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2024年12月のまとめ(法人)


令和六年十二月。

早くも下半期も半ばを過ぎました。
今月は年末の締めなどがあり、複数の案件で検収があり、師走にふさわしくバタバタとしていました。

おかげさまで弊社の業績は伸びています。
一方、今のわが国の状況は悲観的な論調が多いです。私も今のままだとまずいと思っています。

SNS上ではイデオロギーの争いが起きていて、左右にふらふらと危なっかしく揺れています。
イデオロギーを揺らすのは、経済、国際関係、生成AIの浸透など、目まぐるしく動く私たちの環境です。
この複雑な世の中において、情報技術を適切に使いこなすスキルの持ち主が必要とされています。弊社にも研修の依頼や、共遊開発等の依頼をいただいており、課せられた期待を感じています。

達成度5割。達成感6割。満足感6割。それが今月の代表自身の自己採点です。

弊社とご縁をいただいたすべての方々に感謝します。ありがとうございました。


●弊社の業績

§ 総括
十二月度の売上は目標を上回りました。

今月は複数案件の実装が佳境を迎えたり、無事に検収を終えられたりしました。

今月もまだ、Cybozu Daysをきっかけとしたご縁からの受注には至れていません。というのも、複数の既存の案件が多数の部署からの様々な依頼に次々と応えなければならず、新たなお客様案件があまり増やせないためです。
私の中では、1社あたり売り上げ高の10%。それを10社というのが理想です。その割合が偏らないように腐心しています。
案件の引き合いは相変わらずいただけていますが、単価を上げ、かつ請負開発ではなく、共遊開発の割合を増やしていくことで少しずつ絞り始めています。

先月のCybozu Daysの成果を受け、弊社の活動と代表の活動を分けました。ホームページの分離を行いました。
本稿も会社の活動に特化しています。

今後は本稿において、アクアビットという組織として価値を訴求します。
もちろん代表は引き続き代表社員として会社にはいますし、会社を責任を持って経営します。

経営者として、AIの活用、メンバーの雇用、事務所の開設、新規サービスの立ち上げ、開発体制の充実など、やるべきことが多く課題は山積みです。

ただ、それもkintoneが社会に受け入れられ、弊社にも引き合いが増えているからです。そのことに感謝します。
今がチャンスであるからこそ、次の一歩は踏み出すべきでしょう。来春からの新体制に向け、手を打ち始めています。
かつてと同じ轍を踏まぬよう焦らず着実に。

まずは、開発案件と共遊案件の使い分けです。
開発案件は弊社メンバーが主に対応します。メンバーに負荷をかけないため、業種をなるべく絞ります。
一方、共遊開発は業種を絞らず広く柔軟に代表が関わります。
業種を絞らない理由は、弊社のビジネス機会を損失させるからです。

この二つを使い分けようと思います。

そのためには、事務所開設も含め、体制を変革すべき時期に来ています。
そこで、来月から新事務所を設けます。今月は契約の締結を行いました。

今のメンバーとの距離感の取り方や自分の経営者としてのスタンスは見えてきました。また、少しずつ会社を経営するに当たって置くべき力点や、メリハリが掴めるようになってきたような気がしています。
それを踏まえて、新事務所で試行錯誤を重ねます。

今月は弊社にとって以下のようなトピックがありました。

・弊社ウェブサイトから代表による個人的なコンテンツを全て非表示にし、代表の個人ウェブサイトに移設しました(12/1)。
・弊社が構築に携わった「やるじゃん横浜収穫体験パーク」が仮オープンしました(12\2)。
・弊社役員がPOTLUCK×ちいクラのスタッフとして参加し、代表と総務人事担当が参加しました(ページ)(12/4)。
・弊社総務人事担当がkintone若手交流会の運営スタッフとして参加しました(ページ)(12/6)。
・弊社がLegalOn Cloudとの契約を行いました(12/20)。
・弊社の狛江のサテライトオフィスから荷物を引き払いました(12/22)。
・弊社がノーコード推進協会の正会員に加入し、ノーコード推進協会の会員一覧に掲載していただきました(ページ)(12/24)。
・弊社がサイボウズ社のチーム応援サポーターの一覧として登録いただきました(ページ)(12/24)。
・弊社の新事務所の賃貸契約を行いました(12/27)。

実績を出しつつ、日常も充実させる。ワークライフバランスの軸は堅持しつつ、成長もさせていきます。引き続きよろしくお願いいたします。


§ 業務パートナー
今月もまた、複数の企業様との間でさまざまなご縁が結ばれました。

そのご縁は既存の案件を通じて得たご縁であり、たくさんのイベント参加によって得たご縁でもあります。
そうしたイベントで得たご縁から新たな取り組みがいくつも始まっています。
お互いがお互いに依存するのではなく、互いに高め合うための良い関係を構築し、次につなげたいと願っています。

パートナー費用も含めて、次のやり方で開発を行い、より価値を思い出せるように弊社からも指導が欠かせないと思っています。


§ 開発案件
今月は九割の開発案件がkintoneがらみでした。

弊社は、共遊開発の割合を増やしています。それは、ノーコードツールとしてのkintoneならではの手法です。
カスタマイズ開発は引き続きこなせるだけの技術力は持っておくべき。
ただ、それ以上にkintone案件の数が増えている今、すべきは、お客様の求める品質と速度で実装を進めることです。
しかも、その方が弊社も手離れがよくなります。

弊社は手を動かさず、お客様に開発を行ってもらう開発手法を共遊開発と名付けました。今、新規案件についても積極的に共遊開発の提案を進めています。
今月も複数の案件が動いています。成果を挙げて完了したお客様もいます。新たな引き合いも複数いただいています。手ごたえを感じています。

昨年、以下のとおりに弊社の今後の業務の進め方を決めました。

・代表がお客様に入って共に実装に向けて努力する。代表が行う作業は、お客様にアプリ構築の実装作業を行ってもらうためのアドバイス。手は動かさない。
・その作業を通じて要件についての理解を双方で深め合うことができる。お客様自身にとってもkintoneの手法を習得することで、よりシステムへの主体性が持て、かつ、要件の揺れが最小限に収められる。
・お客様がアプリを構築する作業と並行して、kintoneの標準機能では難しい機能を可能な限りプラグインや連携サービスを推奨し、カスタマイズ作業が最低限で済むように導く。
・お客様によるアプリ構築が終わった時点で、どうしてもカスタマイズが必要な場合のみ、弊社メンバーにカスタマイズを割り振る。弊社メンバーのカスタマイズ難易度は少し高くなるが、複数の案件を同時にこなす必要が減る。
・同時に他のSaaS/PaaSとの連携作業は、弊社メンバーが専任して実装を行う。
・上記作業により、代表は様々な場所を訪れて商談をこなし、手は動かさずに済む。営業力も維持できる。メンバーは要件が絞られた状態でのカスタマイズに集中できる、メンバーのスキル上達と同時に、複数の業務を円滑にこなすことが可能となる。

私が担当する共遊案件に関しては私だけで完結できる事例が増えています。それをもう少し押し進めたいと思います。
弊社が受ける開発案件の割合を減らし、かつ定期的な開発案件は常に持っている状態にすれば、弊社メンバーにも負担を強いることなく、技術力を維持しながら、増える一方の案件をさばけるはず。
一昨年まで安すぎた単価設定も大幅に上げたことで、経営的にも少しずつ光が見えてきました。
共遊開発の単価は今はこれ以上の値上げは考えませんが、開発単価はもう少し上げました。

弊社メンバーからは、案件の種類が多すぎる、もう少し絞って案件に集中したいとの思いも感じられます。
ただ経営者の立場からは、案件を絞ることでリスクがあります。契約解除による売り上げ停止のリスクもさることながら、特定のお客様のみに頼ることで進歩が止まることの方が重いと思います。技術者としての進歩が止まると世の中の進歩についていけず、それ以外の案件を取れる可能性からも遠ざかります。むしろ、メンバーの成長という意味でも悪手だと考えます。

弊社に期待してくださっている方は多くいらっしゃるようです。
皆さんのご期待に応えるためにも、弊社としての体制をきちんと整えていきます。


§ 財務基盤の堅牢化
財務をきっちりすること。前からの課題です。
弊社としては問題ないのに、家計が絡むととたんに脆弱になる。
この点は弊社の長年の課題でした。

今年の一月、大きな荒療治を行って状況をリセットしました。
昨年度は赤字だったにもかかわらず、それによって少しずつ持ち直しの兆しはあります。

また、今年度に入ってから何度かに分けて単価をアップしました。それによって、収支は少しずつ改善してきたように思います。
今月はまとまった入金があったため、財務的には一旦一息つけました。
後少し、油断せずに耐え忍びます。

そして、メンバーに出す給与も早く上げられるよう、努力します。

弊社への期待の高さを感じ、耳にするにつけ、頑張らなければと思っています。


§ 社内体制 三年前の師走に、社是、企業理念、経営理念やスローガンを見直しました。その直前に弊社のメンバーが一人、弊社を離れた理由に、肝心な部分の価値観のずれがあったためです。
そこで2022年の年始にあたり、その時に属していた三人でもう一度忌憚のない意見を交わしながら、各種理念を練り直しました。
2024年の正月にあらためて内容を見直し、細部を作り込みました。

企業理念
「一期一会の儲けよりお互いが継続して協業できる幸せを」

経営理念
「最新技術をお客様、地域に提供し、メンバー、家族、パートナーと輪になって幸せになる」

経営方針
①システムを継続してもらえる品質と対応を行います
②技術に偏らず、お客様ビジネスの現場を尊重します
③経営を継続するための自社サービスを生み出します
④社員・協力社・技術者・家族の事を大切に考えます
⑤顧客とともに一期一会でない継続の関係を築きます
⑥技術の進化に先手を打ちながら、自社も進化します
⑦世の中の働き方改革に貢献する手本となり続けます
⑧地域の非営利組織・団体のために技術で貢献します

2020年の暮れにメンバーの募集を出した時から、代表の考え方の軸はぶれていません。たた、顧客のためにと思って設定した単価が安すぎただけで。

弊社の活動内容に、地域活動やNPOやkintoneエコシステムへの関与と営業活動の両立を組み込みますが、それが元でメンバーに過度な負担をかけないように配慮しなければ。

昨年の4月より弊社に正式に加わってもらった代表の長女に人事・総務・経理の作業を任せました。
さらに、今年から、今まで名前のみの役員だった代表の妻にもチーム作りの担当として加わりはじめてもらっています。また、妻は6月末に弊社が主催したちいクラ(地域クラウド交流会)も準備をやり切り、当日も成功させてくれました。
山梨でもそれ以来、いろいろな話が動いています。すでに役員の妻は9月に借家を甲府に確保し、別会社(ハレ・プロモーション)設立に向けて来年早々に登記を終わらせるそうです。登記提出間近の段階です。
私も年末になってようやく甲府の借家を見てきました。甲府駅から歩いて数分で、広さもある程度確保できていて、とてもよいと感じました。
弊社の事務所は来年早々に町田に設けるため、甲府の事務所は登記しません。が、来年は甲府や山梨でも活動範囲を広げる予定です。その時に甲府のこの拠点はたまに使わせてもらう予定です。ハレ・プロモーションの事務所でもあるため。

今年は年末になって代表の長女がブログを書いてくれました。「サイボウズデイズ2024の感想という名の一年の振り返り」というタイトルで。音声入力で書いたという割には、きっちりと構成されていて、書いた当人の個性も出ているよい文章です。今年は弊社開発メンバーには振り返り文章は書かなくてよい代わりに、企画をになったメンバーに書いてほしいと依頼しましたが、年度末にきっちりと書きあげてくれました。こうしたブログが代表以外が書けるようになってくると、弊社としてもスケールアップできそうです。

来春でいろいろと変えようと考えています。
今後とも、なにとぞ弊社をよろしくお願いいたします。


§ 人脈の構築
 今月は外出や打ち合わせを何度も行い、リアル商談を数多く行いました。
お客様とのリアル商談は約9回です。リアル共遊開発は一社様に対して2回、11時間。オンライン商談はざっと数えたところ約29回ほどです。
今月、頂戴した名刺は約27枚です。
今月後半に代表がインフルエンザに罹ってしまったため、忘年会のいくつかを断念しました。

今月は、オフラインの交流は以下のイベントの中で深められました。

・POTLUCK×ちいクラ


先月のCybozu Daysの出展の結果、弊社も新たなステージに進んだように思います。

その結果が「ノーコード推進協会」の正会員登録とサイボウズ社のチーム応援サポーターの登録です。

他にも、ここに書くにはまだ早い話も続々ときています。
もう少し固まれば、それらについてもお話ができると思いますが、まずは次のレベルに進みます。

今月は弊社の活動と代表の活動を分けました。ウェブサイトも分けましたし、この投稿も分けています。
その結果、個人としての活動と会社の活動が分たれ、会社として目指すべきと個人として追求すべき目標が明確になったように思います。
個人としてはほかにもいくつかのイベントで新たなご縁をいただきましたが、それは本稿からは割愛します。

今までの弊社のコミュニティ参加は代表のみ一人でしたが、役員や総務経理人事担当がそれぞれ独自にコミュニティに参加するようになってます。
総務経理人事担当も先月からkintone Café Tokyoとkintone若手交流会の運営スタッフにも名を連ね、おっかなびっくりながら活動を始めています。今月もkintone若手交流会があり、参加していたと聞いています。

これからもkintoneエコシステムの一員として、弊社も力を尽くし、盛り上げていきたいと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。


§  対外活動
今月はこちらのイベントに参加しました。「POTLUCK×ちいクラ」(12/5)。kintone若手交流会(12/6)。

こちらは弊社メンバーも参加したイベントも含めています。また、会社として参加したものに限定し、代表個人の活動は割愛しています。

上にも書いた通り、この夏前あたりから、弊社の役員や総務人事経理担当が、代表が言わなくても積極的にこうしたイベントに参加するようになってくれています。とても心強いです。

もくもくと開発するだけの会社では、今後の展開が見込めません。さらには私自身のやりたい方向とずれていきます。
そのための対外活動であることを弊社内部にも理解してもらうようにつとめなければ。

まずは今月の弊社と関わっていただいた皆様、誠にありがとうございました。


§ 執筆活動
以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

ここにアップする記事も先月からは、弊社の活動に関する記事のみに分かちます。個人の活動については同様の記事を今後の書きますし、そちらにリンク一覧として載せます。

今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは3本(
ノーコード推進協会に加入しました
この度弊社はサイボウズ社のチーム応援サポーターとして登録されました
サイボウズデイズ2024の感想という名の一年の振り返り
) 。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、一昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

11月28日 11月28日 ハワイで学んだこと⑤
11月29日 11月29日 ハワイで学んだこと⑥
12月2日 12月2日 会社のウェブサイトから個人コンテンツを除きました
12月3日 12月3日 今月より体制構築をさらに進めます
12月4日 12月4日 意思統一の難しさ
12月5日 12月5日 話すスキルは練習しましょう。
12月6日 12月6日 kintoneの周辺サービスの知識も増やさなければ
12月9日 12月9日 地方でのコミュニティ立ち上げは誰かがやらねば
12月10日 12月10日 米内光政氏を偲んで
12月11日 12月11日 教育者として活動する方途を考えたい
12月12日 12月12日 肩書などない方が良い。少なくとも死後は。
12月13日 12月13日 DXという言葉はしばらく使うのを控えます。
12月16日 12月16日 kintoneに創造力発揮の場は残って欲しい。
12月17日 12月17日 mixi2がやって来た
12月18日 12月18日 休める余裕があり、規則の緩い会社を目指したい。
12月19日 12月19日 あるべきパフォーマンスの基準が難しい
12月20日 12月20日 弱気になっても安定思考に堕ちないために
12月23日 12月23日 収入が減るのが嫌なら、支出を減らすしかない
12月24日 12月24日 有事のためにさまざまな組織に属しておく
12月25日 12月25日 案件をこなせる体制にします。

§ 年表

 ・十二月お仕事

 先月から記載を割愛します。

§ Xポストまとめ
・十二月ポスト
https://togetter.com/li/2487278