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kintone Café OSAKA Vol.23に参加しました


5/24にashibinaaで開かれたkintone Café OSAKA Vol.23に参加してきました。

普段、私がこのブログで取り上げるのは、自分が登壇し、主宰したイベントのみです。

今回のkintone Café OSAKAにおいて、私は主宰も運営も登壇もしていません。

ですが、私にとって今回のkintone Café OSAKAはある感慨を呼び起こすものでした。

その感慨とは、おそらく個人的な感傷にすぎません。しかし、ここに記しておこうと思います。


一つ目は、ようやく故郷で開催されるkintone Caféに参加できたことです。

私は乳児期から20数年間、西宮の甲子園で育ちました。
25歳のころに東京に出てからは、東京で結婚し、家庭を持ち、kintoneに出会い、kintoneで起業しました。
やがてサイボウズさんからkintoneエバンジェリストに、とお声がかかった後も、東京を拠点に活動していました。
しかし、私のkintoneエバンジェリストの活動のはじまりは、とても厳しいものでした。その理由は、当時の常駐先が忙しかったからです。

東京のkintone Caféどころか、常駐先のすぐ近くで開催されたCybozu Conferenceにも参加が難しい状況でした。
東京のイベントにすら参加が覚束ないのに、関西のイベントに参加できるわけがありません。
せっかく何かをつかみかけたのに、みすみす逃してしまうのか。私にとってkintoneエバンジェリストとしての初期は苦しみのほうが多かったです。

そんな時期を乗り越えてのkintone Café OSAKAです。
ようやく地元のkintone Caféに参加できたこともさることながら、あの時期を乗り越えて自分の差配で出張ができるようになった感慨がありました。

二つ目は、ashibinaaという場です。

今回、kintone Café OSAKA Vol.23は、アールスリーインスティテュートさんのご厚意でこちらのスペースにて開催されました。


ashibinaaとは、うちなーぐちでいう遊び場の意味だそうです。


広々としたスペース。真ん中にはバーカウンターに各種の泡盛が。砂場と名付けられたYogiboの間もあります。とはいえ、気が散らないようにゴテゴテした飾り付けは取り除かれていました。
こういうスペースの存在のありがたみを感じました。

最近、ジョイゾーさん、トヨクモさんとkintone界隈の雄といえる企業さんを訪問する機会が増えています。

アールスリーさんもそうですし、みなさんkintoneエコシステムの中で売り上げも伸ばしました。
忘れてはならないのは、オフィスにコミュニティスペースを設け、それをしっかりコミュニティに還元しておられることです。

弊社もkintoneエコシステムの恩恵を受けて売り上げを伸ばしています。とはいえ、まだまだこうした企業さんの足元には及ばないことを感じました。

弊社はリモート主体で、事務所設置については今年の頭にも検討しましたが、結局は断念しました。
が、やがてはこうしたスペースを構え、kintoneやその他のPaaS/SaaSにもコミュニティスペースとして開放したいと思いました。
もちろん、地元のイベントにも活用してもらうことも含めて。

三つ目は、kintoneという共通言語のありがたみです。

今回もkintone Caféの場において初めてお会いした方が何人もいらっしゃいました。

そうした方とすぐに共通の話題が見つけられるのがありがたいことです。


私も間もなく50歳の壁を越えなければなりません。その先には引退の可能性もちらついています。
そうなった後にどのコミュニティに自分を置くのか。または生涯現役を貫くのか。ただ、仕事で現役を貫くには、自分の気力・体力・能力が若い人たちと互角であることが最低条件です。
果たして私がいつまで仕事を第一線でできるか。すでにコーディング能力の衰えを自覚している今の私であれば、なおさらその思いが深いです。


では、趣味を共通にすればよい。そう思うことはもちろんです。私も趣味で加わっている集まりがあります。それはそれでありがたいのですが、自分が今仕事が面白くなっていることもあって、なかなかその活動に本腰を入れる時間がありません。人一倍趣味を大切にする性格だし人生観を持っているにもかかわらず。

仕事と趣味の中間として、kintone Caféはとても得難い存在だと感じました。前日のkintone hive osakaの参加や普段のkintone活用だけで、初めて会った人たちの間で会話が成立し、ディスカッションの輪が成り立つ。
今回、故郷のkintone Caféに出てみて、自分の仕事をあまり考えずに、一ユーザーとしてkintoneを話す場に出られるありがたみを感じました。


今回、登壇してくださったきったんさんやトーヤマンさん、中村さんや司会進行を担ってくださったyamaさん、中尾さん、その他スタッフの皆様、アールスリーインスティテュートの金春さん、どりぃさん。または会場でお会いした皆さん。
ありがとうございました。

持ち帰った内容を関東のkintone Caféで生かしたいと思います。


神戸三宮・北野・梅田 2019/4/29-4/30


ゴールデンウィークを利用し、実家へと旅しました。
ざっと旅日記にまとめておこうと思います。

一日目、4/29
柿生駅前のオリックスレンタカーで車を借り、家で荷物を積み込んだ後、出発。
都内に出ていた妻を駅で拾ったのは19:30頃。
そこから東名に乗って西へとひた走った私。海老名SAと岡崎SAに寄っただけで、まっしぐらに車を駆り、実家に着いたのは夜中でした。

二日目、4/30
朝から夫婦で西宮神社へお参りに。関西に住んで二十年を超えた私ですが、年に一回の氏神様へのご挨拶は欠かせません。
娘たちが二人とも入学したことを報告し、感謝しました。

神の杜 平成惜しみ 初夏の雨
西宮神社にて

その後は、一度実家に戻り、娘たちを連れて電車で神戸へ向かいました。
三宮駅から高架下の雑多なお店を歩き回り、あちこちのお店を冷やかした私たち。
オシャレでありながら、なにやら雑多なエネルギーのあふれる高架下は、東京ではあまり見かけない場所のはず。娘たちも、あちこちのお店を見て回っていました。
昔も今も、私にはあまり興味のない場所なのですが・・・

高架下を堪能した後は、北野の方へ。神戸情緒を存分に感じながら、坂を上っていくこのあたりの景色を目に焼き付けます。
かつて、妻と付き合い始めた頃、北野を歩き回ったことが思い出されます。
妻は北野の界隈が好きなので、ここ数年、帰省の度に妻とこの辺りは歩き回っています。
ところが、娘たちを二人とも連れてきたことがありませんでした。多分、家族四人でこの辺りを歩き回るのは初めてでしょう。

北野工房のまちでは、地元の灘の酒を集めたアンテナショップで、うまい日本酒の試飲を堪能しました。北野工房のまちを訪れるのは何度目かですが、灘の酒がこれだけ飲める場所があることを知ってうれしかったです。
あまりに酒が美味しくて、二本買って帰りました。仙介と百黙を。

続いて私たちが食事をとったのは、「ザ・シーズンランドマーク神戸 北野」というお店。ここでは、神戸らしくビーフカレーに舌鼓をうちました。美味しかった。神戸がビーフカレーの本場かどうかは知らんけど。
異人館のような外観のスターバックスをはじめ、辺りに散在する異国情緒に満ちた建物を眺めながら歩くひととき。娘たちにも北野の街並みの魅力を感じてもらえたかも。

最後は新神戸駅の方から下ってにしむら珈琲店へ。
このあたりは私と妻にとって思い出の地。娘たちを連れ、夫婦の思い出の地を連れ歩くのもまた一興です。娘たちに神戸の良さを感じてもらえたなら何よりです。

神戸を堪能したところで、阪急に乗って梅田へ。
あと一年半強で酒が飲めるようになる長女、そして調理師学校に入学し、サービスの世界にも興味を抱く次女。
bar harbour Innは親として娘たちに推薦できる場所です。
二人ともマスターの藤田さんが丁寧に作ってくださったノンアルコールカクテルを美味しいと飲んでいました。
大人になる心構えを、少しでも感じてくれれば、と思います。
長女はその場で藤田さんの似顔絵を描いて進呈していました。

そして今日は事前に連絡を入れ、私が人生の師匠と目する早川さんとお会いすることができました。
多分、娘たちは早川さんに会うのは十年ぶりぐらいかもしれません。

若い頃の私が、早川さんに初めてbar Harbour Innで出会った頃、ようやく鬱も癒えはじめたばかりでした。その頃の私に今の未来図は決して想像できなかったです。東京に住んでいることも、結婚していることも、こんなに大きく育った娘たちがいることさえも。
人生の滋味と大人になることの意味を深く感じた時間でした。

ありがたさを感じつつ、実家では両親も含めて卓を囲んでの鍋を。
さっそく北野工房のまちで買ってきた仙介をうまいうまいと飲み干しつつ。