充実した連休も早くも最終日。
朝、東京へ向かって出発する窓から両親に手を振りつつ、甲子園を去ります。

尼崎インターチェンジから名神に乗り、草津ジャンクションから新名神へと乗り継ぎ。
連休の最終日は、渋滞がつきもの。
御多分にも漏れず、草津ジャンクションの手前では渋滞に悩まされました。
ですが、その後は順調そのもののドライブでした。土山サービスエリアで休憩した後は、掛川パーキングエリア以外は渋滞に巻き込まれることもなく。

土山サービスエリアには、小高く土がもられた丘が設えられ、今までも何度か利用させてもらっています。わが家のワンちゃんたちも少し休憩。

新名神の亀山と四日市の区間が通じたことで、草津から伊勢湾岸自動車道を経由して御殿場までの区間は、ほぼ渋滞とは無縁のドライブとなりました。

ところが、そんな幸せは「横浜町田ICから数十キロの渋滞」と言う表示を見るまでの事でした。大和トンネルを起点とした地獄の渋滞が今回の連休にも性懲りもなく待ち受けていたのです。

新東名の運転が順調すぎるだけに、渋滞地点までも順調に迫ってきます。刻一刻と。掛川を抜けた後は、新清水を過ぎ、富士に迫る。

そこで私は決断しました。長泉沼津インターチェンジで降りる選択肢を。

渋滞など無為な時間を過ごすより、連休の最後は家族とともに夕飯を食べる。ついでに沼津港の夜を満喫しながら、旅の余韻を楽しもうという趣向です。
そのまま、渋滞が解消していればなおよし。そんな心づもりです。
長泉沼津インターチェンジを降り、向かったのは沼津港。
かつて家族でも来たことがあるし、長女と二人で来たことがあります。
美味しいお店が集まっているここで海の幸を楽しめれば、連休の締めもふさわしくなるというもの。

また、赤く染まった夕焼けと、沼津港の凪いだ海面の様子が見事でした。富士のシルエットが浮かぶ姿はまさに絶景。
今、富士を染めている太陽は、つい前日には日御碕の夕景を演出していたのです。
これぞ自然の摂理。その仕組みの正確さと荘厳さには、心が打たれます。

連休も最終日を迎え、沼津港にはそれほど人が残っていません。
夕食までは順番を待ったものの、その時間を利用して、沼津港大型展望水門びゅうおを見学することができました。

赤富士や 夕陽 昨日は出雲染め
沼津港にて

海鮮のお店「浜焼きしんちゃん」では、前日に続いてサザエをいただき、沼津港で水揚げされた海の幸を心ゆくまで堪能しました。

御代明けて サザエを喰らう 西東
浜焼きしんちゃんにて

さて、21時頃まで沼津港にいた私たちですが、情報を調べると、東名の渋滞はまだ解消していない模様。ならばと、私は次の策を打ち出します。

沼津から函南へと抜け、そこから熱函道路を通って熱海へ。熱海からは3本の有料道路を乗り継いで、小田原厚木道路へと。小田原厚木道路を疾走した後は、厚木ジャンクションの手前で圏央道に乗り換え、東名の渋滞を回避します。そして相模原愛川インターで降りて家まで。
このルートで渋滞を回避できました。

こうして、神戸、梅田、鳥取、出雲、沼津と各地を股にかけた連休は終わりました。
思った以上に、自分のアクティブなエネルギーが失われていないことに安堵しつつ。


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