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Cybozu Days 2024をきっかけに


Cybozu Days 2024が無事に終わりました。

アクアビットは5年連続5回目のブース出展を果たしました。今は余韻をかみしめているところです。

事前に掲げたミッションと振り返り

今年はnoteにも書いた通り、私の中でミッションを掲げていました。

・アクアビットが私の個人商店から、次のステップに進む良い機会にしてほしい。特にバックオフィスを担うメンバー兼家族が、これからどう会社を歩むかを考えるきっかけにしてほしい。
・私自身がkintone界隈では技術寄りの人として知られていますが、伴走支援、弊社で言う共遊開発ができる能力を示すこと。
・売り上げやリードのKPIはとらない。
・案件獲得よりも、求職者へのアピールを。

今回の出展にあたっての成果を、一つ一つ振り返りながら、私自身の感想も含めて書きます。

・アクアビットが私の個人商店から、次のステップに進む良い機会にしてほしい。特にバックオフィスを担うメンバー兼家族が、これからどう会社を歩むかを考えるきっかけにしてほしい。

個人事業主だった私がその延長で立ち上げたアクアビットがこれからどうなるのか。私の個人商店のまま終わるのか、それともチームとして次のステップに進めるのか。

その施策の一つとして、昨年の春から役員である妻に深くコミットしてもらうため、様々な場所に参加してもらうようにしました。また、長女にも昨年の4月から経理総務人事として関わってもらうようにしました。

昨年は私が未熟だったため、一時期は本当に会社をたたむかと思い詰めるまでになりました。
約半年、私も含めた家族に給与を払えず、苦しい時期が続きました。
なんとかしのげましたが、時には喧嘩もしながら歯を食いしばってついてきてくれました。
今年になって、妻も娘もそれぞれにコミュニティーに顔を出して人との交流を増やしてくれるようになりました。今では私抜きでも多様なイベントに積極的に出るようになっています。

そして今年。私はほぼCybozu Daysの準備に関わっていません。

弊社の場合、まだ規模が小さいので、家族に経理や人事、外向けの広報やマーケティングなどの事務方を担ってもらっています。
今年の出展テーマを決める際にも、2012年から歯科診療所を経営する妻が医療とkintoneのテーマを推しました。そして、それに向けてブースの企画や当日の準備を進めてくれました。娘もそれを手伝ってくれました。
私は二人に対して、失敗してもいいから全部任せると伝えていました。
開発を担ってくれているメンバーも事前の出展物の準備や二日間のスタッフに進んで協力してもらいました。
また、Cybozu Daysの合間には、妻がうちのメンバーに対して自主的に1on1を行ってくれました。

今回のCybozu Daysの出展によってどういう反響がいただけるか。私はそれによって今後の弊社のあり方を判断しようと思っていました。
結果、企画や準備は私抜きでやれることを示せたと思っています。

私の個人商店から次に進めるかどうかは、私が経営者として表に立つべきところとそうでないところを分ける判断にも関わります。
今はまだ、経営者と言いながら、一部の案件に関わっています。私が案件に入らずに回せるほど、弊社の体制はまだ固まっていません。

妻や娘がコミュニティーにより深く関与できるようになり、弊社が組織として体を成してきた今、「私がいないと回らない会社」から抜け出せる手応えはつかめたと思っています。
アクアビットは次のステップに進むべきだと考えます。

・私自身がkintone界隈では技術寄りの人として知られていますが、伴走支援、弊社で言う共遊開発ができる能力を示すこと。

弊社のブースはここ三年、特定の業種とkintoneのペアをテーマにしています。今年は医療とkintoneでした。

弊社は医療だけではありません。むしろ、医療も含めたほぼ全業種に対してkintoneの提案や構築を行っています。
ですが、Cybozu Daysであえて業種を絞る理由は、並み居るブースの中でアクアビットの存在感を出すためです。
アクアビットのメンバーは、全員白衣を着用。私は患者の格好をして応対していました。それによって、今年も何人かの方に弊社ブースを尖っているという評価をいただきました。ありがたいことです。

実は、それだけやっても医療関係者が弊社ブースに来ることはほぼないのではと思っていました。
アクアビットが何年も前から業務支援しているお客様は別として、せいぜい、1、2社くらいだろうと。ところが実際は、20数社の医療関係者にお越しいただきました。

では、私は医療関係者の来訪を期待しないかわりに何を期待していたか。
それがまさにDX推進のための共遊開発です。いわゆる伴走支援。
共遊開発に関して、新たなご縁ができることを期待していました。

実情を話すと、実は初日にこうしたご依頼をかなりいただけました。
各出展者からのご紹介なども含めてです。その意味では、初日の時点で私の狙いは満たされました。また、私自身が共遊開発もできる人と認識していただけた証しなのかなと思っています。

・売り上げやリードのKPIはとらない。

アクアビットのブースは、例年リードや売り上げ数、案件数などのKPI(重要目標)を設けていません。

今年は、上に書いた通り、まずは私を除いた弊社メンバーだけでブース立ち上げから運営まで完結できるかどうかが一つの指標でした。
結果としてはそれはクリアできたと思っています。
さらに、予想もしていなかった多くの医療関係者に来訪いただけた成果もありました。

また、弊社はもともと5年前からある医療法人のバックオフィスのkintone開発支援を続けています。
また、弊社役員である妻は、13年前から歯科医院を経営しています。私自身も診療所運営の管理すべき点や、医療システムに必要な内容は把握しています。

今回はそれをお披露目できる機会として位置づけていたので、目標は達せられました。

私自身がCybozu Daysに期待することは、kintoneに関わるエコシステムの一員として、kintone界隈の盛り上がりにあります。kintoneエコシステムが衰退すれば、弊社はそもそも存続できなくなりますから。
そのため、二日間のCybozu Daysの来場者数やブースの数が今までより大幅に増えたことで、弊社としては目標数値を満たせたと考えています。

・案件獲得よりも、求職者へのアピールを。

私が他に考えておきたかったのは、案件獲得よりも、案件が増えたときに業務を担ってくれる、未来の弊社メンバーへのアピールです。

独特の存在感を発揮しているアクアビットにはどんな人がいるのか。
今年はうちのブースのスタッフは約8割が弊社メンバーでした。8分の6。この割合はアクアビット史上最高です。
今後も弊社のメンバーだけでブース出展ができる日を目指し、少しずつ採用活動を進めたいと思います。
Cybozu Daysが終われば、次は事務所開設に向けての準備です。

そうした活動を進める上で、私自身が経営者として未熟なのは、私が一番わかっています。
ただ、それを補ってくれるメンバーが揃ってきたことに、私は手ごたえを感じています。今回の出展によって、それが確信へと変わりました。

そして、アクアビットや私自身の知名度も、私が思っていた以上に大きいことに気づきました。

そろそろ私も経営者としての自覚を持つべき時期にきたようです。
もう、個人事業主のノリでやっていられる会社ではなくなってきたことも感じています。

そこで以下の施策を打ちたいと考えています。

今後の取り組み

1. 来年に向けてCybozu Days出展の準備を開始します。

来年も私は準備に関わらないつもりです。うちのメンバーが好きなようにやってくれればいいと思っています。私は引き続き弊社ブースに関する全責任を負いますし、それでいて、来年の会場でも目を惹く奇妙な格好で商談していることでしょう。

2. 弊社として共遊開発、いわゆる伴走支援の業務を追求していきます。

これからも引き続きお客様専用のプラグインやJavaScriptをたくさん作成し、お客様に提案します。それとともに、今回のCybozu Daysの会場でもたくさん出展されていた他社さんのプラグインやサービスを提案します。
お客様に対して示すべき最終的な価値はなにか。それを突き詰めていきたいと思っています。

うちのメンバーには限定された業界での開発を担ってもらい、私自身は、業界を問わずに共遊開発の担当として、お客様に価値を届けるべく切磋琢磨したいと思います。

3. 弊社Webサイトを改修します。

今のWebサイトは十数年前に私が作ったWordPressベースのものをずっと使っています。コンテンツの中には、私の趣味に等しい旅行記や、読書ブログ、映画ブログ、演劇鑑賞ブログが存在しています。
そろそろ、私の個人活動と会社活動が混在する状況を見直すべき時に来ました。

コンテンツが混在していることは、メンバーを雇い始めた数年前から私自身でも意識していました。いずれ誰かに突っ込まれるだろうと覚悟をしていました。
今年のCybozu Daysでは、とある方よりまさにその点を強く指摘され、お説教もいただきました。これで決断がつきました。

具体的には私の個人活動は別にWebサイトを立ち上げ、そちらで管理します。
新たに作るWebサイトに含まれるのは、私の個人的な趣味に加え、kintoneエバンジェリストとしての活動もです。各地のkintone Café登壇や主催についても、私個人が関わるレポートや告知については、全てを新たなWebサイトに移します。

弊社Webサイトはデザインを一新した上で、弊社の活動にのみ焦点を当てる予定です。
事例記事や技術記事はそのまま残します。

そう決断できたのも、上に書いてきた通り、今回のCybozu Daysの出展を通じて、私の個人商店から次のステップに進めると判断できたからです。

私自身、アクアビットのWebサイトに技術ブログや事例記事の寄稿は今後も続けるでしょう。

4. kintoneエヴァンジェリストとしては、引き続き続けます。

実は2年前、50歳を機会に引退するつもりでいました。
ですが、弊社メンバーからの意見も募った結果、今の弊社の組織基盤が弱いことも踏まえて引退を先延ばしにしています。

企業を存続させるためには、企業の存続のために利益や売り上げに意識を割かねばならないのが現実です。
その一方で、私自身の人生を変えてくれたkintoneエコシステムのこれからを見届けたい、貢献したいという思いも強くあります。そこに利益や売り上げは不要です。

以前にもnoteに書きましたが、ユーザー向けのコミュニティー活動が企業の利益に直結してはならないと強く思っています。それをすればエコシステムが壊れてしまうからです。
この思いは今も変わりません。

そのように考えながらも、会社経営の現実と個人の思いに引き裂かれている最近です。

願わくば、将来的には私が会社から引退し、地方を行脚しながら、地縁団体やNPOに対してkintoneの使い方を教える活動に従事できればと思います。
もう趣味と言えるほど楽しいのですよね。コミュニティー活動って。お金なんて全然いらないんですよ。個人として生きていくだけであれば。

その将来目標に向け、私自身、どういう活動にしていくかはもう一度考えたいと思います。その時の肩書がkintoneエバンジェリストでなくても構わないと判断したら、潔く引退しようと思っています。
もちろん、それも他の方からのご了承あってのことです。辞めてほしいといわれれば、その時点で引退に向けて動き出すことでしょう。

実際、今年の出展の手ごたえもあります。おかげさまで多くの企業様からも案件をご依頼いただけるようになったこともあります。アクアビットとしては、私がいなくても回り始めたのではないかとの実感もあります。

まずはその一歩として、上に書いた通り、弊社の活動と私個人の活動を別ホームページに分けます。
また、私自身、個人事業主の延長の意識がまだ残っていたのを改めます。利益誘導を目的とした活動と誤解を受けないよう、厳しく区別しようと思っています。

Cybozu Days当日について

今年は速報値で7500人を超えた来場者数の増加率がアクアビットブースにも及びました。その結果、私はほぼブースから動けませんでした。
セッションで聞けたのは、初日のProduct Keynoteとkintone show+case unlimitedのTEAM K.F.C.の登壇シーンのみ。

本当にたくさんの方がブースに足を運んでくださいました。
今までであれば、弊社ブースに訪問して下さらなかった方が何人も。これは嬉しかったですね。本当に皆さんには感謝です。

他社さんのブースを訪問できたのは、2日目の夕方の15分ほど娘とうろついた時と、閉場ギリギリにうちのブースの方とふらりと会場を回った時くらいです。
ブースに伺えなかった皆様、本当に申し訳ございません。

最後に今回来てくださったたくさんの方との弊社ブース内での写真を挙げさせていただきます。

写真に対して特にコメントは書きませんが、本当に多くの方にお越しいただきました。とてもとても感謝しています。ありがとうございました。
運営のサイボウズ社の皆さんやイベンター会社の皆さん、登壇者の皆さん、ブースを出展したパートナーの皆さん、来場者の皆さん、本当にありがとうございました。























2023年11月のまとめ(法人)


令和五年十一月。

おかげさまで弊社の認知度は今月もさらに上がりました。まずはCybozu Daysの4年連続4回目のブース出展が終わりました。

経営の難しさ、厳しさを日々感じています。その一方で、その痛みを乗り越えた自分が成長している実感もかみしめています。
また一つ上のステージに上がれたと思うのは言いすぎかもしれません。が、成長している自分を感じています。

今月は単価を大幅に上げた提案が大型案件の受注につながりました。
今年の出展をばねに、来期はさらに経営の持続的な安定につなげる必要があると手を打っています。
経営状況に楽観はできないですが、弊社のこれからを悲観はしません。むしろ、反省からの伸びしろしかないと上を向いています。

達成度6割。達成感7割。満足感7割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括 十一月度の売上は目標を下回りました。

昨年までの体制では、十分に黒字の額です。ですが、今の体制ではまだ赤字です。
とはいえ、なんとか頑張って経営が維持できているのも皆様のおかげです。感謝しています。

弊社には変わらず継続的な売上が見込める案件が増え、引き合いは次々といただけている状態です。
特に今月はうれしいお知らせが二日連続で届きました。
Cybozu Daysの前から大幅に単価を上げて提案した案件の受注の内示がありました。

また、Cybozu Daysでも4年連続の出展を無事に果たし、多くのお客様に弊社ブースにお越しいただきました。

案件が増えても案件をこなすスピードが向上しない。この状況も考え方を切り替え、より効率的なプラグインやサービス使用に切り替えています。
根本的な部分から今までのやり方をすべて切り替えつつあります。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・今年のkintone Advent Calendarは弊社代表が作成しました(11/1)。
・弊社がオーガナイザーとして担当する地域クラウド交流会 in 山梨の会場を予約し、来年の6/29の開催が決定しました(11/3)。
・弊社代表が糸魚川物産展に顔を出し、MOVED社の方や糸魚川市の方と交流を深めました(11/5)。
・弊社より新サービス(GO! DO! with-U)を発表しました(11/7)。
・弊社より新サービス(アビットリンク)を発表しました(11/7)。
・弊社代表がCybozu Days 2023の前夜祭で皆さんと交流を深めました(11/7)。
・弊社がCybozu Days 2023にブース出展しました(11/8-9)。
・弊社代表と役員がkintone Café 白馬 Vol.1に参加し、代表は登壇も果たしました(11/11)。
・弊社代表と役員が糸魚川で第39回 全国削ろう会 糸魚川大会に参加しました(11/12)。
・弊社代表と役員と経理担当がスナックジョイゾーに参加しました(11/17)。
・弊社代表がdev kin meetup Vol.1に参加しました(11/28)。
・弊社代表と役員と経理担当がはくばくさんのお招きでAFCチャンピオンズリーグの試合を観戦しました。ヴァンフォーレ甲府 VS メルボルン・シティ(11/29)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー 今月もまた、複数の企業様との間で機密保持契約を締結しました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

4月から多くのメンバーに加わってもらった弊社ですが、まだまだチームビルディングができていません。さまざまな課題が出た月でした。
まず、メンバーが疲弊する状況をあらためます。
パートナー企業の技術者さんにも複数の案件に携わってもらっていますが、こちらは数カ月前からすでに案件を絞って関わってもらってます。

外注費や人件費の負担も厳しいですが、なんとか乗り切りたいと思います。


§ 開発案件 今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。
今までにいただいた多数の案件の実装作業が続いています。いくつかの案件では検収に至ることができました。本当に感謝します。

ただ、先月は今までの開発のやり方について、ついに変える決断を下しました。

・代表が伴走担当としてお客様に入る。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

そのため、単価設定もさらに変更を加えました。
変更した単価をベースに受注も取れるようになり、自信になりました。

また、代表のトーク力も磨く必要があります。
すでにこの数カ月、代表は複数の場所で研修講師やグループワークの運営にもチャレンジしています。
また、日本各地のkintoneプレーヤーたちにもリアル/オンラインを問わず会いに行き、知見を交換し合っています。

既に先月からいくつかの案件で伴走型に切り替え、一切代表が手を動かさないやり方で実装を進めています。
手ごたえを感じているので、それを引き続き推し進めていきたいと思います。

さらに今月はCybozu Days 2023の前日に二つのサービスをリリースしました。
GO! DO! with-Uとアビットリンクです。前者は伴走開発サービスです。こちらは既にいくつかのお客様で実践している伴走開発サービスに名前を付けた形です。
また後者はkintoneとfreeeの連携カスタマイズをより訴求しやすくしました。実は来月早々にももう一つサービスをリリースする予定です。
こうしたサービスもより出していき、弊社の価値をより世間に訴えていく必要があると思っています。

うちのメンバーはよく頑張ってくれています。そしてこれを糧に成長してい欲しいと思います。
皆の頑張りに報いるためにも、これまでのやり方をあらため、持続可能な経営に変えていきます。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
そうした皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 財務基盤の堅牢化 財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

少しずつ状況は改善に向かいつつあります。
その流れを加速するため、先々月より代表の長女に弊社に正式に加わってもらい、人事・総務・経理の作業を任せています。
少なくとも、これらの作業に代表のリソースを割かれることがなくなったのは助かっています。

ただ、経営者としての未熟を痛感させられることも多く、財務への能力は引き続き磨いていく必要があると考えています。
弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 一昨年(2021年)の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。それを以下に掲示します。

企業理念
「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

経営理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

9つ(ナイン)の「ない」
「組織図はない」
「タイムカードない」
「ノルマは設けない」
「多数決で決めない」
「社長室は作らない」
「肩書きもいらない」
「皆が経営者の行い」
「定年は強制しない」
「雑談は惜しみない」

アクアビットに合う方
「家族を大切にする気持ちのある方」
「仲間を大切にできる方」
「笑顔のある方」
「まず肯定から入る方」
「夢を持ち続ける方」
「人の話を聴ける方」
「人間が好きな方」
「可能性を信じる方」
「自分が好きな方」
「自分で仕事を見つける方」
「会社に滅私奉公せず公私を大切にする方」

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、考え方の軸はぶれていません。

ただし、上記の各種理念の内容を変えようとしています。すでにメンバーには意図は伝えました。9月から策定作業を開始していますが、Cybozu Daysには間に合いませんでした。
ただ、必ず理念は変えます。理由は弊社体制の増強や社会の変化などを踏まえていることと、開発体制の変更も踏まえてです。
そもそも理念は変わり続けなければなりません。常に同じ理念はありえません。

その反省も踏まえての理念の変更です。

あと、トピックとしては4月から参画していただいていた方が一人、
Cybozu Daysを機に弊社を離れることになりました。

組織作り、企業理念、ビジョン・ミッション・バリューも適正な待遇を行ってこそ。
よりよい待遇で働いてもらえるよう、さらなる努力が必要と痛感しています。

今後ともなにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約6回です。オンライン商談はざっと数えたところ約32回ほどです。
今月、頂戴した名刺は93枚です。

今月もさまざまなご縁をいただきました。
糸魚川物産展、Cybozu Days 2023の前夜祭、Cybozu Days 2023と懇親会とCy-musubi。さらにkintone Café 白馬 Vol.1や糸魚川での全国削ろう会、スナックジョイゾーに、dev kin meetup Vol.1に。月末には山梨のヴァンフォーレ甲府の晴れ姿でも皆さんとお会いしました。











皆さんとの熱いつながりが次の案件につながり、お互いが望むビジネスと人生が広がる。それこそ、まさに弊社が望むあり方です。

弊社が案件の実装に苦戦していても、次々と案件を頂けるのも、こうした出会いがあるからです。

引き続きよろしくお願いいたします。


§  対外活動 今月はこちらのイベントに参加しました。甲府ん!横丁はしご酒ウィーク(11/3)。糸魚川物産展 in 下北沢(11/5)。Cybozu Days 2023(11/8-9)。kintone Café 白馬 Vol.1(11/11)。第39回 全国削ろう会 糸魚川大会(11/12)。スナックジョイゾー(11/17)。devkin meetup Vol.1(11/28)。AFCチャンピオンズリーグ(ヴァンフォーレ甲府 VS メルボルン・シティ)(11/29)。







来月もまだイベント登壇を控えています。記事のリリースなども複数あります。インタビューを受ける予定もあります。

そして、また皆様と交流を深めたいと思っています。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動 以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは0本()。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは1本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは6本(
弊社の新サービス(GO! DO! with-U)を開始します
弊社の新サービス(アビットリンク)を開始します
Cybozu Days 2023に出展しました(準備編)
Cybozu Days 2023に出展しました(当日編)
Cybozu Days 2023に出展しました(思い出編)
kintone Café 白馬 Vol.1に参加してきました
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

10月30日 10月30日 文章と動画の使い分け方
10月31日 10月31日 Cybozu Days向けの資料
11月1日 11月1日 商いと道徳を両立させる!
11月2日 11月2日 自社のサービスを出します
11月6日 11月6日 名将とは経験を積んで成る
11月7日 11月7日 Cybozu Days出展にあたり
11月8日 11月8日 Cybozu Days 2023の1日目
11月9日 11月9日 Cybozu Days 2023の2日目
11月10日 11月10日 Cybozu Days 2023!
11月13日 11月13日 白馬で学んだ教育とDX
11月14日 11月14日 Cybozu Daysから飛躍
11月15日 11月15日 服を着て変わった私の事
11月16日 11月16日 kintoneエコシステムで
11月17日 11月17日 日本で一番大切な会社に
11月20日 11月20日 チーム力と個人の生き方
11月21日 11月21日 AIのスピード感たるや!!
11月22日 11月22日 いい夫婦の日を目指す今
11月24日 11月24日 ノーコードはやはり速い
11月27日 11月27日 チームビルディング手本
11月28日 11月28日 志持つオーナーの生き方

§ 年表

 ・十一月お仕事

 二俣川で作業・打ち合わせ×6、大和市文化創造拠点シリウスで作業、山梨県立図書館 かいぶらり、Jタワー低層棟、マクドナルド、小田急線路跡地で糸魚川物産展、アクアビット サテライトオフィス、蛇口からレモンサワー 焼肉ホルモンたけ田、HUB、アパホテル&リゾート東京ベイ幕張、八王子年金事務所、蕎麦酒房 膳 ZEN、白馬ノルウェービレッジ(旧ヤフー白馬ベース)、きっちょんちょん、Snow Peak LAND STATION HAKUBA、フォッサマグナミュージアム、スナックジョイゾー、EKITERIA PRONTO、大和市文化創造拠点シリウス、鶴川駅前図書館

§ ツイートまとめ
・十一月ツイート
https://togetter.com/li/2267636


Cybozu Days 2022を終えて[まとめ]


今年のCybozu Days 2022の弊社関係者のまとめです。(発信日順)
まずは、皆様ありがとうございました。

弊社代表(長井)
(10/26~)ツイートまとめ

弊社代表(長井)
(10/26)10月26日 Cybozu Daysは聞く事から
(11/5)11月5日 Cybozu Days 2022はすぐ
(11/8)11月8日 Cybozu Days 2022まで走
(11/9)11月9日 お仕事の服装を考えてみる
(11/10)11月10日 Cybozu Daysの開始所感
(11/11)11月11日 Cybozu Daysの出展効果
(11/14)11月14日 Cybozu Daysの振り返り1

かのってぃさん
(11/15) かのってぃ的CybozuDays2022 その1《ブース編》

弊社代表(長井)
(11/16)11月16日 kintoneに対し客観視する
(11/18)11月18日 Cybozu Daysの振り返り2

弊社メンバー(井上さん)
(11/19)Cybozu Days 2022の今年のテーマはDX(デジタルトランスフォーメーション)でした。

弊社代表(長井)
(11/20)Cybozu Days 2022を終えて[ブースで交流]

かのってぃさん
(11/22)かのってぃ的CybozuDays2022 その3《DAY1編》

ギボンズ 藤村さん
(11/24)貴重な体験(CybozuDays2022)

SEEDPLUS 前嶋さん
(11/25)kintone+ソラコム=新しい体験 サイボウズデイズ2022のメカメカしいブースで農家さんのコスプレをした話。

かのってぃさん
(11/26)かのってぃ的CybozuDays2022 その4《DAY2編》

弊社代表(長井)
(11/26)Cybozu Days 2022を終えて[出展までの準備]


Cybozu Days 2022を終えて[出展までの準備]


本稿ではCybozu Days 2022を終えて[ブースで交流]に続き、今回の出展内容について書きます。

上の記事で書いたとおり、Cybozu Days 2022の出展準備に本腰を入れ始めたのは、開催の二ヶ月前でした。時間がありません。
そのため、今年は展示物のほとんどをSEEDPLUS社の前嶋さんとシンボ技研の山崎さんに委ねました。さらに、ブースの飾り付けの一環としてkintoneを用いたデジタルサイネージの仕組みも藤村さんに構築・提供していただきました。

今回、自社ブースの展示物に対して弊社が関わったことは、あまり多くありません。せいぜい、kintoneへの接続部分のアドバイスとkintone側のデータ加工(座標データをもとにGoogle MapのURLを構築し、kintone上に表示するなど)ぐらいです。
というのも、私を含めた弊社のメンバーは、押し寄せる案件の実装作業で手一杯だったからです。(弊社代表は多くの案件対応に加え、kintone hackの予選にまで出ることに。さらに9月の末にはコロナ陽性判定を受けてしまいました)
Cybozu Days 2022の準備もたけなわの時期の弊社からは、Cybozu Daysにかけるための時間も工数も失われていました。

それにも関わらず、今回は前嶋さんに無理をお願いし、展示物を増やしました。しかも、なるべく会場で目立つものという難題付きで。

最終的に弊社ブースの出展物は以下の六つに落ち着きました。
・熱中症対策
・GPSマルチユニット × LINE
・二酸化炭素濃度チェック
・雨量計エクストラ
・動画管理(ソラカメ)
・kintoneでデジタルサイネージ

昨年の展示物が三つだったのに比べ、今年は倍の六つです。
とはいえ、展示物が決定するまでには、何度も紆余曲折がありました。

ここに挙げたリストのうち、最初の四つは前嶋さんにお願いした出展物です。これらの展示物は前嶋さんが実際に構築したことのある実装がほとんどでした。とはいえ、既存の実装をそのまま展示するわけにはいきません。
例えば、幕張メッセの会場の通信状況を考慮しなくてはなりません。他にも出力される最終的な結果表示をkintoneに表示させる必要もありました。それらは、追加の開発作業が求められました。
今回は他にも実装上の難易度から断念した展示もありました。
その辺りの技術的な工夫については、前嶋さんの以下の記事をご覧ください。
kintone+ソラコム=新しい体験
~サイボウズデイズ2022のメカメカしいブースで農家さんのコスプレをした話。

山崎さんの実装についても、苦労がありました。
動画管理(ソラカメ)はすでに7/6-7に開催されたSORACOM DISCOVERYにおいて、展示物の候補に含めていました。
7/28に東京の大崎で開催されたIoT Solution Dayに山崎さんと二人で訪れ、そこで販売されて間もないソラカメを購入し、kintoneとの接続に挑戦したのです。
ところが、構築してみると実際に動作されるまでは円滑に進みますが、kintoneの画面にどう表示させるかにおいては多くの工夫が必要となりました。
その技術的な部分は、この後、別のブログで発表する予定です。

藤村さんにお願いしたデジタルサイネージのコンテンツをkintoneを使って表示する展示は、藤村さんがkintone Café 神奈川で実際に展示しており、技術的には困難はなかったと思います。
ですが、そもそも表示すべきコンテンツの選定がぎりぎりまで決まりませんでした。その結果、サイネージに表示する写真などの準備はギリギリまでかかりました。
藤村さんには、コンテンツ(ランディングページ)の実装もお願いしました。弊社ブースで配ったにんじん(ポン菓子)に貼ったQRコードを読むと表示されるページです。
藤村さんの記事はこちらをご覧ください。貴重な体験(CybozuDays2022)

これらの作業のほとんどを一気に10月に行ったのが今回のCybozu Days 2022の弊社の内幕でした。
Slackのチャンネルに前嶋さん、藤村さん、かのってぃさんをお呼びしたのは9/27。さまざまなやりとりが活発に始まったのはそれからです。実質的にCybozu Daysの準備は6週間で終わらせたようなものです。
あらためて、皆さんには感謝します。ありがとうございました。

昨年に続いて、弊社ブースの展示パネルは代表の娘にお願いしました。
ところが、9月の頭に決まっていたテーマや方向性を詰めるための展示物の確定が遅れてしまいました。
デジタルサイネージやランディングページはギリギリまで調整が利きます。が、パネルは事前に発注しなければなりません。その納期に間に合わせるように、色合いや配置などで最後まで頭を絞ってもらいました。そして、10月末に何とか間に合わせてくれました。
娘とアイデアを出してくれた妻にも感謝です。



11月に入ってからもランディングページやデジタルサイネージの調整、出展物の最終的な展示に向けての調整は続きました。
それらが整ったのは11月の10日と11日の本の数日前でした。皆さんにがんばってもらったので、何とか間に合うことができました。

そのあたりのかのってぃさんの一連の記事は
かのってぃ的CybozuDays2022 その1《ブース編》
かのってぃ的CybozuDays2022 その3《DAY1編》
かのってぃ的CybozuDays2022 その4《DAY2編》
をご覧くださいませ。

本当に皆さんには感謝です。

本稿の中で何度か触れてきたランディングページはこちらです。

ランディングページの中に今回出展をお手伝いして下さった皆さんの個人の紹介リンクや会社の紹介リンクが記されています。個人名や会社名の部分をクリックしていただければ、ページに遷移するはずです。

今回、他にも弊社ブースに来て手づだって下さった藤村さんの奥様や、去年はカーナビ+kintoneで実装してくれた大竹さんも今年はブースのスタッフとして対応してくれました。あわせて、この2日間のご対応、誠にありがとうございました。

会場の弊社ブースにはさまざまなお客様に来ていただきました。商談もCybozu Days の会場で発生しました。これは過去二回の出展にはなかった成果です。


今回ご協力いただいた皆さんは、来年も出展をお手伝いしてくださるとのことです。感謝!
ぜひ来年も弊社ブースにご期待くださいませ!


Cybozu Days 2022を終えて[ブースで交流]


今年のCybozu Days 2022も無事に終わりました。


弊社もスポンサーブースを出展することができました。三年連続です。
今年も沢山の来訪者様に恵まれ、弊社ブースにも多くの方に来ていただいた事、まずは感謝いたします。ありがとうございました。

本稿では弊社の出展内容や技術に関する内容には触れず、ブースの成り立ちについて書きます。kintone界隈のコミュニティの広がりとそれがもたらす相乗効果を示すことが本稿の狙いです。

弊社のkintone案件率はほぼ九割です。ですが、kintoneを使った公開プラグインやサービスは提供していません。そのため、kintoneを主としたシステム構築を営む会社でありながら、ブースに出すべき特定のコンテンツを持っていません。それは弊社の弱みであり、強みでもあると考えています。
自在に展示内容を変えられる小回りの良さを生かし、去年は出展内容をIoTに特化しました。IoTとkintoneを打ち出す他社様ブースはないに違いないと。その目論見はあたりました。
おかげさまで昨年の弊社ブースは、皆さんから異彩を放っているとか、尖っているとかのご評価をいただけました。

ただ、今年も同じ出展内容の踏襲では意味がありません。来た人にとって、新しい発見を提供しなければ。小回りの利く弊社の良さも活かせませんし、何より私が面白くありません。さらに進化した姿を見せなければ。
また、昨年の弊社ブースの盛況をみて、kintoneと IoTの合わせ技でブースを作る会社様が現れるのではないかと。そうなった時に数多のブースの中に埋没する事だけは避けたい。


そこで今年は、IoTに加えて農業をテーマとして打ち出すことに決めました。

kintoneはプラットフォームです。その適用範囲は広く、業種や業態、職種を問いません。
つまり、Cybozu Daysにブースを出すのなら、業種を限らず、業際的な出展内容にすべきです。要するにkintoneの汎用性を打ち出す。それがセオリーのはずです。
ならば、あえて逆張りで業種を絞れば存在感が出せるのでは。それが今年の狙いでした。

とは言え、その結論に落ち着くまでには紆余曲折がありました。
実は今年の出展はもっと違う形で検討していたのです。ところが打診した相手様の反応がいまいち薄い様子。そこで、9月の初旬ごろから、並行して別の形での出展も検討を始めました。
もう一案が無理だと決定したのが9/15のこと。
その時点でCybozu Daysまで残り二ヶ月を切っていました。今までの出展準備の進捗と比べても遅れは歴然。
そこで新たな体制で振り切るべく、出展体制を急遽変えました。農業をテーマに加えたのもこの時です。

農業にテーマを振ったのは、弊社のお客様に農業に関わる会社様が増えた事によります。
弊社をめぐる環境やつながりを農業にテーマを絞ってみなおしたところ、実は弊社はかなり多種多様なご縁に恵まれていたことにも気づきました。

9/5に株式会社SEED PLUSの前嶋さんにお声がけし、出展内容はめどがつきました。
昨年も出展を手伝ってもらったシンボ技研さんと大竹さんには、今年もだいぶ早い時期から出展を依頼していました。
今回、デジタルサイネージをお願いした藤村さんには7月の中旬ぐらいにはスタッフのお声掛けをしており、藤村さんの当日の予定は流動的ながらサイネージは弊社ブースを変えてくれる予感がしていました。

あとは最後の一味をどう加えるか。昨年にもまして会場で存在感を出すにはどうすれば?
そこで現れたのがかのってぃさんてす。実はかのってぃさんと初めてお会いしたのは9/16です。場所はジョイゾーさんのオフィス。スナックジョイゾーてす。
その帰り、ご一緒に帰る中でお話ししたところ、私の普段の書き込みに共感を感じてくださっているとのこと。さらに、農業についても知見をお持ちとのこと。
これは誘うしかない、という訳でその二日後にスタッフとしてお誘いしてみました。

そのいきさつとその後のかのってぃさんのご活躍については、
こちらのブログをご覧ください。ご提案や飾り付けなど、とても良い感じのブースに仕上げてくださいました。

弊社の飾り付けを担当してくださったかのってぃさんの貢献度も大きかったのですが、今年は藤村さんに手配していただいた縦横それぞれのデジタルサイネージは、弊社ブースを会場内のランドマークに生まれ変わらせてくれました。弊社ブースに来てくださった方の多くは、異彩を放つ弊社ブースに印象を受けたようです。

実は私、かのってぃさんのコミュニティ界隈での強者ぶりをあまりよく知ってませんでした。ここまですごい方とはつゆ知らず。
おかげでCybozu Daysの開催期間中、弊社のブース前のスペースはあたかもコミュニティの縁繋ぎの場と化していました。オンラインでしかお互いを知らなかった方々が、弊社ブースの前でリアルなご縁を繋ぐ。私ももちろんその恩恵にあやかったひとりです。


私も他のSaaSのお客様や弊社のお客様の待ち合わせ場所にうちのブースを使ってもらいました。うちのブースの前で待ち合わせたり、あいさつしたり。その様子は梅田のBIGMANを思わせます。
そうしたご縁繋ぎの役割を担うことで、弊社のブースがやたらと賑わっているように見えるのです。それが人を呼び、さらには案件へとつながってゆく。
まさにこれこそコミュニティの力。ご縁を繋ぐってよいですね。


コミュニティとは、無私と無償の集まりです。
そして、Cybozu Daysに集う方に共通するのは、サイボウズさんの展開するサービス群です。皆さん、困っています。あるいは悩んでいます。または、困っていたことがkintoneやOfficeやGaroonやメールワイズで解決した、救われた人たちです。または、これから救われたい!と願う人たちの集まりです。
コミュニティとは同じ興味持つ方だけでも成り立ちますが、切実な課題を持った方の方がより結びつきが強まります。

それはビジネスの機会を創出してくれます。

もちろん、コミュニティをビジネスの草刈り場としてみてはなりません。
また、勧誘行為はコミュニティの場ではタブーです。
さらにコミュニティの化けの皮をかぶってブースを出すのももってのほかです。

もし私が来年そんな不埒な思惑を持ってCybozu Daysに臨んだら、総スカンをを喰らうことでしょう。むしろ食らわしてやってください。
そこはバランスです。ビジネスとコミュニティの両輪がうまく回っているから、サイボウズさんの展開するエコシステムはこれほどまでの支持を受けていると私は考えています。

私も三回目の出展にて、ようやくコミュニティとビジネスのバランスが掴めたように思います。
来年も、より進化した弊社ブースをお見せしたいと思っております。

末尾になりましたが、来場者の皆様、出展社・登壇者の皆様、サイボウズの皆様、そして弊社ブースのスタッフの皆様、ありがとうございました。


Cybozu Days 2021を終えて(ブース出展編)


先日のCybozu Days 2021。弊社は昨年に続いてブースを出展しました。
弊社の出展テーマは「機械とkintoneの連携」にしました。

なぜそのテーマを選んだのか。それは昨年初めて出展した際、同様のテーマで出展されているブースがほぼ見当たらず、これなら弊社でも存在感を出せると思ったからです。
ほとんどの会社は、連携や自社のサービスを出展していました。
それは当たり前のことです。サービスメーカーにとっての展示会とは自社のサービスを皆さんに知ってもらい、売り上げにつなげるためにあるのですから。Cybozu Daysも例外ではありません。

一方、弊社は自社のサービスと呼べるようなものを持っていません。昨年も今年も。
自社でサービスを持たずに展示会に出展することは徒手空拳で試合するようなもの。普通はなかなか踏み出せません。
私も昨年、内心ではそのことに引け目を感じていました。自社のサービスを持っていない弊社が出展しても良いのだろうかと。ですが、思ったよりブースに反響がありました。その結果、引け目は私の中から消えました。
自社のサービスを持たないこと。それは実は、Cybozu Daysに出展する上では弱みではなく、むしろチャンスなのかもしれません。自社のサービスがないことは、それを逆手にとれば、なんだってやれるのですから。

LOVE YOUR CHAOS。今年のCybozu Days 2021のテーマです。
テーマにカオスが打ち出されているのなら、一つぐらい連携やコンサルティングや自社のサービスを主張しない、全く違う色合いのブースがあってもいいじゃないか。そういう気持ちで出展しました。
思った以上に弊社の展示が異色だったためか、皆様からもさまざまなお言葉をいただきました。尖っているとか、目立っているとか、カオスとか。

今年は弊社も雇用に踏み切り、人数も増やしました。そのため、早い段階から自社単独での出展を考えていました。そしてテーマも。

今年の展示は三つの柱からなっています。
・テレメーターとkintone
・現金つり銭機とkintone
・カーナビゲーションとkintone

自社単独で、とはいうものの、弊社メンバーもまだまだ発展途上。案件をこなすだけで精一杯です。そのため、それぞれの出展は協力会社や技術者にもご協力を仰ぎました。

テレメーターとkintoneの組み合わせは、弊社とは数年前からパートナーとして密に協業している有限会社シンボ技研様に協力をお願いしました。
テレメーターとは、ダムや河川の水などを継続し警告するための機械関係の総称です。シンボ技研様は、日本全国のさまざまな場所に設置されているテレメーターを設計しています。
その豊富な経験と知識をkintoneに活用していただく発想は、数年前から温めていました。

今回の展示にあたっては、会場に雨水量を計測するセンサーと水を受ける容器を持ち込みました。

仕掛けはこんな感じ。
・水を受ける容器に雨水量を計測するセンサーを置きます。
・来場されたお客様にペットボトルの水を雨水量センサーに注いでいただきます。
・センサーを経由したデータはRaspberry Piで処理されます。
・Raspberry Piから座標情報とともに雨量データをkintoneに飛ばします。
単純ですが、それだけにお客様にとっては全体の構成が分かりやすかったようです。効果と使い道、その実装の可能性も含めて。
その結果、さまざまな会社様に興味を持っていただきました。それこそ沖縄から北海道まで。

次の現金つり銭機の出展は、最後に決めました。当初はテレメーターとカーナビゲーションとの連携に加え、何らかのセンサーとkintoneの出展を考えていました。ですが、お客様の案件で現金つり銭機とkintoneの連動を実現したことをきっかけに、それを発展させ、より深く追求してみることにしました。
現金つり銭機を扱われているグローリー株式会社様にご協力を仰ぎ、会場に現金つり銭機の実物を持ち込みました。

現金つり銭機とkintoneを直に接続することは難しいため、両者を介するWindowsアプリケーションが必要です。
そのアプリケーションは、グローリー様よりいただいた仕様書に沿って、弊社で作成しました。
アプリケーションは、現金つり銭機に対して金種がいくらあるかを問い合わせます。さらに出金・入金の指示も行うことが可能です。

Windowsアプリケーションのインターフェースは、ブラウザ上で動作するクラウドの世界ではあまり出番がありません。そのため、Cybozu Daysの会場内ではレガシーな香りを醸し出していました。
レガシーですが、実際に入金や出金の指示によってお金がジャラジャラと出入りする様子は異色。それもあってか皆様に興味深く見て頂けたようです。

続いてはカーナビゲーションとkintoneの連携です。
こちらは株式会社マップル様のご協力を仰ぎました。さらに、実装についてはフリーランス技術者の大竹さんに全面的に携わってもらいました。

カーナビゲーションは普通、一つのマップに一台の車のルートを表示します。
今回、私たちは複数台の車とルートを一つのマップに同時に表示させる荒業を実現しました。
その出発地と目的地は、kintoneのレコードに保存しておきます。ウェブ側に仕込んだスクリプトはkintoneからの情報を読み、それをマップル社のAPIに対して指示します。マップル社のAPIは、現在位置に応じて地図を再描画します。到着予測時刻等も含めて。

今回は複数台の車から同一の目的地を指定し、その動きをデモで示しました。
例えば複数の出発地と目的地もバラバラの車の動きを同時に表示できれば可能性は広がります。バス、タクシー、レンタカー、レンタサイクル、救急車、ゴミ収集車、消防車、人。
それらの動きを一つのマップ上で同時に表示できれば、配車担当者様にとって必要な情報が一目で見られます。

カーナビゲーションの展示もお客様からのお問い合わせと引き合いを複数いただきました。
皆様からの熱のこもったご質問は、弊社が目指すべき目標や次の一手をより明確にしてくれました。


今年は、去年はなかったブースツアーのコースに弊社を通っていただきました。弊社ブースについて説明するkintoneエバンジェリストの前田さんのお話を大勢の方が興味深く聴いておられました。

今年は昨年の反省を生かし、展示ブースに貼るパネルもシンプルかつ見やすい形にしました。
代表のラフ案をもとにデザインしてくれたのは代表の娘です。
娘は中学生の頃に個人事業主として登録し、小遣いは自分で稼いでいました。今年の春にイラストレーターの専門学校を卒業した後、個人事業主として活動しています。
今回の弊社のパネルもなかなか好評を博しました。娘にとっても自信につながったのではないかと思います。

今回の展示を通し、さまざまな方とさまざまな会話ができました。そうした会話を通し、来年度の展示内容や共同で出展するパートナーなどのアイディアが泉のように湧いてきました。
これはリアルの開催だからこそ実現できたことだと思っています。リアルの交流から生まれる発想や着想。私たちがコロナによってどれだけその機会を奪われてきたか。今回のCybozu Days 2021はそれを私に教えてくれました。そうした発想や着想は全て弊社の財産になるはずです。

自社のサービスを持たなくてもいい。いや、逆に持たない方が自由な発想の展示ができる。来年も、展示内容や展示パートナーも含めて尖ったブースにしたいと今から意気盛んです。

去年に続いて今年のCybozu Daysも、新型コロナウィルスが完全に収束していない中での開催でした。そんな中、この困難なミッションを無事に成し遂げたCybozu社の皆様には感謝しかありません。

各社さんのブースで対応してくださった方や、催された多くのセミナーに登壇してくださった方もありがとうございます。
そして、来場してくださった全ての方にも大きな感謝を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました。


Cybozu Days 2021を終えて(セッション聴講編)


先日のCybozu Days 2021。弊社は昨年に続いてブースを出展しました。
そのため、今年もあまりセッションを見ることが叶いませんでした。

本稿では私が見ることのできたセッションのうちの一つ、二日目のKeynoteセッションで感じたことを書いてみたいと思います。

LOVE YOUR CHAOS。今年のCybozu Days 2021のスローガンです。とても良いキーワードではないかと思います。Cybozu社はIT企業として知られています。ITシステムとは、一般的には整然と処理が行われ、カオスとは対極にあると思われがちです。ところがそれとは真逆のキーワードであるカオス、混沌を打ち出すあたり、Cybozu社の真骨頂ですよね。

このCHAOSという言葉はとても深い広がりを持っていると思います。多様性とはCybozu社を語る上で外せません。カオスとは雑多な物事が混在しているさま。つまり多様性です。

Cybozu社が多様性を打ち出すまでに至ったいきさつは、青野社長の書籍をはじめ、たくさん紹介されています。

ですが多様性とは、Cybozu社内だけに当てはまる言葉ではありません。世の中の全ては多様性であり、カオスに満ちています。世の中には多くの人がいて、無数の会社があり、各々のビジネスを多彩に営んでいます。

今までの社会は、その多様な世間を束ねるため、社会や組織や会社という仕組みが必要でした。ともすればバラバラになろうとするカオスを一律でくくる必要があったのです。総員前向け前、右に倣えの精神です。
もちろんその仕組みを否定するのは間違っています。その時代に応じたやり方があるからです。そもそも今まではカオスを束ねる技術がなかったのですから仕方がありません。

今、技術の進歩はクラウドシステムを生み出しました。kintoneのような。
さらに、人がそれぞれに持っている価値観を尊重し合おうという機運も満ちつつあります。

Keynoteに最初に登場した「社会福祉法人浦河べてるの家」さんは、ホームページに掲げられた理念からしてカオスです。むしろ世の中がカオスまみれであることを逆手に取り、カオスの中に徹底して生きていこうとされていました。清々しいまでに。
システマティックなIT屋の理想とは対極の存在です。べてるさんを冒頭に登場してもらうあたりがさすがです。


続いて登場したジーンクエスト社の高橋祥子氏は、生命科学者の観点からカオスが何かを教えてくれました。人もしょせんは生物の輪を構成する一つであり、カオスを構成する一片に過ぎないこと。
私が思うに現代文明の歪みとは、カオスに満ちた世界をシステムや制度で縛ろうとした結果ではないか。
ありとあらゆる制度や仕組みなど、宇宙の尺度に置き換えれば塵にも及ばぬささいなことです。それを金科玉条に奉ることの虚しさ。

そのようなカオスな環境に置かれているからこそ、人はそれを課題として捉え、改善に向かう。
秩序のある環境では人はその環境になじんでしまい、その状況から動こうとしない。まさにわが意を得た思いでした。
ヤクザさんの家に売り込みをかけて掌底で殴られ監禁されそうになったり、朝礼で成績の不振を理由にベランダで丸刈りにされたりした私の経験も、カオスな世の中のほんの一例でしかありません。
むしろ、それをきっかけに変われたことが、カオスな環境の中で私自身を活かそうとした私の生物としての本能にほかならない。

語られる言葉の端々に知恵が満ちており、私は夢中でツイートしていました。

最後に登壇された小国士朗さんも、カオスな環境を受け入れ、そこから新たな発想を作り出す方です。
温泉プロジェクトや注文を間違える料理店、C.C.LemonのCを消してガン根絶を願うプロジェクトなど、面白い発想にワクワクさせられました。

近代は、カオスな世の中を整然とさせようと躍起になっていました。その中で世の中からこぼれてしまったカオスを拾い集め、それを世の中にネタとして提供する小国氏の姿勢は、まさに私たちがカオスに向き合う一つの方法だと思いました。

では、カオスな世の中にありながら、システム開発を営む会社はどのように世の中を泳げばよいのでしょう。
私はまず、人のあり方や思考がカオスであることを認めることから始めなければ、と考えています。

その上で、人が担うべきでない部分を受け持つのがシステムであると考えています。システムやビジネスのオペレーションなど、本来は人が担うべきではなく、そのような作業に人の可能性を費やすべきではないと思っています。
それぞれの人が抱えるカオスは、無限の可能性でもあります。些末なルーティンワークなどシステムに任せ、人はそれぞれが抱えるカオスの中から斬新な発想をくみ上げるべきではないでしょうか。それこそがkintoneの使命ではないかと思っています。

ただし、ルーティン作業も組織や起業によってさまざまです。そこにはそれぞれのカオスをはらんでいます。それをシステムに置き換えるには、システム会社に丸投げする従来のやり方ではとても無理でしょう。それこそカオスを縛って無理やり束ねる旧来のやり方になってしまいますから。
そうではなく、それぞれの担当者の抱えるカオスの一握りをシステムに反映させる仕組みが必要です。そのためには担当者がまずシステムに関われる仕組みが必要。それこそがkintoneの存在する意味ではないかとすら思うのです。

その意味でも、今回のLOVE YOUR CHAOSとはまさに適したキーワードだったと思います。


Cybozu Days 2020 Osakaに登壇して


12/3にグランフロント大阪で行われたCybozu Days 2020 Osakaに参加してきました。
https://cybozuconf.com/

今年のCybozu Days 2020は弊社および私にとって、記憶に残るイベントとなりました。初物尽くしだったからです。

まず、11月に幕張メッセで行われたCybozu Days 2020 Tokyoでは、初めて展示ブースにスポンサーとして出展する経験ができましたブログ
さらに、今回のOsakaでは初めてイベントに登壇することができました。

昨年までの私は、そのどちらも未経験でした。
エバンジェリストなのだから登壇の一、二度はあってもよさそう。にもかかわらず、今までCybozu Daysでは登壇したことがありませんでした。
そのことに忸怩たる思いを抱いていたので、今回、EvaCamp 2020のエバンジェリストの一人として登壇できたことはよかったです。
2015〜2017年頃の私は、常駐先がとても忙しく、Cybozu Daysに行くことすらもままなりませんでした。いつエバンジェリストを契約解除になってもおかしくない状態。
その頃に比べると、こうやってCybozu Daysに参加できることがうれしく、感慨もひとしおでした。

しかもEvaCamp 2020の当日にはキンスキ松井さんがお送りするkintoneマニアへお招きいただき、同じエバンジェリストの矢内さんと一緒に出演までできました。数日前にお話をいただき、トントン拍子に。

私は松井さんがYouTubeで展開するキンスキラジオにも出たことがありません。松井さんとはkintone Caféで一緒に登壇した程度。
それが今回、こうやって場をご一緒できたことが喜ばしい。松井さんありがとうございます。

kintoneマニアのTogetterまとめはこちら

それにしても、今回のような大掛かりのイベントに出たことは、多くの学びにつながりました。
映像・音声・演出・進行・テロップ・美術・ナレーター・司会とスタッフが隙もなく配置された現場。
サイボウズの社員さんですら出演者であり、あとの一切は百戦錬磨の演出のプロが仕切っています。

おそらくテレビの現場も、同じような緊張感に満ちているのでしょう。その緊張感とは、私たちがモニター越しで見ていても決してわからないものだと思います。
ただ、その緊張感は、イベントを成功させねばならない運営スタッフの方々の醸し出すもの。出演者の立場としては、ピリピリした胃の痛くなる雰囲気はありませんでした。むしろ程よい緊張感だったと思います。すべてが委ねられており、セミナーやイベントを実施するよりも楽でした。
こうした雰囲気は、今までの視聴者や観覧者の立場では知り得なかった気づきでした。

ただ、よい緊張感とはいえ、私自身の未熟さは否めません。
私は前日のリハーサルにも参加しました。その時には、もっと声を張らなければと思ったのです。
にもかかわらず、本番ではすっかりそれが頭から飛んでしまいました。不慣れと未熟さの証しですね。正直、怖くて本番の動画は見られそうにありません。
ただ、こうした失敗を数多く経験することで人は成長します。おそらく、場数を踏んでいけば多少はましになるはずです。私も最初の頃は悲惨でしたから。
引き続き、こうした登壇の機会をいただけれるよう、精進したいと思います。

EvaCamp 2020のTogetterまとめはこちら

また、今回のCybozu Days 2020 Osakaは、私が初めて参加した大阪のCybozu Daysです。
兵庫で育ち、大阪の大学に通っていた私にとって、故郷で開催されるCybozu Daysに参加するのは悲願でした。
そんな私が今年は夏前にサイボウズ大阪支社に初訪問できました。そして秋にはCybozu Days Osakaに参加し、登壇までできました。これらは間違いなく私の思い出に残ることでしょう。

来年、果たしてコロナがどうなっているか、そしてCybozu Daysが開催されるのか。誰にもわかりません。
でも、もし開催されるとすれば参加したいですね。
その時は、ブースに出展するネタは新機軸で、しかも異質な感じで打ち出したいです。
また、登壇の際には、壇上で頭の中が真っ白になっても、即座に何かを捻りだせるくらいのkintoneへの絶えざる関心を持ち続けたいです。
kintoneへの関心と愛着を持ち続けていけば、来年も良い時期を迎えられるような気がします。

最後になりましたが、皆様に御礼を申し上げたいです。
コロナで急遽オンライン開催になってしまったにもかかわらず、見事なイベント運営はさすがです。
会場設営の皆様、サイボウズ社の皆様、一緒に登壇したエバンジェリストやパートナーの皆様、よい経験をありがとうございました。


Cybozu Days 2020に三日間出展しました


2020年11月11日から11月13日まで幕張メッセで催されたCybozu Days 2020に弊社も出展いたしました。https://cybozuconf.com/

今まで、弊社はCybozu Daysも含め、あらゆる展示会に出展した経験がありませんでした。
そうした経験の不足に加え、今回は世の中がコロナウィルスに振り回されています。そんな世相の中、そもそもCybozu  Days開催されるかすら定かではありません。
さらに、多数のkintone案件を受注し、開発に従事していた弊社にとって、並行してCybozu Daysの出展準備などとても無理。そう思っていました。

そう思っていた一方で、昨年のDaysの後、サイボウズオフィシャルパートナーとして任命いただきました。また、長らくエバンジェリストとして任命されていながら、ステージにも立ったことがなければブース出展の経験もなかった私。いつもオーディエンスのままだったことに自分でも飽きたらないものを感じていました。
パートナーになってブース出展の資格を得たところで、一つブース出展をやってみようか。
ところが弊社は、kintone連携ソリューションを持っていません。ブースに出展しても、出せるのはパートナーとしての開発実績か、エバンジェリストとしての立場のみ。そんな手持ちの札が少ない状態でブースを出展したところで、会場の隙間を埋めるだけに終わってしまうのでは、と懸念していました。

そんな私に心強い助っ人が。
Polaris Infotech社の情報親方こと東野さんです。
https://www.polarit.co/

kintone界隈の方々には、サイボウズ社が発行しているkintone導入ガイドブックはおなじみですが、そのコンテンツは東野さんによって作られています。
さらに東野さんは、新規技術やガジェットを導入するのが好きで、その進取の気性は、私をはるかに上回っています。
弊社はサイボウズオフィシャルパートナーであり、出展資格を持っていますが、Polaris Infotech社はパートナーでないため出展できません。

二社が共同出展することにより、互いに足りないところを補い合い、なおかつ二社にとってWin-Winの結果が見込まれる。
そんなわけで、共同出展に踏み込みました。

二社で共同出展することにしたとはいえ、来場者の目を引くにはもう一つ決め手が薄いことは否めません。なにしろ、kintone界隈で著名な連携サービスを持っていないのですから。そのような状態で出展するには決め手が足りない。もう一つ柱が欲しい。

そこで東野さんが提案したのが、アバターによる音声応答のソリューションです。
名古屋のRAKUDOさんが運営するAI Interfaceというサービスがあります。
https://www.ai-interface.com/
http://rakudo.io/homepage/
AI Interfaceが備える音声応答のソリューションの背後にkintoneを組み合わせれば、音声による応答を実現しつつ、背後のデータベースも備えられる。しかもkintoneの場合、簡単にデータベースが構築できる。より良いソリューションになるはず!

そんなわけで、他の案件との並行に疲弊しながらでしたが、アプリの連携に成功しました。

あとはブースの展示パネルやちらしや名刺の手配です。ここは出展経験を持つPolaris Infotechさんの経験に全面に依存しながら、無事に当日に間に合わせることができました。東野さんには感謝です。
スタッフも両社の関係会社やビジネスパートナーさんにご協力を仰ぎ、三日間で延べ11名のスタッフに手伝っていただきました。皆さんにも感謝です。
また、二日目の最後のほうにこうした素敵な動画を撮影し、すぐにYouTubeにアップしてくださったキンスキの松井さんにも感謝です。

こうして三日間の出展を無事終え、感じることは来場者の皆さんへの感謝です。
沢山の方が訪れてくださいました。埋め草ブースどころか、私たちの思った以上に。
二社の知己の方はもちろん。弊社が過去に手掛けさせていただいたお客様や、私が前月に登壇したセミナーで私に興味を持ってく出さった方や、サイボウズ社員の方など。
もちろん、初めてお会いする方も多くが私たちのブースに立ち寄ってくださいました。

もちろん、無名の私たちのブースは、ほとんどの方にとっては興味を引く対象になりえず、一瞥して通り過ぎてしまう方も多かったです。
それでも、私たちのブースに目を止めて下さった方がいたことは、とてもありがたく思いました。

なぜ目にとめてくださったのか。kintone連携ツールのパネルが掲げられてもおらず、ノベルティで客引きできるほど資金力もない我々のブースに。
それはおそらく、アバターの画面がブースの中で異彩を放っていたからでしょう。
アバターの女の子にならんで検索の応答結果として東野さんの顔が大きく映し出されたディスプレイ。それはなかなかのインパクトでした。東野さんの打った手が見事に功を奏しました。

今回のCybozu Days 2020は、EGO & PEACEというテーマでした。
わがままと平和。
その一見すると相反する二つのテーマは、今の多様化が求められる社会において、誰もが両立に悩んでいます。

私にとっても同じです。今までの私の生涯は、まさにEGOを追い求めてきたものでした。
ラッシュがいやだ、毎朝毎夕の通勤の繰り返しがいやだ。それは間違いなくEGOです。
では、そのEGOをどうやって実現し、人に迷惑をかけずに自分にとって平和な毎日を呼び入れるか。

そもそも私がなぜkintoneのエバンジェリストになっているか。
その主な理由は、こうしたサイボウズ社の理念に共感していることです。
毎年のCybozu Days で打ち出されるテーマが、私にとって刺さります。
今年もそれは変わりませんでした。

ただ、今年はブースに三日間のほとんどを立つことに決めており、セッション聴講はあきらめていました。
ですが、三日目のセッションが聞けたのはうれしかったです。(初日のkintone Hackもほぼ見ることができました)

まさにそこで展開されていた議論は、私と弊社の抱えるテーマに即しており、そうした場に出展社として参加できたことがとても誇らしかったし、得るものが多かったです。

弊社は大阪のCybozu Days 2020には出展しませんが、私は登壇のために初めて参加する予定です。今から楽しみでなりません。

最後になりましたが、来場者の皆さん・サイボウズの皆さん・弊社ブースのスタッフの皆さん・東野さん。ありがとうございました!


弊社はCYBOZU DAYS 2020に出展いたします。


9月が始まった今日、
弊社にとって三つのニュースを発表できる機会が到来しました。

一つ目は、
CYBOZU DAYS 2020への出展です。
2020年11月に千葉の幕張メッセで開催されるCYBOZU DAYS 2020のシルバースポンサーとしてブースを出展いたします。
弊社とPolaris Infotech株式会社(https://www.polarit.co/)との共同出展の形をとらせて頂きます。

URL:
https://cybozuconf.com/
日時:
2020/11/11-2020/11/13
場所:
幕張メッセ 国際展示場1-3ホール
(弊社の出展ブースの場所はすでに決まっていますが、詳細は当日お越しになられた際に配布される地図をご覧くださいませ)

来場方法:
JR京葉線 – 海浜幕張駅 (東京駅から約30分、蘇我駅から約12分)から徒歩約5分
JR総武線・京成線 – 幕張本郷駅(秋葉原駅から約40分)から「幕張メッセ中央」行きバスで、約17分
出展内容:
お楽しみに

Cybozu Daysは、毎年大勢のお客様がお越しになります。今年はコロナ禍のため、感染対策の中で開催されます。
若干の制約事項もあるでしょうが、来場された方は必ず楽しめますし、持ち帰って糧としていただけるだけの内容になっています。これは毎年参加している代表が心から実感していることです。
是非、来場のお申込みをお待ちしております。

二つ目は、
弊社の代表がインタビューを受けた記事がkintone エバンジェリストのサイトで公開されました。
https://www.kintone-eva.com/
代表は今までも何度かインタビューされた経験や、記事に登場したことがあります。
ですが、今回のインタビューは、kintoneを通した代表自身の生き方にまで踏み込みましたので、とても思い入れがあります。

こちらもお読みいただければと思います。

最後は、
弊社のロゴの刷新です。
akbを組み合わせた従来のロゴの色合いをkintoneに近づけたものです。
このデザインは弊社代表の妻と長女によるものです。

長女も現在、デザイン専門学校生ですが、弊社の社名のakbの文字を組み合わせつつ、同時に弊社の代表の頭文字「N」を表したデザインは、デザインやプレゼンテーションのプロの方からもおほめ頂きました。

よりkintoneにデザインを近づけたことで、kintoneに賭けようとする弊社の意気込みを感じて頂ければと思います。

まだ発表していませんが、この夏には
・社是
・企業理念
・経営理念
・9つ(ナイン)のない
・アクアビットに合わない方
という五つの指針も作成しています。

また機会があればご紹介したいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。