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雲の上Talking〜プリントクリエイターNight〜に参加・登壇しました


久々に雲の上Talkingにお誘いいただき、LTに登壇しました。

今回は、プリントクリエイターがテーマということです。

トヨクモ社の中井さんからは、登壇にあたって以下の指示をいただきました。

時間:5分~7分
テーマ:「わたしとプリントクリエイター」
内容:
1.プリントクリエイターを使う前
2.プリントクリエイターと出会ったきっかけ
3.プリントクリエイターを使っている現在(運用状況)

このテーマなら、すぐに登壇資料を作成できそうだと思いました。
そう、私が黎明期のkintoneで案件を帳票出力も含めて実装した時の苦労を思い出せばよいのですから。

実際、スライドは、すらすらと書けました。
スライドは(https://www.canva.com/design/DAF_XS5ZMVI/ux_5Tvf371r8SPm-pk9jnw/view)、左のリンク先です。

当時と違い、今はkintoneから帳票を発行するプラグインはいくつもあります。
正直にいうと、今、弊社がkintoneから帳票を出す際に提案するプラグインは、プリントクリエイター一択ではありません。
適材適所で複数のプラグインを提案しています。

そのため、弊社にとってもプリントクリエイターの設定・運用ノウハウは必要です。
今回は、私としても他社さんのプリントクリエイターの使用例を知る絶好の機会でした。
登壇するよりも学びたい。

神戸さんの発表と上原さん・関さんの発表は私にも様々なことを教えてくれました。

神戸さんは産業廃棄物処理業者として、帳票をベースとした環境構築の重要性など。
産廃業者向けのkintone基幹システムは弊社も経験しているだけに、神戸さんの苦労もよくわかりました。

神戸さんの登壇で聞きたいことがありましたが、以下に書く通り、懇親会に出られなかったので聞けませんでした。
聞きたいこととは、産廃業務につきもののマニフェスト印刷はプリントクリエイターでしなかったのか、ということでした。
偶然にも翌日のkintone Café 栃木 Vol.1でも私とペア登壇を果たしたので、その際に聞きました。基幹システムが出力してくれるとのことでした。


上原さん・関さんの登壇もお見事。
目からうろこのプリントクリエイターの活用事例が連続し、自分のアイデアの乏しさに大いに反省させられました。

弊社のお客様にも弁護士事務所様が複数いらっしゃいますが、すぐにも活用できそうです。
上原さんの登壇を脇で声援する関さんとのコンビも新鮮でした。
kintone hiveやkintone hackではステージ前方でそのような声援を見かけたことがありますが、こういうイベントであえてわき役として応援に徹するスタイルがとても新鮮でした。

各テーマについて内容を振り返り、各島で議論した後、LTタイムが始まりました。


まずは、かのってぃさんのLTから。
QRコード出力機能を使って、簡易受付システムを作った事例です。

私、正直にいうとQRコード出力機能を知りませんでした。
https://note.com/kano_tty/n/n41c4462a32af
機会があればこの実装、使わせてもらいたいと思います。


続いて、吉原さんのLT。

吉原さんの成田デンタル社では、基幹システムの入力を行うのに、RPAを使わず、一度紙に出した後、それを転記入力するオペレーションが行われているそうです。そこで、入力画面を基幹システムの入力画面をそのままに出力し、オペレーターさんはそのまま入力すればよいようにしたということです。

なるほど。これはRPAやAPI出力に慣れてしまった私にはとても新鮮でした。まだまだこうしたRPAも使えず転記せざるを得ないオペレーションの際に喜ばれるはず。


続いては小泊さんのLT。

給食の献立をプリントクリエイターで作ってしまうというものです。
私にとってkintoneと出会ったときはもう娘たちがだいぶ大きくなりつつあり、私が本格的にkintoneで商売をするようになった時に下の娘も中学校も半ばになっていたため、kintoneと学校行事の組み合わせの季節は逃してしまいました。

これは、より世間のお母さま方に訴求すべき活用例ですね。

最後のトリは私でした。内容は冒頭に書いた通りです。


さて、皆さんで写真撮影をしましたが、私は結構焦っていました。
というのも、このあと19時から東陽町に移動し、スナックジョイゾーに出る必要があったからです。しかも、お客様をお呼びしていました。なので遅れるわけにはいきません。

写真撮影後、速攻で地下鉄に乗りました。
ちなみに東陽町の駅で待ち合わせ場所をはぐれてしまい、7時前に着いたのに、会場には遅れて入場。
でも、それもまたよしです。

まとめサイトはhttps://togetter.com/li/2337896です。
まずはご参加の皆さま、ありがとうございました。


kintone Café HYOGO Vol.2に参加・登壇しました


2024年1月28日に『kintone Café HYOGO Vol.2』に参加・登壇しました。
詳細は告知サイトをご覧ください。

今回の開催場所は城崎温泉。志賀直哉の小説『城崎にて』の舞台として著名です。

西宮市出身の私は兵庫県をあちこち旅してきましたが、驚くことに、城崎温泉街を訪れるのは今回が初めてです。玄武洞や城崎マリンワールドには来たことがありますが、まだ城崎の真髄を知らずにいました。そのため、今回の訪問はとても楽しみにしていました。


イベントの前日、特急「こうのとり」に乗って到着しました。
城崎温泉駅に降り立つと、私の前には温泉情緒を湯けむりとともに存分に発散する街が広がっていました。
雪や湯煙、足湯、下駄、浴衣姿でそぞろ歩きする人々の光景。
人は第一印象から大きな影響を受けるとよく言われます。城崎は温泉地にある駅前として印象付けの成功事例ではないでしょうか。

私が投宿した「KINOSAKI KNOT」さん(https://booking.com/Share-doF3wf)も、街の情緒に溶け込んでおり、古民家を改装したと思われる佇まいは好印象です。
宿のオリエンテーションをしてくださった方に城崎に来た目的がkintone Caféのためだと伝えると、すでにkintoneをご存知でした。しかも参加してみたいとのことでした。
そのため、『よかったら来てください』とお声がけし、その場で名刺をお渡ししました。残念ながら、勤務シフトの関係でご参加は叶いませんでした。


宿を出た私が向かったのは「お芋とカヌレ 城崎足湯カフェ」(https://www.facebook.com/profile.php?id=100076437341500)です。
ここでkintone Caféの前日アクティビティに参加する皆さんと合流しました。
城崎は交通の便が良いとは言えません。それにもかかわらず、播磨、摂津、但馬、丹後、尾張、美濃、伊勢などから多くの人がkintone Caféに集まってきます。今回は東よりの使者は武蔵からやってきた私だけでした(そのあとはっしーさんがいることを指摘されました。はっしーさんもですね)。久々の方も初めての方も各地から集まってきた方々の間にすぐ会話が成立するのがkintoneエコシステムのありがたみ。



足湯に浸かりながらkintone談義に耽る。これこそが温泉地で開催するkintone Caféの喜びです。
城崎の街は、町全体が温泉街としての和の情緒を色濃く残しています。それでいながら、実はモダンなお店も並んでいます。モダンな店も道に面した外観は和の情緒に溶け込み、街ぐるみでの共存を図っています。
何箇所かある外湯の混雑状況はウェブサイトでビジュアル表示するような取り組みを行なっているにもかかわらず、街中にITがひけらかされていなかったことも好印象でした。


お店を出た私たちは続いて「un短編喫茶」へ(https://www.kinosaki-un.com/)。ここもまた素晴らしかった。
店内には本がたくさん並べられ、いくらでも読むことができます。しかも短編小説だけなので滞在期間中に何編も読めます。
作業するためのスペースも設けられ、ワーケーションにはもってこいの施設でした。

私たちはかに酒かかにスープのどちらかを買い求め、店頭に設られた酒燗器で温めた後、2階のスペースは期待を膨らませながら持ち込みました。カニのエキスが染み出したお酒は美味い。スープを混ぜるとさらに美味い。会話も蟹も咲き乱れるのが城崎。至福です。


その後、私たちは「エルベ」という喫茶店に向かいました。
今回のkintone Caféでは、街を巡る途中でも突発的にライトニングトーク(LT)が始まります。登壇慣れしたkintoneを好む強者が集っていればそうならない方がおかしい。
こちらの店では、ぜんざい争奪戦に盛り上がり、紅茶やコーヒーを味わいながら城崎時間に身を委ねました。突如始まるkintoneトークの合間に。


夕方になり、ようやく前夜祭の会場へとそれぞれ移動しました。私はその合間にめぼしい酒屋で地酒をチェック。実は但馬地方は日本酒も豊富ですが、ワインウイスキー、焼酎など酒ところでもあります。花兆庵さんと坂本屋酒店さんの品揃えがお見事でした。

私はさらに四所神社に参拝し、皆さんが集う「とみや」さん(https://tomiya-1038.com/)にはギリギリでした。「とみや」さんからも何人かの方が合流し、さらに賑やかにkintoneを介した豊かな時間が和んでいきます。


実はまだ前夜祭すら始まっていないというのに、もうすでにいくつものイベントをはしごしたような充実ぶりです。
城崎の街が擁する豊富なコンテンツを縦横に企画してくださったkintone Café HYOGOの運営スタッフの皆さんには感謝です。皆さんのリサーチのたまものだと思います。
それもそのはずで、スタッフのがっきーさんは西宮から遠く城崎まで下見でこられたとか。頭が下がる思いです。

そしていよいよkintone Café HYOGOの前夜祭本番です。「きのいえ」という(https://kinosaki-kinoie.com/index.html)一棟貸しの実家宿をお借りして、スーパーで各自が買い込んだ食べ物や酒を持ち込み、ディープなHYOGOの夜が始まりました。


この前夜祭もとてもディープでした。現地に行ったからこそ経験できる特典に満ちていました。
のりへーさんやちゃんえりさんやはっしーさんの登壇からも得るものが多かったです。ちゃんえりさんのステータス遷移についてのクイズなど、答えを間違ってしまった辛い、知見に満ちていました。


中でも昨年のkintone show+case unlimitedで栄冠を勝ち取ったTeam K.F.Cの皆さんからは、登壇までの発端やチーム作り、さらにコンテンツそのものの披露がありました。なんという貴重な機会か。
ファミコンで子供時代を過ごした私としては、ファミコンがkintoneでできるということや、発想次第でkintoneがより広がる可能性を見せてもらったことに感無量です。
しかも私のキャラをファミコン世界のドット絵で登場させてもらいました。子供の頃には想像すらしていない世界。それが、私の目の前で設定を画面からアップロードするだけで私の分身が王の間に登場し台詞を喋ってくれるのですから、もうたまりません。


なお、私は前夜祭でも一本のLTを披露しました。行きの「こうのとり」車内で作ったスライドの枚数が予定を超過したため、前夜祭用に急遽スライドを分離したのです。
前夜祭のLTの中で私はkintoneエコシステムってなんやろ?という問いかけをしました。エコとは英語のエコロジーですが、日本語の依怙(えこ)も同じ意味を含んでいます。それは「頼る」「頼り合う」という意味です。


私が語りたかったのも、頼り合い支え合うのがkintoneエコシステムですよ、というメッセージです。
私の問いも皆さんのLTも含めてとても深い話が前夜祭でできました。かなりお酒も入りましたが、醜態をさらす人は皆無。皆さん熱の入った議論ができたような気がします。
お開きになったのは夜中の一時半過ぎです。まさに楽しい時間はすぐに過ぎ去っていきます。


偶然一緒の宿に泊まっていたKIMIKOさんと宿に帰り着いたのは2時過ぎだった気がします。
そして翌朝。


頭がぼーっとしたままの私は、KIMIKOさんとモーニングをいただきました。前日のチェックイン時にオリエンテーションしてくださった@おかゆさんと会話を楽しみつつ、インバウンドの方が訪れる宿の交わりを体感します。
こうやって遠方の地で偶然会った方と交わす会話こそ旅のだいご味。各地のkintone Café はその機会を存分にもらえます。


「KINOSAKI KNOT」さんをチェックアウトし、KIMIKOさんと会場へと向かいました。
私は途中、御所の湯に寄りました。このままだと足湯以外に城崎の湯を味わえない可能性があると感じたからです。カラスの行水よりも刹那の風呂浴びを実践し、会場である城崎国際アートセンター(KIAC)へ急ぎました。
こちらの施設は、私が豊岡に来る前に予習として読んでいた『なぜ豊岡は世界に注目されるのか』でも取り上げられていました。
豊岡が小さな世界都市として注目を集めたきっかけの一つがこのKIACです。アーティスト・イン・レジデンス、つまり舞台芸術を中心とした芸術活動のための滞在制作を行うための施設として、国内外から多数の芸術家を集めている場所です。国内でも有数の施設が今回のkintone Café HYOGOの舞台であることを、私は城崎にやってきてから初めて気が付きました。


なんという素晴らしい場所での開催でしょう。


まずは、がっきーさんが開催の挨拶を行い、kintone Caféとは何かを語っていただきました。
ついで、いなさんがkintoneハッピートークで場を和ませました。私は西宮から来てくださった西森さん(昨晩のとみやでもご一緒)とお互いのkintoneでハッピーになった出来事を共有しました。
こういうの、よいですよね。いなざわイズムが感じられる瞬間です。そういえば、このkintone Caféではお菓子もふんだんに振舞われ、それもいなさんのおもてなし精神の表れと感銘を受けました。


それを皮切りに、はっしーさんによるセッションが始まりました。固定資産の棚卸管理をkintoneで行うにあたっての事例です。
減価償却などの専門的な機能は専用サービスに任せ、機能単位でkintoneの良さを生かす。その潔さがよかったです。私も学ぶところがありました。

今回のkintone Caféは各セッションの後にセッションの内容を共有し、議論し合う場が作られていました。
それによってお互いに考えを伝えあい、共有することで学びがより一層深くなる。私もイベントの中で常々やろうと思ってはいるものの、kintone Caféによっては交流の時間を確保できなかったりするので参考になります。

はっしーさんの登壇内容について皆さんで意見を深め合った後は、休憩をはさんで私のLTの出番です。


今回はディープなHYOGOということで、私の失敗例を披露してみました。
ちょっと引くかな、と思いましたが、思ったより皆さんに笑っていただけてよかったです。
少なくとも私のkintoneエコシステムへの思いは伝わったのかな、と思いました。
ただ、少しネガティブな余韻を残すのも申し訳ないと思ったので、その後の懇親会の場て挨拶した際は、kintoneに関わってからは人生は右肩上がりであること、これからもまだ上がっていけるから、皆さんと一緒に支え合い盛り上がっていきましょうとフォローしておきました。
なんといっても今回は私にとっては若い時に後にした兵庫に戻ってkintoneで登壇する初の機会だったのですから。



私のLTに続いては奈良からお越しの中尾さん。中尾和尚は今回はご家族で来られていて、夕べのとみやにもご家族でご参加されていました。kintone転職を無事に果たしたことも家族の絆になんの影響も与えていなかったようで本当に良かったです。
そんな和尚のLTの内容はサイボウズ商店の紹介でした。
実は私はあまりよくサイボウズ商店を知りません。そのため、とても興味深かったです。
和尚がサイボウズ商店のゴールドメンバーであることよりも前にサイボウズ商店にメンバー制度がある事すら知りませんでした。
簡単に各種フィールドを貼り付けられるシールの存在は知っていましたが、実演していただけると業務改善の良きツールであることを深く理解しました。


さて続いてはおのえメモリアル株式会社の森垣さん(もりさん)から葬祭業でのkintone活用例です。
私も弊社もまだ葬祭業のkintone実装の経験はありません。が、以前から葬祭業にはkintoneは必ず使えるはずだと考えていました。
登壇資料のいたるところに会社のおもてなしの心が表れていたことが印象に残りました。kintoneを使って業務改善を行うことは、お客様に対しシステマチックにビジネスライクに接することではありません。むしろkintoneを用いて浮いた時間で本来のお客様の心に寄り添う時間を増やすべき。もりさんのセッションはそう感じさせました。

その後のセッションの共有の場では、同じテーブルにもりさんがいらっしゃいました。それに加えて同じ稲沢門下(稲門会)のプリン姫こと宗政さんもテーブルにいらっしゃったこともあり、稲沢メソッドの効果について貴重なお話が聞けました。それらは私にとって非常に参考になる話でした。


さて、続いてのLTは森田さん。
kintone Café 名古屋で披露されたおみくじアプリとかきぞめアプリの悪魔合体について。
私は昨年1月のkintone Café 名古屋に参加しました。その際、ふくわらいアプリの素晴らしさに感銘を受けました。今回のおみくじとかきぞめアプリも見事なハックです。
恐るべきkintone Café 名古屋。その技術力には脱帽です。刺激されました。そしてかきぞめアプリを実際に使ってみるプリン姫の反応がまたよろしかった。プリンさんがみかんを描くのがkintone Café。


続いてのLT登壇者は、プリン姫にアプリの使い方を教えていた石際さんです。かきぞめアプリの裏側ばかりか、タイムラインを記入できてしまうアプリまでもご披露してくださいました。
本当に石際さんの技術巧者ぶりには毎回驚かされます。私も負けられないと思うのですが、それができない悲しみ。シャッポを脱ぐとはこのことでしょう。


さて、最後のセッションはpecoさんこと中谷さんです。これがまた全編スターウォーズ!
登壇内容の背景を説明する際に流れる動画がスターウオーズの壮大なテーマ音楽に乗せた画面手前から奥へと漂っていくテキスト。まさにスターウォーズのオープニングを地でいく演出です。そして切れ目ごとに鳴り渡るのはR2-D2の豊かな電子音。登壇するpecoさんは、いつの間にかオビ=ワン・ケノービが羽織っていたようなローブを身につけていました。pecoさんは真性のスターウォーズガチ勢です。
kintone界隈でここまでスターウォーズを再現した登壇は初めてみました。あまりにも感銘を受けすぎてセッションの内容がお留守になりかけましたが、社会福祉法人へのkintone活用事例としての見るべき内容に満ちていました。

特にありとあらゆるマニュアル化の取り組みや、gusuku Customineを活用した画面のカスタマイズはお見事。社会福祉法人の際立った導入事例として気付きが満載の登壇でした。

その後のセッション共有の場では、スターウォーズ好きな石際さんとその話で。

最後にkrewsheetを使った会費徴収の事例をのりへーさんから説明いただき、運用作業もkintone Caféのコンテンツ充実に使う効率性にまたもノックアウトです。


そのあとは集合写真を皆で撮り、KIACを後にしました。
雪景色に時折懐かしいキハの気動車の朱色が行き交う景色がとてもよかった。
ここはまた舞台を見るためだけでも来たいと思いました。


さて、雨が降りしきる中、歩いて懇親会会場へ。
「おけしょう鮮魚の海中苑 駅前店」。三十人近い参加者と共に味わうのはカニ。城崎の冬にカニは欠かせません。そしてそれ以上に会話も盛り上がりました。私もせっかくなので、前夜祭や本編で話す機会のなかった皆さんとkintoneトークを咲かせていました。

さて、楽しい時間はあっという間。わたしもそろそろ甲子園の実家に帰らなければ。夕食を一緒に食べてから、最終の新幹線で東京へ帰る。それが私の目論見でした。
ところが、私は帰りの城崎温泉発の列車をとっていませんでした。そこで列車をとろうと城崎温泉駅のみどりの窓口で聞いたところ、意中の列車はすでに満席だとか。行きの「こうのとり」では乗車してから車掌に声をかけて席を確保してもらったのですが、帰りはその技は使えなさそう。まずい。
その次の列車の席はあるのですが、それに乗ると最寄り駅に着くのが19時半。もはや一緒にご飯を食べている時間がなさそうです。

そこで、計画を変更し、実家を経由せずに直接東京へと向かうことにしました。「きのさき」にのって京都まで。そしてのぞみで東京へ。
最後になって予定が狂ってしまいましたが、金曜日の晩には両親とゆっくり話す時間を持てました。

しかし、また西宮を訪れる機会を見つけようと思っています。
次のkintone Café HYOGOへの参加はその後になるでしょうか。必ずや参加できるように調整します。

まとめサイト

今回、城崎でのkintone Café HYOGOでお会いしたみなさん、心からありがとうございました。


kintone Café 埼玉 Vol.6に運営・参加しました


10/8にkintone Café 埼玉 Vol.6が開催されました。弊社の代表が運営も兼ねて参加してきました。
告知サイト

前回のvol.5の開催から4年9ヶ月弱の期間が空いてしまったkintone Café 埼玉。どうやれば再始動できるか。再始動にあたってはどういう内容にするか。この数年、頭の片隅にはいつもこの悩みがありました。

その状況が一気に打開できたのは、3ヶ月近く前のことです。
kintone Café 東京 Vol.13が行われ(7/22)、その日の懇親会の場でたまたま集った埼玉に近い人たちにその場で一気に募り、再始動に持っていきました。

今回の会場は、原田さんが個人用として使っておられる鶴ヶ島のオフィス。
鶴ヶ島開催の話は、今春(4/1)に小田原で開催したkintone Café 神奈川 Vol.14の懇親会で原田さんとお話しした際に生まれました。オフィスがあるから使っていいよと言う原田さんのご好意をどうやって活かせるか。その構想をずっとあたためていました。

その後、7/6に催されたkintone hive 2023 tokyoにおいて颯爽とデビューされたのが中嶋さん。なんと鶴ヶ島市の職員でいらっしゃる。
ここで中嶋さんと原田さんを繋げる構想が一本の線としてピーンとつながりました。

そして、上に書いたkintone Café 東京の懇親会。その場で中嶋さんと話す機会があったのですが、偶然その周りには埼玉に近い方々が集っていたこともあって、なかじさん、大野さん、野田さんといった面々に集ってもらうことになりました。その場で中嶋さんにはサウザーという称号が与えられました。

初回のオンライン打ち合わせの場では原田さんと皆さんをつなぎました。そしてその交流が温まるよりも先に、皆さんからユニークかつ型破りなアイデアがいくつも提案されました。
実際に餃子を焼きながら開催するkintone Café。おそらくどこのkintone Caféのみならず、IT系のイベントでも前例はない気がします。

そこで私も覚悟を決めました。もし当日に何かあっても、その場で軌道修正すれば良いと。
今回、私はあくまで再始動のきっかけを作る役割に徹しようと決めていました。当日までの準備や当日の仕切りに至るまで、主導権を握らず、あくまでも運営の皆さんの手助けにとどまろうとしていました。

kintone界隈でも、最近は伴走開発の手法が注目を集めています。
それにならうなら、伴走イベント運営とでも言いましょうか。
イベント運営の伴走者として私がどこまでやれるのか。それを試す意味もありました。

各種の準備の場だけ準備し、皆さんにはFacebook Messenger上で活発にやりとりをしていただきました。着々と準備を進んでいく様が頼もしい。

特に、野田さんがイメージを沸かせやすくするためのラフ案を次々と書いてくださったので、我々も準備に向けてのイメージが共有できました。

さて、当日。

実際の進行に関する詳しい打ち合わせはほとんどせぬまま当日に臨みました。そのため、司会進行やオープニングで話す方も始まる30分前の時点で決まっていませんでした。
そこで開始30分前に私が急遽kintone Caféとはの理念のスライドを準備し、登壇することになりました。司会進行は私と原田さんが状況に合わせて分担しながら。

今回は、そうした不慮の事態に対応するのが私の役割だろうと備えていたので、それも含めて臨機応変に対応できました。各地のkintone Caféやその他のイベントに参加していた経験が生きました。

そもそも、事前に会場の準備などは原田さんがとても頑張ってくれました。特に今回は同時配信のオンラインもピンマイクやその他の機器のご用意で動いてくださいました。
そして肝心の餃子は、サウザーさん、なかじさん、大野さんが頑張って大量に焼いてくれました。野田さんも背後でいろいろとフォローのために動いてくださいました。

まずは全員が自己紹介。そして早速餃子の調理開始。

餃子を焼く間の時間は、間が空きそうになりました。が、結局は無為な時間を過ごすこともありませんでした。というのも、もともとLTを買って出てくださっていたはっしーさんが、予定を超えて3本のLTをこなしてくださったお陰です。
何よりもよかったのは、皆さんの間にkintoneという大きな共通の話題があったことです。kintoneの話題があることによって、間が空くまでもなく、皆さんがそれぞれkintoneの話題を持ち出してくださっただけで場の雰囲気が失われずにすみました。


ぎょうざの満州鶴ヶ島駅前店で買ってきた大量の餃子も見事に平らげてくださいました。20名の出席の皆さんにも満足していただけたのではないかと思います。
さらに、kintoneの話題でもサウザーさんが自治体の運営上の苦労や、だからこそkintoneが有用であることの話題をたくさん提供してくれました。
私、投票用紙をイチゴパックに収納するとよい、という自治体ハックはこの時初めて知りました。


kintoneを使えばあらゆる組織の非効率な業務は変えていける。それを感じたサウザーさんのセッションでした。

その前に、3本連続でLTを語ってくださったはっしーさんのkintoneの使い方にも言及しなければ。趣味のデザート食べ歩記をkintoneに格納するってよいですね。外部公開もできそう。
あと、興味があったのはUiPathとkintoneの連携プラグインについての紹介です。私もRPAについては、業務の使い道として有効な提案ができていないので、とても参考になりました。

今回は私、なかじさんに加えて、奈良から中尾さんも駆けつけてくださったので、kintoneの情報のフォローなどもバッチリで、しかも同時配信していたオンラインでも石井さんまで入ってフォローしてくださっていたので、情報量としてはたくさん提供できたのではないかと思います。

さて、サウザーさんのお話が盛り上がったところで、本編の時間は既に超過していました。
そこで一度中締めし、懇親会の中であらためて懇親を深めることに。


続いての懇親会ではあらたな新星がkintone界隈へのデビューを果たしました。村上さんです。
既存のシステムとkintoneの違いや、そうした違いをどのように社内に展開するか、という貴重なセッションでした。kintoneをさわりはじめてからまだ間もないとのことですが、これまでの社会での豊富な経験をもとにkintoneの特徴や使い方をよくとらえられていて、とても参考になりました。

その後も3、4グループに分かれ、kintoneの話題は尽きません。
ポストサイト

今回のkintone Café 埼玉 Vol.6の学びは、締めるポイントさえ間違えなければ、イベントとしては自走できるという自信でした。
そもそも参加される皆さんはkintoneについて学びたいこと、知りたいこと、語りたいことをたくさんお持ちです。そのため、事前にカリキュラムを定め、それにきちんと沿った形でなくてもイベントとしては成り立ちます。

今後は私たちのようにkintoneで仕事をする人も、kintone案件が増えていくにつれ、忙しくなることが予想されます。
その際、こうした形であってもkintone Caféが成り立つ実証ができたのはよかったと思います。

まずは今回参加された皆さん、そしてスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。


Cybozu Days 2021の弊社関連ブログまとめ


先日のCybozu Days 2021の結果、弊社の出展は無事に終わりました。

開催前日までは弊社の出展内容そのものよりも、弊社メンバーにkintoneとkintoneの周辺のエコシステムの雰囲気に慣れてもらうことに主眼を置いていました。

なぜkintoneへの支持が増えているのか。サイボウズ社が掲げる「チームワークあふれる社会を創る」理念とkintoneはどうつながるのか。システムはシステム開発会社が作る、という従来の観念をkintoneはどう覆しつつあるのか。
なぜシステムの展示会なのに、その概念を打ち破るようなノリと意匠とデザインで、宗教!?と思わせるような一体感が必要なのか。

今後、システム業界で仕事を続けていく上でこれらの視点を欠いたままだと、技術者としての将来のキャリアはどこかで暗礁に乗り上げてしまう可能性が高いとみています。

その熱や危機感が弊社メンバーにどこまで伝わったかは、これからの結果が教えてくれるでしょう。

それよりも、当日までは営業や売上につながると期待しておらず、来場者に経路の変わった展示として異彩を放つことだけ考えていた弊社ブースの出展内容に対して、来場された多くのお客様から関心を寄せていただきました。

改めて皆様に感謝いたします。
弊社ブースに関連したブログやつぶやきを以下にまとめておきます。(投稿日時順)

10/13-11/13
アクアビットのCybozu Days 2021まとめ
https://togetter.com/li/1802257

11/4
Cybozu Daysに行ってみた

Cybozu Daysに行ってみた

11/5
Cybozu Days 2021を終えて(セッション聴講編)

Cybozu Days 2021を終えて(セッション聴講編)

11/6
Cybozu Days 2021を終えて(ブース出展編)

Cybozu Days 2021を終えて(ブース出展編)

11/7
Cybozu Days 2021へ参加しました
https://note.com/m_otake/n/nbe5e7b002c51

11/8
Cybozu Daysに初参加、初出展してみた

Cybozu Daysに初参加、初出展してみた

11/9
Cybozu Days2021に参加してみての感想
https://note.com/ryoyamazaki/n/n7c394eb85405