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2021年10月のまとめ(個人)


公私の「私」

●家族とのふれあい

§  総括 コロナウィルスの影響が残っています。少しずつ落ち着いてきたと思ったところで、月初から秋の花粉で咳が止まらなくなりました。さらに二回目のワクチンを10/5にうち、その副作用で少し調子を落としました。
私が本調子になったのは10/10頃から。9/1の感染から約40日をコロナによって費やしてしまいました。
もちろんそれによって私の内面に得たものも多かったのですが。

先月末に緊急事態宣言等が全国で解除されました。急激に患者数が減り、各地の医療機関でもコロナ態勢が解除されつつあると聞きます。その一方で医療関係者もワクチン以外に患者数急減の理由がわかっていないらしく、完全に科学の力で抑え込めたとは言えなさそうです。コロナが毎年のインフルエンザのような存在になるまでにはまだ時間がかかりそうです。そもそも諸外国に比べてわが国がなぜこれほど軽微な影響で済んだのも解明できていないようですし。

私はコロナに振り回されるのが嫌で、完全に病み上がっていないうちから外に出ていました。もちろん今月も今までもちょくちょく外出していました。
私のようにはぐれ者のような態度でコロナに向き合う方もいるでしょう。逼塞して室内にこもってしまう方もいるでしょう。コロナの中でも自らの人生を全うしようとあがく方も。今の世の中は、それぞれの個人に人生観を持つよう迫っています。属する組織の価値観に染まるのではなく。

昨年の九月に読んだ「死」についての分厚い本の内容を脳内で反芻しつつ、生きる意味を問い続ける毎日です。
人生は有限であり、残された時間もあとわずかであること。先月と先々月の経験も反芻しつつ生きる毎日です。

死ねば全ては無に消えます。
私の経験をいくらブログにアップしても、膨大なデジタルの海の中に溶けて消えていくこともわかっています。
それでも、自分に与えられた生を全力で全うするために、仕事もプライベートも全力で過ごそうと日々励んでいます。

今は仕事に集中し、好きなことは引退後に。そんな悠長な考えが通用しないことをコロナウィルスは教えてくれました。人生はあっという間に終わってしまう。老いたときに平穏で好きなことができる世の中があるかどうかは誰にも保証されません、
だからこそ、今のうちから毎日を公私とも全力で生きる、という決意で日々を過ごしています。
コロナだからと閉じこもっている場合ではないのです。

今月は家族とは一回お出かけしました。妻とは六回、妻と長女とは五回、妻と次女とはゼロ回、長女とはゼロ回、次女とは一回。

娘たちはいつか巣立ちます。私は仕事以外にやりたいことが盛りだくさんの人間です。だから、子離れや引退をきっかけに老け込むことはないでしょう。ですが、限られた人生でも家族との時間を大切にしたいと思っています。

§  月表

・十月お出かけ

豪徳寺Atelier de Terrine慈華豊川稲荷 東京別院大岡越前守御廟融通稲荷豊川稲荷東京別院 奥の院ユニクロ、ふくいんクリニック、Pain Pati 町田本店、 今井谷戸 山王様、北鎌倉駅、六国見山、稚児の墓、六国見山 展望台、六国見山森林公園、巨福呂坂洞門の碑、建長寺、只管打坐 道元禅師鎌倉行化顕彰碑、二十五坊旧蹟、丸山稲荷社、鶴岡八幡宮、鶴岡八幡宮 本殿、三河屋本店、ココリア多摩センターイオンシネマ多摩センターサンマルクカフェ、丸善、無印良品BOOKOFF SUPER BAZAAR 多摩永山店小川流 多摩貝取店箱根ガラスの森美術館EXPASA足柄 上り、グリーンドア、鶴川駅前図書館、アールキッチン ビストロアンドダイナー、ココノハ、ファミリーマート 鶴川駅西店味の民芸 本町田店南町田グランベリーパークARMANIロンシャン 南町田グランベリーパーク店Kahiko グランベリーパーク店109シネマズグランベリーパーク、正味亭 尾和、新橋、香川・愛媛せとうち旬彩館、畑倉大師、岩殿山、岩殿城跡(岩殿山城跡)、天神山、稚児落とし、かどや食堂、菊花山、カラオケ館 町田店、多摩川右岸 海から19.0km、玉川高島屋 本館、二子玉川 蔦屋家電、ふたこビール醸造所、赤羽文化センター、赤羽八幡神社、新荒川大橋、川口駅東口公共広場 (キュポ・ラ広場)、キュポ・ラ、一期一面、ナミキ駐輪場、シネマート新宿、まちの駅 ぽっぽ町田、鶴川駅前図書館、肉のハナマサ 鶴川店サンドラッグ 町田野津田店、鶴川台尾根緑地、アパホテル&リゾート東京ベイ幕張、県庁前駅、亥鼻公園、千葉城跡、千葉市立郷土博物館、猪鼻城址、アパホテル&リゾート東京ベイ幕張

・十月ツイート
https://togetter.com/li/1795796

§  家族のお出かけ 家族で出かけたのは、上の年表で黄地に太字にしているイベントです。家族で出かけたのは、今月は一回です。


次女が18歳の誕生日を迎える前日に、家族で慈華さんに向かいました(10/3)。そこは娘がインターンシップで働いていた場所。ミシュラン一つ星のお店です。
料理は中華料理の概念を揺るがすとてもおいしいものでした。幸福の笑いがこみあげてくる料理。お酒もおいしく、家族全員がとても満足しました。

食べ終わった後、次女が動きました。オーナーの田村シェフが席に来られた際、次女は雇ってほしい。面接をしてほしいとその場で言ったのです。私たち家族が見ている前で。
その娘の思いに対し、田村シェフのお考えも伺うことができました。
インターンに行った際は、怒声が飛び交う厳しい厨房に胃が痛くなったことを次女から聞いていました。その厳しさに耐えられるかが、そうした厳しい現場こそ、若いうちに経験しておかねばならないことは分かっています。

田村シェフと娘でバックルームに入った後も、インターンでお世話になった皆さんにお礼を言って回った次女。
3週間の後(10/27)に、面接で赴き、その場で田村シェフより内定をいただけたようです。


田村シェフには後日お礼のメールをお送りしましたが、娘を託すに相応しい方だと思っています。次女もいろいろと厳しいことを言われるでしょう。へこんで涙を流すこともあるでしょう。ですが、一人で立ち上げたお店でミシュランの星をとり、それを維持するにはそれほどまでの努力と厳しさが必要だと思っています。次女もそうした姿勢を学んで欲しいと思います。
私も仕事をし、部下を持つ身として、田村シェフの姿勢はとても勉強になりました。今後の慈華の発展と、次女の飛躍に期待したいと思います。


お店を出た後は赤坂まで歩いて豊川稲荷の赤坂別院に参拝しました。8月に妻と本院に訪れ、その後私も一人で参拝しましたが、ようやく妻や娘たちとも来られました。

月末には衆院選を家族で初めて投票。ついに次女にも投票権が。
先月はコロナ、今月は次女の内定。今月もわが家族にとって忘れられない月になりそうです。
おそらく就職によって次女は一人暮らしを始めるでしょう。次女が生まれてから18年。ついに一緒だった家族にも別れの時がやってきます。
仕事だけの毎日ではなく、自分自身や家族との時間をどう過ごすのかをますます考えたいと思います。
家という基盤がある幸せを噛みしめつつ、限られた一生をどういきるのか。次女にはバイトの迎えの際に何度も話しましたが、これからもそれを伝えていきたいと考えています。

§  妻とのお出かけ 妻と出かけたのは、上の年表で桃地に太字にしているイベントです。今月は妻と二人で六回出かけました。


わが家の招福を願い、豪徳寺に行ってきました(10/2)。秋の高い空を見上げ、境内の落ち着いたたたずまいを散策。境内を散策していてせき込んだことから、月初から急にせき込んだ理由が花粉にあると悟りました。これもお寺の功徳なのでしょう。コロナの後遺症が出てきたかとおびえましたが、何事もなく良かったです。
帰りは二人で豪徳寺駅前の「Atelier de Terrine」というお店で美味しいテリーヌをいただきました。こういうのんびりした一時もまた良いかな。




続いて妻のたっての願いで「箱根ガラスの森美術館」へ(10/11)。今までも何度も来ているこちらは、妻がとても大好きな場所。夫婦で来るのも五、六回目ぐらいかもしれません。
ここではのんびりとした時間を過ごしました。夕景に浮かぶ富士山も美しかった。よい入籍記念日が過ごせました。22回目の。



今月は映画『007 NO TIME TO DIE』も公開されましたが、それを見に南町田グランベリーパークの映画館へ。その前後には夫婦でショッピングを楽しみました。
あとは妻とは近所の買い物などであちこちを一緒に行動しました。

先月は夫婦そろってコロナにかかってしまいましたが、これもまた人生。心機一転今月来月を迎えたいと思います。

§  妻と長女とのお出かけ 妻と長女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と長女との三人で出かける機会は五回ありました。

話の流れから映画『神在月のこども』を見に行こうという話になり、多摩センターを訪れました(10/10)。映画を観た後も買い物や外食の一日を過ごしました。
他は町田の近辺に買い物に行き、用事を済ませる際のことです。

長女も専門学校を卒業し、仕事をこなしながら、家事をいろいろと手伝ってくれています。先月はコロナに家族三人がかかった中、獅子奮迅の働きをしてくれました。
私からお願いしたCybozy Days 2021のパネル作成の仕事も無事に納品までこぎつけてくれました。
次女が連日バイトに精を出し、目の前で慈華の田村シェフに面接のお願いをする次女の姿に刺激を受けたのか、個人事業主をしながら就職もしようかな、という気になっているようです。まずは一度きちんと会社の中でもまれた方がよいと思うので、私も応援したいと思っています。

§  妻と次女とのお出かけ 妻と次女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と次女の三人で出かける機会はありませんでした。

次女は連日アルバイトに精を出しており、本人なりに人生に対して一生懸命に向き合おうとしています。シラケ気分で人生を斜めに見るのではなく、前向きに生きようとするところは評価したいです。
私も何度となくアルバイト帰りに迎えに行った都度、娘の話を聞きました。アルバイト先の居酒屋でも高校生ではなく24歳ぐらいに見られることがあるそうです。それぐらい、堂々とした働きぶりを見せているのでしょう。
娘の言葉からは、娘の成長が感じられました。愛嬌があって人に好かれる割には、スイミングやチアやカポエイラなど、習い事のことごとくが続かなかった次女。ようやく高校の進路で調理師を選んでからは、自分の道を見定めてくれたようです。私はそれが嬉しい。

§  娘たちとのお出かけ  娘たちと出かけたのは、上の年表で青地に太字にしているイベントです。
今月は娘たちとは長女とゼロ回、次女と一回出かけました。

コロナに人生を乱され、気の毒とは思いますが、そこで何をするかで人生は変わってきます。
20才そこそこの私はあまり褒められた時間を過ごしていなかったので、娘たちにあまり大きなことはいえません。ただ、娘たちのそれぞれの頑張りを後ろから支えてあげられる親でありたいと思っています。
これからも家族の時間が持てることを望みつつ。

●私自身の十月(交友関係)

§  関西の交流関係 今月も関西には行きませんでした。


ただ、今月は高校時代の同級生と東京スカイツリーの真下にあるカフェでお茶をする機会がありました(10/14)。彼女と会うのは25-8年ぶり。前回会ったのがいつだったかも覚えていないくらいです。とても懐かしい話題に花が咲き、そのご縁で別の高校時代の友人とも連絡を取り合いました。
もう一つ、25年前に中学時代の親友たちと訪れた出雲の日御碕灯台のご縁を二年前にブログにアップしたのですが、それについて未知の方からコメントをいただきました(10/10)。それをきっかけに、中学時代の親友たちと会話をしました。
なお、仕事では毎週、関西の方とオンライン・ミーティングを行っていますので、それほど関西と疎遠になった感じはしません。
来月にはそのお客様のもとに出張で伺う予定です。

§  今月の交流 先月末に解除された緊急事態宣言ですが、その後もあまり飲む機会は戻ってきていません。
コロナに入ってからの一年半、ほぼ交流が途絶えているからです。
仕事ではお客様と新橋のとてもおいしいお店で昼を食べたぐらい(10/19)。

ですが、やはり緊急事態宣言が明けたきっかけで、動き出すご縁もあります。

上に書いたとおり、高校時代の友人と久しぶりに会ってお茶をしたこともその一つです。


あとは友人と山を三座登り、カラオケにも行ったのが今月の交流のハイライトです。
一緒に山を登った友人は鉄・歴史・湯の達人です。が、今回は私の希望で山を登りました(10/21)。もちろん歴史と鉄もからめて。岩殿山は武田家や徳川家にも重んじられた難攻不落の城。私たちもかなりしんどい思いをして登りました。
夜は久しぶりに二人でカラオケへ。ほぼ80年代の洋楽中心でがっつり歌い切りました。久々にこうした機会が持てたことは嬉しかった。

来月も徐々に交流は復活するでしょう。適度に飲んで交流を楽しめることを願っています。

●私自身の十月(文化活動)

§  今月のブログ 読んだ本のレビューを記す読ん読ブログの執筆は、主に2020年に読んだ8冊分となりました。
レビュー執筆は、私の中では大切なライフワークとして位置付けています。ですが、このところ、書く時間があまり取れていません。読んでから原稿をアップするまでの時間も一年六カ月以上がたっています。
はやくおくれを取り戻したいと危機感を持っています。質を落とさずにこの期間を縮めたい。それが去年に引き続いての課題です。書く行為への熱意は衰えていませんので、引き続き続けたいです。

三年前の春まで連載していたCarry Meさんが運用している本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップする作業ですが、今月は1本アップしました。(「アクアビット航海記 vol.37〜航海記 その22」)
今回は若輩の代表が背負った家の重みについての話です。これも今に至るマイルストーンの一つです。

今月、書いた本のレビューは8本(
太陽の子
父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
破れた繭 耳の物語 *
煙草おもしろ意外史
虚構金融
FACTFULLNESS
ほら男爵 現代の冒険
もっと遠くへ 私の履歴書
)。
今月、書いた映画のレビューは3本(
神在月のこども
007 NO TIME TO DIE
サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~
)。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本()。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

§  今月の読書 今月は16冊の本を読みました。内訳は、ミステリ四冊、時代小説四冊、エンターテインメント三冊、純文学二冊、SF一冊、歴史本一冊、宗教本一冊。

先月のコロナ陽性中には、ベッドの上から動けない時間のほとんどを読書でしのいでいました。
今月は二回目のワクチン接種の後、二日ほど気分がすぐれなかったのでその間にも多くの本を読みました。

私が年始に掲げた目標の一つは本を出版することですが、昨年の11月に一緒に飲んだ方がそうした伝や知識を持っている方であり、必ず本を出版するとの思いは増すばかりです。
今月はそちらにも時間を割きました。

先月に山の中で遭難し、沢庵和尚の生涯と自分の今の空虚を比べ、発信力にもっと力を入れなければ、という思いに駆られました。

§  今月の映画 今月の映画鑑賞は3本です。ひと月に3本の映画を見たのはだいぶ久しぶりのこと。
それぞれのレビューは、以下のブログにアップしています。どれもよかったです。

神在月のこども


007 NO TIME TO DIE


サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~


§  今月の舞台 舞台については、今月は0本です。

§  今月の音楽 今月も生演奏を聴く機会がありませんでした。
コロナが始まってから、70年代の洋楽を聴きまくっています。今月は先月に続いてThe Rolling Stonesの全アルバムを聴き直しました。59曲を選び、その中から20曲の好きな曲をようやくまとめました。
今月は他にも様々なアルバムを聴きました。コロナになってから最も多彩なジャンルの音楽に触れた月だったかもしれません。邦楽・洋楽・ジャズ・クラシック・イージーリスニング・ワールドミュージック。
あと、上にも書きましたが、2、 3年ぶりに友人とカラオケに行きました(10/21)。久々に歌いましたが、コロナによって音痴にされていなかったのがよかったです。さほど音程は乱れておらず。
それと今月はDream Theaterの新譜『A View From a Top of the World』が発売されたので、その翌日に自転車で二子玉川まで行きました(10/23)。ところが、CD屋さんが街から姿を消していました。蔦屋家電ですら、大幅にCD売り場を縮小していました。もうCDの時代は終わった事を痛感しました。

§  今月の美術 訪れた美術関係のイベント・施設については、今月は1カ所です。

妻と訪れた箱根ガラスの森美術館は、いつも美しいガラスの器が展示されています(10/11)。
今回訪れた際は、前に来た時にはなかったガラス加工の巨匠が現代美術をモチーフとした作品が数多く並び、私に強い印象を残しました。ここは山と空の配置も含め、景観を含めて美術として鑑賞できるところが素晴らしい。


§  今月のスポーツ 今月は山登りでしょうか。まずは鎌倉の六国見山を一人で登りました(10/9)。まずこれで、遭難せずに帰る当たり前の課題をクリアしました。


続いて、友人とともに岩殿山・天神山・菊花山の三座を一日で登りました(10/21)。特に最後の菊花山では足がつりそうになり、相当きつかったです。ですが、無事に登りきれたことは自信になりました。これで遭難の痛手や滝子山にのぼれなかった挫折を克服できたように思います。滝子山を断念した際に決意した山梨百名山の全登頂。まずは岩殿山で三つ目です。それには私の体力の低下は否めません。それは私の課題であります。



今月はサイクリングも少し。上に書いたとおり二子玉川までCDを求めて多摩川を走りました(10/23)。
また、その翌日には赤羽から西川口までHello Cyclingを借りて未知の土地を走りました(10/24)。荒川を渡る風が気持ちよかった。

今月はメジャーリーグやプロ野球も熾烈な戦いが終わりました。大谷選手の活躍も見事だったと思います。
特にプロ野球はスリリングなペナントレースの争いがあり、終了直前までハラハラさせてくれました。前年度に最下位だったオリックスとヤクルトがともに優勝する史上初の出来事も印象に残っています。阪神タイガースも惜しいところで優勝を逃しましたが、ひょっとしたら西宮市民が望んでいた西宮シリーズが一部だけでも実現したのかもしれません。もう阪急西宮球場はなく、二度と正しい意味での西宮シリーズが実現する可能性はないのですが。


§  今月の滝 今月、滝に一つも訪れられませんでした。行こうと思った時は全て雨。平日は連絡や打ち合わせ多数で動けず。
これは今月の失敗です。


§  今月の駅鉄趣味の駅訪問は2駅です。「北鎌倉駅(10/9)」「県庁前駅(10/31)」

今までにも何度か通ってきた北鎌倉駅。関東の駅百選にも選ばれています。
古くから文人や芸術家が愛で、最近では『ビブリア古書堂の事件手帖』の舞台にもなりました。
この度、初めてこの駅で下車し、駅の周辺を散策することができました。そういえば数年前に次女と2人で流しそうめんを食べたのも北鎌倉でした。
円覚寺の境内を横切る線路といい、駅のすぐ脇にあるやぐらや、崖に穿たれた隧道など、この駅ならではの見所がたくさんあります。



県庁前駅は海浜幕張のホテルにチェックインした後、千葉みなと駅から千葉都市モノレールに乗って訪れました。懸垂式モノレールに乗るのは生まれて初めてのはず。
このモノレールはあまり経営状況がよろしくないらしく、関東の駅百選に選ばれたこの駅は、片面のホームが全く使われていませんでした。それが何か寂しい感じを与えていました。県庁前にある駅なのにそこはかとなく閑散とした様子が却って印象に残りました。




あと、駅とは違いますが、今月は山から見下ろす駅も楽しみました。一緒に山を登った友人が持っていた、駅に近く、登れる山から見下ろす鉄道風景を紹介したムック本。これに感化されました。岩殿山や菊花山から見下ろした景色もまさに鉄道模型のミニチュアの世界。素晴らしい景色でした。



上に見せてもらった本に載っていた赤羽八幡神社は、新幹線の真上に鎮座する神社。山を登った三日後に訪れてみました(10/24)。ここは鉄道ファンにはお勧めですね。私の実家近くにも山陽新幹線を見下ろせる公園がありますが、そこは新幹線と、少し離れた場所を走る阪急が見られるだけ。ここは新幹線以外に上野や東京を発着する約十路線の多彩な電車が見られます。


§  今月の酒楽 今月は外で三回飲みました。そのうち一回は上に書いた友人との山登りの帰り、社内で飲んだ酎ハイです(10/21)。疲れ切った体にとても染みわたりました。

あと、慈華でいただいた白酒や紹興酒がとても美味しかった。新たな中国酒の世界を教えてもらいました。それは今月の特筆すべき事項です。





あとは上にも書いた通り、二子玉川までCDを買いに行ってCDの斜陽を痛感しました(10/23)。その感傷を鎮めるために飲んだフタコビールも忘れられません。美味しかった。



それと、今月は数年前に購入したとトカイワインも飲み干しましたし、新橋で商談した帰りに香川・愛媛せとうち旬彩館で購入したMORIKUNIも日本酒の魅力に満ちていました。



鎌倉の老舗三河屋本店さんで買い求めたSHONAN FRESH HOP IPAも鮮烈な味で10月のビールの味を堪能させてくれました。


§  今月の旅行 先月は遭難など波乱の旅がありましたが、今月は少し小休止。
私にとって旅とは最低でも東京・神奈川を越えて過ごすことを指します。その基準でいうと、今月は友人と訪れた大月周辺の登山(10/21)と、一人で荒川を自転車で越える旅、それと月末に幕張のホテルに投宿する前に訪れた千葉市内の散策だけでした。


大月の旅は、まず、二人で岩殿山を目指しました。最短距離である岩殿山ふれあいの館から登るルートが落石等の危険で閉鎖されていたため、ぐるっと山を回りこんで、裏側の畑倉登山口から。本丸跡である頂上からの景色は少し見通しが悪かったのですが、少し離れた展望台からはとても良い景色が見られました。富士山も見られたのは良かったです。天然の岩を通る狭き道は、かつての城門を彷彿とさせてくれます。




さらにそこからは、天神山を通り、稚児落としまで縦走し、浅利側から下山しました。その途中では鎖場が何カ所も続き、そのうちのいくつかは落石の危険で閉鎖されていました。70-80度はあろうかという場所を下ったり、降りたり。苦労して訪れた稚児落とし。ここの景色がまた素晴らしかった。中央道やJR中央本線から見える魁偉な岩殿山は、誰も寄せ付けないように見えます。実際、登ってみた岩殿山や天神山や稚児落としは、歯ごたえのある山でした。
駅近くのかどや食堂で親子丼をいただき、昔ながらの食堂の味に堪能した後は、大月駅をはさんで反対側の菊花山へ。野生の菊が自生しているこちらも、なかなか歯ごたえのある登りでした。頂上に近づくにつれ、その斜面は私たちを苦しめ、足はつりそうになります。でも登った甲斐はありました。帰りの車内で飲んだレモンチューハイの美味しかったこと。

一人で訪れた西川口の旅もまた私に強い印象を与えてくれました。赤羽で下車し、マンホールカードをもらってからHello Cyclingの貸出手続きを終え、いざ出発。まず赤羽八幡神社にお参りし、旅の無事を願いました。ここからは線路を行き交う電車の姿にしばし童心に帰りました。

そこから新荒川大橋を渡って川口市へ。このルートは車を含めても初めて通るルート。心も弾みます。川口の駅前のキュ・ポ・ラでもマンホールカードをもらい、さらにそこから西川口へ。川口はキュ・ポ・ラの名前にもあるとおり、かつて鋳物の街で知られました。ところが今、西川口は本場の中華料理に匹敵する味が食べられるという記事を読みました。それで来てみようと思ったのが今回の旅のきっかけでした。乗り捨てられるHello Cyclingのありがたみ。そこからは駅前をぶらぶらと歩きまわりました。

最初に訪れたのが「一期一面」というお店。日本人に一切こびない中国語だらけの面構えに一瞬ためらいましたが、店内へ。店内も日本語率10%。流れている映像すら中国語字幕がついています。メニューもほぼ中国語。頼んだ麺は美味しかったです。


駅の反対側もかなり中国語が飛び交っていました。行き交う人々の言葉すら中国語の方が多い。街中で撮った写真を見せて中国に行ってきたといっても信じてもらえるぐらいの光景。衝撃を受けました。海外旅行ができた気分になれます。


月末に訪れた千葉の亥鼻公園は、なかなか興味深い場所でした。亥鼻城はかつて千葉氏が本拠を置いていた地。千葉氏は私の遠縁にあたるかもしれない氏族。その興隆の全容が知れたのは良かったです。

それ以外にも都内や神奈川を訪問した経験も印象に残ります。
妻と訪れた豪徳寺や箱根ガラスの森美術館も旅情を感じさせてくれました。高校時代の同級生とあったスカイツリーも久々でした。
また、山の足慣らしとして訪れた北鎌倉周辺と六国見山も私の放浪癖を癒してくれました。

山の中で私の頭にハラビロカマキリがしがみついてきましたし。


§  今月のその他活動 人生も半分を過ぎ、一層焦りが募っています。少しでも日々に変化をつけようとする気持ちに衰えはありません。
今、心身が動くうちに仕事もプライベートも全力で。その考えには揺るぎがありません。

・公園は一カ所。  「六国見山森林公園(10/9)」

・博物館はゼロカ所。
・美術館は一カ所。  「箱根ガラスの森美術館(10/11)」

・駅は二駅。 「北鎌倉駅(10/9)」「県庁前駅(10/31)」

・入手したマンホールカードは二枚。「東京都北区(10/24)」「埼玉県川口市(10/24)」
・滝はゼロ滝。
・温泉はゼロカ所。
・山は四山。  「六国見山(10/9)」「岩殿山(10/21)」「天神山(10/21)」「菊花山(10/21)」

・酒蔵はゼロカ所。
・神社は四カ所。  「今井谷戸 山王様(10/5)」「丸山稲荷社(10/9)」「鶴岡八幡宮(10/9)」「赤羽八幡神社(10/24)」

・寺は六カ所。  「豪徳寺(10/2)」「豊川稲荷 東京別院(10/3)」「融通稲荷(10/3)」「豊川稲荷東京別院 奥の院(10/3)」「円覚寺(10/9)」「建長寺(10/9)」「畑倉大師(10/21)」

・教会はゼロカ所。
・史跡は五カ所。「大岡越前守御廟(10/3)」「稚児の墓(10/9)」「巨福呂坂洞門の碑(10/9)」「只管打坐 道元禅師鎌倉行化顕彰碑(10/9)」「二十五坊旧蹟(10/9)」
・遺跡はゼロカ所。
・城は二城。  「岩殿城(10/21)」「猪鼻城(10/31)」

・灯台はゼロカ所。
・水族館はゼロか所。
・土木遺産はゼロか所。
・風景印はゼロ枚。
・御城印は一枚。「岩殿城(10/21)」


私がまだ訪れていない場所の多さは無限です。やりたいこと、行きたい場所の多さにめまいがします。
仕事に追われて今月も行けなかった場所のどれほど多いことか。これでは日々に追われてあっという間に老け込んでいくことは間違いありません。
そうしているうちに、加齢が気力を奪い、あきらめを自らの自然な感情と勘違いしたまま、かつての欲求を忘れ老いてゆく。これだけは防ぎたいと思っています。

人の明日はわかりません。人気俳優や女優も自死を選び、私も不意の体調不良に襲われ、コロナに感染します。ハイキングが一晩の遭難と化し、人里のすぐそばで死ぬ可能性も体験しました。
いつかやろう、引退してからやろうという姿勢を根本的に見直さねばなりません。もう、未来の社会や環境がどうなっているかわからないからです。そこに老いつつある自らの衰えがかぶさってきます。
生きているの今。今を生きているのですから、今、やるべきことをしなければ。後悔だけはしないように。
その姿勢のまま、仕事をこなしながらも、今のうちに時間の合間を見つけ、行けるところに行っておこうと思います。

コロナに人生を台無しにされるぐらいなら、一人でも旅を敢行したいと思います。会話は控え、マスクに口と鼻を隠した黙旅を。
先月に遭難したように、命をなくしては元も子もないのは当たり前。ですが、何もしないままなら命は枯れてしまいます。

家族との縁もこれから姿を変えていくことでしょう。仕事もいつかは引退を求められるでしょう。そうなった時にやることがない、とよく話に聞く老残にだけはなりたくないと思っています。
人はいつか死ぬ。コロナウィルスの蔓延はそのことを教えてくれました。何をしても最後には死にます。昨年の九月に読んだ「「死」とは何か」という本には死生観を持つことの大切さが書かれていました。先月はそれに加えて沢庵和尚の生涯から権力にこびず、わが道を行く生き方を学びました。

一方で、具体的に将来のこともそろそろ考えねばなりません。
法人のまとめに書いた通り、コロナに席巻された世の中ですが、弊社の売り上げはなんとか確保できています。
ただ、私個人としては投資もしておらず、賭け事もしていません。不労所得のタネも持っていません。
私が倒れた時、うちのメンバーが稼げるところまでは頑張らねば。

それぞれの場所で俳句も読みました。今月は俳句を12句。いずれもツイートまとめに載せています。

あらためて「私」を振り返ってみました。来月もコロナと共存しつつ、自らの生に後悔のないような日々となることを信じて。