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事例:株式会社八洲様


給排水工事の施工管理をkintone、krewData、krewSheet、k-Reportを組み合わせた伴走支援開発により構築しました

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株式会社八洲様は東京都府中市に拠点を置き、給排水工事・衛生設備工事などの各種工事はもちろん、トイレ・浴室・洗面化粧台・キッチンなど水回りに関するあらゆるご要望に対応されています。

一つの建物が竣工するまでには、基礎工事から内装、電気、そして給排水に至るまで、各社が協力し連携する必要があります。そのため、工事が工程通りに進んでいるか、適切に作業が行われているかを管理する業務は重要です。こうした工程の管理をひとまとめに施工管理と呼びます。

施工管理には工程管理のほか、品質管理・安全管理・原価管理も含まれます。また、それらの管理と並行して各種申請や役所への届出も必要です。

こうした一連の施工管理の重要性は、業界共通の認識です。

ビルやマンション建設にあたり、給排水工事の施工管理を担う八洲様の存在感は、ますます高まっています。多摩地域を中心としたビル・マンション建設に際し、元請の建築会社からの受注に加え、地域住民の皆様からの給排水工事・衛生設備工事のご要望にも誠実に対応しています。

協力会社が実際の現場工事を請け負う場合は、八洲様が施工管理を担当し、社員が直に工事に携わるケースもあります。

施工管理においては、前述の通り、原価管理や進捗管理が極めて重要です。これらの業務では図面が多数発生し、工程の細部に関する状況が正確かつ迅速に情報共有される必要があります。

見積では、物件の規模や他の施工条件を的確に把握したうえで、妥当な見積額・期間を算出することが求められます。また担当者の割り当てに際しては、保持資格や労務管理も考慮することが重要です。したがって、図面・数値データ・文字データに至るまで正確に情報を管理し、迅速な連絡手段を確保することが不可欠です。

現場で工事に当たる協力会社との間で進捗状況の伝達が正確でない場合、給排水工事のみならず、物件全体の竣工にも大きな影響が生じ得ます。

Excelで構築された最適化システムの属人化と引継ぎが喫緊の課題に

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Excelのメニュー一部


Excelの詳細メニュー一部


Excelの案件別予実管理表

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Excelの外注費管理表

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八洲様では、以前在籍されていた社員様が作成したExcelのマクロを駆使したツールにより、工程管理や原価管理を運用されていました。自社業務である給排水工事の施工管理に特化した設計であったため、Excelのシート・ファイル構造、各セルに設定された膨大な関数、背後に埋め込まれたマクロなど、相当に複雑な構成となっていました。

つまり、Excelに依存した属人化が問題となっていました。

加えて、Excelの限界に起因する情報共有の難しさも課題として顕在化していました。

作成者であった社員様の退職に伴い、Excelマクロの保守・メンテナンスが困難となるリスクが現実味を帯びました。また、社内に多数のオンプレミスサーバーが稼働しており、これらを含めてクラウド化へ舵を切り直すことも喫緊の課題でした。

施工管理の難しさ

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そこで八洲様は、東京都中小企業振興公社に対して助成金申請や人材派遣の要請を行いました。派遣された経営コンサルタントの方が、助成金の獲得支援や当初の業務分析を進めてくださいました。

アクアビットには、同公社の別のコンサルタントを通じてお話を頂戴し、八洲様のご支援を担当することとなりました。

弊社の長井(当時は代表)が八洲様に伺い、ご支援を開始してすぐに、伴走支援が立ち上がりました。これを見届けて、経営コンサルタントの方は徐々に現場から身を引かれ、その後は弊社・長井と、八洲様の情報システム部マネージャー谷川様との体制で、構築を進めていきました。

今回実装対象となるのは施工管理です。

施工管理を遂行するには、自社内や協力会社、元請会社や施主に加え、基礎・電気・内装・植栽など関係各社との折衝・調整が不可欠です。つまり高いコミュニケーション能力が求められます。さらに、現場業務に精通した人材であることも必要です。そのため、施工管理を担える人材は各社から引く手あまたの存在です。

また、施工管理に「決定版」といえる汎用ソフトウェアは存在しにくいという事情があります。施工管理は奥が深く、施工業者ごとに独自のノウハウや運用が浸透しているため、自社に適合したカスタマイズが必須となるケースが多いからです。結果として、業務に完全適合するパッケージソフトが見つからないことが少なくありません。

弊社にお声がかかる直前まで、谷川様は「次期システムを一からスクラッチ開発するか」「kintoneを導入するか」で検討を重ねておられました。弊社にご相談いただいた時点ではkintone採用の方針は固まっていましたが、当初はkintoneについても請負開発型による納品をご希望されていました。

共遊開発(伴走支援)を提案しました

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原価管理×工程管理 システム運用イメージ

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ただ、弊社・長井がヒアリングを行ったところ、以下の理由から「伴走支援」のほうが適しているのではないかとご提案しました。

  • コンサルタント様の分析・構成案がスクラッチ開発を前提としていたこと
  • 分析・構成において「自社で内製できる」kintoneの利点が生かされていなかったこと
  • 業務特性上、自社でkintoneを構築・運用した方が長期的な利点が大きいこと
  • 谷川様が専任に近い情報システム担当であり、意欲とスキルをお持ちだと判断できたこと
  • 当初段階でkintoneとkrewDataをご検討中で、伴走型の素地があったこと
  • 助成金が伴走支援にも適用可能と見込まれ、予算感・スケジュールの面でも伴走支援型に適していたこと

以上が、伴走支援である「共遊開発」をご提案した理由です。
なお、「共遊開発」とは、弊社が提供する伴走支援サービスの名称です。

当初、弊社・長井が関与した時点で、八洲様にてご利用中のシステムは以下の通りでした。太字がkintone導入後も使用を継続したもの、それ以外(非強調のもの)はkintoneや他の代替サービスへ置き換えました。

  • 施工管理用内製Excel(上記にて記載)
  • PLANESTef(設備積算見積ソフト)
  • WaWaOffice(社内情報共有ツール)
  • 施工管理用某パッケージソフト(ほぼ使われず)
  • スパイダープラス(建築図面・現場管理アプリ)
  • Buildee(建設現場施工管理サービス)
  • 経理クラウドシステム
  • 社内オンプレミスファイルサーバー

上記システムの中で、PLANESTefは設備積算見積ソフトです。kintoneでの再構築にあたり、PLANESTefは置き換え対象から外しました。

理由は二点あります。第一に、長年にわたり八洲様の業務に合わせたカスタマイズが施されており、既存の運用に適合していたこと。第二に、PLANESTefは業務フローの起点である見積業務でのみ使用され、その後の工程では利用されないため、以降のフローをkintoneへ置き換えても支障がないことです。

また、今回の一連の仕組みづくりに並行して、会計システムを会計freeeへ変更することも決定していました(上図にはありませんが、のちに労務管理freeeも対象に加わりました)。

kintoneとkrewData、krewSheet、k-Reportを中核に、業務の分析と並行してkintoneアプリの構築を進めました。

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今回は、退職されたご担当者様が残されたExcelはあえて参考にせず、一からkintoneの構築を行いました。理由は、kintoneの特性(迅速な内製・拡張性・標準機能の活用)を生かしつつ、業務そのものの再構築も同時に進めるべきと判断したためです。同じ理由から、先のコンサルタント様が作成されたシステム構成案についても、一部を除き参照にとどめ、ゼロベースで設計しました。

谷川様は、事前にkintoneを調査・評価したうえで導入のご判断をいただいていましたが、構築は未経験でした。そこで、まずはkintoneのデータ構造への理解を最優先に、共遊開発を進めました。特に「アプリが担う業務」と「kintoneで管理すべきデータ構造」の関係は、一つひとつ丁寧に合意を取りながら進めました。

業務は多岐にわたるため、業務の進め方を確認しつつ、漏れが生じないように業務対象・作業・業務フローをkintoneアプリへ落とし込みました。その際、「どのデータ粒度が望ましいか」「どのタイミングでデータ連携すべきか」を明確化するため、フロー図を細かく作成・更新しました。過程では、関連レコードの扱い、ルックアップの癖、アクションの実装方法などを随時ご説明し、特にテーブルの設計・運用については繰り返し解説・試作を重ねながら作り込みました。

フロー全体図

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アプリが揃ってきた段階では、アプリ間のデータ連携設計に移行しました。データの管理粒度はアプリごとに異なるため、粒度の変換を伴いながら、整合性を保って正確に連携する必要があります。ここではkrewDataを用い、フローの作り方・繋ぎ方、粒度の差を踏まえた変換・連携の方法を重点的にお伝えし、伴走しました。

帳票については、当初Excelフォーマットに強く依存した帳票が中心でした。今回、帳票プラグインとしてk-Reportをご提案し、帳票設計の方法を学んでいただいたうえで自走できる体制づくりを図りました。理由は、他の帳票プラグインでは困難なレイアウト要件があったためです。ただし、k-Reportでも難易度が高い帳票が含まれており、「本当にそのレイアウトが必要か(代替案はないか)」を協議しながら進めました。なお、帳票設計の段階では、弊社の帳票に精通したメンバーが八洲様の近隣に在住であったことも活かし、複数回の帳票に関する現地サポートも実施しました。

こうした取り組みの中で、谷川様はkintone・krewData・k-Reportへの理解を着実に深められました。

また、工程管理の後には原価管理の実装に進み、その際にはkrewSheetも導入して、入力性の向上(入力手順の簡素化)も図りました。

社内の情報共有をkintoneで構築するとともに、コミュニティ活動にも積極的にご参加いただきました。

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kintoneの理解が必要なのは谷川様だけではありません。社員の皆様にも理解し、日常的に活用していただく必要があります。弊社側でも講師として2度、皆様にkintoneを説明する機会をいただきました。

さらに、谷川様の発案で、まず情報共有ツールとしてkintoneを導入しました。日報や進捗状況を随時更新するアプリを作成し、ポータルに表示して全体の現状を一目で把握できるようにしました。これにより、kintoneを用いた社内情報共有の素地を先行して整備できました。
これらによって、先にkintoneを用いた社内情報の共遊の素地を整えました。

これらの取り組みにおいては、谷川様から積極的にご質問をいただき、弊社もそれにお応えしました。kintoneアプリの作成、krewDataの設定、k-Reportの設計についても、一定程度ご自走いただけるレベルまで習熟が進みました。1年後には、谷川様がこうした実装を自立的に推進できるようになり、ほぼ必要な機能群が整いました。

特筆すべき点として、谷川様が社外のkintoneコミュニティやイベントにも積極的に参加されるようになったことが挙げられます。
Cybozu Daysには2024/2025と2年連続でお越しいただきました。ほかにも、krewのユーザーコミュニティ「Ship」やkintone Café Tokyoなどにも参加されています(この2件は私が別件で同席できませんでしたが、弊社の有無に関わらず積極的に参加くださったことは素晴らしいです)。こうした谷川様の継続的な努力により、自走体制が確立しています。

現在、当初契約は完了し、年単位で更新する共遊開発(伴走支援)としてご支援を継続しています。その中で、krewData・krewSheet・k-Reportで実装が難しい点の支援を行いました。さらに、会計freeeとkintoneの連携についても、今後ご支援予定です(なお、弊社では会計クラウドそのものの移行作業は手掛けておりません)。

まとめ

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谷川様とは家族単位で数回、飲み会を開いています。長井家だけでなく、弊社の帳票に精通したメンバー(八洲様の近くにお住まい)の家族も含めて。

こうした関係性が構築できたこと。それに加え、谷川様にはkintone CaféやShipといったコミュニティに自主的にご参加いただくまでになりました。これらはご支援する弊社にとっても大きなな手応えとなりました。そして財産として残りました。単なるシステム構築を通したビジネスだけの関係にとどまらず、より深い関係が構築できたことは、今回のなによりの成果だと捉えています。

今後、より密な距離感で八洲様のご支援ができればと考えます。さらには、八洲様で培った施工管理の仕組みを横展開できれば、よりよい可能性も開けます。
その意味でも、とても印象に残る取り組みでした。

株式会社八洲様より

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導入からの日々を八洲社の谷川様は、こう語ってくださいました。

「今回の伴走支援ではアクアビット長井様には手取り足取り、本当に丁寧に教えていただきました。

私自身、元々kintoneスキルはもちろん、システム開発経験もないところから今回のご支援が始まり、当初は伴走支援で本当にアプリ開発もでき、まして自走できるまでに成長できるのか、ただただ不安ばかりでした。

さらにkintoneへ置き換えを検討してるExcelで作成された原価管理ツールはマクロを駆使して作りこまれていたもので、システム素人の私ができるのか、半信半疑どころか疑いでしかありませんでした。

しかしアクアビットの長井様が業務の洗い出しからフローの構築に至るまで丁寧に教えていただけた事で、ただの既存Excelからkintoneへの置き換えだけでなく、しっかりと業務改善に繋がるようなkintone構築ができました。

この業務洗い出しのノウハウはその後もkintoneだけでなく、他業務の改善にも役立っており大変助かっています。

最終的にはKrewDataやK-Reportなど様々なプラグインも駆使しながら、納得のいくアプリ構築ができ、長井様、そしてK-Reportを指導いただいた前川様にも本当に感謝しています。

現在は家族ぐるみでお付き合いもさせており、kintone以外の事も気さくに話したりして非常に良い関係を築かせていただいております。また今後も引き続きこの関係性は継続させていただけると良いなと思っております。」

株式会社八洲様のご紹介

会社名 株式会社八洲(やしま)
所在地 東京都府中市若松町3-3-1
電話 042-367-1234
FAX 042-367-1357
メールアドレス info@fuchu-yashima.co.jp
代表取締役社長 加藤 茂
資本金 2千万円
従業員数 15名
設立 1981年12月
事業内容 給排水衛生設備工事の設計・施工・管理
冷暖房設備工事の設計・施工・管理
空調・換気設備工事の設計・施工・管理
建設法に定める管工事業
URL https://www.fuchu-yashima.com/

事例:株式会社エクステンド様


kintoneの長期持続開発を開発と伴走支援の併用型で請け負いました

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株式会社エクステンド様は、事業再生コンサルティング、M&Aコンサルティング、経営承継・事業承継を軸とした中小企業に強い企業価値を最大化する使命を担って活動しておられます。
中小企業の経営者は、会社の維持発展のため、常に悩んでいます。その選択肢の中にはM & Aによる売却や、事業・経営承継なども含まれます。

株式会社エクステンド様のコンサルタントは、全国各地の経営者からのご依頼を受け、各地のお客様のもとに伺って、長期的にあるいはスポットでコンサルティングを行います。

株式会社エクステンド様は、そうしたコンサルティング業務の顧客管理、案件管理に対して長年試行錯誤してこられました。

SFA製品を使っていたものの、コストに見合った使いこなしができず、数年前にkintoneに切り替えました。
そして、kintoneのカスタマイズができるシステムベンダー様に移行から構築までを依頼しました。

開発方法の変更を提案

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システムベンダー様の力を借りてSFAツールからkintoneに顧客・案件管理を移管したエクステンド様ですが、保守フェーズに入って以降のそのシステムベンダー様とは相性がイマイチだったようです。
そこでエクステンド様はkintoneのベンダー交替の検討を始められました。その時にご相談されたのが、請求や入金消し込みで利用していた請求管理ロボで知られるROBOT PAYMENT社様でした。ROBOT PAYMENT社様は弊社をご紹介くださり、そこからエクステンド様とのご縁が始まりました。この場をお借りして感謝申し上げます。
エクステンド社のK野様とやりとりを始めた日付は、2021/3/15でした。
事前にNDAを締結した上で、エクステンド社の大阪オフィスでK野様とお会いし、お話を伺いつつkintoneのアプリ群も拝見しました。

その内容を拝見した上で私が提案したのは、システムベンダー様の開発の手法がエクステンド様に合わないのではないかということです。

そのシステムベンダー様は請求管理ロボに対してデータ連携を行うため、プラグインを用いておられました。
また、カスタマイズのJavaScriptファイルのほとんどは、webpack×TypeScriptを用いてパッキングされていました。
それらのカスタマイズを拝見すると、それほど難易度が高くない処理であるにもかかわらず、webpack×TypeScriptを用いることによってJavaScriptファイルのサイズが数十倍になっているケースも見受けられました。

webpackはブラウザによる動作の差異を吸収し、複数のJavaScriptファイルに分散した処理を統合するためのすぐれた仕組みです。
また、複数のJavaScriptファイルをたばね、統合が可能なため、開発者によって異なる環境の違いを均すことができるため、複数開発者による開発が可能です。

内部の開発環境体制が固まっている場合には迅速なコーディングとデプロイが可能です。
ただ、内部の体制に異動があると、様々なオプションを設定したwebpackの環境の差異を取りまとめる必要が生じます。

私が想像した見立てとは、システムベンダー様がwebpackを実装したことによって、却ってエクステンド様からの簡単なご依頼に迅速に対応できなくなっているのではないかというものです。

そもそも、webpack×TypeScriptの仕組みは、エクステンド様にとっては直接的には影響はなく、どちらでも良いわけです。間接的にシステムベンダー様側の開発が効率化され、それがエクステンド様に還元されれば良いだけの話。
エクステンド様からいただいた処理フローを拝見すると、マスター管理からリード獲得、案件化から案件管理、請求管理、入金消込処理までの一連の流れを考慮する必要があります。
各機能をまたいだ処理を実装するには、webpack×TypeScriptによって統一した規約のもとでパッキングした方がよいのは確かですが、なまじ複雑な仕組みを採用したために簡単な改修依頼にも応えられなくなっているようでは問題です。

それらの状況を判断し、弊社からの提案は、以下のようなものでした。
・新規のカスタマイズご依頼分については、webpack×TypeScriptによるパッキングを行わず、JavaScript単体で行う。
・システムベンダー様によるプラグインや既存のwebpack×TypeScriptによってバッキングされたJavaScriptは無理にいじらない。
・Google WorkSpaceや請求管理ロボ、Garoonなど、kintoneと周辺のシステムとの連携実装についても対応する。
・伴走支援とカスタマイズ構築を併用して対応する。
・ビジネスフローや全体構造は既存の方法をいかす。

上記記載の提案書を出してから、エクステンド様でもかなりの期間を検討にあてていただいたようです。
システムベンダー様との協業を継続したほうがよいのか、弊社に切り替えるべきか。

弊社に対してご連絡があったのは、約一年半の後でした。
その結果、2023年の年始よりご支援を開始しました。

webpackやプラグインを改修し、適宜プログラムのカスタマイズや追加を実施

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上に書いた提案のとおり、弊社が支援を開始するにあたってはエクステンド様の運用に大きく手を加えません。
また、システムベンダー様とエクステンド様の間では、webpack×TypeScriptのパッキングする前のソースコードは提供され、弊社が編集可能な旨も合意いただいていました。

なので、弊社はまずwebpack×TypeScriptによってパッキングされる前のJavaScriptファイルおよび、プラグインの元ソースコードの分析を開始しました。

また、そうした複雑な処理以外の改修のご要望には、順次手をつけて行きました。

例えば以下のようなご要望がありました。
・ChatWorkによるコンサルティングを行うためのルーム追加を行った際、それをkintoneと連携し、Chat履歴をkintoneに反映する実装。
・Garoon上の申請フォームのカスタマイズフィールドをkintoneの任意のアプリに連携する実装。
・マーケティングツールの切り替えにあたっての検討のご支援。
・クラウドサイン導入にあたっての検討のご支援。
・別事業の立ち上げ検討にあたってのGoogleの別ドメインの開設検討のご支援。

kintoneについても、画面のカスタマイズや、ある計算ロジックの組み込みなどを行いました。
その中ではgusuku Customineの提案もしたことがあり、Cybozu Circus 大阪にK野様をお連れしたこともあります。
残念ながらその時はCustomineのご採用には至りませんでしたが、今後もそうしたツールのご提案は随時行うつもりです。

そうしたご支援を行いながら、一つ一つ課題を解決していきました。
今も引き続き、これからの改修に向けてご支援を続けています。

kintoneだけでない周辺の知識の必要性

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今、kintoneの周辺には連携できるサービスがたくさんあります。サイボウズ社のサービスもありますし、サイボウズオフィシャルパートナーの提供するサービスやプラグインも。また、さらにその周辺には多種多様なSaaS/PaaSがあります。

エクステンド様に限らず、増え続ける一方のkintone周辺の状況を把握し続けることはとても困難です。
数多あるkintone周辺サービスを把握し、kintoneと接続し、お客様の業務に適したツールの提案ができるスキルは、これからもkintone開発会社やベンダーに必要となるでしょう。

システム開発会社に求められる期待とは、コーディングだけが解決策ではなく、また、ツールを提案して導入して終わりではありません。
社会の環境の変化についていけるよう、お客様の求める最適解を一緒に考え、長期的な視点で提案していくためには、弊社も引き続きの切磋琢磨が必要です。
kintone開発の場合、さらにお客様自身が業務改善を進めるためのツールとしての視点が必要です。開発者としての目線だけにとらわれず、お客様の求める価値実現に向けての視点が必要ではないでしょうか。

エクステンド様へのご支援を通じて、弊社の姿勢とエクステンド様の求めるkintone開発支援の方向性が一致していたのであれば、弊社としてはうれしいことです。

まとめ

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実はK野様は昨年(2024)の夏から秋にかけて、退職されました(そのため記事の中では実名にしていません)。

ただ、それまでのご支援の間に、エクステンド様の皆様とは協業を重ねてきました。また、信頼もいただいてきました。
上に書いたご支援の必要性は変わっていません。
むしろ、より一層弊社に対するご期待も増しておられると考え、気を引き締めてご支援をさせていただくつもりです。

既存資産を活かしながら、業務を止めずに改修を重ねることに注力した事例でした。
技術者の視点ではなく、お客様の視点で開発を行うこと。そして、業務を止めずに改修を重ねていくことの必要性を感じました。

株式会社エクステンド様より

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導入からの日々をエクステンド社の奥田様は、こう語ってくださいました。

「社内に担当者はおいていたものの、システムやソフトの扱いに専門家ではないことから、
担当者としてはこの変更を行っても大丈夫なのか?この不具合をどう改善すべきか?といった不安毎が絶えず付きまとう中、
ここまでの一連の取り組みにおいては自社単体では到底できなかったため、いつでも気軽に相談できるアクアビットの長井さんが
いることで不安の解消に繋がり、かつ専門性が補完され、ここまでの対応が進んだことと考えております。
またアクアビットの長井さんと接していて、絶えず利用者である我々目線で開発を進めて頂けること(入力や改修の容易さ含め)が
あるのですが、それを今現在の足元の目線だけではなく、将来予測されるリスクから検討を行い、現状の社内体制を考えた中での最善策を
ご提案いただけることが安心に繋がっていると感じ、深く感謝しています。」

導入からの日々をエクステンド社の牧野様は、こう語ってくださいました。

「一番最初にお話を伺った際から、同席させていただいておりました。
請求書関連を担当しておりましたため、どのような点が使いづらいのかというお話をさせていただいた記憶がございます。
システムの打ち合わせを並行して進めていたおかげで、請求書の件とは別に、kintoneの運用方法について実際の動きを確認しながら段階的に理解を深めることができました。

当初にお願いしていた請求書関連の困りごとについては無事に改善が実現し、作業の迅速化とミス防止の両面で大きな改善効果が表れております。

社内の担当者が退職し、専門的な相談が難しくなった中で、長井さまには丁寧かつ明確なご指導をいただき、また問題発生時には迅速なサポートをいただいており、大変感謝いたしております。」

株式会社エクステンド様のご紹介

社名 株式会社エクステンド
代表取締役 沖原 厚則
設立 2004年10月(フィナンシャル・インスティチュート設立)
2015年12月(フィナンシャル・インスティチュートMBO)
認定 経営革新等支援機関(財務局長・経済産業局長認定支援機関)
事業内容 ・事業再生

顧問契約を結び、専任のコンサルタントがまずはお客様の資金繰りをまわるようにし、倒産を回避させ、その後事業の再生へ向かってお手伝いさせていただくサービスです。改善後もさらなる改善策をご提供いたします。

・M&A

赤字企業、債務超過企業、或いは、業種、規模に関わらず小規模企業、中小企業のスモールM&Aも積極的にご支援いたします。最適なM&A スキームの決定と、完了までをサポートいたします。

・経営承継・事業承継

豊富な事業再生で培ったコンサルティングノウハウをフル活用し、企業を承継する幹部・従業員の教育・育成まで踏み込んだご支援が可能。また親族内承継の経営承継と資産(所有権)承継をワンストップでご支援致します。

資本金 1500万円
従業員 30名
会員数 216団体(正会員43、賛助会員139、県市町村会員34) 令和6年9月19日現在
アクセス 本社(東京)
〒103-0028
東京都中央区八重洲1-4-16 東京建物八重洲ビル3階

大阪オフィス

〒541-0046
大阪市中央区平野町3丁目1-6 ビズミックス淀屋橋 202号

名古屋オフィス

〒450-0002
名古屋市中村区名駅2丁目41-10 アストラーレ名駅7階

福岡オフィス

〒812-0013
福岡市博多区博多駅東1-1-33 はかた近代ビル3階

広島サテライトオフィス

〒730-0022
広島市中区銀山町3-1 
ひろしまハイビル21 16階

山陰営業部

〒690-0888
島根県松江市北堀町224番地1 
交通 松江市営バス「塩見縄手」バス停留所徒歩1分

URL https://www.extend-ma.co.jp
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