著者が一番油の乗っていた時期のエッセイ集。

自ら下品という飾らない口調で述べる意見の数々は、学問などそっちのけでとにかく現場で叩き上げた職人的な思いがこもっている。

信頼と金銭を比較する論点がいくつか出てくるが、かならず信頼を優先させろという結論など、売上計画や予実対比、資金繰りに目がいってしまいがちな経営者にとって銘ずる必要があるのではないか。私などその最もたるものだし。

多摩テックの閉鎖など、勢いがかつてほど感じられなくなっているホンダだが、私も親の代からずっとユーザーとして乗っている。是非創業者の意思を継いで頑張っていってほしいものだ。

’11/9/21-’11/9/21


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