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2025年10月のまとめ(法人)


令和七年十月。

長袖ワイシャツでも肌寒く感じるほど、秋の陽気を感じる暇もなく、秋の深まりを実感しています。つい先日まで猛暑に苦しんでいたというのに、この温度の変化には戸惑うばかりです。

この夏の猛暑によって様々な限界が見えてきました。その限界とは、代表の私自身の体力、持ち時間、能力です。8月に起こした個人的な不祥事もあり、もうここらが潮時かと思い定めました。

弊社にたくさんの引き合いが来ている今のうちなら、まだうちの会社は伸ばせます。大規模なお客様も一部上場企業も、さまざまな業種も。地方もさまざまです。特に山梨に関する案件が増えてきました。

それを後押ししたのが、10月4日に弊社が主催した第三回甲府地域クラウド交流会です。樋口甲府市長も含めた103人の参加者にお越しいただき、成功裏に終えることができました。その成功にあたっては、役員であるあづささんの力が大きかったと思います。

今を逃すと、弊社が変わるチャンスはない。そう思ってあづささんに代表の交代を打診したのは10月10日。その日にあづささんと基本線は合意し、その後も何度も打ち合わせを重ねました。その結果、10/20には弊社内部に発表し、合意を取りました。その夜には対外的な発表も始めました。

正式な交替予定日である11月21日まで、数々の引き継ぎを進めます。また対外的にお披露目も進めています。
その格好の機会が月末の10/27-28に開催されたCybozu Days 2025です。6年連続の出展となる今回も、弊社は無事に出展を成し遂げました。また、その前には、一週間連続でXのスペースで配信を続け、連日Cybozu Daysの出展についてや、代表交代についても話しました。

達成度5割。達成感6割。満足感7割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括
十月度の売上は目標を下回りました。

下回った原因は、今月も大きめの検収がなかったことです。
先月、先々月とキャッシュフローが厳しくなったので、今月は代表がある案件を一つこなし、形にすることでなんとか凌ぎました。
が、代表が案件に携わらないと回らないようでは駄目です。
もしそうせざるを得ないのであれば、代表を返上しなければならないでしょう。それも代表交代の理由の一つです。

代表を変え、もっと収支を厳密に管理し、内部の仕組みから変え、内部のモチベーションを持ってもらわなければならないでしょう。それが上に述べた代表交代の大きな理由です。

山梨でも楽しみな引き合いが増えています。来月からは案件も始まります。
今月早々には甲府ちいクラも成功し、月末にはCybozu Daysへの出展を果たしました。
苦しい中でも良いニュースはいくつもいただいています。

そのためには、会社の仕組みをきちんと標準化し、マニュアルを整備する必要があります。
私も整備に携わりながら、新代表の元でメンバーに対してマニュアル作りを厳しく指導してもらいます。
バックオフィス側の強化は喫緊の課題です。代表交代はそれを強く意図しています。

また、開発側でも今月から一人のメンバーに加わってもらいました。
開発体制も強化すべきで、もっと回転率を良くして検収の遅れが発生しないようにすべきです。
併せて、資格の取得も促進し、さらなる成長を促す体制を整備すべきと考えています。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。
・弊社に新たなメンバーが加わりました(10/1)。
・弊社役員が甲府市100人カイギの登壇者として発表し、新たなメンバーにも参加してもらいました(10/1)。
・第三回甲府地域クラウド交流会は103名の参加者と95.2%の満足度評価を得て成功しました(10/4)。
・弊社役員が甲府ちいクラの成功を受けてサイボウズ社公認のプラチナオーガナイザーとして認定され、甲府だけでなく山梨県全体で地域クラウド交流会の開催資格を得ました(10/4)。
・前日の甲府ちいクラの中で参加者を募り、甲州盆地をめぐるバスツアーを企画実行しました(10/5)。
・弊社役員がTRY YAMANASHI Sparkに参加しました(10/6)。
・弊社代表がPOTLUCK AWARD 25に参加しました(10/7)。
・代表より役員に代表交代の打診を行い、基本合意しました(10/10)。
・富士吉田市役所で代表が研修講師として登壇し、弊社役員及び10月から参画したメンバーにも参加してもらいました(10/15)。
・弊社人事総務経理担当がkintone Café TOKYOに運営メンバーとして参加しました(10/18)。
・弊社定例会議において代表交代を諮り、合意しました(10/20)。
・Cybozu Days 2025までの間、一週間連続のX配信を始め、その場で代表交代を発表しました(10/20)。
・弊社役員が千葉ちいクラに参加しました(10/24)。
・Cybozu Days 2025が千葉の幕張メッセで開催され、6年連続で出展を果たしました(10/27-28)。
・Cybozu Days 2025の弊社ブースへの来場者に対し、メール配信を行いました(10/31)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。


§ 開発案件
今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。

生成AIの進歩は驚異的です。
このところ、様々な集まりやイベントにおいて、AI関係者にお会いする確率が格段に増えました。その流れはすでに一昨年あたりから顕著になっていました。そうしたご縁はますます強まっています。

弊社も今、複数のAIサービスを契約して使っています。5種類ほどです。

AI関連の進歩の速さはもはや恐るべきレベルです。
AIの速度に加え、kintoneをはじめとしたノーコードツールも、SaaS/PaaSのバージョンアップの頻度ももはやついていけなくなりつつあります。この状況は非常にまずいと考えています。
システムを知らないシステム会社に誰が頼むでしょうか。ツールを使いこなせないシステム会社に共遊開発はできますか?研修講師はできますか?
そうした危機感がますます募る一方です。
代表の私が技術と案件対応に専念しないとまずいことになる。その危機感が経営権を手放すべきと決断させました。今回の代表交代の大きな理由です。

先月末、とある案件において私も本腰を入れました。数日間、夜中までAIと本気で取っ組み合いし、実装にこぎつけました。おそらくは体感で1/5ほどのスピードで実装できました。
しばらくは私がこのような対応をする必要があると感じています。この一年、案件対応はメンバーに任せるようにしていましたが、残念ながら検収の速度が経営の持続が厳しくなっています。

すぐに可能な簡単な実装ではなくて、本格的なものを作り、それをAIとがっぷり四つに組み、実装しきれたことは、私の中で達成感となり、資金繰りにも一息つきました。
経営から手を引き、案件対応と技術追求に集中することで、この辺のフォローは私ができるようになるはずです。

AIを本格的に活用しつつ、細かい技術的な要件や仕様の差異は私が現場に入って迅速に終わらせていきます。また共遊開発も引き続き進め、それに関しては私だけで全て対応を終わらせます。

一方、あと数年はノーコードツールに対する期待と浸透は伸びていくでしょう。
共遊開発も請負開発も両様に進めていき、どちらでもお客様のニーズに合った形で進めていくべきだと考えています。

共遊開発とは、弊社は手を動かさず、お客様に開発を行ってもらう開発手法です。

2023年の秋に、以下のとおり弊社の今後の業務の進め方を決めました。
・代表がお客様に入って共に経営権を手放し、に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性を持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中でき、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

ここに挙げたとおり、手法としては最近注目を浴びている伴走支援とそう変わりません。

今月からは開発メンバーも一人増えました。kintoneについて研修を行っていますが、比較的理解が聡そうで期待しています。来月から実装に入ってもらおうと思っています。
なんと言っても弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃる今、私1人が経営と技術の両輪を担う体制は改めます。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 業務パートナー
今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。

今の弊社は共遊案件に舵を切っているとは言え、開発案件も多数引き合いをいただいており、その資源の捻出が喫緊の課題です。それを外注先を活用することで生かそうとしています。

今回のCybozu Days 2025も、弊社の数年来のパートナーであるSeedplus社と共同出展しています。また、ブースの展示物についても2社のご協力を得ました。そもそも出展企画から手続き周りに至るまで、みことりさんに支援してもらっています。

お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

パートナー費用も含めて、新たなやり方で開発を行い、より価値を生み出せるように弊社からも指導が欠かせないと思っています。


§ 財務基盤の堅牢化
財務をきっちりすること。前からの課題です。

昨年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。

昨年度は赤字だったにもかかわらず、それによって少しずつ持ち直しの兆しが増しました。

また、昨年度は何度かに分けて単価をアップしました。それによって、収支は少しずつ改善してきたように思います。 ただ、まだ不安定です。先々月、先月もそれが顕在化しました。やらねばならないことはとても多いと感じています。

まだ、油断せずに耐え忍びます。

そして、メンバーに出す給与も早く上げられるよう、努力します。

弊社への期待の高さを感じ、また耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制
七月よりバックオフィスのメンバーが一人増えました。一人に担わせていたバックオフィス業務が回っていないためのテコ入れと、標準化のためのマニュアル「アクアビット蒸留書」の完成を急ぐためです。

この改善の進み具合が私の期待した速度に至っておらず、その苛立ちが8月の個人的な不祥事につながりました。その結果、この路線をさらに進めて耐え忍ぶより、もっと抜本的な改善に臨むことにしました。それが代表の交代です。

2021年の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
2024年の正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。5月にも一項目を追加しています。
おそらく来月、社是や経営理念や企業理念、人事理念は新しい代表のあづささんが手を入れると聞いています。私としても全く異論はありません。
むしろ、こうした理念がメンバーの中では単なるお題目になっていたのであれば、抜本的に変えないとパフォーマンスは上がりません。うちのメンバー全員にこうした理念が落としこまれないと意味がありません。会社がただ金を稼ぐためのATM機関になっていたのなら、根本的に変えなければ。より高い意識を持って仕事をしてもらうためには、ビジョン・ミッション・バリューはさらに練り込まないとダメだと痛感しています。
以下に掲げる理念はおそらく変えます。

企業理念

「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念

「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・その家族を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

行動指針
〇公私を両立し、360度可能性を見出す目をもつこと
〇社会人として人に迷惑を与えない言動を心掛けること
〇情報のプロとして機密保持、品質、速度を意識すること
〇お互いを理解し尊重する心を持つこと
〇すべての物事に対して好奇心を持つことを忘れないこと
〇常に進歩、前進を忘れず、人生を楽しむこと
〇身内にも常に敬称で呼び合うこと

ただし、変えるとはいえ、私が大切に思っている部分は堅持します。代表が考える理念を盛り込みつつ、わかりやすく伝わりやすく納得できる理念に変えてもらおうと思います。

今の弊社の活動内容は、地域創生活動やNPO支援、kintoneエコシステムへの関与など多岐にわたっています。それらは長い目で見たときに弊社の存在感や認知度には貢献しているのは確かです。が、もしただ開発をすれば良いだけの感じになれているとすれば、これはまずいことになります。

一方で、地方創生やコミュニティー活動は、あくまで個人的な理念の話で、それをメンバーに強制するのも違っていると思うので、それらの活動はメンバーに負担とならないよう、そうした案件は代表や役員の個人的な活動として分けています。

とにかくまだ、弊社はチームとしての力が弱いと思っています。これは全て代表である私の責任です。そろそろ投資や前のめりモードから、組織を固めるフェーズに移行しなければ。だからこその代表交代です。

まずはメンバーが公私ともに充実するよう、生産性の向上と本人の成長のためには、同じやり方の継続は良くないとしっかり指導したいと思います。

今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築
今月も外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約五回です。リアル共遊開発は3社様に対して6回、12時間。オンライン共遊開発は2社様に対して2回、3時間。
オンライン商談はざっと数えたところ約40回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約130枚です。

今月は、オフラインの交流は以下のイベントの中で深められました。



・甲府市100人カイギ(10/1)
弊社役員が登壇者として参加し、山梨の皆様の前で自己紹介を行う様子を見届けてきました。
100人カイギは初めての参加でしたが、こういうものかと知ることができました。








・第三回 甲府地域クラウド交流会(10/4)
弊社代表と役員、そして総務人事経理担当が参加しました。
樋口甲府市長の来臨およびご挨拶もいただきました。その結果、103人の参加者にお越しいただきました。
また、その結果、弊社役員がサイボウズ社よりプラチナオーガナイザーとして認定されました。今月の弊社にとっての大きなトピックの一つであり、代表交代を決意させるきっかけとなりました。
翌日に参加者を募ってのバスツアーも10数名の参加者とともに楽しく甲州の旅が楽しめました。
第3回 甲府地域クラウド交流会を主催しました



・POTLUCK AWARD 25(10/4)
弊社代表が参加しました。
地方創生イベントとしては国内でも有数のイベントであり、全国から多数の地域創生プレイヤーが集まっており、弊社として今後どのように地方創生に関わっていくかについて学びを得ることができました。









・Cybozu Days 2025(10/27-28)
六年連続六回目となる出展を行い、会場にも過去最大の来場者を迎え、弊社ブースにも過去最大の来場者を迎えることができました。
その中で代表がサイボウズビジネスチャンネルへの出展も果たし、ハッピークリヤマでは弊社代表と役員が登壇し、共催したSEEDPLUS社の前島さんとともにブースの紹介を行いました。
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また、ブースにはRPACommunityチャンネルの取材も入り、弊社役員が動画に登場しました。
YouTube
また、10月から弊社に参画したメンバーが初参加のブログ記事をアップしてくれました。「CybozuDays2025 参加レポート

上記に挙げた以外にも代表は個人的な資格で複数のイベントに参加しています。
また弊社の総務人事経理担当や役員もそれぞれ個人で複数のイベントに参加しています。

これからもkintoneエコシステムの一員として、弊社も力を尽くし、盛り上げていきたいと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。


§ 対外活動
今月はこちらのイベントに参加しました。甲府市100人カイギ(10/1)。第三回 甲府地域クラウド交流会(10/4)。ちいクラバスツアー(10/5)。TRY YAMANASHI Spark(10/6)。POTLUCK AWARD 25(10/7)。kintone Café TOKYO(10/18)。第六回 千葉地域クラウド交流会(10/24)。Cybozu Days 2025(10/27-28)。

こちらは弊社メンバーも参加したイベントも含めています。また、代表の活動については会社として参加したものに限定し、代表個人の活動はここでは割愛しています。

上にも書いたとおり、この春あたりから、弊社の役員や総務人事経理担当が、代表が言わなくても積極的にこうしたイベントに参加するようになってくれています。とても心強いです。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうように務めなければ。

奉仕活動だけでは続きませんが、営利だけを目指す企業になってはあまりにも殺伐とします。
このバランスは難しいし、その時々の社会状況や弊社の状況も含めて理想の形は見えないでしょう。ですが、追い求めたいと思います。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動
以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

ここにアップする記事も先月からは、弊社の活動に関する記事のみに分かちます。個人の活動については同様の記事を今後書きますし、そちらにリンク一覧として載せます。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは2本(
第3回 甲府地域クラウド交流会を主催しました
CybozuDays2025 参加レポート
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

9月29日 今度の甲府ちいクラは、ライブ感でやり切ります。
9月30日 甲府ちいクラをはずみに山梨で存在感を高めたい
10月1日 下半期の始まりにあたって
10月2日 山梨は暮らしやすく、働きやすい。
10月3日 ちいクラで得られるメリットは長期的に
10月6日 第三回甲府ちいクラの御礼
10月7日 始めた人しか始まらないし、始めない人は始まらない。
10月8日 本編もいいけど、その後のくつろいだ場から得られるものは多い
10月9日 地方にもkintoneなどのノーコードツールは必要
10月10日 展示会にももっと出展しなければ
10月14日 万博で感じた技術の停滞
10月15日 研修講師は終わらない修行
10月16日 ノーコードツールとAIの関係
10月17日 Cybozu Daysに向けてのシステム会社の立ち位置
10月20日 Cybozu Daysでは、来場者からの意見も頂きたいです
10月21日 今が変わる/変えるチャンス
10月22日 自分にとって価値を出せる部分に集中します
10月23日 政治も変わる。弊社も変わる。
10月24日 音声によるうちの会社の紹介を続けます。
10月27日 Cybozu Days 2025のDay1にあたり
10月28日 Cybozu Days 2025では、露出しました
10月29日 Cybozu Days 2025の成果と展望と

§ 年表

§ Xポストまとめ
2025年10月Xポストまとめ


2025年9月のまとめ(法人)


令和七年九月。

今月の中旬以降、ようやく暑さは和らぎました。
ですが、七、八月と暑さで生産性が著しく下がった影響は、資金繰りに影響を与えています。

ちょっと夏だるみし過ぎました。

先月に引き続き、検収を上げるべき案件の不足もあり、ちょっと厳しくなっています。
気合いを入れなければ、と気を引き締めなおし、経営に再び取り組んでいますが、来月まで引きずりそうてす。

そんな中ですが、引き合いは順調です。
特に山梨に関する案件が増えてきました。
今年の上半期から山梨に本格的に関わろうと、取り組みを進めてきました。
それが確実に効果を上げつつあります。来月早々に予定されている甲府ちいクラに向けての準備も着実に進めています。

達成度4割。達成感5割。満足感4割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括
九月度の売上は目標を下回りました。

下回った原因は、今月も大きめの検収がなかったことです。
月次ベースでいただける収入は毎月あり、その数も増えています。が、検収が先々月と先月に間に合わなかった関係で、キャッシュフローが厳しくなっています。
今後はそうした定期収入が見込める安定した売り上げをさらに増やさなければならないと思っています。

私自身、七月からの暑さに負け、生産性を大きく落としていました。
それが今月の厳しさにつながっていると思ってます。

もっとも、今月も新たな自治体さんからの引き合いがありました。共遊開発の案件引き合いもいくつもいただいています。しかも大規模案件です。
山梨でも楽しみな引き合いが増え、案件も始まります。来月早々には甲府ちいクラも控えており、苦しい中でも良いニュースはいくつもいただいています。ここはしのごうと思います。

そのためには、会社の仕組みをきちんと標準化し、マニュアルを整備する必要を感じました。
それをメンバーに任せようとしていましたが、そうも言ってられません。
代表が案件の実装もやりつつ、共遊開発や研修講師も務めながら、マニュアルの整備も行います。

そのためにも、バックオフィス側の強化は喫緊の課題です。
さらには、単価設定を上げるためには、さらに共遊開発ができるメンバーを増やす必要があると認識しています。そのためには、資格の取得やそれを取得するための研修体制などの成長を促す体制を整備すべきと考えています。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。

・自治体まるごとDXボックスの寒川町へのご支援で伴走支援が先月より始まり、弊社代表が務めました(9/2)(9/9)。
・弊社役員がFM八ヶ岳の収録に臨みました(9/6)。
・弊社役員と人事担当が、チャレンジ・ハイスクールの最小報告会に参加してきました(9/7)。
・弊社代表と役員が山梨県活性化フォーラムに参加しました。役員は司会進行も担当しました(9/10)。
・弊社人事担当がkintone Café TOKYO petitに参加しました(9/11)。
・弊社が申し込みや決済周りを担当したにいがた総踊りが9月13から15にかけて行われました。
・弊社役員が山梨県活性化プロジェクトに参加しました(9/17)。
・弊社役員が甲府で行われた夜のピクニックに登壇しました(9/19)。
・弊社代表と役員が吉田田タカシトークライブに参加しました(9/21)。
・日野市様へのご支援も始まりました(9/25)。
・弊社人事担当がkintone若手交流会に参加しました(9/25)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。


§ 開発案件
今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。

生成AIの進歩は驚異的です。
このところ、様々な集まりやイベントにおいて、AI関係者にお会いする確率が格段に増えました。その流れはすでに一昨年あたりから顕著になっていました。そうしたご縁はますます強まっています。
弊社も以前、AIを用いたプラットフォームを提供する会社さんをとある企業様に紹介したことがあります。
そちらは発展し、プレスリリースも出されて良い感じに育っているようです。

弊社も今、複数のAIサービスを契約して使ってます。5種類ほどです。

今月はとある実装案件において、私も本腰を入れて、数日間、夜中までAIと本気で取っ組み合いし、実装にこぎつけました。おそらくは体感で1\5ほどのスピードで実装できました。
すぐにわかるような簡単な実装ではなくて、本格的なものを作り、それをAIとがっぷり四つに組み、実装しきれたことは、私の中で状態となりました。流れで今後やっていこうと思います。

今までもAIは頻繁に使っていましたが、このやり方を私がどんどん押し進め、私の方で担う実装案件を増やそうと思います。
そして、弊社も本格的にAIを使う方向にシフトしようと思っています。

本来ならば、技術者である以上、AIに頼らずにコーディングできるスキルを作るべきです。ただし、今のkintone案件の引き合いの増加と弊社の脆弱な経営基盤を鑑みるに、AIを使わない選択肢はありません。
そうした点も含め、きちんと見極め、かつ有効に活用しようと思います。

一方、あと数年はノーコードツールに対する期待と浸透は進むでしょう。
ただし、ここもきちんと注視していく必要があると感じています。
 
まだまだ共遊開発よりも実装の請負のご依頼も多く、両輪で売り上げを上げていかなければと思っています。

共遊開発とは、弊社は手を動かさず、お客様に開発を行ってもらう開発手法です。

2023年の秋に、以下のとおり弊社の今後の業務の進め方を決めました。
・代表がお客様に入って共に実装に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性を持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中でき、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

ここに挙げたとおり、手法としては最近注目を浴びている伴走支援とそう変わりません。

今、弊社は新規案件の引き合いを受けるたびに、積極的に共遊開発をお勧めしています。
今月も複数の共遊開発の案件が始まっています。
共遊開発はこれからの世の中のニーズに合っていると確信しています。
ただし、上に書いた通り、請負開発も引き続き請け負う方針です。

なせなら、共遊開発ができるのは弊社では現時点で代表だけだからです。
また、共遊開発をご希望のお客様は1日あたり数時間を細切れにやっていただきたいニーズが多く、まだまだ件数が足りないからです。また、実装スピードもAIで上がるはずですし、うちのメンバーにどんどん案件を渡してやってもらうような体制を取ろうと思います。

来月から1人メンバーも増えますし、弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 業務パートナー
今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。

今の弊社は共遊案件に舵を切っているとは言え、開発案件も多数引き合いをいただいており、その資源の捻出が喫緊の課題です。それを外注先を活用することで生かそうとしています。

お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

パートナー費用も含めて、次のやり方で開発を行い、より価値を生み出せるように弊社からも指導が欠かせないと思っています。


§ 財務基盤の堅牢化
財務をきっちりすること。前からの課題です。

昨年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、それによって少しずつ持ち直しの兆しが増しました。

また、昨年度は何度かに分けて単価をアップしました。それによって、収支は少しずつ改善してきたように思います。
ただ、まだ不安定です。先月もそれが顕在化しました。やらねばならないことはとても多いと感じています。
まだ、油断せずに耐え忍びます。

そして、メンバーに出す給与も早く上げられるよう、努力します。

弊社への期待の高さを感じ、また耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制
先々月よりバックオフィスのメンバーが一人増えました。一人でやっていたバックオフィスが回っていないことや、標準化のためのマニュアル「「アクアビット蒸留書」の完成を急ぐためです。
ただし、まだバックオフィスの体制が全然整っておらず、私がテコ入れでこちらにも手を動かしていく予定です。

2021年の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
2024年の正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。
5月にも一項目を追加しています。

企業理念

「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念

「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・その家族を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

行動指針
〇公私を両立し、360度可能性を見出す目をもつこと
〇社会人として人に迷惑を与えない言動を心掛けること
〇情報のプロとして機密保持、品質、速度を意識すること
〇お互いを理解し尊重する心を持つこと
〇すべての物事に対して好奇心を持つことを忘れないこと
〇常に進歩、前進を忘れず、人生を楽しむこと
〇身内にも常に敬称で呼び合うこと

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。
ただ、今月も末になり、弊社の取引先も大規模かつコンプライアンスを求めてくる頻度が増えてきたことから、行動指針に一項を増やしました。

また、今の弊社の活動内容は、地域創生活動やNPO支援、kintoneエコシステムへの関与など多岐にわたっています。それらは長い目で見たときに弊社の存在感や認知度には貢献しているのは確かですが、一方でそれらの活動はすぐに売り上げや利益につながっていません。
それらの活動がメンバーに負担とならないよう、そうした案件は代表や役員の個人的な活動として分けています。

とにかくまだうちの会社はチームとしての力が弱いと思っています。これは全て代表である私の責任です。
そろそろ投資や前のめりモードから、組織を固めるフェーズに移行しなければ。

まずはメンバーが公私ともに充実するよう、生産性の向上と本人の成長のためには、同じやり方の継続は良くないとしっかり指導したいと思います。

今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築
今月も外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約三回です。リアル共遊開発は3社様に対して6回、12時間。オンライン共遊開発は2社様に対して2回、3時間。
オンライン商談はざっと数えたところ約35回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約30枚です。

今月は、オフラインの交流は以下のイベントの中で深められました。

・チャレンジハイスクール最終報告会(9/7)
弊社役員と人事担当が参加し、山梨の高校生の覇気ある姿を存分に見届けてきました。



・山梨県活性化フォーラム(9/10)
弊社代表と役員が参加し、役員が司会進行の大役を担いました。
こうした場において、次々と山梨でのご縁がつながっていることを感じます。

上記に挙げた以外にも代表は個人的な資格で複数のイベントに参加しています。
また弊社の総務人事経理担当や役員もそれぞれ個人で複数のイベントに参加しています。

これからもkintoneエコシステムの一員として、弊社も力を尽くし、盛り上げていきたいと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。


§ 対外活動
今月はこちらのイベントに参加しました。チャレンジハイスクール最終報告会(9/7)。山梨県活性化フォーラム(9/10)。kintone Café TOKYO petit(9/11)。山梨県活性化プロジェクト(9/17)。夜のピクニック(9/19)。吉田田タカシトークライブ(9/21)。kintone 若手交流会(9/25)。

こちらは弊社メンバーも参加したイベントも含めています。また、会社として参加したものに限定し、代表個人の活動はここでは割愛しています。

上にも書いたとおり、この春あたりから、弊社の役員や総務人事経理担当が、代表が言わなくても積極的にこうしたイベントに参加するようになってくれています。とても心強いです。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうように務めなければ。

奉仕活動だけでは続きませんが、営利だけを目指す企業になってはあまりにも殺伐とします。
このバランスは難しいし、その時々の社会状況や弊社の状況も含めて理想の形は見えないでしょう。ですが、追い求めたいと思います。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動
以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

ここにアップする記事も先月からは、弊社の活動に関する記事のみに分かちます。個人の活動については同様の記事を今後書きますし、そちらにリンク一覧として載せます。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは1本(
第6回地域クラウド交流会全国グランプリ大会に参加してきました。
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

8月28日 気負わない自然体のコミュニティこそ
8月29日 なまけ者になりなさいと言えない経営者
9月1日 松江に訪れていました。
9月2日 地方でしか体験できない価値を守るために
9月3日 来年以降、暑さ対策を本気で考えないと
9月4日 私から事務作業を引き剥がすため、マニュアル化標準化をもっと進めます
9月5日 既存システムからノーコードツールへの移行案件
9月8日 kintoneのガバナンスや運用の悩みにどう向き合うか
9月9日 技術者だからこそ、リアルで集まるべし
9月10日 ヤマザキマザック社に職人と自動化の極致を学ぶ
9月11日 地方で新たなご縁をつないでいくには
9月12日 10/4に甲府地域クラウド交流会(甲府ちいクラ)を開催します
9月16日 kintone Caféはハレの場なのでコーディング
9月17日 現地に行くことでより効果的に学べます
9月18日 過去の事物には敬意を払いたい
9月19日 kintoneで権限、プロセス管理・通知はなるべくお客様に委ねる
9月22日 声優の世界でもコミュニケーションは重要
9月24日 技術と経営を兼務せず分けるべきか
9月25日 子ども目線の社会に貢献したい
9月26日 AIによって浮いた工数は人に使う

§ 年表

§ Xポストまとめ
2025年8月Xポストまとめ


2025年8月のまとめ(法人)


令和七年八月。

暑さが日に日に身に応えます。能率も上がりません。
ちょっと夏だるみし過ぎました。

暑さの中でもいろいろな成果をあげましたが、検収を上げるべき案件の不足もあり、ちょっと厳しくなっています。
気合いを入れなければ、と言う月でした。

新たなチャンネルも増え、今後に向けた引き合いも増えましたが、売り上げを上げなければ。
達成度4割。達成感4割。満足感5割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

●弊社の業績

§ 総括
八月度の売上は目標を下回りました。

下回った原因は、今月は大きめの検収がなかったことです。
月次ベースでいただける収入は毎月あり、その数も増えています。が、検収が先月間に合わなかった関係で、キャッシュフローが厳しくなっています。今後はそうした定期収入のような安定した売り上げも増やさなければならないと思っています。

私自身も七月から暑さに負けて、生産性を大きく落としていました。それがこの厳しさにつながっていると思ってます。

もっとも、今月からは新たな自治体さんのご支援も始まったり、ちいクラの全国大会もあり、いくつかの共遊開発の案件、研修講師案件も始まっています。

そのためには、会社の仕組みをきちんと標準化し、マニュアルを整備する必要を感じました。
そのためにも、バックオフィス側の強化は喫緊の課題です。
さらには、単価設定を上げるためには、さらに共遊開発ができるメンバーを増やす必要があると認識しています。そのためには、資格の取得やそれを取得するための研修体制などの成長を促す体制を整備すべきと考えています。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。

・ノーコード推進協会のご支援の一環として、弊社が富士吉田市さんにて研修を担当しました(8/1)。
・Claude Code Meetup Japan #2に弊社代表が参加しました(8/8)。
・日野市役所で弊社代表が研修講師を務めました(8/15)。
・弊社が10/4に主催する甲府地域クラウド交流会で山梨県庁から後援の承認が取れました(8/21)。
・MOVED社が糸魚川で開設した「Catalo」のCataloオープニングイベント「地域の可能性と挑戦 糸魚川から始まる共創の未来」に弊社代表が参加しました(8/22)。記事
・自治体まるごとDXボックスの寒川町へのご支援で伴走支援が先月より始まり、今月も弊社代表が務めました(8/27)。
・Cybozu Days 2025のウェブサイトが公開され、今年度も弊社が出展することが発表されました(8/28)。
・地域クラウド交流会全国グランプリの前夜祭に弊社代表と役員が参加しました(8/29)。
・地域クラウド交流会全国グランプリとアフター交流会に弊社代表と役員が参加しました(8/30)。
・地域クラウド交流会全国グランプリの大人のバスツアーに弊社代表と役員が参加しました(8/31)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。


§ 開発案件
今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。

生成AIの進歩は驚異的です。
先月に読んだユヴァル・ノア・ハラリ氏のNEXUSには、AIに対して悲観的な予想を描いていました。それを受け、AIにどこまで頼るべきかそろそろ並行して考えなければならないと感じました。
だ、月末に島根でAIを用いた活動をされている中尾さんとご縁をいただきました。
どこまでAIにやらせるべきか。このままだと肝心のスキルがAIに頼ることでおろそかになる可能性があります。作業としてもらう任せるべき点と弊社自ら考えるべき点をきちんと分けていかなければ。 手綱を握っているつもりが、いつの間にか骨抜きにされているということにもなりかねません。
そうした点も含め、きちんと見極め、かつ有効に活用しようと思います。

一方、あと数年はノーコードツールに対する期待と浸透は進むでしょう。ただし、ここもきちんと注視していく必要があると感じています。
 
今月は開発と言うより、共遊開発や研修講師とのしての動きが目立ちました。

共遊開発とは、弊社は手を動かさず、お客様に開発を行ってもらう開発手法です。

2023年の秋に、以下のとおり弊社の今後の業務の進め方を決めました。
・代表がお客様に入って共に実装に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性を持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中でき、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

ここに挙げたとおり、手法としては最近注目を浴びている伴走支援とそう変わりません。

今、弊社は新規案件の引き合いを受けるたびに、積極的に共遊開発をお勧めしています。
今月も複数の共遊開発の案件が始まっています。
共遊開発はこれからの世の中のニーズに合っていると確信しています。

それなのに、共遊開発ができるのは弊社では現時点で代表だけです。
それはまずいので、弊社メンバーにもkintoneのノーコードカスタマイズプラグインの使い方を伝え、習得してもらうためのやり方を模索しています。今月も両手の指を埋めるほどの新たな引き合いを頂き、そうした案件でも共遊開発を提案していく予定です。
既に帳票サービスやウェブフォーム等は弊社メンバーも使えます。それらもノーコードカスタマイズプラグインの一つです。それらに加え、krewシリーズやgusuku Customineといったサービスやプラグインを複数使いこなし、お客様への価値を提供していくつもりです。


また、今月は自治体の研修案件も始まりました。日野市さんです。さらに、寒川町さんに加えて富士吉田市さんにも研修を行いました。
共遊案件はニーズが増えています。
ただ、これをこなせるメンバーが代表しかいません。それでいて、誰かを雇うほどには共遊開発の案件があふれているわけでもありません。ここが悩ましい。

開発メンバーは一人増やす方向でとある方に参画してもらうべく、動いています。

経営者として、AIの活用、メンバーの雇用、事務所の有効活用、新規サービスの立ち上げ、開発体制の充実など、やるべきことが多く課題は山積みです。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 業務パートナー
今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。

今の弊社は共遊案件に舵を切っているとは言え、開発案件も多数引き合いをいただいており、その資源の捻出が喫緊の課題です。それを外注先を活用することで生かそうとしています。

お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

パートナー費用も含めて、次のやり方で開発を行い、より価値を生み出せるように弊社からも指導が欠かせないと思っています。


§ 財務基盤の堅牢化
財務をきっちりすること。前からの課題です。

昨年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、それによって少しずつ持ち直しの兆しが増しました。

また、昨年度は何度かに分けて単価をアップしました。それによって、収支は少しずつ改善してきたように思います。
ただ、まだ不安定です。今月もそれが顕在化しました。やらねばならないことはとても多いと感じています。
まだ、油断せずに耐え忍びます。

そして、メンバーに出す給与も早く上げられるよう、努力します。

弊社への期待の高さを感じ、また耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制
先月よりバックオフィスのメンバーが一人増えました。一人でやっていたバックオフィスが回っていないことや、標準化のためのマニュアル「「アクアビット蒸留書」の完成を急ぐためです。

2021年の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
2024年の正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。
5月、行動指針に一つの項を増やしました。

企業理念

「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念

「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・その家族を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

行動指針
〇公私を両立し、360度可能性を見出す目をもつこと
〇社会人として人に迷惑を与えない言動を心掛けること
〇情報のプロとして機密保持、品質、速度を意識すること
〇お互いを理解し尊重する心を持つこと
〇すべての物事に対して好奇心を持つことを忘れないこと
〇常に進歩、前進を忘れず、人生を楽しむこと
〇身内にも常に敬称で呼び合うこと

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。
ただ、今月も末になり、弊社の取引先も大規模かつコンプライアンスを求めてくる頻度が増えてきたことから、行動指針に一項を増やしました。

また、今の弊社の活動内容は、地域創生活動やNPO支援、kintoneエコシステムへの関与など多岐にわたっています。それらは長い目で見たときに弊社の存在感や認知度には貢献しているのは確かですが、一方でそれらの活動はすぐに売り上げや利益につながっていません。
それらの活動がメンバーに負担とならないよう、そうした案件は代表や役員の個人的な活動として分けています。

新たな引き合いを頂けている今、開発リソースの確保が喫緊の課題です。
生産性を今よりもさらに上げるか、雇用に踏み切るか。または、パートナー企業を増やすか。
さらに仕組み作りを進めるため、考える点は多い。
経営について独学でやってきましたが、ここいらで次のうち手を探るべきでしょう。実際、そういうつてをいただいています。

それと並行して大企業・自治体などの案件も尽力していきます。


まずはメンバーが公私ともに充実するよう、生産性の向上と本人の成長のためには、同じやり方の継続は良くないとしっかり指導したいと思います。

そのためにも、まだ完全に運用に乗ったとは言えない事務所を早く軌道に載せたいと思います。 週一回の集まっての定例会議は定着してきたとはいえ、まだ使いきれていません。
来月以降もまだいろいろと変えるつもりです。同じやり方の継続は避けたいと考えています。
今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築
今月も外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約三回です。リアル共遊開発は4社様に対して5回、11時間。オンライン共遊開発は1社様に対して1回、1時間。リアル研修は2社様に対して5回、7時間。
オンライン商談はざっと数えたところ約22回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約70枚です。

今月は、オフラインの交流は以下のイベントの中で深められました。


・Catalo オープニングイベント(8/22)
弊社代表が参加しました。
Cataloオープニングイベントに参加しました
MOVED社が糸魚川で開設したビジネス共創拠点Cataloのオープニング記念イベントです。様々な方との出会いがありました。弊社にもこうした施設が作れるかもしれないとの希望が生まれました。





・第六回 地域クラウド交流会全国グランプリ大会 in 松江 前夜祭/本編/アフター交流会/バスツアー(8/29-31)
松江で開催されたちいクラ全国グランプリに甲府のオーガナイザーである役員とプレゼンターの高松さんと代表とで参加しました。特別な賞は受賞できませんでしたが、得票数では全体の3位に食い込み、アフター交流会のカラオケ大会では高松さんが優勝しました。
今回の松江行きによって島根の皆さんとのご縁がつながりました。また来ると思います。

上記に挙げた以外にも代表は個人的な資格で複数のイベントに参加しています。
また弊社の総務人事経理担当や役員もそれぞれ個人で複数のイベントに参加しています。

これからもkintoneエコシステムの一員として、弊社も力を尽くし、盛り上げていきたいと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。


§ 対外活動
今月はこちらのイベントに参加しました。Claude Code Meetup Japan #2(8/8)。Cataloオープニングイベント(8/22)。地域クラウド交流会全国グランプリ大会 in 松江前夜祭(8/29)。地域クラウド交流会全国グランプリ大会 in 松江。懇親会(8/30)。地域クラウド交流会全国グランプリ大会 in 松江前夜祭(8/31)。

こちらは弊社メンバーも参加したイベントも含めています。また、会社として参加したものに限定し、代表個人の活動はここでは割愛しています。

上にも書いたとおり、この春あたりから、弊社の役員や総務人事経理担当が、代表が言わなくても積極的にこうしたイベントに参加するようになってくれています。とても心強いです。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうように務めなければ。

奉仕活動だけでは続きませんが、営利だけを目指す企業になってはあまりにも殺伐とします。
このバランスは難しいし、その時々の社会状況や弊社の状況も含めて理想の形は見えないでしょう。ですが、追い求めたいと思います。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動
以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

ここにアップする記事も先月からは、弊社の活動に関する記事のみに分かちます。個人の活動については同様の記事を今後書きますし、そちらにリンク一覧として載せます。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本(
Cataloオープニングイベントに参加しました
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

7月30日 7月30日 備えあれば憂いなし
7月31日 7月31日 AIに対する態度も考えねば
8月1日 8月1日 暑さによる仕事の生産性対策も
8月4日 8月4日 DX研修を行ってみて
8月5日 8月5日 万博のヴァーチャルの側面に注目したい
8月6日 8月6日 ヒロシマの悲劇は語り継がれるべき
8月7日 8月7日 パソコンの設定にもマニュアルが必要
8月8日 8月8日 経営者は常に外に出向いてマクロに
8月12日 8月12日 AI稼働開発イベントで感じた今の自分と弊社の限界
8月13日 8月13日 NO-Emailワークスタイルが必要
8月14日 8月14日 日航機事故から40年に、マニュアル整備を思う
8月15日 8月15日 戦わずに済ませられれば済ませたい
8月18日 8月18日 統制しないと経営が、、、
8月19日 8月19日 身内だからこそ厳しくしないと
8月20日 8月20日 属人化を図るのはやめた方が良いです
8月21日 8月21日 経営って難しい
8月22日 8月22日 kintoneの運用側のノウハウは貴重
8月25日 8月25日 糸魚川市を訪れて感じたこと
8月26日 8月26日 糸魚川と甲斐のご縁
8月27日 8月27日 kintone Caféには呼ばれれば行きますよ〜

§ 年表

§ Xポストまとめ
2025年8月Xポストまとめ


2025年7月のまとめ(法人)


令和七年七月。

暑さが日に日に身に応えます。能率も上がりにくい月です。

そんな暑さの中ではありますが、今月も複数の成果がありました。
とはいえ、AIの脅威的な進展はシステム開発業界を不安に陥れています。
AIエージェントやMCPサーバーを用いた開発にも視野を広げておかなければなりません。
ユヴァル・ノア・ハラリ氏のNEXUSを読み、AIにどこまで頼るべきか考えるべき時期に来てはいますが、それでもシステム開発会社としては先駆者としてAIには親しんでおかなければなりません。

そうした開発手法は常に新しいやり方を取り入れつつ、まずは目の前のことに全力で取り組もうと思っています。

達成度5割。達成感5割。満足感5割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括
七月度の売上は目標を若干下回りました。

下回った原因は、今月は大きめの検収がなかったことです。
月次ベースでいただける収入は毎月あり、その数も増えています。今後はそうした定期収入のような安定した売り上げも増やさなければならないと思っています。

今月からいくつかの共遊開発の案件、研修講師案件も始まっています。
ただ、単価については、今の単価のままでもまだ利益を出すには至っていません。もう少し単価設定を見直す必要があると考えています。

また、単価設定を上げるためには、さらに共遊開発ができるメンバーを増やす必要があると認識しています。そのためには、研修体制などの成長を促す体制を整備すべきと考えています。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。

・kintone 若手交流会 in 大阪に弊社の総務人事経理担当が参加しました(7/5)。
・チャレンジハイスクールの第三期の中間報告会に弊社代表と役員が参加しました(7/13)。
・kintone hive Tokyoに弊社代表とメンバー三名で参加しました(7/15)。
・日本ノーコード大賞の授賞式があり、富士吉田市さんが優秀賞に選ばれ、弊社代表が会場で見届けました(7/17)。
・お客様が出展されている国際モダンホスピタルショー2025に弊社代表が訪問し、さまざまな医療関係の展示物を見ました(7/18)。
・自治体まるごとDXボックスの寒川町へのご支援で伴奏支援が始まり、弊社代表も参加した(7/25)。
・第三回甲府ちいクラキックオフミーティングをやまなし里山キッチンで実施し、15名の方にご参加いただきました(7/28)。
・ノーコード推進協会のご支援の一環として、弊社が富士吉田市さんにて研修を担当しました(7/29)。


実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。


§ 開発案件
今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。

生成AIの進歩は驚異的です。
今月に読んだユヴァル・ノア・ハラリ氏のNEXUSには、AIに対して悲観的な予想を描いていました。それを受け、AIにどこまで頼るべきかそろそろ並行して考えなければならないと感じました。
どこまでAIにやらせるべきか。このままだと肝心のスキルがAIに頼ることでおろそかになる可能性があります。作業として任せるべき点と弊社自ら考えるべき点をきちんと分けていかなければ。
手綱を握っているつもりが、いつの間にか骨抜きにされているということにもなりかねません。

一方、あと数年はノーコードツールに対する期待と浸透は進むでしょう。ただし、ここもきちんと注視していく必要があると感じています。
 
今月は開発と言うより、共遊開発や研修講師とのしての動きが目立ちました。

共遊開発とは、弊社は手を動かさず、お客様に開発を行ってもらう開発手法です。

2023年の秋に、以下のとおり弊社の今後の業務の進め方を決めました。
・代表がお客様に入って共に実装に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性を持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中でき、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

ここに挙げたとおり、手法としては最近注目を浴びている伴走支援とそう変わりません。

今、弊社は新規案件の引き合いを受けるたびに、積極的に共遊開発をお勧めしています。
今月も複数の共遊開発の案件が始まっています。
共遊開発はこれからの世の中のニーズに合っていると手応えを感じています。

ただ、一方で共遊開発ができるのは弊社では現時点で代表だけです。
そのため、弊社メンバーにもkintoneのノーコードカスタマイズプラグインの使い方を伝え、習得してもらうためのやり方を模索しています。今月も両手の指を埋めるほどの新たな引き合いを頂き、そうした案件でも共遊開発を提案していく予定です。
既に帳票サービスやウェブフォーム等は弊社メンバーも使えます。それらもノーコードカスタマイズプラグインの一つです。それらに加え、krewシリーズやgusuku Customineといったサービスやプラグインを複数使いこなし、お客様への価値を提供していくつもりです。

また、今月は研修案件も始まりました。富士吉田市さんです。さらに、寒川町さんに加えて別の自治体の案件も来月から請けることになりました。
共遊案件はニーズが増えています。
ただ、これをこなせるメンバーが代表しかいません。それでいて、誰かを雇うほどには共遊開発の案件があふれているわけでもありません。ここが悩ましい。

開発メンバーは一人増やす方向で動いているのですが。

経営者として、AIの活用、メンバーの雇用、事務所の有効活用、新規サービスの立ち上げ、開発体制の充実など、やるべきことが多く課題は山積みです。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 業務パートナー
今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。

今の弊社は共遊案件に舵を切っているとは言え、開発案件も多数引き合いをいただいており、その資源の捻出が喫緊の課題です。それを外注先を活用することで生かそうとしています。

お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

パートナー費用も含めて、次のやり方で開発を行い、より価値を生み出せるように弊社からも指導が欠かせないと思っています。


§ 財務基盤の堅牢化
財務をきっちりすること。前からの課題です。

昨年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、それによって少しずつ持ち直しの兆しが増しました。

また、昨年度は何度かに分けて単価をアップしました。それによって、収支は少しずつ改善してきたように思います。
ただ、まだ不安定です。やるべきことはとても多いと感じています。
まだ、油断せずに耐え忍びます。

そして、メンバーに出す給与も早く上げられるよう、努力します。

弊社への期待の高さを感じ、また耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制
今月よりバックオフィスのメンバーが一人増えました。一人でやっていたバックオフィスがどうにも回っていないことと、標準化・マニュアル化の「アクアビット蒸留書」の完成を急ぐためです。

2021年の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
2024年の正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。
先々月、行動指針に一つの項を増やしました。

企業理念

「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念

「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・その家族を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

行動指針
〇公私を両立し、360度可能性を見出す目をもつこと
〇社会人として人に迷惑を与えない言動を心掛けること
〇情報のプロとして機密保持、品質、速度を意識すること
〇お互いを理解し尊重する心を持つこと
〇すべての物事に対して好奇心を持つことを忘れないこと
〇常に進歩、前進を忘れず、人生を楽しむこと
〇身内にも常に敬称で呼び合うこと

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。
ただ、今月も末になり、弊社の取引先も大規模かつコンプライアンスを求めてくる頻度が増えてきたことから、行動指針に一項を増やしました。

また、今の弊社の活動内容は、地域創生活動やNPO支援、kintoneエコシステムへの関与など多岐にわたっています。それらは長い目で見たときに弊社の存在感や認知度には貢献しているのは確かですが、一方で弊社が利益体質になるのを妨げているのも確かです。
それらの活動がメンバーに負担とならないよう、そうした案件は代表や役員の個人的な活動として分けています。

新たな引き合いを頂けている今、開発リソースの確保が喫緊の課題です。
生産性を今よりもさらに上げるか、雇用に踏み切るか。または、パートナー企業を増やすか。

それと並行して大企業・自治体などの案件も尽力していきます。

まずはメンバーが公私ともに充実するよう、生産性の向上と本人の成長のためには、同じやり方の継続は良くないとしっかり指導したいと思います。

そのためにも、まだ完全に運用に乗ったとは言えない事務所を早く軌道に載せたいと思います。 週一回の集まっての定例会議は定着してきたとはいえ、まだ使いきれていません。
来月以降もまだいろいろと変えるつもりです。同じやり方の継続は避けたいと考えています。
今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築
今月も外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約五回です。リアル共遊開発は3社様に対して3回、7時間。オンライン共遊開発は1社様に対して1回、1時間。リアル研修は1社様に対して4回、4時間。
オンライン商談はざっと数えたところ約29回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約25枚です。

今月は、オフラインの交流は以下のイベントの中で深められました。

・WAGRI Open Day(7/11)
WAGRI Open Dayでは、最新のアグリテックの状況を把握しました。特にAIの農業展開については、弊社もJAさんにAIベンダーを紹介したことでご縁があります。
この流れも含めて弊社にできるところをやっていきたいと思います。



・チャレンジハイスクール 中間報告会(7/13)
弊社代表と役員が参加しました。
弊社の紹介を高校生たちの前で行いました。今回は中間報告会でありながら、すでに最終報告会のようなレベルまで進めているグループもいて、気合の入り方が違います。頼もしい。



・kintone hive Tokyo(7/15)
今回も熱い戦いでした。各会社やユーザーの熱のこもった思いをメンバーが感じてくれれば、と思います。



・日本ノーコード大賞授賞式(7/17)
富士吉田市さんが日本ノーコード大賞優秀賞を受賞しました。大きな刺激を頂きました。



・第三回甲府ちいクラキックオフミーティング(7/28)
10/4の第三回甲府ちいクラを控え。、キックオフミーティングを15名の方に行ってもらい、実行しました。第二回はキックオフミーティングに五名しか集まらず、その熱の差が本番の人数の差になってしまったように思います。
今回はまた多くの方に集まってもらい、熱が戻ってきたように思います。スタッフもしっかりと根付いていて、頼もしい。


上記に挙げた以外にも代表は個人的な資格で複数のイベントに参加しています。
また弊社の総務人事経理担当や役員もそれぞれ個人で複数のイベントに参加しています。

これからもkintoneエコシステムの一員として、弊社も力を尽くし、盛り上げていきたいと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。


§ 対外活動
今月はこちらのイベントに参加しました。kintone 若手交流会 in 大阪(7/5)。WAGRI Open Day(7/11)。チャレンジハイスクール中間報告会(7/13)。kintone hive Tokyo(7/15)。日本ノーコード大賞受賞式(7/17)。国際モダンホスピタルショウ 2025(7/18)。第三回甲府ちいクラキックオフミーティング(7/28)。

こちらは弊社メンバーも参加したイベントも含めています。また、会社として参加したものに限定し、代表個人の活動はここでは割愛しています。

上にも書いたとおり、この春あたりから、弊社の役員や総務人事経理担当が、代表が言わなくても積極的にこうしたイベントに参加するようになってくれています。とても心強いです。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうように務めなければ。

奉仕活動だけでは続きませんが、営利だけを目指す企業になってはあまりにも殺伐とします。
このバランスは難しいし、その時々の社会状況や弊社の状況も含めて理想の形は見えないでしょう。ですが、追い求めたいと思います。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動
以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

ここにアップする記事も先月からは、弊社の活動に関する記事のみに分かちます。個人の活動については別サイトに掲載しています。

今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本() 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

6月27日 6月27日 イベントに参加できていないことへの危機感
6月30日 6月30日 学歴に頼るなかれ
7月1日 7月1日 ゆっくりと着実に質を成長できる会社に
7月2日 7月2日 システム開発が高価な理由
7月3日 7月3日 仕様書などを作る取り組みを進めています。
7月4日 7月4日 地方衰退を食い止めるにはどうすれば
7月7日 7月7日 素晴らしきホタテの漁獲体験
7月8日 7月8日 継続するといいことがあります
7月9日 7月9日 道東で自然保護を学びました
7月10日 7月10日 道の駅の可能性
7月11日 7月11日 改善志向に導くために
7月14日 7月14日 毎日書いて伝える理由
7月15日 7月15日 kintone hiveに参加する理由
7月16日 7月16日 仕事や業務改善の楽しさを思い出した
7月17日 7月17日 ノーコードツールを推す理由
7月18日 7月18日 便利という言葉だけでは足りない
7月22日 7月22日 参院選はこういう想いで投票しました
7月23日 7月23日 生産性を上げるツール群には目を配りたい
7月24日 7月24日 医療系の案件にはまだやれることが多い
7月25日 7月25日 もう一度標準化を促進させます
7月28日 7月28日 kintoneに出会えて良かったと振り返りました
7月29日 7月29日 山梨に限らず、どかで受け入れられるにも通うこと

§ 年表

§ Xポストまとめ
2025年6月Xポストまとめ


2025年6月のまとめ(法人)


令和七年六月。

早くも年明けから半年がたちました。弊社の第11期も2ヵ月が経過しました。

先月に続き、今月も複数の成果と手応えが感じられた月です。
とはいえ、AIの脅威的な進展はシステム開発業界を不安に陥れています。
AIエージェントやMCPサーバーを用いた開発にも視野を広げておかなければなりません。

一方で、一般の会社にとってはDXやUXなど課題を突き付けられているため、そうした会社様からのご要望が次々といただけています。

そうしたご要望の数々を受け、システム開発のやり方も旧態依然のやり方のままでは対応できなくなっていくでしょう。
そうした開発手法は常に新しいやり方を取り入れつつ、まずは目の前のことに全力で取り組もうと思っています。

達成度6割。達成感5割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括
六月度の売上は目標を若干下回りました。

下回った原因は、フェーズによっては検収を頂けた案件もあった一方で、既存案件については開発フェーズのまま、検収に至れていないことです。

ただ、今月からいくつかの共遊開発の案件が始まっており、収支については改善しつつあります。
ただ、単価については、今の単価のままでもまだ利益を出すには至っていません。もう少し単価設定を見直す必要があると考えています。

また、単価設定を上げるためには、さらに共遊開発ができるメンバーを増やす必要があると認識しています。そのためには、研修体制などの成長を促す体制を整備すべきと考えています。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。

・チャレンジハイスクールの新たな期が始まり、弊社が共催し、弊社代表と役員が参加しました(6/8)。
・自治体まるごとDXボックスの寒川町へのご支援を弊社が担うことになり、職員へのkintone研修を弊社代表が行いました(6/17)(6/26)。
・サイボウズパートナーミーティングが開催され、弊社代表が参加しました(6/19)。
・Cybozu Days 2025のスポンサーブース出展の申し込みが受理され、今年度も出展することが決まりました(6/23)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。


§ 開発案件
今月は九割五分の開発案件がkintoneがらみでした。

生成AIの進歩は驚異的です。今月は濃厚のシンポジウムへの参加も含め、濃厚度推進協会の一員としての活動も進めています生成kintoneのカスタマイズのやり方にも大きな変革を迫られてます。すでに弊社もJavaScriptによるカスタマイズ頼りから脱却し、ノーコードカスタマイズツールを活用する方向に舵を切っています。
以前からこの考えに沿って進めようとしていましたが、共遊開発が順調になっているため、この方向の確かさを実感しています。

共遊開発とは、弊社は手を動かさず、お客様に開発を行ってもらう開発手法です。

2023年の秋に、以下のとおり弊社の今後の業務の進め方を決めました。
・代表がお客様に入って共に実装に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性を持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中でき、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

ここに挙げたとおり、手法としては最近注目を浴びている伴走支援とそう変わりません。

今、弊社は新規案件の引き合いを受けるたびに、積極的に共遊開発をお勧めしています。
今月も複数の共遊開発の案件が三つ始まっています。
共遊開発はこれからの世の中のニーズに合っていると手応えを感じています。

ただ、一方で共遊開発ができるのは弊社では現時点で代表だけです。
そのため、弊社メンバーにもkintoneのノーコードカスタマイズプラグインの使い方を伝え、習得してもらうためのやり方を模索しています。今月も両手の指を埋めるほどの新たな引き合いを頂き、そうした案件でも共遊開発を提案していく予定です。
既に帳票サービスやウェブフォーム等は弊社メンバーも使えます。それらもノーコードカスタマイズプラグインの一つです。それらに加え、krewシリーズやgusuku Customineといったサービスやプラグインを複数使いこなし、お客様への価値を提供していくつもりです。

経営者として、AIの活用、メンバーの雇用、事務所の有効活用、新規サービスの立ち上げ、開発体制の充実など、やるべきことが多く課題は山積みです。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 業務パートナー
今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。

今の弊社は共遊案件に舵を切っているとは言え、開発案件も多数引き合いをいただいており、その資源の捻出が欠勤の課題です。それを外注先を活用することで生かそうとしています。

お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

パートナー費用も含めて、次のやり方で開発を行い、より価値を生み出せるように弊社からも指導が欠かせないと思っています。


§ 財務基盤の堅牢化
財務をきっちりすること。前からの課題です。

昨年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、それによって少しずつ持ち直しの兆しが増しました。

また、昨年度は何度かに分けて単価をアップしました。それによって、収支は少しずつ改善してきたように思います。
まだ、油断せずに耐え忍びます。

そして、メンバーに出す給与も早く上げられるよう、努力します。

弊社への期待の高さを感じ、また耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制
三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由は、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
2024年の正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。
先月、行動指針に一つの項を増やしました。

企業理念

「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念

「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・その家族を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

行動指針
〇公私を両立し、360度可能性を見出す目をもつこと
〇社会人として人に迷惑を与えない言動を心掛けること
〇情報のプロとして機密保持、品質、速度を意識すること
〇お互いを理解し尊重する心を持つこと
〇すべての物事に対して好奇心を持つことを忘れないこと
〇常に進歩、前進を忘れず、人生を楽しむこと
〇身内にも常に敬称で呼び合うこと

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。
ただ、今月も末になり、弊社の取引先も大規模かつコンプライアンスを求めてくる頻度が増えてきたことから、行動指針に一項を増やしました。

また、今の弊社の活動内容は、地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込んでいます。
ただ、それらはメンバーに過度な負担とならないよう、そうした案件は代表や役員の個人的な活動として分けています。

新たな引き合いを頂けている今、開発リソースの確保が喫緊の課題です。
生産性を今よりもさらに上げるか、雇用に踏み切るか。または、パートナー企業を増やすか。

ただ、余裕のない会社にはしないよう、サイボウズパートナーミーティングで栄えある受賞の瞬間を見たり、経営上の刺激を多数受けた今月ではありますが、引き続き、従来の中小企業も大事にする姿勢でやっていくつもりです。
それと並行して大企業・自治体などの案件も尽力していきます。

まずはメンバーが公私ともに充実するよう、生産性の向上と本人の成長のためには、同じやり方の継続は良くないとしっかり指導したいと思います。

そのためにも、まだ完全に運用に乗ったとは言えない事務所を早く軌道に載せたいと思います。 週一回の集まっての定例会議は定着してきたとはいえ、まだ使いきれていません。
来月以降もまだいろいろと変えるつもりです。同じやり方の継続は避けたいと考えています。
今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築
今月も外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約四回です。リアル共遊開発は3社様に対して4回、8時間。オンライン共遊開発は1社様に対して3回、3時間。リアル研修は1社様に対して2回、6時間。
オンライン商談はざっと数えたところ約48回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約25枚です。

今月は、オフラインの交流は以下のイベントの中で深められました。



・チャレンジハイスクール(6/8)
弊社代表と役員が参加しました。
今年の高校生も積極的にプレゼン資料を事前に作ってきたりと、かなり前向きな姿がよかったです。


・神奈川県寒川町へのDX研修支援(6/17)(6/26)
自治体まるごとDXボックスの寒川町へのご支援を弊社が株式会社ギボンズ社の御協力を得て担うことになり、職員へのkintone研修を弊社代表とギボンズ社の代表が担当しました。


・サイボウズパートナーミーティング(6/19)
初めてのパートナーミーティングへの参加で、大きな刺激を頂きました。

上記に挙げた以外にも代表は個人的な資格で複数のイベントに参加しています。
また弊社の総務人事経理担当や役員もそれぞれ個人で複数のイベントに参加しています。

これからもkintoneエコシステムの一員として、弊社も力を尽くし、盛り上げていきたいと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。


§ 対外活動
今月はこちらのイベントに参加しました。チャレンジハイスクール(6/8)。kintone Café Tokyo Petit(6/12)。サイボウズパートナーミーティング(6/19)。

こちらは弊社メンバーも参加したイベントも含めています。また、会社として参加したものに限定し、代表個人の活動はここでは割愛しています。

上にも書いたとおり、この春あたりから、弊社の役員や総務人事経理担当が、代表が言わなくても積極的にこうしたイベントに参加するようになってくれています。とても心強いです。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうように務めなければ。

奉仕活動だけでは続きませんが、営利だけを目指す企業になってはあまりにも殺伐とします。
このバランスは難しいし、その時々の社会状況や弊社の状況も含めて理想の形は見えないでしょう。ですが、追い求めたいと思います。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動
以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

ここにアップする記事も先月からは、弊社の活動に関する記事のみに分かちます。個人の活動については別サイトに掲載しています。

今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本() 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

5月29日5月29日 モバイルに備えた画面作りを
5月30日5月30日 営業でも商談でも横文字はなるべく避ける
6月2日6月2日 地図とkintoneは可能性があります
6月3日6月3日 個性を体現した方が亡くなられて
6月4日6月4日 世の中の働く人たちや仕事を忘れない
6月5日6月5日 事務処理体制を増やします
6月6日6月6日 誕生日は残り時間を意識する日
6月9日6月9日 予言に一喜一憂するより、今を有益に生きるべき
6月10日6月10日 時間遵守の意識も変わるでしょう
6月11日6月11日 法律はAIを用いて理解するようにしなければ
6月12日6月12日 システム開発に合気道と禅と老荘思想を取り入れたい
6月13日6月13日 自主的に学ぶべきです
6月16日6月16日 AIを使いこなす非技術者に出会いました
6月17日6月17日 平和な社会のために少しでも尽力したい。IT会社としてできること。
6月18日6月18日 ビジネスは新しく、歴史は尊重し
6月19日6月19日 デトックスよりもむしろ通信環境をデラックスに整備
6月20日6月20日 サイボウズパートナーミーティングに参加して
6月23日6月23日 システム開発を滝に例えると
6月24日6月24日 肩書のない死にざまに憧れる
6月25日6月25日 記憶の風化と散逸を防ぐために何かブログのメディアを
6月26日6月26日 守るべきところは守り、シビアに行きます。


§ 年表

§ Xポストまとめ
2025年6月Xポストまとめ


2025年5月のまとめ(法人)


令和七年五月。

早くも年明けから五か月がたちました。

また、弊社にとっては第11期の二か月目です。

この春はとても忙しく、3月から先月の初旬にかけては疲労がピークに達していました。が、ようやく少し落ち着いてきました。

先月に続き、今月も複数の成果が出せました。
また、月末には第10期の決算もまとまり、黒字が確定しました。

とはいえ、弊社にとって安心はできません。
それは、驚異的なAIの進展によって業界がどうなるか未知数だからです。
AIエージェントやMCPサーバーを用いた開発にも視野を広げておかなければ、旧態依然のシステム開発会社として、世間に通用されなくなる可能性が高いとみています。

ただ、それは開発会社として視点です。
一般の会社の多くは、まだクラウドの導入すらこれからという段階です。そのため、弊社にもそうした会社様からのご要望が引きも切らない状態です。

そうした案件を着実に受け、並行してAIが本格的に使われる時代に備えておくことが求められます。
周辺の環境変化に右往左往せず、まずは目の前のことに全力で取り組もうと思っています。

達成度5割。達成感6割。満足感7割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括
五月度の売上は目標を若干下回りました。

ただ、今月末に3月で締めた第10期の決算が確定しました。
その結果、通年では黒字となりました。
ここ二年ほど、赤字が続いていただけに、久しぶりの黒字です。

収支が改善した理由は明白で、単価を上げたからです。

また、多くの案件は開発を請け負わず、共遊開発で賄っています。それによるって、持ち帰り作業が減り、弊社の残業が抑制されたとともに外注先への外注費も抑えられました。

また共遊開発は会社として疲弊しないやり方であることが、最も弊社の経営の健康に寄与しています。

ただし、共遊開発は今できるのが私だけと言うのが弱点です。
この点に関しては引き続きの体制の変革が必要だと思っています。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。

・富士吉田市において30名の職員へのDX研修を弊社代表が行いました(5/15)。
・ノーコード推進協会の地方創生部会のリアルミーティングが実施され、弊社代表が参加しました(5/20)。
・弊社の第10期の決算がまとまり、黒字決算となりました(5/31)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。


§ 開発案件
今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。

今月は濃厚のシンポジウムへの参加も含め、濃厚度推進協会の一員としての活動も進めていますkintoneのカスタマイズもJavaScript頼りから脱却し、ノーコードカスタマイズツールを活用する方向に変わらなければ。
以前からこの考えに沿って進めようとしていましたが、共遊開発が順調になっているため、この方向をさらに推し進めたいと考えています。

共遊開発とは、弊社は手を動かさず、お客様に開発を行ってもらう開発手法です。

一昨年の秋に、以下のとおり弊社の今後の業務の進め方を決めました。
・代表がお客様に入って共に実装に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性を持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中でき、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

ここに挙げたとおり、手法としては最近注目を浴びている伴走支援とそう変わりません。

今、弊社は新規案件の引き合いを受けるたびに積極的に共遊開発をお勧めしています。
今月も複数の提案が受注に至り、来月以降に複数の共遊開発が始まろうとしています。
共遊開発はこれからの世の中のニーズに合っていると手応えを感じています。

ただ、一方で共遊開発ができるのは弊社では現時点で代表だけです。

そのため、弊社メンバーにもkintoneのノーコードカスタマイズプラグインの使い方を習得してもらうようにしています。
既に帳票サービスやウェブフォーム等は弊社メンバーも自在に使えます。それらもノーコードカスタマイズプラグインの一つです。それらに加え、JavaScript開発の部分も別のノーコードツールを用いてカスタマイズするよう導いています。

また、一部の開発案件のお客様については弊社メンバーが評価を頂き、そうした案件については代表の手を借りずに進捗ができています。

ただ、経営者として、AIの活用、メンバーの雇用、事務所の有効活用、新規サービスの立ち上げ、開発体制の充実など、やるべきことが多く課題は山積みです。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 業務パートナー
今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。

今の弊社は共遊案件に舵を切っているとは言え、開発案件も多数引き合いをいただいており、その資源の捻出が欠勤の課題です。それを外注先を活用することで生かそうとしています。

お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

パートナー費用も含めて、次のやり方で開発を行い、より価値を生み出せるように弊社からも指導が欠かせないと思っています。


§ 財務基盤の堅牢化
財務をきっちりすること。前からの課題です。

昨年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、それによって少しずつ持ち直しの兆しが増しました。

また、昨年度は何度かに分けて単価をアップしました。それによって、収支は少しずつ改善してきたように思います。
その結果が第10期の黒字決算に繋がったのではないかと考えております。

ですがまだ、油断せずに耐え忍びます。

そして、メンバーに出す給与も早く上げられるよう、努力します。

弊社への期待の高さを感じ、また耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制
三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由は、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
2024年の正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。
今月、行動指針に一つの項を増やしました。

企業理念

「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念

「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・その家族を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

行動指針
〇公私を両立し、360度可能性を見出す目をもつこと
〇社会人として人に迷惑を与えない言動を心掛けること
〇情報のプロとして機密保持、品質、速度を意識すること
〇お互いを理解し尊重する心を持つこと
〇すべての物事に対して好奇心を持つことを忘れないこと
〇常に進歩、前進を忘れず、人生を楽しむこと
〇身内にも常に敬称で呼び合うこと

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。
ただ、弊社の取引先も大規模かつコンプライアンスを求めてくる頻度が増えてきたことから、行動指針に一項を増やしました。

また、今の弊社の活動内容は、地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込んでいます。
ただ、それらはメンバーに過度な負担とならないよう、そうした案件は代表や役員の個人的な活動として分けています。

新たな引き合いを頂けている今、開発リソースの確保が喫緊の課題です。
生産性を今よりもさらに上げるか、雇用に踏み切るか。または、パートナー企業を増やすか。

まずはメンバーが公私ともに充実するよう、生産性の向上と本人の成長のためには、同じやり方の継続は良くないとしっかり指導したいと思います。

今月はさらにメンバーが案件で活躍してくれるケースや事例が増え、やる気や手ごたえが感じられる発言も聞かれるようになってきました。
それがもっとも嬉しかったところです。

そのためにも、まだ完全に運用に乗ったとは言えない事務所を早く軌道に載せたいと思います。
週一回の集まっての定例会議は定着してきたとはいえ、まだ使いきれていません。

来月以降もまだいろいろと変えるつもりです。同じやり方の継続は避けたいと考えています。
今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築
今月も外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約六回です。リアル共遊開発は2社様に対して3回、6.5時間。オンライン共遊開発はゼロ回。
オンライン商談はざっと数えたところ約45回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約20枚です。

今月は、オフラインの交流は以下のイベントの中で深められました。


・富士吉田市職員向け研修(5/15)
前月のノーコード宣言シティ宣言式の後を受けて、弊社がご支援する形で研修を行わせていただきました。

・ちいクラオーガナイザー再研修(5/19-20)
弊社役員が受講しました。強制的なものではなく、任意参加の形でしたが、3月の甲府ちいクラで人数集客に苦戦したこともあっての前向きな意識がよかったです。

・ノーコード推進協会 地方創生部会 リアル定例会(5/20)
弊社もリアルでは初参加でした。

・kintone若手交流会(5/23)
弊社の総務人事経理担当が単身で参加し、充実した時間を過ごしたようです。

・お客様送迎会(5/30)
弊社代表が参加してきました。

上記に挙げた以外にも代表は個人的な資格で複数のイベントに参加しています。
また弊社の総務人事経理担当や役員もそれぞれ個人で複数のイベントに参加しています。

これからもkintoneエコシステムの一員として、弊社も力を尽くし、盛り上げていきたいと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。


§ 対外活動
今月はこちらのイベントに参加しました。kintone 若手交流会(5/23)。

こちらは弊社メンバーも参加したイベントも含めています。また、会社として参加したものに限定し、代表個人の活動はここでは割愛しています。

上にも書いたとおり、この夏前あたりから、弊社の役員や総務人事経理担当が、代表が言わなくても積極的にこうしたイベントに参加するようになってくれています。とても心強いです。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうように務めなければ。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動
以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

ここにアップする記事も先月からは、弊社の活動に関する記事のみに分かちます。個人の活動については別サイトに掲載しています。

今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本() 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

4月28日 違う言語で話すことで自分も変わる
4月30日 情報流通のあり方を改善し、生産性を上げる
5月1日 AIエージェントのタスクを運用に乗せます
5月2日 インプットとアウトプットのバランス
5月7日 オペレーションの効率化とコンセプトの訴求の両立
5月8日 経営者として学び続け、それをメンバーに促す責任あり
5月9日 若い人たちとの交流は続けたい
5月12日 より広い視点と知見から発信しなければ
5月13日 囲い込もうと思わない方が良いよ。
5月14日 散歩や外出のススメ
5月15日 趣味を仕事にするくらいの心持ちで
5月16日 ノーコードツールのメリットについてお話をしました。
5月19日 口に出して言葉を発することが人を前向きにする
5月20日 経営や人を率いるカリキュラムは義務教育で必要
5月21日 普段のニーズからサービスを考える
5月22日 タスクは並列を使いましょう。
5月23日 商売と無償の境目
5月26日 エコロジーとコミュニティ
5月27日 紀伊田辺にはコミュニティのヒントがある
5月28日 南方熊楠翁は憧れの人です


§ 年表

§ Xポストまとめ
2025年5月Xポストまとめ


2025年4月のまとめ(法人)


令和七年四月。

早くも年明けから四か月がたちました。

まだ弊社にとっては11年目。第11期の初月です。

この春はとても忙しく、3月から今月の初旬は疲労がピークに達していました。が、それも今月に成果を出すためです。
実際、その成果は複数出せました。

AIの進展は驚異的ですし、弊社にとっても今後大きな影響を受けそうです。
その事実はもう決定的です。

ありとあらゆる産業に影響を与え、既存のやり方を墨守する会社はもう存続すら難しくなっていくでしょう。

今更、そのことを言わずとも世の中でその事実は認知されたように思います。

考えるべきはその後です。AIが人類のかなりの業務を担った前提で、人はどうすべきか。
人と人との関係は何らかの形で続くでしょう。また、人は組織や企業に集い、そこで何かしらの活動するに違いありません。
つまり、AIにできない新たな業種業態が生まれていくでしょう。
その中でできることはまだあると見ています。

一つだけ言えるのは、黙々と人前に出ずにコーディングする職種はかなり絞られていくことです。相当技術力の高い一部のエンジニアだけがそうした作業に従事できるでしょう。
その現状を踏まえ、どのようなサービスを提供できるかを考えるべきです。

今の人類社会は過渡期にあります。転換期の真っ只中です。

政治経済、産業文化、自然環境。ありとあらゆるものがこの一世紀の間に大きく変わっていくに違いありません。二十世紀も激動でしたが、この先の変化の度合いは、それ以上でしょう。

人類が人類である意味。人と人との関係性。そうしたものがより重要になっていくはずです。

おかげさまで弊社への案件の引き合いは途切れず、ゆとりのない毎日を過ごしています。
ただ、そこで疲弊せぬよう、弊社もやり方を変えようと思っています。

小賢しい予想などに時間を使わず、今できることを愚直にやりつつ、地道に成長する一年にしようと思っています。
弊社にニーズがある今の状況のうちに体制を整え、AI系の諸サービスが整うのを待ちたいと思います。特に、弊社に必要なシステム開発の設計系サービスはこの一年で整っていくと見ています。
周辺の環境変化に右往左往せず、まずは目の前のことに全力で取り組もうと思っています。

達成度7割。達成感7割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括
四月度の売上は目標を上回りました。

また、今月は年度の初月です。

今月は、昨秋ごろから取り組んできたいくつかの案件で、成果が出せました。

先月に遅れていた一部開発案件も、徐々に歯車が回り始めています。まだ使用頻度が少ないとは言え、事務所を設けた成果が出てきたのかもしれません。きちんと、週一度の定例会議とその後の分科会で事務所で話し合う時間を設けたことで、余計な遠回りをする頻度が減りつつあります。

一方で代表が担当する共遊開発に関してはどれも順調です。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。

・お客様の部署歓送迎会にお招きされ、数十人の方とお酒や食事を楽しみました(4/11)。
・富士吉田市のノーコード宣言シティ宣言式の懇親会に弊社代表が参加しました(4/16)。
・富士吉田市のノーコード宣言シティ宣言式に弊社代表と役員が参加しました(4/17)。
・弊社が協力会社に名を連ねるアースデイ 山梨 2025が開催され、弊社代表と役員が参加しました(4/19)。
・弊社が二自治体の電子入札参加資格に認定され、通知書が届きました(4/25)。
・チャレンジハイスクールの最終報告会で発表され、第二回 甲府ちいクラでも発表してくださった2人の高校生によるcanvasでの1日限定カフェが開店し、弊社代表と役員が訪問しました(4/27)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。


§ 開発案件
今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。

今月は濃厚のシンポジウムへの参加も含め、濃厚度推進協会の一員としての活動も進めていますkintoneのカスタマイズもJavaScript頼りから脱却し、ノーコードカスタマイズツールを活用する方向に変わらなければ。
以前からこの考えに沿って進めようとしていましたが、共遊開発が順調になっているため、この方向をさらに推し進めたいと考えています。

共遊開発とは、弊社は手を動かさず、お客様に開発を行ってもらう開発手法です。

一昨年の秋に、以下のとおり弊社の今後の業務の進め方を決めました。
・代表がお客様に入って共に実装に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性を持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中でき、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

ここに挙げたとおり、手法としては最近注目を浴びている伴走支援とそう変わりません。

今、弊社は新規案件の引き合いを受けるたびに積極的に共遊開発をお勧めしています。
今月も複数の提案が受注に至り、来月以降に複数の共遊開発が始まろうとしています。
どの案件も手ごたえを感じています。

共遊開発はこれからの世の中のニーズに合っていると感じています。

ただ、一方で共遊開発ができるのは弊社では現時点で代表だけです。
そのため、弊社メンバーにもkintoneのノーコードカスタマイズプラグインの使い方を伝え、習得してもらうようにしています。
既に帳票サービスやウェブフォーム等は弊社メンバーも使えます。それらもノーコードカスタマイズプラグインの一つです。それらに加え、JavaScript開発の部分も別のノーコードツールを用いてカスタマイズするよう導いています。

今月も前半までは代表が疲弊の極にあり、今後の会社継続のリスクが高まりました。

そんな中でも、あるお客様にはオンラインでセキュリティ講師も務めました。また、今月から自治体様との取引も始まりました。

まずは受託開発案件でも効率を上げられるようにするため、1月中旬に開設した新事務所を存分に使い、週一回ですが、メンバーにスキルトランスファーを行っています。
少しずつその成果が出てきたような気がしますが、まだまだです。

経営者として、AIの活用、メンバーの雇用、事務所の有効活用、新規サービスの立ち上げ、開発体制の充実など、やるべきことが多く課題は山積みです。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 業務パートナー
今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。

今の弊社は開発案件が多くなり、資源が逼迫しています。
そのために複数の技術者やメンバーにも声をかけました。

お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

パートナー費用も含めて、次のやり方で開発を行い、より価値を生み出せるように弊社からも指導が欠かせないと思っています。


§ 財務基盤の堅牢化
財務をきっちりすること。前からの課題です。

昨年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、それによって少しずつ持ち直しの兆しが増しました。

また、昨年度は何度かに分けて単価をアップしました。それによって、収支は少しずつ改善してきたように思います。
まだ、油断せずに耐え忍びます。

そして、メンバーに出す給与も早く上げられるよう、努力します。

弊社への期待の高さを感じ、また耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制
三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由は、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
2024年の正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念

「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念

「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・その家族を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。
ただ、今月も末になり、弊社の取引先も大規模かつコンプライアンスを求めてくる頻度が増えてきたことから、同じタイミングで定めた以下の行動指針も来月に変更しようと考えています。

行動指針
〇公私を両立し、360度可能性を見出す目をもつこと
〇社会人として人に迷惑を与えない言動を心掛けること
〇お互いを理解し尊重する心を持つこと
〇すべての物事に対して好奇心を持つことを忘れないこと
〇常に進歩、前進を忘れず、人生を楽しむこと
〇身内にも常に敬称で呼び合うこと

また、今の弊社の活動内容は、地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込んでいます。
ただ、それらはメンバーに過度な負担とならないよう、そうした案件は代表や役員の個人的な活動として分けています。

新たな引き合いを頂けている今、開発リソースの確保が喫緊の課題です。
生産性を今よりもさらに上げるか、雇用に踏み切るか。または、パートナー企業を増やすか。

まずはメンバーが公私ともに充実するよう、生産性の向上と本人の成長のためには、同じやり方の継続は良くないとしっかり指導したいと思います。

そのためにも、まだ完全に運用に乗ったとは言えない事務所を早く軌道に載せなければ。
事務所を設けると決めた時点で代表自身が定めた目標、すなわち代表が週2回は事務所を訪問する目標も何とか達成できそうです。
また、週一回の集まっての定例会議は定着してきました。今月からは定例会議の運営を変更し、単なる儀式的な会議から脱しようと努めています。

また、社内での仕事を抜きにした交流も大事です。今月の初日には一メンバーのご家族と代表・役員・メンバーが会食を催し、楽しい時間を過ごしました。(4/1)。

来月以降もまだいろいろと変えるつもりです。同じやり方の継続は避けたいと考えています。
今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築
今月も外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約六回です。リアル共遊開発は一社様に対して1回、2.5時間。オンライン共遊開発はゼロ回。
オンライン商談はざっと数えたところ約49回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約20枚です。

今月は、オフラインの交流は以下のイベントの中で深められました。


・お客様歓送迎会(4/11)
複数部署の合同歓送迎会にお呼ばれし、代表と弊社メンバーで参加しました。
二次会まで代表は参加しましたが、疲労が溜まっていたためか、寝てしまいました。




・富士吉田市ノーコード宣言シティ宣言式懇親会(4/16)
前日の夜に代表が一人で参加しました。
が、まだ3月から4月にかけての疲労が抜けておらず、この後酔いつぶれてしまいました。反省しています。





・富士吉田市ノーコード宣言シティ宣言式(4/17)
前夜の懇親会でつぶれてしまった私。朝も寝坊してしまい、何とも慌ただしい朝になりました。
ただ、全国で19番目のノーコード宣言シティとして富士吉田市の飛躍を見届けることができました。宣言式の後の講習会ではノーコード推進協会の中山代表理事の講演を一緒に拝聴し、色々と得るところがありました。



・アースデイ 山梨 2025(4/19)
弊社が協力会社に名を連ねている関係で、弊社代表と役員で参加しました。
SDG’sの観点で何ができるか。弊社の今後の行く末の一つを考えるきっかけになりました。


・チャレンジハイスクール 一日限定Café(4/27)
こちらは、弊社が協賛したチャレンジハイスクールの中で一日限定で開店すると言っていた高校生チームによるCaféです。甲府ちいクラでもプレゼンターとして頑張ってくれました。

代表は、今後は既存のコミュニティーに出る頻度を少し減らします。その代わり、新たな勉強会やコミュニティーに顔を出す頻度を増やします。
知見を広め、経営者として経営を行うための情報交換に集中すべきと考えています。
これからもkintoneエコシステムの一員として、弊社も力を尽くし、盛り上げていきたいと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。


§ 対外活動
今月はこちらのイベントに参加しました。お客様歓送迎会(4/11)。富士吉田市ノーコード宣言シティ懇親会(4/16)。富士吉田市ノーコード宣言シティ宣言式(4/17)。アースデイ 山梨 2025(4/19)。kintone Café TOKYO(4/19)。一日限定Café(4/27)。

こちらは弊社メンバーも参加したイベントも含めています。また、会社として参加したものに限定し、代表個人の活動はここでは割愛しています。

上にも書いたとおり、この夏前あたりから、弊社の役員や総務人事経理担当が、代表が言わなくても積極的にこうしたイベントに参加するようになってくれています。とても心強いです。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうように務めなければ。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動
以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

ここにアップする記事も先月からは、弊社の活動に関する記事のみに分かちます。個人の活動については同様の記事を今後の書きますし、そちらにリンク一覧として載せます。

今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは1本(
第2回 甲府地域クラウド交流会を主催しました
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

3月28日 3月28日 生成AIは経験を提供できない
3月31日 3月31日 なんとか10年生き延びました
4月1日 4月1日 11期の始まりにあたり
4月2日 4月2日 体制変更を検討中です。
4月3日 4月3日 経営計画も若干見直します。
4月4日 4月4日 辞める前に経験しないのは勿体無い
4月7日 4月7日 スイッチを切り替えるスキルは培っておくべき
4月8日 4月8日 甲斐武田氏の三代から学ぶことは多い
4月9日 4月9日 ノーコードツールは移行作業に需要あり
4月10日 4月10日 今の私の実装手順
4月11日 4月11日 会社を維持するためにも単価は下げません
4月14日 4月14日 AIに対抗するために努力する役者魂
4月15日 4月15日 AIに現代アートが表現する過剰
4月16日 4月16日 取引のレベルを上げるには単価と体制のレベルを上げる
4月17日 4月17日 ノーコードツールによるご支援が必要です
4月18日 4月18日 カントリー・ジェントルマンを目指します。
4月21日 4月21日 弊社としての立ち位置を定めなければ
4月22日 4月22日 成長が前提の社会に物申す。アースデイに参加して。
4月23日 4月23日 行動原理と規則はそろそろ見直します
4月24日 4月24日 学ばねばおいて行かれる厳しい時代
4月25日 4月25日 セキュリティ研修講師である以上、一瞬の油断も禁物


§ 年表

§ Xポストまとめ
2025年4月Xポストまとめ


2025年3月のまとめ(法人)


令和七年三月。

早くも年明けから三か月がたちました。

AIは今までの人類の歴史でも屈指の転換点になるでしょう。今、私たちはその瞬間に立ち会っています。言語や農耕の発明や産業革命に匹敵する、またはそれ以上のインパクトに。
インターネットの発展は、人類史に残る技術革新でしたが、まだ既存のOA化の延長に過ぎませんでした。
ですが、生成AIはそれを凌駕する影響を人類に与えようとしています。

ざわめきとは違う不穏さを私たちに与えています。
世の中がこの先どのような方向に進むのか、ますます不透明になっています。

天災、国際関係、パンデミック、少子高齢化などが私たちの環境を取り巻く中、それらの不安要素を快刀乱麻を断つごとくに解決してくれるのがAIに期待された役割のはずです。そして、AIはこれまで個別の疑問や課題を解決するだけの存在でした。
ところが、いざ、さまざまな業務の改善や省力化が生成AIによって行われることが確実になると、雇用への影響が不透明になり、徐々に焦燥感が増しています。
しかも、ブルーカラーとホワイトカラーの場合、十年前の予測とは違い、ホワイトカラーが駆逐されようとしています。そうなった時、エンジニアの雇用関係や案件の分布図などは大きく変わるでしょう。弊社にもその影響が少なからずくると予測しています。

また、これからはAIエージェントがより広く普及するでしょう。弊社もそうしたエージェントの実装に手を染めることを考えなければ、少なくとも万全に使いこなせるようにならなければ5年後10年後の持続に黄色信号が点ります。
世の中に存在するマクロな問題を解決するより、人々は目の前のミクロな課題を解決するのに必死です。
弊社も同じ。
今年に入り、事務所開きをした弊社ですが、まだ事務所の設営がバタバタしています。まだ、事務所を開設した効果は出せていない状況です。

おかげさまで弊社への案件の引き合いは途切れず、ゆとりのない毎日を過ごしています。
弊社にニーズがある今の状況のうちに、周辺の環境には目を向けず、まずは目の前のことに全力で取り組もうと思っています。
研修の依頼や、開発のご要望、共遊開発のご希望を多数いただいており、弊社に課せられた期待を感じています。

達成度5割。達成感7割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

https://posfie.com/@akvabit_llc/p/KueegNi


●弊社の業績

§ 総括
三月度の売上は目標を上回りました。

また、今月は年度末であり決算月です。さらに弊社が法人化して10年目の記念月です(2015年4月1日に法人設立しました)。

三年前に中期計画を策定しました。その中で目標としていた2027年3月期の売上目標額を、既に今年度の売り上げ額で達成してしまいました。

ただ、喜んでばかりもいられません。
一部開発案件で遅れが出ていています。また、他の開発案件でも、綱渡りのようにこなさねばならない状況に陥りつつあります。

一方で代表が担当する共遊開発に関してはどれも順調です。
請負開発と共遊開発の差があまりにも顕著に結果として出ているため、弊社のあり方として共遊開発をベースに組み直したいと考えています。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。

・お客様のもとで数十人の関係者を前に説明会に登壇しました(3/4)
・Smart at Conference 2025に弊社代表が参加しました(3/6)
・お客様の歓迎会に弊社代表が参加しました(3/7)
・弊社代表・役員・経理人事担当が八街ちいクラに参加しました(3/14)
・弊社代表・役員がチャレンジハイスクールの最終報告会に参加しました(3/16)
・弊社代表が日本農業新聞×サイボウズ社主催のkintone活用セミナーに登壇しました(3/21)
・弊社が甲府地域クラウド交流会を主催し、弊社メンバーが四人で参加しました(3/22)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 開発案件
今月は八割の開発案件がkintoneがらみでした。

今月はノーコードシンポジウムへの参加も含め、ノーコード推進協会の一員としての活動も進めています。kintoneのカスタマイズもJavaScript頼りから脱却し、ノーコードカスタマイズツールを活用する方向に変わらなければなりません。
以前からこの考えに沿って進めようとしていましたが、共遊開発が順調になっているため、この方向をさらに推し進めたいと考えています。

共遊開発とは、弊社は手を動かさず、お客様に開発を行ってもらう開発手法です。

一昨年の秋に、以下のとおりに弊社の今後の業務の進め方を決めました。
・代表がお客様に入って共に実装に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

ここに挙げたとおり、手法としては最近注目を浴びている伴走支援とそう変わりません。
今、弊社は新規案件の引き合いを受けるたびに積極的に共遊開発をお勧めしています。
今月も複数の案件が動いています。成果を挙げて完了したお客様もいます。新たな引き合いも複数いただいています。どの案件も手ごたえを感じています。

共遊開発はこれからの世の中のニーズに合っていると感じています。

ただ、一方で共遊開発ができるのは弊社では現時点で代表だけです。
共遊開発はその場で終わらせられるため、タスクの持ち帰りや積み上がりがありません。ところが、kintone以外に複数のノーコードツールに対する知識を持っておく必要があるため、難易度は高くなります。

弊社メンバーも、いただいた要件をいったん持ち帰り、JavaScriptで実装する場合は問題なくこなせるだけのスキルがあります。ですが、まだその場で完結しきるだけのスキルはありません。
そのため、持ち帰ったタスクが積み上がっていきます。

また、持ち帰りが発生する受託開発の場合、移行作業についても考慮が必要です。そうした移行作業は代表が担っているケースがあります。
さらに、受託開発の場合、商談に赴いた場で代表が御用聞きになってメンバーに伝達する必要が生じるため、それもコストと負担と遅れの原因になります。

こうした代表の担うタスクを減らさなければなりません。
というのも、昨秋から代表の負担が増えており、今の状況が続くとまずいことになりそうだからです。代表の身に何かあってからでは遅いです。
実際、今月の最終週は代表の疲労が極度に募り、布団で一日も寝られず、連日リビングで寝落ちしました。
こうした状況は弊社の存続に関わります。
少なくとも代表が担っていた総務人事経理系の作業と、請負開発系の作業は完全に引き剥がす必要があります。

先月、とある場所で示唆をいただいたのが「会社として理想のカスタマープロファイルを作るべし」とのアドバイスです。それに従い、メンバーにも望ましい受託開発案件とは何かをヒアリングしています。
また、望ましいカスタマープロファイルができたら、多様な案件に対する引き合いがあったとしても、ある業種やある顧客だけに集中することも可能です。
ですが、そのやり方はリスクと表裏一体です。メンバーや代表自身のスキルアップが図れなくなる可能性があり、世の中に遅れをとるリスクすらあります。
そもそも、案件を絞ることは顧客依存につながるため、代表としては避けたいと考えています。会社の持続性の上でも重大な判断ミスにつながる懸念すらあります。

まずは受託開発案件でも効率を上げられるようにするため、1月中旬に開設した新事務所を存分に使い、効果を発揮してもらうための運営が必要です。まだ思うような効果があげられていません。

経営者として、AIの活用、メンバーの雇用、事務所の有効活用、新規サービスの立ち上げ、開発体制の充実など、やるべきことが多く課題は山積みです。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 業務パートナー
今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。

今の弊社は開発案件が多くなり、資源が逼迫しています。
そのために複数の技術者やメンバーにも声をかけました。

お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

パートナー費用も含めて、次のやり方で開発を行い、より価値を生み出せるように弊社からも指導が欠かせないと思っています。


§ 財務基盤の堅牢化
財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

昨年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、それによって少しずつ持ち直しの兆しが増しました。

また、昨年度は何度かに分けて単価をアップしました。それによって、収支は少しずつ改善してきたように思います。
後少し、油断せずに耐え忍びます。

そして、メンバーに出す給与も早く上げられるよう、努力します。

弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制
三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
2024年の正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念

「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念

「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。

弊社の活動内容に、地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込んでいます。
それが元でメンバーに過度な負担をかけないよう、そうした案件は代表の個人的な活動として分けています。

新たな引き合いを頂けている今、開発リソースの確保が喫緊の課題です。
生産性を今よりもさらに上げるか、雇用に踏み切るか。または、パートナー企業を増やすか。
今、メンバーを増やそうにも中途半端なスキルの技術者では、顧客の要望を満たせないかもしれず、技術力とコミュニケーション能力の両輪が備わっていないとここ数年で厳しくなるとみています。

一昨年の4月より弊社に正式に加わってもらった代表の長女に人事・総務・経理の作業を任せました。
今年の正月にバックオフィスの取り組みの薄さに叱りましたが、事務所ができたことで動きに変化が生まれ、少しずつ意欲が芽生え始めたように思います。
もちろん、本人としてどういう仕事・職種が望ましいのか。自分を輝かせられるのか。
そこは判断を委ねつつ、本人の人生にとって最も良いやり方を追求しようと思います。
弊社メンバー全員に対しても同じ。

そのためにも、まだ完全に運用に乗ったとは言えない事務所を早く軌道に載せなければ。
事務所を設けると決めた時点で代表自身が定めた、代表が週2回は訪問する目標は何とか達成できそうです。
運営のための様々な施設や備品は整いました。
ですが、代表が事務所にいなくても、それぞれのメンバーがそれぞれでコミュニケーションをとり、自律的に案件をこなせるようになること。それが事務所を開いた目的です。オンラインツールでもできるコミュニケーションが、リアルの場でなければ代替できない要素とは何かを探りつつ、よりよいチームにしたいと思っています。烏合の衆ではなく、相互に影響を与え合うチームに。

来季以降もさらにいろいろと変えようと考えています。
今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築
今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約九回です。リアル共遊開発は一社様に対して3回、12時間。オンライン共遊開発は一社様に対して1回、1時間。
オンライン商談はざっと数えたところ約41回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約25枚です。

今月は、オフラインの交流は以下のイベントの中で深められました。

・お客様説明会(3/4)
代表が一人で参加しました。数時間、某案件の利用者に向けた説明会です。
案件名やエンドユーザー様はまだ表に出せませんが、やり切りました。



・Smart at Conference(3/6)
代表が一人で参加しました。が、3社4名の方をお連れして参加しました。
kintoneに代表されるノーコードツールとAIの親和性はあるはずですが、その具体例を学びました。あわせてkintoneが決してAIに遅れをとっていないこともお客様に示せたと思います。
皆さんのセッションやパネルディスカッションからは得るものが多くありました。



・八街ちいクラ(3/14)
3/22に迫った弊社主催の甲府ちいクラの準備の一環として参加し、役員はオーガナイザーとして、経理人事総務担当も甲府ちいクラの準備として参加しました。代表は一参加者として参加しました。
甲府ちいクラへの最後の一踏ん張りをかけるために、たくさんの得るものがありました。



・チャレンジハイスクール、最終報告会(3/16)
弊社がイベントに協賛しており、弊社代表と役員が参加してきました。
高校生たちがどのような事業を企画していくのか楽しみです。コメンテイターとして役員が多数のコメントを行い、場の重要な一員として活躍しました。





・日本農業新聞×サイボウズ社主催のkintone活用セミナー(3/21)
弊社代表が参加しました。数年前からご支援しているJA横浜さんのGMとともに数多くの事例の中から三つをピックアップし、全国のJAさんの前で披露しました。
懇親会でもご参加くださった多数の方とのご縁を頂きました。来季に向けても大きな案件に繋がりそうです。
日本農業新聞社による記事




・第二回 甲府地域クラウド交流会(3/22)
こちらは、弊社にとって昨年に続いての開催です。
今回はとにかく集客に苦しみましたが、かろうじて人数と評価の基準を達成しました。反省点は多々ありますが、まずは次回に向けて良い希望をいただけたのは大きいです。
以下のnoteブログに速報レベルで記事をアップしています。
3月21日 弊社が地域コミュニティを運営する理由
3月24日 新聞メディアに載る価値
3月25日 地域に受け入れられるためには何度も足を運ぶ

弊社メンバーがコミュニティーに自発的に出る状況はより一層拍車がかかっており、頼もしい限りです。
代表は、今後は既存のコミュニティーに出る頻度を少し減らします。その代わり、新たな勉強会やコミュニティーに顔を出す頻度を増やします。知見を広め、経営者として経営を行うための情報交換に集中すべきと考えています。
これからもkintoneエコシステムの一員として、弊社も力を尽くし、盛り上げていきたいと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。


§ 対外活動
今月はこちらのイベントに参加しました。Smart at Conference 2025(3/6)。八街地域クラウド交流会(3/14)。チャレンジハイスクール(3/16)。日本農業新聞×サイボウズ社主催のkintone活用セミナー(3/21)。甲府地域クラウド交流会(3/22)。

こちらは弊社メンバーも参加したイベントも含めています。また、会社として参加したものに限定し、代表個人の活動はここでは割愛しています。

上にも書いた通り、この夏前あたりから、弊社の役員や総務人事経理担当が、代表が言わなくても積極的にこうしたイベントに参加するようになってくれています。とても心強いです。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動
以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

ここにアップする記事も先月からは、弊社の活動に関する記事のみに分かちます。個人の活動については同様の記事を今後の書きますし、そちらにリンク一覧として載せます。

今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは2本(
ノーコード シンポジウム 2025に参加しました
第14回 釧路地域クラウド交流会に応援し隊として参加しました
)。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

2月27日 2月27日 リーダーシップの発揮より話し合いを重んじたい
2月28日 2月28日 省けるところは省く
3月3日 3月3日 求人します。
3月4日 3月4日 Lintツールは活用しましょう。
3月5日 3月5日 倒産しないためにもコミュニケーションできる技術者を求めます
3月6日 3月6日 「多分」というのはやめましょう。
3月7日 3月7日 kintoneとAI
3月10日 3月10日 非営利団体に何が貢献できるか
3月11日 3月11日 必要な備えは備えておきたい
3月12日 3月12日 黙祷または瞑想の時間を設ける
3月13日 3月13日 素人でもウェブシステムが作れてしまう時代に、技術者が培うべき素養
3月14日 3月14日 共遊開発のススメ
3月17日 3月17日 考えるよりも先に実行すること
3月18日 3月18日 特定のツールやサービスに偏ることなかれ
3月19日 3月19日 春は異動の季節。漂泊の人生に戻る時期。
3月21日 3月21日 弊社が地域コミュニティを運営する理由
3月24日 3月24日 新聞メディアに載る価値
3月25日 3月25日 地域に受け入れられるためには何度も足を運ぶ
3月26日 3月26日 資格を取る意味
3月27日 3月27日 マイナンバーカードのような変化は受け入れる


§ 年表

§ Xポストまとめ


2025年2月のまとめ(法人)


令和七年二月。

早くも年明けから二か月がたちました。

世の中がざわめいています。もちろん、今までの人類の歴史も常にざわめき続けてきたのですが、AIは今までのざわめきとは違う不穏さを私たちに与えています。
世の中がこの先どのような方向に進むのか、ますます不透明になっています。

天災、国際関係、パンデミック、少子高齢化などが私たちの環境を取り巻く中、それらの不安要素を快刀乱麻を断つごとくに解決してくれるのがAIに期待された役割のはずです。が、AIはまだ個別の疑問や課題を解決するだけの存在にとどまっています。

ただ、これからはAIエージェントがより広く普及するでしょう。弊社もそうしたエージェントの実装に手を染める日が来るかもしれません。
世の中に存在するマクロな問題を解決するより、人々は目の前のミクロな課題を解決するのに必死です。
弊社も同じ。
先月に事務所開きをした弊社ですが、まだ事務所の設営がバタバタしています。おそらく、来月中旬まで落ち着きそうにありません。

おかげさまで弊社への案件の引き合いは途切れず、ゆとりのない毎日を過ごしています。
弊社にニーズがある今の状況のうちに、周辺の環境には目を向けず、まずは目の前のことに全力で取り組もうと思っています。
研修の依頼や、開発のご要望、共遊開発のご希望を多数いただいており、弊社に課せられた期待を感じています。

達成度5割。達成感6割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括
二月度の売上は目標を上回りました。

今月も複数案件の実装が佳境を迎え、無事に検収を終えたものもありました。

ただ、一部案件で遅れが出ていています。また、他の案件でも、綱渡りのようにこなしつつある状況に陥りつつあります。
理由としては、代表自身が案件の引き合いのたびに対応しているため、案件に対して代表自身の関与が足りていないことにあるようです。
仕様の伝達やスキルの伝達において課題がありそうに思います。

一方で代表が担当する共遊開発に関してはどれも順調です。
請負開発と共遊開発の差があまりにも顕著に結果として出ているため、弊社のあり方として共遊開発をベースに組み直したいと考えています。

今月、とある場所で示唆をいただいたのが「会社として理想のユーザプロファイルを作るべし」とのアドバイスです。それに従い、メンバーにも望ましい案件とは何かをヒアリングしています。

というのも、昨秋から代表の負担がかなり上がっており、このまま今の体制で行くとまずいことになりそうだからです。
少なくとも代表が担っていた総務人事経理系の作業と、請負開発系の作業は完全に引き剥がさないと、代表の身に何かあってからでは遅いはず。弊社の存続に関わります。

そうならないために採れるもう一つの選択肢は、そもそも様々な案件に対する引き合いがあったとしても、ある業種やある顧客だけに集中する考えです。
そのやり方の利点は、代表がさまざまな場所に顔を出してトップセールスをする必要もなくなるため、仕様の伝達も順調に行き、スキルアップも図れるはず。

ですが、そのやり方はそもそも一つの案件に集中する以上、あまり意味をなしません。そもそも代表自身のスキルアップも図れません。遠からず世の中に遅れをとることでしょう。

そもそも、このやり方は代表として最もやりたくない考えであり、会社の持続性の上でもリスクしかありません。

単価を上げたにもかかわらず、新たな引き合いを頂けており、それらのリソースをどう確保するか。生産性を今よりもさらに上げるか、雇用に踏み切るか。

もう雇用に踏み切るしかないと思っていて、雇用に向けて準備を始めています。

まずは1月中旬に開設した新事務所の効果を存分に発揮しなければならないところです。が、こちらも準備の遅れがあり、思うように進んでいません。また、机が五つしかないため、六人以上で同時に仕事ができない問題もあります。

経営者として、AIの活用、メンバーの雇用、事務所の有効活用、新規サービスの立ち上げ、開発体制の充実など、やるべきことが多く課題は山積みです。


急激に案件が増えたが故に、体制が未熟なまま拡大してしまった会社によくある話だとは思います。

かつてと同じ轍を踏まぬよう焦らず着実に。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。

・新事務所のWi-Fiがようやく設置されました(2/3)。
・ノーコード シンポジウム 2025に弊社代表が参加しました(2/7)。
・甲府市の4Uで開催されたチャレンジハイスクールに弊社役員が参加しました(2/9)。
・釧路ちいクラに弊社代表が応援し隊として参加しました(2/11)。
・弊社とSEEDPLUS株式会社の共催セミナー「最短距離で改善!DXツールの選びかた・始めかたセミナー」を川口市のフレンディアで開催しました(2/13)。
https://www.seedplus-jp.com/seminar-2025-02-13
・弊社メンバーが若手交流会のスタッフとしてイベントに参加しました(2/25)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

§ 業務パートナー
そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

パートナーと統一したやり方で開発を行い、より高い価値を思い出せるように弊社からも指導が欠かせないと思っています。


§ 開発案件
今月は濃厚のシンポジウムへの参加も含め、濃厚度推進協会の一員としての活動も進めていますkintoneのカスタマイズもJavaScript頼りから脱却し、ノーコードカスタマイズツールを活用する方向に変わらなければ。以前からもこの考えでしたが、さらにこの方向を確定的にするためにも、弊社メンバーにもその旨を伝えています。

弊社は手を動かさず、お客様に開発を行ってもらう開発手法を共遊開発と名付けました。今、新規案件についても積極的に共遊開発の提案を進めています。
今月も複数の案件が動いています。成果を挙げて完了したお客様もいます。新たな引き合いも複数いただいています。手ごたえを感じています。

昨年、以下のとおりに弊社の今後の業務の進め方を決めました。
・代表がお客様に入って共に実装に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

私が担当する共遊案件に関しては私だけで完結できる事例が増えています。それをもう少し押し進めたいと思います。

弊社としてどういう方向性に進むのか。案件の依頼が次々来る状況で、なるべく共遊開発に軸足を移し、そこから溢れた請負案件だけ行う。この姿勢を今月はっきりと打ち出しています。
何よりも代表の私自身が、共遊開発のほうに手ごたえを感じています。タスクを持ち帰らずに、お客様に満足いただける共遊開発の利点を存分に謳歌しつつあります。

ただし、それにはkintoneをはじめとしたノーコードツールへの理解が欠かせません。
まだ囲い込んでカスタマイズすることで開発してしまおうと言う考えが多いのも事実なので、間違いのないよう、メンバーを指導していき必要があると思っています。

月末には、別の場所でアドバイスをいただき、顧客の基準となるプロファイルについてメンバーから意見を募りました。もちろん私も望ましい案件とはと言う要望を書きました。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 財務基盤の堅牢化
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

昨年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、それによって少しずつ持ち直しの兆しが増しました。

また、昨年度は何度かに分けて単価をアップしました。それによって、収支は少しずつ改善してきたように思います。
後少し、油断せずに耐え忍びます。

そして、メンバーに出す給与も早く上げられるよう、努力します。

弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
2024年の正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念
「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。たた、顧客のためにと思って設定した単価が安すぎただけで。

弊社の活動内容に、地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込みますが、それが元でメンバーに過度な負担をかけないように配慮しなければ。

一昨年の4月より弊社に正式に加わってもらった代表の長女に人事・総務・経理の作業を任せました。
今年の正月にバックオフィスの取り組みの薄さに叱りましたが、事務所ができたことで動きに変化が生まれ、少しずつ意欲が芽生え始めたように思います。
もちろん、本人としてどういう仕事・職種が望ましいのか。自分を輝かせられるのか。
そこは判断を委ねつつ、本人の人生にとって最も良いやり方を追求しようと思います。
弊社メンバー全員に対しても同じ。

まだ事務所は完全に運用に乗ったとは言えません。
今月、Wi-Fiや机などは設備されましたし、私もおかげさまで今月だけで7、8回は訪問しました。
事務所を設けると決めた時点で定めた週2回は訪問する目標は何とか達成できそうです。また事務のメンバーは週1、2度の頻度で通ってくれていて、少しずつ会社としての効果は出ていると感じています。

この春までにいろいろと変えようと考えています。
今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築
お客様とのリアル商談は約5回です。リアル共遊開発は二社様に対して3回、12時間。オンライン商談はざっと数えたところ約44回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約25枚です。

今月は、オフラインの交流は以下のイベントの中で深められました。



・ノーコード シンポジウム 2025(2/7)
昨年末に、弊社はノーコード推進協会に正会員として加入しました。加入した後、さまざまな活動を推進していますが、その一環として今回のシンポジウムにも出席しました。
この中では、皆さんと知見を深めるとともに、ノーコードツールであるClickにも着目しました。弊社としてもkintoneに加えてもう一つのツールとして取り組みたいと考えています。

・チャレンジハイスクール、中間報告会(2/9)
弊社がイベントに協賛しており、弊社役員が中間報告会に参加してきました。
高校生たちがどのような事業を企画していくのか楽しみです。最終報告会には代表も行く予定です。



・釧路ちいクラ(2/11)
代表が、CLS道東の参加の延長で参加し、応援し隊の一人として様々なお手伝いに協力しました。
ちいクラの応援し隊の特典として一分間のPRタイムがいただけます。そこでは来月に予定されている甲府ちいクラの宣伝をしました。釧路から果たして何人が来てくれるか。楽しみです。



・弊社とSEEDPLUS株式会社の共催セミナー「最短距離で改善!DXツールの選びかた・始めかたセミナー」(2/13)

こちらは、弊社にとって初となるコミュニティーではないセミナー開催です。シードプラス社の前嶋さんとともに相談しました。
ビジネスセミナーとは言いながら、銀行も宣伝するとは、結果的に電車の売り上げにつながると言うポリシーは崩さず、弊社の宣伝よりももっぱらkintoneのPRに力を注ぎました。

・kintone 若手交流会(2/25)
こちらは弊社総務人事経理担当がスタッフとして携わり、かつ参加しました。


代表は、コミュニティーに出る頻度を減らし、より新たな勉強会やコミュニティーに顔を出すことで、試験を広め、経営者としてふさわしいやり方を模索しようと考えています。
これからもkintoneエコシステムの一員として、弊社も力を尽くし、盛り上げていきたいと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。


§  対外活動
今月はこちらのイベントに参加しました。ノーコード シンポジウム 2025(2/7)。チャレンジハイスクール(2/9)。釧路ちいクラ(2/11)。弊社とSEEDPLUS株式会社の共催セミナー「最短距離で改善!DXツールの選びかた・始めかたセミナー」(2/13)。kintone 若手交流会(2/25)。

こちらは弊社メンバーも参加したイベントも含めています。また、会社として参加したものに限定し、代表個人の活動は割愛しています。

上にも書いた通り、この夏前あたりから、弊社の役員や総務人事経理担当が、代表が言わなくても積極的にこうしたイベントに参加するようになってくれています。とても心強いです。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動
以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本(
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

1月30日 1月30日 技術コミュニティーではモチベーションを得るためが吉です
1月31日 1月31日 今ならまだ年始の抱負を見直せます。
2月3日 2月3日 リアル店舗vsネット通販
2月4日 2月4日 ノーコードツールが求められる理由
2月5日 2月5日 AIについては正しく向き合いたい
2月6日 2月6日 目の前の要望を片付けようとするのがアジャイルではない
2月7日 2月7日 リモートワークはドキュメントを作り運用しないと難しい
2月10日 2月10日 とにかく発信することです。
2月12日 2月12日 参加すれば認知され、仲間になれる。
2月13日 2月13日 遠隔地ではその地の事が聞きたい
2月14日 2月14日 イベント準備で立ち回る方法
2月17日 2月17日 情報の山を眺めて取捨選択する。
2月18日 2月18日 要件定義と要求定義は肝
2月19日 2月19日 契約で身を守り、かつ柔軟に
2月20日 2月20日 メンションで呼び捨てるか否か
2月21日 2月21日 共遊開発に軸足を移します。
2月25日 2月25日 働き方の行方
2月26日 2月26日 資格を取得する意味

§ 年表

§ Xポストまとめ
・一月ポスト
https://posfie.com/@akvabit_llc/p/QuLiY19


2025年1月のまとめ(法人)


令和七年一月。

新たな年を迎えました。

正月から今年の抱負を定める中、メンバーに対してもう少し厳しく行くと決めた以外は、弊社として年末に考えた方からそう大きく変えていません。

今年の初めは開設予定の新事務所の準備等でバタバタする事は見えていたからです。 

おかげさまで弊社の業績は伸びています。
一方、今のわが国の状況は悲観的な論調が多いです。私も今のままだとまずいと思っています。

弊社の外部環境は変わらず不安定であり、特に先生以外の進展が弊社の今後にかなりの影響を及ぼすと予測しています。
今の時点ではまだニーズはあり、弊社もそれに向けて全力で取り組もうと思っています。研修の依頼や、共遊開発等の依頼をいただいており、課せられた期待を感じています。

達成度5割。達成感6割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括
一月度の売上は目標を上回りました。

今月も複数案件の実装が佳境を迎えたり、無事に検収を終えられたりしました。

ただ、新年早々、バックオフィスの体制がこのままだとまずいということで、バックオフィスを担うメンバーに対しては、かなりのきつい注文を投げました。
昨秋から代表の負担がかなり上がっており、そのまま今の体制で行くとまずいことになります。少なくとも代表が担っていた総務人事経理系の作業はすべて任せないと、どこかで潰れてしまいます。
バックオフィスメンバーが自分自身で判断し、処理できるようにならないとまずい。

単価を上げたにもかかわらず、新たな引き合いを頂けており、それらのリソースをどう確保するか。生産性を今よりもさらに上げるか、雇用に踏み切るか。
まずは1月中旬に開設した新事務所の効果を存分に発揮しなければならないところです。が、こちらも準備の遅れがあり、思うように進んでいません。

もちろんいくつかの進展や成果はありましたが、代表が思う速度には達していません。

経営者として、AIの活用、メンバーの雇用、事務所の開設、新規サービスの立ち上げ、開発体制の充実など、やるべきことが多く課題は山積みです。

急激に案件が増えたが故に、体制が未熟なまま拡大してしまった会社によくある話だとは思います。
ただ、今がチャンスであることは確かです。ラッシュや通勤が嫌だから独立し、人生一度きりだし、会社経営ぐらいしとこうか。一人だと経営者のうちに入らないから、雇ってみようか。
そんなふうに行き当たりばったりに進めた経営が、まだ生きながらえているし、法人化して10年も長らえた。だからこそ、次の一歩は踏み出すべきでしょう。そして、来春からの新体制に向け、手を打ち始めています。
かつてと同じ轍を踏まぬよう焦らず着実に。

まずは、開発案件と共遊案件の使い分けです。
この二つを使い分けようと思います。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。

・山梨の任意団体トップファンが運営するチャレンジハイスクールに弊社が協賛し、そのキックオフミーティングに代表と役員が参加しました(1/13)。
・新事務所のカギを受け取りました(1/14)。
・事例記事「事例:合同会社TOMONEEL様」をアップしました「事例:合同会社TOMONEEL様」(1/14)。
・事例記事「事例:株式会社エクステンド様」をアップしました「事例:合同会社TOMONEEL様」(1/16)。
・新事務所を開所し、業務も始めました(1/17)。
・弊社総務人事経理担当がkintone Café Tokyoの運営メンバーとして参加しました(1/18)。
・代表が戸田市新年名刺交換会に出席し、交流を深めました(1/23)。
・シードプラス社と共催するセミナーについての告知をアップしました(1/27)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。


§ 業務パートナー
そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

パートナーと統一したやり方で開発を行い、より高い価値を思い出せるように弊社からも指導が欠かせないと思っています。


§ 開発案件
今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。

弊社は、共遊開発の割合を増やしています。それは、ノーコードツールとしてのkintoneならではの手法です。
カスタマイズ開発は引き続きこなせるだけの技術力は持っておくべき。
ただ、それ以上にkintone案件の数が増えている今、すべきは、お客様の求める品質と速度で実装を進めることです。
しかも、その方が弊社も手離れがよくなります。

弊社は手を動かさず、お客様に開発を行ってもらう開発手法を共遊開発と名付けました。今、新規案件についても積極的に共遊開発の提案を進めています。
今月も複数の案件が動いています。成果を挙げて完了したお客様もいます。新たな引き合いも複数いただいています。手ごたえを感じています。

昨年、以下のとおりに弊社の今後の業務の進め方を決めました。
・代表がお客様に入って共に実装に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

私が担当する共遊案件に関しては私だけで完結できる事例が増えています。それをもう少し押し進めたいと思います。
弊社が受ける開発案件の割合を減らし、かつ定期的な開発案件は常に持っている状態にすれば、弊社メンバーにも負担を強いることなく、技術力を維持しながら、増える一方の案件をさばけるはず。
一昨年まで安すぎた単価設定も大幅に上げたことで、経営的にも少しずつ光が見えてきました。
共遊開発の単価は今はこれ以上の値上げは考えませんが、開発単価はもう少し上げました。

弊社メンバーからは、案件の種類が多すぎる、もう少し絞って案件に集中したいとの思いも感じられます。
ただ経営者の立場からは、案件を絞ることはリスクです。契約解除による売り上げ停止のリスクもさることながら、特定のお客様のみに頼ることで進歩が止まることの方が切実なリスクです。技術者としての進歩が止まると世の中の進歩についていけず、それ以外の案件を取れる可能性からも遠ざかります。一つの会社のやり方や社風に染まることの危険性。あんけんを絞ることは、メンバーの成長という意味でも悪手だと考えます。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 財務基盤の堅牢化
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

今年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、それによって少しずつ持ち直しの兆しはあります。

また、今年度に入ってから何度かに分けて単価をアップしました。それによって、収支は少しずつ改善してきたように思います。
今月はまとまった入金があったため、財務的には一旦一息つけました。
後少し、油断せずに耐え忍びます。

そして、メンバーに出す給与も早く上げられるよう、努力します。

弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
2024年の正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念
「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。たた、顧客のためにと思って設定した単価が安すぎただけで。

弊社の活動内容に、地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込みますが、それが元でメンバーに過度な負担をかけないように配慮しなければ。

一昨年の4月より弊社に正式に加わってもらった代表の長女に人事・総務・経理の作業を任せました。
さらに、昨年から、今まで名前のみの役員だった代表の妻にもチーム作りの担当として加わりはじめてもらっています。また、妻は昨年6月末に弊社が主催したちいクラ(地域クラウド交流会)も準備をやり切り、当日も成功させてくれました。
山梨でもそれ以来、いろいろな話が動いています。すでに役員の妻は9月に借家を甲府に確保し、別会社(ハレ・プロモーション)設立に向けて今月に登記を終わらせるそうです。私も昨年末になってようやく甲府の借家を見てきました。甲府駅から歩いて数分で、広さもある程度確保できていて、とてもよいと感じました。
弊社の事務所は今年早々に町田に設けたため、甲府の事務所は登記しません。が、今年は甲府や山梨でも活動範囲を広げる予定です。その時に甲府のこの拠点はたまに使わせてもらう予定です。ハレ・プロモーションの事務所でもあるため。

この春までにいろいろと変えようと考えています。
今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築
今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約10回です。リアル共遊開発は一社様に対して2回、10時間。オンライン商談はざっと数えたところ約29回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約25枚です。
昨年末に代表がインフルエンザに罹り、今月も咳が残っていたため、新年会のいくつかを断念しました。

今月は、オフラインの交流は以下のイベントの中で深められました。

・チャレンジハイスクール
弊社代表と役員とで参加しました。



・kintone Café Tokyo
弊社代表ではなく、弊社メンバーが運営メンバーとして参加しています。
・戸田市新年名刺交換会
弊社代表が参加し、貴重なご縁を頂きました。


先々月のCybozu Daysの出展の結果、弊社も新たなステージに進んだように思います。

その結果が「ノーコード推進協会」の正会員登録とサイボウズ社のチーム応援サポーターの登録です。今年も実は色々と話が進んでいます。ここにはまだ出せない話も着々と。
もう少し固まれば、それらについてもお話ができると思います。

昨年、個人と会社のけじめをつけたことで、結果的に弊社に新たな視点が備わりました。
個人として気兼ねなく活動できるようになったことも大きいです。

そして、コミュニティの一部はメンバーが出てくれるようになってきています。

これからもkintoneエコシステムの一員として、弊社も力を尽くし、盛り上げていきたいと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。


§  対外活動
今月はこちらのイベントに参加しました。チャレンジハイスクール(1/13)。kintone Café Tokyo(1/18)。戸田市新年名刺交換会(1/23)。

こちらは弊社メンバーも参加したイベントも含めています。また、会社として参加したものに限定し、代表個人の活動は割愛しています。

上にも書いた通り、この夏前あたりから、弊社の役員や総務人事経理担当が、代表が言わなくても積極的にこうしたイベントに参加するようになってくれています。とても心強いです。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動
以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは3本(
2025年の抱負
事例:合同会社TOMONEEL様
事例:株式会社エクステンド様
) 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

12月26日 12月26日 コーディング規約はなぜ必要か
12月27日 12月27日 年末休みに入るにあたり。
1月6日 1月6日 仕事始めにあたって
1月7日 1月7日 年始のメールについて
1月8日 1月8日 まずは今のツールの機能を使いこなす
1月9日 1月9日 AIは少しずつ業務を担いつつある
1月10日 1月10日 AIがあるからと知識習得を怠るなかれ
1月14日 1月14日 防災と事業継続計画は常に考えておきたい。
1月15日 1月15日 有事の際の情報リテラシー
1月16日 1月16日 チャレンジハイスクールに協賛
1月17日 1月17日 地震から30年
1月20日 1月20日 弊社の新事務所に期待すること
1月21日 1月21日 環境保護への意識は持ち続けたい
1月22日 1月22日 情報科目が共通テストに加わる時代
1月23日 1月23日 完璧だと思った途端、人は成長を止める。
1月24日 1月24日 自社でセミナーを開くにあたって
1月27日 1月27日 コーディングが楽しい時期は尊い
1月28日 1月28日 孤独を防ぐために積極的にお誘いしましょう
1月29日 1月29日 プレーイングマネージャーから経営者へ。

§ 年表

§ Xポストまとめ
・一月ポスト
https://posfie.com/@akvabit_llc/p/WelNX0U


2024年12月のまとめ(法人)


令和六年十二月。

早くも下半期も半ばを過ぎました。
今月は年末の締めなどがあり、複数の案件で検収があり、師走にふさわしくバタバタとしていました。

おかげさまで弊社の業績は伸びています。
一方、今のわが国の状況は悲観的な論調が多いです。私も今のままだとまずいと思っています。

SNS上ではイデオロギーの争いが起きていて、左右にふらふらと危なっかしく揺れています。
イデオロギーを揺らすのは、経済、国際関係、生成AIの浸透など、目まぐるしく動く私たちの環境です。
この複雑な世の中において、情報技術を適切に使いこなすスキルの持ち主が必要とされています。弊社にも研修の依頼や、共遊開発等の依頼をいただいており、課せられた期待を感じています。

達成度5割。達成感6割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括
十二月度の売上は目標を上回りました。

今月は複数案件の実装が佳境を迎えたり、無事に検収を終えられたりしました。

今月もまだ、Cybozu Daysをきっかけとしたご縁からの受注には至れていません。というのも、複数の既存の案件が多数の部署からの様々な依頼に次々と応えなければならず、新たなお客様案件があまり増やせないためです。
私の中では、1社あたり売り上げ高の10%。それを10社というのが理想です。その割合が偏らないように腐心しています。
案件の引き合いは相変わらずいただけていますが、単価を上げ、かつ請負開発ではなく、共遊開発の割合を増やしていくことで少しずつ絞り始めています。

先月のCybozu Daysの成果を受け、弊社の活動と代表の活動を分けました。ホームページの分離を行いました。
本稿も会社の活動に特化しています。

今後は本稿において、アクアビットという組織として価値を訴求します。
もちろん代表は引き続き代表社員として会社にはいますし、会社を責任を持って経営します。

経営者として、AIの活用、メンバーの雇用、事務所の開設、新規サービスの立ち上げ、開発体制の充実など、やるべきことが多く課題は山積みです。

ただ、それもkintoneが社会に受け入れられ、弊社にも引き合いが増えているからです。そのことに感謝します。
今がチャンスであるからこそ、次の一歩は踏み出すべきでしょう。来春からの新体制に向け、手を打ち始めています。
かつてと同じ轍を踏まぬよう焦らず着実に。

まずは、開発案件と共遊案件の使い分けです。
開発案件は弊社メンバーが主に対応します。メンバーに負荷をかけないため、業種をなるべく絞ります。
一方、共遊開発は業種を絞らず広く柔軟に代表が関わります。
業種を絞らない理由は、弊社のビジネス機会を損失させるからです。

この二つを使い分けようと思います。

そのためには、事務所開設も含め、体制を変革すべき時期に来ています。
そこで、来月から新事務所を設けます。今月は契約の締結を行いました。

今のメンバーとの距離感の取り方や自分の経営者としてのスタンスは見えてきました。また、少しずつ会社を経営するに当たって置くべき力点や、メリハリが掴めるようになってきたような気がしています。
それを踏まえて、新事務所で試行錯誤を重ねます。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。

・弊社ウェブサイトから代表による個人的なコンテンツを全て非表示にし、代表の個人ウェブサイトに移設しました(12/1)。
・弊社が構築に携わった「やるじゃん横浜収穫体験パーク」が仮オープンしました(12\2)。
・弊社役員がPOTLUCK×ちいクラのスタッフとして参加し、代表と総務人事担当が参加しました(ページ)(12/4)。
・弊社総務人事担当がkintone若手交流会の運営スタッフとして参加しました(ページ)(12/6)。
・弊社がLegalOn Cloudとの契約を行いました(12/20)。
・弊社の狛江のサテライトオフィスから荷物を引き払いました(12/22)。
・弊社がノーコード推進協会の正会員に加入し、ノーコード推進協会の会員一覧に掲載していただきました(ページ)(12/24)。
・弊社がサイボウズ社のチーム応援サポーターの一覧として登録いただきました(ページ)(12/24)。
・弊社の新事務所の賃貸契約を行いました(12/27)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。


§ 業務パートナー
今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

パートナー費用も含めて、次のやり方で開発を行い、より価値を思い出せるように弊社からも指導が欠かせないと思っています。


§ 開発案件
今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。

弊社は、共遊開発の割合を増やしています。それは、ノーコードツールとしてのkintoneならではの手法です。
カスタマイズ開発は引き続きこなせるだけの技術力は持っておくべき。
ただ、それ以上にkintone案件の数が増えている今、すべきは、お客様の求める品質と速度で実装を進めることです。
しかも、その方が弊社も手離れがよくなります。

弊社は手を動かさず、お客様に開発を行ってもらう開発手法を共遊開発と名付けました。今、新規案件についても積極的に共遊開発の提案を進めています。
今月も複数の案件が動いています。成果を挙げて完了したお客様もいます。新たな引き合いも複数いただいています。手ごたえを感じています。

昨年、以下のとおりに弊社の今後の業務の進め方を決めました。

・代表がお客様に入って共に実装に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

私が担当する共遊案件に関しては私だけで完結できる事例が増えています。それをもう少し押し進めたいと思います。
弊社が受ける開発案件の割合を減らし、かつ定期的な開発案件は常に持っている状態にすれば、弊社メンバーにも負担を強いることなく、技術力を維持しながら、増える一方の案件をさばけるはず。
一昨年まで安すぎた単価設定も大幅に上げたことで、経営的にも少しずつ光が見えてきました。
共遊開発の単価は今はこれ以上の値上げは考えませんが、開発単価はもう少し上げました。

弊社メンバーからは、案件の種類が多すぎる、もう少し絞って案件に集中したいとの思いも感じられます。
ただ経営者の立場からは、案件を絞ることでリスクがあります。契約解除による売り上げ停止のリスクもさることながら、特定のお客様のみに頼ることで進歩が止まることの方が重いと思います。技術者としての進歩が止まると世の中の進歩についていけず、それ以外の案件を取れる可能性からも遠ざかります。むしろ、メンバーの成長という意味でも悪手だと考えます。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 財務基盤の堅牢化
財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

今年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、それによって少しずつ持ち直しの兆しはあります。

また、今年度に入ってから何度かに分けて単価をアップしました。それによって、収支は少しずつ改善してきたように思います。
今月はまとまった入金があったため、財務的には一旦一息つけました。
後少し、油断せずに耐え忍びます。

そして、メンバーに出す給与も早く上げられるよう、努力します。

弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
2024年の正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念
「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。たた、顧客のためにと思って設定した単価が安すぎただけで。

弊社の活動内容に、地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込みますが、それが元でメンバーに過度な負担をかけないように配慮しなければ。

昨年の4月より弊社に正式に加わってもらった代表の長女に人事・総務・経理の作業を任せました。
さらに、今年から、今まで名前のみの役員だった代表の妻にもチーム作りの担当として加わりはじめてもらっています。また、妻は6月末に弊社が主催したちいクラ(地域クラウド交流会)も準備をやり切り、当日も成功させてくれました。
山梨でもそれ以来、いろいろな話が動いています。すでに役員の妻は9月に借家を甲府に確保し、別会社(ハレ・プロモーション)設立に向けて来年早々に登記を終わらせるそうです。登記提出間近の段階です。
私も年末になってようやく甲府の借家を見てきました。甲府駅から歩いて数分で、広さもある程度確保できていて、とてもよいと感じました。
弊社の事務所は来年早々に町田に設けるため、甲府の事務所は登記しません。が、来年は甲府や山梨でも活動範囲を広げる予定です。その時に甲府のこの拠点はたまに使わせてもらう予定です。ハレ・プロモーションの事務所でもあるため。

今年は年末になって代表の長女がブログを書いてくれました。「サイボウズデイズ2024の感想という名の一年の振り返り」というタイトルで。音声入力で書いたという割には、きっちりと構成されていて、書いた当人の個性も出ているよい文章です。今年は弊社開発メンバーには振り返り文章は書かなくてよい代わりに、企画をになったメンバーに書いてほしいと依頼しましたが、年度末にきっちりと書きあげてくれました。こうしたブログが代表以外が書けるようになってくると、弊社としてもスケールアップできそうです。

来春でいろいろと変えようと考えています。
今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築
 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約9回です。リアル共遊開発は一社様に対して2回、11時間。オンライン商談はざっと数えたところ約29回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約27枚です。
今月後半に代表がインフルエンザに罹ってしまったため、忘年会のいくつかを断念しました。

今月は、オフラインの交流は以下のイベントの中で深められました。

・POTLUCK×ちいクラ


先月のCybozu Daysの出展の結果、弊社も新たなステージに進んだように思います。

その結果が「ノーコード推進協会」の正会員登録とサイボウズ社のチーム応援サポーターの登録です。

他にも、ここに書くにはまだ早い話も続々ときています。
もう少し固まれば、それらについてもお話ができると思いますが、まずは次のレベルに進みます。

今月は弊社の活動と代表の活動を分けました。ウェブサイトも分けましたし、この投稿も分けています。
その結果、個人としての活動と会社の活動が分たれ、会社として目指すべきと個人として追求すべき目標が明確になったように思います。
個人としてはほかにもいくつかのイベントで新たなご縁をいただきましたが、それは本稿からは割愛します。

今までの弊社のコミュニティ参加は代表のみ一人でしたが、役員や総務経理人事担当がそれぞれ独自にコミュニティに参加するようになってます。
総務経理人事担当も先月からkintone Café Tokyoとkintone若手交流会の運営スタッフにも名を連ね、おっかなびっくりながら活動を始めています。今月もkintone若手交流会があり、参加していたと聞いています。

これからもkintoneエコシステムの一員として、弊社も力を尽くし、盛り上げていきたいと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。


§  対外活動
今月はこちらのイベントに参加しました。「POTLUCK×ちいクラ」(12/5)。kintone若手交流会(12/6)。

こちらは弊社メンバーも参加したイベントも含めています。また、会社として参加したものに限定し、代表個人の活動は割愛しています。

上にも書いた通り、この夏前あたりから、弊社の役員や総務人事経理担当が、代表が言わなくても積極的にこうしたイベントに参加するようになってくれています。とても心強いです。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動
以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

ここにアップする記事も先月からは、弊社の活動に関する記事のみに分かちます。個人の活動については同様の記事を今後の書きますし、そちらにリンク一覧として載せます。

今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは3本(
ノーコード推進協会に加入しました
この度弊社はサイボウズ社のチーム応援サポーターとして登録されました
サイボウズデイズ2024の感想という名の一年の振り返り
) 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

11月28日 11月28日 ハワイで学んだこと⑤
11月29日 11月29日 ハワイで学んだこと⑥
12月2日 12月2日 会社のウェブサイトから個人コンテンツを除きました
12月3日 12月3日 今月より体制構築をさらに進めます
12月4日 12月4日 意思統一の難しさ
12月5日 12月5日 話すスキルは練習しましょう。
12月6日 12月6日 kintoneの周辺サービスの知識も増やさなければ
12月9日 12月9日 地方でのコミュニティ立ち上げは誰かがやらねば
12月10日 12月10日 米内光政氏を偲んで
12月11日 12月11日 教育者として活動する方途を考えたい
12月12日 12月12日 肩書などない方が良い。少なくとも死後は。
12月13日 12月13日 DXという言葉はしばらく使うのを控えます。
12月16日 12月16日 kintoneに創造力発揮の場は残って欲しい。
12月17日 12月17日 mixi2がやって来た
12月18日 12月18日 休める余裕があり、規則の緩い会社を目指したい。
12月19日 12月19日 あるべきパフォーマンスの基準が難しい
12月20日 12月20日 弱気になっても安定思考に堕ちないために
12月23日 12月23日 収入が減るのが嫌なら、支出を減らすしかない
12月24日 12月24日 有事のためにさまざまな組織に属しておく
12月25日 12月25日 案件をこなせる体制にします。

§ 年表

 ・十二月お仕事

 先月から記載を割愛します。

§ Xポストまとめ
・十二月ポスト
https://togetter.com/li/2487278


2023年の抱負


明けましておめでとうございます。

昨年末にアップした投稿にも書きましたが、昨年度は皆さま、いろいろと有難うございました。
今年も引き続き、よろしくお願いいたします。

今年も抱負を書いてみようと思います。
本稿の内容は年末に熟慮していたものです。あらためて元旦に一年の計を練るまでもなく、年末の反省を生かし、改善する一年にしたいと思います。

昨年は想定を大幅にこえる量の案件が来てしまい、特に11,12月の二カ月間は個人の時間がとれず、疲弊しました。
年末に一年間の自分の私的な行動を振り返りました。自分のワークライフバランスは10月の半ばごろまではとれていたと思います。
ですが、ラストの二カ月半はそれまでとは一転、仕事に追われてしまいました。それは自分の行動履歴を振り返ると如実でした。

10月はコロナにかかってしまったので仕方がありません。また、おととしにかかったコロナ感染の時に比べると症状が段違いに軽かったので、今年はコロナを理由にはしません。
それよりも反省だったのは、案件の数があるリミットを越えるとバランスが乱れることです。

それを正すにはおそらく生産性にあると思います。
そこで昨年の最後の一冊を伊賀 泰代さんの「生産性」で締めました。

今の弊社に足りないのは生産性の追求です。
足りていないのはプログラミングスキル(言語や関数、プロパティーなどのコーディングの知識)ではありません。追求すべきは作業そのもの、コミュニケーションそのものの効率です。

弊社のメンバーも少しずつ成長していますし、kintoneのアプリ間の連携であれば私が手助けしなくても実装できるようになっています。多層のPromiseがからんでいようとも、サブテーブルが関わっていようとも。

にもかかわらず生産性をあげるにはどうすればよいか。

1.拠点開設

価値観の浸透は、昨年一年間、毎朝内部向けに朝の雑感を発信し続けました。
チームとしての代表の考えは行き渡ったと信じています。

ただ、スキルや作業効率が伝わっているかというと心もとない点があります。
たとえば、昨年の抱負に書いた定期的にサテライトオフィスで会うこと。これはますます難しくなっています。その代わり、メンバーによっては半常駐のお客様のもとで会ったり、たまに飲み会を開いたり、毎週のZoomでの定例や、お客様訪問の時に同行してもらうなど、折に触れて会う機会は作るようにしています。

ですが、生産性をより上げるためには、細かい作業の能率をフォローする必要があります。コーディングの作業の中で、ひょっとして非効率な作業は発生していないか。たとえば文字列を選択するののマウスでドラッグするなどの作業はどうか。

そうした細かい作業の生産性をあげるにはリモートワークでは難しいと判断しました。

そこで今年は、抜本的にリモートワークのあり方を見直します。
つまり事務所の開設です。

代表にとってはリモートワークこそがあるべき姿です。そもそも毎日、同じ場所に通うことに苦痛を感じます。理想は、各地を旅しながら仕事を進めるノマドワークです。
ですが、今の多くの案件をこなしていくにはリモートワークの継続だと難しい。土曜や日曜に代表がフォロー作業をする状況もあらためなければなりません。
そこで、代表の心が病まぬ程度に拠点に通うようにします。

拠点の中で細かい作業の進め方のフォローをし合えるようにします。それは私が指示するのではなく、メンバーが相互でフォローし合えるようにしないと。

ゆくゆくは資料作成もメンバーが担っていけるようなレベルを目指します。

具体的なスキルの基準としてはkintone の資格です。スペシャリストがあと二人は必要です。

2.代表が実装から外れる

私の年齢もそろそろ50歳が迫ってきました。
今までのやり方の延長ではそろそろ限界が見えています。

そこでやり方を変えます。
代表が実装に手を染めず、トップセールスや体制の構築に専念します。

もうこのことは4カ月ほど前から内部では伝え続けています。

生産性をあげるためにも、組織の力やツール整備が必要。継続が可能な組織に今のうちにしていかなければ、私が倒れた瞬間、弊社は瓦解します。

まだ営業の第一線には代表が出るしかないし、広告塔になるための努力はしてきたつもりなので、それを活かした営業活動を続けます。

メンバーにも作業の効率を上げ、設計までできるスキルを視野にレベルを上げてもらうためにも。

3.評価制度・賃金テーブル・人事計画

昨年の春に弊社の経営計画を作りました。ビジョン・ミッション・バリューなどを設定し、人材育成や課題など。

そこには5年先の財務計画や人員構成計画も含めていました。

その計画を拡大し、今年からは評価制度・賃金テーブル・人事計画を策定します。

賃金テーブルを作るのが先ではなく、まず公平な評価制度を作り、評価がぶれないようにします。それもトライアルを重ねますし、自己評価も組み込もうと考えています。

今年からは組織の構築や採用についても外部の力を借りようと思います。

4.コミュニティ・出展

今年もCybozu Daysには出展するつもりです。
また、地方でのセミナーや勉強会出席も続けます。

ただ、昨年はkintone Café 神奈川を4回実施する目標が最後の一回だけできませんでした。
その点も昨年の反省です。

今のコミュニティの体制も考え直さないと。

それらも含めると、まだ今年は無理でしょうが、ゆくゆくは弊社主宰のコミュニティを立ち上げることも考えています。

今までもそのチャンスはありましたが、私にあまりその気がなく、実現していません。
が、そろそろコミュニティ開設の方向に目を向けてもよいのでは、と考えています。

5.ビジョン・ミッション・バリュー

企業理念

「情報技術を生かして、
正直に、飾らずに、自分、家族、パートナー、お客様、地域に寄り添う」

・うそはつかず、でも失敗は認める会社でありたいと思っています。

目標

「2027年3月までに
・正社員8名 外注パートナー10名に
・社員一人当たりの粗利を 150万円に
・サイボウズパートナーの賞を受賞
・他SaaS/PaaSでももう一つ今のkintone並みの知名度を得る」

価値

①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

6.ワークライフバランス

公私の充実を両立させたいとする私の価値観はいささかも揺らぎません。
むしろ、昨年末の二カ月が個人としての活動ができなかったことでますます強固になっています。
一方、また、単にお客様の案件をこなし、お金をもらったら終わりというビジネスライクな関係にも惹かれません。
弊社の業務のモチベーションをお客様からの感謝の言葉から得たいと考えています。

ただ、その価値観の実現は、経営基盤を確立してこそ。
上記1~5の今年の抱負を実現するために今年一年も努力したいと考えます。

私自身のプライベートの目標は本稿には記載しません。
まずは仕事上でLivingAnywhereやHafHやAddressを使い、月一度は旅をしながら仕事をするスタイルが確立できれば、私の目標は満たせるはずなので。