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Cybozu Days 2023に出展しました(当日編)


11月8日と9日に幕張メッセでCybozu Days 2023が催されました。
弊社はCybozu Days 2023で4年連続4回目のブースを出展しました。


ブログの「準備編」に書いた通り、Cybozu Days 2023の当日までには多くの紆余曲折がありました。
しかし、結果として弊社のブースはCybozu Days 2023の両日にわたって多数のお客様を集めることに成功しました。

集客

集客成功の理由の一つとしては、前述の準備編で触れたように、奇抜なブースの見た目が注目を集めたことが挙げられます。
さらに、Cybozu Days 2023の他社のブースではIoTとkintoneの連携事例が少なかったことも、集客に貢献したと思われます。

今年は弊社とギボンズさんの双方で入手した名刺の数が昨年に比べて少なかったように思います。さらに、初日にはQRコードリーダーの使用をスタッフに周知できず、リードデータの収集もできませんでした。
それでも、今年はブースに来た方々との会話が昨年よりも充実していたと感じています。
昨年の弊社ブースは農業とIoTをテーマに打ち出していました。農家の恰好でブースに立っていたのですが、農業テーマに目が行ってしまい、農業系に興味のない方からはスルーされていたのかもしれません。IoTとkintoneの連携を多数用意していたにもかかわらず。


今年は弊社ブースの外観が謎めいていたため、これが訪問者の興味を引き、ブースにあるIoTとkintoneに関する話題につながった可能性があります。
あとは、kintoneがさらに知名度を増す中、IoTとの連携事例を求めている方が増えていたこともあるでしょう。最初からIoTとkintoneを繋ぎたい方が弊社ブースに訪れてくださったような印象があります。したがって、商談時間の長くなり、それが名刺の数の減少に影響したと考えられます。


名刺の数が減った分、話した時間も多かったように思います。初日から喉がかれてしまいました。
実際、私が対応して話している間にブースを去っていかれた方が数多くいたと聞いています。お話しできなかった方、すみませんでした。

セッション

今年は上に書いた通り、ブース対応に時間を使った分、各ステージのセッションに伺う時間がさらに減ってしまいました。


私が今年きちんと座って参加できたセッションは二日目のKeynoteのみです。あとは初日の夜のパートナー限定の「リアル Cy-Musubi in Cybozu Days」ぐらいです。
申し込んでいたセッションはもう少しあったのですが、kintone AWARDもブース対応でほとんど聞けませんでした。kintoneエバンジェリストの集合の時間が前もってアナウンスされていて、にコミュニティブースを訪れて皆さんと歓談したことが、今回のコミュニティの参加です。
kintone show+case unlimitedも必ず見るつもりでいましたが、途中から立ち見で参加しました。
優勝したチームKFCのハックを見ることができたのも途中からです。その後、さらにハックを披露する皆さんの雄姿を見続けようと思っていたら、旧知の方に話しかけられ、話し込んでいました。結局全編をきちんと聞けたハックは一番最後のエライアス・ベザニスさんのみでした。

多くのセッションに参加できなかったものの、少なくともKeynoteは必ず視聴するつもりでした。
特に、春先に発表されたCybozu NEXTの行方が気になっていました。

・ONE PLATFORM
・ECO SYSTEM
・COMPANYWIDE
・TECHNOLOGY
・AI
・GLOBAL

6つのキーワードを軸に発表されたKeynoteは、事前に記事で知っていたためか、そこまでの驚きはありませんでした。
が、kintoneエコシステムの末席を占める会社を経営する身としては、考えるべき点が多くありました。

特にCOMPANYWIDEについては、弊社のお客様の規模も大きくなってきたため、考えておかねばなりません。
AIについてもゲスト登壇されたM-Solutionsの植草さんのデモも興味深く、聞かせてもらいました。
AIはこれからのkintoneをさらに変えていくはずです。

また、GaroonやOffice、Mailwiseもkintone連携がと連携を深めていくはずです。今回もMailwiseのサービスが拡張されました。これからもそれらのサービスがより統合されていくように思いました。まだまだ大きな動きがありそうです。
いろんな意味で経営者として考えさせられました。

今年はセッションを聞く時間が昨年よりもさらに減ってしまったのは来年に向けた改善点の一つです。
来年はCybozu Daysでもより多くのセッションを聞けるように準備しなければ、と心に刻みました。

他社ブース

上に書いた通り、セッションすらろくに聞けない状態だったので、各社様のブース巡りについては今年も微々たるものでした。

始まる前からブース対応でなかなか伺えないことは分かっていました。そのため、ブースを巡るには午前中が勝負でした。そこで朝にいくつかのブースを巡ったのですが、まだ誰もいないブースが多く、一部のブースしか巡れませんでした。
あとは、弊社メンバーをご紹介するのに午後にいくつかのブースを訪問した程度。ただ、すでにブース対応が始まっていたので、紹介したらすぐ私は自社ブースへ戻っていました。

昨年までなら少しはあった、客足が完全に途絶えるスポット時間が今年はさらに減ってしまい、一人でふらりとブースを放浪する時間も機会もさらに削られてしまいました。

それでも、限られた時間の中で他社のブースを視察できたことは、来年に向けた貴重な経験となります。

四年続けてブースを出した経験から思うのは、ブースを出すにはその企業の組織力、企画力、商品力、発信力などが問われることです。つまり総合力です。
各社さんのブースからうかがえる総合力の素晴らしさとそこに至るまでの労力に思いを馳せ、誇らしい気分になりました。kintoneエコシステムの成長の成果ですね。


各社さんによるそれぞれに工夫と意匠を凝らしたブースを見るにつけ、私も自分と弊社の企業努力の至らなさを感じました。
同時に、成長の伸びしろが大きい弊社の潜在的な可能性をブース巡りで感じ取ることができました。
ご対応いただいた皆様、ありがとうございました。

総括

私は今、経営者としてより一層の奮起が求められる状況です。

今までのように個人事業主の延長のように経営し、Cybozu Daysでもまず目立つことを念頭に置いてきた立場から、次のステップに進む時期に来ています。

今までの私の立場は「コミュニティ」と「ビジネス」の両方に足を突っ込み、自由にkintoneエコシステムの中を泳ぐものでした。
が、kintone界隈でもいつの間にか私はベテラン扱いされはじめています。Cybozu Daysが始まったころはすでにkintoneエバンジェリストだったとはいえ、エバンジェリストとしてはレアキャラ扱いでした。その頃に比べると、今は認知度や知名度も段違いに上がっています。

そろそろ私もビジネス側の人として本腰を入れる時期に来ているのでしょう。
折よく、Cybozu Daysの期間を挟んで、より大きな規模(上場銘柄)のお客様と直契約を結べるようになりました。

そこで私の中では、準備の段階から今までのようなやり方は今回を最後にしようと決めていました。

Cybozu Daysはこれからもさらに大きくなっていくでしょう。
Cybozu Daysも私が参加し始めたころから集客も客層も変わりつつあります。そして私自身の立場もまだ変わるはずです。
弊社や私の関わり方も、より進歩させていく必要があるのです。

来年のCybozu Daysにも弊社は参加を予定しています。が、やり方をがらりと変えようと思っています。少なくとも私自身のかかわり方も含めて、いくつも変えていくはずです。

今までの独自の色を出したブース運営はとても貴重な経験を私と弊社にもたらしてくれました。おそらくその経験は来年以降のブース出展に生かせるはずです。
それとともに、次のステップに進んだ立場でCybozu Daysに関わりたいと思います。

私はCybozu Days 2023に臨むにあたり、こうした考えを念頭に置いてました。
その目線からみた幕張メッセの会場は、さまざまな発見と気づきに満ちていました。
そしてあっという間の2日間を過ごしました。

まだまだCybozu Daysにも弊社にも可能性が遺されています。
来年が早くも楽しみでなりません。
今年弊社ブースに来てくださった方、スタッフとしてメンバーとして携わってくださったみなさん、サイボウズさんやすべてのセッション登壇者、全てのブーススタッフの皆さん、本当にありがとうございました。



Cybozu Days 2023に出展しました(準備編)


11月8日と9日に幕張メッセでCybozu Days 2023が催されました。
弊社は今年、Cybozu Days 2023に4年連続4回目のブースを出展しました。

パンダスポンサー

今回の出展にあたって、弊社はまた新たな試みに挑みました。具体的には、パンダスポンサーとしての出展を行いました。

ここ数年、Cybozu Daysにスポンサーとしてブースを出展する際には「シマウマ」「パンダ」「マンドリル」という三つのプランから選択する必要があります。
これまでの三年間、弊社は出展料が最も安価なマンドリルスポンサーとして出展してきました。


今年は一つレベルを上げパンダスポンサーでエントリーしました。
さらに、スポンサーとしては弊社だけでなく株式会社ギボンズさんと共催しました。
株式会社ギボンズを経営する藤村さんとは、kintone Café 神奈川を一緒に運営しています。

藤村さんからは二月頃に共催の話をいただきました。
Slackチャネルも二月に開設し、四月頃から出展内容やテーマの打ち合わせを始めました。六月にはブースのテーマも大体決まり、七月の出展申し込みも無事に果たしました。これを受けて、7月からは本格的な出展準備に取り組みました。

今年は、Cybozu Days 2023のテーマが「マジカルDXツアー ーDXへの魔法を学ぶ2日間」だったので、
建設および農業をIoTにからめ、ブースのテーマを「マジカル建設・農業ツアー」に決めました。
前々回のCybozu Daysから、多くのブースの中でも異色を放っているとご評価いただいた弊社ブースに、今年もさらなる存在感をもたらすことと期待して。

また、今回のブースは出展物よりも「人」を表に出そうというコンセプトも決めていました。
kintoneエコシステムの特徴は「人」による個性やつながりにあります。私自身も、kintoneエコシステムにおいて「人」として頻繁に表に出る機会があります。
それを活かした展示にしよう、とのコンセンサスも定めていました。


ブースの場所も当日の成否を左右します。今年もブースの場所は意中の場所を確保できました。
毎年、弊社ブースはサイボウズさんのGaroon、Office、Mailwise、NPO展示などの近くです。小間位置選定会の時点から、この辺りを確保することを目標にしています。
それは代表がNPOに力を入れているということもありますが、やはりそれらのブースには人が集まります。自然と弊社ブースにも人が集まります。

出展準備と反省

上に書いた通り、突貫で出展に漕ぎ着けた昨年と違い、今年は早めに準備を進めていました。五月からは皆さんに集まってもらい、十月末までに11回の打ち合わせを行いました。
それにもかかわらず、当日までの道のりは紆余曲折に満ちていました。
理由としては、スタッフの皆さんの御身内の慶弔があったこと。弊社にも案件の引き合いが多数来て、その対応に追われてブース準備に時間が割けなかったこと。
ほかにもここには書きませんが、Cybozu Daysの翌々日に総括をしたところ、数多くの反省点が挙がりました。


出展物については、ギボンズさん側が建設系を、アクアビット側が農業系を、という二本立てでした。
建設系についてはギボンズさんが積極的に進めていたため、ほぼ当日まで問題なく進みました。
問題は農業系です。上に書いたような事情もあって、なかなか思うような進捗が出せませんでした。

とはいえ、私は農業系についてはギリギリでもなんとかできる目算をつけていました。
・事前にIoT系の展示が少ないという情報を得ていたこと
・昨年も手伝ってもらったSEEDPLUS社の前嶋さんが今年も出展物に関わってくださっていたこと
IoT展示に関しては、これを出展するだけで人々の注目を集めることは確信していました。
kintoneがますます世の中に広がる中、IoTとkintoneを組み合わせた事例は必ず求められるはずです。
「kintoneに入るデータを最初に打ちこむのはだれか?」
それにもかかわらず、kintoneとIoTの珍しい組み合わせにより、前年の展示物でも新規客を惹きつけることが可能だと確信していました。

実際の展示では、昨年や一昨年からは一新したIoTの各種デバイスとkintoneの連携を披露することができました。そのうちの一つは前々日の夜中まで連携を私と前嶋さんとで実装していました。
それにより、新たなお客様を引き寄せることができました。前嶋さん、ありがとうございました。


飾りつけに関して、弊社メンバーの水沢さんが素晴らしい動画コンテンツを制作し、かのってぃさんが料理の鉄人をテーマにした魅力的なコスチュームをデザインしました。それらは間違いなく会場の目を惹きました。
加えて、ブースのパネルは来場者に意外性を提供し、大きな注目を集めました。一切の出展内容を書かず、料理の鉄人をあしらったカラフルな衣装に身を包んだ四名の上半身の写真だけのパネル。そのパネルだけ弊社ブースに引き寄せられた方も実際にいらっしゃいました。
ギボンズさんからは昨年に続いてデジタルサイネージのコンテンツをご用意してくださいました。さらに、デジタルサイネージは通路沿いに設置され、会場で目立っていました。
本当にスタッフの皆さん、ありがとうございました。

準備段階では多くの反省点がありましたが、最終的にはブースの初期目標を達成できたと考えています。
まずはスタッフとしてかかわってくださったみなさん、本当にありがとうございました。


弊社の新サービス(アビットリンク)を開始します


アクアビットもついに新サービスを開始します。

その名も「アビットリンク」

お客様からご要望の多い、kintoneから会計freeeへのデータ連携を安価に機能を絞って提供します。
弊社もkintoneとPaaS/SaaSの連携については、これからも取り組んでいきます。

何卒よろしくお願い申し上げます。


2023年10月のまとめ(法人)


令和五年十月。

経営の難しさを日々感じながら、過渡期の痛みと受け止めて、今月も過ごしています。
おかげさまで弊社の認知度は今月もさらに上がり続けました。各地でのkintone Caféの登壇。トヨクモさんイベントの登壇。ソラコムさんイベントの登壇。ジョイゾーさんのイベントや地域クラウド交流会の参加とサイボウズさんの交流など。

ただ、それが経営の持続的な安定につながっていないのも事実。要するに案件が多すぎるし、案件を絞るにも単価設定が安いことが問題です。
そこで、数ヶ月前から業務のやり方そのものを変えようと改善を重ねています。今まで代表がやってきたやり方ではこのまま持続できない。そのために変革する覚悟と決意を固めました。

ただ、業務スキルやスピードを向上したり、人数を増やしたりといったやり方では、抜本的な解決は難しい。そのためには業務のやり方そのものを変えなければなりません。

今の弊社は案件の引き合いには全く困っていません。今月も新たな案件の引き合いをいくつもいただいています。
お客様からの口コミに加え、同業者からのご紹介も多々頂けるようになっています。
その状態に恵まれているうちに、システム開発会社としての抜本的な業務改善を行い、多くの案件をこなせるようにしようと思います。

苦労はしていますが、弊社のこれからを悲観するにはまだ早い。むしろ、伸びしろしかないとみています。

達成度4割。達成感4割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 十月度の売上は目標を下回りました。

昨年までの体制では、十分に黒字の額です。ですが、今の体制ではまだ赤字です。
とはいえ、なんとか頑張って経営が維持できているのも皆様のおかげです。感謝しています。

弊社には変わらず継続的な売上が見込める案件が増え、引き合いは次々といただけている状態です。
また、新たなご縁や認知度が高まるようなイベントがたくさんありました。上に書いた通りです。

ただ案件が増えても案件が溜まる一方で検収に至れない。これはスキル不足の解消や人数を増やしたとしてもどうなるもんじゃないと悟りました。
根本的にやり方をすべて切り替えないと。

案件をこなしながら、メンバーに過度な負担をかけず、なおかつ適切な案件数を維持するため、先月から改革を進めています。
今月も大きく改革への決断をしました。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・弊社代表がkintone Café 埼玉 Vol.6の運営として参加しました(10/8)。
・弊社代表がよっちゃばれっkintone無尽! Vol.1に運営・参加しました(10/13)。
・弊社代表がkintone Café 帯広 Vol.3に登壇・参加しました(10/19)
・弊社代表と役員がスナックジョイゾー&輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路前夜祭に参加しました。(10/20)
・弊社役員が輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路にオーガナイザーとして参加しました。代表も参加者として楽しみました(10/21)。
・弊社代表がSORACOM UG Explorer 2023にオンラインLT登壇しました(10/21)。
・弊社代表と役員が輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路のちいクラツーリズムに参加しました(10/22)。
・弊社がみらデジのデジタル化支援者に登録されました(10/23)。
・弊社代表が雲の上Talking~トヨクモNightに登壇・参加しました(10/26)。
・弊社代表がSORACOM UG Explorer 2023にオンラインLT登壇した内容がASCIIサイトに記事として、Yahoo!サイトに記事としてアップされました(10/30)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

4月から多くのメンバーに加わってもらった弊社ですが、まだまだチームビルディングができていません。さまざまな課題が出た月でした。
まず、メンバーが疲弊する状況をあらためます。
パートナー企業の技術者さんにも複数の案件に携わってもらっていますが、こちらは数カ月前からすでに案件を絞って関わってもらってます。

外注費や人件費の負担も厳しいですが、なんとか乗り切りたいと思います。


§ 開発案件 今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。
今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。

ただ、先月は今までの開発のやり方について、ついに変える決断を下しました。

・代表が伴走担当としてお客様に入る。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

そのため、単価設定もさらに変更を加えました。

また、代表のトーク力も磨く必要があります。
すでにこの数カ月、代表は複数の場所で研修講師やグループワークの運営にもチャレンジしています。
また、日本各地のkintoneプレーヤーたちにもリアル/オンラインを問わず会いに行き、知見を交換し合っています。

既に先月からいくつかの案件で伴走型に切り替え、一切代表が手を動かさないやり方で実装を進めています。
手ごたえを感じているので、それを引き続き推し進めていきたいと思います。

うちのメンバーはよく頑張ってくれています。そしてこれを糧に成長してい欲しいと思います。
皆の頑張りに報いるためにも、これまでのやり方をあらため、持続可能な経営に変えていきます。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
そうした皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

少しずつ状況は改善に向かいつつあります。
その流れを加速するため、先々月より代表の長女に弊社に正式に加わってもらい、人事・総務・経理の作業を任せています。
少なくとも、これらの作業に代表のリソースを割かれることがなくなったのは助かっています。

ただ、経営者としての未熟を痛感させられることも多く、財務への能力は引き続き磨いていく必要があると考えています。
弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 一昨年(2021年)の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。それを以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、考え方の軸はぶれていません。

ただし、上記の各種理念の内容を変えようとしています。すでにメンバーには意図は伝えました。9月から策定作業を開始していますが、11月のCybozu Daysにはお披露目が間に合いそうにありません。
ただ、必ず理念は変えます。理由は弊社体制の増強や社会の変化などを踏まえていることと、開発体制の変更も踏まえてです。
そもそも理念は変わり続けなければなりません。常に同じ理念はありえません。

その反省も踏まえての理念の変更です。
今後ともなにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約12回です。オンライン商談はざっと数えたところ約32回ほどです。
今月、頂戴した名刺は80枚です。


今月もさまざまなご縁をいただきました。
kintone Café 埼玉とkintone Café 帯広。よっちゃばれっkintone無尽、さらにはスナックジョイゾーと輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路前夜祭、輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路に懇親会に翌日のツーリズム。
東京に戻ってからもトヨクモNightなど。







皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

弊社が案件の実装に苦戦していても、次々と案件を頂けるのも、こうした出会いがあるからです。

引き続きよろしくお願いいたします。


§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。kintone Café 埼玉 Vol.6(10/8)。よっちゃばれっkintone無尽! Vol.1(10/13)。kintone Café 帯広 Vol.3(10/19)。スナックジョイゾー&輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路前夜祭(10/20)。輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路(10/21)。SORACOM UG Explorer 2023(10/21)。輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路のちいクラツーリズム(10/22)。雲の上Talking~トヨクモNight(10/26)






来月もCybozu Daysが控えていますし、kintone Caféも控えています。12月もkintone Caféやイベントが複数控えています。

そして、また皆様と交流を深めたいと思っています。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは1本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは7本(
kintone Café 埼玉 Vol.6に運営・参加しました
よっちゃばれっkintone無尽! Vol.1に運営・参加しました
kintone Café 帯広 Vol.3に登壇・参加しました
スナックジョイゾー&輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路前夜祭に参加してきました
輝け!!第4回地域クラウド交流会全国グランプリ in 釧路に参加してきました
SORACOM UG Explorer 2023にLT登壇しました
雲の上Talking~トヨクモNightに登壇・参加しました
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

9月28日 9月28日 所有の実感とリアルの仕事
9月29日 9月29日 神宮外苑の再開発への私見
10月2日 10月2日 下期に向け、率直に変化を。
10月3日 10月3日 ぉ客様への姿勢を考える。
10月4日 10月4日 生成AIをより活用すること
10月5日 10月5日 生成AIと若手の対等に対し
10月6日 10月6日 accessからkintone移行
10月10日 10月10日 iPadでも経営は可能。
10月12日 10月12日 大規模システムの難しさ
10月13日 10月13日 Cybozu Daysも間近に
10月16日 10月16日 地方でイベントを立上げ
10月17日 10月17日 CybozuDaysまで後少し
10月18日 10月18日 北海道で得るべき成果は
10月19日 10月19日 伴走開発は聴く事が大切
10月20日 10月20日 個人と経営者の動の違い
10月23日 10月23日 地方に目を向ける理由は
10月24日 10月24日 釧路で感じた集まる力と
10月25日 10月25日 ChatGPTの深さを知る
10月26日 10月26日 リアルで会うことの意味
10月27日 10月27日 会社の象徴としての場所

§ 年表

 ・十月お仕事

 大和市文化創造拠点シリウス、大和市立図書館、二俣川で作業・打ち合わせ×8、田無で商談、TOKYOテレワークモデルオフィス 府中で打ち合わせ、EKITERIA PRONTO×2,コメダ和喫茶 おかげ庵でオンライン、原田篤史技術士事務所でkintone Café 埼玉、CEN CAFE、立場で立ち合い作業、中野坂上で打ち合わせ、Tully’s Coffee中野坂上店、anyplace.work 富士、魁 本店、神田で商談、品川で商談、晩成温泉で作業商談、中札内村で打ち合わせ・説明、相互電業様でkintone Café 帯広、まさゆめ 駅前店、なごみ白木屋 帯広広小路店、釧路フィッシャーマンズワーフ MOO、946banya、炉ばた 浜番屋、釧路市観光国際交流センター、946banya、digital station、くしろフィス、946banya、じぶんどき 品川駅前、ドトールコーヒー、御茶ノ水で商談、サイボウズ社で商談、トヨクモ様でトヨクモNight、大和市文化創造拠点シリウス

§ ツイートまとめ
・十月ツイート
https://togetter.com/li/2249908


雲の上Talking~トヨクモNightに登壇・参加しました


10/26にトヨクモ社本社で催された「雲の上Talking~トヨクモNight」に参加・登壇してきました。

私がトヨクモ社をお伺いするのは、トヨクモkintoneユーザーフェス2023の事前収録でお伺いして以来、約半年ぶりです。
ブログ

今回は「トヨクモ製品どういう業務で使うか」というお題が出されていました。

弊社は正直に言うと、二年前までトヨクモ製品をそこまで使っていませんでした。
FormBridgeはWordPressとContact Form 7またはMW WP FormやForm To kintoneでまかなえてしまいます。
kViewerはWordPressで表示可能です。
PrintCreatorはあまたあるkintone帳票プラグインが代替してくれます。
kMailerはSendGridやMailWiseが代わりに担ってくれます。
kBackupすら、AWS Lambda+AWS S3やcli-kintoneを使えば実装可能です。
DataCollectはJavaScriptカスタマイズだけでなんとかなります。gusuku Customineでも。

ところが、弊社の扱うお客様によっては、上記のような構成が取れないことが増えてきました。
特にウェブサーバーは気軽に立てて使うわけにはいかない事例が増えてきました。そうしたお客様の場合、AWSや他のプラグインなどの採用も含めて選択の自由度が下がります。

それにより、弊社は今までのやり方を見直す必要が生じました。
そしてトヨクモさんの製品を採用し始めたのがここ最近です。


今回は弊社の懺悔と反省も含めて、弊社がトヨクモ製品をどういうときに採用するかを語らせていただきました。

私の登壇スライド

おそらく今後は弊社でもエンタープライズな現場でのkintone案件を手掛ける機会も増えるでしょう。

その際、トヨクモ製品を組み合わせるだけで、さまざまな実装が容易に組み立てられる。
しかも、それがトヨクモ製品という共通言語で伝えられる。
この、共通言語で伝えられる利点は、これからのシステム開発において重要になるはずです。

もちろん、上に書いたような自社独自の実装を行うことは今後も可能です。
ですが、こうしたイベントで自社独自の実装を語るには前提から説明しなければなりません。
さらには、お客様への仕様の説明、要件定義の際も用語の統一から整理する必要があります。

kintoneやトヨクモという共通言語があれば、新たなお客様に導入する際も、同じ言語セットで説明が可能になります。
この視点は、伴走開発を今後の主軸に据えようとする弊社の場合、ますます重要になってくると思っています。





西山さんの登壇内容も、真鍋さんの登壇内容も、小林さんの登壇内容も、山田さんの登壇内容も、佐藤さんと服部さんの登壇内容も、そして最後の私の登壇内容も共通する点は同じ。
すべてがkintoneとトヨクモ製品という共通言語でつながります。インフラとしてのkintoneとそれに命を吹き込むトヨクモ製品という論旨で一致させることができます。
どれもが余計な前提説明が不要なのです。


終わった後、トヨクモさんのオフィスを見学させてもらいました。
実はこの日の日中にもサイボウズさんのオフィスを見学させてもらったばかりでした。しかもいつもの27階のおなじみの場所だけでなく、27階の奥のリニューアルされた新オフィスと、28階のオフィスエリアまで。


両社のようにオフィスを拡大できる成功は、kintoneやトヨクモ製品が支持されている証しであり、今後の可能性を示しています。

弊社もそれにあやかって、よりよい成長と安定を目指さなければ、と思いました。


まずは本日の参加者の皆さん、ありがとうございました。


SORACOM UG Explorer 2023にLT登壇しました



10/21に各地の会場及びオンラインで開かれた、SORACOM UG Explorer 2023にLT登壇しました。
公式サイト

この日は、実は全国規模のイベントが目白押しでした。
弊社ブログにも書いた通り、CLS高知が行われ、SORACOM UG Explorer 2023が行われ、さらに地域クラウド交流会全国グランプリが釧路で行われていました。
上のブログにも書いた通り、私はオーガナイザーとしての妻の応援と、弊社がちいクラ山梨を開催する準備も踏まえて釧路を選びました。

ただ、SORACOM UG Explorer 2023はオンライン会場もあるということで、藤田さん(なっちゃん)にはLTで登壇する旨をお伝えしていました。

上のブログにも書いた通り、朝の時点で釧路市観光国際交流センターのどこでつなげば、音声や画像共に問題なく接続できるかは確認し、昼前の接続テストにもきちんと参加して、SORACOM UG運営の皆さんへの心配は解消しておきました。

その後は、ちいクラ全国大会の終了時刻(16:30)から20分後(16:53)の登壇というタイムスケジュールに間に合うかどうかが問題でした。
ところが、ちいクラ全国大会の終了時刻が少し伸びてしまい、集合写真の撮影が始まったのが終了予定時刻でした。
ちいクラ全国大会の集合写真には必ず入りたかったので、私は皆さんと一緒にポーズを決めていましたが、にこやかに写真向きの笑顔をキメる私の内面はかなり焦っていました。

無事に写真撮影が終わったのが40分。そこから私の時間までは10分強。
前もって決めていた場所に走り、パソコンを設置し、接続音響マイクカメラもセットしました。
間に合った!

私が接続したちょうどその時、SORACOMのMaxによるSORACOM MVCの発表が行われていました。
私が入った時は、ちょうど大口さんが選ばれていました。SORACOM UG Explorer 2023も少しスケジュールが押していたとか。Maxの熱意がスケジュールをいつものように動かしてくれたようです。ありがたい。フォローに感謝です。

大口さんは、私が主催したkintone Café 神奈川とSORACOM UGのコラボイベントでも登壇してくださいました。

さらに、その前に選ばれた木村さんも、先日の六本木でのしらす2万匹のイベントで初めてお会いすることができました。

そして続いての片岡幸人さん。
先日までkintoneエバンジェリストとしてもご活躍いただいていた幸人さんには、高知、神奈川の両コラボイベントだけでなく、小田原で開催したkintone Café 神奈川でも多大なる貢献をしてもらいました。
今、私がいる釧路でもCLS道東でお会いするなど、全国をまたにかけた行動力は素晴らしい。
高知、神奈川の両イベントではSORACOMとkintoneの接続ハンズオンをオンラインとリアルで同時にやり遂げると言う偉業を成し遂げました。MVCに選ばれたのも納得ですね。

六月のkintone Café 高知の際に幸人さんから託されたkintoneエバンジェリストタグは、今回も釧路に持ってきています。

私が接続してすぐ見られたのが、kintone Caféにゆかりのある皆さんのMVCに選出された姿だったのは本当にすばらしいと思いました。また、私の登壇への弾みにもなりました。
MVC発表のスライド

続いては、SORACOM UGとコラボする各コミュニティーの紹介の第二部です。

私は、スケジュール上のご配慮で、トリを務めさせていただきました。

私の前に話された、
Nerves JPさん
公式サイト
Tech-onさん
公式サイト
の両コミュニティも、kintoneやkintone Café界隈とあまり接点がないだけに、かえって興味深かったです。
Tech-onをお話しいただいた須田さんとも、先日の六本木でのしらす二万匹でお会いできたので、また何か一緒にやれればと思います。

さて、私の出番です。
私の登壇資料は、結構ぎりぎりになって完成しました。

というのも、まずはkintone Café 事務局に登壇の連絡とお伺いを立てる必要があったからです。
SORACOM UGからの登壇のご要望があったからとはいえ、kintone Caféを盛り上げているのは私だけではありません。全国にいらっしゃるkintoneプレーヤーの皆さんの力によってkintone Caféは成り立っています。

私がお伺いを立てたのは、私が主催するkintone Café 神奈川や主催するイベントだけではなく、全体のkintone Caféについて私が紹介してよいか、ということです。
私がkintone CaféとSORACOM UGの三つのコラボイベントに関わったのは事実とは言え、私がkintone Caféを代表して登壇するにあたっての確認がしたかったのです。

事務局からのご回答をまって以下のスライドを作成しました。
スライド

私がスライドを作成したのは、釧路に来る前に一泊していた十勝の大樹町です。登壇まで猶予がなかったとはいえ、私の中に焦りはありませんでした。
というのも私が書く内容は明確だったからです。kintone CaféとSORACOM UGの間には間違いなく親和性があります。

kintoneのサービスを紹介し、kintone Caféのコミュニティを紹介し、さらにお互いのコラボ実績を書くだけで、SORACOM UG Explorer 2023に参加された皆さんにはその意図が伝わる。
そう思っていました。

もちろん、私もまだkintoneとSORACOMのコラボの可能性は探っているところです。
とくにSORACOM Lagoonとkintoneの使い分けについてはもう少し研究したいと思っています。

また、弊社のkintoneビジネスの中でどうすればSORACOMのIoTを活かせるのか。
それについては、昨年度のSORACOM MVCに選ばれたSEEDPLUSの前嶋さんと模索しています。Cybozu Daysにも出展のご協力をいただきましたし、その取り組みはもちろん案件にもつながっています。
SEEDPLUSさんの記事

まずは私もSORACOMのサービスを理解し、よりよい提案につなげられるようにすべきでしょう。
まずは今回、ほとんど参加できなかったSORACOM UG Explorer 2023の内容をおさらいするところから始めたいと思いました。

SORACOM UGおよびSOARCOM社の皆さん、参加者の皆さん、ありがとうございました!


kintone Café 帯広 Vol.3に登壇・参加しました


10/19にkintone Café 帯広 Vol.3が開催されました。弊社の代表が登壇を兼ねて参加してきました。
https://kintonecafeobihiro.connpass.com/event/296630/

前回のkintone Café 帯広 Vol.2は、私からの働きかけが開催のきっかけになりました。
それに続いての今回。企画を一身にやっていただいたのは、相互電業の今野さんです。私も企画の段階から関わらせていただきましたが、ほぼ今野さんにお任せしました。

十勝は、私と弊社にとって大きな可能性のある場所の一つだと思っています。
kintone Café 帯広 Vol.3の前日には大樹町のお客様のところで作業や商談をしてきました。kintone Café 帯広 Vol.3の当日の昼は、中札内村でkintoneの説明や打ち合わせに勤しんでいました。
十勝には弊社のお客様がいらっしゃるのです。

今回も大樹町のお客様をお連れし、我々を含め総勢四人で参加しました。
お客様にkintoneの価値を感じてもらうには、kintoneのエコシステムのつながりと皆さんの思いを感じていただくのが早道です。

私一人が熱弁を振るうよりも、多様なkintoneプレイヤーが集まり、共にkintoneについて語り合い、盛り上がる様子こそが最大の説得力になると思います。


相互電業さんに伺うと、前回と同じようにウェルカムボードが!



今回は今野さんからのkintoneの軽い説明とkintone Caféの理念の説明から始まりました。


続いて、サイボウズの山本さんより、ご自身の経験を生かした実感のこもったお話がありました。
山本さんのお子様が保育園に入園する際に苦労された話です。その手続きは従来のアナログな手続きであり、これをkintoneの流れに変えるための必然性を丁寧に語っていただきました。
さすがサイボウズさん、実体験からくる実例を挙げてお話しされるのはとても良いと思います。


続いて、株式会社山忠ホールディングスの生田目さんです。
前回のkintone Café 帯広 Vol.2でも生田目さんとはいろんな話をさせていただきました。
今回も企画段階から一緒にやりとりをさせていただきました。

生田目さんはご自身でシステムエンジニアとしてkintoneを使った実装をされておられます。その改善する過程をわかりやすく説明してくださいました。
FAXや電話などの旧来の形からkintoneへ。さらにkintoneから次の連携へと。つまりRest APIの活用です。実際に会社の情報システムが進化していく様をみるのはうれしいですね。
各企業にこういう方が一人いるだけで、会社の情報環境は劇的に変わっていきます。
どの会社もそう願っているのでしょうが、今のわが国ではそれはなかなか贅沢な願いになっています。
まさにそのために弊社のような会社があるわけです。
生田目さんの登壇内容は、まさにこうすれば改善できる可能性を見せてくれたと同時に、それを開発する生田目さんのような人がいなければ、システム化は難しいと言う事例だったように思います。


続いて、登壇されたのは池田商店の川東さんです。

はじめての登壇と言うことで、とても緊張していらっしゃいました。が、その朴訥で素朴な語り口とともに、一生懸命自社の構築をしていた過程を説明していただきました。
まさにkintoneとはこうあるべき。初めてシステムを触った方でもここまで作れるのだと言う実例に溢れていました。
私にとっても初心に返る意味で、とても参考になる川東さんの登壇でした。


さて、次は私の登壇です。光栄にも最後のスピーカーとして登壇させていただくことになりました。
とはいえ、残り時間があまりありません。そこで私も巻いて喋ることにしました。
今回のテーマは、「すごくなくていい! 自社のkintone共有し合ってみよう!」だったので、弊社のkintone環境を、複数のサブドメインと連携しながらどのように使っているのかを事例としてお話ししました。
実はこのテーマは以前のkintone Café 神奈川でも取り上げたことがありますが、その時はオンラインだったことと、今回私が話すまでの数年の間に変わった点もありました。私が話した内容は、皆さんにとって良い参考になったのではないかと自負しています。

というわけで、コンパクトな時間設定の中、無事にすべての登壇が終わりました。
続いて、皆さんで次の場所へと移動しました。
kintone Caféといえば懇親会。
そして本日の懇親会は「旬菜 まさゆめ 駅前店」。こちらのお店は多人数でかつおいしい十勝の料理が食べられるとあって、私たちもとても盛り上がりました。

こういう場を通して、多様なご縁ができる喜び。そして。私にも弊社にも十勝での今後の展開について貴重な知見をいただきました。


一次会が終わったあとも、その熱は醒めず、有志だけで二次会、そして三次会へと繰り出しました。北海道の魅力を再認識できる一日でした。

参加された皆さん、登壇された皆さん、本当にありがとうございました。また会場をご提供してくださった相互電業の皆様にはいつも本当に感謝です。

次のkintone Café 帯広の開催の際は、私も企画段階から関わり、また皆さんと交流を深めたいと思います。

まとめサイト


よっちゃばれっkintone無尽! Vol.1に運営・参加しました


10月13日に富士吉田市で開催されたイベント「よっちゃばれっkintone無尽! Vol.1」に参加しました。

このイベントは、kintone Café 山梨 Vol.1(6/1)から派生しました。
私はkintone Café 山梨の運営メンバーの1人として、このイベントの企画段階から関与していました。

これまでのブログでは取り上げていませんでしたが、8月24日に「よっちゃばれっkintone無尽! Vol.0」を開催しました。そこで、これからどういう内容にするかの打ち合わせを行いました。

Vol.0の前に、kintone Café 山梨のメンバーの中では、「よっちゃばれっkintone無尽」の内容についてはかなり腹を割って話をしました。お互いの認識の違いと考えを明らかにするための議論と、立場や考え方についての合意を得た上で臨みました。

なぜ率直に話したかというと、最大の焦点は「kintone Café」と「よっちゃばれっkintone無尽」の違いを明確にすることだったからです。
両者の最大の違いは、山梨県に住んでいるメンバーだけで構成されているかどうかになります。

実は、私はその条件に当てはまらないため、本来は参加する資格がないのです。
私はkintone Café 山梨の運営メンバーで、現在山梨県に移住を検討しているため、例外的にメンバーとして参加させていただいています。

同じ山梨県の中で、kintoneというプラットフォームを軸に、志を一緒にする仲間が欲しい。それがこのイベントの存在意義となります。

山梨県にはkintoneユーザーもいるはずですが、それを結びつけるコミュニティーがなかったのです。そのため、山梨県のkintoneユーザーが生まれにくいし、生まれたとしても学び合う場がないのです。
そのため、もう少し地元密着型にしてkintoneの仲間を一緒に作っていくという思いが「よっちゃばれっkintone無尽」に結実しました。

前回は甲府でVol.0を開催しましたが、今回は富士吉田市で開催しました。それも山梨県の全体で盛り上げたいからです。
山梨県は複数の地域に分かれています。地域ごとに特色がありますが、kintoneの絆を通じていれば理解し合えるはずです。




今回は富士急行の富士山駅に直結したコワーキングスぺース「ドットワークPlus」で開催しました。屋上には富士山展望デッキがあり、そこから見る富士山は格別でした。

私は他の参加者より先に会場に入り、オンライン会議に参加しましたが、通信にも問題はなく、会場の雰囲気も良好でした。

今回の「よっちゃばれっkintone無尽! Vol.1」は、Vol.0で行った議論と運営側の議論を経て、ある程度の内容は考えていました。

自己紹介の後は、kintone SignPostを音読し、その内容に対して議論しました。初めなのでSTEP0の「kintone概念理解」から始めたのですが、これに思ったより時間がかかってしまい、その後のコンテンツの時間が押してしまいました。
押したとはいえ、参加者皆さんのkintoneのポータルサイトを見せ合う企画や、お歳暮管理アプリをどう作るかと言う参加者から出たお題など、kintoneユーザーにふさわしい多種多様なコンテンツが場を充実させてくれました。


初回にしては上々のスタートだったのではないかと思います。

今回の実績と、これからの実施内容があらたなkintone仲間の呼び込みと創出につながっていけばいいと思いました。そうなっていくと確信しています。


なお、写真はお互いの機密保持に関わるポータル画面などがあったため、今回は載せません。
会が終わった後に集合写真を撮ったのでそれだけは掲示します。後は夜の懇親会の様子も載せておきます。


なお、懇親会は会場に近い「魁 本店」さんで行いました。7名で楽しく飲みました。
こちらのお店、富士登山者のお世話をしていた御師が住んでおられた古民家をリノベーションした建物でした。
また、メニューはkintoneの多様性を体現するかのような豊富な品ぞろえでした。お酒のラインナップも含め、とても気に入りました。

そして、私にとっても山梨を理解するとても良い機会になりました。

最後になりますが、ご参加いただいた9名の皆さま、心からの感謝を申し上げます。


kintone Café 埼玉 Vol.6に運営・参加しました


10/8にkintone Café 埼玉 Vol.6が開催されました。弊社の代表が運営も兼ねて参加してきました。
告知サイト

前回のvol.5の開催から4年9ヶ月弱の期間が空いてしまったkintone Café 埼玉。どうやれば再始動できるか。再始動にあたってはどういう内容にするか。この数年、頭の片隅にはいつもこの悩みがありました。

その状況が一気に打開できたのは、3ヶ月近く前のことです。
kintone Café 東京 Vol.13が行われ(7/22)、その日の懇親会の場でたまたま集った埼玉に近い人たちにその場で一気に募り、再始動に持っていきました。

今回の会場は、原田さんが個人用として使っておられる鶴ヶ島のオフィス。
鶴ヶ島開催の話は、今春(4/1)に小田原で開催したkintone Café 神奈川 Vol.14の懇親会で原田さんとお話しした際に生まれました。オフィスがあるから使っていいよと言う原田さんのご好意をどうやって活かせるか。その構想をずっとあたためていました。

その後、7/6に催されたkintone hive 2023 tokyoにおいて颯爽とデビューされたのが中嶋さん。なんと鶴ヶ島市の職員でいらっしゃる。
ここで中嶋さんと原田さんを繋げる構想が一本の線としてピーンとつながりました。

そして、上に書いたkintone Café 東京の懇親会。その場で中嶋さんと話す機会があったのですが、偶然その周りには埼玉に近い方々が集っていたこともあって、なかじさん、大野さん、野田さんといった面々に集ってもらうことになりました。その場で中嶋さんにはサウザーという称号が与えられました。

初回のオンライン打ち合わせの場では原田さんと皆さんをつなぎました。そしてその交流が温まるよりも先に、皆さんからユニークかつ型破りなアイデアがいくつも提案されました。
実際に餃子を焼きながら開催するkintone Café。おそらくどこのkintone Caféのみならず、IT系のイベントでも前例はない気がします。

そこで私も覚悟を決めました。もし当日に何かあっても、その場で軌道修正すれば良いと。
今回、私はあくまで再始動のきっかけを作る役割に徹しようと決めていました。当日までの準備や当日の仕切りに至るまで、主導権を握らず、あくまでも運営の皆さんの手助けにとどまろうとしていました。

kintone界隈でも、最近は伴走開発の手法が注目を集めています。
それにならうなら、伴走イベント運営とでも言いましょうか。
イベント運営の伴走者として私がどこまでやれるのか。それを試す意味もありました。

各種の準備の場だけ準備し、皆さんにはFacebook Messenger上で活発にやりとりをしていただきました。着々と準備を進んでいく様が頼もしい。

特に、野田さんがイメージを沸かせやすくするためのラフ案を次々と書いてくださったので、我々も準備に向けてのイメージが共有できました。

さて、当日。

実際の進行に関する詳しい打ち合わせはほとんどせぬまま当日に臨みました。そのため、司会進行やオープニングで話す方も始まる30分前の時点で決まっていませんでした。
そこで開始30分前に私が急遽kintone Caféとはの理念のスライドを準備し、登壇することになりました。司会進行は私と原田さんが状況に合わせて分担しながら。

今回は、そうした不慮の事態に対応するのが私の役割だろうと備えていたので、それも含めて臨機応変に対応できました。各地のkintone Caféやその他のイベントに参加していた経験が生きました。

そもそも、事前に会場の準備などは原田さんがとても頑張ってくれました。特に今回は同時配信のオンラインもピンマイクやその他の機器のご用意で動いてくださいました。
そして肝心の餃子は、サウザーさん、なかじさん、大野さんが頑張って大量に焼いてくれました。野田さんも背後でいろいろとフォローのために動いてくださいました。

まずは全員が自己紹介。そして早速餃子の調理開始。

餃子を焼く間の時間は、間が空きそうになりました。が、結局は無為な時間を過ごすこともありませんでした。というのも、もともとLTを買って出てくださっていたはっしーさんが、予定を超えて3本のLTをこなしてくださったお陰です。
何よりもよかったのは、皆さんの間にkintoneという大きな共通の話題があったことです。kintoneの話題があることによって、間が空くまでもなく、皆さんがそれぞれkintoneの話題を持ち出してくださっただけで場の雰囲気が失われずにすみました。


ぎょうざの満州鶴ヶ島駅前店で買ってきた大量の餃子も見事に平らげてくださいました。20名の出席の皆さんにも満足していただけたのではないかと思います。
さらに、kintoneの話題でもサウザーさんが自治体の運営上の苦労や、だからこそkintoneが有用であることの話題をたくさん提供してくれました。
私、投票用紙をイチゴパックに収納するとよい、という自治体ハックはこの時初めて知りました。


kintoneを使えばあらゆる組織の非効率な業務は変えていける。それを感じたサウザーさんのセッションでした。

その前に、3本連続でLTを語ってくださったはっしーさんのkintoneの使い方にも言及しなければ。趣味のデザート食べ歩記をkintoneに格納するってよいですね。外部公開もできそう。
あと、興味があったのはUiPathとkintoneの連携プラグインについての紹介です。私もRPAについては、業務の使い道として有効な提案ができていないので、とても参考になりました。

今回は私、なかじさんに加えて、奈良から中尾さんも駆けつけてくださったので、kintoneの情報のフォローなどもバッチリで、しかも同時配信していたオンラインでも石井さんまで入ってフォローしてくださっていたので、情報量としてはたくさん提供できたのではないかと思います。

さて、サウザーさんのお話が盛り上がったところで、本編の時間は既に超過していました。
そこで一度中締めし、懇親会の中であらためて懇親を深めることに。


続いての懇親会ではあらたな新星がkintone界隈へのデビューを果たしました。村上さんです。
既存のシステムとkintoneの違いや、そうした違いをどのように社内に展開するか、という貴重なセッションでした。kintoneをさわりはじめてからまだ間もないとのことですが、これまでの社会での豊富な経験をもとにkintoneの特徴や使い方をよくとらえられていて、とても参考になりました。

その後も3、4グループに分かれ、kintoneの話題は尽きません。
ポストサイト

今回のkintone Café 埼玉 Vol.6の学びは、締めるポイントさえ間違えなければ、イベントとしては自走できるという自信でした。
そもそも参加される皆さんはkintoneについて学びたいこと、知りたいこと、語りたいことをたくさんお持ちです。そのため、事前にカリキュラムを定め、それにきちんと沿った形でなくてもイベントとしては成り立ちます。

今後は私たちのようにkintoneで仕事をする人も、kintone案件が増えていくにつれ、忙しくなることが予想されます。
その際、こうした形であってもkintone Caféが成り立つ実証ができたのはよかったと思います。

まずは今回参加された皆さん、そしてスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。


2023年9月のまとめ(法人)


令和五年九月。

弊社は今月も前に進んでいます。前途には藪が茂り、坂道が続いていて向こう側はよく見えません。どのような素晴らしい未来が待っているのか。それとも期待と違った結末が待ち構えているのか。それはわかりません。
ただ、代表の経営に関する経験値だけは溜まっているのは実感しています。
経営者としての未熟と経営の難しさを感じながら、得難い経験と学びだけは得続けています。もがいて苦しみながらですが。

今月は、その苦しみの中で、小手先のやり方だけでなく、弊社の業務のやり方をがらりと変えねばならないという決意を固めました。
ただ、前向きにとらえるならば、もがいている分、成長できています。代表も今までのやり方を大いに反省しながら。
代表が個人でやっていた頃のやり方ではもうメンバーも代表も疲弊するばかりです。

業務スキルやスピードを向上する。そのための研修や教育を実施する。
以前はそう考えていました。
ですが、一人が同時に複数のお客様の案件をこなすことは、人間の処理能力を大きく疲弊させます。
代表自身も40ー50案件を同時にこなしていましたが、もう無理だと感じるようになりました。

今の弊社は案件の引き合いには全く困っていません。今月も新たな案件の引き合いをいくつもいただいています。
お客様からの口コミに加え、同業者からのご紹介も多々頂けるようになっています。

苦労はしていますが、弊社のこれからを悲観するにはまだ早い。むしろ、伸びしろしかないとみています。

達成度5割。達成感4割。満足感5割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 九月度の売上は目標を下回りました。

昨年までの体制では、十分に黒字の額です。ですが、今の体制ではまだ赤字です。
とはいえ、なんとか頑張って経営ができているのも皆様のおかげです。感謝しています。

弊社には継続的な売上が見込める案件が増え、引き合いは次々といただけている状態です。
が、まだそれらを次々とこなしていくには練度が足りていません。

案件をこなしながら、メンバーに過度な負担をかけず、なおかつ適切な案件数を維持するため、先月から改革を進めています。
今月も大きく改革への決断をしました。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・Cybozu Days 2023のサイトがオープンし、弊社が4年連続で出展することも公開されました。(9/4)
・弊社役員が第4回山梨県活性化フォーラムで登壇しました。人事・経理担当も参加しました。(9/6)
・弊社役員と人事・経理担当が第8回「札幌 地域クラウド交流会(ちいクラ)」に参加しました(9/7)。
・弊社代表が8月に受けたカイゼンマネジメントエキスパート試験に落ちました(9/14)。
・弊社代表がお客様先のIT研修会に登壇しました(9/15)。
・弊社代表がスナックジョイゾーに参加しました(9/15)。
・弊社代表が糸と魚と川 Vol.13に参加しました(9/20)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

4月から多くのメンバーに加わってもらった弊社ですが、まだまだチームビルディングができていません。さまざまな課題が出た月でした。
まず、メンバーが疲弊する状況をあらためます。
パートナー企業の技術者さんにも複数の案件に携わってもらっていますが、こちらは数カ月前からすでに案件を絞って関わってもらってます。

外注費や人件費の負担も厳しいですが、なんとか乗り切りたいと思います。


§ 開発案件 今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。
今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。

ただ、今月は今までの開発のやり方について、ついに変える決断を下した月です。

今までのやり方は、代表が何十年も培ってきたスキルに頼ったやり方に沿ったものでした。
つまり、弊社のメンバーにも代表の持つスキルに少しでも近づいてもらうことを主眼にしていました。
練度を上げるため、多くの案件を同時にこなしてもらい、なるべく幅広い経験を積んでもらうことで、スキルの上達を期待していました。
ところが、次々に始まる案件を並行してこなしてもらうことは、練度を上げるより前にメンバーの情報処理能力そのものを超えた過酷な要求だったようです。

ここに至り、やり方を変える決断を下しました。
単価を上げて案件の数を減らし、さまざまな業種、職種、案件と作業を同時にこなすのではなく、なるべく少ない案件と作業に絞る。
原則はこの手法です。

ただし、そのためには単価を上げることは必須です。おそらく今までの弊社の単価設定が安すぎたのでしょう。
ですが、単に案件を絞ってしまうやり方では、弊社の営業力は下がってしまいます。

そこで、決めたのは以下の方法です。
・代表が伴走担当としてお客様に入る。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

このためには単価設定も変えなければなりません。
すでにここ数カ月、毎月のように単価をあげてきました。今月でいったん単価の上昇はストップし、お客様には最終的に定まった単価でご案内を差し上げています。

また、代表のトーク力も磨く必要があります。
すでにこの数カ月、代表は複数の場所で研修講師やグループワークの運営にもチャレンジしています。
また、日本各地のkintoneプレーヤーたちにもリアル/オンラインを問わず会いに行き、知見を交換し合っています。

うちのメンバーはよく頑張ってくれています。そしてこれを糧に成長してい欲しいと思います。
皆の頑張りに報いるためにも、これまでのやり方をあらため、持続可能な経営に変えていきます。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
そうした皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

少しずつ状況は改善に向かいつつあります。
その流れを加速するため、先々月より代表の長女に弊社に正式に加わってもらい、人事・総務・経理の作業を任せています。
少なくとも、これらの作業に代表のリソースを割かれることがなくなったのは助かっています。

先々月末には衝撃の出来事がありました。今月も私が一人でやっていた時期の失念が発覚しました。
そうした出来事は代表から経営者としての自信を著しく奪いました。
それでも、弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 一昨年(2021年)の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。それを以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、考え方の軸はぶれていません。

ただし、上記の各種理念の内容を変えようとしています。すでにメンバーには意図は伝えました。9月から策定作業を開始し、11月のCybozu Daysにはお披露目できるようにします。
理由は弊社体制の増強や社会の変化などを踏まえていることと、開発体制の変更も踏まえてです。
そもそも理念は変わり続けなければなりません。常に同じ理念はありえません。

その反省も踏まえての理念の変更です。
今後ともなにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約14回です。オンライン商談はざっと数えたところ約48回ほどです。
今月、頂戴した名刺は31枚です。

今月もスナックジョイゾーにはkintone Café 神奈川で知り合った方をお連れしました。

また、甲府にも役員の妻を連れて訪問し、新たなご縁をいただきました。
役員の妻は山梨活性化フォーラムでライトニングトークの機会をもらって務めを果たし、また、その翌日は札幌に飛んで地域クラウド交流会にも参加して知見とご縁をためてきてくれました。

今月は私が作業などで追われていたため、なかなか外出ができていません。
仕事に没頭する毎日ですが、こうしたイベントがどれだけ癒やしになっているか。
皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

引き続きよろしくお願いいたします。


§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。第4回山梨県活性化フォーラム(役員・人事担当参加)(9/6)。第8回「札幌 地域クラウド交流会(ちいクラ)」(役員・人事担当参加)(9/7)。スナックジョイゾー(9/15)。糸と魚と川 Vol.13(9/20)。

今月は作業などに忙しく、あまり多くのイベント参加はできませんでした。

が、その一方で今後の種まきはきちんとしました。3、4種類のイベント立ち上げの準備などをした月でした。
まだ詳細は明かせませんが、今から11、12月が楽しみです。もちろん、来月にも複数のイベントに登壇する予定です。

来月以降もいろいろな予定が控えています。
12月に開催を計画していた山梨県甲府市での地域クラウド交流会ですが、わけあって延期の決断を下しました。とはいえ、その日に別のイベントを甲府で計画し始めました。
そして、また皆様と交流を深めたいと思っています。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは1本(
「わがまま」がチームを強くする。
)。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは1本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本()。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

8月30日 8月30日 値決めこそが経営を痛感し
8月31日 8月31日 DX人材の育成が主になる
9月1日  9月1日 防災の日に弊社事業計画を
9月4日  9月4日 若いうちに出来ることをする。
9月5日  9月5日 一人ではなく皆で構築する。
9月6日  9月6日 ローコードツールはやり甲斐
9月7日  9月7日 Cybozu Days 2023出展。
9月8日  9月8日 会見や商談の場で演じきる力
9月11日 9月11日 数を揃えるだけではあかん
9月12日 9月12日 仕事以外に個を輝かせる技
9月13日 9月13日 個とチームのバランスとは。
9月14日 9月14日 試験に落ち、個の力不足を
9月15日 9月15日 役割を定め集中できる環境
9月19日 9月19日 組織化は即ちコストの増加
9月20日 9月20日 秋は働き方の変わる季節。
9月21日 9月21日 攻撃と守備の分担が経営に
9月22日 9月22日 伴走開発への理解を深める
9月25日 9月25日 店舗に学ぶ疲弊しない運用
9月26日 9月26日 祭りの発散はイベントに要
9月27日 9月27日 インボイス制への私的意見

§ 年表

・九月お仕事

二俣川で作業・商談×8、EKITERIA PRONTOで作業、Starbucksで作業、大和市立図書館で作業、Tully’s Coffeeで作業、Tully’s Coffeeで作業、新宿で商談、中野坂上で商談、キッチンオリジン 鶴川店で作業、Oasisコワーキングスペース町田で作業、アクアビット サテライトオフィスで作業×2、マクドナルドで作業、Starbucksで作業、横浜中区で商談、株式会社ジョイゾーでスナックジョイゾー、海女食堂で懇談打ち合わせ、真鶴町観光協会で商談、Tully’s Coffeeで作業、桜新町で商談、大和市文化創造拠点シリウスで作業、WOODSHEDで作業、京橋で手続き、西川口で商談

§ ツイートまとめ
・九月ツイート
https://togetter.com/li/2233032


2023年8月のまとめ(法人)


令和五年八月。

弊社は今月も前に進んでいます。
とはいうものの、苦戦の毎日です。私が望むスピードや品質にはまだ達していないにもかかわらず、案件の引き合いは次々に来ている状態。
経営者としての未熟と経営の難しさを感じながら毎日を過ごしています。もがきながら。

ただ、前向きにとらえるならば、もがいている分、成長できています。代表も今までのやり方を大いに反省しながら。

業務スキルやスピードの向上。そのための研修や教育。
今の弊社は案件の引き合いには全く困っていません。それについては自信が持てるような情報をいただきました。

苦労はしていますが、弊社のこれからを悲観するには早いとみています。
むしろ、可能性しかないと感じています。

達成度6割。達成感6割。満足感7割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 八月度の売上は目標を下回りました。

昨年までの体制では、十分に黒字の額ですが、今の体制ではまだ赤字です。
とはいえ、なんとか頑張って経営ができているのも皆様のおかげです。感謝しています。

弊社も継続的な売上が見込める案件は増え、引き合いは次々といただけている状態なのですが、まだそれらをスピーディにこなすには練度が足りていません。
とはいえ、私も営業や多くの打ち合わせに連日追われており、メンバーのフォローができていない状態です。
メンバー間では相互フォローする風土は醸成できているのですが、そこに私からのフォローができていないのが、弊社の課題です。つまりkintoneやJavaScript構築に関する知見がメンバーに浸透しきっていないと反省しています。

単価を上げて案件の数を減らし、さまざまな業種、職種、案件と作業を同時にこなすのではなく、なるべく少ない業種と案件と作業に絞ってほしい。
それがメンバーの意見であることはわかっています。人間の本能としてもそれが正しいこともわかっています。
が、単価をあげ、案件を絞ったとしても、業務をこなすスピードや、仕様の手戻りや障害を減らさないことには、結局のところ売り上げにつながりません。

さらに、案件を減らすことは経営上のリスクを増やすことにつながります。

そうした懸念を解消するため、弊社は少しずつ単価を上げています。また、単価を上げても問題ない案件やお客様が増えています。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・事例:株式会社フラン様をアップしました(8/10)(記事)。
・弊社代表がスナックジョイゾーに参加しました(8/18)。
・弊社代表がkintone Café 神奈川を真鶴で主催・登壇しました(8/19)。
・弊社代表がM-Solutions様のクローズドイベントに登壇しました(8/24)。
・弊社代表が山梨であらたなkintoneイベントのキックオフに参加しました(8/24)。
・弊社の紹介をオーサムジョブ様のk-Reportの記事内で掲載してただきました。https://www.k-report.work/
・弊社代表がkintone開発者コミュニティの立ち上げに参加し、コアメンバーとしてかかわることになりました(8/28)。
・末日をもって一名のメンバーが弊社を離任することになりました(8/31)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

4月から多くのメンバーに加わってもらった弊社ですが、まだまだチームビルディングができていません。さまざまな課題が出た月でした。
とはいえ、先月はkintone hive Tokyoの場に弊社メンバー八人が集結し、交流を深めました。
雇用と外注のバランスを取るのはとても難しいのですが、まず、弊社の仕組みを整えることが先決です。
外注費や人件費の負担も厳しいですが、なんとか乗り切りたいと思います。


§ 開発案件 今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。
今月も今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。

今月もまた新たな案件のキックオフがいくつもありました。体制を組み、作業を開始しています。

今、弊社が取り扱っているシステムはkintoneを中心とした無数のSaaS/PaaSです。それらをつなぎ、お客様に価値を提供しています。
今、動いている実装案件が50件弱。
経営リスクを抑えるため、かなりの数の案件を同時に進行させています。それらを遅れず品質を落とさずにどのようにこなしていくか。今の課題です。

ただ、なかなか私の思うようなスピードと品質が満たせていません。
障害対応、仕様変更対応などが入るたびに、それに追われているのが今の状態です。
メンバーに言わせると、弊社の体制に比較して案件が多すぎるため、負担を感じているようです。
実際、多すぎるのでしょう。そもそも、すべての案件を統括するべき私自身がオーバーフローしているので、無理もありません。
なんとかギリギリで作業を行っているのが実情です。

うちのメンバーはよく頑張ってくれています。そしてこれを糧に成長してい欲しいと思います。
まだうちのメンバーには伸びしろがあり、私も可能性を感じています。私がやっていた作業と同じレベルに達するまではまだ難しいでしょうが、少しずつ伸びて行きながら、案件のスピードを上げ、品質も上げてもらえれば、より高次の作業がこなせるようになるはずです。

難易度が高い案件、簡単な案件。それと常駐案件。
自社でサービスを作ることが早道なのか、メンバーのスキルの熟達を待つのが正しいのか。
経営の安定とリスク回避は、多案件を同時に進める今のやり方とは矛盾しているのではないか。

悩みは多いです。
今月はその悩みを解消するために、複数の研修講師やグループワークにもチャレンジしました。
また、在野で活躍するkintoneプレーヤーたちに会いに行き、オンラインでもお会いしました。

皆さんがどういう風にkintoneエコシステムの中で安定した経営を行っているか、または開発をこなしているか。
これからの弊社を導くためにも、学びが多かった今月の成果は取り入れていかなければ。

弊社に期待してくださっている方が多くいることも知ることができました。
そうした皆さんのご期待に応えるためにも、来月も、引き続き弊社メンバーの教育とスキルアップに注力していきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

少しずつ状況は改善に向かいつつあります。
その流れを加速するため、先々月より代表の長女に弊社に正式に加わってもらい、人事・総務・経理の作業を任せています。
少なくとも、これらの作業に代表のリソースを割かれることがなくなったのは助かっています。

先月末に起こった衝撃の出来事。それについて詳しくは語りませんが、絶望し経営を投げ出しかけました。それでも、弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 一昨年(2021年)の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。それを以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、考え方の軸はぶれていません。

ただし、上記の各種理念の内容を変えます。すでにメンバーには意図は伝えました。9月から策定作業を開始し、11月までにはお披露目できるようにします。
理由は弊社体制の増強や社会の変化などを踏まえてです。そもそも理念は変わり続けなければなりません。常に同じはありえません。

先月、今年の四月から新体制を組み始めてから初めて8人で集まりました。

ところが、今月末で一人が離任することになりました。これは経営の責任者である代表の力不足によるものです。
辞めていくメンバーの期待に応えられなかったことを大いに反省しつつ、それにも関わらず残って弊社の可能性を信じ続けているメンバーのため、引き続き努力したいと思います。

その反省も踏まえての理念の変更です。
今後ともなにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約14回です。オンライン商談はざっと数えたところ約32回ほどです。
今月、頂戴した名刺は31枚です。

今月もスナックジョイゾーにははCLS道東で知り合った方をお連れし、kintone Café 神奈川でも素敵なご縁に恵まれました。山梨でも新たな出会いに胸をときめかせました。
オンラインイベントでもkintoneの開発者コミュニティの立ち上げの場に立ち会うことができ、私の認知度を上げられたのではないかと思います。
kintone Café 神奈川に来てくださった現職の議員の方からは、議員に向いているといわれ、自分の気づかない新たな一面を教えてもらったように思います。

今回は月末になって大阪の天王寺では同じkintoneエバンジェリストとして活動する中尾さんとサシのみを敢行しました。

また、その翌日にはkintone研修・教育において知名度をメキメキと上げておられる高砂市の稲澤さんと交流を深めました。

仕事に没頭する毎日ですが、こうしたイベントがどれだけ癒やしになっているか。
皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

先月は甲子園に縁がある三人がトヨクモさんのイベントにおいてサイボウズ社で一堂に会する奇跡がありました。
今月は真鶴のkintone Café 神奈川の会場において、甲子園に縁がある三人が一堂に会する奇跡がありました。
こういうご縁がkintone界隈にいるとやってくるのがうれしいです。

引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。スナックジョイゾー(8/18)。kintone Café 神奈川 Vol.15(8/19)。M-Solutions様プラグインアップデート会(8/24)。よっちゃばれkintone無尽Vol.0(8/24)。kintone開発者コミュニティ(devkin meetup)(8/28)。。

今月は自分にとっての初めての活動がいくつかありました。kintone Café 神奈川ではグループワークを取り入れました。M-Solutions様のイベントでは錚々たる出席者を前にオンラインでお話をさせていただきました。また、kintone開発者コミュニティでも技術者としての新たなステップに挑戦しました。

今月はお客様の前で研修講師を務め、約90名弱の方々の前でkintoneを3時間ほどワークや事例紹介などを含めて語りました。
こうした対外活動を通し、人脈を増やすこととあわせ、弊社の認知度を広げられたように思います。
それによってさらに忙しくなったことも事実ですが、こうした活動を通した広がりが次に繋がるのも事実です。今後も続けていこうと思います。

来月以降もいろいろな予定が控えています。
今月も何度か弊社が山梨で開催を予定している地域クラウド交流会のため、何度か山梨県甲府市に伺いました。
このイベントを通して、弊社も次のステップに進めるのではないかと期待しています。
そして、また皆様と交流を深めたいと思っています。



まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは4本(
経済成長は不可能なのか
神隠し
人魚の眠る家
焼跡の二十面相
)。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは1本(
ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE
)。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは2本(
事例:株式会社フラン様
kintone Café 神奈川 Vol.15を主催・登壇しました
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

7月28日 7月28日 反面教師として襟を正そう
7月31日 7月31日 全政治家にIT知識を持って
8月1日 8月1日 今後の弊社には希望しかない
8月2日 8月2日 五年後に向けた各種の理念
8月3日 8月3日 引き合いを頂ける間は大丈夫
8月4日 8月4日 組織作りは道のプロも交えて
8月7日 8月7日 歴史だと長いが、人生は刹那
8月8日 8月8日 花火からも学べる事の多さよ
8月9日 8月9日 薬物頼りでは収支は赤字だよ
8月10日 8月10日 Excelとkintoneの共存法
8月14日 8月14日 暑さ対策は慣習の変更から
8月15日 8月15日 78年前に倣って復興する!
8月16日 8月16日 ご縁は急がず慌てずに育つ
8月17日 8月17日 イベント登壇and研修講師
8月18日 8月18日 kintone界隈で必要な技能
8月21日 8月21日 コミュニティで道を拓いて
8月22日 8月22日 続ければ何かにはなれます
8月23日 8月23日 同調圧力には負けない心で
8月24日 8月24日 基礎力は頭で考える訓練を
8月25日 8月25日 私コミュニティでこう転機
8月28日 8月28日 回る仕組み構築が必要です
8月29日 8月29日 技術者コミュニティに参加

§ 年表

・八月お仕事

Cafe Impressionにて作業、鶴巻温泉にて立ち合い作業、二俣川で作業・打ち合わせ×8、大和市立図書館で作業、Tully’s Coffeeでオンライン打ち合わせ、大和市文化創造拠点シリウスで作業、Tully’s Coffeeでオンライン打ち合わせ、下北沢駅コンコースでオンライン打ち合わせ、Tully’s Coffeeでオンライン打ち合わせ、浜松町で商談、御茶ノ水で商談、ドトールコーヒーショップでオンライン打ち合わせ、Starbucksでオンライン打ち合わせ、大月市郷土資料館で作業、スナックジョイゾー、真鶴町観光協会でkintone Café 神奈川、スミマルシェで懇親会、草柳商店で懇親会、アクアビット サテライトオフィスで作業、Tully’s Coffeeでオンライン打ち合わせ、CAFé de CRIE Plusでオンライン打ち合わせ、浜松町で作業、白金台で商談、大和市文化創造拠点シリウスで作業、かいてらすでイベント、WOODSHEDで懇親会、マクドナルドで作業、秋吉 天王寺店で懇親会、すし・かつめし 一平で懇親会、パソコンのお医者さんで商談、石焼地どり おじぎ屋 加古川本店で懇親会、浅草で商談、九段下で商談

§ ツイートまとめ
・八月ツイート
https://togetter.com/li/2215134


kintone Café 神奈川 Vol.15を主催・登壇しました



8月19日にkintone Café 神奈川を真鶴で開催しました。
告知サイト

今回は株式会社あわえさんにもご協力いただき、現地での会場の確保や真鶴の皆さんへの声かけ等をお願いしました。

なぜ真鶴で開催することになったのか、その背景を説明します。
まず、今年の1月にさかのぼる必要があります。

私が自社でサテライトオフィスを開きたいと考え、その候補地の一つとして真鶴を訪れたのが発端です。その際に真鶴の街並みに惹かれ、また来たいなあと思っていました。

その後、5月にCLS高知があり、私も高知まで足を伸ばして参加しました。その中のセッションでとても心に刺さるキーワードが提示されました。
「公私混同」
この言葉を語った方こそ、登壇されておられた株式会社あわえの吉田代表です。
私はその言葉にとても印象を受け、あわえさんのページを訪れたところ、なんとあわえさんのサテライトオフィスの1つに真鶴があるではありませんか。
株式会社あわえ様


kintone Café 神奈川は、4月の頭に小田原で開催しました。小田原で会場として使わせてもらったコワーキングスペースも、一月に真鶴に訪れた後、小田原で使わせてもらった場所でした。
CLS高知で得た着想から、kintone Café 神奈川の次は真鶴で開催したいけどどうだろうか、kintone Café 神奈川を運営する皆さんに諮ったところ、いいねえ。という声をいただいたので、私からあわえさんにコンタクトを取り、今回のkintone Café 神奈川が実現しました。

まず最初のあわえさんとのオンラインミーティングでは、kintone Café 神奈川を一緒に進めてくださっている藤村さんとkintone Caféの理念やイベントの内容を説明し、協力し合える可能性をすり合わせました。
さらには私と藤村さんとで真鶴にお伺いし、あわえさんのスタッフとして現地で活動されている松木さんと会場の使い方や当日のテーマやスケジュールを打ち合わせました。

早い段階でテーマが地域創生と言う方向性は決めていました。あわえさんが手がけておられる地方創生の事業と、神奈川県唯一の過疎地である真鶴町の課題をkintoneで解決する。そのようなイベントスキームが早い段階から頭にあり、ブレることもありませんでした。

言うまでもなく、kintone Caféは企業セミナーではありません。理念でもそれは厳しく禁じています。
なので、私たちからもあわえさんとの最初のオンラインミーティングでそれは入念にお伝えし、ご理解いただきました。そして、あくまでもkintoneを使って真鶴町の課題の解決策を探る方針で臨みました。


8月19日。
真鶴町最大の祭りである貴船祭りも一段落し、真夏の海日和が続く真鶴町。
この日もとても暑く、駅から会場である真鶴町観光役場に向かうだけで一苦労でした。

でも、海を目の前にした会場はまさに開放的。
私はデビット伊東さんのいらっしゃる伊藤商店でラーメンを啜り、13時前に現地に着きました。すると、皆さんも開始時間である15時を待つのも惜しいかのように、14時過ぎにはかなりの人が集まってきました


今回は、ジョイゾーの根崎さんに司会進行を担ってもらうことにしました。

kintone Caféの理念や会場の諸注意など、ここでX(Twitter)でハッシュタグでつぶやいてもらうよう皆様にお願いせず、ホワイトボードに書いただけにしたのは失敗でした。おかげで今回のkintone Caféはつぶやきが控えめでした。

でも、その後の自己紹介は23、4人の全参加者に円滑に行ってもらい、根崎さんの進行も順調。目玉焼きをどのように食べるか、また、何をかけるかと言う質問を交えたことで、自己紹介の内容にバラエティが生まれたのは良かったです。
実際、皆さんの自己紹介を聞いていると、人によってそれぞれの目玉焼きがあるんだなぁと思いました。


さて、自己紹介の前にはあわえ社の三宅さんから真鶴について軽く触れていただきました。
その中では、皆さんに真鶴の置かれた状況や、今回の目的をインプットしてもらいました。

続いては、私からkintoneの紹介を行いました。
まず私から聞いたのは、皆さんの中にkintoneを初めて触る方がどれくらいいるか、ということです。すると10名ほどの方がkintoneを触ったことがないそうです。
実際、事前に聞いていた話でも、何人かはkintoneを初めて触ると聞いていました。そのため、私のスライドの内容もかなり初心者向けかつコンパクトにしました(ちなみに今回初めてcanvaをkintone Caféのスライドに使いました)。

今回の紹介では、kintoneの基本機能では、地域課題を解決するには足りないと判断し、外部との連携の可能性を理解してもらうことが地域創生の肝だと考えていたので、外からのさまざまな情報をkintoneに流入させる方法やkintoneから外の媒体に情報を出力させるやり方について話をしました。

まぁ皆さんうなずいてくださったり一生懸命聞いてくださっていたので、少しは役に立ったのかなと思います。
スライド(kintone Café 神奈川 Vol.15 (canva.com))

さて、私の登壇の次は、いよいよ今回のメインの一つである山口さんによるグループワークです。


実は、皆さんが参加者が入室される際、真鶴の良いところを付箋に書いてもらい、窓に貼って貰いました。

そして山口さんの登壇では、まず、アイスブレイクとして、改めて参加者の皆さんに個人のやりたいことや希望願望を付箋に書いてもらい、窓に貼り出してもらいました。

この猛暑の中、ダウンジャケットが欲しいとか、旅行したいとかマンホールカードを取得したいとかYSL展に行きたいとか、真面目な学術的なことや、技術的な目標を書いてくださる方もいたり、とてもバラエティー豊かな内容でした。
こうやってアイスブレイクを設けるだけで、研修とはよく回るっていうのは私も経験上知っています。まさにその生きた実例が見られました。

実は、こうした事は、全て山口さんの周到な準備の一つでした。
山口さんのグループワークの手法はワールドカフェを踏襲しておられましたが、その上に山口さん自身による準備や山口さん自身のファシリテーション能力によって、とても良い形で議論が進みました。

4人ずつ5テーブルに分かれた各グループではとても熱心に議論が進みました。私たち運営側でも議論が円滑に進められるように、真鶴の方や真鶴以外から参加した方をテーブルごとに分散させた形で分けました。
それもあって、本当に皆さんが真鶴のことをよく考え議論してくださったと思います。

私が山口さんにお会いするのは今回が初めてでしたが、その進め方にとても感銘を受けました。

実は私も先日研修講師を100人ほどの方の前で行いました。そのご縁で別の研修講師の方の手腕も拝見し、最近私の中では、研修講師と言うキーワードがとてもホットです。

今回の山口さんの手法も今後どこかで参考にさせてもらいたいと思いました。
ワールドカフェの手法自体は、
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ワールドカフェ
のリンクに書いてますので、ご参考にしていただければと思います。

このときの私の担当は、各テーブルから挙げられた解決策をホワイトボードに書き移す係。
それぞれが別々の課題と解決策を提示してくださっており、良い感じに散らばった結果となりました。真鶴の皆さんにも良いきっかけができたのではないでしょうか。

さて、ここで一度休憩をとり、水分補給や名刺交換等に時間を使ってもらいました。

続いては「真鶴の課題を語る」と題して、あわえ社の松木さんと、観光案内所の近くでhonohonoというお店を経営されておられる入江さんからそれぞれ10分ずつ真鶴の現状や課題を語ってもらいました。

今回のテーマは真鶴と言う神奈川県でも、唯一の過疎地域として認定されている町の課題をkintoneでどう解決するか、という事でした。
6700人を擁する街の人口も、年々減少しており、5000人を切る可能性も視野に入らなければならないそうです。
5000人といえば村から町になるための必要条件です。さすがに町になった後、再び村に格下げされることはあまりないそうですが、危機感も持たれている方が多いとの印象を受けました。
一方で、東京から見れば真鶴は熱海の手前であり、まだまだ可能性があるはず。今回も多くの真鶴の方が来ていただき、活発な議論が繰り広げられましたが、お二方の話も、まさにそうした議論をより裏付ける内容でした。

お二方の話の後は、藤村さんからkintoneを使った課題解決の提案と言うことで2つほど提案をしていただきました。

kintoneをよく存じ上げている藤村さんならではの提案は、これからの真鶴にとって参考になる情報のはずです。
その後、私も藤村さんとともにパネリストとして、皆さんの前に移動し、皆様からの質問やkintoneを使ってどのようにこの場で出た課題を実現していくかということをお答えしました。皆さんからも時間の許す限り、積極的に質問を行っていただき、私からもその場でお答えさせていただいたつもりです。

今回の反省点としては、ここをもう少しじっくりと掘り下げたかったところですが、ちょっと時間が足りなかったかなと言う感じです。

でも、私が皆さんからの質問に答える内容を真鶴町役場の中村さんが一生懸命ノートにメモしておられるのが印象的でした。きっとこの後、真鶴町でも地域課題の解決にあたっては、kintoneを使った仕組みを検討していただければ、私たちも本望です。期待したいと思います。

最後には恒例の全員写真。

さて、お楽しみの懇親会です。今回は観光案内所の目の前にあるお店の別部屋をお借りし、約七割ほどの方が残って歓談と懇親を楽しみました。

真鶴といえば魚です。真鶴の漁港で揚がったお魚のフライや刺身が美味しくて美味しくて。そこに真鶴みかんが添えられていたのが素晴らしい。

その他もきちんとお腹にたまるものもたくさんご用意していただき、我々も存分に食べて満足しました。

さて、一次会で何人かの方が帰られましたが、続いての二次会はなんと草柳商店と言うお酒屋さん。こちらはお店でお酒を買ってその辺で飲むことができます。このスタイルがとても新鮮で、かつ真鶴町に迎え入れられたと言う感触が得られました。それがとても嬉しかったです。
ここでも、皆さんの間では話が盛り上がりました。10人ほどの皆さんと楽しく会話ができました。もちろん、次のkintone Caféへのや仕事へのつながりもこの一次会と二次会で生まれました。
もちろん、そして真鶴の今後の事についても。

私としては、マンホールカードのことで盛り上がったり、私を指して現職の議員の方から議員に向いていると言われたことも印象に残りました。

そろそろ帰宅です。まだ夜の10時前だというのに暑い。汗が滝のように流れる中を駅まで歩きました。そして、おそらくはちゃんとそれぞれが家に帰れたはず。
真鶴も神奈川県の一部なのです。少し遠いけど。

それにしても今回は本当に楽しかったです。朝にお知らせを見てわざわざ遠くからきてくださった方もいれば、通り掛かって参加してくださった真鶴の方もいました。神奈川県の全域から様々な人が参加し、とても盛り上がりました。

毎回やる度にやって良かったと感動するkintone Caféですが、今回も100%以上の満足感が残りました。反省点もありましたが、kintone Caféの新しいあり方が作れたような手応えがありました。

まずは今回参加してくださった方、登壇してくださった方、ありがとうございました。また、企画段階から関わっていただき、場所を用意してくださったり、相談もしてくださった株式会社あわえのお二方や、素晴らしいグループワークを進めていただいた山口さん、お店の皆さんやその他真鶴の皆さん、本当にありがとうございました。

もう一度、いや、何度でも真鶴には来たいと思います。


事例:株式会社フラン様


基幹システムと店舗POSレジシステムの刷新にあたって、周辺システムにkintoneを選定

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株式会社フラン様は、40年以上前の創業時から女性向けランジェリーを扱っておられます。
当初は輸入ランジェリーの販売が主でした。その後、各地のショッピングモールにチェーン展開を始めると同時に商品ラインナップを大幅に見直し、今では豊富なデザイン・機能・サイズのランジェリーを展開しています。
本稿を執筆時点では全国にリアル店舗が19店舗。オンラインショッピングモールに11店舗を出店し、順調に成長しておられます。

フラン様を弊社にご紹介くださったのは株式会社スマレジ様及び大幸パートナーズ株式会社様です。
フラン様と弊社のご縁のきっかけとなったのは、フラン様が各店舗のPOSレジシステムの刷新を行うと決めた時点からです。
フラン様はまず、スマレジ社にお声掛けしました。
スマレジ社の運営するスマレジはPOSレジ機能に特化しています。POSレジ機能を補完するため、スマレジにはアプリストアが用意されています。多くのアプリ群がスマレジの機能を支えています。そのアプリ群の一つにスマレジから請求書を出す「セイキューン」があります。大幸パートナーズ様は、この「セイキューン」を開発・運営されておられます。
ところが、フラン様が望む請求書発行の運用は「セイキューン」で満たせたものの、他の店舗運用を満たすためのアプリがアプリストアにはなく、その解決策をフラン様より相談された大幸パートナーズの五十嵐社長が提案したのがkintoneでした。
そして、kintone側を担うシステム開発会社として弊社を推していただきました。

多種多様の品揃えを管理するための設計

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スマレジの標準機能では実現できない運用。フラン様の課題は最初から明確でした。

まず、商品管理です。
フラン様が展開するランジェリー商品のラインナップは、上に書いたとおり多種多様にわたります。そのラインアップを支える上で細かい商品管理が欠かせません。ところが、スマレジの備える商品管理機能はフラン様の要望を完全に満たしていませんでした。
例えば、フラン様のランジェリー品目はサイズごと色ごと品番ごとに設けています。それらの商品管理単位(SKU単位)の数はアクティブな点数だけを数えても五万点を超えています。その入力方法はどのように行うのか。データの関連性はどう設定するか。
さらに、SKUの一つ一つにJanCodeを発番する必要があります。スマレジのPOSレジ機能にはその機能がありませんでした。

次に商品物流管理です。
スマレジのリテールビジネスプランには入庫、入荷、出荷、出庫などの機能が備わっています。また、高度な在庫管理機能も備わっています。
ですが、それらの処理をスマレジに指示する際、一店舗ずつ処理を行う必要がありました。
つまり、多店舗×多品種で運用するフラン様の業務上、入力の手間が生じることが予想されていました。

続いて、売上分析機能です。
スマレジが擁する売り上げ分析機能では、経営のかじ取りを行うための分析ができず、分析をkintoneで代替させたいとのご要望もお持ちでした。

あと一つは、オンラインショップの売上データを変換し、そのデータをスマレジの売上データとして登録する機能です。
これもkintoneを経由させ、データを加工させればよいのではという構想をおもちでした。

最後に、ピッキングリストを発行する機能です。これが一番のフラン様のご要望でした。
ピッキングリストとは、倉庫の担当者が商品を棚から選ぶ際のリストの事です。
つまり出荷/出庫予定に対し、迅速に棚から商品を出すリストの出力が喫緊の課題でした。
スマレジはタブレットから簡単に出庫予定を出せます。が、紙のリストを出す機能はありません。SKU点数が多いフラン様の運用上、より運用に即したピッキングリストを出す必要に迫られていました。
望ましいピッキングリストとは、現在の在庫数に加え、入荷・入庫予定を算出してくれるものです。
店舗ごと、SKUごとに設定した在庫定数を下回るか、または指定した任意の期間の売上数に応じた数量を反映したピッキングリストを出すことは、フラン様の各店舗の在庫管理の肝でした。

スマレジはPOSシステムとして優れた機能を持っています。
ですが、それでも上記のようにフラン様のような多品種を扱う業種では補いきれない点がありました。
これらの機能をkintoneで補完し、スマレジのPOSレジ機能の良さを生かす。これが今回の案件のミッションでした。

SKUの多さを克服することが大変

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開発の期間は約半年。
約半年の間、kintoneのアプリ間の連携や、JanCodeの発番機能の実装など、kintone側で出来ることは順次仕上げていきました。
特に商品管理を実現するため、多くのアプリを組み合わせました。品番やSKU、カラーやサイズなど。そうしたアパレル系のお客様ならではの商品管理を実現することがまず最初の難関でした。
フラン様のご担当者と何度もオンラインで打ち合わせを重ね、kintone自体の癖や特徴もお伝えしながら、より良い商品管理につなげていきました。

また、フラン様が求めるSKU単位で商品管理を行うご要望では、多数のレコードが必要でした。
それは、kintoneのレコード数の増加と、レコード数が多いことによる処理時間の増加に直結します。
処理時間を工夫し、タイムアウトエラーを起こさずに処理を実現する。それが開発上でもっとも苦労した点でした。
どうすれば処理時間を短くし、業務に影響を与えぬように短時間で処理を終わらせられるか。

例えば、新たな商品を登録した場合の処理です。
kintoneには商品データの背後に多くのマスタアプリが連なっています。商品データを登録した際、多くのアプリにデータを連動することが求められました。
さらに、kintoneで作ったデータをスマレジに登録する際も大量データによる問題が発生しました。
そのため、当初はフラン様がCSVを取り込む運用を行う想定でしたがうまく行きませんでした。
そこで、当初は開発範囲外だったkintoneからスマレジへの商品登録の必要が生じました。

また、店舗ごとSKUごとに在庫の定数レコードを作成する処理も必要です。
頻繁に新商品が発生するフラン様の場合、細かいデータの連携が必要となります。
当初はデータを連携するためにkintoneの画面上にボタンを設置していました。ところがボタンを押した後に処理を待つ時間が生じ、さらには大量のデータを処理する間にタイムアウトエラーが生じてしまいました。
これは一件ずつ、追加と更新の判断をしながら、大量のレコードをkintoneで処理する必要があったためです。これをどのように制御するか。処理がタイムアウトしてエラーになる事象をどのようにして回避するか、ここでも開発に腐心しました。
こうした処理はkintone内でJavaScriptに担わせる実装をやめ、サーバー内においたphpプログラムに任せるように処理を変更しました。
その際も、夜間バッチや都度処理の併用を幾パターンも試しました。

大量データに関する課題は、ピッキングリストの発行処理でも生じました。商品データ、在庫定数データ、売り上げデータ、そして入荷/入庫予定データ。ピッキングデータを出すまでにはいくつものアプリで大量のデータを扱う必要がありました。
これらの処理も全てphpに移管しました。しかもkintone画面上でもタイムアウトを生じさせないよう、Ajax処理を時折挟んで制御を行い、タイムアウトが生じないような工夫を行いました。

あと、ご要望としてあったのが、スマレジの各種データをバッチでkintoneに取り込む処理の実装てす。これも何度も調整を重ねました。
バッチ処理を実行するのは一時間おきなのか、それとも一日一回なのか。
スマレジのAPIの条件設定も含めて、その実装にもかなりの創意工夫を凝らしました。

スマレジのデータを追加/更新する際、スマレジ側で処理時間のタイムアウトにならないような工夫も必要でした。
そのエラーを回避する検討にもかなりの時間を掛けました。
ブラウザで制御を行うため、一定期間ごとにAjaxで処理を更新する機構はまさにその一つです。
データ数が何万件にもなる場合、kintoneとスマレジの両方で考慮しなければならない点が多く、それらを満たすための処理にはかなりの時間を掛けました。

お客様にもkintoneに関わっていただきながら運用へ

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並行してフラン様にもkintoneの理解を深めていただきました。
フラン様のご担当者様は、kintoneのコマンドラインツールであるcli-kintoneの使い方を学び、自力で kintoneからの出力処理を実装するまでになりました。
弊社はこうした実装については助言をし、お客様自身で可能なように支援しました。
その助言をもとにkintoneを使いこなしていただけたのは、今回の開発において手応えを感じたことの一つです。

kintoneアプリの修正も双方で連携をとりながら、破綻させずに少しずつ運用開始に向けてkintoneとスマレジの双方で実装を進めていきました。
各店舗のスタッフ様への操作研修も順次実施していただき、無事に11月に運用が開始できました。

特筆すべきは、初めのご挨拶から運用開始まで、一度もフラン様とはオフラインの対面でお会いしていないことです。
全てをリモート(zoomとチャットワーク、たまに電話)の連絡だけでやり切りました。

これは弊社にとっても大きな自信となりました。フラン様の皆様には感謝です。

フラン様より

フラン社の奥村社長はこう語ってくださいました。

「ここまでクライアントの要望を何度もくみ取り対応頂ける開発会社は初めてです!」

弊社のPOSレジの切り替えに伴い、業界でも注目されているスマレジの利用を検討しておりました。機能を調べたところ弊社の運用において不足している機能が多々あり導入を半ば諦めていたころ、ご縁を頂いたのがアクアビット様になります。弊社ではKintoneの利用経験がなく実際の運用にあたり問題が発生しないか心配しておりましたが、アクアビット様の度重なるヒアリングをベースにした開発や問題発生時の素早い対応などにより、当初の心配が嘘のように無くなっていきました。これからも弊社のパートナーとしてサポート頂きたいと思ってます!

フラン社の小林様はこう語ってくださいました。

「kintoneについての知識がゼロの段階から、
毎回のミーティングを通して弊社側の要望や意図を汲み取り、
個別アプリの作成、アプリ間の連携、そしてスマレジとの連携に至るまで、次々と形にして頂けたこと、
またその後大きなトラブルもなく今日まで運用できているのは、
アクアビット様のお力無くしては出来なかったことだと改めて感じています。
運用開始後もエラー発生時の迅速な対応や、改善するために多くのサポート頂き、絶大な安心感を持って日々の運用が出来ていることにも本当に感謝しています。
引き続きどうぞよろしくお願いします。」

フラン様のご紹介

商号 株式会社フラン
本社 〒488-0044 愛知県尾張旭市南本地ヶ原町3-110
TEL 0561-54-6813
代表者 代表取締役 奥村 聡
設立 1981年1月23日
資本金 1000万円
ウェブサイト https://fran-de-lingerie.com/

2023年7月のまとめ(法人)


令和五年七月。

弊社は今月も前に進んでいます。
とはいうものの、至るところに未熟さがあり、私が望むスピードや品質にはまだ達していません。前には進んでいますが、遅々としています。
これは経営者である代表の責任です。毎日、経営の難しさをこれでもかと痛感しながら、もがきながらも前に進んでいます。

どうすれば私と少しでも近しいような業務スキルやスピード出してもらえるのか。こればかりはChatGPTも教えてくれません。
営業は順調で新規引き合いも絶えないのに、なかなか業務がクローズしきれないため、それが複数の案件に波及し、滞っています。
そうした状況を強権的にやらせようとするのは下策です。それをやると巷の話題をかっさらっているビッグモーター社のような社風に堕ちてしまいます。
そうならないよう、メンバーのみんなを尊重し、それぞれのワークライフバランスに配慮しながらの経営が求められます。
私自身が、そういうものを強く重んずる人生観を持っています。そういうを大切に会社でありたいと思っています。ビッグモーター社のあり方を反面教師としなければなりません。
そう言うやり方をとっているため、弊社の基盤が固まるにはまだ時間がかかると覚悟しています。

そんな弊社には、今月も弊社は案件の引き合いをいくつもいただけました。ありがたいことです。
きちんとそれらの案件をこなしつつ、どうスピードをあげられるのか。
私の経営能力が問われ続けています。

継続的な案件が増えたのは良いのですが、経営が安定するには経営者の私に経験が不足しています。
経営を早く安定させつつ、特定のお客様に依存せず、しかも。多様な案件を少しでも速くこなしていけるよう、教育や研修の方法を模索したいと思います。

達成度5割。達成感5割。満足感7割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 七月度の売上は目標を下回りました。

昨年までの体制では、十分に黒字の額ですが、今の体制ではまだ赤字です。
とはいえ、なんとか頑張って経営ができているのも皆様のおかげです。感謝しています。

弊社も継続的な売上が見込める案件は増え、引き合いは次々といただけている状態なのですが、まだそれらをスピーディにこなすには練度が足りていません。
とはいえ、私も営業や多くの打ち合わせに連日追われており、なかなかフォローができていない状態です。

単価を上げて案件の数を減らし、さまざまな業種、職種、案件と作業を同時にこなすのではなく、なるべく少ない業種と案件と作業に絞ってほしい。
それがメンバーの意見であることはわかっています。人間の本能としてもそれが正しいこともわかっています。
が、単価をあげ、案件を絞ったとしても、業務をこなすスピードや、仕様の手戻りや障害を減らさないことには、結局のところ売り上げにつながりません。
案件を減らすことは、経営上のリスクを減らすことにつながりますから。

代表の思いをどうすれば、実装の速度や品質の向上やキャリアと未来へのモチベーションにつなげてもらうか。
人工知能やkintoneの様々なプラグインサービスを活用しつつ、自社としての存在価値を高めるにはどうすれば良いか。
悩み、考えた一カ月でした。

おかげさまで、営業的には安定して引き合いをいただけるようになりました。営業を安定させるためにも、様々な場所に伺い、認知度を高め、商談や交流を重ねました。
が、まだまだ技術、経営、組織、マーケティングなどやらなければならないことは山積みです。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・弊社代表がCLS道東に参加しました(7/1)。
・弊社メンバー8人がお台場に集結し、kintone hive Tokyo 2023を観覧し、懇親を深めました(7/6)。
・弊社代表がシークレットイベントに参加しました(7/7)。
・弊社代表が糸と魚と川 Vol.12に参加し、その前夜にはMOVEDさんとの交流を深めました(7/9)。
・この日をもって弊社役員からメンバーへの1 on 1ミーティングが全員終わりました(7/10)。
・弊社代表がトヨクモkintoneユーザーフェス 2023の後夜祭に参加しました(7/10)。
・弊社代表と役員の長井あづさと人事総務の担当者が山梨県活性化プロジェクトの55回目の月例会に出席し、地域クラウド交流会について語ってきました(7/19)。
・弊社代表と役員と総務人事担当がスナックジョイゾーに参加しました(7/21) 。
・弊社代表がkintone Café Tokyo Vol.13に参加しました(7/22)。
・弊社代表がkintone Café Metaverse Vol.4に参加しました(7/26)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

4月から多くのメンバーに加わってもらった弊社ですが、まだまだチームビルディングができていません。さまざまな課題が出た月でした。
とはいえ、今月はkintone hive Tokyoの場に弊社メンバー八人が集結し、交流を深めました。
雇用と外注のバランスを取るのはとても難しいのですが、まず、弊社の仕組みを整えることが先決です。

弊社だけではできない案件も増えている今、外注費の抑制にこだわるだけでは案件がこなせなくなっていることも事実です。
この点は引き続き、困難な経営のかじ取りを行っていきます。


§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
今月も今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。

今月もまた新たな案件のキックオフがいくつもありました。体制を組み、作業を開始しています。

今、弊社が取り扱っているシステムはkintoneを中心とした無数のSaaS/PaaSです。それらをつなぎ、お客様に価値を提供しています。
今、動いている実装案件が50件弱。
経営リスクを抑えるため、かなりの数の案件を同時に進行させています。それらを遅れず品質を落とさずにどのようにこなしていくか。今の課題です。

ただ、なかなか私の思うようなスピードと品質が満たせていません。
障害対応、仕様変更対応などが入るたびに、それに追われているのが今の状態です。
メンバーに言わせると、弊社の体制を考えると案件が多すぎ、負担を感じている。その声はすでに聴いていますし、実際多すぎるのでしょう。すべての案件に責任を持つ私自身もオーバーフローしているので。
なんとかギリギリで作業を行っているのが実情です。
うちのメンバーはよく頑張ってくれています。そしてこれを糧に成長してい欲しいと思います。まだうちのメンバーには伸びしろがあります。私がやっていた作業と同じレベルに達するまではまだ難しいでしょうが、少しずつ伸びて行ってくれれば、いずれは案件のスピードも上がるはず。皆がより速く確実に業務を担ってくれるはずと信じています。

難易度が高い案件、簡単な案件。それと常駐案件。
自社でサービスを作ることが早道なのか、メンバーのスキルの熟達を待つのが正しいのか。
経営の安定とリスク回避は、多案件を同時に進める今のやり方とは矛盾しているのではないか。

悩みは多いです。
まず、そのためには生産性の向上と開発のためのドキュメント・仕組み・体制の拡充が必要だと考えています。
さらには、開発ガイドラインの策定、教育体制の拡充、報告や仕様伝達の改善。
また、単価アップの交渉も同時に進めなければ。

まずは足元を固めます。

来月も、引き続き弊社メンバーの教育とスキルアップに注力していきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

少しずつ状況は改善に向かいつつあります。
その流れを加速するため、先々月より代表の長女に弊社に正式に加わってもらい、人事・総務・経理の作業を任せています。
少なくとも、これらの作業に代表のリソースを割かれることがなくなったのは助かっています。

と思っていたら、月末になって衝撃の出来事が。


§ 社内体制 一昨年(2021年)の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。それを以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、考え方の軸はぶれていません。

今月は、今年の四月から新体制を組み始めて、初めて8人で集まりました。
そして、皆でkintone hiveを観覧しながら、どうすればkintoneを使った業務改善がお客様に届けられるのかについて学びました。

各メンバーにはそれぞれの案件や役割を理解してもらい、案件で困った際は教え合い、助け合いながら実装を進められるような体制が少しは整えられたと考えています。

ただ、皆が案件をやり切るのに精いっぱいの状況は変わりません。

先月末から今月10日にかけ、会社設立時から役員として名を連ねている代表の妻が各メンバーとの1 on 1ミーティングを行ってもらいました。

そこでメンバーからの意見もヒアリングしました。
開発の効率化、リモートワークの効率化など、何かがまだうまく回っていないと感じています。まだまだやるべきことがあります。
メンバーからも弊社をよくしようとするさまざまな意見をもらいました。
それらをとりまとめ、より良くしていきたいと思います。

引き続き、よろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約9回です。オンライン商談はざっと数えたところ約28回ほどです。
今月、頂戴した名刺は71枚です。

今月はCLS道東の参加から始まりました(7/1)。会場でも作業しながらになってしまった私に皆さんから掛けていただいた暖かい言葉の数々。これこそがコミュニティに参加する意義なのだ、と感動しました。
その思いはブログにも書きました。https://www.akvabit.jp/%e3%82%b3%e3%83%9f%e3%83%a5%e3%83%8b%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%80%e3%83%bc%e3%82%ba%e3%82%b5%e3%83%9f%e3%83%83%e3%83%88-in-%e9%81%93%e6%9d%b1-2023-%e6%b5%b7%e9%9c%a7%e7%b7%a8%e3%81%ab/
さらに、お台場で開催されたkintone hive Tokyoには弊社メンバー八人で参加し、弊社メンバーもさまざまなkintoneプレーヤーたちとの交流を深めました(7/6)。
その翌日もシークレットイベントに参加し、またまた交流を深めました(7/7)。
さらに新潟県糸魚川市に飛び、糸と魚と川に参加し、MOVEDの皆さんや糸魚川市の皆さんとの交流を深めました(7/8-10)。
糸魚川から戻ったその足で、6月末にオンラインで開催されたトヨクモkintoneユーザーフェスの後夜祭にも参加しました(7/10)。
山梨の有志との交流会に初参加し、山梨にも志をもったユニークな人々が大勢いることに山梨でのこれからを確信しました(7/19)。
スナックジョイゾーではプロレスナイトという異業種格闘に参加し、スペシャルゲストとの素晴らしい一夜を過ごすことができました(7/12)。
その翌日のkintone Café Tokyoには急遽参加し、とても楽しい時間と学びを得ました(7/22)。

仕事に没頭する毎日ですが、こうしたイベントがどれだけ癒やしになっているか。
皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。CLS道東(7/1)。kintone hive Tokyo 2023(7/6)。シークレットイベント(7/7)。糸と魚と川 Vol.12(7/9)。トヨクモkintoneユーザーフェス 2023(7/10)。山梨県活性化プロジェクト55回目月例会(7/19)。スナックジョイゾー(7/21)。kintone Café Tokyo Vol.13(7/22)。kintone Café Metaverse Vol.4(7/26)。

今月もこうした対外活動を通し、人脈を増やすこととあわせ、弊社の認知度を広げられたように思います。
それによってさらに忙しくなったことも事実ですが、こうした活動を通した広がりが次に繋がるのも事実です。今後も続けていこうと思います。

来月以降もいろいろな予定が控えています。



今月も何度か弊社が山梨で開催を予定している地域クラウド交流会のため、何度か山梨県甲府市に伺いました。
このイベントを通して、弊社も次のステップに進めるのではないかと期待しています。
そして、また皆様と交流を深めたいと思っています。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。

§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは7本(
トヨクモkintoneユーザーフェス2023に登壇しました
コミュニティリーダーズサミット in 道東 2023 海霧編に参加しました
kintone hive Tokyoに会社で参加しました
糸と魚と川 Vol.12に参加しました。
2023 kintone hive TOKYO
kintone Café Tokyo Vol.13に参加しました
kintone Café Metaverse Vol.4に参加しました」)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

6月29日 6月29日 弊社をより良くするために
6月30日 6月30日 読み書き力は技術者に必須
7月3日 7月3日 継続は認知度に高く寄与する
7月4日 7月4日 のどかさから気づく業務改善
7月5日 7月5日 外への発信が観光客を呼ぶ
7月6日 7月6日 kintone hive観覧にあたり
7月7日 7月7日 kintone hive Tokyoの学び
7月10日 7月10日 MOVEDさんに学んだこと
7月11日 7月11日 地方は都会に劣らず魅力的
7月12日 7月12日 Threadsへの移行は待ち
7月13日 7月13日 体調管理にはお気をつけて
7月14日 7月14日 経営の奥深さと楽しさって
7月18日 7月18日 暑いからリモートワークを
7月19日 7月19日 ゲームにハマると後が怖い
7月20日 7月20日 願い叶えるには考え続ける
7月21日 7月21日 納期とノルマの違いを知る
7月24日 7月24日 コミュニティの新陳代謝を
7月25日 7月25日 Xにはもう少し付合います
7月26日 7月26日 iPaaS界にGoogleが進出
7月27日 7月27日 メタバースの今後の可能性

§ 年表

・七月お仕事

釧路フィッシャーマンズワーフ MOO、946BANYA、ニセコでランチ、倶知安で商談、MOUNTAIN KIOSK coffee 倶知安店で作業、2代目SAMURAIで懇親会、モリデアイで作業、SPROUTで作業、二俣川一丁目公園で作業、二俣川で作業と打ち合わせ×9、Zepp DiverCityでkintone hive Tokyo、Sizzlerで弊社懇親会、川崎駅コンコースで打ち合わせ、銀座で商談×2、サイボウズ本社×3、星場荘、美山キャンプ場、田無で商談、EKITERIA PRONTOで作業と打ち合わせ×4、Starbucksで作業と打ち合わせ、大和市文化創造拠点シリウスで作業、モスバーガー 鶴川店で作業、4Uで交流会、酒処 宵、真鶴町観光協会で打ち合わせ、月光堂で作業、新宿で商談、株式会社ジョイゾーでスナックジョイゾー、炭とけむりで懇親会、東京屋で懇親会二次会、アクアビット サテライトオフィス、大和市立図書館で作業、甲府クロスビーで作業、ジットプラザ絆内で講演会拝聴

§ ツイートまとめ
・七月ツイート
https://togetter.com/li/2197441


kintone Café Metaverse Vol.4に参加しました


7/26に「kintone Café Metaverse Vol.4」に参加しました。
告知サイト

こちら、私も四回とも参加しています。
そのうちの二回はメタバース上で登壇も果たしています。皆勤です。

そんな私だから、日常でもVRゴーグルが欠かさず、しょっちゅうメタバース世界にのめり込んでいる?そう思われた方。答えは否、です。

日常で私はまったくVRゴーグルを使っていません。なんなら、私がVRゴーグルを掛けるのは、三カ月おきの「kintone Café Metaverse」だけかもしれません。

私がVRゴーグルを使わず、メタバースも利用しない理由は列挙できます。が、私の場合、デバイスの問題が大きいでしょう。メガネをかけ、コンタクトレンズをしない私は、裸眼でも使用可能な度付きのアタッチメントレンズを購入したのですが、それがいまいちしっくり来てません。頭のバンドが緩むため、しょっちゅう視界がぼやけるのです。

あと、もう一つの深刻な問題はキーボードと連携できないことです。

これは、若干の説明が必要でしょう。

私にとって、メタバースの可能性とは、自分の仕事環境を決定的に拡張してくれることです。目の前の広大な空間に無数のディスプレイを並べ、マルチタスクを文字通り実現する。これは現実世界ではまず無理です。

ところが、パソコンのモニターはいくらでも連動が可能だと思うのですが、肝心のキーボードが私のノートパソコンと連動しないため、仕事ができません。

となると、残るのはエンタメ系かコミュニティ系しかないのですが、これがまだ成熟に至っておらず、お粗末なのです。

今ここにあげた理由。おそらく私だけでなくメタバース経験者のうちかなりの方が感じていることだと思います。
だからこそ、あれほどもてはやされたメタバースがオワコンとして扱われているのです。

この辺りは以下の記事の中でも書いています。「kintone Café Metaverse Vol.1」と「kintone Café Metaverse Vol.3」の記事です。

kintone Café Metaverse Vol.1

kintone Café Metaverse Vol.3

私は上のVol.3の記事の中で書きました。
「新しい会社が発表する革新的な次世代のデバイス。

あと数年もすれば出てくると思うのです。いや、すでに出ています。

簡単にメガネのように装着するだけで、VRの世界が体験できるデバイスが。そのデバイスの値段をさらに下げ、人々が手に取りやすくする。」
と。

前回の「kintone Café Metaverse」のあと、革新的と称されるデバイスが発売されました。AppleのVision Proです。
製品サイト

私はまだ実際にそれを経験したことはなく、見たことすらありません。ただし、価格があまりにも高く、Oculus Quest、あらためMeta Questの見た目とあまり変わらないことから、重さや首の疲れ、そして近眼の方にとって同じ課題があるのではないかと考えました。また、キーボードの問題もあります。

ただ、こうしてApple社も出してきたということは、まだメタバース、つまり仮想空間の可能性はついえたわけではないのです。ただ、デバイスとコンテンツの問題だけです。
各社とも、革新的なデバイスが出たら、コンテンツを整備し、ユーザーを囲い込む。その機会を虎視眈々と狙っているように思います。

私が「kintone Café Metaverse」に関わり続けるのもその可能性を感じているためです。
インプットとアウトプットの可能性が根本的に変わるはず。その可能性がある限り、またメタバースをオワコンとするのは早いように思うのです。

今回の「kintone Café Metaverse」は、soracomugとの共催です。
soracomugの皆さんとは、昨年9月に鎌倉でkintone Café 神奈川 Vol.13を共催して以来です。IoTの雄として、kintoneとは親和性が高く、弊社も昨年秋のCybozu Daysのブースにおいて、kintoneと soracomと組み合わせでさまざまな展示を出しました。

今回はIoTとkintoneの組み合わせだけでなく、そこに仮想のメタバースが絡みます。私としても興味深い内容です。

今回の司会はなっちゃんこと、藤田なつみさん。soracomugではおなじみですし、最近はkintone界隈でも名を知られています。

そのなっちゃんから、kintone Caféやsoracomugのご紹介から。

続いては、藤村さんによる「IoTxkintone意外と相性が良い」です。
まずは、kinotneとsoracomの相性の良さをご紹介いただきました。
実際、昨年6月の高知から始まったkintone Caféとsoracomugのご縁は、鎌倉や福岡や広島、そしてこの夏に岡山でも開催を控えているそう。

私も引き続きsoracomさんとは関わりたいですし、そうなるでしょう。


続いては、古里さんによる「kintoneでIoTデータを収集してみた」です。
古里さんとはまだオフライン/オンラインも含めてお会いできていなかったように思います。とても活発に各種のコミュニティで活動しておられる様子。

めんツナかんかんエバンジェリストを名乗っておられるのもユニークだし、その個数をIoTと組み合わせておられるのも素晴らしい。
また、連携にあたってYoomを使っておられるところもポイントが高いです。また、Sens’itというデバイスも初めて教わったので、今度、試してみたいと思います。
8月末の「kintone Café 岡山」とsoracomugのコラボイベントにお誘いされたので、検討してみたいと思います。


続いてはなかじさんによる「ヒトとセカイをツナグもの」です。
視聴覚などの感覚とIoTやkintoneのデータを絡めた視点はとても興味深いです。

私の弱点は、感覚をシステム構築に持ち込まないことです。特に視覚効果はあまり重視していません。つまり見た目です。

ですが、メタバースを扱う際は、単なるデータだけで取り組むとその良さが生かせません。なかじさんの発表を聞いていて、私の弱点をあらためて感じました。


続いてはMaxによる「3D空間内にIoTデータをマッピングする方法」です。
ソラコム社は社内でニックネームで呼び合う文化があり、松下さんはMaxと名乗っておられます。以前、Maxさんはやめてほしいと言われたので、Maxと呼びますね。

さて、Maxの発表によるこれらの知見は私にはありません。3D空間のパースもモデリングも私にとっては未知の領域です。デジタルツインも最近よく聞くワードですが、私がそれを案件で実装したことはありません。
以前、リアルタイム3D制作ツールであるUnreal Engineもインストールしてみたことがありますが、私がマスターするには時間がなさすぎてモノになっていません。

ただ、IoTのデータを活かすには二次元ではだめです。最低でも奥行きを含めた三次元で確認できることが必要です。さらには時間も含めて四次元であればなおよいです。
kintoneは行列二次元による管理なので、IoTのデータを視覚的に確認するには限界があります。そこで、今回Maxが紹介してくれたAWS IoT TwinMakerやAzure Digital Twins、さらにはBabylon.jsやThree.jsのようなツールを習得しておくと、3Dバース上でIoTのデータを確認したいニーズも満たせるのです。

素晴らしい!

皆さんの発表の後は、ふりかえりセッションが挟まれていました。メタバースの良さである臨場感を感じながらの振り返りは、kintone Café メタバースの最大の魅力です。
Zoomで入ってくださったkintoneコミュニティ界では著名なはっしーさんや大野さんも。

コロナが落ち着いたことによって、リアルのkintone Caféは増えました。おそらくオンラインセミナ―は減っていくことでしょう。オンラインセミナーはどうしても没入度に劣りますし、そもそもその場で次の交流につながっていきません。

本稿の冒頭で触れたようなデバイスの問題が解消し、安価でかつメタバースに参加しやすい形になれば、遠方の方もオンラインで参加するしきいがぐっと減るはず。
今後もデバイスの進化には引き続き期待しつつ、私もkintoneの拡張できる余地について学びたいと思います。

今回登壇された皆様、ご参加してくださった皆様、ありがとうございました。


kintone Café Tokyo Vol.13に参加しました


7/22に、サイボウズ本社で開催されたkintone Café Tokyo Vol.13に参加しました。
告知ページ

今回のkintone Café、実は当初は参加の予定はありませんでした。だいぶ以前から登壇の話はいただいていたものの、具体的な登壇の話もないまま、私も相当な数の案件対応の作業がたまっていたので、もういいかと思っていました。

ところが前日にあったスナックジョイゾーにおいて、思わぬいただきもの(なかじさん、ありがとうございました。)と、預かっていただいていたケーブル(琴絵さん、ジョイゾーの皆さん、小渡さんありがとうございました)を受け取る必要が生じたため、急遽参加することになりました。

今回は、皆さんがkintoneの基本機能をベースにさまざまな工夫を披露してくださいました。それぞれの内容の紹介は、数も多いので割愛させていただきます。












皆さんの登壇からは、多くの気づきを受け取りました。私に欠けているのがデザイン目線や、顧客視点であることに改めて気づかされました。

もちろん私もお客様のために仕事しています。業務プロセスや業務フローを改善し、業務がきちんと動く事に力を注ぎます。
ですが、私の業務観点は、どうしてもデータのインプットとアウトプット、そしてデータ間の連携などの視点に偏りがちです。

弊社の場合、レイアウトに関してはお客様に全面的に委ねます。自由に変えて良いとお伝えしています。その分、弊社からの見積費用は安くしているのですが、それは逆に、細かい見た目の配慮に関するノウハウが弊社から欠けてしまうことを意味します。

私が経営者になってからは、その偏りがさらに著しくなってきているように思います。ますます時間がなくなり、細かいところまで目が届かなくなっていることを自覚しています。
また、私からのメンバーへの指導も、データの連携やインプットとアウトプットに偏っているのかもしれません。自分でも危機感を抱いています。

今回の皆さんの発表は、見た目や使いやすさの配慮が行き届いていて、とても勉強になりました。

自分もいろんな事例をやってきているつもりですが、まだまだkintoneには尽きぬ可能性があると改めて思いました。登壇者の皆様ありがとうございました。

また、今回のkintone Café、新たな方々の参加が嬉しいです。
初めて登壇された数人の方や、会場にも初めて参加された方が何人もいらっしゃいました。

どのコミュニティーにもある話だと思いますが、参加者が固定されていったり、新規参入者が入らずに年齢層があがるなどの課題はよく聞きます。

kintone Caféに関してはそれはかなり払拭されています。毎回、どのカフェでも初めて参加しましたとおっしゃる複数の方が必ずいます。また、社会人デビューして1、2年目の方が参加し、登壇する光景も最近は珍しくありません。

そうした方は、次々と新たな仲間を見つけ、お互いが切磋琢磨しあって、自分の会社や社会を良くしようとする。素晴らしいと思いました。

この、ノウハウの共有は、まさにkintoneと言う共通プラットフォームがあってこそ。

夜の交流会もとても楽しく飲めました。kintone Caféには、技術者もいますし、ユーザーも参加します。
技術者だけのコミュニティなら、オンライン、つまりネットワーク越しの会話で完結してしまう側面がままあります。ですが、ユーザーの皆さんはそうではありません。
そのため、リアルの懇親会がとても重要なのです。リアルで会うことでよりより一層の交流が深められます。これも他のIT系のコミュニティーにはないkintone Caféの魅力だと思います。

運営スタッフの皆さん、登壇者の皆さん、そして参加者の皆さんありがとうございました。またお会いしましょう。私もなるべく参加できるようにがんばります。
ツイートまとめ:https://togetter.com/li/2192148


2023 kintone hive TOKYO


2023 kintone hive TOKYO

kintonehiveでは
お久しぶりの方々や、はじめましての方々にお会いすることができました。

事例共有の場ですが、リアルに人と触れ合える場です。
去年は登壇者、今年は応援者と仙台でのイベントスタッフとして参加。
生が一番感情や熱量が伝わるのでやはりいいですね。

なるべくTwitterで発信しつつ、登壇者へ写真を送りつけるために写真撮りまくってました。
プロのカメラマンが取ってくれたものは登壇者へ共有はされるのですが、会場の様子などユーザーがとっている様子はまた別で感じるものがあることを知っているので。

登壇者の同期ができるってすごく良い刺激にもなるし、同じ体験をした仲間ができるってこれからの人生をより良いものにしてくれます。和気あいあい感がTOKYOでも感じられたのは良かった。
人数も圧巻でしたね。1000人て。仙台の3倍。首都圏の強みですね。
登壇者からは前列3列目までがギリギリ見えるのでなんかうじゃうじゃいるなーくらいの感じだったかもしれませんが。

登壇者のかのってぃさんに僕の登壇経験の話や身振り手振りは思った3倍大きく。歩くタイミング、資料切り替えタイミングなどお伝えしていたのを活かしてくれていたのも嬉しかったですね。

導入成功のポイントをそれぞれお話していただいてましたが、最も大事なのはなんのために。が最重要だと思っています。その後に色々付属してくるものだと。熱意もその一つですし、業務フローもその一つ。

社内での成功はそう。

社外からの支援は上記も大事ですが、言われたことをやるのではなく、+の提案や見直し。(付加価値)
コンサルのような形とクライアントがしっかりと向き合うこと。しっかりとは開発業者に任せるではなく、共にということです。
使うのはクライアント。良くするのもクライアント。
どのようなスタンスの企業かによってkintoneでもなんでも成功できるかどうかは変わってくると思います。

成長するには質の良い仕事しかない。質の良いクライアントしかない。と感じています。
質の悪い一方的なものは苦しい経験であり、再現性はありません。
再現性を高めることができれば型が出来てくるということであり、スピードも上がるということに繋がります。

どれだけクライアントとの目線をあわせられるか、業務を理解できるか。そして俯瞰して全体を見渡せるか。
改めて再認識したkintonehiveでございました。

ご挨拶の時間があまりありませんでしたが、登壇者3名と新たに直接の繋がりをつくることができました。
そのうち一名は長井さんへお繋ぎ済みです。

著:水沢光幸

Twitterでのkintonehive情報発信は下記










kintone hive Tokyoに会社で参加しました


7/5に行われたkintone hive Tokyoに参加しました。今回は弊社からは8名のメンバーで参加しました。

今年の4月に5名の新メンバーを加え、弊社は新生アクアビットとして次のステップを踏みました。そのうち2名はリモートワークで普段の業務にあたっています。
また、弊社は毎週定例会議を行っており、リモートメンバーもそこにはオンラインで参加しています。
つまり、まだ実際には会ったことがありません。そのため、今回のkintone hive Tokyoを顔合わせの機会にしたいと思いました。

通常は私一人であれば、早めにkintone hiveの会場に入り、全国から来られたkintoneプレイヤーの皆さんと交流をします。
ところが今回は、弊社内でのコミュニケーションの熟成を優先しました。会場のZepp DiverCity Tokyoでも私たちは二階席から観覧し、皆さんとの交流よりも自社内の交流に時間を割きました。

うちのメンバーのほとんどは、Cybozu Daysに参加したことがありません。また、kintone hiveに関しても私ともう1名を除いては初めての経験です。

今回は何よりも、独特の雰囲気で進行するkintone hiveの雰囲気に誰かが違和感を覚えないか、フォローが必要でした。
一昨年のCybozu Daysで私が犯した失敗を繰り返さないようにしなければなりません。

お台場のDiver Cityのフードコートで好きに話してもらい、Zepp DiverCity Tokyoの二階席でもまずメンバー間のコミュニケーションを図ることに注力しました。そして、互いの相性や会話のスキル、キャラクターを見極めることに専念しました。

今回、弊社のメンバーに事前に以下の内容を伝えておきました。

@channel

前にもお伝えしたと思いますが、
hiveはユーザーが自社にkintoneを導入した事でこう変わった、という発表の場です。

何をユーザーは求めているのか、という観点で見てもらえればと思います。

最先端の技術を入れたからすごいのではなく、
業務を改善し、業務プロセスとシステムを組み合わせて最適化したことに注目してほしいです。
お客様のユーザーからの目線です。

技術者はつい自分の技術の成果やスキルアップに目を向けがちです。ただし、それは個人的な時間の中で行うべきです。
仕事として業務を受ける際は、予算を考慮しながらあらゆる手段を組み合わせ、設計・実装・試験を最も早く確実な手段で行わねばなりません。しかも、保守も可能な限り、お客様に担っていただけるような形が望ましいです。

メンバーが私から伝えた内容とどう受け止め、hiveを観覧した内容から何を感じるか。
私はそれが楽しみでもあり、その反応に応じて、仕事の進め方も考えたいと思っていました。

さて、kintone hive Tokyoが始まりました。


まずは、社会福祉法人八越会 ちどり保育園 吉岡 敦志さんです。

まず、kintoneを知育玩具に例えたスライドのタイトルに惹かれます。

お子さんをお持ちの方ならご存じとは思いますが、保育園や幼稚園の先生と保護者のやりとりは、必要ではあるものの効率化が求められる業務の典型です。
先生方も大変であり、保護者にも忙しい出勤の合間に余裕がありません。誰もが満足していない状況です。

吉岡さんのセッションには、他にも共感を得やすい要素が満載でした。
既存のパッケージ化されたシステムだと、どうしても業務を変える必要に迫られます。kintoneを使えば実際の業務にシステムを合わせながら、同時に業務の効率化を達成できます。
吉岡さんはお互いが求める着地点をkintoneに見出しています。

吉岡さんから保育士さんにオペレーションを移管することで、20倍の効率化を実現し、さらにChobiit for kintoneを使うことで220倍の処理効率を達成しておられる。
冒頭から素晴らしいプレゼンテーションでした。

弊社メンバーには、現在お子さんを保育園に通わせている方がいて、とても共感していたようです。
吉岡さん、ありがとうございました。


続いては、株式会社エクソルの田中幹也さん

まず、利きちくわが多少できるというつかみに惹かれます。

kintoneと各種プラグインを使いこなし、売り上げ換算にして1億円以上の作業時間削減を達成した成果にもインパクトを受けました。その成果も大したものですが、情報システム部が成し遂げた成果の大きさが、社長室直属の部署配置換えにつながった点もアピール度が高いです。
情報システム部とは今や、単なるシステム屋ではありません。上手く使えば全社の業務を一気に変え、勝てる組織に変貌させるからです。
その導入効果と社内の浸透を認め、社長室の直属にしたエクソル社の社長様の慧眼にも賞賛です。


あと「期待通り」を少し超える方針も、共感を呼びます。
もともと営業(かまぼこ)から情シスへ転身した田中さんですが、営業で培ったノウハウをうまく社内へのkintone浸透と導入に活かしておられます。とても良い事例でした。

田中さんとは後日のトヨクモさんのイベントでもお会いしましたが、その時の私はかなり疲弊していたため、まともな会話になりませんでした。申し訳なかったですが、またお会いしたいです。特にかまぼこ営業についての話はゆっくりとお伺いしたいです。
田中さん、ありがとうございました。


続いては、弁護士法人宇都宮東法律事務所の伊藤一星さんです。

宇都宮には私は昨年の春に一週間ほど滞在していました。そのため、個人的には強い興味がありました。
弊社は今、2社の弁護士法人さんの案件を並行でやっています。さらに、hiveの後に別の1社の弁護士法人様から引き合いをいただきました。

おかげで、弊社には弁護士法人にとどまらず、法曹業界全体にわたった事務処理の知見が貯まっています。
その視点からも、伊藤さんの話される内容にはうなずける点が多々ありました。
法曹業界の場合、弁護士法人がいくら業務改善を行おうとも、周辺の関係機関のIT化の進展が芳しくない課題があります。
そして、その兼ね合いがとても大変だと言うのも理解しています。

そのため、まず利益相反チェックから始めるアプローチは、最初の一歩として分かりやすかったです。
伊藤さん、ありがとうございました。


さて、ここで最初の休憩が入りました。
メンバーの反応を見たところ、なかなか良さそうです。kintone hiveやkintoneエコシステムについて過剰に拒否反応を示すこともなさそう。むしろ、勉強になっていると前向きな反応を示しているようにも見えます。
私にとっては、8人で来て良かったと思う瞬間でした。
そんな休憩時間、ロビーに出て、何人かの方と交流を深めました。うちのメンバーも時間があれば紹介しました。


休憩の後は、株式会社モリビの植田剛士さん

とにかく植田さんは語りがとても上手で、観客の心をつかむ術に長けておられました。
また、伝えたい内容を伝えるための印象的なスライドの見せ方も上手で、それによって皆さんはの心に後々まで登壇内容が残っていました。それが結果につながったように思います。
人の心の掴み方と、人への伝え方の美味さには、同じスピーカーとして感心させられ通しでした。。

住職であることと、話が上手いことや声が通ることに相関関係があるのかはわかりません。ですが、その話し方は選ばれた理由の一つでしょう。
ただ、植田さんの発表内容は、単に話が上手いだけでなく、業務改善の内容にも注目するべきです。さらに、業務改善の効果がわかりやすい形で示されていたことも特筆しておきたいです。
業務改善の効果を紙の削減として示すのに、コルコバードのキリスト像の高さやスペースシャトルの長さに例えるスライドも秀逸でした。また、社内の動きの推移をイラストで見せるあたりなども、プレゼンの見本だというべきでした。
植田さん、ありがとうございました。


続いては、埼玉県鶴ヶ島市役所の中嶋英行さん

中嶋さんの発表も見事でした。
介護保険課の業務を改善する際に避けて通れないのが、年配の方が多くを占める審査会の改善です。
ところが、一度はkintone導入が流れてしまいます。ところがその逆境を乗り超え、中嶋さんは諦めずに不屈の精神で再度提案に持ち込みます。コミュニティの力も借りながら。
そして、運用にまで繋げます。その粘りとガッツは、kintone界隈でも屈指ではないかと瞠目しました。

市役所などの場合、一般企業よりも導入へのハードルが高く、根回しも大変であることはわかります。使う側への配慮やマニュアルの作成など、作りながら直すkintoneの良さを生かした方法がうまくはまらないもどかしさも感じました。

中嶋さんが苦労されたように、年配の方が大多数を占めているために、改革の進まない業務の多いこと。まだ全国に無数にあるはずです。
それを粘り強く進めれば、理解が得られ、改善も可能であることを中嶋さんは示してくださいました。
自治体の制約を打破して見事なアプリを作り上げた中嶋さんに拍手。

そして、それを全国向けに横展開しようとする志も素晴らしいと思います。
ぜひ、この志をkintoneをまだ知らない人々に広めるため、お力添えいただければと思います。

個人的には、鶴ヶ島という時点でkintone Café 埼玉とのご縁で親近感を持ちました。
中嶋さん、ありがとうございました。


続いて株式会社プロダクション・エース 鹿野内 春奈さん

かのってぃさんです。
昨秋のCybozu Daysでは弊社ブースのブランディング・飾り付けに多大なるご協力をいただきました。
今回、hiveに登壇することについても、春先にはすでにかのってぃさんから聞いていました。

私は今日のかのってぃさんの登壇内容についてはまったく関与していません。つまり、今日の発表が私にとってかのってぃさんの発表を聞く最初の機会です。

かのってぃさんの登壇内容は、会社の中での業務改善を推進する者ならば共感できる悩みに満ちていました。閉じた場である会社にいると得にくい業務改善についての情報。
そこでかのってぃさんはコミュニティに助けを求めました。kintoneエコシステムの一翼をなすコミュニティの力に。
この展開は、私やkintone界隈でコミュニティに関わっている人たちには大いに賛同できます。転職したり、私のように起業したり。kintoneとコミュニティによって人生が変わった人たちの事例は枚挙にいとまがありません。

が、会場の多くを占める方々にとっては、自社での改善事例が知りたいわけです。その解決のヒントがコミュニティにあるのは間違いない。ところがその救いをコミュニティに求める流れが、未体験の方にはピンとこないのでしょう。
私たちは、会社の外にまで効果を及ぼすコミュニティの力を外に知らせてあげたいと願っています。ところが、わが国の場合、コミュニティの力が軽んじられているため、なかなかその認知が進んでいません。
そもそも、弊社のメンバーからして、コミュニティの力をあまりよくわかっていないと思われるのですから。


社外との交流をkintoneを介して行う。
かのってぃさんの登壇は、孤独なkintone試用者が、社内と社外で仲間を増やしていくための貴重な知見にあふれていました。
コミュニティとは自分や自社の営業のためではありません。ましてや自己顕示のためでもありません。自分と周囲の意識改革のためにこそ、コミュニティは本領を発揮するのです。
かのってぃさんの登壇は動画にも残されています。コミュニティがなぜ重要なのか、と問われた時、かのってぃさんのこの姿を見せれば伝わるはず。
かのってぃさん、ありがとうございました。


続いては、株式会社ZOZO 三品 秀樹さん
最後を締める三品さんの登壇は、まさにラストにふさわしいノリの良さといでたちが、神としての勢いに満ちていました。

自らを神と位置付ける圧倒的な自信は、演出のためでしょう。とはいえ、圧倒的な実績に裏打ちされているがゆえの神であることも伝わってきました。
三品さんの登壇で印象に残ったのは、徹底的な業務理解の必要性です。


これは、当たり前と言えば当たり前すぎることなのです。が、私たちは頭の中の理屈だけで大切だとわかっていて、なかなか実践には至れません。
凄いと思ったのが、プロパーである三品さんが自社の業務を徹底理解することは当然として、それを外部のベンダーにも徹底してもらっている点です。

ベンダーの担当者はおそらくZOZO様専任なのでしょう。ほかの顧客の業務はほとんどしていないのではないでしょうか。
そうでなければ一社の業務を徹底的に理解することは難しいはずです。
少なくとも、今の私には一社の業務を徹底理解する時間はありません。

ですが、業務改善を行うには、業務を徹底的に理解する必要がある。そのプロセスをへて、ようやく圧倒的な実績が打ち立てられるのも事実です。
三品さん、ありがとうございました。

さて、kintone hive Tokyoが終わった後は、アフターhive交流会や参加者ごとの懇親会が定番です。
ところが、今回は冒頭に書いた通り、弊社内の交流を深めることに専念する千載一遇の機会です。


というわけで、アクアシティお台場のシズラーにて、夜までメンバー間の交流をしていました。
そして後日、全員からhiveの感想文を出してもらいました。
その感想文を読み、まずはあのkintone hiveの雰囲気に引いた人がいなかったことに安堵しました。そして、皆さんそれぞれにhiveから得るものを得たことにこれからの弊社の未来が見えました。

とはいえ、頭で考える以上にシステム開発と業務改善を組み合わせることは難しいことは知っておいてもらわないと。
単に受け取った仕様をコーディングして納品するシステムの在り方は終わりを迎えようとしているのですから。

そのためにも、メンバーには何度も何度もユーザーの業務課題を考え、それをシステムに落とし込む実践を繰り返してもらい、そのつながりを頭に叩き込んでもらにしなければ。
人工知能に問い合わせる間に自分の頭で答えが出せる程度には。

まずはkintone hive Tokyoの登壇者の皆さん、会場でお会いした皆さん、運営のサイボウズ社の皆さん、その他ご縁の会った皆さん、ありがとうございました。


トヨクモkintoneユーザーフェス2023に登壇しました


6/27と28の両日にオンラインで開催されたトヨクモkintoneユーザーフェス2023に登壇しました。


私の登壇は事前に収録したものです。
四月のある日、目黒のトヨクモ社に伺って、収録に臨みました。
本格的なスタジオでの収録は私にとってあまり経験がないもので、視線の使い方や振る舞いなどが完全に未知の領域でした。
全てが手探りの状態でした。

事前に資料は作っていましたが、それを事前に読み上げる練習をする時間がありませんでした。リハーサルは当日の収録直前の一度だけ行いました。

その後の座談会では、事前の控え室の会話では良い感じの話ができたような気がするのに、スタジオでは私の振る舞いは少し怪しかったようです。

そんな私でしたが、トヨクモkintoneユーザーフェス2023に登壇するにあたり、話す内容に困ることはありませんでした。
なぜなら、kintoneとその周囲のエコシステムを支持する私にとって、トヨクモさんは大切なパートナーであり、お客様に提案する際にはトヨクモさんの製品群は必ず検討するからです。

kintoneのエコシステムの中には、多くの会社様が多彩なプラグインやサービスを提供しています。
その中にはトヨクモさんのサービスと機能的には近いものもあります。
私たちはお客様の要望に基づき、それらのサービスを選び抜き、適したものを提案します。

サービスを選択する際には、機能面を重視することは当たり前です。
しかし、それだけではありません。
その背後には、kintoneとそのエコシステムの価値観や文化への深い共感が必要です。
つまり、サイボウズ社の掲げる「チームワークあふれる社会を創る」ことに役立つかどうか。kintoneの欠点を補う機能があるかどうかを考える必要があります。
サービスがこられの要件を満たしているなら、提案することにためらいはありません。

私と一緒に登壇した石井さんやなかじさんも、同じ考えを共有しているはず。だからこそ、ぶっつけ本番の座談会もうまくまとまったのだと思います。

まずは一緒に登壇した石井さん、なかじさん、ありがとうございました。これからも一緒にkintoneやトヨクモさんを盛り上げていきましょう。


続いて、二日間にわたるさまざまなセッションです。
私がトヨクモkintoneユーザーフェス2023のアーカイブ動画を見たのは、十日ほどたった後でした。

お一人お一人の登壇内容についてはここでは触れません。

一つだけ、印象に残った事を記しておきます。それは、皆さんが語りの中で既にkintone をインフラとして扱っていることです。
トヨクモさんの各サービスを使って業務改善を行う際、kintoneはもはやインフラとして不可欠な存在なのです。

私が普段関わるkintoneのイベントでは、kintoneはインフラとして扱われていません。あくまでも業務改善のプラットフォームやサービスとして扱われています。
他社が主催するkintoneプラグインや連携サービスのセミナーでも同様です。kintoneはサービスとして扱われます。各社のサービスはkintoneというサービスを補完するツールとしてのサービスなのです。

ところが、トヨクモkintoneユーザーフェス2023での皆さんの話を聞いていると、kintoneは完全にインフラとして扱われているように感じました。つまり、電話線やインターネット環境と同じくらい当たり前のものとして認識されていました。
もちろん、kintone上にはアプリがあり、何らかの業務改善が行われているでしょう。しかし、トヨクモさんのフェスでは、トヨクモさんのサービスに焦点を当てるためか、kintoneはあまり語られません。

kintoneはもはやインフラとして位置づけられている。この気づきは強い印象を私に与えました。
kintoneは基盤としてのインフラであり、トヨクモさんのサービスはその基盤の上で動くプラットホームまたはサービスなのです。
確かに、kintoneはプラットホームより上位のインフラとしての地位を築いてきたのかもしれません。少なくとも、トヨクモさんのサービスにとっては、kintoneは欠かせないインフラになっています。
これはkintoneの素晴らしさを示す証拠でもあります。


7/10には、登壇者を含めた後夜祭が開催されました。
トヨクモkintoneユーザーフェス2023はオンラインで開催されましたが、きちんと後夜祭という形でオフラインの場を設けていただいたことはとても良かったです。
それによって、登壇者と視聴者とのリアルのコミニケーションが取れました。また、登壇者としても自身の登壇内容について振り返ることができたように思います。
後夜祭がトヨクモさんの本社の暖簾の中ではなく、サイボウズさんで開催されたことも印象的でした。
kintoneは既にプラットホームではなく、インフラになり、トヨクモさんが主催するユーザーフェスもそのインフラの中で行われているのです。


まさに登壇内容から受けた印象が、後夜祭によって裏付けられました。

引き続き、kintoneというインフラの中で、kintoneの初期からよく知るトヨクモさんがより良いサービスを展開してくれることを願っています。
今回は登壇へのお誘いと開催準備、そして素敵な後夜祭まで、ありがとうございました。


kintone Café 高知に参加・登壇しました


6/10にkintone Café 高知 vol.18が開催され、参加してきました。
告知ページ

今回のkintone Café 高知は、主催者のじゅんちゃんこと片岡さんからの登壇要請がなかったら参加していなかったかもしれません。
理由は、20日前に高知に来たばかりだったからです。CLS高知で。

私としても弊社としても抱えている案件が輻輳しています。
そのような状況で、いくら土日だからとはいえ、何度も高知に来ることにためらいがありました。
高知に行く以上はなんらかの成果を出さなければ。

しかし、結果として、とても来てよかったと思える時間になりました。
まずは主催者のカミノバ社の皆さん、参加者の皆さん、さらに翌日に桂浜などをご一緒したお二方。ありがとうございました。

私が高知に入ったのは前日の夜23時前。16時過ぎまで東京の八丁堀のお客様のもとで商談に臨んでいました。その終了時間が未定で、飛行機の時間も取れずにいたため、空路で高知に入る可能性が消えました。
商談が終わり、営業の方と東京駅まで歩き、のぞみが発車する三分前にぎりぎり乗り込むことができました。こののぞみを逃していたら、岡山での特急南風との乗り継ぎの関係で、高知着は日をまたぐところでした。
のぞみと南風の車内ではもちろん寝落ち。

高知についてすぐ、宿に直行しました。その際、kintone Café参加で先に高知に到着していたかのってぃさんから連絡があり、松っちゃんに向かいました。そこにいたのはじゅんちゃんと細谷さん。四人で数杯のビールとラーメンとそして餃子を堪能しました。
その席でたまたま横に座っていらしたお二人連れの方がkintoneユーザーだったのも幸先がよいスタートでした。
これで、かろうじて初日にも高知への足跡が残せました。

翌朝。
8時から弊社の仙台のメンバーとオンラインで打ち合わせです。苦しんでいる案件の落とし所を探るため、二時間みっちりと打ち合わせに使いました。

さて、kintone Café 高知の開始時刻は14時半から。
そこで少しだけでも観光できるのでは、と街に出ました。

20日前に高知に来た時、CLS高知の翌日に打ち合わせが入っていたため、高知の観光ができませんでした。
そこで今回はkintone Café 高知の翌日の日曜日に高知を観光するつもりでした。
ところが、月曜は弊社内の打ち合わせの後、町田のお客様を訪問する予定が入ってしまいました。

まだ高知ではいきたい観光地や滝が無数にあります。ところが、帰りの飛行機にふさわしい時間の便がありません。夕方の飛行機で帰るしかなさそうなのです。
そこで、kintone Café 高知が始まる前の数時間を生かし、街を観光しようと思いました。

その前に宿替えを。
今回は高知に二泊しました。二泊とも違う宿です。
仕事との調整に手間取っているうちに、連泊ができなくなってしまいました。一泊目はアベスト高知。二泊目はホテルタウンセンターに泊まりました。

朝、打ち合わせを終えた後、急いでチェックアウトし、次の宿であるホテルタウンセンターさんに移動しました。
すると、タウンセンターさんではレンタサイクルの貸出サービスをしているではありませんか。

そこでレンタサイクルの旅に出ました。
高知県立美術館でテオ・ヤンセン展をみてから、後免方面まで自転車で走り、スープカレーのおいしい店で昼をいただきました。
その旅については本ブログの主旨から外れますので割愛します。

さて、私が高知市内に戻ってきたのは14時15分ごろ。開場の時間にギリギリだったので、ホテルに立ち寄って夜まで自転車を借りたいとお願いしたいところ、快く貸していただきました。
そこで、kintone Café 高知の会場である帯屋町チャコットさんに向かい、入り口に自転車を停めさせてもらいました。

さて、kintone Caféのスタートです。会場は心なしか細長い構造になっていて、後ろの人はスライドが若干、見にくかったかもしれませんね。


まずはカミノバ社の森田レオ社長から、開会のあいさつなどを。続いてカミノバ社の片岡じゅんちゃんから理念などを述べてもらいます。

それに続いて行われた自己紹介は、少人数(といっても21人ですが)ならではのイベント。全員が1分ほど、自己紹介を行いました。こういうのって大切ですよね。


さて、本編です。
まず、サイボウズ社からゆっきーさんです。
kintone概要/事例紹介ということで、サイボウズさんの新入社員が日報などを書いているkintoneを共有してくださいました。

サイボウズさんが自社の製品を新入社員研修に使っている事例は、見るたびに生きた実例として有効だと思います。
なぜなら、新入社員さんの入社時に必須の作業としてkintoneを使うことで、サイボウズ社のやり方も理解できると同時に自社の製品にも触れられるからです。

弊社でもお客様にこの方法をお勧めしたいと考えています。


続いて、株式会社カミノバ 松本さん。
松本さんからは、ここ最近のkintoneアップデートの中で厳選したベスト3を挙げていただきました。

kintoneのアップデートは、ここ二年ほど、毎月のように行われています。
それらのアップデートの中には、細かな使い勝手の改善が行われています。どれも私のような古くからのkintoneユーザーを歓喜させるものです。

松本さんのアップデート紹介のように、弊社内でもこうしたアップデート紹介や私のベスト3のようなものを発表し合えるとよいなと思いました。


続いて、株式会社メディアミックス研究所 杉本さん。

杉本さんの発表は、ウェブ作成者がkintoneを使いこなす事例として、とても興味深いものでした。
主に開発の進行管理の観点からkintoneを使う事例はなるほどと思わされました。

ウェブサイト制作の現場は、情報機器が欠かせない点でkintoneを使うビジネスの現場と近いように思えます。が、往々にして無縁の場合が多いのではないでしょうか。
ただ、無縁だからといってウェブサイト制作会社にとってkintoneが不要か。そんなことはありません。
むしろ、本格的な進行管理ツールを導入するまでもない制作会社の場合、kintoneはお勧めできるツールなのだと気づかさせてくれました。


続いて、アールスリーインスティテュート どりぃさん。
どりぃさんとは、高知でご一緒する10日ほど前に、アールスリーさんのashibinaaでお会いしたばかりです。
ところが、どりぃさんと同じ場所で登壇するのはずいぶんと久しぶりのような気がします。

会社や有志やサービサーによるそれぞれのコミュニティのあり方。
それは私にとってとても興味深い内容でした。

なぜなら弊社でもコミュニティが作れないか模索しているからです。
私はまだコミュニティに関しては他の人や会社が作ったプラットホームの上で活動しています。
そろそろ自分で何かを作り出さなければ、と思っていたところでした。とても参考になりました。


続いて、kintoneエバンジェリスト 細谷さん
細谷さんとイベントで会うのはとても久々のような気がします。
先日のkintone Café OSAKAでご一緒し、前日にも松っちゃんでお会いしたばかりですが。

そんな細谷さんとお会いする機会はなかなか巡ってきませんでした。
ところが、細谷さんの作ったWordPressとkintoneをつなぐプラグイン(Form data to kintone)とのご縁は何度もありました。
私が登壇したセッションの中でもう一方が細谷さんのプラグインを取り上げてくださったり。
そもそも私自身がこの先月にお客様に対して細谷さんのプラグインをお勧めしたばかり。

細谷さんのお話ししてくださったのは、Form data to kintoneのさまざまな活用方法。
私の知らない別プラグインと組み合わせる事例など、とても興味深い内容でした。

懇親会の際にも軽く立ち話で、今のWordPressプラグインの現状を教わりました。
弊社もお客様がサブスクリプション・サービスにおよび腰の場合など、FormBridgeが使えない場合は引き続きWordPressを提案するはずです。
WordPressを採用する際は、細谷さんのForm data to kintoneを採用しようと思いました。


続いて、kintoneエバンジェリスト 森田さん

森田さんは4月のkintone Café 神奈川にも登壇していただきました。
森田さんはPMOの業務をkintone界隈で実践しておられる方です。私がかつてどっぷりつかっていたPMOの業界こそ、kintoneが活用できる場です。
私にとってもなじみが深い上、私が今、開発者からPMへのキャリアチェンジを行っている最中です。

小田原で語ってくれた森田さんの話も素晴らしいものでしたが、今回も森田さんのPMとしての経験がさく裂です。
kintoneだけに頼った要件定義やPM業には死角がある。
私もそれらは常に肝に銘じているつもりです。が、折に触れてこうやって伺わないと忘れてしまうのです。

森田さんとは翌日にもkintone Café番外編として、実のある話をしました。

続いては私。
私からはサイボウズNEXTへの期待を語りました。
特にNo Emailワークスタイルはどうなったという問題提起とともに。

サイボウズNEXTを通して、そろそろメールから脱却しなければ。
メール文化からは決してDXは成し遂げられないように思うのです。
メール以前に、情報伝達を改善しようという気のない古い会社がまだまだ多いことは悩みなのです。


続いて、kintoneエバンジェリスト 沖さん
最後を飾ってくださったのは、沖さん。
沖さんの登壇は、LTとはセッションとはこうあるべき、という固定観念を崩してくれるから好きです。

私も知らぬ間にkintoneエバンジェリストとはこういうことを話すべき、というステレオタイプの罠にはまっているのではないか。
沖さんの登壇からは、私の話す内容について自省させられ、やられたと思わされました。

関係ない話を展開しているようでいて、kintoneネタはきちんと放り込み、主催者の焦りを鎮めてくれる。たまりません。
笑いのセンスも含めて、スピーカーとして常に気になる存在です。

最後を締めてくださったのは、片岡幸人さん。
kintone Café が始まる直前、幸人さんから受け継いだkintone エバンジェリストのタグ。私はこれを持っていませんでした。
幸人さんから何か大切な思いを受け取ったように思います。大切にしたいと思います。

さて、その夜の懇親会は、高知の夜の魅力をたっぷりと味わえるものでした。
昨年のkintone Café 高知でも20日前のCLS高知でも存分に知っていたつもりの高知の夜の深み。

さくら亭
模型ミュージアム SNAP
チョンマゲ
三つのお店で楽しく飲みました。



まだまだ私の知らない深みは濃密で、さらに奥がありそうです。
今回も大いに楽しませてもらいました。

皆さんには感謝です。

翌朝は、高知県歴史博物館から。
かのってぃさんからの連絡でここにいるよ、と連絡をいただきました。
そこは高知城を目の前に見るロケーション。梅雨が降りしきる中、森田さんとかのってぃさんがkintoneを熱く語り合っている場に遭遇しました。
実に熱い。昨日の森田さんのセッションで提起された問題を語るにはまだまだ時間が足らないのです。

高知城の歴史を興味深く学んだ私たちは、ひろめ市場で鰹のタタキや田舎寿司を楽しみました。この三人であればkintoneという共通の話題もあり、旅をしながらkintoneを語れるのではないか。
そこでkintoneお遍路第一回として、レンタカーを借りて高知観光を楽しむことに決まりました。
レンタカー屋さんを四軒めぐり、最後に巡り合った軽自動車が残り一台という引きの強さ。
ぎりぎりで得た旅の移動手段は、kintoneが縦横に横溢する要件定義と改善の世界。
旅をともにすることで、kintoneに関するアイデアが出るわ出るわ。

旅ってよいですね。

私が桂浜を訪れるのは30数年ぶり。kintoneやこれからの話に盛り上がりながらの再訪は、とても記憶に残るものでした。
今回も高知を一日使っての観光はできませんでした。が、それを補うに十分なほどの充実が得られました。


空港でにレンタカーを返した私たち。この日のわかりやすい目標設定に置いた、龍馬パスポートをGETするミッションもしっかりと達成。
次の高知旅を必ず期しつつ、無事に高知を離れられました。

旅はよいもの。
ストレスを癒やせます。が、それだけではありません。仕事のアイデアが次々と湧き出すのです。
それこそが旅であり、kintone Caféをリアルで参加する意味があるのです。

まずは主催者ののじゅんちゃん、レオさん、そしてカミノバ社の皆さん、参加者の皆さん、さらに翌日に桂浜などをご一緒した森田さん、かのってぃさん、ありがとうございました。


kintone Café 山梨 Vol.1に運営参加しました


6/3にkintone Café 山梨が初めて開催されました。
告知ページ

今回、私はkintone Café 山梨の運営スタッフとして参加し、登壇はしない予定でした。
あくまでも立ち上げの準備段階を手伝うだけで、イベントの本番では話さず、ツイートなどの黒子役に徹するつもりでいました。

ところが、前日の6/2に本州を横断した台風に押された前線が猛烈な雨をもたらし、交通機関が混乱しました。

それによってkintone Café 山梨の発起人であるあかねさんが大阪から戻って来られない問題が発生しました。

そこであかねさんは、早朝に出発する高速バスで甲府に戻るという選択をしました。
朝、あかねさんから甲府に来られるのが早くても16時過ぎという連絡をいただきました。

したがって、15時の開始にあかねさんが間に合わないことが確実になったので、私が司会進行を務めることが決まりました。
qlobaや当日のプレゼンテーション資料に記載されていた登壇順を変更し、会場設営にあたってのいくつかの事前準備や受付も妻にお願いし、妻の友人の方にも一部の準備作業を手伝ってもらいました。

当日のセッションの様子は、
kintone Café 山梨 Vol.1 – Togetter
をご覧いただければと思います。

皆さんのセッションをリアルで聞いていて学びになるのは、自分のやり方が正しいとは限らない、という気づきです。
頭では思っているのです。「自分のやり方が正しいと思うなかれ」と。
ですが、人の思考回路とは弱いものです。
ついつい自分にとって心地よい方向に考えてしまいます。自分にとって心地よい方向とは、今までやってきてなんとなくうまくいってきた自分のやり方をなぞる方向です。

頭では現状維持はいけない、と思っているのです。でも、ついつい現状維持に逃げようとする自分の弱い心。

オンラインミーティングツールを使ったセッションはディスプレイ越しです。残念ながら、没入度はリアル会場のそれよりも落ちます。
目の前で視線を合わせた形で話す識者の話が、自分のやり方と違っていると、自分のやり方が正しいと無意識に感じていたことを痛感します。

トップバッターを務めてくださったテクネコの加藤さんの「ネ申キントン」も、自分の数年前のやり方が、誤っていたことを気づかせてくれました。
実際、やれていたのです。また、それで開発を回せていたのです。自分が万全の体調で時間にゆとりがあった間は。
ところが今の私は経営にかなりのリソースを割かざるを得なくなり、加齢は進んでいます。そして、数年前までの私がやっていたメソッドやノウハウが完全に伝えきれていない。いつの間にか、ネ申キントンを生み出していたことに気づく今です。
案件によっては「ネ申エクセル」や「ネ申アクセス」からkintoneに移管する仕事を手掛けているというのに。

自分のやり方の誤りを再度点検しなければ。

また「カスタマイズ地獄、プラグイン貧乏」も、私も常に気を付けているつもりでも、どちらかに偏っていないか、危うさを常に感じています。
このバランスをどこにとればよいのか。お客様のご予算や、案件の難易度、納期までの期間によって使い分けているつもりです。
しかし、自分のやり方が正しいと思ってはなりません。常に試行錯誤していかなければ。正しいと思った瞬間から、誤る確率は上昇します。

「OA化は費用を減らすことが目的
DXは売り上げを増やすことが目的」
も、はき違えていないか。または、自分のやり方が間違っているのではないか、との振り返りを促されました。

加藤さん、ありがとうございました。

松田さんのセッションも同じく、私のやり方の危うさを教えてくれました。

とくに、kintoneの導入当初はなるべくスペースを使ってもらうように心がけるくだりなど。
私も、お客様にkintone導入する際は、kintoneに慣れてもらうためにスペースを使ったコミュニケーションをお勧めしますが、まだ徹底できていません。
既存でChatWorkやSlackでやりとりしていたお客様の場合、どうしてもそちらでコミュニケーションを行ってしまう傾向にあります。
私自身、今のkintoneのスペースやスレッドの使い勝手に満足していません。そのため、積極的にスペースを使おうとすることに二の足を踏んでしまいます。だが、これではいけないのですよね。

あと「業務プロセスのkintone化のコツ」についても、深く反省しました。
私自身、細かくプロセスを書いてしまう傾向があります。これは詳細設計などの開発現場に長く入っていた弊害が残っているのかもしれません。
kintoneに適した構造でシンプルなプロセス図を書かなければいけません。
kintoneは簡単に手早くアプリが作れるようになっています。それなのに、仕様書の作成に時間がかかるケースが多いのです。

「kintone業務改善は総合格闘技」の言葉もまさにそう。
システム開発の経験が長いと、システム開発のスキルで何とかしようとしてしまいます。そして、局地戦に持ち込んでしまうのです。ですが、kintone業務改善は総合格闘技なのです。

松田さん、ありがとうございました。

続いては、小竹さん。
わが家は星野リゾートの施設が好きで、リゾナーレ八ヶ岳は何度も利用しています。
うちの妻に小竹さんをご紹介したかったので、今回のご縁はよかった。

小竹さんの発表は、いかにグループ内の皆さんに気持ちよく使ってもらうか、に注力されていました。
「ユーザー目線でkintone環境をご案内ツアー」と名付けられたスライドには、私の至らなさを感じる工夫が随所に。

私はデザインや見た目に無頓着です。例えばkintoneのログイン画面など、ほとんど初期状態のままにしてしまっています。
さすがにポータルの左上のロゴはお客様にあわせて切り替えますが、ログインページの画像を毎月切り替えるなど、やったことさえありません。

それ以外にもポータルやスペースのトップなど、カスタマイズをしやすく、それでいて導線を工夫していらっしゃいます。
ポータルからアプリへの導線はもちろん作成します。ですが、まだまだ改善の余地はあります。

そもそも、弊社には昔から使っているkintone環境がありますが、使いこなしているとは言えない状態です。
頻繁に書き込みがあるのはSlackやBacklog。kintoneは本当に弊社で使い込んでいるとはいえません。

特に危機感をかきたてられたのは、サイボウズさんが提供してくださっている各種資料へのリンクをきっちりスペースやポータルに貼っているところです。
うちもまだ、こうしたところができていません。

また、社内向けにkintone39の仕組みを作り、社内でユーザー部署のアプリ開発に伴走する取り組みも参考に使えます。
質問をたくさん何度もして、kintoneを作りたい背景を聞き出す取り組みも、私自身が本当に基本のヒアリングができているのかを自問するきっかけになりました。

小竹さん、ありがとうございました。

ここで、時間が少しだけ余ってしまったので、質問タイムを挟みました。
二河さんや中村さんが質問や発言を行ってくださったことで、皆さんの理解が深まったように思います。

続いては、奥田さんの発表です。

このkintone Café 山梨 Vol.1の中でも、奥田さんの発表は、kintone活用ノウハウが多めだった登壇者の中でも異質でした。
でも、新卒の奥田さんがここまでkintoneを使いこなす、という意味において、とても刺激的な登壇でした。

今回、弊社メンバーも一人(もう一人は家族の事情でアーカイブ視聴)が奥田さんの発表を聞いていましたが、相当刺激を受けたのではないでしょうか。

立ち居振る舞いなども堂々としていて、しかも登壇の中身も技術者魂のツボを押しまくるもの。
Raspberry PiやM5Stackをkintoneと組み合わせた温度検知の仕組みなど、弊社がCybozu Daysで出展した内容を連想させてくれます。
さらに、Google Visions APIを使った仕組みなど、穀物管理をkintoneで管理するにあたってのベスト・プラクティスというべき構成を次々と披露してくれました。

私がもっとも奥田さんの発表において私の至らなさを感じたのは、奥田さんを発表へと促した上司の山田さんの存在です。
もともと、山田さんがkintoneを導入した功労者ですが、それをきちんと奥田さんに引き継ぎ、自らは背後で控える。実に素晴らしい態度です。
私も先日のkintone Café 神奈川において、入社日当日だった二人の弊社メンバーをLTにいきなり登壇させました。それによってコミュニティを重視する弊社の意図は少しだけ発信できたかもしれません。
でも、二人が語った内容はしょせんLTに過ぎません。
奥田さんのように筋の通ったセッションを話せるようになってもらわなければ意味がありません。
弊社メンバーに充実の内容で登壇してもらうためには、技術力と発信力の両方を上げてもらわねばなりません。

これは、私にとっても大きな課題です。まだまだ至らないですし、指導力を上げねば、と思わされました。
素晴らしい登壇でした。

奥田さん、ありがとうございました。

次の登壇者はキンスキ松井さんです。
「kintone コミュニティって何だろう?」
というタイトルで、今までのkintoneのコミュニティの発展を語ってくださっています。

今回のkintone Café 山梨 Vol.1は山梨県で初開催です。半分近くはkintone Café自体にも初参加の人たちでした。
だからこそ、松井さんの登壇は時宜を得た内容だったと思います。

kintoneはシステムが簡単に作れ、他のシステムとの連携も簡単にできます。
しかし、それだけではなく、kintoneがここまで支持を集めた理由の一つとして、kintone コミュニティの存在が挙げられます。

私が唯一、自慢できることがあるとすれば、kintoneにβテストの頃から関わっていたことです。
そのころはkintone自体もまだまだでした。が、製品機能の充実と軌を同じくするようにコミュニティが発展し、ユーザーさんがたくさん参入してこられました。
それがさらに製品の改善となってkintoneを魅力的にしてゆく好循環が生まれました。

そうしたいきさつを初めの頃から見てきた私にとって、松井さんの発表は胸中にいろんな思いを湧き立てさせました。
私のキャリアが、どれだけkintoneとの出会いによって豊かになったかは計り知れません。
とても言葉では言い表せられません。
会場で松井さんの発表を聞いていた私の妻にもその理由のいったんが伝わったのではないかと思います。
その点も含めて、とても感慨深かったです。

松井さん、ありがとうございました。

さて、この時点で、時刻はすでに17時半。あかねさんからはまだ須玉ICのあたりにいるという情報が来ています。

そこで事前にやり取りしていた手はずに沿って、あかねさんの同僚である山本さんに私のPCを使ってもらい、あかねさんが発表するはずだった登壇を代わりに山本さんに担ってもらうことになりました。

山本さんもさすがです。業務を知っているだけに、いきなり手渡されたあかねさんのプレゼンテーション資料をよどみなく読み進めていきます。

私も産業廃棄物業界のシステム開発は何回かkintoneで手掛けたことがあります。だからこそ、あかねさんが現場で苦労しながら改善を進めた苦労がよく理解できるのです。

改善を成し遂げるにあたり、gusuku Customineに助けられたあかねさんは、その製品愛が高じてアールスリーインスティテュートに転職しました。
そして、あかねさんが大阪での研修から荒天によって帰れなかったタイミングが、まさにkintone Café 山梨 Vol.1の当日に重なったことも偶然です。
そこでピンチヒッターとして登壇してくださった山本さんが、あかねさん残した資料や改善への思いをしっかり受け止め、kintoneやgusuku Customineの成果として受け継ぐ姿も素晴らしいものでした。
全てが、壮大なあかねさんを巡るドラマのようで、私はとても感動しました。

あかねさんの新天地での活躍とともに、あかねさんが残した資産を皆さんがしっかりと引き継いでいくこと。それが確信できました。

山本さん、ありがとうございました。

そして、発起から準備までを含め、あかねさん、ありがとうございました。

さて、山本さんの発表が終わった時点で時計の針は18時を指していました。
私としては山本さんとあかねさんの見事なリレーを見た以上、あかねさんが到着するまで待とうと決意しました。むしろ、絶対に待たなければならないと。
そこで私は、皆さんにあかねさんがもう少しで来るから、あと少しだけ待ってほしいとお願いしました。
その一方、私の拙い話術ではどれぐらいの時間を持ちこたえられるのか、心もとない気持ちにもなりました。

そんな私の思いを察して手を挙げてくださったのが、中村さんです。

中村さんとはつい十日ほど前にもkintone Café 大阪の場でお会いしたばかり。kintoneの利用促進の上で欠かせない方です。

登壇した中村さんは、即興でkintone資格試験のアソシエイトの学び方を皆さんに教えてくれました。

私はkintone資格試験のサイトがいつの間にか変更されていることを知りませんでした。
中村さんからの情報は、サイボウズさんがどのようにkintoneを使った業務改善をしてほしいか、どのようにkintoneを活用してほしいかなどの学びに満ちていました。
私も司会者としてコメントしたとおり、一年前にこうした情報を知っていたら、弊社のメンバーももっと円滑にアソシエイトに合格していたはずです。

それとともに、弊社のメンバーは全員がアソシエイトを保持し、さらにスペシャリストにも挑戦してほしい。そう強く思いました。

kintoneエバンジェリストを続けるためにkintone資格を取った私ですが、今や経営者としてメンバーの成長を図るだけでなく、その背後にあるメソッドや思想を知るためにもkintone資格は必要であると感じています。

中村さん、急な登壇をありがとうございました。

さて、まだあかねさんは見えません。そこで手を挙げてくださったのは、松田さんです。再登板の骨折りを買って出てくださいました。感謝です。

これこそがkintone エバンジェリストと呼べる引き出しを、こうした突発事態の中ですぐに出せるところが素晴らしい。
私も見習わねばなりません。

kintoneを長年の間、使っていれば避けては通れない棚卸し。この重要性を教えてくれました。
私も松田さんが発信しておられるブックマークレットを改良して使っています。

私も松田さんの発表を聞きつつも、19時に完全撤収せねばならないため、小林さんとそのあたりの相談をしていました。
すると18時35分。あかねさんがギリギリ間に合いました。

本当は司会をしてもらうはずだったのに、私が全部その役割を奪ってしまったので、最後に話してもらいます。
さらに集合写真を。

1名の方がご家庭の事情で帰ってしまったり、写真撮影に私の妻と妻がお願いして手伝ってくださった落合さんが遠慮して入らなかったりしたので、21名の写真となりました。
そこから懇親会に行くメンバーも含めて、原状回復の作業をし、音響機材を小林さんが進めたり、各自がやるべきことをやって懇親会も17名で。
懇親会も楽しく過ごせました。

参加者の皆さん、登壇した藤さん、松田さん、小竹さん、奥田さん、松井さん、中村さん、ノベルティ作成や音響機材などの準備、会場撮影などをお願いした小林さん、発起人であり、kintone Caféにスペクタクルの風味をつけてくださったあかねさん、急遽受付をお願いした妻や落合さん。
皆様、本当にありがとうございました。


kintone Café OSAKA Vol.23に参加しました


5/24にashibinaaで開かれたkintone Café OSAKA Vol.23に参加してきました。

普段、私がこのブログで取り上げるのは、自分が登壇し、主宰したイベントのみです。

今回のkintone Café OSAKAにおいて、私は主宰も運営も登壇もしていません。

ですが、私にとって今回のkintone Café OSAKAはある感慨を呼び起こすものでした。

その感慨とは、おそらく個人的な感傷にすぎません。しかし、ここに記しておこうと思います。


一つ目は、ようやく故郷で開催されるkintone Caféに参加できたことです。

私は乳児期から20数年間、西宮の甲子園で育ちました。
25歳のころに東京に出てからは、東京で結婚し、家庭を持ち、kintoneに出会い、kintoneで起業しました。
やがてサイボウズさんからkintoneエバンジェリストに、とお声がかかった後も、東京を拠点に活動していました。
しかし、私のkintoneエバンジェリストの活動のはじまりは、とても厳しいものでした。その理由は、当時の常駐先が忙しかったからです。

東京のkintone Caféどころか、常駐先のすぐ近くで開催されたCybozu Conferenceにも参加が難しい状況でした。
東京のイベントにすら参加が覚束ないのに、関西のイベントに参加できるわけがありません。
せっかく何かをつかみかけたのに、みすみす逃してしまうのか。私にとってkintoneエバンジェリストとしての初期は苦しみのほうが多かったです。

そんな時期を乗り越えてのkintone Café OSAKAです。
ようやく地元のkintone Caféに参加できたこともさることながら、あの時期を乗り越えて自分の差配で出張ができるようになった感慨がありました。

二つ目は、ashibinaaという場です。

今回、kintone Café OSAKA Vol.23は、アールスリーインスティテュートさんのご厚意でこちらのスペースにて開催されました。


ashibinaaとは、うちなーぐちでいう遊び場の意味だそうです。


広々としたスペース。真ん中にはバーカウンターに各種の泡盛が。砂場と名付けられたYogiboの間もあります。とはいえ、気が散らないようにゴテゴテした飾り付けは取り除かれていました。
こういうスペースの存在のありがたみを感じました。

最近、ジョイゾーさん、トヨクモさんとkintone界隈の雄といえる企業さんを訪問する機会が増えています。

アールスリーさんもそうですし、みなさんkintoneエコシステムの中で売り上げも伸ばしました。
忘れてはならないのは、オフィスにコミュニティスペースを設け、それをしっかりコミュニティに還元しておられることです。

弊社もkintoneエコシステムの恩恵を受けて売り上げを伸ばしています。とはいえ、まだまだこうした企業さんの足元には及ばないことを感じました。

弊社はリモート主体で、事務所設置については今年の頭にも検討しましたが、結局は断念しました。
が、やがてはこうしたスペースを構え、kintoneやその他のPaaS/SaaSにもコミュニティスペースとして開放したいと思いました。
もちろん、地元のイベントにも活用してもらうことも含めて。

三つ目は、kintoneという共通言語のありがたみです。

今回もkintone Caféの場において初めてお会いした方が何人もいらっしゃいました。

そうした方とすぐに共通の話題が見つけられるのがありがたいことです。


私も間もなく50歳の壁を越えなければなりません。その先には引退の可能性もちらついています。
そうなった後にどのコミュニティに自分を置くのか。または生涯現役を貫くのか。ただ、仕事で現役を貫くには、自分の気力・体力・能力が若い人たちと互角であることが最低条件です。
果たして私がいつまで仕事を第一線でできるか。すでにコーディング能力の衰えを自覚している今の私であれば、なおさらその思いが深いです。


では、趣味を共通にすればよい。そう思うことはもちろんです。私も趣味で加わっている集まりがあります。それはそれでありがたいのですが、自分が今仕事が面白くなっていることもあって、なかなかその活動に本腰を入れる時間がありません。人一倍趣味を大切にする性格だし人生観を持っているにもかかわらず。

仕事と趣味の中間として、kintone Caféはとても得難い存在だと感じました。前日のkintone hive osakaの参加や普段のkintone活用だけで、初めて会った人たちの間で会話が成立し、ディスカッションの輪が成り立つ。
今回、故郷のkintone Caféに出てみて、自分の仕事をあまり考えずに、一ユーザーとしてkintoneを話す場に出られるありがたみを感じました。


今回、登壇してくださったきったんさんやトーヤマンさん、中村さんや司会進行を担ってくださったyamaさん、中尾さん、その他スタッフの皆様、アールスリーインスティテュートの金春さん、どりぃさん。または会場でお会いした皆さん。
ありがとうございました。

持ち帰った内容を関東のkintone Caféで生かしたいと思います。


kintone hive osakaに参加しました


5/23にZeppなんばにて行われたkintone hive Osakaに参加しました。

先日、kintone hive sendaiに参加しましたが、その記憶も新しいうちに、また貴重な経験ができました。

Zeppなんばは私も初めての訪問です。学生時代に何度となく訪れたこのあたりも年月に応じて一新されました。しかし、裏通りに行くとかつての雰囲気が残されていて、少し郷愁に浸る事ができました。

そばのタリーズでギリギリまで打ち合わせしていたため、私が会場に入った時は、始まってから5分近く経過していました。

壇上ではサイボウズ関西支社の松森さんがkintone hive Osakaを楽しむためのお話をされていました。
各地のhiveでサイボウズの社員さんが登壇し、会場の盛り上げに貢献しておられます。背景にはサイボウズの各社員さんの準備もあって、いろいろ大変なんだろうなぁと想像します。ロビーでも社員のみなさんとお会いする事ができました。


一人目の登壇者は認定NPO法人おてらおやつクラブ 桂 浄薫さんと茶円 春希さん。
桂さんは奈良天理にある善福寺の住職を務めておられます。袈裟を着ての登壇はなかなか新鮮。

おてらおやつクラブさんは、お寺にお供えされる檀家さんからの食料などを貧困に苦しむ家庭におすそ分けする活動をしておられます。
https://otera-oyatsu.club

今回の登壇では、そのあたりについての貴重なお話を伺う事ができました。

ポイントは大きく二つに分けられます。
一つは、困っていらっしゃる方にどのようにして匿名で届けるか。
もう一つは、多数のkintoneへのリクエストをどうやってさばくか。
この点が聴きどころでした。


WordPressを絡めてウェブからデータを取り込む事例は弊社でも多くを手掛けております。
おてらおやつクラブさんの事例が秀逸なのは、kintoneの一日一万リクエストの制限を間にWordPressに備わっているデータベースを挟んでのバッチ処理で行っている事です。

桂さんの思いをkintone未経験だった茶円さんが形にした。
まさに技術者として望ましい形だと思いました。

「たすけて」のハードルを下げられる。
「たすけたい」をごく自然にできる。

私も去年、kintone Café 神奈川を鎌倉の安国論寺さんで開催させてもらいました。kintoneとお寺は相性がよいことは実証済みです。

桂さん、茶円さん、ありがとうございました!


続いては、八代製薬株式会社 喜田 晃大さん。
なんときったんさんではないですか!
私、登壇を促す声を聞くまできったんさんが登壇することを知りませんでした。事前にhiveの資料を見ていなかったので。

言うまでもなく、きったんさんはkintone エバンジェリストとしてともに活動する仲間であります。

きったんさんはこの度の登壇で、エバンジェリストであってもkintone hiveに参加できる、と言う新たな可能性を見せてくれました。
私の中に巣食っていた「kintoneエバンジェリストはkintone hiveに出られない」という思い込みに対して、きったんさんはNOを突きつけてくれました。

きったんさんの成功ストーリーは明確です。
コロナを機に、在宅勤務の仕組みを進めるためにkintoneを導入し、規定も含めて水面下で調査しました。
まずは目的を明確にするステップです。
続いて、どの業務からkintoneに置き換えるかの洗い出しをしました。
これも目的を明確にするステップです。
そして、やりがいと楽しさを伴った形で、業務改善の成果を出しました。
目的が明確になった事で、経営層や上司への説明も容易になり、モチベーションにもつながります。

見事なkintone導入の成功事例です。
実は八代製薬さんの事例は、krewDataを駆使した在庫管理の好事例であることも見逃せません。

今後もきったんさんとは各地のkintoneイベントでご一緒できそうです。
一緒に盛り上げていきましょう!

きったんさん、ありがとうございました!


続いては、関西電力株式会社 藤井 伸弥さんと中野 一高さんです。

関西電力さんといえば、日本のインフラを担う大企業です。関西で育った私の体の何割かは、関電成分からできています。

これほどまでの大企業で、しかも、社会のインフラを担っていらっしゃる関西電力さんが万が一にも停電などの事態を招こうものなら、社会に与える影響は必至です。

つまり、基幹システムは必須です。ですが、基幹システムだけだと小回りが効きません。硬直した仕組みになってしまいます。


そこで関電さんはRPAをうまく活用し、基幹システムに影響を与えず、基幹システムのデータをうまくkintoneに取り入れる仕組みを構築されています。

こうした企業でも、顧客との関係は欠かせません。
外部のウェブサービスからどのようにしてデータを持ってくるか。その活用方法において、kintoneと基幹システムを組み合わせることはできるはず。
そのモデルケースと言える取り組みを見せてもらえました。

お二人の掛け合いで進む登壇は、台本を読んでいるようなぎこちなさもありました。でも、それがまたこ愛嬌です。
私はまだkintone hiveに登壇した事がなく、多くの観客の前にkintoneの事例を話す緊張を知りません。その決断と勇気に敬意を表します。

インフラを担う大企業がここまでkintoneを使っている事例を見せてくれたことに、日本の変化を感じました。

藤井さん、中野さんありがとうございました!

続いては、神戸市役所 小阪 真吾さんと小寺 有美香さんです。

神戸市の方がkintoneのイベントに出るのは二回目です。
かつて、神戸市の教育委員会でAccessのフォームにデータを入れるオペレーターをやっていた私にとっては、特に感慨深いです。

コロナによる自治体の取りまとめ対応が大変だったことは、私たちの記憶にも新しいです。
神戸市でも同じ悩みがありました。

神戸市が有利だったのは、kintoneをコロナ前から導入していたことです。
そして、小阪さんの立場が企画調整局のデジタル戦略部だったことも有利に働きました。
混乱の極みにある西区保健福祉部に対し、お手伝いしましょうか?と申し出たやり方も良かったのでしょう。

小阪さんの上から目線でもなく、押し付けがましくない接し方が現場の抵抗感を和らげたことは間違いありません。
コミュニケーションを頻繁に取ることで保健福祉部の現場の皆さんからの信頼を勝ち得たそうですが、最初の入り方もコミュニケーションとしてこういるべき形だったのでしょう。

私としては、小阪さんがおっしゃっていたスクラム開発が印象に残りました。
弊社もそれに近いことをやっているのですが、なんちゃってスクラムになっているため、結果としてスクラムの可能性を活かしきれていません。
スクラムを深く理解し、実践することも必要なのでは、と言う気づきを得ました。

小阪さん、小寺さん、ありがとうございました!


続いては、有限会社アートワークス 宗政 伊織さんです。

「家具工房がkintoneを入れてみたハナシ」というタイトルです。

スライドにも登場する稲沢さんが伴走支援で入られているそうです。稲沢さんがおっしゃるには、タイトルのハナシがカタカナになっていることもポイントだとか。

スライドを紹介する宗政さんは新卒二年目。初々しさが際立っていました。話す間合いも壇上の動作も独特の間合い。その立ち居振る舞いが会場を癒やし、かつ共感を集めていました。

この宗政さんの間合いは、伴走支援をされた稲沢さんの柔らかい印象と合っていました。相性が合うとはこのことでしょうか。
稲沢さんは対面の打ち合わせの際に大量のお菓子をお持ちするそうです。頭を使うから甘いものを持ち込む配慮が素晴らしい。
とても和やかな対面開発の雰囲気が想像できます。私も参考にしたいと思いました。

宗政さんの壇上の振る舞いも、単に癒やされるだけではありません。やるべきところはやる。作ったアプリは正義と言い張る強気。押すべきところは職人さんに入力を指示する芯の強さも感じさせました。
私たち観客は、宗政さんの壇上からの癒やしと、稲沢さんの和やかな対面開発の雰囲気。それに対照となる業務改善を進める信念の強さのコントラストに強い印象を受けたのでしょう。
多くの支持を集めたのもわかります。

宗政さん、ありがとうございました!


続いては株式会社神戸製鋼所 今井 健太さんと田淵 裕子さんです。

神戸製鋼所さんも大企業です。

私もかつての常駐先で神戸製鋼所出身の方と数年間一緒に仕事をしていたので、その社風は少しだけ知っていたつもりでした。
日本の高度成長期を担った企業であるがために、最近のクラウドやノーコードの流れとは対極にある企業だと勝手に考えていました。
しかし、その考えは改めなければなりません。

むしろ、kintoneで商売をしている弊社にとっては、神戸製鋼所さんの事例から学ぶべき点が多くありました。

昔話の花咲か爺さんをモチーフにストーリー仕立てにした内容もわかりやすかったし、
業務部門と導入部門の思惑の乖離から、一度は挫折し、そこから復活を遂げるストーリーもわかりやすく、共感を呼びました。

現場にフィットさせることは、製造ラインが確立している神戸製鋼所のような会社では最優先事項のはずです。


そのために企画部門とシステム部門、そして現場に納得してもらうために、さまざまな手法をメソッドとして確立しておられます。

それらは理にかなっていると思いましたし、現場の方に共感を呼ぶための心配りが至る所に見られました。

神戸製鋼所さんの場合、取り組みにも秀でた点がありました。例えば、社内で独自に設けたkintone資格の制度などはその筆頭に挙げられます。

私は神戸製鋼所さんの発表を聞きながら、非常に感銘を受けました。
今、弊社がご協力させていただいているお客様にこの内容を一刻も早く聞いてほしい。そして、7月に行われるkintone hive Tokyoを聞いていただきたいとも。

今井さん、田淵さん、ありがとうございました!


さて、投票結果の集計中は、サイボウズのゆっきーさん、ぽえみーさんが関西でkintone Café を主宰するyamaさん、がっきーさん、中尾さんの3名をパネリストに迎え、関西のkintone コミュニティの現状を紹介する「kintone Caféってなんなん?」です。

私自身、関西で20数年を育ちながら、関西のリアルkintone Caféに参加した経験はありません。このkintone hive Osakaの翌日にkintone Café Osakaに参加したのが初めて。
なので、まだまだこれから何度も参加しなければ、という決意が募るセッションでした。

夜は、私がAfter hive 交流会に申し込んでいなかったことと、そもそもトラブルが勃発してしまい、22時半ごろまでなんば近辺にいました。

でも、それも含めてもよい関西kintoneの夜を過ごせました。
出会った皆様、本当にありがとうございました!


kintone Café Metaverseに参加&登壇しました。


4/22に行われたkintone Café Metaverse Vol.3に参加と登壇を果たしました。
本稿ではそこで感じたことを書いています。

私はkintone Café Metaverseには準備の段階から参加しています。
Vol.1では登壇を、Vol.2にも参加しました。
告知サイト

今のメタバースは決して栄えてはいません。むしろ、一度もてはやされただけに、斜陽ワードに貶められてしまった感すらあります。
ですが、決してメタバースはオワコンではないと思うのです。

その理由は、私たちは仮想空間での活動にまだ慣れていないからです。そして、仮想空間内にあるはずの可能性のすべてに気づけていないからです。
まだ知らないものに対してオワコンのレッテルを貼り付けるのはいかがなものか。

可能性を知るためには、メタバースに没入する体験が必要です。ですが、そのためのゴーグル(Oculus Quest 2)が使いにくいのは確か。これは重大な課題です。
私はメガネを着用しています。そのため、別途購入したアタッチメントレンズをOculus Quest 2にはめた上で使用しています。ですが、このレンズの度が後頭部のバンドの調節となかなか合わず、それが私にストレスを与えています。
そのため、私は仕事でOculus Questを使う事がほぼありません。

私はそれでも、メタバースを始めとした仮想空間に今のうちに慣れておくべきと考えています。メタバースがその入門にふさわしいことも。

今回のkintone Café Metaverse Vol.3、私の登壇タイトルは「新入社員の提案ロープレ(仮」です。
ロープレ、つまりロールプレイングは提案や商談を事前に通して行っておく練習です。人と話す職種には欠かせません。
普通、ロープレは社内のどこかを使い、対面形式で実施します。メンターや上司を前にして。その際、関係性はあくまでも内輪にとどまります。実際の提案に即した形式をなぞったとしても、なれ 合いの感覚はどこかに残ってしまいます。
では、ZoomやGoogle meetやmeet-inなどのオンラインミーティングツールを使ったロープレはどうでしょう。それもしぐさや視点や振る舞いなどの言語にできない情報、しかもそれらの情報は商談の中で重要であるにもかかわらずオンラインツールでは取りこぼしてしまいます。つまり、ロープレの効果は失われます。
いうまでもありませんが、ただ台本を暗記して読むだけの営みはロープレではありません。

今回、kintone Café Metaverse Vol.3では、登壇席に移動し、そこから着席している皆さんに向けてkintoneの提案を行ってみました。そうやって話したことで、メタバース内でkintone提案を行う貴重な経験が私の中に蓄積されました。
そこでの学びとは、メタバースはリアルの場の内輪感を払拭し、なおかつ平板になりがちなオンラインミーティングツールの欠点を補うことができることです。
何よりも、臨場感こそがメタバースの最大の強みです。反応を受けつつ、その場で適した提案を行う練習ができました。

ただし、メタバースはアバターの表情がまだ未熟です。壇上からの距離があるように表現されるため、アバターの表情、つまり相手の反応がうまく見えません。
そうした欠点はありますが、それを踏まえても手ごたえはありました。それは私にメタバースの可能性を見せてくれました。

先日、今回の登壇を契機に「メタバースはまだ来るはず」というタイトルでnoteにも似たようなことを書きました。

今回は毛海さんに司会進行役を担っていただきました。

私の登壇の後は、
藤村さんによる「kintoneでマニュアルってどう実装する?」です。

kintoneのマニュアル実装は皆さん共通の悩みです。弊社でも同じ。
メタバースだからこその広々として空間を利用したマニュアルが作れれば、根本からの改善ができそうに思います。

ディスカッションの場でも、有意義なマニュアル作成のノウハウが出ていました。

渋屋さんの「左脳と右脳からの学び」は、まさに私の気性にあっていました。

なぜ私がkintoneにこれほどはまったか。
それは、設計をきっちりしてから実装する今までのシステム開発「知る→分かる→できる」に飽き足らないものを感じていたからです。
ですが、kintoneはまずアプリを作る「やる→できる」を実現できます。これに可能性を感じたのです。それを右脳と左脳の違いから語った渋屋さんの登壇は、まさにメタバースも考える前にやることを示しています。

続いての三浦さんの「どうやって進める?kintone開発!!」も、仕様書という意味で可能性を感じさせる内容でした。
藤村さんの登壇と同じく、メタバースの広々とした空間を使い、自在に仕様書を作成する。どれほど複雑なアプリ間の連携も、メタバースなら広く使えるはず。

ディスカッションの場でも、有意義な仕様書の作成ノウハウや統制・アプリ運用のノウハウが提案されていました。
私からもアプリ運用の実例をお伝えしました。

毛海さんの「メタバースはリモートワーク苦手マネージャを救えるか?」は、
Zoomなどの既存のリモートワークツールが抱える問題点がわかりやすく示され、
それを救う可能性としてのメタバースに触れておられました。

仕事とはコミュニケーションに尽きます。それをメタバースの臨場感が実現できれば、メタバースは広がるはずだと思います。

近い将来、仮想空間での商談やエンターテインメントは当たり前になるはずです。それは間違いないと思います。
それを担うのはあるいはメタ社のメタバースではないのかもしれません。新しい会社が発表する革新的な次世代のデバイス。
あと数年もすれば出てくると思うのです。いや、すでに出ています。
簡単にメガネのように装着するだけで、VRの世界が体験できるデバイスが。そのデバイスの値段をさらに下げ、人々が手に取りやすくする。
その時、メタバース内での商談や提案やセミナーはより一般的になるでしょう。まさに今回のkintone Café Metaverseのようなイベントも。

インターネットが世の中に広まり始めた当初、ブラウザーとはネットスケープ・ナビゲーターを指していました。が、今やそれは失われました。今やネットスケープ・ナビゲーターを追いやったインターネット・エクスプローラーでさえも消え去りました。
別の会社がより優れたブラウザーを出し、技術は進歩しました。そして今、インターネットは今や社会にとって当たり前のインフラに成長しました。

あるいはメタバースもネットスケープ・ナビゲーターと同じ道をたどるのかもしれません。
ですが、ネットスケープ・ナビゲーターの功績は否定されません。当時、ネットスケープ・ナビゲーターを通してインターネットの世界にいち早く触れた人々がインターネットを武器とし、商売として成功しました。私たちはその歴史をよく知っています。メタバースも同じ。仮にメタバースが廃れたとしても別の会社がより優れたデバイスと仮想空間のプラットフォームを作り上げるはずです。
ただ、そうなってもメタバースで培った経験は無駄にならないはずです。おそらくメタバースの世界データも引き継がれ、育っていくはずです。
今のOculus Quest 2から次のデバイスに変わった瞬間、何かとんでもないことが起きるような気がしてなりません。

私は仮想空間の入門としてメタバースは存在価値があるとみています。まだメタバースも捨てたものではないのです。
では、メタバースの可能性をもう一度世の中にアピールするためには何が必要なのでしょうか。

まず、今のメタバースはエンターテインメントに偏りすぎているように思えます。
確かにビデオデッキやパソコンやインターネットはアダルト業界から普及しました。メタバースでも同じ成功体験をなぞろうとしているのでしょう。
でも、もう世の中に似たような娯楽は掃いて捨てるほどあります。今はビデオやインターネットの黎明期ではありません。娯楽で訴求しようとしても無理だと思います。


それよりも仕事やビジネスユースに振った方が仮想空間はニーズがあるはず。
コロナをとおしてリモートワークの光と影、浸透と課題があらわになった今だからこそ。
あたかも、そこに人がいるかのような臨場感のもとで仕事ができる可能性。しかも、通勤の手間やストレスから皆が解放され、オンラインミーティングツールの平板な関係性で疎外感を覚えず仕事ができる環境。
その実現にはもう少しかかるでしょう。が、わざわざラッシュアワーに巻き込まれる必要がありません。しかも上司の承認欲求を満たしながら同じフロアで作業をする感覚をメタバースが与えてくれれば、いうことはありません。

その可能性を世の中の人々にあまねく広める。そのためにメタバースの体験の機会がもっとあればよいのに、と思います。
このままでは、メタバース勃興期のサービスの一つとして後世から振り返られるだけの存在になってしまいかねません。
私もkintone Café Metaverseにはなるべく出て、自分の中の可能性をより広めたいと思います。

そのためにはメタバース内で使えるキーボードや、メタバース内からツイートできるようなスキルを磨かなければ。
まずは今回ご参加してくださった皆様、ありがとうございました。


kintone hive sendaiに参加しました


4/13に仙台PITにて行われたkintone hive sendaiに参加しました。

私にとって、初めてのkintone hiveへの現地参戦。
それまで、私にとってのkintone hiveといえば、幕張メッセで行われるCybozu Daysの中で開かれるkintone AWARDでした。

各地のkintone hiveで選ばれた方によるえりすぐりの大会。毎年そのレベルの高さは知っていました。
ところが、ここ三年、私はkintone AWARDをよくみられていません。それは、Cybozu Daysでブースを出展するようになり、ブースの対応で見られなくなったからです。

そんな私が初めて予選であるkintone hiveを観戦したのは昨年。kintone hive tokyoでした。
今、ジョイゾー社にいらっしゃる根崎さんが感動的な登壇を成し遂げた日とした記憶にも鮮やかです。
他の登壇者のレベルも高い。
そこで気付かされたのは、幕張のkintone AWARDだけでなく、各地で行われるkintone hiveも見なければ、ということです。

そこで今年は、kintone hive sendaiに合わせて東北からの複数のご縁を調整しました。
前々日には郡山市で。そして前日は米沢市で商談。その流れで最終日には仙台市で。kintone hive sendaiに参加できることになったのです。
それまでの二日間、頭の中はkintoneにどっぷりつかっていました。そして、会場の仙台PITの熱気や雰囲気は、kintoneにまみれた頭をさらに活性化させてくれました。


プライベートでライブハウスには何度も行ったことがあります。が、kintone hiveのようなIT系イベントてライブハウスに来るのは初めて。
会場の雰囲気はまさにライブ。心は湧き立つ一方。
やはり来て良かったと思わされました。

冒頭に登場したサイボウズ東北支社の田澤さんの話もバッチリ。メリハリの利いた話は、盛り上げ方を指南しつつ、会場の気持ちを高め、ライブ感をさらに盛り上げる名MCです。


一人目の登壇者は株式会社グローバルフィールドの保坂 梨恵さん。インパクトのあるいでたちで登場。
少し緊張していらっしゃるようですが、それがまたライブ会場の良さです。緊張していらっしゃる様子は、ディスプレイを通して見ると気づきません。会場の肌感覚とでもいいましょうか。
慰謝料のかわりに会社を受けついだというくだりでは、聴衆の心も鮮やかにつかんでいらっしゃいました。

保坂さんの登壇は、kintoneの良いところ、つまり簡単にレポートが表示できる利点を活かしている点で分かりやすかったです。
kintoneに変えたことでご本人が出産された際も、数カ月の間、会社に一切出社せずに業務が回せたそうです。引き継いだ時は紙の山だった業務を解きほぐし。

その結果、社員の皆さんの仕事も週休2.5日で回せるようになったそうです。kintoneの導入効果をフルに享受していらっしゃいます。
同じ経営する身として、社長がいなくても会社が回る体制はまさに理想。

保坂さんの属しておられる業種は、弊社にとってもなじみのある業界です。
その観点から拝聴した保坂さんの登壇内容からは、お客様はどういうところをkintoneの価値として置かれているのかがわかり、とても参考になりました。

保坂さん、ありがとうございました!


続いては、旭川信用金庫 古田 真之さん。
なんとkintone hiveに信用金庫の方が登壇されるのは初めてだそう。
こちらも私にとってはとても興味深いお話でした。というのも、弊社でも今、まさに信用金庫さんに近しい案件を担当させていただいているからです。

どのようにセキュリティやコンプライアンス上の懸念を払拭し、未知のツールを導入するのか。
それをどのようにして稟議を通し、組織全体に広めていくのか。
私もその難しさを感じながら、日々の提案や作業を行っています。

実際、旭川信用金庫さんでも、一度は導入に挫折したそうです。
そこで終わらずに、再び細かいアプリの作成からやり直し、徐々に組織内部で認知度を高め、ついには、当初挫折したアプリの再構築に取り掛かってらっしゃる最中だそうです。
まさにkintoneの導入のお手本ともいうべき内容。
話の構成がきっちりしているところは信用金庫さんの堅確性を持たせつつ、合間に笑いを入れる構成も素晴らしい。


ここに書かれている通り、金融機関とクラウドデータの組み合わせは、今後、私たちとしてもさらに社会に向けて働きかけていかなければならない部分だと思っています。
今後、旭川信用金庫さんがどのように導入してゆくか。その行く末が楽しみでなりません。

古田さん、ありがとうございました!


続いては、株式会社ニイヤマハウス 長南 卓弥さんです。
こちら、今回の登壇された方の中では、もっとも技術者に寄った内容でした。何しろ、長南さんはもともとパチンコなどの遊技機のプログラミングを行っておられたそうです。

ゲーム業界出身である長南さんのプレゼンは、ドット絵をうまく取り入れつつ、動きがあってとてもわかりやすい内容でした。プレゼンの妙味を感じさせてくれました。
Google CalendarとExcelと紙と基幹システム。まさにkintoneに切り替えると効果が発揮しやすい取り合わせです。
長南さんが素晴らしいのは、プログラミングができるIT経験者でありながら、アナログでのコミュニケーションをおろそかにせず、根気よく導入に向けて努力されたところです。

その苦労が実り、kintoneの導入が軌道に乗り始めるとよくあること。それはポータルサイトが大渋滞する件です。
ポータルを整理してあげると、お客様の満足度があがる。私もそんな経験を何度もしてきています。
ところが、なかなかポータルサイトの整備に手が回らないのも事実。これは、デザインが苦手な私にとっても由々しき問題です。

長南さんのkintone portal desingerを使った改善は、このところkintone portal desingerを全然使っていなかった私にとって大いなる気づきを与えてくれました。
長南さん、ありがとうございました!


続いては、東北特殊鋼株式会社 桜井 利江さん/木田 司さんです。

kintone導入歴一年と一年半という二人の掛け合いは、先輩と後輩のほほえましい関係を思わせて楽しかったです。
私もまだ掛け合いプレゼンはやったことがありません。一度はやってみたいと思います。プレゼンに躍動感が出ますから。

さて、お二人の登壇の何が素晴らしかったって、こちらの会社様は社長様からの声掛けが絶妙だったことです。
トップが業務改善へのやる気を持ち、そこから社内にkintone喫茶を結成し、多様な立場で情報共有する体制を作った。


私の中で今回のkintone hiveで刺さった言葉は数多く挙げられます。その一つはこちらで紹介されていたkintone喫茶。もちろんkintone Caféを運営する身としては見逃せません。

kintone喫茶によって現場の中で情報共有の機運を高め、業務改善につなげる。
素晴らしいと感じたのは、kintoneから帳票を出せるようにした後、その内容をもとに現場からのフィードバックをもらい、リスクアセスメントの評価につなげたところです。
出した帳票をもとに、現場から安全性を高めるためのフィードバックを受け、それをアプリや帳票に反映する。まさにあるべき業務改善のスパイラルです。
安全は全てに優先される。この言葉はあらゆる業種に通じるはずです。kintoneは安全管理にも使えるよい事例でした。

社内をkintone 喫茶で改善した東北特殊鋼さんの事例は、kintone Café運営にとっても役立つことでしょう。

桜井さん、木田さん、ありがとうございました!


続いては、株式会社昇栄 山崎 梨英さんです。

プレゼンのタイトルを見た瞬間、私のボルテージは上がりました。
「ライトコースでどこまでできるか、基本機能の極限活用が生み出したものとは!?」
私が苦手意識を持っているのはライトコースです。苦手というより、手がけたことがない、というのが正解です。

何しろ、今まで自社や多くのお客様の環境でkintoneに触れてきましたが、ライトコースはまだ一度も使ったことがないのです。
先日に開催したkintone Café 神奈川でも懇親会でその話題が出て、次のお題はライトコースハックに決まりました。そのタイミングの良さもあって、山崎さんの登壇でボルテージが上がりました。

スタンダードコースに頼ってしまうのはシステム開発会社の弱み。
工夫次第では関数だけでやり切れる。

と言いつつ昇栄さんも、ついにスタンダードコースに舵を切られるそうです。
うーむ、私としては納得ができる結末。
ですが、ライトコースではやはり限界があるのか、という割り切れなさが残ります。

むしろライトコースを突き詰めて、そこからスタンダードコースに舵を切るのがkintoneを提案する身としては正しい在り方なのか。
そもそも、最初からスタンダードコースがありきで提案する弊社のやり方が正しいのか。
ライトコースを突き詰めたからこそ、スタンダードコースに上げる際に発生する費用を捻出するための不要な業務やサービスが抽出でき、社内の稟議も通りやすいのか。

私の中でもっとも考えさせられたのが山崎さんの登壇でした。
私もそうですから、山崎さんがkintoneを導入するにあたってのいきさつや苦労は皆さんにとって、興味津々のはず。

アンケートでもぜひkintone Café 神奈川で話してください、とむちゃぶりを書いてしまいました。
ぜひまた、お話を伺えればと思います。

山崎さん、ありがとうございました!


続いては有限会社光成工業 畠山 成光さんです。

それまでに五組の登壇を聞いて少々疲れ気味の観客に向かって、ハイテンションで登壇する畠山さん。「Let’s kinjoy!」の決めゼリフとポーズを武器に、会場の反応が薄くとも孤軍奮闘する姿に最初は若干の痛々しさを感じました。
が、それをものともせず、会場の空気を徐々に自分のものにしていく姿はまさにライブ!この会場の雰囲気が変わっていく熱が感じられるのがライブ会場の良さなのですね。これはオンラインでは体験できません。あらためて、来てよかったと思いました。
会場の聴衆を味方につけ、会場の雰囲気をライブで変えた畠山さんの打たれ強いメンタルとkintoneが大好きな熱量。
この熱さがあってこそ、光成工業さんは変わったのだと強く納得できました。そして、これは畠山さんが選ばれるのではないかと、登壇されている途中から感じました。

でも、聴衆の皆さんは決して畠山さんの「Let’s kinjoy!」の決めゼリフや熱量に幻惑されたわけではないのです。
実際、光成工業さんの取り組みは、参考になるべき点がとても多くありました。

まず、一部メンバーだけで動いて失敗した後、社長様から言われた「全員でやれ」の言葉。
早いうちから一部の方だけでやってしまい、実際に使う方に最後に伝えてしまうと、kintone導入は失敗はせずとも必ず苦労します。私も今までに何度か、失敗をやらかしたことがあります。

そして全員でやるようになってからの畠山さんの動きが素晴らしい。あさっての全体朝礼までに宣言するように、との指令を基に、告知動画を四人で作ってしまうのです。
しかもキックオフイベントではそれまで使っていた紙の日報の原本を現場のリーダーが破る姿を示す。その結果、日報のデジタルへの切り替えが一気に進んだそうです。


さらに、現場の年配の社員さんの声を生かした専用アプリ。これ、なかなかできるようでできないです。でも、それをやってしまったところが素晴らしい。
私たち導入側も、ここまで全ての社員さんを巻き込めた導入ができているのだろうか。すべての社員さんの声が聞けているのだろうか。プロジェクトメンバーだけで完結していないだろうか。
とても勉強になりました。

畠山さん、おめでとうございました!

東北・北海道地区代表には畠山さんが選ばれましたが、6組の皆さんの中で優劣があったのではなく、東北・北海道からの代表としてAWARDを勝ち取ってくれるのではないか、そんな期待があったからこその選出理由だったのでしょうね。


さて、投票結果の集計中は、サイボウズ東北支社の大越さんをファシリテーターとし、
社会保険労務士法人めぐみ事務所の原 和也さんと信幸プロテック株式会社村松 直子さんの鼎談です。
題して「スペシャルセッション「もっぺん、聞かせでけねが?おめほのきんとーん!」」

各お題が東北弁で書かれ、それを読み上げる大越さんの東北弁が流ちょうなのがよかった。

このマトリクスに出ているとおり、それぞれの導入経緯の違いが対比できているのがよかったです。

私も、こうと決めつけず、お客様の内部をよく把握し、お客様に適した提案をしていかなければ。学びが大きすぎます。

公平に。そして透明性をもって。
【kintoneは「楽しい」を大切に】 2023/4/13 kintone hive sendai2023 まとめ – Togetter


夜はアフターhive交流会。
今回、前日の米沢での商談に一緒にいった頼りになるパートナーさん二人と。


冒頭にすがわらさんと水沢さんによるhiveの振り返り。
この場で水沢さんからは弊社で副業も込みで働いていることをカミングアウトしていただきました。

今後とも東北を一緒に盛り上げていきましょう!

続いては、6班に分かれての業務改善ワーク。私もかつてこのワークはサイボウズさんのオフィスで取り組ませていただいたことがあります。それ以来、数年ぶりに模造紙と付箋とマーカーを駆使し、私の中で錆びついた学びを新たにしました。
私たちの班にいらっしゃった方がまさにkintone導入前。これからkintoneの社内提案に入られるそうです。同じ班の私たちにとってはkintone hiveで学んだ成果をお見せできる格好の場です。
学んですぐに実践。とても貴重な場となりました。

埼玉、東京、神奈川に帰らねばならない私たちは、二次会以降はご遠慮しました。
仙台駅から乗った新幹線では、今回のhiveでの学び。商談で出た課題やこれからの進め方など、存分に語り合えました。

商談をご一緒した郡山、米沢のみなさま。kintone hive sendaiの会場やアフターhive懇親会で出会った皆様、本当にありがとうございました!

そして充電器を託してしまった松井さん、次回どこかのhiveで必ずや!


kintone Café 神奈川 Vol.14を開催・登壇しました


4/1にkintone Café 神奈川を小田原で開催・登壇してきました。
告知ページ

今回もいつにも増して楽しいkintone Caféになりました。毎回開催するたびに、今回のkintone Caféは良かったと思えます。今回もそう。
参加してくださった皆さん、登壇者やスタッフの皆さんに感謝です。

年四回の開催を目標に、一昨年から心機一転したkintone café 神奈川。
一昨年は四回の開催を達成したものの、昨年の開催は三回に留まりました。案件などが重なり、年末に開催する余力が捻出できなかったのです。痛恨の極みでした。
そのため、今回の開催は、昨年九月に鎌倉で開催したSORACOM UGとの共催以来となりました。その際に次回は小田原でと決めていたので、初志貫徹できてよかったです。

今年に入ってからも開催に向けて弾みをつけようとしていた私。ただ、その思いだけが空回りしていました。
スプリングボードとなったのは、2/17にお招きいただいたスナックジョイゾーでした。
その場で、今回もスタッフとして大活躍して下さった藤村さんや、ジョイゾーにジョインされた根崎さんとお話ししたことで、まっさらな気持ちになり、開催に向けて一気にねじが巻かれました。

会場は、旧三福ビルヂング5階のイベントスペース(旧三福ビルヂングサイト)。小田原にあります。
このコワーキングスペースの存在を私が知ったのは1/15のこと。
弊社のサテライトオフィスを探しに真鶴を訪れた私は、その帰りに小田原で作業しようと場所を探しました。あわよくばkintone Café 神奈川の開催場所が見つかればよいな、と考えながら。

こちらのコワーキングスペースでは快調に仕事ができました。さらに、kintone Café 神奈川で使いたいことも話した上で5階のイベントスペースも見学させてもらいました。使える、と直感しました。
ビルの名前からも察せられるレトロな内装と外観も含め、小田原城に近いロケーションも含め、来場者の皆さんに気に入ってもらえるのでは、と。
実際に藤村さんにも事前に利用してもらい、私以外からのセカンドオピニオンもばっちり。

今回のテーマは「新年度」。当初は「新学期」でした。4/1開催なので。
私が3/11にkintone Café 帯広に参加した際、サイボウズのかんちゃんの登壇内容が新年度の準備をkintoneで準備するというものでした。
そこで、帰りの飛行機が羽田についてすぐ、スタッフの皆さんにテーマを募りました。そこで藤村さんからいただいた提案が「新学期」。まさに我が意を得た、とばかりに即決しました。
そのあと、皆さんの登壇内容から「新年度」の方がふさわしいと判断し、切り替えたのが経緯です。

さて、4/1の当日、開催を寿いでくれるかのように小田原は春麗らかでした。城は満開の桜で飾り付けられ、華やいでいます。まさにkintone Café日和。
今回のkintone Café 神奈川のために高知や名古屋、岐阜からも小田原まで足を運んでくださる方がいました。皆さんに旬の小田原がご披露できたのでは、と思います。

今回のお申し込みは、来場者が23人。オンライン参加は21人でした。スタッフによれば、オンライン参加者は一時30人に迫ったそうです。

会場は多少縦長なので、すでに会場のキャパシティとしては23人は限界です。
会場の設営をして、少しでも見やすくなるように皆さんであれこれと工夫しました。スクリーンに投影したプロジェクタの画像がよく映るよう、ガラスにヨガマットを貼り付けるなど。スタッフの皆さんの機転が光ります。

まずは山田さんからの発声でスタート。今回、山田さんは久しぶりに司会進行と動画編集を担ってくださいました。司会ぶりもだんだんとこなれてきていて頼もしい。
まずは藤村さんから「開会のご挨拶」を行っていただきました。
続いて山田さんによる「kintone Café について」を担ってもらいました。感謝です。
山田さんのブログ
山田さんと藤村さんが交互に導入部を担当してもらう形は、今後もkintone Café 神奈川のデフォルトになりそうな予感。

さて、スタートを飾ってくださるのはアントベアクリエイツの森田さんによる「ノーコードでシステムはつくれても、ノーコミュニケーションで作れるシステムはないよ!」です。森田さんは岐阜から来てもらいました。
今年の一月、私は名古屋のコラボスペースで催されたkintone Café 名古屋に参加しました。私とパートナー技術者とそして名古屋のお客様お二人もお招きして。
その時に運営側で携わっておられた森田さんの印象や今までのkintone エバンジェリスト同士の交流から、森田さんには私と似た匂いを感じ取っていました。

まさにそんな私の期待を裏切らない実のある内容でした。

コミュニケーション能力こそがこれからの技術者のキャリアを左右する。それは断言できます。
もう、コーディングやプログラムなどはノーコードツールや人工知能が代替してくれます。が、お客様の思いや実現したいビジネスフローを理解し、システムに落とし込む作業は、私たち技術者がまだ担えるはず。
その要点を理解しておられる森田さんが、私の意図をくみ取ってくださって話してくださったことに感嘆しました。さすがです。

Quality・・品質
Cost・・コスト
Delivery・・納期
これを重視することがシステム開発の三原則であることはもちろんです。それには技術力ではなく、コミュニケーション力が肝要なのです。

今回、弊社の新メンバーも二人参加してもらったのですが、何度も会場のメンバーを見てちゃんと森田さんの話を聞いているか確認したぐらいです。「ここ、テストにでるからね。ちゃんと聞いてね」というアレです。

森田さんありがとうございました!

続いては、私の番です。「新入社員の手続をkintoneで完結できるか妄想」。
今回、新年度というテーマが決まり、準備も進んでいました。が、私自身の登壇セッションの準備がまったく進んでいませんでした。

正直に言うと、前日の夜とkintone Café 当日の朝、そして会場についてからスライドの残りを仕上げました。
が、着想としては今回のテーマに即していたこと。そして、私自身が新メンバーの受け入れ準備に追われてスライドが準備できなかった、つまり、スライドに書くべき内容で忙殺されていたので、書くべき内容は明快でした。

そんな風に開き直って臨んだのがよかったのか、いつもの私の登壇に比べれば皆さんからの反応も良かったように思います。
私のスライドはこちらからご覧ください。

続いてはジョイゾー根崎さんによる「『新入社員は・・64歳のkintoneおばちゃん』64歳。孫2人。再雇用期間残り数か月。崖っぷちのおばちゃんが、kintoneに出会っての一発逆転劇。」です。

昨年のkintone hiveの関東大会で見事優勝し、幕張メッセで行われた本戦にも登場した根崎さん。そのあと、ジョイゾーさんにジョインされたいきさつは、最近の人材交流が盛んなkintone界を象徴するようです。
私は本選の根崎さんの登壇はブース対応で見られませんでした。が、関東大会の様子はネット上で拝見しており、とても深い感銘を受けました。
その中で話されていた77歳でも登壇したいという目標に私の77歳の母が連想しました。そして母にもっとkintoneを教えねばと思わされました。
根崎さんの登壇内容は、まさに感動を呼ぶ内容。私の登壇で若干緩んだタガを見事に締めなおしてくださりました。
会場の皆さんも聞き入っておられました。お見事!

上にも書いた通り、ジョイゾーにジョインした根崎さんとスナックジョイゾーで会話したことが今回のkintone Café 神奈川のきっかけです。
根崎さんとは事前に登壇内容を二回ほど打ち合わせました。大阪の天保山の真下からオンラインでつないだその直前、WBCのメキシコ戦で劇的な逆転があったこともあり、とても印象に残っています。
こういう人とのつながりこそがこれからの技術者のキャリアは重要なんです。もうディスプレイとにらめっこしていても、仕事は得られません。根崎さんの大逆転は、まさにその生きた事例です。

根崎さんには今後、神奈川のスタッフとしてもご活躍をお願いし、さらなるkintoneライフを送っていただければと考えています。

根崎さんありがとうございました!

さて、続いてはサティライズの石際さんによる「君はお化けkintoneを知っているか 知っておきたいアプリカスタマイズとのつきあいかた」。
石際さんとも1月のkintone Café 名古屋でお会いしました。その際、見事なkintoneハックを披露してくださり、私の度肝を抜いてくれました。
kintoneエバンジェリストの中でも屈指の技術強者だと思い、私淑しております。

今回も名古屋育ちの見事なお化けアプリをご披露くださいました。ひえー!alaSQL使ってらっしゃるのかな。作るのが大変そうです。
弊社の新メンバーにもお見せできたはず。こういうkintone山脈が遠方にはそびえているんやで、と。

石際さんの登壇内容で学ぶべきは、自分たちでそういうお化けを生み出さないために何をすべきか、ということです。
また、前任者(社)からそういうお化けkintoneを引き継いでしまった場合、どういう態度で臨めばよいかが示されていました。
kintoneはビジネス要件が複雑であれば、どうしてもカスタマイズが必要となります。
もちろん、お客様の業務を改善し、カスタマイズを減らしていくことが本来は理想です。
ですが、お客様の規模が大きい場合、業務を改善するための労力がカスタマイズの労力の数倍から十数倍になってしまうことも現実にありえます。
その時にいかにしてお化けを生み出さずに済むかではなく、お化けを可愛いと愛でつつ、うまく飼いならすすべを知っていれば、複雑なカスタマイズでも運用は可能なのです。

石際さんありがとうございました!

さて、続いては高知からの片岡幸人さんによる「新年度は地図を活用!?- kintone で Google Map -」です。
前回の鎌倉にも来てくださった幸人さんは、その時から次回が小田原であれば来ると言ってくださいました。
歴史好きで社会科教員の免許も持っておられる幸人さんであれば、北条五代の栄華から大久保氏の治世を経て今に伝わる小田原を愛でてくださるはず。
実際、前日から小田原にとまり、朝から桜満開の小田原城を散策されたそうです。

その通り、幸人さんの登壇内容は、歴史を愛好する私のハートを打ち抜いてくれました。
小田原攻めのあらゆる陣立ての座標をkintoneに登録し、それをgoogle mapに表示するという優れもの。
これは小田原で開催するkintone Caféならではの喜びですね。

各地でkintone Caféを開催するたびにその地の合戦場の情報をプロットし、日本中の合戦情報をkintoneで作り上げていく夢が広がります。
国土地理院の地図であれば等高線も見えますし、google mapの地形モードでも楽しめそう。

歴史とkintoneという新たな組み合わせの可能性が見えた内容でした。石垣山に行きたくなりました。私もこうした取り組みをしないと!

幸人さんありがとうございました!

さて、続いてはkintone Café 神奈川の重鎮であり、FACEBOOKグループ「kintone活用研究会」を主宰されている加藤さんによる「21世紀が来ました…アプリの新しい作り方」です。
加藤さんの登壇内容も楽しみにしていました。
必ずやChatGPTが登場するはず。一体、今のkintoneはどこまでChatGPTで構築できるのか。合間に試行している私にとっては興味津々の内容でした。

テーブル定義から適宜の修正を加え、データ型の指定まで。
その可能性を次々と見せてくださった加藤さんの登壇内容は、まさに現時点での最良のまとめです。
私にとって大いなる学びとなりました。
アプリビルダー助っ人君は欲しい!

新年度からkintoneに触る方にとっても、加藤さんの登壇内容はこういう構築手法が今後のkintoneでの主流になるよ、という良い学びになったのではないかと思います。
これはkintoneに限りません。テーブル定義はスクラッチ開発であっても必要です。モバイルアプリであっても。
そして、だからこそ、コミュニケーションが重要なんだよ、という冒頭の森田さんのセッションへと帰っていくわけです。PDCAサイクルここに完結。kintone Caféの一つの形として美しい終了でした。

加藤さんありがとうございました!

さて、ここからはLTタイム。

まずは田中さん。

田中さんは実はこの日が入社日。田中さんにはLTでよいから小田原に来て登壇してほしいとお願いしていました。
我ながら無茶ぶりだと思うし、主催者の権限を大幅に乱用していないかという懸念もありました。

ただ、それを承知できて登壇してほしいと思ったのは、田中さんのやる気も買ったうえで。
上にも書いた2/17のスナックジョイゾーに田中さんには来てもらいました。これから関わってもらうkintone界隈とは、ただプログラミングをして設計をすればよいのではないことを知ってほしかったので。こうしたコミュニティへの参加こそがこれからの技術者人生で肝なんだよ、と。
すると田中さんはその期待に応えてくれました。次にどこかでコミュニティがあれば参加して話すといってくれたのです。その場でスナックジョイゾーに参加されていた某社長様にお誘いされ、サイボウズの某執行役員の方と翌日の昼のみにも参加したそうです。期待できます。

それもあっての登壇です。緊張していたと思うし、ぎこちないことも承知です。が、ちゃんとLTをやり切ってくれました。うれしい!

田中さんありがとうございました!

続いてのLTは長井さん。

私の長女であり、田中さんと同じく本日が入社日。経理や総務や人事担当なので、本来ならばkintone Café に参加する義理も必要も薄い立場です。
ですが、入る会社がどんなことをやっているのか知ってもらうためにはぜひ登壇してほしかった。
本人にとっては、親であり経営者である私からの無茶ぶりに内心は「ええー?!」という感じだったでしょう。実際、前の晩まで資料が必要と伝えておらず、なおさら無茶ぶりの極致でした。
でもイラストレイターとして作っていたポートフォリオにはCybozu Days で弊社ブースのパネルを作ってくれた実績も載っていたし、テーマからは外れていないだろうと、そのポートフォリオで話してみ、と指示しました。

当日、うまく機器がつながらない危機にも見舞われました。が、機転を利かして参加者の方々が持ってきてくださったお菓子を食べて待っていてくださいと会場に呼びかけるなど、私の期待を大きく上回る発表だったと思います。

長井さんありがとうございました!

ここで司会進行の山田さんからは「これにてアクアビットの入社式を終わります」というナイスな合いの手が入りました。
私も二人に登壇をおねがいしておきながら、入社式という発想は全くなかったので、山田さんの機転に驚かされるとともに、今回が二人にとって社会人人生の門出やったんや、という重みを改めてかみしめました。責任は重い。

山田さんありがとうございました!

続いてのLTは、かのってぃさん。

kintone界隈に二年前、彗星のように現れ、コミュニティ強者としての名を高めつつあるかのってぃさん。
意外なことにLT登壇は初めてなのだとか。

リアルkintone Caféの参加も初めてという意外な事実。

でもそんなことを微塵も感じさせない緩急織り交ぜ、笑いとシリアスをちりばめた内容のLTはさすがとうならされました。
そうなんです。LTってこういう感じでいいんです。私も改めて学ばせていただいた気分です。

「kintoneも定期的に聞く話す学ぶ!」

これは、かのってぃさんの当日のまとめnote。
https://note.com/kano_tty/n/nbea1506db483

余談ですが、kintone Café 神奈川の翌週。ひょんな偶然で板橋区の成増でかのってぃさんと二人で主食を共にする機会がありました。
その時、kintone Caféのことも話題にでました。これがきっかけで今後もコミュニティ界隈でのかのってぃさんの活躍が見られそうです。とても喜ばしいですね。

かのってぃさんありがとうございました!

続いてのLTはなかじさん。

ご実家での農作業のお手伝いが早めに終わったそうで駆け付けてくださったなかじさん。
本来ならばkintoneエバンジェリストとしてセッションでお話しいただきたい方です。
短い準備時間の中で簡潔にkintone界隈に新たにかかわり始めた方が心得ておくとよいことをまとめてくださりました。

新しい『出会い』は
新しい『気づき』の
ボーナスタイム!

まさにこれです。こういうコミュニティの参加を義務と感じるのではなく、むしろ与えられたチャンス、ボーナスタイムとして取り組む心が重要なのです。

なかじさんはインターネットの接続が不安定で途切れた場合にも当意即妙に場をつなぐ技さえも披露してくださいました。
いろんな意味で学びになります。

なかじさんありがとうございました!

さて、LTの最後のトリを締めてくださるのは西舘さん。
「ノーコードが変えるエンジニアとビジネスの世界」
神奈川を拠点に配信や学生へのコミュニティ作り、イベントファシリテートなど多彩な活動をされている西舘さん。
私と出会ったのは2月の釧路です。CLS道東に登壇されていた西舘さんが神奈川を拠点とされていることを知り、いつかは登壇をお願いしようと思っていました。
まさかこんな早くにご縁が実現できるとは。
釧路のご縁を神奈川で開かせる。まさにコミュニティがつなぎ、広げるご縁の力です。

学生さんに対してのメンタリング的な活動もされている西舘さんにとって、新年度はまさに始まりの季節のはず。
幾多ものイベントに登壇されてきた西舘さんの喋りは、まさに新年度をテーマとしたkintone Café 神奈川 Vol.14のトリにふさわしい内容でした。

システム開発の民主化

AIやノーコードツールが広まった今でも、技術者として生き延びるための道筋を示してくださいました。
西舘さんありがとうございました!

実は今回の会場の参加者は西舘さんのほかにも道東でのご縁から参加してくださった方がいます。
釧路で初めて出会った原田さんや帯広で初めて出会った、はっしーさんなど。

こういう出会いやご縁がつながって、皆さんが楽しむ。そうありたいし、これからもそうなってほしいですね。

懇親会は先日、私が旧三福ビルヂングを訪れた後に一人で飲んだ金時さんの二階のお座敷にて。
みなさんとても楽しんで交流を深めていました。もちろん私も。
うちの新メンバーもかのってぃさんがいろんな方に紹介してくださいまして、こういう雰囲気を楽しんだようです。

二次会は夜の小田原城を散策し、夜桜の美しさに酔いしれました。
お店が閉まる時刻だったので、路上飲みしましたが、それもまた思い出。

これは当日の夜に森田さんが神速でまとめてくださったツイートまとめ
あまりにも楽しかったので帰りの新幹線の中かな?で作ってくださったそうです。

森田さんありがとうございました!

そしてスタッフとして機器設置や撮影などでとてもお世話になった渋屋さんからも、
早速ブログのアップが。

さらに数日後には山田さんから当日のZoomでの配信内容を編集し、早速YouTubeにアップしてくださいました。
山田さんありがとうございました!

皆さんの力添えがあっての今回のkintone Caféの成功です。
会場をお貸しくださった旧三福不動産の皆さんにも大いなる感謝を!

また、皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。

今回ご参加の皆様や、登壇された皆様、誠にありがとうございました!

次は箱根でお会いしましょう!


2023年3月のまとめ(法人)


令和五年三月。

ChatGPTに代表される、人工知能が一気に広まったのが今月です。
弊社も早速有料で契約し、色々と試しています。
その能力は末恐ろしいと言うしかありません。
おそらく今後、ありとあらゆる業界が人工知能を使った業務に置き換わっていくことでしょう。
そのような中、どうすればこれからの世を生き残っていけるのか。

弊社はたまたまIT業界に属しています。社会の要請を受け、上げ潮に乗れているように思われるかもしれません。
が、安心してはいけません。むしろ逆です。IT業界こそ、AIによって真っ先に変えられてしまうのかも知れないのですから。

今月も弊社は案件をいくつもいただけています。ありがたいことです。
が、それがいつまで続くのか。油断は禁物です。

経営者として、今が正念場だと危機感を感じています。
今まで想像もしていなかった売上高を達成した今だからこそ。

今月は来月からの体制拡大の準備や諸作業に追われました。
一昨年・昨年の反省を真摯に踏まえ、少しでも会社としての形を整えられるよう、努力したいと思います。
継続的な案件が増え、経営が安定する方向は固まってきました。安定をさせつつ、特定のお客様に依存せず、多種の案件を少しでも速くこなしていけるような方法を模索したいと思います。

達成度7割。達成感8割。満足感7割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 三月度の売上は目標を上回りました。

今月は弊社にとって年度末の月でもあります。
今期、弊社は今までの売上高を大幅に超えることができました。これも皆様のおかげです。感謝しています。

今月は来期に向けての準備に力を尽くしました。
来期以降、メンバーが増えます。
弊社の仕組みや手続きも大幅に変わります。常に変化する組織に適した運営を追究していかないと。
今月から四月からにも定例会議に入ってもらい、打ち合わせを何度も積み重ねました。チームとしての一体感を醸成する為にも。

弊社メンバーも努力し、成長する姿を見せてくれています。メンバー間の関係性の質も少しずつあがっている実感はあります。
それぞれ自分なりのやり方で成長してくれていることに安堵を覚えます。

勤怠管理、案件管理、進捗管理、就業規則や賃金規則、リモートワーク規則や副業規則も策定しました。

ですが、今月は人工知能の可能性におののいた月でした。今のやり方で、今後の対応は問題ないのか。まだまだ考えるべき事はたくさんあります。

メンバーの開発スキルも確実に上がっています。が、それ以上に案件の量が急激に増えています。
人工知能やkintoneの様々なプラグインサービスを活用しつつ、自社としての存在価値も作っていかなければなりません。

今期は売り上げの面では過去最高に達しました。先々月の売上は新たな地平に達することもできました。が、その状況に甘えてはなりません。
弊社メンバーを必ずや独り立ちできるまでのレベルに引き上げたいと思います。
以前から進めている、代表から実装作業を引き剥がす作業。これもかなり進みました。まだ若干、作業が必要な案件が残っており、そこは早くメンバーに振って代表が実装に当たることがないようにします。代表の体力やリソースも考慮した上で。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・代表が千歳に行き、弊社リモートメンバーのフォローを行いました(3/10)。
・代表がkintone Café 帯広 vol.2に参加しました(3/11)。
・大紀町の、万世温泉さんに伺い案件のヒアリングなどを行いました(3/12)(3/13)。
・帯広で十勝ビジネスチャレンジ助成金の説明会に参加しました(3/14)。
・上記はすべて北海道で行いました。メンバーフォローとイベント登壇との人脈つなぎを1つの旅で完結することができました。(3/10-14)
・代表が二月に受けたkintone カイゼンマネジメントエキスパートに落ちました(3/17)。
・月曜日の定例会議を町田の某所でリアル(6名)とオンライン(3名)の並行で行いました(3/6)(3/27)。
・代表が帯広と大阪からリモートで入り、弊社の定例会がオンラインで開かれました(3/13)(3/20)。
・お客様のIT導入補助金の実績報告(2022の二次募集)が無事に確定内容承認済をいただきました(3/28)。
・お客様のIT導入補助金の実績報告(2022の五次募集)が無事に実績報告を完了しました(3/30)。
・代表のノートパソコンが新調されました(3/28)。
・某イベントの登壇依頼をいただきました(3/28)。
・某コミュニティーの運営担当としてお誘いいただきました(3/28)。
・就業規則・賃金規定を改定し、リモートワーク規定・副業規定を新規に作成しました(3/31)。


実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。


そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、Cybozu Days 2022のブースを出したことで得たご縁であり、Cybozu Circus 2022 Osakaやその他のイベントに参加したことで得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いが依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげる。

昨夏、経理や財務諸表の見直しを行いました。そして五年間の売上や利益、人員にかかる長期計画を考えました。
その中で経費としての外注費をどう考えるかも検討しました。売上に対して、どこまでの外注比率に抑えるべきか。かつて外注費を払いすぎて失敗した同じ轍は踏まぬよう。
外注先に依存することはしません。が、弊社内だけでは案件がこなしきれない場合にはお願いしなければなりません。
このバランスはとても難しく、試行錯誤の毎日です。これからもバランスをとりながら経営を行います。


§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
今月も今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。
今月もまた新たな案件のキックオフを行いました。作業を開始した案件もあれば、来月から開始する案件もあります。

今、弊社が取り扱っているシステムはkintoneを筆頭に無数のSaaS/PaaSです。それらをつなぎ、お客様に価値を提供しています。
今、動いている実装案件が40件強。
経営リスクを抑えるため、かなりの数の案件を分散させています。それらをどのようにこなしていくか。それが今の課題です。

正直、弊社の体制を考えると案件が多すぎることは認めなければなりません。なんとかギリギリでバランスを保ちながら作業を行っているのが実情です。
今月からは4月から入るメンバーに対しても研修の名目で幾つかのタスクをおねがいしました。そうすることで開発リソースを増やしています。
その甲斐があり、代表の手からコーディングなどの作業をだいぶ切り離すことができました。メンバーにやり方を教えながら、開発を回せるように。

開発体制もだいぶ整ってきましたが、引き続き開発速度を上げられるよう、社内の体制は引き続き構築を続けます。
再構築した後、一旦来期の一年間は、新たな技術に手を出すことは控え、人工知能のサービスを活用しつつ、弊社が扱っている範囲の実装の精度や速度を高めようと思います。
まずは足元を固めなければ。

来月も、引き続き弊社メンバーの教育とスキルアップに注力していきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

また、東京都中小企業振興公社の人財アドバイザーの方に昨年末よりアドバイスを受けています。
この方から五年後の弊社の目指すべき姿を作るように言われ、SWOT分析をはじめ、売上や経費の計画をきちんと作成しました。税理士の先生にも手伝っていただきながら。

経費もほぼ毎月計算しています。経理作業はすでに代表の長女に引継ぎを行いました。


§ 社内体制 一昨年の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで年始にあたり、三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、考え方の軸はぶれていません。

2021年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
そのアドバイザーの方から作成するようにと指示された、5年後の弊社を見据えたビジョンや課題の解決策は、上記の各理念をより細かく詰めたものです。文章や財務上の数値、目標の形で具体的に表しています。

その課題に基づき、人事方針、評価制度や給与テーブルなどをこの正月に集中的に組み立てました。
1月末から3月にかけ、四回ほど社労士の先生の下を代表と代表の長女と二人で訪問し、今月になって就業規則・賃金規定を改定し、リモートワーク規定・副業規定が定まりました。

今年の春からは、メンバー各自にさまざまな業務の役割を持ってもらいます。


毎週の内部定例会議は、毎週行っています。3/6と3/27はリアルとオンラインの並行で行いました。オフライン6名、オンライン3名で。
その合間には代表が帯広と大阪からリモートで接続し、開催しています。

各メンバーにはそれぞれの役割を理解してもらう。そして、案件については教え合い、助け合いながら実装を進められるような体制を目指す。そして、Cybozu Daysのようなイベントでは役割を超えて協力するようなチームを目指します。

開発の効率化、リモートワークの効率化など、やるべきことは山のようにあります。が、なんとか乗り切りたいと思います。

§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約14回です。オンライン商談はざっと数えたところ約69回ほどです。
今月、頂戴した名刺は16です。


先月はCLS道東で釧路に訪れました。今月は帯広へ。kintone Café 帯広に参加しました。
kintone Caféでは懇親会も含め、十勝の広大な大地で多くの方と触れ合えた経験は、とてもよい価値を弊社に与えてくれました。
最終日には、一泊延ばして帯広に滞在しました。そこではとかちビジネスチャレンジ補助金の説明会に参加し、LANDさんにてとかち財団の方と語らい。
その日はkintone Café 帯広を開催した相互電業様にも再訪し、社長様ともお話しする機会を頂きました。


帯広の地で活動される農家の方や、十勝の可能性を感じた方々からの言葉は、弊社にも一つの可能性を授けてくれたように思います。
合間には大樹町の晩成温泉さんでの打合せや歓待もいただきました。弊社にとってどのような可能性があるのか。また十勝には伺いたいと考えています。

今月もさまざまなご縁とそこからの新たなつながりができました。
昨年に続き、そうした御縁から、弊社も私も成長させてもらっています。
皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。kintone Café 帯広(3/11)。とかちビジネスチャレンジ補助金説明会(3/14)。


今月もこうした対外活動を通し、人脈を増やすこととあわせ、弊社の認知度を広げられたように思います。
それによってさらに忙しくなったことも事実ですが、こうした活動を通して営業に繋がっていくため、今後も続けていこうと思います。

来月以降もいろいろな予定が控えています。
某イベントへの運営側への参画依頼も頂きましたし、別のイベントの登壇依頼も頂きました。
4月1日にはkintone Café 神奈川の開催も控え、さまざまな準備に余念がない月でした。

私も今月からマスクを外しています。コロナの脅威は去り、リアルのイベントも増えつつあります。
また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは1本(
今飲むべき最高のクラフトビール100


今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは0本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは2本(
kintone Café 帯広に登壇しました
【IT導入補助金】IT導入支援事業者に採択されました!
) 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

2月27日 2月27日 高賃金高収入には努力しか
2月28日 2月28日 売上はなるべく分散させる
3月1日 3月1日 月の初めから危機感を感じて
3月2日 3月2日 ジェネラリスト/エキスパート
3月3日 3月3日 身内を呼び捨てる習慣って?
3月6日 3月6日 マルチリンガルは求められる
3月7日 3月7日 対面とリモートワークの判断
3月8日 3月8日 AIと本気で付き合わなければ
3月9日 3月9日 アフターコロナのための総括
3月10日 3月10日 鉄道需要を復活させる為に
3月13日 3月13日 ワーケーションの効用とは
3月14日 3月14日 地方案件を弊社は積極的に
3月15日 3月15日 移住だってできる時代が今
3月16日 3月16日 人の営み vs 人工知能の技
3月17日 3月17日 顧客目線の精進が足りない
3月20日 3月20日 技術者がAIと共存する未来
3月22日 3月22日 多様性こそ成長をもたらす
3月23日 3月23日 注目を浴びる経験を何度も
3月24日 3月24日 違う文化や価値観に謙虚を
3月27日 3月27日 AIに頼らずその先を考える
3月28日 3月28日 継続することが認知と力に
3月29日 3月29日 少子化対策は生産性向上

§ 年表

・三月お仕事

二俣川で作業と打ち合わせ×3、マクドナルド相模大野駅店で作業と打ち合わせ、EXCELSIOR CAFFé Barista相模大野駅店で作業と打ち合わせ、築地で打ち合わせ×2、青山で打ち合わせ×2、MILES Honda Cafeで作業、EKITERIA PRONTOで作業と打ち合わせ×2、成田空港第3ターミナル フードコートで作業、ガスト 千歳店で打ち合わせ、十勝帯広 炉端の一心で懇親会、HOTEL & CAFE NUPKAで作業と打ち合わせ、相互電業様でkintone Café 帯広、まさゆめ 駅前店で懇親会、晩成温泉で作業・ヒアリング・打ち合わせ、LANDで打ち合わせ・とかちビジネスチャレンジ補助金説明会、Tully’s Coffee、日高屋でメンバーねぎらい、ファーストキッチン・ウェンディーズで作業、東京法務局 町田出張所、労働基準監督署、ハローワーク町田、法政大学アメリカンフットボール部様で打ち合わせ、御茶ノ水で作業、AWS Loft Tokyoで作業、アクアビット サテライトオフィス

§ ツイートまとめ
・三月ツイート

https://togetter.com/li/2114007


kintone Café 帯広に登壇しました


3/11にkintone Café 帯広に登壇してきました。
告知サイト

昨年九月のCLS道東の参加をきっかけに開催へ向けて動き出した成果の日。私は当初、kintone Café 帯広のためだけに北海道に行く予定でした。

が、今回は登壇だけでなく、他にも仕事の成果を加えたいと考え、いろいろな工夫と調整を凝らしました。

結果、今回の旅では登壇だけでなく、多様な成果を得ることができました。その意味でもエポックとなる登壇だったと思います。

私が地方でイベントに登壇するのは、昨年の6月のkintone Café 高知 & SORACOM UG SHIKOKU以来。
登壇をきっかけに夜の懇親会を通して地域の方々とご縁を結び、私の登壇実績や認知度を増やす。それだけでももちろん成果としては十分です。

が、私はさらに上を目指したいと思いました。訪問地で先に案件の引き合いを得ておき、案件のヒアリングや商談ができるのが望ましい。さらに具体的な案件の話のご縁が頂ければなおありがたい。今回の旅では、それらの点でも成果が挙げられました。それどころか、帯広に行く前に、新千歳空港に立ち寄り、札幌にいる弊社メンバーと千歳市内で対面フォローまで果たせました。

本稿では、イベントそのものについてお伝えしたいと思います。

ツイートまとめ

当初、kintone Café 帯広はSORACOM UGの皆さんと共催の方向でした。が、紆余曲折をへて、帯広に在住のkintone エバンジェリスト今野さんに企画を委ねました。

ところご開催の数日前に、今野さんがインフルエンザにかかってしまうと言うアクシデントが起こりました。そこで急遽、MOVEDの松永さんに司会と進行を担っていただきました。
そうしたこともありつつ、kintone Café 帯広はつつがなく終わり、帯広や十勝の中でも新たなご縁が結べました。

まずはご参加の皆様や登壇者の皆様に御礼を申し上げたいと思います。


まずは松永さんによる「kintone Caféとは!」でスタート。


続いて、サイボウズのかんちゃんによる「サイボウズ社内のkintoneの日常〜もうすぐ春編🌸〜」
この時期、kintoneで社内のシステムを運営していらっしゃる方は、組織変更や人事異動や新学期の準備に忙しいはず。
サイボウズさんもそれは同じ。と言うことで、かんちゃんのお話しされた内容は、とても参考になりました。

実は今度の4/1にkintone Café 神奈川を開催するのですが、そのテーマが決まったのが帯広滞在中。
神奈川のスタッフである藤村さんからの提案が、この時のかんちゃんの登壇内容に結びつき、即決で「新学期」に決まりました。4月1日も楽しみにしておいてください。

続いては、私の登壇「kintoneエコシステムで人生を好転させた人、を連れてきた」です。
スライド

このネタは、今野さんと事前に打ち合わせをする中で、話してほしいとご依頼いただいたものです。

私がなぜ十年以上、kintoneに肩入れしているのか。それを全てこの内容に盛り込んだつもりです。

今回のkintone Café 帯広には、kintone Café 自体に初参加の方が10名弱いらっしゃいました。そもそもkintone自体もあまり知らない方もいらっしゃいました。
そうした方々にとって、私の話した内容が少しでも刺さってもらえたのなら本望です。

続いては、SEED PLUSの前嶋さんと大崎農園の大崎さんによる「雪の多い帯広と雪のない埼玉でIoTデバイスを開発してみた」です。

前島さんも昨年の9月以降、私によってkintoneの世界に巻き込まれた人です。帯広が属する十勝は、道東の中でも特に農業が盛んなわが国有数の農業大国です。

これからの農業にIoTの出番は頻繁に求められるはず。そこから得たデータは、kintoneで簡単に見える化することで、より一層の価値が高まります。
そうしたシステム構築を実践してらっしゃる前嶋さんの登壇内容は実践的でした。
私も今後もさまざまな農業案件の実践に励みたいと思いました。


続いての大崎さんは、農家の立場から独力でプログラムを学び、本まで出したすごい方。
私も負けてられないと刺激を受けました。いつかは農園にも伺える日が来ることを願っています。


続いてはMOVEDの松永さんによる「インボイス制度開始まであと半年だよ」です。

弊社はすでに適格請求書発行事業者の登録番号も取得しています。お客様にも順次番号の通知を行いはじめています。

ただ、弊社はそれに加えて、お客様のシステム実装の中でインボイス制度の対応も進める立場です。
その意味でも、松永さんの登壇内容は、とてもタイムリーでした。私も弊社も準備をさらに進めないと。


>続いては、山忠ホールディングスの生田目さんによる「kintone x 基幹システム 業務改善大妄想」です。
生田目さんは昨年11月のCybozu Days 2022でも弊社ブースに来てくださいました。その時、弊社のブーステーマが農業とIoTとkintoneに設定したこともあって。
そこで伺いきれなかった生田目さんの取り組みやこれからの課題など、とても興味深くお伺いしました。

生田目さんの話した内容は、決して妄想ではありません。今のわが国の農業関係者が真摯に考えていかなければならない課題です。

弊社もぜひこうした取り組みの力になりたいと思いました。


トリを務めてくださるのは、斎藤栄システムデザイン工房の匠こと斎藤さん。「kintoneでも“データ設計”マジ大事!~後で困らないようにするために~」このタイトルで話していただいた内容は、kintoneに関わるシステム管理者はもちろんですが、ユーザー様にとっても大切なことでした。

ここがうまく考慮できていないために、kintoneによるシステム構築に挫折し、kintoneが使えないとか、kintoneから別のシステムに乗り換えるとかのお客様の事例を時折耳にします。
とても残念なことです。

kintoneにこれから挑戦しようとする方には、ぜひ聴いてもらいたいセッションでした。

夜の懇親会でも、帯広や十勝の方同士で意気投合する姿や、新たなご縁ができるの目の当たりにし、やって良かったなと思った次第です。




後日談ですが、私の帯広滞在の最終日、kintone Café 帯広にご参加が叶わなかった今野さんとお会いすることができました。
今回会場としてお借りした相互電業の社長さまともお話が出来、また次のkintone Café 帯広の開催に向けての話も進められました。
今野さん、今回はいろいろとありがとうございました!

次回、帯広で開催する際は、私も参加できるように時間をやりくりしたいです。
また、皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。

今回ご参加の皆様や、登壇された皆様、誠にありがとうございました


2023年2月のまとめ(法人)


令和五年二月。

世の中のきしむ音が聞こえるようです。AIがますます世の中を変えていっています。これからはAIによって焼け野原にされる業種や業態が増えるのではないか。そんな不安とやっかみの不協和音が聞こえるようです。
どうすればこれからの世を生き残っていけるのか。

それは弊社も同じ。
今月も弊社は案件をいくつもいただけました。ありがたいことです。
が、それがいつまで続くのか。

不安です。代表の私は、今のままではいけないと危機感を感じています。
が、まずは精一杯やってみようと思います。
お仕事のご依頼が途切れない今のうちに。

今の弊社には、まだまだ課題が山積みです。そうした課題を解消せずに拡大に走るのはよくありません。
それらの解消も進めつつ、一昨年・昨年の反省を真摯に踏まえ、山積みの課題を一つずつ解決します。
継続的な案件は増え、経営が安定する方向は見えてきました。安定もさせつつ、案件を少しでも多く解消するような方法をとらなければ。

達成度5割。達成感5割。満足感7割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括 二月度の売上は目標を少し下回りました。

先月の売上が大幅に目標を越えたため、それは想定していました。
むしろ、今月も新たな案件のお引き合いをいくつかいただいていることに感謝です。

そして、今月は来期に向けての準備に力を尽くしました。
来期以降、メンバーが増えます。という事は、弊社の仕組みや手続きにも変化が生じます。常に変化する組織に適した運営を追究していかないと。

弊社メンバーも努力し、成長する姿を見せてくれています。メンバー間の関係性の質も少しずつあがっている実感はあります。
が、今月から打ち合わせに三名が新たに参加しました。
それによってまた関係性に変化が生じました。。
その一方で、弊社の生産性はまだ私の望む域に達していません。それを改善しなければ。

売上も上がり、かつ、利益を確保できるような体制を作らねば。
残業に頼らず、勤務時間内に実現する必要があります。そのためには、スキルアップだけではなく、細かい部分の作業から改善していかなければ。
仕組みづくりも含め、まだまだ改善すべき課題がまだ残っています。
私も率先して範を示さねば。

メンバーの開発スキルも確実に上がっています。が、それ以上に案件の量が急激に増えています。
今期は売り上げの面では過去最高に達しました。先月の売上は新たな地平に達することもできました。が、その状況に甘えてはなりません。
弊社メンバーを必ずや独り立ちできるまでのレベルに引き上げたいと思います。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・代表がCLS道東に参加しました(2/4)。
・サイボウズ社東北支社に初訪問しました(2/9)。
・弊社の常勤メンバーがkintoneアソシエイト試験に合格し、アソシエイト合格者四名体制になりました(2/14)。
・代表がkintone カイゼンマネジメントエキスパートを受験しました(2/15)。
・スナックジョイゾーに代表の妻と四月から弊社に参加する代表の長女とで参加しました(2/17)。
・月曜日の定例会議を登戸の某所でリアル(6名)とオンライン(3名)の並行で行いました(2/20)。
・弊社のTwitterアカウントの運営担当を移管し、代表の手から離しました(2/20)。
・前週に続いて月曜日の定例会議を相模大野の某所でリアル(5名)とオンライン(4名)の並行で行いました(2/27)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、Cybozu Days 2022のブースを出したことで得たご縁であり、Cybozu Circus 2022 Osakaやその他のイベントに参加したことで得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まったのが今月でした。
お互いが依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげる。

昨夏、経理や財務諸表の見直しを行いました。そして五年間の売上や利益、人員にかかる長期計画を考えました。
その中で経費としての外注費をどう考えるかも検討しました。売上に対して、どこまでの外注比率に抑えるべきか。かつて外注費を払いすぎて失敗した同じ轍は踏まぬよう。
外注先に依存することはしません。が、弊社内だけでは案件がこなしきれない場合にはお願いしなければなりません。
このバランスはとても難しいのですが、これからもバランスをとりながら経営します。


§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
今月も今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。それに並行して、今もなお、週一、二件の頻度で新たな案件のお話をいただけています。本当に感謝します。
今月もまた新たな案件のキックオフを行いました。作業を開始した案件もあれば、来月から開始する案件もあります。

今、弊社が取り扱っているシステムはkintoneをベースにGmail、Google Calendar、Zoom、HubSpot、ChatWork、Slack、freee、freeeサイン、マネーフォワード、スマレジ、LINE、Benchmark、box、Stripe、サブスクペイ、AWS、各種CMS、その他です。
今、動いている実装案件が35件強。それらをどのようにこなしていくか。それが今の課題です。

ただ正直、今の弊社には案件が多すぎるため、オーバーフローを起こしています。
そこで人数を増やし、開発リソースを増やします。
というのも、4月から代表がコーディングから離れる予定で準備を進めているからです。
代表がコーディングせずに、他のメンバーで回す。咋秋から徐々に。今年に入ってからもさらに加速を。代表抜きで実装を進め、営業や管理や経営に代表は回る。

そのように今年の春に社内の体制を再構築します。
再構築した後、一旦来期の一年間は、ブロックチェーンや機械学習といった今が旬の技術に手を出すことは控えます。弊社が扱っている技術の研鑽に努めようと思います。

今月の頭にお客様のシステム移行がありましたが、数日間、データ移行やバグなどが出てしまいました。それについてお詫びしたところ、信じているから、というお言葉をいただきました。感動しました。
早くメンバーだけで構築できるレベルに持ち上げて行かなければ。強く決意しました。

経営者がどの案件にも手を突っ込み、ワーカーとして奔走しているようでは社の発展は望めません。
弊社もそう。
次々と生まれる技術から目を背けることは将来の禍根を残します。が、今の弊社はあれこれと技術に手を出すにはスキルを含めて不足している点が多すぎます。
まずは足元を固めなければ。

来月も、引き続き弊社メンバーの教育とスキルアップに注力していきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

また、東京都中小企業振興公社の人財アドバイザーの方に昨年末よりアドバイスを受けています。
この方から五年後の弊社の目指すべき姿を作るように言われ、SWOT分析をはじめ、売上や経費の計画をきちんと作成しました。税理士の先生にも手伝っていただきながら。

経費もほぼ毎月計算しています。経理作業はすでに一部を長女に任せています。
それらも4月以降はすべて引き継ぎます。


§ 社内体制 一昨年の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで年始にあたり、三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

メンバーの募集を出した時と考え方の軸はぶれていません。

一昨年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
そのアドバイザーの方から作成するようにと指示された、5年後の弊社を見据えたビジョンや課題の解決策は、上記の各理念をより細かく詰めたものです。文章や財務上の数値、目標の形で具体的に表しています。

その課題に基づき、人事方針、評価制度や給与テーブルなどをこの正月に集中的に組み立てました。
1月末には社労士の先生にもご意見をいただき、さらなる形にブラッシュアップしていきます。

代表は実装作業に縛られるのではなく、こうした作業に注力しなければ。代表にしかできない作業に。

今年の春からは、メンバー各自にさまざまな業務の役割を持ってもらいます。
毎週の内部定例会議は、約十カ月ぶりに今月からリアルで開催しました。4名の新メンバーを加え、オフライン6名、オンライン3名で。その翌週にもオフライン5名、オンライン4名で。
春の開設を検討していた事務所開設はコ、ストと費用対効果を鑑みた結果、断念しました。その代わり、リアルミーティングは行わなければ弊社の成長はない。そう考えての開催です。

各メンバーにはそれぞれの役割を理解してもらう。そして、案件については教え合い、助け合いながら実装を進められるような体制を目指す。そして、Cybozu Daysのようなイベントでは役割を超えて協力するようなチームを目指します。

打ち合わせ、リモートワークの効率化など、やるべきことは多い今ですが、なんとか乗り切りたいと思います。

§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約10回です。オンライン商談はざっと数えたところ約49回ほどです。
今月、頂戴した名刺は20枚です。

遠い北海道は釧路へ。CLS道東への参加です。正直、時期的にかなり苦しい状態での旅でした。が、行った甲斐はあり、多くの方との知己を得ました。
他にもスナックジョイゾーへの参加(2/17)も貴重なご縁でした。代表が実装から離れるためには、よりこうしたトップセールス的な動きが必要です。

今月もさまざまなご縁とそこからの新たなつながりができました。
昨年に続き、そうした御縁から、弊社も私も成長させてもらっています。
皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。CLS道東(2/4)。スナックジョイゾー vol.12(2/17)。

今月もこうした対外活動を通し、人脈を増やすこととあわせ、弊社の認知度を広げられたように思います。
それによってさらに忙しくなったことも事実ですが、こうした活動を通して営業に繋がっていくため、今後も続けていこうと思います。

ただ、案件をこなす時間と交流の時間をどうやって確保していくか。これから考えていかなければなりません。

来月以降もいろいろな予定が控えています。

コロナが小康状態になり、リアルのイベントも増えつつあります。また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは1本(
森の宿

今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは1本(
ヒトラーのための虐殺会議

)。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは1本(
CLS道東 2023 (極寒編)に参加しました

) 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

1月30日 1月30日 経営者がやるべき仕事とは
1月31日 1月31日 車輪の再発明だけは避ける
2月1日 2月1日 組織とマニュアルと個人と
2月2日 2月2日 やるべき事やるべきでない事
2月3日 2月3日 検索エンジンとAIが拮抗する
2月6日 2月6日 世代間分断をどう解決するか
2月7日 2月7日 CLS道東の現地の熱を味わう
2月8日 2月8日 暮らしの中から改善点を探す
2月9日 2月9日 地方がより進み始めている
2月10日 2月10日 肌感覚を信じ、仕事に邁進
2月13日 2月13日 経営者としての陥穽と責任
2月14日 2月14日 情報共有は信頼と信用から
2月15日 2月15日 苦難に遭った方にできる事
2月16日 2月16日 情報の取捨選択リテラシー
2月17日 2月17日 ヘルス・ケアもしなければ。
2月20日 2月20日 技術は交流して育っていく
2月21日 2月21日 若者も年配者も共に学ぼう
2月22日 2月22日 失敗を恐れず工夫を続ける
2月24日 2月24日 AIと無縁でいる事は可能?

§ 年表

・二月お仕事

946banya×2、大喜湯 春採店×3、大喜湯 昭和店、炉ばた 八、from thirty、泉屋 本店、スグレイス、くしろフィス、神保町で作業、後楽園で作業、米沢で打ち合わせ、炭火焼 てんま、Starbucks仙台駅前店で作業、サイボウズ東北支社で打ち合わせ、二俣川で打ち合わせ・作業×3、Starbucks KITTE東京店で作業、神田で作業、新富町で打ち合わせ、スナックジョイゾー、ふれあい貸し会議室 登戸トーシン、鶴川駅前図書館で打ち合わせ、駅ちか会議室 リンクスペース相模大野、ガスト相模大野店、カフェ マウカメドウズで打ち合わせ、アクアビット サテライトオフィス×6

§ ツイートまとめ
・二月ツイート

https://togetter.com/li/2090690