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kintone Café 栃木 Vol.1に運営・参加・登壇しました


3月23日にkintone Café 栃木 Vol.1を開催しました。
告知ページはこちらです。


今回の開催によって、kintone Caféが未開催だった栃木県に第一歩が記されました。

kintone Café 栃木を開こうとしたきっかけを以下に記します。

昨秋に行われたkintone Café JAPAN 2023の水沢さんの登壇の中で、kintone Caféが開催されたことがない都道府県が9県あることを知りました。私は全国のあちこちで開催されるkintone Caféに可能な限り顔を出しています。
そして、早く全ての都道府県での開催を実現したいと考えていました。そこで、まずは栃木・群馬・茨城で開催しませんかとX(旧Twitter)でPostしました。
それに応えて連絡をくださったのがりぃさんです。
私とりぃさんでkintone Café 栃木を開くための準備を初冬あたりから始めていました。

登壇スライドの中でも触れていますが、私は宇都宮に滞在したことがあります。ちょうど二年前の三月。宇都宮には約十日弱の期間を過ごしました。

その時に感じたのが、宇都宮や栃木ではITコミュニティが盛んでない、ということでした。
コミュニティが盛んでないと、kintone Café 栃木を開いても、地元の方の割合は少ないかもしれません。
つまり、県外からの参加者が、特に、kintoneコミュニティによく参加する方々が会場の多くを占めるだろうと予測しました。

また、新たな支部の立ち上げにあたって、私はサポートに徹する一方で、仕切ったり目立ったりすることは厳に慎むつもりでした。
なぜなら、コミュニティとはその支部で自立・自走できることが大切だからです。
そこで、栃木にお住まいのりぃさんに前面に立ってもらい、りぃさんにテーマや人選もお願いしようと思いました。
初回はまず県外の方が多くてもいいから、開催実績を作ろうという意図です。

私が今回、声をかけたのは1人だけです。愛媛から来てくださった沖さんです。
なぜ声をかけたかというと、今回、登壇してくださったはっしーさんが、都合が悪くなったため、登壇枠が空いたからです。
そこで急遽、別イベントの懇親会でご一緒した沖さんをお呼びしました。
なお、はっしーさんは直前に都合が良くなったため、予定通り登壇してもらいました。

さて、前の日の私はトヨクモさんのイベントで話した後、お客様をお呼びしたスナックジョイゾーにも参加しました。
そして、共にkintone Café 栃木に参加した前嶋さんが経営する、株式会社SEEDPLUSの西川口の事務所に泊めていただきました。


翌朝、西川口を出た私たちは、前嶋さんの運転で東北道を北上した。
出がけに、前嶋さんが弊社のスペルを3Dプリンターで作ってくださいました。とてもうれしかった。

途中、佐野SAに立ち寄り、「宇都宮天然温泉ゆらら」でアヒル風呂に入り、そこに併設された田丸食堂で餃子を食べて、まずは栃木に禊を済ませました。

次に、宇都宮の二荒山神社の近くにあるコワーキングスペース「HOTTAN」に向かいました。
今回のkintone Café 栃木 Vol.1の会場は「HOTTAN」です。
「HOTTAN」のページ(https://socoarea.jp)はこちらです。

二年前に私が宇都宮に滞在していた際、「HOTTAN」を数回利用しました。そして、ここでならkintone Caféが開催できると思っていました。

私たちは風呂、餃子、渋滞で遅れ、「HOTTAN」に到着したのは定めていた時間の十分後でした。その間、「HOTTAN」の代表者である村瀬さんとりぃさんがある程度会場設営を終わらせてくれていました。


さて、そうするうちに参加者が続々と会場に集ってきてくれました。そして、会場の定員を埋めてしまいました。満席です。参加者は計20名に。



というわけで、りぃさんが司会進行役を担って、kintone Café 栃木 Vol.1の開始です。ついに栃木でもkintone Caféの開催が実現しました。

今回は参加者の皆様が各地からお土産を持ち寄り、華やかなkintone Caféとなりました。まさにカフェにふさわしい感じです。
栃木、埼玉、東京。さらには愛媛から。各地のお土産品が並ぶ様子は愉快です。
始まる前は緊張するとおっしゃっていたりぃさんも、着実に司会進行をこなしていってくださってます。すばらしい。
この時点で、kintone Café 栃木の成功は約束されました。
後は皆さんのLTを聞きながら、学べば良いだけです。

今回は初開催と言うこともあり、りぃさんの意向もあって、特定のテーマを決めませんでした。
参加者のそれぞれがkintoneにまつわる何かを語ってもらうスタイルです。
そこで、テーマも「kintone好きな人が栃木に来てくれてkintoneの話しをできる会みたいな。。ゆるーい感じで?」と定めました。

りぃさんに参加者のお誘いをお願いしたところ、10名の登壇者がすんなり決まりました。初回の陣容としては上々です。りぃさんの人柄の賜物ですね。
ただ、全員に話してもらうには時間が足りないので、10人の全てにLTで語ってもらう構成にしました。


最初のLTのトップバッターはkozakanaさんにお願いしました。kozakanaさんといえばAI。栃木の名称や名物をAIに問い、その答えをkintoneアプリのヘッダースペース上にAIが表示する趣向です。
前もってAIにヒントを与えて、それをパラメーターとしてバイアスをかけてみたり、ヘッダースペースにアイコン付で答えを書いてもらったり、随所に工夫がこらされていました。

ヒントを設定しているのに、AIが意図と違う答えを返してしまう本番ならではのアクシデントもまた一興。
AIといえども、答えが決まりきっていれば面白くありません。遊びや揺らぎがあってこそのkintoneではないでしょうか。このライブ感も含めて。


さて、その次は熱を出してこられなくなった方の代打で私が登壇しました。

本来、私の出番はトリを予定していました。コミュニティーを盛んにしましょう、と言うタイトルだったので、「今日はたくさん学びましたね〜この勢いでkintone Café 栃木だけでなく、群馬や茨城、そして埼玉も盛り上げましょう〜」と持っていく予定でした。
が、順番が前になったので、やり方を変え、今から学ぶ内容を踏まえて、コミュニティを盛んにしましょう!と呼びかけました。私のスライドは以下の通りです。

スライド

なお、後日ご縁があって、kintone Café 群馬が立ち上がりそうです。


続いては、ちったろさんによる登壇です。タイトルは「ゼロからkintone」です。
昨年末のエン・ジャパンさん主催のchallENgersと言うイベントでも、ちったろさんの登壇には印象を受けました。
わずか数日間で研修を全て終わらせてしまい、kintoneアプリ作成者として一人前に育成してしまう恐るべきエン・ジャパン様の研修術。私にとって今、最も身につまされるのが研修なので、私もその時紹介された書籍をすぐに購入してしまったほどです。
ちったろさんがおっしゃる事は、師匠であるエン・ジャパンの高橋さんのお考えなども踏まえつつ、基本に忠実、無理なアプリを作らない、ヒアリングをきちんとするなど、もっともなことばかりです。

システムはシンプルに。
私も本当に、それを頭では理解していながらも、出来ていないと反省することしきりでした。


ついては、神戸さんによる「新施設オープンにもkintone」です。
前日のトヨクモさんでのプリントクリエイターNightでも神戸さんは登壇されていました。そしてこの日も。
二人でペア登壇。ご縁ですね〜。

神戸さんが前日にお話しされた内容はプリントクリエイターを使った実装が中心でしたが、今日はkintoneを使った実装に焦点を当てていました。
産業廃棄物処理のkintoneを用いた実装は通常の事務処理の実装と少し違います。ですが、工夫と粘りによってkintoneでも実装できるはずです。
神戸さんの場合、使うべきところはきちんと基幹システムを活用しておられます。
昨日のプリントクリエイターNightで質問したかったのが、マニフェスト印刷はプリントクリエイターを使っているのか、ということでした。
夜の懇親会で、神戸さんからマニフェストは基幹システムから出すと伺い、私の中の疑問点が氷解しました。
私にとって昨日と今日で神戸さんの取り組みの全体像が見えました。


続いてははっしーさんによる 「すごくない事例発表」です。
はっしーさんからは、日報の作り方のノウハウを語っていただきました。
先日のdevkin Meetupの懇親会でも確かはっしーさんはこの話をされていたような気がします。
今までの自分の作業を日報に入力し、後で分析することで、業務量を分析する。
私もFourSquareを使い、訪問した場所の履歴をkintoneで一元管理しています。いわゆるライフログの考え方ですね。

kintoneをそういう風に活用するのは、私の中ではとても共感できます。
理解どころか、完全に同意します。
私もライフログをkintoneで管理する方は記事にアップした方はありますが、私もこの先、どこかで話してみようと思いました。

さて、ここまでで前半が終りました。

オンスケジュールで動いたのは良いことですが、それぞれの発表者が次々と入れ替わってしまっていたので、その間に何かコメントがあってもいいかなと思いました。
そこで私からりぃさんに、後半はスピーカーが変わるごとに前の方の登壇に対してコメントを入れたほうがいいですよとアドバイスしました。
後半は、私からのアドバイスを忠実に実践して守いただいたので、よりkintone Caféとして良い姿になったんではないかと思います。


後半は、ミウミウさんによる「kintoneアプリ、みんなはどう作ってる?」でした。
冒頭にミウミウさんからタイトル変えました、すみませんと言う自己申告がありました。

変えたのは、ローン計算をkintoneの標準機能でできるかと言うテーマでした。とても面白いです。
私もローンは毎月払っていますが、新たに申し込む事はあまりありません。
そのため、ローン計算をkintoneでさせる発想には至りませんでした。

ミウミウさんの発表内容は、見ていて学ぶところが多かったです。
複雑に見えるローン計算もある程度まではkintoneの標準機能でもできます。
ですが、丸め処理などを含めると、ローン会社からの見積もりの結果とkintoneの結果に乖離が生じます。kintoneの標準機能では、どうしてもそれは解決できないのです。
そのあたりを、カスタマイズでどうすべきか。またはプラグインとどう切り分けるのが私たちの腕の見せ所です。
ミウミウさんも、標準機能だけでできないところは、krewDataでできるとおっしゃっていました。
ローンを使っての標準機能の限界をあぶり出す着眼点が面白いと思いました。見習わないと。


続いてなかじさんからは 「〇〇だけじゃないkintone」というタイトルで話してもらいました。
上にも書いた通り、私は前の日にスナックジョイゾーに参加していました。ミウミウさん、なかじさん、前嶋さんに加え、今回来ていただいた小渡さんもご一緒でした。
なかじさんの内容は、スナックジョイゾーのLTのようで、kintone Caféで話す内容としては異彩を放っていました。
ところが、そこでお話しされている内容は、コミュニティーの本質の一端を語っておられ、私にとって頷ける内容でした。
kintone Caféを通じて kintoneを学ぶことも重要ですが、そのきっかけを通して、kintone以外の何かでつながっても良いはずです。
スナックジョイゾーでも、スポーツ漫画、プロレス、フラなど、いろんなテーマが雑多に語られ、そこから次の何かにつながっていきます。新たな次のテーマが生まれ、面白い反応に繋げていくのが、コミュニティであるはず。

kintone Caféの場であえて一石を投じることで、コミュニティの本質を問う。
面白い試みでした。

私も今後、何かコミュニティを作る際は、一つのテーマに固定するのではなく、いろんなテーマを持ち寄れるコミュニティにしたいと思っています。


続いては、前嶋さんによる「kintineとIoT」です。
私と前嶋さんのご縁や関係性を語り、私をネタにしながら、会場を盛り上げてくださいました。
ですが、そこで話される内容は、kintoneのこれからを占う一つの要素です。

どうすれば、IoTとkintoneをうまく活用できるのか。単なる事務処理とのツールとしてkintoneを使うのではなく、その次に何に活用できるのかの観点は、今後のkintoneを考える上でとても重要です。
業務の組み立て方、開発フェーズに対する考え方、システムの構築の仕方など、IoTとkintoneは、手法がかなり違います。
データで完結するため、不確定要素があまり入り込まないkintoneに比べ、現実を相手にするIoTは、そもそも実現できるか分からない点が実装への最大のハードルです。

その違いを踏まえた上で、kintoneからIoTに業務を拡張させようとするのが私なら、IoTを理解した前嶋さんは、kintoneを知って何が生かせるのかを考えておられます。

そこをどのようにつなげるかは、私にとっても重要なテーマだと思っています。
今回、前嶋さんとは、前日から旅を一緒にしました。車中でもお互いの仕事やシステム構築に関する考え方についての話をたくさんしました。
車中での会話や前嶋さんの登壇内容を踏まえて、このあたりの違いは自分の中で言語化してまとめたいと思っています。


続いては沖さんです。「プロセス管理のエラーメッセージの沼を知ってるかい?」というテーマでした。
gusuku Customineのサポートを担っている沖さんは、kintoneユーザーから様々なエラーの相談を受けています。
その経験値はご自身でもおっしゃっていた通り、相当蓄積されているはずです。
そのノウハウから導き出されたプロセス管理に関するエラーの様々な事例を教えてくださいました。

私にとって目から鱗でした。そもそも、私はまだkintoneのことをよく知らないという、自戒の感情すら生まれました。

このあたりのエラー情報の整備は、本来はサイボウズさんが行うべきだと思います。この整備には私たちkintoneエバンジェリストが結集して協力しても良いでしょう。
どのパターンの処理の際、どのようなエラーメッセージが表示されるかについては、より迅速に整備されるべきだと思います。
沖さんの登壇はそのことを私に教えてくれました。とても重要です。大きな知見を得ました。


さて、トリを務めてくださるのはキンスキ松井さん。「kintoneユーザーにはコミュニティが必要な理由」がタイトルです。
kintoneコミュニティーの流れや全体像など、サイボウズが目指すところを語ってくれました。
私もいろいろな場所で書いていますが、コミュニティーはkintoneエコシステムになくてはならないものだと思っています。仮にコミュニティがなく、ビジネスだけの関係性だけでは、ここまでkintoneは大きくならなかったはず。
ユーザーコミュニティーがビジネスと共に成長したからこそ、kintoneは担当者レベルに浸透し、担当者レベルでkintoneを使い続けるための大きな力になったと思っています。

今後、有能でかつなんでもできるシステムが海外からやってくるでしょう。kintoneの足りない標準機能を満たし、なおかつプラグインも不要なシステムが。
それでも私はわが国ではkintoneが生き残ると思っています。
その理由は、ユーザーコミュニティの充実があるからです。海外勢が今のkintoneのユーザーコミュニティを作り上がるには、途方もない労力が必要になるはず。

ビジネスでkintoneに関わろうとする方も大勢いますし、これからも増えていくことでしょう。
ですが、ビジネス側で関わろうとする方も、コミュニティーの重要性に関しては認識して欲しいと思います。

おそらく私も松井さんもコミュニティを重要視する点で同士だと思っています。
なぜ私がkintoneコミュニティーに肩入れするのかの理由も含めて。

これで全員の登壇が終わりました。
写真を撮って撤収し、次の場所へと向かいます。


さて、懇親会です。
今回の懇親会のお店「庄助」は、合同会社ぱんだ商会の鈴木さんに選んでいただきました。
孤独のグルメにも登場した、予約を取ることすら難しいお店です。

今回、りぃさんとkintone Café 栃木をやろうと決めた時、真っ先に鈴木さんにもお声がけをしました。
鈴木さんにも登壇をお願いしたのですが固辞され、でも会場にも懇親会にも来てくださると言うので、お店の選定をお願いした次第です。


お勧めの店と言うだけあって、料理は絶品でした。めちゃくちゃおいしかったです。餃子の他にも宇都宮の美味しい料理はたくさんあることを教わりました。ゆず味噌とか。焼き魚とかブリ大根とか、菜の花のおひたしとか、モツ煮込みとか。


ここでは、kintone Café 栃木の場で話せなかったことも含め、大いに盛り上がりました。


さて、お店を出て、宇都宮駅から帰る方をお送りするため、駅へと向かいました。
その後、宇都宮に泊まる方々と、りぃさんも交えて二次会を行いました。私もkintone Caféの最中に宿を予約して宇都宮に滞在を決めました。


二次会の参加者は沖さん、藤村さん、りぃさん、私。しばらくしてはっしーさんも駆けつけてくれました。
ここでも、また新たなきっかけが生まれ、次のコミュニティーにつながっていきそうです。

まずは大勢の方に参加していただき、本当にありがとうございました。とても感謝しています。
これでkintone Café 栃木は無事に第一歩を踏み出しました。今回の開催でスタッフの候補者にもお声がけができました。私もあと何回か関わって、コミュニティとして自走してもらえるところまでサポートしたいと思います。

また、遠からずVol.2の開催案内をお知らせする事でしょう。その節はぜひご参加いただければと思います。

Xのまとめサイトはこちらです。

noteでアップした速報の雑感はこちらです。


2022年3月のまとめ(法人)


令和四年三月。
北京オリンピックとパラリンピックの両平和の祭典の間隙を縫うようにして始まった、ウクライナへのロシアの侵略。それが世界を揺るがし続けています。それに歩調を合わせるように、北朝鮮がミサイルを打ち込んでいます。それら国家による暴発は、平穏無事な日々が続かないことを私たちに教えてくれました。

天変地異だけでなく、国際関係でもリスクがある。私たちはこの先、そうしたリスクにも対処していかなくてはなりません。ただでさえわが国にはさまざまな課題があるというのに。
わが国だけがリモートワークによって生産性が下がるというアンケート結果が出たことも衝撃を与えました。
世の中の変化とは急激に変わるものではありません。茹でガエルのエピソードの様に、徐々に事態は悪い方に向かっていき、いつの間にか取り返しのつかないことになっているかもしれません。
既存の成功体験はとっくに古びてしまいました。高度成長の成功に酔った過去は忘れた方が良さそうです。新たな働き方に考え方をアップデートしていかなければ。つまり、リモートワークを前提とした働き方に対応していかねば、いつの間にかわが国がさまざまなリスクの中でもがく羽目になるかもしれません。常に前向きに、未来を見て考える。その癖をつけておかなければ。

弊社でもそれは同じ。まだまだ課題は山積みです。昨年の反省を真摯に考えるため、今年から心機一転してさまざまな活動に取り掛かっています。
昨年末からは、持続可能な経営体質に変えようと自社サービスの開発も始めました。避けていたSESも、メンバーの成長を考え、受けることにしました。

達成度7割。達成感8割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

3月になってようやく一年の辻褄が合う様な良いニュースも飛び込んできました。ですが、その状況に甘んじず、もう一度足元を固め直します。
弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 三月度の売上は、弊社設立以来、過去最高額に達しました。年度としても、期首に最低限は到達しなければと考えていた金額に到達できました。昨年の10月に代表がコロナに感染したことで落ち込んだことで、先月の時点では達成はあきらめていたのですが、期末月でなんとか挽回できました。

お陰様で今月も多数の引き合いを頂きました。本当にありがたいことです。

一月末から多数の案件を頂けているため、年初に今年は採用はせず、弊社メンバーを育てることに注力するつもりでしたが、そうも言ってられなくなりました。SES経由ですが、弊社メンバーを一人増やすことにしました。また、昨年の年初から加わってくれていたメンバーを正社員として雇用します。

今月は新体制の弾みをつけるため、府中で顔を合わせての打ち合わせもしました。
お陰で、kintoneの中だけで完結できるようなご要望については、うちのメンバーだけで回りつつあります。代表が打ち合わせで出られないときは、うちのメンバーだけでお客様と打ち合わせられる様に。
ただ、kintoneだけで回せるような案件は小規模です。弊社としては、大きな案件も引き受けて行かなければ。弊社の価値とは他のPaaS/SaaSとkintoneを連携させることにあります。

そうした他のPaaSやPaaSとkintoneを連携するにあたっては、全体の設計や細部の構築が必要です。これらを担うための代表のリソースは、新たな案件を次々と頂いていることもあってまだ不足しています

引き合いを次々と受けてもそれに耐えられる様な開発スピードを確保しなければ。昨年、なかなかうまく行かずに苦しんだ経験を活かし、メンバーに対する教えを強化していきます。私も、技術顧問の方にも案件に携わっていきながら。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・弊社がIT導入補助金支援事業者に採択されました。
・弊社代表がkintone Café 神奈川 Vol.11を開催しました。
・弊社ではブロックしていたSES的な半常駐の案件のキックオフがありました。
・弊社に新メンバーが加わりました。

実績を出しつつ、日常も充実させるための工夫。それらは全て、代表の求めるワークライフバランスの実現につながってゆくと信じています。


§ 業務パートナー 今年からサテライトオフィスにて弊社メンバーに対して対面開発をして教える。そう決めたことで、サテライトオフィスへの訪問頻度を増やしています。

ただ今月は予想以上に案件の引き合いをいただいているため、週によっては一度も行かれないこともありました。
そのような状況ですが、一部の案件については弊社のパートナー社様やパートナー技術者様にお願いするつもりで動いています。四月から稼働してもらうつもりです。

その際は、業務を単に丸投げしてしまうことは慎みます。丸投げは弊社のノウハウにならないばかりか、外注費が増加による財務諸表への悪影響にも繋がります。
そのため、なるべく外注費を抑え、弊社が直に実装する体制をとりたいと考えています。

昨年末から、代表が自分にかけていたいくつかの心理のブロックを外しました。例えばオフショア開発、常駐、サービス開発も含めて。この方向を取り組んでいきます。

外したブロックの中には、業務パートナーとの関係性も含めています。今後は柔軟に付き合っていこうと思います。

§ 開発案件 今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。
ありがたいことに複数の案件のお話を連日のようにいただいています。これも今までの露出の効果だと思っています。

昨年の師走から、初心に戻ってうちのメンバーにもう一度kintoneを教えながら、じっくりと育てていく方向に舵を切りました。ところが、そうも言ってられなくなるほどに案件のお引き合いをいただいているため、今月からは弊社メンバーには、私抜きで打ち合わせにも出てもらう様にしています。
もちろん、その分代表は昨年の多くの反省点を踏まえ、難しい案件は私と技術顧問とで開発に取り組んでいるのですが。

新規案件の実装に私と技術顧問が携わり、開発速度を上げながら、同時に教育や商談にと動いていく予定です。今月もあまり休みは取れませんでした。BCPの一環で宇都宮に八日ほど行っていた間も、打ち合わせが続き、ほとんど観光すらできていません。おそらくしばらくもは休みも取れないでしょう。
今月はセキュリティ講師・コンサルタントとしても活動しました。

今月は今年度のIT導入支援事業者に弊社がまた採択されました。助成金・補助金関連を使いたいというお客様も多く、弊社に求められる役割は多様になりそうです。

ただし、経営者がワーカーとしてに奔走していては社の発展は望めません。
代表が経営に時間を割けなくなると、大所が見えなくなり経営上のリスクとなります。
弊社の発展を進めるためにも、ここを早く何とかしないと。

来月からは、弊社メンバーの教育も兼ねた案件にも注力していく予定です。



§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
いつになればこの状態が落ち着くのか。財務基盤の弱さをいかにして克服するか。課題は山積みです。

少しずつ財務状況に希望は見えてきていますが、まだ気を緩めるわけにはいきません。
財務の件は、引き続き最優先で取り組んでいきます。

§ 社内体制 昨年の師走の初めに、一年前に作成した社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。メンバーが離任した理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。そこで年始にあたり、三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、それらを練り直しました。以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

メンバーの募集を出した時と考え方の軸はぶれていません。

昨年の師走より、東京都中小企業振興公社の方に人財制度についてのアドバイスを受けています。
そのアドバイザーの方から作成するようにと指示された、5年後の弊社を見据えた政策のシートも宇都宮にいる間に作成しました。その内容は弊社の4月からのメンバー全員に展開し、見てもらっています。
弊社メンバーは、まだ技術的なスキルの習得に目一杯で、なかなか経営的な視点にまでは気を配れないようです。そこはじっくり、焦らずにいきます。そしてスキル面の評価と人事面の評価を加えていこうと思います。

ただし、上に書いた理想を目指すとしても、それはあくまでも継続的に経営が成り立つ体制があってこそ。業務基盤を疎かにしてはいけません。
そのためにも、弊社では継続的な案件やサービスの構築に力を入れ始めています。

まず、今月からはSESの会社様からのご提案を受け入れ、一人メンバーの方に参加してもらっています。
その方も含めたメンバー四人で府中の某所で会いました(3/28)。4時間。すでに毎週月曜日の午前に行っている内部打ち合わせにも参加してもらっていましたが、実際に会うことでお互いの人となりや呼吸や間合いを認識し合いました。4月からは昨年からがんばってくれたメンバーを正社員として正式に雇用に踏み切ります。
昨年に犯した失敗を繰り返さないよう、私も自分なりに誤った言動だったかな、と思う事は繰り返さないようにしています。

昨年の真摯な反省をもとに、まずきっちりと経営を行います。

§ 人脈の構築 年始からのコロナ・オミクロン株のまん延によってまん延防止法が発令されていましたが、3/21に解除されました。
そんな中でしたが、リアルでも三回ほどお客様との打ち合わせを行いました。オンラインはもう数えきれないです。ざっと数えたところ約65回ほどです。
今月、頂戴した名刺は11枚です。

今月はkintone Café 神奈川でも貴重な人とのつながりを頂きました。
引き続きよろしくお願いいたします。

§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。kintone Café 神奈川 Vol.11(3/25)。

リアルとオンラインを併用してのイベントでしたが、リアルの参加者数がオンラインの参加者数に匹敵するイベントは久しぶりでした。
会場の反応など登壇者・運営者としてとてもやりがいのあるイベントでした。
会場の「たくらみ」に巻き込む有り方や、コワーキングとはこうあるべき、と思えるような会場の雰囲気も素晴らしく、夜の懇親会も楽しめました。

とはいえ、ようやくまん延防止法が終わったのは今月の21日。ほとんどの打ち合わせはオンラインですし、交流もなかなか出来る機会がありません。
そこで、今年からnoteに毎営業日に記事をアップしています。これは2年ほど前から弊社とパートナー会社向けのSlackに毎朝アップしていた「朝の雑感」を外部向けに公開したものです。内部に公開した後、二日遅らせてnoteに書いています。

弊社の開発や記事執筆のお仕事はこうした対外活動から生まれています。代表自身による新たな交流を発信することは絶対に怠ってはならないと肝に銘じています。

きっと、必ずや、コロナは小康状態に落ち着くと信じ、また皆様と交流を深めたいと思っています。
まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。

§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんの運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」を弊社サイトにアップする作業ですが、今月は1本アップしました。
(「アクアビット航海記-私の技術とのかかわり方」)
私が今まで自己流なりにシステムを習得する上で気づいてきたことを書いています。

今月、書いた本のレビューは5本(
沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史 〈上〉
沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史 〈下〉
サクリファイス
樹霊
日本でいちばん大切にしたい会社3

今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた物申すは0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは3本(
宇都宮でのおためしサテライトオフィス体験
kintone Café 神奈川 Vol.11を開催しました
【IT導入補助金】IT導入支援事業者に採択されました。
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、先月から毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。
3月1日  自由と多様性が尊重される世に
3月2日  システムが標準化される効果
3月3日  栃木県で仕事をしてきます
3月4日  宇都宮までの通勤も出来そう
3月7日  交流のない滞在に関する課題
3月8日  一人で籠ってみて感じた事
3月9日  宇都宮の街の魅力について
3月10日 交流をどうするかが移住の肝
3月11日 災害リスクを考えた経営
3月14日 卒業とは次の挑戦の入り口
3月15日 今日CybozuCircusの日です
3月16日 孤独なリーダーは要注意!
3月17日 首都圏直下型地震への備え
3月18日 リーダーの伝達スキルとは
3月22日 ヒトと動物の違いは何でしょう
3月23日 鎌倉殿の13人から学ぶ事
3月24日 コミュニケーションの持つ力
3月25日 やり続けることが力になる
3月28日 kintone Café を開催した件

§ 年表

・三月お仕事

HOTTANさんで作業×3、ユニゾ in Express 宇都宮で籠って作業×5,まちの駅 ぽっぽ町田で提出、都筑区で商談、ららぽーと横浜のTully’sで作業、二俣川で打ち合わせ×2、チガラボで作業、チガラボでkintone Café 神奈川 Vol.11、蕎麦酒房 水火 茅ヶ崎店で懇親会、府中で顔合わせ作業、新小岩で打ち合わせ、江戸川法務局で手続き、新宿で作業、アクアビットサテライトオフィス×3

§ ツイートまとめ
・三月ツイート

https://togetter.com/li/1865988