

6月27日に第4回、甲府地域クラウド交流会(ちいクラ)を開催しました。そのレビューを元代表の私が書きます。
今回、4回目の開催にして過去最高の参加人数を達成しました。
ですが、順風満帆の開催ではなく、取りやめるかどうかが選択肢に挙がるほどの出来事がありました。
その災いも結果として成功に変えられました。開催までの準備も含めてここで書こうと思います。
今回の第4回の甲府ちいクラは、前回から八ヶ月以上の間を空けて開催しました。
その間、うちの会社にも体制変更がありました。甲府ちいクラのオーガナイザーであるあづささんがうちの会社の代表になったのです。
私が第3回の成功を見届け、これなら代表を託せるだろうと見込んでの交替です。
あづささんに変わってから、内部でさまざまな整備をしました。また、山梨の時期的な事情も考慮して、第4回の開催を6月27日にしました。
会社の代表を引き継いだ上にちいクラのオーガナイザーまで続けて大丈夫?と心配されるかもしれません。
でも大丈夫でした。
それにはこんな理由があります。
あづささんは、第2回 甲府ちいクラの際、一人でやろうとして失敗しかけました。参加人数を減らしただけでなく、ちいクラの内容にも不備が発生するなどの課題が残りました。その反省から、ワンオペレーションの限界を感じていました。
そこで一緒にやってくれるスタッフに加わってもらい、第3回では山梨県と甲府市の後援も得ただけでなく、甲府市長にもお越しいただき、100名以上の参加者にお越しいただくまでに甲府ちいクラを盛り返すことに成功しました。
前回の甲府ちいクラを盛り返した事で、あづささんの山梨での認知度は上がり、私が見ても特に不安はなさそうでした。
私も旧代表だからと口を挟むことは控えました(一点だけ、集客チャネルが不足している点を懸念して提案し、独断で話も進めました)。
会社の代表として、ちいクラのオーガナイザーとして、経験も知名度も兼ね備えた状態で準備が進められ、あづささんとしてはやりやすかったのではないかと思います。
ただ、今回は地球が第4回 甲府ちいクラを祝福、あるいは叱咤激励に来ました。台風と地震という形で。
1週間ほど前から、台風が直撃しそうだとの予報が流れていました。
数日前になり、2つの台風が同時に上陸し、しかも山梨にやってくるとの予報が現実味を帯びてきました。その予報は前日になり、ますます避けられそうになくなりつつあります。
1つならまだしも、東日本に2つの台風が同時に上陸する。それもちいクラの開催時刻に山梨付近に相次いでやってくる。報道によると、交通機関は欠航や減便が相次いでいます。
行きたくても電車が動かない。止まっているから行けない。すでに、私と妻にはそんな理由で明日は行けないというお断りの連絡が多数入っていました。
もうそれはどうしようもありません。
少しずつ弱気になっていくあづささん。ただし、私はやれると思っていました。わずかに台風は南方に進路を逸らし、静岡の沖を通るとか。
山梨の予報は小雨。遠方から来る方にとって、交通機関の途絶は仕方ありませんが、山梨県内の方にとっては移動に支障はなさそう。
あづささんは、甲府ちいクラは、山梨の皆さんのために開催する。つまり、山梨県内で支障がないのに中止はあり得ないと考えていました。私も同感でした。絶対にやるように、と鼓舞していました。
本人も絶対にやる、と気丈に振る舞っていました。
前夜、私とあづささんと総務経理担当の花愛さんとで、甲府南のビッグボーイで食事をしました。そして甲府の家についてしばらくした時のことです。22時29分。グラグラ!ガン!と揺れました。地震です。
すぐに調べました。すると、震源地は富士河口湖町付近。震度6弱の揺れが報道されました。
2つの台風が当日に上陸する予想に加え、前夜に山梨を震源とした地震が、それも100年以上ぶりの規模で起こる。
それまでにもあづささんは、中止連絡をするなら早めにという連絡も受けていました。あづささんは、それでもやる、と自らを鼓舞していました。私も絶対に諦めるな、と鼓舞していました。
が、この地震です。あづささんは心が折れかけてしまいました。もう中止連絡をするしかないか、と瀬戸際まで追い詰められました。
私はそれでも絶対にやるべきだ。中止はありえないとの意見を言い続けました。地震についても富士山が噴火となればさすがにまずい。でも噴火性地震ではないという報道は確認しました。
うちの富士吉田市在住のメンバーからはSlackですぐに無事という連絡をもらいました。私も別の山梨県内のkintoneユーザーの皆さんとのグループLINEで、安否を確認したところ、富士吉田市の方から大丈夫との連絡がありました。つまり、地震はそこまで大きな被害を与えていない判断しました。
ここまできたら、もう2つの台風も地震も吉兆として捉えたい。「吉兆である。やるべし」と私は思いました。心が折れかけているあづささんに、明日の朝7時に最終判断は委ねましたが、私は絶対にやれると確信していました。



翌朝、空模様は曇りでした。
朝の7時の時点であづささんは開催を決断しました。前夜の地震の被害もそれほどではなさそうです。交通機関も遅れがあるものの、甲府まで来られそうです。
早速、会場である山梨県立図書館に向かいました。そして設営に入りました。


今回の会場は同じですが、建物内の部屋を変えました。今までの第1回〜第3回までは、1階のイベントスペースで開催しましたが、今回は2階の多目的ホールを予約しました。
イベントスペースの広さに比べると、狭くなりましたが、これが却ってよかったと思います。
なぜなら盛況感が増したから。


応援し隊の皆さんの作業によって準備も手早く終わました。

さて、ちいクラには開催フォーマットがあります。本編の前に勉強会を行うのが通例です。今までの甲府ちいクラの3回でも、勉強会を開き、毎回違う方に登壇をお願いしていました。


今回は、その形から趣向を少し変えました。つまり、NPO法人トップファンやまなしの皆さんによる多人数の登壇です。
トップファンやまなしは、学生団体としてスタートした後、最近任意団体に組織を替えたそうです。
実は、今までの3回の甲府ちいクラで優勝したのは、いずれもトップファンやまなしに属する方です。その若さに溢れた意欲的な活動は、山梨の希望です。
あづささんが山梨に関わるようになった当初、真っ先にちいクラに賛同して下さったのがトップファンやまなしの皆さんでした。





その活動に敬意を表し、今回はトップファンやまなしの皆さんに勉強会の講師をお願いしました。代表理事の高村大夢さん、理事の山口泰暉さん、そして高校生の皆さんが多彩な活動の内容を報告してくれました。
参加された観客の皆さんにとって、トップファンやまなしの活動はとても印象に残ったようです。私にも何人かから感想が届きました。
トップファンやまなしの皆さんが勉強会を始める前から、参加人数は増えていました。4回の開催の積み重ねと、トップファンやまなしの皆さんの知名度でしょうか。
トップファンやまなしの皆さん、ありがとうございました。
今回、2つの台風と地震によって、集客人数はかなり減るだろうと覚悟していました。交通手段が途絶する中、山梨県外からの参加者の皆さんは来れなくなりました。そうでなくても、参加意欲が削がれても仕方がないニュースが流されていたので。
ところが、いつものちいクラに比べても集客は上々です。勉強会が始まる時点で、最低達成ノルマである80人は早々に突破しました。トップファンやまなしの皆さんが登壇する際は、椅子を急遽増やす必要がありました。

さて、続いてあづささんからの挨拶とちいクラの説明がありました。もはや、危なっかしさは感じません。大船に乗ったつもりで聞いていました。

さらに甲府市副市長の伊藤さんによるご挨拶がありました。


そして大人の本気のラジオ体操です。今回の大人の本気のラジオ体操のお手本は、榊原よしさんにお願いしました。
よしさんは、いろんな人と一緒に写真を撮るバシャリの人として山梨ではお馴染みです。今回は学生服に身を包み、一風変わった格好で皆さんの前で手本を示してくださいました。もちろん、とりもっちゃんも忘れてはいけません。
よしさん、とりもっちゃん、田中さん、ありがとうございました。

さて、この後は5人のプレゼンターによる登壇です。
三枝祐佳さん
対馬浄二さん
橘田幸博さん
目黒美友規さん
宮本和子さん





今回もそれぞれの方が、それぞれのやりたいこと、目指す高みへの熱い想いを聞かせてくれました。
今までの甲府ちいクラは高校生や大学生など、若いプレゼンターが多かったように思います。しかし、今回は年齢層が上がりました。
それは素晴らしいことだと思います。
なぜなら私やあづささんが甲府に関わるようになった当初は、若い方が山梨のこれからを何とかしたいという熱い思いで関わってくださっていて、中堅どころの年齢層は山梨のこれからを諦めているように感じていたからです。
もちろん、そうした温度の低い反応は、うちの会社やあづささんの知名度が低かったことも原因だったはずです。
ところが今回、年齢層が上がりました。それは、若い人たちだけでなく、社会を支える中堅として山梨に何か貢献したい意欲に火が付いたからかもしれません。または、うちの会社やあづささんの知名度が上がり、信頼いただけるようになった証しかもしれません。それがどちらでもよいのです。どちらにしても望ましい変化ですから。
プレゼンターの皆さん、ありがどうございました。
最近では、次のちいクラでも話したい、と言う方からの要望も来るようになっています。次回以降のプレゼンターも何人かも決まりつつあります。こうした手応えは、3年ほどかけて取り組んできた今の時点での成果だと自負しています。
もちろん、大きな力を発揮したのは、あづささん。
惜しかったのは、照明でミスがあったことです。
はじめの2人のプレゼンターの登壇の際、登壇する位置の照明が暗く、観客から若干見にくかったのは申し訳なかったです。
ここでもそれを私に指摘してくださったのは、学生服姿も凛々しいよしさん。30数年ぶりに風紀委員に指導された錯覚に陥りました。
よしさん、あらためてありがとうございました。また、会場の皆さんやプレゼンターの皆さん、不手際があり、すみませんでした。

さて、投票タイム兼交流タイムです。今回は、皆さんが積極的に会話できていたように感じました。会場が狭かったためか、その分熱気が渦巻き、交流している感じが強く漂っていました。


思い返せば、第1回から第3回まではイベントスペースの広々とした場所で行っていたため、交流タイムも閑散とした感じが拭えませんでした。
それが今回、コンパクトな部屋に皆さんがぎっしりと集まり、熱心に会話を広げています。
こちらの部屋、思った以上に音が反響せず、それも良かったです。うるさすぎて話が聞こえない状況は、私は苦手です。今回、狭い会場でも会話がある程度聞こえたのは良かったです。
皆さんの会話の節度もあり、交流が促進できたのではないかと思います。


今回は、スタッフの皆さんも優秀でした。
第2回の甲府ちいクラで優勝した高松陽子さんは、スタッフとして一生懸命、皆さんに呼びかけ役をしたり、ちいクラのボードを渡して写真を撮ってくれました。同じく第2回に登壇された福原千晶さんも、SNS発信担当として、準備から進行までの全ての様子を的確に素早く発信してくれました。タイムキーパーをお願いした安井洋雲さんも全く危なげなく任務を務めてくださいました。
また、今回からはPCの投影担当が、花愛さん渡邉さんのコンビに変わりました。うちのメンバーです。皆さんの投影を失敗なくこなしてくれました。
他にも応援し隊の皆さんも準備段階からテキパキと動いていただいたおかげで、設営や運営が順調に進みました。皆さんありがとうございました。
私としては、上に書いた電気の照明の件だけが惜しまれます。こうした点はgood & badで翌日にすべて指摘しました。
もう一つ、課題を残したのは、PCの手配です。今回、投票所にお願いしたある方がノートPCをお持ちでなく、うちのパソコンを急遽投票用として使用しました。
ところが、そのPCはスライド投影用、投票投影用、アンケート投影用や三つを兼ねていたため、急遽スライド投影用のPCを別に用意したのですが、そのPCからアンケート結果の画面にログインできず、アンケート結果発表への切り替えにもたつきました。
この点はbadとして書きましたが、代替PCは準備を考えておかねばならないと思いました。

さて、今回の第4回 甲府ちいクラの優勝者は宮本和子さんです。
カンボジアで学校を作る、と言うなかなか普段耳にすることのない使命を掲げておられ、夢の大きさや壮大かつ具体的な目標が皆の印象に残ったのでしょう。
今までの3回の開催では、20代前半や10代が優勝していました。ですが、今回の宮本さんの優勝によって、幅広い山梨の世代の元気と多様性が示せました。これこそ山梨の可能性だと思います。
私は、宮本さんに賞品であるkintoneのボードを渡す役割を申しつかりました。


さらに、グッドウェイ社の藤野さんから、的確なご講評をいただきました。
さらに、皆さんで集合写真を撮りました。
今回、115名もの参加者に来てもらえました。今までの甲府ちいクラの中で最も多くの人数が写った集合写真が撮れたのではないかと思います。
今回、会場の様々な写真撮影をお願いしたのは、ステップフォワード社の小林さんとマイセンド社の小川さん。お二人がたくさんの写真を撮ってくれました。お二人には、いつもお手伝いをお願いして感謝です。
これで、第4回 甲府ちいクラも終わりました。
懇親会です。
今回は4軒のお店が懇親会のお店として、手を挙げてくれました。
Siamさん、やまなし里山商店さん、Cu-Sukeさん、フォーハーツカフェさんです。



今回の私は、やまなし里山商店さんから、フォーハーツカフェへのルートを巡りました。まあ飲んだ語った食べた。さらにその後も数件。楽しみました。
第4回にして、山梨でやっていけそう、との手応えを得たちいクラとなりました。
今回、ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。

























































































東京から着いてすぐ、私はCataloに直行し、受付を済ませました。新幹線が大幅に遅れたものの、間に合ってよかった。













































『ビルド山梨』の開催目的は、最低限の目標を達成できたと考えています。











