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2023年9月のまとめ(個人)


公私の「私」

●家族とのふれあい

§  総括
9月。
今月も仕事が忙しく、旅はほぼどこかで仕事につながっています。
仕事が忙しいまま、あっというまに月が終わってしまった印象です。

もちろん、少しは出かけました。
今月は市川、真鶴、三浦、横須賀、八王子、甲府、川口を訪れました。

仕事をしながら、旅をする。そのノウハウをいかに実現するかが私のテーマです。
が、私の理想にはほど遠い毎日です。

今月は私個人の力の限界を感じさせる出来事が相次ぎました。
kintoneの認定資格であと一つだけ取れていないカイゼンマネジメントエキスパートに落ちたことも一つ。
経営者としても個の力を押したてるやり方に限界が見えたのもその一つ。それでいながら、同級生が個の力を発揮し、輝いている舞台に目を奪われたことも一つ。

もう、いつのまにか私も50の齢を迎え、少しずつ人生も下り坂になっていること。次代を導かなければならない年代になっていること。
それはわかっているのに、自分はいったい何を成し遂げたのか、という焦り。
ただし、先々月から私の周りの同年代から刺激を受けています。
先月と今月にはさらに仕事での打開策となりうるヒントを数回いただきました。
これがうまくいけば、経営と個人。そして仕事と旅の両立がこなせるようになるはずです。

まだ私の日常は仕事に偏っています。
その証しこそ、執筆活動や読書などの文化活動の低下です。顕著に現れています。

私に与えられた時間は有限で、ますます残り少なくなっています。
残された時間を少しでも有意義にしたいと思います。死を迎えるまでに。

生きていること、生かされていることのありがたみ。
それを常に忘れぬようにしながら、充実した日々を送りたい。
皆さんと私の思いは同じです。

娘たちもそれぞれの道を迷いながら歩んでいます。
私も娘たちをフォローしながら、これからの人生を有意義なものに過ごしてほしいと思っています。
残りの限られた人生の中で家族との時間を大切にしながら、自分に与えられた可能性と時間を精一杯使い切りたいと思います。

今月は家族とは一回お出かけしました。妻とは二回、妻と長女とは一回、妻と次女とはゼロ回、長女とはゼロ回、次女とはゼロ回。


§  月表

 ・九月お出かけ
EKITERIA PRONTO、ラーメン四季福、Starbucks、大和市立図書館、多摩境天然温泉 森乃彩、薬師池公園、らあめん花月嵐、Tully’s Coffee、ぎょうざの満洲、Tully’s Coffee、情熱のすためし どんどん、キッチンオリジン 鶴川店、鶴川駅前図書館、吉野家 鶴川駅店、アンコール・トム、麺屋こころ 町田店、籠屋たすく、えきまえ広場、だるまのめ 狛江店、メキシコ酒場、不知八幡森、現代産業科学館、ニッケ鎮守の杜、ニッケコルトンプラザ、治水とやすらぎ 碑、坪井玄道生誕の地、鬼越駅 (KS17)、マクドナルド、原木中山駅 (T22)、目黒 THE LIVE STATION、ラクシスフロント、Starbucks、山下公園、相州蕎麦、スナックジョイゾー、小田原城、海女食堂、真鶴町観光協会、小田原駅観光案内所、ミナカ小田原、小田原城、二の丸広場、下布田遺跡、羽毛下橋、三浦海岸セブンイレブン 三浦海岸店、三浦市観光インフォメーションセンター、うらりマルシェMILITARY SHOP YOKOSUKA 三笠本店、豊川稲荷横須賀別院(豊川山 徳寿院)、Tully’s Coffeeスカジャン発祥の地ヨコスカドブイタステーションspec☆01、EVER GREEN、Tully’s Coffee、善養院、相州蕎麦、フォルクス 大和店、大和市文化創造拠点シリウス、八王子城跡自然公園、金子丸、八王子城本丸址、八王子神社、八王子城跡、八王子城山頂上、御主殿跡、御主殿の滝、八王子城ガイダンス施設、北条氏照墓、宗関寺、船田石器時代遺跡、WOODSHED澤田屋 本店甲州夢小路café terroir山梨県護国神社 (山梨縣護國神社)セブンイレブン 甲府武田店インキュベーションセンターオギノ 朝日店かつ玄 石和店サイゼリヤ、新富座跡、救世軍渡来記念の地、異味香、BANGKOK STORE、食彩雲南 西川口店、生鮮市場ワンワン

・九月ツイート
https://togetter.com/li/2233045
§  家族とのお出かけ 家族で出かけたのは、上の年表で黄地に太字にしているイベントです。家族で出かけたのは、今月は一回です。

ある日、次女が家に帰ってきたタイミングで家族で近所のファミレスに言って食事をしました。笑いました(9/25)。

§  妻とのお出かけ 妻と出かけたのは、上の年表で桃地に太字にしているイベントです。今月は妻と二人で二度でかけました。

三浦半島で海が見たいという妻の希望で、三浦海岸から。まだ夏の気配が濃厚な渚でのんびりとたたずむ時間を過ごしました(9/18)。
さらにそこから三崎港のうらりでマグロやら野菜をたくさん買い込み。さらに長井のすかなごっそにも立ち寄って野菜やお肉をたくさん。

さらにそこから横須賀の市街地に移動し、三笠ビルのミリタリーショップで廃止海図を使ったファイルフォルダを購入し、ドブイタ通りのSPEC☆01では妻が念願のスカジャンを購入しました。

また別の日は、甲府へ(9/24)。
今月は妻が12月に予定していた地域クラウド交流会の日程を延期する発表をしたのですが、延期したその日に別のイベkinントを甲府で開けないか、という可能性をさぐるために。
まずは先日のよっちゃばれkintone無尽の懇親会で訪れたWOODSHEDさんを妻に紹介。結構気に入ってくれたようで何より。


そこから澤田屋さんに移動してくり玉をいただきました。いつもおいしい。さらに甲州夢小路のCafé Terroirさんへ。もう甲府に来るたびに訪れているこちらは6,7回目の訪問でしょうか。
今日は訪れたタイミングが少し客足が落ち着いた時間帯だったので、オーナーの飯島さんとお話しする時間もあり、また次へとつながる新たなご縁を紹介していただきました。

その後は山梨県護国神社で開かれていた龍華祭を見学。江戸一番隊、またの名を切腹ピストルズという和楽器パンクバンドが境内でにぎやかな演奏を繰り広げる中、最後は宮入の神輿が勇壮に掲題を練り歩くさまを堪能しました。
かつ玄という20号沿いのお店もとんかつがおいしく、とても満足しました。


§  妻と長女とのお出かけ 妻と長女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と長女との三人で出かける機会は一回ありました。

タカラヅカの代表の仕事で疲れ切った妻を連れて行ったのは多摩境天然温泉 森乃彩(9/3)。夕食もこちらでいただき、私も妻もそれぞれマッサージやエステを受けました。



§  妻と次女とのお出かけ  妻と次女と出かけたのは、上の年表で緑地に太字にしているイベントです。今月は妻と次女との三人で出かける機会は一回もありませんでした。

次女は昨年末で就職したお店を辞め、今はアルバイトで飲食の仕事を続けています。
ところが、そこも辞め、別の場所で働いています。

次女のことを本当に好いてくれている彼氏にも巡り合えたにもかかわらず、どこに向かうのか、何がしたいのかがわからず、悩んでいるようです。
22歳まではモラトリアムとして大目に見るつもりですが、、、

§  娘たちとのお出かけ  娘たちと出かけたのは、上の年表で青地に太字にしているイベントです。

長女は4/1付けで雇用しました。
すでに2月から引継ぎもかねて打ち合わせにも同席してもらっていましたし、内部の定例会議にも出てもらっています。

昨年末をもって私の中では子育ては終わったと思っています。娘たちにはそれぞれを一人の大人として対し、手助けができるところは私から手を差し伸べていこうと思います。

●私自身の九月(交友関係)

§  関西の交流関係 今月は関西とのご縁はあまりありませんでした。

ただし、高校の同級生が目黒THE LIVE STAIONでやり遂げた見事なパフォーマンスは別です。
昨年の同じ日にも観に行き、DREAM THEATERのトリビュートバンドユーグレナのキーボードとして凄まじい難易度の曲を演奏していることに驚愕しました。
今年も。こうやって同級生が素晴らしいパフォーマンスを示していることが誇りであり、私も負けてられないと思いました。


§  今月の交流 今月は、仕事が忙しく、飲みの交流は比較的抑えめでした。

スナックジョイゾーの飲み会も楽しかったのですが(9/15)、それ以外は仕事に没頭していて飲み会がほぼない月でした。
スナックジョイゾーでは真鶴で知り合った方をお連れしまして、また新たなご縁のきっかけになれたのではと思います。

真鶴での交流もとても楽しいものでした。なかなかお店のオペレーションのシミュレーションのお手伝いをする機会もありません。

月末に秋のイベントの打ち合わせで集まったのですが、昼と夜に西川口のディープな中華料理を食べ歩き、さらにイベントの打ち合わせでもとても愉快なひと時が送れました。

今月も皆様ありがとうございました。

●私自身の九月(文化活動)

§  今月のブログ 読んだ本のレビューを記す読ん読ブログの執筆は、一冊を書きました。
レビュー執筆は、私の中では大切なライフワークとして位置付けています。ですが、今は書くための時間がありません。読んでからレビューをアップするまでの時間も二年を超えてしまいました。
今、私のプライベートの時間がほぼなくなってしまっています。仕事をからめた交流があるので精神的には困っていませんが、一人の時間がないことは見直さなければと考えています。
レビューをアップする冊数と本を読んだ冊数は、私にとってワークライフバランスのバロメーターです。ワークに偏っている今の状況を早く取り戻さねば、とかなりの危機感を持っています。

以前に連載していたCarry Meさんが運用する本音採用サイトの「アクアビット 航海記」の続きを弊社サイトにアップする作業ですが、今月はアップできませんでした。

今月、書いた本のレビューは1本(
「わがまま」がチームを強くする。
)。
今月、書いた観劇のレビューは0本()。
今月、書いた映画のレビューは1本()。
今月、書いた抱負は0本() 。
今月、書いた旅日記は0本() 。
今月、書いた「物申す」は0本() 。
今月、書いた弊社の活動ブログは0本()。
今月、書いた弊社の技術ブログは0本()。

なお、昨年のはじめから毎営業日にnoteに書き始めた記事ですが、今月は以下の内容をアップしました。

8月30日 8月30日 値決めこそが経営を痛感し
8月31日 8月31日 DX人材の育成が主になる
9月1日  9月1日 防災の日に弊社事業計画を
9月4日  9月4日 若いうちに出来ることをする。
9月5日  9月5日 一人ではなく皆で構築する。
9月6日  9月6日 ローコードツールはやり甲斐
9月7日  9月7日 Cybozu Days 2023出展。
9月8日  9月8日 会見や商談の場で演じきる力
9月11日 9月11日 数を揃えるだけではあかん
9月12日 9月12日 仕事以外に個を輝かせる技
9月13日 9月13日 個とチームのバランスとは。
9月14日 9月14日 試験に落ち、個の力不足を
9月15日 9月15日 役割を定め集中できる環境
9月19日 9月19日 組織化は即ちコストの増加
9月20日 9月20日 秋は働き方の変わる季節。
9月21日 9月21日 攻撃と守備の分担が経営に
9月22日 9月22日 伴走開発への理解を深める
9月25日 9月25日 店舗に学ぶ疲弊しない運用
9月26日 9月26日 祭りの発散はイベントに要
9月27日 9月27日 インボイス制への私的意見

§  今月の読書 今月は6冊の本を読みました。内訳は、ミステリ二冊、純文学一冊、SF二冊、歴史書一冊。

今月も本を読む時間が取れていません。が、無理やり本は読むようにしています。ところが読んでもそれをアウトプットできていないのは上に書いた通りです。
形式的にアウトプットするのなら、ChatGPTに頼るのもありですが、それは自分にとって衰退への道だと思っています。

私が一昨年の年始に掲げた目標の一つは本を出版することですが、まったくそれが進んでいません。
仕事にかまけてしまっています。このことにもとても強い危機感を抱いています。このまま何も生み出さずに老いてしまうのでは、と。


§  今月の映画 今月の映画鑑賞は0本です。

なお、今年の大河ドラマ「どうする家康」も先々々々月に入ってからほとんど見られていません。録画も溜まってしまっています。とにかく見る暇がないのです。


§  今月の舞台 舞台については、今月は見ていません。



§  今月の音楽 コロナが始まってから’70’sから活躍したアーチストの全曲を聞く活動を続けています。今月はEARTH , WIND & FIREの全アルバムを順に聴いています。

もう一つの音楽のトピックは、上にも書いた通り、高校の同級生が目黒THE LIVE STAIONでやり遂げた見事なパフォーマンスにとどめを指します。
昨年の同じ日にも観に行き、DREAM THEATERのトリビュートバンドユーグレナのキーボードとしてあの名盤『IMAGES AND WORDS』の完全コピーを成し遂げた友人。
心の底から感動しました。

同じメンバーで今年は『NEW MILLENIUM』『THE BEST OF TIMES』『A Season Of Change』を見事に演じ切りました。

機材トラブルがあったにもかかわらず冷静にその場をしのいだばかりか、複雑な曲の合間から復帰させるすばらしさ。
部隊がはけた後にゆっくり話せたのですが、練習もSyncRoomを使ってオンラインでセッションを重ねたとか。
全てに圧倒された幸せなライブ体験でした。

あと、月末に甲府を訪れた際に山梨県護国神社で催されていた龍華祭では、江戸一番隊、またの名を切腹ピストルズという和楽器操りながらの音楽性はハードコアパンクのグループがまさに祭りの混沌とした本質を象徴していました。
それをバックに宮入りする神輿も勇壮でよかったです。


§  今月の美術 今月は、特に美術に関するトピックはありません。

上にも書いた龍華祭は書道家が出展していて、境内の野性味のあるアートワークが印象に残りました。


§  今月のスポーツ 今月は、スポーツをする余裕がありませんでした。
ただ、運動不足が心配なので思い立って八王子山城をてっぺんまで登りました(9/23)。
思った以上に疲れなかったのは収穫ですが、この時に腰を痛め、一週間たった今もまだ後遺症が残っています。

ただ、大リーグの大谷選手の打棒の凄まじさは欠場してだいぶたつのにまだホームラン王のトップをキープし続けていることです。

それとバスケットボールのワールドカップとラグビーのワールドカップも仕事の合間に少しだけ見ることができました。
スポーツ観戦はもう少ししたいところです。

とりあえず、阪神タイガースの優勝決定戦の最後の方だけかろうじてテレビで見届けることができました。18年ぶりのセ・リーグ優勝の瞬間を。


§  今月の滝 今月は一か所の滝を訪れられました。「御主殿の滝(9/23)」

この滝を訪れるのは二回目です。
約二年半ぶりの再訪となりました。
雨の降る中でしたが、かつて八王子城落城の折ら、多くの武将や婦女子がこの滝上で自刃し、三日間その血が下流を紅く染めていたという滝は、涼しげに白い滝身を見せてくれていました。


§  今月の駅鉄 今月は一駅を訪れました。「鬼越駅(9/10)」

鬼越駅は、近くにある千葉県立現代産業科学館の帰りに寄りました。隣が本八幡駅であり、タワーマンションもかすかに見えますが、この駅はまだ素朴な風情を残していました。構内踏切を渡ってホームのなだらかなスロープを登ると、上下線の狭間にある駅ホームです。ホームから見える家々の佇まいも昭和30年代の風情を色濃く出していました。

この駅は『鬼越トマホーク』長い名の由来だそうです。


§  今月の酒楽 今月は飲む機会も限られていました。四回だけです。

スナックジョイゾーも停電があって遅れる見込みだったため、差し入れを買わずに伺いました。

それに対してなかじさんがもってきてくれたお酒が美味しくて。
とくに江井ヶ島酒造が醸した日本魂という水酛仕込みのお酒は紹興酒を思わせる味わいでとてもユニークでした。


上の交流を除いては、お酒自体をあまり飲んでいません。

唯一なのが、サテライトオフィスで飲んだ際、狛江駅前の広場で「KOMAE BEER FESTA」が行われていることを知り。ギリギリに立ち寄ってFAR EAST さんのIPAを一杯いただいた程度です。

あとは、上にも書いたライブハウスでらラムトニックをいただいたくらいかな。

それと以前山梨に行った際に買って妻と飲んでいた七賢の王戎を飲み干しました。開けてだいぶ経つのに劣化せずに美味しかったのは流石です。

それと月末に西川口を訪れた際、昼はチンタオビールのSTOUT。夜はラガーを楽しみました。


§  今月の旅行 今月は上にも書いた通り、仕事をからめた出張も含め、あまり遠出できていません。
市川、真鶴、三浦、横須賀、八王子、甲府、川口を訪れたくらいでしょうか。
今月は完全に仕事が忙しく、旅ができませんでした。

市川に行ったのは、スーパーコンピューターの京の一部が展示されていたのを千葉県立現代産業科学館に観に行くためです(9/10)。
途中、メキシコ酒場というお店で美味しいタコスをいただき、さらに昔から気になっていた「八幡の藪知らず」を実際にみに行きました。想像以上に再開発の波に洗われていました。
京の実物を見て、自分の開発者としてのプライドや誇り、個としての力を取り戻したいと思いました。経営の難しさに翻弄される毎日ですが。

ここは面白くて、放電実験室では大音量の放電の実例を複数種類デモしてくれ、自然の力の偉大さを見せつけられました。それと同時に、この電気の力を飼い慣らそうとした先人たちの努力に感銘をうけました。
さらに、この近くに国立研究開発法人情報通信研究機構があり、標準時についての説明を興味深く見ました。
私も仕事上でUTCやJSTといった時刻を扱いますが、とても勉強になりました。

そのあとは鬼越駅により、マクドで仕事をしたあと、原木中山まで歩いてから目黒に向かい、友人の出演するライブを見ました。道中では「信長の野望 出陣」をやりながら。

今月から位置ゲーとしてリリースされたばかりの「信長の野望 出陣」をやりながら移動しています。
なかなか面白い。

その帰り、夜の小田原城にもたちよりました。4月にkintone Café 神奈川をやった後にも夜の小田原城を楽しみました。
夜に白壁が映える様子がとても風情があってよかったです。

あと、サテライトオフィスで作業する合間に時点はで調布の方まで行ってみました。多摩川からの夕陽がとてもきれいでした。

別の日に三浦半島を訪れたのは、上に書いた通りです(9/18)。
まだこの日の三浦海岸は完全に夏真っ盛りでした。三浦市のような自然にあふれた場所で海産物・農産物を買うのは素晴らしい体験です。

夜にドブイタ通りを訪れた際にSPEC☆01さんでスカジャンの奥深さなどをさまざまにお伺いできたのは、仕事の上でもよい経験でした。


別の日に訪れた八王子は、私自身の個としての行き詰まりを打開するためにいきました(9/23)。
雨が降る中ですが、八王子城の頂上まで登りました。2年半前には相当疲弊したはずが、拍子抜けするほど順調に登ることができました。
ところがそこから一週間ほど腰痛に悩まされました。
でも、私の体力はそれほど落ちていないことが分かったのは収穫です。気力がまだ本調子ではないのですが。

妻と訪れた甲府は、上に書いた通りです(9/24)。甲府はかならず成果を挙げて見せます。

あと、月末に訪れた西川口は、パスポート無しで中国旅行の経験ができる稀有な場所です。日本人向けの観光地になってしまった東西の中華街よりもかなり現地に近い雰囲気が町にあります。
昼と夜に訪れたそれぞれのお店もとても異国情緒にあふれていて、また行きたい場所です。

今月、足跡を残した地は以下の通り。
神奈川県
 横浜市、大和市、小田原市、真鶴町、三浦市、横須賀市、川崎市
千葉県
 市川市、船橋市
山梨県
 甲府市
東京都
 町田市、狛江市、中央区、目黒区、江東区、調布市、世田谷区、八王子市、中央区、
埼玉県
 川口市


§  今月のその他活動 人生も半分を過ぎ、一層焦りが募っています。少しでも日々に変化をつけようとする気持ちに衰えはありません。
今、心身が動くうちに仕事もプライベートも全力で。その考えには揺るぎがありません。

・公園は五カ所。「薬師池公園(9/5)」「山下公園(9/12)」「二の丸広場(9/16)」「三浦海岸(9/18)」「八王子城跡自然公園(9/23)」

・美術館はゼロカ所。
・駅は一駅。「鬼越駅(9/10)」

・滝は一カ所。「御主殿の滝(9/23)」
・温泉は一カ所。「多摩境天然温泉 森乃彩(9/3)」
・山は一山。「八王子城山(9/23)」
・酒蔵はゼロか所。
・神社は三カ所。「ニッケ鎮守の杜(9/10)」「八王子神社(9/23)」「山梨県護国神社 (山梨縣護國神社)(9/24)」

・寺は三寺。「豊川稲荷横須賀別院(豊川山 徳寿院)(9/18)」「善養院(9/19)」「宗関寺(9/23)」
・教会はゼロカ所。
・史跡は七カ所。「不知八幡森(9/10)」「治水とやすらぎ 碑(9/10)」「坪井玄道生誕の地(9/10)」「御主殿跡(9/23)」「北条氏照墓(9/23)」「新富座跡(9/29)」「救世軍渡来記念の地(9/29)」

・博物館は二か所。「現代産業科学館(9/10)」「八王子城ガイダンス施設(9/23)」
・遺跡は二カ所。「布田遺跡(9/17)」「船田石器時代遺跡(9/23)」
・城は二城。「小田原城(9/16)」「八王子城(9/23)」

・灯台はゼロカ所。

・動物園はゼロか所。
・水族館はゼロか所。
・土木遺産はゼロか所。
・マンホールカードは二枚。「神奈川県小田原市(9/16)」「神奈川県三浦市(9/18)」

・ダムはゼロカ所。
・風景印はゼロ枚。
・御城印はゼロ枚。
・御宿印はゼロ枚。

私がまだ訪れていない場所の多さは無限です。やりたいこと、行きたい場所の多さにめまいがします。
今月も仕事にからめてですが、バラエティ豊かな移動ができました。この地球にはまだまだ無限に行くべき場所があります。
少しでもこうした場所を訪れてから死にたい。私の人生の残り時間のなかでどこまでの旅ができるか。

加齢によって日々、気力は減退していきます。人の明日はわかりません。人気俳優や女優も自死を選びます。私も不意の体調不良に襲われ、コロナに感染します。一昨年の秋にはハイキングのつもりが一晩の遭難と化し、人里のすぐそばで死ぬ可能性も体験しました。
いつかやろう、引退してからやろうという姿勢を根本的に見直さねばなりません。もう、未来の社会や環境がどうなっているかわからないからです。そこに老いつつある自らの衰えがかぶさってきます。
生きている今。今を生きているのですから、今、やるべきことをしなければ。後悔だけはしないように。
その姿勢のまま、仕事をこなしながらも、今のうちに時間の合間を見つけ、行けるところに行っておこうと思います。

死ねば全ては無に消えます。
私の経験をいくらブログにアップしても、膨大なデジタルの海の中に溶けて消えます。
それが分かっていても、自分に与えられた生を全力で全うしたいと思います。仕事もプライベートも全力で過ごそうと日々励んでいます。そのためにもこうして書き残しておこうと思います。

今は仕事に集中し、好きなことは引退後に。そんな悠長な考えが通用しないことをコロナウィルスは教えてくれました。人生はあっという間に終わってしまう。老いたときに平穏で好きなことができる世の中があるかどうかは誰にも保証されません。一方で、仕事の難しさや面白さも強く感じています。プライベートだけど充実させるのでもなく、仕事だけに人生を捧げるでもなく、その両立を目指す。だからこそ、今のうちから毎日を公私とも全力で生きる、という決意で日々を過ごしています。
コロナだからと閉じこもらず、一人でも旅を敢行したいと思います。
もちろん、一昨年の秋に遭難した経験は忘れてはなりません。命をなくしては元も子もないのは当たり前。ですが、何もせず命を枯らすよりはましです。
家族との縁も毎月、姿を変えています。仕事もいつかは引退を求められるでしょう。そうなった時にやることがない、とよく話に聞く老残にだけはなりたくないと思っています。


そう思い、訪れた場所で心の赴くままに俳句を詠んでいます。今月は俳句を18句。いずれもツイートまとめに載せています。


一方で、具体的に将来のこともそろそろ考えねばなりません。
法人のまとめに書いた通り、コロナに席巻された世の中ですが、弊社の売り上げはなんとか確保できています。
ただ、私個人としては投資もしておらず、賭け事もしていません。不労所得のタネも持っていません。
私が倒れた時、うちのメンバーが稼げるところまでは頑張らねば。

あらためて「私」を振り返ってみました。来月も自らの生に後悔のないような日々となることを信じて。


列島縦断 「幻の名城」を訪ねて


本書を読む二カ月前、家族で沖縄を旅した。その思い出は楽しさに満ちている。最終日に登城した勝連城跡もその一つ。勝連城跡の雄大な石垣と縄張り。そして変幻自在にくねっては一つの図形を形作る曲輪。勝連城跡は私に城巡りの楽しさを思い出させた。

それまで沖縄のグスクに対して私が持っていた印象とは、二十年前に訪れた首里城から受けたものだけだった。首里城は沖縄戦で破壊され、私が訪れる四年ほど前に復元されたばかり。そのまぶしいまでの朱色は、かえって私から城の印象を奪ってしまった。

今回の旅でも当初は首里城を訪れる予定だった。が、私自身、上に書いたような印象もあって首里城にはそれほど食指が動かなかった。そうしたところ、お会いした沖縄にお住いの方々から海中道路を勧められた。それで予定を変更し、首里城ではなく海中道路から平安座島と伊計島を訪れた。前の日には今帰仁城址を訪れる予定もあったが、美ら海水族館で多くの時間を時間を過ごしたのでパス。なので、本来ならば今回の沖縄旅行では、どのグスクにも寄らずじまいのはずだった。ところが、海中道路からの帰りに勝連城跡が近いことに気づき、急遽寄ることにした。正直、あまり期待していなかったが。

ところが勝連城は私の期待をはるかに上回っていた。ふもとから仰ぎ見る見事な威容。登り切った本丸跡から眺める海中道路の景色。何という素晴らしい城だろう。かつて阿麻和利が打ち立てた勢いのほとばしりを数百年のちの今も雄弁に語っている。阿麻和利は琉球史でも屈指の人物として知られる。南山、中山、北山の三山が割拠した琉球の歴史。その戦乱の息吹を知り、今に伝えるのが勝連城跡。城とは、歴史の生き証人なのだ。

お城とは歴史の爪痕。そして兵どもの戦いの場。確かに、イミテーション天守は戴けない。コンクリートで復元された天守も興を削ぐ。その感情がわき起こることは否めない。だが、例え天守がイミテーションや復元であっても、天守台や二の廓、三の廓に立ち、二の丸、三の丸の石垣を目にするだけでも城主の思いや戦国武士の生きざまは感じられるのではないか。私は勝連城を訪れ、あらためて城の石垣に魅了された。

ここ数年、山中に埋もれた山城の魅力に惹かれていた。だが、石垣で囲われた城にも魅力はある。そう思って本書を手に取った。

本書には有名な城もそうでない城も紹介されている。本書は全部で五十以上の条で成っており、それぞれの条で一つの城が取り上げられている。本書で取り上げられた城の多くに共通するのは、石垣の美しさを今に伝える城であること。著者は石垣マニアに違いあるまい。石垣へ魅せられる著者の温度が文章からおうおうにして漂っている。著者のその思いは、本書にも取り上げられている勝連城を登った私にはよく理解できる。

第一章は「これぞ幻の名城ー石垣と土塁が語る戦いと栄華の址」と題されている。ここで扱われている城の多くに天守は残されていない。西日本編として安土城、近江坂本城、小谷城、一乗谷館、信貴山城、大和郡山城、竹田城。東日本編として春日山城、躑躅ヶ崎館、新府城、興国寺城、石垣山城、小田原城、金山城、箕輪城、高遠城、九戸城が登場する。この中で私が訪れたことがあるのは、安土城、一乗谷館、大和郡山城、躑躅ヶ崎館、小田原城だけしかない。他はどれも行ったことがなく、旅情を誘う。各城を紹介する著者の筆致は簡潔で、歴史の中でその城が脚光を浴びたエピソードを描く程度。だが、訪問したいという思いに駆られる。ここに登場する城には土塁や石垣がはっきり残っているところが多い。その多くは戦いのための機能のみならず、統治用の縄張りも兼ねている。つまり軍略と統治の両面を考えられた城がこの章では取り上げられている。そうした観点で見る城もなかなかに魅了させてくれる。

第二章は「大東京で探す「幻の名城」」と題されている。江戸城、平塚(豊島城)、石神井城、練馬城、渋谷城と金王八幡宮、世田谷城と豪徳寺、奥沢城と九品仏浄真寺、深大寺城と深大寺、滝山城、八王子城だ。この中で全域をめぐったといえる城は滝山城だけ。世田谷城も江戸城も深大寺城も奥沢城も渋谷城も城域とされる地域は歩いたが、とてもすべてをめぐったとは言えない。そもそも遺構があまり残されていないのだから。だが、東京に暮らしているのなら、これらの城はまだめぐる価値があると著者はいう。本書を読んで数日後、皇居の東御苑に行く機会があったが、折あしく立ち入れなかったのは残念。また訪れてみたいと思っている。また、この章では最後には桜が美しい城址公園を紹介してくれている。弘前公園、松前公園、高遠城址公園、津山城鶴山公園、名護城址公園の五カ所だ。津山以外はどこも未訪で、津山に訪れたのは三十年以上前のことなのでほとんど覚えていない。ぜひ行きたい。

第三章は「櫓や石垣、堀の向こうに在りし日の雄姿が浮かぶ」と題されている。金沢城、上田城、福岡城、津和野城、女城主井伊直虎ゆかりの城、井伊谷城、松岡城が採り上げられている。金沢と福岡しか行ったことがないが、いずれも石垣が印象に残る城だと思う。直虎を取り上げているが、それは本書の出された時期に放映中の大河ドラマに便乗した編集者のごり押しだろう。だが、一度は訪れてみたいと思っている。ここの章に挿入されたコラムでは、荒城の月の舞台はどこかについて、五カ所の候補とされる城が紹介されている。仙台(青葉)城、九戸(福岡)城、会津若松(鶴ヶ城)城、岡城、富山城だ。九戸と岡はまだ行ったことがない。ぜひ訪れたい。

第四章は「再建、再興された天守や館に往時を偲ぶ」と題されている。この章で採り上げられた城はどれも復興天守だ。五稜郭、会津若松城、松前城、伏見城、忍城。この中では松前城だけ行ったことがない。本章の最後にはなぜ復興天守は作られるのか、というコラムで著者の分析が収められている。著者が説くのは、観光資源としての城をどう考えるのかという視点だ。その視点から復興天守を考えた時、違う見え方が現れる。私は、復興天守だから一概に悪いとは思っていない。どの城も堀や縄張りは往時をよく残しており、天守だけが廃されている。だからこそ天守を復興させ、最後の点睛を戻したいという地元の人の気持ちもわかるのだ。なお、伏見城は歴史考証を無視したイミテーション天守だが、伏見の山腹に見える天守を見ると関西に帰省した私は心が安らぐのもまた事実。すべての復興天守を批難するのもどうかと思う。

第五章は「古城の風格をいまに伝える名城」として弘前城、丸岡城、備中松山城を取り上げている。丸岡城は母の実家のすぐ近くなので訪れたことがあるが、それもだいぶ前。もう一度訪れてみたいと思っている。ここで採り上げられたどの城も現存十二天守に含まれている。なお、本書のまえがきにも記されているが、現存十二天守とは江戸時代以前に築かれた天守で、今に残されている天守を指す。松本城、犬山城、彦根城、姫路城、松江城が国宝。重要文化財は弘前城、丸岡城、備中松山城、丸亀城、松山城、宇和島城、高知城だ。なぜか前書きからは松山城が抜けているが。私はこの中で弘前城、備中松山城、丸亀城、宇和島城だけ登っていないが、残りは全て天守を登っている。どの天守も登る度に感慨を豊かにしてくれる。

第六章は「北の砦チャシ、南の城グスクの歴史」だ。アイヌにとっての砦チャシ、シベチャリシャシ、ヲンネモトチャシ、首里城、今帰仁城、中城城、座喜味城、勝連城が取り上げられている。本章を読んで、私が北海道のチャシを訪れたことがない事に気付いた。三回も北海道を一周したにもかかわらずだ。いまだに五稜郭しか行ったことがない。これはいかんと思った。そして沖縄だ。まだ訪れていない今帰仁城や中城城、座喜味城にも勝連城を訪れた時のような感動が待っているに違いない。そしてこの章の最後に、石垣マニアの著者が力を入れて取り上げる、石垣が美しい城ベスト5が紹介されている。会津若松城(鶴ヶ城)、金沢城、伊賀上野城、丸亀城、熊本城だ。伊賀上野と金沢は訪れたものの、ずいぶんと前の話。しかも伊賀上野は十年近く前に訪れたが、忍者屋敷に娘たちが見とれていたのを親が見とれていたので、実質は見ていないのと同じだ。石垣だけでも見に行きたい。

最後に巻末資料として、日本の城とは何かという視点で、築城史が紹介されている。また城に関する用語集も載っている。特に虎口や馬出や堀、曲輪、縄張、天主や土塁、石垣などがイラスト付きで載っており、とても分かりやすい。私の生涯の目標として、日本の〇〇百選を制覇することがある。もちろん城もそれに含まれている。城については百名城だけでなく二百名城までは制覇したいと思う。本書を読んだことを機に、城探訪の旅も始めたいと思っている。

‘2018/05/03-2018/05/09