Articles tagged with: 事故

ドキュメント 滑落遭難


ここ数年、滝に関心を持ち、ひとりであちこちの滝を訪れている。ここ二年は山登りのパーティーに参加し、あちこちの山へ登るようになってきた。
そのパーティーのリーダーによる硬軟を取り混ぜた見事なリーダーシップに、私自身も経営者として学ぶところが多い。

私の場合、独りで移動するにあたってはかなりむちゃもしている。体力にはある程度の自信があり、パーティーでの移動とはちがって速度を緩める理由がないためだ。実際、一人の行動では標準タイムよりもペースが速い傾向にある。
それは過信だ。その過信が事故を招きかねないと肝に銘じている。そのため、山はあまり一人では登らず、なるべくパーティーで訪れるようにしている。

実際、本書を読む一年前には、独りで相模原の早戸大滝をアタックし、遭難しかけたことがある。
それがどれほどの危険な状況だったのかは、正直なところ、まだ甘く見ていた。本書を読むまでは。
本書を読むと、私のその時の経験は、実は相当に危険な状況だったのではないか、と思うようになった。

本書を読んだことで、そうした無謀な行動は控えなくては、と思うようになった。
また、遭難の事例を通じ、人々の山への熱意がより感じられた。それによって私に残された命がある限りは、できるだけ多くの山に訪れたいと意識するきっかけにもなった。

本書は、六例の遭難事例が載っている。また、それに加えて埼玉県警山岳救助隊の報告としてさまざまな遭難の事例がドキュメントとして収められている。

まず富士山。私自身は、まだ富士山に登ったことがない。しかも冬山に関してはスキーであちこちを訪れた程度であり、山登りを目的に置いたことはない。
スキーで訪れた際に、雪山の視野の悪さは充分すぎるほど知っているし、あえて雪山を目指そうとする意欲はない。

とはいえ、実際に雪山での滑落がどれほど想像を絶するものかは、本書の記述から感じ取れる。おそらく、スキー場の急斜面よりももっと強烈な斜面を転げ落ちていったのだろう。
夏山でもよく目にするのが、登山道の脇にありえない角度で斜面が口を開けている光景だ。あの斜面を転がり落ちたらどういうことになるか。想像するだけで恐ろしい。
本書で書かれている通り、そもそも止まることすら不可能になるのだろう。
ここで取り上げられた方は500メートルを滑落したと言う。そのスピードがどれほど強烈だったのか。

本編では教訓として富士山の冬山トレイルであれば、さほど難易度が高くないという錯覚と、下準備の不足を指摘している。また、登山届が未提出だったことや、救急療法に関する知識の不足というところも教訓として上がっている。
これらの教訓は、私にとって耳の痛い内容を含んでおり、私がもし無謀な思い付きを実行していたら間違いなく糾弾の対象となることだろう。ちょっとやばいと思った。

続いての事例は、北アルプスの北穂高岳だ。こちらは山のベテランがガレ場から滑落し、膝を強打したというものだ。
本書に載っている事例の中では最もケガとしては軽いが、膝の打撲がひどくて下山できず、ヘリコプターを呼ぶ羽目になったという。
ヘリコプターを呼んだことによる救出のための費用は相当かさみ、その額なんと440,000円だという。
山岳保険に加入していたため、実際の費用は抑えられたそうだが、山岳保険に入っていない私の身に置き換えてみると、これはまずいと痛感した。
また、ストックの重要性にも触れられているが、私はまだ持っていない。これもまずい。

続いては、大峰山脈・釈迦ケ岳の事例だ。
練馬区の登山グループ17名が、新宿から大峰山系の釈迦ケ岳に向かっていたところ、続けて2件の事故を起こしてしまう。そのうちの1人は、首の骨を折って即死するという痛ましい事故だ。

当日の天気は地元の人に言わせれば山に行くべきではない程度の雨脚だったという。一方でパーティーのリーダーであるベテランの引率者は小雨だったという。
出発時間も早いほうがよかったという批判があり、そのリーダーは時間には問題なかったと言い張っている。つまり平行線だ。
責任逃れと切って捨てることもできるが、実際の状況はその場にいた方しかわからない。ただ、それで人が死んでしまったとすれば大問題だ。

著者は大峰山の自然を守ろう会の方の意見を紹介している。事故が起きたあたりは、修験道の修行場であり仏の聖域でもある。そのような場所に人が入るべきではないと言う意見は、登山そのものへの問題提起だ。
決して登山自体が悪いわけではないと断った上で、いわゆる昨今流行している登山ツアーのあり方について一石を投じる。ここで事故が起こったコースは、二つの日本百名山に登れることから、登頂数が稼げるコースとしても人気があったという。こうした登頂数を稼ぐ考え方に問題の根がある、と。これは私自身も肝に銘じなければならない。

続いては赤城山・黒檜山だ。
数日前に訪れたばかりの冬山を急遽、一人で登ることになった遭難者の五十代女性。
数日前に訪れていたことによって冒険心を起こしてしまったのか、違う道を行ってしまった。登山届がでておらず、単独行だったので足取りも推測するしかない状態だが、迷った揚げ句に体力を消耗し、最後は滑落して動けなくなって凍死したということらしい。
自らの経験への過信と、何かあった時に備えた装備の不足とリスクマネジメントの欠如がもたらした事例だ。

ちょっと知っているから、と芽生えた冒険心に誘われるまま、違う道に分け入ってしまう。これは似たような行動をしがちな私にとって、厳に教訓としなければなるまい。

続いては、北アルプス・西穂高岳独標の事例だ。
登山には着実なステップアップの過程がある。まず近所の小さな山から始め、やがて千メートル級の山、二千メートル級の山、さらには冬山、そして単独行といったような。
その道のりは長くもどかしい。それが嫌だから着実なステップを踏まずに次々と難易度の高い山に挑戦し、そして大ケガを負う。
そんな人がいる中、本編で事故にあった方は着実で堅実なステップアップをこなしてきた方だ。準備も多すぎるほど詰め込むタイプで、事故には遭いにくいタイプ。

ところが、山荘からすぐ近くの独標へ向かう途中で滑落してしまう。そこから一気に400メートルを滑り落ちてしまう。
奇跡的に命は取り止めた後、ほんのわずかだが、つながった携帯電話を頼りに、切れ切れに遭難の一報も出すことができた。
重すぎるザックがバランスを崩した原因となったが、そのザックがクッションになり、さらにザックの中には連絡手段や遭難時の備えが入っていたことが功を奏した。

なによりも、この方が生きて社会復帰してやる、との強い意志を持っていたことが、生き延びた原因だという。これもいざとなった場合に覚えておかねばなるまい。

続いては、南アルプス・北岳の遭難事例がとり上げられる。
この編で語るのは滑落した当人ではなく、それを間近で目撃し、救助にも携わった方だ。
この時期の北岳にはキタダケソウという可憐な花が咲き乱れ、それを目当てに訪れる人も多いのだとか。だが、六月末とはいえまだ雪渓は残っている状態。そこをアイゼンやピッケルもなしで向かおうとする無謀な行為から、このような事故が起こる。夏山とはいえ、準備は万端にする。思い込みだけで気軽に訪れることの危険を本編はよく伝えている。

最後は、埼玉県警山岳救助隊があちこちの事例を挙げている。
ここであがっている山はそれ程の高峰ではない。
それでも、ちょっとした道迷いや油断によって転落は起こりうる。
高峰に登ろうとする際は心の準備に余念がないが、低山だとかえって気楽な気持ちで向かってしまうため、事前に山に行ったことを教えずに向かってしまうことはありそうだ。そうなると遭難の事実も分からず、救助隊も組織されない。
そうやって死んでいった人の多さを、本編は語っている。
多分、私がもっとも当事者になりそうなのが、ここで取り上げられた数々の事例だろう。

こうして本書を読み終えてみると山の怖さが迫ってくる。
本書を読む少し前、私は十数人のパーティーの一員として至仏山に登った。
そこから見下ろす尾瀬は格別だったが、雲の動きがみるみるうちに尾瀬の眺望を覆い隠してしまい、それとともに気温がぐっと下がったことも印象に残っている。これが山の怖さの一端なのだろう。

私はまだ自分が山の本当の怖さを知らないと思っている。また、私は自分の無鉄砲な欠点を自覚しているため、独りで無謀な登山はしないように心がけている。
だが、その一方で私は一人で滝を巡りに行くことが多い。多分、私にとって危険なのは滝をアタックしてアクシデントに遭遇した場合だろう。
滝に向かう時、おうおうにして私は身軽だ。遭難時のことなど何も考えていない。

冒頭に書いた早戸大滝の手前であわや遭難しかけた事など、まさに命を危険にさらした瞬間だったといえる。
早戸大滝は今までもなんどもチャレンジし、その度に引き返す勇気は発揮できている。
この引き返す勇気を今後も忘れないためにも、本書はためになった。

‘2019/9/9-2019/9/10


球体の蛇


17歳と言えば、男にとってはいろいろな悩み多き年だ。
性の問題もそう。これからの人生をどう生きるかということもそう。

本書は、17歳の迷いに満ちた友彦の物語だ。
友彦は、若さゆえの過ちと勘違いからさまざまな人々に取り返しのつかない事をしてしまう。
その過ちとは、人の密やかな営みを覗き見る衝動である。その勘違いとは、人の心を傷つける言動のことだ。
軽率な思い込みが、どのような運命を人々に与えるのか。そしてその勘違いと苦しみに人はどれぐらいの期間、引きずられていくのか。
過去の過ちをその後の人生に活かす人もいれば、一生を棒に振ってしまう人もいる。

本書はそのような友彦の過ちと勘違いを描いている。

本書には、家族に対する歪んだ前提がある。
友彦の母は、父が極度に家庭に対して無関心な態度に嫌気が差し、家を出る。
しかも父は主人公に対しても愛情を注がない。
父は東京に転勤になったことをきっかけに、友彦にも東京に来ないかと誘う。だが、父の誘いが上辺だけに過ぎないと見切った友彦はその誘いを拒む。
その結果、友彦が居候することになったのが、シロアリ防除をなりわいとする乙太郎の家だ。その家には乙太郎と娘のナオが住んでいた。

その乙太郎の一家はかつての過ちである、とある事件が原因となって母の逸子さんと姉のサヨをなくしている。
姉のサヨは幼い頃から友彦にとって憧れの対象だった。そして、心の底で何を考えているか伺い知れない人物だった。
幼い頃からサヨのずる賢い心根を知ってしまった友彦には、サヨの裏の顔もまた、怖さであり魅力でもあった。
そんな乙太郎の家族の悲劇の出来事に、友彦は深く関わっている。ただし、姉のサヨが抱えていた秘密は友彦しか知らない。

友彦は居候のまま、乙太郎のシロアリ防除の仕事をアルバイトで手伝っている。
シロアリ防蟻の仕事はシロアリを見つけ、訪問して駆除する作業が主だ。街でもひときわ目立つ大きな家に訪問した際、友彦は亡くなったはずのサヨにそっくりの女性を見かける。

その女性は、その家に住んでいないようだ。おそらく、その家の主人に囲われた、人目を忍ぶ立場にあるらしい。
それを知った友彦は、あろうことかシロアリ防除の営業で訪れた際に知った床下のルートをたどり、夜中に忍び込む。そして、床下から二人の秘め事を息をひそめて聴き入る悪癖に手を染めてしまう。
17歳の性の好奇心は、友彦から理性を奪ってしまう。

友彦の耳に飛び込んで来るのは、行為の終わった後に女性から漏れてくる忍び泣き。
好奇心が募り、女性にも並々ならぬ関心を抱く友彦。
ところがある日、友彦が床下に忍んでいるタイミングでその家から不審火がおこり、家が全焼する。そして主人が焼死体で見つかる。
その火事は女性にとっても友彦にとっても晴天のへきれきだったはず。

火事からしばらく後、友彦はその女性智子と街の中で出会う。
その出会いからさらに運命の糸がもつれ合ってゆく。
体の関係はないにもかかわらず、智子の家に通う友彦。ところがその智子はほかにも秘密を持っているらしい。
そもそも火事の原因は何なのか。そうした秘密が二人の間に無言で横たわっている。その事を智子に問いただせないまま、友彦は疑いを抱き続ける。

そうした友彦のただれたように見える関係がナオにとっては許せない。
乙太郎の家でも緊張が徐々に高まりを見せていく。
さらに、母の逸子さんと姉のサヨさんが亡くなった過去が蘇ってくる。
友彦は煩悶し、結局、高校を卒業したことを機会に上京し、乙太郎の家を離れる。そして大学の近くで下宿生活を始める。
上京によって友彦は新たな環境になじみ、それなりの生活を始める。
ところが過去の思い出は友彦を運命へと導いていく。過去に苦しみ、それがさらなる運命へと友彦を追いやる。

過去の謎と火事の謎。それらは全て勘違いとすれ違いの産物だった。
一体、何が起こったのか。乙太郎の家と友彦の家。
あらゆる過去の出来事がしがらみとなって友彦を縛る。

人は神ではない。すべての事情を知ることは不可能だ。相手の心を推し量ることも出来ない。
しかし、刹那の衝動から起こった人の行動は、取り返しの付かない結果を巻き起こす。
相手の心がわからない。それがすれ違いを生み、そのすれ違いが事態をますます混乱させてゆく。人の生死を左右するまで。
人の振る舞いはその時の状態とタイミングによって、取り返しのつかない傷を相手に与えることができる。

過去の誤りにも関わらず、人生は続く。
その過ちを時間がどうやって癒やすのか。そもそも、人は過去の過ちをいつまで引きずらねばならないのか。
若さゆえの罪が、将来の人生において足かせでなくなるのはいつか。

これを書く私自身、取り返しのつかないミスを今までに何度もしでかした。
多分、敏感な心の持ち主にとっては、日夜苛まれるレベルのミスだろう。
主人公と同じような苦しみに染まってしまったこともあった。鬱に落ちたこともあった。
だからこそ本書で描かれる世界は、私にとって切実だった。

それは私だけでない。すべての青年期を潜り抜けた人にとって、本書で描かれるテーマは切実な問題だったはずだ。
だから、本書を読むと重苦しい思いにとらわれる。
だが、ある程度の人生をへた人にとっては、そうした苦さこそが人生に濃淡や深みを与えることも理解しているだろう。
さらに若い人にとっては、今の自分がまきこまれている人生の難しさが、将来には糧となるはず、と本書を読むことで救いなるかもしれない。
喜怒哀楽がすべてない交ぜになった人生が球であり、抗いきれない衝動が時折、蛇となって人生を操ってしまう。生きることとは、そうした営みなのだ。

本書の結末は、それまでの嵐のような展開が落ち着くべきところに落ち着いておわる。
だがそれは、ある意味では怖い結末でもある。
この結末をハッピーエンドと見るか、それとも人生という救い難い苦行の象徴とみるか。
人生とは希望にも満ちたものである一方、苦悩の連続でもある。

‘2019/02/26-2019/02/27


下町ロケット


本書を読み終えてから一年近く経ち、ようやく本稿を書いている。その間には本書を原作としたテレビドラマも始まったと聞く。例によって一度も観ていないが。

だが、読み終えて一年経ったにも関わらず、本書の内容はよく覚えている。心動かされたシーン、クライマックスのシーンを何度読み返したことか。何度も読み返したことによって本書の内容は頭に入った。しかしそれだけではない。他にも本書の内容を覚えている理由はある。それは、題名から想像した内容と実際の内容に違いがあったことだ。

はじめ、本書の題名から想像していたのは「まいど一号」である。「まいど一号」とは東大阪市の中小企業団地の会社が集まり、開発したロケットの名前である。それは 宇宙開発協同組合SOHLAとして知られている。私が本書を読む前に持っていた下町ロケットのイメージは、宇宙開発協同組合SOHLAのニュースを下敷きとしたものであった。

しかし、本書の粗筋はそれとは大分違っている。中小企業といっても、主人公佃航平が社長を勤める佃製作所は、技術に定評のある精密機械の製造会社。しかし、ここに来て大口顧客の契約を失注し、ライバル社からは特許侵害で訴えられ、さらにメインバンクへの融資依頼も渋られる始末。

立て続けに起こった会社存続の危機に際し、折よく帝国重工の宇宙航空部長財前より、佃製作所の持つ特許の譲渡を持ち掛けられる。その特許がないと帝国重工は自社の新型水素エンジンを商品化できない。しかし、航平は逆に財前に提案する。部品供給者として共同開発に参画させてもらえないかと。巨額の特許譲渡収入を捨ててまで航平にそう決断させたのは、自身が宇宙開発事業団の主任エンジニアとしてロケット打ち上げに失敗した経験があるため。その苦い経験の払拭や、自らの夢への想い。

はたして航平は自社内製品しか採用しないという帝国重工を説得できるのか。また、佃製作所は、帝国重工の求める苛烈な試験を通せるだけの製品を送り出せるのか。ライバル社からの特許侵害裁判に勝てるのか。何よりも社内の空気を航平の夢に向ける事が出来るのか。

著者の作品全てに目を通した訳ではないが、著者は組織の嫌らしさや軋轢を描くのがうまい。そういう印象を持っている。組織の嫌らしさや軋轢に抗い、勝ち上がる個人のしたたかさ。著者の作風はそのようなものだと勝手に思い込んでいた。しかし、本書を読んだ後では、そういう著者の作風に対する見方は改めねばならない。人の負の感情に対するのは、己を信じる自負心である。本書の底には一貫して前向きの気が流れている。もちろん本書には、足を引っ張る人間や懐疑的な人間も多数出てくる。しかし、本書にはそれを覆すだけの信念とそれを貫き通すことの美しさが気高く書かれている。

また、本書は佃製作所という中小企業が舞台だ。中小企業をいじめる大企業。その構図は、著者の他の作品でもお馴染みだ。しかし、本書に登場する帝国重工の財前や、メインバンクから出向して佃製作所の経理部長を勤める殿村といった人物は、大企業のプライドにふんぞり返ることなく航平の夢に協力する。そういったシーンはとても印象に残る。会社とは、仕事とは何かといった思いが、本書を読み終えると胸に実感として湧き出るはずだ。

何かを成し遂げるにあたって、立場や損得よりも大切なものがある。そのようなテーマは書き方を誤ると、とにかく「くさいシナリオ」になってしまう。が、本書では日本の中小企業に焦点を当てているためか、話に現実性がある。実際、わが国では町工場から世界に雄飛した松下やソニーといった先例もあり、世界シェアの大半を握る中小企業も珍しくない。戦後の熱い成長の記憶は我々の無意識に残っており、本書の内容が嘘っぽく聞こえない。日本の中小企業はもっと自信を持って良い。そう思える。

本書に感じられる中小企業への温かい視点は、或いは大手銀行出身の著者の自省によるのかもしれない。かつての我が国の高度経済成長を支えたのは、財閥系の大企業よりも、むしろ中小企業だった。そのような論は良く目にする。大手銀行が大企業だけを相手にし、中小企業への融資を控えたのが、日本経済の失速の原因ではないか。もし著者がそう思って本書を書いたのだとしたら、非常に心強い話である。少なくとも私は本書をそう受け止めた。そして今でもそう信じている。舞い上がった気持ちのままに。

本書は、中小企業への著者からのエールである。そうに違いない。

‘2014/12/25-2014/12/26


白銀ジャック


著者が文庫のために書き下ろしたのが本書。総じて、文庫書き下ろしとの文句には安易な印象が付きまとう。

書き散らし、書き急ぎ、大量生産。私も普段は文庫書き下ろしと謳われた書物には手を出さないのだが、著者は別である。決して寡作ではないのに、出す本出す本が優れている。このことが、著者のもっとも素晴らしい点だと思う。

果たして本書は、著者の他の作品と同じなのだろうか。そんな期待も持ちつつ、本書を手に取った。

結論からいうと、充分楽しめた。流石は著者である。

スキー場を舞台に、スキー場スタッフの視点で書かれた物語を読むのは本書が初めて。舞台装置も作品のスケール感に一役買っている。

伏線の張り方や登場人物の書き方も通りいっぺんなものではなく、工夫を凝らしたもの。スキー場ならではの仕掛けも道理にかなっている。

ただ、苦言を呈するとすれば、動機だろうか。伏線で独創的で合理的な動機が多々提示されていたのに、結末が少々拍子抜けである。

もっとも、分かりやすい動機でもあり、読後の余韻もスッキリしたものである。

敢えて言うならば、この尾を引かない手軽な読後感こそが本書のレベルに関わらず、文庫書き下ろしとなった理由かもしれない。しかし、本書は他の作家で言えば、主戦級といってもよい出来であり、却ってそのことが著者の優れていることを表している。

聞けば本書にはこれまた文庫書き下ろしの続編もあるとか。無論読んでみようと思う。

‘2014/11/2-2014/11/4


東北地方太平洋沖地震(3/19-26編)


前回の続きです。

こうやって並べてみると、自分の行動や考えの推移がよくわかります。ツイッターでつぶやく利点を初めて実感できた気がします。

------19日------
2011/03/19 13:31
地震発生前から動き始めていた、我が家の重要な将来設計について、今朝一歩前進の進展がありました。

2011/03/19 21:22
1~3号機、炉心は冷却状態…東電会見 (読売新聞 – 03月19日 19:42) https://mixi.at/a598HJH まだまだ楽観は許さない状況にあるが最悪の状況一歩手前から、針は巻戻った模様。本当に現地で体を張ってくれた方々には敬意を表します。

2011/03/19 21:29
もちろん、あれですよ。あれ。あくまで一歩前進だけですが(^_^) RT @****** どの計画ですか⁇ 気になる…(⌒-⌒; ) RT @*******: 地震発生前から動き始めていた、我が家の重要な将来設計について、今朝一歩前進の進展がありました。

2011/03/19 21:42
まさに!! RT @****** @******* リョーカイしました( ̄^ ̄)ゞで、答えあってますよね。。。

2011/03/19 21:43
あれです。今からゼッケンにロゴ縫い付ける練習 RT @******* あれですね。 RT @*******: もちろん、あれですよ。あれ。あくまで一歩前進だけですが(^_^) RT @****** どの計画ですか⁇ 気になる…(⌒-⌒; ) RT @*******: 我が家の重要

2011/03/19 22:06
<プロ野球>セ・リーグも3月29日に開幕延期 (毎日新聞 – 03月19日 21:23) https://mixi.at/a595T2u 色々と考え方があるのはわかるが・・・・どうしても東日本でやりたいんかね・・・・西日本のファンにまで自粛させるのもどうかと思う。

------20日------
2011/03/20 4:31
なんか仕事用のFacebook、ぽつぽつフレンドが増えてきているのだが・・・Are You Interested? というアプリの招待がきて、知り合いからだったので登録したら、以降一日2~3人からアポイントが・・・調べると機能はあるらしいがはまると課金されるアプリらしく無視状態。

2011/03/20 8:45
名勝・松島、崩落被害=「長命穴」消え、半壊の島も―国宝「瑞巌寺」は壁にひび https://mixi.at/a5av6F3 家族で一昨年の年末に仙台を旅したのですが、この時に牡蠣を食べたお店や土産物屋などことごとく流されたとか・・・五大堂や瑞巌寺は軽微な被害で無事らしいのです…

2011/03/20 9:00
一昨年やなくて、さらにその前年でした

2011/03/20 12:45
朝方ちょっと仮眠した後、再び電話で起こされました。知り合い作成の予約システムで障害が起きたとのこと。ColdFusionは門外漢なので手助けできるかわからないのですが、合間をみて作業してみます。私もFPDI+TCPDFの組み合わせでのPDF生成の完成度を上げないとなりません。

2011/03/20 14:49
朝に記述した予約システムのほうは障害が治ったようです。よかったよかった。今回の震災でもっと壊滅的な状況も考えられましたが、私の聞く限りではかなりのシステムが活きていました(みずほ銀行は除く)。データセンターの耐震対策を見直しました。耐震対策なしでサーバー運営するリスクを見直さねば

2011/03/20 21:34
テレビで尾崎豊の歌が流れている・・・・今聞くと聞きこんでしまいそう。今は聞けない・・・もうすでに頭からシェリーが離れなくなりつつある・・・・・相方がテレビを見ろと呼ぶ・・・・

------21日------
2011/03/21 5:26
いやぁぁぁっと、TCPDF+FPDIでPDF出力ができました。夜8時ごろから入力+確認フォーム作り始めて・・・配置的には思ったところに来ているようだが、POSTした値が反映していないのはこれから気合い入れてなおします。が、その前にちょっと仮眠します。

2011/03/21 18:48
今日の夜の町田地域での停電が回避されたそうです。仕事で切羽詰ってる状況だけに本当に助かりました。ソースの怪しげな風聞が舞う中、私はそれでも現場で努力している方々に対しては勿論、政府や東電関係者に対しても敬意を表したい。平和な地域では早くも地震が喉元をすぎ、好き放題いっていますが。

------22日------
2011/03/22 5:57
あー朝になってしまいました。このまま徹夜で客先いきますか・・・それとも午前中だけ勘弁していただくか、考えます。昨日も朝方まで起きてたし、さすがに疲れました。

2011/03/22 12:42
ちょっと仮眠をいただき、今客先へと向かっています。車内は電気が消灯されたりついたり。暗すぎるのも不便ですが、快晴の日などは消灯を励行すべきかもしれません。電力が完全復旧したあとにも続けていくべき事は多いように思います。

------23日------
2011/03/23 6:32
うーむ・・・・3日連続で朝方までの作業となってしまいました・・・・昨日は3時間ほど仮眠してから出かけましたが・・・今日は客先で午前に打ち合わせがあるため、このままお出かけとなりそうです・・・・まあおかげさまでTCPDFとFPDIの組み合わせでPDFは自由に出せるようになりました。

2011/03/23 16:55
日程はお上が決めることではないかも知らんが巨人が決めることでもない。選手会や他の11球団がどう考えるか。幾多の名選手を産み出した球団がまた汚されてゆく。この間逝去された与那嶺氏は泉下で何を思うか。 Gオーナー 開幕29日強行姿勢 https://mixi.at/a5dT7tH

------24日------
2011/03/24 1:31
やはり3月は年度末ということでばたばたと色々な仕事が舞い込んできます。今回の震災により電力確保ということでより一層クラウド化が進んでいくのでしょうね。社内の片隅にサーバーを置いて運用する事が許されなくなりつつある様に思います。私も外出中は携帯しか仕事がない状況を早く解消しないと。

2011/03/24 13:16
技術メモ。TCPDFの作成時に使用するテンプレートpdfに、PDF Xchange Viewerのテキストボックス機能で描画したものを使うと、内部圧縮形式が違う旨のエラーが発生します。pdfに書かれた記載内容を消したい場合は TCPDFで消した方が速そうです。

2011/03/24 20:52
帰路の駅前で地元の中学校の卒業生有志や町田青年会議所の方々が、寒い中声を高くして募金活動を行っていた。不逞の輩共に失望させられるニュースも出てきている中、救われる思い。ただ、持ち合わせがなく、かなり気まずい思いで帰宅。と、上の娘あてにカブ隊から手紙が。今度の日曜日に募金活動。行く

------25日------
2011/03/25 18:27
町田停電だそうです。炊飯器にかけていたお米がおじゃん。

2011/03/25 18:35
地震発生日の停電から二週間、町田の夜から灯りか消えることがありませんでしたが、先程停電した模様です。休養の機会と前向きに考えることにします。開発案件など、昨日の朝方に山を越えておいて良かった、、、

2011/03/25 19:52
鶴川着。駅前電気ついとる。地元中の卒業生が今日も募金活動。まぶしい。

------26日------
2011/03/26 1:22
ようやく年度末の多忙な状態から先が見え、ちょっと気を抜いてウェブを徘徊してみたところ、私が個人事業主になるにあたり、多大な影響を与えた会社が解散していることに気づきました・・・・・衝撃が体を走っています・・・

2011/03/26 17:56
この2か月、深夜電力消費量が前年比2倍増の私がいうことではないですが、枝野氏がいった生活様式の変更については真剣に考慮せねばならないと思います。アーミッシュのようになれというのではなく、余剰な電力使用を減らすことから始めればよいかと思います。公共施設で今実践しているようなものです

2011/03/26 19:40
東電「貞観地震」の解析生かさず  https://mixi.at/a5gCuKe ようやく欲しかった情報が来た。この情報がないにもかかわらず鬼の首でもとったかのように東電を責める論調にはとても賛成できなかったのだが。これからようやく東電の上層部の責任について、話が進められる…

2011/03/26 20:31
そういわれるとつらい・・・ちょっとまっててください。今ちょっと峠を越えました。その代りうちの相方には車送迎なしとお伝えください @****** @******* まってます…

2011/03/26 20:42
明日終日残りをやりますか・・・・今から年度末のお別れ会に相当遅ればせながら行ってまいります。

2011/03/27 1:34
ありがとう!!!! @******** ありがとう!!!! RT @******: おやすみなさい…

2011/03/27 3:12
おつかれさまですー @******** やっと帰宅中なう。おやすみなさい。


東北地方太平洋沖地震(3/12-18編)


ちょっと仕事がばたばたしていて全く書く暇がありませんでした。

本日のつぶやきにおいて、私の家庭はほぼ平常通りに戻ったと書きました。ですので、発生日翌日からの私の行動をtwitterの2アカウントのつぶやきを時系列に並べて書いてみます。

私からのツィートやリツィートは表示されるが、頂いたリツィートは除外してあります。(今回のアップに際し、アカウント情報も伏字に変えました。)

こうやって並べてみると、自分の行動や考えの推移がよくわかります。ツイッターでつぶやく利点を初めて実感できた気がします。

------12日------
2011/03/12 10:02
相方朝方町田に戻る。家に帰る間もなく学童の説明会を大幅に短縮して出席。今帰宅しました。

2011/03/12 13:32
うちの相方、今日の鴻巣の診療お休みになりました。明日のフラも、娘たちのゼルビアファインズの練習も明日のゼルビアの開幕戦も中止です。

2011/03/12 14:22
福島第一原発のメルトダウンや、再度の津波の兆候など、まだ状況には予断を許しません。しばらく情報収集に努めます。

2011/03/12 20:43
我が家にもコスモ石油関連のメールが回って着ました。 これは嘘です。https://bit.ly/i10dCJ まずはメールよりもコスモ石油からの公式発表を優先的に信じましょう。情報に踊らされぬよう、冷静な対応を望みます。

2011/03/12 22:20
今、近所のスーパーに家族で行ってきました。昨晩は暗闇の店頭でローソクと電池だけだったのが、今日は灯りも煌々と、平常通り。かと思いきや、カップめん、牛乳、パン、お米が品切れ。なぜかカップめんのコーナーにSpa王だけがたくさん残っていました。

------13日------
2011/03/13 20:07
15年前より政府対応は評価できるが、あのころにないネット情報の氾濫に皆が踊らされている気がする。情報メディアの主役がネットに移りつつあった感が強いここ数年だが、一方通行型の既存メディア有用性も再確認。ネットメディアも今回の件を教訓とすべく、今から実践すべきかと思われる。

2011/03/13 20:26
津波感知システムが想定通り作動しなかったとのことですが、おそらく実動テストをほどほどのレベルまでしかやらなかったのではないかと。システムテストでも極端な例は省くことありますし。今回の災害を教訓に、最大想定の10倍程度のテストが可能な施設を官産学共同で作るべきではないだろうか?

2011/03/13 20:33
東京都23区は除外という措置も理解できるが、地方にしてみればまたか、と思われそう。ただでさえ地方にリスクを負わせて都市が有利な原発立地のツケが露呈しただけに。 東日本大震災:「輪番停電」14日から実施 https://t.co/XMNjAuW via @mainichijpnews

2011/03/13 23:32
計画停電の件、我が家(事務所)のグループ分けがわかりました。なんと2グループにまたがって含まれています。つまり月曜日は一日3回も停電に見舞われることになりました。これはピンチです。

------14日------
2011/03/14 0:05
システム系のセンター、停電対応でてんやわんや。かなり深刻かと。

2011/03/14 2:18
情報もろもろありがとうございます!! 確定申告ならびに業務的にピンチです。 RT @****** @******** @******* 2と5ですよー。ほぼ一日中停電です… 9:20~13:00 15:20~19:00 18:20~22:00

2011/03/14 2:19
疎開案いいですね。うちも RT @******** 東京電力つながらなくって、いろいろととびかってわからない。町田市は、二つにわかれるってうわさあるし。大蔵町は台5グループでいいにゃろか・・・・。春休みはいったら、娘を名古屋か広島のどちらかの実家に疎開させようかとも思ってます。

2011/03/14 6:39
小田急も京王もjr横浜線も動かず。都心にでられん。

2011/03/14 6:56
おはようございます。田園都市線が動いているみたい @****** おはようございます。電車はだめですね… RT @nogyery: 小田急も京王もjr横浜線も動かず。都心にでられん。

2011/03/14 7:48
町田市小中学校は休校。私も客先へは行かず、自宅でたまった仕事を片付けます。

2011/03/14 7:55
RT 3月14日首都圏計画停電による運行予定 #jishin https://t.co/gUSObIm via @gizmodojapan #gizjp

2011/03/14 9:14
早朝から妻が会長をやっている学童保育の対応でばたばたしておりました。町田市小中学校はお休みですが、学童保育は実施するとのこと。私は都心に向かう電車がマヒしておりますので、客先への出勤は自宅待機とし、別作業を行っておりました。ただし、まもなく計画停電が始まるので、作業ができません。

2011/03/14 13:44
原発事故および停電に関しても混乱が続いているが、引き続き冷静でいたいものです。原発に関しては感情的で一方的な書き込みも目立つけど RT 震災でも秩序保つ日本人、「人に迷惑かけない」精神=中国報道 https://t.co/fZLAq4m via @searchinanews

2011/03/14 13:46
私は相変わらず鉄道運休の関係で家にいます。家族も同じくです。停電が延期になったため、まだこちらはつながる状況です。

2011/03/14 16:45
今税務署に向けて自転車を駆っているのですが、町田市街地上空にヘリが。どういったご用件でしょうか。停電は一時間半あとです。税務署人一杯

2011/03/14 16:58
町田署の前にテレビ朝日のクルーが数名張り込み。コストコの件?それとも先程のヘリと同じく停電待ち?

2011/03/14 17:10
菅原神社前交差点にもクルーが7、8人。レポーターの話す内容から推測するに、停電後の道路交通マヒを懸念しているらしい。

2011/03/14 17:43
お電話、ツイッター、メールその他で安否確認を頂いた皆様、ありがとうございます。あと1時間近くで停電となり、連絡手段が携帯のみになってしまいます。週末に終わらせる予定だった確定申告ができずじまいなので、e-tax不能な場合に備えて先ほど税務署にいって書類を頂いてきました。

2011/03/14 17:51
今町田市街まで自転車で行ってきました。ガソリンは種別問わず品切れ。食糧もかなり品切れです。被害の中心である東北と違い、インフラに甚大な被害はなくすぐに供給は回復するはずです。焦らずに買占めに走ることのないようにしましょう。まずは東北への物資輸送を優先させるようにお願いします。

2011/03/14 18:06
RT @gigazine: 小田急電鉄の運転再開予定について追記しました。 https://gigaz.in/K68dY

2011/03/14 18:27
あと三分。備蓄水食料、電源、自家発電ラジオ、あかり。完了

2011/03/14 19:35
結局第5グループに入っていた我が家は停電しない模様。ただバソコンは万が一を考え様子見。茨城が停電範囲に入っている事に不信感。あの辺りも被災地ではないのか?配慮もわかるが人工密集地から停電させ、余剰電力を東北に回すべきでは。

2011/03/14 20:48
結局パソコン電源ON。明日の確定申告に向けてラストスパート。

------15日------
2011/03/15 2:39
今の時点で小田急の運行状況は出ているが・・・・昨日も朝方になって修正されたので、もう少し様子をみてみる。

2011/03/15 8:55
今町田市役所窓口。住基カードの証明書期限が切れているらしく。今交付してもらってます。

2011/03/15 11:55
e-tax終了!午後から客先にいくはずが、別件で対応が必要となり本日も在宅作業。

2011/03/15 11:59
ようやく確定申告が終了しました。昨日万が一を考えて税務署に書類も取りに行ったのですが、予定通りE-taxで完了。ブラウザベースになってだいぶ使いやすくなりました。朝も電子証明の取得で市役所まで自転車で行ったのですが、ガソリンスタンド渋滞で、朝の時点で売り切れです。

2011/03/15 12:16
朝チャリンコで町田市街地まで出かけたのですが、ガソリンスタンド渋滞がひどかった。いろんな事情があるでしょうが、今我々にできるのは消費生活を我慢することかと RT@****** アイドリングストップすれば、どれだけのガソリンが確保されるか…

2011/03/15 18:05
町田市は今日は停電を行うようです。今放送が流れておりました。本日は朝3時間ほど寝た後は確定申告関連作業と開発作業に没頭しておりました。これから停電の合間に休もうと思います。

2011/03/15 18:06
今日は町田市やるようです。私も睡眠をとりたいと思います。

2011/03/15 21:33
今日も直前に町田市から広域放送ならびにメールが配信されながらも停電が行われず・・・・。まぁ私は2時間ほど仮眠をとらせてもらったのですが。

2011/03/15 21:44
今日も停電と各種案内があったにも関わらず町田市では実施されず。非難するのは容易ですが、いろんな意味で得るものも多いと思います。平静の日常に戻った時にこれらの経験が糧とならんことを望みます。

2011/03/15 22:44
町田は震度4のようです。揺れる直前にテレビの緊急地震速報と同時にゴゴゴと音がしたのでダッシュで娘たちを守りに行くことができました。うちは無事です。

2011/03/15 22:59
わんちゃん吠えますよね。金曜日も30分ほど前に吠えてました RT @******** うちも無事です。肝心なときに携帯の緊急地震速報稼働しませんでした。たまたまニュースみてたから・・・それと、チョコがいきなりおりてきてそわそわしだしたからわかりました。今も少しそわそわしてるので

2011/03/15 23:01
無事でよかった! iPhone色々と無料アプリがあるらしいですね。携帯は地震に関しては完全に後手後手です @****** @******** @******* 無事っす! iPhoneアプリのゆれくるは揺れてる時に通知がきました(´Д` )

2011/03/15 23:10
ちなみに・・・・昨日がホワイトデーということがほとんど顧みられなくなっている昨今ですが、今日、上の娘の彼氏がプレゼントを持ってやってきました。私は仕事してて応対していませんが、初々しくてよいね。

------16日------
2011/03/16 1:17
明日は客先に行かねば・・・・地震が起きてから都心に出るのは初めてとなります。小田急も休日ダイヤで動いているようだし

2011/03/16 8:18
都心につきました。特別ダイヤで快速急行に乗れ、車内も比較的空いています。通路も節電で暗い箇所がありますが、平時に戻っても今の状態を維持できるよう、皆で共通認識を持ちたいものです。

2011/03/16 12:59
都心の某ビル十数回にいます。かなりゆれました。震度3だそうです。

2011/03/16 17:50
心配していた仙台の友人から無事の知らせが。地震後連絡が取れていなかったのでホッとしました。mixiを初め、snsの力を実感することが多い昨今です。

2011/03/16 18:59
激混み急行、新百合ヶ丘着。まもなく停電?の鶴川へ。

2011/03/16 19:05
うーん駅前電気が灯っておるなあ。今日も停電らなかったらしい。

2011/03/16 22:46
町田市震度3。

------17日------
2011/03/17 3:12
今日は良い知らせが多数あってよい感じです。ちょっと仕事のほうがラストスパートという感じですが・・・・今から風呂に入ります。3時間は寝たい。

2011/03/17 7:20
今代々木上原。昨日と同じ快速急行。混雑度三倍。

2011/03/17 12:45
相方から連絡ありました。町田も発生日以来ようやくですね。 RT @******** 町田市大蔵町は、停電がはじまりました

2011/03/17 16:48
客先に来ていたのだが、東電からの緊急電力削減依頼を受け、緊急退去依頼が来ました。帰ります。もっとも今晩も大規模停電の可能性とか。二件ほど切羽つまっている仕事があるというのに困りました。

2011/03/17 17:01
すでに早退けした人々で駅は一杯。私も帰れるうちに帰ります。

2011/03/17 17:39
代々木上原激混み

2011/03/17 18:25
新百合ヶ丘激混み。各停にのられへん。

2011/03/17 18:47
鶴川着。一本各停見送っても激混み。停電は終わったらしい

2011/03/17 19:52
先ほど帰宅。特段駅で並んだわけでもないのに2時間半かかりました。激混みの中、怒鳴り合いもいがみ合いもない車内。諸外国の賛嘆する日本国民の美徳の一端が見える。だが、忍耐や寛容だけでは、集中の弊害を覆い隠すことはできなくなっていることも事実。遷都の話がそろそろ復活してきてもよいのだが

2011/03/17 21:59
現場で努力を続ける関係者の方々、島根から福島へ志願した電力マンの方、東電、政府関係者と頭を垂れるべき方々が多数います。そして本日も危機と言われながらも東京電力の皆様の努力で大規模停電が起きず、私も仕事を続けられます。明治維新後や第二次大戦後に驚異の復興を遂げた日本。きっと今も・・

2011/03/17 22:06
<東日本大震災>電源の燃料尽き魚類など絶望 福島の水族館 (毎日新聞 – 03月17日 19:54) https://mixi.at/a5777UW 目の前が海なんやからなんとか放してあげられへんやろか・・・

------18日------
2011/03/18 2:08
むぅ・・・・・手ごわいなぁ・・・・・多国語対応・・・・

2011/03/18 2:09
Windowsのメモ帳って普通にハングルや繁体字中国語や簡体字中国語が書けるんですね。初めてしりました。他のエディタだと文字化けして困っていたのに・・・・灯台下暗しとはまさにこのこと。

2011/03/18 2:36
古田敦也氏が“セ・リーグ3月25日開幕”に猛反対 https://mixi.at/a57d2m0 開幕したっていいとは思うが、名古屋以西で開催したらどないやろ。セリーグは甲子園と広島ドームと名古屋ドームでのみ開催。あとは西日本の地方球場で。

2011/03/18 9:31
町田停電だそう。相方より連絡あり。今回は市からの連絡なし。連休中の対応につき、調査しておくべし。

2011/03/18 12:21
私の妻(歯科医)宛に東北の被災者の遺体特定の為の検死手伝いの打診が来ました。正式に依頼が有れば承けようと思います。私は15年前の地震被災者ですが、今は家庭と仕事で目一杯の状況から節電位しか手助けが出来ません。更に私の睡眠が削られますが、これが我が家にできる最大限の奉公になります

2011/03/18 18:42
今鶴川着。昨日と違い、快速急行えらい空いてた。これから忙しい連休がはじまります。

2011/03/18 22:25
Lamp構成のフォーム作成にここ数日携わっており、my.cnfがいじれない環境で韓国語と中国語関係を文字化けさせずにDBに格納する件、ちょっと苦しんでおりましたが、先ほどうまくいきました。多言語を扱うの初めてだったのでかなり不安でしたがちょっとほっとしました。

2011/03/18 22:29
苦しんでいた多国語対応がうまくいき、喜んでいたところ、帰宅した相方からムカつく話を聞かされ逆上。これだけ国民が明日に向かっている時に、鼻持ちならん最悪なサラリーマンが小田急の車内に椅子占領してふんぞり返っていたとか。しかも得意先からの電話に嘘までついて。うちの相方はたかれたらしい