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初めてでもグングンわかる経理・簿記のツボ


本書は、先日に読んだ「一番やさしい簿記」に続いて読んだ会計の一冊だ。

「一番やさしい簿記」は、仕訳について重きを置いていた。何度も何度も読者に仕訳の練習問題を解かせることで、基本を理解させることに重きが置かれていた。(一番やさしい簿記レビュー
おかげで私は、かつて取得した簿記三級の知識を思い出すことができた。

本書はより専門的に経理業務を解説した本だ。本書が取り扱う経理業務の範囲は、経理業務の全体に及んでいるように見受けられる。
本書はもちろん仕訳についての説明がなされている。だが、「一番やさしい簿記」に比べるとその割合は少ない。せいぜい、本書全体の五分の一程度だろうか。

その分、本書は、仮払いや取引、預金取引、手形管理、販売管理、与信管理といった各勘定科目の内容について説明する。

売上や仕入の管理、消費税や役員報酬、給与支払、保険給付、請求書、減価償却、固定資産の管理など、経理の業務には仕訳以外にも覚えることが多い。
「一番やさしい簿記」を読んでから、本書を手に取った私の順番は間違っていなかった。

経理の各勘定科目の種類。技術者としてクラウド会計ソフトを操るにあたっては知っておくべきだ。他のクラウドシステムと連携させる際は特にこの知識が求められる。
そうした意味でも本書は役に立った。
特に弊社が採用している会計freeeは、左右の貸方借方を釣り合わせる複式簿記とは違う設計思想で作られている。ということは、そもそもの貸方借方の概要を知っておく必要がある。
セミナー登壇、ブログ執筆、動画作成と私自身が会計freeeの解説者のような立場である以上は。

取引をどのように仕訳として連動させるのか。
会計freee内で導かれた最終的なアウトプットを、どのように他のシステムにつなげれば良いのか。
会計を扱う技術者として、覚えるべき知識は多い。

そこで疑問が生じる。
経営者としては、どこまで経理の実務に精通すべきか。
私のような半人前の経営者にとっては悩みどころだ。

当然、本来ならば経理も経理の専門家に任せるべきだろう。
弊社の場合、顧問税理士の先生に経理の処理はすべてをお任せしている。

経理のデータは経営上の判断のために必要だ。その元となるデータは仕訳の作業の積み重ねから生まれる。その仕訳処理は経理ソフトやクラウド会計ソフトが自動的に行ってくれるようになった。
さらに、上に挙げた各勘定科目の内容については、税理士の先生がすべてを取り仕切り、しかるべき科目に振り分けて決算資料に導いてくれる。

では、経営者が本書から学ぶべき内容はどこにあるのだろう。
技術者として本書から得るべき要は何なのだろう。

経理の実務に経営者自らがあたる必要はない。それにもかかわらず経営者は、その勘定科目が何を表しているのか程度の最低限の知識は持っておくべきだと思う。
なぜなら、財務諸表は会社の状況を見るために欠かせない項目だからだ。
財務諸表の各勘定科目が何を意味しているのかわからなければ、会社の状況もわかるはずがない。
そして会社の状況が把握できなければ、会社を誤った方向へと進めかねない。それは経営者としての命取りとなる。

だから本書を読むことで、経営者は経理の実務よりも、勘定科目が何を対象とし、どういう目的で行われているのかを理解することが肝要だと思う。

当然のことだが、営業活動によって生まれた売上はすぐに入金とはならない。売掛金として収益に計上されるが、手元で自由に扱える資産にならない。
買掛金も支出になるが、負債にならない。
後日、入金があり次第、仕訳のルールに基づいてしかるべき勘定科目に記載される。売掛金は収益から資産へと。買掛金は負債から支出へと。

同様に、そのことは会社のキャッシュフローを把握する考えにもなる。
キャッシュフローを見誤って投資のタイミングを誤れば黒字なのに倒産してしまう。

また、投資する際も経理上の勘定科目の場所を間違えると、財務諸表で会社の財務に誤ったインパクトを与えてしまう。
もちろん、そうした事態を未然に防ぐために税理士の先生がいる。弊社も顧問料をお支払いしている。
だが、そこで顧問契約を結んでも、何をしてもらっているのかわからないようなら、支払う意味が半減する。
そうした意味からも、本書が扱う程度の知識は経営者として把握しておくべきなのだろう。

本書を読むきっかけとなったfreee & kintone BizTech Hackは四回に渡って催され、オンラインハンズオンの講師を二度、スタッフを二度務めた。任務は無事に終了した。
ハンズオンの中では、kintoneで作った取引データのステータスを請求まで進め、その時点でfreee上に取引データを作った。勘定科目を売掛金として。
ところが、参加してくださっていた税理士の方から、勘定科目は売上高の方が良いのでは、という意見をいただいた。
つまり、私自身の理解はまだまだ足りていない、ということなのだろう。
実際、上で偉そうに経営者が持つべき財務諸表の知識を語ったが、私が持つ経理の知識は足りない。私の財務の知識など、まだ個人の家計の延長でしかない。
経営者として学ぶべきことは多い。

さらに、私は技術者としてどういう知識を学ぶべきか。会計や経理の知識を今後どう学んでいけば良いのか。それをfreeeにどう活かしていけば良いのか。
それには経理や簿記を学ぶしか道はないと思っている。

その結果、私は簿記二級の取得にチャレンジすべきか。
そして、そもそも本書の内容に熟達すれば、簿記二級は合格できるのだろうか。

おそらくそうした点まで理解して初めて本書を読み切ったと言えるはずだ。
今の私にはまだまだ遠く及ばぬ域だ。

‘2020/02/18-2020/02/18


freee & kintone BizTech Hackの第一期を終えて


9/17に、freee & kintone BizTech Hackの第四回目が行われました。
(freeeさんからのレポート)。
私は久々にオンラインハンズオン講師を務めました。第一回目以来です。

4/24に行われた第一回で感じた感想は、以下の記事に書きました。
https://www.akvabit.jp/freee-kintone-biztech-hackでオンラインハンズオンの講師を務めました

第二回と第三回では、ハンズオンのメンターとしてサポート役を務めさせていただきました。また、ビジネスセッションの登壇者として、SaaSの隆盛について、基幹システムの最後の砦である会計にもクラウドが使われるようになってきた現状を語りました。

こうしたオンラインハンズオンでの登壇経験や、メンターとしての参加は、私の経験値をかなり高めてくれました。おそらくは知名度も。
そうした活動をSNSに載せる中で、何人かのお客様には「kintone以外にもfreeeにも詳しいんだよね?」という嬉しいお言葉まで。

何よりも私が持っていた経理業務への苦手意識が、この四回の登壇を通して払拭できたように思います。

おそらくはfreeeの設計思想が、貸方借方に象徴される伝統的な簿記ではなく、トランザクションデータとしての受発注伝票に似た形式で組み立てられていたことが大きいと思います。

なんや、普通のデータのように扱えるんや、という安心。
これが学べたのは私にとっても大きいですね。

また、APIキーではなく、きっちりとしたOAuthの仕組みに則った認証が求められることによって、私の知見を高めてくれました。ハンズオンをやる以上、理解していなければ。
これはかけがえのない財産になってくれそうです。

今も、とあるkintoneとfreeeの連携案件で、kintoneから投げたwebhookを、freee側でリフレッシュトークンを使い、都度の認証なしに連動する仕組みがを作っています。その時ももOAuthの知見が生かされました。

四回目のハンズオンでは、参加者の方から、今後のハンズオンはこういうのを期待している、と言った前向きな意見をいただきました。
四回目にして初めてこうしたご意見が頂けたのは嬉しいです。講師冥利に尽きます。
今回で第一期は終わりますが、次回に繋げたいですよね。
他にもお褒めのお言葉をいろいろといただけたことですし。

実は今回の登壇は、別案件をいくつも並行ですすめている中の登壇でした。かなり疲労が溜まった中での登壇でした。でも、オンラインの恩恵を受け、無事にやり遂げられました。疲れてても喋りではなんとかやり遂げられる自信がついたのも大きいです。

おそらくはまだ、これからも来年も、オンラインの上のイベントが主流になると思います。
オンラインハンズオンという挑戦が無事に終わったことで、私の自信になりましたし、私も次なるチャレンジに挑んでみたくなりました。
例えば、先日作った私のアバターを出してみたり。

最後になりましたが、ご参加者の皆さん、メンターやハンズオンを行っていただいた皆さん、ありがとうございました。


2020年も気がつけば半ばに(法人)



いつの間にか2020年も半ばを迎えようとしています。
年々、時間の過ぎ去る感覚が速まっているとは感じていましたが、今年の上半期はとくにそれを顕著に感じました。

いうまでもなく、コロナウィルスが理由です。

昨年から弊社は、地方創生の流れに乗りたい、そして今後の柱の一つにしたいと、年始に郡山と猪苗代へワーケーションツアーに参加しました。
ところがいまや、それが一年も前のことのように思います。

コロナは、世の中をガラリと変えてしまいました。そして、ワークスタイルを一変させようとしています。

とはいうものの、弊社はもとからフルリモートワークを実践していたため、弊社の業務そのものについてはあまり大きな影響は受けていません。

むしろ、リモートワークへの流れによって、クラウドを使った業務システムの必要性が増し、それが弊社への引き合いの急激な増加となって現れています。

そのため、地方創生の話よりも、いただいた案件を消化するのにいっぱいになってしまいました。
代表のリソースが枯渇しそうになっているため、弊社でもパートナー技術者や協業パートナーとの協業を活発にしています。

その結果、弊社にとっては新たな業務、新たな業種、新たな知見との触れ合いがありました。
働き方の変化は、元から弊社にとっての望む変化であり、もとから推進すべき変化でした。
だからこそ、今後は弊社が学んだ知見を世の中に還元していかねばなりません。

おそらく、今後も社会にとってリモートワークへの要請は強まることでしょう。
この変化についていけず、新たな取り組みに乗り出さないままの企業や組織は衰えてゆくことは確実です。
だからこそ、技術の組み合わせ方、実装の仕方、使ってもらうための方法、肥大した組織のあり方について、弊社が世の中に還元できることは多いはずです。

その取り組みの中、地方創生への貢献もできると信じています。
リモートワークも結局は東京への一極集中への反発。であるならば、それは地方創生にも通じる道のはずなので。
それが弊社の使命だと思っています。

この半年で、コロナウィルスは弊社の社会的な使命をさらに強く呼び覚ましてくれました。
来期はこの使命に従い、前に進むのみです。


チームのことだけ、考えた。


令和二年五月の中旬に7日間ブックカバーチャレンジで本書を取り上げました。
あらためて書き直してもよいのですが、その時に書いた内容が私の言うべき事を言い尽くしているので、ほぼ流用してアップします。

これをアップした5/10の前日は、kintone Café Online Vol.1でした。
そのタイミングで本書をご紹介できることをうれしく思います。

7日間ブックカバーチャレンジのDay5では、私の技術者としてのキャリアのきっかけになった「Excel VBA」の入門書をご紹介しました。
その中で私が、ここ5年近くkintoneのエバンジェリストとして活動していると書きました。

kintoneも、私にとっては独学で学んだ思い出の深いサービスです。
もともと、個人事業に進む前までは某社にて雇われ、一人情シスとして試行錯誤しながら、システムの知識をモリモリコツコツとためていた私。
社内システム用にファイルサーバーやウェブサーバーを立て、phpやMySQL、SAMBA、Apacheといったサービスをスクラップ&ビルドしながら、試行錯誤の日々を送っていました。
その時、思っていたのが「こうした作業をもっと汎用化できたら」ということでした。

後年、某銀行の本店でSalesForceの試用を任されたとき、衝撃を受けました。
私がかつて願った世界はここに存在した、とまで思いました。
その体験が鮮烈だったため、kintoneのβテスターを募集しているとのツイートを見た時、私はすぐに申し込みました。

私とサイボウズさんの出会いはさらにさかのぼります。大塚商会さんが主催するセミナーでNo Emailのセッションを聞いたのがきっかけです。そこで登壇されていたのは青野社長。
セッションの最後にCybozu Liveを紹介されておられたので、セッション後に私がガラケーでも使えるんやろか、とつぶやいたところ、青野社長ご本人からメンションが来て度肝を抜かれたのがきっかけです。

そのスピード感はそれまでの開発現場や企業では経験したことがないものです。まさにkintoneが掲げるファストシステムの体現でした。

それをきっかけとして、サイボウズという会社に興味を持った私の目に映ったのが、βテスターのお誘いでした。
そこからkintoneに関わり、kintoneのユーザー会にも参加した私。
そこで触れたサイボウズさんの社風には驚かされることばかりでした。
それまで知っていたいくつもの会社の社風とは、明らかに違っています。一癖も二癖も。

私がkintoneをなぜ推し続けているのか。
それは運営者であるサイボウズ社の社風にあります。
ユーザー会に参加した外部の私の目の前で、社長自らが社員の方とスマホをフリフリしてlineで友達になるような社風。

ユーザー会では二度ほど青野社長の横でお酒をご一緒したこともあります。
そこでお話した経験から感じたのは、サイボウズ社の社風とは、取り繕ったものではないという確信でした。
それまで属していた日本の企業や開発現場に息苦しさを感じていた私は、サイボウズ社とのかかわりに活路を見いだしていきます。

当時のkintoneはSalesForceと違ってまだまだ機能が足りず、お客様への導入もためらわれました。
ところが、当時、折よくシステム構築のご相談をいただきましてリリースされたばかりのkintoneを提案したところ、無事に受注ができました。2011年の暮れです。そのシステムは2012年の4月から稼働し、今もまだ運用中です。

kintoneはそれ以来、今に至るまでに機能を拡充し、素晴らしいシステムとして存在感を増しています。
システムを知らない現場の方でもドラッグアンドドロップで簡単にシステムが構築できる。SQLもスキーマもスクリプトも知らなくても手軽にシステムが運用できる。
もちろん、それも私がひいきにしている理由です。

ですが、私はそれ以上にサイボウズ社の社風に惹かれました。
だからこそ、これだけの長きにわたって応援しているのだと思います。自信を持って。

この本には、サイボウズ社の歴史が語られています。
そしてその中では、無数の試行錯誤から生まれたチームのあり方のヒントが詰まっています。

この本には失敗の歴史も豊富に載っています。システム開発会社にありがちなブラックな勤務体系。離職率の増加に歯止めが利かない中、拙速に人事システムを導入したことによる人離れの加速。M&Aの連続による赤字への泥沼。
そうした自社の黒歴史をオープンに語れる社風こそ、まさに私の惹かれた部分です。

そして、7日間ブックカバーチャレンジのDay4の「ワーク・シフト」にも書いた通り、ゼネラリストからエキスパートへ、という気づきを得ました。そこでkintoneのエキスパートになろうとしたからこそ、今の私があります。

ところが、エキスパートとは私の人生から多様性を奪いかねない決断でした。
エキスパートであることは、視野を狭くし、多様性を軽視してしまう。
ですが、サイボウズ社が多様性を重視していることは、本書にも例がふんだんに記されています。
そうした多様性を重視する会社の提供するkitnoneであれば、エキスパートでありながら多様性も実践できる。そう私は確信しています。

実際のところ、私はまだエキスパートではありません。技術者としても経営者としても人間としても。
そしてチームプレイでも。
私は独立してからずっと、独力で独学でやってきました。だから、チームの力を活かす術を知りません。
それを学ばない限り、私がエキスパートになることは金輪際、ないかもしれません。
その都度、いらだったり、自分の無力に涙することでしょう。そして、なんとか自分の人生を活かそうと、これからもあがき続けることでしょう。
その度に、チームのことだけ考えられるように努力します。

‘2019/3/29-2019/3/30


七日間ブックカバーチャレンジ-チームのことだけ、考えた。


【7日間ブックカバーチャレンジ】

Day6 「チームのことだけ、考えた。」

Day6として取り上げるのはこちらの本です。

昨日はkintone Café Online Vol.1でした。
そのタイミングで本書をご紹介できることをうれしく思います。

Day5では、私の技術者としてのキャリアのきっかけになった「Excel VBA」の入門書をご紹介しました。
その中で私が、ここ5年近くkintoneのエバンジェリストとして活動していると書きました。

kintoneも、私にとっては独学の連続でした。
もともと、個人事業に進む前までは某社にて雇われ、一人情シスとして試行錯誤しながら、システムの知識をモリモリコツコツと貯めていた私。
社内システム用にファイルサーバーやウェブサーバーを立て、phpやMySQL、SAMBA、Apacheといったサービスをスクラップ&ビルドしながら、試行錯誤の日々を送っていました。
その時、思っていたのが「こうした作業をもっと汎用化できたら」ということでした。

後年、某銀行の本店でSalesForceの試用を任されたとき、衝撃を受けました。
私がかつて願った世界はここに存在した、とまで思いました。
その体験が鮮烈だったため、kintoneのβテスターを募集しているとのツイートを見た時、私はすぐに申し込みました。

私とサイボウズさんの出会いはさらにさかのぼります。大塚商会さんが主催するセミナーでNo Emailのセッションを聞いたのがきっかけです。そこで登壇されていたのは青野社長。
セッションの最後にCybozu Liveを紹介されておられたので、セッション後に私がガラケーでも使えるんやろか、とつぶやいたところ、青野社長ご本人からメンションが来て度肝を抜かれたのがきっかけです。

そのスピード感はそれまでの開発現場や企業では経験したことがないものです。まさにkintoneが掲げるファストシステムの体現でした。

それをきっかけとして、サイボウズという会社に興味を持った私の目に映ったのが、βテスターのお誘いでした。
そこからkintoneに関わり、kintoneのユーザー会にも参加した私。
そこで触れたサイボウズさんの社風には驚かされることばかりでした。
それまで知っていたいくつもの会社の社風とは、明らかに違っています。一癖も二癖も。

私がkintoneをなぜ推し続けているのか。
それは運営者であるサイボウズ社の社風にあります。
ユーザー会に参加した外部の私の目の前で、社長自らが社員の方とスマホをフリフリしてlineで友達になるような社風。

ユーザー会では二度ほど青野社長の横でお酒をご一緒したこともあります。
そこでお話した経験から感じたのは、サイボウズ社の社風とは、取り繕ったものではないという確信でした。
それまで属していた日本の企業や開発現場に息苦しさを感じていた私は、サイボウズ社とのかかわりに活路を見いだしていきます。

当時のkintoneはSalesForceと違ってまだまだ機能が足りず、お客様への導入もためらわれました。
ところが、当時、折よくシステム構築のご相談を頂きましてリリースされたばかりのkintoneを提案したところ、無事に受注ができました。2011年の暮れです。そのシステムは2012年の4月から稼働し、今もまだ運用中です。

kintoneはそれ以来、今に至るまでに機能を拡充し、素晴らしいシステムとして存在感を増しています。
システムを知らない現場の方でもドラッグアンドドロップで簡単にシステムが構築できる。SQLもスキーマもスクリプトも知らなくても手軽にシステムが運用できる。
もちろん、それも私がひいきにしている理由です。

ですが、私はそれ以上にサイボウズ社の社風に惹かれました。
だからこそ、これだけの長きにわたって応援しているのだと思います。自信を持って。

この本には、サイボウズ社の歴史が語られています。
そしてその中では、無数の試行錯誤から生まれたチームのあり方のヒントが詰まっています。

この本には失敗の歴史もたくさん載っています。システム開発会社にありがちなブラックな勤務体系。離職率の増加に歯止めが利かない中、拙速に人事システムを導入したことによる人離れの加速。M&Aの連続による赤字への泥沼。
そうした自社の黒歴史をオープンに語れる社風こそ、まさに私の惹かれた部分です。

そして、Day4の「ワーク・シフト」にも書いた通り、ゼネラリストからエキスパートへ、という気づきを得ました。そこでkintoneのエキスパートになろうとしたからこそ、今の私があります。

ところが、エキスパートとは私の人生から多様性を奪いかねない決断でした。
エキスパートであることは、視野を狭くし、多様性を軽視してしまう。
ですが、サイボウズ社が多様性を重視していることは、本書にも例がふんだんに記されています。
そうした多様性を重視する会社の提供するkitnoneであれば、エキスパートでありながら多様性も実践できる。そう私は確信しています。

実際のところ、私はまだエキスパートではありません。技術者としても経営者としても人間としても。
そしてチームプレイでも。
私は独立してからずっと、独力で独学でやってきました。だから、チームの力を活かす術を知らずにいます。
それを学ばない限り、私がエキスパートになることは一生ないかもしれません。
その都度、いらだったり、自分の無力に涙することでしょう。そして、なんとか自分の人生を活かそうと、これからもあがき続けることでしょう。
その度に、チームのことだけ考えられるように努力します。

ということで、四つ目のバトンを渡させていただきます。freee社のニックさんこと 長内 毅志 さんです。
kintoneのエバンジェリストの活動から、昨年からfreee社のイベントにも参加・運営するようになった私。
freee社もオープンプラットホームの理念を掲げ、開かれたシステムを目指している会社です。
私にとって応援したいと思わせてくれます。まだまだご一緒する機会が多くなりそうです。

それでは皆さんまた明日!
※毎日バトンを渡すこともあるようですが、私は適当に渡すつもりです。事前に了解を取ったうえで。
なお、私は今までこうしたチャレンジには距離を置いていました。ですが、このチャレンジは参加する意義があると感じたので、参加させていただいております。
もしご興味がある方はDMをもらえればバトンをお渡しします。

「チームのことだけ、考えた。」
単行本 ソフトカバー:254ページ
青野慶久(著)、ダイアモンド社(2015/12/17出版)
ISBN978-4-478-06841-0

Day1 「FACTFULLNESS」
Day2 「成吉思汗の秘密」
Day3 「占星術殺人事件」
Day4 「ワーク・シフト」
Day5 「かんたんプログラミング Excel VBA 基礎編」
Day6 「チームのことだけ、考えた。」
Day7 「?」

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
7日間ブックカバーチャレンジ
【目的とルール】
●読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する
●本についての説明はナシで表紙画像だけアップ
●都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする
#7日間ブックカバーチャレンジ #チームのことだけ、考えた。


freee Open Guild Online #1で司会進行を担当しました


去る5/13に、freee Open Guild Online #1が開催されました。
弊社代表が司会と進行を務めましたが、おかげさまで最大で46ー48名の参加者の方で賑わいました。

参加者、登壇者、スタッフの皆さま、ありがとうございました。

弊社代表は、今までリアルなイベントでは、何度も司会や進行を担当したこともあります。そうしたイベントでは、代表自身もセッションを必ず受け持っていました。
ところが、今回のfreee Open Guildでは私の登壇は一切ありませんでした。私が発言したのは、司会や進行といったファシリテーターとしての役目のみです。これは初めての経験でした。

いつもと違う立場で、どうやってイベントを盛り上げるか。これは代表にとって大きな挑戦でした。
盛り上げつつ、イベントを進め、登壇者の趣旨を損なわずにどうやって質問者からのアクションを引き出すか。
ただでさえオンラインイベントは、盛り上がりが見えにくいことが課題です。ここが運営側にとっては難しい部分であることは、運営をやったことのある方はお分かりでしょう。
結果として、私なりになんとかやり遂げられ、経験値を多く蓄えられました。
https://freee-platform.connpass.com/event/174480/

メインセッションは、Anyflow株式会社 代表取締役CEOの坂本蓮さんに登壇をお願いしました。
自社サービスでiPaaSを展開し、iPaaSの普及に尽力されているAnyFlowさんですが、CloudSignとfreeeとSalesForceの連携など、実装が容易なiPaaSとはいえ、知識がなくては難しい多層の連携の実例が見られたのは勉強になりました。

参加者の方からは奥の深い、腰の据わった質問が頻繁に飛び出し、双方ともに実のある内容になったと思います。私も司会者権限でAnyFlowのkintone対応のこれからはどうなりそうか、という質問をさせてもらいました。

坂本さんのセッション自体は予定よりも約十分、早く終わったのですが、その後の質疑が充実したため、逆に時間が五分ほど延びてしまったくらいです。

Lightning Talkをお願いしたPolaris Infotech社の情報親方こと東野さんは、kintone導入ガイドブックを作成した方です。
その立場から作ったSaaS同士を連携するにあたっての導入プランやマニュアルの扱い方は、さすがという知見に満ちていました。

今回の参加者は比較的、技術者の割合が多かったようです。その中で、マニュアルや導入促進の立場からの東野さんのLTは新鮮な視点が得られた、という感想が多かったように思いました。

その後の懇親会でも、iPaaSとRPAの共存や親和性についてとても興味深い議論がなされました。代表として日ごろからiPaaSとRPAの取り入れかたをどうお客様に提案しようか考えあぐねており、とても有益な気づきを得られたと思います。

Twitterのつぶやきは、こちらにまとめています。
https://togetter.com/li/1509919

他のイベントに比べてTwitterのつぶやきが少なめ、と思われた方。zoom内のチャットでも頻繁にQ&Aやチャットが書き込まれていたのですよ。チャットだけで118件。
https://www.dropbox.com/s/5xuocaonnw5ned5/chat.txt

今後、これをいかにして外向けの盛り上がりとして展開できるか。zoomでオンラインイベントを開催する方にとって共通の課題ではないかと思います。

まずは皆さん、ありがとうございました!

次回は2020/6/17 19:00~です。


freee & kintone BizTech Hackでオンラインハンズオンの講師を務めました


4/24(金)に行われた「freee & kintone BizTech hack」で、セミナーとハンズオンを弊社代表が担当させていただきました。
今回、初めての開催でありながら、全てがzoom上で行われました。100%ピュアのオンラインです。

ハンズオンとは講師が壇上に立ち、スクリーンに映した作業の一部始終を参加者に見てもらいながら、参加者にも同じ操作を再現してもらうセミナーの形態です。

ハンズオンは、どこか一つでも参加者が手順を誤るとうまく動きません。ですから通常は数名のメンターやサポートスタッフが会場を巡回し、参加者が課題を完遂できる様に導きます。
それでも多くの方が途中で脱落してしまいます。
私も参加したハンズオンのうち、完遂できなかったことがあります。

今回はそのハンズオンをオンライン上で行いました。つまり、難しさはさらに上がります。

弊社代表は、参加者を会場に集めてのハンズオン講師の経験は持っていましたが、オンラインハンズオンの講師は初めてです。
初めてだったのは弊社代表だけではありません。運営側の全員がほぼ未経験でした。
そのため、リハーサルは三回行いました。

皆さんにどうやったらわかりやすく内容を伝えられるか。どうやれば皆さんにハンズオンの課題を完遂してもらえるか。
手順を省くことは許されません。参加者がどこまで理解しているかも予断できません。

矛盾のない内容になっているか。話す速度は大丈夫か。提供するプログラムは破綻していないか。
リハーサルではそうした確認を行い、運営者の皆さんから指摘してもらいました。KPT法にのっとり、keep、problem、tryを繰り返しつつ。

結果として、15名の参加者の皆さんに最後まで完遂してもらうことができました。これも運営の皆さんと参加者の皆さんのご協力のたまものです。ありがとうございました。
公式開催報告:(https://fk-biztech.qloba.com/activities/7256

私にとって、今回の経験はとても得難いものでした。
ハンズオンの講師は、内容を完全に理解していなければ務まりません。
今回、ハンズオンでOAuthの仕組みを扱うにあたり、今まで何となく扱っていたOAuthについてさらに理解を深めました。
学びを通して自分の中にOAuthの仕組みをきちんと落とし込めたことは、今後の業務にとって助けとなるはずです。

ハンズオンの前のセミナーでお話しした通り、これからはSaaS同士の連携が欠かせません。
セミナー資料:(https://slides.com/yoshikazunagai/freee-kintone-biztech-hack-seminar
既存の構成から、新たな仕組みへと。
技術者に求められる役割はこれからも多岐にわたることでしょう。私たち技術者が学ぶべきことは多く、しかも新たな技術を取り入れねばなりません。

今後もオンラインでハンズオン講師を務める機会はあるでしょう。
私もできる限り、力を尽くしたいと思います。
より多くの人にエコシステムを使ってもらうために。より多くの技術者にオープンプラットホームの世界で活躍してもらうために。

すでに今回、ご好評をいただいたことで、次回の開催が決まっています。
freee & kintone BizTech Hackの二回目が5/22に行われます。
申込サイト:(https://fk-biztech.qloba.com/
次回は私は登壇しませんが、スタッフとして皆さんをサポートさせてもらえればと思います。
よろしくお願いします。


クラウド時代のセキュリティと題して登壇してきました


師走の二十日にEBISU Tech Nightが開催され、そこでお話しする機会をいただきました。
こちらにはもう八回ほどお呼びいただいています。そのうち四回では登壇の誉を得まして。今回は五回目の登壇です。

さて、今回のEBISU Tech Nightはセキュリティがテーマとのことなので、私もそのテーマに合わせたスライドをご用意しました。
題して「クラウド時代のセキュリティ 一人SIerの場合」(スライドへのリンク)。
一人SIerとして長い私が、さまざまな案件をこなす中でセキュリティ・インシデントの対象となるような事故を起こさず、しかもセキュリティを意識するあまり、本業がおろそかにならないようにし、それでいて自由に動き回るワークスタイルを実現するために励行していることをお伝えしました。

おそらく、今のように毎日同じ開発センターに技術者が集うスタイルは、より流動的なスタイルへと変化してゆくでしょう。
仮に通勤が求められる現場が残ったとしてもそれは一部にとどまるはず。他の業界でワークスタイルの変革が進む中、肝心の情報処理業界だけが遅れを取るわけにもいきますまい。

ですが、例えリモートワークが情報業界で主流になったとしても、外回りの際にiPadやノートpcを持ち歩くことがセキュリティのリスクを増やすことは事実です。だからといってリスク軽減のために情報端末の持ち歩きをやめるのは本末転倒でしょう。

今回のスライドにはワークスタイルが変われば、との思いも込めたつもりです。

なお、登壇の際の資料には載せていませんでしたが、語った後にもう一つセキュリティを死守するためのTipsを思い出し、スライドに追加しました。

それは、必ずiPadを手に持つ習慣を身につけることです。
私の場合、ライフログを取るためにfoursquareを利用して訪問場所の記録をつけています。なのでチェックインのたびに必ずiPadの有無が意識できるのです。
実際、今年はiPadをトイレとお店に忘れかけましたが、すぐに不在に気づき、取りに戻って事なきを得ました。

もちろん、忘れても他人が見えないようにロックをかけるなどの対策は当然です。(これも当たり前すぎてスライドでは触れていません)。

ただし、私も二度ほどそうしたうっかりを起こしかけたので、あまり大きなことは言えません。
今後は私自身も老化に向けてラストスパートする予定なので万が一を起こさないための対策に意識を向けたいと思います。

最後になりましたが、EBISU Tech Nightの関係者様、ありがとうございます。


平成30年10月のまとめ


この5月から毎月のまとめを弊社ホームページ上でアップしています。

この10月を一言で言うなら、小休止といったところでしょうか。作業の体制を切り替えるにあたっての過渡期といいかえてもよいです。常駐先での作業が主だったころと変わらぬ額の売り上げは確保しましたが、大きなSES案件が一つ、9月で終わったこともあって10月は少し売上が落ちています。

ただ、唯一のSES案件が終わろうとも、粗利率の向上を目指す施策に変わりありません。私自身が携わり、開発に手を染める案件を増やす―粗利率を上げる―方向に変わりありません。 また、10月に手掛けた案件の多くはkintone案件を中心とした、集中した作業によって実を結べる類の案件でした。そのため、SES案件を除いた売上額では、従来の売上額からの落ち込みはありません。まずは一安心しています。

一方で、11月はいろいろな案件が始まります。今まで種々の集いに顔を出したことが実を結んだ案件もあります。また、既存のお客様のフォローに動いたことから別のお話をいただいた案件も数個あります。kintone案件の外にもいろいろと受注をいただいています。イノベーションプラス様とはパートナー契約を締結させていただきました。11月はさらに忙しくなりそうです。下半期の開始としては上々のスタートかもしれません。

あとはたくさんいただいた案件を粗利率を下げずにどうやってこなしていくかです。11月に始まる案件の一つにSES案件があります。これを完全に技術者さんに任せてしまうと、弊社の粗利率が減ってしまいます。5~9月に粗利率を悪化させた同じ轍を踏むことは避けなければ。なのでこの案件については週一、二ペースで私も携わろうと思っています。また、以前の反省点として色々な案件に手を出したことで、工数が想定を超えてしまった反省がありました。ですが、今回はその時に手を染めたことにより、ノウハウを得ている話が来ました。これでかつての苦労も投資として振り返れるかもしれません。

大きなお客様が増え、弊社にとって安定度が増してきました。ただ、今月は一つだけ弊社の歴史にとって記憶しておくべき出来事もあります。それは10年に渡ってホームぺージ製作や保守を担当していたお客様との契約が今月で終わってしまうことです。個人事業主になった私がSESを除いて請け負った二件目のお客様でした。それから10年。弊社の歴史とともに歩んで頂いたので、少し感傷的にもなります。ですが、弊社としては、ホームページ製作の割合を減らしていくつもりでした。無料で簡単に作れるホームぺージ製作ツールも多数ある中、今やホームページの製作で粗利をあげる難しさをつくづく感じていましたので。円満に新たな業者様に引き継いでいるので、これからもご縁は続くと信じています。

10月は、弊社の発信の仕方を、Twitterを中心にして少し変えてみました。DevRelJp Meetup in Tokyoというイベントにも参加し、有益な情報もいただきました。それをいかしつつ、引き続き試行錯誤してみたいと思います。あとニコニコ動画で伝統工芸の世界を発信するハロー職1にも参加し、新たな情報発信のあり方を学んだ月でもあります。また、会津では地元の魅力を伝える取り組みに触れることができました。臺灣では日本と変わらずに仕事や作業を行える方法を会得してきました。あと、今月はAWS Loft Tokyoのオープニングイベントにも参加し、AWS Loft TokyoやDeNAのShibuya Studioといった作業場も使わせていただけるようになりました。それらも含めて、10月はインプットという意味でも有益な月となったように思います。

慢心することなかれ、安住することなかれ、変化を恐れることなかれ、今に満足することなかれ。


平成30年9月のまとめ


この5月から毎月のまとめを弊社ホームページ上でアップしています。

粗利率の向上がここ二、三カ月のテーマでしたが、今月は改善ができたように思います。

それは、私自身が携わり、開発に手を染める案件を増やしたからです。また、それが売り上げとして結実したからです。
しかも、その多くはkintone案件を中心とした、作業を集中することで実を結ぶことができる案件でした。実はもう一つkintone案件がありましたが、それは9月中に売り上げを立てられるまでに至りませんでした。でも、ほぼめどがついたので来月に結果を出せそうです。

他にも今月は上半期のまとめとして、下半期につなげられるような動きに心を配りました。
それも結実しそうな予感がします。売上を確保しつつ、粗利率を挙げられるような方向で。

たとえばAWS社に訪問し、クラウド上に作成するデータベースの開発・保守についてお話を伺えたことも大きい話です。

あと、大きなお客様が増えてきたことで、弊社にとって安定度が増してきました。
もう一つ、書くことを中心にした発信の仕方を、Twitterを中心にして少し変えてみました。
その成果が今後どう出るか。引き続き試行錯誤してみたいと思います。

慢心することなかれ、安住することなかれ、変化を恐れることなかれ、今に満足することなかれ。


平成30年8月のまとめ


先々々月から毎月のまとめを弊社ホームページ上でアップしています。

粗利率の向上がテーマのここ二、三カ月のテーマです。粗利率をどうやって向上させるか。

先月、税理士の先生の下で財務計画を検討したときにいただいたアドバイスは二つ。売上を増やすか外注率を下げるかのどちらかです。実は売上については今年の上半期の状況が続けば、最終的には前年度をかなり上回れそうな見込みです。今月も水準は超えています。ところがそこには外注率の高い案件が含まれています。粗利率を向上させるには、外注率を下げるしかありません。ということは、外注率の低い案件を増やすしかありません。そして、外注率を下げれば、現時点の弊社の体制では自動的に私に負担がかかることを意味します。

今までの私の反省。それは、あれこれの技術に面白がって手を出してしまったことです。そのため、スキル取得のコストが生産性の足かせになっていました。生産性を上げれば、外注費を掛けずに私一人でこなせる案件も増やせます。では、私一人でいくつも案件をこなすためには何をすればよいか。私にとっての得意分野をやっていくしかありません。新規スキル習得を後回しにしても、既存のスキルで回せる案件を増やしていく。私にとって既存のスキルで回せる案件とは、デザインスキルがさほど要らず、基盤構築が不要なクラウド上での開発案件です。特にkintone。

7月のまとめでいくつかkintone案件で受注が採れたと書きました。実は今月も新たなkintone案件の受注をいただきました。しかも名の通った会社様からのkintone案件が増えています。おかげで営業をせずに次の案件を請けられるようになりつつあります。これはとても嬉しいことです。今まで、弊社が口コミ以外で新規に受注できた案件の多くは、マッチングサイトからのものでした。ところがマッチングサイト経由だとクラウド案件はあまりなかったのです。それどころか、新たたスキルを求められる案件が多く、それが新規スキルの習得コストに跳ね返っていたのです。それがkintoneだけを極めていけば、次々と案件が来るような兆しができたのは大きい。ようやく弊社にとって望ましい状況が見えてきたのが今月だといえます。

8月はkintoneの多重Promise処理が求められる案件もこなし、だいぶスキルがあがりました。でも、まだまだです。そのためにも勉強は欠かせません。そのため、kintone dev camp 2018にも参加しました。その時のご縁でTwilioビジネスセミナーにもお呼ばれし、kintone Café 東京にも参加しました。kintone連携のサービスの営業パートナーにもなり、今もお客様のもとでkintoneソリューションを組み合わせた案件の仕様策定に関わっています。ようやくkintoneエバンジェリストとしてお役が立てそうな気がしています。これを機にTwitterの弊社アカウント(@akvabit_llc)でもkintoneネタをつぶやいていきますので、フォローをお願いします。

ただ、まだまだ弊社の売上の中でkintone案件の割合は3割ぐらい。これをもっともっと上げていかねば。弊社も願わくはkintone専業をうたってみたいもの。そのためにもやるべきことはまだまだ多い。

九月は新たなkintone案件に注力しつつ、売上よりも粗利率を考慮しながら経営したいと思います。少しでもkintone率をあげられるように。もちろん、プライベートの生活も大切にしながら、体も大切にしつつ。読書ブログもたくさん書いて。

慢心することなかれ、安住することなかれ、変化を恐れることなかれ、今に満足することなかれ。