裏通りに行くとかつての雰囲気が残されていて、少し郷愁に浸る事ができました。

そばのタリーズでギリギリまで打ち合わせしていたため、私が会場に入った時は、始まってから5分近く経過していました。

壇上ではサイボウズ関西支社の松森さんがkintone hive Osakaを楽しむためのお話をされていました。
各地のhiveでサイボウズの社員さんが登壇し、会場の盛り上げに貢献しておられます。背景にはサイボウズの各社員さんの準備もあって、いろいろ大変なんだろうなぁと想像します。ロビーでも社員のみなさんとお会いする事ができました。


一人目の登壇者は認定NPO法人おてらおやつクラブ 桂 浄薫さんと茶円 春希さん。
桂さんは奈良天理にある善福寺の住職を務めておられます。袈裟を着ての登壇はなかなか新鮮。

おてらおやつクラブさんは、お寺にお供えされる檀家さんからの食料などを貧困に苦しむ家庭におすそ分けする活動をしておられます。
https://otera-oyatsu.club

今回の登壇では、そのあたりについての貴重なお話を伺う事ができました。

ポイントは大きく二つに分けられます。
一つは、困っていらっしゃる方にどのようにして匿名で届けるか。
もう一つは、多数のkintoneへのリクエストをどうやってさばくか。
この点が聴きどころでした。


WordPressを絡めてウェブからデータを取り込む事例は弊社でも多くを手掛けております。
おてらおやつクラブさんの事例が秀逸なのは、kintoneの一日一万リクエストの制限を間にWordPressに備わっているデータベースを挟んでのバッチ処理で行っている事です。

桂さんの思いをkintone未経験だった茶円さんが形にした。
まさに技術者として望ましい形だと思いました。

「たすけて」のハードルを下げられる。
「たすけたい」をごく自然にできる。

私も去年、kintone Café 神奈川を鎌倉の安国論寺さんで開催させてもらいました。kintoneとお寺は相性がよいことは実証済みです。

桂さん、茶円さん、ありがとうございました!


続いては、八代製薬株式会社 喜田 晃大さん。
なんときったんさんではないですか!
私、登壇を促す声を聞くまできったんさんが登壇することを知りませんでした。事前にhiveの資料を見ていなかったので。

言うまでもなく、きったんさんはkintone エバンジェリストとしてともに活動する仲間であります。

きったんさんはこの度の登壇で、エバンジェリストであってもkintone hiveに参加できる、と言う新たな可能性を見せてくれました。
私の中に巣食っていた「kintoneエバンジェリストはkintone hiveに出られない」という思い込みに対して、きったんさんはNOを突きつけてくれました。

きったんさんの成功ストーリーは明確です。
コロナを機に、在宅勤務の仕組みを進めるためにkintoneを導入し、規定も含めて水面下で調査しました。
まずは目的を明確にするステップです。
続いて、どの業務からkintoneに置き換えるかの洗い出しをしました。
これも目的を明確にするステップです。
そして、やりがいと楽しさを伴った形で、業務改善の成果を出しました。
目的が明確になった事で、経営層や上司への説明も容易になり、モチベーションにもつながります。

見事なkintone導入の成功事例です。
実は八代製薬さんの事例は、krewDataを駆使した在庫管理の好事例であることも見逃せません。

今後もきったんさんとは各地のkintoneイベントでご一緒できそうです。
一緒に盛り上げていきましょう!

きったんさん、ありがとうございました!


続いては、関西電力株式会社 藤井 伸弥さんと中野 一高さんです。

関西電力さんといえば、日本のインフラを担う大企業です。関西で育った私の体の何割かは、関電成分からできています。

これほどまでの大企業で、しかも、社会のインフラを担っていらっしゃる関西電力さんが万が一にも停電などの事態を招こうものなら、社会に与える影響は必至です。

つまり、基幹システムは必須です。ですが、基幹システムだけだと小回りが効きません。硬直した仕組みになってしまいます。


そこで関電さんはRPAをうまく活用し、基幹システムに影響を与えず、基幹システムのデータをうまくkintoneに取り入れる仕組みを構築されています。

こうした企業でも、顧客との関係は欠かせません。
外部のウェブサービスからどのようにしてデータを持ってくるか。その活用方法において、kintoneと基幹システムを組み合わせることはできるはず。
そのモデルケースと言える取り組みを見せてもらえました。

お二人の掛け合いで進む登壇は、台本を読んでいるようなぎこちなさもありました。でも、それがまたこ愛嬌です。
私はまだkintone hiveに登壇した事がなく、多くの観客の前にkintoneの事例を話す緊張を知りません。その決断と勇気に敬意を表します。

インフラを担う大企業がここまでkintoneを使っている事例を見せてくれたことに、日本の変化を感じました。

藤井さん、中野さんありがとうございました!

続いては、神戸市役所 小阪 真吾さんと小寺 有美香さんです。

神戸市の方がkintoneのイベントに出るのは二回目です。
かつて、神戸市の教育委員会でAccessのフォームにデータを入れるオペレーターをやっていた私にとっては、特に感慨深いです。

コロナによる自治体の取りまとめ対応が大変だったことは、私たちの記憶にも新しいです。
神戸市でも同じ悩みがありました。

神戸市が有利だったのは、kintoneをコロナ前から導入していたことです。
そして、小阪さんの立場が企画調整局のデジタル戦略部だったことも有利に働きました。
混乱の極みにある西区保健福祉部に対し、お手伝いしましょうか?と申し出たやり方も良かったのでしょう。

小阪さんの上から目線でもなく、押し付けがましくない接し方が現場の抵抗感を和らげたことは間違いありません。
コミュニケーションを頻繁に取ることで保健福祉部の現場の皆さんからの信頼を勝ち得たそうですが、最初の入り方もコミュニケーションとしてこういるべき形だったのでしょう。

私としては、小阪さんがおっしゃっていたスクラム開発が印象に残りました。
弊社もそれに近いことをやっているのですが、なんちゃってスクラムになっているため、結果としてスクラムの可能性を活かしきれていません。
スクラムを深く理解し、実践することも必要なのでは、と言う気づきを得ました。

小阪さん、小寺さん、ありがとうございました!


続いては、有限会社アートワークス 宗政 伊織さんです。

「家具工房がkintoneを入れてみたハナシ」というタイトルです。

スライドにも登場する稲沢さんが伴走支援で入られているそうです。稲沢さんがおっしゃるには、タイトルのハナシがカタカナになっていることもポイントだとか。

スライドを紹介する宗政さんは新卒二年目。初々しさが際立っていました。話す間合いも壇上の動作も独特の間合い。その立ち居振る舞いが会場を癒やし、かつ共感を集めていました。

この宗政さんの間合いは、伴走支援をされた稲沢さんの柔らかい印象と合っていました。相性が合うとはこのことでしょうか。
稲沢さんは対面の打ち合わせの際に大量のお菓子をお持ちするそうです。頭を使うから甘いものを持ち込む配慮が素晴らしい。
とても和やかな対面開発の雰囲気が想像できます。私も参考にしたいと思いました。

宗政さんの壇上の振る舞いも、単に癒やされるだけではありません。やるべきところはやる。作ったアプリは正義と言い張る強気。押すべきところは職人さんに入力を指示する芯の強さも感じさせました。
私たち観客は、宗政さんの壇上からの癒やしと、稲沢さんの和やかな対面開発の雰囲気。それに対照となる業務改善を進める信念の強さのコントラストに強い印象を受けたのでしょう。
多くの支持を集めたのもわかります。

宗政さん、ありがとうございました!


続いては株式会社神戸製鋼所 今井 健太さんと田淵 裕子さんです。

神戸製鋼所さんも大企業です。

私もかつての常駐先で神戸製鋼所出身の方と数年間一緒に仕事をしていたので、その社風は少しだけ知っていたつもりでした。
日本の高度成長期を担った企業であるがために、最近のクラウドやノーコードの流れとは対極にある企業だと勝手に考えていました。
しかし、その考えは改めなければなりません。

むしろ、kintoneで商売をしている弊社にとっては、神戸製鋼所さんの事例から学ぶべき点が多くありました。

昔話の花咲か爺さんをモチーフにストーリー仕立てにした内容もわかりやすかったし、
業務部門と導入部門の思惑の乖離から、一度は挫折し、そこから復活を遂げるストーリーもわかりやすく、共感を呼びました。

現場にフィットさせることは、製造ラインが確立している神戸製鋼所のような会社では最優先事項のはずです。


そのために企画部門とシステム部門、そして現場に納得してもらうために、さまざまな手法をメソッドとして確立しておられます。

それらは理にかなっていると思いましたし、現場の方に共感を呼ぶための心配りが至る所に見られました。

神戸製鋼所さんの場合、取り組みにも秀でた点がありました。例えば、社内で独自に設けたkintone資格の制度などはその筆頭に挙げられます。

私は神戸製鋼所さんの発表を聞きながら、非常に感銘を受けました。
今、弊社がご協力させていただいているお客様にこの内容を一刻も早く聞いてほしい。そして、7月に行われるkintone hive Tokyoを聞いていただきたいとも。

今井さん、田淵さん、ありがとうございました!


さて、投票結果の集計中は、サイボウズのゆっきーさん、ぽえみーさんが関西でkintone Café を主宰するyamaさん、がっきーさん、中尾さんの3名をパネリストに迎え、関西のkintone コミュニティの現状を紹介する「kintone Caféってなんなん?」です。

私自身、関西で20数年を育ちながら、関西のリアルkintone Caféに参加した経験はありません。このkintone hive Osakaの翌日にkintone Café Osakaに参加したのが初めて。
なので、まだまだこれから何度も参加しなければ、という決意が募るセッションでした。

夜は、私がAfter hive 交流会に申し込んでいなかったことと、そもそもトラブルが勃発してしまい、22時半ごろまでなんば近辺にいました。

でも、それも含めてもよい関西kintoneの夜を過ごせました。
出会った皆様、本当にありがとうございました!


kintone hive sendaiに参加しました


4/13に仙台PITにて行われたkintone hive sendaiに参加しました。

私にとって、初めてのkintone hiveへの現地参戦。
それまで、私にとってのkintone hiveといえば、幕張メッセで行われるCybozu Daysの中で開かれるkintone AWARDでした。

各地のkintone hiveで選ばれた方によるえりすぐりの大会。毎年そのレベルの高さは知っていました。
ところが、ここ三年、私はkintone AWARDをよくみられていません。それは、Cybozu Daysでブースを出展するようになり、ブースの対応で見られなくなったからです。

そんな私が初めて予選であるkintone hiveを観戦したのは昨年。kintone hive tokyoでした。
今、ジョイゾー社にいらっしゃる根崎さんが感動的な登壇を成し遂げた日とした記憶にも鮮やかです。
他の登壇者のレベルも高い。
そこで気付かされたのは、幕張のkintone AWARDだけでなく、各地で行われるkintone hiveも見なければ、ということです。

そこで今年は、kintone hive sendaiに合わせて東北からの複数のご縁を調整しました。
前々日には郡山市で。そして前日は米沢市で商談。その流れで最終日には仙台市で。kintone hive sendaiに参加できることになったのです。
それまでの二日間、頭の中はkintoneにどっぷりつかっていました。そして、会場の仙台PITの熱気や雰囲気は、kintoneにまみれた頭をさらに活性化させてくれました。


プライベートでライブハウスには何度も行ったことがあります。が、kintone hiveのようなIT系イベントてライブハウスに来るのは初めて。
会場の雰囲気はまさにライブ。心は湧き立つ一方。
やはり来て良かったと思わされました。

冒頭に登場したサイボウズ東北支社の田澤さんの話もバッチリ。メリハリの利いた話は、盛り上げ方を指南しつつ、会場の気持ちを高め、ライブ感をさらに盛り上げる名MCです。


一人目の登壇者は株式会社グローバルフィールドの保坂 梨恵さん。インパクトのあるいでたちで登場。
少し緊張していらっしゃるようですが、それがまたライブ会場の良さです。緊張していらっしゃる様子は、ディスプレイを通して見ると気づきません。会場の肌感覚とでもいいましょうか。
慰謝料のかわりに会社を受けついだというくだりでは、聴衆の心も鮮やかにつかんでいらっしゃいました。

保坂さんの登壇は、kintoneの良いところ、つまり簡単にレポートが表示できる利点を活かしている点で分かりやすかったです。
kintoneに変えたことでご本人が出産された際も、数カ月の間、会社に一切出社せずに業務が回せたそうです。引き継いだ時は紙の山だった業務を解きほぐし。

その結果、社員の皆さんの仕事も週休2.5日で回せるようになったそうです。kintoneの導入効果をフルに享受していらっしゃいます。
同じ経営する身として、社長がいなくても会社が回る体制はまさに理想。

保坂さんの属しておられる業種は、弊社にとってもなじみのある業界です。
その観点から拝聴した保坂さんの登壇内容からは、お客様はどういうところをkintoneの価値として置かれているのかがわかり、とても参考になりました。

保坂さん、ありがとうございました!


続いては、旭川信用金庫 古田 真之さん。
なんとkintone hiveに信用金庫の方が登壇されるのは初めてだそう。
こちらも私にとってはとても興味深いお話でした。というのも、弊社でも今、まさに信用金庫さんに近しい案件を担当させていただいているからです。

どのようにセキュリティやコンプライアンス上の懸念を払拭し、未知のツールを導入するのか。
それをどのようにして稟議を通し、組織全体に広めていくのか。
私もその難しさを感じながら、日々の提案や作業を行っています。

実際、旭川信用金庫さんでも、一度は導入に挫折したそうです。
そこで終わらずに、再び細かいアプリの作成からやり直し、徐々に組織内部で認知度を高め、ついには、当初挫折したアプリの再構築に取り掛かってらっしゃる最中だそうです。
まさにkintoneの導入のお手本ともいうべき内容。
話の構成がきっちりしているところは信用金庫さんの堅確性を持たせつつ、合間に笑いを入れる構成も素晴らしい。


ここに書かれている通り、金融機関とクラウドデータの組み合わせは、今後、私たちとしてもさらに社会に向けて働きかけていかなければならない部分だと思っています。
今後、旭川信用金庫さんがどのように導入してゆくか。その行く末が楽しみでなりません。

古田さん、ありがとうございました!


続いては、株式会社ニイヤマハウス 長南 卓弥さんです。
こちら、今回の登壇された方の中では、もっとも技術者に寄った内容でした。何しろ、長南さんはもともとパチンコなどの遊技機のプログラミングを行っておられたそうです。

ゲーム業界出身である長南さんのプレゼンは、ドット絵をうまく取り入れつつ、動きがあってとてもわかりやすい内容でした。プレゼンの妙味を感じさせてくれました。
Google CalendarとExcelと紙と基幹システム。まさにkintoneに切り替えると効果が発揮しやすい取り合わせです。
長南さんが素晴らしいのは、プログラミングができるIT経験者でありながら、アナログでのコミュニケーションをおろそかにせず、根気よく導入に向けて努力されたところです。

その苦労が実り、kintoneの導入が軌道に乗り始めるとよくあること。それはポータルサイトが大渋滞する件です。
ポータルを整理してあげると、お客様の満足度があがる。私もそんな経験を何度もしてきています。
ところが、なかなかポータルサイトの整備に手が回らないのも事実。これは、デザインが苦手な私にとっても由々しき問題です。

長南さんのkintone portal desingerを使った改善は、このところkintone portal desingerを全然使っていなかった私にとって大いなる気づきを与えてくれました。
長南さん、ありがとうございました!


続いては、東北特殊鋼株式会社 桜井 利江さん/木田 司さんです。

kintone導入歴一年と一年半という二人の掛け合いは、先輩と後輩のほほえましい関係を思わせて楽しかったです。
私もまだ掛け合いプレゼンはやったことがありません。一度はやってみたいと思います。プレゼンに躍動感が出ますから。

さて、お二人の登壇の何が素晴らしかったって、こちらの会社様は社長様からの声掛けが絶妙だったことです。
トップが業務改善へのやる気を持ち、そこから社内にkintone喫茶を結成し、多様な立場で情報共有する体制を作った。


私の中で今回のkintone hiveで刺さった言葉は数多く挙げられます。その一つはこちらで紹介されていたkintone喫茶。もちろんkintone Caféを運営する身としては見逃せません。

kintone喫茶によって現場の中で情報共有の機運を高め、業務改善につなげる。
素晴らしいと感じたのは、kintoneから帳票を出せるようにした後、その内容をもとに現場からのフィードバックをもらい、リスクアセスメントの評価につなげたところです。
出した帳票をもとに、現場から安全性を高めるためのフィードバックを受け、それをアプリや帳票に反映する。まさにあるべき業務改善のスパイラルです。
安全は全てに優先される。この言葉はあらゆる業種に通じるはずです。kintoneは安全管理にも使えるよい事例でした。

社内をkintone 喫茶で改善した東北特殊鋼さんの事例は、kintone Café運営にとっても役立つことでしょう。

桜井さん、木田さん、ありがとうございました!


続いては、株式会社昇栄 山崎 梨英さんです。

プレゼンのタイトルを見た瞬間、私のボルテージは上がりました。
「ライトコースでどこまでできるか、基本機能の極限活用が生み出したものとは!?」
私が苦手意識を持っているのはライトコースです。苦手というより、手がけたことがない、というのが正解です。

何しろ、今まで自社や多くのお客様の環境でkintoneに触れてきましたが、ライトコースはまだ一度も使ったことがないのです。
先日に開催したkintone Café 神奈川でも懇親会でその話題が出て、次のお題はライトコースハックに決まりました。そのタイミングの良さもあって、山崎さんの登壇でボルテージが上がりました。

スタンダードコースに頼ってしまうのはシステム開発会社の弱み。
工夫次第では関数だけでやり切れる。

と言いつつ昇栄さんも、ついにスタンダードコースに舵を切られるそうです。
うーむ、私としては納得ができる結末。
ですが、ライトコースではやはり限界があるのか、という割り切れなさが残ります。

むしろライトコースを突き詰めて、そこからスタンダードコースに舵を切るのがkintoneを提案する身としては正しい在り方なのか。
そもそも、最初からスタンダードコースがありきで提案する弊社のやり方が正しいのか。
ライトコースを突き詰めたからこそ、スタンダードコースに上げる際に発生する費用を捻出するための不要な業務やサービスが抽出でき、社内の稟議も通りやすいのか。

私の中でもっとも考えさせられたのが山崎さんの登壇でした。
私もそうですから、山崎さんがkintoneを導入するにあたってのいきさつや苦労は皆さんにとって、興味津々のはず。

アンケートでもぜひkintone Café 神奈川で話してください、とむちゃぶりを書いてしまいました。
ぜひまた、お話を伺えればと思います。

山崎さん、ありがとうございました!


続いては有限会社光成工業 畠山 成光さんです。

それまでに五組の登壇を聞いて少々疲れ気味の観客に向かって、ハイテンションで登壇する畠山さん。「Let’s kinjoy!」の決めゼリフとポーズを武器に、会場の反応が薄くとも孤軍奮闘する姿に最初は若干の痛々しさを感じました。
が、それをものともせず、会場の空気を徐々に自分のものにしていく姿はまさにライブ!この会場の雰囲気が変わっていく熱が感じられるのがライブ会場の良さなのですね。これはオンラインでは体験できません。あらためて、来てよかったと思いました。
会場の聴衆を味方につけ、会場の雰囲気をライブで変えた畠山さんの打たれ強いメンタルとkintoneが大好きな熱量。
この熱さがあってこそ、光成工業さんは変わったのだと強く納得できました。そして、これは畠山さんが選ばれるのではないかと、登壇されている途中から感じました。

でも、聴衆の皆さんは決して畠山さんの「Let’s kinjoy!」の決めゼリフや熱量に幻惑されたわけではないのです。
実際、光成工業さんの取り組みは、参考になるべき点がとても多くありました。

まず、一部メンバーだけで動いて失敗した後、社長様から言われた「全員でやれ」の言葉。
早いうちから一部の方だけでやってしまい、実際に使う方に最後に伝えてしまうと、kintone導入は失敗はせずとも必ず苦労します。私も今までに何度か、失敗をやらかしたことがあります。

そして全員でやるようになってからの畠山さんの動きが素晴らしい。あさっての全体朝礼までに宣言するように、との指令を基に、告知動画を四人で作ってしまうのです。
しかもキックオフイベントではそれまで使っていた紙の日報の原本を現場のリーダーが破る姿を示す。その結果、日報のデジタルへの切り替えが一気に進んだそうです。


さらに、現場の年配の社員さんの声を生かした専用アプリ。これ、なかなかできるようでできないです。でも、それをやってしまったところが素晴らしい。
私たち導入側も、ここまで全ての社員さんを巻き込めた導入ができているのだろうか。すべての社員さんの声が聞けているのだろうか。プロジェクトメンバーだけで完結していないだろうか。
とても勉強になりました。

畠山さん、おめでとうございました!

東北・北海道地区代表には畠山さんが選ばれましたが、6組の皆さんの中で優劣があったのではなく、東北・北海道からの代表としてAWARDを勝ち取ってくれるのではないか、そんな期待があったからこその選出理由だったのでしょうね。


さて、投票結果の集計中は、サイボウズ東北支社の大越さんをファシリテーターとし、
社会保険労務士法人めぐみ事務所の原 和也さんと信幸プロテック株式会社村松 直子さんの鼎談です。
題して「スペシャルセッション「もっぺん、聞かせでけねが?おめほのきんとーん!」」

各お題が東北弁で書かれ、それを読み上げる大越さんの東北弁が流ちょうなのがよかった。

このマトリクスに出ているとおり、それぞれの導入経緯の違いが対比できているのがよかったです。

私も、こうと決めつけず、お客様の内部をよく把握し、お客様に適した提案をしていかなければ。学びが大きすぎます。

公平に。そして透明性をもって。
【kintoneは「楽しい」を大切に】 2023/4/13 kintone hive sendai2023 まとめ – Togetter


夜はアフターhive交流会。
今回、前日の米沢での商談に一緒にいった頼りになるパートナーさん二人と。


冒頭にすがわらさんと水沢さんによるhiveの振り返り。
この場で水沢さんからは弊社で副業も込みで働いていることをカミングアウトしていただきました。

今後とも東北を一緒に盛り上げていきましょう!

続いては、6班に分かれての業務改善ワーク。私もかつてこのワークはサイボウズさんのオフィスで取り組ませていただいたことがあります。それ以来、数年ぶりに模造紙と付箋とマーカーを駆使し、私の中で錆びついた学びを新たにしました。
私たちの班にいらっしゃった方がまさにkintone導入前。これからkintoneの社内提案に入られるそうです。同じ班の私たちにとってはkintone hiveで学んだ成果をお見せできる格好の場です。
学んですぐに実践。とても貴重な場となりました。

埼玉、東京、神奈川に帰らねばならない私たちは、二次会以降はご遠慮しました。
仙台駅から乗った新幹線では、今回のhiveでの学び。商談で出た課題やこれからの進め方など、存分に語り合えました。

商談をご一緒した郡山、米沢のみなさま。kintone hive sendaiの会場やアフターhive懇親会で出会った皆様、本当にありがとうございました!

そして充電器を託してしまった松井さん、次回どこかのhiveで必ずや!


スナックジョイゾーにて妻が覚醒~


11月18日にジョイゾーさんにて行われた「スナックジョイゾー@オフライン vol.9 〜デイズナイト〜」に参加し、LTの機会をいただきました。
本稿ではそこで話した内容に加え、スナックジョイゾーに参加して感じた弊社変革への予感も書いています。

https://note.com/joyzojp/n/n568b8c4daa83

開催の日程や詳細は以前から伺っていたのですが、私がスナックジョイゾーの申し込みを済ませたのは、Cybozu Daysが終わった11月13日のこと。その時は、ただの参加者のつもりでいました。すると、前々日になって「エバンジェリストが教えるDaysのまわり方」というテーマでお話ししてほしいと言う依頼がジョイゾーさんからありました。
おおう!ちょうどその時、いくつもの立て込んだ案件を抱えていた私の時間は相当差迫っていました。
ですが、前々回のスナックジョイゾーにもお招きいただきましたし、高知や鎌倉、そして釧路でいただいたご縁とご恩の深さは、1度や2度話したところで到底返しきれるものではありません。即決でよろこんで、と返事しました。

とは言え、プレゼン資料を作る時間が枯渇しているのも事実。正直にいうと、プレゼン資料は突貫で作りました。
いただいたテーマの趣旨を満たすため、私が選んだのは選択式のプレゼン。最近あまり見ないですよね。来場者の属性を選んでいくと、託宣が表示されるアレです。

私は会場に来るまで、話すのは私だけだと思っていました。ところが、会場に来ると石井さんとなかじさんがおられました。常連さんだから当たり前ですよね。エバンジェリスト三人がそれぞれCybozu Daysを巡るためのテーマを話す。それが今回のスナックジョイゾーのメインコンテンツでした。事前に示し合わせたわけでもないのに、私たちが話したLTの内容は三者三様でした。まさにkintoneエバンジェリストの多様性の現れですね。それは自画自賛してよいかもしれません。

さらに驚いたのは参加者の顔ぶれです。サイボウズ社の方々が三人もいらっしゃいました。元副社長の山田さんのお顔も見えます。ほかにもM-SOLUTIONSの植草さんや、トヨクモの皆さんも。うわ~!なんという豪華なメンバー。
今回はスナックジョイゾー史上でも最高の参加者数だそうです。そのような中でお話できる機会のありがたみを感じました。
突貫で作った割には、私の託宣式のLTが皆さんから受けたのは良かったです。ダイレクトに反応をもらえるのはリアル会場の良さですね。しかも偶然にも私の資料の託宣にM-SOLUTIONSさんやトヨクモさんを載せていました。それこそが自分の引きの強さなのかもしれません。

私たちの登壇が終わった後は、皆さんと楽しくお話ししました。これぞ交流の醍醐味ですね。9月のスナックジョイゾー vol.7で感じた雰囲気の良さを存分に堪能しました。ジョイゾーの皆さんには感謝です。

今回、私はスナックジョイゾーに妻を連れて参加しました。妻もジョイゾーさんの雰囲気には共感してくれたようです。
なぜ私が妻を連れて行ったのか。それは妻にジョイゾーさんの様子を見せたかったからです。私はスナックジョイゾーvol.7に参加したことで、ジョイゾーさんを弊社の目標に定めました。弊社の目標を妻に示すには、スナックジョイゾーに来てもらうのが一番と思ったのです。

ここにきて、私とジョイゾーさんとのご縁が生まれたのは、6月のkintone Café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKUがきっかけです。私もお招きいただき、高知まで駆け付けました。その時、同じく登壇されていたのがジョイゾーの四宮さんでした。
その場でSORACOM UGの皆さんと御縁ができたことで、9月のkintone Café 神奈川 Vol.13もSIORACOM UG 東京との共催イベントへの道が開けました。鎌倉の安国論寺で開催したそのイベントは、高知のイベントの再現を目指しました。オフラインのみの開催だった高知の内容をオンラインで参加できなかった方にお届けしたい。それが私の動機でした。そこで四宮さんをお呼びし、登壇してもらいました。
私が主宰しているkintone Café 神奈川には今まで、kintone界隈の巨頭といえる方をお招きしてきました。ラジカルブリッジの斎藤さんやアールスリーインスティテュートの金春さんを。ですが、四宮さんにはまだ登壇してもらったことがありませんでした。鎌倉のイベントはそれを実現する良い機会でした。
鎌倉のイベントの前には、SORACOMさんのイベントで大崎に訪れました。そこで偶然にお会いしたのがジョイゾーの小渡さんや木野宮さんや松田さんです。小渡さんには鎌倉にもお越しくださいました。
そうしたご縁が積み重なった結果を受けての鎌倉のkintone Caféです。その後の懇親会では四宮さんといろいろとお話出来ました。私がスナックジョイゾーやCLS道東のお誘いを受けたのもこの時です。

スナックジョイゾー vol.7で初めてジョイゾーさんのオフィスに伺って感じたのは、ジョイゾー社内の雰囲気の良さです。また、規模感とビジョンが私の目的とするところに近く、その点にも親近感を覚えました。
その日のスナックジョイゾーのテーマはジョイゾー新入社員の皆さんが入社して半年の体験を語るものでした。新入社員の皆さんの話を聞いて感じたのは、四宮琴絵さんの存在の大きさです。ジョイゾーさんがここまで成長し、社風を育ててきた中で、琴絵さんの貢献は相当大きいはずだと感じました。この日、琴絵さんはいらっしゃいませんでした。が、私は琴絵さんと妻を会わせたいと思いました。そして妻にジョイゾー社内の雰囲気を知ってもらい、弊社の飛躍を手伝ってほしいと強く思いました。
琴絵さんのすごさは、スナックジョイゾーvol.7からほどなくして行われたCLS道東でも存分に感じました。釧路で行われたイベントで中心になっていたのは琴絵さんでした。

琴絵さんの姿をみて、私は妻のことを思いだしました。
私より数段も高いコミュニケーション能力を持っているにもかかわらず、妻は今までさまざまなコミュニティで挫折を味わってきました。妻がその能力を生かしきれず、空回りしていることに私はもどかしい思いを味わってきました。おそらく妻も自分で忸怩たる思いを抱いていたはずです。
妻は設立当初から弊社の役員です。が、今までは名のみの役員でした。それは私の責任でもあります。ですが、そろそろ弊社のために妻の力を尽くしてもらう時期がきたのです。

今回、スナックジョイゾーに妻を連れて行ったのは、琴絵さんとなら共鳴し合い、妻が何かを得られるのではないかという期待です。そして、ジョイゾーさんの様子から感じたことを弊社に還元してほしい、ということです。
四宮さんは言うまでもなくMr.kintoneの異名を持つすごい方です。経営能力や技術力など、私とは段違いのレベルです。ですが、四宮さんだけでは、ジョイゾーさんのこの雰囲気は作り出せなかったはず。夫婦で協力することが弊社には必要だったのです。
弊社がこれから大きくなるため、私に足りないのはチームビルディングの能力です。弊社がジョイゾーさんを目標にするうえで、妻の力は絶対必要になるはず。

ジョイゾーさんを目標とするのは、以下の理由で親近感を覚えているからです。
・四宮さんが単身で始められたこと。
・kintoneに賭けていること。
・四宮夫婦の関係性が、私と妻の可能性を感じさせてくれたこと。
・同じ東京にあること。
・高知や鎌倉や釧路といった地方を何とかしようとする視点があること。
・現時点のジョイゾーさんの規模が私の思う姿に近いこと。
・kintoneの将来性と両社の理念を考えると、同じ東京に拠点を構えていても競業の可能性が薄いこと。

実際、妻はジョイゾーさんの雰囲気にとても感銘を受け、共感もしてくれたようです。
妻も自分がワンオペで経営している歯科医院の今後に限界を感じているようです。そこで曲がりなりにも拡大している弊社への関与に可能性を感じてくれているようです。

このご縁を生かして、弊社がより規模を拡大し、kintoneのエコシステムに貢献できるようになること。
今回のジョイゾーさんとのご縁で妻が覚醒してくれたことで、私もより一層経営の可能性に手応えが感じられました。
私もジョイゾーさんを目標に、チームビルディングに努力しようと思います。弊社が成長してもジョイゾーさんはさらにその先を走っているでしょうが。

まずは四宮さんご夫妻とジョイゾー社の皆様、そして上に書いたご縁で関わってくださった皆様に感謝を申し上げます。特にじゅんちゃんこと片岡さん。高知でのご縁がきっかけとなり、さまざまな動きにつながりました。本当にありがとうございます。


kintoneについての紹介とデモのイベントを行います



弊社が出展するイベントの情報です。

来たる6/21(日)、町田市鶴川にあるポプリホールの多目的室において、ココデンタルクリニックさん主催のイベントの1部として
「ぶきっちょさんでも出来る?! デジタル健康管理とお財布の健康」
というお題でデモをさせて頂くことになりました。

30分程度の同じ内容を午前中に2回ほどやらせて頂こうと考えています。
kintoneの紹介を10分、残り20分でその場でアプリを作成し、簡単にアプリが出来る様子を見て頂ければと思います。
技術者向けの内容ではないため、やさしくゆっくりめのご説明を心がけたいと思います。また詳細については、変更があるかもしれませんので、追ってご連絡させて頂きます。なお、個別にお話を伺ったりデモさせて頂くことも可能です。当日は16時近くまでイベントに参加しておりますので。

また、午前の1部ではライフプランナーさんがこっそり教える
「お財布の健康」
についての講演を行います。

第2部
お昼からは、
ゲストに、東京なちゅらるぐるめのオーナー宮地祥子さんと、タロットコーチングの佐々木美保さんをお迎えして
「お口から考える、心と身体に良いこと」
をテーマに講演を行います。
ココデンタルクリニック院長(弊社代表の妻です)も、参加いたします。

そして…
会場内では1日を通して、お子様を対象にkao*kaoさんの簡単なワークショップコーナーも設けております。

会場への入場は無料となっておりますので、日曜日のひと時是非足をお運びください✨

本日より、詳細を順次アップして参ります( ´ ▽ ` )ノ