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2026年の抱負(長井)


明けましておめでとうございます。旧代表の長井です。

昨年末にアップした投稿にも書きましたが、昨年度は皆さま、本当にいろいろと有難うございました。
今年も引き続き、よろしくお願いいたします。

今年も抱負を書きます。
本稿の内容は昨年末から年始にあらためて考えたものです。

「一年の計は元旦にあり」とはよく言ったものです。連絡も来ず、何にも急かされることのない正月だからこそ熟慮できます。
昨年末にまとめをアップする際に反省した内容を生かし、今年一年、軸をぶらさないための指針とします。

反省と対策


まずは反省です。
昨年初にアップした抱負には以下のような反省を述べました。
「単価を上げたことで、メンバーを維持できるだけの経営基盤はできました。
ですが、雇用しているにも関わらず、今の弊社はバラバラの個人事業主の集まりのようになっています。
肝心の開発の手順や規則の遵守がまったくできていません。また、開発に関するコードレビューもデプロイもコード管理も自己流のままです。
これでは弊社メンバーが他の会社に万が一行くことになっても通用しません。何よりも生産性が低いままです。

昨年の正月に作成した「アクアビット蒸留書」で定めた内容もまだ7割もできていません。その後のメンテナンスも滞っています。」

この反省点ですが、昨年も全くできていません。あまりにできなかったので、代表を交代する決断をしました。

これらの施策を私一人でやりきるのはもう時間的にもスキル的にも無理だと判断しました。新代表曰く、内部向けのブランディングができていない、という指摘をもらいました。
であれば内部向けに内部向けブランディングを担ってもらい、私は案件担当や外向けの広告塔的な動きを行い、技術研鑽に専念しようと決めました。

昨年も単価を上げましたが、単価をあるレベル以上に設定するなら、私も含めたメンバー全員のレベルアップが欠かせません。

抱負


一方で、今後の方針ですが、あえて数値目標は設定しません。

昨年の抱負には、六つの柱を書きました。
一つ目は、既存の大型継続kintone案件です。
二つ目は、既存のkintone開発案件です。
三つ目は、共遊開発案件です。
四つ目は、地域活動やコミュニティです。
五つ目は、新規サービスの開発です。
最後に六つ目として、今年度から追加したいことは教育です。

ところが、代表の交代によってさらに柱は増えました。また、昨年は一気に生成AIの業務利用が爆発しました。それによって開発のあり方にも大幅な見直しが求められ、私もいくつかの軌道修正を行いました。

今年は、開発系においては、以下の六つの柱を据えたいと思います。
一つ目は、既存の大型継続kintone案件です。
二つ目は、既存のkintone開発案件です。
三つ目は、共遊開発案件です。
四つ目は、コミュニティです。
五つ目は、地域活性化のためのシステム案件です。
六つ目は、特定業務特化のシステム案件です。

一つ目は、既存の大型継続kintone案件です
大口でかつ継続のお客様は、引き続き単価のアップを交渉して、少しずつ上げていただいています。
こちらは、引き続き単価の向上をしますが、とはいえ、稼働時間が多いことから、単価が上がるとお客様の支出も増えます。

そこで、こうした案件はメンバーの支援の割合を増やし、私は研修講師としての関与に留めようと思います。

もちろん、こうした継続かつ大口のお客様は、弊社の経営の安定に欠かせません。が、それ以上にお客様にとっての負担にならないことが必要です。継続も考慮に入れつつ、弊社のリソースが流出することにならぬよう、バランスをとっていきます。

また、下にも出てくる特定業務特化のシステム案件として考えたいと思います。

二つ目は、既存のkintone開発案件です。
今後もこれらの案件はご相談をいただき続けることでしょう。なるべく共遊開発にしたいところですが、まだお客様のご要望は開発であることが多いです。
こうした案件は、メンバーも望んでいる節があることもあるため、私は最初の上流工程だけに携わり、完全にメンバーに任せます。私がこうした案件で実装に携わると、他の案件が滞ります。

また、こうした案件の仕様書はすべてAIに任せて作成し、メンバーは開発やお客様の要件をヒアリングし、実装することに集中します。また、積極的に弊社に蓄積されているテンプレートやフレームワークで解決し、可能な限り実装時間を最小限にします。
さらに、原則としてカスタマイズはノーコードかスタマイツールを提案し、JavaScriptによるカスタマイズは極力避けます。

三つ目は、共遊開発案件です。
これらは旧代表の私が主に携わります。
共遊開発案件の場合、アプリ構築やカスタマイズはお客様が行います。
カスタマイズを行う際はJavaScriptはなるべく使わず、既存のプラグインやサービスを積極的に提案します。
新たな案件が増えても、うちのメンバーには作業を振りません。一旦、私の方で要件定義や共遊開発を行います。

昨年は共遊開発で複数の実績を作りました。実績もできました。弊社の経営状況の向上に寄与します。今年も積極的に共遊開発を提案していきます。
それには、共遊開発を担当できるメンバーを育成します。ただ、ここまで到達するには容易ではないことも分かっています。弊社メンバーには、お客様のもとで一人で共遊開発が完結できることをスキルの到達点として伝えます。
もちろん、その過程でkintoneスペシャリスト資格やその上の資格が取れているはずです。

四つ目はコミュニティです。
ここは、私と新代表で担当します。まだ未定ですが、もう一人コミュニティ担当を雇用するかもしれません。この辺りは新代表と相談しながら決めます。コミュニティと地域創生は、新代表が主に担っていく業務と認識しています。

また、kintone界隈でのコミュニティ醸成は、kintoneや弊社だけでなく、国内の生産性の底上げのための裾野を広げるためにも必要と考えています。
そして、ほとんどのkintone界隈のパートナーはコミュニティ運営に割ける要員はいないはず。うちの会社も同じです。つまり、コミュニティ系は私や新代表が担うべきと考えています。

また、今年はkintoneだけではなく、別のSaaS/PaaSや地域活動のコミュニティにも積極的に関与します。後述する通り山梨ではすでに地域コミュニティの運営も行っています。もう一つ別のSaaS/PaaSでも存在感を出していきたいと思っています。これらは下で詳述します。

五つ目は地域活性化のためのシステム案件です。
すでに昨年から山梨での実績を積み重ねています。コミュニティ運営、コミュニティ登壇、コミュニティ司会進行、研修講師、案件提案、案件受注、自治体、民間。

都内から山梨に進出することで、システム会社としての在り方を訴求したいと思います。昨年の師走にもこのテーマで登壇させてもらいました。この1月にもおなじテーマによる対談セミナーの収録が控えています。たぶん今後もこうしたテーマでの登壇依頼をいただくことでしょう。
引き続き、山梨での活動の幅と深みを追求し、システム会社としての展開の可能性を示したいと思います。そして、このような形で地方創生に貢献したいと考えます。

また、今年は山梨だけでなく、昨年から取り組んでいる別の地方への展開も考えています。
一か所は昨年に訪れた島根です。あともう一か所、考えています。まだ未定です。

六つ目は特定業務特化のシステム案件です。
ここ数年のCybozu Daysの弊社のブーステーマは業種特化に振っています。たとえば農業。たとえば医療。
このうち医療については、新代表が歯科医であることから、他の会社様にはないアクアビットの利点だと考えています。

この利点に加え、もともと7、8年前から弊社ではある大医療チェーンのお客様に対し、kintoneを用いたご支援を続けています。このお客様は、上にも書いた一つ目の既存の大型継続kintone案件に属します。

ですが、業種特化に焦点をおき、より深く協力する体制をとるため、昨夏からより上のレベルで協業できないか模索を進めています。
また、業種特化に加え、上に書いた地域特化も絡めることで、弊社として別の提供しうる価値を届けたいと考えます。

この業種特化と地域特化は、二つのリスクーkintone頼りとAIの席巻ーに対する私が導き出した現時点での道筋です。

もちろん、これらが正しいとは限りません。また、仮に現時点で最適解だとしても、すぐに陳腐化してしまう可能性が高いです。
状況の変化に対し、臨機応変に対応し、柔軟に路線を変更します。

もう一つのSaaS/PaaS


弊社はサイボウズさんが展開するkintoneを早い時期(αテスト)から推しています。
「チームワークあふれる社会を創る」とは、サイボウズさんの掲げる存在意義です。

サイボウズさんはこの理念にのっとり、100人100通りの働き方から100人100通りのマッチングへと常に新たな組織の在り方を模索しておられます。また、理念や考え方についても、従来のレガシーなシステム会社の在り方を打ち破る試みをされています。
SESの現場で末端のSEとして既存のシステム開発の在り方に疑問を抱き続けていた私にとって、サイボウズ社はお手本となる会社です。また、kintoneは旧態の非合理なやり方が求められるシステム開発を脱却する可能性のあるツールでした。

私にとって単なる商材やシステムツール以上の存在として長らく応援していました。私がkintoneエバンジェリストとして11年もの間活動しているのも、この可能性に賭けたからです。そして、私もその成長の波に乗せてもらい、個人事業主から法人へ。そして今やプロパーと外注先を含めて9人の組織にまで成長できました。

さて、kintoneはテレビCMの効果もあって認知度を上げています。kintoneのことを知らないという人には出会うことも少なくなりました。が、まだまだ国内でも国外でも無名です。kintoneを名前しか知らず、使ったことがないという人にはまだたまに会うことがあります。特にIT業界の技術者にその傾向が強い印象を受けています。

技術者によっては、レガシーなシステム開発の世界から、RPAやSaaS/PaaS(Software as a Service/Platform as a Service)ではなく、一足飛びにAIによる業務改善に進んでいる方も多いようです。その結果、SaaS/PaaSやノーコードツールの価値に重きを置かない技術者も見受けられます。そして、kintoneが属するSaaS/PaaSの世界に賭けている弊社の今後を危ぶむ方もいらっしゃるようです。巨大PaaSはAIを取り込んでおり、AIに代替されることはなさそうですが、SaaSはAIによって代替されてしまうとの悲観的な見方も散見されます。

こうした風潮を受け、弊社として、kintoneの価値やあり方をもう一度考え直す時期にきたようです。

とはいえ、kintoneが弊社の軸であることは変わりません。
ただ、もう一つ軸となるSaaSは持っておこうと思います。PaaSやノーコードツールについても一つずつ。具体的な対象はまだ選定中です。

対象は、できるだけ国産のSaaS/PaaSベンダーであることが望ましいです。いくつかのコミュニティやユーザーイベントに参加し、それらのツールへの解像度を高めたうえで、関与を高めたいと思います。が、まだこれといった出会いに恵まれていません。ユーザーコミュニティに力を入れているツールであることも選定においては大きな条件にしたいです。
コミュニティ文脈からは、国外のSaaS/PaaSですが決済系のStripeやデザイン系のCanvaには惹かれるものがあります。特に後者はkintoneとは補完しあえる存在ではないかと考えています。

それとノーコードでWebサイトが作れるサービス。例えば、ClickやPlatioなどはノーコード推進協会の関係で比較的身近なこともあって検討しています。それとオンプレミスでノーコードツールが作れるPleasanterの動向は追っておきたいと思います。
あらためて、各SaaS/PaaSのもう一つの軸を何に置くかは、もう少し検討したいと思います。

まとめ


これらの施策はAIの台頭に対する私の今の考えを反映しています。

仮にAIを既存の技術にとっての脅威とみなすなら、その脅威から身を守る術を経営者として考えるべき。それは確かですが、まず私たちは顧客への価値提供を最優先にしたいと考えます。これは、決して建前ではありません。旧来のシステム開発の在り方は、国自体の活力を失わせると考えています。ここでいう顧客価値とは、ユーザー自身がシステム構築を行うことを指します。最近の言葉では市民開発がそれを指します(まだこの言葉に違和感を感じているのですが)。
ユーザー自身がシステムに積極的に関与し、自分事として構築できるツールであることが、私にとっての選定の最優先事項です。また、前述のとおり、ベンダーやメーカーがすべてを握ってしまう経済圏ではなく、ユーザーコミュニティが盛んで、ベンダーやメーカーの周囲をパートナーが固めつつ、ユーザーの自主性を後押しするエコシステムの考えが望ましいと考えています。

アクアビットの売り上げ向上や持続は確かに大切です。でも、その前にIT赤字や我が国の生産性をあげていくことも考えなければ、私たちが拠って立つ土台から崩れてしまいます。

そのあたりも踏まえたツールをもう一つの軸に据えたいと考えます。


Cybozu Days 2025



10/27-28にかけて開催されたCybozu Days 2025が無事に終わりました。

今回のCybozu Daysは、六年連続で出展している弊社にとって、とても大きなマイルストーンになったと思います。
大きく、四つ挙げられます。

・代表交代の発表

・Cybozu Days会場での露出

・アフターフォローまで含めた体制構築

・会社概要資料の作成・配布

一つずつ詳しく触れます。


・代表交代の発表


このCybozu Daysのタイミングに合わせ、アクアビットの代表の交代を公表しました。代表は、現代表の長井から、現役員の長井あづささんに交代します。11/21付の予定です。

弊社は法人化してから今が11期目です。
創業時の代表、つまり私が代表として10年半、経営を続けてきました。
Cybozu Daysの一週間前、会社内部に代表交代を告げ、その晩から配信を始めたXのスペースにおいて、外部に公表しました。
それを受け、Cybozu Daysの会場で、皆さんにも挨拶に伺いました。
交代の狙いや背景は別のブログに書きますが、今回のCybozu Daysは、交代発表と挨拶の良いタイミングと捉えました。


・Cybozu Days会場での露出

今までの五回の出展では、弊社は出展するだけで、登壇は行いませんでした。出展準備と当日のブース対応だけで精一杯でした。登壇している間にブースに来られたお客様の対応が不十分となり、商機を逃さないか。そんな恐れも、今までCybozu Daysでの登壇を躊躇した理由です。

今回のCybozu Daysでは、現代表の私が二度、新代表のあづささんも二度、何かの配信で露出しました。




私は、Day1のサイボウズビジネスチャンネルに登場し、kintoneエバンジェリストの四人の一人として登壇しました。
以下の動画の2時間5分あたりから30分ほど登場しています。
YouTube



また、Day2のハッピークリヤマには、新代表のあづささんと、SEEDPLUS社の前嶋さんと登場しました。サイボウズ執行役員の玉田さんに対し、ブースの紹介を兼ねて約5分弱ほどお話ししています。


また、Day1では動画取材も受け、あづささんがブースの紹介をしました。
以下の動画の9:05あたりから登場しています。
YoiTube

今回は3回の露出に挑戦しました。それにもかかわらず、ブース対応はスタッフに任せ、商機の逸失もなかったと思います。


・アフターフォローまで含めた体制構築


商機の逸失を防ぐための体制構築も、今回の大きなトピックです。
今回、みことりさんに加わってもらいました。みことりさんは、WingArc 1st社のコミュニティ運営に個人事業主の立場で関わっており、そのご縁から参加をお願いしました。


今回のCybozu Daysは、直前の10月4日にはアクアビットが主催する甲府地域クラウド交流会が控えていて、ちいクラオーガナイザーのあづささんがそれを仕切るため、Cybozu Daysの準備には関われないことが決まっていました。
そのリスクがあったので、みことりさんに初めに声をかけたのは5月の連休前のこと。


Cybozu Daysの出展にあたってのリスクヘッジはもちろん、その次の展開について、私の中で様々な選択肢を用意するためにも、外部からみことりさんをお招きしました。
みことりさんには、企画や準備だけでなく、当日の対応もフルに行っていただきました。さらには、アフターフォローまで含めた作業をお願いしました。
特にアフターフォローについては、今までのように認知度を上げれば終わりだった出展からの脱却として位置付けています。


・会社概要資料の作成・配布


今回も出展物をいろいろと考えました。何度となく企画会議を設け、そこでの議論を経て、約八種の展示物に定まりました(最終は七種)。が、これらは、最終的に一つを統合したように、直前まで揺れていました。果たして当日までに間に合うのかの懸念が払拭できていませんでした。
そこで、バックアップとして、今回のCybozu Daysをきっかけに会社概要を作りました。

実はアクアビットは法人化して11期目に入っているにもかかわらず、今まで一度も会社概要を作ったことがありませんでした。
しかし、会社が次のステップに上がるためには、今の時点の状況も含めて会社概要を作らねばならないと覚悟を決めました。
弊社の取り組み、取引先の一覧も載せ、新代表としてあづささんの名前も記しました。


弊社Cybozu Days 2025特設ページ
会社概要を出したことによって、仮に出展物が間に合わず不十分な内容になったとしても、きちんとした取り組みが会社概要に書かれていれば、必ず案件につながる確信を持ちました。
合同会社アクアビット会社概要

会社概要を出すことは、法人化してからも10年半引きずっていた私の個人事業からの脱却を意味します。脱却する意図をより打ち出すためにもあづささんへの代表変更を記すことは欠かせませんでした。
もう、私がいくらkintone界隈やサイボウズ社の中で知名度があると言え、そんなものは一般の来場者にとっては何の意味もありません。変わらなければ。
それが打ち出せたことでも、会社概要を出した意味があったと思います。



さて、ここからは展示物について触れます。
上で会社概要は出展物のバックアップと書きましたが、結果、出展物も破綻せずに出すことができました。
まず、アクアビットとしては、ソラカメを用いた混雑率計測表示アプリを作りました。ブースの上部に設置したソラカメから、AIを組み合わせてブースの混雑率を算出し、その結果をkintone上に表示します。
また、昨年に続いてチェアサイドレジも展示しました。さらに今年の目玉として、Mirart株式会社のご協力のもと、大きなミラーデバイスを二台展示し、鏡に映った方を写真で撮影し、kintoneに取り込み、さらにそれをAIを用いて温度や湿度と天気からコーデを提案する試みを展示しました。これが目立っていたので、十分に人を集めることに成功しました。

SEEDPLUS社CybozuDays2025特設ページ
また、今回のCybozu Daysは共催でした。今年から株式会社SEEDPLUSさんとの共催です。四年前からご協力いただいていたのですが、今年からSEEDPLUS社がサイボウズオフィシャルパートナーになったことで共催が可能になったこと、今までもご協力いただいていたのでお互いの考えややり方も近しく、アクアビットとしてもSEEDPLUS社のIoTの知見は依然として必要であり、SEEDPLUS社にも脚光を浴びていただくことも含めての共催です。


今回のSEEDPLUS社の出展は、IoTデバイスの三つと、クリスタルメソッドさんの協力のもとAI長井くんが目を惹きました。私の顔、事前に学ばせた声、それらを用いてAIの知見を活かした応答をさせたアバター(AI長井くん)を展示し、それが多くの人の興味を惹きました。


これらの展示によって、弊社ブースはバックアップを出すどころか、展示物で目を惹き、会社概要できちんとした業務を行う会社
として認知され、リード獲得にもつながったと思います。


また、展示物の出展説明に当たっては、事前準備にあまり関わらなかったあづささんが、特にミラーデバイスの説明において活躍してくれました。


今までのCybozu Daysにおいても、アクアビットのブースは「異質」「尖っている」との評価をいただいていました。
なぜそうしたアクアビットのブースは目立とうとするのか。それは弱小会社ゆえの生存戦略です。その必要性について、私とあづささんの間で共通認識を持っています。あづささんは、そうした意図も込めて説明してくださいました。
Cybozu Daysは、全国のkintoneやその他のサイボウズ社製品に関わる方が集まる年に一度のお祭りのような場です。
実際、Cybozu Daysをきっかけに人生が変わったり、kintoneエコシステムに関わることで人生を変えた方を何人も知っています。何かが変わる場であり、あちこちのセッションやブース、懇親会で無数の化学反応が起きます。
私たち出展側としても、来場者の皆様に対してそうした反応が促されるような出展を心掛けています。また、そうした効果を実装や研修、プラグインなどのサービスによって促進するためにも出展を続けようと思います。

すでに来年の日程も発表されていて、弊社も出展を行う予定です。また、ご期待ください。


さて、今まで話したのは外向けの話です。
ここからは、アクアビットがCybozu Daysにおいてアピールしたかった相手や、入手したかった情報について書きます。


まずはアクアビットの内向け、つまりメンバーが相手です。Cybozu Daysは内向けに重要なメッセージを伝えるのに適しています。
kintoneは従来のシステム開発の考えとは根本的に違っています。それは、kintoneだけでなく、ノーコードツールの全てに当てはまる魅力でもあります。ユーザーが業務改善を行うため、自らでシステムを作れることが重要です。
今までのシステム開発は、システム開発会社が要件を聞き、それを持ち帰って実装し、何度もの要件の変更を乗り越え、バグを修正し、納品していました。
ただ、このやり方は時間がかかります。これだけ早い社会の変化の只中で、最初の要件通りにシステムを作ったとしても、できた時には要件が変わっていることはよくあります。
途中で修正を加えることで対応しますが、修正によって納期は伸び、バグも出ます。
システム会社としても、それではリスクなので、汎用的な業務を備えたパッケージソフトを提供しようとします。
ところが、パッケージソフトもユーザーの要望を完全に備えていないことが往々にしてあります。かつ、使わない機能がたくさん盛り込まれています。パッケージソフトも必ずしも最適解ではないのです。
そこから導かれるのは、ユーザーが自らシステムを構築し、運用するやり方です。今まではシステム構築の知識の壁があり、ユーザーがシステムを構築することは困難でした。ところが、ノーコードツールは壁の高さを大きく下げました。
ノーコードツールの使用方法を理解してもらい、自力で作れるところまで導き、伴走する開発手法を、アクアビットでは共遊開発と呼んでいます。
まだ、ノーコードツールを使って内製する方の割合は高くありません。弊社のお客様でも同様です。
それには様々な理由がありますが、わが国の場合、技術者の絶対数が少ないこともあるでしょう。要件を正確に汲み取り、システムにきちんと落とし込めるだけの知見を持った技術者が少ないのです。もちろん伴走支援はさらに知識が必要ですから、その数はさらに減るでしょう。
ユーザー側も、自分で学ぶ時間やスキルがないなどの理由で、従来の請負型の開発を望む方はまだまだいらっしゃいます。
ただ、今後は提供側とユーザー側の双方の知識の進展や、AIの発展によって、技術者に頼らず内製する方向は増してゆくはずです。すでに従来型のシステム開発のあり方は大きく変化しています。
ただ、その流れの変化をメンバーが腹落ちできていないとしたら、Cybozu Daysはメンバーにも理解してもらうためのよい機会です。
今年の10月からアクアビットにも開発メンバーが1人参画しました。その方は既存のウィンドウズシステムやレガシーシステムの開発に飽き足らず、ノーコード開発の世界に飛び込んできました。そのメンバーにとってCybozu Daysはとても新鮮だったようで、開催の翌日には早速ブログ記事を寄稿してくれました。

また、アクアビットをこれから率いてもらう新代表にとっても、この先の会社の舵取りをどう行うかのヒントがCybozu Daysにはあったはずです。会場の盛り上がりや、その中でのアクアビットの立ち位置。また、来場者の様子や期待値など、大いにヒントになったことでしょう。

また、現代表の私にとっても、Cybozu Daysは得るものが多かったです。私はこれからは開発面と技術面を主に担います。今回はブース対応と登壇で精一杯で、他のブースを見て回る時間はありませんでした。でも、懇親会で皆さんとお話をする中で動向は確認できました。

もう一つ情報を知りたかった、伝えたかったのはサイボウズ社です。


今回は、Day1のKeynote講演は全部聞くことができました。「ノーコードAIランド」と銘打たれていたCybozu Daysのテーマ通り、kintoneとAIのこれからについてのサイボウズ社の展望を知ることができました。私も安心しました。

今のAIの巨大な波が押し寄せる中、ノーコードツールの役割は確実にあるはずと考えています。ユーザーが自分で把握し、設定できる設計思想と形。ここをAIには委ねず、最後の砦として管理するためのノーコードツールだと思っています。
では、ノーコードツールのkintoneに、どうAIを組み合わせていくべきか。まだ正解は誰にもわからないでしょうが、サイボウズ社も必死に答えを探そうとしていることを感じました。
kintoneはAI全盛の世の中にあって、まだ存在感を残せるはずとの期待が持てました。
また、弊社からもサイボウズ社に対しては、発するべきメッセージがあります。弊社はサイボウズ社のオフィシャルパートナーです。その関係は従属的なものではなく、あくまで対等のパートナーとして考えています。
ただし、対等とは言え、サイボウズさんはツールを開発する側ですから、アクアビットがkintoneの価値を下げるようなことをした場合は契約を解除できます。当然のことです。
また、パートナーである以上、サイボウズ社の理念に沿う必要があります。例えば、kintone以外の競合ツールを販売しているのに、サイボウズオフィシャルパートナーであり続けることは難しいでしょう。
弊社ももちろんそうした点は意識しつつ、活動を行っています。
今回、弊社とサイボウズ社の関係で一つのトピックがありました。それは、サイボウズ社の山梨担当の方々がご挨拶に来てくださったことです。
新代表のあづささんが甲府ちいクラのオーガナイザーとして三回成功させ、プラチナオーガナイザーとしてサイボウズ社より認定されました。また、私自身も山梨でコミュニティを運営し、今、山梨でkintoneといえば、アクアビットとの認知が定まりつつあることは、何人かの方におっしゃっていただきました。
その証拠に、お世話になっている山梨のお客様も何社かお越しくださいました。また、サイボウズ社の山梨担当の営業や広報のご担当者の方々にもブースに来ていただきました。

そうした流れは、アクアビットの山梨進出に追い風となり、自信を与えてくれます。

その自信か、今年のアクアビットブースには、今までにはないあるオーラがまとっていたように思います。つまり、kintoneエバンジェリストが文化祭ノリで出展しているブースではなく、業種・地域に特化した会社のオーラです。

今までのCybozu Daysのアクアビットブースは、プラグインやサービスを打ち出さず、あえて業種に特化し、目立つことを優先していました。それが並み居るパートナーブースの中でも、異色のオーラを帯びさせていたのでしょう。
今回、ブースの出展内容に山梨での活動やちいクラの紹介を出すことも考えましたが、それよりもきちんとビジネス活動をする会社としての顔を出しました。それでも、普段の活動から、山梨での活動が認知されているのは嬉しいですね。

今回のCybozu Daysは、ここまで書いてきたような成果がありました。

この結果を新代表のあづささんに引き継いでいければと思います。
代表変更は、別にブログとしてアップする予定です。また、その中で、今回のCybozu Daysでサイボウズビジネスチャンネルで話したようなkintoneエバンジェリストについても書く予定です。
新たなうちの会社の将来性や行く末も含め、今回のCybozu Daysはとても大きな可能性を感じました。
まずは参加された方、登壇された方、各ブースのスタッフの皆様、そしてサイボウズ社の皆様、本当にありがとうございました。


ノーコード シンポジウム 2025に参加しました



2月7日のノーコードシンポジウムに参加してきました。
https://ledgeai.zohobackstage.com/nocodesymposium2025

今回のノーコードシンポジウムは、弊社がノーコード推進協会の正会員として加入してから初めて行われたシンポジウムです。

今回は代表の私が参加しました。本稿は代表の視点からの参加レポートです。

私は当初からノーコードシンポジウムには参加する予定でした。
ただ、平日の開催ということもあり、当日は打ち合わせが多数入っていました。
さらに、翌日から釧路に向かい、数泊する予定もありました。

ぎりぎりの調整の中、早朝の羽田発の便を予約しました。その移動を踏まえ、五反田で行われるノーコードシンポジウムの後、川崎の宿を確保しました。
そのため、当日の朝、ラッシュの中でトランクを持っていく必要が生じました。それが嫌で、打ち合わせに入るタイミングを少し遅らせてもらい、シンポジウムの会場の近くのスターバックスに入って打ち合わせを済ませました。すると開会のオープニングセッションに間に合いそうになく、そのままオンラインで参加しました。
ノーコードシンポジウムの会場に着いてからも数件のオンライン会議が予定に入っており、会場内に設えられた商談ブースでオンライン会議に集中していました。


その結果、私が会場でリアルで拝聴できたセッションは、ノーコードツール(Click)のセッション、サイボウズの栗山さんのセッション、神戸市の宇都宮さんとトヨクモのトッティさんのトークセッションのみでした。
それらは、とてもためになりました。

現時点でユーザー側の立場に立って考えた最適の選択肢が何かを考えた時、私はノーコードツールを用いた伴走支援(弊社でいう共遊開発)を筆頭に挙げます。
なぜなら、組織はデジタル化を自ら行うべきだからです。
リソースがないからといって、組織内でデジタルスキルを実装できる体制を備えておかねば、長期的には不利になると考えます。今後の社会情勢を生き抜くにあたっては、たとえユーザー側に開発するだけのスキルがなくても、そのスキルを持つ必要があります。
では、スキルを持たないユーザーでも扱えるツールとは?
それがノーコードツール。

今回のノーコードシンポジウムでは、ノーコードツールの進展と盛り上がりと世の中における必要性を確信しました。

私は、冒頭にオンラインで聞いた博報堂DYホールディングス執行役員の森さんの講演が印象に残りました。

マーケティング分野は私も詳しくありません。ただ、素人ながらに母集団をあれこれ変えて、さまざまなペルソナ設定でシミュレーションすることの重要性は分かります。

人が思い付けないサンプルパターンをAIが数多く生成し、自由自在にシミュレーションする。それこそAIのポテンシャルを活かす最適な利用なのでしょう。活用例の一つとしてとても勉強になりました。

私が考えるこれからのノーコードツールとは、AIの無限のポテンシャルから出されたデータを人間がより扱いやすい形式に変換し、人の知覚しやすい形に加工するツールだとみなしています。
今回のノーコードシンポジウムでは、AIとの相性の良さも確信できました。

弊社もこれからノーコード推進協会の会員として様々な活動に従事していきたいと思います。

参加された皆様、登壇された皆様、そしてノーコード推進協会の運営担当の皆様、ありがとうございました。

ノーコード推進協会によるノーコードシンポジウム2025 開催レポート


この度弊社はノーコード推進協会に加入しました


この度、合同会社アクアビットは、
2024/11/29付けでノーコード推進協会に正会員企業として加入しましたことをお知らせします。
会員企業・団体ページ

■ご挨拶

弊社は2015年春の法人化の時点より、一貫してノーコードツールkintoneを取り扱ってきました。

代表が技術者として疲弊する毎日を変えるため、kintoneのコンセプトにこれからの人生を賭けようとしてから13年。
法人化してからも9年の年月が流れました。

今、kintoneを始めとしたノーコードツールの多くが主流になりつつあります。
しかし、ノーコードツールが社会にあまねく広まったとはまだいえません。

代表はノーコードツール開発に携わるようになってから働き方や人生が変わりました。
ノーコード推進協会のビジョンである『日本のソフトウェア文化を変革する』は必ず実現できると確信しています。
同じ感動と体験をより多くの人にとどけるため、今回ご縁があって入会させていただきました。

課題が山積みのわが国の中で、
弊社が少しでも社会に貢献できるよう、
努力してまいります。

引き続き皆様からの心のこもった厳しいご指導ならびにご支援を賜りたいと考えております。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。

■ノーコード推進協会について

・ビジョン

これまで国内の企業や地方自治体などの組織が業務アプリを開発する際にはIT企業に依頼するというのが当たり前の文化でした。しかし、多くの組織ではIT予算の獲得が厳しく、この文化が原因でDXが進まないという状況が生じています。
そこで、これまでの考え方を改め、自らでプログラミングをせずに業務アプリを開発するという思考、いわゆる「ノーコード思考」を国内に広め、日本のソフトウェア文化を大きく変えていき、日本を強いデジタル国家にして世界をリードすることを目標とします。(ノーコード推進協会ウェブサイトより抜粋)

・概要

協会名:任意団体 ノーコード推進協会(略称:NCPA)
英名:No Code Promotion Association
代表理事:アステリア株式会社 CXO 中山 五輪男
HP:https://ncpa.info/

■合同会社アクアビットについて

社名:合同会社アクアビット
代表社員:長井 祥和
登記所在地:東京都中央区銀座6-6-1 風月堂ビル5F
設立:2015年4月(創業2006年月)
ウェブサイト:https://www.akvabit.jp
法人番号:9012303000816
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