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2023年の抱負


明けましておめでとうございます。

昨年末にアップした投稿にも書きましたが、昨年度は皆さま、いろいろと有難うございました。
今年も引き続き、よろしくお願いいたします。

今年も抱負を書いてみようと思います。
本稿の内容は年末に熟慮していたものです。あらためて元旦に一年の計を練るまでもなく、年末の反省を生かし、改善する一年にしたいと思います。

昨年は想定を大幅にこえる量の案件が来てしまい、特に11,12月の二カ月間は個人の時間がとれず、疲弊しました。
年末に一年間の自分の私的な行動を振り返りました。自分のワークライフバランスは10月の半ばごろまではとれていたと思います。
ですが、ラストの二カ月半はそれまでとは一転、仕事に追われてしまいました。それは自分の行動履歴を振り返ると如実でした。

10月はコロナにかかってしまったので仕方がありません。また、おととしにかかったコロナ感染の時に比べると症状が段違いに軽かったので、今年はコロナを理由にはしません。
それよりも反省だったのは、案件の数があるリミットを越えるとバランスが乱れることです。

それを正すにはおそらく生産性にあると思います。
そこで昨年の最後の一冊を伊賀 泰代さんの「生産性」で締めました。

今の弊社に足りないのは生産性の追求です。
足りていないのはプログラミングスキル(言語や関数、プロパティーなどのコーディングの知識)ではありません。追求すべきは作業そのもの、コミュニケーションそのものの効率です。

弊社のメンバーも少しずつ成長していますし、kintoneのアプリ間の連携であれば私が手助けしなくても実装できるようになっています。多層のPromiseがからんでいようとも、サブテーブルが関わっていようとも。

にもかかわらず生産性をあげるにはどうすればよいか。

1.拠点開設

価値観の浸透は、昨年一年間、毎朝内部向けに朝の雑感を発信し続けました。
チームとしての代表の考えは行き渡ったと信じています。

ただ、スキルや作業効率が伝わっているかというと心もとない点があります。
たとえば、昨年の抱負に書いた定期的にサテライトオフィスで会うこと。これはますます難しくなっています。その代わり、メンバーによっては半常駐のお客様のもとで会ったり、たまに飲み会を開いたり、毎週のZoomでの定例や、お客様訪問の時に同行してもらうなど、折に触れて会う機会は作るようにしています。

ですが、生産性をより上げるためには、細かい作業の能率をフォローする必要があります。コーディングの作業の中で、ひょっとして非効率な作業は発生していないか。たとえば文字列を選択するののマウスでドラッグするなどの作業はどうか。

そうした細かい作業の生産性をあげるにはリモートワークでは難しいと判断しました。

そこで今年は、抜本的にリモートワークのあり方を見直します。
つまり事務所の開設です。

代表にとってはリモートワークこそがあるべき姿です。そもそも毎日、同じ場所に通うことに苦痛を感じます。理想は、各地を旅しながら仕事を進めるノマドワークです。
ですが、今の多くの案件をこなしていくにはリモートワークの継続だと難しい。土曜や日曜に代表がフォロー作業をする状況もあらためなければなりません。
そこで、代表の心が病まぬ程度に拠点に通うようにします。

拠点の中で細かい作業の進め方のフォローをし合えるようにします。それは私が指示するのではなく、メンバーが相互でフォローし合えるようにしないと。

ゆくゆくは資料作成もメンバーが担っていけるようなレベルを目指します。

具体的なスキルの基準としてはkintone の資格です。スペシャリストがあと二人は必要です。

2.代表が実装から外れる

私の年齢もそろそろ50歳が迫ってきました。
今までのやり方の延長ではそろそろ限界が見えています。

そこでやり方を変えます。
代表が実装に手を染めず、トップセールスや体制の構築に専念します。

もうこのことは4カ月ほど前から内部では伝え続けています。

生産性をあげるためにも、組織の力やツール整備が必要。継続が可能な組織に今のうちにしていかなければ、私が倒れた瞬間、弊社は瓦解します。

まだ営業の第一線には代表が出るしかないし、広告塔になるための努力はしてきたつもりなので、それを活かした営業活動を続けます。

メンバーにも作業の効率を上げ、設計までできるスキルを視野にレベルを上げてもらうためにも。

3.評価制度・賃金テーブル・人事計画

昨年の春に弊社の経営計画を作りました。ビジョン・ミッション・バリューなどを設定し、人材育成や課題など。

そこには5年先の財務計画や人員構成計画も含めていました。

その計画を拡大し、今年からは評価制度・賃金テーブル・人事計画を策定します。

賃金テーブルを作るのが先ではなく、まず公平な評価制度を作り、評価がぶれないようにします。それもトライアルを重ねますし、自己評価も組み込もうと考えています。

今年からは組織の構築や採用についても外部の力を借りようと思います。

4.コミュニティ・出展

今年もCybozu Daysには出展するつもりです。
また、地方でのセミナーや勉強会出席も続けます。

ただ、昨年はkintone Café 神奈川を4回実施する目標が最後の一回だけできませんでした。
その点も昨年の反省です。

今のコミュニティの体制も考え直さないと。

それらも含めると、まだ今年は無理でしょうが、ゆくゆくは弊社主宰のコミュニティを立ち上げることも考えています。

今までもそのチャンスはありましたが、私にあまりその気がなく、実現していません。
が、そろそろコミュニティ開設の方向に目を向けてもよいのでは、と考えています。

5.ビジョン・ミッション・バリュー

企業理念

「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

・うそはつかず、でも失敗は認める会社でありたいと思っています。

目標

「2027年3月までに
・正社員8名 外注パートナー10名に
・社員一人当たりの粗利を 150万円に
・サイボウズパートナーの賞を受賞
・他SaaS/PaaSでももう一つ今のkintone並みの知名度を得る」

価値

①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

6.ワークライフバランス

公私の充実を両立させたいとする私の価値観はいささかも揺らぎません。
むしろ、昨年末の二カ月が個人としての活動ができなかったことでますます強固になっています。
一方、また、単にお客様の案件をこなし、お金をもらったら終わりというビジネスライクな関係にも惹かれません。
弊社の業務のモチベーションをお客様からの感謝の言葉から得たいと考えています。

ただ、その価値観の実現は、経営基盤を確立してこそ。
上記1~5の今年の抱負を実現するために今年一年も努力したいと考えます。

私自身のプライベートの目標は本稿には記載しません。
まずは仕事上でLivingAnywhereやHafHやAddressを使い、月一度は旅をしながら仕事をするスタイルが確立できれば、私の目標は満たせるはずなので。


2022年12月のまとめ(法人)


令和四年十二月。

弊社の忙しさは衰える兆しを見せません。
日本の低落傾向が回復する兆しを見せないように。

弊社には案件の引き合いが次々とやってきています。私も経営や案件に忙殺されています。自分でも社会的な視野が狭くなっていることは自覚していますが、今は社会や国際関係を論ずるよりも、やるべきことをやらねば。

弊社にはありがたいことに風が吹き続けています。が、その風の強さに翻弄され始めているのも事実。
この風にうまく乗り、スピードを制御しつつ前に進んでいかなければ。

どこかに激突するか、まだ見ぬ次のステージに登れるか。
それは代表の操作技術にかかっています。

今の弊社には、まだまだ課題が山積みです。
一昨年・今年の反省を真摯に踏まえ、山積みの課題を解決していかなければ。
一方で、継続的な案件は増えつつあります。来年以降、経営の持続的な継続は見込めそうです。

達成度5割。達成感6割。満足感7割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括 十二月度の売上は目標額を超えました。

今月から新たな継続プロジェクトが始まりました。しかも直請けの。
すでに今年度の売り上げは前年度を突破し、過去最高を更新しています。

弊社メンバーもがんばってくれています。成長し続けてくれています。メンバー間の関係性の質も少しずつあがっています。
が、まだ生産性は私の望む域に達していません。それを改善せねば、売上は上がっても利益が上がっていきません。
それを今の勤務時間内に抑えてつつ、利益に変えていくにはスキルアップだけではなく、細かい部分の作業から改善していく必要があります。つまり生産性の向上。
弊社には仕組みづくりも含め、まだまだ改善すべき課題が残っています。
私も率先して範を示さねば。

メンバーの開発スキルも確実に上がっています。が、それ以上に案件の量が急激に増えています。
そうした案件を弊社メンバーだけでは担うのは難しいため、パートナー技術者や会社にも関わってもらっています。
もちろん、弊社メンバーも必ず案件をやり遂げられるようなスキルを身に付けてもらいながら。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・Cybozu Circus 2022 Osakaに代表が参加し、各社さんのブースを回り、お客様をお連れしました。
・Adventar kintone Advent Calendar 2022、Qiita kintone Advent Calendar 2022、Qiita SORACOM Advent Calendar 2022の三つのアドベントカレンダーに投稿しました。
・チーム応援カフェの登壇記事をサイボウズさんにアップしていただきました。
・はたママプロジェクトさんの求人広告に出向しました。
・来年1月のチーム応援カフェに出ることが決まりました。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。

そのご縁はCybozu Days 2022のブースを出してらした企業であり、Cybozu Circus 2022 Osakaで訪問した企業でもあります。
そうしたご縁から何件もの新たな関係が生まれた月でした。
お互いが依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげる。

この夏、経理や財務諸表の見直しを行いました。そして五年間の長期計画を考え、経費としての外注費をどう考えるかも検討しました。
売上に対して、どこまでの外注比率に抑えるべきか。かつて失敗した時と同じ轍は踏まぬよう。
外注先に依存することはしません。が、弊社内だけでは案件がこなしきれない場合にはお願いしなければなりません。
このバランスはとても難しいのですが、これからもバランスをとりながら経営します。

実は5年後までの人員計画も作っています。果たして計画通りにいくかはわかりません。これからの営業活動や体制構築、生産性の向上にかかっています。

先月に弊社が出展したCybozu Days 2022では、自社ブースで四社の方との共同出展ができました。
来年も手伝って下さるとのことで、誠にありがたいことです。

また、そこで生まれた関係は、次のパートナー関係につながっています。

パートナーさんとの間でも社内と同じような指示がきちんと伝えられるよう、ツールの整備には引き続き取り組んでいきます。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
今月も今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。それに並行して、今もなお、週一、二件の頻度で新たな案件のお話をいただけています。本当に感謝します。
今月も複数の大きな案件のキックオフを行いました。作業を開始した案件もあれば、来月から開始する案件もあります。
正直、今の弊社には多すぎる案件が来ています。オーバーフローは顕著です。

今、動いている実装案件が30件強。他にも二ダースほど準備が進んでいる案件があります。それらをどのようにこなしていくか。それが今の課題です。
今、弊社が取り扱っているシステムはkintoneをベースにGmail、Google Calendar、Zoom、HubSpot、ChatWork、Slack、freee、freeeサイン、マネーフォワード、スマレジ、LINE、Benchmark、box、Stripe、サブスクペイ、AWS、各種CMS、その他です。
案件によってはパートナー社や技術者さんと一緒に構築し、私や弊社の技術顧問の方も実装に取り組みながら日々の開発に取り組んでいます。

来年の春に社内の体制を構築し直す予定です。
その時、代表は実装から手を引く予定です。もちろん、コーディングや設計を一切やらないという意味ではありません。
今までとは違うSaaS/PaaSとkintoneをつないだり、新たな接続方式が必要になったりした場合は率先して調査や作業を行います。新たな概念や実装についてはきちんと状況を追う予定です。
ですが、弊社ですでに経験を有するkintoneの内部アプリの連携やアプリ構築、さらにkintoneとつないだことのあるSaaS/PaaSとの連携についてはメンバーに任せようと思います。
代表がkintoneに触れるとすれば、商談の場においてkintoneの魅力を伝える際や、セミナーで登壇した壇上においてでしょうか。

経営者がどの案件にも手を突っ込み、ワーカーとして奔走しているようでは社の発展は望めません。
長期計画やビジョンを決め、真剣に経営に取り組みを始めた今だからこそ、実装から手を引くべきなのです。代表が経営に時間を割けなくなると大所が見えなくなるからです。
そして、トップセールスや交流、体制構築に交流に時間を割かなければ。
実装だけしていれば楽しいし、楽なのですが、それが経営者のあるべき姿なのでしょう。

来月も、引き続き弊社メンバーの教育とスキルアップに注力していきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

また、東京都中小企業振興公社の人財アドバイザーの方に昨年末よりアドバイスを受けています。
この方から五年後の弊社の目指すべき姿を作るように言われ、SWOT分析をはじめ、売上や経費の計画をきちんと作成しました。税理士の先生にも手伝っていただきながら。

経費もほぼ毎月計算しています。経理作業はさすがに担当を別に置きます。
その作業も来年に向けて行います。

§ 社内体制 昨年の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで年始にあたり、三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

メンバーの募集を出した時と考え方の軸はぶれていません。

昨年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
そのアドバイザーの方から作成するようにと指示された、5年後の弊社を見据えたビジョンや課題の解決策は、上記の各理念をより細かく詰めたものです。文章や財務上の数値、目標の形で具体的に表しています。
それらはメンバーにも見せ、説明もしています。また、メンバーからは課題も提出してもらいました。

その課題に基づき、人事方針をこの正月に集中的に組み立てます。同時に評価制度や給与テーブルも。
そのことをSNSに書いたところ、先達の皆さんからもご助言をいただきました。
それらも取り入れながら、弊社にとって相応しい制度を作り上げようと思います。
それがメンバーや代表をしばるものでなく、大企業病への第一歩にならぬよう。

5年後に向けた体制構築に向け、まずは代表が実装作業から手を引くことに決めました。営業とブランディングと総務その他の経営に注力します。
来年の春からは、メンバー各自にさまざまな業務の役割を持ってもらいます。
各人に役割を持ってもらいながら、案件については教え合い、助け合いながら実装を進められるような体制を目指します。そして、Cybozu Daysのようなイベントでは役割を超えて協力するようなチームを目指します。

既に案件の増加数が弊社の体制の許容量を超過しています。このままだと破綻してしまいます。
今年いっぱいは採用には手を出さないつもりでしたが、新たな採用に踏み切ります。すでに求人広告も出しました。

それと同時に教育について、ソース管理について、より効率的で堅牢な仕組みづくりを進めなければ。

リモートで出来るような案件の量でなくなりつつあり、新人メンバーに教える事は多いため、来年の春には拠点の開設も少しずつ進めています。

§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約8回です。オンライン商談はざっと数えたところ約54回ほどです。
今月、頂戴した名刺は29枚です。

先月のCybozu Days 2022の出展につづき、今月はCybozu Circus 2022 Osakaに代表が参加してきました。
他にもスナックジョイゾー@オフライン vol.10 〜忘年会ナイト〜に参加し、代表と代表の次女とで楽しい交流のひとときを過ごしました。

この二カ月でさまざまなご縁ができました。リアルで交流深めるkintoneのコミュニティ界隈の皆さんとのご縁はすばらしい。
今年はそこで生まれたご縁がすぐに案件に繋がったことでも印象に残ります。


今月もさまざまなご縁とそこからの新たなつながりができました。刺激も受けました。弊社ももう少し大きくしてみようかな、と思える刺激です。
皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。Cybozu Circus 2022 Osaka(12/6)(12/7)。 スナックジョイゾー @オフライン vol.10 忘年会ナイト(12/14)。Cybozu Days 2022打ち上げ(12/23)。



先月のCybozu Days 2022と今月のCybozu Circus 2022 Osakaを通して、より広く弊社の名前が認知されたように思います。
その一方、それによってさらに忙しくなりました。
案件をこなす時間と交流の時間をどうやって確保していくか。これから考えていかなければなりません。

来月以降もいろいろな予定が控えています。
おそらく来年もかなり忙しくなりそうです。ですが、何とか時間を捻出して対外活動にも精を出したいと思っています。

今月はCybozu Daysで頂いたご縁をもとに、山形に出張に行く予定でした。が、大雪によって直前で中止となってしまいました。仙台の方々もお会いできる機会だったのですが。来年は再訪したいと思います。

弊社のお仕事はこうした対外活動から生まれています。
代表自身による新たな交流を発信することは絶対に怠ってはならないと肝に銘じています。

コロナが小康状態になり、リアルのイベントも増えつつあります。また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは1本(
故郷七十年


今月、書いた観劇のレビューは1本(
VOICARION ⅩⅥ 大阪声歌舞伎 拾弐人目の服部半蔵

)。
今月、書いた映画のレビューは1本(
AVATAR ウェイ・オブ・ウォーター

)。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは3本(
kintoneの機能をコミュニティに例えてみた
弊社のアドベントカレンダー歴
事例:法政大学アメリカンフットボール部様
) 。
今月、書いた弊社の技術ブログは2本(
Cybozu Days 2022のブース出展でkintoneにメディアプレーヤーを設置しました。
Cybozu Days 2022のブース出展でソラカメとkintoneの連携にチャレンジしました。
)。

なお、先月から毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

11月29日 11月29日 心を整えるための処方箋。
11月30日 11月30日 個人の時間には限りがある
12月1日 12月1日 月初に一社依存はせぬ宣言
12月2日 12月2日 戦略をぶらさず腰を据えること
12月5日 12月5日 判断ミスの恐ろしさに瞠目する
12月6日 12月6日 成長を続けるから応援される
12月7日 12月7日 コーディングに寄らない提案を
12月8日 12月8日 忙しさを理由にする前に学ぶ
12月9日 12月9日 私的な交流とビジネスの交流
12月12日 12月12日 剣豪の思想を経営に取込む
12月13日 12月13日 今こそ雲に乗って飛べる時!
12月14日 12月14日 操らずに導き引っ張る難しさ
12月15日 12月15日 せめてメールのクラウド化を
12月16日 12月16日 技術者の単価を上げないと
12月19日 12月19日 戦術がチームを生かす実例
12月20日 12月20日 雪が降るのは自然の営み
12月21日 12月21日 ワークライフバランスが目標
12月22日 12月22日 Pマークと拠点開設の釣合い
12月23日 12月23日 評価制度と賃金テーブルを
12月26日 12月26日 案件と組織の進捗管理はよ
12月27日 12月27日 AIによるコーディングの今後
12月28日 12月28日 生産性向上への試行は続く

§ 年表

・十一月お仕事

二俣川で作業・打ち合わせ×5、ONthe UMEDAで作業・打ち合わせ×2、グランフロント大阪 ナレッジキャピタル カンファレンスでCybozu Circus 2022 Osaka参加×2、マクドナルドで打ち合わせ、ぼてちゅう梅田店で飲みと打ち合わせ、新横浜駅待合室で作業、モスカフェで作業、銀座で商談・作業、ジョイゾー社でスナックジョイゾー参加、お客様先たまプラーザ直売所視察、お客様先田奈直売所視察、Tully’s Coffeeで作業、法政大学アメリカンフットボール部様で商談、南国酒家 47chinaで打ち合わせ・食事、桜新町で商談、こまりでCybozu Days 打ち上げ会、鶴川駅前図書館で作業、アクアビットサテライトオフィスで作業×4

§ ツイートまとめ
・十二月ツイート

https://togetter.com/li/2027982


事例:三宝興隆会様


会員管理の基盤をkintone中心とした構成に変更

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三宝興隆会様は、宗教法人・三宝禅に関わる、または三宝禅に直接管理される全ての活動を支援運営する任意団体です。
宗教法人三宝禅は70年以上前から活動を開始しており、禅の精神を世界に伝えるためにさまざまな活動を行っておられます。

日本を発祥とした団体であり、昨今の世界中への禅の広まりによって、世界各国に会員を抱えておられます。その広がりはアジアだけでなくヨーロッパ諸国にも。
今の人類の悩める状況を禅の精神をあまねく広め、人々の悩みに寄り添う。その意思に賛同した世界各国の会員に向け、会報や書籍などによる活動を展開されておられます。

三宝興隆会様は、三宝禅の会員との会費徴収や連絡などを主な業務としていますが、世界各国に散在する会員との会費徴収に課題を抱えていました。
年会費が原則の会費ですが、途中で入会された方や、退会された方に対する月割りの会費徴収業務の煩雑さ。それが改善を要する課題でした。
会員管理にはMicrosoft Accessで作成したデータベースをお使いでしたが、メンテナンス担当の方が年配になっていたことやクラウド連携の必要性など、今後の保守に不安が生じていました。そこでkintoneの導入を判断されました。

正直にいうと、構築までに難航し、予定よりも時間がかかってしまい、ご迷惑をかけてしまいました。
その反省も踏まえて弊社の事例として投稿したいと思います。

kintoneを中心とした構成

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最初にご連絡をいただいたのは2020年の12月です。代表がちょうどCybozu Days 2020 Osakaに登壇するため大阪に出張に行っていた時期だったので記憶に鮮やかです。

ご連絡いただいた時点で、御担当の山田様の脳裏には全体の構成についてのある程度明確な方針が定まっていました。
・kintoneで全世界の会員名簿を管理する。
・WordPressで会員向けページおよび、入金用のページを実装する。
・入金用のページにはStripeを使った決済処理を表示させ、Stripeに処理を任せることで堅固な決済処理を実現する。

あとは会計処理です。それについては弊社より会計freeeをご提案しました。
会員より会費の入金があった場合の仕訳はfreee側に自動的に登録するように実装すれば、会計処理も運用が回るはず。

freeeとStripeはSaaSです。PaaSのkintoneとはRest APIで手軽に連携できるはず。
特にkintoneと親和性の高いfreeeは弊社代表がオンラインハンズオンの講師も務めたことがあり、連携も簡単に実現できるはず。
そこまでできればあとはWordPress内にkintoneから値を表示させ、Stripeの入金画面を表示させるだけで実装は可能。
そう判断して着手しました。

MemberPressとStripeの仕様理解に苦しむ

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ところが、これがとても難航しました。

2020年の12月。初めにご連絡をいただいた際、弊社は翌年の1月に初めてのメンバー二人の雇用を控えていました。
二人のメンバーのうち一人がWordPressに明るいとのことだったので、実装を任せることにしました。

まず、つまずいたのはMemberPressの理解です。
WordPressはCMS(Contents Management System)です。
その拡張機能は多岐にわたりますが、MemberPressはその一つです。
会員管理や会費納入状況によるコンテンツの表示制御ができるため、海外では比較的導入実績があるようです。

ところが、MemberPressはあまり国内で使われていなかったのか、日本語のドキュメントが少なく、有用な情報が見つけられません。
そこでまず、そもそもの機能の理解に手間取ってしまいました。機能の説明を一生懸命理解しようと努めましたが、言葉の微妙なニュアンスがくみ取れず、この機能や処理の制御がどのようになっているのかあいまいなままでした。
機能の理解がおぼつかない上に、APIのレファレンスやサンプルもすべて英語です。その微妙な機能の制御の理解がまったく進まず、ただ時間だけが過ぎていきました。

Stripeも弊社にとっては初挑戦です。
Stripeもドキュメントの多くが英語です。レファレンスはまだわかりやすかったのですが、テスト用の環境と本番用の環境が別だったため、環境構築やテストの実施などに紆余曲折がありました。

初めに任せていたメンバーは、頑張って実装に向けた作業を行ってくれました。
WordPressのログイン制御など、MemberPressだけで実現できない部分も実装してくれました。

が、時間はあっという間に過ぎていきます。
そうこうしているうちに、そのメンバーはCybozu Days出展を巡る価値観の違いもあって退職してしまいました。

初めて雇用に踏み切った代表にとっても挫折に苦しんだ時期でした。

メンバー交代で実装が前進する

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メンバーの退職の少し前から、開発の遅れは顕著になっていました。
ところが当初の山田様のご要望では、2021年の年末にはリリースしたいとのことでした。その理由は、会費徴収の切り替わりのタイミングです。年末だと切りがよいので、この時までに実装したいとのことでした。

ところが、この時点で実装は間に合わないことが明らかでした。
そこで、弊社に専任で関わってもらっている技術顧問に実装に入ってもらいました。

そして、11月末でメンバーが退職してからは、弊社の技術顧問がバリバリと実装を進めてくれました。

引き継いだ時点で退職したメンバーががんばって仕様の理解を進めてくれていました。それもあって、MemberPressやStripeの仕様の理解も進み、実装のめどがみえました。

さらにはWordPressに表示する文字列もシステムによって切り替える部分を簡単に切り替えられるような仕組みも実装できました。

ただし、年末には間に合わず、運用は後回しをお願いしました。
ご迷惑をお掛けしてしまいました。

なお、kintoneについては早い時期に実装は終えており、
こちらについてはあまり修正の必要がありませんでした。
この時、WordPressのデータベースを使わずにkintoneを使う実装にしていたことが、
データベースを整備する手間を省いてくれました。

会費のほかにも寄付金の入金もできるように

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連携のほとんどはphpを使っています。
kintoneで処理が行われればWebhookでMemberPress(=WordPress)にユーザーを作成すると同時に、Stripeにもアカウントを作成し、さらにfreeeの取引先にもデータを追加します。
WordPress内で入金処理が行われれば、StripeのWebhookを通してfreeeに仕訳登録の処理を行い、kintoneにもその旨の情報を更新します。

それらの仕組みのほとんどは2021年の年末までに実装にめどをつけ、年明けからテストに入りました。
その結果、2月頭には本番環境にプログラムをリリースできました。
なお、山田様と弊社のやりとりは全てオンラインで完結しました。一度もお会いしていません。コロナの中だからこそ、このような複雑な実装がオンラインだけで実現できたことでも
印象に残っています。

結果、今回の一連の仕組みについては、
このような連携となっています。

その後、追加で機能の拡充のご要望もいただきました。
会費だけでなく、任意の金額の寄付金も入金できるようにする機能です。
そちらも無事に納品ができました。

とはいえ、反省点は無数にあります。
今回の遅れについてはメンバーのアサインや指導方法など、ありとあらゆるところで代表である私に非があります。
任せるべきところとフォローすべきところのツボがずれていたこと、英語のドキュメントを通した仕様理解についての見通しが甘かったことです。

あらためて、遅れてしまったことについては三宝興隆会様にはおわびします。
そして、それにもかかわらず事例記事のアップのご快諾をいただいたことに感謝を申しあげます。ありがとうございました。

今後の展開

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これからも会費徴収や税処理、経理処理にあたっての国の制度変更もあり、
改修は発生するとみています。

まずは、現時点で運用に乗っていることに油断せずに行きたいと思います。

そして、弊社にとっても貴重な経験値が得られた結果を無駄にせぬよう、
StripeやMemberPressとkintoneやfreeeとの連携に向けたご要望に対応できるようにしたいと思います。

まとめ

弊社にとって三宝興隆会様はkintoneとStripeやMemberPressの連携など、英語ドキュメントとの戦いでした。これはとても貴重な経験値となりました。それもあってとても印象に残っています。

まずは今後の運用も油断せずにいきたいと考えています。ありがとうございました。

三宝興隆会様のご紹介

名前 三宝興隆会
ウェブサイト http://www.sanbo-zen.org/

事例:法政大学アメリカンフットボール部様


チーム運営の情報基盤をkintone中心とする方法に変更

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法政大学アメリカンフットボール部様は、日本アメリカンフットボール史において屈指の強豪チームとして知られています。
甲子園ボウルに十八回の出場を果たし、五回の優勝を誇ります。幾多もの激闘と熱戦を繰り広げてきた名門チームです。
法政大学ORANGEの名で知られています。

部員は選手だけでなく、スタッフ、マネージャー、トレーナー、マーケティング、アナリストなど多くの方々を擁しています。その数は監督やコーチやチームドクターを含めると約180名ほど。
ほとんどが学生である以上、毎年、選手・スタッフ・マネージャー・トレーナーのかなりの人数が入れ替わります。
その入れ替わりに耐えられる柔軟な情報基盤の構築が課題でした。

もともと法政大学ORANGE様の内部の情報共有は、Google CalendarとSlackとONE TAP SPORTSとGoogle SpreadSheetを組み合わせて運用されていました。
それを今回、kintoneをベースに構築し直すことになりました。

きっかけは、チーム応援カフェに矢澤様が来られ、そこで相談されたことです。そのご縁からサイボウズ社の毛海さんを通して弊社をご紹介いただきました。
弊社の代表は社団法人様や自治会様などへの導入実績ももっています。それも含めて御推奨いただいたのだと思います。感謝申し上げます。

構築の最初のフェーズが一段落して半年。チーム応援カフェに矢澤様が登壇された際(9/21)、弊社代表も一緒に登壇しました。その中で法政大学ORANGE様の取り組みについて、あらためて皆さんにお伝えすることができました。
その時の登壇内容については、サイボウズ社から以下のリンク先に記事をアップしていただいています。
日本一を目指すアメフト部の、強いチームを作るためのキントーン活用術【法政大学体育会アメリカンフットボール部】
本稿の内容はその時の登壇内容やこの記事の内容に被っている部分もありますが、弊社の事例としてご紹介したいと思います。

短い期間で実装する難しさ

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今回のご要望は初めてお会いしてから実装完了までの期間が短く、大胆な伴走開発の提案と実践が必要でした。
記録をたどってみると、2022/1/28にメールでご連絡をいただき、2022/2/3に部室を訪問しています。

訪問し、まず現状の運用を伺いました。
上掲の記事にも書かれているとおり、その時点で法政大学ORANGE様が運用されていた機能を
以下に列挙します。
・Google Calendarでスケジュール管理。
・Slackで日々の連絡。
・ONE TAP SPORTSで体調管理。
・Google SpreadSheetで各種データ管理。

その際、4月から運営を開始したい機能としてご要望された機能を以下に列挙します。
・スケジュール管理
・出欠管理
・体調管理
・Slack連携
・ID管理

また、年度内に実現したい機能としていただいた機能を以下に列挙します。
・テーピング費用請求
・面談管理
・書類管理
・物品在庫管理
・テーピング在庫管理
・問い合わせ対応

この時点で4月の運用開始までに使える日数は57日。にもかかわらず、kintoneであればほとんどの機能は実装できると判断しました。

ただし、Slack連携だけは別です。
ご予算の上限も併せて考えると、全ての連携の実現は難しいと答えざるをえませんでした。
なぜならば、Slackのチャンネルの数が多岐にわたっていたからです。その数は30数個。それらのチャンネルに対し、kintoneアプリの特定の条件を満たした場合に通知を行う実装を全て弊社で行うことは難しいと判断しました。

短時間で実装するための柔軟な開発

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4月からの運用に向け、弊社が提案したのは以下の通りです。
・その時点で運営されていた仕組みをいったんkintoneに集約させることを優先。
・チーム応援ライセンスの利点を生かして全選手やスタッフのアカウントを作成する。
・ID管理はCybozu.comの中で行う。
・Cybozu.comにアカウントを作れば、スケジュール管理/出欠管理/体調管理はkintoneで実現可能。
・Slack文化が根付いていて、チャンネル数も多いため、kintoneと併用する。
・Slackとkintoneを連携させるサンプルプログラムを提供するので、学生さんに実装してもらえないか。

法政大学ORANGE様は、選手以外にもマーケティングやマネージャーなどのバックオフィスを担う方を数多く擁しておられます。しかも皆さんはデジタル・ネイティブの世代であり、ITツールに対して抵抗がありません。普段の連絡もSlackで行うことが定着しています。
そうした学生さんの力を使い、Slackとkintoneの連携をどこまで弊社の手を使わずに実装できるか。それが今回の肝でした。

Slack以外の実装は弊社の作業です。弊社側ではまず部員やスタッフなどのマスタを提供いただき、それを整備するところから着手しました。
情報基盤をkintoneに移すためには、アカウントとして完全な形で整備する必要があります。幸い、チーム応援ライセンスによって900アカウントが使えます。そこにデータを移管すれば、あとは体調管理や出欠管理やその他のkintoneのアプリを実装すれば機能としては実現できます。
その結果、今までサービスが分散していたことによる運用がkintoneに集約されたことで改善されるはず。
あとはkintoneの特徴をどう生かしていくか。
学生さんにもkintoneの説明をしましたし、学生さんも弊社の説明に加えて独学でkintoneを学んでいただきました。

弊社が担った作業は他にもあります。
Google CalendarのデータをkintoneのCalendar Plusのアプリに移行する作業は、
Calendar Plusでもほぼ同じようにスケジュールの運用が可能なことを早めに説明し、ご理解をいただきました。
もちろん、Calendar Plusの見た目はGoogle Calendarとは違います。いくつかの及ばぬ点もあります。が、一旦移行させてしまい、まず運用に乗せましょうと提案しました。

ONE TAP SPORTSもそのサービス内で管理している項目をkintoneで再現しました。
他にも、Google SpreadSheetで運用しているデータをkintoneでアプリとして実現する実例をお渡ししました。

Slack連携やkintoneの条件の肝をお伝えする

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あとはSlack連携です。

Cybozu.comのアカウントを使ってデータのアクセスや運用が回せる基盤はできました。あとはそこからどのようにSlackと連携するか。
この時、Slack連携の実装を自社でやることに固執せず、早めに学生さんの力を借りる提案をしたことが運用開始につながりました。

まず、弊社でサンプルのJavaScriptのファイルを作り、条件やアプリやフィールドの書き方について丁寧に説明をしました。プログラム内のこことここの値を変えれば、kintoneのアプリから任意のSlackチャンネルへ連携できますよ、といった風に。そのことを技術的な補足説明も加えながら説明し、ご理解いただきました。

弊社でコーディングする事は極力せず、学生さんにコーディングをしてもらう。その作業を担った法政大学ORANGE様のマネージャーの学生さんはとても優秀な方でした。
弊社が提供するJavaScriptのサンプルをもとにした説明。それに何回かの質疑を繰り返すことで、多くのチャンネルからkintoneへの通知が実装されていきました。その数は今ではかなりの数にのぼるはずです。
お客様が自立した実装を行っていただく。弊社は質疑を通してそれを支援する。まさに「ともに走る伴走」のあり方ではないでしょうか。

基盤を整えることによって、情報基盤としてのkintoneに命がやどりました。その結果、4月の時点で運用が開始できました。
もちろん、その時点で完全ではありません。そもそもkintoneで作成するシステムに完成はありません。永遠に未完成なのです。それを少しでも業務改善の必要に応じて継続的に改善を繰り返していくべきもの。それがkintoneのよりよい使い方だと思います。
法政大学ORANGE様も常に成長し、勝利を目指されています。それと同じようにkintoneアプリも常に成長していく。
そうした価値観をはじめから法政大学ORANGE様が持っていてくださったこと。それが、4月からの運用開始につながり、それ以降の継続的な修正につながりました。
5月の連休明けごろからは、弊社が何か手を動かすことはほぼなくなりました。

お客様が自立し、自走を始めていただいた後もご縁は続く

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5月以降に弊社が関わらなくなったとはいえ、2カ月に一度ぐらいはkintoneについてご質問をいただいています。そしてその都度、弊社からお応えしています。
開発をしなくなったからといって、ご縁が切れることはないのです。
むしろ、さまざまなイベントのお誘いをいただいています。

たとえば、弊社代表の出身校は関西大学です。
そのご縁を踏まえてか、法政大学ORANGE vs 関西大学カイザースの定期交流戦(6/26)にお招きいただきました。仕事関係の方もお誘いして快晴の中で応援しました。
また、今年の甲子園ボール出場をかけた大一番の試合である法政大学ORANGE vs 早稲田大学 BIG BEARSの試合(11/23)にもお招きいただきました。この時は荒天の中でしたが、家族や仕事関係の方々を連れて応援しました。
残念ながらその試合には敗れてしまい、今年の甲子園ボウルに出場する事は叶いませんでした。

今後の展開

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開発の第一フェーズを終えた後、弊社は法政大学ORANGE様の実装からは離れていました。
が、先日のチーム応援カフェの登壇や本稿のアップと時期を同じくして、次のフェーズに向けて再始動することが決まっています。

上述したとおり、法政大学ORANGE様として考えていらっしゃる機能は他にもあります。より詳しく書くとグッズ販売の管理やその他の備品管理や選手の保護者様への書類提出の管理などです。
まだまだチームを強くするためにやるべき事項は多岐にわたっています。

これからも弊社としては応援していきたいと思っています。また、その改善を通して、わが国のアメリカンフットボールの盛り上がりに少しでも貢献できれば本望です。

そしていつの日か。代表の母校である関西大学カイザースと法政大学ORANGEが甲子園ボウルで激突する日がくればいうことなしです。
その日、代表は実家そばにある甲子園球場に間違いなく応援にいくことでしょう。
その時、弊社代表がどちら側のスタンドに座って応援するのか。それを悩める時が来ることを楽しみにしています。

矢澤様より

導入からの日々について矢澤様はこのように語ってくださいました。

「早い(短期間)、うまい(高品質)、安い(低コスト)という請負泣かせの要求を見事に達成していただきました。特に大きな課題となる「コスト」については、我々ユーザー側が持つ人的資源を活用いただいたことが成功のポイントだったと思います。誠実に、丁寧に、我慢強く。長井代表をはじめとするアクアビット様の指導は本当に素晴らしく、我々も自立運用できるに至りました。
とはいえ、我々のKintone活用は始まったばかりです。引き続き、伴走いただければ幸甚です。」

まとめ

弊社にとって法政大学ORANGE様の案件は伴走の開発形態でもやっていける自信を持つきっかけとなりました。それもあってとても印象に残っています。

まずは次のフェーズを完成させていきたいと考えています。ありがとうございました。

法政大学ORANGE様のご紹介

名前 法政大学アメリカンフットボール部 ORANGE
創部 1935年
ウェブサイト https://www.hoseiorange.jp/football
Facebook https://www.facebook.com/HoseiFootball/
Instagram https://www.instagram.com/hoseifootball/
Twitter https://twitter.com/HoseiFootball
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCCKmy0IBGOrQy6JCFbnJg7g

Cybozu Days 2022のブース出展でソラカメとkintoneの連携にチャレンジしました。


SORACOM Advent Calendar 2022の21日目の記事です。

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今年のCybozu Days 2022(幕張メッセ 11/10-11)で弊社は3年連続のブース出展をしました。

弊社ブースは、昨年に続いてIoTとkintoneの連携をテーマに打ち出しました。
しかも今年はSORACOMさんのデバイスを中心に据え、さらに業種を絞ってみました。あえて農業に特化した農夫/農婦ルックのわれらがブースは全くの異世界。
毎年、出展するごとに増すばかりの手応えを嬉しく思います。異彩・異色・尖っている・変態。どれもありがたいお言葉です。

今年のSORACOMさんにとって大きなトピックの一つはソラカメの発表でしょう。七月のSORACOM Discoveryでの発表も聞いていました。SORACOMさんのイベントにもいくつか参加し、その掲げる理念や風通しの良さに共感しました。SORACOMエバンジェリストであるMaxさんとも複数の場所でともに登壇しました。
そのご縁をきっかけとし、弊社もSORACOMとkintoneをつなげてみよう、と思ったのも今回の出展の原動力です。

会場ではこんなご縁も仲立ちできました!kintone界とSORACOM界の「会」がスパークして次のイベントへ!嬉しいですね~

今年の弊社ブースは全部で五つの出展物を出していました。他の四つは、SORACOM UGではおなじみの前嶋さん(@anysonica)にご協力をお願いしました。
前嶋さんはSORACOM UGの今年のMVPにも選ばれたすごい方です。前嶋さんにお手伝いいただいた四つの出展内容については前嶋さんのブログをご覧いただくのが良さげです。


2.前書きその2

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本稿ではソラカメの動画をkintoneの画面に出した方に絞って書いてみます。
実装はシンボ技研の山崎さん(@ryoyamazakiwork)にお願いしました!

実は、この出展で苦労したのは、ソラカメの動画を連携させる部分ではなく、動画をkintone内でストリーミング再生を行う実装です。そっちのほうが苦労しました。

kintone内で動画ストリーミングを再生する件については、kintone界隈が舌なめずりしそうなネタなので、このブログの前の日にkintone Advent Calendar 2022にアップしてしまいました(ブログ)。
すみません。
というわけで本稿ではソラカメとの連携についてを書きます。

ソラカメのAPIレファレンスはとても見やすく使いやすいと感じます。
弊社はkintoneがメインなので、kintoneとさまざまなSaaS/PaaSをつなぎます。APIの構造やドキュメントの見やすさはとても重視します。良いですね。


3.認証の実装

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コードも簡潔に実装できます。
まず、認証方法。
SORACOMダッシュボードにアクセスし、認証キーを生成します。
以下に五つの画像を連続で出します。




4.コードの説明(認証)

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ここからはコードの実装(kintoneなのでJavaScriptを例に挙げます)について説明します。kintoneからSORACOMに認証をおねがいする部分はたったこれだけです。

まず、SORACOMダッシュボードで得た
・認証キーID
・認証キーシークレット
の二つをまとめたJSONを作ります。
こんな風に。

authKeyIdが認証キーID。
authKeyが認証キーシークレット

この時、SORACOMから入手した認証キーIDと
認証キーシークレットの値はkintoneのレコードのフィールドに値として保存しておきましょう。JavaScriptに値を直書きしちゃだめですよ(^_^)。

このJSONやその他の情報をkintone.proxyの各パラメーターに渡してあげます。
こんな風に。

上で設定したauthdata(変数名はお好みで)は4番目のパラメータとして渡しましょう。
3番目のパラメーターにはヘッダ情報を作成します。前もってauthhdという名前の変数に格納しています。2番目のパラメーターはメソッドです。’POST’にしてあげましょう。
そして1番目のパラメーターはUrlです。これは SORACOMの認証エンドポイントである https://api.soracom.io/v1/authを指定すればばっちりです。

これで実行すれば、https://api.soracom.io/v1/authに対してkintoneからリクエストが渡せてしまいます。

認証のエンドポイントのリクエストについて、より詳しく知りたい方はレファレンスを見るとマスターへの道の第一歩です。

ここまでの流れをもう一回おさらい。

くれぐれも、認証キーIdと認証キーシークレットはJavaScript内に直書きしないでくださいね。
該当するkintoneアプリのフィールド「認証キーID」「認証キーシークレット」に入力した値を呼び出しています。
sessionStorageに入れるよりもkintoneのアプリに保存すると夜の寝つきがよくなります。

つづいて、kintone.proxyを使ったリクエストに対してSORACOMから返される値は、argsの中に入ってきます。
argsの中に入っている値については、
レファレンスのレスポンスの項に書かれています。これも読むとマスターへの道がなだらかになります。

この中から
・apiKey
・Token
を変数に保存しておきましょう。

5.コードの説明(動画)

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さて、次にするのは該当するソラカメ端末(デバイス)に対して、動画ファイルをくださいと懇願することです。
先ほどと同じくkintone.proxyを使ってソラカメ様にお願いしましょう。

kintone.proxyの各パラメーターに渡してあげます。
こんな風に。

4番目のパラメータはソラカメに対して何か追加するのではなく、単にデータをいただくだけなので、空のオブジェクトとして渡してあげてください。
3番目のパラメーターにはヘッダ情報を作成します。これもhdという名前の変数で作成しています。
この時、X-Soracom-API-Keyには上の処理で変数に格納したapiKeyを使います。
また、X-Soracom-tokenには上の処理で変数に格納したTokenを使います。
2番目のパラメーターはメソッドです。今回は取得するだけなので’GET’にしてあげましょう。
そして1番目のパラメーターはUrlです。これは ソラカメの動画データを扱うエンドポイントである ’https://api.soracom.io/v1/sora_cam/devices/{devicesID}/stream’ です。

これで実行すれば、https://api.soracom.io/v1/sora_cam/devices/{devicesID}/streamに対してkintoneからリクエストが成立します。
なお、もちろん{devicesID}にはデバイス番号を事前に取得しておきましょうね。上の例ではkintoneのアプリのフィールド「デバイスID」に事前に値を入力してあります。

このリクエストに必要な値は レファレンスを見るとより賢くなれます。

ちなみにデバイス番号を調べるには、
ダッシュボードのメニュー→ソラコムクラウドカメラサービス→デバイス管理


の右端に書かれていますよ。

さて、リクエストをすると、返ってきた値はargsの中に書かれています。

このargsはJSONですが、その中には複数のplayListというキーが配列で含まれています。
その0番目の値が最新なので、その中にあるurlキーの値こそが、ソラカメの動画を再生するためのUrlになるわけです。

どうですか?
ソラカメ様にお願いすれば、簡単に値が取れますよね。
ソラカメ様は時間単位でも切り出してくれます。先日実装されたイベントAPIを活用すれば、必要な部分だけの動画も切り出してくれるはずです(ブログ)。

あとは、そのurlをkintoneの任意フィールドの値として更新すればよいのです。

そのUrlの動画をkintoneで再生するには、最初に申し上げた kintone Advent Calendar 2022の記事をご覧いただければ!

すると、Cybozu Days 2022の弊社ブースのように、お子様が興味を持ってもらえます!

皆さんも、IoTとkintoneをつなげて遊んでみてくださいね!


Cybozu Days 2022のブース出展でkintoneにメディアプレーヤーを設置しました。


kintone Advent Calendar 2022の20日目の記事です。

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今年もこの季節がやってまいりました。Advent Calendarです。
11月のkintone月間が終わると、間髪を入れずに師走のAdvent Calendarです。
そのkintone月間に行われたのがCybozu Days 2022でした。弊社は3年連続のブース出展をしました。

弊社メンバーが書いた振り返りブログはこちら。
Cybozu Days 2022の今年のテーマはDX(デジタルトランスフォーメーション)でした。
Cybozu Days 2022を終えて[ブースで交流]
Cybozu Days 2022を終えて[出展までの準備]
Cybozu Days 2022を終えて[まとめ]

今年の弊社ブースは、昨年に続いてIoTとkintoneの連携をテーマに打ち出しました。
しかも今年はSORACOMさんのデバイスを中心に据え、さらに業種を絞ってみました。農業!

今年の弊社ブースは全部で五つの出展物を出していました。他の四つは、SORACOM UGではおなじみの前嶋さん(@anysonica)にご協力をお願いしました。
前嶋さんはSORACOM UGの今年のMVPにも選ばれたすごい方です。前嶋さんにお手伝いいただいた四つの出展内容については前嶋さんのブログをご覧いただくのが良さげです。

本稿ではソラカメの動画をkintoneの画面に出す。つまり、メディアプレーヤーの出し方に絞っています。
その実装はシンボ技研の山崎さん(@ryoyamazakiwork)にお願いしました!


これはCybozu Days 2022の弊社ブースの一コマです。動くソラカメの動画がkintoneに映る様子を興味深げに見ているのは瀧村さん(@kinbozuu)のお子さんたちです。とてもかわいらしかった。


2.完成したコード

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実は、この出展で苦労したのは、ソラカメの動画を連携させる部分ではなく、動画をkintone内でストリーミング再生を行う実装です。そっちのほうが苦労しました。
本稿ではその部分を取り上げてみようと思います。
ただし、苦労したといっても、結果として落ち着いたコードのステップ数はとてもシンプルです。

たったこれだけ。

ただし、以下のライブラリをCDNから呼んでいます。
https://cdn.dashjs.org/latest/dash.all.min.js


3.コードの説明

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上に挙げたコードを要約すると、
スペースフィールドに対してinnerHTMLでhtmlとして描画し、videoタグで動画を表示する領域を確保しています。あとはdashjsに備わっているオブジェクトやメソッドを呼び出します。
たったこれだけです。

    kintone.app.record.getSpaceElement('dash').innerHTML =
     '<video data-dashjs-player="" autoplay="" width="800" height="600" src=" + url + " controls="true"> ';

続いて読み込んであるdashjsのMediaPlayerオブジェクトのcreateメソッドを呼びます。

 const player = dashjs.MediaPlayer().create();

すると、ストリーミングプレーヤーが使えるように内部で設定されます。
あとはinitializeメソッドで描画するvideoタグや対象となるurlを呼び出せば、ストリーミングが呼び出せます。

 player.initialize(video, url, false);

この時、video要素はdocument.querySelectorを使って変数に格納しておきましょう。

 const video = document.querySelector('video');

すると、こんな感じでkintone上でメディアプレーヤーが使えるようになるのです。

4.dashjsの説明

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このdashjsはメディアプレーヤーとしての機能をほぼ備えています。たとえば早送りや巻き戻し、テキストの埋め込みなど。
このdashjsを使えば、簡単にkintoneの各項目の値を使ったさまざまな動画へのアプローチが可能になると思われます。
例えば、IoTデバイスで得た動画を基に、動的にkintoneでアクションをつなげることができます。
また、オンラインミーティングをしながら、画面上でkintoneの画面から動的にアクションを起こすこともできるはずです。

dashjsのライブラリの中身やドキュメントは
https://github.com/Dash-Industry-Forum/dash.js
をご覧いただくことをお勧めします。

また、dashjsはBSDライセンスなので、そのライセンスに従っていればほぼ自由に使えます。
kintone内に組み込むことも自由。

5.kintoneでメディアを再生できればさらなる可能性が!

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動画を起点としたアクション。それはkintoneに限らず、まだ他のシステムやプラットフォームでもそれほど盛んではないようです。(長井意見)
ということは、kintone上で動画を使った業務改善の手法が確立できれば、新たな業務改善の手法として脚光を浴びるかもしれません。
例えば作業マニュアルの動画をkintoneにアップし、その動画内のテキストテロップでコメントを入れる機能をkintone内で行ってしまうなど。
それは、kintoneの業務改善ツールとしての優位性を示す機会になりそうです。

Cybozu Days 2022では弊社にさまざまな可能性を開いてくれました。
IoTとkintoneの可能性。さらには、動画とkintoneのコラボレーションにおいても、
この記事では動画を撮影するためのデバイスにSORACOM社のソラカメを使っています。
ソラカメで撮った動画をkintoneに表示する実装。実はこの実装はすでに案件として進んでおり、来年度に着手することになりそうです。

そのソラカメから動画を取得し、kintoneにUrlとして連携する部分。
その実装については、明日アップする予定のSORACOM Advent Calendar 2022の記事内で書く予定です。
あわせてご覧いただければと思います。


弊社のアドベントカレンダー歴


弊社代表の長井が参加してきたアドベントカレンダーもだいぶ年数がたちました。
何を書いたか忘れつつあるので、ここに残しておきます。

2022年
Adventar 「すごくない」kintone Advent Calendar 2022
・kintoneの機能をコミュニティに例えてみた
Qiita kintone Advent Calendar 2022
・Cybozu Days 2022のブース出展でkintoneにメディアプレーヤーを設置しました。
Qiita SORACOM Advent Calendar 2022
・Cybozu Days 2022のブース出展でソラカメとkintoneの連携にチャレンジしました。


2021年
Qiita kintone Advent Calendar 2021
・私、Mac方面については素人なのですが、、、


2020年
Qiita kintone Advent Calendar 2020
・kintoneにシステム移したいんや
Qiita kintone 2 Advent Calendar 2020
・パート2は痛恨の欠席。
Adventar カレンダーPlus Advent Calendar 2020
・Cybozu OfficeのスケジュールをCalendar Plusで(だいぶ)再現!


2019年
Qiita kintone Advent Calendar 2019
・ワーキングツリーにはkintoneとboxをお飾り!
Qiita kintone 2 Advent Calendar 2019
・コーチングのグラフってkintoneで出せるんやって!


2018年
Qiita kintone Advent Calendar 2018
・ライフログのkintone盛り alasql仕込みのGoogle Chart添え


2017年
Qiita kintone Advent Calendar 2017
・Save The Live!~サイボウズLiveを救え~


2016年
Qiita kintone Advent Calendar 2016
・kintoneとWordPressの連携ネタ三題噺


2015年
Qiita kintone Advent Calendar 2015
・年賀状の宛名書きをkintoneにお願いする。WordとAccessを和えて


kintoneの機能をコミュニティに例えてみた


kintoneがリリースされて11年。
kintoneは今もまだ支持を拡大し続け、伸び盛っています。

成長の理由の一つにユーザーコミュニティの存在があります。ユーザーにとどまらず、技術者も巻き込んだコミュニティの成長。kintoneの成長に比例して発達したコミュニティがkintone本体にも影響を与えたことは間違いないでしょう。

コミュニティこそがサイボウズ社の掲げる「チームワークあふれる社会を創る」理念の体現し証しだとも言えます。
私がkintoneと関わるようになった理由の一つは、サイボウズ社の掲げる理念に共感したためです。こうした自由さや多様性を認める会社が提供するシステムだからだから可能性があるはず。そう思ってまだ始まったばかりのkintoneに関わろうと思いました。

kintoneの成長の軌跡と今のkintone。見回してみると、あちこちにチームワークやコミュニティファーストの思想が見いだせます。

そこで本稿では、kintoneを構成する各パーツや機能をコミュニティに例えてみたいと思います。
初期の頃から、kintoneにはさまざまな機能が搭載されてきました。今でもまだ細かいバージョンアップが加えられています。
kintoneを囲むエコシステムを簡単に図示してみるとこんな感じでしょうか。雑すぎますが。

「インターネット」

cybozu.com

サブドメイン

ポータル

スペース

アプリ

フィールド

ここでいう「インターネット」は人類が住むこの地球または社会全体を指すとしましょう。

すると、cybozu.com は何に例えられるでしょうか。大陸?民族?
私は最初、.com という言葉が含まれるので、リアルに対するネットを指すとしても良いかな、と思いました。
ですが、思い返しました。kintoneのエコシステムやコミュニティはリアルの文化も包めた概念のはずです。

そう考えると、cybozu.comとは、多様性やダイバーシティやSDG’sを含め、「チームワークあふれる社会を創る」価値観に賛同する人々を包含するすべての方々やコミュニティの総体とするのがよさそうです。

その下におかれるのがサブドメイン。これは、kintoneの中では、kintoneを契約する組織を示す単位になります。
これをコミュニティに例えるなら、「チームワークあふれる社会を創る」価値観に賛同するコミュニティの種類というのはいかがでしょう。
コミュニティの種類とは、kintone Caféやキンコミやkintone hive、Cybozu Developer NetWorkや、kintone SIGNPOST ランチ会、その他無数の勉強会やYouTubeチャンネルのこと。それぞれが一つのサブドメインを成すとしましょう。

となると、サブドメインの入り口であるポータルはなんでしょう。
ポータルは、そのまま各々のコミュニティの入り口となるポータルサイトであるとして良いでしょう。kintone Caféを例に挙げるなら、https://www.kintonecafe.com のがそうです。

では、通知は?
これは皆さんから発せられるありとあらゆる発信にあたります。ブログやSNSなど。

するとアプリは?
これはそのサブドメイン、つまりコミュニティを構成する要素を示すと仮定できるのではないでしょうか。

例えばkintone Caféを表すサブドメイン。その中のアプリとはどういう粒度の単位でしょうか。
まず思いつくのは、各支部ごとにアプリが分かれるはずです。アプリに表せそうな情報単位は他にもあります。例えば開催履歴、理念、支援依頼、告知サイトに書いた情報、kintone caféで発表した資料。チャットのコメント、議事録や質疑、参加者や登壇者、会場情報。これらはそれぞれのアプリで管理できますね。

ではサプドメインのアカウント(ピープル)は何に擬せられるでしょう。
私はそれを運営側の人々になぞらえたいと思います。参加者だけでなく運営にコミットした人は、アプリで管理されるだけの境遇に甘んじず、アカウントとして改善を担うための権限を持ちます。
運営者のそれぞれの属性に応じて組織やグループ(ロール)としてまとめられますし。

となると、スペースは?
これも運営のためのヴァーチャル会議室とみなせば違和感はありません。

では続いてアプリの中を見てみましょう。
先程、コミュニティに関するあらゆる情報の集まりがそれぞれのアプリを構成していると提案しました。
例えばコミュニティの応援者や参加者など、関わりのある方々をまとめるアプリを俎上に乗せてみます。
この時、各レコードはそれぞれのコミュニティに関わりのある方々を表し、フィールドは性別や年齢、趣味や興味関心の属性を指すとすればいかがでしょうか。

kintoneはアプリ間を連携するため、以下の機能を備えています。
・ルックアップ
・関連レコード
・アクション
・REST API

ルックアップは、アプリから他のアプリの情報を呼ぶための機能です。
主キーである項目を定めれば、その項目に値を指定すると、その値に紐づいた他アプリの情報を取り込むことができます。
これをコミュニティの機能に見たてるなら、コミュニティの参加者の知見を取り込む営みとすればどうでしょう。皆さんの知見を取り込んでコミュニティの成長に活かす。コミュニティには欠かせない行いですよね。
取り込む項目は自由です。コミュニティが必要とする知見の範囲を属性として、関わる方から有意な情報を取り込むのです。
参加者のわずかな情報をもとに話を膨らませ、例えばスタッフとしてお誘いするとか。

関連レコードはレコードを見た時、ある項目で紐付けた他アプリの情報を表示する機能です。
ルックアップのように値を選ぶ必要がなく、今見ているレコード(関わる方の情報)の特定の項目の値に紐づいた情報が見られます。たとえば、ある方の他コミュニティの関わりとか。登壇履歴とか。参加履歴とか。職種や業種などの属性とか。
それが見えると、コミュニティ運営にとって有益です。
今までにこの方は何度も参加してくれている、とか。今度、登壇依頼してみようかな、とか。
思わぬ属性に気づくことが、コミュニティの発展につながります。

アクションは、元となるアプリの情報をコピーしつつ、他のアプリに新しいレコードとして加えるためのkintoneの機能です。
これは参加者の属性をもとに次のテーマへと発展させたり、次のイベントのネタへとつなぐ能動的な営みです。
懇親会で話が盛り上がり、次の展開がひらめくことはよくありますよね。あれもアクション機能として考えると合点がいきます。
ありとあらゆるコミュニティの発展はアクションから始まります。まさに名は体を表す、です。

REST APIは、背後でさまざまな連携を行うためのシステムの機能です。
これをコミュニティに比喩するのは難しいですが、あえていうならば、自動的な自走のことでしょうか。バッチ処理やなんらかのイベントによって作動するREST APIは、kintoneの効率を上げてくれます。
それがコミュニティで実現できた時。その時はコミュニティが自走し始めた時です。コミュニティとは、創立者の手を離れて自走できたらしめたもの。
そうありたいものです。

他にもkintoneにはプロセス管理があります。
ワークフローは、参加者やスタッフの間での相互連絡のプラットフォームと考えると良さそうです。

あとは、一覧やグラフの機能です。これらはレコードが貯まれば貯まるほどやりがいとして返ってきます。回数を重ねるごとにコミュニティーの中身はみなぎります。それを実感として表せるのが、一覧でありグラフです。

こう考えるとkintoneとは実は、、コミュニティー自体を助けるためのツールになっていることに気づきます。また、そうあるべきなのかもしれません。

私もただ単に書き散らすだけではなく、そういうアプリ群をいちど作ってみようかと思います。

kintoneコミュニティのますますの発展を願って、良いお年をお迎えください!


2022年11月のまとめ(個人)


公私の「私」

●家族とのふれあい

§  総括11月。
9月末に罹ったコロナの後遺症で咳に悩まされた今月の前半は、Cybozu Days 2022の出展やスナックジョイゾーへの参加といった忙しさの中で自然と治っていました。ただ、月末の今でもしゃべり続けるとたまに咳込みます。

過酷な仕事に倒れた次女が静養中の今月のわが家は、家族で動くことが多かったです。

私にとって、行きたい場所ややりたい事は無限にあります。どうすれば仕事とやりたいことを両立させることができるのか。公私でより一層の努力が必要です。
今月はついに仕事の忙しさがピークを限界を迎えたのかもしれません。本のレビューやアクアビット航海記を書く時間が取れませんでした。旅もほとんどできませんでした。

私に仕事をしてほしい方にとっては、そういうものを書く暇があれば仕事をしろと思うのかもしれません。だが、私にとっては今月のような状況はワークライフバランスの崩壊であり、個人としての停滞を意味しています。
正直、弊社の仕事は案件の引き合いが途切れず、むしろ、あふれています。それは仕事の充実の観点では素晴らしいのでしょう。ですが、私個人の生の充実にとってはあまり歓迎すべき事態ではありません。自分の時間がほとんど持てていませんので、心身のどこかに不調が生じるかもしれません。

人生は有限であり、残された時間はわずかです。
私の人生も、いつどこで突然の幕引きを迎えるかもしれません。二回目のコロナも軽症だからよかったものの、いつまた未知の感染症が私の行動を束縛するか、未来は分かりません。
今月のようなことが続くのは、私個人の生にとっては損失です。今と同じぐらい仕事の引き合いをいただきつつ、なおかつ個人としての時間も充実させる。それが私の願いです。
生きていることのありがたみを公私ともに忘れぬようにしながら、充実した日々を送りたいと考えています。

娘たちもそれぞれの道を迷いながら歩んでいます。
私も娘たちの事をフォローしながら、これからの人生を有意義なものに過ごしてほしいと思っています。
残りの限られた人生の中で家族との時間を大切にしながら、自分に与えられた可能性と時間を精一杯使い切りたいと思います。

今月は家族とは七回お出かけしました。妻とは三回、妻と長女とは三回、妻と次女とはゼロ回、長女とはゼロ回、次女とはゼロ回。


§  月表

・十一月お出かけ

相州蕎麦、キンコーズ 横浜駅西口店、ドン・キホーテ 町田駅前店、大和市文化創造拠点シリウス、くまざわ書店、キリンシティ 町田、タックルステーキ、小野路公園グラウンド、コーチャンフォー 若葉台店、サイゼリヤ、神保町酒場 八 -HACHI- TOKYO、QBハウス イオン幕張店、アパホテル&リゾート東京ベイ幕張、ボン ヴォヤージュGlocal Food BazaarRainforest Cafe#C-pla幕張メッセ山傳丸、HUB、アパホテル&リゾート東京ベイ幕張、幕張メッセ、クラフトマーケット 海浜幕張店、和風ダイニング季作、グランブッフェアリオ橋本、bar お酒の美術館、厨房 肴、大國魂神社 参道、TOKYOテレワーク・モデルオフィス府中、国府ぶた丼X、大國魂神社、上海菜館、株式会社ジョイゾー横濱家 鶴川店、君津PA (下り)、道の駅 保田小学校、ベイサイド金谷、木村ピーナッツ厳島神社野島埼灯台野島崎公園、絶景 朝日と夕陽が見える岬、房総半島最南端の地、絶景 朝日と夕陽が見える岬房総半島最南端の地道の駅 保田小学校金谷海浜公園地魚回転寿司 船主総本店横浜スタジアムBALLPARK BURGER &9港や 関内店、麺処さとう、Tully’s Coffee、サザエさん公園 (桜新町一丁目緑地)、長谷川町子美術館、カレーライス ディラン、明治大学博物館、明治大学阿久悠記念館、神田明神、名酒センター、薬師池公園薬師池公園 水車小屋町田薬師池公園四季彩の杜 ウェルカムゲート波除稲荷神社、レストラン モロッコ

・十一月ツイート
https://togetter.com/li/1980052

§  家族とのお出かけ 家族で出かけたのは、上の年表で黄地に太字にしているイベントです。家族で出かけたのは、今月は七回です。

家で静養していた次女を連れて町田へ買い物に行きました。ドン・キホーテでCybozu Days 2022で使うマスクを頼んだのですが、意に沿うものが見つかりませんでした(11/5)。

そして妻の誕生日であるこの日、私は先に都心で商談に臨み、幕張のホテルへ投宿。舞浜のイクスピアリに来た家族と合流し、レインフォレストCaféで妻の誕生日を祝いました(11/9)。そのまま私と妻は幕張のアパホテル&リゾート東京ベイ幕張へ。娘たちは一度帰宅。


その翌日はCybozu Days 2022の初日。私は三年連続となる弊社のブース対応で朝から。午後から娘たちも会場に来て、ブースでいろいろと客引きを手伝ってくれた妻も含めて会場を見学したり、他のブースを訪れたり(11/10)。まずは私がここ10年ほど賭けているkintoneのエコシステムの世界を体験してくれました。夜は弊社スタッフやカミノバさんの皆さんも交えた飲み会にうちの家族も混ざってもらい、kintoneのコミュニティの魅力を感じてもらったかも。

その数日後、家族で食事を食べに行こうとアリオ橋本へ。食べ放題のグランブッフェで腹鼓を。私は買い物には付き合わずにフードコートで仕事をしていました(11/13)。

また別の日は家族で近所のラーメン屋さんへ。次女の小学校からの同級生がいるそのお店でいろいろと語らいを(11/19)。

そして今月の個人的なクライマックスともいえる家族との千葉旅行へ(11/20-21)。結婚記念日の前日はあいにくの雨だったため、道の駅保田小学校に寄った後は、ベイサイド金谷に入って部屋でのんびりとしていました(11/20)。夜のバーベキューの量の多さに胃をパンパンに膨らませてしまいました。わんちゃんもオッケーなこのホテルはまた来ることになりそうです。




翌日の結婚記念日は一転した秋晴れ(11/21)。木村ピーナッツでピーナッツソフトを漸く次女に味わわせることができ、そこからさらに南下して房総半島最南端の野島岬へ。見渡す限りの海原と押し寄せる波を家族で散策して回りました。
帰りは道の駅保田小学校で野菜をたっぷりと仕入れ、そしてベイサイド金谷そばの海岸から沈む夕日の時間に間に合ったのでじっくりと眺めました。そして船主で美味しい房総の海の幸をたっぷりと。



弊社のお客様である法政大学アメリカンフットボール部ORANGEが甲子園ボウルへ行けるかどうかの大一番、対早稲田大学 BIG BEARS戦にお誘いし、嵐にも近い荒天の中、観戦しました(11/23)。
私がお仕事でお世話になっている法政出身の二人も合わせて応援したのですが、残念ながら逆転負けを喫してしまったのは残念です。
夜は近くのお店で鍋を囲んで残念会で締めました。

§  妻とのお出かけ 妻と出かけたのは、上の年表で桃地に太字にしているイベントです。今月は妻と二人で三回出かけました。

Cybozu Days に初めて参加したことで、kintoneをめぐりエコシステムに関心を抱いたうちの妻に、より弊社経営に関与してもらう意図をもち、スナックジョイゾー@オフライン vol.9 ~デイズナイト~にお誘いしました。
妻が思った以上にジョイゾーさんやkintoneのエコシステムに嵌ってくれたのは良かったです。

家族で訪れた千葉旅行の中で、当初車内で待っていた娘たちを置いて妻と二人いで野島埼に鎮座する厳島神社を参拝し、さらに、野島埼灯台を登りました(11/21)。ここから見た景色の素晴らしさは妻も気に入ってくれたようです。地球が丸く見える場所。朝日と夕日が見える場所。まさに結婚記念日に相応しい場所でした。

別の日の日中は妻と長女とで、近所の薬師池公園を散歩していたのですが、酉の市の熊手を買いに行きたいという妻に付き合い、夜に築地の波除稲荷神社へ。残り物には福があるとの俗説通り、妻が希望する熊手がありました(11/27)。
私も来年は自社で購入すると申し込んでおきました。


§  妻と長女とのお出かけ 妻と長女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と長女との三人で出かける機会は三回ありました。

ある日は近所のサイゼリヤへ(11/7)。

また、家族で感染した横浜スタジアムでのアメリカンフットボール観戦では、次女が到着するまで三人でBALLPARK BURGER &9で(11/23)。

さらに、ある休日の午後に近所の薬師池公園から町田薬師池公園四季彩の杜 ウェルカムゲートまでをワンチャンもつれて散歩(11/27)。

Cybozu Days 2022の弊社ブースの展示パネルは昨年に続いてイラストレーターとして活動している長女にお願いしました。妻とも相談しながら、弊社のテーマに合わせたインパクトのあるモノを作ってくれたように思います。

§  妻と次女とのお出かけ  妻と次女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と次女との三人で出かける機会は一回もありませんでした。

ただ、次女とは今後の事も含めてたくさん話をした月でした。妻と私にとって次女の利点を生かしながら、どうすればよいか。

§  娘たちとのお出かけ  娘たちと出かけたのは、上の年表で青地に太字にしているイベントです。

次女はとにかく、理不尽で過酷な毎日を過ごしていました。怒られ、怒鳴られ。
ですが、今のうちに怒られなれておくと、後の人生がグッと楽になります。今回、限界がきて倒れたことは、後々の人生に必ず活きると思います。
なんとか耐え忍び、人生を生き抜く強さと耐性を備えてほしい。親からはそれだけです。
ところが、残念なことにぽっきりと心は折れてしまったようです。精神的にはだいぶ戻ってきたとはいえ、次女にとって今後はどのように生きていくのがよいか。親として考えることが増えてしまいました。

コロナウイルス。ウクライナ。元首相の銃撃。宗教の問題。成人年齢の引き下げ。娘たちは変化の時代に生まれついてしまいました。
気の毒とは思いますが、そこで何をするかで人生は変わってきます。そもそも安定など、幻想でしかありません。
不満だらけの日々だと思いますが、そこから歯を食いしばって生きていってほしいと思います。

●私自身の十一月(交友関係)

§  関西の交流関係 今月は、全く関西の友人どころではありませんでした。

12月には関西に帰ろうと思います。すでにその時に友人たちに会う予定も二回決まっています。
月末になって実家の両親がついにコロナウィルスに罹ってしまったとか。軽傷らしいので大丈夫だとは思いますが。


§  今月の交流 今月はCybozu Days 2022もあったので、かなりたくさんの方とお会いしました。

幕張メッセ付近で開かれた夜の懇親会は二日連続で二次会まで参加しました。
スナックジョイゾーでも交流を喜びを味わいました。
そのほかはアメリカンフットボールの試合にうちの家族以外に仕事関係でお世話になっているお二方をお呼びし、スポーツ観戦を楽しみました。

日本から人々が集まってくるこの11月は、私にとっての神在月です。


●私自身の十一月(文化活動)

§  今月のブログ 読んだ本のレビューを記す読ん読ブログの執筆は、主に2020年に読んだ0冊分となりました。
レビュー執筆は、私の中では大切なライフワークとして位置付けています。ですが、このところ、書く時間があまり取れていません。今月はついに一冊もレビューを書くことができませんでした。これはかなりショックでした。読んでから原稿をアップするまでの時間も二年になろうとしています。
仕事でバタバタしている今は、本当に物を書く時間がとれていません。このところプライベートの時間がほぼ仕事によって犠牲になっています。レビューをアップする冊数と本を読んだ冊数は私にとって、ワークライフバランスのバロメーターです。ワークに傾いてしまっている今の状況を早く取り戻さねば。かなり危機感を持っています。

以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは0本()
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは5本(
Cybozu Days 2022の今年のテーマはDX(デジタルトランスフォーメーション)でした。
Cybozu Days 2022を終えて[ブースで交流]
Cybozu Days 2022を終えて[出展までの準備]
スナックジョイゾーにて妻が覚醒~
Cybozu Days 2022を終えて[まとめ]
) 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、先月から毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

10月28日 10月28日 Twitterはどこに向かうのか
10月31日 10月31日 プラスになる場合のみ集まる
11月2日 11月2日 マイナス×マイナスはプラス
11月4日 11月4日 長時間労働は自ら率先が前提
11月5日 11月5日 Cybozu Days 2022はすぐ
11月7日 11月7日 学ぶ事は有事の際に力となる
11月8日 11月8日 Cybozu Days 2022まで走
11月9日 11月9日 お仕事の服装を考えてみる
11月10日 11月10日 Cybozu Daysの開始所感
11月11日 11月11日 Cybozu Daysの出展効果
11月14日 11月14日 Cybozu Daysの振り返り1
11月15日 11月15日 ビジネスのご縁の連絡手段
11月16日 11月16日 kintoneに対し客観視する
11月17日 11月17日 会話に集中出来ているか?
11月18日 11月18日 Cybozu Daysの振り返り2
11月21日 11月21日 やり続けると見える景色の事
11月22日 11月22日 アドベントカレンダーの勧め
11月24日 11月24日 チーム力がなぜ必要なのか
11月25日 11月25日 お客様への聞取り出来てる?

§  今月の読書 今月は6.5冊の本を読みました。内訳は、歴史書一冊、ルポルタージュ一冊、農業本二冊、技術者啓蒙本一冊、純文学1,5冊。

今月はなかなか本が読めませんでした。本を読む間があれば連絡や調べ物をしている状態でした。

そんな中ですが、明治大学博物館を訪れた際に、隣接していた阿久悠記念館を訪問し、一時代を築いたメディアの寵児の残した言葉や小説の数々に触れることができました。
この方は多数の小説も著していたのですね。折に触れて読んでみたいと思いました。

私が昨年の年始に掲げた目標の一つは本を出版することですが、一昨年の11月に一緒に飲んだ方がそうした伝や知識を持っている方であり、必ず本を出版するとの思いは増すばかりです。
先月、甲子園歴史館を訪れた際、着想が湧き、とある方に連絡を取った件は、今月は進められずでした。

§  今月の映画 今月の映画鑑賞は0本です。

今年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を全て見ようと決意しています。今のところ第四十三回まで全て見ることができています。何とか録画を駆使しながら。
面白いですし、俳優さんの演技が素晴らしいです。年末の大団円に向けて物語は進んでいますが、私が本当に見るための時間が取れません。


§  今月の舞台 舞台については、今月は0本です。

舞台についての考えも、上に挙げた阿久悠記念館で氏が残した言葉から示唆を受けました。
氏の場合は台本があって舞台ではないテレビ芸術の世界です。が、氏は自分を芸能という舞台で生きる人物として規定しておられた節が見られました。
人生を舞台で演ずる劇ととれば、その考えは私たちにとっても普遍的であるはず。

§  今月の音楽 コロナが始まってから’70’sを中心に活躍したアーチストの全曲を聞く活動を続けています。今月はAerosmithの全アルバムを聴き、20曲にまとめました。

ここでも1970年代の歌謡界を席巻した阿久悠氏の事を考えます。私にとっては失礼ながら過去の人であり、
氏の作詞した曲で持っているCDはおそらく10曲ぐらいのはず。ですが、私が知る曲は多く、その偉大さを感じました。


§  今月の美術 今月は美術に振れたというか、明治大学博物館でさまざまな事物に触れました。

この博物館は刑事関連の収納物が有名ですが、実は商品の歴史や伝統的な工芸品のコレクションもあり、
その意匠の進化をしるとともに、叡智の結晶である商品の魅力と奥深さを感じさせてくれました。
商品もまた、立派な芸術になりうるのです。デュシャンを持ち出すまでもなく。

§  今月のスポーツ 今月はサッカーとアメリカンフットボールの月でした。


某お客様のサッカーの各種管理をkintoneで行う仕事の視察も含めてグラウンドへ。ワールドカップ開催を控えた中でみたサッカーグラウンドは、久々にするスポーツへの渇望を私に呼び起こしてくれました。

まず、弊社のお客様である法政大学アメリカンフットボール部ORANGEの試合を見るため横浜スタジアムへ。
この試合に勝てば甲子園ボウル出場という大一番。相手は早稲田大学 BIG BEARS。
あいにくの荒天の中の試合でした。試合は、前半はリードしていたのに、後半に逆転されてしまいまして。

家族や仕事でお世話になっている法政出身のお二方とで観に行き、甲子園ボウルへの出場を願っていたのですが、残念です。
後日、関西はわが母校関大が甲子園ボウル出場を決めたと聞きました。この試合にORANGEが勝てば、甲子園ボウルに応援に行き、
本気でどちらを応援しようか悩むつもりだったのですが、残念です。

その日の夜、カタールワールドカップの日本戦の初戦が行われ、ドイツに対して歴史に残るジャイアント・キリングを成し遂げてくれたことで私の溜飲は下がりました。
今月はワールドカップ観戦も何試合もしています。仕事しながらなので、完全に集中してという感じではないですが、サッカー観戦を楽しもうと思っています。

§  今月の滝 今月は滝を見ることができませんでした。

残念でなりません。滝の近くにすら行かれませんでした。


§  今月の駅鉄 今月は駅にも一度も行きませんでした。

海浜幕張駅は乗り降りで利用しましたし、浜金谷駅は朝のワンチャンの散歩で少しだけ訪れたのですが、駅鉄として踏み込む時間もなく。

とにかく時間がなかった今月でした。


§  今月の酒楽 今月は上にも書いた通り、ちょくちょく飲み会に参加しました。

珍しいお酒という意味で印象に残ったのは、Cybozu Days 2022の二日目のコミュニティ関連の打ち上げ会の二次会で訪れた「和風ダイニング季作」さんでいただいたやかんマッコリです(11/11)。
これがなかなか美味しくて、何倍でも飲める味でした。

また、お客様との打ち合わせの帰りに立ち寄ったのが銀座にある「bar お酒の美術館 銀座店」です。全国にチェーンを持つというこちらのお店で、三杯のウィスキーを頂きました(11/15)。
もともとはお酒の買い取り業をされていたグループオーナーがそうしたオールドボトルを中心としたバーにしたのが始まりだそうです。
どれも美味しい味でした。


あと、スナックジョイゾーにてなかじさんが持ち込んだ風の森が珍しい酵母を使っているのか、と手も美味しかったのが印象に残っています(11/18)。
美味しいと思ったものは広めたいとするなかじさんのエバンジェリスト魂とともに印象にに残りました。

最後に神田で新オフィスの立ち合いの後、明治大学博物館などを訪れ、最後に神田明神で参拝した帰りに寄ったのが「名酒センター」です。
ここで三杯の美味しい日本酒を楽しみました(11/27)。どれもとてもおいしく、秋の新酒シーズンを堪能しました。


§  今月の旅行 今月は家族で訪れた千葉旅行がほとんどすべてです。
幕張メッセや大國魂神社など、仕事の合間に訪れた場所はありますが、旅といえるほどではありません。

千葉旅行の工程については、上で書いたので割愛します。
来月以降、旅がしたいのですが、まだ年内は余裕がなさそうです。

§  今月のその他活動 人生も半分を過ぎ、一層焦りが募っています。少しでも日々に変化をつけようとする気持ちに衰えはありません。
今、心身が動くうちに仕事もプライベートも全力で。その考えには揺るぎがありません。

・公園は五カ所。「野島崎公園(11/21)」「金谷海浜公園(11/21)」「サザエさん公園 (桜新町一丁目緑地)(11/25)」「薬師池公園(11/27)」「町田薬師池公園四季彩の杜 ウェルカムゲート(11/27)」
・美術館は一カ所。「長谷川町子美術館(11/25)」
・駅はゼロ駅。
・滝はゼロカ所。
・温泉はゼロカ所。
・山はゼロ山。
・酒蔵はゼロカ所。
・神社は四カ所。「大國魂神社(11/17)」「厳島神社(11/21)」「神田明神(11/26)」「波除稲荷神社(11/27)」

・寺はゼロカ所。
・教会はゼロカ所。
・史跡は一カ所。「薬師池公園 水車小屋(11/27)」

・博物館は二カ所。「明治大学博物館(11/26)」「明治大学阿久悠記念館(11/26)」

・遺跡はゼロカ所。
・城はゼロ城。
・灯台は一カ所。「野島埼灯台(11/26)」

・動物園はゼロか所。
・水族館はゼロか所。
・土木遺産はゼロか所。
・マンホールカードは一枚。「千葉県千葉市(11/9)」
・ダムはゼロカ所。
・風景印はゼロ枚。
・御城印はゼロ枚。
・御宿印はゼロ枚。

私がまだ訪れていない場所の多さは無限です。やりたいこと、行きたい場所の多さにめまいがします。
ところが、今月は新たな場所に訪れたといえるのは房総半島最南端の野島埼や野島埼灯台のみ。また一つ私の人生の残り月が減ってしまいました。

加齢によって日々、気力は減退していきます。人の明日はわかりません。人気俳優や女優も自死を選びます。私も不意の体調不良に襲われ、コロナに感染します。咋秋にはハイキングのつもりが一晩の遭難と化し、人里のすぐそばで死ぬ可能性も体験しました。
いつかやろう、引退してからやろうという姿勢を根本的に見直さねばなりません。もう、未来の社会や環境がどうなっているかわからないからです。そこに老いつつある自らの衰えがかぶさってきます。
生きている今。今を生きているのですから、今、やるべきことをしなければ。後悔だけはしないように。
その姿勢のまま、仕事をこなしながらも、今のうちに時間の合間を見つけ、行けるところに行っておこうと思います。


死ねば全ては無に消えます。
私の経験をいくらブログにアップしても、膨大なデジタルの海の中に溶けて消えます。
それが分かっていても、自分に与えられた生を全力で全うしたいと思います。仕事もプライベートも全力で過ごそうと日々励んでいます。

今は仕事に集中し、好きなことは引退後に。そんな悠長な考えが通用しないことをコロナウィルスは教えてくれました。人生はあっという間に終わってしまう。老いたときに平穏で好きなことができる世の中があるかどうかは誰にも保証されません。一方で、仕事の難しさや面白さも強く感じています。プライベートだけど充実させるのでもなく、仕事だけに人生を捧げるでもなく、その両立を目指す。だからこそ、今のうちから毎日を公私とも全力で生きる、という決意で日々を過ごしています。
コロナだからと閉じこもっている場合ではないのです。
コロナに人生を台無しにされるぐらいなら、一人でも旅を敢行したいと思います。会話は控え、マスクに口と鼻を隠した黙旅を。
咋秋に遭難したように、命をなくしては元も子もないのは当たり前。ですが、何もしないままなら命は枯れてしまいます。

そう思い、訪れた場所で心の赴くままに俳句を詠んでいます。今月は俳句を4句。いずれもツイートまとめに載せています。

家族との縁も毎月、姿を変えています。仕事もいつかは引退を求められるでしょう。そうなった時にやることがない、とよく話に聞く老残にだけはなりたくないと思っています。
人はいつか死ぬ。コロナウィルスの蔓延はそのことを教えてくれました。何をしても最後には死にます。一昨年の九月に読んだ「「死」とは何か」という本には死生観を持つことの大切さが書かれていました。昨年の九月にはそれに加えて沢庵和尚の生涯から権力にこびず、わが道を行く生き方を学びました。

一方で、具体的に将来のこともそろそろ考えねばなりません。
法人のまとめに書いた通り、コロナに席巻された世の中ですが、弊社の売り上げはなんとか確保できています。
ただ、私個人としては投資もしておらず、賭け事もしていません。不労所得のタネも持っていません。
私が倒れた時、うちのメンバーが稼げるところまでは頑張らねば。

あらためて「私」を振り返ってみました。来月もコロナと共存しつつ、自らの生に後悔のないような日々となることを信じて。


2022年11月のまとめ(法人)


令和四年十一月。

世界の動きとは切り離されているかのように、弊社の忙しさは増す一方です。私たちの生活は円安によって脅かされつつあり、日本の低落傾向は悲観的な観測を呼んでいるというのに。

弊社に案件の引き合いが次々とやってくる今、私に時局を論じる時間はありません。今やるべきことをやらねば。
私たちに案件が来る。それはつまり、ここ数十年の日本の低落傾向からの復活の兆しであると希望を持ちながら。
弊社にはありがたいことに風が吹いています。が、その風の強さに翻弄され始めています。うまく操らなければ、スピードを制御できずに陸に激突してしまいます。
弊社には、まだまだ課題が山積みです。

昨年の反省を真摯に踏まえ、弊社がこれからも生き延びるにはどうすれば。
外から見ると弊社には案件が次々と来ており、順調に見えるのでしょう。ですが、油断してはなりません。案件が積み重なっており、見積もりの作成すら遅れ気味になっています。

達成度5割。達成感6割。満足感8割。それが今月の代表自身の自己採点です。

今月は今までにない手応えを感じるとともに、体制構築にあたっての光が見えてきました。着実に前に進みたいと思います。
弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括 十一月度の売上は目標額をぎりぎり超えました。最低限の目標ですが。

今月は検収が可能な案件がなかったからです。とはいえ、来月にまとめて複数案件の検収を控えており、そこは大丈夫です。すでに今年度の売り上げは前年度を突破していますし。

弊社メンバーもがんばってくれています。今の体制の中、少しずつメンバーの関係性は定着しつつあります。
ただし、社内の仕組みづくりには課題がまだ残っています。私も率先して範を示さねば。

メンバーの開発スキルは確実に上がっています。が、それ以上に案件の量が急激に増えています。
今期の売り上げの予想額も算出しました。計画の中にはパートナー技術者にも関わってもらう方向で計画を進めています。
弊社メンバーも必ず案件をやり遂げられるようなスキルを身に付けてもらいながら。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・Cybozu Days 2022でブースを出展しました。
・Cybozu Days後のコミュニティ打ち上げで代表が締めのあいさつを担当しました。
・スナックジョイゾー @オフライン vol.9 〜デイズナイト〜で代表がLT登壇しました。
・埼玉DXパートナーサイトに弊社の動画がアップされました。
・法政大学アメリカンフットボール部さんと一緒に登壇した人チーム応援カフェの動画が公開されました。


実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。

そして、何件もの新たな関係が生まれた今月でした。
そうした企業様との関係に依存せず、同時にお互いにとって良い関係を維持する。

この夏から、経理や財務諸表の見直しを行い、五年間の長期計画を考え、経費としての外注費をどう考えるかも検討しました。
外注に依存することはしません。が、弊社内だけでは案件がこなしきれない。そのバランスをとりながら、経営していきます。

今月もCybozu Days 2022の自社ブースの展示において、約四社の方との共同出展ができました。
来年も手伝って下さるとのことで、誠にありがたいことです。

なお、まだ詳細は明かせませんが、そこから次のステップに繋がる準備を始めています。今月から。

リモート体制でも指示がきちんと伝えられるよう、ツールの整備には引き続き取り組んでいきます。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
ありがたいことに今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。それに並行して、週一、二件の頻度で新たな案件のお話をいただけています。本当に感謝します。今月も複数の大きな案件の引き合いや、案件の開始が決まりました。正直案件が来すぎてかなりいっぱいいっぱいになってきています。
来月からも複数の大きな案件が始まります。

今、動いている実装案件が30件弱。他にも二ダースほど準備が進んでいる案件があります。それらをどのようにこなしていくか。それが今の課題です。
今、弊社が取り扱っているシステムはkintoneをベースにGmail、Google Calendar、Zoom、HubSpot、ChatWork、Slack、freee、freeeサイン、マネーフォワード、スマレジ、LINE、Benchmark、box、Stripe、サブスクペイ、AWS、各種CMS、その他です。
案件によってはパートナー社や技術者さんと一緒に構築し、私や弊社の技術顧問の方も実装に取り組みながら日々の開発に取り組んでいます。

来年の春に社内の体制を構築し直す予定です。
その時、代表は実装から手を引く予定です。もちろん、コーディングや設計を一切やらないという意味ではありません。今までとは違う種類のkintoneとの連携サービスや、新たな接続方式が求められる場合は率先して調査や作業を行わねばならないでしょう。新たな概念や実装についてはきちんと追わなければ経営の判断を誤るので。
ですが、弊社で実績のあるkintoneとそれ以外のSaaSとの連携や、kintoneアプリ間の連携やアプリ構築はメンバーに任せ、代表は手をひきます。
代表がkintoneを触るとすれば、商談の場においてkintoneの魅力を伝える際や、セミナーで登壇した壇上においてでしょうか。

経営者がどの案件にも手を突っ込み、ワーカーとして奔走しているようでは社の発展は望めません。
長期計画やビジョンを決め、真剣に経営に取り組みを始めた今だからこそ、経営にもリソースを割かねばなりません。代表が経営に時間を割けなくなると大所が見えなくなります。
弊社を発展させるためにも、なるべく代表が手を動かさずに案件を回す体制を作ります。
そして、トップセールスのための交流に時間を割かなければ。

来月も、引き続き弊社メンバーの教育も兼ねた案件に注力していきながら、体制構築に邁進します。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

また、東京都中小企業振興公社の人財アドバイザーの方に昨年末よりアドバイスを受けています。この方から五年後の弊社の目指すべき姿を作るように言われ、SWOT分析をはじめ、売上や経費の計画をきちんと作成しました。税理士の先生にも手伝っていただきながら。

経費もほぼ毎月計算しています。
長い間、弊社代表が苦手意識を持ち、遠ざけていたこれらの作業。これらの作業から目を背けては経営に取り組めない。そのように覚悟を決めました。

§ 社内体制 昨年の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで年始にあたり、三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

メンバーの募集を出した時と考え方の軸はぶれていません。

昨年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
そのアドバイザーの方から作成するようにと指示された、5年後の弊社を見据えたビジョンや課題の解決策は、上記の各理念をより細かく詰めたものです。文章や財務上の数値、目標の形で具体的に表しています。
それらはメンバーにも見せ、説明もしています。また、メンバーからは課題も提出してもらいました。

5年後に向けた体制構築に向け、まずは代表が実装作業から手を引くことに決めました。営業とブランディングと総務その他の経営に注力します。
来年の春からは、メンバー各自にさまざまな業務の役割を持ってもらいます。各人に役割を持ってもらいながら、案件については教え合い、助け合いながら実装を進められるような体制を目指します。そして、Cybozu Daysのようなイベントでは役割を超えて協力するようなチームを目指します。

既に案件の増加数が弊社の体制の許容量を超過しており、このままだと破綻してしまいます。今年いっぱいは採用には手を出さないつもりでしたが、新たな採用に踏み切ります。

それと同時に教育について、ソース管理について、より効率的で堅牢な仕組みづくりを進めていきます。

リモートで出来るような案件の量でなくなりつつあり、新人メンバーに教える事は多いため、来年の春には拠点の開設も検討しています。

§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約8回です。オンライン商談はざっと数えたところ約37回ほどです。
今月、頂戴した名刺は104枚です。


今月はCybozu Days 2022の出展という弊社にとって大きなイベントがありました。30日の夜は某所でコミュニティー界隈の人々とCybozu Days 2022の打ち上げを行いました。もちろん弊社でも1日目の夜に飲み会を行い、皆さんをねぎらいました。
他にもスナックジョイゾー@オフライン vol.9 〜デイズナイト〜にも参加し、楽しい交流のひとときを過ごしました。
今年のCybozu Days 2022では昨年一回だけお願いされたサインを三回もお願いされました。私もサイボウズ商店で購入したジョイゾー四宮さんの著書をもってジョイゾーブースに行き、四宮さんにサインしていただきました。

日本中から来た人々とリアルで交流深める。まさにそれがCybozu Daysの素晴らしさです。11月は毎年kintone界隈で多様なイベントが催され、ご縁がつながります。まさに今年もそうでした。
これらを通じてまた面白いお仕事や次の展開につながっていきそうです。

皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生につなげる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。Cybozu Days 2022(11/10)(11/11)。 コミュニティー界隈打ち上げ(11/11)。スナックジョイゾー@オフライン vol.9 デイズナイト(11/18)。kintone Café JAPAN 2022(11/19)。法政大学アメリカンフットボール部ORANGE vs 早稲田大学 BIG BEARS(11/23)。

今月は、Cybozu Daysを通してより広く弊社の名前が認知されたように思います。私も二箇所ほどで人前で話をする機会がありました。Cybozu Daysの展示ブースの前でもずっと喋っていました。
一方、今月はさらに忙しくなりました。それによって同時に並行する案件の数が私の処理能力を超えて溢れました。そのため月の後半は、イベントにもあまり出ずに、作業や打ち合わせや商談の日々でした。

来月以降、いろいろと予定が控えています。
今月はあっという間に突破した喜ばしい月でした。来月は今月にも増して忙しいかもしれません。ですが、何とか時間を捻出して対外活動にも精を出したいと思っています。


弊社のお仕事はこうした対外活動から生まれています。
代表自身による新たな交流を発信することは絶対に怠ってはならないと肝に銘じています。

コロナが小康状態になり、リアルのイベントも増えつつあります。また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは0本()
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは5本(
Cybozu Days 2022の今年のテーマはDX(デジタルトランスフォーメーション)でした。
Cybozu Days 2022を終えて[ブースで交流]
Cybozu Days 2022を終えて[出展までの準備]
スナックジョイゾーにて妻が覚醒~
Cybozu Days 2022を終えて[まとめ]
) 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、4月から毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

10月28日 10月28日 Twitterはどこに向かうのか
10月31日 10月31日 プラスになる場合のみ集まる
11月2日 11月2日 マイナス×マイナスはプラス
11月4日 11月4日 長時間労働は自ら率先が前提
11月5日 11月5日 Cybozu Days 2022はすぐ
11月7日 11月7日 学ぶ事は有事の際に力となる
11月8日 11月8日 Cybozu Days 2022まで走
11月9日 11月9日 お仕事の服装を考えてみる
11月10日 11月10日 Cybozu Daysの開始所感
11月11日 11月11日 Cybozu Daysの出展効果
11月14日 11月14日 Cybozu Daysの振り返り1
11月15日 11月15日 ビジネスのご縁の連絡手段
11月16日 11月16日 kintoneに対し客観視する
11月17日 11月17日 会話に集中出来ているか?
11月18日 11月18日 Cybozu Daysの振り返り2
11月21日 11月21日 やり続けると見える景色の事
11月22日 11月22日 アドベントカレンダーの勧め
11月24日 11月24日 チーム力がなぜ必要なのか
11月25日 11月25日 お客様への聞取り出来てる?

§ 年表

・十一月お仕事

二俣川で作業・商談×4、キンコーズ 横浜駅西口店、大和市文化創造拠点シリウスで作業、タックルステーキで打ち合わせ、小野路公園グラウンドで視察・作業、水道橋で商談×2、幕張メッセでCybozu Days 2022×2、山傳丸で打ち上げ、HUBで打ち上げ二次会、アパホテル&リゾート東京ベイ幕張で宿泊×2、クラフトマーケット 海浜幕張店で打ち上げ、和風ダイニング季作で打ち上げ二次会、銀座で打ち合わせ、TOKYOテレワーク・モデルオフィス府中で作業、スナックジョイゾー参加、桜新町で商談、桜新町駅Tully’s Coffeeで作業、神田でオフィス移転立ち合い、神田で商談×2、アクアビット サテライトオフィス×1

§ ツイートまとめ
・十一月ツイート

https://togetter.com/li/1980010


スナックジョイゾーにて妻が覚醒~


11月18日にジョイゾーさんにて行われた「スナックジョイゾー@オフライン vol.9 〜デイズナイト〜」に参加し、LTの機会をいただきました。
本稿ではそこで話した内容に加え、スナックジョイゾーに参加して感じた弊社変革への予感も書いています。

https://note.com/joyzojp/n/n568b8c4daa83

開催の日程や詳細は以前から伺っていたのですが、私がスナックジョイゾーの申し込みを済ませたのは、Cybozu Daysが終わった11月13日のこと。その時は、ただの参加者のつもりでいました。すると、前々日になって「エバンジェリストが教えるDaysのまわり方」というテーマでお話ししてほしいと言う依頼がジョイゾーさんからありました。
おおう!ちょうどその時、いくつもの立て込んだ案件を抱えていた私の時間は相当差迫っていました。
ですが、前々回のスナックジョイゾーにもお招きいただきましたし、高知や鎌倉、そして釧路でいただいたご縁とご恩の深さは、1度や2度話したところで到底返しきれるものではありません。即決でよろこんで、と返事しました。

とは言え、プレゼン資料を作る時間が枯渇しているのも事実。正直にいうと、プレゼン資料は突貫で作りました。
いただいたテーマの趣旨を満たすため、私が選んだのは選択式のプレゼン。最近あまり見ないですよね。来場者の属性を選んでいくと、託宣が表示されるアレです。

私は会場に来るまで、話すのは私だけだと思っていました。ところが、会場に来ると石井さんとなかじさんがおられました。常連さんだから当たり前ですよね。エバンジェリスト三人がそれぞれCybozu Daysを巡るためのテーマを話す。それが今回のスナックジョイゾーのメインコンテンツでした。事前に示し合わせたわけでもないのに、私たちが話したLTの内容は三者三様でした。まさにkintoneエバンジェリストの多様性の現れですね。それは自画自賛してよいかもしれません。

さらに驚いたのは参加者の顔ぶれです。サイボウズ社の方々が三人もいらっしゃいました。元副社長の山田さんのお顔も見えます。ほかにもM-SOLUTIONSの植草さんや、トヨクモの皆さんも。うわ~!なんという豪華なメンバー。
今回はスナックジョイゾー史上でも最高の参加者数だそうです。そのような中でお話できる機会のありがたみを感じました。
突貫で作った割には、私の託宣式のLTが皆さんから受けたのは良かったです。ダイレクトに反応をもらえるのはリアル会場の良さですね。しかも偶然にも私の資料の託宣にM-SOLUTIONSさんやトヨクモさんを載せていました。それこそが自分の引きの強さなのかもしれません。

私たちの登壇が終わった後は、皆さんと楽しくお話ししました。これぞ交流の醍醐味ですね。9月のスナックジョイゾー vol.7で感じた雰囲気の良さを存分に堪能しました。ジョイゾーの皆さんには感謝です。

今回、私はスナックジョイゾーに妻を連れて参加しました。妻もジョイゾーさんの雰囲気には共感してくれたようです。
なぜ私が妻を連れて行ったのか。それは妻にジョイゾーさんの様子を見せたかったからです。私はスナックジョイゾーvol.7に参加したことで、ジョイゾーさんを弊社の目標に定めました。弊社の目標を妻に示すには、スナックジョイゾーに来てもらうのが一番と思ったのです。

ここにきて、私とジョイゾーさんとのご縁が生まれたのは、6月のkintone Café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKUがきっかけです。私もお招きいただき、高知まで駆け付けました。その時、同じく登壇されていたのがジョイゾーの四宮さんでした。
その場でSORACOM UGの皆さんと御縁ができたことで、9月のkintone Café 神奈川 Vol.13もSIORACOM UG 東京との共催イベントへの道が開けました。鎌倉の安国論寺で開催したそのイベントは、高知のイベントの再現を目指しました。オフラインのみの開催だった高知の内容をオンラインで参加できなかった方にお届けしたい。それが私の動機でした。そこで四宮さんをお呼びし、登壇してもらいました。
私が主宰しているkintone Café 神奈川には今まで、kintone界隈の巨頭といえる方をお招きしてきました。ラジカルブリッジの斎藤さんやアールスリーインスティテュートの金春さんを。ですが、四宮さんにはまだ登壇してもらったことがありませんでした。鎌倉のイベントはそれを実現する良い機会でした。
鎌倉のイベントの前には、SORACOMさんのイベントで大崎に訪れました。そこで偶然にお会いしたのがジョイゾーの小渡さんや木野宮さんや松田さんです。小渡さんには鎌倉にもお越しくださいました。
そうしたご縁が積み重なった結果を受けての鎌倉のkintone Caféです。その後の懇親会では四宮さんといろいろとお話出来ました。私がスナックジョイゾーやCLS道東のお誘いを受けたのもこの時です。

スナックジョイゾー vol.7で初めてジョイゾーさんのオフィスに伺って感じたのは、ジョイゾー社内の雰囲気の良さです。また、規模感とビジョンが私の目的とするところに近く、その点にも親近感を覚えました。
その日のスナックジョイゾーのテーマはジョイゾー新入社員の皆さんが入社して半年の体験を語るものでした。新入社員の皆さんの話を聞いて感じたのは、四宮琴絵さんの存在の大きさです。ジョイゾーさんがここまで成長し、社風を育ててきた中で、琴絵さんの貢献は相当大きいはずだと感じました。この日、琴絵さんはいらっしゃいませんでした。が、私は琴絵さんと妻を会わせたいと思いました。そして妻にジョイゾー社内の雰囲気を知ってもらい、弊社の飛躍を手伝ってほしいと強く思いました。
琴絵さんのすごさは、スナックジョイゾーvol.7からほどなくして行われたCLS道東でも存分に感じました。釧路で行われたイベントで中心になっていたのは琴絵さんでした。

琴絵さんの姿をみて、私は妻のことを思いだしました。
私より数段も高いコミュニケーション能力を持っているにもかかわらず、妻は今までさまざまなコミュニティで挫折を味わってきました。妻がその能力を生かしきれず、空回りしていることに私はもどかしい思いを味わってきました。おそらく妻も自分で忸怩たる思いを抱いていたはずです。
妻は設立当初から弊社の役員です。が、今までは名のみの役員でした。それは私の責任でもあります。ですが、そろそろ弊社のために妻の力を尽くしてもらう時期がきたのです。

今回、スナックジョイゾーに妻を連れて行ったのは、琴絵さんとなら共鳴し合い、妻が何かを得られるのではないかという期待です。そして、ジョイゾーさんの様子から感じたことを弊社に還元してほしい、ということです。
四宮さんは言うまでもなくMr.kintoneの異名を持つすごい方です。経営能力や技術力など、私とは段違いのレベルです。ですが、四宮さんだけでは、ジョイゾーさんのこの雰囲気は作り出せなかったはず。夫婦で協力することが弊社には必要だったのです。
弊社がこれから大きくなるため、私に足りないのはチームビルディングの能力です。弊社がジョイゾーさんを目標にするうえで、妻の力は絶対必要になるはず。

ジョイゾーさんを目標とするのは、以下の理由で親近感を覚えているからです。
・四宮さんが単身で始められたこと。
・kintoneに賭けていること。
・四宮夫婦の関係性が、私と妻の可能性を感じさせてくれたこと。
・同じ東京にあること。
・高知や鎌倉や釧路といった地方を何とかしようとする視点があること。
・現時点のジョイゾーさんの規模が私の思う姿に近いこと。
・kintoneの将来性と両社の理念を考えると、同じ東京に拠点を構えていても競業の可能性が薄いこと。

実際、妻はジョイゾーさんの雰囲気にとても感銘を受け、共感もしてくれたようです。
妻も自分がワンオペで経営している歯科医院の今後に限界を感じているようです。そこで曲がりなりにも拡大している弊社への関与に可能性を感じてくれているようです。

このご縁を生かして、弊社がより規模を拡大し、kintoneのエコシステムに貢献できるようになること。
今回のジョイゾーさんとのご縁で妻が覚醒してくれたことで、私もより一層経営の可能性に手応えが感じられました。
私もジョイゾーさんを目標に、チームビルディングに努力しようと思います。弊社が成長してもジョイゾーさんはさらにその先を走っているでしょうが。

まずは四宮さんご夫妻とジョイゾー社の皆様、そして上に書いたご縁で関わってくださった皆様に感謝を申し上げます。特にじゅんちゃんこと片岡さん。高知でのご縁がきっかけとなり、さまざまな動きにつながりました。本当にありがとうございます。


Cybozu Days 2022を終えて[出展までの準備]


本稿ではCybozu Days 2022を終えて[ブースで交流]に続き、今回の出展内容について書きます。

上の記事で書いたとおり、Cybozu Days 2022の出展準備に本腰を入れ始めたのは、開催の二ヶ月前でした。時間がありません。
そのため、今年は展示物のほとんどをSEEDPLUS社の前嶋さんとシンボ技研の山崎さんに委ねました。さらに、ブースの飾り付けの一環としてkintoneを用いたデジタルサイネージの仕組みも藤村さんに構築・提供していただきました。

今回、自社ブースの展示物に対して弊社が関わったことは、あまり多くありません。せいぜい、kintoneへの接続部分のアドバイスとkintone側のデータ加工(座標データをもとにGoogle MapのURLを構築し、kintone上に表示するなど)ぐらいです。
というのも、私を含めた弊社のメンバーは、押し寄せる案件の実装作業で手一杯だったからです。(弊社代表は多くの案件対応に加え、kintone hackの予選にまで出ることに。さらに9月の末にはコロナ陽性判定を受けてしまいました)
Cybozu Days 2022の準備もたけなわの時期の弊社からは、Cybozu Daysにかけるための時間も工数も失われていました。

それにも関わらず、今回は前嶋さんに無理をお願いし、展示物を増やしました。しかも、なるべく会場で目立つものという難題付きで。

最終的に弊社ブースの出展物は以下の六つに落ち着きました。
・熱中症対策
・GPSマルチユニット × LINE
・二酸化炭素濃度チェック
・雨量計エクストラ
・動画管理(ソラカメ)
・kintoneでデジタルサイネージ

昨年の展示物が三つだったのに比べ、今年は倍の六つです。
とはいえ、展示物が決定するまでには、何度も紆余曲折がありました。

ここに挙げたリストのうち、最初の四つは前嶋さんにお願いした出展物です。これらの展示物は前嶋さんが実際に構築したことのある実装がほとんどでした。とはいえ、既存の実装をそのまま展示するわけにはいきません。
例えば、幕張メッセの会場の通信状況を考慮しなくてはなりません。他にも出力される最終的な結果表示をkintoneに表示させる必要もありました。それらは、追加の開発作業が求められました。
今回は他にも実装上の難易度から断念した展示もありました。
その辺りの技術的な工夫については、前嶋さんの以下の記事をご覧ください。
kintone+ソラコム=新しい体験
~サイボウズデイズ2022のメカメカしいブースで農家さんのコスプレをした話。

山崎さんの実装についても、苦労がありました。
動画管理(ソラカメ)はすでに7/6-7に開催されたSORACOM DISCOVERYにおいて、展示物の候補に含めていました。
7/28に東京の大崎で開催されたIoT Solution Dayに山崎さんと二人で訪れ、そこで販売されて間もないソラカメを購入し、kintoneとの接続に挑戦したのです。
ところが、構築してみると実際に動作されるまでは円滑に進みますが、kintoneの画面にどう表示させるかにおいては多くの工夫が必要となりました。
その技術的な部分は、この後、別のブログで発表する予定です。

藤村さんにお願いしたデジタルサイネージのコンテンツをkintoneを使って表示する展示は、藤村さんがkintone Café 神奈川で実際に展示しており、技術的には困難はなかったと思います。
ですが、そもそも表示すべきコンテンツの選定がぎりぎりまで決まりませんでした。その結果、サイネージに表示する写真などの準備はギリギリまでかかりました。
藤村さんには、コンテンツ(ランディングページ)の実装もお願いしました。弊社ブースで配ったにんじん(ポン菓子)に貼ったQRコードを読むと表示されるページです。
藤村さんの記事はこちらをご覧ください。貴重な体験(CybozuDays2022)

これらの作業のほとんどを一気に10月に行ったのが今回のCybozu Days 2022の弊社の内幕でした。
Slackのチャンネルに前嶋さん、藤村さん、かのってぃさんをお呼びしたのは9/27。さまざまなやりとりが活発に始まったのはそれからです。実質的にCybozu Daysの準備は6週間で終わらせたようなものです。
あらためて、皆さんには感謝します。ありがとうございました。

昨年に続いて、弊社ブースの展示パネルは代表の娘にお願いしました。
ところが、9月の頭に決まっていたテーマや方向性を詰めるための展示物の確定が遅れてしまいました。
デジタルサイネージやランディングページはギリギリまで調整が利きます。が、パネルは事前に発注しなければなりません。その納期に間に合わせるように、色合いや配置などで最後まで頭を絞ってもらいました。そして、10月末に何とか間に合わせてくれました。
娘とアイデアを出してくれた妻にも感謝です。



11月に入ってからもランディングページやデジタルサイネージの調整、出展物の最終的な展示に向けての調整は続きました。
それらが整ったのは11月の10日と11日の本の数日前でした。皆さんにがんばってもらったので、何とか間に合うことができました。

そのあたりのかのってぃさんの一連の記事は
かのってぃ的CybozuDays2022 その1《ブース編》
かのってぃ的CybozuDays2022 その3《DAY1編》
かのってぃ的CybozuDays2022 その4《DAY2編》
をご覧くださいませ。

本当に皆さんには感謝です。

本稿の中で何度か触れてきたランディングページはこちらです。

ランディングページの中に今回出展をお手伝いして下さった皆さんの個人の紹介リンクや会社の紹介リンクが記されています。個人名や会社名の部分をクリックしていただければ、ページに遷移するはずです。

今回、他にも弊社ブースに来て手づだって下さった藤村さんの奥様や、去年はカーナビ+kintoneで実装してくれた大竹さんも今年はブースのスタッフとして対応してくれました。あわせて、この2日間のご対応、誠にありがとうございました。

会場の弊社ブースにはさまざまなお客様に来ていただきました。商談もCybozu Days の会場で発生しました。これは過去二回の出展にはなかった成果です。


今回ご協力いただいた皆さんは、来年も出展をお手伝いしてくださるとのことです。感謝!
ぜひ来年も弊社ブースにご期待くださいませ!


Cybozu Days 2022を終えて[ブースで交流]


今年のCybozu Days 2022も無事に終わりました。


弊社もスポンサーブースを出展することができました。三年連続です。
今年も沢山の来訪者様に恵まれ、弊社ブースにも多くの方に来ていただいた事、まずは感謝いたします。ありがとうございました。

本稿では弊社の出展内容や技術に関する内容には触れず、ブースの成り立ちについて書きます。kintone界隈のコミュニティの広がりとそれがもたらす相乗効果を示すことが本稿の狙いです。

弊社のkintone案件率はほぼ九割です。ですが、kintoneを使った公開プラグインやサービスは提供していません。そのため、kintoneを主としたシステム構築を営む会社でありながら、ブースに出すべき特定のコンテンツを持っていません。それは弊社の弱みであり、強みでもあると考えています。
自在に展示内容を変えられる小回りの良さを生かし、去年は出展内容をIoTに特化しました。IoTとkintoneを打ち出す他社様ブースはないに違いないと。その目論見はあたりました。
おかげさまで昨年の弊社ブースは、皆さんから異彩を放っているとか、尖っているとかのご評価をいただけました。

ただ、今年も同じ出展内容の踏襲では意味がありません。来た人にとって、新しい発見を提供しなければ。小回りの利く弊社の良さも活かせませんし、何より私が面白くありません。さらに進化した姿を見せなければ。
また、昨年の弊社ブースの盛況をみて、kintoneと IoTの合わせ技でブースを作る会社様が現れるのではないかと。そうなった時に数多のブースの中に埋没する事だけは避けたい。


そこで今年は、IoTに加えて農業をテーマとして打ち出すことに決めました。

kintoneはプラットフォームです。その適用範囲は広く、業種や業態、職種を問いません。
つまり、Cybozu Daysにブースを出すのなら、業種を限らず、業際的な出展内容にすべきです。要するにkintoneの汎用性を打ち出す。それがセオリーのはずです。
ならば、あえて逆張りで業種を絞れば存在感が出せるのでは。それが今年の狙いでした。

とは言え、その結論に落ち着くまでには紆余曲折がありました。
実は今年の出展はもっと違う形で検討していたのです。ところが打診した相手様の反応がいまいち薄い様子。そこで、9月の初旬ごろから、並行して別の形での出展も検討を始めました。
もう一案が無理だと決定したのが9/15のこと。
その時点でCybozu Daysまで残り二ヶ月を切っていました。今までの出展準備の進捗と比べても遅れは歴然。
そこで新たな体制で振り切るべく、出展体制を急遽変えました。農業をテーマに加えたのもこの時です。

農業にテーマを振ったのは、弊社のお客様に農業に関わる会社様が増えた事によります。
弊社をめぐる環境やつながりを農業にテーマを絞ってみなおしたところ、実は弊社はかなり多種多様なご縁に恵まれていたことにも気づきました。

9/5に株式会社SEED PLUSの前嶋さんにお声がけし、出展内容はめどがつきました。
昨年も出展を手伝ってもらったシンボ技研さんと大竹さんには、今年もだいぶ早い時期から出展を依頼していました。
今回、デジタルサイネージをお願いした藤村さんには7月の中旬ぐらいにはスタッフのお声掛けをしており、藤村さんの当日の予定は流動的ながらサイネージは弊社ブースを変えてくれる予感がしていました。

あとは最後の一味をどう加えるか。昨年にもまして会場で存在感を出すにはどうすれば?
そこで現れたのがかのってぃさんてす。実はかのってぃさんと初めてお会いしたのは9/16です。場所はジョイゾーさんのオフィス。スナックジョイゾーてす。
その帰り、ご一緒に帰る中でお話ししたところ、私の普段の書き込みに共感を感じてくださっているとのこと。さらに、農業についても知見をお持ちとのこと。
これは誘うしかない、という訳でその二日後にスタッフとしてお誘いしてみました。

そのいきさつとその後のかのってぃさんのご活躍については、
こちらのブログをご覧ください。ご提案や飾り付けなど、とても良い感じのブースに仕上げてくださいました。

弊社の飾り付けを担当してくださったかのってぃさんの貢献度も大きかったのですが、今年は藤村さんに手配していただいた縦横それぞれのデジタルサイネージは、弊社ブースを会場内のランドマークに生まれ変わらせてくれました。弊社ブースに来てくださった方の多くは、異彩を放つ弊社ブースに印象を受けたようです。

実は私、かのってぃさんのコミュニティ界隈での強者ぶりをあまりよく知ってませんでした。ここまですごい方とはつゆ知らず。
おかげでCybozu Daysの開催期間中、弊社のブース前のスペースはあたかもコミュニティの縁繋ぎの場と化していました。オンラインでしかお互いを知らなかった方々が、弊社ブースの前でリアルなご縁を繋ぐ。私ももちろんその恩恵にあやかったひとりです。


私も他のSaaSのお客様や弊社のお客様の待ち合わせ場所にうちのブースを使ってもらいました。うちのブースの前で待ち合わせたり、あいさつしたり。その様子は梅田のBIGMANを思わせます。
そうしたご縁繋ぎの役割を担うことで、弊社のブースがやたらと賑わっているように見えるのです。それが人を呼び、さらには案件へとつながってゆく。
まさにこれこそコミュニティの力。ご縁を繋ぐってよいですね。


コミュニティとは、無私と無償の集まりです。
そして、Cybozu Daysに集う方に共通するのは、サイボウズさんの展開するサービス群です。皆さん、困っています。あるいは悩んでいます。または、困っていたことがkintoneやOfficeやGaroonやメールワイズで解決した、救われた人たちです。または、これから救われたい!と願う人たちの集まりです。
コミュニティとは同じ興味持つ方だけでも成り立ちますが、切実な課題を持った方の方がより結びつきが強まります。

それはビジネスの機会を創出してくれます。

もちろん、コミュニティをビジネスの草刈り場としてみてはなりません。
また、勧誘行為はコミュニティの場ではタブーです。
さらにコミュニティの化けの皮をかぶってブースを出すのももってのほかです。

もし私が来年そんな不埒な思惑を持ってCybozu Daysに臨んだら、総スカンをを喰らうことでしょう。むしろ食らわしてやってください。
そこはバランスです。ビジネスとコミュニティの両輪がうまく回っているから、サイボウズさんの展開するエコシステムはこれほどまでの支持を受けていると私は考えています。

私も三回目の出展にて、ようやくコミュニティとビジネスのバランスが掴めたように思います。
来年も、より進化した弊社ブースをお見せしたいと思っております。

末尾になりましたが、来場者の皆様、出展社・登壇者の皆様、サイボウズの皆様、そして弊社ブースのスタッフの皆様、ありがとうございました。


Cybozu Days 2022の今年のテーマはDX(デジタルトランスフォーメーション)でした。


Cybozu Days 2022の今年のテーマはDX(デジタルトランスフォーメーション)でした。
DXとはIT技術を浸透させることによって、より良い環境を作り出す概念のことです。
例えば、紙からデジタルに移行という話はよくあります。
現状、紙を使うことを前提にして作られている仕事の流れを、デジタルに置き換える場合にシステムそのものを考え直す必要が出てきます。
このようなシチュエーションの時にワークフローをDX化する。などの使い方をします。

実際IT技術はかなり進歩していて、便利な世の中になってはいるのですが、企業のDX化が進んでいるかと言うと日本はまだまだこれからと言った状況です。
例えばいまだに紙ベースでFAXを使う企業はまだまだ存在します。この紙ベースで仕事を行うことは悪いことではなく、今まで紙でやってきたからこそ今の環境があるので、今まで環境を作ってきてくれた人たちへのリスペクトは持っておかないとDX化は上手くいかないと思います。
と言うのもいきなりDXを取り入れるのは難しく、各会社ごとに仕事を円滑に進めるためのルールが存在します。
DXを取り入れると言うことはルールややり方が変わると言うことになります。そうなると今まで慣れていた作業のやり方が変わるので、人間からすると面倒臭いという感情は必ず発生します。もっと悪いように考えるとITに自分の立ち位置を奪われるところまで考えが行き着いてしまいます。
そうなると、どうしても実際に働いている方の感情的にはDX化を進めるのは消極的になります。

今回のCybosu Days 2022ではDX化の難しさを皆さん感じていて、DX化をするにあたっての躓きポイントを聞くことができ非常に勉強になりました。
結局は働いているのは人間で、人間には感情があり、この感情との向き合い方を間違えると物事は進んでいかない、と言うところに辿り着きます。
置いてきぼりになる人を作らないための工夫をとある企業がされていました。
成功事例として、とある企業では5段階に分けてDX化を成功させていました。
1、通知
2、説明書配布
3、試験運用
4、修正
5、本番への賛否
この5つはそんなに珍しいことではないですが、時間を掛けてこの5段階を繰り返していたことがDX化の成功に繋がっていました。
DX化は長期的に考えた方がよく、システムを変えると効率が一時的に下がることに繋がります。
ここは一旦受け入れて、使う側にも慣れる時間が必要でしっかりと現場の方と向き合っていました。

DXを取り入れたい勢力と、そんなの面倒臭い勢力の衝突は必ず起こりますが、まずは変われる組織を作る。
変化に対応できる組織を作ることが何より大切とのことで、大変勉強になりました。
「適当にやってダメならいいじゃん」という名言を聞くことができました。まさにJUST DO IT ですね。
デメリットばかり考えてしまうと人は行動できなくなるので、まずやってみるチャレンジできる社会づくりが大切ですね。
会社のルールは各会社ごとに異なるので、他社のシステムをそのまま真似するのではなく、参考程度に自社の環境と照らし合わせて時間を掛けて作り上げていくことがDX化の根本にあることだと感じました。
Kintoneは皆でシステムを作るツールに向いているので、今後も活躍な場が増えてきそうです。
何かを進めるときには必ずアンチが湧くもので、アンチの意見に押し潰されそうになる時もありますが、実は応援してくれている人は必ずいます。
大抵はアンチの声より応援してくれている人の数の方が圧倒的に多いです。
変化を恐れずに進化できる組織づくりを目指していきたいですね。


kintone Café メタバース Vol.1に参加しました。


先日、10/13に開催されたkintone Café メタバース Vol.1に参加しました。

開催要項はこちら。
https://kintonecafe-metaverse.connpass.com/event/258443/

主催の藤村さんによるブログ「kintone Café メタバース Vol.1 を開催しました。」はこちら。
https://gibbon-s.com/metaversevol1/

私が登壇して話したスライド「メタバースことはじめ」はこちら
https://slides.com/yoshikazunagai/kintone-cafe-metaverse-vol-1

翌日にアップしたnoteの記事「10月14日 メタバースの可能性を考える」はこちら
https://note.com/akvabit/n/nf0ce4c58a099

上の四つの記事にて、当日の模様はご理解していただけると思います。
本記事では、私が感じたメタバースの可能性をもう少し掘り下げてみたいと思います。

当日も私のスライド中で話した通り、メタバースの没入感や臨場感は既存のオンライン会議ツールに比べて大きなアドバンテージを持っています。が、それでもなお、メタバースの今の臨場感は残念ながらリアル出社には敵いません。

では、私や皆さんがメタバースを推す理由はなんでしょう。

まず、リアル出社の利点を挙げてみます。
・スキル伝達が楽
・案件伝達が楽
・統制が楽
・自社文化の浸透が楽
・メンタルケアが楽

お気づきの通り、これらは全て経営者側にとっての利点です。

対する従業員側の利点も挙げてみます。
・技術が速く習得できる
・先輩や上司に相談できる
・案件や要件の理解が早く済む
・出社を口実に自宅から外出できる
・人と会えるので孤独感がない
これくらいでしょうか。

続いて、リアル出社の欠点を挙げてみます。
・通勤時間が無駄、ラッシュの苦痛
・家事が手伝えず、家族と疎遠になる
・個人の時間の枯渇
・同じ日々の繰り返しになりがち
・対人関係の面倒
・災害リスク。
これくらいでしょうか。
ここで書いた欠点とは、実は全て従業員側にとっての苦痛です。災害リスクを除けば、経営者側はその苦痛を感じることはあまりありません。

経営者側と従業員側の認識のギャップはまさにここにあります。Caféの中で毛海さんがセッションで語ったとおり、テレワークがうまくいっているかどうかを聞いた時の反応、経営者側12%、従業員側87%の数字がまさにそれを表しています。

メタバースが普及するには、リアル出社の欠点を埋め、なおかつ、リアル出社の利点を凌駕するだけのメリットを提示する必要があると考えています。

メタバースを使えば、リアル出社の欠点は確実に埋めてくれるでしょう。ただし、メタバースはリアル出社の利点を凌駕するほどの成熟にはまだ至れていません。そもそも、リアル出社の利点を凌駕する事はメタバースに限らず不可能だと思います。

ですが、メタバースには別の可能性があります。この可能性こそが、メタバースの普及を推進してくれるのではないかと感じています。
今までのリアル出社ではできなかった事。それは、Caféの中で渋屋さんが話してくださった、アウトプットのやり方が根本的に変わる可能性にあります。

メタバースの秘める可能性によって、今まで縦横奥行きの三次元でしか伝えられなかった情報に新たな価値が加わります。
・時間の次元
・私たちの五感で受けとった認識
この二つが加わることで、今まで人間が未体験だった情報の入力チャネルが増えます。それは、脳の神経回路に違う作用を及ぼす可能性があります。
聴覚と視覚だけでなく、味覚・嗅覚・触覚。今のOculus Quest 2は、味覚・嗅覚・触覚を受け取ることはできません。
ですが今後の技術の進展によっては、それらの情報が得られる可能性は高いと見ます。その時、私たちの情報回路に画期的な変化が訪れるような気がするのです。

VR/ARはやがて次のステップに進んでいくはずです。
その時、今までの概念に留まっていると、決定的に乗り遅れる気がします。新たな情報チャネルから得られる情報やノウハウはビジネスのあり方を変えていくはずです。
つまり、上に書いた経営者側にとってもメタバースは利点であり、知っておくべきなのです。

その時、プラットフォームの覇権を握るのが、Meta社が推し進めるメタバースの世界なのかどうかは私にはわかりません。
ですが、メタバースは安価なデバイスも提供しています。マーケットシェア理論に基づき、今のうちにシェアを握っておく戦略なのでしょう。このままいけば市場を占有できるように思います。Meta社が社名を変えてまでメタバースに賭けているのも理解できます。

まだまだ慣れない点もあるでしょうが、kintone Café メタバースはメタバースを理解するための取っ掛かりになるように思います。特にビジネスとメタバースの親和性を考える上で。メタバース活用の新たな気づきを与えてくれるのではないかと期待しています。
また、次の開催も予定されているそうなので、参加してみてはいかがでしょうか。
なお、その時はなるべくゴーグルをご用意いただいた方が良いと思います。
というのも、私はZoomからもメタバースの中に参加してみた経験もあるのですが、没入感や臨場感はゴーグルから参加した時に比べて明確に劣りますので。

最後になりましたが、スタッフの皆様、ご参加の皆様、ありがとうございました。


kintone Café 神奈川 Vol.13を開催しました


六月のkintone café 高知 Vol.16 & SORACOM UG 四国に呼んでいただいた事は、私に複数の気づきと学びを与えてくれました。

・サイボウズ社が築いたkintoneエコシステムの理念に通ずる文化をSORACOM社に感じたこと。
・互いがAPIで簡単に繋げられたので、ハードウエアが苦手な私でも取り扱える手応えを得られたこと。
・kintoneを取り扱うにあたって、入力をもっと考えねばならないこと。

そしてご縁も。

次のkintone Café 神奈川をSORACOM UGさんと共催しようと決めたのは、高知での懇親会の場です。
そこで仲良くなったSORACOM UGのなっちゃんこと藤田さんとコンタクトを取り、後日なっちゃんの会社にもお伺いして打ち合わせを行い、イベントの趣旨を固めました。

一方、次のkintone Café 神奈川の開催地は鎌倉でやると決めていました。そこで私は、鎌倉でkintone Caféを行える場所の選定を始めました。
私は鎌倉とさまざまなご縁でつながっています。カマコンにも参加しました。カヤックさんが運営する「まちの社員食堂」で食事もいただきました。鎌倉商工会議所で登壇したこともあります。
今回、ヒトノコトという屋号で活動している渡辺みさきさんに開催に良い場所がないか相談したところ、推薦していただいたのが安国論寺さんです。
ヒトノコトウェブサイト
みさきさん、ありがとうございました。

早速、安国論寺さんとアポイントを取り、七月の某日にお寺を訪問しました。
同行してくださったのは、一緒にkintone café 神奈川を運営してくださっている藤村さんです。そこで、施設の設備面や接続環境に問題ないことを確認しました。
安国論寺ウェブサイト

そこまで決まったので、あとは登壇者やセッションです。
高知のイベントは完全にオフライン限定でした。そのため、内容が参加者のみしか知らなかったことは好都合でした。
実は高知のイベントとは登壇者が何人か重なっています。が、登壇者が被ってもさほど支障はないと判断しました。
コロナ感染対策も含めて何度も打ち合わせを重ね、登壇内容を徐々に固めていきました。
コロナ感染患者数が増加した際は、完全オンラインに移行することも覚悟しました。ハンズオンもすべてオンラインで行うことも含めて準備を進めました。
告知

ツイートまとめ [~開催前]



当日、曇り時々雨だった予報は外れ、見事に晴れました。
お寺に行くと、安国論寺の平井住職がご用意くださった案内看板が二つも設置されていました。それがお寺の雰囲気に溶け込み、とても良い感じを出していました。
中世からの古都でありながら、ITでも多くの先進的な企業を擁する鎌倉にふさわしいお出迎えです。
kintone Caféでも例のないお寺Café。参加して下さったみなさんの期待に応えなければ。

境内には蝉時雨が響いています。三方を崖に囲まれた安国論寺の境内にはリスが生息しています(視察で訪問した際に何匹も見かけました)。自然の癒しに満ちた場所です。
今回、イベントを開催する場所は、本堂の裏手をぐるりと巡った場所に建つ観音堂です。

観音堂はまだ新しい建物です。Wi-Fi完備。電源や机、椅子もそろっています。
調光も可能で冷暖房も十分に行き渡ります。パントリーも備わっているし、トイレも広い。
堂内には南無幸福観世音菩薩様が安置され、悩める衆生の営みを静かに見守ってくださっています。

ただ一つだけ問題が。
それは夏の陽射しが堂内に差し込み、投影したプロジェクターの映像が鮮明に見えなかったことです。この問題は、光量を最大にし、コントラストを調整しても解決できませんでした。
これによってリアル参加の方々にとって少し画面が見にくかったのが残念でした。

ツイートまとめ [開催前~当日]


他には音声をオンラインと会場にどう配分するかでうまくいかず、ぎりぎりまで調整を重ねました。
13時10分がやってきました、開会の発声を行う時間です。
今回の司会進行は私。
kintone Caféの理念とkintoneの目指す目標を語り、まずは始まり。

ツイートまとめ [当日~kintone Caféとは]





続いてトップをお願いするのはJOYZOの四宮さん。今回、四宮さんに登壇していただいたことによって、kintone café 神奈川にkintone界の三巨頭が揃いました。
ラジカルブリッジの斉藤さんはリアルとオンラインで一回すつ。アールスリーインスティテュートの金春さんにはオンラインで一回。そして、Mr.kintoneの四宮さん。

そもそも今回のイベントをやろうと思った理由は、高知で登壇した四宮さんのセッションをより多くの人に聞かせたいと言う思いでした。
kintoneは概念を座学で聞くより、実例を出した方がよく理解してもらえます。四宮さんによるセッションは、kintoneと IoTをどうつなぐかを実例のイメージとして皆さんに理解してもらえたのではないでしょうか。
なぜIoTが必要なのか。その理由の一つは人のケアレスミスを防ぐためにあります。
冷蔵庫の締め忘れをデバイスで検知し、それを通知する。JOYZOさんが星野リゾートさんで実装されたこの実例は、IoTをどうビジネスや日常に活かすかの良い例となるでしょう。

高知で私は四宮さんのセッションを聴き、kintoneとIoTをどうつなげ、提案するかの知見を得ました。弊社がIoTに可能性を感じる上で励みになりました。目標にしたいと思います。
また、後に登壇する私の話す内容を補強するように、無尽蔵のレコード追加はkintoneの本分ではない、との点を述べてくださったこともありがたかったです。
IoTによって大量レコードを取り扱うことは、今のkintoneには幾分荷が重い部分です。ですが、要件とデバイスの組み合わせによっては、十分kintoneでもIoTと組み合わせて案件がこなせるのです。

四宮さんありがとうございました。

ツイートまとめ [kintone Caféとは~四宮さん]





さて、四宮さんのセッションは質疑も含めて用意していた時間より5分ほど早く終わりました。そこで私は、自分のセッションを少し伸ばそうと決めました。もともと48枚のスライドを作っていたため、伸ばそうと思えば伸ばせます。

今回、私が語ったのは大きく3つです。

・kintoneに関わる方は、そろそろkintoneに入力する手段や方法を考えた方が良いよ。
・kintoneには1アプリごとに1日1万リクエストの制限があって、対策を考える必要があるよ。
・kintoneには1サブドメインごとに同時接続数100の制限があって、対策を打たないと止まるよ。

今回はIoTをkintoneにつなげる上では理解しておいてもらいたい点だったので、ちょっと真面目に。
でも、笑いは高知で登壇した時に比べると、ちょっと取れなかったなあ。
その理由もわかっています。私の登壇の後にMaxさんが立ったまま話しているのを見た瞬間に。
あ、座ったまま喋ってた、と自分のミスに気づきました。悔やまれます。まだまだ未熟です。

質疑の時間も若干余ってしまいました。そこで、愚にもつかない話で場をつなぎました。それがあとあとのペース配分を狂わせました。
まだ私には精進が必要です。

ツイートまとめ [四宮さん~長井]




続いて、Maxさんとなっちゃんによる「SORACOM User Groupのご紹介」と、 「つながっている社会へ!IoTとSORACOM」をMaxさんから。

今回、弊社メンバーやパートナー技術者にも安国論寺に来てもらいました。その狙いの一つこそ、Maxさんのセッションを直に聞いてもらうことでした。

なぜ、コミュニティに私が肩入れするのか。粛々と案件をこなすだけではなぜいけないのか。
その気づきをMaxさんの語りの中から感じ取って欲しかったのです。
どこかの小人さん達がいつのまにか案件や仕事を用意してくれるわけではないこと。こうした場で発信する繰り返しがなければ、今の弊社は案件をもらえていないこと。
エバンジェリストやアドボケイターとはどんな人か。それは、私が何度も内部に向けて話すだけでは伝わっていなかったでしょう。だから、私以外の方が実践する生きた手本を見てほしかったのです。
なっちゃんのようなSORACOMの外側の方がSORACOMを語る。そのコミュニティのあり方は、kintoneでも盛んです。

そのためには、どういう理念のもとでSORACOMさんが活動しているのか。 それを理解しないとコミュニティは成長しません。
私が感じたSORACOMさんとkintoneの相性の良さはどこにあるのか。
四宮さんとMaxさんのセッションから汲み取ってもらいたかったのは、こうした技術以外の部分にもありました。

もはや一部の人たちが技術を独占する時代ではありません。技術は民主化に向かっています。
その流れを読みそこなうと、会社や組織として先細る未来が待っていることでしょう。

エバンジェリストとは、技術を民主的に広めていく存在であるべき。私がサイボウズさんやSORACOMさんに肩入れする理由もそうです。私がエバンジェリストとしてコミュニティに肩入れする理由もそう。
民主化に向けて活動を続けていくと、やがて独占する特権は失います。が、その活動によって民主化された社会は、それを広めた方を放ってはおかないはずです。
民主主義の手続きにのっとり、その立役者にさまざまな役割を期待します。つまり仕事となって戻ってくるのです。
技術を独占すると、かえって衰えていく。これは人類の歴史が証明しています。

高知でも今回もMaxさんはこういう言葉をおっしゃられました「IoTとの言葉は使われなくなる」。
IoTがコモディティ化した時、当たり前になった時。それがエバンジェリストとしてのゴールです。それを教えてくれたセッションでした。

Maxさん、なっちゃんありがとうございました。

ツイートまとめ [長井~Maxさん&なっちゃん]


さて、ここで一度休憩タイムとネットワーキングタイムを挟みました。
せっかく皆さんに来ていただいた以上、ご縁をつないでいただかなければ。

そして続いてはSORACOM UG 東京の三人様にお話ししてもらいました。


まずは和田さんから。

「GPSマルチユニットの紹介 ーいざ鎌倉ー」と題したセッションで紹介されたデバイスは、まさにIoTの王道を往くものでした。
温度と湿度と加速度センサーを備え、GPSも備えたデバイス。それがGPSマルチユニットです。
つまり、これ一台で色んなことができてしまう優れもの。

例えば位置情報を組み合わせて現在地の情報を取得できます。また、その情報をLINEなどで簡単に知らせることができます。
鎌倉に到着し、「いざ鎌倉」を高らかに世界に宣言することができるのです。それを例に挙げて示してくれました。

SORACOMのダッシュボードではそれらの連携を簡単に行えます。それが理解できました。

和田さん、ありがとうございました。

ツイートまとめ [Maxさん&なっちゃん~和田さん]



続いて前嶋さんからは、「簡単にIoTをはじめる方法 (SORACOM LTE-M Button for Enterprise / Button Plusの応用例)」と題したセッションで、ArduinoとSORACOM Buttoを組み合わせ、その場でIoTのセンサーの動きを見せてくださいました。
農家の熱中症防止デバイスや、見守り デバイス。どれもIoTの活用事例として参考になるものばかり。

電子回路図が出てくるあたりで、私の理解力は飽和しそうになりました。
こうした電子回路に普段触れない私のようなソフトウエア・エンジニアはハードウエアにとっつきにくい印象を持ってしまいます。
むしろ、だからこそ私は、この両者をつなげられる技術者が必要とされると思いました。クラウドはそれを可能にします。この両者を結びつける提案ができれば、今後の生き馬の目を抜く情報業界を生きていけるはずです。
ハードウエアに強い方にはハードウエアをまかせてしまう。そこから出てきたデータをどのように加工し、活用するのかを示してあげられれば、お客様のニーズは満たせられます。この道筋が見えました。

前嶋さん、ありがとうございました。

ツイートまとめ [和田さん~前嶋さん]



最後に大口さんからは「SORACOMデバイスで遊ぶ」というタイトルのセッション。
ボタンを使い、ポストに投函されたことを知らせるシステムの実例を示してくださいました。

フレップボードとかジャンパ・スイッチとか、割り込みとかレジスタとか。私が名前ぐらいしかしらない単語が飛び出します。
ですが、こうした高度な部分を見ておかないと、座学や独学を始めたときに先が見えません。すると挫折してしまうのです。

大口さんの処理で実装する部分のうち、AWS以降の処理については想像ができました。それは、私が理解できていない弱点がどこかも明らかにしてくれました。
目指す高みを見せてくれた意味でも、大口さんのこのセッションは参考になりました。
そして、概念を理解した上で、ハードウエア・エンジニアにお任せしたほうがよいという気づきも得ました。まずは私も学ばなくては。

大口さん、ありがとうございました。

ツイートまとめ [前嶋さん~大口さん]



続いては高知でも盛り上がったハンズオンです。
高知から島根経由で駆けつけてくださった片岡幸人さんが事前にkintone・SORACOMの試用環境をご用意していただき、準備は万端。
また、今回もSORACOMさんより事前に人数分のボタンをご用意くださいました。

いざハンズオンのスタートです。kintoneエバンジェリストであり、IoTをビジネスに活用する幸人さんの本領が発揮されます。今回は遠距離の異動にも関わらず、パトランプまで運んできてもらい、本当に頭が下がります。

今回は会場にいる皆さんがハンズオンに参加するだけではありません。同時に、オンラインでもハンズオンを実施しました。
仮想的なボタンを用意することで、オンラインの方にもIoTとkintoneの連携を行ってもらえる。それは、リアルでなければIoTのハンズオンはできないという常識を打ち破る壮挙です。
それだけでも凄いのに、リアル側と同時進行する離れ業は幸人さんが事前にシナリオを作りこんでいてくれたおかげです。

このハンズオンが盛り上がったこと!
皆が一生懸命にチャレンジする姿に主催者の本望が満たされました。

私は高知では真っ先に完走し、ボタン押下回数でも一位を獲ってしまいました。自分の大人げのなさに恥ずかしい思いをしました。
今回、私のノートパソコンはZoom配信用に使っており、私はハンズオンにiPadで参加しました。ツイートもしながら、サポートもしながらのハンズオンでしたが、なんとか完走ができました。
完走した後は、遅れている皆さんのサポートに回りました。
今回のハンズオンは、私や四宮さんやSORACOMのDaisukeさんやDaiさんなど多くの方がフォローを行ってくださいました。
それもあって、会場にパソコンを持ってきている方はほぼ全員が完走できました。スマホしか持ってきていない方はPC版しか用意していなかったため、画面を操作の度にズームする必要があり、参加を諦めた方もいました。

そうした方もいらっしゃいましたが、成功でした。
私の中の印象では、ハンズオンに取り組む皆さんの熱意は高知よりも上回っていた気がします。主催者バイアスがかかっていることは承知ですが。

片岡幸人さん、ありがとうございます。そしてご参加の皆さんも。

ツイートまとめ [大口さん~片岡さん(連携ハンズオン)]


さて、ここからはLTコーナー。


まずは原田さんから。

「サイボウズ災害支援チームとの取り組み(経過報告)」
前々々回のkintone Café 神奈川 Vol.10で語ってくださった、サイボウズ社との防災協定の取り組みの続報です。
カンタンマップとの連携なども含め、災害情報をkintoneで管理する仕組みが出来上がりつつある現状を語ってくださいました。

わが国はこの夏も災害が頻発しました。これから先も同じような事態が各地を襲うことでしょう。
今回のこの協定を基に、災害にあたってのさまざまな情報共有が進むことを願っています。
そして、IoTとkintoneの連携がますます必要になるはずです。

原田さん、ありがとうございました。

ツイートまとめ [片岡さん(連携ハンズオン)~LT(原田さん)]



続いては山崎さんです。
災害協定に続いては、災害についてのソリューションのネタがよいだろうと考え、話してもらいました。

山崎さんは昨年のCybozu Days 2021の弊社ブースにおいて、雨量計をkintoneと連携する出展物を提供してくださいました。
この出展物は、制作した雨量計に水を入れると、センサーからRaspberry Piを通して、その雨量データや緯度経度や時間をkintoneに飛ばします。
それによってkintoneで雨量を管理する仕組みです。

まさに今回のイベントの趣旨にふさわしい内容です。
この秋に予定されているCybozu Days 2022でも山崎さんには何かを作ってもらう予定です。

山崎さん、ありがとうございました。

ツイートまとめ [LT(原田さん)~LT(山崎さん)]



続いては藤村さんです。
藤村さんは安国論寺の視察からイベントに至る部分でご協力をいただきました。
会場の入り口にデジタルサイネージによるウェルカムボードを設置したのも藤村さん。
会場の皆さんが来場した際のアンケートフォームを作ったのも藤村さん。そこでは設置した体温計を書き込み、コロナ感染があった場合の連絡先の取得も含めていました。

藤村さんからはまず、kintone Café 神奈川のメンバー内で立ち上がったkintone Café METAVERSE支部のご紹介。
さらに、安国論寺のお堂内にいるということで、マンダラ思考法をご紹介くださいました。kintoneの画面をカスタマイズし、マンダラ思考法のツールとしてしまうHackです。

これまた、お寺Caféにふさわしい内容でした。

藤村さん、ありがとうございました。

ツイートまとめ [LT(山崎さん)~LT(藤村さん)]





最後にMaxさんがLTネタを二つ持ち込んでくださったので、
締めをMaxさんにお願いしました。

まず「”電波”のちょっとイイ話」です。
私もそうですが、クラウド・エンジニアの多くはWi-Fiをただ単に享受するだけです。
何も意識せずに使っている方がほとんどではないでしょうか。

ですが、当然IoTを実装するにあたっては、デバイスの設置位置が重要です。きちんと正確なデータが定時に飛ばせるように設置しなければなりません。
電波の特性を説明していただくことで、kintone界隈の方にもより具体的な実装方法のTIPSとして届いたと思います。

この電波についてが一番よかったという嬉しいツイートもいただきました。

続いて「アウトプットって、なにそれ美味しいの?ブログとLTのすゝめ」です。

このLTが私にとってはとても刺さりました。上にも書きましたが、なぜアウトプットするとよいのか。
会社のためでもなく、誰のためでもない。自分のためにアウトプットする。

私が弊社メンバーやパートナーさんに伝えたかったことが、このLTに詰まっていました。
もちろん、私にとって学びになったのはもちろんです。というか、私にとってこのMaxさんのLTは何度も聴き直そうと思っています。
「座右のLT」として。

Maxさん、ありがとうございました。

ツイートまとめ [LT(藤村さん)~LT(Maxさん)]



この後、皆さんで集合写真を撮りました。
なっちゃんが音頭をとり、和田さんがセルフタイマーで二枚。kintoneとSORACOMのそれぞれのハンドサインを。

そして無事に撤収作業も終わり、安国論寺の皆さんにもお礼を言いまして。

夜は鎌倉駅前まで移動して懇親会をしました。参加をご希望する方が22名ほどまで膨れ上がってしまったため、収容できるお店が限られてしまいました。
結果、神奈川で展開しているチェーン店に落ち着きましたが、皆さん、三つのテーブルで話に花を咲かせていました。盛り上がってましたねぇ!

さらに10名ほどは二次会の懇親会へ。ここでも百戦錬磨の皆さんにしかできないディープな話が。
こういうバックボーンが明らかになるのも懇親会をやる面白さですね。

リアルとオンラインで参加された皆さん、すばらしい内容を発表してくださった登壇の皆さん、素敵な会場と案内板をご用意くださった安国論寺の皆さん、安国論寺をご紹介くださったみさきさん、スタッフの皆さん、本当に本当にありがとうございました。
とても盛り上がりました。

ツイートまとめ [LT(Maxさん)~それ以降]

皆さんから現時点で四つのブログが!
福井さん
渋屋さん
SORACOMさん
SORACOM UGさん



2022年8月のまとめ(法人)


令和四年八月。

コロナウイルスが世を乱して早二年半。次々と新たな株が出現し、日本は今や、世界最多の感染者数になるほどの猛威をふるっています。続いて第八波のケンタウロスと呼ばれる株も来ているようです。
もう、今後コロナがなくなることはないでしょう。膨大な死者は出ていません。が、連日数百人の死者が出ているコロナをただの風邪だと軽んじることは軽率です。が、過度に恐れて経済を壊すには今の日本はあまりにも脆弱です。
来月早々にkintone Café 神奈川 Vol.13 & SORACOM UG 東京のイベントを予定しています。一時はオンライン開催を覚悟しましたが、リアル開催を決行します。

一方、ウクライナへのロシア侵攻は泥沼化しており、台湾海峡をはさんでの中華人民共和国と中華民国(台湾)の緊張も予断を許しません。
世界では干ばつや洪水がかつてない規模で頻発し、地球温暖化の影響は顕著に人類を脅かしています。
未来は不透明。これからどうなるか分からない。そんな激動の日々です。

そのような世情の中、仕事のご依頼が途切れずにいただけていることに感謝します。
が、自社だけの成長を追い求めても、社会が滅びてしまっては何にもなりません。社会へ貢献するためにやるべきことは多いのです。
常に外の世界に目を向け、現状に安住しないよう、常に気を引きしめなければ。

弊社もセキュリティ対策やBCP対策は考え始めています。それと同時に生産性を上げ、新たな技術や考え方を常に取り入れていかなければなりません。

昨年の反省を真摯に踏まえ、弊社は未来に生き延びていけるよう、日々努力と試行錯誤を続けています。
が、油断してはなりません。案件が積み重なっており、それが逆にリスクにもなっています。

達成度5割。達成感6割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

今の好況に甘んじず、足元を固めます。危機感を持ち、油断せず。
弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 八月度の売上も目標額を超えることができました。

また、今月もいくつかの引き合いを頂きました。本当にありがたいことです。
弊社メンバーもがんばってくれています。四人体制で乗り切れるかは、これからの頑張りです。

あるお客様で四月から取り組み始めた半常駐の案件もメンバーが頑張ってくれています。そのメンバーは別の複数の案件も頑張ってくれています。
今月はついにkintoneアソシエイト試験にも受かってくれました。これで弊社常勤メンバーでアソシエイトを持っているのは代表を含めて三人です。

今月は一件、大きな案件で提示していた見積が失注してしまいました。さらに途中で終了してしまった案件が一件ありました。特に後者は弊社のミスであり、反省点は多々あります。
ですが、代わりに別案件の引き合いを頂いたため、今期の売上目標は過去最高を見込めています。あとは利益を出さなければなりません。これもきちんと経理をチェックしており、黒字を達成できそうです。

弊社のこれからをどうしたいのか。ただ案件をこなすだけでなく、どういう会社に向かいたいのか。メンバーでも打ち合わせを行いました。
kintoneだけで回せるような案件はどちらかというと小規模です。弊社としては、大きな案件も引き受けていかなければなりません。
弊社の価値とはkintoneを他のPaaS/SaaSと連携させることにあります。その一つの到達点として、弊社独自のサービスを立ち上げる事を着想しました。
それが実り、春先にスマレジアプリコンテストで佳作をいただきました。
ですが、なかなかそれがサービスとして結び付けられていません。複数の案件を並行してこなすことに精一杯です。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・弊社メンバーがkintone アソシエイト試験に合格(8/8)し、合格までのロードマップ記事をアップしてくれました(8/30)。
・サイボウズパートナーネットワーク上の弊社ページが更改されました(8/15)。
・代表宛にkintoneエバンジェリストパーカーを届けていただきました(8/18)。
・代表がサイボウズOfficeのコミュニティ「オフコミ」に参加しました(8/18)。
・代表がサイボウズユーザーフェスティバルのkintoneコミュニティ紹介動画に登場しました(8/18)。
・代表がkintoneカイゼンマネジメントエキスパート試験を受験しました(合否発表は9月)(8/20)。
・弊社がSORACOM社の登録SPSパートナーに登録されました(8/4)。
・Road社と業務パートナーを締結しました(8/10)。
・Yoom株式会社と紹介パートナー・販売パートナー・OEMパートナーの契約を締結しました(8/28)(8/30)。
・東京テレワーク・モデルオフィスに応募し、多摩地区の三拠点のテレワークオフィスが使えるようになりました。
・11月10-11に幕張メッセで行われるCybozu Days 2022の出展を公表しました。

実績を出しつつ、日常も充実させるための工夫。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくと信じています。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月は、先月のM-SOLUTIONS様に続き、複数の会社様とパートナー契約を結ぶことができました。SORACOM社様とは登録パートナー。Road様とは業務パートナー。Yoom社様との間では紹介・販売・OEMパートナー契約を結びました。

先々月に経理や財務諸表の見直しを行いました。そして、五年間の長期計画を策定しました。その中で経費として外注費をどう考えるかも検討を重ねました。
かつて、外注費をSES業界の割合で設定した失敗。それを繰り返さぬよう、パートナーさんとの外注費を見直しています。同時に業務の丸投げはしないように戒めました。

リモート体制でも指示がきちんと伝えられるよう、ツールの整備には引き続き取り組んでいきます。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
ありがたいことに2,3,4月に頂いたたくさんの案件の実装で忙しい日々を過ごしています。今月もその実装作業や準備に注力しました。今も週一、二件の頻度で新たな案件のお話をいただけており、感謝しています。

今、動いている案件が20件強。他にも10件ほど準備が進んでいる案件があります。それらをどのようにこなしていくか。それが今の課題です。
今、弊社が取り扱っているシステムはkintoneをベースにGmail、Google Calendar、Zoom、HubSpot、ChatWork、Slack、freee、freeeサイン、マネーフォワード、スマレジ、LINE、Benchmark、box、Stripe、サブスクペイ、AWS、各種CMS、その他です。
今はIoTにも力を入れようと、SORACOM社、obniz社のデバイスとつなぐことを検討しています。
案件によってはパートナー社や技術者さんと一緒に構築し、私や弊社の技術顧問の方も実装に取り組みながら日々の開発に取り組んでいます。

それらの開発スキルを上げるため、言語のプログラミング効率を上げるためにpaizaを試しています。また言語に頼らぬノーコード連携を実現するため、Zapier、IFTTT、Yoomなどをつなぐ開発にも注力しています。
なるべく代表が手を動かすことなく案件を回す体制を築いています。

来月も、引き続き弊社メンバーの教育も兼ねた案件に注力していく予定です。

今月はメタバースを何度か試し、また、MidjourneyやStable DiffusionといったAIによるイラスト生成ツールを試してみました。



§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

ようやく、昨年の夏のコロナ感染がきっかけに苦しんだ状況に解決の光が見えてきました。
健全な経営は財務をきっちりしてこそです。今年度から毎月の費用をきちんと把握できるよう、毎月の領収書をスキャナで取り込み、それをfreeeに渡して収支を月次で出せるようにしています。

また、東京都中小企業振興公社の人財アドバイザーの方に昨年末よりアドバイスを受けています。この方から五年後の弊社の目指すべき姿を作るように言われ、SWOT分析をはじめ、売上や経費の計画をきちんと作成しました。税理士の先生にも手伝っていただきながら。
弊社代表が苦手意識を持ち、長年遠ざけていたこれらの作業。これらの作業から目を背けては経営に取り組めない。そのように覚悟を決めました。

§ 社内体制 昨年の師走の初めに、一年前に作成した社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで年始にあたり、三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

一昨年の暮れに求人募集を出した時と考え方の軸はぶれていません。

昨年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
人財アドバイザーの方から作成を指示された、五年後の弊社を見据えたビジョンや課題の解決策は、上記の各理念をより細かく詰めたものです。
文章や財務上の数値、目標の形で具体的に表し、それらは弊社のメンバーにも説明しています。
全員に当事者意識を持ってもらうため、各メンバーに課題を出してもらった結果が芳しくなかったので再提出を指示しました。目の前の課題や案件を解決するための視点ではなく、弊社が今後も生き残るために何をすればよいか。

今月は何回も不合格の壁に阻まれてきた弊社メンバーが、何度目か数えられないほどの挑戦の末、kintoneアソシエイト試験の合格を勝ち取ってくれました。また、その合格までのロードマップを記事にしてくれました。
受かった事よりも、諦めずに受け続けたその根性を私は評価したいと思います。

今月はメンバー全員、パートナー技術者、パートナー会社、メンバーの家族、代表の家族も集って暑気払い会を開催しました(8/5)。メンバーのお子さんの事も考えて府中のシズラーで。おかげでよい親睦が深められました。
また、今月はメンバーのプライベートにトラブルが発生し、Zoomで参加できなくなるなどの変化が生じています。
これは、昨年に犯した失敗の反省を踏まえ、代表に課された試練だと思っています。それもあって来月からはパートナー企業の方も含め、7名体制になります。慎重に、かつ大胆に果断に経営していきたいと思います。

来年にもメンバーに加わってもらう想定で体制づくりを進めています。

§ 人脈の構築 今月は夏休みもあって、リアル商談は半常駐先で定例会と打ち合わせで一度だけ。あとは全てオンライン商談でした。
オンライン商談はざっと数えたところ約31回ほどです。
今月、頂戴した名刺は1枚です。

とはいえ、今月も様々なオンラインイベントに顔を出しました。業務も忙しい中でしたが、オンライン上での知見は増やせたと思います。
また、来月以降のイベントの準備や種まきも。これらのご縁を通じ、次の面白いお仕事や次の展開に繋がっていきそうです。

こうしたご縁がつながり、弊社も弊社に関係する皆さんに福が舞い込む状況を喜ばしく思います。
引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。DevRel/Japan CONFERENCE 2022(8/6)。サイボウズ ユーザーフェスティバル 2022(8/17)。


DevRel/Japan CONFERENCE 2022は私にとって新たな学びの場となったDevRel Jpさんのイベントです。今回もさまざまな気付きを頂きました。また、サイボウズユーザーフェスティバルではkintoneコミュニティの紹介セッションにおいて、以前のkintone Café 神奈川での場面や事前に収録した紹介録画も含め、四回ほど登場しました。サイボウズOfficeのコミュニティが発表されるなど、とても貴重な学びの場となりました。

来月以降も複数のイベントに登壇予定で、今月もその準備や打ち合わせが何度かありました。

今年に入ってから、発信の機会を増やすため、noteの投稿を始めています。これも毎営業日に記事をアップしています。

弊社の開発や記事執筆のお仕事はこうした対外活動から生まれています。代表自身による新たな交流を発信することは絶対に怠ってはならないと肝に銘じています。

コロナがまだ落ち着く様子を見せませんが、リアルのイベントを中止にしている場合ではなくなってきたのも事実。また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップし直す作業ですが、今月は1本アップしました。
(「アクアビット航海記 vol.46〜航海記 その30」)
私の人生でももっとも苦しみ、もっとも鉄火場の力を発揮したのが家の売却交渉。その交渉が始まる前年を描いています。

今月、書いた本のレビューは4本(
住友銀行秘史
選別主義を超えて―「個の時代」への組織革命
全一冊 小説 立花宗茂
図解・首都高速の科学

今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは1本(
kintoneアソシエイト試験合格ロードマップ
) 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、先月から毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

7月28日 7月28日 現実と仮想の情報のあり方
7月29日 7月29日 データ入力のあり方が変わる
8月1日  8月1日 弊社の理念は世の平和のために
8月2日  8月2日 組織・団体の恐いところとは何か
8月3日  8月3日 環境変動に危機感を持たないと
8月4日  8月4日 kintoneのデザイン更改に備え
8月5日  8月5日 組織の指標を資格に託す試み
8月8日  8月8日 DevRelの活動をお勧めします
8月9日  8月9日 過去の教訓から学べる事は多い
8月10日 8月10日 汚された地球もまだ救える筈
8月12日 8月12日 技術への盲信は自戒したい
8月15日 8月15日 二度目の復興はきっとできる!
8月16日 8月16日 ユーザー体験と顧客の満足度
8月17日 8月17日 オンラインイベントを肯定
8月18日 8月18日 kintoneも適材適所に提案
8月19日 8月19日 常識への批判心を常に持つ
8月22日 8月22日 読解力と文章力こそが助け
8月23日 8月23日 リーダーシップは常に進行形で
8月24日 8月24日 正確な指示と伝え方の奥深さ
8月25日 8月25日 デモ行進の熱意の使い道とは
8月26日 8月26日 自主の学びを放棄するなかれ
8月29日 8月29日 担う役割は変転・進化する

§ 年表

・八月お仕事

タリーズコーヒー、二俣川で作業・打ち合わせ×4、Sizzler府中店で懇親会、Tully’s Coffeeで作業、Jeim 町田テストセンター、アリオ橋本で作業、アクアビットサテライトオフィスで作業

§ ツイートまとめ
・八月ツイート

https://togetter.com/li/1938004


kintoneアソシエイト試験合格ロードマップ


弊社メンバーが先ごろ、kintone アソシエイト試験に合格しました。
IT業界が未経験で面談時にkintoneの名前すら知らなかった状態で弊社にジョインしたメンバーが、何度も不合格になりながら、頑張ってkintoneアソシエイト試験の合格を勝ち取ってくれたロードマップを書いてくれました。

kintoneアソシエイト試験合格ロードマップ

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kintoneの知識ゼロからアソシエイト試験取得までのロードマップを自分なりにまとめました。

まず試験の全体像を理解する必要があります。(テスト範囲)
問題の構成は9ヶのポイントに分かれているので、一つづつ点で覚えていき、最終的に線で理解する必要が出てきます。
覚える項目がおおすぎるので、必要最低限合格に必要な箇所のみに絞り込みます。

ステップ1

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ではまず、全体像の把握のためのステップ1です。

ステップ1
まずは公式サンプル問題に挑戦します。
どのような問題がどんな風に出題されるかを把握します。

こちら(https://cybozu.co.jp/kintone-certification/aa_practice/questions.html)から3パターンで挑戦できます。

おそらくある程度kintoneを触ったことがある方でも半分も取れないと思います。
ステップ1で足りない知識をステップ2で補います。

ステップ2

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ステップ2は基本的に暗記です。
大きく分けると9ケに分かれています。

ステップ2
1、kintoneの契約プランの特徴
2、Cybozu.com
3、kintoneシステム管理
4、ポータル
5、スペース
6、ゲストスペース
7、通知
8、アプリ
9、モバイル版での挙動

基本的にCybozu.com共通管理者、kintoneシステム管理者、アプリ管理者、スペース管理者、一般ユーザー、ゲストの目線で考えます。

Cybozu.com共通管理者は何ができて何ができないか、
kintoneシステム管理者は何ができて何ができないか、
といった目線で覚えていきます。

1、kintoneの契約プランの特徴

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1、kintoneの契約プランの特徴
スタンダードコースとライトコースの違い。
ゲストユーザーの料金などを全て覚えます。
こちらのページ(https://kintone.cybozu.co.jp/price/)を丸暗記します。

2、Cybozu.com

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2、Cybozu.com
ここは覚えることが多いですが、要点をまとめておきます。
最低限下記の5つのやり方は覚えます。
①、ユーザーの登録方法(表示名、ログイン名は必須)
②、一括操作(一括操作でできること、できないこと)
③、アクセス制限(有料なアクセス制限と無料のアクセス制限の種類)
④、監査ログ(監査ログで確認できる内容)
⑤、カスタマイズ(カスタマイズできる範囲)

参考ページ(https://jp.cybozu.help/general/ja/)

3、kintoneシステム管理

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3、kintoneシステム管理
ここも必ず出題されますので、全て覚えます

①アプリ
アプリ管理、アプリテンプレート
②スペース
スペース管理、スペーステンプレート、スレッドのアクション
③ゲストユーザー
ゲストユーザーの管理、ゲストユーザーの認証
④権限
アクセス権、アプリグループ
⑤カスタマイズ
JavaScript / CSSでカスタマイズ
ヘッダーの色
⑥その他
アップデートアプション
利用する機能の選択
プラグイン
スマートフォンでの表示

参考ページ(https://jp.cybozu.help/k/ja/admin/permission_admin/permissions/set_admin.html)

4、ポータル

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4、ポータル
ここではポータルでできる機能が重要になります。
お気に入り機能、検索機能、モバイルでの挙動。
この3つは確実に出題されます。
特にkintoneの検索機能はクセがあります。
添付ファイルの内容まで検索対象に入っているなど、
細かい箇所まで出題されますので、しっかり把握しておきます。

参考ページ(https://jp.cybozu.help/k/ja/user/portal.html)

5、スペース

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5、スペース
スペースも問題数が多いのでしっかり覚えておきます。
スペースの作り方、スペースペンプレート、スレッドアクション、スレッドのフォロー
特にスペースの参加/退会、スレッドのフォロー/フォロー解除を禁止する箇所は確実に覚えます。

参考ページ(https://jp.cybozu.help/k/ja/admin/space_admin.html)

6、ゲストスペース

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6、ゲストスペース
ゲストスペースの招待の仕方、ユーザーがゲストスペースでできる操作、ゲストができる操作
kintoneアカウントと共通化する箇所は応用問題でよく出題されます。

参考ページ(https://jp.cybozu.help/k/ja/user/guest.html)

7、通知

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7、通知
どのタイミングで誰に通知されるか、通知の特徴
自分宛の通知と全ての通知の違いを把握しておけばここはそこまで重くはありません。

参考ページ(https://jp.cybozu.help/k/ja/user/notifications.html)

8、アプリ

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8、アプリ
ここが一番覚えることが多いです
出題箇所も多いので、実際に操作して体で覚えることをお勧めします。

①アプリの作り方
ファイルを読み込んで作る方法(CSVやExcel)
拡張子まで覚えておきます。
②フォーム
フィールドの種類と特性
特にルックアップ、関連レコード、リンク、ラベル、はよく出題されます。
CSVに書き出したときのデータの動きなど、実際に見ておいた方が良いです。
③一覧
アプリ管理者と一般ユーザーで操作の違い
④グラフ
アプリ管理者と一般ユーザーで操作の違い
⑤設定
ここも項目が多いので、よく出る箇所をまとめます。
・プロセス管理
・通知
・アクセス権
・カテゴリー
・高度な設定
・アクション

カスタマイズ・サービス連携は深いところまでは出題されません。
カスタマイズ・サービス連携がアプリの設定でできて、プラグイン、JavaScript/CSSでカスタマイズ、APIトークン、Webhookで何ができるかだけ把握しておけば大丈夫です。

参考ページ(https://jp.cybozu.help/k/ja/user/app_settings.html)

9、モバイル版での挙動

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9、モバイル版での挙動
モバイル版を使わない方もいらっしゃると思いますが、必ず出題されますので
モバイル版ではできないこと、できることを把握しておきます。
モバイル版に関する出題は項目も少ないので覚えやすいと思います。

参考ページ(https://jp.cybozu.help/k/ja/user/mobile_access/smartphone.html)

繰り返す

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ステップ2が終わりましたら、ステップ1に戻りサンプル問題を受けます。
この流れを何度か繰り返し頭に定着させます。

何回か繰り返し、自信がついてきたら本番に挑戦することをお勧めします。
受験料金も安くはないので自信を持った状態で受けたいですね。
幸いにもサンプル問題の再現度はかなり高いので、実際の試験とのギャップに苦しむことはないと思います。


2022年7月のまとめ(法人)


令和四年七月。

一度はこの世から消えていくと思われたコロナウイルス。また新たな株が出現し、日本では世界最多の感染者数になるほどの猛威をふるっています。続いて第八波のケンタウロスと呼ばれる株も来ているようです。
先月、あれほど楽しんだ高知でのkintone Café 高知 & SORACOM UG SHIKOKUのイベントも、来月に開催を予定しているのですがオンライン開催も視野に入れなければならなくなりそうです。実際に、私が知る限り複数のイベントがオンラインに切り替わるようです。

一方でウクライナへのロシア侵攻は泥沼化しており、天才や自然災害のリスクもまだ予断を許しません。
まだまだ未来は不透明です。今は良くてもこれからどうなるか分からない。そんな激動の日々です。
そのような世情の中、仕事のご依頼が途切れずにいただけていることに感謝します。
とはいえ、その現状に安住するのは危険です。
常に外の世界に目を向け、現状に安心しないよう常に気を引きしめなければ。

それにはどうしなければならないのか。
まだまだ課題は山積みです。
尼崎市ではUSBが紛失した騒ぎが持ち上がり、KDDIさんの大規模な接続障害もありました。
この事件は弊社にとっても人ごとではありません。これからも常にセキュリティ対策やBCP対策は考えておかなければ。

昨年の反省を真摯に踏まえ、弊社はこれからも生き延びていけるよう、努力を続けます。
一見すると成果は出ており、順調に見えます。が、油断してはなりません。案件が積み重なっており、それが逆にリスクにもなっています。

達成度4割。達成感5割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

幸先がよかったとはいえ、その状況に甘んじず、足元を固めて進みたいと思います。
弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 七月度の売上も目標額を超えることができました。

また、今月もいくつかの引き合いを頂きました。本当にありがたいことです。

弊社メンバーもがんばってくれています。四人体制で乗り切れるかは、これからの頑張りです。

あるお客様で四月から取り組み始めた半常駐の案件も、メンバーが頑張ってくれているため、今月から私が行く日数を大きく減らせました。そのメンバーは別の複数の案件も頑張ってくれています。
おかげでkintoneの中で完結できる案件については、うちのメンバーだけで回りつつあります。代表が打ち合わせに出なくても、うちのメンバーだけでお客様と打ち合わせて進めてくれています。とても助かっています。

ただ、今の案件はうちのメンバーだけではこなせない量になりつつあります。メンバーの開発スキルは上がっていますが、それ以上に案件の量が増えています。
今期の売り上げの予想額も算出し、場合によってはパートナー技術者にも関わってもらう方向です。もちろん弊社メンバーにも必ず案件をやり遂げられるようなスキルを身に付けてもらわねばなりません。

kintoneだけで回せるような案件はどちらかというと小規模です。弊社としては、大きな案件も引き受けていかなければなりません。
弊社の価値とはkintoneを他のPaaS/SaaSと連携させることにあります。その一つの到達点として、弊社独自のサービスを立ち上げる事を着想しました。
それが実り、先々々月にスマレジアプリコンテストで佳作をいただきました。
ただ、案件をこなすことに精一杯で、まだサービス化に至るレベルには達せられていません。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・弊社にてOculus Quest 2を購入しました。
・kintone Café メタバース支部の立ち上げに関わりました。
・公益財団法人埼玉県産業振興公社様が実施されている埼玉DXパートナーに弊社が登録されました。
・kintoneのプラグインを販売されているM-SOLUTIONS様と販売店契約を締結しました。
・今年初めから代表がついていた某お客様のセキュリティ講師の予定講義が終わりました。
実績を出しつつ、日常も充実させるための工夫。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくと信じています。引き続きよろしくお願いいたします。



§ 業務パートナー 今月は、新たなSaaS様との間でパートナー契約を結ぶ事が決まりました。来月早々に締結が出来そうです。

また、kintone界隈でも著名なM-SOLUTIONS様と販売店契約を締結しました。

先月から、経理や財務諸表の見直しを行い、五年間の長期計画を考えました。その中で経費として外注費をどう考えるかも検討しました。
かつて、外注費をSES業界の割合で設定していた失敗がありました。それを含めてパートナーさんとの外注費も見直し、業務の丸投げはしないように考えました。
上記の件を踏まえた打ち合わせを6/29に行い、今後の体制を固めています。

リモート体制でも指示がきちんと伝えられるよう、ツールの整備には引き続き取り組んでいきます。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
ありがたいことに2,3,4月に頂いたたくさんの案件のお引き合いがあり、今月もその実装作業や準備に注力しました。週一、二件の頻度で新たな案件のお話をいただけており、感謝しています。

今、動いている案件が30件ほど。他にも二ダースほど準備が進んでいる案件があります。それらをどのようにこなしていくか。それが今の課題です。
今、弊社が取り扱っているシステムはkintoneをベースにGmail、Google Calendar、Zoom、HubSpot、ChatWork、Slack、freee、freeeサイン、マネーフォワード、スマレジ、LINE、Benchmark、box、Stripe、サブスクペイ、AWS、各種CMS、その他です。
案件によってはパートナー社や技術者さんと一緒に構築し、私や弊社の技術顧問の方も実装に取り組みながら日々の開発に取り組んでいます。

経営者がワーカーとして奔走しているようでは社の発展は望めません。長期計画やビジョンを決め、経営に真摯に取り組み始めた今だからこそ、強くそのことを感じます。
代表が経営に時間を割けなくなると大所が見えなくなります。それは経営上のリスクとなってしまいます。
弊社を発展させるためにも、なるべく代表が手を動かすことなく案件を回すようにしなければ。

今月は代表が携わっていた某お客様のセキュリティ講師の講義も全八回が一段落つきました。

来月も、引き続き弊社メンバーの教育も兼ねた案件に注力していく予定です。

§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

ようやく、昨年の夏のコロナ感染がきっかけに苦しんだ状況に解決の光が見えてきました。
健全な経営は財務をきっちりしてこそです。今年度から毎月の費用をきちんと把握できるよう、毎月の領収書をスキャナで取り込み、それをfreeeに渡して収支を月次で出せるようにしています。

また、東京都中小企業振興公社の人財アドバイザーの方に昨年末よりアドバイスを受けています。この方から五年後の弊社の目指すべき姿を作るように言われ、SWOT分析をはじめ、売上や経費の計画をきちんと作成しました。税理士の先生にも手伝っていただきながら。
弊社代表が苦手意識を持ち、長年遠ざけていたこれらの作業。これらの作業から目を背けては経営に取り組めない。そのように覚悟を決めました。

§ 社内体制 昨年の師走の初めに、一年前に作成した社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで年始にあたり、三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

メンバーの募集を出した時と考え方の軸はぶれていません。

昨年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
そのアドバイザーの方から作成するようにと指示された、5年後の弊社を見据えたビジョンや課題の解決策は、上記の各理念をより細かく詰めたものです。文章や財務上の数値、目標の形で具体的に表しています。
それらはメンバーにも見せ、説明もしています。
全員に当事者意識を持ってもらおうと、各自に課題も出してもらったのですが、残念ながら目の前の課題や案件を解決するための視点にとどまっています。

弊社メンバーは、まだ技術的なスキルの習得に目一杯の状況です。経営者の視点までは気が回らないのも仕方がないのかもしれません。
ただし、少しずつ進歩はしてくれています。焦りは禁物と肝に銘じ、教えていくつもりです。
まずはスキル面の評価と人事面の評価を別に行う体制を作りながら、弊社の体制を良いものに整えていこうと思います。

3月の半ばよりメンバーに一人、SES形態で参加してもらっています。紹介予定派遣なので、いずれは正社員登用も視野においています。
また、パートナー会社の方にも今月より専任で関与してもらっています。それを踏まえ、今月からは6名体制でやっています。
毎週の月曜日の朝に行っているオンラインの打ち合わせは継続し、顔を合わせての打ち合わせも再開したいと思います。
昨年に犯した失敗の反省を踏まえ、慎重に、かつ大胆に果断に経営していきたいと思います。

来年にもまたメンバーに加わってもらう想定で進めています。

§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約15回です。オンライン商談はざっと数えたところ約34回ほどです。他にも半SESのお客様での打ち合わせもあります。
今月、頂戴した名刺は20枚です。

先月はkintone Café 高知 Vol.16とSORACOM UG SHIKOKUへの参加を通じて、SORACOM界隈の皆さんに知己が作れました。
それによってSORACOIM UGには二回。SORACOMさんが主催するIoT Solution Day 2022にも参加しました。
これらを通じてまた面白いお仕事や次の展開に繋がっていきそうです。

また、kintone Café 神奈川 Vol.13 と SORACOM UG 東京の共催イベントの準備を通して、またまた面白いご縁を多数いただいています。
こうしたご縁がつながり、弊社も弊社に関係する皆さんに福が舞い込む状況を喜ばしく思います。
引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。SORACOM Discovery 2022 Online(7/6)(7/7)。SORACOM UG Online(7/7)。kintone Café メタバース支部準備会(7/14)。kintone hive Tokyo Vol.15(7/20)。SORACOM UG Online #13(7/25)。IoT Solution Day(7/28)。

今月は、SORACOMさんがらみのイベントが多く、界隈の方々の熱量やコミュニティの雰囲気を学べました。
また、メタバース支部の準備会は、届いたばかりのOculus QUEST 2に四苦八苦しながらの参加がとても印象的にでした。
kintone hive Tokyo Vol.15は皆さん素晴らしい登壇で、hiveの地区予選を見るのが初めてだった私にはとても刺激になりました。

来月も複数のイベントで登場する予定でしたが、9月にずれ込みそうです。
今年に入ってから、発信の機会を増やすため、noteの投稿を始めています。これも毎営業日に記事をアップしています。

弊社の開発や記事執筆のお仕事はこうした対外活動から生まれています。代表自身による新たな交流を発信することは絶対に怠ってはならないと肝に銘じています。

コロナが小康状態になり、リアルのイベントも増えつつあります。また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。



§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップし直す作業ですが、今月は1本アップしました。
(「アクアビット航海記 vol.45〜航海記 その29」)
私が今まででもっとも技術者として経験を積んだ時期の充実を書いています。今から思うとまぶしい時期でした。

今月、書いた本のレビューは3本(
翳りゆく夏
立花三将伝
昭和天皇の終戦史

今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は1本(
この国の未来に私や弊社ができること
) 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本() 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、先月から毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

6月29日 メタバース上の会議の可能性
6月30日 纏めを書いて時間を貯める
7月1日 年の後半に入って気を配る事
7月4日 有事対応にこそ会社の真価が。
7月5日 鎌倉幕府に組織の困難を見る
7月6日 政治に関心は持ち続けましょう
7月7日 コミュニティで人生が変わる
7月8日 SORACOMさんの世界の広さ
7月11日 情報技術で変えていかねば
7月12日 SNSにも読解力は必要です。
7月13日 孤独を考えぬ働き方改革は無
7月14日 コミュニケーション手段の長短
7月15日 メタバース体験とその可能性
7月19日 人工知能に意識の芽生え?
7月20日 kintoneとSORACOMの相性
7月21日 資格試験を目標にする意味
7月22日 お客様との伝達路を整えたい
7月25日 場の繋がりを体験するきっかけ
7月26日 技術情報の伝達者に大切な事
7月25日 研修資料から学ぶ事は多い

§ 年表

・七月お仕事

二俣川で作業・打ち合わせ×5、EKITERIA PRONTOで作業・打ち合わせ、銀座で商談、快活CLUB 王子駅前店で作業、八王子労働基準署 町田支署で手続き、町田森野郵便局で手続き、江戸川区で商談・作業、丸の内で商談、鶴川で手続き、八王子年金事務所で手続き、セブンイレブン 八王子八日町5丁目店で手続き、
コワーキングスペース八王子 8Beatで作業、Tully’s Coffee Prime Fiveで作業、日比谷公園で作業、Starbucksで作業、Tully’s Coffeeで作業、東京都中小企業振興公社で打ち合わせ、鎌倉・旅する仕事場で作業、安国論寺で視察、鎌倉ちゃんぷるで親睦、魚がし日本一で親睦、bizstation新橋で打ち合わせ、ビーフキッチンスタンドで懇親、本郷で商談、ドトールコーヒーショップ 本郷三丁目東店で作業、大崎ブライトコアホールでIot Solution Day 2022、アクアビットサテライトオフィスで作業×5

§ ツイートまとめ
・七月ツイート

https://togetter.com/li/1923605


2022年6月のまとめ(法人)


令和四年六月。

街から少しずつマスクをつけた人の数が減りつつあります。コロナウイルスが収束へと向かいつつある証しです。
観光地には異国の方の姿も見られるようになりました。
めでたいことです。今までコロナによって苦しめられてきた諸業界の皆様が潤いますように。

一方でウクライナへのロシア侵攻は泥沼化しており、一向に収束の兆しが見えません。

まだまだ未来は不透明です。今は良くてもこれからどうなるか分からない。そんな激動の日々です。
そのような世情の中、仕事が途切れずにいただけていることに感謝します。
とはいえ、その現状に安住するのは危険です。
常に外の世界に目を向け、井の中の蛙にならぬように気を引き締めなければ。

それにはどうしなければならないのか。
まだまだ課題は山積みです。
そんなところに、尼崎市の個人情報が入ったUSBが紛失した騒ぎが持ち上がりました。
この事件は弊社にとっても人ごとではありません。これからも常にセキュリティ対策は考えておかなければ。

昨年の反省を真摯に踏まえ、今年から心機一転してさまざまな活動に向けて努力を続けています。
成果は出ており、順調に見えますが、油断してはなりません。案件が積み重なっており、それが逆にリスクにもなっています。

達成度6割。達成感6割。満足感8割。それが今月の代表自身の自己採点です。

幸先がよかったとはいえ、その状況に甘んじず、足元を固めて進みたいと思います。
弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 六月度の売上も目標額を超えることができました。

また、今月もいくつかの引き合いを頂きました。2,3月に比べると数は減りましたが、本当にありがたいことです。

弊社メンバーもがんばってくれています。四人体制で乗り切れるかは、これからの頑張りです。

あるお客様で4月から取り組み始めた半常駐の案件も、メンバーが頑張ってくれているため、来月からは私が行く日数を大きく減らすことができそうです。そのメンバーは別の複数の案件を頑張ってくれています。
おかげで、kintoneの中だけで完結できるような案件については、うちのメンバーだけで回りつつあります。代表が打ち合わせで出られないときは、うちのメンバーだけでお客様と打ち合わせるなどして。とてもありがたいことです。

ただ、今の案件はそれ以上の量です。メンバーの開発スキルの上昇速度を上回るように案件の量が増えています。今期の売り上げの予想額も算出しましたが、四人で成し遂げるには今以上にスキルと生産性を上げなければ難しいと感じています。パートナー技術者にも関わってもらいながら、やり遂げられるよう努力します。

kintoneだけで回せるような案件はどちらかというと小規模です。弊社としては、大きな案件も引き受けていかなければなりません。
弊社の価値とはkintoneを他のPaaS/SaaSと連携させることにあります。その一つの到達点として、弊社独自のサービスを立ち上げる事を着想しました。
それが実り、先々月にスマレジアプリコンテストで佳作をいただきました。
受賞発表記事
先月は授賞式にも出席の栄誉をいただきました。アプリコンテストについては、Yahoo!ニュースの記事として取り上げられ、代表が登壇した授賞式の様子は、スマレジさんからの詳細な記事としてもアップされました。
インターネットを初期の頃から利用する代表のような者にとっては、Yahoo! ニュースに自社が載ることはうれしく、感慨が尽きません。

今月は、他にもSORACOMさんのアップする記事にも弊社代表が登場しました。
kintone Café 高知とSORACOM UG SHIKOKUの共催イベントのレポートの中です。ありがたいことです。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・kintone Café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKUに代表が登壇しました。

kintone café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKUで登壇しました


・上記イベントの模様がSORACOM社のブログに取り上げられ、代表が登場しました。
https://blog.soracom.com/ja-jp/2022/06/23/kintone-cafe-and-soracom-ug-shikoku-report/
・kintone Café 神奈川 Vol.12を開催し、代表が登壇しました。

kintone Café 神奈川 Vol.12を開催しました


・5月末のスマレジアプリコンテストの結果がYahoo ニュースに記事となり、その中で弊社も取り上げられました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e45c30e91b02737faa7fe0c34150bb6f433314a
・5月末のスマレジアプリコンテストの授賞式の模様をスマレジ社が記事にしてくださいました。
https://note.com/smaregi_devtaro/n/n5d175a764de4
・弊社のメール環境をGoogle Workspace Business Standardに変更しました(一アカウントのみ)。
・弊社契約のZapierのバージョンをプロフェッショナルプランにアップグレードしました。
・メタバースを使った仮想空間でのオンラインミーティングを体験してみました。

実績を出しつつ、日常も充実させるための工夫。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくと信じています。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月は、kintone Café 神奈川 Vol.12を開催しました。その中で、パートナー技術者さんにセッションの一つを担当してもらいました。また、パートナー企業の方にはリアルの参加者として現地に来ていただきました。

今月は、経理や財務諸表の見直しを行い、五年間の長期計画を考えました。その中で経費として外注費をどう考えるかにも検討しました。
かつて、外注費をSES業界の割合で設定していた失敗がありました。それを含めてパートナーさんとの外注費も見直し、業務の丸投げはしないように考えました。外注する場合も、弊社がなるべく関わるような体制をとるつもりです。
上記の件を踏まえた打ち合わせを6/29に行い、今後の体制を固めました。

リモート体制でも指示がきちんと伝えられるよう、ツールの整備には引き続き取り組んでいきます。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
ありがたいことに2,3,4月に連日のように新たな案件のお引き合いをいただきました。今月もその実装作業や準備に注力しています。今月もまだ、週一、二件の頻度で新たな案件のお話を頂いています。これも、今までの露出の効果でしょう。ありがたいことです。

今、動いている案件が30件ほど。他にも二ダースほど動いている案件があります。それらをどのようにこなしていくか。それが今の課題です。
取り扱うシステムはkintoneをベースにGmail、Google Calendar、Zoom、HubSpot、ChatWork、Slack、freee、freeeサイン、マネーフォワード、スマレジ、LINE、Benchmark、box、Stores、請求管理ロボ、AWS、各種CMS、その他です。
案件によってはパートナー社や技術者さんと一緒に構築し、私や弊社の技術顧問の方も実装に取り組みながら日々の開発に取り組んでいます。

経営者がワーカーとして奔走しているようでは社の発展は望めません。長期計画やビジョンを決め、経営に真摯に取り組み始めた今だからこそ、強くそのことを感じます。
代表が経営に時間を割けなくなると大所が見えなくなります。それは経営上のリスクとなってしまいます。
弊社を発展させるためにも、なるべく代表が手を動かすことなく案件を回すようにしなければ。

来月も、引き続き弊社メンバーの教育も兼ねた案件に注力していく予定です。

§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

ようやく、昨年の夏のコロナ感染がきっかけに苦しんだ状況に解決の光が見えてきました。
健全な経営は財務をきっちりしてこそです。先月から毎月の費用をきちんと把握できるように毎月の領収書をスキャナで取り込み、それをfreeeに渡して定期的に収支を出すようにしています。

また、東京都中小企業振興公社の人財アドバイザーの方に昨年末よりアドバイスを受けています。この方から五年後の弊社の目指すべき姿を作るように言われ、SWOT分析をはじめ、売上や経費の計画をきちんと作成しました。税理士の先生にも手伝っていただきながら。
弊社代表が苦手意識を持ち、長年遠ざけていたこれらの作業。これらの作業から目を背けては経営に取り組めない。そのように覚悟を決めました。

§ 社内体制 昨年の師走の初めに、一年前に作成した社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで年始にあたり、三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

メンバーの募集を出した時と考え方の軸はぶれていません。

昨年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
そのアドバイザーの方から作成するようにと指示された、5年後の弊社を見据えたビジョンや課題の解決策は、上記の各理念をより細かく詰めたものです。文章や財務上の数値、目標の形で具体的に表しています。
それらはメンバーにも見せ、説明もしています。
全員に当事者意識を持ってもらわなければ。

弊社メンバーは、まだ技術的なスキルの習得に目一杯の状況です。経営者の視点までは気が回っていません。
ただし、少しずつ進歩はしてくれています。引き続き焦らずに教えていくつもりです。
まずはスキル面の評価と人事面の評価を別に行う体制を作りながら、弊社の体制を良いものに磨いていこうと思います。

3月の半ばよりメンバーに一人、SES形態で参加してもらっています。紹介予定派遣なので、いずれは正社員登用も視野においています。
また、パートナー会社の方にも専任で関与してもらうことになりました。それを踏まえ、来月からは6名体制になりそうです。
そのためにも、毎週週明けに行っているオンラインの打ち合わせと、顔を合わせての打ち合わせは引き続き行っていくつもりです。
昨年に犯した失敗の反省を踏まえ、慎重に、かつ大胆に果断に経営していきたいと思います。

§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
リアル商談は8回、お客様との打ち合わせを行いました。オンライン商談はざっと数えたところ約24回ほどです。他にも半SESのお客様での打ち合わせもあります。
今月、頂戴した名刺は20枚です。

今月はkintone Café 高知 Vol.16とSORACOM UG SHIKOKUへの参加を通じて、SORACOM界隈の皆さんに知己が作れたのが大きな成果です。
また、kintone Café 神奈川 Vol.12の開催からも面白いご縁をいただきました。
これらを通じてまた面白いお仕事や次の展開に繋がっていきそうです。こうしたご縁がつながり、弊社も弊社に関係する皆さんに福が舞い込む状況が嬉しいです。
引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。THE HYBRID WORK JOURNEY(6/3)。kintone Café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKU(6/11)。kintone Café 神奈川 Vol.12(6/21)。法政大学ORANGE vs 関西大学カイザース交流戦(6/26)。

今月は、上記の四つのイベントで深く学ぶ事ができました。THE HYBRID WORK JOURNEYは働き方に関する気づきの連続でした。
kintone Café 高知 とSORACOM UGの共催イベントは今月のクライマックスともいうべきイベントでした。高知まではるばる向かった甲斐がありました。
kintone Café 神奈川も開催側として、登壇者として学べたのはもちろんの事、そこから次の道につながったことが大きいです。

最後のイベントはお客様からのご招待でした。弊社にとってスポーツ運営のノウハウも含めた貴重な学びを得た案件でお客様からご招待されたことは、弊社の作業が認められたことでもあり、とてもうれしく思います。

今年に入ってから、発信の機会を増やすため、noteの投稿を始めています。これも毎営業日に記事をアップしています。

弊社の開発や記事執筆のお仕事はこうした対外活動から生まれています。代表自身による新たな交流を発信することは絶対に怠ってはならないと肝に銘じています。

コロナが小康状態になり、リアルのイベントも増えつつあります。また皆様と交流を深めたいと思っています。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップし直す作業ですが、今月は1本アップしました。
(「アクアビット航海記 vol.44〜航海記 その28」)
上京以来お世話になった会社や現場に別れを告げ、次の世界に足を踏み入れたのですが、早速洗礼を浴びたことを書いています。

今月、書いた本のレビューは1本(
日本史の内幕

今月、書いた映画のレビューは1本(
トップガン マーヴェリック

今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた物申すは0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは2本(
kintone café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKUで登壇しました
kintone Café 神奈川 Vol.12を開催しました
) 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、先月から毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

5月30日 今の若者は、という論に思う事
5月31日 厳しい現場には相応の理由が
6月1日  地方創生の取組みを応援します
6月2日  助成金の正しい向き合い方は
6月3日  リモートワークを辞める命令
6月6日  流通革命の一端を担いたい
6月7日  誕生日に体力の大切さを知る
6月8日  守りの国内と攻めの国外が肝
6月9日  ロックな生き方と経営者の狭間
6月10日 移動中でもリモートワークが吉
6月13日 高知で得られた気づきを次に
6月14日 ネットとメディア報道の落差。
6月15日 リアル/オンラインの縁に感謝
6月16日 リアルイベントに出る価値
6月17日 技術速度の進化の速さに思う
6月20日 企業の役割と技術の釣合い
6月21日 自己発散したい欲求に駆られ
6月22日 無償のイベント開催をなぜやるか
6月23日 プログラムの命名規則とは
6月24日 セキュリティ意識の徹底を
6月27日 わが国の若者が担うべき仕事
6月28日 アメフトから経営のコツを掴む

§ 年表

・六月お仕事

二俣川にて作業・打ち合わせ×7、銀座にて商談、二俣川のCaféで打ち合わせ、Café NOVAで作業・勉強会、お客様と高知で飲み会×3、kintone Café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKUに登壇・参加、kintone Café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKUの懇親会×4、bnb+ osaka tsuruhashiにてオンライン打ち合わせ×2、猿沢池畔にて作業、高槻にて作業・打ち合わせ、高槻のお客様現場にて作業・テスト、東戸塚マクドナルドにて作業、kintone Café 神奈川 Vol.12開催・登壇、kintone Café 神奈川懇親会、ドトールコーヒー鶴ヶ峰駅前店で作業、町田市立中央図書館で作業、八街のお客様で作業・打ち合わせ、三井住友銀行佐倉支店で作業、サテライトオフィスで作業と打ち合わせ×2

§ ツイートまとめ
・六月ツイート

https://togetter.com/li/1909111


kintone Café 神奈川 Vol.12を開催しました


2022/6/21に今年に入ってから二回目のkintone Café 神奈川を実施しました。

会場は東戸塚駅そばの横浜市東戸塚地区センター会議室です。

kintone Café 神奈川は、神奈川のあちこちで開催することを目指しています。今までに関内、新横浜、上永谷、鷺沼、横浜、オンライン限定×3、武蔵小杉/オンライン、向ケ丘遊園/オンライン、茅ケ崎/オンラインと開催してきました。今回は東戸塚/オンラインということで、リアルでは14名の、オンラインでは最大で22名の方に参加していただきました。

告知

昨年の初めに三カ月おきに開催すると宣言してから、今のところ6回目の開催で、何とかペースを保てています。これもスタッフの皆さんのおかげです。

今回のテーマは「あなたの会社のkintone活用事例」としました。
kintoneもすっかりお茶の間に浸透し始めています。さまざまな活用例が多くの記事やブログで紹介されています。
それでは、実際にkintoneを使ってシステムを提供する会社は、自社でどのようにkintoneを使っているのか。それを掘り下げるテーマとしました。正直にいうとこのテーマはすでに何度か、取り上げられています。ですが、私にとってなかなか語ったことのないテーマだったこともあり、やってみようと思いました。

今回も山田さんが司会を買って出てくれました。ありがとうございます。
さらに、渋屋さんが会場を確保してくださいました。他にも当日の配信用PCやスピーカーなどを御用意と、懇親会の会場の手配まで。合間にはカメラマンとして写真撮影も。末尾の集合写真は渋屋さんが写してくださったものです。ありがとうございます。

そしていつもの通り、私が最初にkintone Café 神奈川の理念を。
実は今回もYouTube Liveの配信に失敗してしまいました。YouTubeで事前に配信予約を設定していたはずなのに、なぜかZoomからYouTube Live配信の設
定ができず。これは反省点として次回までに改善しておきます。

まず初めにエミック社の松尾さんより「kintoneと連動したWebフォームの作成」というタイトルで話していただきました。
Form Data to kintoneを使った連携のデモを実施していただきました。
システムに関する問い合わせなど、ウェブフォームで受け付ける会社も多いと思います。が、問い合わせ管理についてはなるべく省力化して、kintoneで管理してしまいたいですよね。
そうした事例を公開してくださった松尾さん、ありがとうございました。


続いてはキンスキ松井さんこと、サイボウズ社の松井さんから「kintone コミュニティ案内板の裏側で使うkintone×Zapierの紹介」というタイトルで語っていただきました。
キンコミはkintone界隈にあまたあるコミュニティのポータルを支えたいとの思いで立ち上げられています。その中には今回のkintone Café 神奈川の開催告知をはじめ、秀逸なブログ、発信などを紹介するページもあります。それらの記事の追っかけと取込の作業は大変です。
そうした作業を松井さんはZapierを使って省力化されています。その実例を紹介してくださいました。その事例は、ノンコーディングでもここまでできてしまう素晴らしいモデルケースだと思います。
私も今のZapier契約プランを上位に切り替えようと思いました。松井さん、ありがとうございました。

続いては休憩をはさみ、私です。

今回は、テーマに沿って「うちの会社のkintoneは三世帯同居・別荘もあり」というタイトルにしました。何を意味しているのか、わからん、という突っ込みもいただきつつ。

スライド

内容については上記のUrlに書いている通りです。アーリーユーザーゆえの失敗といいますか。それがいまだに三世代同居として使い続けている原因になってしまっています。
それでも、あまり使われていないアプリグループの活用事例としては、お役立てていただけるのではないかかと。
あとは松井さんの内容に続いてとなりましたが、Zapierを使った連携事例などもお話しました。

質疑の際に松井さんからは、今のkintoneはアプリの所属スペース間を移動できる機能が実装されたが、当時にその機能があってもアプリグループを使ったか、という質問が。さすがの切り口ですね。

多分、私はこの事例に関してはアプリグループを使ったように思います。機能の更新や外部連携もそれほど頻繁ではないお客様なので、テナントとしてはアプリグループで十分だからです。ただ、今となってはお客様にはスペースを使ってもらっていますけどね。


続いてはオンラインから参加の大竹さんによる「kintoneによるWordPressの表示コンテンツとログ管理」というタイトルです。
kintoneからWordPressの表示コンテンツを呼び出すにあたり、複数カテゴリーが重なった場合の制御を行うことで、kintoneのレコード上に設定したカテゴリーを基にWordPressのページとして呼び出す事例を語ってくれました。
表示ページのデータはkintoneで管理し、それを制御してWordPressのページを入れ替えたいニーズはありそうです。特に自社サイトやオウンドメディアを運営している企業さんには良い事例になりそうですね。大竹さん、ありがとうございました。

さて、最後のトリを飾るのは藤村さんによる「kintone caféでこんなタクラミ始めます」というタイトルのLTです。まさにLightning Takuramiにふさわしい、意表を突いた内容でした。kintone Café メタバース支部の立ち上げ!なんという斬新な。
その一方で、kintone界隈の人にとっては二年前のkintone Hack本選でWillさんが披露された、VR上の振る舞いをkintoneに反映させるセッションでもおなじみです。そのため、kintoneとVR/ARは全く無縁ではないのです。その親和性の高さを知っている私にとって、興味が尽きないテーマでした。
しかも今のVRゴーグルはあまり酔わないそうです。かつて酔っぱらってしまい、苦手意識を感じた私にとっては再び初めて見る良いきっかけとなるかもしれません。藤村さん、ありがとうございました。

最後にオンラインの皆さんとリアルの皆さんとで写真を撮影。うーん、充実!

ちなみに私のセッションの中で、次回の9月のkintone Café 神奈川 Vol.13はSORACOM UGさんと共催する旨も発表しました。これから日程や場所やテーマは決めていきます。

夜の懇親会も10名の方に参加してもらい、とても楽しく飲めました。リアルでやるっていいですよね!

ちなみにその場で次回の開催は鎌倉か逗子、その次は小田原と今年のスケジュールが決まりました。こういう事が決まってしまうスピードもリアルで会える良さですよね。

今回、集まっていただいた皆様と登壇の皆様。ありがとうございました!また3カ月後にお会いしましょう!


kintone café 高知 Vol.16 & SORACOM UG SHIKOKUで登壇しました


およそ32年ぶりの高知市への訪問。
私にとって久しぶりの高知は、kintone café 高知 Vol.16とSORACOM UG SHIKOKUの共催イベントへの登壇として実現しました。
告知ページ

三日間に及ぶ高知の旅は、友人との再会や、2日連続での交流会でのさまざまなご縁、自然の豊かさなど、語ることに事欠かない旅でした。
本稿では、kintone Café 高知とSORACOM UGのイベントについてのみに絞ります。

イベント当日はあいにくの雨でした。とは言え、私が泊まっていた紺碧の湯 ドーミーイン高知からイベント会場のオーテピアまでは、帯屋町通りのアーケードを通ればすぐ。今回、じゅんちゃんこと片岡淳さんに教えてもらった宿に泊まって満足でした。

会場には事前に押さえておいた時間の5分前にならないと入れず、設営の関係で開催時間が少しだけ遅れました。とは言え、会場の広さやAV機器の豊富さと会場全体の新しさは、5分の遅れを補って余りあるものでした。
オーテピアは高知市の再開発の主軸とも言える施設です。すぐそばにある「ひろめ市場」とともに、人々の流れと賑わいを高知城の周辺に取り戻すことに貢献しています。

イベントは、じゅんちゃんによる開会の宣言から始まりました。じゅんちゃんが今回のイベントの企画者だと聞いています。
昨年の冬、向ケ丘遊園でkintone Café 神奈川を開催しました。そこに高知から駆けつけてくれたのがじゅんちゃんです。であれば、私も高知に行かねば。行かない選択などありえません。それはkintoneエバンジェリスト、いや、人の道に反します。じゅんちゃんからのお誘いを受け、行くと即答しました。
並走する複数の案件の間を縫って参加することになった私ですが、今回のイベントはとても楽しめました。登壇者としてだけでなく、参加者としても。これは参加者や登壇者が豪華だったからでしょう。じゅんちゃんありがとうございました。

じゅんちゃんに続いて登壇したのは、サイボウズの毛海さんです。毛海さんとは昨年のCybozu Days 2021でご挨拶して以来です。
全国で20数名しかいない毛海エバンジェリストとしての自己紹介のつかみもばっちり。
kintoneを中心としたサイボウズのサービスの数々や、毛海さん自身が手掛けられた構築事例などの紹介がありました。
事前にいただいていた登壇スケジュールでは、私の前に話すのが毛海さんだったので、私も毛海さんがkintoneのご紹介をしてくださる前提で登壇スライドを組み立てました。
毛海さんがkintoneの良さをコンパクトに伝えてくれたので、私もやりやすかったです。ありがとうございました。

続いて私の登壇です。

登壇にあたってのネタはすでに5月の半ばにめどをつけていました。6月の初めにはスライドもほぼ書き終えていました。
それでも、小心者の私は心配していました。SORACOMボタンを押してもkintoneに飛ばなかったらどうしよう、と。
そこで、じゅんちゃんが話している際にボタン押下。うむ、問題なし。

スライドは以下のURLをベースに話しました。

スライドでデモする順番を間違えたり、ボタンを押したら押した座標をGoogle Mapに表示するはずが、ピンが立った場所がオーテピアではなく窓の外に見える追手前高校の時計台だったり、投下したネタの数々に皆さんが笑ってくれたのは良かったです。
私、二年半前からボタンを袋に大切にしまっており、袋の上から壇上でボタンをポチッと押しました。あとでSORACOMさんからは、いやせめて袋から出そうよ、という突っ込みが。しまった!ここで笑いとれたんやった。

私もテストの時点で、Googleの座標がずれるのは気になっていました。これ、懇親会の時に聞こうかなと思っていたのですが、次の斎藤さんのセッションが始まる前に、SORACOMの伊佐さんからご指摘をいただきました。
伊佐さんによると簡易座標取得を使った場合は、近隣の基地局の位置、つまり時計台に依存してしまうそうです。
伊佐さんとお会いするのは、伊佐さんがサイボウズからSORACOMに移ってからは初めてのはず。さすがのご指摘が嬉しかったです。これぞリアルイベントの良さですね。ありがとうございました。


さて、私の次に登壇したのは札幌からやってきたクラウドおじさんこと斎藤さん。斎藤さんのセッションは、完全にkintoneに特化した内容でした。SORACOMさんには一切忖度せず、kintone一本で勝負するところはさすがです。
じゅんちゃんもSORACOMさんには気遣わず、kintoneの事を話してもらって大丈夫、というスタンスだったようです。私はその真意を汲み取れずにSORACOMさんに寄せてしまいましたが。

斎藤さんのセッションは、今までにkintoneが出した全てのバージョンアップを順におさらいするもの。これがなかなか興味深く面白い内容でした。
私はkintoneのβテスターで、当初からkintoneの歴史には参加していたつもりでした。が、すっかり忘れているバージョンアップばかり。次々と繰り出されるバージョンアップに、あらためてこの10年のkintoneの歴史を振り返ることができました。kintoneも最初はあまり機能が入っていなかったのですね。フィールドの初期値設定がなかったり、CSV読込による更新ができなかったり。
今となってはもう異世界のサービスのよう。

斎藤さんとはイベントの前夜の交流会でもご一緒し、当日夜の交流会でも、さらに宿に帰った後も夜中の2時半近くまでお風呂の中でお話させていただきました。
法人を立ち上げた今でも一人で運営されていることなど、私の目標とするワークスタイルを実現していることが素晴らしい。筋の通し方に今さらながらに感銘を受けました。ありがとうございました。

さて、斎藤さんの次に登壇したのはミスターkintoneこと、JOYZOの四宮さんです。
私は事前に四宮さんのセッションタイトルだけ聞いていました。そのため、四宮さんのセッション内容は私の内容と被るのではないかと心配していました。私は最初だからよいけど、四宮さんには迷惑にならないかな、と。そこでじゅんちゃんには事前に私のスライドの内容を送ろうか?とお伝えしていました。ですが、私の心配は杞憂でした。
私のセッションの内容など軽く凌駕してくるあたり、さすがJOYZOさんであり、四宮さんです。私がセッションでやったこととほぼ同じような連携を以前に運用されていたそうです。それだけでなく、さらに高度な連携の事例を見せてくださいました。SORACOM連携プラグインの画面や、それを使った連携事例など、私にとってはどれもがとても参考になりました。弊社も早くSORACOM案件をとれるようにならないと。ありがとうございました。

あと、四宮さんのセッションの中でめっちゃ役に立ったのは、高知に宿泊すると5000円がキャッシュバックされる情報です。これは!と思ってメモしていたのですが、宿に申請するのを忘れてしまいました。5000円どころか30000円以上は高知県に、しかもチェーン店でないお店に還元したはずなのに。

ここで休憩、いや、ネットワーキングタイムが入りました。休憩の合間に皆さんと交流を深めてほしい、とあえて休憩といわずネットワーキングタイムと呼ぶあたり、交流を重視するじゅんちゃんの心意気を感じます。
私もさまざまな方と名刺交換をしました。その日の夜の交流会でも。

さて、再開してすぐ登壇してくださったのは、SORACOM UGのなっちゃんこと藤田さんとMaxこと松下さん。
「推しエバンジェリスト」という新たなワードも登場したそのセッションは、SORACOMさんのオープンかつフラットな企業風土が感じられるセッションでした。
SORACOMさんはお互いにニックネームで呼び合っているようです。松下さんはMax、伊佐さんはMartin。
弊社も外の商談の場でも身内を呼び捨てにせず、さんづけで呼ぶようにしています。ですが、ニックネームの方がさらにフラットな感じになってよいですね。

その風通しの良さは、SORACOM UGのなっちゃんとMaxさんのやりとりからも感じられました。ユーザー会も含めたフラットな関係が築けている証しですね。
そもそも今回のイベント、企画者こそじゅんちゃんですが、発案者はなっちゃんだと聞いています。オープンかつ、外部との交流を良しとする価値観。サイボウズさんやkintoneのそれに合致しています。もちろん私の価値観にも。

また、Maxさんが説明するSORACOMさんのビジネスモデルやビジョンなどにも興味を持ちました。
特に「「IoT」という言葉は早晩なくなる。なぜならモノに回線が通じることは当たり前になるから」との言葉にはしびれました。IoTの分野もkintoneとの連携の可能性は無限にありそうです。

夜の交流会でもMaxさんやMartinさんとは語る機会を持ちました。SORACOMさんとは早速、kintone Café 神奈川で共催しようという話につながりました。詳細はまたご連絡できると思います。とても楽しみです。引き続きよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

その後はハンズオンの時間です。SORACOMのボタンの実機を全員に配り、皆さんにSORACOM コンソールにログインし、操作してもらいながら、kintoneとの連携を皆さんに体験してもらおうという企画です。これがとてもよかった。

このハンズオンですが、私が登壇して説明した内容とほぼ一緒。つまり、私のセッションの内容を皆さんに追体験してもらえるのです。登壇者としてこれほどありがたいことはありません。一部、私が使ったSORACOMコンソールのサービスとは違うサービスを利用していましたが、それさえも私にとっては学びでした。私もまだSORACOMコンソールの機能に関しては知らないことが多く、可能性を感じます。

ハンズオンを司会した片岡幸人さんからは、皆さんがハンズオンを最後までやり遂げられるよう、サポートしてほしいという話を事前にもらいました。私もハンズオンに参加しつつ、サポート役を担いました。皆さんはフライングしてましたが、私は順序を守ってフライングもしませんでした。本当ですよ。
ここで面白かったのは、パトランプを使ったところです。皆さんの押した内容に応じてパトランプが点滅する。しかもプロンプトにImsiの番号が流れるので、自分のボタンが押されたエビデンスが画面に出てくる。ハンズオンに参加する実感をビジュアルで見せる趣向はリアルハンズオンならではです。さすがです。幸人さん、ありがとうございました。

ハンズオンはこれだけでは終わりません。さらに、ハンズオンの理解度を試してみましょう、と言う余興が。
私はすぐに答えがわかったので、一番にボタンを押すことができました。その後も、合間にボタンをポチポチ押していたら、なぜか私が連打回数でぶっちぎりの一位になってしまいました。ハンズオンではフライングしなかったのに、ここではフライアウェイ。自分の大人げのなさにきまり悪い思いをしたのも良い思い出です。

賞品としてSORACOMさんのバンダナをいただいたので、私もこれを機会にSORACOMさんにも何か恩返しせねば。と思いました。
実際、SORACOMさんの掲げるビジョンには共鳴するところも多いので。私にとってもやりがいのある分野になりそうです。

さて、続いては三名の方によるLT祭りです。
最初は、M-SOLUTIONS社の岸田さんから、M-SOLUTIONSさんが展開するプラグインのご紹介でした。
実は前日の夕方にカミノバさんが運営するCafé NOVAで岸田さんによるプラグイン勉強会があり、私も参加させてもらっていました。参加だけでなく、質問までさせていただきまして。
弊社もkintoneの内部カスタマイズについては自社で内製するよりも、プラグイン活用の方向に進もうと考えています。それもあって岸田さんの勉強会はとても参考になりそうです。ありがとうございました。

続いては、STNet社の野口さんから。
野口さんは以前、kintone Café 香川を立ち上げられたとのこと。そして今はSORACOMさんのIoT機器を使って多様なご研究をされているそうです。タニシを電気で集めたり、豚の健康状態をIoTのデータから調べたり。そうした研究内容にとても興味を惹かれました。
研究者の現場にもkintoneやSORACOMが活用される。そんな時代がやってきたことに感慨もひとしおでした。
また機会があれば、野口さんの実験の今後を知りたいと思いました。IoTの取り組みとしても良いモデルケースになりそうな感じ。ありがとうございました。

LTの最後を締めたのは、kintoneエバンジェリストの沖さんです。沖さんにリアルでお会いするのは多分数年ぶりのはず。最初はエバンジェリストポロシャツを着ている沖さんが誰だか分かりませんでした。そのぐらいスリムな体形に変身しておられました。
そのダイエットに関する知見が盛り込まれたLTは、システム開発者側としての姿勢とユーザーの関係を、顧客である沖さんと沖さんがお金を払うRIZAPさんの関係に置き換えていました。その視点の切り取り方がとても斬新でした。
確かに私たちシステム提供者は、システムを内製のみに限定するのではなく、きちんと投資すべきところに投資する事を薦めます。それなのに、自分の体については内製でなんとかしようと足がきます。その矛盾に気付かされました。

沖さんには夜の交流会の二次会でもその部分について深掘りさせてもらいました。システム提供者として学ぶところが多く、勉強になりました。ありがとうございました。

夜の懇親会では、葉牡丹へ。ここは、なかなか風情のあるお店です。ここでも多くの方とお話をさせていただきました。高知の習わしや風土、ポテンシャルなどは、現地に行かねば聞けません。そうした話を伺えたのはリアルのイベントならではです。前日は三次会、この日も四次会まで長く楽しい夜を過ごしました。

今回のkintone Café 高知はオンライン配信をせず、その内容も一切録画していません。現地に来た人のみが、現地の空気や熱気を体験できる。それがじゅんちゃんのポリシーです。筋が通っています。
地名をつけるのなら、その地でやる。旅を愛する私としても賛成です。
オンラインの環境がここまで整った今、リアルを見直し、リアルでしかできないことを考える時期にきています。その上でリアルとオンラインの真の価値が実現できるはず。
これはイベント運営者の端くれとして、とても参考になりました。

私がなぜこうした無償の活動に力を注げるのか。ここできれいごとを述べても仕方がありません。
私や弊社にとってこうした活動が、巡り巡って何年後かの仕事のご依頼につながっていることは事実です。ですが、旅が何よりも好きな私が、こうした活動を通して各地を訪問できる。それこそが、最大のモチベーションてす。

仕事と旅を絡めたい。それが実現できる手段こそ、お客様への案件で地方に行ったり、kintone Caféで登壇したりすることです。
案件で伺う旅は、ともすれば仕事モード一色になってしまいます。行ったけれども、観光も何もせずに帰るなんてこともあります。
ですが、kintone Caféは案件よりもゆるいため、旅に気持ちを集中できます。
さらに、kintone Caféで登壇することで地方に知識を還元し、夜の懇親会では地方にお金を還元できます。そして、自分自身には知見がたまり、私の知名度も上がります。その観点からのメリットは見逃せません。
今回の高知でもそのことを再認識しました。

私にとって仕事とは何か。人生とは何か。今回のkintone café 高知 Vol.16とSORACOM UG SHIKOKUの共催イベントは、それを考える良い機会となりました。
今後もこうしたイベントに呼ばれれば、なるべく参加できるようにしたいと思います。そして、私も何か還元できるような価値を提供できるよう、切磋琢磨したいと思います。

今回運営してくださったじゅんちゃんや片岡幸人さん、スタッフの皆様、カミノバ社の皆様、SORACOM社やSORACOMUGの皆様、また登壇者の皆様、さらに参加者の皆様、会場や飲み会やその他、旅の中でご縁をいただいた皆様、本当にありがとうございます。


2022年5月のまとめ(法人)


令和四年五月。

コロナウイルスが収束へと向かいつつあります。来月からは海外からの観光客受け入れも再開されるそうです。
めでたいことですね。これを機会に、苦しんだ業界の方が救われることを願っています。

一方でウクライナへのロシア侵攻は泥沼化しており、胸が痛みます。

海外のニュースが報道される一方で、交流が断絶された現状。それは、私たちに国内の閉じた環境を意識させてくれました。そしてわが国のIT業界がまだ国内需要だけで案件が創出されていること。それはとても恵まれたことであり、引き続き国内で閉じた環境の中、システム構築を進めていけば生き残れるかもしれない、という期待を掻き立ててくれます。

ですが、その現状に安住するのは危険です。
それにはどうしなければならないのか。
まだまだ課題は山積みです。

昨年の反省を真摯に踏まえ、今年から心機一転してさまざまな活動に取り掛かっています。
それらが早くも成果を出してくれそうですが、逆に案件が積み重なっており、それが逆にリスクにもなりつつあります。

達成度6割。達成感6割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

幸先がよかったとはいえ、その状況に甘んじず、足元を固めて進みたいと思います。
弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 五月度の売上も目標額は超えました。
それよりも今月のトピックは、弊社の財務面の管理を強化したことです。
具体的には大量の領収書を毎月のタイミングでスキャナで取り込む運用を始めました。それをfreeeで簡単に仕訳計上できるようにしました。
具体的にはnoteに以下の記事を書いております。
5月25日 システムの粗利率を反省する|Yoshikazu Nagai(長井 祥和)|note

今までのどんぶり勘定を抜本的にやめるため、月単位できちんと費用(外注費・人件費)と売り上げのバランスをとりながら経営したいと思います。今までやっていなかったことがあり得なかったのですが。今後、きちんとした会社にするために欠かせないプロセスです。

お陰様で今月もいくつかの引き合いを頂きました。2,3月に比べると数は減りましたが、本当にありがたいことです。

三月から、SESの形態で、弊社メンバーに一人加わってもらっています。また、昨年の年初から加わってくれていたメンバーも今月から正社員として働いてくれています。二人とも新たな環境で頑張ってくれています。

私抜きでお客様への対応も行って頂いており、正社員になってくれたメンバーは某社にて週一、二度の常駐作業をこなしてくれています。別のお客様の案件にもほぼ一人で対応してくれるようになり、お客様から感謝の御言葉を頂けるまでになりました。

お陰で、kintoneの中だけで完結できるような案件については、うちのメンバーだけで回りつつあります。代表が打ち合わせで出られないときは、うちのメンバーだけでお客様と打ち合わせられる体制も作れるようになっています。

ただ、案件の量からすると、メンバーの開発速度がついていけていない状況は否めません。そのため、来月から増員を検討しています。

kintoneだけで回せるような案件はどちらかというと小規模です。弊社としては、大きな案件も引き受けていかなければなりません。
弊社の価値とはkintoneを他のPaaS/SaaSと連携させることにあります。その一つの到達点として、弊社独自のサービスを立ち上げる事を着想しました。

それが実り、先月はスマレジアプリコンテストで佳作を頂けました。佳作といっても全20アプリの中の3位ですから、自信をもってよいかもしれません。今月はその授賞式にも出席する栄誉をいただきました。
スマレジアプリコンテストで佳作をいただきました | Case Of Akvabit

そうした他のPaaSやPaaSとkintoneを連携するにあたっては、全体の設計や細部の構築が必要です。これらを担うための代表のリソースは足りていません。新たな案件を次々と頂いている今、その対応に追われてしまっています。
引き合いを次々と受けても、それに耐えられる様な開発スピードを確保しなければ。昨年、なかなかうまく行かずに苦しんだ経験を活かし、メンバーに対する教えを強化していきます。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・弊社が応募した「チェアサイドレジ」が第二回スマレジアプリコンテストで佳作を受賞し、授賞式に出席しました。
・経理処理や仕訳入力処理をfreeeとScanSnapを組み合わせた方式に変更しました。

実績を出しつつ、日常も充実させるための工夫。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくと信じています。


§ 業務パートナー 今年からサテライトオフィスにて弊社メンバーに対して対面開発をして教える。そう決めたことで、サテライトオフィスへの訪問頻度を増やすと決めました。
ただ、今月は新たなSES案件が始まり、私とメンバーがその常駐現場に行く機会が多かったため、サテライトオフィスに行く機会は減っています。
5月は最終週になってようやく初めて顔を合わせられたので、その場で今後の協業関係についての打ち合わせを行いました。

今、経理や財務諸表の見直しを行っていて、外注費についてはSES業界の割合で設定していた失敗がありました。それを含めてパートナーさんとの外注費も見直す件、その打ち合わせの場でも伝えました。その分、業務を単に丸投げしてしまうことは慎みます。丸投げは弊社のノウハウにならないばかりか、外注比率を挙げざる得なくなり、財務諸表への悪影響にも繋がります。
そのため、外注する場合も弊社がなるべく関わるような体制をとりたいと考えています。

昨年末に、代表が自分にかけていたいくつかの心理のブロックを外しました。例えばオフショア開発、常駐、サービス開発などです。引き続きこの方向に進んでいきます。
外したブロックの中には、業務パートナーとの関係性も含めています。また、助成金には頼らないというものもあります。ですが、弊社が先月IT導入支援事業者に採択されたことから、助成金を使いたいというお客様が増えています。その手続きや申請は、弊社が行うべき業務ではないと判断し、コンサルティング会社様と契約を締結し、第二次申請に間に合うような手続きを行って頂いています。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
ありがたいことに2,3,4月に連日のように新たな案件のお引き合いをいただきました。今月はその実装作業や準備に注力しています。それでもまだ、週一、二件の割合で新たな案件のお話を頂いています。これも、今までの露出の効果でしょう。

先月から某士業様の案件での並走開発は次のフェーズに向けて受注を頂きました。また、4月から始まったSES案件も順調です。その他、某団体様のセキュリティ講師やコンサルティングの作業やその他諸作業にもめどがつきました。

今、動いている案件が30社様ほど。他にも二ダースほど案件が動いています。それらをどのようにこなしていくかが課題になっています。
取り扱うシステムはkintoneをベースにGmail、Google Calendar、Zoom、HubSpot、ChatWork、Slack、freee、freeeサイン、マネーフォワード、スマレジ、LINE、Benchmark、box、Stores、請求管理ロボ、各種CMS、
案件によってはパートナー社や技術者さんと一緒にしながら、私や弊社の技術顧問の方も実装に取り組みながら。

ただ、経営者がワーカーとしてに奔走していては社の発展は望めません。
代表が経営に時間を割けなくなると、大所が見えなくなり経営上のリスクとなります。
弊社の発展を進めるためにも、ここを早く何とかしないと。

来月も、弊社メンバーの教育も兼ねた案件に注力していく予定です。

§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

ようやく、昨年の夏のコロナ感染がきっかけに苦しんだ状況に解決の光が見えてきました。また、健全な経営は財務をきっちりしてこそです。今月から毎月の費用をきちんと把握できるように毎月の領収書をスキャナで取り込み、それをfreeeに渡すための仕組みに切り替えました。

また、東京都中小企業振興公社の人財アドバイザーの方に昨年末よりアドバイスを受けています。この方から五年後の弊社体制のありたい姿を作るように言われ、作成しています。また、五年間の財務諸表の推移を計画する作業も税理士の先生にも見てもらいながら取り組んでいます。弊社代表にとって苦手な作業ですが、これを機会に改めて取り組まなければと進めています。

§ 社内体制 昨年の師走の初めに、一年前に作成した社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで年始にあたり、三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

メンバーの募集を出した時と考え方の軸はぶれていません。

昨年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
そのアドバイザーの方から作成するようにと指示された、5年後の弊社を見据えた改善案は、メンバーにも見せて説明もしています。今後の財務諸表の推移についても見せながら、全員が当事者意識を持つようにしています。

弊社メンバーは、まだ技術的なスキルの習得に目一杯で、なかなか経営的な視点に気を回すレベルには至れていません。少しずつ進歩はしているので、引き続き焦らずに教えていくつもりです。
まずはスキル面の評価と人事面の評価を別に行う体制を作りながら、弊社の体制を良いものに磨いていこうと思います。

3月の半ばよりメンバーに一人、SES形態で参加してもらっています。紹介予定派遣なので、いずれは正社員登用も視野においています。同じ会社からはまた別の技術者の提案ももらっており、来月に面談を行う予定です。
また、パートナー会社の方に専任で関与してもらうことも考えています。それを踏まえると、7月からは6名体制になるかもしれません。
そのためにも、毎週週明けに行っているオンラインの打ち合わせや、顔を合わせた打ち合わせは引き続き行っていくつもりです。
昨年に犯した失敗の反省を踏まえ、慎重に、かつ大胆に果断に経営していきたいと思います。

§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
リアル商談は13回、お客様との打ち合わせを行いました。オンライン商談はざっと数えたところ約25回ほどです。他にも半SESのお客様での打ち合わせもあります。
今月、頂戴した名刺は19枚です。

また、スマレジアプリコンテストの受賞を通じて、スマレジ業界にも知己の方を作れたことは大きいと思います。
来月もまた弊社代表が登壇する機会があります。楽しみにしています。
引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。LINE BIZ DAY 2022(5/18)。第二回スマレジアプリコンテスト授賞式(5/26)。Cybozu パートナーミーティング 2022 Spring(5/30)

今月は、作業に忙しく、オンラインイベントにもなかなか参加できませんでした。ただ、この二つは業務や案件にも関わることと、後者は弊社にとっても栄誉であり、参加させていただきました。

今年に入ってから、発信の機会を増やすため、noteの投稿を始めています。毎営業日に記事をアップしています。これは2年ほど前から弊社とパートナー会社向けのSlackに毎朝アップしていた「朝の雑感」を二日遅らせて外部向けに書き直したものです。

弊社の開発や記事執筆のお仕事はこうした対外活動から生まれています。代表自身による新たな交流を発信することは絶対に怠ってはならないと肝に銘じています。

きっと、必ずや、コロナは小康状態に落ち着くと信じ、また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。

§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップし直す作業ですが、今月は1本アップしました。
(「アクアビット航海記 vol.43〜航海記 その27」)
新たな会社に入るための準備で、ウイルスに荒らされ、管理がないがしろにされた環境で、情報機器管理の大切さを学んだことを書いています。

今月、書いた本のレビューは1本(
賊将

今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた物申すは1本(
鉄道の廃止に物申す
) 。
今月、書いた弊社の活動ブログは1本(
スマレジアプリコンテストで佳作をいただきました
) 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、先月から毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

4月28日 経営は事故を常に想定する
4月29日 コロナに対する態度は未定。
5月2日  発信とは、長く継続的に地道に
5月3日  聞く力を養うと案件に繋がる
5月4日  真っ当な経営こそが繁盛の元
5月6日  個人に責任を負わせる事の弊害
5月7日  過去をモチベーションの源泉に
5月9日  情報技術の適切な使い道とは
5月10日 情報の取捨選択の訓練を行う
5月11日 一社に依存しないためにやる事
5月12日 自社の長所短所を把握する
5月13日 Googleイマーシブビュー!
5月16日 人工知能による政治の可能性
5月17日 軍用技術と民間技術の境目は
5月18日 契約先の実在確認の必要性
5月19日 電子書籍の普及が進みますが。
5月20日 目的を持つことは尊く困難
5月23日 自主的に学ぶ風潮を育てる事
5月24日 自社サービスの新たな挑戦。
5月25日 システムの粗利率を反省する
5月26日 古い技術を嗤うのではなく

§ 年表

・五月お仕事

安城市にて商談、お客様に丈山苑に連れて行っていただく、東山公園にて商談、美濃太田にて視察・商談、二俣川にて作業・打ち合わせ×6、JR秋葉原駅コンコースでリモート商談、御徒町で商談、御徒町のCreateaで作業、新小岩で作業・商談・会議×2、新小岩のジョナサンでリモート商談、町田税務署で手続き、町田市役所で手続き、鶴川駅前図書館で作業、bizstation新橋で打ち合わせ×2、和光市駅のスターバックスで作業、新座で視察・商談、Kitacos Cafe & Gardenで打ち合わせとオンライン商談と作業、武蔵小杉Starbucksでリモート商談と作業、二俣川EKITERIA PRONTOでリモート商談×2、スマレジ東京ショールームで授賞式、サテライトオフィスで作業と打ち合わせ×2

§ ツイートまとめ
・五月ツイート

https://togetter.com/li/1894624


スマレジアプリコンテストで佳作をいただきました


弊社の応募した「チェアサイドレジ」が第二回スマレジアプリコンテストで佳作をいただきました。
まずはこのような機会を作っていただいた上に、受賞の栄誉までくださったスマレジ社の皆様と審査員の先生方に御礼を申し上げます。

今回、応募したきっかけ。それは、昨年11/26に行われた「スマレジDevelopers Day」への参加でした。コロナでオンラインイベントが続く中、Cybozu Daysを除けば久しぶりのリアルイベントがこの「スマレジDevelopers Day」でした。(サイト)
会場では、第一回のスマレジアプリコンテストのグランプリ受賞者である大幸パートナーズさんが登壇されました。アプリ受賞にあたっての苦労など、スマレジアプリの作成にあたってのノウハウが聞けました。また、主催のスマレジ社からは、スマレジアプリストアの目的や意義についてのお話がありました。その中には、技術者にとってオープンな場を作りたいとの思いがこもっていました。


この中で、第二回スマレジアプリコンテストの募集要項も発表されました。
大幸パートナーズさんの受賞アプリであるcleeeanで実現した機能に感心し、スマレジアプリの仕組みにうなずく私。
その時、私の中にひらめきが降りてきました。
「これ、うちのココデンでも入れられるんちゃう?」と。
矯正歯科にスマレジを導入し、それをkintoneとつなぐ。その場でアプリの連携や構成が頭の中であらかた組み上げられてしまいました。

この頃、私の精神状態は結構参っていました。
それはCybozu Days 2021の出展によって弊社のメンバーと私の価値にずれが発覚したためでした。
人を雇うことの難しさ、経営の奥深さ。
Cybozu Daysではあえて私は経営者として裏方に徹しました。出展するコンテンツの開発も弊社メンバーか協力会社の技術者に委ねました。皆さんの頑張りもあって、Cybozu Daysでは並み居るブースの中で一定の存在感は出せました。成果はあったと思います。

その一方で、Cybozu Daysでは自分の技術者としての証しを封印してまで経営者に徹しようとしたのに、経営者としての能力に自信をなくしてしまった自分がいました。
このまま技術者として衰えていってもよいのか。自己研鑽はしなくても良いのか。技術者としてコンテンツを作る気概は残っていないのか。そんな葛藤と向き合う日々でした。

悩む日々の中で、自分の技術者・経営者としての長所や短所を見直しました。
見直す中で長所に挙がったこと。それは、私の妻が10年前から矯正歯科医院、ココデンこと、ココデンタルクリニックを経営していることです。
世の中には多くの技術者がいます。ですが、妻が歯科医で診療所を経営している技術者はあまりいないはず。その点、私は他の技術者に比べて恵まれているのかもしれません。

ココデンの開業や経営にあたっては、かなりの苦しみと苦労と試練がありました。私は妻の苦労をすぐそばで見ていました。また、歯科経営が家計に与える苦しみを共有しました。
ところが私がココデンの開院にあたって担った作業は、LINE/Facebookページの開設や初代のホームページ作成のみです。診療所のシステムに関する領域には一切関わりませんでした。
なぜ関わらなかったのか。それは、当初の開院時から電子カルテのシステムが業者によって導入されていたからです。それはスタンドアローンのサーバーで動いていました。ですが、アナログな妻はシステムを患者さんの口内写真の保存のみにしか使っていませんでした。
受付も雇っていないため、全ての業務は、妻がワンオペかつアナログ作業で回していました。
患者さんの診断カルテは手書き。支払い授受も現金による手渡し、またはCAFIS端末を利用したクレジットカード決済。
つまり、ココデンにはシステムを導入する余地がなく、私が関わる余地もなかったのです。

開院以来10年、経営で十分に苦しみ、試行錯誤を重ねてきたおかげか、ここに来て患者さんがコンスタントに来るようになりました。少しずつ経営も好転する兆しが見えてきました。
それとともに、妻も年齢を重ねてきました。ワンオペをいつまでも続けるのはしんどい。今回の機会に思い切ってシステムを取り入れるよう、妻を説き伏せられるかもしれない。
また、経営者として反省する中で、自社サービスの開発が必要ではないか、と課題を感じていました。

「スマレジDevelopers Day」の会場で私の脳裏に湧いた着想とは、こんな感じでした。
自分一人で開発し、その成果をスマレジアプリコンテストに応募してみよう!

今年の正月の三日間は、休みを取らずにシカレジ(仮称)の企画や構想に充てました。
正月が明けても、わたしの中からスマレジアプリコンテストへの思いは去りません。
政府の統計情報が蓄積されているサイトを何度も訪問して統計情報を分析しました。図書館では分厚い統計情報の本のページを繰りました。本屋に行くたびに歯科経営の専門書コーナーで長い間立ち読みして知識を蓄えました。
そうした作業の甲斐があって、少しずつシカレジに必要な項目や連携すべき点、オペレーションで改善すべき点について学ぶことができました。
もちろん妻にはどういう項目が必要かを聞きました。受付の運用なども見聞しました。また、妻の弟が埼玉県で歯科医院を経営しているので、訪問して電子カルテシステムの内容を見せてもらいました。

こうした作業から感じたのは、今まで私が有利な立場を活かしていなかったことです。目の前に歯科経営の教材があり、それを技術者・経営者としての糧にできたはずなのに、何の成果も得ていなかったこと。私はとてももったいない日々を過ごしていました。

1月はそんな風に過ぎていきました。開発にも取り掛かっていて、kintone内部やスマレジとの連携はうまく行きそう。
そんな中、1月の半ばにスマレジ社のご担当者様からいただいたのは、患者さん向けの情報ページをLINE ミニアプリで実装してみないかというお話です。
さらに、妻からはシカレジはダサいから、名前をチェアサイドレジに変えたほうがいいんじゃない?という提案まで。

ここでシカレジ、あらためチェアサイドレジについて概要を説明します。

チェアサイドレジの中で、患者さんが診療情報を確認する手段として私が考えていたのは、ウェブサーバーに認証付のページをおくことでした。
CMSでページを構築し、それをkintoneやスマレジと連動する。それらを連携する開発は経験済みなので可能。それが私の当初の目論見でした。
ところが、ここでLINEミニアプリという提案が登場します。私は、この時にご提案をいただくまでLINEミニアプリのことを全く知りませんでした。そもそもLINEと連動させるシステムすら全くご縁がなく、未経験でした。
でも、LINEのユーザー認証を取り入れられれば、セキュリティはさらに強化できそうです。セキュリティだけが弱いと感じていたので。残り時間は少ないけれど、チャレンジしてみよう、と決断しました。

ところが間の悪いことに、1月の末頃から本業の方で案件の引き合いを連日のようにいただくようになりました。
案件が来ると私が対応しなければなりません。要件定義やヒアリング、さらには上流工程などの調整。一方では既存の案件のコーディングの指導や指示を弊社メンバーに行います。案件の難易度によっては私が手を動かす必要が生じます。その合間には機密保持契約や基本契約の締結を行い、見積書や請求書の提示などの作業もこなします。もちろん経理業務や雑務も頻繁に発生します。それらが怒涛のように一気に押し寄せてきました。
私からチェアサイドレジに携わる時間が顕著に奪われていきます。

そのような案件の活況は、第二回スマレジアプリコンテストの締め切りの3月末どころか4月半ばまで続きました。
そのような状況に追われる中、私は正直、3月初旬の時点ではもう応募すらできまい、と半ばあきらめかけていました。
でも、気力を出し、わずかな合間に資料やアプリをまとめて応募にこぎつけられました。妻がロゴの原案を考え、イラストレーターの長女がそれをロゴデータにしてくれました。

受賞した時の思いは、この記事の中にも書いています。

率直に打ち明けると、「スマレジDevelopers Day」の時点で、私はヤマっ気を持っていました。
雇用やコロナ感染によって悪化してしまった財務状況を、スマレジアプリコンテストでグランプリをとることによって解消しようという欲。
ところが、案件の引き合いが増える中で、なんとか財務を持ち直すことに成功しつつありました。
そのため、4月の末にスマレジアプリコンテストで佳作を受賞したご連絡をもらった時、グランプリの1000万円を逃した悔しさはありませんでした。純粋にアプリが評価されたことへの感謝だけがありました。

5/26には第二回スマレジアプリコンテストの授賞式がありました。
最初のユーザーはココデンタルクリニック、つまり妻を予定しています。そのため、妻にはきちんとスマレジの仕組みを知ってもらう必要があります。そこで一緒に授賞式に来てもらいました。



授賞式は動画配信の予定があったのですが、機材のトラブルによって、私が登場するのは講評の部分からです。
ただし、妻が動画を撮影してくれていました。

なお、この時のスピーチで私は大したことを話していません。
むしろ、この後の座談会で話したことのほうが重要です。ただし、残念なことに動画は残っていません。
座談会では、各社さんの応募したアプリの工夫や思いも伺えました。また、店舗に訴求するスマレジの可能性を感じました。店舗オペレーションに特化したスマレジをkintoneが補完できる可能性も含めて。
弊社の価値は、kintoneの中だけに閉じていては発揮できません。kintoneをベースにした、他のPaaS/SaaSと連携するところにあると確信しています。

まだまだチェアサイドレジには直すべきところが残っています。それはこの記事でも書いた通りです。
これは私が引き続き開発していきます。自分でやるべきタスクだと思っています。
上に書いた通り、私自身に技術者としての可能性が尽きていないことの証し。それがこのチェアサイドレジだと信じているからです。

そして、弊社の将来のことを考えると、自社サービスの展開にチャレンジし経験を積んでおくことは、将来への布石としてやらなければいけないことももちろんです。

それらも含めて弊社にとってはとても重要な受賞だったと思います。
あらためて授賞式に来てくださった方、皆様、スマレジ社、審査員の皆様、ありがとうございました。


2022年4月のまとめ(法人)


令和四年四月。
弊社にとっての新年度が始まりました。第八期の始まりです。

本来なら、寿ぐべき年度の始まりです。が、ウクライナへ侵略を進めるロシアや北朝鮮によるミサイル発射など、安穏としていられない日々が続いています。
自然災害だけでなく、わが国を取り巻く国際関係にもリスクのタネは潜んでいます。
私たちはこの先、いくつのリスクに対処していかなくてはならないのでしょう。ただでさえ、わが国にはさまざまな課題があるというのに、この上さらなるリスクにどのように対処していけばよいのか。

既存の成功体験はとっくに古びました。わが国はかつての高度成長による遺産だけでかろうじて先進国の地位にとどまっています。
ですが、わが国はまだ復活できると信じています。
ただし、そのためには、古いやり方を墨守するのではなく、新たな考え方にアップデートしていかなければ。
世の中にはDX/UXやDL/MLなど、新しい言葉が毎日のように生まれています。ただ、そうした言葉をむやみに有難く思う必要はありません。ただ、変化を恐れ、前のやり方にしがみつくことが衰退につながることを知ればよいだけなのです。常に前向きに、未来を見る。その癖をつけておかなければ。

弊社でもそれは同じ。まだまだ課題は山積みです。ですが、始まりの月に成長の手ごたえを感じています。
昨年の反省を真摯に考えるため、今年から心機一転してさまざまな活動に取り掛かっています。
それらが早くも成果を出してくれそうです。

達成度6割。達成感7割。満足感8割。それが今月の代表自身の自己採点です。

幸先がよかったとはいえ、その状況に甘んじず、足元を固めて進みたいと思います。
弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 毎年、四月度の売上はあまり芳しくありません。その理由は、前の月が年度末であることによる、駆け込み売り上げの反動です。
ですが、今月はまずまずの金額を打ち立てられました。最低限の目標は達成できたと思います。

お陰様で今月も多数の引き合いを頂きました。本当にありがたいことです。

三月から、SESの形態で、弊社メンバーに一人加わってもらっています。頑張ってくれています。また、昨年の年初から加わってくれていたメンバーも今月から正社員として働いてくれています。

二人とも新たな環境で頑張ってくれています。
新たに加わってくれたメンバーも早速活躍してくれています。正社員になってくれたメンバーは某社にて週一、二度の常駐作業をこなしてくれています。別のお客様の案件にもほぼ一人で対応してくれるようになり、お客様から感謝の御言葉を頂けるまでになりました。
お陰で、kintoneの中だけで完結できるようなご要望については、うちのメンバーだけで回りつつあります。代表が打ち合わせで出られないときは、うちのメンバーだけでお客様と打ち合わせられる体制も作れるようになっています。

ただ、kintoneだけで回せるような案件はどちらかというと小規模です。弊社としては、大きな案件も引き受けていかなければなりません。
弊社の価値とはkintoneを他のPaaS/SaaSと連携させることにあります。その一つの到達点として、弊社独自のサービスを立ち上げる事を着想しました。
それが実り、今月はスマレジアプリコンテストで佳作を頂けました。佳作といっても全20アプリの中の3位ですから、自信をもってよいかもしれません。

咋秋から取り掛かっていたこちら、1月の下旬あたりから、あまりにも多くの案件をいただくようになったため、開発の時間が取れなくなり、宇都宮出張の間にも他の案件の打ち合わせに追われて開発がすすめられませんでした。それを乗り越えての佳作なので、これをもとにサービス提供者としてのはじめの一歩を踏み出します。

そうした他のPaaSやPaaSとkintoneを連携するにあたっては、全体の設計や細部の構築が必要です。これらを担うための代表のリソースは足りていません。新たな案件を次々と頂いている今、その対応に追われてしまっています。
引き合いを次々と受けても、それに耐えられる様な開発スピードを確保しなければ。昨年、なかなかうまく行かずに苦しんだ経験を活かし、メンバーに対する教えを強化していきます。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・弊社が応募した「チェアサイドレジ」が第二回スマレジアプリコンテストで佳作を受賞しました。
・弊社代表がkintoneシステムデザイン エキスパートに合格しました。
・弊社にとってkintone並走案件の取り組みを行い、お喜びの声をお客様よりいただきました。
・弊社にとって久しぶりとなるSES案件を請け、週一程度、代表かメンバーが常駐で作業を行い始めました。

実績を出しつつ、日常も充実させるための工夫。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくと信じています。


§ 業務パートナー 今年からサテライトオフィスにて弊社メンバーに対して対面開発をして教える。そう決めたことで、サテライトオフィスへの訪問頻度を増やすと決めました。
ただ、今月は新たなSES案件が始まり、私とメンバーがその常駐現場に行く機会が多かったため、そこで教えています。その分、サテライトオフィスに行く機会は減っています。
ただ、4/1にパートナー企業様よりプレミアムフライデーの飲食の場に及び頂き、会話を楽しみました。ありがたいことです。

今月も複数のパートナーに対して複数の案件をお願いしています。
引き続き、一部の案件については弊社のパートナー社様やパートナー技術者様にお願いするつもりで動いています。

その際、業務を単に丸投げしてしまうことは慎みます。丸投げは弊社のノウハウにならないばかりか、外注費が増加による財務諸表への悪影響にも繋がります。
そのため、外注する場合も弊社がなるべく関わるような体制をとりたいと考えています。

昨年末に、代表が自分にかけていたいくつかの心理のブロックを外しました。例えばオフショア開発、常駐、サービス開発も含めて。引き続きこの方向に進んでいきます。
外したブロックの中には、業務パートナーとの関係性も含めています。また、助成金には頼らないというものもあります。ですが、弊社が先月IT導入支援事業者に採択されたことから、助成金を使いたいというお客様が増えています。その手続きや申請は、弊社が行うべき業務ではないと判断し、コンサルティング会社様と契約を締結しました。
今後はそうした会社様とも柔軟に付き合っていこうと思います。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
ありがたいことに今年に入ってから連日のように新たな案件のお引き合いをいただいています。今月に入ってからは新規案件の割合は少し減っています。が、それでも週一、二件の割合で新たな案件のお話を頂いています。これも、今までの露出の効果でしょう。

先月から某士業様の案件で、kintone並走開発に取り組んでいます。基本的に対応は弊社メンバーに委ね、私はあまり出しゃばらないようにしました。
その結果、無事に初期立ち上げの部分が終わり、お客さまよりお喜びのお声を頂きました。とてもうれしい瞬間でした。こちらも次のフェーズに移れそうです。

もう一つ、今月からSES案件を請けています。メンバーご週一、二回ほど常駐に入っています。今月は初月なので私も厚めに常駐するようにしています。弊社が受けてきたkintone案件の中でも大きい規模のお客様であり、弊社のメンバーにとってもとてもない成長の機会になるはず。
あとは弊社代表のみが動いている案件で、某団体様がkintoneを導入したことに伴うセキュリティコンサルティングと、アプリ運用のお仕事もひとまずひと段落しました。

他にも二ダースほど案件が同時並行で動いています。

ただ、経営者がワーカーとしてに奔走していては社の発展は望めません。
代表が経営に時間を割けなくなると、大所が見えなくなり経営上のリスクとなります。
弊社の発展を進めるためにも、ここを早く何とかしないと。

来月も、弊社メンバーの教育も兼ねた案件に注力していく予定です。



§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
いつになればこの状態が落ち着くのか。財務基盤の弱さをいかにして克服するか。課題は山積みです。

ようやく、昨年の夏のコロナ感染がきっかけに苦しんだ状況に解決の窓が見えてきました。ですが、まだ気を緩めるわけにはいきません。
財務の件は、引き続き最優先で取り組んでいきます。

東京都中小企業振興公社の人財アドバイザーの方にも昨年末よりアドバイスを受けており、この方から五年後の弊社体制の姿を作るように言われ、作成しました。
続いて言われたのが五年間の財務諸表の推移を計画する作業です。弊社代表にとって苦手な作業ですが、これを機会に改めて取り組んでみようと思います。
あと、同時に税理士の先生にも単なる経理作業ではなく、より高い財務の観点からのアドバイスをいただくようにするため、freeeのスキャニング機能を使った領収書の自動経理の機能を導入する予定です。

§ 社内体制 昨年の師走の初めに、一年前に作成した社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで年始にあたり、三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

メンバーの募集を出した時と考え方の軸はぶれていません。

昨年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
そのアドバイザーの方から作成するようにと指示された、5年後の弊社を見据えた改善案は、弊社代表が宇都宮にいる間に作成しました。その内容は弊社の4月からのメンバー全員に展開し、アドバイザーの方にもお墨付きをいただきました。
アドバイザーの方からは、引き続き財務諸表の今後五年間の推移を計画するように言われています。

弊社メンバーは、まだ技術的なスキルの習得に目一杯で、なかなか経営的な視点に気を回すレベルには至れていません。ですが、そこはじっくり焦らずにいきます。まずはスキル面の評価と人事面の評価を行いながら、弊社の体制を築き上げていく予定です。

ただし、上に書いた理想を目指すとしても、それはあくまでも継続的に経営が成り立つ体制があってこそ。業務基盤を疎かにしてはいけません。
そのためにも、弊社では継続的な案件やサービスの構築に力を入れ始めています。それが第二回スマレジアプリコンテストで佳作をいただいた「チェアサイドレジ」です。

先月の半ばより、SESの会社様からのご提案を受け入れ、一人、メンバーとして参加してもらっています。
さらに、今月から弊社メンバーには正社員として働いてもらっています。その方を含めたメンバー四人で稼働しています。
毎週週明けにオンラインの打ち合わせを行い、正社員のメンバーとはSESの常駐現場でも都度、打ち合わせています。
昨年に犯した失敗の反省を踏まえ、慎重に、かつ大胆に果断に経営していきたいと思います。

§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
リアル商談は16回、お客様との打ち合わせを行いました。オンライン商談はざっと数えたところ約26回ほどです。八街と草加と安城のお客様を訪問し、オンラインではなく対面で交流を深められたのも良かったです。
今月、頂戴した名刺は16枚です。

とはいえ、今月はリアルイベントへの参加はできていません。
こちらは弊社代表が忙しかったこともあり、来月以降の課題です。来月以降、そうした場にお誘いいただいており、楽しみにしています。

引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。kintone Café 岡山 Vol.5(4/29)。

今月は、作業に忙しく、オンラインイベントにもなかなか参加できませんでした。ただ、来月以降に複数のお誘いを頂いています。これらは調整して参加したいと思います。

今年に入ってから、発信の機会を増やすため、noteの投稿を始めています。毎営業日に記事をアップしています。これは2年ほど前から弊社とパートナー会社向けのSlackに毎朝アップしていた「朝の雑感」を二日遅らせて外部向けに書き直したものです。

弊社の開発や記事執筆のお仕事はこうした対外活動から生まれています。代表自身による新たな交流を発信することは絶対に怠ってはならないと肝に銘じています。

きっと、必ずや、コロナは小康状態に落ち着くと信じ、また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。

§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップし直す作業ですが、今月は1本アップしました。
(「アクアビット航海記 vol.42〜航海記 その26」)
東京に出てきた私が最初の転職に至るまでを書いています。

今月、書いた本のレビューは7本(
無頼のススメ
「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版
真田三代 上
真田三代 下
怒る富士 上
怒る富士 下
サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ

今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた物申すは0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本() 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、先月から毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。
3月30日 手続き型組織と個人の裁量
4月1日  ポジティブ思考にはリスクの備え
4月4日  仕事へ誇りを持つことは大切
4月5日  契約をなぜ取り交わすのでしょうか
4月6日  皆さんは今情報処理革命の当事者
4月7日  さらなる通勤混雑の緩和を!
4月8日  MLBの年俸は日本と桁違い
4月11日 野球のすごさを感じた一日
4月12日 イラストレーターの道も険しい
4月13日 働き方を考えるためのイベント
4月14日 地方の幹線すら廃止の現実
4月15日 わが国の有事を想定せねば
4月18日 合理的に、精神的に鍛錬する事
4月19日 電子メールの限界が来ている
4月20日 技術者は立ち止まると終わる
4月21日 目標を公私で持つと良いです
4月22日 本人確認の認証基盤は要注目
4月25日 周りの成功に目移りしないこと
4月26日 自分の強みを再度考えた成果
4月27日 コワーキングスペースの今

§ 年表

・四月お仕事

二俣川にて作業・打ち合わせ×8、KEY’S CAFE 町田市役所店にてオンライン打ち合わせ、町田市役所で手続き、新富町駅ホームで作業、新富町で商談、麹町で投函、横浜駅STATION SWITCHで作業・オンライン打ち合わせ、桜木町で商談、カラオケ館野毛店でオンライン打ち合わせ、野毛で飲み会×2、鶴川郵便局で手続き、八街で作業・商談、新小岩で作業・打ち合わせ、草加で商談、ファミリーマート草加二丁目店で作業、コワーキングスペース トリノスで作業、都筑区で商談、武蔵小杉Kitacos Cafe & Gardenでオンライン商談・商談、アールベーカリーでオンライン商談、二俣川コンコースでオンライン商談、安城で商談

§ ツイートまとめ
・四月ツイート

https://togetter.com/li/1879661


2022年3月のまとめ(法人)


令和四年三月。
北京オリンピックとパラリンピックの両平和の祭典の間隙を縫うようにして始まった、ウクライナへのロシアの侵略。それが世界を揺るがし続けています。それに歩調を合わせるように、北朝鮮がミサイルを打ち込んでいます。それら国家による暴発は、平穏無事な日々が続かないことを私たちに教えてくれました。

天変地異だけでなく、国際関係でもリスクがある。私たちはこの先、そうしたリスクにも対処していかなくてはなりません。ただでさえわが国にはさまざまな課題があるというのに。
わが国だけがリモートワークによって生産性が下がるというアンケート結果が出たことも衝撃を与えました。
世の中の変化とは急激に変わるものではありません。茹でガエルのエピソードの様に、徐々に事態は悪い方に向かっていき、いつの間にか取り返しのつかないことになっているかもしれません。
既存の成功体験はとっくに古びてしまいました。高度成長の成功に酔った過去は忘れた方が良さそうです。新たな働き方に考え方をアップデートしていかなければ。つまり、リモートワークを前提とした働き方に対応していかねば、いつの間にかわが国がさまざまなリスクの中でもがく羽目になるかもしれません。常に前向きに、未来を見て考える。その癖をつけておかなければ。

弊社でもそれは同じ。まだまだ課題は山積みです。昨年の反省を真摯に考えるため、今年から心機一転してさまざまな活動に取り掛かっています。
昨年末からは、持続可能な経営体質に変えようと自社サービスの開発も始めました。避けていたSESも、メンバーの成長を考え、受けることにしました。

達成度7割。達成感8割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

3月になってようやく一年の辻褄が合う様な良いニュースも飛び込んできました。ですが、その状況に甘んじず、もう一度足元を固め直します。
弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 三月度の売上は、弊社設立以来、過去最高額に達しました。年度としても、期首に最低限は到達しなければと考えていた金額に到達できました。昨年の10月に代表がコロナに感染したことで落ち込んだことで、先月の時点では達成はあきらめていたのですが、期末月でなんとか挽回できました。

お陰様で今月も多数の引き合いを頂きました。本当にありがたいことです。

一月末から多数の案件を頂けているため、年初に今年は採用はせず、弊社メンバーを育てることに注力するつもりでしたが、そうも言ってられなくなりました。SES経由ですが、弊社メンバーを一人増やすことにしました。また、昨年の年初から加わってくれていたメンバーを正社員として雇用します。

今月は新体制の弾みをつけるため、府中で顔を合わせての打ち合わせもしました。
お陰で、kintoneの中だけで完結できるようなご要望については、うちのメンバーだけで回りつつあります。代表が打ち合わせで出られないときは、うちのメンバーだけでお客様と打ち合わせられる様に。
ただ、kintoneだけで回せるような案件は小規模です。弊社としては、大きな案件も引き受けて行かなければ。弊社の価値とは他のPaaS/SaaSとkintoneを連携させることにあります。

そうした他のPaaSやPaaSとkintoneを連携するにあたっては、全体の設計や細部の構築が必要です。これらを担うための代表のリソースは、新たな案件を次々と頂いていることもあってまだ不足しています

引き合いを次々と受けてもそれに耐えられる様な開発スピードを確保しなければ。昨年、なかなかうまく行かずに苦しんだ経験を活かし、メンバーに対する教えを強化していきます。私も、技術顧問の方にも案件に携わっていきながら。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・弊社がIT導入補助金支援事業者に採択されました。
・弊社代表がkintone Café 神奈川 Vol.11を開催しました。
・弊社ではブロックしていたSES的な半常駐の案件のキックオフがありました。
・弊社に新メンバーが加わりました。

実績を出しつつ、日常も充実させるための工夫。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくと信じています。


§ 業務パートナー 今年からサテライトオフィスにて弊社メンバーに対して対面開発をして教える。そう決めたことで、サテライトオフィスへの訪問頻度を増やしています。

ただ今月は予想以上に案件の引き合いをいただいているため、週によっては一度も行かれないこともありました。
そのような状況ですが、一部の案件については弊社のパートナー社様やパートナー技術者様にお願いするつもりで動いています。四月から稼働してもらうつもりです。

その際は、業務を単に丸投げしてしまうことは慎みます。丸投げは弊社のノウハウにならないばかりか、外注費が増加による財務諸表への悪影響にも繋がります。
そのため、なるべく外注費を抑え、弊社が直に実装する体制をとりたいと考えています。

昨年末から、代表が自分にかけていたいくつかの心理のブロックを外しました。例えばオフショア開発、常駐、サービス開発も含めて。この方向を取り組んでいきます。

外したブロックの中には、業務パートナーとの関係性も含めています。今後は柔軟に付き合っていこうと思います。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
ありがたいことに複数の案件のお話を連日のようにいただいています。これも今までの露出の効果だと思っています。

昨年の師走から、初心に戻ってうちのメンバーにもう一度kintoneを教えながら、じっくりと育てていく方向に舵を切りました。ところが、そうも言ってられなくなるほどに案件のお引き合いをいただいているため、今月からは弊社メンバーには、私抜きで打ち合わせにも出てもらう様にしています。
もちろん、その分代表は昨年の多くの反省点を踏まえ、難しい案件は私と技術顧問とで開発に取り組んでいるのですが。

新規案件の実装に私と技術顧問が携わり、開発速度を上げながら、同時に教育や商談にと動いていく予定です。今月もあまり休みは取れませんでした。BCPの一環で宇都宮に八日ほど行っていた間も、打ち合わせが続き、ほとんど観光すらできていません。おそらくしばらくもは休みも取れないでしょう。
今月はセキュリティ講師・コンサルタントとしても活動しました。

今月は今年度のIT導入支援事業者に弊社がまた採択されました。助成金・補助金関連を使いたいというお客様も多く、弊社に求められる役割は多様になりそうです。

ただし、経営者がワーカーとしてに奔走していては社の発展は望めません。
代表が経営に時間を割けなくなると、大所が見えなくなり経営上のリスクとなります。
弊社の発展を進めるためにも、ここを早く何とかしないと。

来月からは、弊社メンバーの教育も兼ねた案件にも注力していく予定です。



§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
いつになればこの状態が落ち着くのか。財務基盤の弱さをいかにして克服するか。課題は山積みです。

少しずつ財務状況に希望は見えてきていますが、まだ気を緩めるわけにはいきません。
財務の件は、引き続き最優先で取り組んでいきます。

§ 社内体制 昨年の師走の初めに、一年前に作成した社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで年始にあたり、三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

メンバーの募集を出した時と考え方の軸はぶれていません。

昨年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
そのアドバイザーの方から作成するようにと指示された、5年後の弊社を見据えた政策のシートも宇都宮にいる間に作成しました。その内容は弊社の4月からのメンバー全員に展開し、見てもらっています。
弊社メンバーは、まだ技術的なスキルの習得に目一杯で、なかなか経営的な視点にまでは気を配れないようです。そこはじっくり、焦らずにいきます。そしてスキル面の評価と人事面の評価を加えていこうと思います。

ただし、上に書いた理想を目指すとしても、それはあくまでも継続的に経営が成り立つ体制があってこそ。業務基盤を疎かにしてはいけません。
そのためにも、弊社では継続的な案件やサービスの構築に力を入れ始めています。

まず、今月からはSESの会社様からのご提案を受け入れ、一人メンバーの方に参加してもらっています。
その方も含めたメンバー四人で府中の某所で会いました(3/28)。4時間。すでに毎週月曜日の午前に行っている内部打ち合わせにも参加してもらっていましたが、実際に会うことでお互いの人となりや呼吸や間合いを認識し合いました。4月からは昨年からがんばってくれたメンバーを正社員として正式に雇用に踏み切ります。
昨年に犯した失敗を繰り返さないよう、私も自分なりに誤った言動だったかな、と思う事は繰り返さないようにしています。

昨年の真摯な反省をもとに、まずきっちりと経営を行います。

§ 人脈の構築 年始からのコロナ・オミクロン株のまん延によってまん延防止法が発令されていましたが、3/21に解除されました。
そんな中でしたが、リアルでも三回ほどお客様との打ち合わせを行いました。オンラインはもう数えきれないです。ざっと数えたところ約65回ほどです。
今月、頂戴した名刺は11枚です。

今月はkintone Café 神奈川でも貴重な人とのつながりを頂きました。
引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。kintone Café 神奈川 Vol.11(3/25)。

リアルとオンラインを併用してのイベントでしたが、リアルの参加者数がオンラインの参加者数に匹敵するイベントは久しぶりでした。
会場の反応など登壇者・運営者としてとてもやりがいのあるイベントでした。
会場の「たくらみ」に巻き込む有り方や、コワーキングとはこうあるべき、と思えるような会場の雰囲気も素晴らしく、夜の懇親会も楽しめました。

とはいえ、ようやくまん延防止法が終わったのは今月の21日。ほとんどの打ち合わせはオンラインですし、交流もなかなか出来る機会がありません。
そこで、今年からnoteに毎営業日に記事をアップしています。これは2年ほど前から弊社とパートナー会社向けのSlackに毎朝アップしていた「朝の雑感」を外部向けに公開したものです。内部に公開した後、二日遅らせてnoteに書いています。

弊社の開発や記事執筆のお仕事はこうした対外活動から生まれています。代表自身による新たな交流を発信することは絶対に怠ってはならないと肝に銘じています。

きっと、必ずや、コロナは小康状態に落ち着くと信じ、また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。

§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんの運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップする作業ですが、今月は1本アップしました。
(「アクアビット航海記-私の技術とのかかわり方」)
私が今まで自己流なりにシステムを習得する上で気づいてきたことを書いています。

今月、書いた本のレビューは5本(
沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史 〈上〉
沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史 〈下〉
サクリファイス
樹霊
日本でいちばん大切にしたい会社3

今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた物申すは0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは3本(
宇都宮でのおためしサテライトオフィス体験
kintone Café 神奈川 Vol.11を開催しました
【IT導入補助金】IT導入支援事業者に採択されました。
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、先月から毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。
3月1日  自由と多様性が尊重される世に
3月2日  システムが標準化される効果
3月3日  栃木県で仕事をしてきます
3月4日  宇都宮までの通勤も出来そう
3月7日  交流のない滞在に関する課題
3月8日  一人で籠ってみて感じた事
3月9日  宇都宮の街の魅力について
3月10日 交流をどうするかが移住の肝
3月11日 災害リスクを考えた経営
3月14日 卒業とは次の挑戦の入り口
3月15日 今日CybozuCircusの日です
3月16日 孤独なリーダーは要注意!
3月17日 首都圏直下型地震への備え
3月18日 リーダーの伝達スキルとは
3月22日 ヒトと動物の違いは何でしょう
3月23日 鎌倉殿の13人から学ぶ事
3月24日 コミュニケーションの持つ力
3月25日 やり続けることが力になる
3月28日 kintone Café を開催した件

§ 年表

・三月お仕事

HOTTANさんで作業×3、ユニゾ in Express 宇都宮で籠って作業×5,まちの駅 ぽっぽ町田で提出、都筑区で商談、ららぽーと横浜のTully’sで作業、二俣川で打ち合わせ×2、チガラボで作業、チガラボでkintone Café 神奈川 Vol.11、蕎麦酒房 水火 茅ヶ崎店で懇親会、府中で顔合わせ作業、新小岩で打ち合わせ、江戸川法務局で手続き、新宿で作業、アクアビットサテライトオフィス×3

§ ツイートまとめ
・三月ツイート

https://togetter.com/li/1865988


kintone Café 神奈川 Vol.11を開催しました


三月二十五日にkintone Café 神奈川 Vol.11を開催しました。

qloba上の公式サイトでの開催報告。
https://kintonecafe-kanagawa.qloba.com/activities/12153

昨年の春先より、これからはkintone Café 神奈川は3カ月おきに開催すると宣言し、達成することができました。
今年もそれを継続したいと思います。まず、ご参加者の皆様やスタッフの皆様に感謝いたします。

今回のVol.11は、コロナが始まってから味わう機会が激減していたリアルイベントの醍醐味を感じさせる内容でした。
オンライン参加者数と会場の参加者数が拮抗するkintone Caféも久々。そうしたリアルの会場からは、参加した皆さんからの反応が直接感じられ、運営側としてもとてもやりがいを感じました。それはまさにコミュニケーションの相乗効果。

今回のkintone Caféは、リアル開催の復活を宣言するように「kintoneで何ができるの?」をテーマとしました。
まさに原点回帰です。

今回の司会はけいんさんに担っていただきました。
そして、お約束のkintone Caféの理念を述べる前口上は代表の長井が担当しました。

さて、最初のセッション「kintoneで何ができるの?入門編」は藤村さん。
今回のkintone Caféは、藤村さんを抜きにして考えられません。場所の選定からリアル参加者の集客、そして会場にkintoneベースのデジタルサイネージを設置し、ウェルカムボードの代わりとしてくださったのも藤村さん。さらに「イベントチャット」というツイートを集約するツールを作っていただいたのも藤村さん。

セッションの内容も、今回のkintone Caféへの藤村さんの熱い思い、チガラボの皆さんにkintoneの魅力を伝えたいという思いがあふれていました。冒頭のアイスブレイクで皆さんのkintoneへの理解度や知識などを把握し、その上で会場の雰囲気をつかみます。

kintoneを知らない方にkintoneに興味を持ってもらえるように組み立てられた内容は、冒頭のセッションとして素晴らしいものでした。「ゆるい」というキーワードは、まさにkintoneの敷居の低さを表した言葉。
ありがとうございました。

さて、続いてのセッションはけいんさんによる「Excelから顧客リストを作ってみよう」。
藤村さんによってkintoneへの興味を掻き立てられた皆さん。kintoneの実際の画面が見たい。そんな皆さんの思いをくみ取るために実際のデモをお見せする。藤村さんからけいんさんへの見事なバトンリレーです。

けいんさんはExcelで用意した顧客データをもとに、kintoneの標準機能であるアプリをExcelから作成する機能を使い、一瞬でアプリにしてしまいました。この素早い動きには会場の皆さんも心が動かされていました。目の前でこのような反応が返ってくると嬉しくてしょうがありません。これこそがリアルイベントのうれしさです。やってよかったと思える瞬間です。

さらにけいんさんは、そのように作ったアプリを参加者の皆さんにスマホでログインしてもらえるようQRコードとログイン情報を用意してくださいました。それにより、会場の皆さんが一斉にスマホを取り出し、ログインを試す姿はこれぞリアルイベントのダイレクトな反応。けいんさんのたくらみが見事にチガラボさんで炸裂しました。素晴らしい。ありがとうございました。

続いては、代表の長井によるアプリのライブ作成です。
正直、業務が忙しいため、今回のkintone Caféでは当初登壇する予定はありませんでした。十日前にLTやりましょうか、といったものの、20分のセッションは考えておらず。一週間前になって私の枠が20分とられていることにきづき、おや?と。

その後も準備する時間が取れず、当日も13時にチガラボさんにはいったものの、打ち合わせが四つ続き、ようやく17時になって冒頭の「kintone Caféとは」を作った次第。結局、事前にkintone環境に入ってRepotone Uをインストールするのが精いっぱいでした。しかも藤村さんとけいんさんのセッションでは、私の端末をディスプレイにつなぎ、Zoomの画面共有で皆さんにお見せする形態をとったため、お二方のセッションの裏で準備する時間もなく。

その分、正真正銘のガチライブ感は出せたかもしれません。Webから適当に持ってきた問診票をアプリにf実装しようとしたところで、その問診票のチェックボックスの項目が多く、とても時間内に実現できませんでした。ですが、repotone uを使ってその場で入力した内容を帳票にアップできたことは、皆さんにkintoneのリアルなゆるさとスピード感が伝えられたのではないかと思っています。

今回の開催にあたっては、私と藤村さんがそれぞれkintone関連のパンフレットを多数持ち込み、それを皆さんの机に置いておきました。けいんさんと私のセッションの間の休憩では、皆さんがそれらを興味深そうにめくり、それぞれが意見交換を交わしていました。そこに藤村さんが適宜からんで補足を加えていました。
まさにこれはコワーキングの実例。こうした場の雰囲気はkintone Caféやコミュニティでもファシリテーターさんの手腕によっては見られることもよく見られます。が、チガラボさんの場合、その協働のあり方がファシリテーターの手を借りずとも皆さんの中で自然と出来上がっていました。これぞコワーキングスペースの正しいあり方でしょうね。そしてリアルイベントのあるべき姿。

そうした雰囲気にとても感銘を受けた私たちは、夜の懇親会へ。蕎麦厨房水火さんで美味しい料理を頂きつつ、そうした茅ケ崎の街やチガラボの雰囲気について意見を交換しました。
私にとって今まで茅ケ崎といえば、サザン・オールスターズや開高健、そして懇意にしているTouch is Loveジーンズストアさん、そして浜降祭ぐらいでした。
ですがチガラボさんで感じた自然と協働やたくらみが成り立つ様子は、新たな茅ケ崎の魅力を教えてくれました。
皆さんありがとうございました。


2022年2月のまとめ(個人)


公私の「私」

●家族とのふれあい

§  総括 昨年の反省を生かし、今年から心機一転をはかることにしました。

北京冬季五輪はさまざまな感動を与えてくれました。が、オミクロン株は依然として多くの感染者を生み出し続けています。そんな中、ロシア軍によるウクライナ侵攻が国際関係に大きな影響を与えました。

一昨年の九月に読んだ「死」についての分厚い本の内容を脳内で反芻しつつ、生きる意味を問い続ける毎日です。コロナによって窮地に追い込まれる人生、頭領の判断一つで国を失う恐怖。
人生は有限であり、残された時間のわずかなことに慄く毎日です。
昨年の下半期に感じた生死に関する危機感。それを忘れぬため、今月はほぼ仕事に精を出していました。あまり遊ばず。

今月は次女の家探しを再度行い、家も決めました。さらに、保護者への感謝をこめた食事会に夫婦でお招きいただきました。メッセージの数々、美味しい料理。そして次女が自らサービスしてくれます。最後、次女が生徒代表でスピーチしてくれたのですが、それを聞かされていなかった私たち夫婦は成長した娘の姿に涙腺を乱されました。
来月、いよいよわが家から次女が巣立ちます。今まで二十年近く固定されていた家族の形。少しずつその状況に変化が生じています。

私は仕事以外にもやりたいことをたくさん持っています。自分に残された時間の中で、それらがどれぐらいできるのだろうと考える日々です。
今月のように仕事に追われていると、したいことができずに時間だけが過ぎています。それに比べて自分がしたいことの多さ。一方で、仕事を通さなければできない社会的な貢献もあります。その間に自分の生きる意味があるはずなのです。まずは弊社を継続できるようにしないと未来の安定もない。それに葛藤する毎日です。
葛藤しているうちに、私がやりたいことの何万分の一も出来ずに死んでいくのか。そんな恐れも生じます。
娘の成長は月日の経過の表れです。限られた人生の中で家族との時間を大切にしながら、自分に与えられた可能性と時間を精一杯使い切ろうとしています。

今月は家族とは一回お出かけしました。妻とは二回、妻と長女とは二回、妻と次女とは二回、長女とはゼロ回、次女とは三回。

§  月表

・二月お出かけ

カフェCreateaシーフォース(Sea Force) 機械部・加工部花神楽 パンダ焼き摩利支天 徳大寺東京靴流通センター 上野御徒町店二木の菓子 第一営業所すしざんまいファミリーマート 鶴川駅西店、アクアビット サテライトオフィス、餃子の王将、法政大学川崎総合グラウンド、法政大学アメフト部、中原図書館、アクアビット サテライトオフィス、なか卯、泉龍禅寺、和・ダイニング 知龍StarbucksLa Ohana、カインズホーム 町田多摩境店、ミニストップ 和泉多摩川駅前店、アクアビット サテライトオフィス、アクアビット サテライトオフィス、ファミリーマート 町田鶴川駅北店、鶴川駅前図書館、ファーストハウジング代々木店ロイヤルホスト、アクアビット サテライトオフィス、ジョナサン、揚辻稲荷神社、アクアビット サテライトオフィス、江戸川区役所、SARC東京様、プレミアムカルビ 新小岩店、ホテルJALシティ関内横浜、海の公園、八景島駅、金井クラブ、自然観察センター・しらかしのいえ、泉の森、泉の滝、安宅家の人々、大池、相模大塚駅 (SO15)、バーミヤン、八雲神社、深見歴史の森、深見城跡、BOOKOFF 大和つきみ野店、アクアビット サテライトオフィス、鶴川駅 (OH25)、焼きあごラーメン 侍道、ミニストップ 二俣川店、ドトールコーヒーショップ、倉式珈琲店、相模大野駅 (OH28)、BOOKOFF SUPER BAZAAR 町田中央通り (本・ソフト館)、ビッグボーイ、コーチャンフォー 若葉台店、アクアビットサテライトオフィス、ホテルJALシティ関内横浜、世田谷区立 喜多見農業公園、慶元寺、喜多見 氷川神社、籠屋(秋元酒店)、アクアビット サテライトオフィス、町田調理師専門学校アリオ橋本ZARA、ACADEMIA くまざわ書店、バーガーキング

・二月ツイート
https://togetter.com/li/1852158

§  家族とのお出かけ 家族で出かけたのは、上の年表で黄地に太字にしているイベントです。家族で出かけたのは、今月は一回です。

月末の前日、次女の学校での保護者食事会の後、次女が服が欲しいというので家族でArio橋本へ行きました(2/27)。妻や娘たちが買い物をしている間、私は店の外でブログを書いていました。

なお、バレンタインデーはアップルパイを家族で食べ、節分の日は恵方巻を家族で食べました。

まもなく次女が家を出て行ってしまうため、来月も家族で出かけるようにしたいと思います。

§  妻とのお出かけ 妻と出かけたのは、上の年表で桃地に太字にしているイベントです。妻と出かけたのは今月は二回です。

月初に私の仕事で御徒町のSeaForce様に行きました(2/1)。3CADソフトウェアによるジュエリー制作も手掛けられているSeaForce様に妻を連れて行ったのは、ジュエリーや石組を手掛ける妻も関心を持つかなという意図でした。もちろん矯正歯科医としての関心も貼るはずだと思って。打ち合わせの後は上階にあるカフェ CREATEAで。
帰りもすしざんまいやアメ横の摩利支天などを散策して帰りました。

続いて妻と近所に新しくできたお店で昼を食べ、さらに少し足を延ばして稲城のStarBucksで(2/5)。私もここでも作業に没頭していましたが、こういう時間をわずかにでも持てたのはよかった

あと、タカラヅカの横浜公演に関して横浜のホテルで一週間泊まり込んでいた妻のもとに車を取りに行ったのが2/18でしたが、その車を返しに行った際、妻の部屋でしばし作業をさせてもらいました(2/25)。

§  妻と長女とのお出かけ 妻と長女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と長女との三人で出かける機会は二回ありました。

多摩境にあるカインズで買い物があるというので、私はドライバーで。カインズの駐車場では車の中で作業していたのですが、その後近くのLa Ohanaでハワイアンな雰囲気の中、食事やお茶を(2/6)。

あと、上にも書いた横浜のホテルでは長女ともすれ違い。私はそのまま妻の部屋でしばし作業をさせてもらったので(2/25)。


§  妻と次女とのお出かけ  妻と次女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と次女の三人で出かける機会は二回ありました。

次女の就職先は青山の慈華さんです。ここに町田から通うのは営業時間の関係で不可能なので、その近所に住むしかありません。
先月の家探しでは、渋谷駅の近くに良さそうな物件がありました。ところが住む本人に迷いがあったので別の不動産会社さんにもあたってみました。その家探しに行きました(2/13)。

無事に家は決まり、手続きや敷金・礼金の払い込みも今月中に終わらせました。


もう一つの外出は、次女の学校で催された保護者食事会です(2/27)。次女が通っていた町田調理師専門学校の恒例行事ですが、生徒たちが料理を作り、サービス担当が各親の元へと料理や飲み物を運びます。

和洋中折衷のコースはとてもおいしかった。次女の配ぜん人としての立ち居振る舞いも高校三年生にしては堂に入っており、かつて大学時代に配ぜん人として働いていた私にとって懐かしさを感じました。

食事が終わった後は次女が生徒代表としてスピーチの大役を務め、思わず私も涙を誘われてしまいました。
3月に一人暮らしを始め、4月からは社会人になる次女が社会でやっていけると思えた瞬間でした。それとともに先日の卒業制作展や次女との家探しでは感じなかった次女の自立をことさらに感じた一日でした。
いよいよ次女も家を出るのか、と思うと感慨深いものがあります。

先月末に第一位をとった卒業制作展の症状やメダルも見せてもらいました。

§  娘たちとのお出かけ  娘たちと出かけたのは、上の年表で青地に太字にしているイベントです。

次女とは夜のバイトからのお迎えに何度か車で送迎しました。
また、町田市議選と町田市長選があり、私の知る方が市議に初立候補し、見事に当選したのですが、その投票に次女と行きました(2/20)。

私と次女だけしか家にいなかった際には、合間にはリンゴを剥いてもらいました。

コロナに人生を乱され、気の毒とは思いますが、そこで何をするかで人生は変わってきます。
不満だらけの日々だったと思いますが、そこで歯を食いしばって一位をとってくれたことは、親としてもとてもうれしい。

20才そこそこの私はあまり褒められた時間を過ごしていなかったので、娘たちにあまり大きなことはいえません。ただ、娘たちのそれぞれの頑張りを後ろから支えてあげられる親でありたいと思っています。と言いながら、先月と今月は家計の点で苦労を掛けてしまったのが申し訳ない。
これからも家族の時間が持てることを望みつつ。

●私自身の二月(交友関係)

§  関西の交流関係 今月はほぼ交流関係はありませんでした。東京で大雪が報じられた際、関西の親友がLINEで安否を気遣ってくれたくらい。でも、ありがたいです。
あとは実家の両親から娘の進学祝いをいただきました。感謝です。

§  今月の交流 オミクロン株のまん延ににょって、今月も飲み会ができないままでした。
今月は仕事でさえもリアルの商談は三回だけでした。
プライベートでも人に会うどころではなく、ほぼ仕事ばかりの毎日でした。

もっとも、今年はメリハリを付けようと思っていたので、仕事に専念する月だったと自分に言い聞かせています。


●私自身の二月(文化活動)

§  今月のブログ 読んだ本のレビューを記す読ん読ブログの執筆は、主に2020年に読んだ3冊分となりました。
レビュー執筆は、私の中では大切なライフワークとして位置付けています。ですが、このところ、書く時間があまり取れていません。今月は本すら読めず、ブログすら書けませんでした。読んでから原稿をアップするまでの時間も一年六カ月以上がたっています。
はやくおくれを取り戻したいと危機感を持っています。質を落とさずにこの期間を縮めたい。それが去年に引き続いての課題です。書く行為への熱意は衰えていませんので、引き続き続けたいです。

以前に連載していたCarry Meさんの運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップする作業ですが、今月は1本アップしました。
(「アクアビット航海記 vol.40〜航海記 その25」)
正社員になったことで担うことになった作業と、それが私を鍛えてくれたことを振り返っています。

今月、書いた本のレビューは3本(
R帝国
人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?
黄金峡

今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた物申すは0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本()。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、先月から毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。
2月 1日 限界鉄道が復活した喜び
2月 2日 リーダーシップについて
2月 3日 節分の日の心構え
2月 4日 3D造形はSFでなく現実だった
2月 7日 人工雪の北京冬季五輪
2月 8日 ワーケーションの熱が再び
2月 9日 メタバースにどう付き合うか
2月10日 データを扱う教育が必要
2月11日 建国記念の日に祖先に感謝
2月14日 ルールを決めることの限界
2月15日 音楽ビジネスの変革の波
2月16日 技術者の初心を思い出す
2月17日 分報を始めて得た気づき
2月18日 リモート不可の仕事すら…
2月21日 選挙に限らず自己発信力を
2月22日 ウクライナ情勢がいよいよ
2月23日 スポーツ観戦からの気づき
2月24日 Web3.0に乗り遅れの自分

§  今月の読書 今月は4冊の本を読みました。内訳は、科学啓蒙書二冊、純文学一冊、伝記一冊。

今月は仕事が忙しかったのでほとんど本が読めませんでした。今月はとても残念だったと思います。

私が昨年の年始に掲げた目標の一つは本を出版することですが、一昨年の11月に一緒に飲んだ方がそうした伝や知識を持っている方であり、必ず本を出版するとの思いは増すばかりです。
今年は、その準備も進めています。


§  今月の映画 今月の映画鑑賞は0本です。
今年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を全て見ようと決意しています。今のところ第七回まで全て見ることができています。


§  今月の舞台 舞台については、今月は0本です。
妻は月末になってようやく横浜公演が終わり、代表のお手伝いから一旦解放されました。

§  今月の音楽 今月も生演奏を聴く機会がありませんでした。
コロナが始まってから、70年代の洋楽を聴きまくっています。今月はBarbra Streisandのアルバムを順に聴いていっています。


§  今月の美術 今月は特に美術に触れていません。


§  今月のスポーツ 今月は北京冬季五輪が行われました。国際関係や政治の思惑が言われた大会でしたが、随所にスポーツの素晴らしさが感じられました。
その一方でルールとスポーツの難しい関係について考えさせられました。
高梨選手の失格やワリエワ選手のドーピング疑惑、平野選手の二本目の試技が不可解な低評価だったこと。
一方で、私自身はサイクリングや山登りにもいかれず、体力は衰える一方です。わずかにサイクリングや低山を歩きましたが。


§  今月の滝 今月は一カ所だけ滝を見に行きました。「泉の滝(2/20)」
大和市の引地川の源流には大きな池とともに泉が湧いています。この滝はその湧いた泉のすぐ横から流れる1メートルほどの滝です。泉のそばですぐにかけ落ちるところが見どころでしょうか。

ほぼ真上には国道246号線の陸橋が走っているため、車の音などで興がそがれるのですが、この泉の森一帯は、私が事前に想像していたよりも広く、場所によっては森林の雰囲気を感じられました。

§  今月の駅鉄 
趣味の駅訪問は二駅です。「八景島駅(2/18)」「相模大塚駅(2/20)」

八景島駅に訪れたのは、妻の宿泊するホテルに車を受け取りに行った後でした。この日の私は朝、新小岩で商談をしていました。そこから横浜まで総武線に乗って旅をし、関内へ。旅の疲れも、自由に車が乗れる時間の前では消え去りました。まだ日が沈むには間があったので、八景島駅へと。
何度も来ている八景島ですが、海の公園や八景島駅側はとても久しぶり。そもそも八景島駅を利用するのは、妻と知り合って間もない時期に二人で利用して以来ですから20年以上ぶりのこと。


続いての相模大塚駅は、次女を町田のアルバイト先に送った後のことでした。泉の森や泉の滝を訪れた後、この駅を訪れました。おそらく私が上京直後に相武台前に住んでいたころに来て以来かもしれません。
駅にはJRの車両も留置され、とてもおしゃれな相鉄の新型車両が行き交います。かつて私が通勤で通っていたころの垢ぬけない印象は払しょくされました。JRとも相互乗り入れを果たし、来年には東急とも相互乗り入れを開始するとか。しばらく注目です。


§  今月の酒楽 今月はとうとう一度も外で飲みませんでした。まん延防止法でお店自体も20時には閉まってしまうし、私も仕事が忙しくてそのような暇がとれませんでした。
月末に狛江の籠屋(秋元酒店)で芋焼酎の釈云麦を購入しました。まだ飲めていませんが、今日の夜に少し頂こうかと思います。

なお、バレンタインデーの日はビールを買ってきてくれましたので、悪魔のビールをいただきました。

そういえば次女も居酒屋のアルバイトを卒業しました。またいければ次女がいるうちに行きたかったのですが。


§  今月の旅行 今月からオンとオフのメリハリを付けようと思っています。仕事での外出や商談と、個人の外出を。

とはいえ今月は仕事に追われ、あまり旅らしい旅ができませんでした。

そもそも東京都と神奈川県から出ていません。東は江戸川区区役所まで。西は相模大塚駅か泉の森まで。北はアメ横。南は八景島そばの海の公園まで。

狭い範囲ではありましたが、仕事も絡めてあちこちは訪れました。
2/1 まずは上にも書いた御徒町のSeaForce様からアメ横あたりを巡っての妻との旅。アメ横の摩利支天は私も今回初めてでしたし、宝石卸の街である御徒町で初めてそのようなお店に伺ったのは経験でした。

2/3 続いて仕事で訪れたのが武蔵小杉。法政大学様を訪れました。帰りは武蔵小杉駅の中原図書館で立ったままウェビナーを聴講しました。
2/4 その翌日はサテライトオフィスの近くの寺、泉龍禅寺に住み着くネコと戯れました。

2/5 は妻と近所の知龍さんで食事した後、稲城のStarBucksへ。
2/6 は妻と長女とで多摩境のカインズとその近くのLa Ohanaへ。
2/11 は鶴川駅まで歩いて向かったのですが、途中で昔ながらの井戸を見つけました。家の近くにこのような場所が残っていたことに気づけたのは新たな発見でした。
2/13 は妻と次女とで家探しで都心へ。とても良い場所に家を求めることができました。
2/18 は朝から新小岩へ向かい、商談を済ませた後は、総武快速で横浜まで。そこで関内の妻の宿泊するホテルに向かい、車を受け取った後は八景島駅までドライブ。途中、本牧の三渓園の景色を見ながら、海の公園の見事な夕日に酔いしれました。
2/20 は次女を町田のアルバイト先に送った後、ふらりと大和市の泉の森を散策し、相模大塚駅を訪問した後、これまた未訪問だった深見城址を探索しました。

2/23 はまた相鉄にのって二俣川へ。駅前でラーメンを食べた後、かつてとは見違えた駅ビルで商談を二件。
2/25 はサテライトオフィスへ車で向かった後、夜は多摩川沿いに下って横浜へ。
2/26 はサテライトオフィスで仕事した合間に近所の慶元寺と氷川神社までサイクリング。
2/27 は町田の次女の調理師学校まで向かい、美味しい料理を。

こうやって見ると近場とはいえ、あれこれできた月だったと考えるようにします。


§  今月のその他活動 人生も半分を過ぎ、一層焦りが募っています。少しでも日々に変化をつけようとする気持ちに衰えはありません。
今、心身が動くうちに仕事もプライベートも全力で。その考えには揺るぎがありません。

・公園は三カ所。「海の公園(2/18)」「泉の森(2/20)」「世田谷区立 喜多見農業公園(2/26)」
・博物館はゼロカ所。
・美術館はゼロカ所。
・駅は二駅。
「八景島駅(2/18)」「相模大塚駅(2/20)」
・滝は一滝。「泉の滝(2/20)」
・温泉はゼロカ所。
・山はゼロ山。
・酒蔵はゼロカ所。
・神社は三カ所。「揚辻稲荷神社(2/17)」「八雲神社(2/20)」「喜多見 氷川神社(2/26)」
・寺は三カ所。「摩利支天 徳大寺(2/1)」「泉龍禅寺(2/4)」「慶元寺(2/26)」
・教会はゼロカ所。
・史跡は二カ所。「安宅家の人々(2/20)」「深見歴史の森(2/20)」
・遺跡はゼロカ所。
・城は一城。「深見城跡(2/20)」
・灯台はゼロカ所。
・水族館はゼロか所。
・土木遺産はゼロか所。
・マンホールカードはゼロ枚。
・風景印はゼロ枚。
・風景印はゼロ枚。
・御城印はゼロ枚。

私がまだ訪れていない場所の多さは無限です。やりたいこと、行きたい場所の多さにめまいがします。
仕事に追われて今月も行けなかった場所のどれほど多いことか。これでは日々に追われてあっという間に老け込んでいくことは間違いありません。
そうしているうちに、加齢によって気力を奪われ、あきらめを自らの自然な感情と勘違いしたまま、かつての欲求を忘れ老いてゆく。これだけは防ぎたいと思っています。

人の明日はわかりません。人気俳優や女優も自死を選び、私も不意の体調不良に襲われ、コロナに感染します。ハイキングが一晩の遭難と化し、人里のすぐそばで死ぬ可能性も体験しました。
いつかやろう、引退してからやろうという姿勢を根本的に見直さねばなりません。もう、未来の社会や環境がどうなっているかわからないからです。そこに老いつつある自らの衰えがかぶさってきます。
生きている今。今を生きているのですから、今、やるべきことをしなければ。後悔だけはしないように。
その姿勢のまま、仕事をこなしながらも、今のうちに時間の合間を見つけ、行けるところに行っておこうと思います。

死ねば全ては無に消えます。
私の経験をいくらブログにアップしても、膨大なデジタルの海の中に溶けて消えます。
それが分かっていても、自分に与えられた生を全力で全うしたいと思います。仕事もプライベートも全力で過ごそうと日々励んでいます。

今は仕事に集中し、好きなことは引退後に。そんな悠長な考えが通用しないことをコロナウィルスは教えてくれました。人生はあっという間に終わってしまう。老いたときに平穏で好きなことができる世の中があるかどうかは誰にも保証されません。一方で、仕事の難しさや面白さも強く感じています。プライベートだけど充実させるのでもなく、仕事だけに人生を捧げるでもなく、その両立を目指す
だからこそ、今のうちから毎日を公私とも全力で生きる、という決意で日々を過ごしています。
コロナだからと閉じこもっている場合ではないのです。
コロナに人生を台無しにされるぐらいなら、一人でも旅を敢行したいと思います。会話は控え、マスクに口と鼻を隠した黙旅を。
先々月に遭難したように、命をなくしては元も子もないのは当たり前。ですが、何もしないままなら命は枯れてしまいます。

家族との縁も毎月、姿を変えています。仕事もいつかは引退を求められるでしょう。そうなった時にやることがない、とよく話に聞く老残にだけはなりたくないと思っています。
人はいつか死ぬ。コロナウィルスの蔓延はそのことを教えてくれました。何をしても最後には死にます。一昨年の九月に読んだ「「死」とは何か」という本には死生観を持つことの大切さが書かれていました。昨年の九月にはそれに加えて沢庵和尚の生涯から権力にこびず、わが道を行く生き方を学びました。

一方で、具体的に将来のこともそろそろ考えねばなりません。
法人のまとめに書いた通り、コロナに席巻された世の中ですが、弊社の売り上げはなんとか確保できています。
ただ、私個人としては投資もしておらず、賭け事もしていません。不労所得のタネも持っていません。
私が倒れた時、うちのメンバーが稼げるところまでは頑張らねば。

それぞれの場所で俳句も読みました。今月は俳句を6句。いずれもツイートまとめに載せています。

あらためて「私」を振り返ってみました。来月もコロナと共存しつつ、自らの生に後悔のないような日々となることを信じて。


2022年2月のまとめ(法人)


令和四年二月。
北京五輪が終わりました。ですが、オミクロン株の患者数は高止まりしたままです。
高揚と混乱が依然として世界を覆う最中、ウクライナにロシア軍が侵攻をはじめました。国際関係に起こった混乱は、平穏無事な日々から私たちをさらに遠ざけていきます。

戦後から今まで、成長を遂げてきたわが国。バブルが弾けてからの30年、長期停滞が叫ばれていた間も、わが国の文明水準は諸国に比べて高いレベルを享受してきました。
ですが、その状態に慣れてしまったわが国を尻目に、新興国がぐんぐんと成長を遂げ、わが国を抜き去っていきます。

ウクライナがロシア軍に攻め込まれたことは、いくら日本国内が安定していても、諸外国が何を起こすかわからないリスクの前では無力な事を私たちに教えてくれました。
ただでさえわが国にはさまざまな課題があります。諸外国のリスクや自然災害のリスクも考えると、生産性を阻害するような商慣習ぐらいは改めておかないと。今のままではいざ有事が起こった際に対応できません。
それには働き方の改革が欠かせません。既存の成功体験はとっくに古びてしまいました。高度成長の成功に酔った過去は忘れた方が良さそうです。
新たな働き方に考え方をアップデートしていかなければ。つまり、リモートワークを前提とした働き方に対応していかねばなりません。常に前向きに、未来を見て考える。その癖をつけておかなければ。

弊社でもそれは同じ。まだまだ課題は山積みです。昨年の反省を真摯に考えるため、今年から心機一転してさまざまな活動に取り掛かっています。
昨年末からは、持続可能な経営体質に変えようと自社サービスの開発も始めました。避けていたSESも、メンバーの成長を考え、受けることにしました。

達成度6割。達成感6割。満足感5割。それが今月の代表自身の自己採点です。

まずはもう一度足元を固め直します。
弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括 二月度の売上は、まだ確定していませんが、目標額には到達できました。ただ、年間を通してみると最低ラインに届かない見込みです。昨年の10月の落ち込みが響いています。
あと一か月、がんばって積み上げなければ。

お陰様で今月は多数の引き合いを頂きました。ほぼ毎日といってもよいほど、新たなお話を頂きました。土日祝ですら新たなご相談を何件も頂きました。

そうした案件に対応できる体制を構築するため、今年に入ってからは最低でも週二日、サテライトオフィスにおいて対面で教えながらの開発を行っています。
お陰で、kintoneの中だけで完結できるようなご要望については、うちのメンバーだけで回りつつあります。
ただ、kintoneだけで回せるような案件は小規模です。売上の中では小規模であり、大きな案件も引き受けて行かなければ。弊社の価値とは他のPaaS/SaaSとkintoneを連携させることにあると置いているので。

そうした他のPaaSやPaaSとkintoneを連携するにあたっては、全体の設計や細部の構築が必要です。これらを担うための代表のリソースは、新たな案件を次々と頂いていることもあって不足しています。

Cybozu Days 2021で得たご縁やその他のチャネルから、新たな案件の引き合いはいくつもいただけています。
やはり、Cybozu Days 2021に出展したことで弊社の認知度はさらに上がったように思います。

ですが、それをこなすだけの開発スピードを確保しなければ。スピードが落ちると、昨年のコロナ感染の後の弊社が経験したようにサイクルが崩れます。そうなった途端、経営にダメージを受けます。
そのためにも、メンバーに対する教えを強化していきます。私も、技術顧問の方にも案件に携わっていきながら。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・代表が分報を始めました。
・サイボウズ社よりバレンタインデーのチョコをいただきました。
・弊社ではブロックしていたSES的な半常駐の案件をお請けすることにしました
・弊社契約としては約11年ぶりに新たなkintone環境を契約しました。

実績を出しつつ、日常も充実させるための工夫。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくと信じています。


§ 業務パートナー 今年からサテライトオフィスにて弊社メンバーに対して対面開発をして教える。そう決めたことで、サテライトオフィスへの訪問頻度を増やしています。

数年前から一緒にやっている有限会社シンボ技研様は、昨年のCybozu Days 2021でも出展やスタッフ協力でもお世話になりました。
弊社のサテライトオフィスは有限会社シンボ技研様のオフィスの一部をお借りしています。
そのご縁をこの春からさらに強化しようと思っています。来月早々より作業をお願いするつもりで考えています。

昨年末から今年にかけては、他の企業様からも複数の協業の提案をいただいています。
そうしたご提案をおこなってくださるのはとてもありがたいのですが、協業のご提案の多くは弊社にとっての発注元としてのお申し出です。現状で案件の引き合いを多数いただけている弊社が、これ以上の案件を請けることについては慎重に進めていかねばと自重しています。リソースの問題がありますので。

また、業務を単に丸投げしてしまうことも慎むつもりです。外注は弊社のノウハウにならないばかりか、外注費が増加による財務諸表への悪影響にも繋がります。
そのため、なるべく外注費を抑え、弊社が直に実装する体制をとりたいと考えています。

とはいうものの、昨年末から、代表が自分にかけていたいくつかの心理のブロックを外しました。例えばオフショア開発、常駐、サービス開発も含めて。

外したブロックの中には、業務パートナーとの関係性も含めています。今後は柔軟に付き合っていこうと思います。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
ありがたいことに複数の案件のお話を連日のようにいただいています。これもCybozu Daysへの出展など、露出してきた効果だと思っています。

昨年の師走から、初心に戻ってうちのメンバーにもう一度kintoneを教えながら、じっくりと育てていく方向に舵を切りました。
私も焦っていたのかもしれません。能力以上の仕事を振ってしまっていたと思っています。いろいろとある反省点を踏まえ、難しい案件は私と技術顧問とで開発も含めて取り組む方向に舵を切りました。

ただ、それ以上に案件のお話をいただけている今、じっくりと育てる悠長なやり方が厳しくなってきました。

新規案件の実装に私と技術顧問が携わることで開発速度を上げています。
しばらくは、経営者としての理想を追うだけの振る舞いをやめ、一作業者として原点に戻ります。おそらくしばらくは休みも取れないでしょう。
ただし、経営者がワーカーに奔走していては社の発展は望めません。
代表が経営に時間を割けなくなると、大所が見えなくなり経営上のリスクとなります。
弊社の発展を進めるためにも、ここを早く何とかしないと。

今月は3DCADソフトウエアや、3Dプリンターでも新たな勉強をさせてもらいました。



§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
いつになればこの状態が落ち着くのか。財務基盤の弱さをいかにして克服するか。課題は山積みです。

少しずつ財務状況に希望は見えてきていますが、まだ気を緩めるわけにはいきません。
財務の件は、引き続き最優先で取り組んでいきます。

§ 社内体制 昨年の師走の初めに、一年前に作成した社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで年始にあたり、三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

メンバーの募集を出した時と考え方の軸はぶれていません。

先々月から、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けることになりました。
アドバイザーの方からもビジョンや価値観を持つことは大切、とのお墨付きを頂きました。今月もZoom越しでアドバイスを行って頂きましたが、弊社の方向性に間違いはないようです。
単なる金稼ぎのためのビジネスに堕す事がないよう、これからも理想を忘れない経営に励みたいと思います。

ただし、理想とはあくまでも継続的に経営が成り立つ体制があってこそ。業務基盤を疎かにしてはいけません。
そのためにも、弊社では継続的な案件やサービスの構築に力を入れ、それが今月は成果を上げています。

今年からは、昨年アドバイスを頂いたとおり、人事評価と技術スキル評価を混同しないように心がけています。
また、今年からはSlackのハドルミーティングの頻度を下げ、できるだけ顔の見えるZoomの打ち合わせに戻しています。またSlackでは朝夕に出退勤の連絡を入れてもらうように運用を変えました。

昨年の真摯な反省をもとに、まず経営の運用をきっちりすることを目指します。

§ 人脈の構築 年始からのコロナ・オミクロン株のまん延によってまん延防止法が発令され、リアルでお会いする機会がますます減りました。
リアル対面で行う商談がいくつかオンラインに切り替わりましたが、リアルでも三回ほどお客様との打ち合わせを行いました。また、世の中がオンライン商談を前提で動き始めており、新たなオンライン商談も含め、多数のオンライン上のご要望をいただきました。岡山、福島、愛知、佐賀など場所にとどまらないお話をいただいています。
今月、頂戴した名刺は8枚です。

もう少しオミクロン株のまん延はつづくでしょうから、こうしたご縁をこれからも大切にしたいと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。freee受発注✖️NINJA SIGN連携リリースセミナー(2/3)。

今月、登壇する機会はありませんでしたが、来月はkintone Café 神奈川 Vol.11を開催する予定です。オミクロンはまだ猛威をふるっているでしょうけれど、オンラインとリアルの併催を実現させます。

オミクロン株のまん延により、予定していた飲み会などもゼロになってしまいました。リアルの場の商談すら三回しか行っていません。

そうした状況を基に弊社の認知度を上げる施策の一環として、今年からnoteに毎営業日に記事をアップしています。これは2年ほど前から弊社とパートナー会社向けのSlackに毎朝アップしていた「朝の雑感」を外部向けに公開するものです。内部に公開した後、二日遅らせてnoteに書いています。

弊社の開発や記事執筆のお仕事はこうした対外活動から生まれています。代表自身による新たな交流を発信することは絶対に怠ってはならないと肝に銘じています。

きっと、必ずや、コロナは小康状態に落ち着くと信じ、また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。

§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんの運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップする作業ですが、今月は1本アップしました。
(「アクアビット航海記 vol.40〜航海記 その25」)
正社員になったことで担うことになった作業と、それが私を鍛えてくれたことを振り返っています。

今月、書いた本のレビューは3本(
R帝国
人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?
黄金峡

今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた物申すは0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本()。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、先月から毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。
2月 1日 限界鉄道が復活した喜び
2月 2日 リーダーシップについて
2月 3日 節分の日の心構え
2月 4日 3D造形はSFでなく現実だった
2月 7日 人工雪の北京冬季五輪
2月 8日 ワーケーションの熱が再び
2月 9日 メタバースにどう付き合うか
2月10日 データを扱う教育が必要
2月11日 建国記念の日に祖先に感謝
2月14日 ルールを決めることの限界
2月15日 音楽ビジネスの変革の波
2月16日 技術者の初心を思い出す
2月17日 分報を始めて得た気づき
2月18日 リモート不可の仕事すら…
2月21日 選挙に限らず自己発信力を
2月22日 ウクライナ情勢がいよいよ
2月23日 スポーツ観戦からの気づき
2月24日 Web3.0に乗り遅れの自分

§ 年表

・二月お仕事

御徒町SeaForce様で商談、カフェCreateaで作業、武蔵小杉で商談、中原図書館で作業、稲城Starbucksで作業、ファミリーマート 町田鶴川駅北店で作業、江戸川区で商談、ミニストップ 二俣川店で作業、倉式珈琲店二俣川で商談、ドトールコーヒー二俣川で打ち合わせ、相模大野駅コンコースで作業、コーチャンフォー 若葉台店で本を購入、ホテルJALシティ関内横浜で作業、アクアビットサテライトオフィス×9

§ ツイートまとめ
・二月ツイート

https://togetter.com/li/1852148


2022年1月のまとめ(個人)


公私の「私」

●家族とのふれあい

§  総括 昨年の反省を生かし、今年から心機一転をはかることにしました。

ところが、オミクロン株が未曽有の感染を引き起こしています。
実際にコロナに感染した身としては、コロナの症状を過少に考えるつもりはありません。ただ、過剰に恐れるのもどうかと思います。

一昨年の九月に読んだ「死」についての分厚い本の内容を脳内で反芻しつつ、生きる意味を問い続ける毎日です。人生は有限であり、残された時間もあとわずかであることを感じながら。
昨年の下半期は、特にそれを感じました。生まれた地を訪問したこと。夜に死を恐怖したこと。コロナに感染したこと。山で遭難しかけたこと。仕事での成功と失敗。

今月は次女の家探しもしました。卒業制作展も終わっていよいよ我が家から巣立ちます。今まで二十年近く家族の形が固定されていましたが、少しずつその状況に変化が生じています。

私は仕事以外にもやりたいことをたくさん持っています。自分に残された時間の中で、それらがどれぐらいできるのだろうと考える日々です。やりたいことの何万分の一も出来ずに死んでいくのか、と恐れています。
娘の成長は月日の経過の表れです。限られた人生の中で家族との時間を大切にしたいと思っています。

今月は家族とは六回お出かけしました。妻とはゼロ回、妻と長女とはゼロ回、妻と次女とは一回、長女とはゼロ回、次女とは三回。

§  月表

・一月お出かけ

春日神社、鶴川郵便局、安全寺、多摩水道橋、アリオ橋本、天馬 カレーパン アリオ橋本店、NOODLE BOWL MAZE、喜界、平塚PA、伊東祐親の墓、城ヶ崎海岸駅、紅龍、伊豆高原駅、対島の滝、大淀・小淀、おたつ浜、橋立吊橋、大室山登山リフト、大室山山頂、五智如来地蔵尊、大室山 浅間神社、麺処うたり、スシローぐりーんうぉーく多摩ニトリ肉のハナマサ 鶴川店業務スーパー 鶴川店業務スーパー 町田南大谷店、横濱家系ラーメン 大岡家、松屋 鶴川店、ぼんくら、QBハウス、博多家系ラーメン 松本家、JINS、町田市立中央図書館、天下一品、蕎麦いまゐ青山通り不動産六人衆 青山店Royal Garden Cafe渋谷スクランブルスクエアコナズ珈琲、セブンイレブン 町田木曽東4丁目店、きらぼし銀行 町田木曽支店、麺処 八木屋、Bar Ley、啓文堂書店、コーチャンフォー 若葉台店、ドトールコーヒーショップ、ギョウザの萬金相鉄ローゼン 薬師台店、World Spicy’s プルワリ、狛江弁財天池緑地保全地区、星川製麺 彩、Odakyu OX 鶴川店、久米川古戦場跡、都立八国山緑地、将軍塚、白旗塚、誓詞橋、小手指ヶ原古戦場、狭山市市民交流センター、狭山市立博物館、セブンイレブン 入間扇町屋4丁目店、apo
llostation ポプラ八王子SS、町田調理師専門学校びっくりドンキー、さるびあ図書館

・一月ツイート
https://togetter.com/li/1838709

§  家族とのお出かけ 家族で出かけたのは、上の年表で黄地に太字にしているイベントです。家族で出かけたのは、今月は六回です。

まず元旦は、長女が近所の神社で巫女さんのアルバイトだったので、妻と次女とで参拝ついでに長女の姿を見に行きました(1/1)。
その日の夕方は実家の両親とZoomをつないで年始の挨拶ができました。

ついで、家族がArio橋本で買い物に行った後、そこで外食をするというので、私は狛江のサテライトオフィスから小田急と慶応を乗り継いで合流しました(1/5)。天馬のカレーを頂きました。

また別の日にはぐりーんうぉーく多摩へ(1/10)。スシローで回転すしを食べた後、次女の一人暮らしの準備の一環でニトリにも行きました。夜は次女の卒業制作展の食材を買うために肉のハナマサで買い物をしました。


Kona’s Coffeeに行ったのも家族ででした。妻が食べたいと希望したためです(1/16)。
妻が餃子が食べたいというので訪れたのはギョウザの萬金です(1/23)。


月末には次女の学校の卒業制作展があり、家族で訪問してきました(1/30)。
そこで次女の野菜彫刻が中国料理のコンテストで一位をとりました。
また、次女のチームが作り上げた中国料理コースも中国料理部門で一位をとりました。
今まで何かのコンテストや大会で一位をとったのは長女だけであり、次女は一度もそういう経験がないままでした。
ついに高校を卒業し、社会に出る直前で一位に選ばれる経験をしてくれたのはとても喜ばしいことでした。本人の人生にとって自信になる出来事になるはずです。

§  妻とのお出かけ 妻と出かけたのは、上の年表で桃地に太字にしているイベントです。今月は妻と二人でどこにも出かけませんでした。

お互いが時間が合わなかったのと、家族で出かけたので。
こういう月もあります。これもまた人生です。

§  妻と長女とのお出かけ 妻と長女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と長女との三人で出かける機会はありませんでした。

また長女との関係が少し悪化しています。あーあ、という感じです。理由は分かっています。年頃だからということでしょうね。
もうトキグスリに任せるしかないでしょうね。
人生には山も谷もあるのです。


§  妻と次女とのお出かけ  妻と次女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と次女の三人で出かける機会は一回ありました。

次女の就職先は青山の慈華さんです。ここに町田から通うのは営業時間の関係で不可能なので、その近所に住むしかありません。
その家探しに行きました(1/15)。

青山通り不動産さんへ突然訪問し、その場で二軒の内覧もお願いしました。
私自身も住居の内覧を経験するのは上京したての頃以来、約二十数年ぶりでした。
いよいよ次女も家を出るのか、と思うと感慨深いものがあります。

§  娘たちとのお出かけ  娘たちと出かけたのは、上の年表で青地に太字にしているイベントです。


次女とは卒業制作展に使用する食材探しで三回ほど一緒に買い物しました。
卒業制作展も見事な内容でした。その中にはコンテストで一位をとった野菜彫刻も使われていました。

コロナに人生を乱され、気の毒とは思いますが、そこで何をするかで人生は変わってきます。
不満だらけの日々だったと思いますが、そこで歯を食いしばって一位をとってくれたことは、親としてもとてもうれしい。

20才そこそこの私はあまり褒められた時間を過ごしていなかったので、娘たちにあまり大きなことはいえません。ただ、娘たちのそれぞれの頑張りを後ろから支えてあげられる親でありたいと思っています。と言いながら、先月と今月は家計の点で苦労を掛けてしまったのが申し訳ない。
これからも家族の時間が持てることを望みつつ。

●私自身の一月(交友関係)

§  関西の交流関係 今月は年賀状やSNSのやりとりだけで、あまり交流はしていません。
ただ、久々にやり取りをすると懐かしく思います。
昨年から年賀状はこちらから出すのをやめ、いただいた年賀状を返しているのですが、送った年賀状に名乗りを入れるのを忘れてしまいました。
私からだとの年賀状だと察してくださればうれしいのですが。

実家の両親とは元旦にzoomに会えました。今年もオミクロンがまん延していて、孫に合わせてあげられることはなさそうです。
そういえば私がはたママプロスポーツのインタビューに登場した翌日、今度は私の弟が翻訳者養成学校のウェブサイトに登場しました。

§  今月の交流 オミクロン株のまん延ににょって、予定されていた飲み会が中止になってしまいました。
今月は仕事でさえ、リアルの商談は三回だけでした。
プライベートでも人に会うどころではなく、ほぼ仕事ばかりの毎日でした。

もっとも、今年はメリハリを付けようと思っていたので、仕事に専念できました。

●私自身の一月(文化活動)

§  今月のブログ 読んだ本のレビューを記す読ん読ブログの執筆は、主に2020年に読んだ7冊分となりました。
レビュー執筆は、私の中では大切なライフワークとして位置付けています。ですが、このところ、書く時間があまり取れていません。読んでから原稿をアップするまでの時間も一年六カ月以上がたっています。
はやくおくれを取り戻したいと危機感を持っています。質を落とさずにこの期間を縮めたい。それが去年に引き続いての課題です。書く行為への熱意は衰えていませんので、引き続き続けたいです。

以前に連載していたCarry Meさんの運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップする作業ですが、今月は1本アップしました。
(「アクアビット航海記 vol.39〜航海記 その24」)
家の処分に向けて動き始めたことや、初めて自分で契約文書を作ったことなどを振り返っています。

今月、書いた本のレビューは14本(
ウルフ・ホール 上
ウルフ・ホール 下
神去なあなあ日常
憂鬱な10か月
日本でいちばん大切にしたい会社 7
ベルカ、吠えないのか?
不思議な数列フィボナッチの秘密
タイガーズ・ワイフ
日本でいちばん大切にしたい会社
日本でいちばん大切にしたい会社 2
明日をどこまで計算できるか? 「予測する科学」の歴史と可能性
波形の声
夜更けのエントロピー
幻のオリンピック 戦争とアスリートの知られざる闘い

今月、書いた抱負は1本(
2022年の抱負
) 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた物申すは0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本()。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

§  今月の読書 今月は11冊の本を読みました。内訳は、ビジネス本二冊、ミステリー六冊、純文学二冊、伝記一冊。

今月は公私のメリハリをつけるようにしているのですが、仕事に疲れたら読書、というようにしています。そのため、少し読書の傾向がエンタメに寄っています。

私が昨年の年始に掲げた目標の一つは本を出版することですが、一昨年の11月に一緒に飲んだ方がそうした伝や知識を持っている方であり、必ず本を出版するとの思いは増すばかりです。
今年は、その準備も進めています。


§  今月の映画 今月の映画鑑賞は0本です。
ですが、Amazon Primeで正月に燃えよドラゴンを見ました。実は私、これをきちんと見るのは初めてだったのです。
あと、今年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を全て見ようと決意しています。遊びの回数を減らし、メリハリをつけるために。ケーブルテレビの録画機能を駆使すれば大丈夫のはず。


§  今月の舞台 舞台については、今月は0本です。
タカラヅカを創設したことで知られる小林一三氏の伝記を読みました。小林一三氏の経歴を知ると、タカラヅカの創設が氏の芸術家としての思いの発露の場所だったことがよくわかります。

§  今月の音楽 今月も生演奏を聴く機会がありませんでした。
コロナが始まってから、70年代の洋楽を聴きまくっています。今月は先月に続いてElton Johnの全アルバムから、Barbra Streisandのアルバムを順に聴いていっています。ほとんど初めて聞くアルバムばかりですが、『Stoney End』は名作だと思いました。


§  今月の美術 今月は特に美術に触れていません。が、次女の卒業作品展では見事な絵心にあふれた料理を楽しみました(1/30)。

§  今月のスポーツ 今月はほぼスポーツを見ていませんし、やってもいません。一度だけ自転車で数キロ走りました。
ですが、仕事の合間に近所を走るようにはしています。
大室山のお鉢めぐりは1キロですが、ここを軽く歩いたのが思い出せるスポーツです。


§  今月の滝 今月は一カ所だけ滝を見に行きました。「対島の滝(1/9)」
対島の滝は海に直接流れ落ちています。この形の滝は、四半世紀前にオシンコシンの滝を船の上から見て以来です。滝巡りを趣味にするようになってから、海に落ちる滝を見るのは初めてです。
本来なら海上に顔をのぞかせる岩に苔が生えることはまずありません。ですが、この滝は常に淡水が落ちてくるため、海の上の岩に苔が生しているのです。滝の上から見る滝姿もよいですが、近くの大淀・小淀から真正面でみる対島の滝も良かったです。
伊豆半島の成り立ちは日本列島の中でも独特です。その地形のダイナミズムを感じられるのもこの滝の良さです。浄蓮の滝や河津七滝と並んで、伊豆半島で欠かせない滝として記憶にとどめておきたいと思いました。


§  今月の駅鉄  趣味の駅訪問は二駅です。「城ヶ崎海岸駅(1/9)」「伊豆高原駅(1/9)」

共に伊豆急行線の駅であり、中部の駅百選に選ばれています。
城ヶ崎海岸駅は今までにも来たかった駅でした。駅舎がログハウスになっていて、ホームに足湯があるというので。
私が訪れた時、足湯はコロナウィルス対策で中止されていました。が、ログハウスが健在だったのはよかったです。別荘地の雰囲気を濃厚にはなっていた駅前の光景も駅の個性として覚えておきたいと思います。

後者は20年ほど前に生まれたばかりの長女と妻と出来たことがあります。もちろんその時は駅のホームには入りませんでしたが。とても懐かしかったです。
ホームでもこの駅が運行上の結節点になっているらしく、車両の切り離しと連結が行われていました。サフィール踊り子号も何度も見ましたし、伊豆急行の本社があるこの駅では独特の個性のある中華料理店もあり、駅前の足湯も含めて印象に残る駅でした。


§  今月の酒楽 今月は外で一回飲みました。
月島で商談した帰りに立ち寄ったBar Leyさんです(1/21)。
実はこの日から東京都がまん延防止等重点措置の対象地域に含まれたことを知らずに入りました。そのため、お店にいられたのは1時間ほど。ですが、マネージャーさんと会話を楽しみ、名刺も交換しました。
Taliskerの10年とブラー・グラン・ソラージュがとてもおいしかったです。
久しぶりにBarで落ち着く時間を持てたのは良かったです。



それ以外はほぼ家飲みでした。正月の三が日には昇勢の毘沙門天を頂きました(1/2)。
家のウィスキーはかなり空けました。また、刈穂も一合を飲みました(1/29)。美味しかったです。


§  今月の旅行 今月からオンとオフのメリハリを付けようと思っています。仕事での外出や商談と、個人の外出を。

今月は正月も三日間とも仕事に専念していましたので、旅は二回だけにとどめました。
まず、正月休みをかねて伊豆へ(1/9)。対島の滝と大室山を目指しました。
伊豆急行の城ヶ崎海岸駅を訪れ、別荘地ならではの雰囲気を堪能しました。
続いて伊豆高原駅へ。かつて山の家を持っていた時期は伊豆は何度も訪れました。伊豆高原にも何回か。その時以来の訪問です。


対島の滝や大淀・小淀の風景は素晴らしかった。伊豆半島の豊かなGEOサイトを体感しました。良い時間が過ごせました。
ここでは湾の入り組んだ様子を利用してクライミングの練習を行っていました。
また橋立吊り橋もとても良かった。吊り橋は非日常感を演出するよい施設です。伊豆の景色は飽きません。

いまだに登った事がなかった大室山にも訪れました。大室山は保護のために登山道がありません。登るためにはリフトのみでしか登れないので、おじさん一人でリフトで登りました。
でも、大室山は加工にアーチェリー場が設けられ、全長1キロほどのお鉢をぐるりとめぐることができます。ここからの富士山の風景や、伊東市街を見下ろすと、かつての地層活動や火山活動の片鱗が感じられます。今までに登った事がなかったことを悔やみつつ、良い体験ができたと思っています。

もう一つの旅は、午後から少し空いた時間を使ってドライブした久米川、小手指から狭山市への旅です。

わが家の近くは鎌倉街道が通っています。旧鎌倉街道の旧道もあります。鎌倉街道は新田義貞公が元弘の乱で上州の新田郷から鎌倉まで攻め込んだ道です。分倍河原古戦場はすでに何年か前に訪れましたが、久米川古戦場と小手指ヶ原古戦場はまだ訪れたことがなかったのです。ともに当時の様子が想像できるような塚が遺されており、しばし太平記の世界に思いをはせました。

そのまま、今まで未訪問だった狭山市へ。駅前をぶらついた後は、狭山市博物館へ。ここでは狭山茶についての特別展示が行われていたのです。狭山茶が静岡茶や宇治茶とどう違うのか気になっていたので、よい機会でした。狭山についてもさまざまな知識を得ることができました。


§  今月のその他活動 人生も半分を過ぎ、一層焦りが募っています。少しでも日々に変化をつけようとする気持ちに衰えはありません。
今、心身が動くうちに仕事もプライベートも全力で。その考えには揺るぎがありません。

・公園は二カ所。「薬師池公園(1/24)」「都立八国山緑地(1/29)」
・博物館は一カ所。「狭山市立博物館(1/29)」
・美術館はゼロカ所。
・駅は二駅。
「城ヶ崎海岸駅(1/9)」「伊豆高原駅(1/9)」

・滝は一滝。「対島の滝(1/9)」
・温泉は一カ所。「多摩境天然温泉 森乃彩(1/31)」
・山は一山。「大室山(1/9)」

・酒蔵はゼロカ所。
・神社は二カ所。「春日神社(1/1)」「大室山 浅間神社(1/9)」
・寺は一カ所。「安全寺(1/3)」
・教会はゼロカ所。
・史跡は六カ所。「伊東祐親の墓(1/9)」「久米川古戦場跡(1/29)」「将軍塚(1/29)」「白旗塚(1/29)」「小手指ヶ原古戦場(1/29)」「誓詞橋(1/29)」
・遺跡はゼロカ所。
・城はゼロ城。
・灯台はゼロカ所。
・水族館はゼロか所。
・土木遺産はゼロか所。
・マンホールカードは一枚。「埼玉県狭山市(1/29)」
・風景印はゼロ枚。
・風景印はゼロ枚。
・御城印はゼロ枚。

私がまだ訪れていない場所の多さは無限です。やりたいこと、行きたい場所の多さにめまいがします。
仕事に追われて今月も行けなかった場所のどれほど多いことか。これでは日々に追われてあっという間に老け込んでいくことは間違いありません。
そうしているうちに、加齢によって気力を奪われ、あきらめを自らの自然な感情と勘違いしたまま、かつての欲求を忘れ老いてゆく。これだけは防ぎたいと思っています。

人の明日はわかりません。人気俳優や女優も自死を選び、私も不意の体調不良に襲われ、コロナに感染します。ハイキングが一晩の遭難と化し、人里のすぐそばで死ぬ可能性も体験しました。
いつかやろう、引退してからやろうという姿勢を根本的に見直さねばなりません。もう、未来の社会や環境がどうなっているかわからないからです。そこに老いつつある自らの衰えがかぶさってきます。
生きている今。今を生きているのですから、今、やるべきことをしなければ。後悔だけはしないように。
その姿勢のまま、仕事をこなしながらも、今のうちに時間の合間を見つけ、行けるところに行っておこうと思います。

死ねば全ては無に消えます。
私の経験をいくらブログにアップしても、膨大なデジタルの海の中に溶けて消えます。
それが分かっていても、自分に与えられた生を全力で全うしたいと思います。仕事もプライベートも全力で過ごそうと日々励んでいます。

今は仕事に集中し、好きなことは引退後に。そんな悠長な考えが通用しないことをコロナウィルスは教えてくれました。人生はあっという間に終わってしまう。老いたときに平穏で好きなことができる世の中があるかどうかは誰にも保証されません。一方で、仕事の難しさや面白さも強く感じています。プライベートだけど充実させるのでもなく、仕事だけに人生を捧げるでもなく、その両立を目指す
だからこそ、今のうちから毎日を公私とも全力で生きる、という決意で日々を過ごしています。
コロナだからと閉じこもっている場合ではないのです。
コロナに人生を台無しにされるぐらいなら、一人でも旅を敢行したいと思います。会話は控え、マスクに口と鼻を隠した黙旅を。
先々月に遭難したように、命をなくしては元も子もないのは当たり前。ですが、何もしないままなら命は枯れてしまいます。

家族との縁も毎月、姿を変えています。仕事もいつかは引退を求められるでしょう。そうなった時にやることがない、とよく話に聞く老残にだけはなりたくないと思っています。
人はいつか死ぬ。コロナウィルスの蔓延はそのことを教えてくれました。何をしても最後には死にます。一昨年の九月に読んだ「「死」とは何か」という本には死生観を持つことの大切さが書かれていました。昨年の九月にはそれに加えて沢庵和尚の生涯から権力にこびず、わが道を行く生き方を学びました。

一方で、具体的に将来のこともそろそろ考えねばなりません。
法人のまとめに書いた通り、コロナに席巻された世の中ですが、弊社の売り上げはなんとか確保できています。
ただ、私個人としては投資もしておらず、賭け事もしていません。不労所得のタネも持っていません。
私が倒れた時、うちのメンバーが稼げるところまでは頑張らねば。

それぞれの場所で俳句も読みました。今月は俳句を9句。いずれもツイートまとめに載せています。

あらためて「私」を振り返ってみました。来月もコロナと共存しつつ、自らの生に後悔のないような日々となることを信じて。